―――CGプロ近くのビル
凛「はあ・・・」
みく「Pチャンまだ続けるのかにゃ、この笑っちゃいけない訓練」
P「ああ。あと半分ぐらいだな」
卯月「ま、まだ半分もあるんですか?」
未央「そ、そんな」
P「しかし・・・お前ら叩かれすぎだ。俺の予想以上だ」
未央「・・・みんなどれくらい叩かれたの?」
P「んーっと」
P「未央は・・・ここまでで29回」
未央「そ、そんなに!?」
P「ああ。で、みくが26回で、卯月が22回」
卯月「うわぁ・・・」
みく「卯月チャンすごいにゃ」
凛「プロデューサー、私は?」
P「凛はトップで、32回」
凛「えっ」
P「32回」
未央「うわあ」
みく「一人だけ30越えてるにゃ・・・」
P「俺もまさかここまで弱いとは・・・」
凛「ほ、本当に本当なの、それ」
P「ああ。・・・というか、余りに笑いすぎだからもう一周してもらおうかとも思えてきた」
凛「や、やだ。やだやだ。お尻壊れちゃう」
未央「このままだとしぶりんじゃなくてしりりんになっちゃうね」
凛「ンフッ」
デデーン 凛 アウトー
凛「みっ、未央!怒る・・・いったい!!」スパーン
P「まあ、あと半分だから・・・そうだな。70回以内なら2周目はなしだな」
卯月「70かぁ・・・」
凛「む、無理・・・。せめて80・・・いや100回で・・・」
P「それじゃ訓練にならないだろ。でもまあ、80にしておくよ」
未央「わーい、やったー・・・」
みく「にぁあ・・・」
P「まあ、とりあえず次まで時間あるから、控室で休憩してくれ。笑わずにな」
4人「「・・・・・・」」
―――3F、控室
未央「・・・しかし、笑わずに過ごすのも暇だねぇ」
卯月「だね・・・」
凛「はぁ・・・80以内なんて無理だよ・・・」
みく「残り半分もあるのににゃ・・・」
未央「まあまあ、しぶりん。私と4回しか変わらないんだし、そこまで・・・ん?」
卯月「どうしたの?」
未央「いや、なんか引き出しの奥に何かが・・・って」
卯月「?」
みく「一体なんなのにゃ」
未央「・・・・・・ブルマだった」
凛「・・・!?」
みく「いやいやなんで机に赤ブルマが」
卯月「・・・あれ、未央ちゃん。そのブルマ、名札みたいなのが」
未央「え?名札?」
クルッ
『5ねん3くみ あべなな』
デデーン 全員 アウトー
卯月「うう、うう・・・うぁっ!」バシーン
みく「にゃんで・・・ニャッ!」スパーン
凛「ちょっと、ちょっと待ってよ。机にも何か仕込んであるの」
未央「みたいだね・・・いてて」
凛「・・・まさか、他にもあるのかな」
みく「・・・」
未央「・・・」
卯月「・・・あっ!私の机にも何かあった!」
みく「!?」
未央「なんで探すの!?」
卯月「ねえ、見て見て。これ」
凛「・・・何かの、ボタン?」
みく「だにゃ」
卯月「これ、押したほうがいいのかな」
凛「えっ」
みく「いやいや、やめとこうにゃ。何があるか・・・」
未央「でも気になるよね・・・隙ありっ!」
ポチッ
凛「あっ」
みく「にゃっ」
デデーン 凛 アウトー
凛「!?!?」
凛「ちょっ、ちょっと!笑ってないのに!笑ってないのに!痛っ!!」スパーン
みく「どういうことにゃ・・・」
卯月「もしかして、押したら凛ちゃんがアウトになるボタンなんじゃ・・・」
凛「えっ」
未央「ああ、そういう・・・」
みく「つまりもう一回押せばもう一回アウトかにゃ」
未央「試してみようか」
凛「!?」
凛「や、やめて。やだやだ。お尻が」
未央「まあまあしぶりん。これは実験だから」
みく「そうにゃ。安全性を確かめるためのものにゃ」
未央「せーのっ」
凛「まっ―――」
ポチッ
デデーン 前川 アウトー
みく「!?」
みく「いやいやいや!凛チャンのボタンじゃンニャァ!」スパーン
未央「な、なぜ・・・」
凛「・・・たぶん、全員が叩かれる可能性があるんじゃ」
卯月「ああ・・・」
未央「・・・よし、このボタンは封印しよう」
みく「凛チャンごめんにゃ・・・」
凛「・・・いいよ」
未央「で、あとはしぶりんとみくにゃん?」
凛「うん」
みく「じゃあみくから先に開けるにゃ」
卯月「・・・」ワクワク
みく「一体な、にが・・・・・・えっ」
凛「・・・何が入ってたの?」
みく「・・・」
みく「・・・チョンマゲのカツラが」
デデーン 凛 卯月 未央 アウトー
未央「ンフッ、ンハッ、ああっ!」スパーン
凛「あっ、ああっ!!」スパーン
みく「・・・」
卯月「お昼の・・・」
未央「うわあ・・・」
みく「み、みくは」
<みくはマゲだよ!
みく「!?」
デデーン 凛 未央 アウトー
凛「うう・・・んっ」スパーン
未央「うぐ・・・」スパーン
みく「・・・」
未央「・・・ねえねえみくにゃん。せっかくだから被ってみたら?」
みく「えっ」
卯月「あ、私も見たいかも」
凛「・・・うん、私も」
みく「い、いやにゃ」
未央「一回だけ!一回だけ!」
みく「・・・一回だけにゃ」
カポッ
みく(マゲ)「・・・・・・」
凛「・・・」プルプル
未央「・・・」プルプル
卯月「・・・」プルプル
みく(マゲ)「・・・」
<みくはマゲだよ!
デデーン 卯月 凛 未央 アウトー
未央「」スパーン
凛「うう、う、うー・・・にゃっ!」スパーン
みく「みくはマゲじゃにゃい!」
<みくはマゲだよ!
みく「ぐぬぬ・・・」
卯月「・・・」プルプル
みく「こうなったらマゲで笑わせてやるにゃ!!」
凛「!?」
みく「拙者!!前川みくでござるにゃ!!!」
卯月「・・・」
凛「・・・」
未央「・・・」
みく「・・・ンフッ」
デデーン 前川 アウトー
みく「にゃんで・・・にゃんで・・・ウッ」スパーン
未央「はい、みくにゃんありがと」スポッ
ガラッ
P「おーい、お前らそろそろ移動するぞー」
卯月凛未央「はーい」
みく「はい、にゃ・・・」
―――6F
凛「次はなんなの・・・」
P「ああ。次は写真撮影だな」
未央「写真かー」
卯月「私たちはどうするんですか?」
P「お前らは見学だな。よし、着いた」
ガラッ
美穂(カメラマン)「はーい、そろそろ撮影始めまーす」
みく「美穂チャンにゃ!」
P「じゃあ頑張れよ」
ガラッ バタン
美穂「あ、みんな。こんにちは!」
4人「「こんにちは」にゃ」
未央「美穂ちゃんがカメラマンなの?」
美穂「うん!」
凛「へえ・・・」
美穂「じゃあ、みんな揃ったから、始めるね!モデルさん、どうぞ!」
ガラッ
美波(リクルートスーツ)「し、失礼します・・・」
凛「・・・!?」
美穂「よろしくお願いします!じゃあ早速いきますね!」
みく「うわぁ・・・」
未央「・・・スーツピチピチ過ぎない?」
凛「明らかにワンサイズ小さいよね、あれ」
美波(ミニスカ)「う、うう・・・」
美穂「あ、いいですねその顔!もう一度!」パシャパシャパシャ
美穂「はい、にこーっと笑って!」
美波「こ、こうですか?」ニコッ
凛(かわいい)
みく(たしかに)
美穂「いいですね!じゃあ次は蔑んだような目で!」
卯月「!?」
美波「こうですか・・・?」
美穂「もっとです!」
美波「これがいいんでしょ?ん?言ってごらんなさい!!!」
デデーン 凛 前川 アウトー
みく「ぐぅ・・・ヌッ」スパーン
凛「なんか変なスイッチ・・・ぃぃぃっ!」スパーン
美波「ふぅ・・・こんな感じでよかったかな?」
美穂「はい!十分です!ありがとうごみゃっ、ございました!」
未央「グッ」
凛(あぶない・・・)
美穂「では、次の方どうぞ!」
ガラッ
和久井留美(チアガール)「よろしくお願いするわ」
デデーン 全員 アウトー
凛「―――」スパーン
未央「ちょっ、と、もう・・・いたっ!」スパーン
美穂「お願いします!すぐ撮りますね!」
留美「よろしくね」
パシャッパシャッパシャッ
留美「・・・」
卯月「・・・」
未央(真顔やめてくれないかな・・・)
留美「・・・」
凛(早く終わって・・・)
美穂「あ、ちょっと踊ってもらっていいですか?」
留美「ええ、いいわよ」
みく「!?」
留美「では・・・」
留美「フレー!!!フレー!!!レッツゴー!!!レッツゴー!!!!」シュバッシュバッ
デデーン 全員 アウトー
卯月「」バシーン
みく「真顔で動くのやめてくださいにゃ・・・グッ」スパーン
美穂「・・・はい、OKです!」
留美「そう。それは、よかった、わね」ハァハァ
未央(息切れ・・・)
ガラッ
P「よし、お前ら移動するぞー」
みく「・・・」
―――ビル3F、控室
卯月「はぁ・・・」
凛「ねえ、プロデューサー。次は」
P「どうした?機嫌悪いな」
みく「当たり前にゃ」
P「次は、お前らにちょっとある映像を見てもらおうと思ってな」
卯月「映像?」
P「お前らは、これからどんどん大人になっていくよな」
みく「まあ、当たり前にゃ」
P「今と比べて、知識も責任感も増やしていってほしいんだ。ただ・・・」
凛「ただ?」
P「俺としては、子どものような自由な発想を持ち続けてほしくてな」
未央「自由な発想、ねえ」
P「今からお前らには、それを学ぶために『年少組の大喜利』の映像を見てもらう」
みく「嫌な予感・・・」
P「再生、っと。じゃあ俺は別室にいるから」
未央「はーい」
パッ
卯月「あっ、始まったよ!」
凛「・・・」
美嘉『はーい。年少組大喜利の時間だよー!』
みく「美嘉チャンにゃ」
美嘉『年少組なのに司会はなぜかあたしでーす。そして回答者はこちら!』
仁奈・雪美・千枝・莉嘉・ありす「「よろしくお願いします」」
卯月「あ」
未央「わ・・・また千枝ちゃんとありすちゃん」
凛「嫌な予感しかしない・・・」
みく「にゃあ・・・」
美嘉『では、最初のお題はこちら!』
パッ
未央「・・・瑞樹さんの写真だ」
凛「・・・なんかうつむいてない?」
美嘉『なんだか悲しそうな表情をしている瑞樹さん。その理由を考えてみてください!』
雪美『・・・はい』スッ
美嘉『おっ、早いね。じゃあ雪美ちゃん!』
雪美『たぶん・・・、これ・・・』
クルッ
トンッ
雪美の回答:好きな人が振り向いてくれない
卯月(かわいい)
凛(かわいい)
未央(かわいい)
みく(たしかに)
雪美『私も・・・そうだから・・・』
美嘉『うんうん。わかるわかる』
仁奈『はいっ!』
美嘉『じゃあ仁奈ちゃん』
仁奈『きっとこれでごぜーます!』クルッ
【ドラマのやくづくり】
凛(かわいい)
未央(妹にしたいかわいい)
美嘉(たしかに)
仁奈『きっと、悲しい女のひとの役でごぜーますよ』
未央(かわいい)
美嘉『うんうん。そうだね』
みく「美嘉チャン楽しそうにゃ」
未央「和むからね」
千枝『はい』
美嘉『おっ。じゃあ千枝ちゃん』
千枝『千枝はたぶんこれだと思うんですが・・・』
クルッ
【油物を食べると胃にクるようになった】
デデーン 凛 前川 アウトー
みく「にゃ・・・イタチ」スパーン
凛「ですよね・・・クッ」スパーン
ありす『私はこれですね』クルッ
【筋肉痛が2回くる】
未央「・・・!?」
莉嘉『あたしはこれかな!』クルッ
【友人が結婚式ラッシュ】
凛「ンフッ」
デデーン 凛 未央 アウトー
凛「いや、子どもの発想・・・んいっ!」スパーン
未央「うう・・・」スパーン
美嘉『ンフッ、じゃあ、次の問題!』
卯月「ええ・・・」
未央「もう終わろうよ・・・」
美嘉『お題はこちら!』
パッ
未央「のあさんだ」
美嘉『クールの中でも特にクールな高峯のあさん』
美嘉『そんなクールな彼女が笑顔になる瞬間は?というのが問題です!』
ありす『・・・』カキカキ
千枝『・・・』カキカキ
仁奈『はい!』
美嘉『はい、仁奈ちゃん!』
仁奈『これでごぜーます』クルッ
トンッ
【トップアイドルになったとき】
年少組『『おお~』』
仁奈『間違いねーでごぜーますよ!』ドヤァ
みく「かわいい」
卯月「かわいい」
雪美『・・・はい』
美嘉『じゃあ雪美ちゃん!』
雪美『これ・・・』クルッ
【けっこんしたとき】
凛(か、かわいい)
未央(たしかに)
美嘉『いいねいいね雪美ちゃん』
雪美『・・・ふふっ』
千枝『はい!』
美嘉『じゃあ千枝ちゃん!のあさんが笑顔になる瞬間とは!』
クルッ
【卵が1パック60円だったとき】
デデーン 凛 卯月 アウトー
卯月「やぁ・・・いたっ!」バシーン
凛「ハードルが一気に・・・ウッ」スパーン
美嘉『た、ンフッ卵!?』
千枝『はい!』
莉嘉『あたしはこれ!』クルッ
【お釣りがゾロ目】
美嘉『ンナフッ』
ありす『もしくはこれですね』クルッ
【オムライスを上手く包めた】
凛「ングッ」
デデーン 凛 アウトー
凛「ちょっと庶民派押しは・・・ああっ!」スパーン
未央「・・・しぶりん、頑張って」
卯月「あれ」
美嘉『んふ、ンフフフフ・・・』プルプル
みく「美嘉チャンの様子がおかしいにゃ」
美嘉『の、のあさんが・・・ンフッ、のあさんンフッ』
美嘉『笑顔で、ウフッオムライスンフッ』
美嘉『ンフッ、ハッ、はっ・・・・・・』
美嘉『ンフフフフwwwwwww』
デデーン 全員 アウトー
凛「美嘉ぁぁぁぁぁぁぁあ!!イイッ!?」スパーン
みく「美嘉チャンもアウトにすべきにゃ!いった!」スパーン
美嘉『ンフッ、ンハフッ、じゃあ千枝ちゃん!』
千枝『これです!』
クルッ
【みくにゃんから猫キャラの座を奪ったとき】
みく「!?」
年少組『ああ~』
みく「『ああ』って何にゃ!?」
卯月凛未央「なるほど~」
みく「なるほどって何にゃ!!!」
美嘉『ふー・・・それじゃ、今日はここまで!』
美嘉『また次回!』
プツッ
卯月「・・・」
凛「・・・」
未央「・・・」
みく「・・・」
―――ビル4F
みく「・・・Pチャン」
P「どうした?」
みく「もう夕方にゃ。まだやるのかにゃ」
P「ああ、もちろん。ちゃんと親御さんに許可とってるし」
卯月「えっ」
未央「はぁ・・・ん?」
凛「向こうから誰かが・・・」
タタタッ
菜々「おーい!みなさーん!」
卯月「・・・!?」
菜々「みなさんこんにちは!」
4人「「・・・こんにちは」」
P「肩はどうだ、菜々」
卯月「・・・!」
菜々「はい!ばっちりです!」
未央「・・・」プルプル
???「あ――――――っ!!!!」
凛「!」ビクッ
薫「わあ!すごい!本物のウサミンだあ!!!」
菜々「え、え?」
薫「ウサミンせいじんだあ!本物だあ!」
未央(かわいいけど何このテンション)
菜々「え、あ・・・ハッ」
菜々「・・・そうです!ナナは本物のウサミン星人ですよー!キャハッ☆」
薫「わあー!!」
卯月「・・・」
凛「・・・」
薫「ねえねえ!ウサミンさん!お願いがあるの!」
菜々「なんですか?困ったことならナナにお任せあれ!」
薫「じゃあ、ウサミン語でしゃべってみて!」
菜々「!?」
凛「うわぁ・・・」
未央「また無茶な・・・」
菜々「う、ウサミン語ですか?」
薫「うん!!」
みく(菜々さんどうするのにゃ)
菜々「・・・どうしてもー、ですか?」
薫「うん!!!」
菜々「そうですか・・・」
菜々「・・・」
菜々「v歹hニopNm弋gj 丐tmpjg夭mjpデ7tロ襾」
卯月「!?」
薫「え・・・」
菜々「o?ypt叉>gj% kl茘tjgt 阿pjgt8g豈ml?」
菜々「t无ibjn埜0''」
菜々「~>泗Pmデwgミ゙jhm」
未央「いやどうやって発音してんのこれ」
凛「さあ・・・」
薫「・・・」
卯月「薫ちゃんが無表情に・・・」
みく「にゃあ・・・」
菜々「ギqs/ut弍gd?gje・・・というわけです。どうですか?」
薫「・・・」
薫「gryメ゙廾v弖ッjmボ!imjmga」
卯月「!?」
デデーン 凛 未央 前川 アウトー
飯
凛「なにこれ・・・アッ!」スパーン
未央「・・・この子ホントに薫ちゃん?ウッ」スパーン
菜々「萸u4jmヨwt??ja~g」
薫「ib孚d88cjネ゙t淮tmvz」
菜々「荳?巻?ウilt戈jmu夭p0」
薫「苡djiVgg苴2!」キャッキャッ
菜々「qyd腹8ゲg・・・あ、すみません!そろそろ時間です!」
薫「そうなんだ!またね!ウサミン!」
菜々「キャハッ☆」ダッ
タタタッ
薫「ウサミンばいばーい!!」
凛「・・・」
未央「・・・」
未央「次はなにすんのPちゃん・・・」
みく「!?みくの」
P「次だな、超人に会いに行く番組だな」
凛「・・・超人?」
P「まあ、簡単に言えば超能力者に会いに行くぞ」
卯月「超能力・・・」
未央「うん、まあ・・・あの子しかいないよね」
入浴
もうすぐ再開
P「よし、じゃあお前ら頑張れよー」
ガラッ バタン
卯月「・・・」
凛「・・・」
???「ようこそおいでくださいました!!」
バッ
裕子「私が超能力者のエスパーユッコです!!」ババーン
みく「・・・」
未央「・・・」
裕子「本日は皆様に私の超能力を見せてあげましょう!」
みく「で、何するのにゃ」
裕子「ふふん、今日はですね」
裕子「なんと!このテレビに私が透視した映像を映し出します!」
未央「ああ、そういう設定ね」
裕子「設定って何ですか!?ちゃんと超能力ですから!」
凛「まあ、早く始めようよ」
裕子「ぐぬぬ・・・そんなこと言って知りませんよ?ハイッ!」
パッ
卯月「わあ!テレビに映像が!」
裕子「ふぉぉぉぉ・・・!!どうです?すごいでしょう?」
未央「うん、すごいね」
みく「どこの映像にゃ」
凛「レッスン場かな」
<セイッ!セイッ!セイッ!
未央「・・・ん?」
凛「誰かが道着姿で正拳突きを・・・」
まゆ『セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!』
デデーン 前川 未央 凛 アウトー
未央「いやいや・・・った!」スパーン
凛「そんなキャラでもないし・・・んっ」スパーン
まゆ『セイッ!!セイッ!!セイッ!!』
みく「めっちゃ汗だくにゃ・・・」
卯月「大変そう・・・あれ、向こうに」
智香『ほらっファイト☆』
乃々『うう・・・むーりぃ』
卯月「智香ちゃんと乃々ちゃんだ・・・」
未央「小梅ちゃんもいるね」
智香『乃々ちゃん☆1回だけでいいからやってみよ☆』
小梅『・・・』コクコク
乃々『むーりぃ・・・』
智香『大丈夫っ☆乃々ちゃんならきっとできるよっ!だからもう一回だけチャレンジっ☆』
乃々『うう・・・わかりました・・・』
未央「何するんだろ」
乃々『・・・いきます!』
乃々『ハッ!!セヤッ!!!』シュバッ!!
智香『出た!乃々ちゃんのロンダートからの後方宙返りっ☆』
デデーン 全員 アウトー
卯月「ぅ・・・ぅぐぅ」バシーン
未央「いやいやどーやってんのよグッ」スパーン
智香『わー☆』
小梅『・・・』パチパチパチ
乃々『・・・』
プツッ
裕子「はぁ、はぁ・・・どうです!すごいでしょう!?」
みく「え?あ、はい」
裕子「まだまだ信じてないようですね・・・では次の映像・・・じゃなかった場所!」
パッ
凛「ここは・・・事務所?」
みく「みたいだにゃ・・・あっ」
小春『ふんふーん』カキカキ
凛「小春ちゃんだ」
未央「宿題してるね。かわいい」
小春『ふんふーん』ナデナデ
卯月「なんか撫でてる」
未央「ヒョウくんじゃない?ほら小春ちゃんの隣・・・に・・・?」
ヒョウくん『・・・』
未央「・・・ねえ、しぶりん。ヒョウくんってあんなライオンぐらいの大きさだったっけ」
凛「・・・ううん、違うと、思う・・・」
小春『よーしよし』ナデナデ
ヒョウくん?『・・・』
みく「ヒョウくんめっちゃじゃれてるにゃ」
ヒョウくん?『・・・』スリスリ
小春『きゃっ・・・。もうっ、くすぐったいですよヒョウくん』
ヒョウくん?『・・・』
小春『ふふふっ』
未央「・・・!!」
凛「未央、どうかした?」
未央「ヒョウくんのアゴ!アゴのところ!!」
凛「・・・?」
愛海(偽ヒョウくん)『フヒッ、フヒヒッ・・・』
デデーン 全員 アウトー
未央「小春ちゃん逃げてー!ああっ!」スパーン
卯月「う・・・痛っ」スパーン
小春『よーしよし』ナデナデ
愛海『フヒッ!』ワキワキ
プツッ
凛「えっ」
裕子「はぁ・・・念写は疲れますね・・・!!」
未央「小春ちゃーーーん!!」
裕子「じゃあサイキックパワーも残り少ないので次が最後です!」
パッ
未央「・・・?」
凛「どこだろ、ここ・・・暗いし・・・」
みく「あ、奥に何かがあるにゃ」
のあ(缶)『・・・』
未央「・・・!?」
のあ(缶)『・・・』
凛「なんでのあさんが・・・」
卯月「・・・あっ。よく見たらここ、さっきの映画のセットだ・・・」
みく「ホントにゃ・・・」
未央「っていうかなんでまだドラム缶を着てるの・・・」
のあ(缶)『・・・・・・』
のあ(缶)『出られなくなった・・・』
デデーン 全員 アウトー
未央「」スパーン
凛「うーっ、うーっ、にゃっ!!!」スパーン
みく「もう!!!のあチャン!!!ミ゙ャッ!」スパーン
のあ(缶)『・・・さて、どうするか』
未央「いや、ホントにどうするの」
みく「にゃ・・・」
ガタッガタガタッ
凛「何の音?」
のあ(缶)『・・・?』
ドラム缶『』ズボオッ!!
のあ(缶)『!?』
未央「隣のドラム缶からも手足が!?」
ドラム缶『・・・・・・』
のあ(缶)『・・・?』
未央「え、ちょっ、誰?」
卯月「さ、さあ」
みく「ま、まさか」
凛「まさか、今度こそ」
のあ(缶)『・・・あなたは、誰なの?』
ドラム缶『・・・』
ズボオッ
拓海(缶)『・・・よお』
デデーン 全員 アウトー
凛「」スパーン
未央「拓海さんなにやってんの・・・っつ!!」スパーン
のあ(缶)『・・・』
拓海(缶)『・・・』
のあ(缶)『・・・』
拓海(缶)『・・・』
プツッ
卯月「えっ」
裕子「ふ、ふう。サイキックパワーがなくなりました。今日はここまで!」
凛「いや、のあさんは・・・」
裕子「では、また!」ダッ
タタタッ
卯月「・・・」
未央「・・・」
―――ビル3F、控室
卯月「・・・」モグモグ
凛「・・・」モグモグ
未央「・・・カレーおいしいね」モグモグ
みく「・・・にゃあ」モグモグ
4人「「・・・」」モグモグ
卯月「・・・こうやってみんなでカレー食べてると、なんだか合宿にでも来たみたいだね!」
未央「まあ、それはあるかな」
凛「・・・これが終わったら、普通に旅行にでも行きたいね」
みく「それは名案にゃ」
凛「どこがいいかな」
卯月「そろそろ夏だし・・・海とか?」
みく「逆に北海道とか」
未央「ウサミン星とか」
凛「ンフッ」
デデーン 凛 アウトー
凛「ちょっ、と未央・・・んぁっ!」スパーン
未央「やー、しぶりんごめんごめん。ついリラックスしてさ」
凛「・・・怒るよ。いたた・・・」
みく「まあ、落ち着くにゃ」
卯月「あ、冷蔵庫にジュースがあるよ」
未央「ホントだ。しぶりんもいる?」
凛「・・・うん」
凛「・・・何があるの?」
卯月「えっと、フルーツジュースと炭酸とお茶!」
凛「じゃあ、お茶で」
未央「はいよー」ゴソゴソ
みく「みくはこれ~」ゴソゴソ
未央「はい、しぶりん。缶のお茶」
凛「ありがと」
未央「・・・・・・」
凛「・・・?」
未央「『凛、私よ・・・!高峯のあよ・・・!』」
デデーン 凛 前川 アウトー
みく「ンフッ、ンフッニャッ!」スパーン
凛「みっ、未央!怒る・・・痛っ!!」スパーン
未央「ごめんね、つい・・・」
卯月「牛乳おいしー」ゴクゴク
凛「・・・もう、笑わせないでね」
未央「おう!」
凛「・・・ホントかな」カシュッ
未央「・・・」
みく「・・・」グビグビ
凛「んっ・・・」ゴクッゴクッ
未央「・・・」
凛「・・・」ゴクゴク
未央「『凛、気づいて・・・!あなたが持っているのは私なの・・・!!』」
凛「んん――――ッ!?」ゴクンッ
デデーン 凛 未央 アウトー
未央「ハッ、アハッミスった!自分で笑っていったぁ!」スパーン
凛「ケホッ、ケホッ、み、未央!アアッ!」スパーン
みく「・・・何やってんのにゃ」
卯月「さ、さあ・・・」
未央「あー、しんどい。ふー」プルプル
凛「・・・もう怒った」
卯月「え?」
凛「そっちがその気なら、私もそうする」
みく「一体何を・・・」
凛「・・・にゃん」
卯月未央みく「「「!?」」」
凛「にゃお。にゃんにゃん」フリフリ
みく「ちょっ・・・!」
卯月「凛ちゃん!?」
凛「にゃん。私ばっかり笑わせられるのは不公平だから、私も反撃する。にゃん」フリフリ
未央「っ、しぶりん、タンマっ!それは卑怯・・・」プルプル
みく「そ、そうにゃ!」プルプル
凛「だーめ。3回は笑わせるよ。にゃん。にゃんにゃん」
卯月「くっ・・・」プルプル
未央「うぬ・・・」プルプル
凛「にゃあ。なかなかしぶといね」フリフリ
みく「・・・」プルプル
凛「猫だから机の上で寝転んじゃうよ。にゃん」ゴロッ
未央「―――!」
凛「にゃーん。にゃおにゃお」ゴロゴロ
卯月「・・・」プルプル
凛「ごろにゃーん。ごろにゃーん」ゴロゴロ
凛「早くご主人様の膝の上で寝たいにゃー」
ガラッ
P「よーし、お前らそろそろ次・・・の・・・」
凛「にゃ・・・ん・・・」
デデーン 卯月 未央 前川 アウトー
みく「うわぁ・・・ウッ」スパーン
未央「これは気の毒・・・グッ」スパーン
P「り、凛?」
凛「ま、待って。違う。違うの。言い訳をさせて」カァー
P「・・・いや、凛。俺もそこまで野暮じゃない」
凛「えっ、ちょっ」
P「まさかクールな凛が、みくみたいな動物キャラに憧れてたなんてな・・・」
凛「ちがっ、違うのっ」
P「よし、これが終わったらこの4人で動物ユニットだな。うん」
凛「」
みく「にゃあ・・・」
未央「・・・よし、もうしぶりんを笑わせるのはやめよう」
卯月「だね・・・」
―――ビル1F
P「・・・」テクテク
卯月「・・・」テクテク
凛「」
未央「・・・しぶりんごめんね」
凛「私は猫・・・猫になってしまいたい・・・」
みく「これは重症にゃ・・・」
卯月「次は何をするんですか?」
P「ああ、次は取材の仕事だな」
未央「取材ねえ」
凛「猫・・・猫・・・」
ガチャ
P「さ、行ってこい。ここでは相手の話をきくだけだ」
みく「はいにゃ」
未央「はーい」
バタン
???「やあやあ、よく来たね」
卯月「!」
池袋晶葉「君たちか。今日私のラボを見に来たのは」
卯月「え、あ、はいっ!」
晶葉「今日は発明品の取材だと聞いているが」
みく「え、ああ・・・」
凛「たぶん、そう・・・です。うん」
晶葉「そうかそうか。じゃあ早速見てもらおうか」
卯月「・・・」ワクワク
晶葉「おーい!助手ー!助手ゥ―――!」
未央「えっ」
ガチャ
瑞樹(助手)「はいはーい、ただいま~!」
4人「「!!!???」」
未央「なんで・・・!?」ガタガタガタガタ
卯月「・・・」ブルブルブルブル
晶葉「紹介しよう。彼女は私の助手の川島瑞樹」
晶葉「12歳だ」
デデーン 全員 アウトー
みく「にゃぁぁぁぁぁぁぁああ・・・」スパーン
未央「ちょっとその設定引っ張らないで・・・」スパーン
瑞樹「みなさん、よろしくね」
卯月「はい・・・」
晶葉「では一つ目の発明品を紹介しよう」
コトッ
凛「・・・?」
未央「なにこの液晶がついた機械」
晶葉「これはだな。なんと相手の心理を読み取れてしまう機械なのだよ」
卯月「すごい・・・!」ワクワク
晶葉「誰か使ってみたい人は・・・」
卯月「はいっ!やってみたいですっ!」
晶葉「ほい、どうぞ」
卯月「ありがとうございますっ!これ、どうやって使うんですか?」
晶葉「心を読みたい相手の方に端末を向けてボタンを押すと、画面に結果が出る」
卯月「簡単ですね!」
晶葉「ああ。試しに助手の心の中を見てみよう」
卯月「はいっ!せーのっ!」
ポチッ
『しじみ汁』
デデーン 卯月 凛 未央 アウトー
卯月「ちょっ・・・いっ」バシーン
未央「何でそんなワードが・・・」スパーン
晶葉「どうだ?」
凛「・・・あの、『しじみ汁』って出たんですけど」
晶葉「ああ『しじみ汁』はエラー・・・つまり読み取り失敗の意味だな」
未央「面倒なことを・・・」
晶葉「もう一回やってみてくれ」
卯月「・・・はい」
ポチッ
『卯月ちゃんたち、大変ねえ・・・』
みく「今度は出たみたいにゃ!」
晶葉「うむ。この機械は瞬間瞬間の気持ちを読むからな。試しに何回もやってみるといい」
卯月「せーのっ」ポチッ
『何を考えればいいのかしら』
未央「ホントに変わった!」
卯月「すごーい!」ポチッ
『ああ、これにしようかしら』
みく「?」
卯月「・・・?」ポチッ
『わかるわ』
凛「ングッ」
未央「クッ」
晶葉「どうだ?機械の調子は」
みく「大丈夫です、にゃ・・・」
卯月「・・・」
ポチッ
『わかるわ』
ポチッ
『わかるわ』
ポチッ
『わかるで』
デデーン 卯月 凛 アウトー
卯月「わぁぁぁぁぁあ・・・あっ!」スパーン
凛「急に、ちょっと、もう・・・んにゃっ!」スパーン
晶葉「よし、最後にもう少しやってみよう」
卯月「は、はいっ!」
未央「いやいやもういいですって!」
ポチッ
『わかるわ』
ポチッ
『わかるで』
みく「ングッ」
ポチッ
『わかるめ』
凛「・・・!?」
卯月「・・・!?」ポチポチ
ポチッ
『わかるわ』
ポチッ
『わかるめ』
ポチッ
『わかめ川島』
デデーン 全員 アウトー
みく「んにゃあ・・・ウッ」スパーン
未央「助けて・・・乃々ちゃん助けて・・・!」スパーン
晶葉「よし、いいだろう」
卯月「終わった・・・」
晶葉「助手。次の発明だ」
瑞樹「はいっ!」
未央「!?」
晶葉「次の発明はこれだ」
コトッ
未央「・・・なんですか、この冠みたいなのは」
晶葉「聞いて驚くなよ。なんとこの冠を被ると・・・」
晶葉「簡単に他人のモノマネができるようになるのだ!!」
卯月「すごい・・・!」ワクワク
未央「・・・」
瑞樹「すごいですねっ、博士!誰につけてもらいましょう?」
晶葉「何言ってるんだ。君がつけるに決まってるだろう」
瑞樹「えっ」
凛「ンフッ」
デデーン 凛 アウトー
凛「流れでわかるでしょ、もう・・・んぁっ!」スパーン
瑞樹「わ、私ですか?」
晶葉「そうだ。早く被って」グイグイ
瑞樹「は、はい」
卯月(こわい・・・こわいよぉ・・・)
未央(1、3、5、7、9、11、13、15・・・)
晶葉「その冠は私のリモコンで自由に操作できる!まずは・・・」
晶葉「前川みく!」ポチッ
瑞樹「にゃ~ん!瑞樹は自分を曲げないにゃん☆」
デデーン 全員 アウトー
凛「やだぁ・・・やだぁ・・・」スパーン
未央「瑞樹って言っちゃってるし・・・モノマネでしょ?ウッ」スパーン
晶葉「いいぞ、助手!」
瑞樹「あっ、ありがとうございます!」
晶葉「じゃあ次!」
みく「!?」
晶葉「龍崎薫!」ポチッ
瑞樹「せんせぇー!!」
デデーン 全員 アウトー
未央「無理!!無理だって!!お家帰る!!」スパーン
凛「ハァ、ハァッ」スパーン
みく「はぁ、はぁ・・・」
卯月「もうやめて・・・」
晶葉「では最後は・・・市原仁奈!」ポチッ
瑞樹「瑞樹でごぜーますよーー!!!」
デデーン 全員 アウトー
卯月「―――」バシーン
凛「」スパーン
晶葉「よし、これでお披露目は終わりだ!」
瑞樹「また来てくださいね」
4人「「・・・・」」
―――ビル3F、控室
みく「はぁ・・・しんどいにゃ・・・」
卯月「うん・・・」
未央「お風呂が大浴場だったのがせめてもの救いだったね・・・」
凛「・・・さすがに、お風呂までは仕掛けがなくてよかったよ」
卯月「だね・・・」
みく「しかし、みんなお尻がイチジクみたいな色だったにゃ」
未央「ンハッ」
デデーン 凛 未央 アウトー
未央「もぉおおぉぉ!!!」スパーン
凛「みく・・・イッ!」スパーン
みく「ご、ごめんにゃ」
<お前ら、聞こえるかー?
凛「プロデューサーの声だ」
<今日一日お疲れ様。その控室に布団があるから、もう寝てもいいぞ
未央「やっ、た!」
みく「解放にゃ!」
<ただし、笑うなよー
4人「「・・・」」
みく「お布団準備終わり!」
凛「あとは、寝るだけだね」
卯月「うんっ!」
未央「はぁ・・・ふかふか・・・」
みく「だにゃあ・・・もふもふ」
未央「ああ・・・このまま寝てしまいた」
ガチャ
楓「ふふっ、ンフッお邪魔しますウフッ」
卯月「!?」
未央「か、楓さん!?・・・ってうわっ、お酒の匂いっ!」
楓「お邪魔ウフッ、しますンフッ」
凛「ちょっとちょっと何しに来たんですか!?」
楓「ンフッ、ちょっとンフッ、ちひろさんにお酒貰ってンフフッ」
楓「そしたらちひろさんがンフッ、『遊びに行ったらどうですか?』ってンフッ」
楓「んふっ、んふふっウフッ」
デデーン 未央 前川 凛 アウトー
未央「あああ・・・ってジャージだから痛いっ!!」スパーン
みく「にゃ、あ・・・」スパーン
楓「ふんふーん」ゴソゴソ
卯月「ちょっと楓さんっ!浴衣ででんぐり返ししようとしないでください!!」ガシッ
未央「ちょっと、もう・・・」
楓「・・・」ゴロゴロ
凛「・・・」
みく「・・・」
楓「・・・温泉行きたい」
未央「・・・」
卯月「・・・」
楓「温泉行きたい・・・」
凛「・・・」
未央「・・・」
楓「温泉行きたい・・・」
みく「・・・」
楓「温泉行きたい・・・」
卯月「・・・」
楓「温泉行きたい・・・」
楓「温泉行きたい・・・」
デデーン 凛 未央 アウトー
未央「もう何・・・何なんですかもう・・・ウッ」スパーン
楓「おんせん・・・」
みく「行きたいならPチャンに頼んでにゃ・・・」
楓「頼んだよ・・・頼んだのよみくちゃん・・・」
卯月「・・・」
楓「私が何回も『行きたい』って頼んでも」
楓「Pさんは『忙しいから』の一点張りで・・・」
未央「・・・」
楓「だから、私聞いたの」
楓「『仕事と温泉、どっちが大事ですか』って」
楓「あ、違うウフッ仕事と私だったンフッ」
デデーン 全員 アウトー
未央「帰 っ て く れ ま せ ん か」スパーン
卯月「」
楓「私の休みとウフッ、仕事ンフッ、ってことでンフフッ」
凛「いやあ、もう・・・みんなで行きましょう」
みく「それで今日は帰ってくださいですにゃ」
楓「この前もね・・・」
未央「聞いてないし」
楓「ちひろさんと、Pさんと、3人で焼き鳥屋さんに行って」
卯月「はい・・・はい・・・」
楓「私が、『砂肝が好き』って言ったの」
楓「そしたらPさん、『僕はねぎまですね』って言い出して・・・」
未央「・・・?」
楓「『なんでですか』って聞いたら『おいしいから』としか言わないし・・・」
楓「しかも、そのあとちひろさん、なんて答えたと思う?」
卯月「・・・?」
楓「『私は、つくね派ですね』って・・・」
みく「・・・・・・はい?」
未央「・・・いや、ンフッいやいや・・・何の話ですか?」
デデーン 未央 凛 アウトー
凛「もう・・・ああ」スパーン
未央「何なんですかホントに・・・」スパーン
楓「おんせん行きたい・・・」
卯月「もう・・・」
みく「わかったからにゃ・・・」
楓「・・・昔々あるところに」
未央「・・・?」
楓「おじいさんと、おばあさんがいました」
凛「・・・?」
みく「・・・?」
楓「・・・」
未央「えっ、終わり?」
凛「ムフッ」
デデーン 卯月 凛 前川 アウトー
凛「もうやだ・・・」スパーン
卯月「」バシーン
楓「お~ん~せ~ん~」ゴロゴロ
みく「もう勘弁してほしいにゃ・・・」
ガラッ
留美(チア)「悪いわね、楓を引き取りに来たわ」
デデーン 全員 アウトー
未央「もう疲れた・・・ウッ」スパーン
卯月「ぐぅ・・・フッ」バシーン
楓「おんせん・・・」
留美「はいはい、温泉は今度行きましょうね」
楓「わーい・・・」
留美「じゃあ、よい眠りを」
ガラッ バタン
卯月「・・・」
凛「・・・」
未央「・・・」
みく「・・・」
卯月「・・・寝よう」
3人「「「・・・うん」」」
未央「はあ、今度こそ寝られる・・・」
卯月「電気、一応豆球にしとくね」
凛「うん」
みく「さて、寝るにゃあ・・・」
4人「「お休みなさい・・・」」
凛「・・・」
未央「・・・」
卯月「・・・ZZZ」スヤスヤ
みく「・・・卯月チャンもう寝てるにゃ」
未央「うらやましい・・・」
凛「お尻が痛くて寝られない・・・」
<フェイフェイダヨー
みく「!?」
<フェイフェイダヨー
未央「ちょっ・・・と、待ってよもう・・・」
みく「ああああ・・・」
<フェイフェイダヨー
凛「・・・」
卯月「・・・」
<フェイフェイダヨー
<フェイフェイダヨー
デデーン 凛 アウトー
凛「っ」スパーン
<フェイフェイダヨー
未央「うわぁ・・・」
みく「・・・凛チャン何やってるのにゃ」
凛「いや・・・こうやってお尻上げて寝た方が便利かなって」
未央「いや何言ってんのしぶりん」
凛「ンフッ」
デデーン 凛 アウトー
凛「ちょっ、無理って・・・痛っ!」スパーン
<フェイフェイダヨー
<フェイフェイダヨー
未央「・・・しつこいし」
みく「にゃ・・・」
<フェフェフェフェフェフェイフェイダヨー
凛「!?」
<フェイ!フェイフェイ!
<フェイフェイ!フェイフェイ!
<フェイダエイッ!!!
デデーン 凛 前川 未央 アウトー
みく「やめてくださいにゃ・・・ヌャッ」スパーン
未央「」スパーン
<フェイフェイダヨー
凛「・・・」
<ピンポーン ピンポーン
未央「なにこの呼び鈴の音」
凛「・・・?」
<ピンポーン ピンポーン
<ガチャ
<フェイフェイダヨー
デデーン 凛 前川 未央 アウトー
凛「」スパーン
みく「寝かせて・・・ニッ」スパーン
未央「痛いし・・・」
卯月「・・・ZZZ」
<ピンポーン ピンポーン
凛「!?」
<ピンポーン ピンポーン
<ガチャ
<フェイフェイダヨー
デデーン 凛 アウトー
凛「無理!もうおかしくなる!!いった!!」スパーン
未央「長い・・・」
<ピンポーン ピンポーン
凛「・・・よし、もう笑わない」
<ピンポーン ピンポーン
<ピンポーン ピンポーン
<ピポピポピポピポピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
デデーン 凛 前川 アウトー
凛「ハァ―――ハァ―――」スパーン
みく「うにゃっ」スパーン
未央「ちょっとこれもうやばいよ」
<ピンポーン ピンポーン
凛「ダメだ・・・私これダメだ」
みく「頑張ってにゃ・・・」
<ピンポーン ピンポーン
<ガチャ
<瑞樹でごぜーますよー!!!
デデーン 凛 未央 前川 アウトー
凛「」スパーン
みく「」スパーン
卯月「・・・ぐぅ」スヤスヤ
未央「・・・うらやましいわ、ホントに」
凛「・・・」
みく「・・・」
凛「やっと静かになった・・・」
未央「だね・・・」
みく「・・・」
凛「・・・」
未央「・・・」
凛「・・・おやす」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
凛「!?!?」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
凛「ちょっ、ちょっと」カァァ
未央「うわぁ・・・」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
みく「初々しいにゃ・・・」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
凛「やだっ。やだやだっ」カァァ
デデーン 未央 前川 アウトー
未央「うろたえるしぶにゃんかわいい」スパーン
みく「ンヌァッ!」スパーン
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
凛「だめっ。だめだめっ」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
未央「うわぁ・・・容赦ない」
みく「まさにちひろの極みにゃ・・・」
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
<ふーん、アンタが私のフェイフェイダヨー
デデーン 凛 前川 未央 アウトー
未央「油断してたうわっ!」スパーン
みく「うにゃっ!」スパーン
<・・・
凛「・・・終わった」
未央「ホントに、なんなのもう・・・」
みく「にゃ・・・」
卯月「・・・ZZZ」スヤスヤ
チュンチュン
卯月「ん・・・」ガバッ
卯月「ん~~~よく寝たぁ!」
卯月「みんな、朝だよ!」
凛「」グッタリ
未央「むにゃむにゃ・・・」ダラーン
みく「ぐぅ・・・」
卯月「もうっ、みんな寝ぼすけなんだから」
卯月「ほらっ未央ちゃん!」
未央「いたい・・・寝かせて・・・」
卯月「凛ちゃんも!」
凛「フェイフェイが・・・フェイフェイが来るよ・・・」ガタガタ
卯月「・・・?ほら、みくちゃんも」
みく「起きたくないにゃ・・・」
ガラッ
ちひろ「みんな起きましたかー?」
卯月「あっ!おはようございますっ!」
凛「音量下げて・・・」
ちひろ「今が7時半なので、30分で部屋を片付けてくださいね!」
4人「「はぁ~い」」
ちひろ「午前9時が終わりだからあともう少し!頑張ってね!」
4人「「はいっ!ありがとうございます!!」」
ガラッ バタン
未央「あれ、冷静に考えてなんで私たちは元凶のあの人にお礼を」
凛「にゃ、にゃあ」
―――ビル1F、エントランスホール
凛「ふわぁ・・・」
未央「あとちょっとだよ、しぶりん」
凛「うん・・・」
P「お、お前らおはよう」
4人「「おはようございます」にゃ」
P「お前らよく頑張ったな。というわけで、最後は訓練終了の会を開こうと思う」
P「じゃあ、まずは演出担当の方のお話だ」
ちひろ「あいさん、どうぞ!」
ガラッ
あい「・・・」テクテク
卯月(よかった・・・あいさんは普通だね)
テクテク
ピタッ
P「では、あいさん。お願いします」
あい「・・・」コクッ
あい「・・・」スゥッ…
あい「ただいまごしょうかいにあずかりまちた!!とうごうあい!7さいです!!!」
デデーン 全員 アウトー
未央「もぉぉぉぉ!!痛っ!」スパーン
卯月「」バシーン
あい「このたびは!みなしゃん!たいへんおつかれさまでちた!!」
凛「・・・」プルプル
あい「あいは!ずっと、ちひろさんとみていましたが!」
あい「これをみて、『すっごく、たいへんそうだなあ』と、思いまちた!」
あい「おわり!!」
デデーン 全員 アウトー
未央「ホントに小学生の感想みたいな再現いいですってぇ!!」スパーン
凛「うにゃっ!」スパーン
あい「ありがとうございまちた!!」ペコリッ
トテトテ
ガラッ バタン
凛「・・・」
卯月「・・・」
P「さ、次は賞状だな」
ちひろ「はい、卯月ちゃん!」
卯月「は、はいっ!」
ちひろ「はい、おめでとう」
卯月「ありがとうございます!」
ちひろ「はい、凛ちゃん」
凛「・・・ありがとうございます」
ちひろ「未央ちゃんも。よく頑張ったね」
未央「はい・・・」
ちひろ「はい、みくちゃんどうぞ」
みく「ありがとうございます、にゃ・・・」
P「・・・よし、全員貰ったな」
凛「はぁ・・・やっと終わり」
卯月「帰れるよぉ・・・」
みく「にゃ・・・」
P「あ、忘れてた。どうしてもお前らを直接労いたいって人がいるのを忘れてた」
未央「えっ?」
ちひろ「来てください、どうぞ!」
ガラッ
のあ(缶)「・・・久しぶりね」
デデーン 全員 アウトー
凛「もう・・・んっ」スパーン
みく「」スパーン
P「のあさん、どうぞこちらへ」
のあ(缶)「わかったわ」テクテクテクテク
未央「うっわ・・・」
ピタッ
のあ(缶)「・・・」
凛(なにこの威圧感)
のあ(缶)「・・・」
P「では、のあさんどうぞ」
のあ(缶)「ええ・・・」
のあ(缶)「あなたたち、お疲れ様」
4人「「・・・ありがとう、ございます」」
のあ(缶)「Pには・・・非常に過酷な試練だと聞いていた」
のあ(缶)「しかし、あなたたちはそれを乗り越えた。見事に、ね」
4人「「・・・」」
のあ(缶)「そんなあなたたちに、一つだけ教えておくわ」
のあ(缶)「このドラム缶の居心地、悪くないわよ」
デデーン 全員 アウトー
卯月「」バシーン
凛「最後の最後で・・・ひっ!」スパーン
のあ(缶)「では、私はこれで」
テクテクテクテク
ガラッ バタン
4人「「・・・」」
ちひろ「午前9時です!」
凛「えっ、ということは」
P「終了―――!!」
4人「「やったー!」にゃ」
みく「終わり・・・終わりにゃ」
未央「生きてた!!!」
P「ははは。じゃあお待ちかねの個人成績だ」
4人「「えっ」」
凛「わ、忘れてた」
未央「ちょっとやばいよ。夜中にだいぶ叩かれたから」
卯月「夜中・・・?」
P「じゃあ発表するぞー」
P「まず、一番少なかった第4位は・・・」
P「島村卯月!!48回!」
凛「よ、48!?」
未央「すごっ」
P「続いて第三位・・・前川みく、61回!!」
みく「にゃあああああ!!二周目免除にゃあああああ!!!」
未央「3位で60台!?」
P「続いて第二位・・・本田未央!64回!!」
未央「わああああああ!!!やったああああ!!!」
みく「おめでとうにゃ!!」
凛「・・・」
P「というわけで、1位は凛だ」
凛「そ、そんな・・・そうだ。80いってなければ・・・80いってなければいいんだよね!?」
P「そうだな。では凛の回数は―――」
P「82回だ」
凛「えっ」
P「82回」
凛「はちじゅう、に・・・?」
P「そうだな」
凛「はちじゅうにって、はちじゅうより大きいの・・・?」
P「大きいな」
凛「そ、そんにゃ・・・」ヘナヘナ
P「・・・まあ、実際2周なんてしないよ」
凛「!!! ホント!!?」
P「さすがにアイドルだしな・・・そのへんはちひろさんも弁えてるよ」
凛「女神!天使!ちひろさん!」
P「お尻の腫れが引いてからだってさ」
凛「鬼!悪魔!ちひろさん!」
P「まあ、冗談だ冗談。2周目はないよ」
凛「はぁ・・・よかった」
みく「疲れたにゃ・・・」
未央「寝たい・・・」
P「あ、そうだ。お前ら今日は予定空いてるのか?」
卯月「え、はい」
未央「え、まさかまた」
P「違うって。エスパーユッコ!」
裕子「はいっ、事務所の映像をモニターに写します!!」
ガチャ
加蓮『おはようございまーす』
奈緒『あれ、誰もいない・・・?』
藍子『・・・?』
美嘉『ふんふーんふーん』
4人「「・・・」」
P「・・・まあ、なんとなくわかったか」
4人「「・・・」」コクコク
P「彼女らが今日『訓練』を受ける子たちだ」
ちひろ「・・・」ニコニコ
P「・・・お前らも手伝うか?」
4人「「「「もちろん」」」にゃ」
完
前半テンポ悪すぎたな・・・
ありがとう では
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