シロッコ「私だけが、死ぬわけがない・・・、貴様の心も一緒に連れていく
・・・カミーユ、ビダン・・・!」
カミーユ「これで終わったのか・・・?光、だけが、広がっていく・・・?」
カミーユ「くっ、まぶしい……!目が……」
―――――――――――――――――
???「……カミ………ユ……カミーユ!」
カミーユ「!」
ファ「どうしたの?うなされてたみたいだったけど」
カミーユ「何でもない…少し夢を見ていたよ、それよりそれはなんだい?」
ファ「差し入れよ」
カミーユ「な、何だよこれ…」
ファ「何って、サンドウィッチーズだけど?」
カミーユ「俺はカラテとかスシとかニギリ・メシが好きなんだよ!ふざけるな!」ガシャーン
ファ「ごめんなさいカミーユ」
カミーユ(俺は何をしているんだ…。これじゃあまるで親父と一緒じゃないか…)
カミーユ(このままじゃダメだ。ガンダムを降りても俺には何かできるはず…。いや、何かをするんだ!)
カミーユ「ファ、俺、また戦場に出ようと思うんだ」
ファ「!?」
ファ「で、でも、もうティターンズとエウーゴの戦争はもう終結したのよ?…はっ、ま、まさか」
カミーユ「ファ、今エウーゴって言ったか?」
ファ「ええ、言ったわ」
カミーユ「バカヤロウ!エゥーゴってちゃんと言えよ!エゥーゴだよ!」
ファ「エ…エウーゴ?」
カミーユ「ジーザス!ファック!マザファッカー!ビッチ!オーノー!」
ファ「カミーユ、貴方疲れてるのよ」
カミーユ(ほっといてくれ!)ピキーン
ファ「今、カミーユの思考が直接脳内に!?」
カミーユ「今、世界はネウロイという新たな敵と戦っているんだ」
ファ「でも、貴方はもう十分戦ったじゃない!」
カミーユ「アムロさんやシャーさんだってストライカーユニットという装備を穿いて戦ってるんだ!俺だけ手をこまねいて見ているなんてできないよ!」
ファ「止めても無駄なのね…」
カミーユ「ああ」
ファ「これ、差し入れ」
カミーユ「これは…?」
ファ「イナリ・ズシよ。体内のカラテエナジーを回復させるわ」
カミーユ「スシか…。ありがたい、オイナリさんありがたい」
ファ「死なないでねカミーユ」
カミーユ「あはは、大丈夫だよファ」
――――――――――――――――――――――
ミーナ「我が小隊に新しいメンバーが加わることになりました」
シャーリー「へぇ、使えるのかい、その新入りは?」
美緒「前大戦でのトップエースだ」
芳佳「わぁ、すごーい」
リネット・ビショップ「怖い人だったらどうしよう…」
エイラ「でも前大戦にはストライカーはなかったんダロ?」
バルクホルン「そうだな」
ミーナ「でも、適性はあったわ」
エーリカ「ふーん…」
ミーナ「カミーユ中尉、入っていいわ」
カミーユ「失礼します」
ルッキーニ「えぇ~、男なの~!?カミーユなんて名前だから女かと思った~。でもでも、ストライカー使えないんじゃない?」
カミーユ「カミーユが男の名前で何が悪い!」ドンッ
ミーナ「カミーユ中尉!」
カミーユ「すみません、つい」
ルッキーニ「新入りに突き飛ばされた~!芳佳ー、痛いの飛んでけー、してー」
芳佳「よしよし」
バルクホルン「今のはルッキーニの失言だった。だが、あれはないだろう中尉」
カミーユ「分かってますよ……大人をやればいいんでしょ」
バルクホルン「」イラッ
美緒「はっはっは、血気盛んなのはいい事だ。では、早速だが実力を知りたい。模擬戦で腕前を披露してくれないか?」
カミーユ「相手はどなたがするんです?」
ミーナ「そうね…」
ミーナ(うちのエースであるフラウやトゥルーデだと、新人さんと差があり過ぎて自信喪失させちゃうかしら?)
ミーナ(かといってエイラさんだと未来予測の能力があるから相手にならないだろうし…)
ミーナ(宮藤さんやリーネさん…。いや、でも…)
カミーユ「見たところ、貴方は扶桑出身では?」
美緒「いかにも。扶桑海軍少佐、坂本美緒だ」
カミーユ「うわぁ、感激だ。俺、カラテとかサムライマンとか大好きなんです。そのサムライブレード本物ですか?」
美緒「あ、ああ…」
エイラ「ナンダ、扶桑かぶれかよ」
カミーユ「扶桑をバカにするな!」
美緒「いや、多分お前がバカにされたんだと思うが…」
カミーユ「ミーナ中佐、俺と彼女を模擬戦でぶつけて下さい」
ミーナ「エイラさんと?でも…」
エイラ「面白いじゃなイカ。新人のワザマエがどれほどのものか確かめてヤルヨ」
サーニャ「エイラ…」
エイラ「心配するなよサーニャ。私が負けるわけがない」
カミーユ「その自信、俺が打ち砕いてやりますよ」
芳佳「あわわ…」
リネット・ビショップ「大変な事になっちゃったね芳佳ちゃん…」
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