塞「俊介、先生が例の子連れてきたって」俺「今行く」 (113)

豊音「岩手からきました姉帯豊音です」ペコ

塞「ここも岩手だよ・・・ってでかっ」

俺「でも女らしい体してて可愛いぜ?」

豊音「ええーなんかちょー恥ずかしいよー///」

俺「・・・感じるぜ、お前の雀力」

塞「ちょ、ちょっと」

俺「あー悪い悪いお前が一番だから」チュッ

塞「み、皆の前はダメだって///」

俺「すげー赤くなってて可愛いぞ」

胡桃(なにやってるんだろうこの人たち)

熊倉「その子は?」

白望「留学生のエイスリンさん」

俺「歓迎するぜ、よろしくな」ニギニギ

エイスリン「ヨロシク!」

熊倉「あなたは麻雀できるの?」

エイスリン「」フルフル

熊倉「それは残念ねえ」

塞「ぬぎゃー勝てないわー」

胡桃「くっ」

豊音「わーい」

俺「へーなるほどね・・・」

豊音「あ・・・・・・」

俺「で、いつからここに通うんだ?」

豊音「え?」

俺「ん?俺らの仲間候補じゃないのか?」

豊音「ちょーうれしいよー」ジュンッ

俺「これで頭数がそろってきたな」

白望「そっか」

塞「インターハイ!」

熊倉「」コクッ

塞「でも団体戦は5人必要でしょ?あと一人・・・」

エイスリン「ハイ!」

俺「待ってたぜ」ニヤ

宮守「女子」高校とは一体…

白望「エイスリンさん?」

胡桃「なんか描き始めた!?」

エイスリン「」バッ

塞「何その絵!?」

俺「皆で地区大会優勝しよう・・・かな?」

エイスリン「///」コクコク

俺「その心意気やよし、気に入ったよエイスリン」ダキッ

俺「行くぞ、インターハイ」

熊倉「・・・じゃあまずはみんな席についてもらおうかね」

名バレしつつ名前欄を「俊介」ではなく「俺」にしてる所に潔さと漢らしさを感じる
これは間違いなく神SS

俺「って言っても椅子がたりねーな、ここ座れエイスリン」ポンポン

エイスリン「?」

塞「ちょ、膝の上じゃん!」

俺「胡桃だってそうしてるだろ?文句言うなよなんか不満なのか?」

塞「エ、エイスリンさんが可哀そうだから私がそこに座る」

俺「仲間想いだことだな、それともこっちがよかったのかな?」

塞「う、うるさいよっ」

俺「ほんと可愛いやつ」クンクン

エイスリン「カワイイ!」

塞「あーもうっ///」

熊倉「さて、地区大会の対策でもしようかね」

塞「対策?」

熊倉「ええ、地区大会ではさっき見た豊音の力はアテにしないで勝たなければならない」

俺「・・・なるほどね」

塞「それって、インターハイを考えての対策ってことだよね」

俺「ってことは初心者のエイスリンはともかくとして問題はお前らだな」

胡桃「ほとんど3人で他校に差をつけなきゃいけないね」

塞「き、きついなあ」

俺「そこでキーになるのがこのお嬢さんだ」スッ

エイスリン「??」

胡桃(なんで肩に手まわしてるんだろう)

塞「どういうこと?」

俺「俺がエイスリンの雀力を上げる、よくわかんねーがこいつからは何か感じるものがある」

熊倉「そうね、未経験者にしてはどうも匂わせる空気が違う気がしてたわ」

俺「ああ、それに楽しみなんだ、この原石は磨けばどんだけ輝くのかってのがな」

塞「え、何言ってんの?原石?」

胡桃「意味不明」

俺「おっと熱くなり過ぎたみたいだな、いいもの持ってるってことだよ」

塞「・・・で、いつまで肩に手まわしてるつもり?」

そろそろ俊介が麻雀打つ所が見たいです

エイスリン「ジャンリョク?シュンスケ?」

俺「ああ、初心者のエイスリンは俺が付きっきりで仕込む」

エイスリン「ウン!ヨロシク!」ギュッ

俺「向こうの人は積極的だな、よろしく」ギュッ

豊音「うわーちょー恋人っぽいよー」

塞「お、おい!」

俺「おっと悪い悪い、俺には塞がいるんだ、それにNL流とはいえここは日本だしな」

エイスリン「?」

俺「日本はこうだ、よろしく」スッ

エイスリン「アクシュ!」ギュッ

胡桃(やっと終わったか)

塞「じゃあそろそろ帰ろうか、待ってるよ豊音!」

胡桃「わたし達の隠し玉だね」

豊音「うん!すぐ戻ってくるよー」

俺「豊音、毎日遊んでやるから覚悟しとけよ」

白望「じゃあ、また」

豊音「バイバーイ!」

俺「俺達も帰るか」

塞「どうだった、エイスリンさんは?」

俺「今日はルールを覚えさせながら軽く打たせた、まだまだわからないな」

塞「そっか、でも嬉しいな、やっと団体戦に出場できる」

俺「・・・すげー嬉しそー」

塞「ちょっそんなまじまじ見ないでよっ///」

俺「さっきは悪い、これで埋め合わせにならないか?」ダキッ

塞「あ、暖かい・・・ってここ道路の真ん中!人くる!」

俺「気にすんな、塞は俺だけ見てるといい」

塞「・・・うん」

俺「胸、あんま成長しないな」

塞「う、うるさいっ///」

俺「・・・」

エイスリン「カン!」

俺「おいおい安易なカンは・・・ん?」

エイスリン「♪」

俺(無駄ヅモがほとんどない・・・)

エイスリン「ツモ!」

俺「これはこれは楽しくなってきた、もってけドロボー」

エイスリン「ドロボー!?チガウ!」

エイスリン「ンー!」グッ

俺「・・・座りっぱなしで疲れてきたな、ちょっと動くか」

エイスリン「オサンポ!」

塞「ロン!」

俺「塞達も先生相手によくやるようになってきたな、こりゃ地区大会がいよいよ楽しみだぞ」

エイスリン「シュンスケ!」

俺「ああ、行こう」

エイスリン「♪」

俺「エイスリンはホントいい笑顔してるな」

このSSが後に京太郎派に匹敵する俊介派を生み出す事になるとは今はまだ誰も予測していなかった

エイスリン「マージャンタノシイ!」

俺「エイスリンは特にだろうな、それにまだ恐い所を知らない」

エイスリン「What?」

俺「知らなくてもいい、エイスリンは笑顔が似合うからな」

エイスリン「エガオ!」ニパァ

俺「そうそう、見てるだけで幸せになるよ、あー可愛い」

エイスリン「///」モジモジ

まあババ臭い髪型のブサイクと美人のキーウィじゃ誰がどう考えても後者を選ぶよねって話で

俺「エイスリンはさ、なんで麻雀やる気になったんだ?流れ?」

エイスリン「ナガレ?」

俺「あーいや、いいんだ、なんでもない」

エイスリン「・・・」カキカキ

俺「ん?」

エイスリン「ナカマ!タノシイ!」バッ

俺「これあいつらか・・・うん、すげー楽しそうにしてる」

エイスリン「」コクコク

俺「そうだよな、魅力的な奴らなんだよ、塞イジんの楽しいし」

エイスリン「ウン!」

俺「あいつらと一緒にいるの楽しいか?」

エイスリン「ウン!」

俺「俺と一緒にいるの楽しいか?」

エイスリン「ウン!」

俺「俺もだ!」

エイスリン「!?」ビクッ

俺「可愛くて楽しくて最高だ、できればこの日常をもっともっと続けたいと思う」

エイスリン「・・・」

俺「だからあいつらも必死に楽しんでるだぜ?」

エイスリン「ワ、ワタシモ!」

俺「おう、エイスリンも仲間だ」ギュッ

エイスリン「シュ、シュンスケ!///」

塞「あ、遅かったね・・・ってエイスリン顔赤っ!?」

白望「どうしたの?」

エイスリン「ナニモナイ!///」

塞「うーん」ジー

俺「なんもないから安心しろお前が一番だ世界一可愛いよ」

塞「ば、馬鹿言ってないで試合っ!エイスリンに試合も慣れてもらわないと」

胡桃「ついでに俊介もやっちゃえば?」

俺「んー・・・まだ俺の出る幕じゃあなさそうだ」

白望「あたしもダルいから交代」

熊倉「仕方ないねえ」

エイスリン「リーチ!」

塞「お、早い」

エイスリン「ツモ!」

白望「へえ・・・」

熊倉「ふふっ、なかなか面白い子だね」

塞「やるなーエイスリン」

エイスリン「ウン!」

エイスリン「リーチ!」

塞「また早い!?」

熊倉「・・・」

エイスリン「♪」

胡桃「ロン」

エイスリン「!?」

俺「胡桃もいい性格してるぜホント」

胡桃「俊介には言われたくないかな」

エイスリン「???」

俺「今のはダマだ、こんな手もある」

エイスリン「ダマ?」

俺「エイスリンに必要なのは圧倒的に経験だな、そりゃそうか」

俺「先生、去年の地区大会と・・・インターハイの牌譜ある?」

熊倉「そうねえ・・・はい、あったわ」

俺「ふーん」パラパラ

俺「よし、座れエイスリン」

エイスリン「?」

俺「まずは試合に慣れてもらう、常人の枠でな」

エイスリン「ウン!シアイ!」

俺「100局麻雀、行くぞ」

俺「ツモ」

胡桃「やっと終わった・・・」

塞「まさか私たちも100局やるとはね」

俺「お前らの底上げも兼ねてる、当たり前だ」

白望「Zzz」

塞「ってシロ寝てる!?」

熊倉「Zzz」

塞「先生も!?」

エイスリン「・・・zz」

俺「限界か、よく頑張ってくれた」

俺「ご褒美だぞ」ナデナデ

胡桃「バカにしてる?」

俺「いいやしてない、必死に労ってるぞ?頑張ってたねって」ナデナデ

胡桃「それ子供扱い!」

塞「えーっと私は?」モジモジ

俺「塞は俺にご褒美くれる方、なにしてくれるんだろなー」

塞「あーもう!」ダキッ

俺「それだけ?」

塞「不満ー?」ギュウウウ

俺「いやさっきからすげー気持ちいしいい匂い」

塞「ちょ、調子狂うなー///」

豊音「きたよー」

塞「お、きたかー」

俺「おせーよ豊音、待ちくたびれたぜ」

豊音「ごめんね遠野くん、私も待ちくたびれてたよー」

俺「そんな他人行儀な呼び方すんなよ、スキンシップでも足りないのか?」

塞「腰に手を回すなっ!」

豊音「あはは、この人ちょー馴れ馴れしいよー」

俺「嫌か?」

豊音「ううん、全然嫌じゃないよ」

遠野俊介か

塞「豊音、それ他の男には簡単に言っちゃだめだよ」

豊音「えー?わかったよー」

白望「5人揃った・・・」

エイスリン「ソロッタ!」

胡桃「長かったなー」

俺「とりあえず、豊音を歓迎してやらないとな」

俺「豊音はホントでかいな、羨ましいぜ」

豊音「あはは、よく言われるよー、俊介は小さいねー」

俺「それ以上言うとさすがの俺も温厚じゃあいられないな」

胡桃「すっごい気にしてるからね!」

俺「まさか胡桃に言われるとはな、笑っちゃうぜ」

豊音「あはははー」

俺「くっ、ヒィヒィ言わせてやりてー」

エイスリン「ヒイヒイ!」

俺「可愛い」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年09月15日 (木) 00:51:00   ID: K9bqDawE

キメェよ俺豚

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