ことり「ことり⇒海未ちゃん?」 (6)
「今日はみんなの新しいお友達を紹介します」
教室のドアの向こうがわからきこえた先生の声と、みんなのざわざわした声にむねがすごくドキドキ。
「はーい、入って?」
うう……緊張しちゃう……。
変じゃないかな?ことり……。
そしたら、ガラガラっと音がして、
「どうしたの?」
「ひゃっ!?」
今入ろうと思ってたのに、先生がいきなりドアをあけるからびっくりして変な声が出ちゃった。
……恥ずかしいな。
自分の足と、新しいうわばきだけを見ながら、教室へ。
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教室の真ん中につくと、みんなが声をたてたの。
『可愛い~』『ねえ、どこから来たの?』『名前は?』『お友達になろうよ!』
「こらこら、みんな質問は後でね?」
先生が黒板に、ことりの名前をチョークでコツコツって書いて、
「じゃあ、自己紹介お願いしていいかな」
転校するまえから、つぎの学校のためにずーっと考えてた自己紹介。
さいしょは……あ、なんだっけ……?
緊張して頭がまっしろになっちゃった。
で、でもなにかいわないと……。
――――ちゅん、ちゅん。
朝……?
この小鳥さんたちの声が、ことりにとっての目覚まし時計になりつつあります。
パステルカラーのまぶしい朝の陽射しを体にあびながら、
「んーっ……」
っと伸びをしました。
なんだか懐かしい夢を見たなぁ……。
ことりの記憶以上に鮮明なさっきの夢が、本当にあったことなのか、それともただの空想だったのか、もうわからないくらい前の話。
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内容はことうみです。
本格的な更新は3月初旬からですが、モチベーションを下げない為にスレ建てだけ先にさせて頂きました。
本日はここまでです。2月中も1日1レスくらいは更新するかもしれません。わかりませんが……。
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