刹那「けいおんは・・・ガンダムだ!」(161)
刹那「けいおん?」
沙慈「うん。日本のアニメなんだけど・・・」
刹那「アニメーション、というものか」
沙慈「あ、はは・・・やっぱり興味ないよね・・・」
刹那(日本への潜入の際役立つかもな)
刹那「いや、ありがたい。丁度アニメーションというものに興味があった」
沙慈「そ、そっか!じゃあ、はい」
刹那「感謝する」
視聴中
___________
______
__
刹那「いわゆる青春物語、という訳か」
刹那「俺は学校に通ったことがないからな・・・」
刹那「これが学園生活、か」
_____________
_______
____
沙慈「え!?もう全部みたの?」
刹那「ああ。感謝する」
沙慈「ちなみに2期と映画もあるんだけど・・・」
刹那「続きがあるのか?」
沙慈「うん。映画は今度公開するんだ」
沙慈「今2期のディスクもってくるよ」
刹那「いや・・・残念だが明後日から長く出かけなければならない」
沙慈「それなら心配しなくていいよ!僕は2セット持ってるからね」
刹那(何故2つも・・・?)
刹那「それなら借りておこう」
沙慈「ちなみに刹那は誰が好み?」
沙慈「僕は律ちゃんが好きなんだ」
刹那「ルイス・ハレヴィと似た性格だからか?」
沙慈「べっ別にそれは・・・!」
沙慈「せ、刹那はどうなのさ!」
刹那「俺か・・・」
沙慈「やっぱり刹那はそういうのとは無縁かな?」
刹那「・・・梓」
沙慈「え?」
刹那「中野 梓・・・奴の平沢 唯の演奏に憧れた気持ち・・・」
刹那(そう・・・俺のガンダムに対する思いと・・・)
刹那「俺にも似たような感情を抱く存在がある。そこに共感をおぼえた」
沙慈「刹那は唯梓が好きなんだ」
刹那「唯梓?」
沙慈「カップリングのことさ」
刹那「だが・・・同性ではないのか?」
沙慈「続きを見てみなよ」
刹那「・・・?了解した」
___________________
__________
____
プトレマイオス
TV<アズニャーン
刹那「」ジー
ドア<プシュー
ニール「おーい刹那ーMsスメラギがおよびだぞ」
刹那「む・・・了解した」ピッ
ニール「あん?何見てたんだ刹那」
刹那「ああ・・・潜入先の知人から借りたものだ」
ニール「ああ、けいおんか」
ニール「お前がこんな物見るなんてな」
刹那「しっているのか?」
ニール「ああ。トレミー内だと暇でな」
ニール「まあ色んな種類のアニメ見てたから1期しかみてねーがな」
刹那「そうか・・・では行ってくる」
ニール「おう・・・あ、俺にも借してくれよ。久々に見たくなっちまった」
刹那「構わない」スタスタ
______________
________
____
ニール「中々おもしれーな。やっぱ」
アレルヤ「あ、ロックオン、何みてるんだい?」
ニール「アニメさ。お前もみるか?」
アレルヤ「そうだね。暇だったし丁度いいかな」
3日後
_____________
________
___
TV<デーモネーアエータヨー
刹那「」ジー
刹那「これは・・・」
刹那「たしか・・・映画があるといったな・・・」
____________
______
___
ニール「どうだ?アレルヤ」
アレルヤ「うん・・・僕らはこういう生活ができなかった分中々思うものがあるね」
ニール「そうだな・・・俺らみたいな存在を増やさない為にも」
ニール「戦争を根絶して世界中がこんな生活できるようにしたいよな」
アレルヤ「うん。そうだね」
ティエリア「何を見ている?ロックオン・ストラトス」
ニール「よおティエリア。けいおんってアニメだ。お前もみるか?」
ティエリア「アニメだと・・・?下らない!」
ティエリア「そのようなものガンダムマイスターには必要ない!失礼する!」スタスタ
ニール「怒っちまったよ」
アレルヤ「あはは・・・」
ウィーン
刹那「ロックオン!!!!!」
ニール「うわっ!?なんだ刹那!?」
刹那「けいおんの映画を見に行くぞ!」
ニール「はぁ?映画までやってんのかけいおんは」
ニール「しっかしお前がここまでドハマりすっとはねぇ・・・」
ニール「映画なんてMsスメラギやティエリアが許可してくんねーよ」
刹那「な・・・っ!?」
アレルヤ「当たり前だよ・・・」
刹那「そんな・・・俺は・・・」トボトボ
ニール「どうしちまったんだあいつ・・・」
___________________
__________
_____
ティエリア「全く・・・たるんでいるぞ!」
ティエリア「けいおん・・・だと?下らん!」
ティエリア「ガンダムマイスターとしての活動に支障があるかチェックする必要があるな」
ティエリア「ヴェーダを使って視聴するか・・・」
___________________
__________
_____
刹那「俺は・・・」
ティエリア「刹那・F・セイエイ!!!!!!!」
刹那「ティエリア・アーデ・・・」
ティエリア「貴様!なんだこのアニメは!!!!!!!!」
刹那「けいおんを愚弄するのか!」
ティエリア「何故このアニメの存在を僕に知らせなかった!」
刹那「!?」
ティエリア「すぐに準備しろ!映画館に行くぞ!」
刹那「ティ・・・ティエリア・・・!」パァァ
刹那「ティエリア・・・お前もガンダムだ・・・」
__________________
__________
_____
ティエリア「と、いう訳で私達は映画館に行く」
ロックオン「まじかよ・・・」
アレルヤ「ティエリア・・・いったい何が・・・」
スメラギ「ちょ、ちょっと待ちなさい!そんなの許可できる訳ないでしょ!?」
スメラギ「せめて1人はトレミーの防衛に付いてもらわなければ困るわ」
刹那「断る」
ティエリア「断る」
ニール「まあ俺も多少は興味あるからな・・・」
刹那「アレルヤ、頼む」
アレルヤ「えっ」
スメラギ「それならまあ・・・」
ティエリア「頼むぞ、アレルヤ・ハプティズム」
ニール「頼んだぜアレルヤ」
アレルヤ「そんな・・・」
映画館前
刹那「ここが・・・映画館」
ニール「ガキんとき以来だな」
ティエリア「楽しみだ」
沙慈「やっと3回目か・・・」
ルイス「ねぇ何なのこの映画?」
ルイス「こんなのが好きなの沙慈」
沙慈「けいおんは素晴らしいんだよ!ルイス!」
映画視聴中
刹那「」キラキラ
ティエリア(ふむ・・・)
ニール(まあ上々だな)
唯『あずにゃんは私達に翼をくれた、小っちゃくてかわいい天使なんだよ』
刹那「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
刹那(たしか・・・ソレスタルビーイングのガンダムは天使の名前が由来だったはず・・・)
刹那(つまり・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
刹那(中野 梓は・・・・・・・・・・・・・)
刹那(ガンダムだ!!!!!!!!!!!!!)
パアアアアアアア
刹那「なんだ!?この光は・・・」
スウウウウウウウウウ
刹那「なっ!?体が吸われるような感覚が・・・!?」
刹那「うわああああああっ!?」
________________________
_____________
______
刹那「・・・・・・・・・う・・・・」
刹那「こ・・・・ここは・・・・?」
梓「何寝ぼけてるんですか唯先輩?」
梓「さあ練習しますよ。ほらシャキッと立って」
刹那「!?」
刹那「ガンダ・・・いや、中野・・・梓!?」
梓「中野・・・?ほんとに大丈夫ですか唯先輩?」
刹那「俺は平沢 唯では・・・!?」
刹那「この体はっ・・・!?」
サワサワ
刹那「鏡を貸せ!」
梓「なんなんですかいきなり大声だして!・・・はい手鏡」
刹那「お・・・俺の体が・・・!?」
唯(刹那)「ひ・・・平沢 唯に!!!!!!!」
梓「はぁ・・・?俺だのなんだの・・・頭でもうったんですか?」
刹那(落ち着け・・・なんなんだこの状況は・・・)
刹那(俺は・・・けいおんの世界に迷いこんだのか・・・)
刹那(まずは・・・情報収集だ)
刹那「今はいつだ?」
梓「はい?ロンドンから帰ってきたばっかで寝ぼけたんですか?」
刹那(つまり・・・あの映画の途中、か?)
梓「・・・ちょっとほんとに保健室行きましょう唯先輩」
刹那「何故だ・・・?」
梓「ほらまたその口調!」
梓「唯先輩ほんとに変です。変な病気に感染したんじゃ・・・」
刹那(しまった・・・このままでは)
刹那(潜入のための訓練なら受けている・・・女になるのは初めてだがやるしかない・・・!)
刹那「な・・・なーんちゃって~冗談だよ!あ~ずにゃんっ!」ダキッ
梓「もう!本当に心配したんですよ!やめてください!」グイィ
刹那「ごめんね~あずにゃん」
刹那(この感覚は・・・)
梓「?なんですか唯先輩」
刹那(初めて0ガンダムを見た時と同じ・・・)
刹那「・・・やはり・・・お前はガンダムなのか・・・」
梓「はい?ガンダム?なんですかそれは」
刹那(しまった)
刹那「う・・・ううんなんでもないよあずにゃん」
梓「ならいいですけど・・・」
ガチャ
律「おーっす待たせたなー」
刹那(!)
梓「あ、遅いですよ先輩方」
刹那(田井中 律、秋山 澪、琴吹 紬・・・)
澪「ごめんな、唯、梓。バカ律がやらかしてな」
律「だからごめんって澪ー」
紬「ウフフ・・・」
刹那(やはりここは確実にけいおんの世界・・・!)
梓「さ、皆さんそろったんですから練習しましょう!」
梓「ほらいつまでもダレてないで準備して下さい唯先輩」
刹那(まずい・・・)
刹那(流石に潜入訓練は受けててもギターの訓練は・・・)
律「え~作業したばっかで疲れてんだよ~」
澪「自業自得だろお前は」
律「ちょっとだけ!ちょっとだけお茶にしよーぜ!な?」
刹那(!・・・ここは乗るしかない!)
刹那「そうだよ~ひとまずお茶だよ!」
梓「ちょっと唯先輩!」
紬「う~ん私も疲れちゃったしお茶にしない?」
澪「ムギが言うなら・・・」
梓「なっ!」
刹那(よし!)
梓「皆さん!!!!」
刹那(目標を沈黙させる!)
刹那「お願いだよ~あずにゃ~ん」ダキッ
刹那「私もちょっと調子わるくてさ・・・」
梓「・・・え?」
刹那「ね・・・?」
梓「う・・・」
刹那「ダメ・・・かな・・・?」ウルウル
刹那(恥ずかしい・・・だが退けん!)
梓「うぅ・・・///・・・・・・もう!仕方ないですね!ちょっとだけですからね!!!!」
刹那(目標の懐柔を確認。セカンドフェイズに移行する)
刹那「ありがと~あずにゃ~ん!!」ダキッ
梓「ふにゃあっ///」
刹那(とりあえずはなんとかなったか・・・)
刹那(しかし・・・俺は何故この世界に・・・)
刹那(やはりあの光が原因か・・・?)
刹那(神の仕業とでもいうのか・・・)
刹那(いや!この世界に神はいない!)
梓「唯先輩!///」
刹那(だが・・・仮に神がいるとして・・・)
梓「唯先輩ってば!///」
刹那(神がいるならばなんの目的で俺をここに・・・?)
梓「・・・・・唯先輩・・・・・?」
刹那(くそっ!わからない・・・なんなんだこの状況は・・・!)
梓「唯先輩!!!!!!!!!!」
刹那「!」
梓「そろそろ離して下さいよ・・・」
刹那「あっ・・・ごめんねあずにゃん」
梓「唯先輩・・・とっても恐い顔してましたよ・・・?」
梓「なにか・・・あるんですか?」
刹那「ごっごめんね!ちょっと考え事しててさ!」
刹那「やっぱり私調子悪いみたいでさ!」
刹那「今日は帰るね!ごめんね皆!」
梓「え!?そんないきなり!」
バタン!
梓(唯先輩・・・)
律「どうしたんだ唯のやつ」
澪「ちょっと変だったな」
紬「心配ね・・・」
________________________
_____________
_______
刹那「く、多少怪しまれたか・・・?」
刹那「だが仕方ない・・・これ以上は更に怪しまれる可能性がある・・・」
刹那「さて・・・ひとまず平沢家に向かうか。平沢 唯として帰らなければ平沢 憂に心配をっ!?」
刹那「まずい・・・俺は平沢家の場所を知らない!」
刹那「・・・!あれは!」
刹那「あ、おばあちゃ~ん!」
とみ「あら、唯ちゃんじゃない」
とみ「学校の帰りかい?」
刹那「うん!一緒に帰ろ?おばあちゃん」
とみ「ええ、行きましょう唯ちゃん」
刹那(よし!このご婦人について行けば隣が平沢家だ)
とみ「最近学校はどう?」
刹那「うん!楽しいよ!」
とみ「あら?今日はギー太ちゃんは一緒じゃないの?」
刹那「え?・・・あ!」
刹那(しまった・・・焦って部室に置いたままだったか・・・)
刹那(く・・・先ほどからミスばかり・・・!)
刹那「ううん!今日は部活なかったから!」
とみ「おやおやそうなのかい」
とみ「あ、この前はありがとうね唯ちゃん」
刹那「え?」
とみ「ほら演芸大会。唯ちゃんかっこよかったわよ」
刹那(あの唯梓回のことか)
とみ「今度あずにゃんさんと家においで?歓迎するわよ?」
刹那「うん!ありがと~おばあちゃん!」
_________________
__________
_____
テクテク
とみ「あら唯ちゃんどこへいくんだい?」
とみ「そっちは家じゃないじゃない」
刹那「!」
刹那「あ!ごめんねおばあちゃん!向こうに猫ちゃんがいてさ!」
とみ「そうかいそうかい。唯ちゃんは動物が好きね~」
刹那「えへへ~」
_________________
_________
_____
テクテク
刹那「・・・・・」
とみ「・・・・・・」
とみ「唯ちゃん今日は元気ないね?どうかしたかしら?」
刹那「あ!いや~ちょっとね~」
刹那(!あの形状は平沢家!)
刹那「じゃ、じゃねおばあちゃん!」
とみ「・・・・あなた・・・・ほんとに唯ちゃん?」
刹那「!」(なっ!?)
刹那「何言ってるの~おばあちゃん!」
刹那「そんな事ある訳ないじゃん!」
とみ「いいえ、あなたは違うわ」
刹那「・・・・・・・・・」
刹那「・・・・」
刹那「何故分かった?」
______________________
_____________
_______
刹那「・・・・・・・という訳だ」
刹那「・・・とても信じられないと思う」
刹那「実際俺も訳がわからないんだ・・・」
刹那「だが信じてほしい。これは事実なんだ」
とみ「・・・・信じるわ」
刹那「!」
>>78はミス
とみ「ふふ・・・年をとると色々分かるのよ」
刹那「・・・俺はたしかに平沢 唯ではない」
刹那「だが俺は平沢 唯の敵ではない」
刹那「まずは聞いて欲しい」
とみ「・・・・・話してごらんなさい」
______________________
_____________
_______
刹那「・・・・・・・という訳だ」
刹那「・・・とても信じられないと思う」
刹那「実際俺も訳がわからないんだ・・・」
刹那「だが信じてほしい。これは事実なんだ」
とみ「・・・・信じるわ」
刹那「!」
刹那「言っておきながらなんだが・・・よく信じてくれたな」
とみ「・・・・・あなたが唯ちゃんの体を使ってるのと・・・そうね」
刹那「?」
とみ「私にしかわからない理由があるのよ・・・」
刹那「その理由とは?」
とみ「今は言えないのよ」
とみ「それに残念だけど私あなたの手助けにはならないでしょうね」
とみ「私はただの老人だし・・・頑張ってね、唯ちゃんのためにも」
刹那「ああ、この体を平沢 唯の元へ返すためにも俺はこの世界にきた理由を突き止め元の世界に帰らなければならない」
刹那「では失礼する。話を聞いてくれて感謝する。一文字 とみ」
スタスタスタ ガチャッバタン
とみ「頑張るのよ・・・この町の為にも・・・・・」
______________________
___________
_____
刹那「ただいま~憂~」
憂「お帰りお姉ちゃん。早いね?」
刹那「うん・・・ちょっと調子わるくてさ、部活早退したんだ」
憂「ええ!?大丈夫なの!?」
刹那「あ!うん大丈夫だよ憂!ほんとにちょっとだけだから!」
刹那「部屋で寝てくるね!」
憂「辛かったらすぐ言ってね!」
刹那「あはは、ほんとに大丈夫!心配しないで!」
憂「うん・・・無理しないでね!お姉ちゃん!」
刹那「わかった~」
_____________________
__________
____
ゆいのへや!
刹那「平沢 憂にはすまないが・・・」
刹那「明日からは情報収集に専念しなければ・・・」
刹那「平沢 唯にも悪い事をした・・・・もう少しだけ辛抱してくれ」
刹那(それに・・・)
~~~梓『唯先輩?』~~~
刹那(ガンダム・・・いや、中野 梓にも・・・)
刹那「・・・・・」zzzzzz
__________________
____________
よくじつ!
憂「お姉ちゃん、調子はどう?」
刹那「うう・・・ちょっとまだ微妙みたい・・・」
憂「病院いく?」
刹那「うん。自分で行けるから憂は学校行ってて」
憂「ほんとに大丈夫?」
刹那「そこまでひどくもないから大丈夫だよ」
憂「悪化したらメールしてね。軽音部の皆さんには梓ちゃんから伝えてもらうよ」
刹那「ごめんね心配かけて」
憂「ううん。じゃあ行ってくるね」
刹那(本当にすまない・・・)
____________________
____________
______
刹那「さて・・・今日は情報収集に専念しなければ」
刹那「俺達の世界より遥かに水準が劣るが・・・」
刹那「ネットでの情報収集から始めるか」
~~~~~~
カタカタ
刹那「やはりこの世界にMSは存在しない・・・」
刹那「兵器水準は元の世界の2000年代と変わらないか・・・」
数時間後・・・
刹那「くっ・・・何も見るからない・・・か」
カタカタ
刹那「!」
刹那「これは・・・!?」
~~桜ヵ丘に巨大人型機械出現!?~~
刹那「50年前の新聞記事・・・」
刹那「桜ヵ丘に巨大機械が出現し桜ヵ丘町が壊滅・・・」
刹那「写真の類は・・・ないか」
刹那「町の図書館ならば当時の資料があるか・・・?」
刹那「いや、もう今日は遅い」
刹那「出かけた事が知られれば平沢 憂に怪しまれるな」
刹那「明日は土曜日・・・2日間は自由に行動できる」
ピンポーン
刹那「む・・・?」
刹那「誰だ・・・」
ガチャ
梓「・・・・・・」
刹那「!」
刹那「どうしたの~あずにゃん。憂は?
梓「憂は買い物です・・・唯先輩・・・」
刹那「?」
梓「昨日から様子、変だったから・・・」
梓「私、何かしましたか?」
梓「私・・・何か・・・気に障ること・・・しちゃったのかな・・・って」
刹那「え・・・そんなことないよ?なんでそんなこと?」
梓「だって・・・口調がおかしかったり・・・私のこと・・・中野って呼んだり・・・」
刹那「それは・・・えっと・・・寝ぼけててさ」
梓「そうですか・・・」
梓「あと・・・はい、ギー太」
刹那「あ、ありがとーあずにゃん」
刹那「まだちょっと調子悪いからさ、またねあずにゃん」
バタン
梓「あ・・・」
梓「・・・・・・・・・・・・・・」
梓「唯、せんぱ・・・・・ぃ」
_______________________
刹那「まずいな・・・これ以上は・・・」
刹那「軽音部からのメールが・・・」
刹那「やはり信頼されているのか・・・平沢 唯」
刹那「中野 梓からのメールと着信が多いな・・・」
刹那「くそ・・・俺は何をしている・・・!」
_________
_____
__
土曜日
図書館
刹那「めぼしい資料はないな・・・」
刹那「・・・・・・!なおこの話は唯一の生き残り、一文字さんの経験談である・・・?」
刹那「一文字 とみのもとへ行かねば・・・・!」
テクテク
刹那「!」
刹那「な・・・何の用かな・・・」
刹那「あずにゃん」
梓「いい加減話してくれませんか?」
刹那「何を・・・かな」
梓「全てをです」
梓「実は・・・今日つけさせてもらいました」
梓「あんな見たこともない真剣な顔して・・・何調べてたんですか」
刹那「ちょっと・・・ね、あずにゃんには関係ないよ~」
梓「・・・・関係なくありません!!!!!」
梓「あなた本当に唯先輩ですか!?」
刹那「何言ってるの・・・あずにゃん。当たり前だよ」
梓「だったら・・・あのしゃべり方、なんなんですか」
梓「おととい、ギー太返そうと思って唯先輩追いかけたんです」
梓「そしたらおばあちゃんとの話し声が聞こえちゃって・・・」
梓「内容は聞き取れなかったけど・・・」
梓「唯先輩、あんな冷たい口調、で・・・」
梓「唯先輩・・・・・・何を隠してるんですか!?」
刹那「すまない・・・今は何も言えない・・・」
梓「ッ!」
刹那「だが少し待ってくれ・・・そしたら元の平沢 唯に・・・」
梓「唯先輩のばか!」
梓「そんなに私は信用ならないですか!?」
梓「私は・・・っ・・・私は唯先輩のこと・・・」
梓「・・・・・っ」ダダッ
刹那「おいっ!」
刹那「・・・・・・・」
刹那(その言葉は・・・俺にかける言葉ではない・・・)
ズガアアアアアアアン
刹那「!?」
刹那「あれは・・・・何故!」
0ガンダム『・・・・・・』
刹那「何故0ガンダムが!?」
刹那「それに・・・あの方向は・・・!」
刹那「まずいっ!!」ダダッ
_______________________
____________
______
0ガンダム内
リボンズ「ちぃ・・・"また"量子跳躍は失敗か・・・」
リボンズ「またこの世界に跳んでしまったのか・・・」
リボンズ「町の様子が違うな・・・前回の目撃者は全て始末したはずだが・・・」
_________________________
0ガンダム『・・・・・・・』カチャ
梓「ぁ・・・・・・・ひっ!」
ドテッ
梓(足が・・・・動かな・・・)
0ガンダム『・・・・・・』キュイィィン
梓「たすけて・・・・」
梓「唯先輩っ・・・・・」
___________________
ダダダダダダダッ
刹那「あれは・・・・!」
0ガンダム『・・・・・』キュイィィン
梓「・・・・・・!」
刹那「この距離ならば・・・・・っ!!!!」
バッ
ズガアアァァァァン
モクモク
刹那「大丈夫か?梓」
梓「ゆ・・・い・・・先輩?」
梓「唯先輩っ!」ダキッ
刹那「後は俺に任せろ」
梓「え・・・?何いって・・・」
_______________________
リボンズ「ん・・・?何だあの女は」
リボンズ「邪魔だよ・・・僕は忙しいんだ」
_______________________
0ガンダム『・・・・』カチャ
刹那「貴様は・・・・・・貴様はガンダムではない!」
刹那(突如として現れた0ガンダム・・・それならばっ!!!)
刹那「来い・・・・エクシア・・・・・」
0ガンダム『・・・・』キュイィィン
刹那(俺がこの世界に来た意味・・・それは・・・)
刹那(この少女達を・・・)
刹那(中野 梓と平沢 唯の未来を・・・ッ!!!!)
刹那「跳べ・・・・エクシアッ!!!!!!」
刹那「ガンダァァァァァァァァァァム!!!!!!!!!!!!!」
ガシャアアアアアアン
____________________
リボンズ「なっ!?MS!?」
リボンズ「0ガンダムを押し倒しただと・・・・!?」
リボンズ「しかもあれは・・・」
リボンズ「ガンダムエクシア!?」
リボンズ「刹那・F・セイエイか・・・・?」
リボンズ「いやコクピットハッチが開いている!」
リボンズ「無人で動いているとでも・・・?」
リボンズ「!・・・茶髪の少女が乗り込もうと・・・!」
リボンズ「させるかぁっ!!」
____________________
刹那「乗れ!梓!」
梓「唯先輩!?」
刹那「俺は平沢 唯ではない!」
刹那「訳は後で説明する!早く!」
梓「はっ・・・はい!」
刹那「0ガンダム・・・!何故この世界に!」ジャキン
刹那「何故こんなことを・・・!」ガキィィィン
刹那「くっ・・・GNブレイドッ!」ズバッ
リボンズ「何故少女にエクシアが動かせる・・・?」ブゥゥン
リボンズ「あの少女が刹那・F・セイエイだとでも・・・?」バシュウッ
リボンズ「はっそんな馬鹿なことがッ!」ガガガッ
ドカァッ
梓「キャアッ!」
刹那「梓ッ!」
刹那「これ以上は梓が危険だ・・・」
刹那「一気にけりをつける!」
刹那「GNドライブ最大稼働!!!!」
キュイィィィィィン
リボンズ「このままでは計画に支障が・・・!」
リボンズ「GNドライブ!」
キュイィィィィン
リボンズ「・・・・・・!?」
リボンズ「なんだこれは・・・太陽炉同士が共鳴している・・・!?」
リボンズ「跳躍反応だとっ!?」
リボンズ「うわあぁぁっ!」ブゥゥゥゥン
~~~GN空間~~~
刹那『ここは・・・?』
刹那『0ガンダムは・・・消えたのか』
梓『う・・・うぅん』
刹那『梓!大丈夫か!?』
梓『ん・・・あなたは・・・?』
刹那『!?・・・元の姿に!』
唯『私が説明するよ』
梓『唯先輩!?』
刹那『平沢 唯!?』
唯『えへへ~久しぶり~あずにゃん』
唯『そして・・・はじめまして、かな?刹那くん』
唯『私の中でずっと見てたよ・・・ありがとう』
梓『どういうことなんですか!?』
唯『えっとね・・・』
~~~~~~~~
梓『そんなことって・・・』
刹那『信じられないと思うが・・・』
梓『いえ、信じます』
梓『目の前であんなロボットみせられちゃ・・・』
梓『それに・・・あんなクールな唯先輩おかしかったですし』
刹那『そうか・・・』
刹那『だが何故俺やガンダムがこの世界に・・・』
唯『それは多分・・・』
刹那『知っているのか!?』
唯『刹那くんが私に乗り移る前の日にね、おばあちゃんが話してくれたんだ』
唯『50年前のこと』
唯『なんだか嫌な予感がするって・・・』
唯『またあのロボットが来るって感じたんじゃないのかな・・・』
唯『だからあずにゃんを助けるために刹那くんがきたんだよ・・・きっと』
刹那『そういう訳・・・なのか?』
スウウゥゥゥ
梓『あ、体が・・・!』
刹那『役目を果たしたから・・・か?』
梓『そんな・・・私、まだ何も・・・』
刹那『ありがとう、梓』
梓『え・・・・・?』
刹那『俺はもとの世界でお前達を見て元気をもらった』
刹那『その恩返しができて俺は良かった』
刹那『これからも元気でやってくれ・・・それでは・・・』
梓『あ、待って!』
チュッ
刹那『なっ!?///』
唯『あ!何してるのあずにゃん!』
梓『////ちょっとしたお礼です!ほっぺたですけど・・・』
唯『うえーんあずにゃんがとられた~!』
梓『刹那さんは唯先輩のかっこしてたんですから私の中ではもう一人の唯先輩みたいな感覚なんです!』
唯『ほぇ?』
梓『だから私は・・・その・・・唯先輩が・・・・』
唯『あああ・・・あずにゃ~~~ん!!!』ダキッ
梓『ちょっと!今大事な事を話してるんですよ!』
刹那『ふ・・・(やはり唯梓は・・・ガンダムだ)』
スウゥゥ
刹那『時間のようだ・・・』
唯『ありがとね・・・もう一人の私』
梓『あなたの事、忘れません』
梓『もう一人の唯先輩』
刹那『ああ』
スウッ
~~~~~~~~
唯「あ、町がもとにもどってる!」
梓「なんででしょう・・・」
唯「私のあずにゃんへの想いが起こした奇跡だね!」
梓「なんでですか!」
唯「あずにゃんむちゅちゅ~」
梓「もう・・・///」
~~~~~~~~~
刹那「・・・・・はっ!?」
唯『ずっと、永遠に一緒だ~よ~♪』
刹那「俺は夢を見ていたのか・・・?」
刹那「いや、この頬の感覚・・・」
刹那「それに梓を助けたときの擦り傷も・・・」
~~~~~~~~~
ニール「いや~いい映画だったな」
ティエリア「やはり素晴らしい、律澪の絆が垣間見える作品だった」
ニール「そうか?ほとんど唯と梓ばっかじゃねーか」
ティエリア「君はもっとよく注意してみたまえ!あの親への電話のシーンやホテルでな・・・!」
ニール「ああ分かった分かった・・・刹那?やけに静かだな」
刹那「・・・・・・・・」
刹那「ロックオン」
ニール「あん?」
刹那「・・・・・はガンダムだ」
ニール「ああ?なんだって?」
刹那「唯梓は・・・ガンダムだ!!!!」
ニール「はぁ?何言ってんだお前」
_______________________
______________
_______
リボンズ「何がおこったんだ・・・?」
リボンズ「跳躍システムは使い物にならないな・・・」
リボンズ「だがヴェーダの発見はもうすぐだ・・・問題ない・・・」
リボンズ「ククク・・・・」
~~~~数か月後~~~~
アレハンドロ「グウゥッ!」
刹那「武力による戦争根絶!」
アレハンドロ「フィールドが!?」
刹那「それこそが・・・ソレスタルビーイング!」
刹那「ガンダムがそれを為す!」
刹那「俺と!共に!」
刹那「そうだ・・・俺がっ!」
刹那(いや・・・俺と梓と唯が!)
刹那「俺達が・・・ガンダムだ!!!!!!」
おしまい
ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません