八九寺「まあ、原作もわりかしそんな感じですけどね」

暦「確かに、閑話休題てことで特に八九寺！お前がメタ要員だったろ？」

八九寺「む、心外ですね…宣伝要員と言ってください！」

八九寺「ところで阿良々木さん、セカンドシーズンは見ましたか？」

暦「言ってるそばから番宣！？」

八九寺「当然です！視聴率により次の映像化がきまるんですから」

暦「もちろん見たぜ、みんなの新OPもなかなかだよな」

暦「恋物語の貝木と戦場ヶ原のデュエットにはびびったけどな…」

八九寺「OPデビュー、先越されちゃいましたね…」

暦「というか僕が歌うことはないような…」

八九寺「残念でしたね～阿良々木さん♪」

暦「八九寺、なんだか嬉しそうだな？」

八九寺「ふふふ、なんてったって、私の人気が再び上昇しましたからね…」ﾌﾌﾝ

暦「傾物語からの鬼物語だからなー、あれは反則だよな」

八九寺「阿良々木さんへの愛の告白もありましたからね//」

暦「でも、物語からの退場…」

八九寺「…」ﾀﾞﾝﾏﾘ

暦「更に囮物語での千石…」

八九寺「全国のロr…こほん、紳士の皆さんの絶望は図りしれません」

暦「閑話休題てことで花物語からやればいいのにな」

八九寺「たぶん時系列順にやっているんでしょう」

暦「僕的には胸が痛い展開なんだけどな」ﾊｱ

八九寺「身も心も、ですね」

暦「でも暦物語でさ、お前最後の方ちらっとでたよな？」

八九寺「ああ、たしかに！思えばあれも試験直前に起きたんですよね」

暦「ああ、なかなか謎の多い終わり方だったな」

八九寺「終物語も続いてますからね」

暦「上刊が出たと思っちまったら今度は下刊だもんな」

八九寺「なかなか、おうぎダークにたどりつきませんね」

暦「終わらせるよう頑張ります！て、いってたのにな」

八九寺「私としては、再登場のチャンスを虎視眈々と狙っているのでいっこうに構わないのですがね！」ｸﾞﾌﾌ

暦「語る方は大変なんだぞ」

八九寺「それはご心配なく」

八九寺「暦物語中の中刊からは私が語りますから」

暦「中の中って…終わる気がないだろそれ」

八九寺「始めから終わる気のない物語」

暦「変なキャッチコピーをつけるな！」

八九寺「でも、私だって語り手になりたいんですよ」

暦「怪異は語り手になれないんじゃないのか？」

八九寺「そうなんですか！？」ｶﾞ-ﾝ

暦「お前が前に僕に言ったんじゃあないか…」

八九寺「過去は振り返らない主義なんです…」ﾄｵｲﾒ

暦「お前が言うと重いなぁ…」

八九寺「過去といえば、阿良々木さんも変わりはしたよね～」ｼﾐｼﾞﾐ

暦「背は伸びないけどな…」ﾄﾞﾖ-ﾝ

八九寺「そんな悲しい顔しないでくださいよ…」

八九寺「内面的なものが変わったと言っているんです！」

暦「そうかぁ？」

八九寺「そもそも主人公が変化しないなんて、物語としてありえないんですけどね」

暦「それを言っちゃったらおしまいだろ…」

暦「で？僕のどこが変わったって言うんだ？」

八九寺「まず、」

暦「うん」

八九寺「彼女ができましたよね」

暦「お、意外といい変化だな！」

暦「僕は友達がいなかったからな、大きな変化と言えるな」

八九寺「少ないじゃなくて、いないっていうのがアレですね…」

暦「何だよ…？」

八九寺「何でもないですよ、後はですね」

暦「おう」

八九寺「……ロリコンになりました」

暦「なにぃ！？」

暦「それは聞きずてならないな！」ｶﾞｼｯ

暦「誰がロリコンだ！僕はちびっこに優しい高校生だぞ！？」ｻｽｻｽ

暦「それをなんだよ、人をいたいけな少女を性的対象とする変態みたいに…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

八九寺「あの、阿良々木さん？」

暦「ん！？」ﾓﾐ

八九寺「……体を撫で回しながら言われても説得力がないと思います！！」

暦「ああ、そうだな」ﾊﾟｯ

暦「しかし、僕をロリコンたらしめる証拠がないじゃないか」

八九寺「どう考えても現行犯ですよ、阿良々木さん…」ｹｲﾍﾞﾂﾉﾒ

暦「そんな目で見るな！照れるだろ//」

八九寺「どこまで変態さんなんですか！？レベル高過ぎです！」

八九寺「でも、ふむ　証拠ですか…」

暦「僕が納得出来るものをな！」

八九寺「いいでしょう…」

八九寺「論破してやりますよ！」

八九寺「まずは高3の一学期です」

八九寺「阿良々木さんは怪異がらみの事件に関わり始めましたね？」

暦「物語的にもそこが始めかな」

八九寺「そこで事案が発生しました」

暦「事案というな事案と！」

八九寺「私という可愛い小学生に手を出し始めたのは」

暦「さっきから言い方に悪意を感じるな！？」

八九寺「最初は道を教えるという口実でちかづき」

八九寺「以降、頻繁にわたしにたいするセクハラ行為を働いてきましたよね！？」

暦「ど、どうだったかな？」

八九寺「とぼけないでください！阿良々木さんは私に」

八九寺「後ろから抱きついてい胸をまさぐったり」

八九寺「逆立ちをし続けパンツを凝視したり」

八九寺「さらには「分かったって！」

暦「確かに僕は八九寺に対する愛情が強過ぎたかもしれない…」

暦「それでも、僕はロリが好きなんじゃない八九寺が大好きなんだ…！」

八九寺「なー！何を言ってるんですかありゃあらぎしゃん//」

暦「ん、どうした？顔が赤いぞ～？」ﾆﾔﾆﾔ

八九寺「阿良々木さんのくせに生意気ですー！」//

八九寺「まあ、それはいいとして」

八九寺「他にも事案があるんですよね」

八九寺「金髪幼女とお風呂で密着」

暦「いや、それは」

八九寺「肋骨を触りながら一夜をともにしたり」

八九寺「式神童女と上半身裸でいちゃいちゃしたり」

八九寺「過去のロリロリな同級生を見て興奮したり」

八九寺「話の途中でいきなり唇を奪ったり」

八九寺「これをロリコンと言わず何と言うんですか？」

八九寺「いくら私が条例に立ち向かっているからってさすがにアウトですよ」

暦「よくよく考えたらそうかも知れない…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

八九寺「昔のクールキャラ(笑)はどこへ行ったんですかね～？」

勢いで立ててしまった…

こういうの需要ないかね？

ありがとう、がんばれる

暦「そういうお前は変わらないよな」

八九寺「そりゃあ怪異ですからね」

暦「それにしても、大人八九寺はどうなんだろうな？」

八九寺「なんですかロリコンなんですか？」

暦「もうその話はいいだろ…」

暦「僕が言いたいのは、ああいう風に八九寺は成長するのか？ってことだ」

八九寺「それは発育のいい私ですからすくすくと育ちますよ！」

暦「いいや、あんなにしっかりするとは思えないな」

八九寺「む、またまた失礼ですね」

暦「だってあまりの頼りがいに、僕敬語になっちゃったからね」

暦「あれが、八九寺真宵とは思えないんだよな」

八九寺「私だって対人スキルを養ったら頼りがいくらいでますよ」

暦「そうか？」

八九寺「そうなんです！！」

八九寺「でもあのパラレルワールドで阿良々木ハーレムは何人くらい生き残ってたんですかね？」

暦「ハーレムなんて無いぞ！　でもそうだな」

暦「まず僕が羽川にころされて」

暦「忍によって羽川がゾンビになる、てとこまでか？本編で想像してたのは」

八九寺「問題はそこからですよね」

暦「怒った戦場々原が羽川を殺そうとしたらおそらく戦場ヶ原も…」

八九寺「でも、忍野さんとかが止めていれば大丈夫なんじゃないですか？」

暦「ああ、あいつが思いとどまったことを願うよ」

暦「戦場ヶ原が生きていれば神原も生きてそうだな…あいつ足早いし」

暦「千石は…」

暦「…」

八九寺「…」

暦「あいつが生き残っているルートがまったく思い浮かばない…！」

八九寺「まだラスボス化してませんからね」

暦「斧ノ木ちゃんは死んだままの怪異だし影縫さんと一緒だしなぁ」

ガハラさん後追い自殺してそう。

八九寺「すると、やはり問題は…」

暦「ああ、僕の妹達だな」

暦「これに関しては、僕の家にはいなかったんだよな」

八九寺「ああ、着物はありましたけどね」

八九寺「コスプレさせてましたし…」ｼﾞﾄ

暦「コスプレっていうなよ…祭りといったら着物じゃないか！」

暦「こほん、そんなことより、知ってのとおり僕の小さい方の妹、月火ちゃんは死なない怪異だから」

暦「生ける屍になるのかは微妙なとこなんだけど…」

暦「かくいう僕も本編で考えることを放棄したからさ」ﾄﾞﾔ

八九寺「別に格好良くないですよ？」

八九寺「というか、「これ、西尾さん説明つかなかったな」って私は思いました」

>>19たしかに…

夕飯食べるので休憩

暦「月火ちゃんはファイヤーシスターズの参謀であるだけに頭が切れるから、なんとか家族を逃がせてればいいんだけど…」

八九寺「私の家族も…」

暦「…」

八九寺「…」

暦「なんかごめんな、八九寺…暗い話になっちまった」

八九寺「別にいいんですよ！話を振ったのは私ですし…」

八九寺「それより、忍野さんはどこ言ったんですかね？」

暦「ああ、そうだな…」

暦「羽川も探してたけど結局見つからなかったんだよな」

八九寺「バサ姉は外国に探しに行きましたけど、外国にいるとは思えないんですよね…」

暦「僕もそんな気がするなぁ、てか、バサ姉なんて言い合う仲だっけ？」

八九寺「さまざまなメディアリミックスによる影響です！お気になさらず」

暦「なんか僕の知らないところで色々あるんだな」

暦「やっぱり、怪異の専門家がいないと大変だよな」

八九寺「私は別に困りませんよ」

八九寺「実際被害が大きいのは阿良々木さんじゃないですか？」

暦「言われて見ればそうかもしれない」

暦「てか、ずっと思ってたことがあるんだけどさ」

八九寺「なんですか？気になります！」

暦「なんか解決法がさ、僕がボコボコになる方法な場合が多くないか？」

八九寺「そうかもしれませんね」

八九寺「でも、だからこそ阿良々木さんはたんさんの女性から慕われるのでは！？」

暦「いや、それにしてもさ、ライトノベルの主人公ってさ自己犠牲で解決！ってのが多いよな」

八九寺「しかもなんらかの、死なない、もしくは死ににくい能力を持ってますよね」

暦「そうそう、で戦うのは戦闘力の高いヒロイン、みたいな」

八九寺「バトル物に関わらず、主人公よりも女性キャラの方が強い場合が最近は多いですよ」

暦「へー、……ん？なんだ八九寺」

暦「お前やけに詳しいけど、どこで情報を仕入れているんだ？」

八九寺「公園です」

八九寺「最近の中高生はもっぱらライトノベルしか読みませんからね」

八九寺「公園で本を覗いたり、話を耳にはさんだり、ですよ」

暦「お前、なかなか壮絶な生活だな」

八九寺「いまさら気づいたんですか？」

暦「なんかごめん」

まいった、このまま書き続けることも出来るけどどうだろう？終わりが見えないんだが(困惑)

暦「なんか、話が湿っぽくなったから話題を変えようぜ」

八九寺「そうですね…夜ト神さん」

暦「人のことを、ただ今絶賛売り出し中のデリバリーゴッドみたいに言うな！」

暦「僕の名前は阿良々木だ！」

八九寺「失礼かみました…」

暦「いいや、わざとだ…」

八九寺「かみまみた」

暦「わざとじゃない！？」

八九寺「でも、阿良々木さんとかぶる部分もありますよね」

暦「声は確かに似ているかもしれないけど」

暦「僕は神を語ることなんか出来ないって」

八九寺「そうですね…、そんなことしたら私と同じように「世界から消される」ことになりますから」

暦「あのくらやみか…」

暦「そういえば、あの一件で僕の自転車は一台も無くなったんだよなー」

八九寺「え！？思い出すことそこですか！」

八九寺「そこは、私たちのお別れの話になるとこじゃないんですか！？」

暦「はは！何を言っているんだ八九寺」

暦「これは、お前のためを思って言っているんだぜ？」

八九寺「どういうことですか？」

暦「仮にここで例の「失礼かみましたエンディング」の話をしたとするだろ」

八九寺「なんですか、そのネーミング…」

八九寺「でも、あれのおかげで私の人気は急上昇ですよ！」ﾌﾌﾝ

暦「そこだ！」

八九寺「？」

暦「あのお別れが感動的であればあるほど」

暦「お前の再登場にさしつかえるってことだよ」

八九寺「そんな！？」

暦「せっかくあんなに感動的な話なんだ、続けたら興ざめしちゃうだろ」

八九寺「そんなことありませんよ！」

八九寺「どんな形であれ私の再登場は歓迎されるべきです！」

暦「おいおい、すごい自信だな…」

八九寺「私には聞こえますよ…」

八九寺「全国のロリかっこいい皆さんの嘆き悲しむ声が！」

暦「どこの情報なんだか…」

暦「まあ、本編でもこんな風な雑談出来るようになれば僕も嬉しいけどさ」

八九寺「もしかしたらラスボス化しているかもしれませんよ？」

暦「いや、それはないだろ」

暦「むしろ、困ったときの、みたいな感じで出てくるんじゃないか？」

八九寺「そうかも知れませんね」

八九寺「これ以上阿良々木さんの問題を増やしたら申し訳ないですからね！」

暦「ああ、これ以上はごめんだよ」

八九寺「そういえば臥煙さんってだんだんラスボス臭してきましたよね」

暦「確かに、僕輪切りにされちゃったしな」

八九寺「私、初めて絵を見たとき千石さんかと思いましたよ」

暦「帽子とかのせいだな」

暦「てか八九寺、お前って僕以外の奴と交流ないだろ」

暦「どこまで僕の知り合いのこと知ってたんだっけ？」

八九寺「バサ姉ぐらいしかいませんね、会話したのは」

暦「だよな、お前が「千石さん」って言うとすごい違和感があったからさ」

八九寺「そう考えるとバサ姉は阿良々木さんの知り合いの全員と面識があるんじゃないですか？」

暦「そう言われてみると…」

暦「春休みには、忍と忍野に出逢って」

暦「新学期には戦場ヶ原」

暦「夏には千石や僕の妹達」

暦「あれ？影縫さんとか斧ノ木ちゃんには会ってたんだっけ？」

暦「まずい覚えてないな…」

八九寺「そんなあなたは！」

八九寺「西尾維新作　偽物語(上•下)
講談社BOX　を書いましょう！」

暦「お前は商魂逞しいな」

八九寺「売れることにこしたことはありませんんからね」

八九寺「アニメのセカンドシーズンが終わって、物語シリーズが下火になってしまったら大変ですから！」

暦「おう、たしかにそうだな」

暦「じゃあ僕も」

暦「1月末に発売されました」

暦「終物語(中刊)　西尾維新作　講談社BOXは」

暦「暦物語での疑惑の終わりで、更に不思議さがました、臥煙伊豆湖さんが表紙です」

暦「今回は僕の愛すべき後輩、神原駿河もでてくるし」

暦「もちろん、表題になっている忍もでます」

暦「時系列的には鬼から猫(白)の間ぐらい」

暦「…できれば話したくなかった話なんだけど、扇ちゃんが聞き上手なもんで…」

暦「という訳で、満足できる内容になっていると思うので、是非最寄りの書店でお買い求めください！」

八九寺「それでは、最後に」

青春は、
　　　　「彼」を語らず
　　　　　　　　　　　 終われない

八九寺「お楽しみに！」

暦「っておい！！」

八九寺「は！？体が勝手に！」

暦「どんな怪異だよ…」

暦「こんなところで宣伝活動する必要はやっぱりないんじゃないのか？」

八九寺「阿良々木さん、こんなことわざを知っていますか？」

八九寺「塵も積もれば…」

暦「大和撫子？」

八九寺「~し~抜きで、いや~死ぬ気で♪」

八九寺「って、なにを言わせるんですか！」

暦「いやー、つい、な」

八九寺「やめてくださいよ、他人の歌を歌ったって私に一文の得もないんですからね！」

暦「お前はブレないな…」

八九寺「私に言わせれば、皆さんがブレ過ぎです！」

暦「そうか？」

八九寺「そうですよ！阿良々木さんの小さい方の妹さんなんか髪型もキャラもブレブレじゃないですかぁ！」

暦「いや、あいつはずっとだから、逆にブレてないよ」

八九寺「じゃあ、あの式神童女はどうなんですか」

暦「斧ノ木ちゃんか…」

暦「たしかに、あの子は会うたび口癖が変わっているからな」

八九寺「そのせいで、なかなか同人誌が作りにくいじゃないですか！」

暦「別にいいだろ、それがあの子のアイデンティティーなんだから」

八九寺「そう言われると何も言いかえせませんけど…」

八九寺「それにしても、阿良々木さん」

暦「どうした八九寺？」

八九寺「あなたの相棒さんが一番ブレてますよ！」