男「あれ?俺もしかしておふくろ殺しちゃった?」(237)

男「やっちゃったかな」


階段の下でぐったりする男の母親


男「むかついたからちょっと押したら階段から転がり落ちちまうんだもんな」


目を見開いてピクりともしない母、鼻からツゥーっと鼻血が垂れてきているのが見える


男「これじゃあ、もうジャンプ読めないなー」


ボリボリと頭を掻き毟る男、パラパラと舞い散るフケ


男「あーメンドクセー、もうあれだな、俺も死ぬか~」


そう言うと男は「ふぁ~~あ」っとアクビをしながらトントンと階段を降りていった

男「おーいおふくろ~生きてるか~?」


母「」


男「死んでるか~」

足でチョンチョンと母の身体を小突く男、しかし何の反応も返って来ない


男「やっぱ駄目か」


くるっと家の中を見渡す男


男「包丁、包丁っと・・・」

男「あ!」


男が包丁を持って動きを止める


男「やっぱ手首切って死ぬより、首吊った方があんまり痛くなさそうだな」


コト


男「うんそれがいい、それがいいな!うん」


居間をウロウロしながら紐を探す男


男「う~んビニール紐じゃどう考えても駄目だよなぁ・・・・、やっぱロープだよなぁロープ」


男が座布団を持ち上げて下を見ていた、その時


ピンポ~~ン


男「ん?」

男「なんだぁ?妹のやつ家の鍵忘れでもしたか?」


面倒くさそうに玄関を開ける男

ガチャ


幼馴染「え!?男君!?」


そこには目を丸くして驚いてる幼馴染が突っ立ていた、露骨に嫌そうな顔する男


男「なんだ・・・・学校・・・どうしたんだよ」


幼馴染「やだなぁ今日日曜日だよ?」


男「そうだっけ・・・か?」


幼馴染「珍しいね!男君が部屋から出てるなんて!!」


男「う~ん、確かにそうかもね・・・・話変わるけどさ、ロープかなんか持ってない?」

幼馴染「ろーぷ?」


男「そうそう」


幼馴染「う~ん、残念ながら持ってない!」


男「あっそ」


玄関を閉めようとする男、それを慌てて幼馴染が止める


幼馴染「あ!待って!待ってよ!」


男「・・・・なに?」

玄関からチラっと顔を覗かせて話す男


幼馴染「へへへ、さっきお料理の練習してたんだけどね、せっかくだから男君にも食べてもらおうと思って」


そう言うと幼馴染は弁当箱のような物を男に見せた


男(・・・・・ま、ちょうど腹減ってたしいっか)

男「あ、それからあげ入ってるか?」


幼馴染「からあげはないな~」


男「じゃあ作ってこいよ」


幼馴染「え~そんな~、他の料理が冷めちゃうよ~」


男「チっ」


しょうがないと言う顔を浮かべてチョイチョイと幼馴染に手招きする男


幼馴染「え!?入っていいの?」


男「入らないのか?閉めるぞ」


幼馴染「入る!入る!お邪魔しま~~すっ!」

玄関を閉め、鍵をかける男


幼馴染「ん~?男君って以外と用心深いんだね」


男「んだよ、文句あんのか?」


幼馴染「ないない!これは褒めてるの!!」


男「ふん」


玄関から入って左の通路、階段下で母親の死体がそのまま放置されている


幼馴染「ふんふ~ん♪」


彼女はそのことに気づかなかった


幼馴染「あれ?男君のお母さんは?お仕事?」


男「まだ寝てるよ」

幼馴染「この卵焼きね!私の自信作なんだ!」


卵焼きを箸で掴み、男の口元に持っていく幼馴染


幼馴染「あ~ん」


男「やめろ、自分で食えるっつの」


パシっとそれをハタく男、箸からこぼれた卵焼きがテーブルに落ちる


幼馴染「あ~」


不機嫌そうに自分の箸を取って卵焼きを取る男、幼馴染はテーブルに落ちた卵焼きをヒョイっと持ち上げ口に運んだ


幼馴染「三秒ルール三秒ルール」モグモグ


男「汚いやつだな」


男も卵焼きをパクパクと食べる

男「この卵焼き味ねーぞ」


ポイっと箸を投げる男


幼馴染「そうかなぁ~?結構味濃いほうだと思うけど」


男「お前の料理全体的に薄いんだよ」


幼馴染「う~ん、精進します・・・」


男「ったくよ・・・」


幼馴染「こうやって男君と二人で食事するの久しぶりね?」

ねーねーっと楽しそうに話す幼馴染


男「そうだっけか?忘れた」


幼馴染「そうだよー、男君全然学校に来ないんだもん」


男「ふん」

幼馴染「そうだ!!」


ガバっと立ち上がる幼馴染、男の身体がビクっと揺れた


男「んだよいきなり・・・」ドキドキ


幼馴染「私、今日どうせ暇だから男君の為にからあげ作ってあげるよ!!」


男「いーよもう、腹一杯になったから


幼馴染「人の好意は素直に受け取るものだよ男君!」


男「好意は押し付けるもんじゃないだろ・・・」


幼馴染「そうと決まれば今からスーパーに行って材料買ってくるね!」


パタパタっと玄関に向かう幼馴染


男「おいおい、いいっつのほんとに」

幼馴染「男の子が遠慮しな~~い!」


男「遠慮してねーっつの、お前もうそのまま帰れよ!」


幼馴染「また戻ってくるからね」


男「いいっつの!」


幼馴染「絶対帰ってくるから、絶対・・・ぜ・・・」


ふと横の通路に目をやる幼馴染


幼馴染「あれ?・・・お母さん?」


男「・・・・・・」

幼馴染「大変ッ!!」


バッと母の死体に駆け寄る幼馴染


幼馴染「男君のお母さん倒れてるよ!!」


ゆさゆさと死体を揺さぶる幼馴染


幼馴染「い、息してないよ!!こ、こういう時は心臓マッサージだっけ・・・えっと、人工呼吸だっけ!?ねぇ!!」


男「・・・・」


幼馴染「あ!そ、その前にきゅ、救急車!救急車呼ばなくちゃ!!」


男「・・・・」


幼馴染「男君早く救急車呼んで!!」


男「安心しろよ、その必要はないからさ」

幼馴染「え?」


頭をボリボリと掻く男


男「だ~か~ら~呼ぶ必要ないって言ってんだよ、もう死んでんだからさ」


幼馴染「・・・知ってたの?男君・・・お母さんが倒れてたの・・・・」


男「う~んまぁ~ね」


幼馴染「なんで、なんでほっといたの!?」


男「階段から突き落としたらさ、即ポックリだったから仕方なかったんだよ」


幼馴染「男君・・・・今なんて言ったの・・・・・?」


男「だから階段から突きお・・・」

幼馴染「男君がお母さんをこうな風にしたの?」

男「そうだよ?」

幼馴染「何言ってるの男君・・・」


男「頭悪いな~お前」


幼馴染「男君が言ってること全然わかんないよッ!!!」


男「アスペかよ」


幼馴染「なんでこんなことするのッ!?お母さんでしょ!?」


男「あーうんうん、そうですよ~」


幼馴染「酷すぎるよッ!!」


男「大丈夫だって」


幼馴染「何が大丈夫なの!?どうするつもりなの!?」


男「俺もすぐ死ぬからさ」

幼馴染「え?」


男「捕まったらあれだろ?何年もネットもない牢屋ん中で暮らさなきゃ駄目なんだろ?そんな面倒くさいの死んでも嫌だからさ」


幼馴染「え?」


男「だから先に死んじゃおうと思って」


幼馴染「お、男君死んじゃうの?」


男「うん、死ぬね、間違いなく死ぬ」


幼馴染「駄目だよそんなの・・・・」


男「どうせこの世から俺一人消えたぐらいじゃどうってことないから安心しろよ」


幼馴染「駄目だよそんなのッ!!」

男「でかい声出すなよ・・・あ~うるせぇな~」


幼馴染「男君が死んじゃうなんてそんなの耐えられないよ・・・」


男「お前俺のなんなんだよ」

へっと笑う男


幼馴染「やだよ・・・そんなの駄目だよ」ブツブツ


男「あ?聞こえねーよ?」


幼馴染「駄目、駄目そんなの駄目・・・なんとかしなきゃなんとかしなきゃ・・・」ブツブツ


男「・・・・あ、そういえばロープ探してたんだったな、ロープロープ」


幼馴染「わかったッ!」


男「?」


幼馴染「私がなんとかしてあげるよ!」

男「お前が何をどうするんだよ」


幼馴染「男君が捕まらないようにして、死ななくてもいいように私がする!」


男「無理無理、死ぬから俺」


幼馴染「無理違う!無理違う!絶対大丈夫!」


男「その自信はどっから来るんだよ・・・」


幼馴染「私は男君の為ならなんでもできるんだよ」


男「あっそう」


幼馴染「とりあえず男君のお母さん運ぼうよ」


男「運ぶってどこに?」


幼馴染「とりあえずお風呂かなぁ~、細かいことは後から考えよう!」

幼馴染「う~~ん、男君のお母さんおもい~~~~」


男「おい!足ちゃんと持ってろよな!」


幼馴染「うう~、がんばる」


男「よし着いた」


ガラガラと浴室の戸を開ける男


浴槽に運んできた母親の死体を放りなげる二人


母「」


男「で、どうすんだよ?」


幼馴染「それは今から考える」


男「早くしないと姉貴も妹も帰ってくるぞ」(メンドクセェ、とっとと死んどきゃよかった)

幼馴染「埋めるっていうのは?」


男「どこにだよ、ウチ庭ないぞ」


幼馴染「どっか山奥に運ぶ!」


男「俺車持ってないし運転もできないからな」


幼馴染「私も」


男「はい却下」


幼馴染「う~ん」


男「無理なんだよやっぱ、死ぬわ俺」


幼馴染「わー!!待って待って!もうちょっと考えさせて!」


男「考えたところで何か出るとは思わないんだけどな俺は」

改行が気持ち悪すぎる

幼馴染「思いついた!」


男「はい幼馴染君、発言を許す、どうぞ」


幼馴染「細かくしてどこかに捨てる!」


男「面倒くさい却下」


幼馴染「え~~~ッ!?」


男「やだよ、死体切り刻むなんて、殺したのは確かに俺だけど抵抗あるぞさすがに」


幼馴染「私がやる!」 フンっと胸を張る幼馴染


男「大丈夫か~?お前、ちっさい頃も工作できなくて俺に泣きついてたクセによ」


幼馴染「ム・・・・、あの頃の私とは違いますからね」


男「どうだか」

>>37
読みやすいと思ったんだけどな、次から直すわ

幼馴染「えーと死体をバラバラにする方法っと」

カチカチ

男「ググって出るもんなのか?」

幼馴染「わかんない、やったことないしちょっとでもやり方があればいいな~なんて」

男「・・・・」

カチカチ

幼馴染「う~ん、事件の記事ばっかりで見つからない・・・」

男「諦めなされ」

幼馴染「男君は色々諦めすぎなんだよ!」

男「褒めるなよ」

男「どこ行くんだ?」

幼馴染「買い物!」

男「買うって何を?」

幼馴染「ホームセンターでノコギリとか」

男「包丁でやれよ、包丁で」

幼馴染「あんなので胴体真っ二つにできないでしょ」

男「あぁそっか」

幼馴染「男君もほら!外行く用意して!」

男「あ?俺も!?」

幼馴染「だって男君一人にしたら死んじゃいそうなんだもん」

男(よくわかってらっしゃる)

――――ホームセンタ――――

幼馴染「見て見て~~!これこれすごいよ~~!!」

でかいノコギリを持ってハシャぐ幼馴染

男「馬鹿やめろ!・・・みんなに見られてるぞ」ボソ

幼馴染「あ///」

途端にシュンとする幼馴染、普段からこれくらい大人しかったらいいのにな

幼馴染「とりあえずこれでいいかな?」

手に持つでっかいノコギリを見せる幼馴染

男「そんなでっかいのあんな狭いとこで振り回すつもりか?」

キョロキョロと店内を見回す男

男「あった、あれだ」

男が持ってきたのは金鋸だった

幼馴染「何それちっちゃい」

男「これぐらいが丁度いいんだよ」

ホームセンターから出た二人

幼馴染が男と腕を組んで歩く、嫌そうな顔をする男

男「歩きにくい・・・」

幼馴染「あったかーい」

男「離れろよ」

幼馴染「やだ~」

スリスリとさらにひっつく幼馴染

男「あ~鬱陶しいなぁ~~」

幼馴染「またまた嬉しいくせに」

男「うれしかねーよ」

――――自宅――――

幼馴染「たっだいまーッ!」

バーンと玄関を開ける幼馴染

男「やめろ!騒々しい」

そのままドタドタと浴槽に走る幼馴染

幼馴染「お母さんにもただいま!」

母「」

男「死体に話かけてどうすんだよ、死体に」

幼馴染「ナムナム」

男「そうだな、それが正しいな」

幼馴染「じゃあ男君、買ってきたノコギリ貸して」

男「ほらよ」

金鋸を手渡す男

幼馴染「ありがと」

男「なぁ」

幼馴染「なに?」

男「ほんとにやるつもりか?」

幼馴染「やるよ?」

男「やめたいのならやめていいんだぞ」

幼馴染「ダイジョーブ!」

男「無理すんなよ」

幼馴染「大丈夫だって!心配性だな男君は!」

ケラケラと笑う幼馴染

男「別に・・・そんなんじゃねぇよ・・・」

幼馴染「よいしょっと」

おもむろに服を脱ぎ出す幼馴染

男「馬鹿!お前何脱いでんだよ!?」

幼馴染「だって服汚れちゃうもん」

そういうとパンツを脱ぎ捨ててかごに放り込んだ

男「言えば雨合羽くらい貸したっつーの!!」

幼馴染「それにこっちのが解放的でいいよ」

裸で浴室に入る幼馴染、手にはさっきの金鋸

男「ヘンタイだな、お前」

幼馴染「ヘンタイかなぁ・・、ふふ、ヘンタイかも・・・」

ひょいひょいっと手早く母親の衣服を剥ぎ取る幼馴染

幼馴染「あ、男君のお母さん結構おっぱい大きいね!」

男「人のオフクロの裸をマジマジと見るんじゃねーよ」

幼馴染「へへ、テレてる?」

男「ちげーよ」

幼馴染「カ~ワイイ~」

男「うっせーな、早くやれよ!」

幼馴染「はいはい」

ピトっと歯を死体の太ももにあてる

幼馴染「足からかなやっぱり」

男「腕のがいんじゃね?」

幼馴染「腕のがいいかなー細いし」

ギッギッギ

手首に歯を入れ、力を入れて引く幼馴染

ギッギッギ

歯が前後する度にズブズブと肉に歯が沈んでいく

飛び散る血液、ビタビタとそれが幼馴染の裸体にかかる

幼馴染「はぁはぁ」

ギッギッギ

男「・・・」

ギッギッギ、ガリゴリ!ゴリゴリゴリ!

音が変わる、おそらく肉を抜けて骨にぶち当たった音だ

幼馴染「ふぬぬ・・・!!」

ガリゴリガリゴリ

幼馴染「かったい!骨かったいよ!」

男「がんばれがんばれ」

幼馴染「む~他人事だと思って~~」

切り落とした手首を持ってブラブラさせる幼馴染

幼馴染「おっす!おら手首!よろしくな!!」

男「お前って・・・・悪趣味だなほんと」

幼馴染「む、本気で引いてる?」

男「本気」

幼馴染「はいはいスイマセンでした」

ぽいっと手首をバケツに放り込む幼馴染

今度はその先の腕、10cmほどのところに歯を当てる

幼馴染「大きさってこれぐらいでいいのかな?」

男「最終的に手足はコンビニ袋かなんかに包んでゴミ袋に入れて捨てるつもりだからな、小さいほうがいい」

幼馴染「げぇ、重労働だ」

男「働け働け~」

両腕を切断し終える幼馴染

大分疲れたのかゼーゼーっと肩で息をしている

幼馴染「はーはー・・・つ、疲れた・・・」

男「まだ半分もいってないけどな」

まだ死体には胴体、頭、両足が残っている

幼馴染「はーはー・・・ちょっとタンマ・・・休憩させて・・・」

男「いいぜ、あがってこいよ、飯にしようぜ」

幼馴染「あ!」

男「なんだよ」

幼馴染「からあげの材料買ってくるの忘れてた」

ヘヘヘと笑う幼馴染

男「いーよもう、とっとと服着てあがれ」

幼馴染「はいはい」

男「ほらよ、コーンフレークだけど」

幼馴染「やったー!ケ○ッグだー!」

男「で、なんでお前は裸なんだよ」

幼馴染「だってまたすぐ戻るし、着替えるの面倒くさい」

シャクシャク

男「もうちっとな、女なんだから気にしたほうがいいぞ」

パクパク

幼馴染「男君は嫌?」

男「べっつに、どうでもいい」

パクパク

幼馴染「ふふん♪」

男「・・・・何やってんだ?」

幼馴染「私の美乳!なかなかでしょ」

男「へっくだらね~、それに乳ならオフクロのがでかかったじゃねーか」パクパク

幼馴染「・・・」

グッチグッチ

浴室から音がする

幼馴染がまだ作業に勤しんでる音だ

男(どれどれ)

ひょいっと浴室に顔を覗かせると、死体に馬乗りになってなんかやってる幼馴染が見える

男「何やってんの?」

幼馴染「ん~?別になにも~」

振り返らずにそのまま話す幼馴染

男「あっそ・・・、ま、無理しすぎないようにな」

そう言って男はその場を離れた

幼馴染「なくさなきゃなくさなきゃなくさなきゃなくさなきゃなくさなきゃ」ブツブツ

死体の乳房を包丁で切断する幼馴染

幼馴染「すてよすてよすてよ」

幼馴染「男く~~ん!」

浴室から声がする

男「なんだぁ~~!?」

居間でテレビを見ていた男が面倒くさそうに返す

幼馴染「バケツー!バケツ一杯になっちゃたから新しいの持ってきてー!」

男「バケツなんか二個も、三個も置いてねーっつの」

ばっと椅子から立ちあがって辺りを見回す男

男「あぁこれでいいわ」

ガラガラ

幼馴染「あ!男君持ってきてくれた?」

男「とりあえずゴミ袋に入れとけ」

チラッと死体に目をやる

男「もう両足終わったのか早いじゃねーか」

幼馴染「結構慣れてきたよ、褒めて褒めて!」

男「よしよし」 ポンポンっと幼馴染の頭をなでる

幼馴染「もっといいこと考えちゃった」

男「よし、言ってみなさい」

幼馴染「この細かく切ったパーツの」

パっと肉片を一つ手にとる

幼馴染「骨のまわりの肉だけ包丁で削ぐの、で骨はトンカチかなんかで砕いて捨てる」

男「ほう、確かにそれならより小さくなるな」

幼馴染「トイレとかに流したりできるよ」

男「でもよ、大変だぜぇやるとなったら」

幼馴染「私一人じゃ無理かも」

チラ

男「う、勘弁してくれ」

幼馴染「ちぇ」

男「とりあえず全部均等にしちまおう」

幼馴染「胴体はどうする?」

男「とりあえず真っ二つか?」

幼馴染「無理、歯が足りないよ」

男「でっかいノコも買っとけばよかったか」

幼馴染「とりあえず内臓だけ抜く?」

男「うーんモツだけ抜いてミキサーかなんかで細かくして便所で流せばいけるかもな」

幼馴染「で、ぺしゃんこになったのをきっちゃうと」

男「そうそう、どうせ輪切りにしても内蔵がぼろんちょしちゃうんだしな」

幼馴染「おっけー」

男「あっと、その前に頭だけ切り落としとけ」

幼馴染「どうして?」

男「頭がついてるとな・・・そのなんだ・・・ちょっとキツいんだよ」

幼馴染「なるほど」

男「頭はそのゴミ袋かなんかに入れといてくれ、できるだけ見えないとこにな」

幼馴染「ふんふ~ん♪」

ヌッチャヌチャ、ベチャ

腹からすくった内臓を洗面器にべちゃっと放り込む幼馴染

男「楽しそうだな」

幼馴染「楽しいよ~、男君と遊ぶの久しぶりだもん」

男「お前がうらやましいよ・・・」ボソ

幼馴染「え?」

男「いや、なんも、ちょっと俺お茶飲んでくるわ」

幼馴染「私オレンジジュース!」

男「ジュースあったかな・・・、とりあえずなんかあったら持ってきてやるよ」

ガラガラピシャン

浴室の戸を閉める

男(あいつにあんなことさせて、なにやってんだ俺・・・)

ピンポーン

男「・・・・」

ドンドンドン、玄関を激しく叩く音

ピンポーン!ピポピポピンポーン!

男「うるせーなぁ、一回鳴らしゃいいっつの」

ガチャン、玄関の鍵を開ける男、その瞬間勢いよくドアが開く

妹「もー!!なんで鍵閉めてるのよおかあさんッ!!」

男「おかえり」

妹「え!?あ、兄貴!?」

男「鍵かけたの俺だ、悪かったな」

妹「え、いや・・べつにいいけど」

男「どうした?早くあがれよ」

妹「あ、うん」

妹(引き篭もりのゴミ兄のやつが珍しく下にいるからちょっとたじろいじゃったじゃんか)

男「飯・・・ないけど適当に食えよ」

妹「お母さんは?」

男「さぁな、出かけたんじゃないか?」

妹「あれ?」

ふと浴室に目をやる妹

男「どうした?」

妹「お風呂電気つけっぱなしじゃない」

パチンとスイッチを切る妹

男「あ!馬鹿!!」

妹「?」

幼馴染「わー!停電だーーッ!!」

妹「え!?」

バッと妹が振り返る

妹「お母さん出かけてるって言わなかった!?」

男「中にいるのは幼馴染だよ」

妹「はぁ?」

妹「なんで幼馴染さんがウチのお風呂にいるの?」ボソボソ

男「別にいいだろ、何か都合悪いのか?」

妹「おかしいよ!」

男「ご近所さんだろ、風呂借りることの一つや二つあるだろ」

妹「えーー!?」

男「大丈夫、風呂借りたらすぐかえ・・」

妹の後ろに目を向ける男

浴室の戸をほんの少しだけ開いて、幼馴染がこっちをジっと覗いているのがすりガラスのシルエットでわかる

妹「早く帰ってもらってよ!」ボソボソ

男「お、おい、それよりも早く浴室の電気点けてやれ」

妹「あ、そ、そうだった」

パチン、スイッチを上げる妹、シルエットがスっと消える

幼馴染「あー、停電直った~~!」

男「・・・・」

妹「早くお風呂入りたいッ!!」

男「だから幼馴染が出るまで待てって」

妹「ヤダ!我慢できないの!私はすぐお風呂に入って部活でかいた汗を流したいの!!」

男「別に汗臭くたっていいじゃねーか」

妹「全身腐敗臭の兄貴と一緒にしないでよッ!!」

男「ひでーなおい」

妹「もう・・・お母さんいつ帰ってくるって?」

男「さぁな、もう帰ってこないかもな」

妹「はぁ!?なにそれ」

ズズズっと茶を飲みながらテレビを見る男

妹「ちょっとどういうことそれ!?」

男「うるせーな、テレビの音聞こえないだろ」

妹「ねぇ!!お母さんどこいったの!?」

男「知らねーつってるだろ」

妹「もういい!電話するから」

携帯を取り出す妹

妹「ふん、兄貴に聞いたあたしが馬鹿だった」

男「・・・・」

テレビからガヤガヤと聞こえる笑い声、男が無表情でそれを見ている

携帯の発信ボタンを押す妹

ブー!ブー!ブー!

途端に部屋に響くバイブ音

妹「え?」

ギョっとした顔で音がした方向に顔を向ける

そこには棚に置いたままになっている母親の携帯があった

男「忘れていったんだろ・・・」

妹「忘れたって・・・」

男「よくあるだろそんなこと」

妹「だけど・・・・なんか変だよ・・・」

男「変って何が?」

妹「この時間にいつも夕食の支度してるお母さんがいないことと、しっかり者のお母さんが携帯忘れたこと、あと」

男「あと?」

妹「兄貴がここにいること」

男「上で引き篭もってりゃよかったか?」

妹「それに・・・それにあの幼馴染さんがウチにいるのもおかしいッ!」

男「そうか?」

妹「そうだよ!!」

男「考えすぎなんだよお前は」

妹「なんか怖いよ・・・」

男「なにが?」

妹「お母さんになにかあったのかも・・・」

男「落ち着けって、とりあえず座れ

妹「さわらないでよ!!」

バシっと男の手を払う妹

男「・・・・」

妹「なんか兄貴も怖いよ!」

男「・・・・」

妹「お、お母さん探してくる・・・」

男「いいから座れって」

上着を着る妹

男「座れ」

妹「!?」

ガシっと妹の腕を掴む男

妹「いた・・・」

男「まぁ茶でも飲んでだな、落ち着こうぜ」

妹「あ、兄貴?」

妹「離してよ・・・」

男の手を振りほどこうとする妹

男「どうした?そんなに慌てることかよ?なぁ?」

妹「離してッ!!」

片方の手で男の手を引っかく

男「ッツっ!?」

妹「!!」

バっと今から玄関に向けて走る妹

男「馬鹿!!戻ってこいッ!!!」

妹(お姉ちゃん・・・!お姉ちゃんに電話しなきゃ・・・!!)

携帯を取り出しながら玄関に走る妹

浴室の前を通り過ぎようとした時、横からニュっと突然腕が伸びる

ガッ

妹「!?」

裸の幼馴染が妹の首根っこを掴んで動きを止めた
幼馴染「男くーん?捕まえたよ~?」

ほらよ
http://occult4cica.blog50.fc2.com/blog-entry-41.html

カラカラっと妹の持っていた携帯が床を滑る

妹「うーーぐうぐ~」

首を押さえられて苦しそうにもがく妹

男「馬鹿!!なんで出てきたんだッ!?」

幼馴染「え?」

男「そのまま外に出せばよかっただろ!?」

パっと妹の首を離す幼馴染

幼馴染「駄目だった?」

男「駄目駄目だっつの!、外に出てるときにとっとと死体隠せばよかったろうがッ!!」

幼馴染「ははは、そこまで考えてなかった~」

妹「死体ってなに?・・」

男「・・・・」

幼馴染「・・・・」

妹「ねぇ!答えてよ!!」

男「とりあえず縛るぞ・・・」

幼馴染「あれ?」

男「なんだよ?」

幼馴染「コロサナイノ?」ボソ

男「馬鹿ッ!妹なんだぞ!?」

妹「・・・え?、何言ってるの?」

幼馴染「ふ~ん」

男「とりあえずなんか紐持ってきてくれ、居間にビニールのやつがあるから・・・」

幼馴染「はいはい」

妹「ねぇ兄貴、何やってるの?ねぇ」

男「いいからお前はジッとしてろ、絶対あいつの前で変なことするなよわかったな?」

妹「・・・・逃がしてよ兄貴」

男「・・・駄目だ」

妹「兄貴・・・」

幼馴染「持ってきたよ~」

さっきまで暗くてよくわかんなかったけど
この幼馴染って人、よく見たら裸だ、身体中に赤い液体が付着してる・・・・なにやってたのこの人

妹「むぐ~」バタバタ

幼馴染「うるさいぞ~」

妹「・・」ピタ

男「とりあえず上の俺の部屋に放り込んどく」

ぐいっと縛った妹を抱える

幼馴染「だめだめ」

男「あ?」

幼馴染「逃げられたらどうするの?」

男「俺が見てるよ」

幼馴染「だめだめ、浴室に置いといて私が見とくから」

男「あれを見せるつもりかよ!?」ボソ

幼馴染「そういうつもりじゃないけど、そっちのが安心かな~って」

さr(ry

さr(ry

幼馴染がグイっと妹を引きずって浴室に連れて行く

男「やめろっておい!」

幼馴染「・・・・」

ズルズル

ガラガラガラっと戸を開ける幼馴染、ムワっと中から漂う酷く生臭い匂いが鼻腔を突く

妹「むぐぅ~~!?」(なにこの匂い!?)

幼馴染「~~♪」

ドサっと浴室に放り込む幼馴染

幼馴染「妹さんはそこで見とくといいよ~」

妹(?)

ふと浴槽を見ると、なにか不思議な物体が寝そべってるのが見える

よく肉屋とかにあるでっかい塊だ肉の

赤黒く、ところどころ肌色のその物体、元々母親だったそれは今や見るも無残な肉塊と化し実の娘にも判断がつかないレベルにまでなっていた

ヌチャ

わきに置いてある洗面器にうっかり手をついてしまう妹、なにやらブニャリとした感触が手に広がる

さr(ry

こんなドラマなかったっけ?
ウルトラレッド?

まだ~か

妹(なにこれ?・・・)

洗面器に溜まってる赤黒くヌメった物体

妹(内臓?)

無造作に突っ込まれたそれは確かに腸のような形をしている、酷く臭い

まわりを見ると洗面器の他に、バケツ、ゴミ袋、どれも同じようのが詰まっている

幼馴染「ふ~んふ~ん♪」

金鋸を使って手馴れたようにその肉塊を少しずつ削いでゆく幼馴染

妹(なにやってるのこの人?)

幼馴染「あ、ちょっと大きく切りすぎたかな」

妹(なにをやってるの!?」

幼馴染「あ!」

突然大きな声をだす幼馴染、ビクっと妹の肩が跳ねる

幼馴染「これなんなのか気になる?」

妹「・・・・・」

幼馴染「教えたげようか?」ボソ

うは
はよはよはよ

ガサゴソとゴミ袋を漁る幼馴染

おもむろに取り出す丸い物体

幼馴染「じゃ~~ん男くんと妹ちゃんのお母さんで~す」

取り出した頭部を妹に見せる幼馴染

妹「~~~~~~~~~~!!!!!!」

男「なにやってんだ?」

ガラっと戸を開ける男

幼馴染「お母さんの頭見せてたよ」

男「ほんっと・・・・趣味悪いなお前・・・」

幼馴染「怒った?」

男「呆れた」

ピリャンっと戸を閉める男

幼馴染「・・・・・・怒られちゃった」

クルっと振り返る幼馴染

妹は目を白黒させて放心状態、それプラス失禁もしたようだ

男「で、こいつは何やってんの?」

風呂の隅に目をやる男、妹が虚ろな目をして母の頭を抱えたまま呆然としている

幼馴染「さぁ?でも静かになったからよかったね」

いそいそと解体する幼馴染

男「夜中までに終わりそうか?22時ぐらいになると姉貴が仕事から帰ってくるんだ・・・」

幼馴染「・・・・」

ギッコギッコ

男「どうなんだ?」

幼馴染「私一人じゃ無理」

男「・・・・」

幼馴染「・・・・」

ギッコギッコ

男「わかったよ・・・俺も手伝うよ・・・」

幼馴染「ほんと!?」

男「あぁ・・・ほんとだ」

>>113
アウトって日本のドラマでなかったかな確か

ピャリャン

幼馴染「男君も服脱ぎなよ」

男「やだよ」

幼馴染「開放的でいいもんだよ」

男「・・・ま、いっか、雨合羽持ってくるの面倒くさいし」

衣服を脱ぎ出す男

幼馴染「へへへ、なんかエロいね!シチュエーション的に!」

男「お前と一緒にすんな」

ぽいっとパンツをかごに放り込む男

男「で、どうすりゃいいんだ?」

幼馴染「私が適当な大きさにノコギリで切るから男君は包丁でもっと細かくしてごみ袋に入れて」

男「はいはい」

ペト

幼馴染が男にひっつく

男「・・・・なんだよ」

幼馴染「えへへ」 スリスリ

エロエロエロエロエロエロエロ

男「血でべとべとになった身体でスリ寄られても嬉かねーな」

幼馴染「酷いな~」

男「とっとと終わらせるぞ、あと3時間しかない」

幼馴染「私のわがままボディで男君を脳殺できると思ったのになぁ~」

ギッコギッコ

男「それよりも今はおふくろのバラバラボティの処理が先だ」

――――1時間後――――

幼馴染「はぁはぁ・・・」

男「もう少しだな骨がついてるとこは一つにまとめとけよ」

幼馴染「うん」

男「休憩するか?」

幼馴染「いい!」

男「そうだな、今は片付けるのが先だな」

男「はぁはぁお、終わったぞ・・・」

浴槽の死体が丸ごと解体し終わる、疲れきった表情の二人

幼馴染「はぁはぁ・・・」

男「あとは内臓をミキサーにかけて便所に捨てる、小さい肉片は袋につめてゴミ袋で出す、でかいパーツはどっかに埋めに行くぞ」

幼馴染「でかいパーツって頭でしょ?トンカチかなにかで砕けばいいじゃん」

男「さすがに俺でもそれはできない・・・」

幼馴染「私がやる」

男「お前なぁ・・・ほんと無理しなくて」

いきなり男に唇を重ねる幼馴染

男「ぶ・・・」

咄嗟にドンっと幼馴染を突き飛ばす男

男「馬鹿かお前!?いきなり何すんだよ」

幼馴染「えへへ、キスしたった」

男「馬鹿・・・・とりあえず浴室綺麗にしといてくれ、俺はミキサー用意する」

幼馴染「はいはい」

ギュイィイイイインン

内臓をミキサーにかける男

幼馴染「ねぇねぇ」

男「なんだ?」

パカっとあけてどろどろになった液体を便所に捨てに行く

幼馴染「妹ちゃんどうするの?」

男「どうするって?どういう意味だよ」

幼馴染「一生懸命お母さんの死体消しても妹ちゃんにバレてたら意味ないよ」

男「あ!」

幼馴染「もしかして考えてなかった?」

やべえよ・・・やべえよ・・・・ やべえよ・・・やべえよ・・・・ やべえよ・・・やべえよ・・・・

男「そうだよ!一生懸命オフクロの死体処分しても意味ないじゃんッ!!」

ゴンっとミキサーを机に叩きつける男

幼馴染「案外男君もうっかりしてるね」

男「どうしようかな」

幼馴染「じゃあ妹ちゃんも処分しちゃおうよ」

男「それは駄目」

幼馴染「なんで?」

男「家族に手をかけるぐらいなら、俺が死んだほうがマシだよ」

幼馴染「オカーサンコロシタクセニ」

男「あれは事故だったんだ、殺すつもりなんかなかった・・・」

幼馴染「捕まるよ男君」

男「それが嫌だから死ぬっつってたろ?」

幼馴染「男君がそうなるのが嫌だから死体をバラバラにしたんだよ」

男「じゃあ捕まって何十年も牢屋で過ごせって?」

幼馴染「違うよ、もう一人、あとたった一人だけ同じように細かくしたら解決する話だよ」

姉が帰ってくる










さあどうなる

事故で何十年も刑務所入らんだろ

>>139
バラバラにしたけど

男「それは違う」

幼馴染「なんで?」

男「冷静に考えろよ、家から家族が二人いきなり失踪するんだぞ?今までと同じく俺がここに住み続けられると思うか?」

幼馴染「お母さん一人でもゴタゴタするのは一緒だと思うよ」

男「ただでさえ一人でもリスクがでかいんだ、二人なんてとても無理だ」

幼馴染「じゃあ疑いそうな人間全員やっちゃおうよ」

男「なんでお前はそう短絡的なんだよ!!」

幼馴染「私は男君のために考えてるんだよ!?」

男「俺のために!?ハッ!冗談きついぜ」

幼馴染「ほんとだもんッ!!」

男「はいはい」

幼馴染「私は、男君がいなくなっちゃうのが嫌だからやったんだもんッ!!」

ドンっと机に包丁を刺す幼馴染

男「おいおい、お、落ち着けよ・・・」

男「あぁ~どうしよう・・・」

頭を抱える男

幼馴染「ふん」

男(くそ~やっぱ駄目じゃねーか・・・、一生懸命バラしても結局バレちまうじゃねーか・・・・妹を殺るか?いや無理無理、それだけは無理)

幼馴染「・・・・」

男(どうするどうする・・・)

幼馴染「じゃ、こうしよう」

男「な、なんだよ・・・・」

幼馴染「一緒に逃げよう男君!」

男「はぁ?」

幼馴染「一緒に逃げて、どこか遠いところで暮らそうよ!」

男「俺は人生捨ててるからいいけど、お前はどうなんだよ・・・学校は?両親は?」

幼馴染「私は男君と一緒にいられればそれでいいから無問題だよ」

男「お前なぁ・・・」

パンパンという音が山からきこえる・・・

男「妹が警察に話したら指名手配されるぞ」

幼馴染「障害があったほうが燃えるよねふふふ」

男(それにそんな面倒くさいことするなら死んだほうがマシではないだろうか)

幼馴染「ささ!お姉さん帰って来るんでしょ!残りの死体片付けてどっか行くよ!」

男「どこってどこにだよ・・・・」

幼馴染「どっか!」

男「あのなぁ・・・・」

幼馴染「結局バラバラ損だったね」

男「おふくろには悪いことしたな」

ガランガラン、ミキサーを流し台に放りこむ男

幼馴染「早く!早く!」

男「待て!待て!すぐ行くから」

ゴミ袋を持って玄関にたつ幼馴染、男が思い出したように浴室に行く

ガラガラと戸を開けた先には、まだ妹がそこにへたりこんでいた

妹「・・・・」

男「なぁ妹」

妹「・・・・」

男「俺どっか遠いとこに行くよ、たぶんもう会えないと思う」

妹「・・・・」

男「おふくろの件は悪かったな、謝るよ」

妹「・・・・」

男「最後まで駄目な兄貴でごめんな・・・」

妹「・・・・地獄に・・・落ちろ・・・」

男「・・・・はは、ここがその地獄さ」

妹こえ

幼馴染「男君まだぁ!?」

男「わかった!今行くッ!!」

妹「・・・」

男「じゃあな」

ガラガラガと浴室の戸を閉める男

幼馴染「おそいよ~何やってたの?」

男「ちょっとな」

幼馴染「とりあえずゴミ袋をどっかに捨てないと」

男「適当にどっかに捨てりゃあいい、どっちみちバレるんだ」

門を閉めた時、姉の車が家のガレージに止まった

男「ゲッ!?姉貴だ・・・」

幼馴染「あ、やばい?」

男「やばいやばい、早く行くぞ」

バタムっと車のドアを閉めて出てくる姉

姉「あれ?男?」

ktkr

わくわく

>>155
そこはwkwk

姉「珍しいじゃん、やっと外に出る気になったか?」

カッカッカと笑う姉

男「いや、べつに・・・ちょっとな」

姉「そっちの女の子は?」

幼馴染「もう忘れました?」

姉「あー!あー!幼馴染ちゃんね、昔はうちの男とよく遊んでくれてたね」

幼馴染「はい!」

姉「ヒュー、男やるじゃん、こんな女の子ゲットしちゃってまぁ」

肘で小突く姉、はははと苦笑いする男

男「ま、まぁな・・・」

ちらっと男の手に持つゴミ袋に目をやる姉

姉「こんな時間にゴミ出し?」

男「あ、これはだな・・・その」

幼馴染「さっきまで二人で男君の部屋を掃除してたんですよ」

男「そ、そうそう掃除だよ姉貴」

姉「あぁ男の部屋、ずっと引き篭もってたから超汚そうだもんね」

男「そうなんだよ!すげー散らかっててさ」

姉「ごみなんて家に置いとけばいいのに、ゴミの日に私とお母さんとで捨てるからさ」

男「あぁ・・・おふくろね」

姉「お母さんもういるんでしょ?」

男「あ、いや・・・その」

姉「?」

男「おふくろは・・・そので、出かけるって・・・」

姉「でかける?どこに?」

幼馴染「旧友と久しぶりに食事に行くと行っていましたよ」

姉「あ~そうなんだ、じゃあ今日のご飯は出前でも頼んだの?」

幼馴染「私が家にあるもので適当なものを作らせていただきました」

姉「ごめんねぇ迷惑かけちゃって」

こえーな幼馴染

眠いから
全力でタイプ
cfjbsだぎぇgfysdhgぢぇdfyxhgふぇgfygdyんdff
んjvjdffhhdfyfyりょよhfっふぇhふよーよーjhghづjfjhづh

姉「お母さんも先に言ってくれればいいのに、そしたらもっと早く帰ってきたのになぁ」

男「あ、姉貴」

姉「ん?」

男「俺たち、そろそろ行くよ」

姉「ん、あぁ!ごめんごめん今から二人でしっぽり行くところを足止めしちゃって」

二人を見てニヒヒと笑う姉

幼馴染「いえいえそんな・・・さ!行きましょう男君!」

ひらひらと手を振って玄関に向かう姉

男「あ、姉貴ッ!」

姉がひょいっと顔を向ける

男「今までありがとな!!」

「はぁ?」っという顔をして姉が立ち止まる


姉「よくわからんが、どういたしまして!」

そう言うと玄関を開けて中に入っていった

男「姉貴・・・」

まだk

おっせーな

二人で夜道を走る、ゴミ袋は適当に捨てた

幼馴染「はぁはぁ、ねぇねぇ男君!」

男「なんだよ!」

幼馴染「どこ行くの!?今どこに向かってるの私たち!?」

男「知るかー!!黙って走れぇええ!!」

幼馴染「あははは!何か楽しいかも!!」

男(何やってんだ俺)

適当に走る俺ら、どこに向かってるかなんて知らない、どうするかなんて考えてない

―――あの時玄関を開けずに死んじまってたほうがよかったか?

幼馴染「星がきれー!」

―――あの時、すぐ連絡してりゃあ事故で済んでたんじゃないのか?

幼馴染「ねぇねぇ!ヒッチハイクしようか!?北海道まで!!」

男「遠すぎるだろ馬鹿!!」

―――これでよかったのか?

おなんかドラマ的な展開

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幼馴染「ねぇねぇやっぱり山かな?山!」

男「素人が山に入ってなんになるんだよ!!修行でもするのかお前は!?」

幼馴染「とりあえず、ずっとずーっと先の町まで逃げようよ」

男「逃げてどうするつもりだ?」

幼馴染「とりあえず住み込みの仕事を探してー、ある程度溜まったらまた次の町に行く」

男「面倒くさいなぁ・・・」

幼馴染「私いろんなとこに行きたいもん」

男「えー・・・・」

息切れして立ち止まる男

幼馴染「男の子のくせにヘボーい!」

男「う、うるせぇ!お前と違って俺は何年も部屋に引き篭もってたんだぞ!?」

幼馴染「おんぶしてあげよっか?」

男「いらねぇよ馬鹿」

―――ま、とりあえずなるようになってみるか

―――数年後―――

あれからやっぱりお袋の件はすぐに露呈した

妹が解体してたのを話したから、警察は下水をさらったり町中のゴミ袋を漁ったりして遺体を捜したらしい

俺ら?

俺たちは、なんだかんだでまだ捕まっていない、ニュースで顔写真も出たのにな、以外にみんな盲目だ

ま、すぐ近くに逃亡犯がいるなんて普通は考えないか


今はとある寂れた町でバイトをやってる

幼馴染は違うところで仕事中だ、一緒だと目立つからな

きっと姉貴も、妹も、転勤中の親父も俺を恨んでるんだろうな・・・

俺の居場所は今やこの世界にこれっぽっちも残ってない、あるのは幼馴染だけだ

あいつは、こんな俺でも必要としてくれている

男(こんな俺のどこがいいんだかな)

チリンチリーン 店のベルが鳴る

男「はい、いらっしゃいませー」

妹登場

男「!?」

妹「久しぶり兄貴」

男「あ、あぁ・・・」

――ま、いつかはこうなるって思ってたよ

ドス

鈍い音が響く、身体に違和感・・・・何かを差し込まれたような、異物感

妹「・・・・」

妹の手がカタカタ震えるのがわかる

自分の胸の付近をちらっと見下ろすとナイフのようなものが深々と刺さっているのが見えた

男(やっぱな)

男「姉ちゃん元気?」

妹「うるさいッ!!」

妹の肩が震える

男「ごめんなって言っといてくれな、いえなかったから」

妹「うるさい黙れッ!!」

意識が薄れる、あぁ死ぬんだな俺


こんなことならもっと早く死んどけばよかったか?

いや、ここ数年幼馴染と過ごした年月は、引き篭もってたそれよりもずっとずっといいものだった

そう思うと生きてた価値がちょっとだけでもあったかな・・・

最後に一つだけわがままが許されるなら、あれだな

男(幼馴染に会いたかったな・・・)


おわり

とりあえずすき屋で牛丼食ってくるわ

みんな人は殺してもバラバラにしちゃだめだぞー

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 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿 <´_/   `- 、_/ / ノ \_)l/     `-、_/

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
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   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

コンビニ「アリガトウゴザイマシター」

男「あ、あの」

不良「おう、ご苦労だったな」

男「は、はい」

不良「もうかえってええで」

男「は、はい」

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