ちひろ「何故急に?」
P「手の空いてる有名なプロデューサーが居るから、らしいですよ」
P「悔しいですが、俺では智絵里をあそこまでしか上げられなかった」
ちひろ「そうですか……寂しくなりますね」
P「明日、智絵里が来たら言うつもりです」
P「昔の智絵里だったら心配でそんなことはさせませんでしたが、アイツも随分明るくなりましたからね」
P「新しい人とも、上手くやっていけると思います」
ちひろ「プロデューサーさん……」
P「……これも、智絵里の幸せを思ってのことですから。きっと、納得してくれます」
―――
智絵里「……いや……いや、です……」ギュッ
P「智絵里、分かってくれないか?」
智絵里「そんなの……分かりません……プロデューサーさんじゃないと、私……!」
P「子供じゃないんだ。分かるだろう? 俺にはお前をトップアイドルにするだけの実力が無いんだ」
P「智絵里は俺が初めてスカウトした子だし、勿論寂しいと思う。でもな、全部お前の為なんだよ」
智絵里「……いや……」
P「智絵里……あまり、困らせないでくれよ……」
P「お前は立派になった。だからもっと良い環境とパートナーさえ揃えば、トップアイドルになれるんだよ」
P「もう、決まったことなんだ」
智絵里「……プロデューサーさん……」
P「……何だ?」
智絵里「わたしのこと……嫌いになってしまったんですか……?」
P「違う。そんなことはないさ。俺は智絵里が……」
智絵里「……捨てないで……下さい……! わたし、何でも、しますからぁっ……!」
智絵里「お願いします……! おね、がいします……!」
P「智絵里、俺は……!」
P「…………これで、良いと思ってるから」
智絵里「……!?」
P「な?」
智絵里「……ぁ……」ペタン
P「……ちひろさん、あとお願いします」
ちひろ「……はい」
ちひろ「……智絵里ちゃん」
智絵里「……」
ちひろ(……どうしよう。どうやって慰めればいいの……?)
智絵里「……わたし、もう要らない、って……」
ちひろ「そ、そんなこと誰も思ってないですよ? プロデューサーさんだって智絵里ちゃんのこと大切に……」
智絵里「……聞きたくない、です……」
智絵里「……プロデューサーさんが一緒だから、わたしはここまで頑張れたんです」
智絵里「失敗しても、慰めてくれて。一緒に悔しがって……」
智絵里「成功したら、喜んでくれて。一緒にお祝いして……」
智絵里「緊張したら、解してくれて。今ではプロデューサーさんがいると緊張しなくなったんです」
智絵里「臆病なわたしでしたけど、この人と一緒なら大丈夫。わたしでもアイドルやれるんだって思ってました」
ちひろ「……うん」
智絵里「プロデューサーさんが傍にいると、安心して」
智絵里「集中できて、演技も上手にやれるんです」
智絵里「プロデューサーさんが傍にいるから……一緒にいてくれるから私は……っ!」
ちひろ「智絵里ちゃん……」
智絵里「ずっと……」
智絵里「ずっとわたしのことを見守ってくれるって……っ!そう言っていたのに……」
智絵里「なんで……なんでですか……!」
智絵里「プロデューサーさん……!」
P「これで、よかったんだよな……」
P「俺じゃ智絵里をトップアイドルにはできない、俺の力が足りないから……」
P「でも智絵里なら、まともな環境さえあればもっともっと輝ける」
P「今まで燻っていたのがなんだったのか、って位智絵里は駆け上がって……」
P「どんどん成長して、それでトップアイドルになれるんだ……」
P「よかった……よかったんだよ、な……」
P「ごめんな智絵里……。一番近くでは無理だけど、ずっと見守ってるから……」
>>42
コメ見る限りそうでもないと思うんだが……。
あとクローバーの花言葉は知らなそう。
>>45
ちえりんは四葉のクローバー限定っぽいし知ってるんじゃないか
不幸体質とかラッキーだとか気にしてるし
一葉毎に違うらしいしよくわからんが
翌日
新P「君が緒方さん?今日から君の担当になるプロデューサーです、よろしく」
智絵里「……はい、よろしくお願いします」
新P「……元気が無いようだけど大丈夫?」
智絵里「いえ……大丈夫です」
新P「ふーん……そ。なら構いません。昔の担当の方との引継ぎも終わってるので
今日から早速私と仕事をしてもらいます」
新P「といっても売り出す方向もほぼ変わらない。このままでいいと思いますし、貴方にはそれが合ってると私は思う」
新P「ですからあまり仕事内容に変わりは無いと思います。そこは安心して」
智絵里「……はい」
新P「では行きましょう」
智絵里(気まずいな……)
智絵里(プロデューサーさんと一緒の時は、移動時間があっという間で)
智絵里(もっと長ければいいのに、この時間がずっと続けばいいのに、って。そんな事思えてたのに)
智絵里(移動時間だけじゃなくて、事務所に来るまでも、凄く楽しみで)
智絵里(心があんなにも温かかったのに……)
智絵里(プロデューサーさんが担当から外れるだけで、こうも変わるんだ)
智絵里(こんなにも、変わるんだ……)
――撮影所
カメラマン「智絵里ちゃーん、もっと笑って!にこやかに!」
智絵里「は、はい!」
カメラマン「笑顔がぎこちないよー!もっと自然な感じで!」
智絵里「え、えっと……」
カメラマン「……うーん、暗いなぁ。前の時はあんなによかったのに」
智絵里「ご、ごめんなさい!」
カメラマン「少し休憩にしよう!智絵里ちゃん、再会するまで切り替えてね」
智絵里「は、はい!……ごめんなさい」
新P「緒方さん。どうかしたの?会った時からだけど表情が暗く、元気が無いわ」
智絵里「いえ、その……ごめんなさい」
新P「担当が変わった初日だから緊張しているの?でもこれは今までやってきた仕事の筈です」
智絵里「はい……」
新P「担当するにあたって貴方の仕事ぶりを見た事があるけど、こんなものでは無かった」
智絵里「……」
新P「とにかく、集中して。撮影が長引けば相手側にも迷惑になります」
智絵里「……はい、ご、ごめんなさい……」
新P「別に怒っているわけではないんです。でも仕事にはしっかりと集中して」
智絵里「はい……」
新P「……そんなに怯えたような態度取らなくても……」
智絵里「ご、ごめんなさい……」
カメラマン「そろそろ休憩終わりにするけど大丈夫ー!?」
智絵里「は、はい!お願いします!」
カメラマン「そんじゃさいかーい!」
新P「頑張ってね」
智絵里「はい、ありがとうございます……」
―
――
―――
カメラマン「うーん、とりあえずこれで終わろう!」
智絵里「は、はい!」
カメラマン「前の方はすごくよかったんだけど、今日は調子悪いのかな?」
智絵里「ぁ……ごめんなさい」
カメラマン「あーいや、ごめんごめん。とにかくお疲れ様ー!」
智絵里「お疲れさまでした!」
新P「お疲れ様。緒方さん」
智絵里「はい……お疲れ様です」
新P「……とりあえず、今日の仕事はこれまで。車で送るけど……事務所とお家、どっちがいい?」
智絵里「あ、ありがとうございます……事務所で、お願いします」
新P「はい、では行きましょうか」
――事務所
智絵里「ただいま、です」
新P「ただいま戻りました」
ちひろ「智絵里ちゃん、新Pさん。お帰りなさい」
新P「戻った早々ですが少し出かけてきますね」
智絵里「はい」
ちひろ「あら、忙しいですね~、いってらっしゃい」バタン
智絵里「……」キョロキョロ
ちひろ「……」
智絵里「……えっと、プロデューサーさん、いませんか……?」
ちひろ「ん……そういえばまだ帰ってきてないわね、そろそろだと思うんだけど……」
智絵里「そう、ですか……」
ちひろ「……そういえば、少し大切な用事があったの。
私は少し事務所を空けるけど、智絵里ちゃんお留守番を頼める?」
智絵里「お留守番ですか……わかりました」
ちひろ「ふふっ、ありがとう。じゃあ行ってくるからよろしくね」
智絵里「はい……」
ちひろ「ありがとう」バタン
ちひろ「さて、と……電話電話……。あ、プロデューサーさんですか?ええ……――
――
智絵里(プロデューサーさん、まだ帰ってこないのかな……)
智絵里(……今日のお仕事、失敗しちゃった。前の方がよかった、って)
智絵里(いつもなら、プロデューサーさんが傍にいたら、緊張しなかったのに)
智絵里(あんなに緊張して、カメラマンさんたちもなんだか怖く見えて)
智絵里(やっぱり私は……)
P「ただいまー」
智絵里「!!……お、おかえりなさい!」
P「……おう、智絵里。ただいま」
智絵里「……」
P「……」
智絵里「……あ、あの!……お話があるんですけど、大丈夫ですか?」
P「……ん、大丈夫だよ。というよりその為に帰ってきたようなもんだしな」
智絵里「その為に……?」
P「ちひろさんが智絵里が俺を探してるって言うから」
智絵里「ちひろさんが……」
P「それに……俺も智絵里ともう一度ちゃんと、話をしておきたかったしな」
智絵里「……はい」
P「それじゃ……えっと……」
智絵里「……どうして」
智絵里「どうして、わたしの担当を外れることにしたんですか?」
P「……それは、最初にも言っただろう?俺には智絵里をトップアイドルにする力が……」
智絵里「そんなの、わからないじゃないですか……。まだ一緒にやって1年も、たってないです」
P「わかるんだ。正直、智絵里はトップクラスの素材だ。一目見た時に確信した」
P「この子なら、間違いなくトップアイドルを目指せるってな。
知り合いのプロデューサーも智絵里はかなりいいと言っていた」
P「でも、幾ら智絵里が凄い素材でも、それをコントロールする側が
……俺が力不足なら智絵里を活かせない」
P「なら話は簡単で……智絵里を活かせる人が、
智絵里をもっと可愛く、もっと綺麗に、もっと輝けさせる事ができる人が担当すればいい」
P「それが理由だよ」
智絵里「でもわたしは……っ!」
P「智絵里。智絵里が輝くために必要な事なんだ。わかってくれ」
P「……そう、智絵里がトップアイドルになるために……」
智絵里「わたしは!!」
智絵里「……わたしは、プロデューサーさんがいてくれたから頑張れたんです!」
智絵里「プロデューサーさんが喜んでくれるから、成功させるようにって!」
智絵里「プロデューサーさんが悲しんじゃうから、失敗しないようにって!」
智絵里「撮影で緊張しなくなったのも、アイドルが本当に楽しいって思えるようになったのも!」
智絵里「全部、ぜんぶ……プロデューサーさんがいるから……あなたが傍にいてくれるから……」
智絵里「プロデューサーさんが傍にいてくれないとわたしは……!」
P「……智絵里なら大丈夫さ」
智絵里「大丈夫じゃない……!大丈夫じゃないんです……!今日だってわたし、お仕事失敗しちゃいました……」
智絵里「プロデューサーさんが傍にいないと、あんなにも緊張して」
智絵里「いつもより全然……!足がすくんで、上手く笑えなくて……」
智絵里「どんどん怖くなっていって……」
P「……担当が変わって初日だ。そりゃ緊張する事もあるさ」
P「でも智絵里なら大丈夫。だから……」
智絵里「……」
P「……」
智絵里「……わたしをプロデュースするのが、嫌になったんですか?」
P「え?」
智絵里「わたしが嫌いになって……それで担当するのが嫌になったんですか?」
P「ち、違う!」
智絵里「そう、ですよね……臆病で、お仕事もよく失敗して……」
智絵里「わたしみたいな子ども、面倒ですよね……」
P「違う!そうじゃない!」
智絵里「ごめんなさい……わたし、わたし……」
P「智絵里!話を聞け!」
智絵里「……今までごめんなさい。失礼します」バタン
P「おい智絵里!待て!話を……!」
P「クソッ!違うんだ……そんなんじゃない!俺は智絵里が……智絵里の事が……」
――二週間後
ちひろ「智絵里ちゃんが出る番組始まっちゃいますよ、プロデューサーさん」
P「……ええ、そうですね」
TV『緒方智絵里さんでーす!どうぞ、よろしくお願いします!』
TV『はい!よろしくお願いします!』
ちひろ「……なんか無理してません?智絵里ちゃん」
P「……」
ちひろ「笑顔もぎこちないですし、明るく努めようとはしてるみたいですけど」
ちひろ「元気が無いのが見え見えで、少し痛々しいですね……」
P「……」
ちひろ「……あれから、智絵里ちゃんとお話しました?」
P「……いえ」
ちひろ「……智絵里ちゃん、悲しんでますよ」
P「……」
ちひろ「……一番信用してる人と、大好きな人と離れて、とても悲しんでます」
P「……これでいいんですよ」
ちひろ「本当に?」
P「……」
ちひろ「貴方が見たかった智絵里ちゃんはこんな智絵里ちゃんですか?」
ちひろ「この智絵里ちゃんは輝いていますか?」
ちひろ「この智絵里ちゃんがトップアイドルになれると本当に思ってます?」
P「……」
ちひろ「……私はそうは思いません。智絵里ちゃんが一番輝いていたのは」
ちひろ「いつだって貴方の傍にいるときでしたよ」
P「っ……!」
ちひろ「……智絵里ちゃん。アイドル辞めようかと考えてるらしいんです」
P「は!?智絵里が!?」
ちひろ「……プロデューサーさん、貴方が今するべきこと、わかりますね?」
P「ちひろさん……」
ちひろ「……ほら、早く行ってください。……そしてもう二度と智絵里ちゃんにそんな思いをさせないでください」
P「ちひろさん……俺……!ありがとうございます!行って来ます!」
ちひろ「はーいいってらっしゃい。ついでにお煎餅が切れてましたからそれもお願いしますね~」
ちひろ「……まったく、世話がやけますね……」
∧∧ ∩
( ´∀`)/ ∧∧ ∩
⊂ ノ ( ´∀`)/
(つ ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩
(ノ (つ ノ ( ´∀`)/
(ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩
(つ ノ ( ´∀`)/
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(つ ノ ( ´∀`)/
(つ ノ ∧∧ ∩
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⊂ ノ
(つ ノ
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_| つ/ヽ-、_
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ごめんなさい流石に眠いので寝ます
起きてまだあったら続き書く
むしろさっさと書き終えてイチャラブ書きたい
おはよう朝ごはん
>>83
――
新P「……緒方さん、お疲れ様」
智絵里「あ、新Pさん!お疲れ様ですっ」
智絵里「今日のわたしはどうでした?結構緊張しないで頑張れたんですけどっ」
新P「……」
智絵里「新Pさん?」
新P「……少し、厳しいことを言います。傷つけたらごめんなさい」
新P「まず今日の出来……正直最低です。全く魅力がありません。ううん、今日だけじゃない、この二週間、どんどん悪くなっていってます」
新P「笑顔は強張っていて、声も無理に明るくしようとしているんでしょうが逆にそれが痛々しい」
新P「何よりも目。この二週間の貴方の目は……とても悲しい目をして、アイドルとは思えませんでした」
智絵里「……え、えへへ……だめ、でしたか……」
智絵里「おかしいですね……こんなに明るくしようと頑張ってるのに……」
新P「……私が、あなたの担当をお受けしようと思ったのは、あなたの目に惹かれたからです」
新P「……仕事をしている時のあなたは、目が輝いて、優しい、温かい目をしていました」
新P「でもいざあなたに会ってみれば、その目は輝きを失っていた」
新P「なぜかは……言わなくてもわかってるでしょうけど」
智絵里「そう、ですね……自分でもわかってるんですけど……えへへ……」
新P「……私は打ち合わせがあるので、先に車に戻っていてください」
智絵里「……はい」
――車内
智絵里「最低、かぁ……仕方ないよね……」
智絵里「お仕事、全然楽しくないんだもん……あんなに楽しかったはずなのに」
智絵里「わたし、なんでアイドルやってるんだろう……なんでかな……」
智絵里「プロデューサーさん……プロデューサーさんがいないと……」
P「呼んだ?」
智絵里「ふぇっ!?ぷ、プロデューサーさん……!?」
P「おう」
智絵里「ど、どうして……?」
P「二週間智絵里と話してないから……智絵里分が足りなくて」
P「だから、智絵里に会いに来た」
智絵里「そう、ですか……」
智絵里「……」
P「……」
智絵里「……な、生放送……見てました?」
P「……ああ、見てたよ」
智絵里「見て、ましたか……」
P「ああ……」
智絵里「……今日のお仕事、最低だって言われちゃいました」
智絵里「……今日だけじゃなくて、この二週間……、プロデューサーさんと離れてから……」
智絵里「……全く魅力が無い、って。アイドルだとは思えないって」
智絵里「……そう、言われちゃいました」
P「……そうか」
智絵里「……楽しかったはずのお仕事が、ぜんぜん、楽しいって思えなくて」
智絵里「……いろんなものが、色褪せて見えて……」
智絵里「……わたし、なんでアイドルやってるんだろうって」
智絵里「……アイドル、やめようかなって」
智絵里「……そう……考え出すと、止まらなくて」
P「智絵里……。俺も、この二週間で色々考えた」
P「……仕事の時も、ずっと智絵里の事を考えてて」
P「家で休んでいる時も、移動中の時間も。ずっと智絵里の事が頭から離れなくて」
P「……俺も、この二週間でいろんなものが色褪せて見えた」
P「……今までさ、仕事がめちゃめちゃ忙しくても、辛くなかったんだ」
P「……疲れなんか全然出なくて、むしろもっと仕事したいって思ってたな」
P「でも、この二週間凄い疲れた……。智絵里が癒してくれるから、きっと大丈夫だったんだろうな」
智絵里「……」
P「辛くても、智絵里といると元気が出たんだ。この子の為に頑張ろうって」
P「だから、智絵里が傍にいないこの二週間は……辛くて、寂しくて、悲しかった」
P「傍で笑いかけてくれた智絵里がいなくて……とても寂しかったんだ」
P「以前智絵里が言ってくれた……その、俺がいてくれるから頑張れるっていうのは俺も一緒だった」
P「智絵里が傍にいるから、頑張れた。傍で笑ってくれているから……」
智絵里「……わたしも、です」
P「えっと、その……上手く言えないが……」
P「俺も、智絵里がいないとダメみたいなんだ。お前が傍にいないと、ダメなんだ」
P「智絵里がいないと、辛くて、寂しくて、悲しくて……生きていけない」
P「智絵里が、好きだから……!」
P「だから……虫がいいとは思うけど……!」
P「また、俺とやり直して欲しい!」
P「智絵里と……二人で一緒に、仕事がしたい。智絵里にアイドルを辞めてほしくない」
P「今度は……間違えないから、絶対に。絶対に間違えないから……」
P「だから……」
智絵里「……本当、ですか?」
P「え?」
智絵里「わたしは、プロデューサーさんの癒しに、なってました?」
P「……ああ」
智絵里「プロデューサーさんは……わたしがいないとだめ、ですか?」
P「……ああ」
智絵里「……」
P「……」
智絵里「……そ、それで、その……あの……わ、わたしが、す、すす、好きって言うのも……」
P「……ああ、そうだ。俺は智絵里が好きだ。智絵里が好きだから……傍にいると癒される、傍にいないと悲しい」
智絵里「ぁ、ぁう……。わ、わたしもっ!その、……いっしょです」
智絵里「……プロデューサーさんが、わたしの癒しでした」
P「うん」
智絵里「わ、わたしもプロデューサーさんがいないと、だめなんです……」
P「うん……」
智絵里「……そ、それでわたしも……そ、その……」
「好き、です」
「すき……。好き、なんです……」
「プロデューサーさんのことが……。あ、あなたのことが……好き……」
「あなたに会ってから……幸せなこと、たくさん増えました」
「わたしは……あなたのおかげで変われたんです。臆病な自分から……あなたのおかげで」
「あなたの近くは……わたしにとってあったかい幸せな場所で」
「あなたといると、緊張しない……安心できるんです」
「お仕事も凄く楽しくて……アイドルになってよかったって、そう思えるんです」
「あなたに出会えて……本当によかったって、そう思えるんです」
「だから……その……」
「もう一度……よろしくお願いします。今度こそ、ずっと……わたしのこと……――
<Xフ ̄ ̄<Xフ
// / ハ 「ヽ 、ヽ !
|くメL_| |_|ノ|_|∨|
_」| | .○ ○. | | L_
`Z||." _ "|| く
∨> <V ̄
_(. ((┃)).___. )_キュッキュッ
. ./ /ヽ,,⌒) ̄ ̄ (,ノ .\\
/ /. . .\\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<Xフ ̄ ̄<Xフ
// / ハ 「ヽ 、ヽ
|くメL_| |_|ノ|_|∨|
_」| | .○ < | | L_ エヘヘ♪
`Z||." ワ "|| く
∨> <V ̄
_(,,) つづく .(,,)_
. ./ .|________| \
つかれた一区切りついたし休憩でええやろせやろせやな
ちえりんを悲しませたお詫びデートとか
とにかくちえりんには幸せなのが似合うからひたすらイチャラブしたりほのぼのしたり
書くならそんなの書きたいよね
CD化しないかなって事で休憩
イチャラブは残ってたら書くんじゃない?(適当)
――撮影所
カメラマン「お疲れ様ー!智絵里ちゃん、今日いい感じだったよー!」
智絵里「あ、お疲れ様です!」
カメラマン「一時期元気無かったみたいだけど、元気出たみたいでよかったよー。今度は表紙もやってみようか」
智絵里「ほ、ほんとうですか!?ありがとうございますっ!」
カメラマン「プロデューサーさんとは話ついてるから、期待してるよ」
智絵里「は、はいっ!ありがとうございますっ」
P「お疲れ様。智絵里。飲み物飲む?」
智絵里「あ、プロデューサーさん……ありがとうございます」
智絵里「あの……雑誌の表紙飾らせて貰えるって……」
P「ああ!カメラマンさんが偉く気に入ってくれてな、編集者さんに言ってくれたらしいんだ」
P「よかったな。それに今日の仕事ぶりもよかったぞ」
智絵里「……わたしは……ぷ、プロデューサーさんが傍にいてくれるから……頑張れるんですよ?」
P「……恥ずかしい事をこんな所で言うんじゃない……」
智絵里「……て、照れました?」
P「……そりゃあ、照れるさ。こんな可愛い子にそんな事言われたら、な」
智絵里「えへへー……」
P「そ、そういえば、明日明後日、智絵里は久しぶりの休みだ」
P「最近、かなり頑張ってるから。しっかり体を休めとけよ」
智絵里「……プロデューサーさんは、その……お休みなんですか?」
P「ん?ああ。俺も休みにしてもらったけど?」
智絵里「!」
智絵里「……さっき、カメラマンさんとお話した時。一時期元気なかったって言われました……」
P「……あの時期か、すまなかった……」
智絵里「わたし、とても……悲しかったんです、本当に……」
P「……ごめん」
智絵里「……それで、最近、わたし頑張ってました?」
P「……ああ、凄いがんばってたよ」
智絵里「な、なら……あの時のお詫びと、最近頑張ってる……ご、ご褒美をくださいっ」
P「……お詫びと、ご褒美……?」
智絵里「は、はい……だめ、ですか……?」
P「いや、勿論いいけど……何がいいんだ?」
智絵里「……――」
P「え?すまない、よく聞こえないんだが……」
智絵里「……ぷ、ぷろでゅーさーさん……」
P「ん?なんだ?」
智絵里「……だ、だからその……えっと……プロデューサーさんが、いいです……」
P「………………」
智絵里「………………」
P「は、はぁ!!??ちょ、ちょっと待て智絵里!そ、それは……!」
智絵里「……!!ち、ちが!違います!プロデューサーの休日、わたしに付き合って欲しいって意味で、へ、へんな意味じゃ……!」
P「……」
智絵里「……」
P「……あーそういう事か、びっくりした……」
智絵里「……わ、わたしもびっくりしました……」
P「……勿論いいよ、それ位。俺も休日は暇だっただろうし」
P「でもそんなのでいいのか?他になんか……」
智絵里「じゃ、じゃあそれはご褒美って事で……」
P「あいよ了解。んじゃお詫びはなんかあるか?」
智絵里「えっと……あ、あの……『約束』を。……守ってください」
P「『約束』……」
『もう一度……よろしくお願いします。今度こそ、ずっと……わたしのこと……――
P「……ああ、わかった。必ず……守るよ」
智絵里「……えへへ、うれしい、です……」
P「……」
智絵里「……本当に、うれしい」
P「……そ、それで、休日にどこか付き合うのもいいんだが、行きたいところでもあるのか?」
智絵里「あ、はい……。えっと、行きたいところはいっぱいあるんですけど……」
P「けど?」
智絵里「……い、一番行きたいのは……その、ぷ、プロデューサーさんのお家で……」
P「……」
智絵里「そ、それで……その、えっと……もしよければ、なんですけど……お泊りも、したいなぁ……なんて、その……」
P「……」
智絵里「……だ、だめですか……?」
P「……それも結構きわどい所だと思うけどな。一度引き受けた以上、断らないよ」
智絵里「ほ、ほんとうですかっ!?」
P「……うん、まぁ」
智絵里「……えへへ、よかった……うれしいです」
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