真姫「最近、にこちゃんの様子がおかしいと思わない?」 (40)

アニメ最終話から、2ヵ月後くらいの設定で、王道系です。

アライズが出てきますが、キャラ設定が不明なので
全員2年、性格は見た目で判断しました。違和感あるかもです。

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絵理「やっぱり、真姫もそう思う?私も同じことを思っていたわ」

希「なんか妙に張りきっとると言うか、あせっとると言うか……そんな感じやね」

真姫「そうなのよね……ほら、今だって」


にこ「ほら!いつまで休んでるつもり?さっさと練習始めるわよ!」

凛「えぇー!?まだ少ししか休んでないにゃ!」

にこ「休憩なんて2、3分すれば十分でしょ。ほら、さっさと立つ!」

穂乃果「なんか最近のにこちゃん、すごいやる気だねぇ」

にこ「あんた達がだらしないからよっ!ほら、早く早く!」

花陽「うぅ……だれかたすけてー!」

真姫「あんな感じだしね」

希「うーん、ちょっと前まではどっちかと言うと、休める時は休むほうやったよね」

絵里「近々ライブをする予定もないのに、一体どうしたのかしら?」

真姫「だから、二人なら何か知ってるかと思ったけど……その様子じゃ、知らないみたいね」

絵里「残念ながら、分からないわ……そうね、練習が終わったら、それとなく聞いてみましょうか」

真姫「そう?なら、任せるわ」

にこ「って、あんた達もいつまで話してるのよ!さっさと練習始めるわよ」

希「っと、待たすと怒りそうやし、とりあえずいこか」

絵里「ええ、とりあえず練習終わったらってことで」

ことり「ふぅー、今日もいっぱい練習したねー!」

花陽「うん!私もうクタクタだよー」

にこ「まったく、だらしないわねー。もっとアイドルとしての……」

絵里「にこ、ちょっといいかしら?」

にこ「ん?何よ」

絵里「えっと……最近妙に張り切っているわよね?何か心境の変化でもあったのかしら、と思って」

真姫(それとなくって言ってたけど、結構直球で聞いたわね……)

にこ「う……べ、別に何もないわよ。いつも道理、練習してただけでしょ?」

絵里「そうかしら?ちょっと前までは、そこまで必死でもなかったわよ」

にこ「別に、必死になんてなってないわよ。」

真姫「隠さなくてもいいじゃない。確か……そう、今週に入ってからよね?様子がおかしくなったのって」

にこ「なっ……何よ、真姫ちゃんまで。だ、だから何もないって言ってるでしょ!ちょーと今まで手を抜きすぎてたかなーって思っただけなんだから!」

にこ「きょ、今日はちょっと用事があるから、もう帰るわ!じゃあ、また明日!」

絵里「あっ!ちょっと、にこ!?……はぁ、逃げられたわね」

希「んー、あれはあきらかに何か隠しとるなぁ」

花陽「にこちゃん、どうかしたの?」

絵里「そうね……何か知っているかもしれないし、みんなにも聞いてみましょうか」

穂乃果「うーん、にこちゃんの様子が変……かぁ。すごいやる気だなぁーとは思ったけど、それだけかなぁ」

海未「そうですね……学園祭の時の穂乃果を彷彿とさせるので少しひっかかりましたが、特にライブが近いわけでもないので様子見をしていましたね」

穂乃果「が、学園祭の事は言わないでー!」

ことり「ふふっ、私も穂乃果ちゃんと海未ちゃんと同じかなぁ」

凛「凛も同じにゃー」

花陽「うーん……学園祭の時の穂乃果ちゃんかぁ」

穂乃果「うぅ、花陽ちゃんまで……」

花陽「ご、ごめんなさい!そんなつもりじゃなくて、あの時と似てるは似てるんだけど、何か違うなって思ったから!」

希「そうやねぇ……穂乃果ちゃんと違って、本人ががんばってるって言うより、周りをけしかけてる感じかも?」

花陽「あ!それだよー、最近やけににこちゃんに練習しろって言われるもん」

海未「私達を練習させて、何がしたいのでしょうか……?」

絵里「んー、思い当たるとすれば……私達はあと数ヶ月したら卒業してしまうから、にこなりにみんなを心配しているのかもしれないわね」

真姫「にこちゃんがそんな殊勝なタイプかしら」

花陽「そ、それはちょっとひどいような」

ことり「あっ!そういえば!」

穂乃果「わ!ど、どうかしたの?ことりちゃん」

ことり「そうそう、日曜ににこちゃんっぽい人が言い争いしてるのを見たんだけど、関係あるかも?」

絵里「え?にこが言い争い?」

ことり「うん。バイトに行く途中だったんだけど、街中でにこちゃんっぽい人と誰かが言い争いしてたの」

ことり「遠かったし、バイトに遅刻しちゃいそうだったから、ちゃんと確かめられなかったんだけど……でもにこちゃんに似てるなーて」

海未「相手が誰かは分かります?」

ことり「ううん……ごめんね、それも分からないの。ただ、ちらっと見た感じだと2、3人はいたかな?」

真姫「にこちゃんが数人相手に言い争いねぇ……様子が変になったのも今週からだし、あたりかもしれないわね」

絵里「さて、どうしたものかしらね。本人に聞いてもまたはぐらかされそうだし」

希「と、言ってもさっきの話にしたって確証はないんやし、やっぱにこっちに聞いてみるしかないんやない?」

凛「でも、普通に聞いても教えてくれないよ?」

真姫「……じゃあ、私が聞いてみるわ」

穂乃果「え?真姫ちゃんが?珍しいねー、自分から言い出すなんて」

真姫「べ、別にちょっと気が向いただけよ!とにかく、私がなんとか聞きだしてみるから協力しなさいよね」

希「気が向いただけ、ねぇ?まぁええけど。なら、明日の練習後にー……」

~翌日・放課後~

絵里「昨日の事があったせいか、今日は大人しいわね」

希「でも、ずっと何か言いたそうにそわそわしとるな」

凛「いつにも増して挙動不審にゃー」

花陽「だ、だめだよ凛ちゃん。そんな事言っちゃ」

希「じゃあ、昨日言ったとおりにするから、後は任せたで真姫ちゃん」

真姫「言われなくても、何とかしてみせるわ」

穂乃果「今日もおつかれー!あー、お腹が空いたなぁ」

海未「夕飯前に間食をすると、太りますよ?」

凛「でも、凛もラーメンが食べたいなー」

穂乃果「夕飯前にラーメンはさすがにやばそう……」

希「……あっ!」

絵里「どうしたの?希」

希「しもた、生徒会の仕事を一つ忘れとった。えりち、今から付き合う時間ある?」

絵里「ええ、そのぐらい平気よ。そういう事なら、さっさと終わらせましょうか」

希「ごめんな、えりち。みんなそういうことやから、うちらは行くわー。また明日な」

ことり「あ!そう言えば私も、衣装の事で少しやりたい事があったんだった!」

海未「そ、そうなのですか?なら、わ、私も手伝いましょうか?」

穂乃果(ぎこちないよ、海未ちゃん……!)

ことり「ありがと、海未ちゃん!穂乃果ちゃんも、手伝ってもらっていい?」

穂乃果「う、うん。もちろんだよまかせてー」

海未(穂乃果……棒読みになっていますよ)

ことり「それじゃあ、私たちも先に行くから。みんなまたねー」

凛「あー!そういえば凛も、今日中にだせって言われてたプリント忘れてたにゃ!」

真姫「はぁ、何やってるのよ?」

凛「うー、まだ書いてないしやばいにゃー……かよちん、手伝ってー!」

花陽「う、うん。わかった!じゃあ閉められちゃう前に、教室に急いで行かないとー」

凛「よし、急いで行くにゃ!二人ともまたねー!」

真姫「……い、行っちゃったわね」

にこ「真姫ちゃんは手伝わなくて良かったの?」

真姫「プリントくらい、花陽がいれば十分でしょ」

にこ「ふーん?」

にこ「て、ゆーか、みんなして慌てて居なくなるってどういう事?なんか変ね」

真姫「そ、そう?そういう日だってあるんじゃない。偶然よ」

にこ「偶然ねぇ……」

真姫(さて、ここまでは計画通りだけど……問題はこの後ね)

真姫「にこちゃんはこの後、何か用事とかは?」

にこ「別になんもないわよ。みんな居なくなっちゃったし、さっさと帰ろうかしら」

真姫「じゃあ、私もそうするわ」

にこ「……姫ちゃん?おーい、まーきちゃーん」

真姫「え!?な、なに?」

にこ「何?じゃないわよ。もう別れるとこだから、じゃあねって言ったのに、聞いてないんだもん」

真姫(あー失敗したわ!タイミングを計ろうとしすぎて、気づいたらいつも別れる場所じゃない……)

真姫(あぁ、もう!こうなったら流れでいくしかないわ)

にこ「それじゃー……」

真姫「にこちゃん!」

にこ「な、なに!?びっくりした」

真姫「ちょっと、話したい事があるの」

にこ「話したい事……?」

真姫「昨日の事なんだけど」

にこ「……だから別になんもないって言ってるでしょ」

真姫「とてもそうは思えないけど?明らかに様子が変だもの」

にこ「だ、だから今までちょーと手を抜いてたかなーって思っただけだってば」

真姫「へぇ?にこちゃんは、あんなに好きだって言ってたアイドル活動を手、抜いてたんだ?」

にこ「っ!!そ、それは……」

真姫「そんな訳ないわよね。にこちゃんがアイドル活動に真剣なのは、みんな知ってるもの」

にこ「…………」

真姫「それに、もう一つ聞きたい事があるの」

にこ「な、なによ。まだ何かあるの?」

真姫「ことりが日曜に、にこちゃんが街中で言い争いしてるのを見たって言ってたけど……その時に何かあったんじゃないの?」

にこ「え!み、見られてたの!?」

真姫「どうやら当たりだったみたいね……何があったの?」

にこ「そ、それは……その……別に」

真姫「何もないわけないでしょ。明らかに今週入ってから、様子が変だし」

にこ「う……見てたんなら、ことりちゃんから聞けばいいじゃない」

真姫「残念ながら、見かけたってだけで、内容どころか、相手が誰かすらも分からなかったみたいなの。だから、にこちゃんに直接聞いてるんじゃない」

にこ「…………」

???「あら?あなたはこの前の……」

にこまき『え?』

???「まさか、また会うなんてね」

にこ「あんた達……」

真姫(この三人、どこかで見たような)

にこ「アライズ……」

真姫「え?」

にこ「アライズの三人よ」

真姫「この三人が……あの、アライズ?」

ツバサ「あら、あなたは……確か、あなたもμ'sのメンバーよね?」

真姫「私の事を知ってるの?」

ツバサ「ええ、もちろん」

にこ「……で、何の用よ?」

真姫「にこちゃん……?」

ツバサ「ただ、見かけたから声をかけてみただけよ」

にこ「ふぅん……じゃあ、もういいでしょ?にこ達は忙しいの」

英玲奈「まぁ、そんなつれない事言うなよ。で、こいつがこの前言ってた後輩の一人か」

真姫「この前……?」

英玲奈「へぇ、これがねぇ?まぁ、確かに素材は悪くなさそうだけど」

にこ「ちょっと!人の後輩をこれ呼ばわりしてるんじゃないわよ!」

英玲奈「おっと、そいつはすまないな。……ま、大体わかったよ」

真姫(この前とか言ったわよね……しかも三人と言う事は、日曜に言い争いしてたのって、もしかして)

にこ「ちょっと、ばかにしてるんじゃないでしょうね?」

英玲奈「いや?そんなつもりはないんだが……まぁ、気に障ったんなら謝るよ」

あんじゅ「そうですよー、英玲奈ちゃんは誤解されやすいけど、とてもいい人なんですよ」

英玲奈「あんじゅ……それは恥ずかしいから、やめろ」

あんじゅ「えー?別にいいじゃないですかぁ」

ツバサ「ちょっと、二人とも……まぁ、いいわ。とにかく、ただ声をかけてみただけだから、私達はこんなところで失礼するわね」

英玲奈「それじゃ、また会えたらな」

あんじゅ「またねー」

真姫「……行ったわね」

にこ「はぁ……まったく。まさかこんな所でまた会うなんて」

英玲奈「…………」

ツバサ「気になる?さっきの子」

英玲奈「そうだな……この前、ああは言ったが、もしかしたら楽しめるかもしれない、と思ってな」

ツバサ「へぇ、英玲奈も?私もそう思ってたわ」

あんじゅ「今年は張り合いがないって、二人とも言ってたもんねー」

ツバサ「あのグループが出てきてたら、楽しい事になってたかもしれないだけに、今年は残念だったよ」

ツバサ(だから、来年はちゃんと勝負させなさいよ……μ's)

真姫「意外ね。アイドル好きのにこちゃんが、アイドルに向かってあんな態度をとるなんて」

にこ「別に……私だってそういう時ぐらいあるわよ」

真姫「へぇ?私はてっきり日曜に言い争いしてたのが、今の三人だからって思ったんだけど?」

にこ「そ……それは!」

真姫「そうなんでしょ?」

にこ「……はぁ、そうよ。その時にちょっと言い合いになったのよ」

真姫「今度こそ話してもらうわ。一体何があったのよ?」

にこ「分かったわよ。話せばいいんでしょ」

にこ「日曜に街中で偶然、アライズとぶつかったのよ」

にこ「アライズだって、すぐ気づいて謝ったわ。そうしたら……向こうもにこの事を知っていたのよ」

にこ「その時は嬉しかったわ。あのアライズにも注目されてたんだって」

にこ「でも、途中でラブライブを辞退した話になって……」

にこ「私達がでてれば張り合いがあったのに、残念だって言われて……」

にこ「すごく悔しかったの。私達がラブライブにでてれば、アライズにだって負けないって……にこは、本当にそう思ってたから」

真姫「にこちゃん……」

にこ「それで、来年に改めて勝負よって言われて……でもにこは3年だから卒業しちゃうし、他にも二人、卒業するって言ったの」

にこ「そうしたら何て言ったと思う?今のメンバーだから、いい勝負になると思ったのに、メンバーが変わるんじゃ勝負にならないって言ったのよ」

真姫「……それはなめられたものね」

にこ「でしょ!?そりゃ、にことついでに絵里や希もいたほうが良いとは思うし、しょーーじき、この穴はでかいと思うわ」

真姫(やっと、いつものにこちゃんらしくなってきたわね……って、なに喜んでるのよ、私)

にこ「でも、それでも例えにこ達がいなくなったとしても……μ'sはどのスクールアイドルにも負けてないわ!」

にこ「だから、そう言ったんだけど……あまりにも本気にしてないもんだから、ついカッとなって言い争いになったのよ」

真姫「なるほどね。そういうワケだったの」

真姫「それで、にこちゃんは来年負けないように、みんなに練習しろって言ってたのね」

にこ「そうよ。μ'sが一番だって事を、証明したかったのよ」

真姫「でも、なんで隠してたの?特にそんな隠すような事じゃないって思うけど」

にこ「それは……その……だって、恥ずかしいじゃない。普段あんな事言っておいて、実はみんなの事を認めてる……なんて」

真姫「っぷ」

にこ「ちょ、ちょっと!?なに笑ってるのよ!」

真姫「だって、あまりににこちゃんらしいから、つい……」

にこ「あー、もう。やっぱり言うんじゃなかったわ……」

真姫「まぁ、いいじゃない。それに大丈夫よ!私達ならきっと負けないわ」

にこ「……そうね、そうだといいわね」

真姫「にこちゃん?」

にこ「…………」

にこ「ホントはね、それだけじゃないのよ……」

真姫「え?」

にこ「本当なら、あのまま行っていれば、自分が立てたはずの舞台……そこに立てなかったのがすごく悔しくて……」

にこ「別に穂乃果を責めるつもりはないわよ?そもそも穂乃果がいなければ、μ's自体が無かった事くらい分かってるし」

にこ「それでも、ふとした時に思っちゃうのよ……あのまま何事もなく行けてたらって」

にこ「やっぱりそれがどうしても悔しくて……だから、みんなにはにこの分も行って欲しいって……そう思って」

真姫「…………」

にこ「自分勝手なのは分かってるわよ。それにみんなが行ったからって、にこが行ったわけになるわけじゃないっていうのも……」

にこ「でも、それでも!みんなにはにこの無念を晴らしてもらいたいの!だから、最近みんなに……」

真姫「そう……なるほどね。それは確かに自分勝手ね」

にこ「え?」

真姫「確かに自分勝手ねって言ったのよ。聞こえなかった?」

にこ「え、いや、聞こえてたけど……そこは普通、任せて!とか、にこちゃんの分も頑張るわ!とか言うものじゃないの!?」

真姫「なによそれ?そんなの知らないわよ」

にこ「っぐ……あんたはホントにいつもブレないわね」

真姫「いい?にこちゃん。私達はね、みんなそれぞれの理由や目標があるの」

真姫「廃校を阻止するって目標がなくなって、今度はそれぞれの理由でスクールアイドルを続ける事になった……」

真姫「でも、私はそれで良いと思ってる。みんな、それぞれの目標を胸にがんばっている事が、今のμ'sの力になってると思うの」

真姫「そのみんなのがんばりが合わさって、大きな一つの力になるの。だからにこちゃんのためにラブライブを目指す事はできないわ」

にこ「……真姫ちゃん」

真姫「って、ガラにもない事言っちゃったわね……その、とりあえずそういう事だから!にこちゃんのために、みんなががんばる事はできないわ」

にこ「そう、だよね……こんな気持ち、押し付けられても困るよね……」

真姫「な、なによ、急にしおらしくなって……らしくないわよ?」

にこ「…………」

真姫「え、えーと……その、あれよ」

真姫「みんなに押し付けられても困るけど、私は別にいいわよ?」

にこ「え?」

真姫「だ、だから!私はその……ラブライブを目指す理由の半分くらいは、にこちゃんのためって事にしてもいいわよ?」

にこ「真姫ちゃん……!」

真姫「あ、あくまで半分くらいだからね!あとは自分のためなんだから!」

にこ「ふふっ……もー、相変わらず素直じゃないんだからー」

真姫「な、なによ!?そんな事言うんなら、にこちゃんなんて知らないわよ?」

にこ「えー?今更、無しにはできないわよー?こうなったら絶対、真姫ちゃんにはラブライブにでてもらうんだから!」

真姫「フンッ、言われなくたって、でてやるわよ!だから、にこちゃんは普段通りにしてればいいのよ」

にこ「分かったわよ。その代わり、絶対約束守ってよね?」

真姫「いいわ、やってやろうじゃない!」


―――――――――――
―――――――
―――

穂乃果「うわぁ、すごいお客さんだねぇ」

雪穂「会場が人で埋め尽くされてる……」

花陽「うぅ……緊張してきたよぉ」

亜里沙「あ、あんなに人が……だ、大丈夫かな」

海未「亜里沙、落ち着いて。こういう時こそ、平常心ですよ」

ことり「ふふ、海未ちゃんも最初の頃に比べて大分慣れたよね。1stライブの時なんて……」

海未「ちょ、ちょっとことり!今、その事は言わないでください」

真姫「……みんな、あっちを見てみて」

凛「どうしたにゃ?一体何が……っあ!」

穂乃果「あれは……にこちゃんに希ちゃん!」

亜里沙「お姉ちゃんもいる!」

凛「うわぁー、すごく大きな旗ー」

海未「ふふ、絵里はちょっと恥ずかしそうですね」

ことり「三人とも、応援しにきてくれたんだね!」

花陽「わぁー、すごく嬉しいな」

雪穂「これは負けられないね、お姉ちゃん」

穂乃果「うー、燃えてきたぁ!絶対に勝つぞー!」

にこ「そろそろ出番ね……みんな大丈夫かしら」

希「まぁ、大丈夫やない?みんなすごく練習してたようやし」

絵里「それはともかく……こんな大きな旗を持ってくる必要はあったの?」

希「必要ありありや!うちらがついとるでーって事をアピールせんとな!」

にこ「でも、これで気づかれてなかったら、ただの恥さらしね……」

絵里「ちょ、ちょっとにこ!嫌な事言わないでよ」

希「っと、そんな事言ってる間に時間になったで」

『エントリーNo.6 音ノ木坂学院・μ's』

穂乃果「よし、みんな行くよ!」

ことり「うん!」

海未「ええ!」

花陽「ドキドキ……!」

凛「よーし、やるにゃ!」

真姫「やってやろうじゃない!」

亜里沙「はい!」

雪穂「行こう!お姉ちゃん」

『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!』

希「おぉー、すごい声援やな」

絵里「みんな……亜里沙……がんばって!」

にこ「しっかりやんなさいよ……!」


にこ(……!?真姫ちゃんがこっちを見てる……?)

にこ(ありがとう、真姫ちゃん……約束を守ってくれて。でも、ラブライブはまだこれからよ)

にこ(真姫ちゃん……きっと、真姫ちゃんなら……ううん、μ'sのみんなならできるから……だから!)

穂乃果「みんな、準備はいい?それじゃあ、いっくよー!」

真姫(にこちゃん……見ててね!)

穂乃果「ミューーーズ!!」


『ミューーージックーーーーーS.T.A.R.T!!』


END

これにて終わりです。

雪穂と亜里沙がいるのは個人的な趣味です。

もし、読んでくれた方がいましたら、ありがとです!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月28日 (日) 13:54:01   ID: 3qlQk7sm

2期や映画を見ればアライズこのようには書けない

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