西園寺「それでさぁー、その客がキモくて」

澪田「うひょー、ヒヨコちゃんモテモテっすー」

小泉「あはは」

罪木「えっと……えっと……」

罪木「あの、西園寺さん、小泉さん、澪田さん、佐藤さん……おはようございます……」

小泉「……チッ」

澪田「」ﾊｧ……

罪木「あのですね、皆さん……」

西園寺「あれあれー、今何か聞こえたー？」

佐藤「ううん、全然何も聞こえなかったけど。気のせいじゃない？」

罪木「え、あのぉ……？」

西園寺「これはひょっとすると、アレじゃない？」

小泉「アレ？」

西園寺「自殺したゲロ豚のゆ・う・れ・いｗ」ﾌﾟｩｰｸｽｸｽ

澪田「うげげ、マジっすか！」ｶﾞｰﾝ

小泉「もぅ、ヒヨコちゃん止めてよ。そんな怖い話」

佐藤「でもあるかもしれないわ……だってさっきから変な気配がするもん」

澪田「澪田も感じるっす……この辺とか！！」ドゴッ

罪木「うぐっ」

モブ達「キャッハッハ」「ゲラゲラ」

罪木「ゲホッ、ゴボッ」

澪田「うひゃー、悪霊の気持ち悪い声が聞こえるぅ！　とりつかれない内に逃げませう！！」ガタッ

西園寺「そうだね、別の場所移動しよ。それにしてもあのゲロ豚気持ち悪かったよねー」けりっ

罪木「あうっ」

小泉「ちょっとツルんだだけで友達ヅラされて、マジ迷惑だったなぁｗｗｗ」ゲシッ

罪木「！」

佐藤「死んでくれてホントよかったけど、死んでまで付きまとわないでよねｗ」ゲシッ

罪木「ぐっ」

西園寺「おーっと、水筒のお味噌汁零しちゃった～」ドボドボ

罪木「…………」ぐっしょり

西園寺「さーて、行こ行こ」

きゃっきゃっ、あはは……

罪木「…………」グスッ

・トイレ

罪木(ちゃんと、綺麗にしないと……)バシャバシャ

罪木(その後ジャージに着替えよう……)バシャバシャ

罪木「…………」

罪木「西園寺さん、澪田さん、小泉さん、佐藤さん……」ｸﾞｽｯ

罪木「いい人だって、思ったのに……
　　友達だって、信じてたのに……」ﾋｯｸﾋｯｸ

罪木(ダメです、こんな風に考えたら……)

罪木(悪いのは私。こんな私に付きまとわれて、皆さん迷惑でしたよね……)

罪木(ごめんなさい、ごめんなさい、明日からはまた一人で)

ガチャ

西園寺「ひっひっひ……悪霊の気配がするねー」

罪木「あ、西園寺さん……わ、私……」

澪田「う～ん感じるっす！　こりゃビンビンっすね」

小泉「じゃあ、成仏させてあげないとね」ﾆﾔﾘ

罪木「え……あの……？」

西園寺「よーし、やっちゃえ」

ガシッ　ガシッ

罪木「ひゃ、いや、何っ……何するんですか！？」

小泉「ああもう、暴れんじゃないわよっ」

澪田「まずは悪霊の結界を解くっす！」

西園寺「それー、ひん剥けーー」ヌガシヌガシ

罪木「や、やだ！　やめてくだ……やめてぇええええ」

西園寺「」ｼﾞｨｰ

罪木「あ……あ……」たゆんたゆん♪

西園寺「ぐぬぅ」ｷﾞﾘｯ

パンパン、パァン

罪木「う、ぐ、ぐうっ」

澪田「ヒヨコちゃ～ん、悪霊に物理攻撃とか勇気ありすぎっす」

小泉「後でちゃんと消毒しようね」

ぐい、ドンッ

罪木「いたっ」

澪田「さーて、さっそくお祓いの儀式を始めまひょ～っ」

小泉「お清めの塩、ちゃんと用意してある？」

西園寺「バッチリだよ」ズリズリ

罪木(塩って……塩って……違いますっ)

罪木(塩じゃなくて、生ゴミじゃないですかっ！！)ｵﾄﾞｵﾄﾞ

西園寺「西園寺行きます、それーー！」ポイッ

ベチャ

罪木「！！」

澪田「お～、おっぱいに見事命中！　やるっすね～」

澪田「お次は澪田が……」ブンッ

罪木「や、やめ……ぶふっ」ビチャ

西園寺「澪田おねもまだまだだね。顔面セーフだよ」

澪田「し、しまったー」ｶﾞｰﾝ

小泉「よーし、じゃあ私がお手本を見せてやるわね。見てなさい！」ヒュン

罪木「ああうっ！」ボチャ

澪田「やりましたー！　お×ンコにヒット！　真昼ちゃん、悪霊のきっったないお×ンコにヒットっす！
　　急所攻撃！　これは致命的っすよー！」

小泉「もう、そんなに連呼しないでよ」

罪木「うっ……うっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

西園寺「わーい、二人とも見て！　悪霊が苦しんでるよー」

澪田「お股を抑えて蹲るなんて……ひょっとしてオナ」

小泉「よーし、一斉攻撃でとどめをさすわよー」

「「おおーー」」

ポイポイポイポイ、ビチャビチャベチャベチャ…………

………………

西園寺「ほら、ゲロ豚！　あんたの為に用意したお供え物なんだから、ちゃんと食えよ」グイグイッ

罪木「もが……もがっ……」

罪木「うっ……ぶふぅ！！」ビチャ

澪田「うおお、汚ねぇ！」

小泉「うーん、もっと入ると思ったけど……これ以上は無理かなぁ？」

罪木「ぐすぅ……痛い、痛い……入りません……」

罪木「もう、許して……ゲホッゲホッ」

澪田「うっはー小泉ちゃんだいたーん、このゴミお嫁に行けなくなっちまうっすよー！
　　あ、元々もらってくれる奴いねーかｗｗｗｗ」

小泉「」パシャ　パシャ

罪木「あ、やだ……とらないで……」

小泉「心霊写真もバッチリとれたし。今日の所は十分っしょ」

澪田「じゃあ、今日のお祓いはここまでって事で」

西園寺「じゃーね、ゲロ豚！　お前の事は忘れないから。３分間くらいｗ」

罪木しね

小泉「写真現像できたら、学校中に貼ってあげるから楽しみに待ってなよ。
　　ついでにアンタの実家にも送ってあげるねー」アハハ

澪田「本当に死にたいんならいつでもOKっすからねー。
　　　未成年だから前科にならねーし」

西園寺「せいぜい少年院に１年くらい？　ゲロ豚一匹退治しただけでキービシー！」プークスクス

澪田「出てきたらお墓に動くこけし添えてあげるっすねー、あーーはっはっはっはっは」

アーッハッハッハッハッハッハッハ

>>34
超高校級のインスタントご飯

バタン……シーン……

罪木「…………」ボー

罪木「…………」

キーンコーンカーンコーン……

罪木「…………」

罪木「…………グスッ」

罪木「…………うぐぅ」ドンッ

罪木「ヒック……ヒック……」

罪木「ふええ……ふええ……ひあああああああ！」

罪木「うああああああっ！！　うぇあああああああっっ！！」ドンドンッ

罪木「うぇ……うぇ……エック、ヒック」

罪木「グシュ……グシュ……」

罪木「……ぐすっ……ぐすっ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

ガチャ

罪木「！」

江ノ島「お化粧崩れちゃ……え？」

罪木「あ……」

江ノ島「み、蜜柑ちゃん！？」

江ノ島「ど、どうしたのよその恰好！」ゴソゴソッ

蜜柑「おねがい、ほっといて……くださ」

江ノ島「ほっとける訳無いっしょ。ホラ、タオルで身体拭いて」

蜜柑「あ、ありがとう、ござ……」

江ノ島「また誰かにやられたわけー？　ったく、くだらない事する奴らがいるわねー」

蜜柑「…………」グスッグスッ

罪木「江ノ島さん……」

江ノ島「『バカ姉へ　今日学校休むから、適当に伝えといて』……送信っと」

江ノ島「とりあえずホラ、ジャージに着替えて。シャワーを浴びに行くよ。
　　　私も付き添うから」

罪木「はい……」

罪木(江ノ島さん……)

罪木(最初は、私の事を暗いとか変な髪型とかイヤな事を言ってきた江ノ島さん……)

罪木(でも私が虐められると、必ず後で助けてくれた江ノ島さん……)

江ノ島「何？　アタシの顔になんかついてん？」

罪木「江ノ島さん……」

江ノ島「あん？」

罪木「私達、友達……でしょうか……？」

江ノ島「はぁ？　決まってんでしょ。いいから着がえたら、さっさと行くよ」

罪木「！」

罪木「ずっと、変わりませんか？」ゴソゴソッ

江ノ島「はいはい、例え私が死んで、あんたが仮想世界に行っちゃっても友達だよ。
　　　はい、着がえたらさっさと行くよ」グイッ

罪木「あ……！！　うふふ……」

江ノ島(…………)

江ノ島(…………うぷぷ♪)

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数か月後、人類史上最低最悪の事件勃発…

世界終わる