クリスタ「姫始め?」(73)

クリスタ「って何?」

コニー「嫌俺も解らないから聞いてるんだ。 新年早々男子の奴等そんな話題で持ちきりだからよ。 104期で一番姫様らしいお前に聞いたら解ると思ったんだけど…」

ユミル「クリスタに変なこと言わせるなこの万年零点」

コニー「ふざけんな!この間1点取ったぞ!」

ユミル「兎に角、そんな変なことはクリスタに聞かせるんじゃ無い、教えるんじゃ無い。解ったか?ああ?」

コニー「なんだブス、お前知ってるのか。 知ってるののなら教えろよ」

ユミル「そ、それは」

クリスタ「ユミル知ってるの?なら教えてよ!」

ユミル「ぐぬぬ」

アルミン「いや、ユミル。ある意味クリスタに合ってると思うよ」

ユミル「アルミン!クリスタに合ってるとかふざけんなてめ…!」

クリスタ「私に?」

コニー「教えてくれ!アルミン先生!」

アルミン「姫始、もとい飛馬始と書いてね 年が開けて初めて馬に乗る事を指すんだ」

クリスタ「へえ…」

アルミン「元々柔らかく炊いたお米を『姫飯』って言って、それをお正月に食べるから『姫始め』って言うらしいよ」

コニー「流石だなアルミン先生は…」

アルミン「はは、それこそ本の知識だよ」

コニー「それに比べ、こっちは知ったかぶってよ」チラ

ユミル「…」

サシャ「え?ごはんですか?」

クリスタ「サシャ」

サシャ「ごはんと言うワードがアルミンの口から出てきたのでつい来てしまいました」

コニー「本当に食い意地張ってんなお前」

サシャ「へへ。 何の話してたんですか?」

コニー「『姫始め』ってなんだろうって話」

サシャ「姫始め、ですか。皆さんお姫様みたいな格好するんですか?」

アルミン「違う違う。お正月に柔らかいご飯を食べる事なんだ」

サシャ「ほうほう」

クリスタ「でね、色々な意味があるんだって。新年最初の乗馬の事も姫始めって言うらしいんの」

サシャ「へえ…。新年早々勉強になりますね」

ユミル「…もだけどな…」ボソッ

クリスタ「ユミル、何か言った?」

ユミル「いや、なんでも無い」

クリスタ「でも面白いね」クスクス

アルミン「何が?」

クリスタ「男の子達、お正月から早々ご飯の話なんて。サシャみたい」クスクス

コニー「確かになあ」

アルミン「そうだね」

ユミル「…」

ユミル「すまん、私が悪かった」

サシャ「何がですか?」

ユミル「正月早々、何考えてたんだ私…。 ちょっと散歩してくるわ…」

クリスタ「? 行ってらっしゃい」

アルミン「僕もちょっと図書室行ってくるよ」

コニー「アルミンは勉強熱心だな。俺もちょっくら親に手紙出してこよ」


サシャ「二人きりになりましたねえ…」

クリスタ「そうだね」

サシャ「あ、そうです!いい事考えました!」

クリスタ「え?何々?」

サシャ「姫始めしましょうよ!ちょうどお腹も減ってきましたし」

クリスタ「あ、いい! 私もアルミンの話聞いてから乗馬したくなったんだ!」

サシャ「ならやりましょうよ!
   きっと男子も話すくらいだったので、姫始めをやりたいんでしょう。男子も誘って皆でやりましょう!」

クリスタ「うん、そうだね」

サシャ「よぉし、思い立ったが吉日 早速誘いに行きましょうか」



から始まるエロい話をどなたかお願いします(土下座

~男子寮~

ライナー「あーマジで羨ましい フランツが羨ましい」

ジャン「同意だ」

マルコ「まあ僕達はする機会もする相手も居ないから…」

ベルトルト「したい人はいてもね」

エレン「全く正月からなんて話してんだ俺達」

ジャン「仕方ないだろ!それに正月だからこそだろ!!」

エレン「訳わかんねえ…」

エレン「それよりアルミンやコニーは何処に行ったんだよ…」

ライナー「アルミンは結構前から居なかったぞ」

マルコ「あれ?でもコニーはさっきまでそこに…」

コニー「おいみんな!」

ベルトルト「帰ってきたみたいだ」

コニー「聞いたぞ!なーんだ、皆お腹空いてるんだってな!」

ジャン「お腹空いてるっていうかなんつーか…」

ライナー「違うんだコニー。俺達は腹が減ってるんじゃ無いんだ」

コニー「じゃあなんだ?」

ライナー「俺達は…飢えてるんだ…」

コニー「そ、そうか…」

コニー(お腹が減る事と、飢えている事は違うのか? 俺が万年零点だから違いが解らないのか?
   でもここで聞いたら皆俺の事『馬鹿』って思うかも知れない。黙るのが一番だな)

サシャ「その話、聞かせてもらいましたよ!」ドバァアン

ジャン「げっ!芋女!!」

ベルトルト「え?サシャに聞かれたって結構大変な事だよね?」

エレン「俺はしらないぞ」

マルコ「ちょ、ちょっとサシャなんでここに居るの…?」

サシャ「ふっふっふ…。 決まってるじゃないですか!」

マルコ「え?」

サシャ「私も姫始めする為にですよ!」トバァアアン

ライナー「」

ベルトルト「」

ジャン「」

エレン「」

マルコ「」

コニー(もうあいつ、行動に移したのか。
    しかし、一番食い意地が張ってる奴が、他の奴を誘うなんて明日は大雪が降るかもしれ無いな)

サシャ「え?どうしたんですか皆さん
   …さては私が(ご飯を独り占めをせずに他の人を誘うという)予想外の事をして驚いてるんでしょう?」ニヤニヤ

エレン「そりゃ、な…」

ジャン「はは…まさかお前が…」

マルコ「これから見る目が変わるよ…」

ベルトルト「うん…」

クリスタ「…ま、待ってよサシャ!」

ライナー「く、クリスタ!!」

サシャ「ああクリスタ、置いていってすみません」

クリスタ「もう、突然走り出して!」

ライナー「く、く、クリスタ…、お前…どうしてここに…」

クリスタ「どうしてって… 私も皆に姫始めを誘いに来たんだけど…」

ライナー「」

他男子「「「」」」

コニー(なんだみんな?クリスタの優しさに泣きそうで言葉も失ったか?
    そういえば、クリスタは乗馬の事言ってたな。 そりゃ1人で馬に乗るのも楽しくないな。)

ライナー「一応聞く」

クリスタ「?なあに?」クビカシゲ

ライナー(可愛い)

ライナー「じゃなくて、クリスタ、お前『姫始め』って何の事か解るのか?」

クリスタ「うん、知ってるわ。
    年明け初めての乗馬の事でしょう?」

ライナー「乗馬(意味深)…」

ライナー「」バタン

ベルトルト「ライナーが倒れた!!」

ジャン「そりゃああなるわ」

マルコ「うん…」

エレン「クリスタって意外にすげえな」

コニー「いや普通だろ」

エレン「えっ」

コニー(なんだ?クリスタが乗馬に誘う事がそんなに意外か?寧ろ馬がすきなクリスタにとっては普通だろ?
    というか、ライナー、倒れるほど嬉しかったんだな…そんなに乗馬する事に飢えてたんだな… 今違いがわかったぞ)




まで書いたんであとは任せた

ここまでお膳立てしてなんで書いてくれないんだよ…
俺は今から仕事なんだよ…
お願いだから頼むぞ

ただいま
ゆっくり書いていこうと思う

ライナー「くり、すたっ…」

クリスタ「ん?」

ライナー「そんなにやりたかったら、俺と乗馬しないか?」

クリスタ「ライナーと?」

クリスタ(ライナーって成績上位者よね。もしかしたら、上位者なりの、コツとか教えてくれるかもしれないなあ…)

クリスタ「うん、いいよ」ニッコリ

ライナー(うっし)ガッツポーズ

クリスタ「あ、あのね…」

ライナー「なんだ?」

クリスタ「色々私にテクニックとか教えて欲しいけど、大丈夫?」

ライナー「テクニック(意味深)」

ライナー「ももも勿論だ!!」

クリスタ「有り難う」ニッコリ

ベルトルト(ライナー…やるんだな!今ここで…ってなんだ羨ましい)

マルコ「まさか女神があんなに積極的だったとは…!」

クリスタ「皆も一緒にどう?」

ジャン「しかも複数ときたか…!」

マルコ「嗚呼、僕達の中の女神のイメージが音を立てて崩れていく…!」

エレン「代わりに違うイメージが植え付けられてるが」

クリスタ「一緒に乗馬しない?」ニコッ

ライナー「するわけねえよな?俺だけで十分だよな?」ニコリ

ジャン「ひぃいいい」

ジャン(あいつの笑顔、笑えない…!)

マルコ(僕達には一本も譲らない精神だな…!)

ベルトルト(悔しいけどライナー、今の君はここ最近で一番戦士らしい瞳をしている…!)

サシャ「あの人達は一体何を言ってるんでしょうかねえ」

コニー「俺もさっぱり解らん」

サシャ「クリスタが乗馬をするのは当たり前ですよね?」

コニー「それに沢山の人と乗馬を楽しみたいよな?」

サシャ「テクニックだって、勉強熱心なクリスタらしいですしなんら変わりありません」

コニー「お前はクリスタのイメージ変わったか?」

サシャ「いーえ、全然」

コニー「そうか、俺もだ」

サシャ(コニーが解らないものが私も解らないのはなんだか癪に障りますね…)

コニー(サシャが解らない、か… サシャも俺くらい頭が悪いから、なんか不安になるな…)

クリスタ「じゃあライナー、早速外に行こっか」

ライナー「ほぁ!?」

マルコ(野外!?)

ジャン(野外だと!?)

ベルトルト(104期の女神の性癖、侮れない…!)

エレン「す、すげぇな、クリスタ」

コニー「え?当たり前だろ?(乗馬するんだし)」

エレン「えっ」

コニー「それに普段のクリスタとなんら変わりねえよ」

エレン「えっ」

エレン(コニーはどんな目でクリスタを見てたんだろう…)

クリスタ「?行かないの?」

ライナー「い、行きます行きます!!クリスタの言うことなら!!」

クリスタ「じゃあサシャ行ってくるね!」

サシャ「楽しんでください~」

クリスタ「うん」

ライナー「じゃあな、ベルトルト」

ベルトルト「え、あ、うん」

ライナー「そしてお前ら、お互い楽しい正月を」

バタン


シーン...

ジャン「っく」

ジャン「しょぉおおぉおおおお!!」

サシャ「!?」ビクッ

マルコ「くそぉおぉおおぉおおおお!!」

ベルトルト「なんで、なんだよ!!」カベドン

エレン「…」

サシャ「えっ?えっ?」

コニー「どうしたお前ら…」

ジャン「どうしたもこうしたもねえ… 見たか?あの最後のライナーの顔!!マジでムカつく!!ゴリラの癖に!」

サシャ「馬にゴリラって言われたくありませんよ」



ひとまずここまで
乗っ取ってもいいのよ?(チラッチラッ

あと俺が書いたらエロくならないからな



コメント有り難う
頑張って今日中に終わらせる
見切り発車だから、おかしい所もあるかもしれないが目を瞑ってくれ
それでは投下

ジャン「そういえば」チラリ

サシャ「?」

ジャン「お前も確か姫始めしに乗り込んできたんだよな?」

サシャ「ええ、そうですが…。ジャンも私としますか?」

ジャン「な、なっ!」

ジャン「お、俺は、俺はだな、初めては、もう決まってるんだよ!!」

サシャ「??は、はあ…」

マルコ(意外と純情)

サシャ「別に相手は誰だっていいじゃありませんか」

ジャン「えっ」

サシャ「それに沢山居る方が楽しいかと思いますよ」

ジャン「えっ」

マルコ(女神・クリスタだけじゃなくて、サシャでもこの『誰でもCome on』さ…!)

ベルトルト(女の子って怖い…)

サシャ「別にジャン1人放っておいてもいいですが…。マルコやベルトルトやエレンは私と姫始めしますよね?」

マルコ「えっ、いや、僕は…」

ベルトルト「うん、僕も、ねえ…」

エレン「俺もパス」

サシャ「えぇええ…!」ガーン

サシャ「仕方ありません、私1人で姫始めしますか…」

ジャン「1人で姫始めって空しくね…?」

ベルトルト「さっきの、あの光景を見てからだと尚ね…」

サシャ「そう思うなら一緒にしましょうよ!!」

ジャン「それも嫌だって言ってるだろ!」

マルコ「というより、1人でやるのは姫始めって言わなくない?男女でやるのが姫始めって言うのじゃないの?」

サシャ「えっ、そうなんですか?」

サシャ「私、ついてっきり、1人でも出来るものだと思ってました…」

エレン「いやいや。」

ジャン「流石芋女、発想もぶっ飛んでやがる」

マルコ「因みに、どういう風にするつもりだったの?」

サシャ「どうって…普通ですけど…」

ベルトルト「その『普通』が思いつかないんだって」

サシャ「はぁ」

ジャン(まさか、サシャは所謂男女どちらの『あれ』を持つ奴だったのか…?)

マルコ(あり得ない…!)

コニー「いや普通1人でも出来るだろ?」

4人「「「「えっ?」」」」

ジャン(えっ、コニーもか…?いや、一緒に風呂に入るがそんな事は無かった!)

ベルトルト(一体どうなってるんだ…!?)

サシャ「仕方ありませんねえ…。私が教えて差し上げましょう」

ジャン「あ、ああ…!」

サシャ「よーく聞いててくださいよ…?」

4人「「「」」」ゴクリ...

コニー(そんなに固唾を飲むものなのか…)

サシャ「いいですか…?



    水多目の柔らかく炊いたあっつあつご飯を、こう、お茶碗一杯によそって、
    冷めないうちに、ゆっくりとお米一粒一粒の味を感じながら、食べるんですよ!」



ベルトルト「えっ」

エレン「えっ」

ジャン「えっ」

マルコ「えっ」

サシャ「えっ?」

コニー「えっ?」

サシャ「仕方ありませんねえ…。私が教えて差し上げましょう」

ジャン「あ、ああ…!」

サシャ「よーく聞いててくださいよ…?」

4人「「「」」」ゴクリ...

コニー(そんなに固唾を飲むものなのか…)

サシャ「いいですか…?



    水多目の柔らかく炊いたあっつあつご飯を、こう、お茶碗一杯によそって、
    冷めないうちに、ゆっくりとお米一粒一粒の味を感じながら、食べるんですよ!」



ベルトルト「えっ」

エレン「えっ」

ジャン「えっ」

マルコ「えっ」

サシャ「えっ?」

コニー「えっ?」

ベルトルト「ご、ご飯…?」

エレン「お前は何を言ってるんだ?」

サシャ「ええっ!姫始めって言うのは、年明けに初めて柔らかいご飯を食べる事じゃないんですか!?」

ジャン「なん、だと…?」

サシャ「だってアルミンが言ってましたもん! ね、コニー!」

コニー「あ、ああ…!アルミン先生が言うんだから間違い無いぞ…!」

マルコ「な、成る程、だから僕達とサシャの言い合ってる事が噛み合ってなかったんだ…!」

エレン「そういう事だったのか…」

サシャ「じゃあ皆さんは、姫始めをどういう風にとらえてたんですか?」

ベルトルト「そりゃあ、乗馬(意味深)だよ…」

サシャ「私別に乗馬なんて興味ありませんよ!」

コニー「でもさ」

コニー「なんでクリスタが乗馬好きなのに皆も『意外』って言ってたんだよ?
    別にクリスタは乗馬が好きだから意外もなんもないだろ」

ジャン「まさか馬だけじゃなくて男め手玉に取って乗るなんてるとは思わなかったんだよ…」

サシャ「男に乗る?よく解りませんけど、クリスタは馬にしか乗りませんよ?」

4人「「「「えっ?」」」」

サシャ「アルミン言ってました。『年明けに初めて馬に乗る事も姫始め』って」

ベルトルト「」

エレン「」

ジャン「」

マルコ「」

ジャン「俺達はなんて正月からそんな馬鹿な事を思ってたんだ!」

エレン「だから言ったのによ」

ベルトルト「良かった、女神はやっぱり女神だった…」

マルコ「え?だったら大変じゃない?」

コニー「何がだ?」

マルコ「クリスタはただ純粋にライナーに乗馬に誘った、でもライナーは…」

ベルトルト「」

エレン「」

ジャン「」

サシャ「な、何がですかね…?」

コニー「さあ…?」

ベルトルト「うわぁああライナー!!」

エレン「ベルトルト、ちょっと落ち着け!」

ジャン「やべえぞ、早く二人の所に行かないとライナーが犯罪者になってしまう…!」

マルコ「と、兎に角追いかけよう!」

バタバタバタ...

コニー「なんだ?どうしたんだあいつら。」

サシャ「もう全然解りません」

コニー「とりあえず、俺達も付いていくか」

サシャ「はい!」

――――
――――――――
―――――――――――――

~屋外~

ユミル「ったく…。まさか姫始めにあんな意味があったとはなあ…
    なんか1人恥ずかしい思いしたな… あー、情けない…
   ん…?あれは…」

ミカサ「」ジャブジャブ

ユミル「おい、何してんだ?」

ミカサ「ユミル。マフラー洗ってる」

ユミル「珍しいな」

ミカサ「正月だから。
    アルミン曰く、年が明けた最初の洗濯の事を『姫始め』と言うらしい」

ユミル「ふーん…」

ユミル(色々な意味があんだな…)

ミカサ「因みに、姫始めをするには女じゃないといけないみたい。
   エレンやアルミンがやっても姫始めとは言わない」

ユミル「まあ、『姫』だしな…」

ミカサ「こんなものかな」ザパッ

ユミル「…」

ユミル「なあミカサ知ってるか?」

ミカサ「何が?」

ユミル「姫始めには他にも、『年明け初の乗馬』やら『年明け初のご飯食べ』って意味もあるんだってよ」

ミカサ「ふうん」

ユミル「ま、全部アルミンから聞いたんだけどな」

ユミル「私さ、姫始めって…その、年明け初の……男女の色事…かと思ってたんだ…」

ミカサ「男女の色事?」

ユミル「アレだよアレ!!男女で色っつったら1つしかねえだろ!」

ミカサ「ああ、性交。そういう意味もあるの?」

ユミル「……ああ…」

ユミル(こうなんで恥ずかしい気も無くスラッと言えるんだ…?)

ミカサ「言葉には沢山意味がある。知ってなくてもどうって事はない」

ユミル「はは… かなあ…」

ユミル「ん?」

ドウシタノ?ソンナニニコニコシテ
イヤ、ナンデモナイ

ユミル(あれは…クリスタと……ライナー? なんで2人っきりで歩いてんだ?
    なんか、怪しい…)

ユミル「スマン、洗濯の邪魔した」

ミカサ「大丈夫」

タッタッタッ...

ライナー(クリスタは一体どの辺りまで行くんだ?
     でも俺は文句1つ言わない。何故なら紳士だからだ…
     すまん、ベルトルト、アニ。少しの間俺は戦士をやめるぞ…)

ライナー「」ジッ

クリスタ「?どうしたの?」

ライナー「なんでもない」

ライナー(本当に結婚しよ)

クリスタ「ふふ、楽しみだなぁ…姫始め…」

ライナー「お、お、俺も楽しみだぞ!!」

ユミル「おいおい、そこの変態… なんの理由があってクリスタと2人で居るんだ?」

クリスタ「あっ、ユミル!」

ライナー「げっ!!」

ライナー(厄介なのが来た!!)

ライナー「お、俺はだな…それは、その…」

クリスタ「ま、待ってユミル!私から誘ったの! 一緒に姫始めをしようって!!」

ユミル「はぁ?」

ライナー「そうだ!言っとくがな、クリスタから誘われたんだからな!俺は言ってねえからな!!」

ライナー(まあ半分は俺から言ったが)

ユミル「ふざけんなテメェ いくらクリスタから誘ったからったって、お前の下心は丸見えなんだよ」

ユミル(クリスタは『乗馬』のつもりで誘ったに決まってるが、ライナーがそうとらえる訳が無い…)

ライナー「はっ なんだ?まさか、お前嫉妬してるな?」

ユミル「嫉妬なんかするかド阿呆」

クリスタ「ま、待って!喧嘩はやめて!!」

ライナー「クリスタ…」

ユミル「お前…」

ライユミ((結婚しよ))

クリスタ「ゆ、ユミルも一緒に姫始めしようよ!ね?」

ライナー「ファッ!?」

ユミル「いや、いい…」フルフル

ライナー「俺だっていいよ…」ボソッ

クリスタ「そ、そっか…」ショボン

ユミル「取り敢えず、私はちょっとライナーに用事があるんだ。クリスタ、先に厩舎に行っておいてくれ」

クリスタ「うん、解った…」コクリ

ライナー「え?厩舎?」

ユミル「…よし、2人きりになったな…」

ライナー「まさかの厩舎で馬乗りとか…流石クリスタ…だな…」

ユミル「そういうのを下心丸出しっていうんだよ」

ライナー「いや、違う!クリスタが…!」

ユミル「」ハァ

ユミル「…言っとくがな、姫始めには4つの意味があるんだ」

ライナー「何…!?」

ユミル「1つめは年明けに初めて女が洗濯する事を指す」

ライナー「ああ…」

ユミル「2つめは年明け初めて炊いたご飯を食べる事を指す」

ライナー「ご飯…」ハッ

ライナー(まさか、さっきサシャが来てたのは…!)

ユミル「3つめは年明け初めて乗馬する事を指す」

ライナー「えっ」

ユミル「4つめは…まあ言わずもがなだよなぁ…?
   因みにクリスタは1つめと…4つめの意味を知らない。そして、乗馬が好き
   クリスタの中の『姫始め』、解ったか…?」

ライナー「」コクコク

ユミル「解ったなら、クリスタの純粋な誘いを下心として受け取った罰に、その股間についてるものを使用不可能にしてやる…」パキッ...

ライナー「ま、まってくれユミル!!俺は4つめの意味しか知らなかったんだ!!
     それに誰しも好きな人に迫られたら『勿論』って言うだろ!」

ユミル「問答無用だ。お前がクリスタに手を出せす事事態犯罪なんだよ」

ライナー「ふざけんな!俺とお前は同い年だろうが!」

ユミル「それに、私はクリスタを守ろうと思っている
    ましてや純潔なんざ汚された日には… 日頃そんな事思ってる奴がいるんだったら、無いように、今の内に消しておかねえと」

ライナー「思う事は自由だろ!?」

ユミル「この悪魔の末裔が。 根絶やし(意味深)にしてやる」

ライナー「それお前が言う台詞じゃねえし、俺に言われる台詞でも無いし、第一使う場面がこんな所じゃないだろ!
     というより意味深ってなんだ意味深って!」

ユミル「」パキッ...ポキッ...

ライナー「おーい、ユミルさん…?」

ライナー「ちょっと待って、話せば解る!話せば解るからよ!!」

ユミル「死ね」

――――
――――――――
―――――――――――――

ベルトルト「あぁああライナーぁああ!!」

エレン(まじうぜえ)

マルコ「でも本当に居ないね…」

ジャン「まさか、もう事に運んで…」

ベルトルト「嫌だぁあああぁあ!!」

コニー「解らんが、ライナーを探せばいいんだな?」

エレン「ああ」

サシャ「あれ?あれは、ユミルじゃないですか
    その横に倒れているのは…?」

マルコ「ライナー…?」

コニー「おーい、ブスー」

ユミル「あ?コニーか…それに色々勢揃いだな」

ジャン「ライナー見なかったかって…うわっ!?なんでこんな所に倒れてんだよ!」

ライナー「」

ユミル「ああ。暇だったからサンドバッグにしてた」

エレン「サンドバッグって…」

ベルトルト「ライナー!!無事じゃなかった!!」

ユミル「ちょうど良かった。誰かこのサンドバッグ片付けておいてくれ」

マルコ「えーっと…」

ユミル「私はこれからクリスタと一緒に姫始めをするからな、忙しいんだ。解ったか?」

サシャ「は、はい…」

ユミル「じゃあな」スタスタ...


コニー「どうするんだ?この脱け殻みたいなの」

エレン「取り敢えず医務室かどこかに運ぶか」

ライナー「べ、ベルトル、ト……」

ライナー「ライナー!良かった目が覚めたんだ!」

ライナー「ベルトルト、俺は……」

ベルトルト「なんだい?」

ライナー「俺は、もう……故郷には、帰れ、無い……」バタッ

ベルトルト「ライナーぁあああ!?」

コニー「なんだ?どうしたんだライナーは」

サシャ「もう私は何も解りません…」

ジャン「もしかして、ユミルの怒りを買ったのか…」

マルコ「なにそれ、こんな大男が負けるなんてユミル怖い」ガタガタ


ベルトルト「ライナーぁあああしっかりしてくれ、ライナーぁああ!!」
――――
――――――――
―――――――――――――


~終わり~

最後ぐだぐだになってしまった…
正月早々何やってんだろう…

読んでくれた画面の向こうのお前!
姫始めを楽しみにしてるからな

それでは
また違うSSで

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