春香「彼女のフリをして欲しい…ですか?」(297)
P「ああ、昨日偶然学生時代の友達に会ってさ…」
春香「で、つい彼女がいるとウソを?」
P「だって2○歳で彼女いないとか恥ずかしくて…そしたら会わせろって…」
春香「そんな泣かないでくださいよ!私だって彼氏居ないですし」
P「…ずま゛ん゛」
春香「ほらちーんっしてください、ちーんっ」
P「ちーんっ」
春香「わかりました、やってみます!」
P「えっマジか!?」
春香「うまくできるかはわかりませんけど…」
P「すまん!ありがとう春香!!」
春香「いつもお世話になってますから、少しでも恩返しできるなら」
春香(♪)
春香「うーん」
真「あれ?どうしたの春香?」
春香「あっ真!この服どうかな?」
真「わぁかわいい!」
春香「良かったぁ、あとはいい匂いのする香水と…」
真「やけに気合い入ってるね」
春香「えへへ、ちょっとね」
春香「こ、こんにちはっ」
P友「嘘っ!?マジでかわいい…」
P「だろ!?俺の嫁だからな!!」
春香「もうっプロ…Pさん変なテンションになってますよ」
P友「どことなく人気アイドルの天海春香に似てるし!」
春香(ぷ、プロデューサーさん!人気アイドルですって!人気アイドル!!)
P(こ、こら春香!変なテンションになってるぞ!)
P友「へえ…彼女さんとはどんくらいつき合ってんの?」
P「うーん半年くらいかな」
P友「どこまでいってるんだあの美少女と!」
P「えっ!?えっとだなぁ…手は繋ぐ…かな…」
P友「えっ!?そんだけ?」
P「バッ…だってまだ半年だぞ!そ、それから先は結婚後だろ!」
P友「ハア?お前どんな乙女だよ」
春香(こういう時ってわたしどうすればいいんだろ)
P友「つれない彼氏で苦労するね彼女さん」
春香「え、あっあはは」
P友「こんなやつだけどいいの?」
春香「はい!わたしたち…わたし、いつもお世話になってて、とっても感謝してるんです!!」
P「春香…」
P友「おい聞いたかこの子!超いい子!大事にしろよ大事に!!」
P友「で、2人とも普段なにやってんの?」
春香「普段ですか?えっとレッスn」
P「いちゃいちゃっ!いちゃいちゃしてるっ!」
P友「えっ」
P(春香~っ)
春香(す、すいません。ついインタビューのノリで)
P友「手繋ぐので精一杯のカップルがどういちゃついてんだ?」
P友「ちょっとやってみてくれよ」
P「お、お前な!ここ外だぞ!」
P友「お前らみたいな微笑ましい関係のいちゃつきなんぞ外でやっても問題ないレベルだろ」
P「くぅ」
春香「あ、あの!いつもはこうやって…はいあーんっ」
P「あ、ああっ春香!いつものね!あーんっ」
P友「食べさせあいっこしてんのか~、やっぱ微笑ましいねえお前ら」
P友「その他は?」
春香「えっとお菓子作りが得意なんで、たまに作ってあげたりします」
P「ああ!春香のお菓子は最高に美味いんだぜ?」
P友「へえ、いいお嫁さんになりそうじゃん」
春香「えへへ」
P「だ、だろ?」
P友「いいなぁ、俺も彼女欲しいぜー」
P「え」
P「お前…お前彼女居ないの?」
P友「当たり前だろうお前のダチだぞ俺は」
P「えっでもお前『成人しても彼女居ないとかダセェよな』って…」
P友「言ったな、俺も含めてって意味だが」
P「」
P友「お、時間だ。んじゃそろそろ行くわ、また遊ぼうぜ~」
P「」
春香「あの、プロデューサーさん?」
春香「よ、良かったじゃないですか友達も彼女居なくて!あは、あはは」
P「はあ…春香には悪いことをした…」
P「変なリスクを侵してまで茶番をさせて…」
P「ああ、プロデューサー失格だ俺は!」
P「そもそも道歩いてたら職が決まったようなやつだし…俺」
P「あ、電話だ」
P「母ちゃん?うん、元気にしてるよ」
P「ちゃんとやってるよ、え…お見合い?いいよそんなん」
P「か、彼女!今彼女いるからさ!」
P「」
真美「兄ちゃん死んでるね→」
亜美「どったのかな?」
伊織「さあね、ほっとけばいいのよ」
やよい「心配ですー」
P「どうすればいいんだ…どうすれば」
P「春香にまた頼むのは気が引ける…かといって他の子たちは引き受けてくれるのか?」
P「あああ母ちゃんまで俺の彼女に会わせろなんて!」
真美「はは→読めたね」
亜美「んっふっふ~読めましたな→」
やよい「どういうこと?」
真美「兄ちゃんは兄ちゃんのママにウソついたんだよ」
亜美「『俺にはせくちーぷりちーなカノジョがいるんだぜ』って感じで」
やよい「えーっ!?プロデューサーって彼女さんがいたの?」
真美「だからそういうウソだってば~」
やよい「あ、そっかー」
亜美「つまり誰かカノジョ役を兄ちゃんは募集してるんだね」
伊織「あんたたちじゃお子様過ぎてムリね」
真美「いおりんだってぺったぺたじゃ→ん」
亜美「いおりんだってでっこでこじゃ→ん」
伊織「い、いっちいちうるさいわね!」
やよい「うわぁ~でもプロデューサーの彼女さん役、やってみたいなぁ」
雪歩「プロデューサーの」ピクン
真「彼女?」ピクン
美希「ん?誰かミキのこと呼んだ?」
真美「逆に言えばこれはチャ→ンス!」
伊織「何がよ」
亜美「兄ちゃんのカノジョ役をやると兄ちゃんのママに会えるよ☆」
伊織「それが?」
真美「んっふっふ~兄ちゃんのママにいいとこを見せると→☆」
亜美「いずれウソがバレてもこうなるってワケ☆」
P母『ウソついてたのかいP!』
P『すまん母さん!でも彼女を愛してるのは本当なんだ!』
P母『まあ、あの子にならバカ息子を任せてもいいか…頼んだよ真美ちゃん』
真美『ゼッタイ兄ちゃんを幸せにするねっ☆』
P『真美…今日もせくちーだよ?』
亜美「えーっなんでそこ真美なの?」
真美「そりゃ真美の妄想だからっしょ」
伊織「つまりどうなるのよ」
伊織「仕方ないから…あんたの彼女役やってもいいわよっ」
真美「あは→ん」
亜美「うふ→ん」
やよい「うっうー!」
P「すまんがムリだ。外見の幼さ的に」
伊織「もうっ!一蹴だったじゃない!誰よ色気で押せば大丈夫っていったの!!」
真美「あーあ、兄ちゃんのカノジョ役やりたかったな→」
亜美「もっと大人っぽくないとダメなのかな→」
あずさ「あら」ピクン
貴音「なんと」ピクン
律子「えっ」ピクン
P「ということで頼めませんか」
小鳥「ええっ私ですか!?」
P「はい、小鳥さんなら上手くやってくれるんじゃないかと」
小鳥「上手くだなんて…そんな、でもわかりました」
P「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!」
小鳥「いえいえ、明日ですね?」
P「はい、お願いします」
P「良かった、助かりそうだ」
P母「こんにちは、いつも息子がお世話になっております」
小鳥「こちらこそ、Pさんにはいつもお世話になってます」
P母「うちの息子が何か粗相をしてませんか?」
P「母さん、いきなりそんな話しはやめてくれよ」
小鳥「いいえ、いつも本当にPさんは私によくしてくれるんですよ。この間は…」
P母「いやーP、いい子とお付き合いしてるじゃない!」
P「だ、だろう?」
P母「少し年上何だってね?しっかりしててあの娘なら安心だよ!」
小鳥(ぴ…ぴよ、上手くできてるかしら)
小鳥(とりあえずプロデューサーさんとの嬉し恥ずかし妄想デートの話とかを語ってみたけど)
小鳥(だ、大丈夫よ小鳥…いくら誰かの彼女だったことがなくてもフリくらいなら未経験でもできるはず)
小鳥(お、落ち着くのよ小鳥…次にどんな質問が来ても大丈夫なように!)
小鳥「あら、あれは…?」
P母「良かったわ、心配してたけど小鳥ちゃんにだったらPを任せても平気ね」
P「あれ?母さん帰るのか?」
P母「ええ、安心したし…2人の休暇を邪魔するのも悪いし」
P母「じゃあ小鳥ちゃん、これからも息子を」
美希「あーっハニーなのっ!」
P母「よろしく?」
P「げえっ美希!?」
小鳥「美希ちゃん!?」
美希「ハニーどうしたの?ミキに会いに来てくれたの?」
P「こ、こら引っ付くんじゃない!!」
美希「えへへ、やーっ♪ハニーにいっぱい甘えたいって思ってたからナイスタイミングなのっ♪」
小鳥「あ、あのお義母さんこれはですね…」
P母「」
小鳥「ぴ、ぴよ…」
美希「♪」
P「あの、この子は事務所の子で…」
P母「で、ハニーとよばれてると」
P「そう呼ばれて懐かれてるだけで!決してそういう訳では!」
P母「へえ」
P「美希!美希からも言ってくれ!」
美希「あ、はじめましてなのっミキは星井美希っていって、ハニーとらぶらぶだy
小鳥「あーっ!この子はちょっとお寝坊さんでちょっと寝ぼけちゃってるみたいでー!」
P「うんうんそうそう、美希ーちょっとおいで~」
しかしあの歳だとHANZAIである
P「美希、ちょっとお願いなんだが」
美希「うん!なあにハニー?」
P「事務所に携帯忘れちゃってなー探してくれたら嬉しいなー」
美希「わかったのっ!いっしょに探そ?」
P「いや俺は大切なお仕事があるからね、ごめんね」
美希「えーっミキ、ハニーといっしょがいい」
P「探してくれたら美希のこともっと(アイドルとして)好きになっちゃうかもなー?」
美希「本当っ!?じゃあミキ探すっ!!ゼッタイ見つけるね♪」
P「じゃーなー」
P「よしこれで戻ってこないだろう、携帯無くしてないし見つからないだろうからな」
P「そして騙してすまん」
P「いやー偶然事務所のアイドルがくるなんてビックリしたけど安心して帰ってくれ母さん」
P母「用事を思い出したわ」
小鳥「ぴよ」ガタガタ
P「よ、用事って?」
P母「家に案内なさい」
P「な、なんで?」
P母「あんたがこんなにいい娘を騙してほかの女も囲い込んでないか確かめにね」ガシッ
小鳥「ぴっ」ビクッ
P母「小鳥ちゃんも確かめたがってるわよ」
小鳥「は、はい…」
小鳥(こ、これはまずくないですかプロデューサーさん)
P(いや大丈夫だ)
小鳥(何か秘策が?)
P(いや、だが家に行ったところでなんの痕跡もない)
P(何故ならそんな事実は無いからだ)
小鳥(ああ、そうですね!)
P「あれ?ドアが開いてる?」
P母「不用心だねぇ」
P「おっかしいな、カギはちゃんとかけておいたんだが」
小鳥「あのプロ…Pさん」
P「え?どうしたんです小鳥さ…小鳥」
小鳥「あの…中から何か聞こえませんか?」
P「えっ?」
P「ちょっと、散らかってるから片付けてくる!」
P母「いいわよそんなの」
P「母さんは良くても小鳥さ…小鳥がいるだろ!」
P母「…三分くれてやる」
P(小鳥さん、足止め頼みました!)
小鳥(ええっ!?難易度高すぎますよ!?)
P「ただいまー」ガチャ
やよい「あっおかえりなさいプロデューサー」
P「」
騙してるだの囲ってるだのは流石に飛躍しすぎというか
逆にP母アイドル侮辱してないかこれ
P「やよい…なんで俺の家に…」
やよい「あ、あの!いまお掃除が終わったから、ご飯作りますねー」
P「いやそういうことではなく」
真美「遅かったねダーリン☆」
亜美「遅かったね旦那ァ☆」
P「お前らまで…いや、そんなことよりカギをどうやって開けたんだ!」
伊織「スペアキーを作らせたのよ」
P「スペアキー?」
伊織「彼女なら当然でしょ♪合い鍵よ合い鍵」
P「いやドヤ顔されても」
P「いいか、今俺は母親に会ってるんだ」
P「そして何故か家に来ている」
P「この意味がわかるか?」
亜美「ピッチリ☆」
真美「バッチリ☆」
P「この光景を母が見たら俺が中学生を連れ込んでる変態ということになってしまうんだよ」
やよい「あっお吸い物もどーぞ」
P「ああ、ありがとう。うん美味い」ズズッ
普通にアイドルが遊びに来てるだけじゃね
P母エロゲ脳すぐる
P「とにかくお前ら、俺のことを思うなら今日は帰ってもらいたい」
P「あとやよい、ご飯うまかった」
やよい「えへへ、お粗末さまですー」
P「みんなも掃除ありがとな、明日また改めてお礼を」
P母「」
P「」
小鳥「あの、これはですね!なんといいますか!なんといいますか!!」
後のプチエンジェル事件である
P母「話はわかったわ」
P母「今の子たちは事務所の子で、たまたま家に遊びに来ていた…と」
P母「うち一人は家が大財閥でカギの複製など容易い、と」
P「はい…」
小鳥「お、お義母さん、あの子たちはPさんにとっても懐いてて…本当にいい子たちなんですよ?」
小鳥「今日はちょっとイタズラが過ぎてしまいましたけど、私も妹みたいに可愛く思ってて」
P母「ハァ…まあ小鳥ちゃんが言うなら信じましょう」
P母「P…もう、わたしの驚くようなことはないかい?」
P「あ、ああもちろん」
P(すいません小鳥さん)
小鳥(い、いえ…まさかこんなに信用されてるとは)
P(でもこれでなんとか乗り切れそうですね)
小鳥(ホッとしました~)
ピンポーン
小鳥「あっお客様ですね、私出てきます」
小鳥「はい?」ガチャ
雪歩「はぅっ!?あ、あのっ!Pさんのこ、恋人をさせて頂いている萩原雪歩と言いますぅ!!」
やっちまった
P「雪歩っ…!?」
P母「雪歩?」
P「いやなんでもないんだ母さん、座っててくれ」
P母「いままた女の子の声がしたのだけど」
P「こ、小鳥の声だよ」
『なんで小鳥さんがここにいるんですか!?』
P「…」
P母「…」
『私…私がプロデューサーの恋人です!これだけは…これだけは譲りたくありません!!』
P「…」
P母「…」
雪歩「娘だって居るんです」
ゆきぽ「ぽぇ~」
覚悟を決めた雪歩を止める権利など誰にもない
P「…えっと担当アイドルの一人の」
雪歩「はっ、萩原雪歩です!」
P母「こんにちは」
小鳥(ヤバいぴよ…ヤバいぴよ…)
雪歩「わ、わたし…本当にプロデューサーの恋人になりたいって思ってます!いつも、いつも影から見てるだけの私ですけどっ!」
P母「愛されてるわねP」
P「…で、ですね」ガタガタ
小鳥(ゆ、雪歩ちゃん?ちょっとその演技真に迫り過ぎじゃ)
雪歩「こ、小鳥さんは演技のつもりなんですかっ!私…私は本気d
P「ちょ」
小鳥「ちょ」
P「雪歩…ついでに今日はどんなイベントだと思って家にきたんだ?」
雪歩「プロデューサーのお母さまに認められた人がプロデューサーの恋人になれるって聞きました」
P「雪歩、ちょっと耳貸してくれ」
P「実はかくかくしかじかでな…」
雪歩「ええっ!?フリ…ですか?」
P母「どうしたの?」
雪歩「はうっあのっ私…勘違いしてて…あのっご、ごめんなさいぃ」タタタタタ
小鳥「に、逃げたぴよ」
P母「まああの娘の片思いということにしておきましょう、悪い娘じゃなさそうだったし」
P「あ、ああ」
P母「もう、もう大丈夫よね?」
P「もちろんさ」
P母「ふう、ごめんなさいね小鳥ちゃん。こんな息子で」
小鳥「いえいえ」
P母「さてと、そろそろ帰ろうかしら」
ピンポーン
小鳥「あ、お客様ですね」
P母「はあいどなた?」
真「あ、夜分遅くすいません」
P母「やだイケメン…」
真「あのプロ…Pさんはいらっしゃいますか?」
P母「Pのお友達?今呼んでくるから」
真(ハッ!?よく考えたらこの人がプロデューサーのお母さんじゃないか!!)
真「待って」パシッ
P母「えっ」キュン
真「もう少し…話しましょう」
真「それでいつもPさんには助けて貰ってて」
P母「あらあの子ったら」
真「ボク、Pさんのこと大好きなんです!」
P母「うふふ、今日は散々だったけどPが友達思いだってわかったから良かったわ」
P「母さん誰が…っ!?真!?」
真「友達?ボクとPさんは友達なんかじゃありません!」
P母「え?」
真「真剣にお付き合いしたいって考えてるんです!!」
P母「P!あんたって子は男の子まで毒牙にかけて!!」
真「ひ、ひどいっ!!」
P母「本当に女の子だったのね?」
P「あたりまえだろう!」
P母「ふう、それはそれで問題だけど安心したわ」
P母「今度こそ帰っても大丈夫よね?」
小鳥「だ、大丈夫ですよ。私もついてますし」
P母「そ、そうよね!じゃあお言葉に甘えて」
千早「どういうことですかプロデューサー」
P「千早?お前いつから家の中に!?」
千早「そんなことより、何故ほかの女性が家にいるのかです」
P「今問題にすべきはなぜおまえがいるかだよ千早」
千早「私はただいつものように見ていただけなんですが」
P「いつもって…」
千早「それで、こちらの方は?」
P「俺の母」
千早「あっ…すいません、私…失礼をしてしまって」
P母「べ、別にいいけどあなたは?」
千早「如月千早といいます。プロデューサーとはお付き合いをしています」
P「してないと断言しよう」
千早「そんな…指輪、くれたじゃないですか」
P「別の時空の話をされてもな」
千早「プロデューサーのことならいつも見ているので知っていますよ」
P「ははっ千早はおおげさだなぁ」
千早「昨日の夜も軽食しか食べていないようでした」
千早「人のことは言えませんが、もっとちゃんとしたものを食べないと」
千早「あと、使用したティッシュはちゃんと別にして捨てないと。あれでは取ってくれと言わんばかりです」
P「ははっ千早はこわいなぁ」
P母「なんなの…なんなのこの娘」
小鳥「えっと!えっと!」
P母「今の子については私は何も言わないわ」
P「ああ、どうか頼む…」
P母「あんた、辛いことがあったらいつでも小鳥ちゃんと家にきなさい?」
P「えっ…う、うん」
P母「さて、もうこれで最後よね?」
P「まあ俺に気がありそうな子はさすがにもういないだろう」
P母「良かった…帰るわね」
P「ああ」
ピンポーン
P母「」ビクッ
P「は、はい」
バイト「あ、宅急便です」
P「よかった…」
バイト「は?」
P「いえ何でも」
P母「な、何だったんだい?」
P「いやただの配達だった」
P母「なんだ…また変態かと…」ホッ
小鳥「大きい包みですね」
ぱかっ
貴音「あなたさま」
P「箱から貴音がっ…」
貴音「ふふ、さぷらいずというものを試してみました」
P母「」
貴音「聞けば、あなたさまは婚約者をお探しの様子」
貴音「であれば是非、私を選んでは頂けないでしょうか」
P「貴音、貴音…母さん放心してるから」
貴音「はて、お義母さまはいずこに?」
P「こっちこっち」
P母「」
貴音「なんと、騒々しい登場をお許しください。申し遅れました、私は四条貴音と申します」
P「貴音、貴音、聞こえてないから」
貴音「まこと、残念です。最後までお義母さまにご挨拶できず」
P「母さんは疲れてるんだよ」
貴音「またの機会に、ご挨拶させていただきたいと思います」
P「あ、ああ…たのむよ」
貴音「ではあなたさま、ご機嫌よう」パタン
P「箱に戻っていった…」
小鳥「わあすごい、箱の中にはもう何も入ってないですよ!」
P「手品…手品だよなそうにちがいない」
P母「ふう」
P「ああ、母さん…無事でよかった」
P母「えっと私は何を」
P「帰るんだろ母さん?」
P母「あ、ああ…そうだったね」ガチャ
真「きゃぴるりるーんミ☆みんなの女の子アイドル菊池真ちゃんだよぉ♪」
P「母さん送ってくよ」
P母「いいよ、年寄りじゃあるまいし」
P「もう暗いし道知らないだろ」
小鳥「私も行きますよ」
P母「そうだねぇじゃあお言葉に甘えて」
P母「はあ~小鳥ちゃんみたいないい子に会えたのは良かったけど総合すると今日は散々だったよ」
小鳥「あ、あはは」
P「は、ははは」
響「あ、プロデューサー」
P「お、おお響」
響「あれ?おばさん誰?」
P「家の母だ」
P母「はあ…今度はなんだい?また彼女かい」
響「ううん、違うぞ」
P母「なーんだ普通そうな子じゃないか、良かった」
響「プロデューサーは将来自分のペットになるんだぞ!首輪ももう買ってあるんだ」
P母「」
どうしてこうなった
P「まあああいう娘もいるよ」
P母「て、転職は…転職は?」
P「ああ、天職だと思ってる」
P母「そ、そう…」
小鳥「あら?あそこにいるのは…」
律子「あっ見つけた!どこ行ってたんですか!」
P「あれ?律子?今日は休みじゃ…」
律子「もうっ寝癖!」クシクシ
P「あっすまん」
P母(あら普通そうな子)
非常に臭い
誰かとは言わんが
P母「あ、ありのままに起こったことを話すわ」
「息子が不特定多数の女の子と遊んでいるのではと思ったら女の子(変態)の被害にあっていた」
P母「女子高生とか援助交際とかそんなチャチなもんじゃ断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ…」
律子「じゃあ行きましょうかお義母さん、Pさん」
P「ちょっと待てどこ行く気だ。そして小鳥さんを無視するな」
小鳥「ぴよ…」
律子「いや、さり気なく小鳥さんをやり過ごして掠めとろうかと」
P「は?」
律子「今から修羅場的演出もできますけどどうしますか?」
P「よせよせ、母さんは小鳥さんの味方だぞ」
律子「果たしてどうですかね」
P「えっ何その写真」
律子「私とプロデューサーの情事の写真(コラ)です」
P「おまえなんてことを」
雲行きが怪しくなってきました
P「ふう、なんとか捲いたな」
小鳥「ぴ、ぴよ…デスクワークばかりしていた身体に全速力はきつかったぴよ」
P母「結局さっきの子は何だったんだい?」
P「危険な人物だよ」
あずさ「あらあらここはどこかしら~」
P「あ、あずささん!」
あずさ「あらプロデューサーさん?」
P「どうしたんですか!?こんな所で!!」
あずさ「道に迷ってしまって」
P母「おやおっとりしてそうな子だね」
>P母「おやおっとりしてそうな子だね」
フラグですね
P「もうっダメじゃないですかこんな遅くに」
あずさ「すいませんプロデューサーさん」ぴと
P「おほっ…いいんですよこれくらい」
小鳥(プロデューサーさん鼻の下鼻の下!)
P「駅はあっちに行くんですよ」
あずさ「うふふ、助かります♪」きゅっ
P「ふぁい」
小鳥「あ、あのプロ
あずさ「あらあらプロデューサーさんたら、よだれが出てますよ」ふきふき
P「後は道分かりますか?」
あずさ「すいません、ちょっとわからなくて…」しゅん
P「俺たちも駅行くんでいっしょに行きましょう」
あずさ「うふふ、はい」ぎゅっ
P母「うふふ、なんだか見てるこっちが恥ずかしくなるくらい仲むつまじいわね」
小鳥「ぴよっ!?お義母さ
あずさ「お義母さん」
P母「えっ?私?」
あずさ「はい、宜しければお話しませんか?」
小鳥「ぴっぴよ!?プロ…Pさん、私
あずさ「うふふ」ニッコリ
小鳥「!?」
この威圧感は……
Pの警戒心から除外するこのテク
恐ろしい
P「よし、駅に着いたな」
P母「あずさちゃんはPとはどういう関係で?」
あずさ「うふふ、それは」
プルルルル
P「あっ、あずささん電車でますよ」
あずさ「あらいけない、それじゃあ失礼しますね?」
P母「ええ、またお話聞かせておくれ」
あずさ「ふふ」ニコッ
小鳥「ぴよっ」ビクッ
あずさ「今日は『引き分け』にしておきますね」コソッ
あずさ「それじゃあプロデューサーさんも、また明日」
小鳥「」ガタガタ
P母「いやはや疲れたよ」
P「ああ」
P母「まああずさちゃんや小鳥ちゃんみたいな子がいれば安心ね」
小鳥(私の名前二番目…)
P母「それじゃあ行くよ」
P友「おーいP」
P「どうしたこんなとこで」
P友「どうしたってお前からメールが来たんだろ?」
P「は?」
P友「ていうか隣のお姉さん誰?」
P母「Pの彼女さんよ」
小鳥「どうも」
ほうほう
一番まともで頑張ってくれる小鳥さんをどこまでいじめれば気がすむのか
P友「おいちょっと待て」
P「なんだよ?」
P友「お前春香ちゃんはどうすんだよ!」
P「あ」
P母「春香?」
P友「さ、サイテーだ…あんないい子を騙してたんだなP」
P「いやあれにはワケが…」
P母「P、説明なさい」
P「あのえっとですね春香というのはただの担当アイドルで」
春香「ひどい…Pさん、私のこと…ただの担当アイドルだなんて…」
P「は、春香!?」
もうこれわかんねえな
>>261
IDがIDかよ
小鳥「と、いうわけだったんです」
P母「そうかい、小鳥ちゃんすまないねえこのバカのウソに突き合わせて」
小鳥「いえ、私もプロデューサーさんにはいつもお世話になってますから」
P友「まあそんなことだろうと思ってたよ」
P「絶対思ってなかったよね」
P母「これで安心して帰れるよ」
P「すまん母さん」
P母「まったくそれはそうと最初から春香ちゃんを呼んでればよかったのに」
P「え」
P母「別にあたしゃ好きあってれば相手の子が女子高生でも気にしやしないよ」
P「いや!春香のもうs
春香「ありがとうございますお義母さんっ!」
P母「うんうん一生懸命でいい子だねぇ。嫁に来るのが楽しみだ」
これがメインヒロインの力か…!
とうとう唯一の良心(小鳥さん)と離れるのか
いろいろと命危ないんじゃね
P友「まあこれに懲りたら春香ちゃんをこれからも大事にしろよ」
P「いやだから俺と春香は」
春香「はいっこれかも大事にしてもらいます!」
P「ちょ」
P友「じゃあなー」
P「ご、誤解を残したまま行ってしまった…」
春香「よかったですねプロデューサーさん」
P「え」
春香「ほら彼女、できましたよ」ニッコリ
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * もうどうにでもな~れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
おしまい
小鳥さんはどうなるんだよ
今まで振りまわしておいてラストで別れるのかSHIT!
乙
*、 *、 。*゚ *-+。・+。-*。+。*
/ ゚+、 ゚+、 *゚ ・゚ \ 。*゚
∩ *。 *。 +゚ ∩ *
(´・ω・`) +。 +。 ゚* (´・ω・`)
と ノ *゚ *゚ ・ 。ヽ、 つ
と、ノ ・゚ ・゚ +゚ * ヽ、 ⊃
~∪ *゚ *゚ * +゚ ∪~ ☆
+′ +′ +゚ ゚+。*。・+。-*。+。*゚
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