アニ「当たり前の幸福や愛情 」(158)

アニとアニパパの関係は共依存では無いかと思う

このまま大人になってアダルトチルレンにならないか心配



幼少アニ「フッ!フッ!」ドスッドスッ

アニ父「いいぞ!アニ!」

アニ父「流石は俺の娘だ!」

幼少アニ「」ハア…ハア…

アニ父「何やってる!アニ!休むな!」

幼少アニ「フッ…!!」ドスッ



休憩中…

幼少アニ「…ねえ、お父さん」ハア

アニ父「どうしたんだ、アニ?」

幼少アニ「何だかいつもより疲れちゃったな」

アニ父「ははっ、まだノルマの半分なだぞ?」

幼少アニ「へへっ半分は嘘、でも今日は5分でいいから多めに休ませて」

アニ父「そうだな、いつも頑張ってるもんな」

アニ父「よしっじゃあ今日はもう少し休もうな!」

幼少アニ「ありがとう!」パア



アニ父「どうしたアニ?今日は何だか変だぞ?」

アニ父「まさか具合が悪いのか!?熱でもあるのか!?」アタフタ

幼少アニ「ううん、大丈夫だよ」

幼少アニ「疲れてるのは、本当にちょっとだけ」


幼少アニ「でも心配してくれてありがとう」

アニ父「そんなの当然だろう」

アニ父「俺はお前の父親だぞ!」

幼少アニ「…」ニコッ

幼少アニ「…そう言ってくれると嬉しいな」



幼少アニ「…実はね、お父さんに嫌われてるんじゃないかって不安だったの」

アニ父「…は?」

幼少アニ「あの違うの、これもかもしれないってだけだよ」

アニ父「どうして、そんな…」



幼少アニ「だって私と同じ年頃子達は」

幼少アニ「友達と好きな男の子の話をしたり」

幼少アニ「お母さんとお洒落をして街に出掛けたり」



幼少アニ「…楽し…そうだなって」

幼少アニ「お夕飯の買い物をしに街に行ったとき見掛けるとね」


幼少アニ「羨ましいんだ」

アニ父「…」

心配せずとも、このまま大人になる事もなく殺されるかも



幼少アニ「この間通りすがりにね、聞こえたの」

幼少アニ「私位の年の子にその子のお母さんが」

幼少アニ「私のことをちらっと見ながら」



幼少アニ「『あなたは女の子だからあの子みたいに人の事を痛みつける子に駄目よ』」

幼少アニ「ってさ」



幼少アニ「もちろん、その子を蹴ったりぶったりなんてしてないよ?」

幼少アニ「でも泣きたくなるくらい酷いと思ったの」

幼少アニ「まるで私が女の子じゃないみたいに言うだもん」

幼少アニ「もちろん、涙は堪えたけど…」



幼少アニ「その時にほんの一瞬悩んじゃちゃった」


幼少アニ「なんで私は戦士に成れるようにって毎日毎日頑張ってるのに」

幼少アニ「他の人には認めて貰えないどころが」

幼少アニ「羨ましくなっちゃうんだろうって」

幼少アニ「わがまま言ってお父さんを困らせちゃう悪い子だから?」



幼少アニ「ねえ、お父さん……」







幼少アニ「私がしている事は悪い事なの?」

>>7
主人公サイドからみれば悪だものね
そんな気も、悲しいけれどする



アニ父「……決してそんな事は無い」


アニ父「…よく聞いて欲しいくれ」


アニ父「アニ、お前は頭の良い子だ」

アニ父「だから、きっと分かる筈だ」



幼少アニ「…」



アニ父「確かに何の罪も無い人に暴力を振るっては駄目だ」

アニ父「お前が戦う相手はとても罪深く、私達の憎悪の対象である悪魔どもだ」



アニ父「そして俺がお前に教えている技術は」

アニ父「自分よりも強い敵と戦わなくてはいけないときに」

アニ父「自分の身を守る為のものだ」


アニ父「アニは女の子だから」

アニ父「戦士に成る頃には、男との体格差が出てくるだろう」


アニ父「力の敵わない相手に立ち向かわなくてはならないときに」

アニ父「必ず役に立つ、だから…どれだけお前に嫌がられようと」

アニ父「お前が立派な戦士に成るまで、この訓練はやめない」



アニ父「いつか悪魔の末裔どもを滅ぼして」

アニ父「皆に讃えられる英雄になって」

アニ父「その親子を見返してやれば良いじゃないか」



幼少アニ「…」

幼少アニ「…そうだね、そうする」



幼少アニ「…でも、もうひとつだけ聞かせて」


アニ父「…?」




幼少アニ「…やっぱり、いいや」


幼少アニ「もう、約束の5分なんてとっくに過ぎちゃったし」

幼少アニ「ちょっとお父さんを困らせたかっただけなの」

幼少アニ「ごめんなさい」


幼少アニ「休憩は終わりにしよう」


幼少アニ「新しい技、教えて欲しいな!」ニッ


アニ父「そうかそうか、わかってくれたか!」

アニ父「アニは本当に良い子だ!」ナデナデ


幼少アニ「ふふっ」



アニ(そんな事を言って欲しかったんじゃ無い)


アニ(‘今日は友達と遊びに行って来なさい’だとか)

アニ(‘週末は一緒に街に出掛けよう’と言って貰いたかった…)



アニ(嘘を吐くと胸が苦しくなる)

アニ(でも、それが出来ないとお父さんの娘なんてつとまらなかった)



アニ(その頃の私は、これ以上わがままを言って困らせるより)

アニ(素直で従順な子の振りした方が)

アニ(お父さんは喜ぶと知っていた)



アニ(私を愛してくれている 、それで十分だった)

>>18



アニ(そんな事を言って欲しかったんじゃ無い)


アニ(‘今日は友達のところに遊びに行って来なさい’だとか)

アニ(‘週末は一緒に街に出掛けよう’と言って貰いたかった…)



アニ(嘘を吐くと胸が苦しくなる)

アニ(でも、それが出来ないとお父さんの娘なんてつとまらない)



アニ(当時の私は、これ以上わがままを言って困らせるより)

アニ(素直で従順な子の振りした方が)

アニ(お父さんは喜ぶと知っていた)




アニ(私を愛してくれているらしい 、それで私は十分幸せだった)

↑訂正です



アニ(昔の私はお父さんが世界そのものだった)


アニ(人間一人の考え方なんてとても片寄っていて)


アニ(それしか知らない私はただの無知なバカだった)




アニ(けれどそれが正しく無いことはわかっていた)


アニ(けれどそれを認めてしまうと)


アニ(父を裏切る事になるので出来なかった)


アニ(本当の世界に私が受け入れられなかったら)

アニ(孤独になってしまうのを恐れていた)







アニ(……結局一人ぼっちだ)



訓練兵団 女子寮

ミーナ「アニー朝だよ、いい加減起きなよ」ユサユサ


アニ「……」パチッ


ミーナ「おはよう!」

ミーナ「急いで遅れちゃうよ!」



アニ「…いつも悪いね」



ユミル「あーあーまたかよ、流石は眠り姫だな」

ユミル「毎朝毎朝、自分じゃ起きれねえなんてガキかよ」

ユミル「いい加減にしろってんだ」


クリスタ「ユミル!」

クリスタ「そんな言い方しなくたっていいじゃない」


クリスタ「誰にだって得手不得手はあるでしょ」



ユミル「そんな生ぬるい事言ってんじゃねぇよ」

ユミル「私は憲兵団を狙っている」

ユミル「つまり、お前等とはライバルだ」



ユミル「朝の点呼で同室の奴が1人でも居なかったら」

ユミル「連帯責任で点数が引かれちまうだろうが」


ユミル「そのせいで、十番内に入れなくなったらどうしてくれんだよ」



クリスタ「あなたの成績ならほんの少しの引かれたって」

クリスタ「十番内なんて余裕でしょ」


クリスタ「アニに謝ってよ!」



アニ「いいよクリスタ」

アニ「ユミルが謝る必要なんて無いだろ…」



アニ「…支度は終わった」

アニ「これなら点呼に十分間に合うだろ」

アニ「明日からは気を付ける」


アニ「それでいい…?」



ユミル「はっ、どーだかな」


ユミル「まあこれ以上私等に迷惑をかけんなよ」


ユミル「先に行こうぜクリスタ」


クリスタ「ユミルが酷いこと言ってごめんね、アニ」

クリスタ「じゃあ、また後で」



ガチャッバタッ


ミーナ「……」

ミーナ「アニ、気にする事無いよ」


ミーナ「ユミルってクリスタ以外には」

ミーナ「皆あんな態度だし」

ミーナ「口がちょっとキツいけど悪い子じゃ無いよ」



アニ「知ってる」

アニ「間違った事は言ってなかった」


アニ「あんたに起こして貰うのも今日で最後にするよ」

アニ「毎朝、手間掛けさせたね」



ミーナ「そんな…」


ミーナ「全然構わないのに…」




対人格闘訓練



ドォォォォォォォ

エレン「……」


エレン「お前の倍近くある」

エレン「ライナーが宙を舞ったぞ…」



エレン「…すげぇ技術だな」

アニ「…!」


エレン「誰からか教わったんだろ?」


アニ「…」

アニ「…お父さんが…」



エレン「親父さんがこの技術の体現者なのか?」


アニ「……どうでもいい…」


エレン「え?」



アニ「こんなことやったって意味なんか無いよ」


エレン「……」

エレン「この訓練のことか?」

エレン「意味がないってのは…」


アニ「」クイッ



アニ「「対人格闘術」なんか点数にならない」


アニ「私を含め熱心な内地志願者は」

アニ「ああやって流すもんさ」


アニ「過酷な訓練の骨休めに使っている」

アニ「それ以外はあんたらのような」

アニ「バカ正直な奴らか」

アニ「単にバカか…」

アニ「あ…」

エレン「マズイ!教官だ」



ヒュッ


アニ「とにかく、点数の高い」

アニ「立体機動術じゃなきゃやる意味がない」ガシッ


エレン「!?」


アニ「目指しているのは立派な兵士ではなく」

アニ「内地の特権を得ることだから」



アニ「なぜかこの世界では」


アニ「巨人に対抗する力を高めた者ほど」


アニ「巨人から離れられる」



アニ「どうしてこんな茶番になると思う?」



エレン「…さあ」グググ

アニ「!」

エレン「何でだろうな!」


グイッ

スッ


エレン「!」


エレン「うお」


バシッ

ドサッ



アニ「それが人の本質だからでは?」

エレン「う…!」



アニ「私の父もあんたらと同じで…」

アニ「何か現実離れした理想に」

アニ「酔いしれてばかりいた…」


アニ「幼い私は心底下らないと」

アニ「思いながらも…この無意味な」

アニ「技の習得を強いる父に」

アニ「逆らえなかった…」



アニ「私はこれ以上この下らない世界で」

アニ「兵士ごっこに興じられるほど」

アニ「バカに慣れない」


ザッ


エレン「…」


ライナー「お前は兵士にとことん向かんようだな…」






アニ(早くこの時間が終わって欲しい)

アニ(格闘訓練なんてやりたくない)



アニ(愛されなくなった瞬間)

アニ(幸せの終わりを思い出す)




戦士に成る1ヶ月前



アニ「フッ!フッ!」ドスッドスツ


アニ父「アニ!」

アニ父「昨日とまるで進歩が無いぞ!」


アニ「フッ!」ドスッ



アニ「あ、…ウッ」グキッドサッ

アニ(足挫いた…痛い…)ハアハア


アニ父「何をやってるんだ!」

アニ父「早く立て!」

アニ父「それで戦士に成れるとでも思ってるのか!」


アニ「……ッ」ハアハア


アニ父「もたもたするな!」

アニ父「もう時間の無駄だ」



アニ「…お父さん、でも…」ハアハア

アニ父「口答えをするな!」


アニ父「早くしろ!」



アニ「…お父さん」



アニ(父のは私を戦士に育てる事で精一杯だった)


アニ(それで私を娘に思うのを忘れていた)

アニ(愛する事を忘れていた)






アニ(そして私の心は死んだ)



訓練所の人気の無い倉庫


ベルトルト「…これで報告する事は以上だよ」

ベルトルト「二人ももう無いよね」


ライナー「ああ」

アニ「…」コクッ


ベルトルト「消灯までまだまだだね」

ライナー「少し雑談でもしてから戻るか」

ベルトルト「そうだね」



………………



ライナー「しっかしなあ…」

ライナー「俺等も例外じゃ無いが、マリア出身は悲惨な経験をしている奴等が多いな」



ライナー「シガンシナ出身の幼馴染の三人」

ライナー「みんな両親が居ないだろう」



ライナー「皆悲惨な死に方をしたときいた」



ライナー「エレンの母さんは、巨人に食われて死んだんだ」


ライナー「っても、これは周知の事実だな」

ライナー「とにかく、そんな奴等の為にも俺等自身の為にも」




ライナー「巨人を駆逐してやろうぜ」



ベルトルト「……」



アニ「…ライナー、その話はいい加減終わりにしな」

アニ「ベルトルトの顔を見てみな」



ベルトルト「……」



アニ「そんなのシガンシナのあいつ等だけじゃ無いだろう」

アニ「親が居ない奴なんて、ここには沢山いる」




アニ「子供ってのは、両親が望んだから生まれて来るだろう」


アニ「そして子供が親から愛を惜しみ無く注がれて」

アニ「沢山の幸福を与えられれば」

アニ「当たり前のよう子供だって親を愛するんだ」



アニ「親子ってそんな感じだろう」

アニ「……多分」



アニ「だから親が居なくなったら誰だって悲しむ」

アニ「そんな誰でも知っている事をわざわざ言う必要は無いだろ」



アニ「故郷に帰る事だけを考えればいいじゃないか」



アニ「…私達の心を痛みつけて楽しいかい?」



ライナー「…アニ、俺が悪かった」

ライナー「また自分を見失うところだった」

ライナー「ベルトルトも、いつもいつもすまない」



ベルトルト「うん」

アニ「わかればいいさ」



ライナー「じゃあ、俺はこのあと」

ライナー「エレンに立体起動のコツを教えると約束してるんだ」

ライナー「先に失礼するぜ」

ライナー「心配するな、俺は戦士だ」スタッスタッ






ベルアニ「……」



ベルトルト「ア、アニ…君は…」



アニ「わかってる」


アニ「…あいつ等は、私達の手で殺さなければいけない敵」


アニ「情になんて流されて無いさ」




アニ「…私は大丈夫だから」


アニ「あんたはライナーの事だけ心配していればいい」



ベルトルト「…良かった!」

ベルトルト「アニまであんな風になったら」

ベルトルト「僕…どうしようかと…」



アニ(本当は辛くて堪らない)


アニ(それを言ったらこいつまで壊れてしまう)



ベルトルト「三人で一緒に帰ろう、故郷に」

アニ「…うん」



アニ(それまでの辛抱なんだ)

訓練兵団 食堂


ハンナ「ねえ今度の休暇 、一緒に街に行こうよ」

ミーナ「いいよ、あー何着ていこうかな」


ハンナ「その時にはガールズトークもしようね!」

ミーナ「そんな事言ってー」

ミーナ「またいつものノロケでしょ」

ハンナ「ええーなんの話ぃ?」



ミーナ「もう耳にタコが出来るぐらいきいて……あ」







アニ「…………」ズズズズ



ミーナ「また、一人で食べてる…」


ハンナ「…アニの事?」

ミーナ「うん」



ハンナ「いつも一人だね…」



ミーナ「…朝あの子を起こすだけが」

ミーナ「唯一の関わりだったんだけれど」

ミーナ「この間もういいって言われてからは」

ミーナ「毎日私より早く起きていて…」


ミーナ「…それから何て話し掛けていいかわからなくって」

ハンナ「そうだったんだ…」



ハンナ「ねえ、アニも今度の休暇誘おうか」

ハンナ「そうしたら、前より仲良くなれるんじゃない?」

ミーナ「…そうだね」

ミーナ「きいてみる、オッケーもらえるかわからないけど」








アニ「…私はいいよ、二人で楽しんで来なよ」


ミーナ「何でよ、三人で行ったほうがきっと楽しいよ」


アニ「私は友達を作る為にここにいるんじゃないんだ」


アニ「別に馴れ合う事が悪いとは思わない」


アニ「でも…放っておいてくれ」




ミーナ「私にはあなたが独りで平気そうには見えないの」



ミーナ「一人で寂しくないの?」






アニ「…どうだろう」

アニ「考える事やめたんだ」



ドサッ

エレン「いっ…ってえな…」

エレン「アニ…もう少しなぁ…」

エレン「手心ってもんが人にはあるだろ…」


アニ「私も同じことをあんたに言いたい」



エレン「は?」


アニ「あんたが力いっぱい」

アニ「ぶつかってくるもんだから」

アニ「こっちもそれ相応の」

アニ「返し方をしなくちゃいけないんだよ」

アニ「単純に力じゃ敵わないんだ」


アニ「あんたも男ならさ…」

アニ「私の…このか弱い体を」


アニ「もっと労るべきなんじゃないの?」



エレン「は?…お前の冗談は面白くねぇな」



エレン「力で敵わなきゃ 何でよオレは倒れててお前は立ってんだ」


アニ「……あぁ…」

アニ「私の使った技術ってのは ここで教えられているもんとは違うんだよ」

アニ「力で投げたってわけじゃないんだ」ボトッ


エレン「…」



アニ「相手より力で劣る者が」

アニ「自分を守るための技術だったりするからね」ザッ

アニ「あんたも知ってて 損はしないよ」



エレン「わかった 少し休憩しよう」

ブンッ

エレン「うぉ!?」

バッ

ガチッ


エレン「ッー!?」

ドサッ

ギュッ

エレン「ぐッ… …アニ 降参だ……降参する…」



アニ「降参?」


アニ「降参なんかしてないで学習しなよ」

アニ「力の使い方と 女の子との話し方を」


エレン「わ…わかった!」

エレン「覚えるから放せって!」


アニ「…そう そんなにもっと知りたいの?」



ドサッ

エレン「ぐぁッ!?」



エレン「な 何で ライナーが降ってくんだよ…」


ミカサ「ねぇアニ」ザッ

ミカサ「私にもそれ」ザッ

ミカサ「教えて」



アニ「……どうかな…この技は人間用なんだ」

アニ「あんたに必要あるとは思えないけど ただ…」スス…

アニ「猛獣に通用するかどうか興味はある」



アニ(大嫌いな格闘術)

アニ(何でこんな事してるんだろう)



エレン「ま…まじかよ…ついに…」


ザワ ザワ


コニー「オイオイ…あいつらやんのか?」

サシャ「夢のカードが!」

ダズ「ど…どっちだ」

マルコ「やっぱりアニかな?」

ジャン「は!?バカか!俺はミカサに晩飯全部だ!」



ライナー「お前はどっちだ エレン?」



エレン「え?」

エレン「オレは…」



ザッ

ザッ


エレン「どっちだ…?」



医務室

アニ「…」

ミカサ「…」

アニ(痛たたた 流石猛獣だ)


ガラッ


サシャ「ミカサ 大丈夫ですか?」

ミカサ「サシャ…ええ私は平気」

サシャ「エレンもアルミンも心配していましたよ」

サシャ「様子を見てくる様言われたんです」

サシャ「二人ともこんな傷だらけで…」

サシャ「アニも大丈夫ですか?」



アニ「…別に」


サシャ「それなら早く食堂へ行きましょう」

サシャ「私たちの分が無くなってしまいます」

ミカサ「わかってる さあ行こう」

サシャ「アニも行きましょうよ」


アニ「…私はもう少ししたら行くよ」

アニ「そこの猛獣に付けられた傷の手当てがまだ終わって無いんだ」

ミカサ「そう」

サシャ「…えっと じゃあお先に失礼しますね」


ピシャッ


……シーン




アニ(目立たない所の傷は治そう)シュー


アニ「……」


アニ(…友達)

アニ(今の私には一人も居ない)

アニ(作る資格もない)


アニ(故郷にいた頃は居なくは無かったけれど)

アニ(大抵の傷は治せてしまえるから)

アニ(どんな怪我をしても心配なんかして貰えなかった)


アニ(ちゃんと…痛いのに)


アニ(といっても訓練ばかりしていて)

アニ(街に出た時に顔を合わせる程度だった)

アニ(相手に友達と思って貰えているかも定かではない)


アニ(大抵お父さんと二人きり…)

アニ(そんな…お父さんにも……)



ガラッ


アニ「!」


ミーナ「…アニ大丈夫?」


アニ「あんた…何で来たの?」

ミーナ「ミカサは帰って来たのにアニは来ないから」


アニ「…別に心配なんてしなくていい」

ミーナ「もう…素直じゃ無いなあ」



アニ(お陰で傷が治せなくなってしまった)


ミーナ「で、でも ミカサ相手に互角にやり合うなんて」

ミーナ「アニは凄いなあ…」

ミーナ「首席も狙えちゃうんじゃない?」


アニ「…は?」


ミーナ「ねえ今度 私にも教えてよ!」

ミーナ「あなたみたいに強くなりたいの」



アニ「…さっきから一体何?」


ミーナ「私 あなたと最後に話した時から考えてたの」

ミーナ「アニっていつも怖い顔ばっかりしてて冷たいけど」

ミーナ「本当は優しい子でしょ?」


アニ「…違う」


ミーナ「私に迷惑を掛けると思って」

ミーナ「放っておいてなんて言ったんじゃない?」


アニ「…本当に一人で居たかったんだ」





ミーナ「一人でなんて生きていけないよ 助け合わなくっちゃ」


ミーナ「背中に傷や打ち身は無い?」

ミーナ「一人じゃ手当てするのに大変でしょ」


アニ「い、いいって大したこと無いよ」


ミーナ「私達は兵士だよ」

ミーナ「一人じゃ巨人は倒せないよ」


アニ「……」


ミーナ「私を頼ってよ」

ミーナ「…力になれるかはわからないけど」






ミーナ「でも 友達でしょ!」



アニ「…友達?私達が……」



ミーナ「あははは」


アニ「……?」


ミーナ「同じ目的があって」


ミーナ「同じ部屋で寝泊まりして」


ミーナ「怪我したら心配もして」


ミーナ「こんな恥ずかしい事も語っちゃって」


ミーナ「今さらそんなこと言わないでよ」






ミーナ「よしっこれで大丈夫!」

ミーナ「明日になれば腫れは引くかな」


アニ「……ありがとう」


ミーナ「どういたしまして!」


アニ「……あの今度何かお礼…」




ミーナ「ほら!」手


ギュッ


アニ「!」


ミーナ「ふふっ早くご飯食べようよ」

アニ「…うん」



アニ(…どうして私に……)



食堂


ミーナ「ハンナ!」

ハンナ「お帰りミーナ」

ハンナ「アニも怪我大丈夫?」


アニ「…うん」


ミーナ「私が手当てしたんだから直ぐに良くなるよ!」

ハンナ「アニ 私がもう一回みてあげようか?」



ハンナ「ミーナがしたんじゃ不安だわ」

ミーナ「何よそれ!ひっどいなあ」

ミーナハンナ「…ふふふふ!」

ハンナ「冗談よ!」

ミーナ「わかってるって!」


アニ「……」


ミーナ「アニどうしたの?」


アニ「……二人は仲が良いなと思って」


ハンナ「何言ってるのあなたとも友達でしょ」



アニ「…!」


ミーナ「あ 照れてる」

ハンナ「可愛いなあ もう」


アニ「…」アセ


ミーナ「あ そうださっきお礼してくれるって言ったよね?」

ミーナ「この間誘ったやつ やっぱり私達と行こうよ!」

ハンナ「そうね、それがいいよ!」



アニ「…でも私 ここに来てから街に行った事無いし」

アニ「流行りとかわからないから 一緒にいても楽しくなんか…」


ミーナ「じゃあ尚更行こうよ」

ミーナ「可愛い顔してるんだから たまにはお洒落すればいいじゃない」

ハンナ「せっかく女の子なんだから」

ハンナ「ガールズトークもしようね!」

ミーナ「…それはやめた方がいいよ」



アニ(ここに居場所を作っては駄目…わかってるのに……)



アニ「ふふっ」


ハンナ「あ アニが笑った」

ミーナ「よしっじゃあ今度の休暇ね」

ミーナ「絶対予定空けといてよ!」




アニ(…優しさに漬け込みたくなる)



ミーナ「…アニどうしたの?」






アニ「何でもない……ありがとう」





アニ(ありがとう ……ごめんなさい)



アニ(あの日私は彼女達の誘いを断らなかった)


アニ(手当てをしてもらったお礼)

アニ(これで借りが無くなるのだと自分に言い聞かせた)



アニ(…本当に楽しかったな)

アニ(戦士である事を忘れられる位楽しかった)

アニ(そのまま仕事なんて忘れて普通の女の子として生きたいとさえ思ってしまった)






アルミン「僕達……訓練兵……34班ー」

アルミン「トーマス・ワグナー ナック・ティアス ミリウス・ゼルムスキー ミーナ・カロライナ エレン・イェーガー」

アルミン「以上5名は自分の使命を全うし…壮絶な戦士を遂げました…」




アニ(……これは そんな私への罰だ)






アニ「ごめんなさい…」

ライナー「謝っても仕方ないぞ 早く弔ってやるんだ」

ベルトルト「……」



アニ(ミーナはもちろんハンナにも二度と会う事は無かった)

アニ(どれが彼女達かわからないままの沢山の死体が荼毘に付された)

アニ(私達のせいで……)





コニー「チキショー…あのジャンが調査兵団になるって言ってんのにな…」

アルミン「え!?ジャンが?」

コニー「なぁ…アニ お前どう思った? あいつがやるって言ってんだぜ?」


アニ「…別にどうも思わないけど? 私の意志は変わらないから」


コニー「…そうか お前 憲兵団にするんだよな」

コニー「……なぁ…アニ オレも憲兵団にした方がいいかな?」




アニ「…あんたさぁ 人に死ねって言われたら死ぬの?」

コニー「…何だそりゃ死なねぇよ」


アニ「なら自分に従ったらいいんじゃないの」

アニ「アルミン あんたはどうなの」


アルミン「え…」



アルミン「僕は…そうしなきゃいけない理由ができたら死ななきゃいけない時もあると思うよ…嫌だけどさ」


アニ「そう…決めたんだ…」


コニー「…」

アルミン「うん」


アニ「あんた弱いくせに根性あるからね」


アルミン「あ…ありがと」

コニー「マジかよ…アルミン お前まで」

コニー「……」


アルミン「アニってさ…実はけっこう優しいね」


アニ「……は?」


アルミン「だって僕らに調査兵団に入ってほしくないみたいだし」

アルミン「憲兵団に入るのも何か理由があるんじゃないの?」


アニ(こいつ…ミーナとまるで同じ事言って…)

アニ(心が抉られる気分だ)

アニ(悪意が無い所が余計に辛い)


アニ「……いいや 私はただ」


アルミン「!」



アニ「自分が助かりたいだけだよ」



ライナー「まさかエレンがな…」

ベルトルト「どうする?計画は変更をやむを得ないよ」

ライナー「だがエレンを連れ去る事が出来れば故郷に帰れるぞ」

ベルトルト「…どうやって?」

ライナー「それは…」



アニ「…私がやる」


ベルトルト「え、そんな」


アニ「私にしか出来ない」


ライナー「…そうだな お前が適任だ」

ベルトルト「……」

ライナー「じゃあ役割分担だが…俺が調査兵団に入る」

ライナー「一月後にある壁外調査にはエレンも参加する筈だ」

ライナー「それまでに出来るだけ多くの情報を集めてお前が動きやすい様にする」


ライナー「ベルトルト…お前は」

ベルトルト「僕は……」


アニ「調査兵団に行きな」


ベルトルト「え?」


アニ「私は一人でも平気 でもあんたらは二人で居ないと駄目でしょ」


ベルトルト「何で…?」


アニ「ライナー 自分でわかってるんでしょう 精神が分裂しかけてる事」


ライナー「…ああ」


アニ「そうなった時 元に戻せるのはあんたと私位」

アニ「あんたの役割はもう決まっている」


ベルトルト「でも そしたら君が一人になってしまうじゃないか」




アニ「何を今更…そんなのここに来たときからだった…」

アニ(故郷に帰れるなら何だって出来る…)


次で書きたかった女型編を書こうと思う
なので 5巻から8巻をよく読んできます

最初はアニとパパの話にしたかったけれど
戦士であろうと葛藤している感じになっているのでは無いかと思う

石川智晶さんがアンインストールで
「恐れを知らない戦士のように振る舞うしかない」
と言っていた
その歌詞の一部に何か来るものがあった

ちなみにそれは「ぼくらの」の主題歌で私のバイブル
進撃の巨人が好きならこちらも面白いと感じるのではないかと
見るならアニメじゃ無くて絶対漫画

では良いお年を

それといつも書き込みして下さっているのは同じ方だろうか?
励みになります

ありがとう

明けましておめでとうございます

MXが映る地域に住んでいるので
進撃の巨人の再放送を一気しました

生け捕りにされる所が何度見てもこちらまで痛い




アニ(私がやる 私にしか出来ない…そう啖呵を切った)


ネス「うあああああ」

ドォ

ドドドドド

ネス「!! 行かせるな! シス!!」

シス「はい!」


ゴォォォォォォ

ピュッ

パシッ

ガシ

ギュイイイイイイイ

ネス「!? は?」

ボスッ



ズシンズシンズシンズシン




アニ(次から次へと涌いてくる)

アニ(まるでこいつ等は耳障りな羽音を立てて)

アニ(私の周りを飛び回る蝿だ)


アニ(今の私に人を殺すなんてあまりに容易だ)






ズドォォォ

ズシン


アニ(アルミン…)


アニ(同期の顔を見た瞬間に少し後悔した)

アニ(訓練兵をしていた3年間の記憶が駆け巡る)

アニ(決して誰とも深く関わってはいない)



アニ(それでも…いや それ以上考えるな)

アニ(…こいつらも自分の手で殺さなければいけないんだ)


ゴゴゴゴゴゴゴ


アニ(…死に急ぎ野郎を故郷に連れていけばいいんだ)

アニ(こんな弱い奴 私が直接殺さなくてもその内勝手に死ぬ)

アニ(…だから見なかった事にする)


ズシン


アルミン「………」ドクンドクンドクン

アルミン「……ハァッ」ドクン

ズシンズシン


アニ(今は死に急ぎ野郎を探す事だけに専念しよう)


アニ(ライナーとベルトルトがあいつは右翼側を担当していると言っていたけれど)

アニ(見つかる気がしない 一体どうなっているんだ)


アニ(…疲れてきた)




ドドッドトッ゙ドドッ


アニ(さっきから後を着けてくる奴らがいる)

アニ(私を倒そうっていうのか)


アルミン「ん!?」

ドォッ

バチッ

ジャン「アルミン!!」

ジャン「うッ!!




アニ(またこいつか…)

アニ(他の同期まで引き連れて…)


パシュッ

ヒュン


アニ(ジャンか…)

アニ(こいつは確か立体機動に長けていた)

サッ

アニ(うなじを削がれちゃ堪らない…)

アニ(…やるしかないのか)

ジャン「ひッ!!」ドクン

アルミン「ジャン!!仇を取ってくれ!!」

アルミン「右翼側で本当に死に急いでしまった 死に急ぎ野郎の仇だ!!」フラッ

アルミン「そいつに殺された!!」

アニ(!)

ジャン「!?」



ゴォォォォォォ

アルミン「僕の親友をこいつが踏み潰したんだ!!」

アルミン「足の裏にこびりついてるのを見た!!」


アニ(は?え?嘘だ…そんなはず…)

アニ(何がどうなって…)


タンッ

ジャン「!!」

ゴォォォォォォ

ギロッ


アニ(ライナー…これはどういう事だい)


パシッ

アルミン「あっ…」

ジャン「オ…オイ!?」

ライナー「クッ…ウッ~!!クッ!!」グググギリ


アニ(痛い)


ビュッ


ジャン「あぁ!!?」

ジャン「…お…おいライナー…お前」

ビュッ

アルミン「え!?」ドクン


アニ(痛い 指先の感覚…人間と同じだ)

アニ(…何て不便な体だ)


ヒュン


アルミン「…!!」

ガシッ

ライナー「もう時間稼ぎは十分だろう!?急いでこいつから離れるぞ!!」

ライナー「人食いじゃなきゃ俺達を追いかけたりしないはずだ!」ダッダッダッ

ゴゴゴゴゴゴゴ


アニ(中央後方…か)


ズシンズシン





ドォォォォォ

調査兵「こっちを向け!この…化け物!」

パシ

調査兵「余計な損害くれやがって なぶり殺しにしてやる!」

ギュィィィィン


アニ(ふと思った こいつらは私の命を狙っている)

アニ(それに反撃したって構わないのでは無いか)

アニ(私達の故郷を滅茶苦茶にしたこいつらに生きている価値は無いのではないか)



アニ(…3人同時か こんなもの)

ブチッ

ドン

調査兵「何…は…離せ!!」


アニ(今更命乞いか 見苦しい)

アニ(何かを殺そうとした奴にそんな権利は無い)


ヒュンヒュンヒュン

ピッ

調査兵「報告が先だ こんな奴がいるなんて!! 俺が知らさなければ!」ドドッドドッドドッ

パン



アニ(どうせ化け物扱いなんだ)

アニ(人間らしい感情なんて捨ててしまえ
)




アニ(…しまった)


エルヴィン「撃て!!」


ドドッドドッドドッ





調査兵「よし!!関節の固定完了!!」


ギギギギ


リヴァイ「動きは止まったようだな」

エルヴィン「まだ油断はできない しかしよくこのポイントまで誘導してくれた」

リヴァイ「後列の班が命を賭して戦ってくれたお陰で時間が稼げた あれが無ければ不可能だった」

エルヴィン「そうか…」

エルヴィン「そうだ…」

ギシギシギシ

リヴァイ「彼らのお陰でこいつのうなじの中にいるヤツと会える 中で小便漏らしてねぇといいんだが…」



アニ(痛い…)

アニ(死に急ぎ野郎を捕まえられると思ったらこの様だ…)


アニ(どうやら故郷が近づいた事に油断をしていたようだ この状況はかなり不味い)

アニ(つまりライナーとベルトルト…新兵に教えられていたのは偽の情報)

アニ(極秘でこんな作戦を立てていたのか)


アニ(上の奴らは私達の正体におおよそ気付いている…)

ハンジ「ふん!!」

ドオ ドスドス


アニ(痛い)


ハンジ「これでどう?もうかゆいとこあっても掻けないよ?身じろぎ一つできないよ 多分一生」

ハンジ「傷を塞げば塞ぐほど 関節は強固に固まっていく仕組みだ」

ギシギシギシ


アニ(そう動けない…こんな事態は予想していなかった)

アニ(…どうすればいい?)


ハンジ「…しっかし 肝心の中身さんはまだ出せないのか? 何やってんだよリヴァイとミケは…」

ゴオオオオ


アニ(まただ)ピクッ


ビキビキビキ

ガキンガキン

ボロ


アニ(辛うじてうなじを押さえられたのだけが救いだ…でも何時までも通用する筈無い)


エルヴィン「発破の用意 目標の手を吹き飛ばせ」

調査兵「はい…しかし 常備している物の威力では中身ごと吹き飛ばしてしまう可能性があります」

エルヴィン「ならば手首を切断するように仕掛けてみよう 合図を送ったら一斉に仕掛ける最短で起爆せよ」

調査兵「了解!」


アニ(ほら…)




ヒュ

リヴァイ「オイ…いい加減出てきてくれないか こっちはそんなに暇じゃ無いんだが」

リヴァイ「なぁ?お前はこれからどうなると思う?お前はこの状況から抜け出す事ができると思うのか?」

リヴァイ「こっちの迷惑も少し考えて欲しいもんだ お前を引きずり出す方法を考えては試しを繰り返すんだぞ」


アニ(落ち着け…これは次の作戦の準備の間の唯の挑発だ)

アニ(それまでにどうにかしないと…考えろ こいつの声に耳を傾けるな)


アニ(どうすればどうすればどうすれば)

リヴァイ「お前は確か…色々なやり方で俺の部下を殺していたが…あれは楽しかったりするのか?」


アニ(!)


リヴァイ「俺は楽しいぞ なぁ……?お前もそうだろ?お前なら俺を理解してくれるだろ?」


アニ(私の事を一方的に化け物呼ばわりして…こいつらだってこんな私と同類だ)

アニ(自身がしている事が間違っているなど少しも考えていないだけ余計たちが悪い)

アニ(無知というのは罪だ こいつらのしている事がどんなに愚かな事なのか…)

アニ(私を捕らえた所でそれに気付けやしないだろうが…)

リヴァイ「…!そうだ…一つ聞きたいことがあった お前の手足は切断しても大丈夫か?また生えてくるんだろ?」

リヴァイ「お前自身の本体の方だ 死なれたら困るからな」


アニ(そうだ…ここで捕らえられても死んでも駄目だ)

アニ(お父さんに会えなくなる)

アニ(故郷に帰れない所が無くなる)

アニ(仲間の所在も全部ばれて計画が台無しになる)

スゥゥゥゥゥ

リヴァイ「!」


アニ(何としても切り抜けてやる)


きぃやあああああああああ

あぁあああぁぁあああああぁ


アニ(…助けて)

読んで下さっている方ありがとう
これは唯の自己満足の公開自慰行為です

自分で書いておいて何ですが面白さの欠片も無いですね
これじゃアニと女型の登場シーンのダイジェストだ

間にミーナとハンナと街に行く話か故郷のいる間でも挟むか見当中
ネタは無いのだけれど



ミケ「エルヴィン!匂うぞ!」

エルヴィン「方角は?」

ミケ「全方位から多数!同時に!」

エルヴィン「発破用意を急げ!」

ミケ「エルヴィン!先に東から来る すぐそこだ!」

エルヴィン「荷馬車護衛班 迎え撃て!!」

ドオオオオ

調査兵「!?」

調査兵「無視だと!?奇行種なのか!?」

調査兵「3体突破します!!」



ゴンッ

リヴァイ「オイ…てめぇ…さっき何かしやがったな」

ドドドドド

調査兵「全方位から巨人出現!!」

エルヴィン「全員戦闘開始!!」

エルヴィン「女型の巨人を死守せよ!!」




アニ(痛い痛いよ、お父さん)


アニ(助けてよベルトルト、ライナー)



アニ(誰でも良いから教えてよ)


アニ(人間には憎まれて、巨人には食われて)私って何なんだろう…)

アニ(一人ぼっち…誰も助けちゃくれない)



エルヴィン「全員一時退避!!」

リヴァイ「オイ…エルヴィン」

エルヴィン「やられたよ」

リヴァイ「……何って面だ てめぇ?そりゃあ」

エルヴィン「敵にはすべてを捨て去る覚悟があったということだ」

エルヴィン「まさか…自分ごと巨人に食わせて情報を抹消させてしまうとは…」

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