唯「ぽけもん!」(250)
立ったら書く
ぶしつ!
律「うー…また負けた。梓、もう一回!」
梓「またですか?もう四回目ですよ」
紬「りっちゃんってば負けず嫌いねー」
唯「あずにゃん強いね!」
ガチャッ
唯「あっ、澪ちゃん!」
澪「悪いな。先生に呼ばれててさ、何やってるんだ?」
唯「ポケモンだよ~。あずにゃん強いんだよ!」
澪「じゃあ私も後で勝負してみようかな」
梓「澪先輩、こんにちはです」
律「あっ、何で通信切るんだよ!切断だー!」
梓「澪先輩が来たら部活するって言ったじゃないですか…。私もいい加減疲れましたし」
澪「切断とか…氏ねよ…」ボソッ
梓「えっ」
澪「あ…いや、すまん。何でもないんだ!」
澪「(つい切断に過剰反応してしまった…。危ない危ない)」
律「でもポケモンって面白いよなー。このメタグロスなんか捕まえるの苦労したよ」
澪「ぶっwwww」
律「えっ、どうかしたか。澪」
澪「な…なんでもないww(野生産とかバロスwww)」
紬「りっちゃん、私の色違いのメタグロス余ってるんだけど要るかしら?」
律「えっ、色違いって滅多に出ないんだろ?そんな貴重なものもらっちゃって良いのか?」
澪「(え…色?まさか…)」
紬「色違いを簡単に出す方法があるのよー。乱数って言ってね」
澪「おいィィィィ!?」
一同「!?」
唯「み…澪ちゃん…?どうしたの…?」
澪「乱数厨とかないわ」
律「え…?」
澪「私がどれだけ自転車を走らせたと思ってるんだよ!?」
梓「澪先輩…落ち着いて下さい(顔が怖いよ)」
澪「HBDSが4VなのにA5のフカマルが出た時の私の気持ちがわかるか!?」
紬「…」
澪「それでもガモスと自転車漕いでさ…ようやく出たんだよ、HABDSが」
澪「なのにお前ら乱数厨ときたら、理想個体だの色孵化だのぽんぽんやりやがって!」
澪「赤いギャラドスしか出たことない私に謝れよ!」
紬「(澪ちゃんは厳選厨なのね…。馬鹿みたいに自転車漕いで…)」
紬「ぷぷっwww(想像したら片腹大激痛ねwww)」
澪「何がおかしいんだよ!?言っておくが私は乱数厨なんかには絶対負けない」
紬「…なんですって?」
あれ?
kakerukana
書けなかった、ごめん
澪「乱数なんかに私のポケモンが負けるわけがない」
紬「じゃあ実際に試してみる?」
澪「何…?」
紬「私と澪ちゃんで対戦するの。澪ちゃんが勝ったらもう二度と乱数はしないわ」
澪「ほ…本当か?」
紬「その代わり!私が勝ったら…」
澪「ムギが勝ったら…?」
紬「澪ちゃんにも乱数を学んでもらうわ」
澪「なん…だと…(汚いなさすがムギ汚い)」
紬「あら、澪ちゃんは負けないんでしょう?なら怖気づくことないじゃない」
澪「べ…別に怖気づいてなんかないだろ!」
紬「じゃあ対戦は明日、場所はここでいいかしら?」
澪「構わない」
紬「決まりね。明日を楽しみにしてるわ」ガチャ、バタン
澪「私のポケモンは負けるはずない…」ガチャ、バタン
梓「…」
唯「なんか大変な事に…」
律「なっちゃったな…」
そのよる!
澪「ムギにはああ言っちゃったけど勝てるかな…」
澪「いや…ムギは間違ってる!乱数なんかに負けるもんか」
澪「とりあえず対策を立てよう。VIPPERの力でムギに正義の鉄槌を!」
澪「スレタイは…“友人に勝つから必勝法教えろ下さい”でいいか」
澪「~♪」←F5連打中
澪「お…レスきてる。なになに…、“お前夕方頃ぱんつうpするわとかいうスレ立ててただろ”」
澪「あっ!唯にぱんつうpさせて貰うの忘れてた!」
唯「(^q^)あうあうあwwww唯wwwwポケモンするのれすwwwwピカチュウwwwwカイリューwwwwヤドランwwww」
澪「またレスきてるな。えっーと」
澪「“ひょっとしてその友人というのはあなたの想像上の人物ではないでしょうか”」
澪「私は統失じゃない!マジレスよこせ!」
澪「“以下ラーメンスレ”」
澪「…」
澪「自分でPT考えよう」
唯「(^q^)ピジョットwwwwコダックwwwwコラッタwwwwズバットwwwwギャロップj<ひn&@dな\らpmwwww」
ムギちゃんち!
紬「斉藤。例のモノはできてるかしら?」
斉藤「はっ。めざ炎理想個体ラティオスですか」
紬「それは今は必要ないわ」
斉藤「といいますと。…もしや、お嬢様!?」
紬「ええ。アッチの方をすぐに努力値振ってちょうだい」
斉藤「しかし、お嬢様。あれは…」
紬「斉藤」
斉藤「はっ、出過ぎた真似を失礼しました」
紬「うふふ…澪ちゃん。明日が楽しみね!」
あずにゃんち!
梓「まさか澪先輩は乱数反対派だったとは…」
梓「どうしよう…。知られたら嫌われちゃうよね」
梓「でも私はまだ色乱数はしていない…。ぱっと見では分からないはず…」
梓「とにかく明日の勝負次第かな」
梓「よし!澪先輩が勝ったら私も乱数止めよう」
梓「…」
梓「最後に準伝乱数しとこっと♪」
こいつら高校生にもなってまだポケモンとかしているんだな
りっちゃんち!
律「ふう…、ようやく捕まった!」
律「えーっと、テラキオンか」
律「梓の話だとあと二匹いるんだっけ。そっちも捕まえにいくかー」
律「そういえば、このリオルなかなか進化しないなー」
律「唯は育ててたら進化したって言ってたのに…」
律「…」
律「ま、いいか」
りっちゃん誕生日おめ!
私んち!
唯「う~い~」
憂「お姉ちゃん、どうしたの?」
唯「実はね…かくかくしかじかで…」
憂「へぇ…紬さんと澪さんがポケモン勝負を」
唯「うん。それでね~」
憂「うん?」
唯「私も皆と対戦したいんだけど、下手っぴだから教えて~」
憂「えぇ、私ポケモンはよく分かんないよ?」
唯「う~い~!」
憂「お姉ちゃん…。仕方ないなぁ、私にできる限りだけだよ」
唯「憂大好きっ」ぎゅっ
憂「わっ、お姉ちゃん!」
わちゃんち!
和「律に講堂の申請書を書いて貰おうと思ったんだけど、それどころじゃないわね」
和「あの子たち声が大きいのよね…。外まで丸聞こえだわ」
和「明日、対戦するのか…」
和「私は別に厳選だろうが何だろうが気にしないんだけど、澪は何であんなに気にするのかしら…」
和「…」
和「分からないわ」
和「明日、唯に見に来てって言われたけど…」
和「そもそも唯に私がポケモン持ってるって言ったかしら?」
和「まあ、メガネを外さずに済むことを祈るばかりね」
分かりにくすぎワロタ
補足 和ちゃんは部室前まで行き、話が聞こえた
その後唯からメールが来たってことで
よくじつ!
唯「りっちゃん、おはよー!」
律「おっす!憂ちゃんもおはよ!」
憂「律さん、おはようございます」
唯「あれ…今日は澪ちゃん一緒じゃないの?」
律「あ~…澪なんだけど今日病院行ってから来るから遅くなるってさ」
唯「そっかー。心配だね。澪ちゃん、大丈夫かなあ」
律「あ~…まあ、そうだな」
唯「りっちゃんは心配じゃないの?」
律「まあちょっと…な、あはは」
唯「ぶー、りっちゃんつめたーい」
憂「(澪さん…きっと本気なんですね…)」
きょうしつ!
律「それでさー」
唯「あはは、りっちゃん。何それー!」
ガラッ
紬「唯ちゃん、りっちゃんおはようっ」
唯「あっ、ムギちゃん。おはよー」
律「おっす。…今日対戦するんだよな?」
紬「そうよー。緊張して昨夜は眠れなかったわー」
唯「えー、ムギちゃん。すっきりした顔してるよ!」
紬「あらあら。ばれちゃったかしら」
唯「ムギちゃんてばー!」
紬「うふふ。…そういえば澪ちゃんは?」
律「あ~…病院寄ってくるってさ」
紬「そうなのね、うふふ(澪ちゃん、私すごく楽しみだわ!)」
律「(澪は学校遅れるくらいなのに、ムギは余裕なんだなあ…)」
見てる人いるか知らないが、飯食べてくる
戻って残ってたら頑張るよ
てか病院ってなんだよw
唯「ごめんねーっ!遅くなっちゃったよ!」
>>78 唯「澪ちゃんの遅刻の口実って作者さんが言ってたよ!」
次レスから書く
おひるごろ!
澪「完成した…!私の最高のPT」
澪「これならムギにだって負けない」
澪「よーし!急いで学校に行くぞ!」
澪「あ…せっかくだからC-GEAR付けておこう」
澪「この時間帯なら誰かすれ違うかもしれないし…」
澪「よし!」
きょうしつ!
律「(澪…遅いなあ…。放課後まで来ないのか…?)」
ガラッ
唯「あっ、澪ちゃん来た!」
律「澪!」
澪「遅れてすまん!…何とか昼休み中に間に合ったな」
律「おう(余程頑張ってたんだな、澪)」
唯「澪ちゃん、病院行ってきたんだよね?心配したよ~」
澪「(病院行ってる事にしたんだっけ)」
澪「ああ、大丈夫だよ」
紬「澪ちゃん」
澪「…! ムギ…」
澪「ムギ、悪いが今日は私のプライドに懸けて全力でいかせてもらう」
紬「ええ。澪ちゃんが私にどんな形で挑むのか期待してるわ」
紬「でもごめんなさい。今日は私も手加減はしないわ」
澪「ああ、望むところだ…!」
キンコンカンコーン!
紬「じゃあみんな、また後でね」
スタスタ
澪「…」
律「澪…」
澪「大丈夫だ。また後でな」
律「ああ、分かった」
唯「また後でねー!」
ほうかご!
唯「それじゃあ、審判の和ちゃん。お願いします!」
和「本当に私が審判で良いのね?」
澪「ああ、構わない」
紬「私も構わないわー」
梓「(どうなるんだろう…)」
和「分かったわ。ルールは6350フラット。選出時間は3分、技選択は1分とします」
和「梓ちゃん、このストップウォッチお願いできる?」
梓「あ…はい。大丈夫です」
澪「ムギ、勝負だ!」
紬「ええ」
和「それでは対戦開始!」
澪PT
バンギラス ガブリアス ローブシン
ラティオス ナットレイ ブルンゲル
紬PT
サンダー スイクン メタグロス
ガブリアス ユキノオー シャンデラ
澪視点
澪「ノオーがかなり刺さってるな…来るか…」
澪「ガブリアスはスカーフっぽいな…」
澪「スイクンもいるし、砂選出は厳しいか…?」
澪「ナットレイを入れたいけどシャンデラが怖いな…」
澪「そうなるとバンギラスが出なきゃならないのか…」
澪「ラティは残念だが厳しそうだな…」
澪「スイクンは残飯…カゴ…」
澪「読めない…くそっ…」
紬視点
紬「澪ちゃんは砂パね」
紬「ナットゲルで回されると厄介だから、シャンデラかサンダー入れたいけど」
紬「バンギラスに受けられてしまうわね…」
紬「ノオーやスイクンは良い感じに刺さってるわ」
紬「でも武神が受けられなくなるのは困るわ」
紬「となるとやはりサンダーかシャンデラは必須ね」
紬「先発は何で来るのかしら、バンギラスが濃厚?」
和「二人とも準備できたわね?」
澪「ああ、絶対に勝ってみせる!」
紬「ええ、いつでもいいわよ」
和「それじゃ始めてちょうだい」
澪「いけっ、ローブシン」
紬「私はサンダーよ!」
澪「(先発サンダー…ガブなら一発耐えて、と思ったけど)」
澪「(持ち物はなんだ?めざ飛があったら…)」
紬「うふふ…」
澪「(先発サンダーは何読みなんだ…)」
澪「(武神読み?いや先発サンダーでバンギを呼んでグロス交代とかか…?)」
澪「(グロスなら受けられる…。一度めざパ確認のためにバンギを投げてみよう)」
澪「戻れっ、ローブシン!いけっ、バンギラス!」
紬「もういいわ、サンダー!メタグロスお願い!」
澪「(やはりグロスだったか…!だがまだだ!)」
澪「戻れっ、バンギラス!ゆけっ、ブルンゲル!」
紬「メタグロス、コメットパンチ!」
澪「(よし、残飯もあるし砂でも受けきれる!サンダーがまた戻ってくるな…ここは…)」
紬「(なかなか澪ちゃんも読むわね…でも電気が一貫してるわ)」
紬「戻って、メタグロス!お願い、サンダー!」
澪「トリックルーム!!」
紬「!?(なるほどトリパ選出…!)」
澪「(サンダーに回されたらまずいからな…しかしメガネボルチェンは厳しい!)」
澪「(相手はサンダー、こちらはブルンゲル…)」
澪「(圧倒的不利な状況…あるかは分からないがボルチェン最安定だろう…だけどな…)」
紬「サンダー戻れ!メタグロス!」
澪「ブルンゲル!吹雪!(凍ればどうという事はない!…ってあれ?)」
澪「ボルチェンじゃ…なかったんだな…」
澪「(たった今気づいたが受けを厚くし過ぎて、ボルチェン重すぎだろおおお!)」
澪「(バンギいるんだからシャンデラよりサンダー出すに決まってるよ!私のバカあああ!)」
紬「(今の吹雪…サンダーを落としにきた…!)」
紬「(持ち物は残飯…まさかPT構成から耐久無振りと判断した…?)」
紬「(有り得ない…無振りサンダーだとしてもブルンゲルでは落とせない)」
澪「(あっちの読みミスだが有利対面になったな…)」
澪「(ムギ…バンギ読みグロスだったのか?)」
澪「(貰った運だ!ここはしっかり読んでいくぞ…)」
澪「(恐らく鬼火警戒、だが吹雪2連でサンダー落ちの可能性もある)」
澪「(トリルは後2ターン残っている…。グロス対面、私は何を撃てばいい…)」
澪「ブルンゲル!ハイドロポンプ!(居座った!)」
紬「半分も削れてないわよ!メタグロス!しねんのずつき!」
澪「(く…半分入るとは拘っているのか?一応サンダーは温存か…)」
澪「(ヤルンゲル振りとはいえ、被ダメが大きい!そしてトリルは残り1ターン…!)」
澪「(いちかばちかバンギを投げるか?…いやリスクが高すぎる…)」
澪「(でもこのままじゃ削られるだけだ…ブルン捨て…か?)」
澪「(再生回復を切ってトリルにしたのがミスだったのか?)」
澪「戻れ、ブルンゲル!ゆけっバンギラス!」
ごめん、この後の展開すぐ考えてくる
10分くらいで戻る
澪「(恐らく拘り…!なら変えるしかないだろう…)」
澪「(相手の交代先だけど、サンダーはない…3体目が見られるか)」
澪「(ガブリアスもしくはスイクンだろう)」
澪「(恐らくスイクンが来るはず…なら…)」
紬「メタグロス、よくやったわ!スイクン任せたわよ!」
澪「ストーンエッジだ!(鉢巻なら火力で押し切れるはず!)」
しかしこうげきははずれた!
澪「」
澪「(な…なんで…はずすんだよ)」がくっ
澪「(初めて…厳選した一番好きなポケモンなのに…!)」
澪「(でも…まだ負けたわけじゃない…。スイクンとの対面)」
澪「(いくらスイクンでもHPがほぼ残ったバンギを確定では落とせないはず!)」
澪「(そしてまだ私には…秘密兵器が残っている!)」
澪「戻れ!バンギラス!いけっブルンゲル!」
紬「スイクン!熱湯!」
ブルンゲルの貯水!
紬「なっ!?」
紬「そんな…!貯水ブルンだったなんて…」
澪「厳選したからだよ」
紬「えっ」
澪「乱数では分からないことだよ。個体値が良くても特性が噛み合わない」
澪「もっとも希望特性まで厳選する人もいるが、私みたいに特性を妥協する人もいる」
澪「きっとムギはニョロボンの特性はすいすいで、貯水なんて知らないだろ?」
紬「くっ…」
澪「別に私は乱数を全否定するわけじゃない」
澪「乱数だって便利さ。理想的な個体がすぐ手に入るんだから」
澪「でも私はムギに伝えておきたい。厳選には厳選の楽しみがあるってことを」
澪「生まれるポケモンに一喜一憂してさ…良い個体が生まれたらその気持ちをNNにするんだ」
澪「たとえあまり良くない個体だとしても欲しい人がいるかもしれない」
澪「そうして、交換しあったりしてああ、この人はこんなポケモンを厳選しているんだなあって」
澪「人との幅だって広がると思わないか?まぁ、ちょっと自分でも何言ってるか分からなくなってるけどさ///」
紬「……るわ」
澪「えっ?」
紬「私、厳選のことずっとバカにしてたの」
紬「気がついたら欲しいポケモンは斉藤が手に入れてくれてたの」
紬「だから乱数って便利なのに、使わないなんてどうかしてるって思ってた」
紬「澪ちゃんがどうして斉藤が作ってくれた私の乱数ポケモンを頑なに否定するのかも分からなかった」
澪「ムギ…。私は厳選の楽しさを知ることなく乱数に走っている人を許せないだけだよ」
澪「ムギが厳選してみて、最後に選ぶのが乱数だったとしたらそれは私がどうこう言える事じゃないのにさ」
澪「ちょっと乱数そのものを否定するような言い方をして悪かった。…ごめんな」
紬「澪ちゃん。…私今なら厳選することも悪くないと思うの」
紬「でも…今は純粋に澪ちゃんの厳選したポケモンと。澪ちゃんの気持ちと戦ってみたいの!」
澪「ムギ…。ああ、私が厳選したポケモンを見せるよ!再開しよう!」
澪「(さて…今の状況だが私はブルンゲル。ムギはスイクンを出している)」
澪「よし!ブルンゲル、トリックルーム!」
紬「スイクン戻って!ゆけっサンダー!」
澪「信じてるよ、ブルンゲル(君が卵から孵化したあの日)」
澪「君の技なら落とせるはず(雨上がりの虹が空に見えていたね)」
澪「だからお願い!(だから私が君に付けた名前は)」
澪「吹雪っ!(“しずくっち”!)」
きゅうしょにあたった!
紬「サンダー…お疲れさま…」
澪「ムギ…」
紬「澪ちゃん!私も最後まで諦めないわ!澪ちゃんの全力にぶつかってみたいの!」
澪「そうだな、私も最後まで全力で戦う!」
紬「ゆけっ、メタグロス!(あと一発は耐えて倒せるはず!)」
澪「(グロスが来るよな…スイクンならバンギローブを何とかできるかもしれないから温存)」
澪「(ここは突っ張る!)」
澪「ブルンゲルッ!ハイドロポンプ!」
澪「(やはり堅いな…赤ラインまではいかなかったか…)」
紬「メタグロス、地震!」
澪「耐える…っ!」
澪「(きっと耐える!耐えるはずだ!…残りHPは…1!)」
澪「(耐えた…!)」
ブルンゲルをすなあらしがおそう!
ブルンゲルはたおれた!
澪「」
澪「(そ…そうだった…砂を起こしていたんだった…)」
澪「(でもまだだ!)」
澪「ゆけっ、ローブシン!」
澪「マッハパンチ!」
メタグロスはたおれた!
紬「最後になっちゃったわね…。お願いっ、スイクン!」
澪「ラストの一匹、スイクン…!」
澪「(さっきは気がつかなかったが、プレシャス入りだと!?)」
澪「(最後とは言え、侮れないぞ…!)」
澪「まずは様子見でドレインパンチだ!」
紬「スイクン!身代わりよ!」
澪「(まもみが型なのか?…身代わりは壊した。残飯発動もしない。一体…?)」
紬「スイクン」
紬「絶対零度!」
澪「!?」
いちげきひっさつ!
ローブシンはたおれた!
澪「あ…あ…」
紬「ごめんね。澪ちゃんの全力には私も全力で立ち向かいたいの」
澪「(無理だ…エッジ二発で落とす前に二発零度が飛んでくる…)」
澪「(きっと…当たってしまう…)」
澪「(ダメだ!やる前から負けることを考えるなんてトレーナーじゃない!)」
唯「澪ちゃん!」
澪「唯…」
唯「私難しい事は分かんないけど、最後の子だって澪ちゃんが厳選したんでしょ!?」
唯「澪ちゃんが怖がってちゃダメだよ!」
律梓「そうだぞ!(ですよ!)」
澪「律…。梓…」
梓「澪先輩、厳選楽しかったんですよね?」
梓「楽しい時間は決して人を裏切りません」
律「澪…お前なら大丈夫だって!」
澪「みんなぁ…」
澪「(そうだよな!私が信じてあげなくてどうするんだ!)」
澪「バンギラス…いやラブハートっ!任せた!」
紬「絶対零度っ!」
澪「私はこの子を信じてるっ!」
しかしスイクンのこうげきははずれた!
澪「いっけー!ストーンエッジ!」
澪「よしっ!…なっ!」
スイクンはオボンのみで体力を回復!
紬「もう一発なら耐えそうね」
澪「みたいだな、でももう私に迷いはないよ!」
紬「そうみたいね、けど絶対零度!」
しかし、スイクンのこうげきははずれた!
澪「ストーンエッジッ!」
スイクンのHPを赤ラインまで削る一撃!
紬「澪ちゃん。最後の一撃を放つ前に一つだけ聞いていい?」
澪「ああ」
紬「私も澪ちゃんみたいに信じられるかな…」
澪「きっと…ポケモンが好きな人ならみんな信じられるよ」
紬「そっか。澪ちゃんには色々教えてもらってばかりね」
澪「ムギ…」
紬「じゃあ、最後の一撃!いきます!」
澪「(バンギラス…!)」
唯「あれ?くしゃみ出そう…。ふぇ、へっくしょん!」
澪「…っ!」
私が気を取られたその瞬間。
バンギラスに白く重々しい氷解が直撃した。
澪「え…嘘だろ…」
削れていくバンギラスのHP。
見るに耐えずに私は崩れ伏す。
澪「ムギに色々偉そうに言ってさ…最後は私が信じてあげられなかったから…」
澪「うっ…うぅ、ごめんね。バンギラスぅぅぅ…」
唯「! 澪ちゃん!」
澪「えっ…?」
ゴッゴッ!
バンギラスはきあいのはちまきでもちこたえた!
澪「あ…」
バンギラスのストーンエッジ!
スイクンのきゅうしょにあたった!
スイクンはたおれた!
澪「(そっか。私が持たせてた鉢巻って気合いの鉢巻だったんだね)」
澪「(間違えてたなんて思わなかった…)」
澪「(でも…)」
澪「ありがとう、バンギラス」
紬「澪ちゃん」
澪「あ…ムギ…」
紬「私、ポケモンを通して色々な事がわかったの。ありがとうっ」
澪「ムギ…」
唯「澪ちゃん、かっこいいー!ねえねえ、私とも誰かやろうよ!」
澪「唯…」
梓「あの…私も実は乱数してたんです。でもちょっと考えが変わりました!」
澪「梓…」
律「澪、お疲れちゃん!」
澪「律…」
たかがポケモンだって思うかもしれない。
でもその中にだって色々な考えの人がいるんだと私は思う。
自分と相手がいてこそ成り立つゲームだから。
だからこそ争いは起こるんだと思う。
でも、少しだけ思いやりだったり信じてみたりしたら何かが変わるかもしれない。
唯「ぽけもん!」
おまけ
和「私要らなかったような…。まあいいわ、じゃあ私生徒会行くね」
読み難くて分からないとこあってごめんな!
次回書く機会あったらもっと分かりやすくなるよう心掛けるよ
支援や読んでくれた人、わざわざ付き合ってくれてありがとう
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