モバP「衣装合わせ大会verニュージェネ 開催!」 (86)

ニュージェネに色んな衣装来てもらう+αのSS
前他で見たSSのリスペクト要素あります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386939263

P「えー三人に集まって貰ったのは他でもない」

P「君たちには大事な使命があるため、集まって貰っている」

凛「どうしたの……いきなり」

卯月「なんか、怖いことでもするのかな……?」

未央「しまむー怖いこと言わないでよ……」

P「それではちひろさん説明お願いします」

ちひろ「はいそれでは皆さんこちらを御覧ください!」

卯月「うわっ!衣装がいっぱい!」

未央「うへー色々あるね!メイド服やらナース服……これはチャイナ服?」

凛「それはアオザイだよ未央、それでプロデューサーこの衣装は何?」

P「今度TVの企画で三人には色々な衣装を着てもらうことになった」

ちひろ「今回はその予行演習といったところですね」

凛「なんだ……仰々しく言うからどんなことかと思ったよ」

卯月「そうだね、服を着るだけなら……」

未央「そんなの、この未央ちゃんにかかったら楽勝よん!」

P「ほほう……?」ニタァ

未央「な、なに?プロデューサー……」

P「衣装を着る、それは本当に簡単かな?」

卯月「? 着るのが難しい服なんですか?」 ポケー

ちひろ「違うわ……Pさんが言ってるのは『衣装をただ着ただけで意味があるのか』ということよ」

凛「?」

P「例えばだ、メイド服を着て粗暴な態度を取るのは正しいか?」

P「学校の制服を着たままレッスンを受けるか?」

P「衣装というのは、シチュエーションに合わせて着るのが大半だ。そのシチュも纏ってこその衣装じゃないか?」

未央「なんだかよく分からんがとにかくすごい自信だ!」

卯月「つまり……メイド服ならメイドらしい、制服なら学校に居る時みたいにしろってことですか?」

凛「……そんなの当たり前でしょ。突然何言ってるのプロデューサー」

P「ほほう……?」ニタァ

凛「毎回やるの?それ……」

P「出来るというなら、やってもらおうじゃないか凛!」

P「ここに!第一回!衣装合わせ大会verニュージェネ を実施することを宣言する!」

ちひろ「いえーい!」パフパフー

未央「テンション高いなー!」

卯月「ちひろさんもノリノリなんだね……」

ちひろ「あったりまえだのクラッカー!私もPさんと同じくアイドルを愛する一人ですからね!」

ちひろ「合法的にアイドルを着替えさせられるとなったらテンションも上がりますよ!」

凛「……帰りたい」

P「もう大会宣言しちゃったからな。諦めてな凛」

未央「諦める、って言うあたり災難みたいな言い方するするんだね」

卯月「えっと、それで何するんですか?衣装着るだけじゃないんですよね?」

P「まぁ落ち着いてルールを説明しよう。ちひろさんお願いします!」

ちひろ「はい!三人にはこちらにあるくじを引いて貰います」

ちひろ「そしてそのくじに書かれている衣装に着替えてもらいます」

未央「なんだ……それだけ?」

P「んなことない。ちひろさん続きを」

ちひろ「そしてその衣装に合ったシチュエーションの演技をしてもらいます」

卯月「演技もするんですか……」

P「言っただろ。衣装を纏い、雰囲気を纏ってこそだと。まぁ今回はTVの練習だ。あまり気負わずにな」

P「ただ……本気でやれよ……?」ニタァ

凛「……でもその衣装ってプロデューサーが考えたんでしょ?変なのとか入れてたりしてないよね?」

ちひろ「いえ、私も入れました」

未央「ちひろさんも!?」

ちひろ「と言うより二人で考えました。女性の視点からみてあまりに酷いのは省いているから安心してね」

卯月「……ってことは、あったんですか?酷いの……?」

P「……ノーコメントで」

ちひろ「……私が居てよかったわね」

凛「どんなのがあったの!?」ガビーン

未央「んー……でも酷い衣装ないなら結構楽しいんじゃないかな、これ」

卯月「え、そうかなぁ?」

未央「だって色々な衣装着れるんだよ!お得じゃない?コスプレだと思えば楽しいよ!」

凛「未央はまたそんな……でもまぁそうかもしれない。これでまた成長出来ると思えばいいかも」

卯月「そうだね!楽しんだもの勝ちかも!」

P「さてそれじゃ、くじを引く前にじゃんけんで順番を決めるか」

凛・未央・卯月「「「じゃーんけんぽい!」」」

P「順番は凛、未央、卯月の順番だな」

凛「私が最初か……それじゃくじを引くよ」

ちひろ「それじゃあどうぞ!」

凛「ん……『セーラー服』だって」

ちひろ「よっし!」

凛「え、なんでちひろさん喜んでるの……」

P「あーそれ紙の角に緑のマーカーで印ついてるだろ?」

P「それな、緑ならちひろさん、黄色なら俺とシチュエーションを一緒に作るんだ」

未央「シチュエーションを……」

卯月「一緒に作る?」

P「つまりこの場合なら、ちひろさんと会話をする演技をするんだ。セーラー服にちなんだ内容のな」

ちひろ「よっし!入れといてよかったセーラー服!」ヨッシャ!

P「ちなみに衣装を考えた人と共演することになってる。ブレザーなら俺が入れたんだけどなぁ……」

凛「一気に恥ずかしくなってきたんだけど……」

P「まぁそういうな、ほれ向こうで着替えてきな」

未央「あれ?ちひろさんと会話する内容考えなくていいの?」

P「練習だしな。時間もあんまりないしアドリブよ」

卯月「えっ?えっ?アドリブなんですか?」

ちひろ「女の子はこういうアドリブ力を鍛えたほうがいいわよ?」

P「チッヒが言うと説得力あるなぁ……」

ちひろ「さーて私はどれ着て対応しますかねー」

凛「ちひろさんも着替えるんだ……」

P「あの蛍光緑スーツのままだとお前らも演技し辛いだろうしな」

P「アドバイスとしては、相手の格好からどんな関係か予想して演技することを意識するといいぞ」

凛「突然取ってつけたようにプロデューサーみたいなこと言って……」

P「いいからほれ、はよ着替えてきな」

###########

凛「着替えたよ」

未央「おー!しぶりん可愛い!セーラー服だー!」

卯月「凛ちゃん似合ってるよ!」

凛「あ、ありがと。プロデューサーどうかな?」

P「ああ、いつもと違うセーラー服の凛、素敵だな」

P「スカーフの赤色が凛の雰囲気をぐっと引き締めてる」

P「ただ安直に黒っぽい服ってだけより断然こっちの方が好みだな」

P「あとわざわざスカート長いものを用意したのも正解だったな」

P「凛がこうやって長めのスカートの制服を着て学校行ってる様を想像すると……たまらん!」

凛(思ったより褒められて気持ち悪い)

ちひろ「私も着替えましたよ!どうです?」クルーン

P「ちひろさんもセーラー服ですか」

ちひろ「ええ!着せたい気持ちもありましたけど、私も着たかったってのもありますから」


未央「……ねぇ島村さんや。やっぱりちひろさんってアイドルやっててもおかしくないよね」ヒソヒソ

卯月「私もそう思う……すごい可愛いし……一体いくつなんだろ……」ヒソヒソ


P「さて、凛。演技の最初は、ちひろさんに話しかけるか、話しかけられるかを選んでいいぞ」

凛「それじゃ、まだよく分からないし話しかけられる方で」

P「……スタート!」

==========
ちひろ『ねぇ、凛!下駄箱にあったあの手紙何~?やるねぇこのこの~』

凛『……!?』

ちひろ「……凛ちゃん」ボソッ

凛『え?ああ、なんでもないよ。3年の知らない人だった』

ちひろ『もう今月4通目だっけ?モテモテじゃなーい』

凛『そ、そうでもないよ……ち、ちひろだって結構モテるんじゃないの?』

ちひろ『えーそんなことないよ~』

凛『……私見てたよ?前に部長に告白されてたよね?』

ちひろ『あー……見てたんだ。うん、告白された』

凛『昔さ、私に部長が好きって言ってたよね?なんで告白断ったの?』

ちひろ『別に……今は好きじゃないだけだよ』

凛『ちひろ!……本当のこと言ってよ。私が部長好きだって知ってるから断ったの……?』

ちひろ『! ち、違……』

凛『そういうの辞めてよ……私が惨めになるだけじゃん……』

ちひろ『……』ニヤッ

ちひろ『凛、本当に違うよ。私ね、気づいたから告白断ったんだ』

凛『気づいたって何?下らないことだったら……え?」スッ

ちひろ『私が好きなのは凛だって、気づいたの』ギュー

凛「えっ、そういう流れ、あ、え? きゃっ!」 

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P「しゅーりょー!」

ちひろ「いやー堪能しました!セーラー服と言えばどっかの誰かが見てる、ですよね!」ホクホク

凛「……まさかの流れだった」

P「途中慣れてからは凛も突っ込んだセリフ言えてたけど惜しかった」

未央「演技の練習なのに惜しいポイントが変だよ……」

P「言い忘れてたが、俺とちひろさんはどんどんこういうのぶっ込むからな」

凛「言い忘れにもほどがあるよ……」

卯月「私大丈夫かなぁ……」

P「でもなかなか良かったぞ。二人も大会の感じは分かったな?」

未央「つまり流れを切らずに演技出来るかってことだよね!」

P「そういうことだな。凛は最後はともかく途中は切らずに繋げていった。割りといい感じだったな」

ちひろ「私が拾ったってのも含めても十分だと思いますよ」

凛「……最後の、私が拾ったらちひろさんどうしてました?」

ちひろ「……聞きたい?」

凛「……いいです」

未央「よし!次は私だね!引きまーす!」

未央「……ナース服」

P「よっしゃ!よっしゃ!!」 ウオオォォ

凛「プロデューサー……恥もなく雄叫び上げたね」

P「俺が入れた衣装だからな!よっし、俺も着替えてくるかな!」

卯月「プロデューサーも着替えるんですか?」

P「やりたいシチュエーションがあるんだよね~」ウキウキ

未央「……思ったより私利私欲じゃん」

凛「今更だよ、未央……」

###########

未央「着替えたけど……け、結構スカート短いんだね……」カーッ

凛「……プロデューサーの私欲がまみれてるね」

卯月「で、でも似合ってるよ!未央ちゃん!」

未央「ありがと!恥ずかしいことには変わらないけどね……」

P「お、着替え終わったか」

P「うん、未央の活発な感じが白衣に包まれることで1つの完成形になってるような錯覚を覚えるな!」

P「白衣ってだけで若干大人びて見える感じがあるのもグーだ」

P「そして少し短めのスカート、ここの部分に大人要素以外の可愛らしさが詰まってると思うね!」

P「これで注射しますよ~なんて言われたら……昇天しそうだな!」


未央(本当に私欲まみれだなぁ……)

未央「プロデューサーはパジャマ?」

P「おう、どうだ?シチュエーション考えられそうか?」

未央「うーん……とりあえずPさんの会話に乗る感じならいけそう、かなぁ?」

P「じゃ俺から話しかける体で始めるか」

ちひろ「アクション!」

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P『あれ?もしかして未央か?俺だよ俺、中学の時同級生だったPだよ!』

未央『……P君、久しぶりだね!どうしたの?怪我かな?』

P『あー……ハハハ、知り合いをかばって舞台の奈落に落ちちゃってな。それでこのザマだよ』

未央『奈落って……その怪我で済んでよかったねP君』

P『日頃の行いがいいからな!こうして白衣の天使にも会えたし上々だよ』

未央『白衣の天使って、もう!からかってるとぶっとい注射するよ!』

P『おー怖い怖い!……未央昔から変わってないなぁ』

未央『P君だって全然変わってないじゃん!そうやって私をからかう!』

P『いや……やっぱり変わったよ未央、綺麗になった。あの時は男女とかって呼んでたのにな』ハハハ

未央『え、ああ、うん! ……あの時、告白受けなかったの後悔したでしょ?』

P『……少しな、いや結構後悔してる、今』

未央『は、え?』

P『だってさ、まさかこんなに綺麗になってるなんてあの時は思わなかったからな』

未央『ねぇ、それなら付き合っちゃう?私今フリーだよ?』

P『……確かにいいかもな』グイッ

未央『え、ちょ、ちょっとプロデューサー!」ドキドキ

P『付き合うならこんなことだってそのうち……「ストップー」』

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ちひろ「ストップですよーPさん。それ以上はセクハラです」

P「あー役に入りこんでたわ。ごめんな未央」

未央「う、うん……ダイジョブ……」ドキドキ

卯月「これいいんですか?」

凛「よくないでしょ」

P「もうちょっとライトな方向にやるべきだったな、すまんな」

凛「全くもう……」


卯月「次は私の番かぁ、それじゃ引きます!」

卯月「……巫女服、です」

卯月「緑のマークがあるから、ちひろさんとかな?」

ちひろ「ええ!次は私ですね!いやっふぅ!」ガッツポー

未央「ちひろさんの何が巫女服を惹きつけるんだろう」

凛「多分自分が着たいものを入れてるんじゃないかな」

卯月「あんまり変なものじゃなくてよかったー!卯月着替えてきます!」

ちひろ「私も着替えてきますね~」

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未央「あれ?ちひろさん巫女服じゃないの?」

凛「普通の格好だね、着たいものを入れてると思ったんだけど」

ちひろ「巫女服同士だとシチュエーションが限定され過ぎちゃうからね」

未央「一応ちゃんと考えてるんだね」

ちひろ「一応って……あ、卯月ちゃん着替え終わったみたいね」


卯月「これ着方合ってますかね?」

凛「卯月巫女服似合うね。雰囲気がそれっぽい」

未央「うんうん!居そうな感じがあるね!」

卯月「ほんとう?ありがとう!」ペカー

未央「うおっまぶし」

P「うん!卯月に似合うだろうなぁと思っていたがこんなにとは思わなかった!」

P「卯月が持つ天真爛漫さと、厳かな感じを出す巫女服が合わさり最強に見える!」

P「あれ?これって巫女さんじゃなくて神様じゃね?と誰かに聞かれたら『そうですね』と答えるかもしれない!」

P「あ~早朝に神社に神頼みに行ったら掃除してる卯月に、にこやかに『おはようございます!』 とか言われたいなぁ……」

卯月(褒められてるんだろうけど……うん)

ちひろ「卯月ちゃん、私から話しかける感じでいきます?」

卯月「はい、それでお願いします!」

P「ゴー!」

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ちひろ『あらこんにちわ。…初めて見る方ね?』

卯月『は、はい!今日から働い…… 仕えてる卯月といいます!』

ちひろ『あら、元気な子ね』クスクス

卯月『ご、ごめんなさい……』

ちひろ『いいのよ、元気なのが一番だもの……』

卯月『お、お姉さんは元気がありませんけど、どうかなされたんですか?』

ちひろ『……分かるのかしらね、そうね、少しお話してもいいかしら』

卯月『はい、私でよければ……』

ちひろ『私ね、好きだった人にフラれちゃったの……』

卯月「え!ちひろさ……お姉さんフラれちゃったんですか……』

ちひろ『そうなの、告白の前にね、ここの神社のお守り買ってたんだけどね』

卯月『あ……それは、ごめんなさい……』

ちひろ『フフ……あなたは悪くないわ……でもねちょっとだけ神様に文句でも言ってやろうと思ってね』

卯月『それは違いますよ!神様じゃなくて、相手の方に文句を言うべきです!』

ちひろ『……あら、そうかしら?』

卯月『そうです!お姉さんみたいな綺麗な方をフるなんて、相手の方が問題があります!』

ちひろ『ありがと……もう文句いうのはやめることにするわ』

ちひろ『素敵な巫女さんにこんなに励まされたら、その神様に文句なんて言えないもの』クスッ

卯月『す、素敵だなんて……』

ちひろ『本当に素敵よ?神様も乙なものね、フラれたあとにこんな新しい恋を用意してくれるなんて』スッ

卯月「えっ?えっ?」アタフタ

ちひろ『神様に感謝して、あなたと新しい恋を育もうかしら……?』

卯月「ご、ごめんなさい!ストップでお願いします!」

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P「ちひろさん百合展開好きですねー」

ちひろ「巫女と言えば百合。神無月じゃなくてもう師走ですけどね」

ちひろ「あとからかうのが楽しいんです!」 ンフー!


卯月「……くるかなーって思っても、結構びっくりするね」

凛「分かるよ……うん、分かるよ」

未央「プロデューサーの方も、十分あれだったけどね……」


凛(今更だけど……)

凛・未央・卯月(((これは大変なことに巻き込まれたんじゃないだろうか……)))

一旦三人一周したんで切る

あと、出す衣装あんまり思いつかないので、こんなんどうよ?っての募集します

チア(へそ出し)
さらし着物(肩出し)

みなさんありがとうございます

これだ!と思った衣装でもう一週分書いてきます

P「よしそれじゃ凛、くじ引こうか」

凛「ん……チアガールコスチューム……」

P「……ぐへへへへ」ニタァ

卯月「もうこれはPさんが入れたって分かるね」

未央「プロデューサーは変態。はっきしわかんだね」

P「よーし凛!着替えてきな!おれも着替えるから!」

凛「分かったよ……」

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凛「こういう服着るの、初めてだから少し恥ずかしいな……」

卯月「わぁ!可愛い!」

未央「ほう!そういえば、ここまできっちりへそ出そうとしてるしぶりん初めてみるね!」

凛「そういうとこ言うのやめてよ……」

ちひろ「凛ちゃん似合って……ごめんちょっといい? 髪はちゃんと上げないと」

ちひろ「チアガールなのにポニテにしてないなんて、ってPさんに言われちゃいますよ?」

凛「髪型も含めて衣装、ってことなのかな」 イソイソ

ちひろ「そうそう!衣装というよりは雰囲気を纏う、の方だけどね」

P「こっちも着替え終わったぞー」

未央「お!プロデューサーは学生服だね!」

卯月「昔はこんな感じだったのかな、Pさんって」

P「ふーむ……今までそういう仕事を選ばなかったけど、凛のへそが見えそうなこの感じいいな」

P「もちろんながら、衣装に合わせてポニテにしてるのも似合ってる。メインポニテきた!これで勝つる!」

凛(やっぱり髪型も重要なんだね)

P「これで大きく動いてジャンプ!となったときに、跳ねるポニテ!そしてチラっと見えるだろうへそ!prprしたくなるな!……グエッ」バチコーン

ちひろ「prprとか言うのはだめですよーPさん。それはギリギリアウトに含まれちゃいますよ」

P「あ、ああ……すみませんでしたちひろさん……凛もごめんな?可愛かったから思わずセクハラしてしまった……」

凛「……思わず、でするもんなの?セクハラって」

P「まぁよし!そろそろ始めるか!」

凛「プロデューサー、今回は私から始めるよ」

P「おっけー」

ちひろ「レディ、ゴー!」

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凛『あ、Pだ!おーい!こんな所で何してるのー!』

P『なんだ?ああ、凛か。お前部活じゃないの?そんな格好して』

凛『もちろん部活だよ。ちょっとタオル忘れたから教室に取りに行ってたんだ。……どう?このかっこ似合うでしょ』クルーン

P「ハハッ、似合う似合う!いつもポニテじゃないから新鮮に見えるな」

凛『そうでしょうとも!あれ、P部活は?野球部全国いけたから私達練習してるのに……こんなとこでサボり?』

P『……そういや言ってなかったな。俺な、レギュラー外されたんだよ』

凛『なんで!?あんなに試合活躍してたじゃん!』

P『決勝にチア部来てたから知ってるだろ?最後に俺がエラーして失点したのをさ。あれでな』

凛『なにそれ!結局決勝勝てたじゃん!』

P『それでもな、まだ替えはいるって監督がね。あのときは勝てたけど、大事な場面でトチる奴は……ってことさ』ヤレヤレ

凛『……私監督に文句言ってくる』

P『いやいいんだよ。ほら、俺2年生までスコアラーとかやってたし、裏方も苦じゃないからさ……って凛なんでお前泣くんだよ』

凛『だって!裏方に回されて嬉しいわけないじゃん!嬉しいならなんでそんなに悲しそうな顔してるの!』

P『俺、そんな悲しい顔してたかな。結構隠してたつもりだったんだけど』

凛『わ、分かるよ。だって私、ずっとPのこと見てたし……』

P『え?』

凛『なんでもない!……なら、そうだ。私Pのこと応援してあげる』

凛『ファイ、オー!ファイ、オー!……ってね!』バッ バッ

P『凛。へそ、見えてんぞ』

凛『見せてるんですー!元気でた?』

P『出た出た、すっごい元気出た』ハハッ

凛『大会だってさ、メンバーが頑張って決勝に近づけば、出れる機会もあるよ。そこまで全部諦めるの?』

P『……』

凛『頑張ろうよ!私は、その努力をしたPを応援したい』

P『……ありがとな、凛。俺少しあがいてみるわ』

凛『うん!その調子!それでこそ私が好きな人!』

P『……え?』

凛『フフッ!大会に出れたら私への告白許してあげるからね!頑張って!じゃーね!』タッタッタッ

P『り、凛!また俺の前でへそ見せてくれよ!俺、俺頑張るから!』

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ちひろ「しゅーりょー」

凛「……」カオマッカ

未央「すごかったねしぶりん。恥ずかしいセリフオンパレード」

卯月「これは、見てる私も恥ずかしくなってきたよ」

凛「ふ、ふたりともあんまり言わないで……」ウズクマリー

ちひろ「これはあれですね、Pさん」

P「ええ、今回は衣装を着れてなかったな、凛」

未央「??? どゆこと?」

P「衣装に着られてたんだよ。衣装が持つシチュに引きずられてしまったんだ」

P「普段は言わない言葉使いや動き。それを内包する衣装を着ることで、それを出してしまったんだ」

P「これを我々の世界では『衣装に着られる』というんだ」

卯月「世界広いなー」

P「ただ、これが出るということはシチュやそのキャラに入り込んでたとも言える。十分な成長の証でもあるんだ」

P「前回より良くなってるぞ。凛よく頑張ったな」

凛「……ありがとうプロデューサー」

P「……ところで顔真っ赤なところ悪いけど、もっかいチアのダンスして、チラッとへそ……ガッ」バチコーン

凛「変態! 着替えてくる……」

未央「せーっかくしぶりんの好感度上げたかと思ったら、私達めのプロデューサーはこれですよー」 シラー

卯月「このままだと、へそと結婚することになりますよプロデューサー」 シラー

P「へそかー……」

ちひろ「なんで満更でもないって顔してるんですか」

未央「次は私かー、引きまーす」ゴソゴソ

未央「リクルートスーツ……?」

ちひろ「ふふ、よく未央ちゃん引いてくれたわ!」

P「……これ出ちゃったか」

未央「え?なんかまずいの?」

P「これなー……俺とちひろさん両方考えたからさ、どっちの案として入れるかで喧嘩したんだよ」

P「俺もリクスー未央と戯れたかった……」

卯月「プロデューサー段々欲望出すのに躊躇いなくなってきてますね」

ちひろ「ジャンケンに負けたプロデューサーが悪いんです!さて着替えてきますね」

未央「私も着替えてきまーす!」

卯月「あの、プロデューサーちょっといいですか?」

P「何かね、卯月君」

卯月「さっき、『衣装に着られる』ってこと言ってましたけど、これってあんまり意識しなくてもいいんじゃないですか?」

P「ほう、どうしてそう思う?」

卯月「何かコスプレをする機会ってあんまりないし、私達のライブ衣装とかって私達のために作ってるものですよね」

凛「……そっか、これからのイベントのために作られてる衣装だから、引きずるシチュエーションがないんじゃ、ってこと?」

卯月「そうそう!これだと私達あんまり意識する必要ないんじゃないかなぁって……」

P「一概にはそうは言えないぞ」

P「衣装だって全く一から考えて作ってるってことはない。既存の衣装に似せたり、組み合わせたりしている」

P「トライアドの服だって、ゴシックパンクのような衣装と言えば通じるし」

P「卯月のダブルピースしてたときの衣装だって甘ロリと言えば通じる」

P「つまり自分たちのための衣装と言っても、連想してしまうと引きずられることは十分にありえるんだ」

卯月「なるほどー」

凛「それじゃもう1つ、着られることがダメってさっきは言ってたけどさ、雰囲気に引っ張られるのは悪いことじゃないと思うんだけど」

P「ほう?」

凛「例えばなんだけど、加蓮がウエディングドレス着た時にさ、そのドレスの雰囲気に引っ張られてたと私は思う」

凛「ただそれがダメな雰囲気じゃないと思うんだよね。なんか花嫁になってる、って感じ取れたよ」

P「なるほどな、間違ったことは言ってないぞ。ただちょいと違うのは引きずられるのと、引っ張られるのは違うぞ」

P「俺がダメと言ったのは引きずられることだ。これは着てる人が衣装の力で暴走してる」

P「引っ張られるのはその衣装の力を借りて、雰囲気を出しているんだ。『着られてる』ってのは引きずる方だな」

P「ようするに衣装の力に振り回されるなってことさ、今回は練習だ。俺は役得だし、思う存分振り回されていいぞ!」

##########

未央「着替えたよん!どうかな!」

P「これ……思ったより破壊力あるな。すげーいい」

凛「すごいね未央。パツンパツンって感じ」

卯月「私尻尻言われてるけど未央ちゃんの方大きいよね」

未央「きゃー恥ずかC!」


P「未央のスタイルでこのリクスーはやっぱ素晴らしいな」

P「出るとこ出て、引っ込むところは引っ込んでるからなおのことリクスーのパワーが上がってる」

P「俺が面接官なら一発おっけーだな!いや一発と言わず二発三発…アデッ」バチコーン

ちひろ「はいはいセクハラやめやめ」


凛「ちひろさんの普通のスーツ姿初めて見た」

卯月「緑じゃないの初めてだねー」

P「俺緑で営業行かされたら社長訴えますけど、ちひろさんはいいんですか?」

ちひろ「あんまり言われるとあの緑捨てたくなるんでやめて下さい。備品とかあれで買いにいったりしてるんですよ……」


未央「今度の会話は私から始めるねちひろさん!」

未央『……ガターンゴトーンガターンゴトーン』

未央『私は本田未央21歳!こうして企業の面接に向かう途中に……』

未央『なんと痴漢にあってしまっている……!』

未央『や、やだ……どうしよう、痴漢だよ……』

ちひろ(……)←Pに目で訴えてる

P(……)←黙って首を振る

未央『や、やだ……どうしよう、痴漢だよ……』チラッ

ちひろ『……ぐへへ、女子大生のケツは最高だぜ』

未央『どうしよう!このままじゃてーそーが危険だよ!誰か……あ!お姉さん助けて下さい!』

ちひろ「え?ああ…え?あれ?」

ちひろ『き、きみ……大丈夫?』ヒソヒソ

未央『……今のところは、お願いです……助けて……』 ヒソヒソ

ちひろ『分かったわ、私が助けてあげるわ』 ヒソヒソ

未央『あ、ありがとうございます!』

ちひろ『こ、この人痴漢です!』

P「え!?俺ェ!?」 ガビーン

未央『ありがとう!お姉さん!これで私のてーそーは守られたよ!』

====================

ちひろ「カットォ!」

P「……おい」

ちひろ「……ちょっと、これは勘弁してくださいよ」

凛「……」プルプル

卯月「ブフッ……」プルプル

未央『ありがとう!お姉さん!これで私のてーそーは守られたよ!』

P「もういいんだよ!未央ォ!」

未央「どう?ぶっ込んでみました!」

ちひろ「ぶっこみすぎて私の精神がやばい」

P「まさか俺が痴漢扱いされるとは……」

未央「実際に触ったら痴漢扱いから痴漢に昇格だよ!」

P「え?いいの?触っていいの?」

ちひろ「ダメですよ……」

卯月「それじゃ私ですね!」ガサゴソ

卯月「園児服です!」

P「あー引いちゃったか!やるじゃん卯月!」

凛「これ若干アウト気味な感じじゃない?」

ちひろ「……他のアウトに比べると大分マシだったんで採用しちゃったんですよね」

P「それらはこれを採用させるためのダミーだったのさ!」

ΩΩ Ω<な、なんだってー

卯月「? 私は別に大丈夫だよ凛ちゃん」

凛「本当にいいの?卯月?」

未央「しぶりんのチアよりマシじゃない?」

凛「……やめて未央」マッカ

卯月「それじゃ着替えてきます!」

凛「あの純粋無垢さは、周りを不安にさせるね」

P「可愛い女のコに無修正の園児服をつきつける時の快感と言ったら」

未央「救いようなくなってきたね」

ちひろ「Pさんは……まさか着たりしませんよね?」

P「見たい?」

凛・未央・ちひろ「「「見たくない」」」

P「無修正の園児服をつきつける時の快k……ゲフッ」バチコーン

ちひろ「それじゃPさんは園児服以外でお願いします」

P「……はーい」

###########

P「着替えました」

凛「へープロデューサーエプロン似合うね」

P「おうありがと、まぁただ私服にエプロンつけただけなんだけどな」


卯月「じゃーん!着替えたよ!」

凛「うづきかわいい」

未央「まだまだ行けそうだね!」

ちひろ「卯月ちゃん、ハイエースられないよう気をつけてね?」

卯月「ハイエー……?はい!分かりました!」ニパー


P「女子高生に園児服を着てもらって笑顔を向けて貰えるって、こんなに幸せでいいのかな?」

P「卯月と言えば天真爛漫。天真爛漫と言えば卯月。園児服を着て天使となりえる」

P「待ち焦がれた天使の登場に涙を禁じ得ない」ダバー


卯月「あ、はい」

凛「天使が拒否してたみたいだけどいいのかなプロデューサーは……」

ちひろ「それじゃどうぞ!」

================
卯月『せんせぇ!ご本よんでー』ニパー

P『いいぞー?なにをよんで欲しいのかな?』ニコッ

卯月『これ!これ読んでほしいの!』

P『シンデレラ、か』


P『むかし、むかし……シンデレラという、とても可愛い子が居ました』

P『しかし、シンデレラは一緒に住んでいた継母たちにイジメられていたのです……』

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P『……こうしてシンデレラは王子に見初められて、結婚して幸せにずっと暮らしました』

P『おわり。うづきちゃん、どうだったかな?』

卯月『……せんせぇ。うづきもシンデレラみたいにキラキラ出来るようになれるのかな?』

P『大丈夫、キラキラ出来るようになるよ』

卯月『でも、まほうつかいさんが居たからシンデレラはキラキラ出来たんだよね?』

卯月『うづきは、まほうつかいさんにあえるのかな……』


P『必ず会えるよ。女の子はな、誰だってシンデレラになれるから』

P「俺たちだって、会えただろ?卯月」

P「凛や未央だってそうだ。俺という魔法使いに会えたんだ」

P「まだ実績も実力もない魔法使いだけどな。でも俺はお前らをシンデレラにするためにはどんな努力も惜しまない」

P「ちひろさんも居るし、仲間だってたくさん居る」

P「だから絶対にお前らを、みんなをシンデレラになるように俺は魔法をかけるよ」

P「だって俺は、プロデューサーだからな!」

凛「プロデューサー……」

未央「……全く!そんなクサイセリフ言っちゃって!もう!」

卯月「Pさん……私頑張ります!Pさんの魔法を絶対無駄にしないよ!」

P「だから今日の学んだことを今後とも活かしてくれ!」グッ

凛「うん!あれ、そういえば例のTVの収録っていつになるの?」

未央「そうだね、今日学んだことを忘れないよう復習もしたいしね!」

卯月「いつになるんですか?」

ちひろ(あ、やば)


P「ん?ああ企画?あれ嘘」

凛・未央・卯月「「「……えっ?」」」

P「だってそう言わないとお前らこんなことやってくれないじゃん!」

P「いいじゃん!なんかみんな掴めたっぽいしさ!」

P「結果オーライだよ!ね?ね?」

ちひろ「お先に失礼しまーす」スタコラサッサ

凛「……それと!」

未央「これは!」

卯月「違うと思います!」

P「……やっぱりー?」


終わり

最初自分が建てた別のスレに誤爆して焦った

合間に衣装案だしてくれた人たちあざっした

読んでくれた人もありがとうございました

探偵!ディタイムスクープってやつっすよ

トリ同じだから、検索すれば多分出ます

あ、そういえばコラ画像おいてくれた方ありがとうございます

最初専ブラで見て、リンクが切れてる……と悲しくなったけど、URLコピーしてみたら見れました

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