雪ノ下「さすが低学歴というところね」 (241)
総武高校を卒業して2年、奉仕部の面々は奇しくも皆都内の大学へ進学していた。
雪ノ下は国立大学の最高峰、東狂大学・・・・へと進むのかと思いきや
私立慶王大学医学部への推薦入学を決めていた。付属校からでないと難しいとの噂ではあるが
流石は雪ノ下家、見えない力がさも当然の様に働いている。
由比ヶ浜はと言えば、信じられないことに・・・・いや、今でもにわかには信じがたいが
女子大の名門、お茶の湯女子大学への一般合格、入学を遂げた。やればできる子だったのね。
そして高校時代、ぼっちスキルの真骨頂「勉強で忙しいから別に友達いらない」を極め、
国語では学年3位の偉業を遂げた孤高のイケメンこと俺、比企谷八幡はと言えば・・・・・
由比ヶ浜「ヒッキー久しぶりっ!去年ウチの学際で遊んで以来だっけ!」
八幡「お前は相変わらずだな。無駄に元気というか・・・・」
由比ヶ浜「えっ?そう?よく言われる!!」
褒めてないのに何故嬉しそうなのか。
雪ノ下「由比ヶ浜さん、この男にあまり愛想を振りまくのはやめなさい。新たな犯罪者を生み出すことになるわ。」
そしてこいつも相変わらずだ。容赦のない罵詈雑言で俺のハートを切り刻む様に憧れないしシビれない。
連絡が来たのは試験期間が過ぎた翌週のことだった。相も変わらず恐ろしく唐突な提案ではあったが
奉仕部の面子で久しぶりに集まろうと、文面が絵文字に埋もれたメールが由比ヶ浜から届いた。
八幡「別にいいんだけどよ、集合場所がファミレスっていうのは高校の頃と変わらないな」
雪ノ下「あら、比企谷君には丁度良いと思うのだけど。流石にレストランでナイフとフォークの持ち方に戸惑うあなたを晒し者にする様な趣味はないわ。」
八幡「なんで俺が箸以外使ったことない前提なんだ!ナイフとフォークくらいファミレスでも使うだろ!」
由比ヶ浜「ま、まあまあ!久しぶりに会ったんだし喧嘩しないの!ゆきのんも、ね?」
書き溜めてないので遅いです。途中で止めるかもなので、
その時は続き書いてもらって大丈夫です。続きよろー!とか言うので。
雪ノ下「そうね。試験期間も終わったのだから、こうして気分転換をするのも悪くはないわ。」
八幡「さりげなく俺に罵詈雑言浴びせることを気分転換にするのやめてもらえます?会って3分で泣きそうなんだけど。」
由比ヶ浜「ゆきのん試験大変そうだもんね!私友達にノート見せてもらってばっかだよ。」
雪ノ下「大したことではないわ。まだ学部生だから、教養科目をこなしているだけよ。受験勉強の延長の様なものだわ。」
雪ノ下「由比ヶ浜さんこそ、ノートを写させてもらっているとはいえ試験大変でしょう。サークルも3つ掛け持っていると言っていたわね。」
由比ヶ浜「う~ん、そこはもう、グァーっとふぁいとーって感じで乗り切ってるよ!」
もはや擬音の表現力を実験しているとしか思えない発言だが、こいつもなんだかんだで要領が良いのだろう。
八幡「まあ大学の試験なんて如何に楽をして単位を取るかだろ。俺の場合ボッチだからノートを写させてもらう相手も
過去門を教えてくれる先輩もいない訳だがな。要はコスパだコスパ。」
雪ノ下「ズル谷君らしい発想ね。さすがは低学歴というとこかしら。」
八幡「………」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん…」
雪ノ下「あら、学問の場でコストパフォーマンスなんてものを持ち出すズル谷君の発想は間違っていると言ったまでよ。間違っているかしら?」
由比ヶ浜「そ、それは間違ってないけど…」
八幡「………」
雪ノ下「でも確かに私も大人気なかったわ。彼の大学ではただ籍を置くためだけに親に学費を出してもらう人が集まっているのでしょうから
彼の主張もそこでは認められるのかもしれないわね。」
八幡「………」
雪ノ下「それに学問も大切だけど、大学はそれだけを学ぶ場所ではないわ。他者と触れ合うことで学ぶことも多いもの。
まあ比企谷君にはおそらく難しいでしょうから、私や由比ヶ浜さんもこうしてたまには付き合ってあげないことも無いのだけれど」フフン
由比ヶ浜「」
八幡「………」
雪ノ下「大学生にもなってあなたがボッチのままでは流石に私も元部長として後味が悪いわ。もっと人と触れ合う場所に出てみてはどうかしら。
それで今日は元奉仕部の3人で、と思ってディスティニーランドのチケット 八幡「帰るわ」を用意してきたのだけれ・・・・えっ?」
由比ヶ浜「!!ヒッキー!」
八幡「由比ヶ浜悪いな、俺の分はここに置いとくから」
由比ヶ浜「で、でも・・・」
雪ノ下「笑えない冗談ね、比企谷君。久しぶりの同窓会ですぐに帰ってしまうなんて、あなたの社交性も
残念極まりないものに堕ちてしまった 八幡「黙れよ」・・・っ・」ビクッ
八幡「じゃあな」
由比ヶ浜「ヒッキー!待って!・・ヒッキー!」
自動ドア開閉「リンゴーン…シュッ」
由比ヶ浜「ヒッキー・・・行っちゃった・・・・」
雪ノ下「えっ・・・・えっ?・・・」
雪ノ下「何なのかしらあの男は。せっかく私と由比ヶ浜さんが彼の数少ない社交の場につきあってあげているというのに。」
雪ノ下「それに・・せっかく比企谷君ともディスティニーランドに行くチャンスと思ってチケットまで・・」ゴニョゴニョ
由比ヶ浜「ゆきのん・・・さっきのは流石に・・・」
雪ノ下「何の事かしら由比ヶ浜さん。学びの舎にコストパフォーマンスという考えはそぐわないという私の主張は間違っていないと思うのだけれど。確かに、彼の私生活が
相変わらずボッチであることにまで言及したのは私も言いすぎたかもしれないけれど・・」
由比ヶ浜「それはそうかもしれないけど・・・でも多分それでヒッキーは怒ったんじゃないと思うよ・・・」
雪ノ下「だったら何だというのかしら。せっかく由比ヶ浜さんが企画した奉仕部同窓会をあんな物言いで
切り上げて帰ってしまうなんて短気が過ぎるのではないからしら。」
由比ヶ浜「ヒッキーはきっと、ゆきのんの『低学歴』って言葉に傷ついたんだと思うよ。」
雪ノ下「えっ・・?」
由比ヶ浜「ゆきのん覚えてる?ゆきのんが推薦決まった時、ヒッキー普段はそんなこと言わないのに、
めずらしく「おめでとう」って言って、自分の事みたいに少し嬉しそうにしてたの。ゆきのんもそれ聞いて嬉しそうだったでしょ?」
雪ノ下「それは・・・でも・・・」
由比ヶ浜「私の時だって、受かりっこないって思ってたけど、ゆきのんに少しでも追いつきたくて受けた
お茶の湯大に受かったとき、ヒッキー、「まさかお前がな」ってちょっと馬鹿にしながらも喜んでくれてたの・・・
・・・ヒッキーはセンター試験の時大変だったのに・・・・」
雪ノ下「でも、低学歴と言ってもまさか比企谷君も本気にした訳でも・・・」
由比ヶ浜「するよっ!だって・・・だってヒッキー>>62大なんだよ!?」
阪大
ごめん。都内の大学で頼むわ。
安価し直し。
>>73で。
東京都市大学
早稲田政経
話成りたたんから>>72で行くね。すまんね。
一方通行「吠えてんじゃねェぞ!三ノ下がァ」
雪ノ下「すみませんでした~」ドゲザ
由比ヶ浜「するよっ!だって・・・だってヒッキー東京都市大なんだよ!?」
雪ノ下「でも・・・比企谷君はセンター試験の時、車に惹かれそうになった小町さんをかばって
骨折していて国立を受験出来なかったのは仕方ないじゃない・・・・それに本人もお見舞いに行った時、大学は実家から通えれば
どこでも良いって・・・」
由比ヶ浜「ゆきのんだって、そんなのヒッキーの本心じゃないことくらい分かるでしょ・・・
ヒッキー、偏差値が一番高いとこでも50くらいの私大なんて行きたくなかったと思うよ。」
雪ノ下「・・・でも」
雪ノ下「お見舞いに行った時は小町ちゃんも居たし、ヒッキー優しいから誰にも嫌な思いさせたく無かったんだと思う。」
安価は正直すまんかった。初めてやったけど案外うまくいかないな。
マイペースでちょこちょこ書いていきます。
由比ヶ浜「ヒッキーはそんな状況でも私の合格を喜んでくれて、それに、きっとそのせいで顔出しづらいのに
同窓会に顔出せないかもしれないのに、こうして来てくれて・・・・学際の時だってそう・・」
雪ノ下「そんな・・・私はなんてことを・・・」サァーッ
由比ヶ浜「ゆきのん気づいてた?ヒッキー、高校の頃からゆきのんに憧れてたんだと思うよ。
いつも喧嘩ばっかりだったけど、それでもゆきのんの凄いところはちゃんと認めてて・・・
そんなゆきのんに学歴を馬鹿にされて・・・・ヒッキー・・・」
雪ノ下「」
吐いた唾は飲まれへんぞ
>>105
じゃあ八幡の精子を飲むしかないな
雪ノ下「しょんな・・・比企谷君に・・嫌われ・・」ジワァ
由比ヶ浜「い・・今からでも遅くないよ!ちゃんと謝ればヒッキー許してくれるよ!」
雪ノ下「ほ・・ほんとに?」グシッ
由比ヶ浜「・・・う、うん!」メソラシ
雪ノ下「・・・・!うぅ・・・」
由比ヶ浜「と、とりあえずヒッキーにメールしよ!?ね?」
>しょんな・・・比企谷君に・・嫌われ・・
この三ノ下は、この期に及んでまだ自分の事しか考えてねェのか?
-比企谷家-
八幡「…ただいま」ガチャ
小町「!お帰りお兄ちゃん。由比ヶ浜さん達と遊びに行ったんじゃなかったの?」
八幡「いや、まぁ、な。」
小町「何かあったの?目がいつにも増して死んでるよ?」
八幡「…いや、何でもない。お前こそ、今日は予備校じゃないのか?」
小町「受験勉強ばっかりやってると小町の頭はパンクしてしまうので、予備校は週3回、後は自宅学習にしたのです。
それに、こうすればお兄ちゃんにご飯も作ってあげられる!今の小町的にポイント高いよ!」
八幡「お前・・・もうそういうのいいから、勉強しろよ。今大事な時期だろ?」
小町「・・・お兄ちゃん?」
八幡「俺はちょっと寝るから」
小町「お兄ちゃん?やっぱり何かあったの?」
八幡「飯作ってくれるなら後で食うから、俺の分は適当にラップして置いといてくれ」ガチャ
小町「…お兄ちゃん」
ブブーッ
小町「!お兄ちゃん携帯またリビングに置きっぱにしてる!外で置き引きに合わないか小町は心配だよ・・」
携帯『着信 由比ヶ浜』ブブーッ
小町「由比ヶ浜さんから…?やっぱりお兄ちゃん何か隠してる……大したメールも来ないからって小町に
メール読ませることもあるんだし、見てもいいよね・・?」ピッ
八幡=キリト
小町=直葉
由比ヶ浜=サチ
三ノ下=アスナ(須郷と婚約済み)
From:由比ヶ浜
Subject:先程は本当にごめんなさい
本文:雪ノ下雪乃です。比企谷君のアドレスを知らないので、由比ヶ浜さんの携帯を借りてメールを書いています。
ファミレスで私の言ったことについて謝らせて下さい。比企谷君の事を低学歴だなんて言ってしまったけれど、
本気でそう思って言った訳ではないのよ。軽率な発言だったわ。ごめんなさい。
受験の時比企谷君は大変だったのに、私の心無い発言で今通っている大学を揶揄するような事は許されないことだったわ。
比企谷君の通ってる大学もとても立派な学び舎よ。
あんな事を言った後に許してもらえるとは思わないけれど・・・もし話を聞いてくれるのなら、
連絡を下さい。電話番号とアドレスをここに記しておきます。
改めて、本当にごめんなさい。 ○○×-△○×○ ○○×△_○△○@docodemo.ne.jp
小町「・・・・なに・・・・これ・・」
小町「雪ノ下さんが・・・?そんな・・・・お兄ちゃん・・・・」
小町「それに受験の時って・・・やっぱり私のせいで志望校に行けなかったこと気にして・・」
小町「・・・なに・・・このメール・・とても立派な学び舎よって・・・お兄ちゃんのこと馬鹿にしてるの?」イラッ
小町「この女・・・・この女・・・・・!!」
八幡「小町ー、俺の携帯知らないか?」ガチャ
小町「お兄ちゃん!」ビクッ
小町「けっ・・携帯?」サッ
八幡「おう。寝る前に充電しとこうと思ったんだが、リビングに置いてったと思ってな。」
小町(どうしよう・・こんなメールお兄ちゃんに絶対見せられない・・・余計に傷つくだけだよ・・)
小町「け、携帯ならここにあるよ!お兄ちゃん!」ピポパピッ
小町「お兄ちゃんの携帯で占い見てたの!」(なんとかメールは消せた・・)
八幡「ガラケーに拘ってるのに充電の減りがやたら早いのはお前のせいかよ。まあいいや、ありがとな。」
小町「う、うん!ご飯ももう少ししたら出来るから、温かいうちに食べなよ!出来立ては小町の愛情てんこもりだよ!
あっ、今の小町的にポイント高い!」
八幡「お前のポイント制度なんだか雑になってきてないか?まあでも、そうだな、起きてたらそうするわ。じゃ、また後でな。」ガチャ
小町「お兄ちゃん・・・」
ちょっとシャワー浴びてくる。スレ堕ちたらごめんよ。
もしこのメールを八幡が見たらどうなってたの?
いい湯だった。保守ありがとうございます。
またチマチマ書いていきます。
雪ノ下「メールを出してもう5時間も経ってるのに・・・おかしいわ・・・」ブツブツ
由比ヶ浜「ゆきのん・・・・もう9時だよ・・ヒッキーも携帯見てないだけかも・・」ゲンナリ
雪ノ下「でも・・もし比企谷君がメールを無視していたらどうしよう・・・由比ヶ浜さん!メールの文面は本当にあれで大丈夫だったかしら?」
由比ヶ浜「う、うん・・・多分」(だってゆきのん、私が何か言っても全然直してくれないし・・)
雪ノ下「本当に?本当におかしなところは無かったかしら?」ウルウル
由比ヶ浜「う、うーん、強いて言えばだけど、ヒッキーの大学が立派な学び舎っていうのは今は皮肉に聞こえちゃうかも・・とか?」
雪ノ下「それは違うわよ、由比ヶ浜さん。比企谷君のプライドを傷つけてしまったのだからしっかりと
フォローを入れるのは当然のことよ。」
由比ヶ浜「そ、そうだよね!ごめんねゆきのん。」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、お願いがあるのだけど・・・試しに比企谷君にあなたからメールしてもらえないかしら?
さっきのメールは私が書いたものだから返事をくれないのかも・・・しれないし・・・」ウルッ
由比ヶ浜「う、うん。じゃあ試しにメールしてみるね。これで返事来なかったら今日は諦めよう?ね?」
雪ノ下「ええ。ありがとう。」
由比ヶ浜「メール書いて・・・・送信・・っと」ピポパピッ
-比企谷家-
ブブーッ
八幡「ん・・?メールか。」ピッ
八幡「・・・由比ヶ浜か。今日は悪いことしちまったな・・・」
From:由比ヶ浜
Subject:今日はごめんね
本文:(。´・ω・)ヒッキー大丈夫?結衣だよ!
今日、せっかく来てくれたのに変な空気になっちゃってごめんね(T_T)
もし嫌じゃなかったら、また今度も会ってくれたりする?(・ω・`)
ヒッキー来てくれたら嬉しいな(`・ω・´)ノ゙ またね!o(*´ω`)ノ))
八幡「・・・あいつにはなんだかんだ言って気を使わせてばっかりだな・・」ピポピ
八幡「今度お詫びも兼ねて何かしないと・・・俺もつまらないことで落ち込んでる場合じゃないな・・・・送信っと」ピッ
雪ノ下「由比ヶ浜さん、メールは・・・」
由比ヶ浜「来ない・・・かな。今日はもう遅くなっちゃうし、帰ろ?ゆきのん」
雪ノ下「・・そうね・・分かったわ」シュン
♪アイタークテアイータクテフールーエルー♪ブブーッブーッ
「「!!!」」
雪ノ下「ゆいぎゃはまさんっ!メール!メール!」アタフタ
由比ヶ浜「う、うん!」(ゆきのん取り乱し過ぎ・・・)
由比ヶ浜「・・・・ヒッキーだ!」ピッ
From:ヒッキー
Subject:無題
本文:今日はいきなり悪かった。由比ヶ浜が嫌じゃなければ、今度ちゃんと埋め合わせをしたい。
同窓会誘ってくれてありがとな。
由比ヶ浜「ヒッキー・・・良かった」ホッ
雪ノ下「」
由比ヶ浜「ゆきのん、ヒッキーも大丈夫みたいだし今日は・・ゆきのん?」
雪ノ下「ナンデ・・ナンデナノ・・・」ガクガク
由比ヶ浜「!ゆ、ゆきのんのメールもきっと今見てるんだよ!ヒッキー、メールの返信遅いし!
きっと色々考えて書いてるんだと思うよ!」
雪ノ下「だって・・由比ヶ浜さんのメールは5分で帰ってきたのに・・・・」
由比ヶ浜「それは・・・その・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・・・・」
雪ノ下「・・・ううっ・・」ジワァ
なんかさすがに眠くなってきた。明日一限あるのになんでこんな時間に書き始めたんだろ・・・
都市大生だがF欄呼ばりは許さん
http://i.imgur.com/mIIm9ss.jpg
-比企谷家-
小町「お兄ちゃん・・・ご飯はちゃんと食べてくれたけどやっぱり元気無さそうだったな・・」
小町「無理もないけど・・雪ノ下さん・・・いや、あの女のせいで・・・・・!」イライラッ
小町「・・・・でも、元はと言えば小町のせいで・・」シュン
-八幡の部屋-
八幡「プリティでキュアキュアふたりはプリッキュア~♪~っと・・・もうそろそろ寝るか」
コンコン
小町「お兄ちゃん入ってもいい?」ガチャ
八幡「おま・・・入ってから聞くなよ。どうした?」
>>158
俺も早稲田だが2chではFランらしいから気にするな。
というかこんなSS書いてる時点で俺個人がFラン。
小町「いやぁ~、たまにはですね!兄妹水入らずで夜更かししようかと!ちなみに今のも小町的に」
八幡「はいはいポイント高いポイント高い。そんなことよりお前受験勉強はいいのか?今日は自宅学習なんだろ?」
小町「い、いいじゃん受験勉強ばっかしなくても!大学だって家から通えるとこなら別にどこでもいいし・・・」
八幡「・・!!良くねぇよ!」
小町「・・!」ビクッ
八幡「・・あ、いや、すまん。」
小町「・・・・お兄ちゃん・・やっぱり受験の時のこと・・・・」
八幡「は?何でその話になるんだよ・・・・今日はちょっと色々あってな、イライラしてた。
怒鳴ったりして悪かった。俺はもう寝るから、また明日な、小町。」
小町「・・・・・」
八幡「後、出てく時ついでに電気消していってくれ。」
小町「・・・うん・・おやすみお兄ちゃん・・」パチッ
八幡「おやすみ・・・」
八幡「・・・・・」
モゾモゾッ
八幡「・・!!・・・小町?」
小町「・・・・」
八幡「何してんの?お前・・・」
小町「小町も、もう寝るから・・」
八幡「何をしようとしてるか聞いてるんじゃないよ。何で俺のベッドに潜りこんできてるんだ」
小町「たまには一緒に寝るのもいいかなって・・」
八幡「たまにはって・・お前もう高校生だろ?」
小町「・・・・ダメ?」ウワメズカイ
八幡「・・・・・・・・・・・今日だけだぞ。後親父には言うなよ。家での扱いが更に残念なことになる。」
小町「うんっ♪えへへ」ギュッ
八幡「あとそんなにくっつくな。俺たちは千葉の兄弟でも健全な方を担当しなくちゃならんのだ」
小町「何言ってるかわかんないけど、可愛い妹が添い寝しに来てるのに、つれない態度はポイント低いよお兄ちゃん」
八幡「はいはい・・・・もう寝るぞ」ネガエリ
こ・・・・小一時間寝ても良い・・・・?スレ堕ちたらごめんね・・・
八幡「・・・・・」
小町「・・・・・お兄ちゃん起きてる?」
八幡「・・・・ああ」
小町「今日、さ・・・元気無かったの、同窓会と関係あったりする・・?」
八幡「・・・・・・・・」
小町「・・嫌じゃなければさ・・・教えて欲しいな・・・お兄ちゃん元気無いの嫌だし・・」
八幡「・・・・・・・」
小町「・・・・やっぱり受験の時、小町を庇ったせいで試験受けられら無かっ」
八幡「それは関係ない!!」
小町「ごめんね・・ごめんねお兄ちゃん。小町なんかのせいで、お兄ちゃん小町よりずっと頭良かったのに・・」ポロポロ
八幡「やめろ。それはお前が気に病む様なことじゃない。あれは運が悪かっただけだ。それでもお前が無事だったんだから
十分ラッキーな方だ。分かったら二度とそんな事は言うな。」
眠いやで。そんで一限に出るモチベがどんどん削られてゆく・・・
せめて17:00〆切の課題だけでも終わらせたい。
みんな当たり前のようにスルーしてるけどヒッキーの携帯ってスマホじゃなかったっけ
小町「でもっ・・・・」
八幡「それに俺は高校入学時にも車に轢かれてる。二度目ともなると慣れたもんで
ヒビ程度で済んだんだ。・・・まぁ、両手両足ってのは流石にしばらく不便だったが」
八幡「・・・・・・それと、今日俺が変な態度とっちまったのは多分、今日の同窓会で、俺が大したことない事が原因で
勝手にいじけてただけだ。・・悪かった。」
小町「・・・何があったの・・?」
八幡「大したことじゃないんだ・・・・ただ、雪ノ下に俺が通ってる大学のことでちょっと言われちまってな。
俺はそれなりに居心地が良かったんだが、雪ノ下みたいな凄い奴からしたら多分、今の俺はそう言われても仕方が無いんだよな・・」
小町「・・・・・・」
八幡「それに、由比ヶ浜の奴も受験の時は頑張って、今じゃ日本屈指の名門女子大に通ってる。
高校の頃はよくアイツの天然バカをからかってたから、俺は知らず知らずのうちにつまらないコンプレックスを抱いてたのかもな。」
>>185
大学入学してから謎の拘りでガラケー回帰を遂げたということで。
ふぇぇ・・・眠いよぅ・・・
八幡「さっき由比ヶ浜もわざわざフォローのメールなんかしてくれてな、案外あいつが一番しっかりしてるのかもな。
雪ノ下もいつもあの調子だから、今日だって大して考えずに・・」
小町「お兄ちゃん!!」
八幡「・・・」
小町「お、お兄ちゃんは頼りないとこもあるけど、小町の自慢のお兄ちゃんだよ・・・だから自分のことそんな風に言わないで・・」
小町「そ・・・それに雪ノ下さんが何て言ったのかは分からないけど、お兄ちゃんの価値がそれで変わる訳じゃないんだから!
だから・・・」
八幡「・・ありがとな。俺はもう大丈夫だから、お前も早く寝ろ。夜更かしばっかしてると
今度はお前が受験失敗しちまうぞ・・・ハハッ・・おやすみ、小町」
小町「・・っ!・・・・おやすみ、お兄ちゃん。」ズキズキッ
-雪ノ下宅- A.M. 03:26
雪ノ下「・・・返事が来ない・・・・もう寝てしまったのかしら・・・それとも・・」
雪ノ下「いいえ・・由比ヶ浜さんに返信が来たのだから私のメールを読んでないはずはないわ・・・」
雪ノ下「いくら比企谷君でもメールを書くのに日をまたぐだなんて・・・・やっぱり無視されてるのかしら・・!」
雪ノ下「ヒキガヤクンヒキガヤクンヒキガヤクンヒキガヤクンヒキガヤ・・・・」
-由比ヶ浜宅- A.M. 03:36
由比ヶ浜「ムニャ・・・・ヒッキー・・・デート・・・・えへへへ・・」
由比ヶ浜「ハニトー3個も食べられない・・・・・ムニャムニャ・・・でも二人でなら・・・ふへ/////」
由比ヶ浜「ムニャッ!?・・・パセラってパセリの種類じゃなかったの!?・・・うぅ~ん・・ムニャムニャ」
9時から講義行くんで、あとちょっと書いたら続きは11時頃で。
堕ちてたらごめんよ。保守面倒だったら勝手に続けても大丈夫だよ。
サボれ
>>200
SS如きで授業サボれるか。4年で暇だからこそ大学行かなくなったらただのニートだ。
翌日
八幡「・・・うぅ~ん・・ん!?何で小町が・・・・いや、そういえば昨日このまま寝たんだっけか・・」
小町「じゅるる・・・・すぴー・・・」zzz
八幡「俺の腕よだれまみれにしやがって・・・・おい、小町!起きろ!」ユサユサ
小町「・・ん?お兄ちゃん?おあよ・・・夜這い?」ウトウト
八幡「誰が夜這いだ。ここは俺のベッドで今はもう朝だ。学校遅れるぞ。」
小町「んんーっ!よく寝たぁ!お兄ちゃんも可愛い妹の添い寝でリフレッシュされて
小町的にポイント還元大サービスだね!」
八幡「お前のポイント制度本当にどうなってんの?それ本当にポイントなの?」
小町「今日は振り替え休日だから学校は無いのです。だから今から朝ごはんを作ってあげるよ。良かったねお兄ちゃん!」
八幡「華麗にスルーしやがった・・・」
小町「・・・それと、何かあったらいつでも相談相手になるからね・・・・」
八幡「・・・!・・・・おう。」
八幡「俺は今日一限だからもう少ししたら出ないとな。今7時過ぎくらいか・・・?」ケイタイパカッ
八幡「7:23か・・・・・!!!?」
小町「どしたのお兄ちゃん?」
八幡「・・知らないアドレスからメールが235件着てる・・」ゾクッ
小町「・・・・・・!」
小町「た、たちの悪い迷惑メールだよきっと!貸して、消したげる」パシッ
八幡「あっ、おい!」
小町「いいからいいから」ピピピピッ
小町(あの女・・・・こんなストーカーじみたことして・・・もうこれ以上お兄ちゃんを傷付けさせない・・!)
小町「はい、ついでに迷惑メール指定しといたからもう届くことはないよ♪」
八幡「いや、まだ確認もしてないのに・・・・」
小町「いやいや、245件も同じアドレスからメールなんて、お兄ちゃんにそんな知り合いがいたら
小町的にさすがにポイント低いよ・・・」
八幡「・・・・た、確かにな・・・」
小町「じゃあ小町はご飯作ってくるから」(しかも削除してる最中に10件も新着メールなんて・・・キチガイだ・・・・)
八幡「おう。着替えたら行く。」
-雪ノ下家-
雪ノ下「ヒキガヤクンヒキガヤクン・・」ポチポチポチポチ
ピロリーン
雪ノ下「!!!!!!!!返信だわ!!」ピッピッピッ
From:MAILER-DAEMON@.....
Sub:Returned Mail:.........
本文:Unable to deliver the messege to the following address.....
雪ノ下「・・・・う・・・そ・・・・・・」サァーッ
大学3年生の夏、俺はインドに旅行に行った。まるで就職活動を控えた意識の高い()学生の様で
抵抗はあったが、多分、俺は変わろうとしていた。事実、就職活動を控えていた訳で面接のネタ作りには
鉄板の海外渡航スポットだからという理由もあったが、専業主夫希望だった俺が
就活なんぞに乗り出そうとしたのは、俺をいつも励ましてくれた小町、そして由比ヶ浜がいたからだ。
由比ヶ浜と付き合い始めたのは、去年の同窓会を早抜けしてしまった埋め合わせに
あいつと二人で飲みに行った時だった。ほろ酔いの由比ヶ浜に告白されるとは思ってもみなかったが、
後にも先にもあれだけ俺のことを考えてくれる人間は小町を除いてはこいつくらいだと思わせる、
それだけの愛を抱えて由比ヶ浜は俺にぶつかってきてくれた。俺が自分自身と向き合ってしまうくらいに。
てっきり雪ノ下も来るものだと思っていたが、結局その日は姿を現さなかった。
今でも色々と忙しいらしく、あれきり会うことは未だ無い。
同時期に比企谷家周辺に小町のストーカーが出没していたらしく、一時は我が家も
世界大戦さながらに殺気立っていたが、小町がどの様に機転を利かせたのか、
単独でストーカーを撃退してしまったというから我が妹ながらに恐ろしい。
ご近所の目撃談では細身の黒髪長髪だったとのことで、そんな不気味な奴に一人で立ち向かえる小町は
俺の誇りだ。今では志望校への進学も決め、キャンパスライフをエンジョイしまくっているらしい。
変な虫がつかないかお兄ちゃんは心配だ。
終われ
ごめん。学校行く。
水曜日は本当に何も無いので昼頃からちゃんと書こうと思います。
うんこみたいなSSに付き合ってくれてありがとうございました。
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