春香「プロデューサーさん、その腕…」P「笑えよ春香…」(282)

~事務所~

春香「……あ、アレですよね?よく小学生がする腕を服の中に入れてダラーンてするアレですよね!」

P「笑えよ」

春香「あ、あはは、やっぱりそっか~、いやぁ、まさかプロデューサーさんの右腕が無くなったと思ってびっくりしちゃいましたよー」

P「……笑えよ」

春香「も~、プロデューサーさん?そんな遊びはやめて早く仕事に行きま

千早「春香、少し黙りなさい」

春香「えっ、あ…千早ちゃん」

千早「プロデューサー、少し日の当たる場所に行きましょう…」

P「あはは、笑ぇ、笑えよ春香ぁ」

春香「ぷ、プロデューサーさん…」

バタン

春香「……あ、あのぉ小鳥さん?プロデューサーさん、ど、どうしちゃったんですか…」

小鳥「……」チラッ

春香「?(あっ、響ちゃん来てたんだ……って、隅っこで体育座りしてる)」


響「……」

春香「おはよっ、どうしたの響ちゃん?そんな所で体育座りなんてしてたら風邪ひいちゃうよ?」

響「…風邪で許されるならいくらでもひくさぁ」ブツブツ

春香「ひ、響ちゃん?なんて言ったか聞こえなかったんだけど、も、もう一回良いかな」

響「……春香、自分…悪く無いぞ」ボソッ

春香「へ?ごめん、聴こえなかったよ」

響「自分!悪く無

美希「響、少し黙るの…次喋ったら美希、響の事どうするか分からないから」

響「……はっ、なんくるないさぁ…」

春香「あ、美希、良かったら教えてくれない?プロデューサーさんの事、あはは、私ったら学校が遅くなっちゃって事態がよくわかんなくて」

美希「……この事務所の中に犯人が居るの、そいつは当たり前の様に何も無かったかの様にのこのことここに来てるの」

響「……」

春香「あ~……(うっわ、全然わかんないよ、昨日私は非番だったから…その日に何か有ったとかかなぁ)」

~事務所から少し離れた場所~

P「すまないな千早、肩借りて…」

千早「良いですよ、それに、私も外に出たかったので」

P「ははっ…まさか片腕が無いだけでこんなに歩きにくいとはな、漫画やドラマみたいには行かないのか」

千早「……あの、プロデューサー」

P「あいつを悪く言わないでやってくれ、悪いのは全部俺なんだ…」

千早「わ、私はそんな事……すみません、やっぱり少しは恨んでいます」

P「……なぁ千早、何か飲まないか?奢ってやるから」

千早「あ、ありがとうございます…大丈夫なんですか?」

P「なぁに、財布から小銭を入れてボタンを押すだ」ポロッ

チャリンチャリーン

P「……」

千早「プロデューサー…」

P「なはは…すまん、拾うの手伝ってちょんまげ」

欠損してんだろ


千早「どうぞ…」

P「すまないな、結局飲み物も千早に買って貰ってしまって…」

千早「いえ、お金はプロデューサーが出してくれたじゃ無いですか…いただきます」カシュ

P「……ん…っ、んぁ…」

千早「……開けましょうか?」

P「すまん…左手じゃ慣れてないから缶一つまともに開けられないや」

千早「どうぞ」カシュ

P「ありがとうな千早、すっごく助かる……うん、すっげぇ助かる」

千早「……我那覇さん、なんであの日に

P「ばっきゃろう、だから責めないでくれって頼んだろ?アレは俺が悪いんだって…」ゴクゴク

千早「ですがプロデューサー、アレは明らかにわざとじゃ無いんですか!?」

P「ばっきゃろう……飲み物が不味くなるからやめろ」

千早「……すみません」

~事務所~

春香「……あの、小鳥さん、私は何も知らないんです。何か知ってる事が有るなら教えてくれませんか?」

小鳥「……」チラッ

春香「あう"ぅ…(また響ちゃんの方を向いて無言…ほ、本当に何が有ったんだろう)」

美希「春香、美希が教えてあげる…こいつが全ての元凶なの、響、起立」

響「……」

美希「響!!さっさと立つの!」グイッ

響「ったいぞ!」ブン

春香「わわわ!ふ、二人とも喧嘩はダメだってば!」

美希「喧嘩?美希は春香に真実を伝えようとしてるだけ、この目の前に居る奴がハニーを……ハニーの腕を持ってったの!」

響「だから!プロデューサーが説明した筈さぁ!自分は悪く無いぞ!」

春香「うぅ、小鳥さん、本当に何があったか教えてくれませんか?二人じゃまともに会話出来そうに無いんで」

小鳥「そうね…昨日収録した響ちゃんが持ってるレギュラー番組、天才我那覇動物園の映像があるの……みて、これよ」カタカタ

春香「あぁ、確か深夜の番組でなんでもありの動物との触れ合い番組ですよね」


響「どうも~、今週も始まりました自分が活躍する番組ぃ!その名も?」

響「……おっほん!その名も天才我那覇動物園だぞー!今日も自分の家族の他にいろんな動物が居るぞー!」

響「あっ、今回はゲストに765プロ、いやいや、自分が所属してる事務所のプロデューサーを呼んだんだ、おーい、プロデューサー!」

P「あ、はいっ、ども…765プロのプロデューサーっす」ペコ

響「なんだ~?テンション低めのナイーブなキャラになっちゃってるけどそんなの関係無いぞ!じゃあ早速最初の企画に行ってみよー!」

P「お、おー…(なんで俺が出なきゃなん無いんだよ、それも何故か控えめキャラで出てくれって……はぁ、まぁ仕方ないか、響の為なんだ、やってやるさ)」

響「えっと、最初の企画はコレだぞ!ででん!ワニの口にどれだけ入れるかゲーム!わー!」パチパチパチパチ

P「わ、わ~(ん?んなの台本に有ったか?まぁ貰ったのが2日前だし変更とかだよな)」パチパチパチパチ

響「もちろん!今回はせっかくゲストが来てるんだからプロデューサーにチャレンジして貰うぞ!」

P「え、あ?は、はい…」

響「ふっふ~ん、実は自分、ワニも飼ってるんだ!お~い、出てくるさー」

ワニ(名前忘れた)「ぐるふふふ」


響「なぁわに美~?ちょっと口を開けてみて欲しいぞ」

わに美「わに~」アングラー

響「ほわっ!見てくれ皆!ワニの口ってすんごい開くんだぞ!ささっ、プロデューサー、早く企画にチャレンジするさー!」

P「……」ガクガク

響「ん~?どうしたんだプロデューサー、早くしないとわに美、疲れて口閉じちゃうぞ」

P「あ、あはは……む、無理っすよ(こえぇええぇ!!なななな、何だよコレ!た、確かワニの噛む力っつーか顎の力ってパナいんだろ!?死ぬ、死ぬ!)」ガクガクガクガク

響「プロデューサー!男ならシャキシャキするさー!ほら、早く口の中にはいるさー!」グググ

P「ちょまっ、ひ、響!無理やりっ、や、やめっとぉお」

ワニ「アカン、疲れたわ」バクン

ブチッ…

P「………へ?」ブシュー

現場監督「おいカメラ止めろ!一旦止めろー!」


P「……」プッシャー

ワニ「うまうま」モグモグ

カメラマン「きゅ、救急車ー!救急車呼んでこい!誰か携帯で救急車よべー!」

現場監督「誰かー!布かなんか有るか!早く止血しないとヤバいんだよ!お"い"!早くもってこい!」

女スタッフ「あ、は、はい!」

P「……(は?え?な、なんで目の前のワニ…真っ赤なんだ?あ?)」プッシャー

響「わぁあぁあああ!!ぷぷ、プロデューサー!」

P「あ、響…な、なんで、ワニ…真っ赤」

響「だだだだ、大丈夫なのか!?わ、わに美!早く口の中にあるもの吐き出すさー!」

ワニ「……」ペッ

ボトン

Pの右腕「…」ビクンビクンッ

P「あ…右腕…?へ?…あ、右腕……あはは、無い…」

バタン

響「ぷ、プロデューサー!!」

~病院~

P「……あの、先生」

医師「……」

P「俺の右腕ぇ~、どうなんすかね…つーか俺、ベッドの中だし、あはは、右肩から下の感覚が無いっつーか、そのぉ」

現場監督「すみません!ほんっとうにすみません!我々の責任です!」

P「え?いやいや…あのですね、僕が言いたいのは腕がどうなるかぁなんですよ…で、あの…」

医師「ここに運ばれた時、止血は完璧でした、医師の私も驚くほど完璧な処方を施されていた」

P「いや、先生、僕が知りたいのはですね?これ……治るんですよね」

医師「……」

P「あはは…こ、答えてくださいよ先生……答えろよ、答えろ、なぁ?答えろよ!!」

現場監督「すみません!ほんっとうにすみません!」


医師「貴方の腕は我々の元に届いております…」

P「んなの良いから早くくっつけて下さいよ!アンタぁ医者なんだろ!?う、腕が有るならくっつけるだけだろ!」

医師「これが貴方の外れた腕です、よく見て下さい。肉はおろか骨までボロボロな状態なんです…」スッ

P「……な、なんすかその肉の塊…あ、あはは!白いのが飛び出て先が折れてますね……せ、先生、それが…俺の右腕っすか」

医師「はい、見てわかる様に肉が殆ど食い千切られています。貴方の言うとおり白い、つまり骨も折れて、いや、正確には砕かれています」

P「……く、くっつけてよ、な、なぁ、その俺の右腕、くっつけてくださいよ!」

医師「はっきり言わせて貰いますと……無理ですね」

P「っざっけんな!早くくっつけろ!アンタ医師だろ!う、腕が有るんなら元通りにしてくれよ!な、なぁ!!」

医師「……」

~30分後~

P「……」

響「ぷ、プロデューサー…あの、自分のせいなんだよな……自分が、自分がワニ子を」

P「疲れてるから今はあんま仕事の話したくねぇんだ、すまん…なんかさっきから汗が止まらない…」

響「……自分、ど、どうすれば良いかわかんないぞ…ぷ、プロデューサー、あ、あの」

P「うるせぇよ!黙ってろくそがき!」

響「ひっ!?」ビク

P「あっ…いや、その……悪い、今の無しにしてくれ…」

響「ご、ごめんなさい…プロデューサー、自分のせいで…自分のせいで」

P「響、ちょっと近くに顔もってこい」

響「へ?……う、うん…」

P「良いか?悪いのはお前なんかじゃ無いんだ、別に現場監督が悪い訳でも無いぞ?悪いのは俺だ、そうやって自分を責めるのだけはしちゃいけないんだ」ナデナデ

響「けど、けどぉ…」

P「ばーか、泣くんじゃねぇよ…(泣きたいのはコッチの方だっての)」ナデナデ

ガチャ

小鳥「ぶ、プロデューサーさん!」

P「あ、小鳥さん…なにしてるんすか、事務の仕事が

小鳥「そんな事どうでも良いんですよ!事務所に電話がかかってきて、はぁっはぁ…私、わ、私、飛んできました」

P「っ馬鹿だねぇアンタ、タダでさえ事務員って貴女しか居ないのに貴女が事務所を留守にしたら誰が電話にで

小鳥「プロデューサーさん!」

P「……すんません、ちょっと撮影でトラブっちゃって…あはは、右腕……無くなっちゃいました」

小鳥「そ、そんな…」ガクッ

響「あ、あの…じ、自分が悪いんだ…自分が…自分が」

P「うるさいっての、大人の会話に餓鬼が入ってくんな」コツン


P「響、500円やるから適当に三人分飲み物買ってきてくれ、二人で話したいから」

響「あ……うん、分かったぞ」

P「っと、すまん…まだ身体が自由に動かせない、そこの財布から金取って行ってくれ」

響「……少し、遅くなるかも…」

P「にひひ、あんがとな、ゆっくり買いに行ってきてくれよ」

バタン

P「……っと、小鳥さん、あの」

小鳥「どうして申し訳ない顔で私を見るんですか?い、意味が分かりませんし分かりたくも無い、です……」

P「アンタもう大人でしょ、泣き顔が酷く見えますよ」

小鳥「……そんな時まで笑を誘わなくて良いですから…良いですから……なんでそんな平気なフリしてるんですかぁ…」

P「……それは」


P「た、たかが腕一本ですよ、ほら、まだ一本有りますし」

小鳥「二本無くちゃ困りますよね…」

P「あ、あはは…それにハプニング映像として流せばもしかしたら話題性が上がって今の番組がゴールデンタイムに移行しちゃうかも知れないじゃ無いですか」

小鳥「そんなもの…いくら深夜でも流せませんから」

P「あ、あはは…」

小鳥「……仕事、辞めるとか言わないで下さいよ…」

P「この現状で仕事やれって言うんですか?キツいっすよ~、なははは」

小鳥「だから…なんでそうやってへらへらしてられるんですか……無理やり明るく振舞ってる姿を見ると逆に辛いんです…やめてください、そうやって振る舞うの」

P「……じゃあどうしろってんだよ、じゃあどうしろってんだよ!!これか笑わずにいられるか!?無理だろ、無理なんだよ!」

P「いきなりワニに腕食い千切られて医師にも治せないって言われた!!ふぅふぅ…なら……嫌でも笑うしか無いんだよ…」

小鳥「……」

ガチャ

響「ぷ、プロデューサー、飲み物買ってきたぞ」

P「あ、あぁ…ありがと」


P「とにかく小鳥さん、アンタは事務所に戻って自分のやるべき事をやってください。会社に迷惑かけるのだけはNGですから」

小鳥「……プロデューサーさんは、今からどうするんですか」

P「そりゃあ、今日はこのまま病院で過ごすしか無いですよ…大丈夫、明日には仕事に戻りますから。あっ、飲み物要りますか」

小鳥「はい、帰りに飲みます…」

P「響も、ごめんな?せっかくの収録も伸ばす事になっちまって…けど今からでもやれるって向こうも言ってるから、俺無しでもやれるな?だって響は完璧だからな」

響「……う、うん…自分、頑張るぞ」

P「よしっ、それでこそ我那覇響だ。じゃあ響は外にいる現場監督の所に行けばまた現場に連れてって貰えるから、で、小鳥さんは早く事務所に戻って仕事してください」

響「プロデューサー、ほ、本当に

P「響、言ったろ?自分を責めるのだけはやっちゃいけないんだよ。悪いのはお前じゃない、こんな身体になった俺が悪いんだから……ほら、早く顔拭いて仕事に戻れ」

響「う"ん…」

小鳥「じゃあ……本当に大丈夫なんですね」

P「はいはい、アンタも早く事務所に戻んなさいっつーの」

小鳥「……失礼しましました」

バタン


P「はぁ……どうすっかなぁこれから」

P「利き腕だもんなぁ、ヤバい、響から貰った缶コーヒー、あ、開けれねぇ」グググ

P「つはぁ!む、無理むりむり、な、なんでだ?全然力入らねーぞ?…はぁ、良いや、ナースが来た時に開けてもらお」

P「………そっかぁ、だったら社長にも知られてるって事だよなぁ、クビとか言われたらどうしよ…隻腕のプロデューサーなんざ気持ち悪がられてアイドル達に被害が行かなきゃ良いんだけど」

P「隻腕かぁ…かっこ良いのは言い方だけ、実際はタダの気持ち悪い人形の出来上がり…」

P「あぁ、マジで肩から下の感覚が無いぞ…気持ち悪いな、本当に自分の身体なのかよ」

P「……しょう、ちっくしょう…畜生…なにやってんだよ俺は、こんな肝心な時に…なにやってんだよ…」プルプル

ガチャ

律子「はぁ…っはぁ……はぁ」

P「んあ?り、律子か」

律子「律子か、じゃないですよ…プロデューサー、ああ、あのっ」

P「ほら、どうだべ?あはは、右腕無くなった」ブラーンブラーン

律子「っ!?……じゃ、じゃあ本当に」

P「んな~に、気にすんなっての。別に死んだ訳じゃ無いんだしよ、つーか律子、竜宮小町はどうした」

律子「社長から連絡が有ったんで現場に彼女達を置いて来ましたよ!あ、当たり前じゃないですか」

P「そっかぁ、現場に置いて来たのか…」

律子「プロデューサー、これからどうするつもりなんですか?そ、そのままだと仕事にも支障が」

P「帰れよ…」

律子「えっ、な、なに言ってるんですか!い、今はそれどころの話じゃな

P「帰れよ、んで、早く彼女達のとこに行け。なーにが彼女達を置いて来ました~だよ、お前プロデューサーなんだろ?なら尚更許される行為じゃねーだろ(まぁ俺も響を一人にしてる訳なんだけどね…)」

律子「馬鹿じゃ無いんですか!?こ、こんな非常時になに私達の心配してるんですか!」

P「馬鹿野郎、別に非常時でもなんでもねーよ、だから早く帰れ、そしてあいつらにはこの事は内緒だからな」

律子「……背伸びしたって変わらないんですよ」

P「背伸びなんかしなくても身長175あるから大丈夫だ……早く戻ってやれ」

律子「……収録、終わったらまた来ますから」


P「はぁ、いやはや、社長も律子に連絡入れるくらいなら直接来いって話なんだよな」

P「……っあぁ、しまったぁ、コーヒーの缶、開けてもらうの忘れてたぁ」

P「流石に缶コーヒーの缶開けるだけでナースコール押すのもね…うん、馬鹿じゃねーのって話な訳で」

P「………暇だな、iPhoneでも弄って遊ぼ
ポロッ

ガチャン

P「あはは…普段から左手で使ってる筈なのにな、なんでだろ……自分が自分じゃないみたいだ」

P「……どうせならもう片方も無くなりゃあ吹っ切れるのにな…いや、両方無くなったら無くなったで立ち直れないかも」

P「はああぁ……律子の奴も収録終わったら来るって事は間違い無くあの三人組の内、誰か一人は連れてくるんだろいなぁ…まぁ付いてくるって言った方が正しいかな」

~17:48分、病室にて~

ガチャ

律子「プロデューサー!」

P「あ、意外と早かったのね、もっと遅くなるもんだと思って……たんだけど…って、」

律子「いや、彼女達を事務所に連れて帰ったのは良いんですけど……その」

美希「……ねぇハニー、律子から聞いたよ…なんなのその右腕、ふざけてないで早く出してよ、ハニー」

律子「すみません、何処に行くのか執拗以上に聞かれてしまってプロデューサーのとこだと言うと付いてくるって聞かなかったので…」

P「よう美希~、右腕か?あぁ、ほらっ、この通りだ」ブラーン

美希「嘘、だよね……ハニー、嘘だよね…またそうやって美希をからかって遊んでるんだよね」

P「……悪い、無くなっちまった」

美希「…………誰がやったの」

P「誰でも無いっての、お前が気にすることじゃないだろ」

美希「そっか、確かハニーって響と一緒に朝出てったもんね。だったら…響しかいないの」

P「いやいやいや、響は関係無いって
!悪いのは完全に俺だから」


P「そ、それにイカやタコだって生え変わるだろ?だ、大丈夫、俺は毎日イカ食べてるから生え変わるっての!」

美希「……律子…さん、少しだけハニーと二人にして欲しいの…お願い」

律子「え、えぇ、分かったわ…」

バタン

P「あ、あはは…は…」

美希「缶コーヒー…冷たいね」ヒョイ

P「お、俺は冷たいほうが好きだから…あ、あはは…(結局ナースさんに開けてくれなんて頼めなかったしな)」

美希「……」カシュ

美希「ねぇハニー、もしかして、765プロを辞めるなんて言い出さないよね…はい、どうぞなの」スッ

P「それは無いから心配すんなって!死んだ訳じゃ無いんだし…あ、足が無くなったんならちょっとキツかったかも知れないけど所詮が腕だ、大丈夫、やめないよ」

美希「……じゃあもう無理なんだね、ハニーに抱きしめて貰うのって」

P「は、はぁ?なーに馬鹿な事言ってんだよ、両方有っても抱きしめる事なんてしやいっつーの」

美希「もう…戻らないんだよね」

P「あぁもう……俺は女の泣いてる場面が嫌いだって言ったろ?ほらぁ、タオル貸してやっから涙ふけよ」


美希「これから…これからどうする気なの?このままプロデューサー活動続ける気?」

P「当たり前だろぅ、俺は765プロの、星井美希のプロデューサーだぞ?俺が居なくなったらどうすんだよ」

美希「そうじゃないの……このままハニーが美希達の為に頑張るって事は…その」

P「……別に恥ずかしいとかそんな気持ちはねーよ、だから安心しな」

美希「ハニーが良くても美希が耐えられそうに無いの…知らない人に変な目で見られて後でハニーの事を影で言われるのに耐えられるわけないの…」

P「べっつにお前が言われてる訳じゃ無いんだから何言ってんだよバーカ、まだ自分の事も完璧に出来ない餓鬼が粋がってんじゃないっての」ナデナデ

美希「……ハニー、そんなの嫌なのぉ…ハニーが周りからそう言った目で見られるのが堪らなく悔しいの…」

P「だーから何度も同じ事言わせんなっつーの、ほら、律子呼んで来い」

美希「………うん、ごめんねハニー、なんか美希の愚痴聞いて貰って」

P「ふふふ、早く律子を呼んで来なさい」

美希「うん…」

春香「プロデューサーさん、脱出装置を…!!」

P「フッ…そんな物積んじゃいないぜ」

響「でもP……腕がぁ!」ドン!

HJ「もう治した」
P「ありがとう」
おわり

響「頭も!」ドン!

春香「プロデューサーさん、なんで右腕に包帯まいてるんですか?」

P「ククク…これは闇に魅入られた者にしかわかるまい…」

みたいなスレかと

P「笑えよ……どうせ俺なんか……」

響「穢してやるぞ……太陽なんて……」

的なスレかと

すんません一時まで待ってください、ぶっちゃけ腕ネタでここまで弄られるとは思わなんだー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom