【安価】オトナのドラえもん【ヒミツ道具】 (134)
注意書き
・安価で募集させていただくのはひみつ道具のみでございます。
・オリジナルひみつ道具は使用禁止でお願いします。
・初SSのため何があろうとも責任は負いませんのでそこらへんよろしゅうです。
のび太「それはそうと[たぬき]…>>2を出してほしいんだ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385278458
グルメテーブルかけ
DORAEMON「君はグルメテーブルかけを欲しいといった。」
のび太「え?」
DORAEMON「グルメテーブルかけ。これは欲しい食べ物を言えばなんだって一瞬で出してくれる。」
のび太「う、うん」
DORAEMON「なぜ…欲しいと思ったんだい?」
のび太「だ、だってスネ夫がまた自慢を…!」
DORAEMON「…たしかに、スネ夫は高級食材をいくらでも食べれるさ。」
DORAEMON「なぜだと思う?」
のび太「え、ど、どうしたのさ急に」
DORAEMON「家柄だよ。」
DORAEMON「といっても、それは誰が悪いというわけでもないんだけどね」
DORAEMON「スネオのお父さんは会社の経営者だ。お母さんもそのサポートをしている。」
DORAEMON「努力の賜物なんだよ。」
のび太「でもスネオは」
DORAEMON「自慢ばかりで努力してないって?」
DORAMON「違うよ。努力は人に見えないところでやるものだ。スネオは学生の本分、学業を頑張ってる。」
DORAEMON「みんな、働いて得たお金で欲しいものを買い、食べる。」
DORAEMON「汗水たらして働いて、疲れて、疲れて、それで口に入れるものがおいしいんだろ。」
ドラえもん「…空腹は何よりの調味料なんだよ」
ドラえもん「のび太くん、君はなんで高級料理なんか食べたいの?」
のび太「おいしい…料理が…食べたいから……」
DORAEMON「なら…がんばりなよ。」
のび太「…!」
のび太「…ドラえもん、僕が間違ってたよ。先生の家に行ってくるね。」
エピソード1 グルメテーブルかけ 完。
ドラえもん「……一番おいしいのは情がこもった料理と気づいてくれたら……今ははやい…かな?」
声カタマリン
EP2 コエカタマリン
ドラえもん「次はコエカタマリンが欲しいって?」
のび太「うん!ジャイアンがボクをひょろっちぃって!」
ドラえもん「事実じゃないか。だからってなんでコエカタマリンなんだい?」
のび太「うん、ジャイアンは声が大きいじゃない?だから、そのプライドを壊す…復讐なんだよ!」
DORAEMON「…復讐……のび太クン、ボクはそんな軽率な言葉…好きじゃないな。」
DORAEMON「いいかいのび太クン、言葉って言うのは人類が自分の気持ちを伝えるために使ってきたんだよ」
のび太「え?…ああ、うん?」
DORAEMON「だからこそ、ちょっとした言葉の掛け違いで罵りあいになる。」
DORAEMON「インターネットの世界ではよくある光景だよ。」
DORAEMON「…ある政治家の話だよ。女性を子供を産む機械だと言った人が居る。大失言だね。」
のび太「そんなひどいことを言うなんて!」
DORAEMON「…のび太クン、日本語は正しく使わないとだめなんだよ。」
DORAEMON「ボクはのび太クンを立派な大人にするために来た特定意志薄弱児童監視指導員だ。」
DORAEMON「コエカタマリンは出してあげるよ。もう一回復讐って言ってもらえるかな」
のび太(コエ)「 復讐 」
「 フクシュウ 」
ズシン
のび太「ぐぇ」
DORAEMON「……それが言葉の重みだよ。」
DORAEMON「さぁ、ジャイアンの所へ行くんだろう?復讐をしに。」
のび太「」カキカキ
【もういいよ、言葉がどれほど人を傷つけるかわかったし】
ドラえもん「…のび太くんは、やっぱり心やさしい子だよ」
EP2 コエカタマリン 完
DORAEMON「…でも、大人になったら嫌でも重くて人を傷つけなきゃいけなくなるんだよ…?」
EP3 >>15
声が変わるキャンディ
EP3 声のキャンデー
のび太「ドラえもーん!!声が変わるキャンディ頂戴!」
ドラえもん「…それって声紋キャンデー製造機の…あれ?」
のび太「うん!しずちゃんが…あの…なんだっけ?…ひがしかたかみおき?の歌が好きなんだって!」
ドラえもん「それって…東方神起のことかい?K-popだね。」
のび太「うん!それそれ!」
DORAEMON「ところで、のび太クン」
のび太「またどらもんがおかしくなった!?」
DORAEMON「このキャンデーをなめればその人の声になれる。それは知ってのとおりだね」
のび太「…うん。歌の上手さはかわらないんだったっけ。」
DORAEMON「そうだよ、さてのび太クン。問題だよ。」
のび太「…うん?」
DORAEMON「…このキャンデーを舐めて喋ったこと。それは誰の言葉なんだろう?」
のび太「え?僕の言葉なんじゃないの?」
DORAEMON「なんでだい?君の声じゃないんだろう?」
のび太「でも、僕の意思で喋った僕の言葉だ」
DORAEMON「目の見えない人にはどう聞こえると思う?」
のび太「えっ」
DORAEMON「じゃあ、質問を変えるね。君、もしくは貰った声が熱狂的に好きな人にはどう聞こえる?」
DORAEMON「君の声が好きな人は君の言葉として受け取らないかもしれないね。」
DORAEMON「貰った声が好きな人なら…ソンナノ○○様ノ言葉ジャナイ!…あたりは言うかもね。」
のび太「…そんな」
DORAEMON「前に言葉は相手に自分の気持ちを伝えるためにあるものって言ったよね。」
のび太「コエカタマリンの時だね」
DORAEMON「君は、しずちゃんに、だれの気持ちを伝えたいんだい?」
のび太「…?」
ドラえもん「……のび太くん、君の声は十分誇れるものだよ。アルプスの山でも通用しそうだ」
DORAEMON「自分の気持ちを、自分の声で、自分の言葉で言ってきなよ。好きなんだろ?」
のび太「…っ」
のび太「……ドラえもん、帰ってきたら祝賀会で開こうね。」
ep3 声のキャンデー 完
ドラえもん「…声色を使い分けるには君はまだ早いよ。」
百苦タイマー
ep4 百苦タイマー
のび太「ドラえもん…百苦タイマー…出して…?」
ドラえもん「どうしたんだいのび太くん!?せっかく前に命拾いしたのに!」
のび太「……生きてる意味が分からなくなった。」
のび太「勉強を頑張ろうとしても何が分からないのか分からない。」
のび太「運動を頑張ろうとしても平坦な道で転んでしまう。」
のび太「人に迷惑をかける!!毎日毎日同じことの繰り返し、もう…辛いんだよ。」
のび太「…セワシくんから返してもらってよ」
DORAEMON「だから、死のうって?のび太クン、見損なったよ。」
DORAEMON「ボクの知ってるのび太クンはひたすらに人のことを考え前を向いてる男の子だった」
DORAEMON「分かったよ。百苦タイマーを持ってくる。」
DORAEMON「…さぁ、貰ってきたよのび太クン。苦行は残り94回。1分後から始まるよ」
のび太「………」
DORAEMON「ボクは、命を無碍にする奴は惨たらしく死ねばいいと思ってる。」
DORAEMON「君は誰のために生きている?…そろそろ時間だね。」
静香「」ブンッ
のび太「…っ!?」
DORAEMON「7回目。源静香に包丁で腕を切りつけられる。」
のび太「………」ドクドク
DORAEMON「8回目。床が抜け1階に落下。」
DORAEMON「9回目。台所で火にかけた油がひっくり返る。」
DORAEMON「10回目。什器の角に足の第五指を強打」
ドラえもん「のび太くん、もうやめてよ…のび太くんが居なくなったら…ううぅ…」
のび太「……!!」
のび太「…ドラえもん、僕はね。弱いんだよ。」
ドラえもん「…?」
のび太「百苦タイマーは自分への戒めなんだよ…最初は自殺も考えてたけど…だから止めないで…」
DORAEMON「…!ならなおさらだよ。僕は君を止めるよ、君はまだ子供だ。」
DORAEMON「君は誰のために生きている?…自分の為なんだよ。もっと楽に生きていいんだ」
DORAEMON「…僕は、君にオトナに必要なことを教える。でも、君自身急ぐ必要はないんだ。」
DORAEMON「……君は、なんでも背負おうとしなくていいんだ。」
のび太「………ううっ…うわぁあああああああああああああああん!!!」
ep4 百苦タイマー
DORAEMON「…タイマーはセワシくんにもう一回持って帰ってもらったけど…まぁ、その話はまた今度ね」
EP5 >>29
時門
ep5 時門
DORAEMON「ここに時門がある。」
のび太「…あるね。」
DORAEMON「この道具を使うと時間が遅くなる。それは知っての通りだね」
のび太「…弛めると止めてた時間がいっぺんにドバーっと行くんだよね」
DORAEMON「そうだね。さて…これはどういうことかな。」
(この間0.0002秒)
のび太「はい、ボクが時門を閉めました。」
DORAEMON「なんでかな。」
のび太「昼寝の時間がほしいから」
DORAEMON「もう5回目だから言わせてもらうね?」
DORAEMON「クズかお前は。」
のび太「!?」
DORAEMON「そして、学習能力の欠片すら見せやしない。」
のび太「あ、あの…」
ドラえもん「君は実にバカだな」
のび太「」
DORAEMON「だが、その意気やよし。時間が緩やかになってしまったものは仕方がない。」
DORAEMON「この時間を生かして勉強でもしたら?」
のび太「」ハァハァ
DORAEMON「よく頑張ったね。それでこそ大人だ。もう夜だって言うのに運動までするなんてね。」
DORAEMON「…のび太クン、そろそろ時門…戻すよ。」
のび太「うん?いいよ?」
ドラえもん「…時門開放!」
そ し て 時 は 動 き だ す
ギュルルルルル
DORAEMON「さて、のび太クン。遅刻だから早く学校行きなよ」
のび太「ふぁっ!?」
DORAEMON「…大人になればもっと時間感覚狂うよ?日曜なのに出社したりする」
のび太「で!?今忙しいんだけど!」
ドラえもん「時の流れはめまぐるしいってことだよ。どこでもドア使う?」
のび太「…やめておくよ!僕だって何も学ばないわけじゃないからね!」
EP5 時門 完
DORAEMON「…時の流れは目まぐるしい…本当だよ。君はどんどん成長していくね…」
ep5できりがいいかな。今日はここらへんでドロンとさせていただきます。
また、明後日あたりに落ちてなければ続き書かせてもらいますね!
……なんで、自分、こんなの書いてるのかな。他にやることあるのに…
取りあえず安価置いておきますね!
ep6 >>35
EP7 >>36
エピソード8 >>37
ヒラリマント
英語レッスンまくら
閻輔%縺溘▽
>>1です。続き書きますね。
…書いていいんですよね?
ep6 ひらりマント
ドラえもん「なんでったってひらりマントなのさ」
のび太「ひらりマントって向かってくる障害物をかわせるじゃない?」
ドラえもん「うん、それで?」
のび太「体に巻いて寝たいんだよ、安眠したいし。」
DORAEMON「…のび太クン、そんな理由ならひらりマントは貸せないな」
のび太「なんでさ!ドラえもんだってねずみが来るのは嫌だろ!僕は周りが嫌なんだ!」
DORAEMON「そりゃ僕だって鼠は嫌いさ。だからといってボクが鼠をみるたびひらりマントを使ってるかい?」
のび太「うっ…それは気が動転してるからだろ。ドラえもんは鼠が嫌い、これは事実じゃないか!」
DORAEMON「論点をすり替えないでくれるかな。僕はひらりマントの用途について話しているんだ。」
のび太「…う、じゃ、じゃあドラえもんは何のためにひらりマントを持ってるのさ!」
DORAEMON「君たちを護るためだよ。」
DORAEMON「僕は基本的に命が懸ってる大冒険の時に使ってるつもりだよ」
のび太「………」
DORAEMON「さっき、ボクが鼠が嫌いなのは事実だと言ったね。…ああ、そうさ。事実さ。」
DORAEMON「だからといって、鼠を避けるばかりで。面倒事を避けるばかりで強くなれるのかい?」
DORAEMON「なれないよね。だから、ボクは鼠をみたときはパニックになっても鼠の駆除から始める」
DORAEMON「…さすがに、地球破壊爆弾はやり過ぎたと思うけどね。」
のび太「…ハハ、そうだね。」
のび太「……ドラえもん、僕が間違ってたのかもしれない。」
のび太「僕も強くなって、ドラえもんに護ってもらわなくても良いようになるよ!」
のび太「…たまには頼っちゃうかもしれないけど…さ?」
ep6 ひらりマント 完
DORAEMON「……君はいつでも頼ってきていいんだよ。ちゃんと学んでくれるからね。」
EP7 英語レッスンまくら
のび太「気付いたんだけどさ」
ドラえもん「?」
のび太「英語レッスンまくらがあれば僕は寝れるし、頭もよくなれる。」
のび太「頭がよくなれば親や先生も喜ぶし、何より体が疲れないから運動もできる。ジャイアン達に怒られない!」
のび太「というわけでー?」
DORAEMON「却下。」
のび太「うぇ!?」
DORAEMON「却下なものは却下だから。」
DORAEMON「そもそも体を使わないで何が勉強なのだろうか。」
DORAEMON「ガムを食べながら計算すると暗記力が上がるとされているね。」
DORAEMON「漢字は何であんなに何度も何度も書き取りさせられると思う?」
DORAEMON「長い休み時間ってなんであると思うかな?」
のび太「……つまり?」
DORAEMON「運動と脳の動きは連動してるんだよ。」
DORAEMON「睡眠学習なんて付け焼刃じゃその場しのぎになれども頭良くなるなんて無理無理。」
DORAEMON「……アンキパンにも言えることだけどね。」
のび太「そんな…」
DORAEMON「といっても、勉強がしたいという心意気は買った。」
DORAEMON「だからオマエラ…じゃなくてのび太クンの為にボクは考えました!」
のび太「楽して勉強する方法あるの!?」
DORAEMON「あるわけないだろ、現実なめんな。」
のび太「!?」
DORAEMON「楽して勉強する方法は無いけど、楽しく勉強する方法はあるよ」
のび太「!」
のび太「それ!それを教えてよ!!」
DORAEMON「そもそもなんで勉強が嫌なんだい?」
のび太「分からないところで詰まっちゃうから退屈というか面倒というか…」
DORAEMON「じゃあ、ゲームで考えようか。なかなか倒せない敵。これを倒した時、どう思うかな?」
のび太「爽快だね!」
DORAEMON「それと同じさ。ゲーム感覚で進めていって、どうしてもってところで教科書やノートというアイテムを使う!」
のび太「うんうん!」
DORAEMON「するとどうだろう、こうすればいいってところが分かる!」
DORAEMON「しかも、間違えても経験値は入る!なんで間違えたか考えることで成長できる!」
DORAEMON「今ならポケットチャレンジ4教科パーフェクトSPが付いてくるよ!」
のび太「よく生きてそうな会社の付録っぽいね」
DORAEMON「もうbeneとesseの意味を理解できたね!おめでとう!」
のび太「…!ありがとうドラえもん!」
EP7 英語レッスンまくら 完!
DORAEMON「何事も楽しめば辛くない。楽しく仕事ができたらいいね?」
エピソード8 閻輔%縺溘▽(安価ママ)
のび太「寒いよドラえもん!温まる道具…腕こたつだしてよ!!」
ドラえもん「ああ…あったねそういえばそんな道具。よく覚えてるねのび太くん。」
のび太「なんか、言えって大いなる意思が…ってそうじゃなくて道具だしてよぉ!」
DORAEMON「確かにこの寒い時期には暖房具欲しくなるよね。」
DORAEMON「カイロ?」
のび太「一部しか暖まらないからなぁ…」
DORAEMON「スト―ブ?」
のび太「持ち運びに不便だよ…」
DORAEMON「こたつ」
のび太「なおさらだよ…」
DORAEMON「でも腕こたつなら持ち運べるし全身温かい。いいことずくめだよね…」
のび太「うん!ドラえもんも欲しいでしょ!?」
DORAEMON「うん、僕も欲しいよ。」
のび太「じゃあ…!」
DORAEMON「だが断る」
のび太「この鬼!悪魔!ちひ…たぬき!!」
DORAEMON「ボクはたぬきでもなければ金の亡者でもないつもりなんだけど。」
のび太「一文字で鬼!二文字で悪魔!三文字でたぬきだよドラえもん!」
DORAEMON「罵倒がワンパターンすぎるし…ボクは伝説のアイドルじゃない。」
DORAEMON「それに腕こたつを出さない理由はちゃんとあるんだよ…」
のび太「…理由?」
DORAEMON「まず、キミに腕こたつを与えたとして…」
想定のび太『ヤッター腕こたつダー、コレデ暖カクシテ眠レルゾー』
DORAEMON「今までのパターン上こうなるよね。絶対。」
のび太「…?それの何が悪いの?」
DORAEMON「…………」ヤレヤレ
DORAEMON「それなら炬燵にでも入って風邪ひけばいいと思うよ、このコタツムリが!」
のび太「何言ってんのドラえもん!?ついさっき護るとか言ってなかった!?」
DORAEMON「ボクに護ってもらわなくてもいいようになるとか言わなかった…?」
のび太「ぐぅ」
DORAEMON「腕こたつは持ち運びができる全身暖房器具だ。寝るとかではなく有効活用するべきだと思うけど。」
のび太「ぐぬぬぬぅ」
DORAEMON「というか、はやく勉強しなよ。まだBenesseしか覚えてないじゃないか。」
のび太「わ、わかったよ!勉強するからこの寒さなんとかして!」
DORAEMON「…ほら、うで――」
のび太「ありがとうドラえもん!」
ゴォォォォォ
のび太「」カキーン
DORAEMON「あっ」
エピソード8 うでくうら…腕こたつ 完
DORAEMON「油断と慢心は危険だね。僕も君もそれを学べてよかったよ…う、うん。」
悪魔のパスポート
ep9 悪魔のパスポート
ドラえもん「ん?悪魔のパスポートが欲しいの?」
のび太「うん、ちょっとね。」
DORAEMON「……ちょっとね、なんて理由かい?」
のび太「うん、ちょっとあったんだよ。」
DORAEMON「…そう、悪用はしないように頼むよ。」
のび太(うそ…手に入った…!?)
DORAEMON(…いい機会だ。ひみつ道具のおそろしさを今一度味わってもらうよのび太クン…)
のび太「おじさーん、ちょっと柿ちょうだーい」ヒラヒラ
おじさん「ええよ」
のび太「おばさーん、ちょっと冷蔵庫の中のジュースもらうねー」
おばさん「アメちゃんもやろか?」
のび太「とりあえず、スネ夫にひざかっくんでもするか。」
スネ夫「…なんだ、のび太くんならしかたないね!」
のび太「ジャイアンを殴っちゃえ!」
ジャイアン「いいんだのび太、もっと強く殴っても!」
のび太「しーずちゃーん!お風呂覗きに来たよ―!」
静香「……のび太さんのえっち///」
のび太「そうだ!明日は宿題を忘れて遅刻しよう!ずっと寝てられるぞー!」
先生「野比くんなら構わんよ」
のび太「…普段僕をいじめるジャイアン達もボコボコにできた。」
のび太「皆、僕がやることを仕方ないと許してくれる。柿もジュースも食べ放題飲み放題。」
のび太「しずちゃんと一緒にお風呂入ったし、本を立ち読みしてても怒られない!」
のび太「…あれ?僕のやることは正しいんじゃないか?」
のび太「…そうだよ…僕が正義だよ。僕がやることは間違ってない。全てが正しい許されて当然。」
のび太「僕に逆らう者こそが悪。これは神の裁きとも言っていいんじゃないか。」
のび太「僕を頂点とする世界を作るんだ!世界征服をしても殺人をしても僕は許されて然るべきなんだ!」
のび太「ちなみに僕は責任を取らないからね!」
のび太「今後国民は全員Joeと名乗るように!名前覚えずらいし!僕以外はジョーでいいんだよ!」
DORAEMON(案の定これだから困るね…)
のび太「………世界征服してみたんだけれどだれも逆らわない。」
のび太「最初は思い通りになって嬉しかったさ。でも誰もが『野比様のやることだから』ときたもんだ。」
のび太「…これじゃ無視されてるのと同じだよ…さびしいよ……」
DORAEMON「ちなみに、のび太くん。君の家族は監獄の中だよ。」
のび太「えっ」
DORAEMON「当たり前だよね。君は所詮は子供、親の保護下にあるべき存在。なのに悪行三昧だもの」
DORAEMON「親が責任を取って実刑を受け入れたのはごく初期だよ。」
のび太「……僕は悪くないぞ!!そうだ、それもこれもこの法治国家が悪いんd」
DORAEMON「バカか。世界が全員君レベルの知能になったら世の破滅だ。まだメガネザルの方がいい。」
のび太「…っ!」
DORAEMON「そろそろタイムパトロールが出張ってくると思うよ。彼らにはパスポートは効かない。」
DORAEMON「せいぜい、覚悟しなよ。」
のび太「…嫌だ…まだ、まだやりたいことはあるんだ!!いやだああああああ!!」
のび太「………ハッ!?!?」
DORAEMON「…悪魔のパスポート、目の前にいる人に無意味に悪夢を見せる。」
のび太「…許すよ。僕が悪かったんだから…」
ep9 悪魔のパスポート
DORAEMON「行動には責任が伴われるんだよ。それをわかってないなら……」
今日はEP10まででいいよね…?(全22予定)
EP10 >>60
フエルミラー
EP10 フエルミラー
DORAEMON「のび太クン、またやったのか…。」
「。ら前お。なだりぶし久、ぉよ」太びの
のび太「……相変わらずだね。もう一人の僕。」
「。俺の人一うも。なも前お」太びの
DORAEMON「なんで電源を切らなかったんだ。ボクが居なかったらのび太クンはどうなってたことかわかるの?」
のび太「鏡の中に押し込められてた。」
「。たてめ込し押に中の鏡の元」太びの
DORAEMON「わかってるならなんで二度も同じことをしたのか説明してもらおうかな。」
DORAEMON「ボクが不在中なのにも関わらずスペアポケットを使って、フエルミラーを取り出して。」
DORAEMON「悪用して反転のび太クンに縄で縛りあげられていたこっちの世界の間抜けな方ののび太クン?」
のび太「それは…」
DORAEMON「それは?」
サッサラコタス「!!ろげ逃!だ今」太びの
のび太「あっ!!」
DORAEMON「…取り寄せバック。反転のび太。」
タバタジ「!ーせーなーは」太びの
DORAEMON「良いから話を続けて…」
のび太「う、うん…最初はドラえもんの為にどら焼きを増やそうとしてたんだけどね?」
DORAEMON「そんな気の利いた事するなんてのび太クンのくせに生意気だな」
「。は前お、だんな誰やはも」太びの
DORAEMON「ボクDORAEMONデス。」
のび太「うん、それでね…しずちゃんからは焼き芋、ジャイアンからは野球道具一式、スネ夫からは500円硬貨の複製を…」
DORAEMON「頼まれたからといってほいほいやるなんてお人よしが過ぎると思うな。」
「。だんな弱貧なんそ、らかだ」太びの
のび太「僕は黙ってて!!…あれ?」
「!!っはははははははははっあ」太びの
DORAEMON「で、忙しさのせいで手を抜いた揚句これ?」
のび太「…はい。」
DORAEMON「……まぁ、忙しすぎるとありうるよね。細かいミス。それが後々多大な影響を及ぼすけど。」
DORAEMON「多忙のせいで書類に目が通らなくて記入欄ずれてたり誤字脱字があったりね。」
DORAEMON「まぁ、そんなんやってばかりいたら仕事にならないんだけど。むしろ迷惑がかかる。」
「!!っははははははっあ?!かにいたみ今」太びの
DORAEMON「仏の顔も3度まで…あと一回あるから取りあえずここは納めておくけど…」
DORAEMON「反転のび太クンはちょっとボクについてきてもらえるかな?」
「?…ぜいい?…」太びの
EP10 フエルミラー 完
DORAEMON「立体コピーに限らず、コピーなどの問題は大人でもよくあることだから何事も経験だよ…」
じゃあ予告通り、今日はここらへんでドロンとさせていただきます。
また、後日、落ちてなければ続き書かせてもらいますね!
……なんで、自分、こんなの書いてるのかな。他に書かないといけない合作SSとかあるのに…
取りあえず安価置いておきます…が、安価ってこれくらいの間隔でいいのかな…?
ep11 >>65
ep12 >>66
ep13 >>67
タケコプター
エスパーぼうし
コンピューターペンシル
ep11
のび太「ドラえもぉん!!」
DORAEMON「なんだい騒々しい。さっきまで週刊こどもニュースみてたじゃないか。」
のび太「それなんだけどね!僕、パイロットになりたいんだ!」
DORAEMON「歌い手じゃなくていいの?」
のび太「え?」
DORAEMON「すまない、時代設定を間違えてた。でも、どうせ子供に人気の職業コーナーでも見たんでしょ?」
のび太「うん、そうだよ?でもパイロットってかっこいいじゃない!」
DORAEMON「感受性は子供ならではだから大事にした方がいいし、のび太クンは特に高いから良いと思うんだけど」
DORAEMON「それでも、何でもかんでも影響を受けるのはどうかと思うんだよね。」
DORAEMON「前も話をしたけど時の流れはめまぐるしいものなんだよ」
のび太「時門の時は遅刻して先生に怒られたよ…」
DORAEMON「だから流行りのモノも、子供の夢も、著しく変わっていくんだ」
DORAEMON「昔は女子大生がギャル、高校生がコギャル、中学生がマゴギャルって言われてたんだよ。」
DORAEMON「それがいまじゃ高校生がギャル気どり、流行の最先端みたいな顔をしてる。」
DORAEMON「チョベリバチョベリグが流行語になったのなんて1996年だ。今じゃ廃語なのに。」
DORAEMON「KY(2007)?激おこ(2013)?知らんよ。」
DORAEMON「どうせ10年後にはけばい化粧をした小学生に「ババァの言葉じゃねぇか」って言われるさ」
DORAEMON「おっと、話が脱線したね。でも、こういう風に時代は変わっていくのも事実」
DORAEMON「君がパイロットになりたいと願うのは流行に翻弄されてるだけなんじゃないかい?」
のび太「…違うよ。違う。」
のび太「あんなこといいな。できたらいいな。そう考えて、やりたいと思ったことなんだよ…!」
DORAEMON「あんな夢こんな夢いっぱいあるけど。多すぎて対応に困るよ。」
のび太「………それでも、パイロットになってみたいんだよ!僕は本気なんだ!」
DORAEMON「大体…操縦士たって何のパイロットになりたいんだい?」
のび太「決めてなかった…」
DORAEMON「…のび太クン、操縦士って言うのはね、小型船舶、航空機、宇宙船を操縦する人を指すんだ。」
のび太「うん?」
DORAEMON「どれもが人を乗せるものばかり、墜落や沈没なんてしたら無関係の人にまで迷惑をかけるんだ」
のび太「あ…あ……」
DORAEMON「急に怖くなったのかい?そうだよね、ヘマをすれば人を殺すんだから。」
DORAEMON「人の命が懸っているんだから怖くなって当然だよね?」
のび太「」カタカタカタカタ
DORAEMON「でもね?一人で飛ぶ練習はできるんだよ?」
のび太「え?」
DORAEMON「雛鳥だって一人で飛ぶ練習するじゃないか。練習あってこその本番だろ。」
のび太「…じゃあ!」
ドラえもん「はい!タケコプター!」
ep11 タケコプター 完!
ep12 エスパーぼうし
のび太「エスパーぼうしってあったよね。」
DORAEMON「あったね。テレキネシス、テレポーテーション、クレヤボヤンスが使えるようになる道具だ。」
のび太「テレキネシス?テレポーテーション?クレヤボヤンス??」
のび太「念力、瞬間移動、透視なら仕えた気がするんだけど…テレキ…?」
DORAEMON「ごめんごめん、のび太クンがバカだということを失念していたよ。」
DORAEMON「でもあれは誰でも簡単に超能力が使えるとはいうけどそれ相応に使いこなすのに練習がいる。」
DORAEMON「それに超能力を使えるようになってどうするんだい?」
のび太「えっと…テストで隣の答案を……」
DORAEMON「…よりによってカンニングかい?」
コンポコ「フャンフャン」
のび太「たぬきが二匹に増えた!?」
ドラえもん「ぼくはたぬきじゃなぁい!!」
コンポコ「フャン!フャン!!」
のび太「うわっ!!ご、ごめん!!」
DORAEMON「分かればよろしい。物分かりがいいのは後々役立つと思うよ。」
DORAEMON「どうせなら人助けとかに使いなさい。」
コンポコ「フャンフャン!」
DORAEMON「人助けするエスパーなら知り合いにいるそうだ。ぜひ教えてもらいなよ。」
コンポコ「フャン!フャン!」
DORAEMON「向こうから来てくれるそうだよ。ほら、エスパーぼうし。」
マミ「初めまして、佐倉魔美です。コンポコに聞いてきました…けど…?」
DORAEMON「いらっしゃい。マミさんだね。」
マミ「うわ!?たぬきが二匹に!?」
DORAEMON「キミもかい……」
コンポコ「フャン!フャン!」
マミ「あら…ごめんなさい…」
DORAEMON「それで…のび太クン…この少年の超能力を延ばしてほしいんだ」
のび太「よろしくお願いします」
マミ「…頼まれちゃうと断れないんだよね。私。」
~~75分後~~
のび太「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんんあー」
マミ「あら…やりすぎちゃった感じ…?」
DORAEMON「まさか、テレキネシスで死なない程度に壁にたたきつけるなんて思わなかったかな。」
マミ「これくらいしないと瞬間移動って発動しないから。私の時も危機回避で発現したもの。」
マミ「あとは、人助けの時に自分がエスパーだってことに気がついたからそれをやってみるのもいいかも。」
のび太「」ガタガタガタガタ
DORAEMON「…クレヤボヤンスの練習はしないのかいのび太クン」
マミ「あー、それは私も苦手なんだよね、物質を凝視して精神を集中すれば多少見えるってくらい。」
DORAEMON「のび太クン、わかったかな?超能力者であっても、努力は怠らないし、危機管理は必要なんだよ。」
DORAEMON「邪なことに使えるほど簡単でもないし、むしろ疲れるだけだろ。」
のび太「……よくわかったよ。楽なんて考えなきゃこんなことにならなかったのに…ううぅ…」
EP12 エスパー魔美…じゃなかった。
ep12 エスパーぼうし 完
DORAEMON「マジックもトリックも超能力も、慢心して使おうなんておこがましいんじゃないかな?」
ep13 コンピュータペンシル
DORAEMON「のび太クンはモノを書くのが遅いね。まるでこのSSの作者のようだ。」
のび太「メタ発言はやめた方がいいと思うんだけど」
DORAEMON「…それもそうだね。でも、のび太クンはモノ書くのが遅いのはまごうこと無き事実だろう?」
のび太「う…た、たしかにそうだけど」
DORAEMON「知り合いのクマはこういった。」
???「遅い作業ならバカでもクズでも誰にでもできます」
???「一生をかければダメ人間でも名作をつくれるのです!」
DORAEMON「とね。速い方が偉くて賢いそうだよ。」
DORAEMON「…のび太クンはそう思わないかい?」
のび太「…確かに遅筆は損だと思うよ、経験談だけど。」
DORAEMON「そうだよね、この日本という国は特にそうだ。期日前に完成させて当然だ。」
DORAEMON「お隣の国みたいに出来ます(出来ない)、出来ました(出来てない)じゃ済まないからね。」
DORAEMON「つまり速さこそ日本の基準というもの。丁寧さも必要だし、量も裁けないとダメだけど」
DORAEMON「要するに、キミは日本にとって不要なんだよ。」
のび太「そんな…」
DORAEMON「引き籠ることも不可能だと重いなよ、ネットだってスピードの世界なんだよ」
DORAEMON「SSを書くのも煽りあうのもタイプの速さが大事なんだよ。」
DORAEMON「それを君には出来るのかい?遅筆云々よりも非情なのに。」
のび太「………」
DORAEMON「まだ課題は残っているはずだったね。ハヤクやりなよ」
のび太「…僕はいらないのか……」
DORAEMON「それを知りたいのならどこぞの巨大掲示板にでも書きこんだらどうかな?」
DORAEMON「知人がそれでぶったたかれまくってたような気もするけど。」
のび太「……課題やるよ。」
DORAEMON「……ああ、そうだ。のび太クン、キミに渡すものがあったよ。」
のび太「…え…?なに…今課題やるので忙しいんだけど。」
DORAEMON「はい、コンピューターペンシル。」
のび太「えっ、でも…これ使ったら…」
DORAEMON「そうだね、確かにズルかもしれない。でも遅れることは迷惑になるってさっき言っただろ。」
DORAEMON「それに画家は名画を、作家は名作を模写するところから上手くなった人が多い。」
DORAEMON「上手い人のやり方を真似るのも上達の一歩なんだよ?」
のび太「…ありがとうドラえもん!でも、僕はいらないや。」
ドラえもん「…なんでだい?」
のび太「今やってるのは算数なんだ。計算にコンピュータを使ったらそれこそズルだよ。卑怯だ」
のび太「それに、計算が速くなるにはとにかく数をこなせってよく聞くしね!」
ep13 コンピュータペンシル 完
DORAEMON「模倣したものは苦しむ…か。多くの偉人が言ってるけど…さて、世の中どうなるかな」
今日はあまり書けなかった…早く…早く続きを書かないと…
というあたりでもうお時間となってしまいました。
ですので、続きはまた後日とさせていただきたく思います、大変申し訳ございません。
>>77
>>78
>>79
>>80
>>81
を安価として残させていただきます。
…腕こたつだとか拾いづらいネタもありましたが、そういうのも歓迎ですので!
それでは、今日はこの辺で…本当にすみませんでしたノシ
この>>1は40代。
ネタが古い。
荷物運び用お荷物
オーソドックスなところで
きせかえカメラ
でお願いしますー
上げ下げくり
ひい木
>>77
ち、ちげーし!よ、よよ、四十代なんかじゃねーし!
あと、道具書いてないので一つずらしますねっ☆
ではオトナのドラえもん…略してオトドラ続き書きまっす☆
…はい、勝手な自分語りしてすみませんでした、すぐ続き書きますはい。ごめんなさいごめんなさい。
ep14 荷物運び用お荷物
ドラえもん「なんだってこんなもんが欲しいんだよのび太くん。」
のび太「僕にだってこれといった理由は思いつかないんだけどね…」
DORAEMON「…そうか。まぁ、ちょっと待て、探してみよう。」
のび太(……別に何としても欲しいってわけでもないんだけど)
ジリリリリリリ
のび太「あ、電話だ。ちょっと出てくるよドラえもん」
DORAEMON「ん、」
のび太「……はい、もしもしー…は?」
のび太「…うん、うん…は?」
のび太「……それで?…うん、はいはい。で、僕に?」
のび太「…うん、わかった、聞いてみる。」
DORAEMON「のび太クン、見つけたよ、荷物運び用荷物」
のび太「ありがとう、使い道見つけたからそれ頂戴!」タッタカタッタツッタッタッ
DORAEMON「あ、うん…どうするんだろ…?」
のび太「持ってきたよ!荷物運び用荷物!」
ジャイアン「遅いぞのび太ぁ!!」
スネ夫「そうだそうだー!のび太のくせに生意気だ!!」
ジャイアン「…といっても、その…荷物運び用荷物だっけか。運んでくれたことには感謝してるぞ。」
のび太「あ、ありがとうジャイアン。」
スネ夫「そうだそうだー!のび太のくせに生意気だぞ!」
ジャイアン「…おいスネオ、今俺はのび太のことを褒めたんだがそれに逆らうのか?」
スネ夫「え?いや…いつもの癖でつい…ヒィィィィ!?」
ボカ スカ
ボカ スカ
ボカ スカ
ボカ スカ
スネ夫「☆#Mkヵわiぃ」
のび太「…それで、今度はどこに何しに行くの?」
スネ夫「それはだな!」
のび太「復活した!?」
ジャイアン「…殴る回数が足りなかったか……」
スネ夫「チベットのシシャパンマの麓にあるホテルにディナーを摂りにね!」
♪スネ夫が自慢話をするときに流れている曲♪
スネ夫「もちろん悪いけど向かう時の自家用ヘリは6人用でね!」
スネ夫「ママ、パパ、僕、ジャイアン、ジャイアンのお母様、あと運転手。」
スネ夫「ごっめんねぇ!のび太くんの事さっそえなかったよぉ!」
のび太「いや、別にいいんだよ。予想はできてたし。」
スネ夫「…チッ」
ジャイアン「道具がかさばるからよ、まとめる奴が欲しかったんだ」
???「…そういうことだったのか。」
のび太「ドラえもん!」
DORAEMON「まったく、それならそうと説明してよのび太クン」
DORAEMON「…まぁ、要するにバッグとか風呂敷のセットだしあげるよそれ。」
スネ夫・ジャイアン「えっ」
DORAEMON「まぁ、いらなければ処分していいから。」
スネ夫・ジャイアン「えっ…あっ、もう時間だ!用意しないと!!」
ep14 荷物運び用荷物 完
ドラえもん(…不必要品を上手く処分するのはオトナに必須のスキルだよ…うぷぷ)
ep15 きせかえカメラ
のび太「どぉるぁえぇむぉん!」
DORAEMON「なんだいのび太クン、そんな気味の悪い…失礼、気色悪い声出して。」
のび太「どっちも同じだし!ひどいよドラえもん!!」
DORAEMON「事実だ。で、何?あーはいはい分かったよ。着せかえカメラが欲しいんだね。」
のび太「え?いや、間違ってはないけど今日はほかの用事が」
DORAEMON「うん、まぁ気にしないでほしいな。こっちにも込み入った事情があるんだよ」
のび太「あ…うん。わかったけど…うん、着せかえカメラホシイナー」
DORAEMON「うん、でも出さないよ?」
のび太「はい!?」
DORAEMON「キミ、絵下手じゃないか、妙な服を着たくないし着せたくもないから。」
のび太「そんな!?ひどくない!?僕はそんなこと考えてないよ!!」
DORAEMON「あー、そっか。絵をかかずにシャッターを切る気なんだね…」
のび太「!」
DORAEMON「…図星なのか。」
のび太「い、いや、そんなんじゃないよ。ただ、そういう手があったかと思って!」
DORAEMON「させないけどね。」
のび太「えっ」
DORAEMON「むしろなぜさせてもらえるなどと思った?」
のび太「いや、提案者ドラえもんだし…」
DORAEMON「いやいや…って話が脱線してる。そうじゃない。」
のび太「そうだよね、ドラえもんの性癖の話なんてしてないよね!」
???「…後できせかえカメラを使ったオシオキだよ。うぷぷぷぷぷぷ」
のび太「ッッッ!?」ゾワッ
DORAEMON「そうじゃなくて、道具の否定を始めるよ?」
のび太「…おぉ、わざわざ前置きした…」
DORAEMON「高くしたハードルをカッコ良くとび越えてこそのオトナだよ…」
のび太「胴長短足でよく言えたもんだね。」
DORAEMON「…この着せかえカメラは思い描いた服を着れる道具だ。」
のび太「う、うん…」
DORAEMON「…じゃあ、のび太くんはどんな服を作りたいんだい?」
のび太「そ、それはかっこいい服を」
DORAEMON「そのかっこいい服の機能性はどうなんだい?通気性あるものかい?ヒートテック?はたまた防水機能付き?」
DORAEMON「万人受けするかい?デザインはパクリではないかい?寸法はあってるかい?」
のび太「そ、それは…」
DORAEMON「これは未来で使われている自分の服を簡単にデザインするための道具だ。」
DORAEMON「でもね、22世紀では…いや、21世紀ですら、学校で服装の授業をするほどだ。」
DORAEMON「一人で使うならまだしも、キミはこれで人に服を着せようとしてる。」
DORAEMON「そんなんでいいのかい?小篠綾子さんの墓参りにでも行ってきて考えてきなよ」
のび太「小篠綾子って?」
DORAEMON「コシノ三姉妹の母親でコシノユマの祖母だよ。小原糸子としての方が有名かな!?」
のび太「何を向きになってるんだよドラえもん!?」
DORAEMON「カーネーション投げつけるよいい加減にして!!」
のび太「!?」
ep15 きせかえカメラ
DORAEMON「プロ根性はなめちゃいけないよねぇ…」
EP16 上げ下げくり
のび太「宿題をしたくない。」
のび太「そんなのはだれでも思う。当たり前だ僕でも思うんだから。僕ですらそれはよくわかってる。」
のび太「何もしたくない。」
のび太「正直眠い。」
のび太「上げ下げくりを手に入れた…んだけど。」
のび太「正直使い道ないよね。これ。」
のび太「だって、コレ無断で使うとしてさ。ドラえもんの逆鱗に触れそうで…」
のび太(…!)
のび太「ドラえもんが来るのを2レスくり上げ!」
―――――――
のび太「やったぁあああああ!やりたい放題だ!!」
のび太「じゃ、おやつの時間3行くりさげ!おいしー!」
のび太「つぎは昼寝の時間1レスくりさげー!zZZ」
―――――――
のび太「ふぁぁ…よく寝たぁ…あ、まだ一レス使ってないんだね!じゃあまだやりたい放題だ!」
のび太「じゃあ次は次は―――――」
のび太「―――やりつくしたぁ…」
のび太「いやぁ…酒池肉林の限り…じゃなくて、えーっと、まぁとにかく楽しかった!」
のび太「…うん、とりあえず…どうしよう。まだこのレス分はドラえもん来ないんだよね」
のび太「もうやることないんだけど。」
玉子「のび太ー、おつかい行ってき」
のび太「1レスくり上げ。」
玉子「…なんでもなかったわー」
のび太「さて…もうこの道具を使うこともないだろう…」
のび助「のび太ー、悪いがー」
のび太「1レスくり上げ。」
のび太「暇だなぁ…もう思いつく限りやりきった気がする…」
のび太「というか1レス前でやりたい放題しすぎて今やることもない。寝れないし。」
のび太「…ハッ…取り消せばいいんじゃ…」
のび太「嫌でももうやったことだし…やめよう。何が起こるかわかったものじゃない。」
DORAEMON「何を取り消すって?」
のび太「えっ?!このレス中は帰ってこないんじゃ!?」
DORAEMON「さっき取り消せば…って言ったじゃないか。」
DORAEMON「さて、どうなるかわかってるよな。なぁ、のび太ぁ…?!」
ぎゃあああああああああああああああ
EP16 上げ下げくり 完
DORAEMON「………のび太くんの勉強時間を1レス分下げさせてもらったよ。自分で自分の罪の重さに気付くべきだったね」
EP17 ひい木
のび太「時間短縮のために既にひい木をつけさせてもらってるよ」フンス
DORAEMON「そうだね、のび太クン。前のおつかいもお父さんの願いも上手くボクに押し付けたもんだよ。流石だ」
のび太「…褒めてるのそれ?」
DORAEMON「おっと気を悪くしたなら謝るよのび太クン。」
DORAEMON「フヒヒwwwサーセンwwwwww」
のび太「…なんでだろう、いま無性にイラッってしたよ?」
のび太「……まぁいいんだけどね。」
DORAEMON「さぁ、もう気が済んだだろう。返してもらおうか。」ヒョイッ
のび太「えっ」
DORAEMON「さて、ここから説教の時間なんだけどね。」
DORAEMON「ひい木がない分本気で説教するよ。君を立派な大人にするために仕方ないことだよ。」
DORAEMON「贔屓をされて育った人間は人間じゃないんだ。化け物なんだよ。」
DORAEMON「君は優しすぎる。もっと強くなくちゃ生きていけない。」
DORAEMON「教師にいじめられて首をナイフで切って死ぬなんて嫌だろう?」
のび太「う、うん…嫌だけど…そんなことが本当に」
DORAEMON「うん、あるね。荒野的にあるね。真田的にあるよ。」
のび太「う、うん…?」
DORAEMON「でもボクとしては鹿賀丈史版の二時間ドラマをお勧めするよ。」
のび太「え?」
DORAEMON「放送局的に。」
のび太「あ、うん…」
DORAEMON「それはどうでもいいんだ。」
のび太「どうでもいいんだ!?」
DORAEMON「…で、のび太クンは前にこの道具を使った理由覚えてる?」
のび太「え?えーっと…」
DORAEMON「外面ばっかりで贔屓されているスネ夫を懲らしめたんだ。」
のび太「ああ!そうだったね!」
DORAEMON「じゃあ分かるはずだよ?なんでボクが怒っているのか。」
のび太「…うん。」
DORAEMON「君は自分で懲らしめた相手と同じ道を歩もうとしていた。」
DORAEMON「ボクは悲しくなったよ。自分の育て方は間違ってたのかって。」
DORAEMON「君が甘ったれるのはいつものことだし大目に見るけど、自分で気付いた失敗を何度も繰り返すのはね。」
のび太「…はい。」
DORAEMON「前も言ったけどね?君は未成年で、責任を一人で負うことは出来ないしボクがさせない。」
DORAEMON「だからこそ、指導員であるボク、教員である先生先生、そして何より親御さんに迷惑をかけてしまう。」
DORAEMON「それをわかってほしいんだ。」
のび太「…僕の為に言ってくれてるんだね……」
DORAEMON「ううん、違うよ。」
のび太「違うの!?」
ep17 ひい木 完
DORAEMON「貴方の為って言葉は100%自分の為にある言葉だと思うのが正解だよね。」
EP18 プッシュドア
静香「あ…ありのまま 今 起こった事を話すわ!
『私はお風呂に入ろうと浴室の扉に手をかけたと思ったらいつのまにかのび太さんの部屋にいた』
な… 何を言っているのか わからないと思うけど
私も 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてない
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったわ…」
静香「というより今味わってるわよ…」
のび太(あ…)
のび太(あばばばばばばばばばば)
のび太(咄嗟に押し入れに隠れたけどとんでもないことになってしまった…!)
のび太(あ、でもしずちゃんの裸は綺麗だよね。うん。)
のび太(さっきまでなんか興奮してたんだけど…なんだろう、こう…今はさ。世界情勢の話とかしたいと思うんだ)
のび太(…そうじゃない、今考えるべきはどう逃げるかって事だろう…)
のび太(見つかったら…消されるよね。いろいろな意味で…)
のび太(…今なら死んでもいいかな。このけがれた世界からの解放を…)
DORAEMON「何やってんののび太クン?」
のび太(うわああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa)
静香「きゃあああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」
DORAEMON「ふぁあああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」
のび太「え?」
DORAEMON「え?」
静香「………訴えてやる!民事訴訟よ!訴訟!!」
のび太「殺すよりも生々しい脅迫来た!もうおしまいだ!!」
DORAEMON「そうだね…君の場合は覗き見がプラスだからね。ボクより罪重いよね。うんうん。」
静香「ドラちゃんも同罪よ!!」
DORAEMON「1日以上30日以下の範囲で警察施設行きかい?もしくは1千円以上1万円以下の罰金ねぇ」
のび太「えっ」
静香「えっ」
DORAEMON「えっ、知らないのに言ってたの?」
静香「…えっ、あ、はい。いや、違うわ!元はと言えばのび太さんが!」
のび太「あ、えっ、はい。あ、そうか僕が借りたプッシュドアの片付けしなかったから!」
DORAEMON「Niceのび太!(なんてことをするんだいのび太クン!)」
のび太「本音と建前が逆だよ!」
静香「いえ、ナイスのもともとの意味は馬鹿だからむしろ正しいわ。」
のび太「えっ、ひどくない!?」
DORAEMON「…でもよかったね、これが天狗の抜け穴だったらと思うと恐ろしいよ…」
のび太「えっ、あ、うん、よかった!」
静香「いやよくないわよ、この道具はあずからせてもらうわ…」
ep18 プッシュドア 完
DORAEMON「しずちゃんはそこに刑務所の空き独房と書いて赤いボタンを押して窓から帰って行きました」
さて、最終話まで残り3話!微妙な距離でもどかしいです。はい。
思えば長い間皆様には支えていただきました。
つきましては最終話以外の安価を取ろうかなと。
>>99
>>100
>>101
……本当は合作を先に進めるべきなんじゃないかと思ってます。はい。
あっ、もうこんな時間ですね!たいむあーっぷってやつですはい!
上げ忘れましたね。
上げないと人が来ませんしね、ええ
安価下
地球破壊爆弾
乙
毎回楽しみにしてるよ
安価はキカイソダテール
乙
バイバインでいってみようか
ep19 地球はかいばくだん
のび太「どらえもぉん!」
DORAEMON「はいはい、また道具が欲しいんだろう?なんだい?どこでもドアかい?もしもボックスかい?」
のび太「地球破壊爆弾!」
DORAEMON「貸すわけないだろ、君みたいな子供にあんな危険な道具を。」
のび太「やっぱり冷静な状態だと貸してくれないか…なら」
DORAEMON「?」
のび太「…ねずみが出たんだよ!駆除しなきゃ!!」
DORAEMON「!!」
のび太(…それでも交渉のために地球破壊爆弾を貰わないと困るんだ。あれがあれば僕をいじめるやつなんかいなくなる)
のび太(むしろ国とすら対等になれるはず…ガリバートンネルを使わないでのび太ランドも作れる…)
のび太(悪?これが悪なら世界は悪が支配しているようなものだ…逆らわないのはみんななんだ…)
DORAEMON「キミが何を考えてるのかは知らないけど、道具は出さないよ。」
のび太「え?」
DORAEMON「ボクはネズミになんて近づきたくない。そして、近付かなければパニックにならない武器も出さない。」
DORAEMON「キミの簡単な策は効かない。」
DORAEMON「どうしてもねずみ駆除がしたいなら、このネズミ捕りでなんとかしてくるんだ、君が。」
のび太「………なぜ出してくれないんだ!それさえあれば僕だって…!」
DORAEMON「キミは武力を持つには若…いや、幼すぎる。」
DORAEMON「ボクが前に錯乱して地球はかいばくだんを出したことがあったね。」
DORAEMON「あの時君は見ているはずだ。あの爆弾の胴体部分に描かれていたマークを。」
のび太「え…?」
DORAEMON「キミは物事を知らなすぎる。あれがどういう道具なのかというものを。」
DORAEMON「いいかいのび太クン、あの爆弾の正式名称はね」
「 原 子 爆 弾 だ。」
のび太「……………」
のび太「…………え?」
DORAEMON「……原子爆弾なんだよ。あれは。」
のび太「えええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!」
のび太「だ、だってあばばば…に、日本には非かっ…ひかくっ…ひかくぃどぅるるるるる」
DORAEMON「…まぁ、焦るのは無理ないけどね。地球はかいばくだんは商品名だよ。」
DORAEMON「実際あれひとつで放射能やらなんやらで十分地球は破壊できるから間違いではないんだ。」
DORAEMON「小型のミニ地球はかいバクダンはビル程度なら一瞬で消し飛ばせるしね。」
DORAEMON「原子核と電子の構造を表す絵が載っているだろう、それが何よりの証拠だよ。」
DORAEMON「…危険だから図解で説明してるけど。」
のび太「え…えっと、な、え?」
DORAEMON「もともとあれの原材料はウラン238が中性子を吸収することで作られる重金属なんだ。」
DORAEMON「ウラン238自体は核分裂がしづらいから中性子を吸収させることで作られる副産物の方を選んだらしいね。」
DORAEMON「これをプルトニウム239と言うんだよ。」
のび太「へ、へぇ」
DORAEMON「そしてウラン238に中性子を吸収させプルトニウム239を手に入れる過程で熱エネルギーが放射される。」
DORAEMON「詳しい説明は省くけどこれが電力になる、だからそれで建設費も回せるんだ。」
DORAEMON「電力メインになると原子力発電所の出番になるけれど。」
DORAEMON「チェルノブイリ原発事故の例を見るにその威力はわかってくれるよね?」
DORAEMON「なんせ公式が死亡者数は約734000件になるって見積もりだしてるんだから。」
DORAEMON「ここ日本でも原発問題は多く議論になっているはずだよ、死者を出し帰宅できない人を出す。」
のび太「…でも、ドラえもん使おうとしたよね」
DORAEMON「痛いところを付いたね。」
DORAEMON「正直あれは止めてくれなかったら世界が滅んでいたと思うよ。ありがとう、ごめんねのび太クン」
のび太「そういう問題じゃない気がする…」
EP19 地球はかいばくだん 完
DORAEMON「…ちなみに、D-T強化方式の爆弾だからさらに威力は上がってると思うんだよね。」
ep20 キカイソダテール
のび太「どらえもぉん!」
DORAEMON「まいどまいどだけどどうしたんだいのび太クン?」
のび太「僕すなおなロボットが欲しい!」
DORAEMON「うん」
のび太「だからキカイソダテールだして!」
DORAEMON「うん、それ無理♪」
のび太「えっ」
DORAEMON「君には僕という立派なロボットがいるじゃないか…」
DORAEMON「流石に、無視されるのは心外だな…」
のび太「…何言ってるのドラえもん。ドラえもんは友達じゃないか。素直なロボットとは別だよ」
DORAEMON「のび太クン…」
のび太「ドラえもん…」
DORAEMON「でも、貸さないよ。」
のび太「えっ!?」
DORAEMON「ボクだってのび太クンを友達だとは思ってる。でもね、キミは人間。ボクはロボット。」
DORAEMON「ロボット三原則から言っても人間とロボットには埋められない溝、越えられない隔たりがある。」
DORAEMON「人間とロボットの友情は存在してはならないんだよ」
DORAEMON「だから、ボクとのび太クンが友達だから別の素直なロボットが欲しいという理由は破綻するし」
DORAEMON「これをかせない理由でもあるんだ。」
のび太「で、でもさ…ロボット工学三原則はSF小説の話で…」
DORAEMON「…のび太クンもよく勉強してるね…確かに21世紀現在ではロボット三原則はSFの世界だ」
DORAEMON「でもね、ボクは22世紀から来てるんだ。ロボットにも自我があるんだよ。」
DORAEMON「だからSFの世界だなんだと言ってはられなくなった。」
DORAEMON「ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって人間に危害を及ぼしてはならない」
DORAEMON「ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が第一条に反する場合、この限りでない。」
DORAEMON「ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。」
DORAEMON「…がロボット三原則なんだけどね。」
のび太「うん…」
DORAEMON「大まかに言ってしまえば…安全、便利、長持ち…というふうに言える。」
DORAEMON「これは21世紀のロボット三原則といっていいね。」
DORAEMON「安全は人間にとって危険でない存在であること、便利は人間の意志を反映させやすい存在であること」
DORAEMON「そして長持ちは少々手荒に扱ったくらいでは壊れないことを意味しているんだ。」
のび太「…家電とかに必要だね…」
DORAEMON「そうだね。そして分かるよね?キカイソダテールはこれに反しているものだって。」
のび太「えっ、なんで…あっ、前の…」
DORAEMON「そう、キミは一滴という使用注意を無視した。そして巨大化し暴走したロボットに攻撃された。」
DORAEMON「……用法用量は守らないと死ぬことだってある。薬剤だってそうさ。」
DORAEMON「ボクがThree Laws of Roboticsを持ち出してまでキミを止めるのには理由があるんだよ。」
のび太「理由……じ、じゃあほかの道具の時も意地悪じゃなくて理由があったんだよね…」
DORAEMON「…………そのことはまた機会があれば話すよ。」
EP20 キカイソダテール 完
DORAEMON「……パソコンにコピー機、スキャナー、FAX…大人になって使う機械に一々魂込めてたらキリがないよね。」
EP21 バイバイン
DORAEMON「………これは…」
のび太「どうしたのドラえもん…深刻そうな顔をして。」
DORAEMON「…のび太クン、バイバインって覚えてるかい…」
のび太「……ああ、あれ。」
DORAEMON「…あのあと、宇宙に送り出せず溢れた栗まんじゅうが地球を覆いかけたけど」
のび太「思い出させないでよ…今でも思い出したら寒気がしてくる。」
DORAEMON「…のび太クン、宇宙の果てって知ってる?」
のび太「?」
DORAEMON「宇宙の果ては文字通り限りないスピードで膨張し続けているという説があるんだ」
のび太「22世紀でもその節が有力なの?」
DORAEMON「どうだろうね、完全な見解を述べた学者は居なかったはずだよ。誰かが意見して誰かが否定するんだ」
DORAEMON「…話を戻すと、膨張するスピードは光速以上とされているんだよ」
のび太「以上ってことは光速と同じって可能性も」
DORAEMON「あるかもね。とりあえず宇宙はほかの何とも比較のできない速度で広がり続けてると思って欲しい。」
DORAEMON「さて、宇宙に飛ばした栗饅頭なんだけど、今もまだ増え続けてるんだよね。」
のび太「うん…でも、宇宙も広がり続けてるから大丈夫だって。」
DORAEMON「あの時点での計算では大丈夫だったんだ…」
のび太「計算?」
DORAEMON「詳しく話すととんでもなく長くてわかる人にしかわからなくなるんだよ…」
DORAEMON「栗饅頭は5分で2倍…5n分で2のn乗倍となるんだよ。これは大前提。」
DORAEMON「そして、栗饅頭は5×5×4にしておこうか、大きすぎるけど気にしないでね。」
DORAEMON「そうすると、2時間半で地球の外周は十分に回れるし1日あれば宇宙を埋め尽くせる速さにはなるんだ」
のび太「えっ!?でも僕たちは生きてるよ!?」
DORAEMON「…もっとも、宇宙が半径450億光年の球状の箱と考えてだ。これはあくまでも数学の話、まだ本題じゃない」
DORAEMON「そもそも栗饅頭は宇宙ではどういう増え方をするのかわかるかい?」
のび太「えっと…わかんない」
DORAEMON「バイバインはそもそも0から1を生み出す道具で質量保存の法則を無視した代物だ」
DORAEMON「それゆえに相対性理論すら無視してしまう、だから使いたくなかったんだ」
のび太「…その、ソウタイセイリロンを無視するとどうなるの?」
DORAEMON「分裂開始から4時間45分後には新幹線の最高速度、時速270kmを越え…さらにその30分後には音速に達し…」
DORAEMON「栗饅頭は11時間で光速を超える」
のび太「………は?」
DORAEMON「ただ、相対性理論の言うように光の速度で時が止まるということはないんだ。」
DORAEMON「時は止まらない。どれほど遅くても、観測者が止まったと錯覚しても進み続けてるんだ。」
DORAEMON「光速を超えれば光速以上に緩やかになるだけのこと…ここまでは分かっていた」
DORAEMON「だからボクは22世紀のロケットで栗饅頭を打ち上げたんだ…」
のび太「ウラシマ効果ってやつだね。饅頭増殖<ロケット<宇宙膨張になるから。」
DORAEMON「そういう無駄なことは知ってるんだね。のび太クン」
のび太「無駄とは何さ!無駄とは!!」
DORAEMON「でもその通りだよ、結果的に速度は出なかった。失敗したから栗饅頭の天の川ができたんだけれど。」
DORAEMON「それでも膨張による質量の増加から栗饅頭球に重力が生まれると踏んだ。これも計算はできるんだ」
DORAEMON「その結果、大質量高密度超重力による天体化…そしてブラックホールになってくれればと思っていた」
DORAEMON「でもそれも失敗に終わりそうだよ。」
のび太「え?ドラえもんたちの計算は完璧なんでしょ?じゃあ実際に起こってるかもしれないじゃない」
DORAEMON「確かに計算した通りに恒星化はしてくれるかもしれない。」
DORAEMON「でもその時に起こりうるリスクを見落としていた。太陽だってガスの塊で、常に太陽フレアを起こしている。」
DORAEMON「同じように爆発して焼け焦げるならまだしも爆風にのって球体を増やしてしまっては意味がないんだ。」
DORAEMON「もし運良く他の天体の引力に負けて焦げたり凍ったりすると考えても」
DORAEMON「そもそも宇宙空間で崩壊しなかった栗饅頭だ、惑星や衛星のように軌道に乗ってしまえばそれこそ恒星にもならずに増え続ける。」
DORAEMON「仮に球体化したとして月と同じように小球体と中球体で衝突することになっても衝突による破損は少ないだろう。」
DORAEMON「むしろそれでファーストインパクトのように破片に飛び散られたらますますアウトだ。」
のび太「月はだんだん地球から離れてるみたいだね」
DORAEMON「遠心力だね。毎年約3cm離れてる。やじろべえの役割を持ってるから公転0になったら今度は地球が太陽からポーンだ。」
DORAEMON「……栗饅頭は増え続けるからそうはならないのかもしれないけどね。フラクタルだ。悪循環なんだよ。」
DORAEMON「時間を先延ばしにしてるだけでいつかは…!」
のび太「……ドラえもん」
DORAEMON「なんだいのび太クン…」
のび太「全く関係ないことだけれど、アキレスと亀ってどんなお話なの?学校で出来杉が話してたから僕悔しくて」
DORAEMON「……!」
EP21 バイバイン
DORAEMON「こういうことは知ってると飲み会で話のタネになるよね。…あまりクドイと偏屈って言われて嫌われるけど」
残るは最終話、エピソード22話ですね…ぶっちゃけ一週間も放置してしまったこと反省致します。
そう考えると書いてた時間も長いような短いような…始まったのは18日も前ですか!
……特に長い気はしませんね。半月以上ですし短くもないですが。
さて、いよいよ最後の安価なのですが……
すみません、最後は安価ではなく二択での多数決で決めたいと思います。
期限は2013年12月14日土曜日午後11時59分までということで。
二択の対象は
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 1.どこでもドア 2.もしもボックス <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
のび太「どらえもぉん!」
DORAEMON「どうしたんだいのび太クン?」
のび太「うんあのね――――」
Episode22 もしもボックス
DORAEMON「―――つまり、もしもボックスを出して欲しいんだね」
のび太「うん…」
DORAEMON「……………」
のび太「ダメ…だよね。ほら、いつもみたいにさ。使わないほうがいい理由があるんでしょ?」
DORAEMON「……………」
のび太「……ドラえもん?」
DORAEMON「…のび太クン、僕は意地悪で道具を出さないわけじゃない。これはわかってくれてるよね。」
のび太「うん…ってどうしたのドラえもん?」
DORAEMON「……ボクはね、のび太クン。キミには自分の力で生きて欲しいんだ。」
DORAEMON「道具でキミを助けるのは簡単だよ。…だがキミはこの21世紀を生きていく人間だ。対して僕は22世紀からやってきたロボット」
DORAEMON「道具に頼る生活をさせてしまってはキミはオトナになっても自堕落でいるだろう。」
DORAEMON「どれほど勉強ができようともオトナにはなれない。…自分から何もしなければそれは体が大きくなっただけのコドモだ」
のび太「ど、ドラえもん…いきなりどうしたのさ」
DORAEMON「例えばキミが中学生になり、高校生になり…もっと大きくなって社会に出たとしようか」
DORAEMON「社会にだって嫌なことはたくさんある、先輩や同僚の嫌がらせ、上司のお小言エトセトラエトセトラ」
DORAEMON「でもね、それでもひみつ道具はまだ発明 されてない。ボクもいなくなっているだろう。」
DORAEMON「助けは来ない。それにいくらボクが割り込んだって、根本的な解決にはならないもの」
DORAEMON「…努力してほしいんだ。ただ潰れてるんじゃなくて。救いの手を待つんじゃなくて」
DORAEMON「もしかしたら、何も変わらないかもしれない。今よりもっとツラい目に遭うかもしれない」
DORAEMON「当たり前さ。現実っていうのは、物語みたいにうまくいかないんだから」
のび太「…………」
DORAEMON「……でもね、のび太クン。ボクは道具を決して出さないわけじゃない。」
DORAEMON「大切なのは自分で学ぶことだからね。コエカタマリンの時、君は言葉の重みを知った」
DORAEMON「百苦タイマーで、命の大切さ を。自門で時は金なりを実体験した。」
DORAEMON「エスパー帽子で努力の大切さを学んだ、英語レッスン枕で体を使った勉強をできるようになった。」
DORAEMON「君はどんどん賢くなってる。勉強も大事だけど勉強以外で物事をよく知るようになった。」
DORAEMON「タケコプターを出した時に、道具の否定をしなかったね」
DORAEMON「ボクは君の夢を応援する、それが君の本気ならね。道具を否定したいんじゃない、キミを肯定したいんだ。」
のび太「ドラえもん…」
DORAEMON「だからボクはもしもボックスを……」
「出すよ」
のび太「……!」
のび太「ドラえもん…いいの…?」
DORAEMON「………大人に なったら嫌でも重く人を傷つけることをしなくちゃいけなくなるんだよ…」
のび太「え…?」
DORAEMON「…ううん、なんでもない。色々な経験が必要ってことだよ。」
DORAEMON「もしもボックスは出してあげるよ。…いつかのように壊されたり盗まれたりはさせない」
DORAEMON「だから、キミの気が済むまで使うといい」
のび太「…う、うん。ありがとう…」
のび太(今日のドラえもん…なんか変だな……いつも変だけど。)
のび太「もしも―――だったら!」
のび太「もしも×××だったら!」
のび太「もしも△○□だったら!」
のび太「…ふぅ……ドラえもん、こんなに使っちゃっていいの?」
DORAEMON「いいんだよ…それよりのび太クン 、もういいのかい?やり残したり思い残したりすることはないかい?」
のび太「どうしたのさドラえもん、さっきから変だよ?」
のび太「まるで、居なくなっちゃうみたいじゃないか。ハハハ!」
DORAEMON「ゴメンネ、のび太クン…その通りなんだ。」
のび太「えっ!?ちょ、ドラえもん…どういうことだよ!もしもボックスに立てこもるなんて!」
のび太「未来に帰っちゃうの?ならなんで早く言ってくれないんだよ!」
DORAEMON「…君は十分に成長した。もうボクがいなくても大丈夫だろう?」
DORAEMON「…それとね、のび太クン。僕は未来に帰るわけじゃない。居なくなるんだ。」
のび太「どういうことだよ!?居なくなる!?ドラえもんキミが命の大切 さを僕に教えたんだろ!!でてこいよ!」
のび太「…でてきてよ…!」
のび太「ドラえもん…僕ひとりじゃ何もできないよ…」
DORAEMON「………いつかボクは君にこういったね。」
「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」
DORAEMON「たしか、のび太クンが竹馬に挑戦した時だった。」
DORAEMON「何度も何度もこけて、すりむいて…それでも頑張って練習してた。道具に頼らずに。日が暮れるまでずっと…」
DORAEMON「キミはやれば出来る子だ。」
のび太「ドラえもん…それでも僕はさみしいよ…」
DORAEMON「ボクはキミにこうも言ったことがある。」
「きみはかんちがいしてるんだ。道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ。」
DORAEMON「キミは世界チャンピオンの大岩選手の話に感心して正しい道を選ぼうとした。」
DORAEMON「どっちへ行っても災難なことになる障害がある。障壁がある。でも、乗り越えてみせろとボクは言ったね」
のび太「うぅ…」
DORAEMON「…もしも」
DORAEMON「…ドラえもんが」
DORAEMON「…存在しない世界だったら。」
―――――ジリリリリン――――――
ドラえもん「さよなら…のび太くん……」
EPILOGUE
あの日、とても眩しい光が部屋を包んだ。
は居なくなった。
ママやパパも覚えてないという。出来杉もしずちゃんも。
スネ夫やジャイアンすらも覚えていなかった。
関係の薄い人からどんどんと記憶がなくなってい るような気がする。
ボクも今では のことを思い出せなくなっている。
名前がもう出てこないや。
顔ももううろ覚え。たぬきみたいな顔してたかな…はは、たぬきって言うと怒ってたっけ。
ぼくはたぬきじゃなくて…
たぬきじゃなくて……?なんだったっけ……もうそこまで忘れちゃってるのか…
悲しいな。
きみがいなくなってから部屋ががらんとしちゃったよ。
でも……、すぐになれると思う。だから……、心配するなよ 。
つくえの引き出しはただの引き出しにもどりました。
でも、ぼくは開けるたびに を思い出すのです。
さみしい、かなしい…つらいよ。
……ひとつ思い出したことがある。
…キミは最後の最後まで僕のことを思って行動してくれていたんだね。
ぼくはこれからも何度もつまづくと思う。でも、そのたびに立ち直る強さももってると信じたい。
、キミが信じた僕になれるかな。
…なれるよね。
…それじゃ、また会おうね。 野比のび太より。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!…はい。ネタが古いですね、すみません。
オトナのドラえもん、面白かったと言っていただけるよう頑張りましたが如何だったでしょうか。
また、今回は2が多かったのでもしもボックスを書かせていただきましたが…
1のどこでもドアを選んで投票してくださった方、ごめんなさい。ありがとうございます。
オトナのドラえもんはここで終わってしまいますが、私はまだまだ書きたいものがたくさんあります。
ですので、またすぐに変なものを書かせていただけたらなと。
3週間お付き合いいただきありがとうございました!
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