兄「あれ、弟の友達?」(162)
弟「え?」ドキ
兄「弟の奴、さっき帰って来てたと思うんだけど……」
弟「(お、お兄ちゃん………気づいてない?)」
兄「あ、もしかして弟の彼女?」
弟「ち、ちちち違いますっ!」
兄「ははは、そんなに必死に否定しなくても」
弟「(僕自身だからね)」
兄「その制服、どこのかな……ちょっとわかんないや」
弟「(通販で買ったんだよ)」
兄「トイレにでも行こうとしてたのかな?」
弟「え、えっと……そうじゃなくて(ど、どうしよう)」
兄「コンビニにでも行ってるのかなぁ、弟の奴……」
弟「そ、そうかもしれないですね(とりあえず逃げないと)」
兄「部屋で待ってていいよ、じきに帰ってくるだろうから」
弟「えっ」
兄「こっちこっち」
弟「ひー」
・弟の部屋
弟「……」
弟「うぅ、女装したとたんに見つかるなんて……」
弟「お兄ちゃん、全然気がついてないみたいだったけど」
弟「化粧もしてたからかなぁ……うーん」
弟「……へへ」
弟「って、にやけてる場合じゃないよ、今のうち着替えないと」ヌギ
兄「入るよー」コンコン
弟「えっ」
兄「飲み物持ってきた……」
兄「……っとと、ごめんな……」
弟「え、いえ……あの」
兄「あ、暑かったのかなぁ。窓開ければいいのに」ドキドキ
弟「いえ、そういう訳じゃ……(ブラウスになっただけなんだけど……)」
兄「あ、えーと……お茶どうぞ」コト
弟「あ、ありがとうございます(なんだろ、お兄ちゃん顔を赤くして……)」
兄「じゃ、じゃあ俺は……」
弟「はい……(あ、ピンクのブラが透けてるからかぁ)」
兄「……」ガチャ
弟「(完全に女の子だと思ってるみたいだな)」
弟「……」
兄「そ、それじゃあ何かあったら呼んで。そのうち弟も帰ってくるだろ」
弟「……(ちょっと、からかってみようかな……えへへ)」
兄「さってと」
弟「あのー……」
兄「ん?」
弟「良かったら、一緒に遊びませんか?」
兄「えぇ?」
弟「弟くんが帰ってくるまで、私と……だめですか?」
兄「えっと、それはいいけど」
弟「やったぁ♪お兄さん、こっちこっち」
兄「……」カァア
弟「……(ぷぷぷ、顔真っ赤だよ)」
兄「遊ぶって言っても、何して遊ぼうか」
弟「ふふ、私はなんでもいいですよ」
兄「うーん……こういう時、あんまり思いつかないなぁ、経験が無いもんで」
弟「……じゃあ、お話しましょう?」
兄「お話?」
弟「はい、お兄さんのこととか教えてください」
兄「え、えっと、そうだなぁ」ドキドキ
弟「(お兄ちゃん、あんまり経験ないのかぁ)」
兄「趣味は読書とか、音楽鑑賞なんかを」
弟「……そうなんですかぁ(エッチな本も読書に入れていいの?)」
兄「えーと、君は普段どんなことしてるの?」ドギマギ
弟「私ですか?私も読書好きです」
兄「あ、そうなんだ」
弟「ジットとか好きで、よく読むんです」
兄「え、えっとえっと……ジットね、はいはい」
弟「知ってますか?(まさかなぁ)」
兄「もちろん。ジットね、俺も好きだよジット」
弟「嬉しい!私たち、気が合うかもしれませんね」ニコ
兄「うぅ……」
弟「くす……(見栄はっちゃってまぁ……)」
弟「……彼女さんとか、いないんですか?」
兄「いないよ、そんなの」
弟「ふぅーん……」ニコニコ
兄「……君は彼氏いるんだろ?あ、やっぱ弟と」
弟「違いますよ、お兄さん。ただの友達です」
兄「そっかぁ」
弟「……彼氏、欲しいですけどね」
兄「君ならすぐできると思うよ、かわいいし」
弟「えっ」ドキ
兄「な、なに?」
弟「な、なんでもないです……(か、かわいいのかぁ僕)」
兄「正直、弟がうらやましいくらいだ」
弟「……くす、でも私、脚とかけっこう太いし」チラ
兄「!」
弟「太くないですか?私の足……」
兄「そ、そんなことない、すごく綺麗だよ……」
弟「そうかなぁ……この辺とか」チラ
兄「ぐはっ」
弟「太もものほうとか、どうですか?(この角度なら、見えてるよね、パンツ)」
兄「ま、待って……ちょっと待って」
弟「……どうしました?(おそろいで買ってよかった)」
兄「その……見えてるから……パンツ」
弟「……お兄さんのエッチ」
兄「そんな……」
弟「(分かってて見せたんだけどね)」
兄「ご、ごめん。そんなつもりじゃ」
弟「あやしいなぁー……(うぅ、面白いっ)」
兄「ホントだって」
弟「ふぅーん(もうちょっとからかってみようかな……)」
兄「まいったな、どうしたら信じてくれるかな」
弟「……いいですよ、別に」
兄「え?」
弟「もっと見てもいいです、お兄さんなら……」チラ
兄「はふっ」
弟「……後ろからなら……めくってもいいです(後ろからなら大丈夫だよね)」
兄「なんと」
弟「……はい、どうぞ」
兄「なんという……海よ神よ命よこのまま永久に夕凪を」
弟「少し、恥ずかしいから……はやく(だいぶテンパってるみたい)」
兄「どうすればいいのかな?」
弟「……スカート、めくってください」ドキドキ
兄「じゃ、じゃあ……」ファサ
弟「うぅ……(ば、ばれないよね)」ドキドキ
兄「……おぉお……」
弟「へ、変じゃないですか?私の下着……」ドキドキ
兄「すごく可愛いです……はい」
弟「良かったぁ……嬉しい……」ドキドキ
弟「このパンツ、まだおろしたてなんです」
兄「ほぅ……ほぅ……」
弟「ん……ぁ……(うぅ、鼻息がお尻に……くすぐったい)」
兄「はぁ……はぁ……」
弟「は……ぁ……まだ……見るんですか……?(な、なんか僕も変な気持ちになってきちゃった……)」
兄「もう少し…もう少し……」
弟「ふふ……いいですよ……」
兄「はふぅ……」
弟「……ちょっとだけ、脱いであげましょうか?」
兄「なにィ」
兄「脱ぐって……」
弟「全部は無理だけど……少しなら」
兄「い、いいの!?」
弟「お兄さんがお尻、見たいなら」
兄「見たい見たい!」
弟「あはは、じゃあ……(ほんとスケベだなぁ)」
兄「……」
弟「ん……」シュル
兄「!!!!!」
弟「見て……ますか…?お兄さん」
兄「……うーん」バタン
弟「っっ……!た、倒れた!?刺激が強すぎたのかなぁ……」
弟「……ちゃん……お兄ちゃん」
兄「うーん……」
弟「起きて……お兄ちゃん」
兄「こ、ここはどこだ」
弟「僕の部屋」
兄「ん?そ、そっか……あれれ」
弟「ん?」
兄「お前の友達は?」
弟「帰ったよ、さっき」
兄「そ、そうか……」
弟「お兄ちゃんによろしくって言ってたよ」
兄「そ、そっかぁ……」
弟「僕が来るまで何してたの?」
兄「いや、それはその」
弟「お兄ちゃんに遊んでもらったって言ってたけど」
兄「その通りだ」
弟「何して遊んでたの?」
兄「えっと、なんだろうなぁあれは……」
弟「まさか変なことしてないよね」
兄「す、すすすすするわけ無いだろ!!」ドキ
弟「だよね、僕の友達に(嘘ばっかり……ぷぷぷ)」
兄「当たり前だ」
兄「お前の友達なんだって?」
弟「そうだよ」
兄「ふーん、どこの学校だ?」
弟「気になるの?」
兄「いや、その……そういう訳じゃないけども」ドキ
弟「また兄さんに会いたいって言ってたから、また連れて来ていい?」
兄「いいとも」キリッ
弟「うーん、これでしばらく楽しめそうだなぁ」
兄「何か言ったか?」
ピンポーン
兄「はーい」
弟「こんにちわぁ」
兄「き、君は」
弟「えへへ、お久しぶりです」
兄「お、弟に用事かな?あいつ、今出かけてるみたいで……」
弟「うぅん」
兄「へ?」
弟「今日は、お兄さんに会いたくてきちゃいましたっ」
兄「エェ!?ほんとかい!?」
弟「あはは、マスオさんみたいですね」
兄「ど、どうぞ上がって」
・兄の部屋
兄「お、お茶どうぞ」カチャ
弟「ありがとうございまーす」
兄「……」ドキドキ
弟「……(見るからに緊張しているなぁ)」ズズズ
兄「きょ、今日はどうしたの?」
弟「あ、えーと……この前倒れちゃったから心配で。えへへ」
兄「そ、そう!嬉しいよ」
弟「くす……(ほんとにあんまりこういう経験無いんだろうな。僕も無いけど……)」
兄「あ、あのさぁ」
弟「なんですか?」
兄「良かったら、ケータイとか教えて欲しいなぁ」
弟「ケ、ケータイですか?」
兄「うん、そしたら連絡もできるしさ」
弟「えっと(……こ、これは計算外だった……)」
兄「もし、嫌じゃなければだけど……」
弟「えーと……」
兄「だめ……かな?」
弟「あ、あのですね……(ぼ、僕の教えるわけにいかないし……どうしよ)」
弟「わ、私ケータイ持ってなくて……」
兄「え、そうなの!?」
弟「はい……家が貧乏なものですから」
兄「なんと」
弟「親に迷惑かけたくなくて……そういうのは自分で働いてからにしようと思って」
兄「いい子だ……なんていい子なんだ」
弟「だ、だからお兄さんのケータイ教えてください!家の電話からかけますから」
兄「う、うん、楽しみにしてるよ」
弟「ほっ……」
兄「じゃあ、家の電話番号教えてくれる?登録するから」
弟「えっ」
弟「ごめんなさい……今、家の電話止まってるんです」
兄「まじで」
弟「はい……借金もたくさんあるから……」
兄「そっか……そうなのか……」
弟「開通したら教えますね、それまでは公衆電話からかけますから」
兄「了解した」
弟「ほっ……」
兄「そっか……私服が買えないから休みの日なのに制服なのか……」
弟「(都合のいいように解釈してくれてるみたいだ)」
兄「結構苦労してるんだ、知らなかった」
弟「うぅん、別にそんなことないです」
兄「でも……」
弟「もー!そんなことはいいから、もっと楽しいお話しましょう?」
兄「え……う、うん。そうだな!」
弟「今日は何して遊びますか?お兄さん」
兄「何でもいいよ、君となら」
弟「……この前の続き、します?」
兄「はふっ」
弟「くす……いいですよ、私(いちいち反応が面白いなあ)」
兄「続きって言われても」ドキドキ
弟「んー、この前は見るだけだったから……」
兄「だったから?」
弟「……今日はお尻、触ってみます?」
兄「フハッ」
弟「お兄さん、そのまま座っててね」
兄「一体何を」
弟「えへへ、失礼しまーす」トス
兄「!?」
弟「(へへ、お兄ちゃんの上に座ってみたり)」
兄「こ、これは……」
弟「ん……お兄さん、あったかい(対面座位っていうんだっけ)」
兄「い、いい匂いがする」
弟「もぅ、ばか……(香水、効果があったみたい)」
兄「うぅ……」
弟「お兄さん、ぎゅってしてくれないと、落ちちゃう」
兄「こ、こう?」ギュ
弟「うん……気持ちいいよ……」ギュ
兄「……」ギュ
兄「ん……」ギュ
弟「……お兄さん、だっこだけ?」
兄「ご、ごめん。ちょっと頭がぼーっとして……」
弟「……触ってくれないの?」
兄「お、お尻を?」
弟「お兄さんが嫌ならいいけど……」
兄「それはその」
弟「私、魅力ないかなぁ(それはそれでショックなんだけど)」
兄「…………」スッ……ムニムニ
弟「……えへ、やっと触ってくれた……(よっしゃ!)」
兄「やわらかい……」ムニムニサスリサスリ
弟「パンツ、脱がしたらだめだよ?(脱がされたらアウトだから)」
兄「う、うん……わかった」
弟「あ……ん……優しい……触り方」
兄「今日もピンクの下着なの?」
弟「今日はね……水色なの。嫌い?」
兄「大好きです」ムニムニ
弟「いいこにしてたら見せてあげるね」
兄「なんだろうこの幸せ」サスリサスリ
弟「う……んぁ……えっち……(な、なんか股間に硬いものが……)」
弟「……」モゾモゾ
兄「ど、どうしたの?」
弟「ん……な、なんでも……(股間にあたる感触が気持ち悪い……)」モゾモゾ
兄「」ビク
弟「お兄さんどうしたの?」モゾモゾ
兄「い、いや……ちょっと動かないで欲しいんだけど」ビクビクン
弟「……ふぅーん(こすれて、気持ちいいのかな?)」モゾモゾ
兄「うぅッ!!ちょ、ちょっと」ビクビク
弟「ふふふ、どうしたのかなぁ?お兄さんっ♪」モソモソモソ
兄「ちょ、ま、うおお」ビクビクン
弟「(お、面白い、ぷぷぷぷ)」
兄「ちょ、ちょっと離れて……」
弟「あはは、だめだよーぅ」ギュ
兄「むぐぐ」
弟「胸、小さくてごめんね(一応、弾力のある詰め物してるけど……)」
兄「い、いや……そんなことは」
弟「……服の上からなら、触っていいからね」
兄「まじで」
弟「まじでっ」
兄「じゃ、じゃあ」ムニュ
弟「んっ……気持ちいい……(ような気がする)」
兄「これが……おっぱい……はぁはぁ」ムニュムニュ
弟「触らせるの、お兄さんが初めてだからね」
兄「わかった」
弟「んっ……んぁっ……」モゾモゾモゾ
兄「うぅううっ」ビクビクビクビク
弟「ね、ねぇお兄さん……気持ちいいの?」
兄「と、とっても……」ビクン
弟「私がこうして動くと……気持ちいい?」モゾモゾモゾ
兄「うん、あの……えっと」
弟「知ってるよ、射精っていうんだよね」
兄「! う、うん……」
弟「……したい?射精……?」モソモソモソ
兄「そ、それは……」ムニュムニュ
弟「いいよ……?んっ…!す、好きなときに……出しても……」モゾモゾモゾ
兄「い、いいの?」
弟「いいよ、出して……お兄さん……(女の子って、いいなぁ……こんな風にするんだ……)」
兄「うっ……も、もう少し……」ギュ
弟「んっ!んっんっん……!(お兄ちゃん……楽にしてあげるよ……)」モソモソモソモソ
兄「う、で……出るっ!」ビク
弟「だ、出して……私に……」
兄「うっ!!う~っ……ぁ……!!」ドピュピュピュッ
弟「あっ……」
弟「……出ちゃった?」
兄「う、うん」
弟「そっかぁ、良かったぁ……」
兄「うぅ……パンツがベトベトに」
弟「(青臭い匂いが……)」
兄「ちょ、ちょっとトイレに……」
弟「え?(後始末するのかな)」
兄「待っててね、すぐ戻ってくるから」
弟「うん、待ってる(……今のうち着替えちゃおうかな)」
兄「じゃ」ガチャ
弟「……ふぅ……」
弟「よし、今のうちに」
兄「くぅ、このパンツはどうしたら」
弟「お兄ちゃん?」
兄「おわっ!」
弟「ただいま。何してるの?」
兄「な、何もしてないけど」
弟「その手に持ってるのは何?」
兄「これは雑巾だ」
弟「……ふーん。くんくん」
兄「……!な、なんだよ」
弟「うぅん……なんか匂いが……」
兄「し、知らないぞっ!」
弟「(まぁそういうしかないよね)」
兄「まぁ今はお前に構っている暇は無い」
弟「忙しいの?」
兄「あぁ、ちょっとお客さんが」
弟「あ、それなら今さっき帰ったけど」
兄「なにィ!」
弟「なんか急用を思い出したとかって」
兄「そ、そうか……そうなのか」ガックリ
弟「いつのまに仲良しになったの?あの子と」
兄「うぐ」
弟「もしかして好きになっちゃった?」
兄「!?」
弟「まぁ、まさかそんなこと無いとは思うけど」
兄「……」
弟「あ、あれ?」
兄「うん、ちょっと、本気かも」
弟「え、えぇーーー!」
兄「うわっ!いきなり大声だすなよっ!」
弟「ご、ごめんなさい」
兄「あの子、可愛いよなぁ」
弟「そ、そうかなぁ……普通じゃない?」
兄「それに、性格もいいし」
弟「そ、そうかなぁ……普通じゃない?」
兄「家が貧乏だとか言ってたけど……」
弟「ふ、ふーん。そうなんだ。可哀想だよね」
兄「それもなんか庇護欲を掻き立てるというか」
弟「(うぅ……あんまり本気になられるとまずいな)」
弟「(ちょっと調子に乗りすぎちゃったかなぁ)」
兄「はぁ……帰っちゃったのかぁ」
弟「う、うん……兄さんによろしくって」
兄「そ、そうか」パァァア
弟「(うわ、めっちゃ嬉しそう)」
兄「電話こないかなぁ……なぁ、あの子のすんでるとことか知らないのか?」
弟「し、知らない知らない」
兄「そっか……気長に待つしかないか」
弟「(当分は控えたほうがいいかな)」
~おわり~
弟「お兄ちゃん」コンコン
兄「……」
弟「お兄ちゃんってば」
兄「……」
弟「学校遅れちゃうよ、はやく起きて」
兄「行かない」
弟「もう……いいかげん元気だしなよ」
兄「……悪いけど、放っといてくれ」
弟「ちょっと女の子に会えないくらいで引きこもるとか、情けないよ」
兄「……とにかく寝かせてくれ、悪いけど。じゃあ」
弟「……はぁ」
弟「どうしよう。完全に僕のせいだよね……」
兄「……はぁ」
兄「……」
兄「……ふぅ」
兄「……」
兄「……だめだ、何にもやる気が起きない……」
兄「欝なのかなぁ……」
兄「心療内科でも受診したほうがいいんだろうか……」
兄「……はぁ、もう何週間会ってないんだろう」
弟「あのー……」コンコン
兄「こ、この声はっ!」
弟「こんにちわ、お兄さん」
兄「き、来てくれたのか!」
弟「えへへ……なんかね、弟君がお兄さん元気ないからって……(一瞬で元気になったよ、この人)」
兄「弟が……なんていいヤツなんだ」
弟「だめだよ?学校くらいちゃんと行かないと(ただでさえ成績悪いんだから)」
兄「君に会えなくて、辛かったんだ」
弟「うぅ……(な、なんて返せばいいんだろう)」
弟「ご、ごめんねお兄さん、会いに来れなくて」
兄「いや、いいけど……何か忙しかったとか?」
弟「えーとえーと……あの、そうです!アルバイトで忙しくてっ」
兄「アルバイト?」
弟「はい、少しでも家計の足しになればと思って」
兄「おぉ……やっぱりいい子だなぁ」
弟「だから、お兄さんが嫌だからとかそういう事じゃないんです(これくらい言えば元気になるだろうな)」
兄「……」
弟「……あれ?お兄さん?」
兄「……好きだぁあああっ!!」ギュッ
弟「う……わぁっ……あっ!」ドタッ
弟「いたたた……(お、重……)」
兄「好きだ……君が好きなんだ」ギュ
弟「お、お兄さん待って……落ち着い……て(う、上に乗っかられて……)」
兄「もう離したくない……ずっと会いたかった」
弟「お兄さん……(お兄ちゃん……)」
兄「俺と……付き合って欲しい」ギュ
弟「……(……)」
兄「……んっ」チュ
弟「んっ!!んっ……ちゅ……ちゅうっ……!だ……め……」
兄「……」
弟「はぁっ……んっ…れるっ…ちゅっ……ま、待って……」
兄「嫌かな?」
弟「そ、そうじゃないけど……んっ!んむっ…ちゅっ……」
兄「……」
弟「だ、だめ……脱がさない……でっ……」
兄「どうして?」
弟「どうしてって……あっ……!(ば、ばれたら一体どうなるんだろ……)」
兄「キスはいい?」
弟「……キ、キスなら……んむっ…んっ!ちゅっ……ぷはぁ(し、舌が入ってくる……)」
兄「今日は、下着何色?」
弟「え、えっとね……今日は……(し、下までは履き替えてこなかった)」
兄「見せて欲しいな」ピラ
弟「んぁっ……!だ、だめだよっ!」
兄「……あれ」
弟「(ま、まずい……)」
兄「ボクサーパンツ……?なんで……?」
弟「……お、弟のなの……うち貧乏だから……あんまり替えが無くて」
兄「……」
弟「……」
兄「そっか……ごめんね」
弟「(し、信じた)」
弟「も、もぉっ!だから駄目っていったのにー!(これでなんとか終わりになるかな)」
兄「はは、ごめんごめん」
弟「無理やりされるのはいや……お兄さん、怖かった……」
兄「……ごめん」
弟「ね?そういうことは、また今度……かわいいパンツはいてくるから」
兄「あぁ、俺はでもあんまり気にしないから」
弟「えっ」
兄「脱いじゃえば一緒だし」
弟「ま、待って……や、やぁあああっ!」
弟「待ってっ!怖い……怖いよぅ……」
兄「優しくするよ、俺も初めてだけど」
弟「だ、だめ……まだ心の準備が……まだなの……」
兄「天井の染みを数えてるうちに終わるよ」
弟「……そ、そんな(染みとかないから)」
兄「もう……我慢できない」ヌギ
弟「あのっ!お口でっ!口と手でしてあげますから……」
兄「え?」
弟「えっちは……まだ怖いの……お願い……(お、おにいちゃん……お願い……)」
兄「……わかった、ごめん」
弟「うぅん……私こそごめんね(ほっ……ともしてられないけど)」
兄「じゃあ……」ボロン
弟「う……わぁ……(お、大きい……)」
兄「見るの、初めてかな?」
弟「う、うん……(エレクトしてる兄さんのは)」
兄「では、お願いします」
弟「はい……(生臭いよぅ……)」
兄「……」
弟「うぅ……いきますっ!(やめたいけど……やるしかない……)」カプ
兄「おぉっふ」
弟「んっ……ちゅっ…じゅっ……じゅる……れろっ……」チュパチュパ
兄「き、気持ちいい……」
弟「んっ……んっんっ……じゅるっ……!(こんな感じかな)」シコシコシコ
兄「はぁ……すっごく、気持ちいいよ」
弟「お兄さん……気持ちいい……?(と思うけど……)」
弟「んっんっ……じゅるっ……ちゅば……ちゅっ……れろっ」レロレロ
兄「う……あ」
弟「……(……気持ち良さそうな顔してるなぁ……れろっ)」チュパチュパ
兄「すごい……上手だね」
弟「そ、そうかなぁ……えへ……れるっ(んっ……なんで喜んじゃうんだろう……僕)」チュバチュバ
兄「もっと強くしても大丈夫だよ」
弟「うん……へへ、こう、かな……じゅるるるっ……ちゅ……じゅるるっ……」シコシコ
兄「うっ…!そ、そう……」
弟「お兄さん……んっんっ……ん…ちゅ」レロレロ
兄「胸、触ってもいい?」
弟「ん……優しくね…(詰め物はしておいて良かった……)」
弟「ねぇ……頭もなでなでして欲しい……(な、何言ってるんだろ、僕)」
兄「うん、いいよ」ナデナデ
弟「ふぁ……嬉しい(嬉しい……)」
兄「もっと深く咥えてくれるかな?」
弟「ん、れるっ……こう、するの?」カプ
兄「あったかい……口の中」
弟「お兄さんの手もあったかいよ……」
兄「そっか……」
弟「……んっ…!んちゅっ…ぷはぁ……もっと、体触って……?(触って欲しい……なんでだろう)」
兄「胸、こないだより大きくなったような……」
弟「……そ、そう?(ちょっと詰め物多かったかな……)」シコシコシコ
兄「うぅっ……」ビク
弟「イキそう?」レロレロ
兄「う、うん」ビクビク
弟「いいよ、いっぱい出してね」チュパチュパ
兄「ごめんね、こんなことさせて」
弟「ふふ……今更だよぅ(ほんと今更だけど)」レロレロ
兄「……っ…!そ、そろそろ……」
弟「ぷはぁっ……んっんぅっ…ん~~っ!!」シコシコシコシコシコシコ
兄「っ!!!」ドドピュ
弟「うっ!……こくこく……こく……げほ……(の、飲んじゃった……)」
兄「の、飲んだの?」
弟「え……えへへ……苦い……ね」
弟「……じゃあ、私は帰るから」
兄「うん、あの……」
弟「……アルバイト落ち着いたら、必ず連絡するから」
兄「分かった、待ってる」
弟「ありがと……」
兄「……」ギュ
弟「あ……」
兄「絶対だよ」
弟「う、うん……」ギュ
兄「……」チュ
弟「んっ……ちゅ……もう……」
弟「……」ガチャ バタン
弟「……」
弟「……うわぁあああ」
弟「ぼ、僕どうしよう……」
弟「……お兄ちゃん……」
弟「……ごめんね……」
兄「そして弟は死に俺の好きな女の子は二度と現れなかった、あの出来事は一体なんだったのだろう。春の暁が見せた幻想かあるいは世界のいちめんの真理か」
完
僕はホモじゃない上に妹SSしかほとんど書いたことがないので
敬語妹じゃないとなかなかのってこないのであります
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