冬馬「765プロのプロデューサーがアイドルに虐められてる?」(936)

黒井「いや、アイドルだけではないな 事務員にまでもだ」

黒井「少数ながら好意的に接している者もいるようだが、それは酷いらしい」

冬馬「へぇ、大変だな。で、何故俺にその話を?」

黒井「お前に解決してもらうために決まっているだろう。早く765プロの事務所に行って来い」

冬馬「はぁ?何で765プロのプロデューサーを助けなきゃなんねーんだよ」

黒井「高木の頼みだ…仕方あるまい///」

冬馬(相変わらずアレなおっさんだな…面倒な事になった…)



この後は冬馬きゅんが色々頑張る感じで続き誰かお願いします

冬馬「……糞、何で俺がこんな所に…」

冬馬「大体女の虐めぐらい大騒ぎすることじゃねぇだろ…」

ガチャッ

冬馬「邪魔するぜ」

律子「あなたは…確かジュピターの天ヶ瀬冬馬ね。765プロに何の用?」

冬馬「ちょいと色々あってな」


おう、誰か書けよ

P「………」

冬馬(写真の男はこいつだな…特に変わったところも無いが)

律子「何してるの、用が無いなら出て言って頂戴」

冬馬「そう言うなよ、高木社長からも許可は貰ってるぜ。俺は一応お客様なんだからな」

伊織「ハンッ、どうせ961プロなんだから、妨害行為でもしようって魂胆なんでしょ」

冬馬(…陰湿アイドルには言われたくねぇよ)

真「お客様にはおもてなししないといけないよね、律子」

やよい「お茶入れてきますぅ。ついでにプロデューサーさんにも入れてきてあげますぅ」

P「………」

冬馬「あぁ、悪いな」

冬馬(…醤油でも入れてくるつもりか…?)



やよい「お待たせしましたぁ~」

冬馬「サンキュー」

冬馬(見た目は普通のお茶だが…)ズーッ

冬馬(…味も普通…特に変な物が入ってる様子も無い)

やよい「はい、プロデューサーさんにはコーヒーです」

P「……ありがとう」

春香「あれ~ せっかくやよいが入れてきてくれたのに飲まないんですか?」

響「酷いぞープロデューサー!」

P「分かってるさ…飲むよ……」ズーッ

P「…!?ブハッ…ゲホッゲホ…」

やよい「酷いですぅ、折角雑巾汁で作った特性コーヒーなのにぃ」

冬馬(…おいおい冗談だろ)

真「しかもお客様の前で噴き出すなんて最低ですよ、プロデューサー」

律子「あぁ、もう!しっかり掃除して下さいよ…」

あずさ「あらあら~、こんなことしちゃいけないじゃない 本当に駄目なプロデューサーさんですね」

P「…すいません」

亜美「兄ちゃんの服にもかかってるよ、真美!」

真美「このトイレ用雑巾で綺麗にしないとね→亜美!」

千早「その雑巾はプロデューサーには綺麗すぎると思うのだけれど」

雪歩「二人とも優しいね」

亜美真美「でしょ→?」フキフキ

P「………」

冬馬(…信じられねぇ…!こいつも少しは抵抗しろよ…)

春香「二人とも、プロデューサーさんの顔も汚れてるよ」

亜美真美「本当だ→!ミキミキやってみるぅ?」

美希「…ミキは…良いよ」

亜美真美「お姫ちんと一緒で相変わらずノリ悪いな→」

美希「………」

伊織「貸して、私がやるから 顔出しなさい」パシッ

P「………」

冬馬(…これが765プロか)

伊織「どう~?結構綺麗になったでしょ」

冬馬(…こいつ、雑巾がギリギリ顔に触れない程度に距離を抑えてたな)

真「………チッ」

冬馬(…流石に今の見ると胸が痛むぜ、とりあえず無害そうな事務員に話を聞くか)

冬馬「おい、あんた ちょっと良いか?」

小鳥「ピヨヨヨヨヨヨヨ」バッサバサ

冬馬(何だこいつ…)

貴音「小鳥嬢を刺激してはいけません…今巣立ちの季節なのです」

冬馬(意味分かんねーけど、この事務員には関わらないでおこう)

冬馬(やっぱ本人に聞くのが手っ取り早いか)

冬馬「大丈夫か、プロデューサーさんよぉ」

P「…何だ、今みたいな現場を抑えてばらまく気か?」

P「生憎そんなことをすれば水瀬財閥の権力で消されるぞ」

冬馬「違ぇよ、こんな弱小事務所潰して何になるんだ?しかし酷いアイドルも居たもんだな」

冬馬「こんなんだから仕事入ってこねぇんだよ」

P「……あいつらを悪く言うな…仕事が無いのは俺のせいだ…俺が無能なばっかりに…」

冬馬「はっ、仮にあんたが有能だとしてもこれじゃ駄目だったと思うぜ」

P「……俺が皆の仕事を見つければこんなことすぐに収まる」

冬馬(…自分だけが悪いと思ってんな。こいつとこれ以上話をしても無駄だな)

冬馬「あぁ、そうかい。精々頑張りな」

冬馬(とは言ったもののこのままホイホイ帰るとおっさんに何されるか…)

冬馬(大体あの現場見ちまってるし、胸糞悪い)

冬馬(…気が進まねえが陰湿アイドルさん達から話を聞くしかねぇな)

冬馬(ぐっ…う~その前にトイレトイレ)

ガチャッ

冬馬(…想像通り男子便所には紙が無ぇ…水も出ないな…鏡には…あいつの悪口)

冬馬(…どこが別の場所ですませるか)

冬馬(腹の痛みのあまり女子トイレに来ちまったぜ)

冬馬(・・・なんか隣から聞こえるぞ)

雪歩「ん!こ、声がでちゃうよぉ・・・」クチョクチョ


返す

冬馬(…女子トイレ…は流石に抵抗があるぜ…近くのコンビニに…)ダダダ

律子「帰ったみたいね」

春香「外部の人がいる前であんまり酷いことできないもんね♪」

真「……伊織がさっき顔を拭かなかったのも人がいたからでしょ?」

伊織「え、ええ 当然じゃない」

やよい「うっうー、貴音さんどこに行ってたんですか?」

千早「せっかく面白いものが見れたのに」

貴音「……私が何をしようとあなた達には関係がありません」

響「ノリ悪いな~、美希も楽しいからやれば良いのに」

美希「…こういうのあんまり好きじゃないの」

雪歩「このぐらい厳しくしないとプロデューサーのためにならないよ?」

あずさ「そうよ~、私たちはプロデューサーの事を想って」

亜美「ねぇー、そういえばまた兄ちゃんに手紙来てるよ」

真美「相変わらずモテモテですな→」ヒューヒュー

P「……いらないよ」

春香「中身ぐらい見ましょうよ、開けますね」ビリビリ


消えろ 無能プロデューサー


真「うわぁ…ラブレターじゃなかったかぁ」

あずさ「プロデューサーさん、どんまい!」

P「…ちょっと出てくる」

やよい「私たちのお仕事、いーっぱい貰ってきてくれるんですよね」

雪歩「楽しみですぅ~」

P「………行ってくる」

>消えろ 無能プロデューサー
>真「うわぁ…ラブレターじゃなかったかぁ」
が ラブレターじゃないかぁ」に見えた
俺腐ってたわ

P「アイドルに嫌われる使えないプロデューサーか…何やってんだろ俺…」



千早「んー、事務所の空気が美味しいわ。さっきまで淀んでいたもの」

春香「私たちがいくら新鮮な空気を出しても、あの人がいるだけで無駄になるからね」

貴音「…私達とあの方の呼吸方法は同じだと思いますが」

亜美「え→、無い無い!あの顔だし鰓呼吸っしょ!」

真美「だよね→」

響「吐いた息に有毒物質がいっぱい混じってそうだしなー」

真「ハハッ、同感だよ………美希、伊織面白くなさそうだね」

美希・伊織「………」

あずさ「そうだわ~、貴音ちゃん、美希ちゃん、伊織ちゃん」

あずさ「3人でプロデューサーさんが帰って来た時に演出すれば喜ぶわよ~」

貴音「私そのような事には興味がありません」

美希「…ミキもなんだか眠いからパスなの」

伊織「わ、私雑巾片づけてくるわね…」

真「………」イラッ

春香「仕方ないなー、それじゃ私たちで頑張ろっか」




冬馬「ふぅー、中々コンビニって無いもんだな…危なかったぜ」

冬馬「さてと…話を聞くとしますか」ガチャッ

飯と風呂
その間に誰か乗っ取ってくれても全然良いです
てかむしろ乗っ取って下さい 何も練ってないし

絵の具水バッシャー

冬馬「…!? な、何だぁ!?」ポタポタ

やよい「あ」

広辞苑ヒューンドカッ

冬馬「…ッガハ」

ロープピーン

冬馬「ってうおおおお!!」ズテッ グサッ

冬馬「!?うぁぁ画鋲…!?クッ、手がぁ…」グッ

あずさ「まぁ~、プロデューサーさんじゃない・・・?」

春香「あぁ…台無しだよ…」

冬馬(…い、痛ぇ…こ、こいつらぁ…!)

律子「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!あぁ…」

伊織「ちょっと…あんた大丈夫?」フキフキ

貴音「早く画鋲を取り除かなければ…フンッ」

冬馬「…ッ」

美希「絆創膏とシップ持ってきたの…」

冬馬(…ホワイトボードに仕事お疲れ様…他にも厭味ばかり書かれてるな)

冬馬(プロデューサーの写真…原形留めてねぇじゃねぇか)

冬馬(机の上に…花…?いや雑草か…椅子にはボンドが塗りたくられているみてぇだ)

真「あ~残念だな…せっかく頑張ったのに」

雪歩「でも全部無駄になった訳じゃないから」

やよい「そうですよぉ~、それにいつもよりクオリティ低いですし」

響「まぁたまには優しくしてあげても良いと思うさー」

亜美真美「飴と鞭ってやつだね→」

冬馬「」プッツン

冬馬「ざけんじゃねぇ!!」

雪歩「ヒッ…」ビクゥ

真「何急にキレてるのさ」

冬馬「下種な真似ばっかしやがって!!仕事が無ぇのはてめぇらが屑だからだよ!」

春香「はぁ?どう考えてもあの無能のせいなんだけど 何も知らないからそんな事言えるのよ」

冬馬「黙れよ性格ブス。お前らが同じアイドルしてるかと思うと反吐が出るぜ」

やよい「うっうー、この人怖いですぅ~ 何なんですかぁ」

響「関係無いのに一々口出してくるんじゃないさー」

亜美「ちょっと画鋲が刺さったぐらいでー!」

真美「器がちっちゃいぞー!」

あずさ「プロデューサーさんはもっともっと器が大きいわよ~」

冬馬(あのプロデューサーは…毎日こんな…いやこれ以上の目に合ってるのか…?)

冬馬(誰にも相談できず…俺たちと大して変わらない歳で…)

冬馬(そして…それでもこいつらをトップアイドルにしようとしてる…)ギリッ

律子「ちょっと!?あんた達ジュピターよ!?怪我なんかさせたら…」

雪歩「もしかしてぇ…事務所も…終わりですかぁ~…?」

真「大丈夫だよ、黒井社長は高木社長に入れ込んでるから公にしないさ」

真「この人も随分プロデューサーの事気にしてるみたいだし…」

春香「そんなことすればあんなに頑張ってたプロデューサーも終わりだね アハハ」

響「努力が報われないなんて可愛そうだなー」

真「それに…いざとなったら伊織が何とかしてくれるよね…?」

伊織「…そ、それは…」

冬馬「………」ギュゥ

冬馬「………」ドガッ

雪歩「ヒィィ…」ビクッ

あずさ「キレる若者ってやつね~、もっとカルシウム取らなきゃ~」

やよい「物にあたるのは駄目なんですよぉ~」

春香「しかも私たちの演出を無茶苦茶にしちゃったし」

響「まぁあんな目に合って怒るのも少しは分かるぞ」

真「この人が怒ってるのは直接被害を受けたことからじゃなさそうだけどね」

冬馬「…言っただろ、お前らがファンに夢や希望を与えるアイドルかと思うと胸糞悪いってな」

真「夢ぇ~?希望~?ププッ、ばっかじゃないの?恥ずかしいこと言っちゃって」

冬馬(…こいつらが本当に変われると思ってるのか、あいつは)

冬馬(……無理だ…絶対に…こいつらは…変われない…)

冬馬(高木社長に…直接)

冬馬「………」スック

貴音「…どちらへ?」

冬馬「………」スタスタ

千早「トップアイドルがそんな姿で出歩いちゃ駄目だと思うわ」

春香「それじゃ皆に夢と希望あげられないよ~?」

冬馬(社長は上にいるはずだ)ガチャッ

ガチャッ

冬馬「………」

高木「…冬馬君、酷い格好だな、彼女たちにやられたのか…」

冬馬「あいつらがやってる事知ってたのか…」

高木「…あぁ、だから黒井に頼んだんだ。何とかしてくれないかと」

冬馬「ありゃ無理だぜ…とっとと切り捨てて他のアイドルでも探すんだな」

高木「しかし…彼女たちはトップアイドルになれる才能を持つ者ばかりだ…」

冬馬「才能…?いくら才能があっても俺はあんな連中絶対認めねぇ…!」

高木「……彼女たちも765プロに来たばかりの頃は頑張っていた」

高木「必死に努力し…トップアイドルになり輝こうと辛い事も耐えてきた」

冬馬「そして、その努力が報われずあぁなったと」

高木「彼女たちもあの頃の想いを思い出せば…必ず…」

冬馬「あそこまで腐ってしまったらもうどうにも出来ねぇよ」

冬馬「全てプロデューサーに押し付けて諦めちまってるんだからな」

冬馬「それにどんな理由があろうと、あの行為は正当化されるものじゃないぜ」

貴音「同感ですね」

美希「ミキもついていけないよ…見てて辛い…プロデューサーもあんなことをする皆も」

伊織「………」

冬馬(…そういえば…こいつらは嫌がらせには加担してなかった気がする)

高木「君たち……」

貴音「このような環境ではもうトップアイドルを目指すことは…」

美希「…ミキも…もう限界かな…」

冬馬「…諦めんのかよ」

伊織「あんたも分かったでしょ?無理なのよ…」

冬馬「…お前ら、あいつらがあんなになるまで何もしなかったのか」

貴音「…気が付けば…もう…時既に…」

冬馬「この事態を変えようとしたのか…?嫌がらせを止めたのか?」

伊織「それは…何度も止めようとは思ったけど…」

冬馬「思うだけなら誰でも出来るんだよ。結局眺めてるだけじゃねぇか」

冬馬「お前らのトップアイドルに対する想いはその程度なのかよ」

伊織「しょうがないじゃない!そんなことをしたらターゲットが…」

伊織「…もう事務所を変えるか諦めるしか…」

美希「…ミキ、プロデューサーさんに言ったよ…」

美希「一緒に別の事務所に行こうって…でも」

美希「俺は皆をトップアイドルする…逃げることはできないって」

冬馬「…ちっ、言う事だけは一人前だな」

貴音「あの方はそういうお人なのです…まだ付き合いは短いですが分かります」

伊織「そうだ…あんたジュピターでしょ?あいつを一緒に説得してよ…961プロに行けって」

高木「……止めはしない…君たち3人なら黒井も歓迎するだろう」

冬馬「おっさん……いや駄目だ」

美希「ど、どうしてなの!?」

冬馬「どうせあの脳無しプロデューサーは絶対に首を縦に振らないぜ」

貴女「そうですね…」

冬馬「それに765プロにも少しは希望が見えてきた」

伊織「え…?」

冬馬「俺は765プロのアイドル全員が腐ってると思ってた」

冬馬「でもお前たちはまだ腐ってねぇ」

冬馬「同じ立場のお前らがトップアイドルになれば、あいつらも変わるかもしれねぇ」

貴音「皆が…変わる…?」

冬馬「もちろん確率は限りなく低いだろうがな…お前らがここからトップアイドルになる可能性もな」

伊織「…否定はしないわ」

美希「でも…可能性があるなら」

冬馬「俺も出来るだけ協力してやるよ、俺と一緒に組めば話題になるだろ」

高木「し、しかしそんなことが…可能なのかね…」

冬馬「あんたがおっさんに頼めば快くOKするさ」

伊織「あんた…どうしてそこまでするの? 765プロがどうなろうと関係ないじゃない」

冬馬「黒井のおっさんに頼まれたからだ」

貴音「本当にそれだけなのでしょうか…」

冬馬(あんな目に合ってるやつを放っとけるかよ…)

翌日

ガチャッ

冬馬「よぉ」

やよい「うっうー、昨日の怒れる人ですぅ」

春香「何であんたがここにいんのよ」

冬馬「今日からしばらく765プロ兼961プロ所属になった、よろしくな」

律子「…冗談にしては、意味が分からない上に面白くないわよ」

冬馬「冗談じゃねぇよ、社長にでも聞いてみるんだな」

P「………」

冬馬「俺がいるんだから男子便所もまともにしねぇとな」

冬馬「業者に頼んでちゃんと使えるようにしてもらっといたぜ」

あずさ「ただでさえ貧乏なのに無駄金を使わないで欲しいわ~」

冬馬「安心しろよ、全部961プロ持ちだ」

冬馬「俺はここでもアイドルとして活動する」

真「はぁ?ジュピターは?」

冬馬「四条貴音、星井美希は俺とユニットを組むことになった」

冬馬「更にプロデューサーも兼任する、あんたよろしくな」

P「えっ!?…あ、あぁよろしく…」ガシッ

千早「何か突然過ぎるわ…」

春香「そして…あいつ…なんだか気に入らない…」

亜美「もしかして~ジュピターから追い出されたんじゃない?」

真美「言えてる→、何か不祥事でも起こしてたりして」ニシシ

貴音「何を言ってるのですか、これは黒井社長からも許可を取って行っていることです」

春香「へぇ~、随分知ったような口を聞くね 貴音さん」

やよい「うっうー、もしかして貴音さん961プロのスパイだったりするんじゃないですか~?」

伊織「そんな訳ないでしょ!根も葉もない事を言わないで!」

雪歩「でも伊織ちゃん、961プロならやりかねないよ 昨日伊織ちゃんもあの人のこと疑ってたし」

千早「まさか伊織、あなた961プロに移籍するんじゃ…」

あずさ「あらあら~二人も居なくなると寂しいわね~」

美希「だからそんなんじゃないの!どうして仲間を信じられないの…?」

真「仲間?僕たちはたまたま同じ時期に同じ事務所に入っただけの仲だよ」

響「そうさー、美希は勘違いしてるぞ」

冬馬「ごちゃごちゃうるせーな!どうでも良いこと言ってる暇あったら少しでも練習しろ!」

真「…誰のせいだと思ってるの?」

冬馬「知るかよ、こんな細けぇことを気にしてるからいつまでたってもランクEなんだよ」

春香「なんですって?ちょっと売れてるからって調子乗らないでよね」

冬馬「悔しかったら早くトップアイドルになるんだな、万年ランクEさんよぉ」

千早「あなた…どうなるか分かってるでしょうね…ただじゃ済まさないわよ」

冬馬「お前らがすることなんて知れてるんだよ、下らねぇ」

真「その言葉後悔するよ」

冬馬「あぁそうかい、いいからレッスンレッスン」

チッ

貴音・美希・伊織・P「………」

あずさ「プロデューサーさんはもっともっと器が大きいわよ~w」
あずさ「ただでさえ貧乏なのに無駄金を使わないで欲しいわ~w」
あずさ「あらあら~w二人も居なくなると寂しいわね~w」

こんな感じにしか聞こえない




伊織「…あんたあんな事言って、ただじゃすまないわよ…」

冬馬「関係ねぇな、お前も早く竜宮小町の所に行って来い」

P「…多分ターゲットは俺だけじゃ無くなる、君も巻き添えになるぞ」

美希「プロデューサーさんの言う通りなの…わざわざ挑発しなくても…」

冬馬「うるせぇな、俺の勝手だろ!」

貴音「…あなたはわざと嫌がらせが自分の元へ来るように仕向けたのでしょう…私たちに被害が出ないよう」

P「…俺もそう思う、しかし仮にもトップアイドルの君が…」

冬馬「知らねぇって言ってんだろ!今はこんなお喋りしてる時間無ぇんだよ!」

冬馬「美希、貴音一緒にレッスンだ!伊織も早く行って来い!プロデューサーも仕事取れよ!」

鬼ヶ島羅刹さんはネトゲでもタンク職選びそうだ

>>233

ギルメン1「冬馬さん、そのポーションと消耗品じゃ赤字にならない?大丈夫?」

冬馬「大丈夫だ」

ギルメン2「いやだって盾職って修理費とかもかかるし・・・」

冬馬「大丈夫だって言ってんだろ!!」

ギルメン1「さすがに冬馬さんにだけ負担かけられないよ・・・・」

冬馬「お前らが死んだら迷惑だからだよ、勘違いしてんじゃねえ!!」

P「お前のドリルは俺を突くドリルだ!」

冬馬「あ…アニキィ!!」

伊織(…961プロのあいつがあんなに頑張ってるのに…私は)

律子「ちょっと亜美、動き遅れてるわよ!」

亜美「もう無理だよ→、これ以上早く動けないよ→」

あずさ「そうね~、あまり無理すると身体にも悪いわ~」

律子「……はぁ、仕方ないわね。早いけど休憩にするわ」

伊織(…私はこんな現状に絶望していた…何もしようとしなかった)

伊織「亜美…ちょっと良い…?」

亜美「何いおりん~?私休みたいんだけど→」

伊織「横で見てて思ったんだけど…この動きの時にこうすれば…いけそうじゃない?」

律子「…私もそう思ってたわ、少し難易度は上がるけど動き自体は少なくなる」

亜美「えー無理無理、大して変わんないって→」

亜美「ほら→やっぱり無理じゃん…」

伊織「まだ3回しかやってないでしょ…ほらもう一回」

亜美「今日のいおりん鬼軍曹だよ…」

あずさ「気合入ってるわね~」

律子「彼にランクEと言われたのが相当悔しかったのかしら…私も悔しいわ…!」



冬馬「おい美希、お前もっと出来るだろ」

美希「えぇ~、ミキ精一杯やってるよ?」

冬馬「確かに今のままでもお前はほぼ完璧だ。だがそのレベルで終わるお前じゃ無い」

貴音「…確かに、一つの完成系が美希の中で出来ているためそれを目標にしているように見えます」

冬馬「一度マジでぶっ倒れて死ぬ気でやってみろ。自分を全部出せ。どうせ死なねぇから」

美希「…分かった、ミキここで死んでも良いぐらいの勢いでやってみるの」

春香「あー、ムカつくなぁ…あいつ」

千早「確かにあの地位から叩き落したくなったわ…」

真美「なんとなく練習も頑張っちゃうね→。こんなに頑張ったの久しぶりだよ」

やよい「それよりあの人どうするんですか?このまま放置しておけばますます図に乗りますぅ」

雪歩「もちろんやるよね、真ちゃん」

真「……当り前じゃないか、僕たちをコケにしたこと後悔させてやるよ」

響「あ~、明日あいつの歪んだ顔を見るのが楽しみだなー」

真「………」

P「はい!はい!ありがとうございます!」




P「久しぶりに仕事が取れたぞ…!これもジュピターの効果か」

P「明日報告するのが楽しみだな~!きっと喜ぶぞ!」

翌日

春香「ふぅー、朝早くから大変だねー」

響「このぐらいなんくるないさー、ギャフンと言わせてやる」

やよい「うっうー♪楽しみですぅ」

雪歩「時間の割には良いものができましたー」

真美「そうだね→」

真「……来たみたいだよ」

冬馬「………」ガチャッ

妄想してた展開と違う方向に話が転ぶし訳分からん
全然纏まらねぇ
もう寝る

ヒューン 

冬馬「危ねっ!」サッ

やよい「うっうー」墨汁バシャー

冬馬「うっ………」ポタポタ

真「………」ドン

冬馬「グゥッ……ボンド…?」ドサッ ネチャッ

響「調子乗るんじゃねーさぁ」ゲシゲシ

冬馬「…っ…ぐっ…はっ…」

春香「私たちも優しいから顔はやめてあげるけどね…出しゃばると碌な事無いよ」グリグリ

冬馬「っ………」

雪歩「あなたのせいで事務所汚れたんですよぉ。しっかり掃除しておいて下さいね」

真美「顔も服も髪の毛も黒くなっちゃったね→」

冬馬「へっ、丁度黒染めしようかと思ってたんだよ…手間が省けたぜ」

千早「その強がりいつまでもつかしら」

冬馬(……ホワイトボードには俺の…事か…)

冬馬(…俺の机…ゴミがぶちまけられてるな…プロデューサーの机には…雑草か)

冬馬(椅子は背もたれが無くなってる…)

冬馬「……お前ら邪魔だよ、どけ」グググネチャァ

春香「まさにトップアイドルって感じの姿だねー」

真「今後の参考にするために…写真でもとっておこうかな」カシャッ

冬馬「…好きにしろよ」

真「いいの?この無様な写真、何かの間違えでバラ撒いちゃうかもしれないよ?」

冬馬「そんなんじゃ、何の影響も出ねぇよ」

やよい「早く片付けて下さい~、汚いですぅ」

冬馬「分かってるっつーの」



冬馬(トイレは…水は出るが…鏡には…また…俺の…こと……顔汚ねぇな)バシャバシャゴシゴシ

冬馬(念のために着替えを持ってきて正解だったな…個室で着替えるか)ガチャッ

冬馬(…覚悟はしていたが…やっぱ…きついな)

真美「水で綺麗にしてあげるよん」

バシャーン

真美「じゃあね→♪」

冬馬「………」ポトポト

冬馬「……着替えるか」

冬馬「………」ゴシゴシ

響「全然綺麗になってねーぞ、あっちも汚れてるさー」

春香「ちゃんとボンドも取っておきなさいよ」

雪歩「じゃないと律子さんに怒られますよぅ」

冬馬「………そうかよ」ゴシゴシ

ガチャッ

貴音「これは………手伝います」

真「……こんな奴を手伝うんだ…」

真美「こんな汚い奴と汚い作業したらお姫ちんが汚れちゃうよん」

冬馬「……そうだぜ…俺だけでやるから構うな」

貴音「私今日は着替えを多く持って来ております、ですから汚れても問題ありません」

真「…放っておこう、好きにさせれば良いさ」

冬馬「…お前も馬鹿な奴だな」ゴシゴシ

貴音「あなた程ではありません」ゴシゴシ



ガチャッ

美希「おっは…よ…ぅ…なの……」

冬馬「随分早いじゃねぇか、あれだけ死にそうにな顔してたのによぉ」ゴシゴシ

貴音「はい、真に驚きです」ゴシゴシ

美希「…ミキ、頑張るって決めたから……手伝う」

やよい「美希さんまでー、どうしたんですかぁ?」

美希「……どうもしてないよ」ゴシゴシ

亜美「うっひょ→、これはこれは」

あずさ「まぁ~、汚いわ~」

律子「また…あんた達はこんなに汚して…ぼさっと見てないで手伝いなさい」

真美「え~、でもぉ…」

律子「良いから!!」

真「…分かったよ、全く誰かさんの作業が遅いおかげで…」

春香「全くだよ、あ~最悪ぅ」

伊織「…あんた机の上…プロデューサーよりも無茶苦茶じゃない」

美希「…!こっちに気を取られて気付かなかったの」

冬馬「俺も全く気付かなかったぜ。あれで嫌がらせのつもりかよ、あんなんじゃ分からないぜ」

貴音「…あちらも片づけましょう」

伊織「…この椅子背もたれが…」

冬馬「あ~、俺背もたれ無い方が好きなんだよ。わざわざありがとうって感じだ」

貴音「………引き出しの中には」

美希「ヒッ…カ、カブトムシ…の死体…?それもいっぱい…」

冬馬「……カブトムシとは男心が分かってるじゃねぇか」

伊織「……他の引き出しは…何これ?…真っ二つに割れたCD?」

美希「これってもしかしてジュピターの…」

冬馬「……売上に貢献してくれて助かるぜ」

ガチャッ

P「す、すまない!…遅れた」

春香「何謝ってるんですか?別に仕事してないんだからいくら遅刻しても良いですよ」

P(……何も起こらないか…やはり彼に被害が…クッ)

響「あ~、何か空気が淀んできたなー」

真「それはさっきからだろ?むしろあっちが原因じゃない?」

冬馬「………」

美希「むぅ~、中々顔の汚れ落ちないの…」フキフキ

貴音「…髪の毛の方も固まってしまいました」

伊織「…もう染めちゃうしかないかもね…」

P(…彼の顔…それに髪が………他の仕打ちもあっただろう…俺のせいで…)

冬馬「次は何色にすっかなー、意外と赤色なんてのも受けるんじゃねぇか?」

P「……すまない、俺のせいで」

冬馬「ったく遅刻すんなよ、時間守れないとどの業界でもやっていけないぜ?」

P「…本当にすまない」

冬馬「遅刻した事なら全員に謝れよ、俺だけに謝っても仕方ねぇだろ」

冬馬「それに仕事はしっかり取って来たんだろうな?」

P「あ、あぁ…君がいるということで食いついて来たよ。それもゴールデンだ」

雪歩「…えっ」

千早「プロデューサーが…仕事を!?しかもゴールデン!?」

貴音「あなた様…それは真ですか?」

P「もちろんだ、こんな冗談を言う余裕あるはず無いだろ?」

美希「やったー!!ミキ嬉しい!!久しぶりにキラキラできるの!!」

伊織「良かったわね、あんた達!」

冬馬「喜ぶのはまだ早いぜ。ここで成功しなきゃ何の意味も無ぇからな」

P「そうだ!これはトップアイドルになるための通過点に過ぎない!」

貴音「分かっております…美希に負けないよう私の全てを出して見せます」

律子「……そんな、まさか…あのプロデューサーが……こっちも負けてられないわね」

伊織「そうよそうよ!絶対に私たちも負けないんだから!」

亜美「いおりんこんな熱血キャラだったっけ」

あずさ「年頃の女の子には色々あるのよ~、うふふ」

真「……チッ、何がジュピターだよ」

やよい「それにあの二人もジュピター人気に肖っただけです~」

春香「あいつが961プロに戻ったら、どうせまた仕事も無くなるよ」

響「それまでの辛抱さー」

千早「………そう…ね…」

律子「そこで周って、そう!その位置よ!やれば出来るじゃない!」

亜美「へへ→、亜美は天才だからね→」

律子「調子に乗らない!他にも駄目な部分いっぱいあるんだから!まだまだやるわよ!」

亜美「ヒィー、やっぱり鬼軍曹だぁ」

あずさ「律子さん気合入ってるわ~」

伊織「そうね、でも久しぶりに本気でやってるって感じがするわ」

あずさ「今までほとんどお仕事無かったから…刺激されたんじゃないかしら~」

伊織「まぁ、良い傾向だわ。あの三人だけに仕事があるってのも悔しいし」

亜美「竜宮小町に仕事が来たら、真美に自慢しちゃうよ→」

律子「はい!お喋りは終わり!次!」

P「…とまぁ大体こんな感じだ、まぁ顔出しの挨拶だな」

冬馬「まだ1曲も完璧なの無ぇからな」

貴音「…ジュピターが入ることで私たちが話題になる事は確実です」

美希「そこからが勝負だね」

P「あぁ、俺たちは間違いなく注目されるだろう…しかし」

冬馬「俺もいつまでもここに居る訳じゃねぇ。俺が消えるまでにある程度のレベルにならないと駄目だ」

P「そうだ。彼が居なくなってまた元通りになるのだけは避けたい」

美希「ミキ達に…ファンが出来るように…頑張らないと」

冬馬「そうだ、俺が居なくなった途端消えるんじゃねぇぞ。一度でもユニット組んだ俺が恥ずかしいからな」

貴音「承知しております。トップアイドルになるために…必ず」

真「…気に入らない、僕たちに仕事が回ってこないのに」

やよい「あの人と組んだ途端にこれです~」

雪歩「あの2人も私たちと大して変わらなかったのに…」

千早「…こんなことなら、私も彼と組めば…」

春香「千早ちゃん、何言ってるの?」

響「そうだぞ、抜け駆けなんて絶対駄目だからな」

真美「それに今更トップアイドルなんて無理に決まってるじゃん」

真「そうだよ、それよりあいつに何をするか考えよう」

響「へび香を服の中に入れてやるってのはどうだ?」

春香「あっ、それおもしろーい」

千早「………」

冬馬(…嫌がらせは相変わらず続くな…竜宮小町の連中は忙しそうで何もしてこないが…伊織か…)

貴音「タオルお持ちしました…」

美希「…ゴミ捨てといたよ」

冬馬「…悪いな」

冬馬(…俺に対する嫌がらせを7とすればプロデューサーは3か…あいつの負担も大分軽くなっただろ)

春香「二人ともよくそいつに近づけるね~、私なんかこの距離でも失神しちゃいそうだよ」

雪歩「私もですぅ~、ユニットを組んだから抗体が出来たんでしょうか~」

冬馬「じゃぁとっとと別の場所に行って歌の練習でもしとけよ、下手糞」

春香「誰が下手糞ですって…?新参者のあんたが消えなさいよ」

P「……お前たちいい加減にしろ…彼が何をしたって言うんだ…?」

真「僕たちを侮辱したんですよ、それより僕たちにも仕事見つけてきて下さいよ」

やよい「うっうー、そうです。その3人ばっかり贔屓です~」

P「…まだそれは出来ない、しかしこれでうちが有名になればチャンスが…きっと来る」

美希「皆…冬馬は…765プロの為に頑張ってるんだよ?」

貴音「その通りです。皆の夢を叶えられるように…」

響「どうだかー、美希も貴音も少し注目されてるからって調子に乗るんじゃないぞ」

真「同感だね。あっ、もしかしてプロデューサー、わざと僕たちに仕事来ないようにしてるんじゃない?」

やよい「えっ、プロデューサーさんそれは酷いですー」

美希「やよい!」

貴音「…本気でそう思ってるのですか…?」

P「俺は皆にトップアイドルになって欲しいと心から…!」

冬馬「…こいつはお前らの嫌がらせを受けても、お前らをプロデュースしようと必死だったんだぞ…!」

春香「そんな証拠どこにあるの?」

雪歩「プロデューサーさんはマゾなんですよ~、きっと私たちのする事にも喜んでたんですぅ」

冬馬「…あんなことされて平気でいられる奴が…いると思ってんのかよ…?」

真「君もそうじゃないの?そういえばジュピターの後の二人もそんな感じだよねハハハ」

冬馬「てめぇ…あいつらを…侮辱するんじゃねぇ!!」ギュオォ

P「お、おい!落ち着け!」

真「ん?どうする?殴る?トップアイドルが女を殴ったなんて知られたら大問題だよ」

冬馬「……もう良い、てめぇなんか殴る価値も無ぇ」

雪歩「格好つけちゃって…本当は保身のためなんですぅ」

P「…行こうか」

美希「ミキ達がトップアイドルになって…」

貴音「あなた方の目を覚まさせてあげます」スタスタ

ガチャッ

春香「トップアイドル…?冗談きついよ」

やよい「うっうー、夢と現実の区別はつけましょうー」

真「……今日も大人しいんだね真美、千早」

春香「そういえば最近二人ともあんまり手伝ってくれないね」

真美・千早「………」

真美「……最近、亜美が自慢してきたんだ」

真美「竜宮小町でラジオのゲストに呼ばれたって…」

春香「…たったそれだけのことを自慢しに?どうでもいいじゃない」

真美「そう思ったんだけど…すごく嬉しそうに言って来たんだ」

やよい「確かに最近レッスンも忙しそうですー」

真美「うん…とても疲れてるみたいだけど…でもとっても楽しそう」

真「…だから何だって言うんだい?」イラッ

真美「…だから、真美もちょっとだけ頑張ってみようかなって」

千早「私も…たとえジュピターを利用してでも…少しでも歌える可能性があるなら」

千早「もう取り返しがつかないかもしれないけれど…もう一度だけ…頑張りたい」

春香「…あんな無能プロデューサーなのに?ジュピターのおかげで仕事がたまたま来ただけだよ?」

やよい「竜宮小町もどうせこれっきりですー」

雪歩「そうですよぉ、大体こんなことをした私たちを許してくれるはずありません~」

真「だから、潔く諦めようよ。僕たちは変わらない」

千早「…じゃああなた達が毎日事務所に来ているのは何故?」

真美「心のどこかで期待してるからじゃないかな」

真「…意味が分からない…僕が来てるのはただこの遊びが楽しいからさ」

春香「良い暇つぶしだよね」

響「皆と一緒に同じことするの楽しいさー」

やよい「うっうー、そうですー。別に期待してるわけじゃありませんー」

雪歩「二人とも貴音さんや美希さんみたいにおかしくなったんですかぁ?」

千早「…何と言われても私は私のやりたいようにやるわ」スタスタ

真美「真美も亜美には負けたくない。それだけだよ」スタスタ

ガチャッ

真「………何だよ、あいつらまで」イライラ

真美「兄ちゃん!」
千早「プロデューサー!」

冬馬「てめぇら…何の用だ?邪魔しに来たなら帰れよ。」

P「お、おい…そう邪険にするな」

美希「本当にミキ達頑張ってるの…だから」

貴音「これ以上何か妨害するつもりなら…」

真美「そ、そうじゃないよぉ…」

千早「…私たちは何をしても許されない事をしたのは分かってます」

千早・真美「本当にごめんなさい!」

P「…えっ?」

真美「…真美たち分かったんだ。真美たちが勝手に諦めてるだけだって」

千早「虫が良いのは分かってます。それでも…」

真美・千早「どうか私たちをプロデュースして下さい。お願いしますっ!」

P「……俺はお前たちのプロデュースを一度でも諦めた事は無いよ」

P「何をいまさら頼んでるんだ?当り前じゃないか!少し時間はかかるかもしれないがな…」

冬馬(…こいつちょっと甘過ぎるだろ……文句の一つでも言ってやりゃいいのに…俺なら爆発してるぜ)

千早「…うっ…ごめんなさい…本当に…ぐっ」ポロポロ

真美「私たちは何てことを…グスッ…ウゥ…ゔぅ」ポロポロ

美希「…ミキ達も何も出来なかった…止められなかった」

貴音「私たちにも責任はあります…同罪です…故に765プロを輝かせる事が唯一出来る罪滅ぼし…」

冬馬「…泣いてごまかしてんじゃねーよ。これからのてめぇらの態度で示しやがれ」

冬馬「俺だっててめぇらを殴り倒してボコボコにしてやりてぇんだ…プロデューサーはそれ以上のはずだぜ」

P「……もう良いんだ。過ぎた事は仕方ない」

真美「皆…ごめ…んな…ヒック…さい…ヒック…グスッ…ゥ」ポロポロ

千早「プロデューサー……冬馬……美希…貴音…ごめんなさい…」ポロポロ

冬馬(…スッキリしねぇ…こいつら男なら殴り倒せるのに…いや俺が女なら殴っても許されるか?)

冬馬「…てめぇら屑はプロデューサーが許そうが俺は絶対許さねぇからな。俺にしたこと忘れてねぇぞ」

千早「…気が済むまで…殴ろうと蹴ろうと何をしてもらっても構わないわ…」

真美「それぐらいの覚悟は出来てるよ…」

P「お、おい…」

冬馬「へっ、上等じゃねぇか…」

冬馬「…俺は…お前らがトップアイドルにならなかったら、完膚無きまでにボコボコにしてやるよ」

冬馬「どこへ逃げようと絶対にな…ただの脅しじゃねぇぞ。絶対だ…」

真美「そ、それって…」

千早「私たちにトップアイドルになれと…?」

冬馬「勘違いすんじゃねぇ…どうせお前らがトップアイドルになる可能性なんてほぼ0だ」

冬馬「今殴り倒しても良いが楽しみは後に取っておく方が面白いからな」

冬馬「もちろん…その時はプロデューサーも一緒にな」

P「…ああ、わかった。その時が来ればおれもけじめをつける」

冬馬「…と言うわけだ、てめぇら殴られたくなかったら精々足掻くんだな」

貴音「…分かりました」

美希「ミキ、痛いの嫌いだから頑張る!」

千早「……絶対にトップアイドルに」

真美「なってみせるよ」

冬馬(やっちまった…俺は今こいつらをぶっ飛ばしたかったのに…甘いな)

冬馬(……嫌々、俺は楽しみを先送りにしてるだけだ。そうだ。俺はプロデューサー程お人好しじゃないぜ!)

夜まで出かける
あとの展開は想像つくだろうし落としてくれてもおk
てか誰か乗っ取ってください お願いしまふ

調子に乗るな 死ね
  961に帰れ  

美希「…気にしちゃ駄目だよ」

貴音「相も変わらず陰湿な…」

P「…しかし悪知恵が働く真美達がいないからか、大分マシになって来たな…」

冬馬「さーて、ちゃっちゃと片付けるか」

春香「…何だかあんまりダメージ受けてないみたいだね」

やよい「うっうー、パターン化してきたからです。同じ事を繰り返しても効果が薄いですー」

真「…それに」

律子「…あの娘たち…本当に懲りないんだから」

千早「机の上、片付けておいたわ」

亜美真美「タオルいっぱい持って来たよ→」

あずさ「バケツの水、替えてきたわよ~」

伊織「ゴミ袋持ってきたからまとめてここに入れなさい」

小鳥「ピヨヨヨヨヨヨ」バッサバサ

真「今じゃ真美、千早だけじゃなく竜宮小町までもが向こう側についたみたいだからね」

響「自分たちが少数派か…不味いぞー…」

真「……そうだね」

雪歩「…真ちゃん…?何か考えある…?」

真「………」

響「…自分も…あっち側に行こうかな…」

春香「…はぁ?ふざけてるの?」

響「…だ、だって今じゃ自分達の方が浮いてるぐらいだぞ!」

雪歩「……そ、それは」

やよい「否定できませんー」

響「今ならまだ…自分達も千早達みたいに…許してもらえるかもしれない…」

真「……今の発言を聞いた以上響も向こう側だね、一人で行けばいいじゃないか」

響「…えっ、いや、皆も一緒に謝って、それで…」

真「何言ってるの?僕たちは形勢が不利になった途端寝返るような薄汚い根性してないんだけど」

春香「まぁ向こう側に今更一人で入っても浮くだけだけど…響ちゃん可愛そうだなぁ」

真「一人で僕達からの仕打ちに耐えられるかな、誰にも相談できないだろうし」

響「…!それって…まさか自分も…?」

春香「雪歩もやよいも楽しみが増えて良かったね…?」

雪歩・やよい「……はい」

ガチャッ

冬馬「………!?」

響「うっ…グスッ…うぅ…」

冬馬「おい、大丈夫か…?」

冬馬(…こいつ…あの時の俺と同じで頭から墨汁かけられてやがる…髪も無茶苦茶に切られて…しかも腕や足に痣?)

冬馬(……よく見りゃボードに書かれてるのは俺やプロデューサーじゃ無く…こいつのことか…)

冬馬「…あいつらの仕業か…?」

春香「知らないわよ。その子馬鹿だから自分でドジしてそうなったんでしょ」

真「そうだよ。馬鹿が移ったら嫌だから僕たちに近づかないで欲しいんだけどね」

冬馬「…てめぇら…こいつの仲間じゃ無かったのかよ」

響「…うっ…全部…自分が…悪いんだ…」フラフラガチャッ

冬馬「お、おい…どこ行くんだよ…」

春香「視界から見苦しいものが消えて清々したなー。やよいと雪歩もそう思うでしょ」

やよい・雪歩「…はい」

冬馬「………」ダッ

ガチャッ

真「目の前で困ってる人は見逃せないって?あーカッコいい…まるで王子様だね」

雪歩「…真ちゃんも…ま、前は王子様みたいだったよ」

真「………」ギロッ

雪歩「ヒッ、い、いやそういう意味じゃ無くて…ね…も、もちろん今もカッコいいよ…」

真「………」イラ

春香「まぁまぁ、雪歩も悪気があって言ったんじゃないから抑えて抑えて」

やよい(…なんだかいつも以上に怖いですー…)

冬馬「…おい、待てよ」ガッ

響「な、何だ…自分に復讐したいのか…いくらでもして良いぞ…自分が何もかも悪いんだから」

冬馬「卑屈になってんじゃねぇよ。汚れ落とす練習してぇからお前の面貸せ」

響「えっ・・・」

冬馬「ついでにカットの練習もしてぇ、お前の髪切らせてもらうぜ」

響「ど、どうして…自分のことを…自分はあんなに酷い事をしたのに…」

冬馬「勘違いしてんじゃねぇ、その面で出て行かれたら765プロの評判が下がるからな」

冬馬「仕方なく…だ。あと服とシップ貸してやるから勝手に使え」

冬馬「…セミロングになっちまった…マジで悪ぃ」

響「……すごく綺麗に仕上がってる…!信じられないさー」

冬馬「えっ、マジで?なら良かったぜ。……で、何であんな目に?」

響「…自分だけが抜け出して…そっちにつこうとしたから…」

冬馬「……なるほど…あいつらならそのぐらい平気でしそうだ」

冬馬「…お前がこっち側に来たのは本気でトップアイドルを目指すためだよな?」

響「…違う…」

冬馬「は?」

響「…皆がプロデューサー側に付き始めて…自分達の人数が…逆に…少なくなったし…」

冬馬「……プロデューサーの元に戻ってきた奴は皆トップアイドルになるって目標がある」

冬馬「そのために、血反吐が出るような練習を重ねている。てめぇじゃついていけねぇよ」

響「…で、でも…自分…やるからには精一杯やるつもりだぞ!」

冬馬「そう言って前も結局投げ出したんじゃねぇのか?」

響「…そ、それは…」

冬馬「千早たちは未だに仕事が全く来ねぇ。にも毎日関わらず死ぬ気で頑張ってるぜ?」

冬馬「お前は目の前に仕事が無ぇと走れねぇだろ?」

響「………」

冬馬「……お前にゃ無理だ、諦めろ」

響「…自分…トップアイドルを…諦めたくない…絶対」

冬馬「……口だけなら何とでも言えるっての」

響「……確かにそうだ…でも自分も…このまま終わりたくない」

響「真美が…亜美のこと楽しそうだって…言ってた」

響「…自分、そんなの全く信じて無かった…仕事も無いのにレッスンだけなんて辛いだけだって…」

冬馬「…そりゃそうだぜ、辛く無いわけねぇよ」

響「…でも、千早や真美…他の皆の顔を毎日見てると…自分たちの顔とは全然違ってた」

響「頑張ってる皆の顔はとても輝いてた……自分もまだ間に合うなら…輝きたい…」

冬馬「でもこっち側についた理由は違うんだろ?」

響「確かにそうだ…自分は一人でそっちに行く勇気が無かった……」

響「何を言っても上っ面だけの戯言に聞こえるかもしれない…」

響「…でもトップアイドルになりたいって想いだけは本当なんだ…信じて欲しい…」

冬馬「……お前にゃ無理だ、諦めろ」

響「自分じゃない、うちのハム蔵がやる」

冬馬「…そういう事はプロデューサーに言うんだな、聞いてたんだろ?」

響「えっ…?」

P「…よく分かったな…出るに出れない空気で隠れてたんだが」

冬馬「あれで隠れてるつもりだったのかよ…で、どうするんだ?」

P「…響の想い確かに伝わった。お前の想い絶対に無駄にはしない」

響「…!プロデューサー…ごめん…うっ…本当に…ごめんなさい…うわぁぁぁぁん」ポロポロ

P「泣くのは…トップアイドルになってからだろ?」

響「…ぅん…ごめんなさい…うっ…ぅぅ」

冬馬(はぁ…この甘ちゃんプロデューサーならこうなると思ったぜ…胸焼けしそうだ…)

冬馬(俺はまだ全然こいつのことを信用出来ねぇが…実際にこの目で確かめてやるか)

冬馬「…お前、俺たちのユニットの練習に付き合え」

響「…え?それってどういうことだ…」

冬馬「…俺はお前を認めた訳じゃねぇ、どの程度やれるのか判断する」

響「……望むところさ」

冬馬「あんたも文句ないよな?」

P「あぁ、響…急に難易度が高い練習になるんだ…無理するなよ」

響「…そんなこと言ってられないよ。自分、変わるんだ」

冬馬「良い心掛けじゃねーか。精々体が潰れないようにするんだな」

P「皆お疲れ様!すごい!すごいじゃないか!」

響「どうだ…?全部こなしたぞ…」バタッ

貴音「…まさか…最後までついて来るとは…」ハァハァ

美希「…信じられないの…響すごいよ…」ハァハァ

冬馬(…流石に驚いたぜ……本当に乗り切るとは…)ハァハァ

冬馬(特に…ダンスは…信じられないぐらいすげぇ…)ハァハァ

冬馬「…おい、お前死んでるか?」

響「んー、死にそうだけど生きてるぞ…」

冬馬「…俺がいずれ961プロに戻る事は知ってるな?」

響「知ってるさー…」

冬馬「俺が抜ける事でプロジェクト・フェアリーは一つ枠が空く

冬馬「そこにお前が入るんだ」

響「…えっ!?今日の練習は自分の根性を試すのが目的じゃなかったのか?」

冬馬「そのつもりだったが…お前の身体能力は目を見張るものがある」

P「確かに響のダンスは765プロトップと言っても良い。俺も響なら冬馬君の代役が務まると思う」

響「…そんな…自分なんかが本当に良いのか…?」

美希「…自信持って響!冬馬が誉める事なんか滅多に無いんだよ!」

冬馬「余計な事言うんじゃねぇ!」

貴音「美希の言う通りです。これからは同じユニットなのですね。改めてよろしくお願いします」

響「…ありがとう…自分皆に迷惑かけて…いくら謝っても謝りきれない…本当にごめん…」

響「これからも…迷惑かけるかもしれないけど…こんな自分だけど…仲良くしてほしい…」

美希「もー、嬉しい知らせのはずなのに暗いよー」ブー

貴音「自分を卑下するのはやめなさい。我々もいつ響に迷惑をかけるか分からないのですから」

響「…二人とも……うっ…グスッ…よ、よろしくたのむさー!」

貴音「はい、こちらこそ」

美希「よろしくなのー!…言いそびれてたけど響バッサリ髪切ったんだね、すっごく可愛いよー」

響「…ほ、本当か!?えへへ…実は冬馬に切ってもらったんだ」

冬馬「余計な事言うんじゃねぇ!」

美希「良いな~、ミキもバッサリ切っちゃおうかなぁ…」チラッ

冬馬「俺はやらねぇぞ、めんどくせぇ…」

美希「なんでなのー!!」ムキー

P「…大体アイドルが勝手に髪切ろうとするなよ…問題だぞ…」

亜美「兄ちゃんの眼鏡取ったー!」

真美「取ったどー!」

P「おい、待てコラ!ガキンチョ共!」

律子「二人とも暴れるなー!!」

伊織「あの二人…本当に反省してるのかしら」

千早「…してる…ということにしておきましょう」

あずさ「プロデューサーさん達に謝りに行った時の態度はどこへ行ったのかしら~…」

冬馬「まぁじゃれてるだけだし良いんじゃねぇか」

響「765プロに来たばかりの頃もあんな感じだったなー」

美希「なんだか懐かしいの…」

貴音「少しずつではありますが…良い方向に向かっていますね」

ドガッ

P「ガァァ…机に…足が…」ビクンビクン

貴音「…恐らく」

ワイワイガヤガヤ

春香「…響馴染んでるね…」

雪歩「この人数だと嫌がらせしても…出来る事限られちゃいます」

雪歩「待機型トラップだと…誰が被害に合うか分からないし…」

やよい「しかも向こうは大人数だからすぐに片付けちゃいますー」

雪歩「こっちの労力に比べて向こうのダメージが小さすぎますぅ」

やよい「うっうー、もはや焼け石に水状態ですねー」

春香「…あ、あんた達何諦めてるのよ!」

真「………」

真(…全部…あいつが来たせいだ…あいつが来てからおかしくなったんだ…!)

真(どうする…?やよいと雪歩は完全にやる気を失っている…)

真(…春香もあの様子じゃいずれ……いや、既に………もう…)

真(………最後に…思いっきりあいつを殴る…!)

真「………」ツカツカ

春香「ま、真…?」

やよい「ど、どうしたんですかー?」

雪歩「真ちゃん…」

P「ま、真…急にどうしたんだ?」

真「………」ギュウゥ

冬馬「…あ?俺に何か用かよ」

ドゴォッ

冬馬「ッブハァ!!」ズサァ

P「と、冬馬君!大丈夫か!?」

春香「ま、真…?」

律子「あ、あんた自分が何やったか分かってるの!?」

真「もちろんだよ律子」

真「僕はジュピター兼プロジェクト・フェアリーのトップアイドル天ケ瀬冬馬さんの御尊顔を思いきり殴りました」

冬馬(……グゥ、意識がはっきりしねぇ…何だってんだ…)

真「こんなことをした僕はもちろん首ですよね まぁ首程度で済めばラッキーですが」

真「冬馬さんファンの皆に殺されるかも可能性もあるなぁ、ハハハ」

雪歩「ま、真ちゃんどうしちゃったの…?」

真「そこの3人は僕が脅して色々やらせました。響への嫌がらせも含めてね」

やよい「うっうー…」

響「………」

真「まぁ~それ以前の事も僕が扇動してやってたって感じだけどねぇ」

真「僕が皆を脅したら簡単に従ってくれるし…一部言う事を聞いてくれない人もいたけど」

春香(…違うよ…私みたいに自分の意思で参加してた人がほとんどだよ…)

真「まぁ言ってしまえば皆僕の被害者なんだよねー」

亜美「…違うよ兄ちゃん」

真美「真美たちがやりたいと思ってやってたんだよ」

P「…そうか…」

真「亜美も真美もこんな場所でよく嘘をつけるね」

あずさ「…嘘をついてるのは真ちゃんの方よ」

千早「一人だけの力で…あそこまで陰惨なこと出来るわけないじゃない」

真「何?僕が響にしたこと知っててそんなこと言うの?」

響「……でも、違うんだぞ…真の言ってる事は…」

真「あっそう、どうでもいいよ。もう終わりだし」

冬馬(…何だかよく分からねぇが単純に殴られた事がムカツク…許さねぇ)

真「それじゃ皆さんさようなら、僕は家のテレビから皆の姿を見てるよ」ダダダッ

ガチャッ

雪歩「ま、真ちゃん…」

P「…俺が行く!皆待っててくれ…!」

律子「で、でも皆で探した方が…」

P「…頼む」ダダダッ

冬馬「………」スック

響「ちょ、ちょっと…プロデューサーが待っててくれって」

美希「それに…顔の手当てもまだ済んでないよ…」

冬馬「関係ねぇよ!あぁぁぁぁぁもうマジでムカツクぜえええええええええええええ」ダダダッ

貴音「行ってしまわれましたか…」

美希「何だか今までのモヤモヤが一度に全部爆発した感じなの」

小鳥「そうね」

P「……随分探したぞ…」ゼーゼー

真「…何なんですか」

P「久しぶりに…ゆっくり話がしたくてな。隣良いか?」ハァハァ

真「どうせ、嫌だ…って言っても無駄じゃないですか」

P「そういうなって…ふぅ…」




冬馬「クソッ、あの男女かどこ行きやがったぁ…!図に乗りやがってぇ…!!」

真「あの仕打ちを受け続けてまだ僕を追いかけてくるなんて…まさか本当にマゾなんですか?」

P「わざわざあんな猿芝居するお前も相当だぞ」

真「……夕日をバックにして最後に皆が一斉に集まって許してくれる…って展開狙ってますから」

P「…それなら冬馬君を殴る必要無かったんじゃないのか?」

真「なんとなくです。ムカつくから」

P(冬馬君…殴られ損か…)

P「…何でトップアイドルを諦めたんだ?」




冬馬「どこなんだよおおおおおおおおおぉ!!ちくしょおおおおおおおお」

無理もうマジ無理 頭限界 寝る
保守してももうスレ埋まるから完結出来なさそう 後は脳内補完して
それか誰か代行して終わらせて

春香の持ち歌が閣下だったけ

――――――――――――――――――――――――――――――


P「・・・・・・という脚本なんだが」

やよい「うっうー!プロデューサーさんが可哀想すぎますぅ!!」

亜美「そ→だよ!!兄(C)にそんな事出来ない・・・」

雪歩「それにこれじゃあ真ちゃんがあまりにも憎まれ役で・・・」

真「はは、雪歩いいんだよお芝居なんだからー」

P「そうだぞ、遠慮しないで俺に水ぶっかけろ!なぁ真美!」

真美「う→ん・・・」

律子「折角のコラボ企画なんだから、フイにするわけにはいかないわよぉ!」

あずさ「あらあら、律子さんやる気ねー」

貴音「わたくしもベストを尽くしましょう」

美希「ミキはなかなかいいポジションだって思うな」

冬馬「そうだぜ、わざわざJUPITERの仕事よりもこっちを優先してやってんだ、お前ら俺を引き立てやがれ!!」

響「自分もがんばるぞー!

」春香「トホホ・・・」

>>753
ファンの間での春香の愛称「はるかっか」からの派生

はるかっか→春閣下

そういうネット(主にニコ動)の反応をみて作られた曲が「I want」

――――――――――――――――――――


小鳥「ピヨヨヨヨヨヨヨ」バッサバサ










おわり

あずさ「あらあら~、こんなことしちゃいけないじゃない 本当に駄目なプロデューサーさんですね」

あずさ「そうよ~、私たちはプロデューサーの事を想って」
あずさ「プロデューサーさん、どんまい!」

あずさ「そうだわ~、貴音ちゃん、美希ちゃん、伊織ちゃん」
あずさ「3人でプロデューサーさんが帰って来た時に演出すれば喜ぶわよ~」

あずさ「まぁ~、プロデューサーさんじゃない・・・?」
あずさ「プロデューサーさんはもっともっと器が大きいわよ~」

あずさ「キレる若者ってやつね~、もっとカルシウム取らなきゃ~」
あずさ「ただでさえ貧乏なのに無駄金を使わないで欲しいわ~」

あずさ「あらあら~二人も居なくなると寂しいわね~」
あずさ「そうね~、あまり無理すると身体にも悪いわ~」
あずさ「気合入ってるわね~」

あずさ「まぁ~、汚いわ~」
あずさ「年頃の女の子には色々あるのよ~、うふふ」
あずさ「律子さん気合入ってるわ~」

あずさ「バケツの水、替えてきたわよ~」
あずさ「プロデューサーさん達に謝りに行った時の態度はどこへ行ったのかしら~…」
あずさ「…嘘をついてるのは真ちゃんの方よ」

あれ?いつものあずささんだ

真「…もう嫌なんですよ、王子様なんて…仕事が入って来てもそればっかり…!」

真「僕は…僕だって女の子だ…お姫様になりたい」

真「…だけど、ファンの皆は王子様な僕以外認めてくれない…いや、765プロの皆だってそうだ」

P「真…王子様に誰でもなれる訳じゃない。男で王子様になりたくてもなれないやつもいる」

真「…そんなの関係無いですよ」



冬馬「ここどこだよ…」

P「じゃあ、仮に不良に絡まれてる真を俺が身を呈してお前を庇ったとしよう」

P「それで、俺はお前のカッコいい王子様になれるか?」

真「いえ、全く思いません。そもそもそんな状況ありえないです」

真「それに庇うって殴られるだけでしょ?無様です」

P「ははっ、そりゃそうだな。でも実際にそうなったら王子様になれなくとも俺はそうするよ」

P「うちのアイドルだから助けるんじゃない。女の子が殴られそうになるの放っとけないからな」



冬馬「こうなりゃやけだああああああ!菊池真おおおおおおおお!!出てこいやあああ」

真「………」

P「俺じゃ王子様になれない。でも真が誰かを助けたら、誰かの王子様になれる」

P「王子様に助けてもらったっていう夢を見せてあげられるんだ」

真「…夢?あいつみたいなことを…馬鹿馬鹿しい」

P「真はお姫様を夢見てアイドルになったんだろ?自分が夢を見るのも素晴らしいことだ」

P「でも、誰かに夢を見せるのもアイドルの大切な仕事なんじゃないか?」



冬馬「名前叫びながら走るのって結構しんどいぜ」ハァハァ

真「…もう遅いんですよ。今更何を言っても」

真「僕は取り返しのつかない事をしてるってずっと自覚してたんですから」

P「真…」

真「…僕は…諦めた時…一人になるのが嫌だから…」

真「春香達に吹き込んだんですよ。仕事が無いのはプロデューサーのせいだって」

P「…否定はできないな」

真「僕以外の人が楽しくアイドルをするのが許せなかった」

真「それならいっそ…全員巻き込んで…一緒に落ちぶれてやろうって」

真「結局失敗しちゃって…落ちこぼれは僕だけになりそうだけど」

P「……お前も…まだ間に合うよ」

真「僕が…?冗談キツイですよ。こんな醜い王子様いるわけないじゃないですか」

P「皆お前と同じ状況から戻ってきたんだ。お前もきっと…」

真「僕みたいな屑が皆に夢を?あげられるわけないですよ」

真「こんな醜い僕じゃファンのお姫様にも王子様にもなれない…絶対に無理です」

P「真…」

真「それに今までの行為に加えて今日はトップアイドルの顔を殴っちゃいましたからね」

P「………」

キクチマコトォ~!!!ドコダアアアアアア!!!

真「…?」

P「この声は…まさか…」

P「お、おいどうしたんだ…冬馬君」

冬馬「……やっと見つけたぜ」ゼェゼェ

真「…何しに来たんだよ」

冬馬「はぁぁぁぁ?てめぇどの口がそう言ってんだぁ…!」

P「お、おい落ち着け…一度深呼吸を」

冬馬「うるせぇえええええ!!」

真「…君の方がうるさいよ」

冬馬「俺がここに来た理由はただ一つ…てめぇを思いっきりぶん殴るためだぁぁぁぁ!!!」

真「うわっ、危ないなぁ…」ヒョイッ

冬馬「避けんじゃねぇ!!!」

P「お、おいよせ冬馬君!アイドル同士が喧嘩なんて大問題だ!それに相手は女の子だぞ!」

冬馬「もうアイドルもクソも関係無ぇ…女の子?ただの♂ゴリラじゃねぇか!!」

真「な、何だとぉおおお…よくも言ったなぁぁぁぁ!!!」

冬馬「おら来いやおおおお!!!クソゴリラ!ジャングルに送り返してやるぜ!!」

真「…こっちこそ961プロに送り返してやるよ…なよなよ男!!」

P「な…何故こんなことに…」

真「でやああ!!」

ズゴォ

冬馬「グハッ…てめぇ…!!」

真「はあああ!!」

ドゴォ

冬馬「グホォ…絶対ぶん殴る…」

P「…喧嘩と言うより冬馬君が一方的に殴られてるだけな気が…」

冬馬「グッガハッ」

真「なんだよ。男の癖に大したことないな」

冬馬「…俺は走って来て疲れてるんだよ…もう落ち着いたぜ…ウォーミングアップは終わりだ!!」

P「お、おい…もうやめろ冬馬君!女の子に虐められてるようにしか見えないぞ!」

冬馬「身体が暖まってきたところだって言ってだろうが!!」

真「相変わらず大した強がりだねぇ!!」

バタッ

真「……どうしたの…もう終わり?」ハァハァ

冬馬「………グッ」

P「と、冬馬君…」

真「………」ハァハァ

冬馬「…まだだぁぁぁ!!」ガバッ

真「…!」ビクゥ アトズサリィ

ガッ

真「うわっ…と…」フラッ

P(真が石に足を取られて…体勢が)

冬馬「くらえやあああああああぁ!!」

真「!!」

バキィッ

P「グハァ…」

冬馬「あ」

真「え?」

冬馬「お、おい何してんだよ!!大丈夫か!?」

真「ど、どうして…?」

P「…うっ…」

冬馬「…何でこんな無茶したんだよ」

真「ほんと…馬鹿じゃないですか…?」

P「俺は馬鹿だからな…思わず体が動いちゃったんだ」

冬馬「無駄なところで超人みてぇな能力を発揮しやがって」

P「…どうだ真、今の俺王子様みたいだろ?」

真「…どこがですか……そんな痛々しい顔の王子様なんて…いませんよ…」

P「…真も目の前で誰かが殴られそうになった飛びこんでいくだろ?」

冬馬「こいつが…?裏切った奴をボコボコにするような奴が?」

真「そいつの言うとおり…今の僕は…そんなことしません」

冬馬「…クソッ……プロデューサー。俺はお前を思いっきり殴っちまった」

冬馬「お前も俺を殴れ」

P「いや…俺が勝手に入ってんだし…」

冬馬「このままじゃ俺の気分が悪いんだよ…!」

真「…それならプロデューサーは僕を殴るべきです」

真「本来ならあそこで僕が殴られていたはずですから」

P「…それなら…真」

真「はい」

P「殴られる代わりに…俺の頼みを聞いてくれ」

冬馬「お、おいまさか…あんた…」

P「頼む…!もう一度…765プロに戻って来てくれ!」

冬馬(言いやがった……こいつは…どこまで……あああああ!)

真「………」

冬馬「…響はボロ雑巾にされたんだぜ…戻って来た所でこいつの居場所なんかねぇよ」

真「…その通りです」

P「今の皆なら…きっと分かってくれる……俺は皆を信じてる」

冬馬(…まぁあの馬鹿なら「もう気にしてないさ―」とでも言うだろうな…ハァ…)

真「…仮に許してもらえても…僕はトップアイドルの顔…いや身体中を殴ってしまった」

真「この事実だけはどうにもできませんよ」

P「…冬馬君…」

冬馬(…そんな目で見つめるなよ…俺はこいつだけはぜってぇ…!)

冬馬「…あー、分かったよ!俺は階段から派手に転げ落ちて顔面をぶつけただけだ」

真「…何でお前まで」

冬馬「…勘違いすんなよ、てめぇはいずれ必ず殴り倒す」

冬馬「俺はてめぇのことは最低のゴミクズ筋肉ゴリラだとしか思ってねぇ」

冬馬「だが…プロデューサーを殴っちまったからな…こいつの頼みは断れねぇ…」

冬馬「それに俺も女にやられたなんて事が有名になったら恥だしな…」

P「冬馬君…すまない……本当にありがとう」

真「………」

P「…どうかこの哀れな王子の願いを聞き入れてもらえないでしょうか、お姫様」

真「…ウッ…どうして…僕なんかのために…グスッ…そこまで」

冬馬(ぁー泣いた…めんどくせぇから素直に喜んどけよ…ゴリラの癖に)

P「俺は…皆をトップアイドルにするって約束したから」

真「うっ…うぅ…グスッ」

P「おいおい、お姫様がそんな酷い顔してちゃ駄目だろ?」

冬馬「それに泣く前にすることあるんじゃねぇか」

真「…ウッ……ごめんなさい…ごめんなさい……」ポロポロ

よかった・・・菊地じゃなくて菊池だったんだ・・・こいつは俺の真じゃない

冬馬「ゔぁー…しんど…疲れた」

黒井「半年間ご苦労だったな…高木も大喜びだぞ///」

冬馬「…もう絶対こんなことしねぇからな…」

黒井「その割には随分仲良くやっていたみたいではないか」

冬馬「最初どんだけ辛かったと思ってんだよ…正直影で泣いてたぜ」

黒井「それも良い経験になるだろう…お前が抜けた後もプロジェクト・フェアリーは成果をあげているな」

黒井「竜宮小町や他の連中にもその影響か知らないが小さな仕事が入るようになったらしい」

冬馬(俺もプロデュース活動に協力してやったからな…あの無能プロデューサーも少しは成長したか)

冬馬「そうかよ。もう俺には関係無ぇ。じゃあな」

ガチャッ

黒井「……あぁー、高木ぃぃぃ!!次の頼みは何だ!!何でも聞いちゃうぞぉお!!」ゴロゴロゴロゴロ

北斗「チャオ☆君たちが冬馬の話してたお嬢さん達だね」

御手洗「今日はよろしくねー」

あずさ「こちらこそ~、お手柔らかに~」

亜美真美「あずさお姉ちゃん顔が緩んでるよ→」

冬馬「…随分久しぶりだな…まさか本当にお前らとステージに立つ日が来るとはな…ぶん殴れなくて残念だぜ」

美希「ふっふーん、有言実行なのー」

響「冬馬が抜けて、ファンの皆から見向きされなくなるなんて絶対嫌だったからな」

貴音「私たちはあなたが抜けた後も不断の努力をして来ました」

伊織「プロデューサーとあんたには本当に感謝してるわ」

千早「あのままだとこの場所まで来ることは絶対無かった」

冬馬「…勘違いしてんじゃねぇよ、お前らがこの場にいるのは…」

冬馬「お前らを信じるプロデューサーとプロデューサーを信じるお前らがいたからだっての」

やよい「でもでもー、きっかけを作ってくれたのは冬馬さんですー」

雪歩「素直に感謝の言葉を受け取るべきですぅ」

冬馬「うるせぇなぁ。何かこういうの嫌いなんだよ」

P「冬馬君…俺にはこの言葉しか言えない…ありがとう」

冬馬「…ったくこれからステージなんだぜ?あんたもしんみりしてんじゃねぇよ」


お待たせしました!ジュピターと765プロオールスターズ!夢の共演間もなく始まります!


P「あぁ…そうだな!よしお前ら楽しんで来い!」

真「それじゃあみんな、行っくよ~!765プロファイトオ!!」

オォー!

冬馬「…俺たちもうかうかしてられねぇ…お前ら気合入れていくぞ!」

御手洗「もちろんだよ」

北斗「ファンの皆さんに笑顔をプレゼントするよ☆」

冬馬「よしっ…行くぞ!」

終わり

展開早すぎて皆あっさり心入れ替え杉なのは勘弁して
あとモヤモヤするのも許して 書いてた俺もスッキリしなかった
誰かアイドルたちへの制裁書いてくれないかなー チラチラッ

あっ、のワのさん素で忘れてた
最後真と一緒に仕切ってるってことにしといて

アニマスしか見てないからだと思うけどどうしても真が男にしか見えない…

>>913
お前は17話から何も汲み取らなかったのか・・・残念だよ

>>914
撮り溜めしてたのを今見てる途中で13話までしか見てなかったんだ
なるほど後半楽しみだな

>>918
それはのちのちが楽しみだ

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