ことり「キャッ!こ、この人、痴漢ですっ!」 (10)

教室で

穂乃果「ことりちゃーん!いくら集まったー?」
ことり「ホノカチャン!いっぱい集まったよ」チラッ
穂乃果「5、5万円?!」
海未「なにしてるんです?二人とも…?お金?、5万円!」
穂乃果「う、海未ちゃん!こ、ことりちゃんのアルバイトのお金が入っただけだよ!」
ことり「ソウダヨ」
海未「ムッ」
ことり穂乃果「!!」
海未「うそです!ことり!穂乃果!本当のことを」

ことり「実は」

昨日、電車にて
ガタンゴトン
アナウンス「つ、つぎはー、、、」
ことり「(乗客のおじさんの手をつかんで)キャッ!こ、この人痴漢です」
おじさん「なっ!」
客たち「がやがや、警察呼べよがやがや」
ことり「い、一度降りましょう…」
おじさん「…」
ことり「お、お金を払えば示談にしてあげます」
おじさん「い、いくらなら許してもらえるんだい?」
ことり「…5万円」

教室にて

ことり「ということが…」
穂乃果「すごいよねー!さすが、ことりちゃんだよー!」
海未「・・・」
穂乃果「う、海未ちゃん?」
海未「このことは、一度 部で話しあわないといけませんね」
穂乃果「そ、そんなぁ」
ことり「海未ちゃん…」
スタスタ(海未が立ち去る)
ことり「ホノカチャン‼どうしよう」
穂乃果「部、部室に行ってみようよ!海未ちゃんも行ってると思うし!」
ことり「うん」

一気にはってくのでよろしくね

部室にて

にこ「なによ、海未ちゃん、急いで来いだなんて、どんな話があるのよ!」
海未「かくかくしかじか」
絵里「ハラショー、さすがことりね」
にこ「ぐぬぬ」
希「本当なん?」
ことり「はい…」
凛「すごいにゃー」
花陽「す、すごい」
穂乃果「さっそく皆でやってお金を集めよう!」
にこ「ぐぬ、、」
真姫「私は降りるわ」

一同「!!」
穂乃果「ど、どうして!真姫ちゃんも学校のために、μ'sのために一緒にやろうよ!」
海未「そうですよ、真姫、今まで一緒にやってきたじゃないですか?それなのにどうして」
真姫「軽いからよ!なんか薄っぺらくて、ただ遊んでるみたいで」
凛「あー、真姫ちゃん、そんなこと言って勇気がないんだにゃー」
真姫「!いいわよ!やってやろうじゃない!!」
一同「アハハ」
穂乃果「よーし!さっそく駅に行ってみよう!!」

駅にて

にこ「私が部長として手本を見せるわ!(にこ!やるのよ!ことりちゃんに負けてられないわ)」

(にこ、電車に乗り込んで)
にこ「(あのひ弱そうな男がターゲット、今よ!)」
にこ「にっこにっこにー!この人にこにーに痴漢したにこー!助けてにこ~!」
電車「…シーン」
ひ弱男「何言ってんだお前」
乗客「がやがや、警察呼べよ」

海未「にこが失敗したみたいです」
穂乃果「にこちゃん、どうなっちゃうんだろう」
ことり「ホノカチャン…」
絵里「生徒会としてそういった行いを許すことはできないし、最低でも留年は免れられないわ」
凛「にこちゃん、可哀想だにゃー」
花陽「そ、そうだね」
真姫「別に、いいんじゃない」
希「にこっちともっと学校で過ごしたいってことなん?」
真姫「そ、そんなこと言ってないわよ!」
一同「アハハ」

おしまい

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