コナン「地獄の釜の蓋が開いちまったのさ……」 (16)

コナン「これで、終わりか?」カンカン

阿笠「その筈じゃ……ワシの家の窓はこれで、全部、塞がれる筈」

コナン「そうか……じゃあ、戻らなきゃな、下の部屋に」

阿笠「そうじゃな。哀くんらが待っとる筈じゃから……」

コナン「はあ……」

阿笠「どうした? 新一。そんなため息をついて……後悔、しとるのか?」

コナン「何を?」

阿笠「決まっとるじゃろ。こんなことになってしまって……」

コナン「……ああ、してるよ。博士の家に閉じ込められちまったことも」

コナン「そこに蘭やおっちゃんを連れてこれなかったことも」

コナン「街中がこんなことになるのを止められなかったことも……」

阿笠「新一……」

コナン「でも、気にしても仕方ない、か。現状的に……はあ……」

灰原「あら……終わったの?」

コナン「ああ、全て塞ぎ終わった。とりあえずは大丈夫だろ」

灰原「そう……良かったわ」

阿笠「歩美くんと元太くんは?」

灰原「そこのソファで寝てるわ。泣き疲れて」

コナン「そうか……」

灰原「ねえ、探偵さん」

コナン「何だ?」

灰原「どうして、こんなことになってしまったのかしら……?」

阿笠「……」

コナン「……開いちまったのさ」

灰原「?」

コナン「地獄の釜の蓋が開いちまったのさ」

灰原「……意外と、詩的な表現をするのね」

コナン「はは、しゃーねえだろ? それ以外で説明できるかよ。……ゾンビが発生したなんていう、とんでもない状況をよ」

元太「歩みのま、いや!kskstの味だ!」
歩美「kskstってなに?」
光彦「なにを言ってるか全くわかりませんね。うな重の食べ過ぎでついに頭がいかれましたか。」
コナン「(そういや、博士は光彦にのますと葉緑体になるっていってたが、元太も同じか?まさか>>42にはならないだろうな。」

~数時間前~

歩美「おはよー! コナンくん、哀ちゃん」

灰原「おはよう、吉田さん」

コナン「よう。元太と光彦は?」

歩美「もうすぐ来ると思……」

元太「うわあああああああああああ」

コナン、灰原、歩美「!?」

灰原「今の声……」

歩美「げ、元太くん?」

コナン「ただ事じゃない悲鳴だったぞ」

灰原「また、殺人事件かしら?」

コナン「バーロー、なんで、それで俺の方を見てくんだよ」

歩美「あ、走って来る」

コナン、灰原、歩美「!?」

灰原「今の声……」

歩美「げ、元太くん?」

コナン「ただ事じゃない悲鳴だったぞ」

灰原「また、殺人事件かしら?」

コナン「バーロー、なんで、それで俺の方を見てくんだよ」

歩美「あ、走って来る」

……投稿するとこミスったし、人いないし……出直して来ます

ありがとうございます
……続けます

灰原「……凄い形相してるわね」

コナン「殺人犯に追い回されていた時でさえ、あんな顔してなかったぞ」

歩美「どうしたんだろ?」

元太「う、うお、み、皆、に、に、に、に」

コナン「どうしたんだよ、元太」

元太「に、に、に、に」

歩美「あはは、にににって何ー?」

元太「に、に、に、に」

灰原「待って……何か、来るわ……」

コナン「あれは……光彦と……光彦の姉ちゃん?」

灰原「……様子が、変ね」

光彦「……」

朝美「……」

歩美「こっちに気づいてないのかな? おーい」タッタッタ

元太「ば、ば、馬鹿!」ガシッ

歩美「い、痛っ! 何するの? 元太く……」

光彦「ヴァア”ア”ア”ア”!」

朝美「オ”オ”オ”オ”オ”!」

コナン、灰原「!?」

歩美「え? ちょっ、やだ、何?」

元太「や、やべえ!」ギュッ

歩美「ちょっと、痛いってば、元太くん!」

灰原「……つ、円谷くんの声ってあんなに濁ってたかしら」

コナン「それに、あんなに歩き方がぎこちなかったか? 全っ然、距離が詰まらねえぞ……」

灰原「!」チョンチョン

コナン「? どうした?」

灰原「つ、円谷くんの口、よ、よく見て!」

コナン「……あれは………」

灰原「血、よね?」

コナン「……! じゃあ、まさか、光彦の姉ちゃんのシャツのあれも……赤い水玉模様じゃなくて……」

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