アルミン「立体機動装置を雨具で見えないようにしてるんだ ほら」(13)

アニ「……」






アニ「可笑しいね
私には何も着けてない様に見えるんだけど」

乗っ取ります


アニ「…それどころか、首から下が無いんだけど…アレ…ビッチがウザすぎて目にストレスが行ったかな…」ゴシゴシ

アルミン「…フフフ…これが僕のここ1ヶ月の成果さ…調査兵団でのね」

アニ「…生首でフヨフヨするのが?」

アルミン「視覚から入る情報なんて儚いものさ…ほら、見てて」ポチッ ヒュン

アニ「体が出て来た!」

アルミン「……」ポチッ ヒュン

アニ「また消えた!」


アルミン「ふふふ…驚いたかい?これが僕とハンジ分隊長で夜なべして拵えた光学迷彩さ!」

アニ「ハン…誰?どうなってんの?それ…」

アルミン「詳しい構造は企業秘密さ!」

アニ「たった1ヶ月でよくそんなものを…って言うか、よく予算があったね。調査兵団はただでさえ貧乏だって聞くけど…」

アルミン「なななななななんの話!?ここここここんなもの、そんなに開発費かからないから!」

アニ「…いや、ある意味世紀の大発明でしょ…どこから予算絞り出したの?」

アルミン「…くっ、さすが憲兵団、目の付け所が嫌らしい…」


アニ「説明できないの?だったら税務署に連絡してちょっと監査を…」

アルミン「だだだだだだだめだよ!人類の進撃のために開発したのに、そんなつまらない小役人に首突っ込ませないでよ!!」

アニ「つまらないって…内地の安定があってこその進撃でしょ。安定は秩序から生まれるんだよ…じゃあちょっと連絡を…」クルッ

アルミン「待って待って!用件はそんなことじゃないんだ!!」

アニ「…何?」

アルミン「エレンを逃がすのに協力してもらえないかな…」

アニ「その光学何とかつけて立体機動で逃げれば良いんじゃない?じゃ」スタスタ


アルミン「…くぅっ、しまった!見せびらかしたいばかりに墓穴を掘った!…ミカサ!!」サッ

ミカサ「…何?暗号変換AI任せだとネコにもネズミにも聞かれてしまう」ガガガッ

アルミン「糸電話に暗号もクソもないと思うけど…何だかノイズが多いね」

ミカサ「生理中なの」

アルミン「あ、そ、そうなんだ…それより、アニに逃げられた!」

アルミン「彼女が女型であってもなくても、調査兵団の秘密を知ってしまった以上、無傷で返すワケにはいかない!」

アルミン「作戦はプランBに変更!アニ・レオンハートを至急確保する!!」

ミカサ「…了解」パシュ ヒュン


アニ「…調査兵団に入って凄くなったのか馬鹿になったのか分からなかったな…アルミン」スタスタ

アニ「それにしても…本当にあの光学何とか付けてエレンに逃げられたら厄介だな…」

アニ「アホらしくなって逃げて来たけど…虎穴に入るつもりでやっぱりアルミンの話に乗って…」クルッ

    パシュ ヒュン タスケテー パシュ ヒュン

アニ「…何かでっかい固まりが立体機動で近付いてくる…あれは…」

ライナー「アニー!助けてくれー!!」パシュ ヒュン

アニ「ライナー!?どうしてストヘス区に……って何アレ」

ライナー「ミカサ、重い!お前自分で立体機動すれば良いだろ!!」パシュ ヒュン

ミカサ「そんなこと言って…貴方、私の服としての自覚はあるの?ん!?」

ライナー「チクショウ!そんなもんになった覚えは無い!」ズザザザザ


ライナー「はぁっ…はぁっ…しんどかった…本当に辛かった…」ゼェゼェ

アニ「…何やってんの、あんたたち…」

ミカサ「フチコマ、目標はあの金髪チビ。直ちに制圧する」

ライナー「嫌だ!いい加減解放してくれ!!大体俺はそんな名前じゃない!」

ミカサ「全く、反抗期かしら…これが終わったら天然オイル入れてあげるから、言うこと聞きなさい」

ライナー「そんなもん何処に入れるんだよ!!」

ミカサ「……尻?」

ライナー「女の子がそんなこと言っちゃいけません!!!」


アニ「何やってんのか知らないけど、ライナーもミカサ振り落として逃げれば良いじゃない…」

ミカサ「無駄。彼は第6レベルで制圧してある」

アニ「第6レベル…?…あ」

ライナー「うなじのナイフを下ろしてくれーー!!」

アニ「制圧って言うか…脅迫されてたのか…あんたも大変だね」

ライナー「何でそんなに人ごとなんだよ!助けてくれよ!!」

アニ「私にはそれよりやらなきゃいけないことがあるから。じゃあね、2人で遊んでて」パシュ ヒュン

ライナー「アニぃー!!」

ミカサ「…ちっ、逃げられたか。フチコマ、すぐ後を追いなさい」グッ

ライナー「ひぃっ!ナイフが喰い込んでる!言うこと聞くからもうちょっと離して!!」


アニ「なんだか知らないけど、ミカサが来たってことは正体バレたかな…チッ、仕方ないね。エレンを拉致って…」パシュ ヒュン

アニ「あれ?でもライナーのうなじにナイフを当ててたってことは…あっちもバレてる?」パシュ ヒュン

アニ「……」パシュ ヒュン

アニ「…ま、いっか。あっちはあっちで何とかするでしょ…エレンはどーこかなー」パシュ ヒュン


ミカサ「…撒かれたか…」

ライナー「そ…そりゃそうだろ…人一人背負って立体機動やったらそりゃ機動力も落ちるわ…」ゼェゼェ

ミカサ「一度アルミンと合流する。行くわよ、フチコマ」グイッ

ライナー「その変な名前止めろ!後なんか言う度にナイフ押し付けんな!!」パシュ ヒュン

今更ですが、おっさん向けです

期待

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月12日 (火) 11:38:58   ID: 60IhJK3b

のっとった上に終わらせない人間のクズ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom