向日葵「久しぶりですわね、櫻子」(325)

立ったら書く
書き溜め無しなのでスローペースだったらごめんなさい

向日葵「ふぅ・・・」

向日葵「イギリスでの生活も今日で終わり・・・ですわね」

向日葵「1年間・・・意外と長かったですわ」

向日葵「日本は・・・今どうなっているのかしら」

向日葵「・・・」

向日葵「楓は・・・元気にしてるかしら」

向日葵「櫻子は・・・まぁ大丈夫でしょう」

向日葵「さて、あまりのんびりしてる暇はありませんわね」

向日葵「お別れの挨拶を済ませておかないと・・・」

向日葵「・・・」

向日葵「お別れも済んだことだし、そろそろ空港へ行かないと・・・」

向日葵「荷物は・・・ちゃんとまとめてありますわね」

向日葵「さて、行きましょう」

向日葵「飛行機に乗るのも・・・1年ぶりですわね」

向日葵「・・・」

向日葵「さようなら、イギリス・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

向日葵「・・・」

向日葵「あっ、日本が見えてきましたわ」

向日葵「1年ぶりの再会・・・楽しみですわね」

向日葵「ついに日本に帰って来ましたわ」

向日葵「さて、新聞にでもさっと目を通しておかないと」

向日葵「・・・あっ」

『「ごらく部」、武道館ライブ決定!』

『歳納京子、船見結衣、吉川ちなつ、赤座あかりの4人がメンバーの国民的アイドルユニット「ごらく部」が武道館ライブを行う事が決定した模様』

『メンバーの4人は中学校時代からの友人で、現役女子高生アイドルとして人気を集めている』

向日葵「あの4人が芸能界デビューしていたなんて驚きですわ・・・」

向日葵「他の皆さんはどうしているのかしら」

向日葵「・・・あと・・・」

向日葵「櫻子は・・・私の事を覚えていてくれているかしら・・・」

向日葵「えーっと・・・あっ、あの学校ですわね」

向日葵「確か櫻子もこの学校に通っていたはず・・・」

向日葵「櫻子・・・」

??「あら、・・・古谷さん?」

向日葵「あっ・・・」

向日葵「杉浦先輩!」

綾乃「いつ帰国したの?」

向日葵「今日ですわ」

綾乃「えっ!?」

綾乃「時差ボケ・・・とかはないの?」

向日葵「平気ですわ、そのために調整しましたので」

綾乃「流石ね・・・」

「副会長~」

綾乃「あっ、ちょっと呼ばれちゃったからまた今度ね」

向日葵「はい、お元気で」

向日葵「えっと・・・古谷向日葵ですわ」

向日葵「1年間イギリスに留学していて、本日帰国しました」

向日葵「これからもまた、よろしくお願いします」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

向日葵「あの・・・ちょっといいかしら?」

「ん?どうしたの?」

向日葵「大室櫻子さんって・・・どこのクラスか知ってます?」

「あー・・・ウチのクラスだよ、一応」

向日葵「でも・・・姿が見えませんわ」

「そりゃそうでしょ、だって・・・」











「あの子、最近学校来てないし」








向日葵「えっ・・・?」

「こっちとしてはその方がスッキリするけどね」

「正直ウザかったし」

「クラス・・・というか学校全体で浮いててさ、友達いないみたいだったよ」

「みんなシカトしてたし」

「まぁ、途中からいじめっぽくなってたけど」

「私が知ってるのはそのぐらい、じゃあね」

向日葵「・・・・・・」

向日葵「・・・」

「どうした古谷、元気無いな」

向日葵「あ、先生・・・」

「帰国したばかりで疲れてるんだったら、無理せずに早退してもいいぞ?」

向日葵「いえ・・・そうじゃありませんわ」

「・・・?」

向日葵「あの、先生」

向日葵「大室さんって・・・引っ越ししたりはしてませんわよね?」

「大室?別にそんな話は聞いてないが・・・」

向日葵「ありがとうございます、あと・・・」

向日葵「・・・今日は体調があまり良くないので、早退させてもらいますわ」

「そうか、ゆっくり休めよ」

向日葵「・・・はい」

向日葵「・・・」

向日葵「・・・やってしまいましたわ」

向日葵「仮病なんて・・・生まれて初めてですわね」

向日葵「櫻子・・・」

向日葵「・・・」ゴクリ

ピンポーン

向日葵「・・・」

シーン・・・

向日葵「・・・」

ピンポーン

向日葵「・・・」

シーン・・・

向日葵「・・・」イラッ

ピンポンピンポンピンポーン

向日葵「そこにいるのは分かってるんですわよ!櫻子!」

向日葵「さっさと出て来なさいですわ!!!」

向日葵「・・・」

シーン・・・

向日葵「・・・」シュン・・・

・・・ガチャッ

向日葵「・・・!」











櫻子「・・・向日葵・・・?」









向日葵「さ、櫻子・・・!」

櫻子「・・・」

向日葵「どうしたんですの、そんなに痩せて・・・!」

櫻子「あぁ、これ・・・」

櫻子「ちょっとスレンダーになりすぎちゃった・・・かな・・・?」フラッ

向日葵「櫻子!?」

ドサッ」

櫻子「・・・んっ」

櫻子「あれ・・・ここは・・・?」

向日葵「やっと起きましたわね」

櫻子「向日葵・・・?」

櫻子「ホントに、向日葵・・・?」

向日葵「えぇ、そうですわ」

櫻子「うぅ・・・」ウルウル

向日葵「・・・」ギュッ

櫻子「うわあああああん!向日葵のバカぁーーーっ!!!」ポロポロ

向日葵「ただいま、櫻子・・・」

向日葵「・・・落ち着きました?」

櫻子「・・・うん」

向日葵「ほら、とりあえずご飯を食べなさい」

向日葵「今日は櫻子の大好きなハンバーグですわよ」

櫻子「・・・ありがと、向日葵」

櫻子「んっ・・・おいしい・・・」モグモグ

向日葵「ちゃんと食べ終わってから喋りなさいな」

櫻子「だってぇ~」モグモグ

向日葵「お行儀悪いですわよ」

櫻子「むぅ~・・・」

櫻子「向日葵、リモコン取って~」

向日葵「しょうがないですわね・・・はい」

櫻子「さんきゅー」

ピッ

あかり『アッカリーン!』

あかり『ごらく部TV、はっじまーるよー!』

向日葵「赤座さん・・・」

京子『今日は長野に突撃だぁーっ!』

結衣『唐突だな・・・』

ちなつ『企画の半分は京子先輩が考えてるんでしたっけ』

京子『ディレクターさんもOK出してくれてるし大丈夫大丈夫!』

京子『まずは上手いもん探すぞーっ!』ダダダッ

結衣『あ、ちょっと待って京子!』

櫻子「いいなぁ・・・あかりちゃん達」

向日葵「もはや別世界の人ですわね・・・」

向日葵「なんだか、ちょっと寂しいですわ」

櫻子「・・・向日葵のバカ」ボソッ

向日葵「え?」

櫻子「寂しかったのは私だよ!」

櫻子「あかりちゃんもちなつちゃんも向日葵も、みんなどっか行っちゃうんだもん!」

櫻子「杉浦先輩や池田先輩も、生徒会の仕事が忙しいみたいで全然会えないし!」

向日葵「櫻子・・・」

櫻子「新しい友達だって作ろうとしたけど・・・!」

櫻子「頑張って話しかけても、みんな私の事無視するんだもん・・・!」

櫻子「それでも頑張ったけど!そしたら今度は『ウザい』とか『消えろ』とか・・・!」

櫻子「上履きに画鋲が入ってたりとか、鞄ボロボロにされたりとか・・・!」

櫻子「みんな私をいじめるんだもん・・・!」ウルウル

向日葵「櫻子っ」ギュッ

櫻子「向日葵・・・?」

向日葵「もう、私がいるから」

向日葵「櫻子に、そんな思いはさせませんわ」

櫻子「向日葵ぃ・・・」ウルウル

向日葵「ほら、泣いてばかりじゃダメですわよ」

櫻子「うん・・・」

向日葵「明日から、また学校に行きましょう?」

向日葵「仕方ないから、私が一緒にいてあげますわ」

櫻子「でも・・・そしたら向日葵まで・・・!」

向日葵「卑怯な真似しかできないような人達に屈する必要はありませんわ」

向日葵「櫻子も、もっと強気になりなさいな」

櫻子「うん・・・」

向日葵「ほら、明日の用意をしますわよ」

飯食ってくる

櫻子「・・・ねぇ、向日葵」

向日葵「ん~?」

櫻子「・・・楓のこと、忘れてない?」

向日葵「・・・あっ」

プルルルル!プルルルル!

向日葵「・・・楓からですわ」

櫻子「出てあげなよ・・・」

向日葵「そうですわね・・・」

ピッ

向日葵「・・・楓?」

楓『・・・お姉ちゃん』

向日葵「ごめんなさいですわ・・・」

楓『ううん、気にしないで』

楓『今、櫻子お姉ちゃんのお家でしょ?』

向日葵「えぇ・・・」

楓『あのね、お姉ちゃん』

楓『楓は平気だから、今は櫻子お姉ちゃんの傍にいてあげて』

向日葵「でも、楓・・・」

楓『今の櫻子お姉ちゃんは、傷付いててとっても脆いの』

楓『でも楓は、元気だから』

楓『だからお姉ちゃんは、櫻子お姉ちゃんを守ってあげて』

向日葵「・・・」

楓『頑張ってね、お姉ちゃん』

向日葵「・・・分かりましたわ」

楓『バイバイ』

向日葵「えぇ、また」

ブツッ

櫻子「何話してたの?」

向日葵「・・・秘密ですわ」

櫻子「えー」

向日葵「そういえば、今は櫻子一人みたいですわね」

櫻子「・・・うん」

櫻子「お父さんとお母さんは仕事で忙しくて全然帰って来ないし」

櫻子「ねーちゃんは大学行くために上京したし、花子は全寮制のお嬢様学校に行ってるよ」

向日葵「そう・・・」

向日葵「じゃあ、しばらくここに泊まりますわ」

櫻子「・・・えっ?」

向日葵「今の櫻子を放っておくのは心配ですわ」

向日葵「だから、しばらく一緒に生活させてもらいますわよ」

向日葵「櫻子の生活習慣を修正しないといけませんし」

櫻子「えー」

向日葵「なんですのその嫌そうな顔は」

櫻子「だって夜更かししたいもん!」

向日葵「めっ」

櫻子「むぅ~・・・」

向日葵「そうこうしてる間にもう夜遅くなってきましたわ」

櫻子「もうちょい待てば深夜バラエティー始まるよ」

向日葵「寝る時間ですわ」

櫻子「えー」

櫻子「っていうか使える布団1つしかないし」

向日葵「えっ」

きたか

櫻子「お父さんの布団は汚いし、お母さんはベッドだし」

櫻子「ねーちゃんの布団は持ってかれたし、花子もベッドだし」

向日葵「・・・」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・」

櫻子「・・・一緒に、寝る?///」

向日葵「そ、そうするしかないですわね・・・///」

向日葵「そ、その前にお風呂ですわ!」

櫻子「えー」

向日葵「まさか・・・櫻子」

向日葵「お風呂に入ってなかったり・・・」

櫻子「めんどくさいから三日に一回ぐらい」

向日葵「強制連行ですわ!」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・///」

櫻子「おっぱい禁止ーーーっ!!!」

向日葵「うるさいですわ!!!」

          ,.-‐…-…‐- .、       __l__         l _|_O  l  ヽ   木 木     |__
        /             丶、       _|_ヽ -‐ 、 |   _|    |    )   ニニニ   ||
.         /        /         \   (_ノ   )  _ノ レ (_ノヽ   V     ノ | ヽ  ‐┴┴ー
       /  / / / /!ハ  ハ|  }  ヾ‐-
       / r=:|/{/\_| | j_/斗_,}イ i   }
     // ト=!ィ'アマミ    xァ=ミ j /j/} /´}
    ( V  /.:| Vソ     Vリ / /∧ / /    / )
     } / _,ハ    __'   ¨´/ /{   V /  / /
   (ー' ( '<: :人   {:::::::ソ  /ヘ ヽ/ / / /
   /´  `ヽノ )  ヽ、`__ , <r‐' /    `¨ /    
   `ヽ { ( (  /7j   r┴‐-<  、     `¨¨¨¨ ̄ ̄ノ
  (ー '人  >'´:::/ー‐ッヘ、__,,  }      ┬―… ''´
      /´ {:::::::{::/:::/ { {:{ヽ._    { 、 \
     /{ .i  ヽ::_ソ::/    ヽ::\  ヽ.__ ,.'^ 、 \
    「|: : ヽ|   [O]      `¨)¨` ー‐ ´     `¨´
  /|:|: : : :|    /: |        |
/. . .ヾ:、: :j   /: : | ヽ.      |

櫻子「大体なんで向日葵と一緒にお風呂入らなきゃいけないんだよ!」

向日葵「無理矢理引っ張って行かないとお風呂入らなかったでしょ!」

櫻子「う・・・」

向日葵「毎日お風呂に入らないなんて信じられませんわ!」

櫻子「だって誰にも会わないもん!」

向日葵「そういう問題じゃないでしょ!」

櫻子「うるさいうるさい!このおっぱい魔神!」

向日葵「なんですって!?」

櫻子「やんのかこらーっ!」

向日葵「臨むところですわ!」

ワーワーギャーギャー

ここでこけます

向日葵「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

櫻子「はぁ・・・はぁ・・・」

向日葵「・・・ねぇ」

櫻子「なんだよぉ・・・」

向日葵「なんか、こういうのも・・・











向日葵「久しぶりですわね、櫻子」









櫻子「そりゃあ・・・向日葵いないし・・・」

向日葵「ですわよねー・・・」

櫻子「・・・なんか疲れた」

向日葵「私もですわ・・・」

櫻子「早く洗って出よ・・・」

向日葵「そうですわね・・・」

櫻子「あー・・・」

向日葵「完全にのぼせてますわね」

櫻子「だってぇ・・・」

向日葵「はい、アイス」

櫻子「おぉ!ハー○ンダッツ!?」

向日葵「パンプキンプティングですわ」

櫻子「いっただーきまーす!」

櫻子「パンプキンなんとかうめぇ!」

向日葵「そのぐらい覚えなさいよ・・・」

櫻子「向日葵、あーん」

向日葵「えぇっ!?」

櫻子「なんだよー、この櫻子様が直々に食べさせてやろうとしてるのに」

向日葵「じ、じゃあ、お言葉に甘えて・・・」

櫻子「はい、あーん」

向日葵「あ、あーん///」

パクッ・・・モグモグ

櫻子「おいしい?」

向日葵「えぇ、まぁ・・・///」

櫻子「あっ、もうすぐ2時だ」

向日葵「早寝を徹底するつもりが・・・!」

櫻子「さて、テレビ見よーっと」

向日葵「させませんわよ!」

櫻子「えー」

向日葵「ほら、早く布団敷いて寝ますわよ!」

櫻子「はいはい・・・枕どうする?」

向日葵「あ、枕は持ってきてありますわ」

櫻子「そっかー・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

向日葵「ふぅ・・・さて、寝ますわよ」

櫻子「・・・疲れた」

向日葵「だったら尚更早く寝なさい」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・」

ギュッ

向日葵「えっ?櫻子・・・?」

櫻子「最近、怖い夢見るから・・・」

櫻子「・・・お願い、向日葵」

向日葵「・・・しょうがないですわね」

櫻子「ありがと・・・おやすみ」

向日葵「・・・おやすみなさい」

~翌朝~

向日葵「櫻子!起きなさいってばっ!」ユサユサ

櫻子「ん~・・・?」

向日葵「遅刻しますわよ!」ユサユサ

櫻子「ふぇ・・・?」

向日葵「いい加減起きなさい!」バシーン!

櫻子「いてっ!?」

櫻子「ホントに学校行くの・・・?」

向日葵「当たり前でしょう」

櫻子「でも・・・」

向日葵「ほらっ、早く制服に着替えて」

櫻子「・・・うん」

向日葵「はい、朝ご飯」

向日葵「3分で食べること」

櫻子「無理だよ!?」

向日葵「起きるのが遅いからですわ」

櫻子「ぐぬぬ・・・うおおおおおお!!!」

向日葵「まさか本当に3分で完食するなんて・・・驚きですわ」

櫻子「流石にきつい・・・」

向日葵「はい、お昼のお弁当」

櫻子「あ、ありがと・・・」

向日葵「さて、そろそろ行きますわよ」

櫻子「う、うん・・・」

ガラッ

向日葵「おはようございます」

「あ、古谷さんおはよ・・・・・・えっ?」

櫻子「・・・」

向日葵「ほら、櫻子も挨拶ぐらいしなさいな」

櫻子「・・・お、おはよう・・・」

ザワザワ

「うわぁ・・・まさかの大室さんだよ」

「なんで古谷さんと仲良くしてんの?」

「マジねーわ・・・」

櫻子「うぅ・・・」ウルウル

向日葵「ちょっと!どういう事!?」

「は?」

向日葵「大勢で寄って集って櫻子をいじめて・・・こんなの最低ですわ!!!」

「偽善者キター!」

「何こいつ・・・」

「ウザっ・・・消えろよ」ドガッ

向日葵「きゃっ!?」

櫻子「向日葵!」

「なんか白けたわ・・・もうやめよ」

「だねー」

櫻子「ひ、向日葵っ!」

向日葵「痛っ・・・!」

櫻子「だ、大丈夫・・・?」

向日葵「このぐらい、平気ですわ・・・」

櫻子「ごめん・・・私のせいで・・・」

向日葵「櫻子が気に病む必要はありませんわ」

櫻子「でも・・・!」

向日葵「そういえば、1時間目は移動教室でしたわね」

向日葵「行くわよ、櫻子」

櫻子「う、うん・・・」

~昼休み~

向日葵「さて、お昼ご飯の時間ですわ」

櫻子「う、うん・・・」ゴソゴソ

櫻子「あ、あれ・・・?」

向日葵「櫻子?」

櫻子「私のお弁当がない・・・!」

「あっ!大室さんの弁当箱そこにあるよ!」

「中身はごみ箱の中に散乱してるけどね~w」

「きゃはははは!」

櫻子「そ、そんなぁ・・・」ウルウル

櫻子「せっかく向日葵が作ってくれたお弁当なのにぃ・・・」グスッ

向日葵「櫻子、これ食べて」スッ

櫻子「でも、これ向日葵の分・・・」

向日葵「私はあとで、購買で何か買って食べますわ」

櫻子「ごめん・・・」

「古谷さんもなんかウザくない?」

「けどあの人頭いいからな~・・・」

「先生とかにチクられたら厄介だよね」

「早めに潰す?」

「そーしよー」

「賛成」

「じゃあ放課後に決行ね」

「おk」

「きゃはは!了解!」

~放課後~

向日葵「櫻子、帰りますわよ」

櫻子「う、うん・・・」

「ねぇ、古谷さん」

向日葵「・・・何ですか?」

「ちょっと来てくれない?」

向日葵「生憎ですけど、忙しいのでお断りしますわ」

「来いっつってんだろ」ガシッ

向日葵「!?」

「一匹捕獲~」

向日葵「・・・櫻子!逃げてっ!」

櫻子「で、でも・・・!」

向日葵「いいから早く!!!」

櫻子「う、うん・・・!」ダッ

「あっ!」

「ちぇっ、逃げられちゃったよ」

「まぁこっちは捕まえたし、いいか」

向日葵「・・・」

「とりあえず体育館裏へGO」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドガッ!

向日葵「うっ・・・!?」

グリグリ

向日葵「あああっ・・・!」

「どう?そろそろ降参する気になった?」

向日葵「・・・そんなわけ・・・ないでしょう・・・」

「うわっ、しぶといなぁ~」

櫻子「(向日葵が・・・向日葵が・・・!)」

櫻子「(どうすればいいの・・・!?)」

ドンッ!

櫻子「わっ!?」

??「きゃっ!?」

櫻子「あ、ご、ごめんなさい・・・!」

??「あぁ、別にいいのよ・・・って」

??「大室さん?」

櫻子「杉浦先輩!?」

綾乃「ど、どうしたの・・・?」

櫻子「うぅ・・・」ウルウル

綾乃「えっ・・・?」

千歳「どうしたん?綾乃ちゃーん」

綾乃「あ、千歳」

千歳「あれ?大室さん、どうしたん?」

櫻子「お願い・・・!向日葵を助けて・・・!!!」ポロポロ

向日葵「うぅ・・・」グッタリ

「うわ・・・だいぶ弱ってきたよ」

「ヤバくね?死んじゃったりしないよな?」

「諦めが悪いなぁ・・・古谷さんは」

向日葵「だ、誰が・・・あなた達なんかに・・・」

ドガッ!

向日葵「うぐっ・・・!?」

??「そこまでよ!あなた達!!!」

「は?」

「やべっ、あいつ確か・・・!」

??「そうよ、よく知ってるじゃない」

??「いじめなんていう卑劣な行為・・・」



綾乃「生徒会副会長のこの私、杉浦綾乃が許さないわよ!」


千歳「ウチもおるで~」

「なんだ、たった2人か」

「こっちは5人だよ?勝てると思ってんの?」

??「それはどうかな?」

「!?」



京子「生徒会長兼ごらく部リーダー、歳納京子ちゃん華麗に参上!」


京子「あぁ、もちろん他の3人もいるよ」

「くっ・・・!」

ちなつ「まぁ、私達に手を出したらどうなるか分かってますよね?」

ちなつ「・・・事務所が黙ってませんよ」ボソッ

「この腹黒・・・!」

「ちっ・・・逃げるよ」


「マジ最悪なんですけど~」


「逃げろ逃げろーっ!」


「撤退なう」


「覚えてろよ!」

結衣「大丈夫?古谷さん」

向日葵「な、なんとか・・・痛っ!」

向日葵「で、でもどうして皆さんが・・・?」

千歳「あぁ、実は大室さんが泣きついてきたんよ」

綾乃「『向日葵を助けて!』ってね」

櫻子「ご、ごめん・・・私のせいで・・・」

櫻子「こんなに、怪我して・・・!」ウルウル

向日葵「・・・櫻子」

向日葵「別に、あなたのせいじゃありませんわ」

向日葵「だって手を出してきたのはあなたじゃないでしょう?」

櫻子「でもぉ・・・」

向日葵「例え、私が多少怪我したりしても・・・」

向日葵「櫻子が無事なら、それでいいですわ」

櫻子「・・・やだ!」

向日葵「・・・櫻子?」

櫻子「また向日葵がいなくなったりしたら・・・私・・・!」ポロポロ

ギュッ

櫻子「・・・ふぇ?」

向日葵「ありがとう、櫻子・・・心配してくれて」

櫻子「・・・っ!///」

櫻子「バカバカバカ!向日葵のバーカ!!!」

向日葵「ふふっ、櫻子にだけは言われたくないですわね」

京子「なんか付け入る余地が無いね」

千歳「ありがとな~、わざわざ来てくれて」

結衣「まぁ、ちょうど休憩時間だったしね」

結衣「じゃあ、私たちはそろそろ仕事に戻るよ」

綾乃「私達も戻りましょ?千歳」

千歳「そうやな」

綾乃「私達も戻りましょ?千歳」

千歳「そうやな」

ごめんなんでもない

櫻子「・・・あれ?」

櫻子「先輩達は?」

向日葵「いなくなってますわね・・・」

櫻子「そっかぁ・・・」

櫻子「・・・ねぇ、向日葵」

向日葵「どうしたんですの、櫻子」

櫻子「ちょっとだけ、目閉じてて」

向日葵「?」

櫻子「・・・お願い」

向日葵「わ、分かりましたわ・・・」











「」









君と夏の終わり将来の夢

櫻子「・・・えへへっ♪」

向日葵「さ、櫻子・・・?///」

櫻子「キス・・・しちゃった」

向日葵「こ、これって・・・その・・・///」

櫻子「うん、そのまんまの意味」











櫻子「私、向日葵の事大好き!これからも、ずっと一緒がいいな!」









櫻子「・・・///」

向日葵「・・・///」

櫻子「な、なんか言えよ!」

向日葵「そ、そうですわね・・・」

向日葵「えっと、その・・・」











向日葵「私も、ずっと前から櫻子の事が好き・・・だから、これからはずっと一緒ですわ」









フォォォォォォォぉぉ

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・///」

向日葵「なんか、恥ずかしいですわね・・・///」

櫻子「そうだね・・・///」

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・///」

櫻子「あっ!流れ星!」

向日葵「えっ?」

櫻子「あーあ、消えちゃった」

向日葵「見逃しましたわ・・・」

向日葵「でも、もう流れ星なんてどうでもいいですわね」

櫻子「えー?」

向日葵「だって、もう願い事は叶いましたもの」

櫻子「ひ、向日葵・・・///」

向日葵「ほら、さっさと帰りますわよ」

櫻子「怪我人のくせに元気だな~」

向日葵「つべこべ言ってないで、もう夜ですわよ」

櫻子「はーい」

「・・・」

「・・・」

「暑いねぇ~・・・」

「なんか、私らが馬鹿みたいだね」

「うん」

「激しく同意」

「もう、やめよっか」

「そうだな」

「だね~」

~翌日~

「「「「「ごめんなさいっ!」」」」」

向日葵&櫻子「「えっ?」」

「いや~、昨日二人のお熱い告白見てたらなんかさ」

「私たち馬鹿だな~って思って」

「反省なう」

櫻子「・・・ってことは」

向日葵「見られてましたの・・・?」

「そういうこと」

「ドンマイ」











櫻子「うわああああああん!!!向日葵のバカぁーーーーーっ!!!!!」

向日葵「先に告白したのはそっちでしょう!?」









Fin

ふぅ・・・今までで一番長いSSになってしまった
ひまさくが書きたかった、ただそれだけだ

過去作晒し、ウザかったらスルーよろ

結衣「あかり、ちなつちゃん、高校入学おめでとう」
結衣「あかり、ちなつちゃん、高校入学おめでとう」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314444298/)
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あかり「京子ちゃんと結衣ちゃんを同じ部屋に閉じ込めてみた」 - SSまとめ速報
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りせ「・・・///」西垣「えっ?好きな人ができた?」
りせ「・・・///」西垣「えっ?好きな人ができた?」 - SSまとめ速報
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結衣「タイムリープ?」
結衣「タイムリープ?」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314780270/)
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」京子「喋った!?」
京子「飲むと直後に見た人を好きになっちゃう薬かあ……」(乗っ取り)

乙!
ッ…ゲロゲロゲロ

過去作晒しは少なくとも好意的に受け取ってる人はいないと思うの

>>317
俺はちがう

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