ライナー「子供達」(121)


47話までのネタバレ有り





【巨大樹の森】


―――あれ、どこだっけ、ここ

ライナー「おう、起きたか」

ねむい…あれ、ライナーだ……ぶっころさなきゃ…

…………
……!?

な、なんだ…? うでが…ない…!?

ライナー「そりゃすまん。俺がやったんだ」

……う…あぁ…





エレン(5)「う、うで…うでが、おれのうでがあぁぁ!!」


エレン(5)「うぁあああぁぁん」

ベルトルト(6)「エ、エレンおちついて!」

ユミル(7)「泣くなよ男だろー?」

エレン(5)「だって、ふっ、うううっ…」グスグス

ユミル(7)「見ろよ、私だって巨人に手と足食われちゃったんだぜ」フリフリ

エレン(5)「うっ、うええぇぇぅ…」グスグス

ユミル(7)「しょうがないなー。いたいのいたいの、ライナーにとんでけー!」

ライナー(17)「……」


ユミル(7)「ほら、もう大丈夫だから泣くなって」

エレン(5)「ううっ、うぐっ…」

ユミル(7)「痛いのはライナーの所にいったぞ。見てみろよほら」チラッ

ライナー「は?」

ユミル(7)「……」

ライナー「……」

ユミル(7)「……」

ライナー「いてててて! 何だ? 突然身体が痛くなってきたぞ!!」

ユミル(7)「なあ?」

エレン(5)「うん…」グス

ベルトルト(6)「ライナー、どこがいたいの? だいじょうぶ?」

ライナー「ああ…」


エレン(5)「……」ウツムキ

ユミル(7)「おい、どうしたんだ?」

エレン(5)「おなかすいた」

ユミル(7)「そういえば私ものど乾いたな。ライナー、水くれよ」

ベルトルト(6)「あっ、ぼくも…」

ライナー「悪いが我慢してくれ。この状態じゃ水なんて確保できん」

エレン(5)「けち」

ユミル(7)「クソッタレ」

エレン(5)「くずやろうが」

ユミル(7)「カイショウナシ」

ライナー「……」

ベルトルト(6)「しょ、しょうがないよね。ぼくがまんするよ!」


エレン(5)「……」ソワソワ

ユミル(7)「エレン、どうした?」

エレン(5)「おしっこ…」

ユミル(7)「えぇー…」

エレン(5)「うう、ユミル、ズボンおろして」

ユミル(7)「無理だよ。私も片手しかないし」

エレン(5)「はやくはやくもれちゃう!」ピョンピョン

ユミル(7)「わああ漏らすなよ! ライナー、ちょっと!」

ライナー「今度は何だ」

ユミル(7)「エレンがおしっこだって!」

ライナー「はぁ、仕方が無いな…」


ライナー「よっと」パシュ

エレン(5)「くるんじゃねぇ!!」

ライナー「!?」

ユミル(7)「え、なんで?」

エレン(5)「おまえなんかの世話にはならねぇ…」ゴゴゴ…

ライナー「……」

ユミル(7)「意地張るなよ。ほんとに漏らしちゃうぞ」

エレン(5)「ユミルー…」

ユミル(7)「だからできないって」

ライナー「ユミルの言う通りだ。下らない意地を張るんじゃない」スッ

エレン(5)「うわあああああ!!」


ライナー「おい、暴れるな」ヌガセヌガセ

エレン(5)「やめろー!!」バタバタ

ライナー「そんなに漏らしたいのかお前は!」

エレン(5)「はなせー!!」バタバタ

ユミル(7)(ミカサに会ったらチクろっと)ヒヒヒ

ベルトルト(6)(ぼくもしたくなってきちゃった…)

ベルトルト(6)(ユミルは女の子だけど…むこう向いてるからだいじょうぶかな)

ベルトルト(6)「よいしょ」ヌギヌギ

ユミル(7)「ぎゃーベルトルさんズボン下ろして何やってんだよ!」

ベルトルト(6)「ひっ!?」

ユミル(7)「ろしゅちゅきょ……露出狂だー! ギャハハハベルトルさんヘンターイ!」

ベルトルト(6)「ち、ちが……」

ユミル(7)「みんなにも教えてやらなきゃな。ベルトルさんは露出狂」ニッコリ

ベルトルト(6)「やめてよおおおお!」


エレン(5)「はなせよおおおお!」バタバタジョロロ

ライナー「馬鹿野郎、撒き散らす奴があるか! うわっ掛かった!」

ユミル(7)「うっわぁきったねー」

ライナー(こいつにも引っ掛けてやろうか…)イラッ

ライナー(いかんいかん。相手は子供だ)

ユミル(7)「手洗うまで私には触るなよライナー」

ライナー(どんな育ち方したらここまで可愛げの無い子供になるんだ)ハァ

ライナー「よし、終わったな」

エレン(5)「……」ムッスー

ライナー(それにしてもユミルといいこいつといい手のかかる奴らだ。やっぱりうちのアニとベルトルトが一番だな)

ベルトルト(6)「ヘンタイじゃない。ぼくヘンタイじゃない…」

ライナー「!?」


間。

ライナー「――とにかく、お前ら二人には俺達の故郷に来てもらう」

エレン(5)「どこだよ、コキョウって」

ライナー「来れば分かる。それまでおとなしくしていろ」

エレン(5)「やだ!」

ライナー「……。ここでお前が暴れても巨人の餌になるだけだ。せめて夜まで待つ事だ」

エレン(5)「いやだ! ぶっころす! 今ころす!」

ユミル(7)「エレン、落ち着けって」

エレン(5)「うるさいっ! こいつらが、こいつらのせいで…!!」ワナワナ

ユミル(7)「……」

エレン(5)「この…バカモノめ!!」

ベルトルト(6)「?」

ライナー「……」

ユミル(7)「バケモノな」

エレン(5)「……」カァァァ


ユミル(7)「あ、そうだライナー、あの猿は何だ?」

ベルトルト(6)「!?」ビクッ

ライナー「猿…? 何の事だ?」

ユミル(7)「ん? 知らなかったのか?」

エレン(5)「さる? さるってなんだ? おれ知らないぞそんなの」

ユミル(7)「そのわりにはお前ら、目ぇ輝かせて見てたよな? あの猿を」

エレン(5)「なあなあ、さるってなんだよ?」

ユミル(7)「あとで」

エレン(5)「」ムスー


ユミル(7)「だいたいお前ガキすぎるよ」

エレン(5)「なんだよ、ユミルだってガキだろ!」

ユミル(7)「あの二体を倒せば終わりだって思ってるだろ?」

エレン(5)「え? ちがうのか?」

ユミル(7)「違うんだよなぁ」

ベルトルト(6)「……」アワワワ

ライナー「……」

エレン(5)「なんだよ、ぜんぶおしえろよ! さるとかいろいろ!」

ユミル(7)「全部は無理。めんどくさい」

エレン(5)「何をぶったおせばいいんだ!?」

ユミル(7)「そりゃあ、言っちまえばせ―」

ライナー「ユミル!」


ユミル(7)「?」

ライナー「俺達の側に付けばクリスタを助けてやっても良いんだぞ」

ユミル(7)「えっ? 本当に?」

エレン(5)「!?」

ライナー「本当だ。クリスタ一人くらいなら俺達でなんとかする」

ユミル(7)「うーん…」

エレン(5)「おい! おれが先にきいてるんだぞ!」

ライナー「どうするんだ?」

ユミル(7)「サシャもつけて。クリスタひとりじゃ寂しいだろ」

ライナー「一人だ。条件を提示しているのはこっちだぞ」

ユミル(7)「じゃあいいや。あのなエレン、せ―」

ライナー「ユミル!」


ユミル(7)「ん?」

ライナー「……いいだろう。サシャとクリスタだ」

ユミル(7)「わかった。でもサシャはコニーとバカコンビだったからコニーもセットだよな」

ライナー「何を言い出すんだ、無理に決まってるだろ。クリスタ一人でも難しいんだぞ」

ユミル(7)「ライナーなら大丈夫だって」

ライナー「駄目だ。いい加減にしろ!」

ユミル(7)「エレン、ちょっと耳かせよ」

ライナー「……」ギリ

ユミル(7)「知ってるか? ベルトルさんって実はアニの事が」

ベルトルト(6)「わああああああああ!!」

ユミル(7)「いつもすれ違う時にチラチラ見」

ベルトルト(6)「うああああああああ!!」

エレン(5)「うるさいベルトルト! きこえないだろうが!」


ベルトルト(6)「ラララライナー、お、女の子だけじゃかわいそうだからコニーもつけてあげようよ!」

ライナー(どんな理屈だ)

ユミル(7)「ベルトルさんは優しいなあ」ニタニタ

ライナー「待て。承諾した覚えは無いぞ」

ユミル(7)「でも男がコニーだけだと釣り合いが取れないよな」

ベルトルト(6)「ええ…?」

ユミル(7)「あと男だとアルミンかな……別にジャンでもいいけど、この際両方いればいいか」

ベルトルト(6)「ええ? えええ?」オロオロ

ライナー「ベルトルト、あいつの言葉に耳を傾けるな」

ユミル(7)「そうだエレン、ライナーのベッドの下って覗いた事あるか?」

エレン(5)「ああ、かくれんぼしたときに入ったけど? なんかへんな本が」

ライナー「104期全員セットでどうだ!!」

ユミル(7)「さすが話が分かるぜ」

ベルトルト(6)「ライナー、へんな本ってなに?」


ライナー「…決まりだな」

ユミル(7)「そいういうわけだ。悪いなエレン」

エレン(5)「は!?」

ベルトルト(6)「ライナー、へんな本ってなに?」

エレン(5)「なんだよそれっ! だから何をぶったおせばいいんだよ!」

ユミル(7)「……」

ライナー「……」

ユミル(7)「…さぁな」

ベルトルト(6)「ねぇライナー、ねぇねぇ」グイグイ

ライナー「ベルトルト…良い子だから黙っていなさい」ゴゴゴ

ベルトルト(6)「はい…」プルプル

【同時刻 ストへス区】



リヴァイ「……」

リヴァイ「いい加減口を割る気はねぇのか」

リヴァイ「おっと、妙な動きをすればその瞬間に削ぐぞ。当然うなじをだ」

リヴァイ「どちらが速いかは、お前なら分かっている筈だろう」

アニ(6)「……」

リヴァイ「……お前は」

リヴァイ「色々な方法で俺の部下を苛めてくれたが、あれは楽しかったのか?」

アニ(6)「とっても!」キラキラ

リヴァイ「そうか」ホッペグイー

アニ(6)「うあぁう、いひゃいぃ」

リヴァイ「俺も今楽しいぞ。なぜこんなに伸びる」グイーン

アニ(6)「うやぁぁぁぁ」


リヴァイ「お前と交戦した兵士の大多数が高所恐怖症に陥った…」

リヴァイ「俺の班員もしょんべん漏らしたり、危うくエノ/レドになりかけたりと甚大な被害を被った訳だが…」

リヴァイ「どうしてくれる」グイーン

アニ(6)「はらひへ、はらひれよぅぅ」

リヴァイ「まあペトラの顔を傷付けなかった点だけは評価してやろう」

アニ(6)「うううぅぅ!」バシバシ

リヴァイ「何だ。話す気になったか」パッ

アニ(6)「馬鹿。チビ」

リヴァイ「そうか」グイーン

アニ(6)「いいいぃぃいー」バシバシ


ハンジ「ちょっとリヴァイー、何じゃれてるのさ」

リヴァイ「しつけの一環だ。ったく、親の顔が見てみたいもんだ」

アニ(6)「……!」キッ

ハンジ「はいはいとにかく離してやりなよ。そんなんじゃ何も聞き出せないだろ?」

リヴァイ「ならお前がどうにかしろ」パッ

アニ(6)「……」プイ

ハンジ「言われなくても。やあアニ、人間の君とは初めましてかな」

アニ(6)「……」ツン

ハンジ「私の名前はハンジ・ゾエ。調査兵団で分隊長を務めている」

アニ(6)「おばさんの名前とかどうでもいい」

ハンジ「いてまうぞこのガキャぁぁ!!」

リヴァイ「落ち着けミソジ」

ハンジ「あんたも削ぐよ!?」

今日はここまでハンジさんごめんなさい

参考までに、我らの女神ははロリスタ(5)と姉スタ(15)のどちらが喜ばれるだろうか

レスありがとうございます
もともとサブタイを使った一発ネタのつもりだったんで、あまり深く考えずに読んでもらえるとありがたいです
少しだけ投下


【巨大樹の森】


ユミル(7)「……」シュウウウ…

ユミル(7)「…よし」グッ

エレン(5)「なおったか? もうなおったな? じゃあ早くおしえろよ!」

ユミル(7)「は? 何をだ?」

エレン(5)「なおるまでまってろって言ったじゃないか! おれちゃんとまってたぞ!」

ユミル(7)「そりゃ言ったけどさ、教えてやるなんて一言も言ってないぞ」

エレン(5)「……」

ユミル(7)「……」

エレン(5)「…さるって」

ユミル(7)「さぁな」

エレン(5)「はなせよ気になるだろうが!!」

ユミル(7)「つーん」


エレン(5)「このっ……おしえろよバカ!!」ドンッ

ユミル(7)「わっ」ドサッ

エレン(5)「このこのこのこの!!」ポカポカポカポカ

ユミル(7)「いたっ、痛いって! やめろよ降りろ!!」

エレン(5)「おしえたらどいてやる!」ポカポカ

ユミル(7)「だ・れ・が・言・う・かっ…!」ググッ…

エレン(5)「うわわ」グラッ

ユミル(7)「ふん、私の方が強いんだからな。手も治ってるしお前なんて…」

エレン(5)「ん¨っ!」ガブッ

ユミル(7)「っぎゃーーー! てっめぇぇ本気で泣かすぞ!!」



ベルトルト(6)「ライナー…あの2人こわいよ…」カタカタ

ライナー「見るんじゃない。お前の教育に悪い」


ベルトルト(6)「ユミルもう治っちゃったみたいだよ? あのままでだいじょうぶかな」

ライナー「大丈夫だろう、ユミルはクリスタを見捨てられない。ウルガルト城でそれがはっきり分かった」

ライナー「クリスタを助ける為にはこっち側に付くしかないんだ」

ベルトルト(6)「ぼくたちといっしょに来たらどうなるかわかってるのかな?」

ライナー「どうだろうな。気付いてるかもしれん」

ベルトルト(6)「ちょっとかわいそうだね」

ライナー「……」

ベルトルト(6)「でも、しかたないよね」

ライナー「…そうだな」



ユミル(7)「うるさいばぁーか」ベロベロベー

エレン(5)「バカっていったやつがバカなんだよ!」

ユミル(7)「はい今二回言ったー」

エレン(5)「うううぅー!」ムキーッ


ライナー「とにかく今はあの二人を連れ帰る事に専念しよう」

ベルトルト(6)「ライナー…アニは…」

ライナー「次の機会を待つしか無いな。どちらにしろユミルとの約束もある」

ベルトルト(6)「うん…」

ライナー「心配するな、アニなら大丈夫だ。三人で故郷に帰るんだろう?」ポン

ベルトルト(6)「…うん!」




エレン(5)「バカバカおまえなんてコニーよりバカだ!」

ユミル(7)「猿も知らないノータリンのくせに!」

エレン(5)「おとこおんな!!」

ユミル(7)「うるさいチビ!!」

ライナー「お前ら仲良くしろ!!」


ライナー「ん? ……!!」ハッ

ベルトルト(6)「どうしたの?」

ライナー「煙弾が見えた。恐らく調査兵団だ……クソッ」

ベルトルト(6)「ええっ!? うそ、ど、どうしよう」アワアワ

ライナー「エルヴィン団長がいるのかも知れん。急ぐぞ、出発だ」パシュ

ベルトルト(6)「う、うん」パシュ

ライナー「エレン、ユミル、そのへんにしておけ」スタッ

二人「ひっこんでろ!!!」

ライナー「……」

ライナー「……」グイッ

エレン(5)「うわっ、なにすんだよ!」

ユミル(7)「離せよこのっ…」

ライナー「黙れ。少し早いが出発するぞ」


エレン(5)「は!?」

ライナー「いいか、おとなしくしてろよ。ユミルは俺におぶされ。エレンはベルトルトだ」

ベルトルト(6)「えっ」

エレン(5)「いやだね!!」

ベルトルト(6)「」ショボン

ライナー「ユミルは大きいから乗ったらベルトルトが落ちちまうんだ。我慢しろ」

ユミル(7)「今落とすぞ腰巾着」ギロリ

ベルトルト(6)「ぼくなにもいってない…」カタカタ

エレン(5)「おまえらなんかについて行かないっていってんだよ!!」

ライナー「エレン」

エレン(5)「くちくしてやるっ!!」バッ


<ギャアギャア


ユミル(7)「おい、なんでもう行くんだよ? まだ日没には早いぞ」

ベルトルト(6)「ユミル…」

ベルトルト(6)「キミは、えっと……人間にもどったとき、だれを食べたかおぼえてるの?」

ユミル(7)「いや、覚えてないが…」

ユミル(7)「でも5年前ってことは……」

ベルトルト(6)「……」

ユミル(7)「……」

ベルトルト(6)「いまの話はなかったことにしよ」

ユミル(7)「ああ」


エレン(5)「ころす! ぶっころす!」ギリギリ

ライナー「エレン、もしお前がおとなしく俺達と来ると言うなら、お前の家の地下室に行くのを手伝ってやってもいい」

エレン(5)「えっ? ほんとか?」

ライナー「ああ。ついでに俺の力で壁の穴を塞ぐ事も出来るぞ」

エレン(5)「ほんとに?」

ライナー「本当だ。むしろ俺にしか出来ないだろう」

エレン(5)「…………」

エレン(5)「……」

エレン(5)「…ほんとにほんとだな?」

ライナー「本当に本当だ」

エレン(5)「ぜったいにやくそくだぞ?」

ライナー「勿論だ」

エレン(5)「じゃあゆびきりしよ!」

ライナー「分かった…ほら」スッ

ライナー(ちょろい。やはり子供だな)


エレン(5)「ゆーびきーりげんまん」ブンッブンッ

ライナー「嘘ついたら…」

エレン(5)「おまえの家族も仲間もみなごろしにしてやるからな」ゴゴゴ…

ライナー「」

エレン(5)「ゆーびきった!」

ここまで。続きは月曜日以降に
ちと間が空きますが次の投下で終わらせます


ライナー「さあ、出発するぞ」

エレン(5)「おう!」

ユミル(7)「私肩車がいい」

ライナー「落ちるに決まってるだろう。あと俺の首が折れる」

ユミル(7)「私は別に良いよ?」

ライナー「俺は良くないんだ」

ユミル(7)「つれねーな。幼女を肩車できるなんてご褒美じゃねえか」

ライナー「幼女はそんな事言わない」

ベルトルト(6)「じゃあエレン、ぼくにつかまって」

エレン(5)「ふん、しょうがねーな」

ベルトルト(6)「…」ショボン

ライナー「はぁ……行くぞ」


パシュッ


巨人「!!!」ドスドス

エレン(5)「巨人がいっぱいおいかけてきた!」

ユミル(7)「はははっ、モテる男は辛いねぇライナーさん!」

ライナー「耳元で騒ぐな」

ユミル「なぁなぁ今まで何人泣かせてきたんだよ? 人類含めて何万人くらい?」

ライナー「ちょっと黙ってろ!! お前の無駄話に付き合ってる余裕は無いんだ」

ユミル(7)「ならなんで夜まで待たなかったんだよ?」

ライナー「……」

ユミル(7)「……?」

ユミル(7)「……」クルッ


パンッ…



ユミル(7)「!! 信煙弾……調査兵団が来てるのか!?」

ライナー「ユミル、ちゃんと掴まってろ!!」

ユミル(7)「クリスタ……」

ユミル(7)「そこにいるのか…?」

ライナー「おい、危ないぞ!!」

ユミル(7)「……っ、ライナーちょっと止まれ! クリスタが来てる!」

ライナー「!? 何を…」

ユミル(7)「分かるんだ。今なら連れて行ける! なあ引き返してくれ!」グイッ

ライナー「落ち着け、見えた訳じゃないんだろう!?」

ユミル(7)「そうだよ。でもクリスタは絶対に私を助けにくるんだ!!」

ライナー「何故そんな事が言い切れる?」

ユミル(7)「友達だから!!」

ライナー「お、おう…」


ライナー「いや…駄目だ」

ユミル(7)「は!?」

ライナー「この状況じゃクリスタだけ攫うなんて無理だ。今は逃げるだけでも精一杯なんだ」

ユミル(7)「でも、あそこに…」

ライナー「だからこそだ。追っ手がすぐそこまで迫ってるって事だろ」

エレン(5)「……」

ベルトルト(6)「ユミル、ライナーの言うとおりだよ」

ライナー「約束しただろ、クリスタ達は必ず助けると。だが今は諦めてくれ」

ユミル(7)「……」

ユミル(7)「…いやだ」


ライナー「――!?」グラッ

ユミル(7)「はは……だーれだ?」

ライナー「ユミル!? やめろ、手を離せ!!」

ベルトルト(6)「なっ、なにやってるの!? 落ちちゃうよ!!」

ユミル(7)「だから私はいいって……あ、そこ二時の方向」

ライナー「ぐっ…!」パシュ

ベルトルト(6)「ライナー!」パシュ

ライナー「ユミル…お前、何をやっているのか分かってるのか?」

ユミル(7)「……」

ライナー「俺はお前の身勝手なわがままを散々聞いてやったよな? その上更に自分の都合で引っ掻き回すつもりなのか?」

ユミル(7)「そうだよ…だって…」

ユミル(7)「今でなきゃ…もうクリスタには会えないんだろ?」


ライナー「……」

エレン(5)「?」

ユミル(7)「だから今がいい、今じゃなきゃいやだ!!」

エレン(5)「なあ、なんでユミルは会えなくなるんだ?」

ベルトルト(6)「……」

エレン(5)「むしするなよ!」ポカッ

ベルトルト(6)「いたっ」

ユミル(7)「どうしても駄目って言うならエレンを連れて逃げてやる!!」

ベルトルト(6)「!?」

ライナー「本気で言ってるのか」

ユミル(7)「嘘だと思うか? 今試してやったっていい」スッ

ライナー「……」

ライナー(やむを得ん、眠ってもらうか。子供相手だと加減が難しいんだがな…)


ライナー「ふっ」トンッ

ユミル(7)「!」カクン

ライナー「ふう…。よし、急」

ユミル(7)「…ってえなぁこの野郎っ!!」ガバッ

ライナー「!?」

ユミル(7)「怒った!! やっぱりお前らぶちのめしてからうげげげげ」

ライナー「子供は寝る時間だ」ギリギリ

ユミル(7)「やなこった…! っぐ…」

エレン(5)「おい、なにやってるんだよ!? 苦しんでるじゃんか!」

ライナー「心配するな。気絶させるだけだ」

エレン(5)「やめろよ! やめないとベルトルトの目をつぶしてやる!」

ベルトルト(6)「はえぇ!?」

エレン(5)「ボーカンにおそわれたときに使いなさいってミカサからおしえてもらったんだ。おまえでためしてやる」

ベルトルト(6)「うあわわわわ」


ライナー「お前なぁ…」ギリッ

エレン(5)「いいじゃんかクリスタくらい! つれてってやれよけちんぼ!」

ライナー「もたもたしていたら地下室に行けなくなるかもしれないぞ。それでもいいのか?」

エレン(5)「よくないけど……でも、女の子にはやさしくしなさいって母さんがいってたんだ!」

ライナー「お前らさっきどつき合ってただろ」

ユミル(7)「ゲホッゲホッ…」

エレン(5)「ばるす」シュッ

ベルトルト(6)「うわあああ!」サッ

ライナー(滅茶苦茶な奴らだ。子供だからと甘さを見せずに拘束しておくべきだったか…)

ライナー「分かったからよせエレン。……ユミル、クリスタを連れてこい。勝算はあるんだな?」

ユミル(7)「パッと行ってパパッとさらってくる!」

ライナー「…………行け」

ガリッ

ユミル巨人「イッテキマース」バッ


ギャアアアァァァア…


クリスタ(15)「――ユミル! 無事だったのね!」

ユミル巨人「イタダキマース」ガブリ

ミカサ(15)「」

アルミン(5)「」

コニー(15)「」

ジャン(5)「」



ユミル巨人「」バッ

ジャン(5)「ク、クリスタがくわれたあああ!!?」

ミカサ「どうしてユミルが…?」

コニー「何だよ、何でだよあいつ! どんだけ腹減ってんだよ!?」

アルミン(5)「ちがう、ライナーたちに協力するつもりなんだ! ぼくらはおびき出されていた!」




クリスタ「うう……!」

クリスタ(一体どうなってるの)

クリスタ(ユミル、なんでよ……なんでっ…!!)

クリスタ「」ブチン


ユミル巨人「」バッ バッ

ユミル巨人「…ギョゲッ!?」ビクッ

ミカサ「ユミルの動きが止まった?」

コニー「今だ! うなじ削いで取っ捕まえ……」


ザクッ!!


ユミル巨人「ギィッ!!」ビクッ

コニー「ユ、ユミルのうなじから…剣が…!?」

アルミン(5)「クリスタが内側からつき立てたんだ…」


ブチッ メリメリッ
ブチブチブチブチ…


ユミル巨人「ギエエエエエエエ」ガクガク

ジャン(5)「わぁあああぁぁ…」ガクガク


ベリベリッ
ズルッ


クリスタ「ハァ…ハァ…」ネッチョォォ

ユミル(7)「」チーン

ミカサ「クリスタ、怪我は無い?」

クリスタ「だ、大丈夫…」

ハンネス「お前らこんなところで止まるな! とにかく全員樹に登れ!」

クリスタ「はいっ…」



コニー「こいつ…生きてるよな?」ツンツン

ユミル(7)「う…」

クリスタ「…」スゥ

クリスタ「起きなさいっ!!」

ユミル(7)「!?」ビクッ


ユミル(7)「あ…ク、クリスタ…?」

クリスタ「ユミル、どうしてこんな事をしたの?」

ユミル(7)「……」

クリスタ「ユミル」ジッ

ユミル(7)「…クリスタは、私たちと一緒に行かなきゃ駄目なんだ」

クリスタ「それは…どういう事?」

ユミル(7)「壁の中にいたらみんな助からないんだよ!」

ユミル(7)「だから私はライナー達と…」

クリスタ「……」

クリスタ「つまり、あなたはライナー達に脅されているのね?」

ミカサ(え?)

ジャン(5)(???)

コニー(ん? そういう事なのか?)

アルミン(5)(ちがうと思う…)

ハンネス(あのちびっ子もエレンと同じ巨人か。たまげたなあ…)


ユミル(7)「おど…? いや、私は」

クリスタ「いいの、何も言わないで」ギュウ

ユミル(7)「んぷ」

クリスタ「私をライナー達のところへ連れて行く必要があるんでしょう? …いいよ、行こう」

ユミル(7)「!」

クリスタ「あなたのいるところが私の居場所だから」

ユミル(7)「……っ」

ユミル(7)「…そう、だよ。クリスタは私がいないと駄目なんだからな!」

クリスタ「うんうん」ニコニコ

ユミル(7)「お前は戦闘苦手なんだから、私がその、守ってやるから」

クリスタ「ふふ、ありがとう。それじゃあユミルも私から離れちゃ駄目よ?」

ユミル(7)「おう!」

アルミン(5)(うまく丸め込まれてるなあ…)


ミカサ「クリスタ、口を挟んで申し訳ないけど」

クリスタ「なに?」

ミカサ「ライナーに会ったらどうするつもりなの?」

クリスタ「…話をしたいの、少しだけ」

ミカサ「私達の目的はエレン達の救出。奴らとの話し合いは作戦には無いはず」

クリスタ「それは分かってるけど…」

クリスタ「ユミルがとてもお世話になったみたいだから、どうしてもお礼を言いたくて」ゴゴゴ

ユミル(7)「!?」ビクッ

ミカサ「……成程」

ミカサ「そういう事なら手を貸そう。実は私も同じような事を考えていた」ゴゴゴ

ジャン(5)「!?」ビクッ

コニー(うちの母ちゃんよりおっかねぇ…)

ハンネス「あの嬢ちゃんもいい殺気だ。ミカサにひけをとらねぇとは」フムフム

アルミン(5)「守るものがある人はつよいっていうもんね」ウンウン

コニー「お前らの平常心が怖い」


【同時刻 ストへス区】



リヴァイ「……」

リヴァイ「いい加減口を開く気はねぇのか」

アニ(6)「……」

リヴァイ「捕虜の分際で好き嫌いとはいいご身分だな。どうせ苦いからだとかガキみてぇな理由なんだろ」

アニ(6)「……」

リヴァイ「こいつはお前が苛めてくれたうちの兵士の両親が送ってきた物だ。残さずたいらげろ」

アニ(6)「」プイ

リヴァイ「何でも食わねぇとデカくなれねえだろうが」

アニ(6)「あんたみたいに?」

リヴァイ「……」グイーン

アニ(6)「うぁいぁあぅぅー」


ハンジ「しっつれーい。あれ、またやってんの?」ガチャ

リヴァイ「ハンジか。俺は今このガキの偏食を矯正をしている所だ」

ハンジ「いや生のピーマンまるかじりとか私でも嫌だわ」

リヴァイ「ガキの肌っつーのはどうしてこんなに柔らかいんだろうな」グイーン

ハンジ「切り返しがおかしい上にその発言は誤解を生むから」

ハンジ「っと、アニにお客さんを連れてきたんだった。入っといで」

サシャ(6)「しつれいします…」

アニ(6)「!」

サシャ(6)「アニ…おひさしぶりです。…その」

リヴァイ「話は後だ。頼んだ物は持ってきたのか」

ハンジ「ああ、お肉ね。ちょうどサシャのご家族が狩人やってたみたいだから頼んでおいたんだけど…」

ハンジ「というか、なんでそんな貴重な食べ物をアニに?」

リヴァイ「情報を聞き出すには飴と鞭が有効な場合もある。ガキなら尚更だ」


ハンジ「ふぅん。なんていうか、わりと正当な理由を説明してもらったところ悪いんだけどさ…」

サシャ(6)「はっ! 馬にのっている途中でおなかがすいたので、すべていただいてしまいました!」バッ

リヴァイ「…つまりどういう事だ」

サシャ(6)「ちょうどいい熟成ぐあいでおいしかったです!!」

リヴァイ「そうか」グイーン

サシャ(6)「ほへぇぇぇ」

ハンジ「そんなわけでお望みの品は無いんだよ、悪いね」

リヴァイ「……問題ねぇだろ」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「俺の得意料理はケバブだ」ジャキッ

サシャ(6)「ケバブッ!?」

ハンジ「ああキミ逃げた方がいいね」

リヴァイ「まずはてめぇからだクソメガネ」

ハンジ「」


ハンジ「撤退ッ!!」バッ

サシャ(6)「あぁ、まってください! アニ、またこんどきますねー!」

アニ(6)「……あいつらなにしに来たの」

リヴァイ「知らん」

アニ(6)「……」

リヴァイ「……」

リヴァイ「」サッ

アニ(6)「んん!?」ムグ

リヴァイ「食え」

アニ(6)「んん、んぐっ」ゴクン

リヴァイ「安心しろ、こいつはちゃんと蒸かした人参だ。間違っても人間じゃねえぞ」

アニ(6)「……つまんな」

リヴァイ「そうか。おかわりか」ググッ

アニ(6)「んーー!」バタバタ

いったん切ります
一気に終わらせるとかホラ吹いてすいません
今日中には仕上げます

【巨大樹の森】

ユミル(6)「私に考えがある」


――――---------

ライナー「――どういう事だ、こりゃ」

ベルトルト(6)「あああぁ…」ガタガタ

エレン(5)「おっ、ミカサー! アルミーン!」ブンブン

アルミン(5)「エレン!」

ミカサ「エレン…!!」

コニー「ライナー、ベルトルト…なんでだよ…」

ジャン(5)「エレンてめーこのバカやろう! 手間かけさせやがって!!」

エレン(5)「ぁあ!?」

ベルトルト(6)「ライナー、ユミルが…」

ライナー「ああ、やっぱりこうなったか。あの裏切りもんが…」

クリスタ「」ニコッ

ライナー「」ニコッ


ユミル(7)「よおライナー、遅くなって悪いな」

ライナー「おい、誰がそいつらまで連れて来いと言った」

ユミル(7)「手間が省けると思って。ここで全員連れてくればわざわざもう一度壁の中に戻る必要はなくなるだろ?」

ユミル(7)「それとも何だ? 何か壁内に忘れ物でもあるのか?」

ベルトルト(6)「そ、それは…」

ライナー「ここに来ているのがお前達だけの筈はないだろ」

クリスタ「それなら大丈夫だよ、ライナー」

クリスタ「ユミルから話は聞いたわ。私達意外の調査兵団はもう壁内へと引き返している」

ライナー「……!」

クリスタ「あなた達と争って犠牲を出すより、共に地下室を目指す方が有益だと。エルヴィン団長の判断よ」


ライナー「…悪いがクリスタ。そう言われて信じるほど馬鹿じゃない」

クリスタ「そっか。残念だな…」シュン

クリスタ「でもそうだよね。私ごときの言う事なんて信じてもらえる訳ないよね…」

ライナー「いや、違うぞクリスタ、別にお前だからとかそういうわけじゃ」

クリスタ「いいの、分かってるよ。どうせ私なんて…私なんて…」フルフル

ミカサ「ひどいー。ライナーがクリスタを泣かせたー。かわいそー」

ジャン(5)「サイテージャーン」

アルミン(5)「ライナーはクリスタにとって悪い人になってしまったね」

ユミル(7)「どう落とし前つけてくれるんだ? ライナーさんよぉ…」

エレン(5)「女の子をなかせるやつは駆逐しなさいって母さんがいってた」

コニー「お前の母ちゃん恐ぇな」


ユミル(7)「ライナー、調査兵団が帰ったってのは本当だよ。嘘をつく意味がねぇ」

クリスタ「……」

ライナー「……」

ユミル(7)(駄目か。クリスタが言えばこいつは信じると思ったんだけどな…)チラッ

ミカサ「」コクリ

ユミル(7)「そうか、分かったぞ。お前らにはもう一体、巨人の仲間がいたよな?」

ベルトルト(6)「!!」

ユミル(7)「そいつが来るの待ってるんだろ? ほら、壁外調査のときに出てきたあいつ…女型の巨人って言われてた」

ミカサ「女型の巨人? あいつならエレンを攫おうとしたから私が殺しておいたけど」

ライナー「っ!?」

ベルトルト(6)「う…うそだっ!! アニがそんな…」

ライナー「ベルトルト!!」

ベルトルト(6)「あっ…」

ミカサ「アニがどうかしたの?」


アルミン(5)「アニならだいじょうぶだよ」

ベルトルト(6)「え?」

アルミン(5)「なんたって、あのリヴァイ兵長がつきっきりでお世話してるんだから」

ライナー「何だと…!?」

ベルトルト(6)「ど、どういうこと?」

アルミン(5)「でも、リヴァイ兵長ってちょっとかわった性癖をもっていてね…」

アルミン(5)「とくにアニみたいな子だとすぐに手をだしてしまうみたいなんだ」

ライナー「!?」

ベルトルト(6)(せいへき? 防壁みたいなものかな)

エレン(5)(話なげーなぁ…はやく地下室にいきたいのに。……あれ?)

エレン(5)(なんであんなところに…)

エレン(5)(え? しーっ? しゃべるなってことか?)


アルミン(5)「ぼく、いちどだけアニのようすを見にいったことがあるけど、あれはひどかったよ」

アルミン(5)「リヴァイ兵長が差し出したものを口いっぱいにほおばって、アニは苦しそうに涙を浮かべながらやめてやめてって言うんだけど……人類最強の兵士がそんなことで情を見せるはずがない」

ライナー「……」ブルブル

ベルトルト(6)(アニ、けっこう好き嫌いおおいからなー…)

アルミン(5)「もちろん、ぜんぶ飲み込むまで許してなんてくれないよ。あごをしっかりおさえて…」

ライナー「お、お前らあああぁぁあっ!!」

ベルトルト(6)「うわあああっ!」

ライナー「!?」

ハンネス「よーしよしよし。暴れるんじゃねぇぞ」

ベルトルト(6)「ううっ…」

ライナー「ベルトルト! クソ、そいつを離せ!!」

エレン(5)「ハンネスさんに手ぇだすんじゃねーよ! 隊長になったのに家のローンがまだ32年ものこってるんだぞ!!」

ライナー「す、すまん」


パシュ

クリスタ「ライナー」スタッ

ライナー「…嘘をついたんだな。クリスタ」

クリスタ「違うよ。彼は駐屯兵団の人だもの。帰ったのは調査兵団」

ライナー「……」

ライナー(…巨人化してエレンとベルトルトだけでも取り返すか? いや、確実に死人が出る)

ベルトルト(6)「はなしてよ! うわああライナー!」ジタバタ

ハンネス「はっは。このボウズはエレンに似て泣き虫だな」

エレン(5)「ああ? おれは泣き虫じゃねーよ!!」ポカッ

ハンネス「かゆいかゆい」

エレン(5)「この飲んだくれおやじ!」ポカポカ

ハンネス「おおいいマッサージだ」

ライナー「……」

ライナー(こんな奴らにしてやられたのか。俺達は)


ライナー「ああ…最悪だ」

クリスタ「そうでもないと思うけど」

ライナー「そりゃお前らにとってはそうかも知れないな」

クリスタ「だって、あなた達は今回誰も殺さずに済んだ」

ライナー「……ひとつ聞いていいか? お前らは本気で俺達と地下室に行くつもりなのか?」

クリスタ「そういう約束なんでしょ? エレンとの」

ライナー「俺達は人類の敵だぞ。そんな奴らと組めるのか?」

クリスタ「私だって兵士のはしくれなの。人類の未来に繋がるのなら、敵だって何だって利用する」

クリスタ「ユミル以外はね」

ライナー「俺が知っているクリスタはもうちょっとこう…守ってやりたい系の女子だったんだがなぁ」

クリスタ「人って変わるものだよ」フフ


ミカサ「話はまとまった?」

クリスタ「うん」

ライナー「ミカサ、ブレードをしまってくれ。うっかり削がれちゃたまらん」

ミカサ「分かった。あなたにはウォールマリアの壁を塞いでもらわなければならない」

ミカサ「私達はあなた達を信じる。ので、裏切らないで欲しい。アニの為にも」

ライナー「分かってる」

ライナー(壁は塞ぐ。地下室へも行く。その後はどうにかして主導権を奪わんとな)

コニー「おーい! そろそろ陽が落ちるぞ!」

エレン(5)「あっ、ユミル、そういえば敵ってなんなんだよ?」

ユミル(7)「ああ、せ【ピー】だよ」

エレン(5)「そっか! じゃあ地下室に行ったあとはそいつをぶったおせばいいんだな!」




エレン(5)「おれたちの戦いは!! これからだ!!」



【入れたかったけど入れる場所が無かったシーン】


ユミル(7)「コニー、肩車」

コニー「なんで俺なんだよ。お前年の割にでかいんだから他の奴にやってもらえ」

ユミル(7)「これだからチビは」

コニー「お前の方がチビだろ!!」グイッ

ユミル(7)「わっ」グラッ

コニー「へっ、どうだクソガキ。視界が高くなった気分は」

ユミル(7)「おおう…」ジョリジョリ

コニー「オイ」

ユミル(7)「私、ずっとコニーにこうしたかったんだ…」ジョリジョリ

コニー「落としていいか? いいよな?」


エレン(5)「ハンネスさん、おれにもあれやって!」

ハンネス「仕方ねぇなー。よっと」

エレン(5)「おおおたっけー!!」

ハンネス「お前が巨人化した方がずっと高いだろ」

ユミル(7)「ようし、じょりじょりスプリンガー発進!」ベチン

コニー「お前あとで泣かすからな!?」

エレン(5)「ハンネス号もはっしーん!」

ハンネス「よーしオジサンはりきっちゃうぞー」ドスドス

コニー「うおおお!? こっち来るなよ!」

エレン(5)「くちくしてやるー!」

<ワーワーギャーギャー

ベルトルト(6)「……なんか楽しそうだね」

ライナー「そうだな。そんな場合じゃない筈なんだがな」


ベルトルト(6)「……」ソワソワ

ライナー「……」

ライナー「よっ」

ベルトルト(6)「わあっ、ラ、ライナー!?」

ライナー「掴まってろよ」

エレン(5)「くちくチョップ!」ビシィ

コニー「いてっ。なんでわざわざ俺を狙うんだよ……って待て! またなんか来たぞ!」

ライナー「やはり進撃するのは俺達じゃないとな」ドスドス

コニー「お前が言うと笑えねぇんだよ!!」

ユミル(7)「エレン、駆逐するならあっちだぜ」

エレン(5)「かかってこい!」

ハンネス(そろそろ腰が痛くなってきた…)


【入れたかったけど入れる場所が無かったシーン2】


ミカサ「エレン、無事で良かった…」ギュウギュウ

エレン(5)「ミカサ、くるしいって! いつまでやってんだよ!」

ミカサ「ごめんなさい。つい」パッ

エレン(5)「はずかしいから、すぐに抱きつくのやめろよな」

ミカサ「分かった…」

ジャン(5)「おいっ、なんだよその言いぐさは!」

エレン(5)「はあ? なんでジャンがおこるんだよ!?」

ジャン(5)「はずかしいとかどうでもいいだろ! うらやましい!」

エレン(5)「いみわかんねーよ!!」

ジャン(5)「だいたいおまえはいつもミカサをひとりじめしやがって!!」グイッ

エレン(5)「はなせよ服がのびちゃうだろうが!!」


ミカサ「やめなさいエレン。暴力はだめ」

エレン(5)「だってこいつが!」

ミカサ「…ジャンも、すぐエレンに突っかかっては駄目でしょ」

ジャン(5)「……っ」プイ

ミカサ「ジャン、ちゃんと話している人の顔を見て」

ジャン(5)「うう…!」



アルミン(5)「見つめ合うと素直におしゃべりできないお年頃なんだね」

ユミル(7)「マセてんなぁ」

アルミン(5)「キミのほうが20倍ほどマセてるとおもうよ」

ユミル(7)「お前には言われたくねぇよ」

これで終わり
日付け変わってるじゃねーかボケナスがという突っ込みは喜んで受けます
クソ女がクソガキだったころのエピソードが早く見たいです
読んでくれた方、途中レスくれた方もありがとうございました

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