ベアトリス「大変重大な問題が発生しました」ルサルカ「は?問題…?」 (23)

 Dies irae のSSです

 時系列は、香純ルート後(ただし、香純の出番はありません)

 キャラ崩壊が多数あります

 遅筆です


 こんな感じで、よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379006930

ベアトリス「ついさっき、藤井蓮君が亡くなったそうです」

蛍「え…?藤井君が?」

玲愛(これは…前々からの計画を実行する絶好の機会…かな?)

ベアトリス「正直な話、私は楽しみで仕方ありません。何しろ、このグラズヘイムにようやく私以外の常識人が来てくれるんですから」

蛍「え?…私は?」

玲愛「語尾に"ツンデレ"をつけて話すような人を、常識人とは呼ばないと思うよ」

蛍「ちょっ!?そんなことしてたのはそっちで…」

ベアトリス「そこの二人!今は大事な話をしてるんだから、ちょっと黙っててください!」

蛍「なっ…!?」

ルサルカ「それで?蓮君が来るのに何の問題があるの?私としては、大歓迎なんだけど?」

玲愛「私も」

神父「いえいえ、問題大有りでしょう…他はともかく、彼が来たとなったらベイ中尉が何と言うか…」

ルサルカ「あぁ…確かに暴れ回りそうね」

ベアトリス「いえいえ、そこじゃありませんよ。大体、アレが何かしようとしたら、あのブラコンが止めるでしょうし。万一死んでも、ここならすぐに生き返ります」

神父「では、何が問題なんですか?」

ベアトリス「彼が、絶対に私達に心を開いてくれないであろうことです」

神父「あぁ…まぁ…」

ベアトリス「蛍やリザさん、そこの電波さんだけですよ、まともにコミュニケーションとってくれそうなのは」

ベアトリス「とくに…あなたなんて、例え義理だとしても、娘をピーーーーーーしようとした鬼畜神父としか思われてないに決まっています」

神父「ぅ……それは…」

ベアトリス「あなたも、彼の中での好感度はあの脳筋と同じレベルですよ、きっと!」

ルサルカ「むぅ…確かに」

ルサルカ「いやでも、嫌がる彼を無理矢理っていうのも…」ジュルリ

玲愛「…ベアトリス、聖餐杯は彼女だよ?」

ベアトリス「いや、もう私、はっきりした自我持ってるんで、それは…」

玲愛「……ちっ」

蛍「それで…さっきから全然話が進まないんだけど、彼がこっちと険悪だから何なの?」

蛍「別にいいじゃない。たいした問題ではないでしょう?」

ベアトリス「何を言ってるんですか!ようやく出て来たまともな話相手ですよ!?変態神父やロリババァはともかく、私にまで悪い印象を持ってほしくはありません!」

蛍「はぁ…?」

ベアトリス「だから、私、考えたんですよ…イザーク!」

イザーク「聞こえている」

ベアトリス「ちゃんとやってくれましたか?」

イザーク「ああ。どういうわけか、許可も貰えたからな」

ベアトリス「よしよし、それじゃ、早速はじめましょうか」

蛍「ちょっと…何の話をしてるの?」

ベアトリス「ふふふ…ちょっと記憶を消してもらったんですよ。藤井君のね」

蛍「はぁ!?ちょっと、どういうつもり!?」

ベアトリス「策ですよ、策…あ、勿論、皆さんにも手伝って貰いますから」

リザ「あの…手伝うもなにも、何をしたらいいのかさっぱりなんだけど…」

ベアトリス「ふふ…これですよ、これ!」

蛍「何これ…?DVD?」

玲愛「BDっていうんだよ」

蛍「…何が違うの…?」

神父「アニメ…ですか?」

ベアトリス「ふふふ…これはですね…」

蓮「……?なんだ、ここ?」

蓮「…俺、こんなとこいたっけか…?いや、つーか、そもそも何してたんだっけ、俺?」

蓮「いやいや、それ以前に……」

蓮「誰なんだ…俺?」

玲愛「おはよう、藤井君」

蓮「藤井くん?って…え?俺のこと?」

玲愛「そうだよ。藤井君。藤井蓮君」

蓮「藤井、蓮…」

蓮「…えと、悪いんだけどさ、俺…」

玲愛「分かってるよ。記憶喪失なんでしょ?」

蓮「え?あ、あぁ…って何で知ってんだ、あんた!?」

玲愛「私は天使」

蓮「あれ?俺の疑問はスルー?ってか、天使!?なに、天国か何処かですか、ここ!?」

玲愛「そう。ここは天国。私と君だけのらくえ…」ドカン

蓮「ちょっ!?なんかいきなり目の前で爆発したんだけど!?」

ベアトリス「大丈夫ですか?」タタタッ

蓮「大丈夫!?いや、全然大丈夫そうじゃないけど、てか、手榴弾投げつけられて大丈夫な人間なんていないだろ!?」

ベアトリス「いえいえ、あの性悪天使じゃなくて、あなたに聞いてるんですよ」

蓮「性悪天使!?あの天使って自称じゃなかったの?いや、俺は大丈夫だけどさ…」

蓮「こっちは…」

ベアトリス「いいんですよ。どうせ生き返るんですから」

蓮「え?生き返る…?」

ベアトリス「正確にはちょっと違いますけどね、ここ、死後の世界ですから。でも、死に返るってのも、ちょっと変でしょ?」

蓮「俺の価値観では、同年代の女子に手榴弾投げつけるのも十分変なんだが…」

ベアトリス「同年代!?」

蓮「い、いきなりどうした…」

ベアトリス「いえいえ、同年代ですよね。そう見えますよね?ええ、勿論、同年代ですとも!」

蓮(…とりあえず、この人が見た目通りの年齢ではないことはよく分かった…)

蓮(つーか、本当に生き返るんだな…段々身体が戻ってきてる…)

ベアトリス「さ、それじゃあ行きますよ」

蓮「へ…?行くって、何処に?」

ベアトリス「私達の本拠地ですよ。詳しい話は、そこでしましょう」

蓮「あ、あぁ…説明してくれるのは有り難いんだけど…この人は…?」

ベアトリス「いいんです、放置しておいて。敵なんですから」

蓮「……敵?」

ベアトリス「ま、そんなことはどうでもいいですから。ほらほら、行きます、よっ!?」ズルズル…

蓮「え?あっ、分かった!行くから…頼むから引きずって行くのはやめてくれ!おい、聞こえてんのか!おい!」

ここまで。基本コメディっぽい何かです

記憶消したらそのまま関係リセットできるんじゃないかというのは…スルーでお願いします

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