苗木「へぇ、時限バカ弾か」 (2)

左右田「あーそれ失敗作だから捨てておいてくれ」

苗木「失敗作?」

左右田「それホントはソニアさんに使う予定だったんだけどよ、後から不具合に気づいたんだ」

苗木「不具合?」

左右田「使い方を説明しておくとな、それはタイマーをセットした後に背中に貼り付けるんだ」

左右田「タイマーが0になったら『淫乱』になるようにしたつもりが『バカ』になっちまうんだよ」

苗木「へぇー。面白そうだね。捨てるんだったらボクが貰っていいかな?」

左右田「いいけど変なことに使うなよ狛枝」クルッ

左右田「あれ?どこ行ったアイツ?」


苗木「とりあえず霧切さんで試してみよう」

食堂

ワイワイ ガヤガヤ


苗木(タイマーをセットしてと)カチカリ

苗木「霧切さーん!よかったら一緒にお昼食べない?」

霧切「あら、苗木君」

苗木「みんなもう食べ終わっちゃったみたいでさー」ポイッ

ぴたっ

霧切「せっかくのお誘いだけどごめんなさいね。今は一人で食べたい気分なの」

苗木「そっか。それじゃあ仕方ないよね」

霧切「また次の機会にでも誘ってちょうだい」

苗木「うん、分かったよ。それじゃあまたね」


苗木「これでよし。どうなるか離れたところから見てみよう」

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