兵士「今日も頑張って働きますか!」(9)

俺の名は『兵士』ごく普通の戦士だ…


ただいまだにモンスターと戦ったことが無い

まぁどうせでないし大丈夫だろうと思っている

兵士「今日も働きますかぁー」ゴロン

隊長「オイコラ寝るな!」ゲシッ

兵士「痛いです」ムク

隊長「お前が悪い」

兵士「ごもっともで」

隊長「今日は朝から訓練のハズだぞ何でここにいる?」

兵士「やべっ…」

隊長「オラ行ってこい」

兵士「いってきまーす」ダッ

隊長「ハァまったく…」ヤレヤレ

兵士「あ、そうだ」クルッ

隊長「なんだ?」

兵士「隊長会議は?」

隊長「…あ」

兵士「いってらっしゃい」

隊長「いってくる」ダッ

兵士「そろそろ俺も」ダッ

―――――――訓練所――――――――

兵士「もう訓練兵じゃないのに」タッタッタッ

教官「ごちゃごちゃぬかすな黙って走れ」タッタッタ

兵士「はい」

教官「よしあと50周だがんばれ」

兵士「」

……………

教官「よし終わり!」

兵士「疲れました…」

教官「次は剣術の訓練だ皆がんばれ」

兵士「ペアを探そう」キョロキョロ

女兵士「あのー」

兵士「ん」

女兵士「一緒にやりませんか?」

兵士「いいですよ」

兵士「よろしく俺は兵士」

女兵士「女兵士ですよろしく」

兵士「じゃあ早速やりますか!」スッ

女兵士「いきますよ…」

……………

兵士「いやー負けちゃった君強いね」

女兵士「ありがとうございます」

教官「次は魔法の訓練だ」

兵士「休み時間がほしいな」

女兵士「そうですね、少し疲れました」

兵士「『火柱』!」ボッ

女兵士「『爆氷』!」ボンッ!

教官「それまで!今日はこれでおわりだ解散!」

女兵士「兵士さん後でお話しがあるんですけど…」

兵士「わかった」

…………

―――――――― 森――――――――

兵士「話って?」

女兵士「今日の訓練なんで手をぬいたんですか?」

兵士「いや~別に手を抜いたりとかはしてないよ」

女兵士「嘘ですよね、本当のことを言ってください」

兵士「う~ん…別にいいけどこれから言うことは内緒ね」

女兵士「はい」

兵士「実は俺ね、魔力がつねに体から出てるんだよ」

女兵士「え、どういうことですか?」

兵士「まぁ、簡単に言うとずっと体力を奪われてる状態なんだよね」

女兵士「そんなのがあり得るんですか?」
兵士「それが、ホントなんだよね~困っちゃうぜ」

女兵士「でもなんで?」

兵士「うんとね、簡単に言うと器からこぼれるくらい魔力が人より多いんだよね」

女兵士「でもそれでも…」

兵士「まぁ別に困る事はないしいいかなぁって…あと」

女兵士「あと?」

兵士「『コレ』凄いでしょ」バサッ

女兵士「つ、翼?…」

兵士「半分正解、答えは溢れでてる魔力を集めてるのコレ」バサッ

女兵士「なるほど」

兵士「ちょっと見ててね……あっ剣借りるよ」

兵士「おりゃ」ユラァ

女兵士(周りが歪んで?周りにあった木が消えた?)

兵士「あー疲れた」

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