クリスタ「SBR?」 (88)

~朝~女子寮

目覚まし時計「ピッピピ、ピッピピ

クリスタ「ん~、もう朝かぁ…みんなおはよ…」

シーン…

クリスタ「まだ寝てるの?寝ぼすけさんだなぁ」クスクス

クリスタ「もう朝だよぉ、起きてー」

シーン…

クリスタ「あれ?みんな?」

クリスタ(もしかして寝坊した!?)アタフタ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376639959

時計「ロクジサンジュップン!!ロクジサンジュップン!!」

クリスタ(まだ訓練の時間じゃないよね…いつもならみんなまだ寝てるのに…)

クリスタ「もしかしてドッキリとか?やだなぁ…」

シーン…

クリスタ(外に出てみよ)ガチャッ

~外~

クリスタ(誰もいない……ていうか、ここどこ!?)

ミーンミンミン…

クリスタ「うぅ…まさか私が寝てる間にみんな巨人に食べられたりして……」アセアセ

コニー「巨人に食べられる?巨人なんかに食われるハズねぇだろw」

クリスタ「コニー!?なんでコニーが女子寮の前に…?」

コニー「女子寮?なにいってんだ?熱すぎて俺みたいに馬鹿になったのか?」

クリスタ「え?だって私今まで女子寮で寝てて…」クルリ

クリスタ「!?ここ…女子寮じゃない…普通の家だ…誰の家?」

コニー「誰ってクリスタん家だろ?大丈夫か?」

クリスタ(コニーが私の家を知ってるはずないし、私の家はこんなところにないし…)

クリスタ「コニー、他のみんなが何処にいるか知らない?」

コニー「他のみんなってエレンとか?」

クリスタ「うん」

コニー「お前の隣の家にユミル。その隣がサシャん家で…」

クリスタ「え?」ポカーン

コニー「マジで大丈夫か…?エレンの父ちゃんに診てもらったらどうだ?」

クリスタ「エレンのお父さんは消息不明だよ…?」

コニー「おい、冗談でも笑えねぇぞ…」

クリスタ「それはこっちのセリフだよ…」

グリシャ「やあ、コニーくん、レンズさん」

クリスタ(え?知らない人に名前呼ばれた…?)

コニー「あ!エレンの父ちゃん!グットタイピング!!」

クリスタ「それを言うならグッドタイミング…ってこの人がエレンのお父さん!?」

クリスタ「それを言うならグッドタイミング…ってこの人がエレンのお父さん!?」

グリシャ「そうだが…何か用かな?」

コニー「ほらなぁ?お前今日おかしいんだって。エレンの父ちゃんに見てもらえよ。」

グリシャ「レンズさん、どこが悪いところでもあるのかい?」

クリスタ「いえ、別に…(余計なこと言わないでよねコニー…)」プンスカ

コニー「なんか物忘れ激しいみたいで…」

グリシャ「きっと寝ぼけているんだろう。それより、君たちSBRには参加するのかい?」

クリスタ「SBR?」

グリシャ「ああ、そうだが…」

クリスタ「なんですか?それ」クビカシゲ

コニー「おいおい、優勝候補が何言ってんだよ。」

クリスタ「え?」

グリシャ「念の為に説明しておくと、明後日の午前10時に始まる大陸横断レースだね。」

コニー「総距離約6000kmの大レースだ!」

クリスタ「えぇ!?6000km!?そんなの走りきれっこないよ…それに何日かかるか…

コニー「たしか、予測日数は160日だ。」

クリスタ「160日!?5ヶ月もの間をレースに使うんだ…それなら…」

コニー「だろ?」

クリスタ「で、でもっ!その間に巨人が襲ってきたらどうするの!?街の壁が壊されたりしたら…」

コニー「巨人が襲って来たらぶっ倒せばいいだろ?」

クリスタ「そんなの無茶だよ…巨人のせいでどれだけの人が殺されたか…」

コニー「巨人に殺された人ぉ?そんな俺以上の馬鹿がいるのか?ニタァ」

クリスタ「っ!!」バチンッ

コニー「いってぇなぁ…なんで急に殴るんだよ…」

クリスタ「ひどいよ…巨人に殺された人に馬鹿だなんて…」ボロボロ…

コニー「お、おい泣くなよ…なんか知らんけど悪かったって…」

クリスタ「ううぅ…」ウルウル

コニー「それにしても、巨人に殺された人なんて100年以上前から一人もいないと思うけど…」

クリスタ「なにいって…」

コニー「巨人なんて家畜同然じゃねえか。牛とか豚みたいに食べれるし。」

クリスタ「何言ってるの…?今日のコニーはおかしいよ…」ウルウル

コニー「嘘だと思うなら俺んちの牧場来いよ!」タッタッタッタ

クリスタ(きっとコニーはたくさんの人が巨人に殺されちゃっておかしくなっちゃたんだ…私がコニーを正気に戻さなきゃ!!)

クリスタ「待ってよコニー!」タッタッタッタ

グリシャ「予測日数は60~80にちだぞー!ってもう遅いか…」

あ、すみません
急用ができたんでちょっと落ちます

スプリンガー牧場

コニー「母ちゃん!友達に巨人見せてやりたいんだけどいいか?」

コニー母「あら、オアエリコニー。馬の訓練はいいのかい?」

クリスタ(コニーのお母さんって消息不明じゃ…)

コニー「どうしても巨人が見たいんだってさ。巨人見せたら訓練行くよ」

コニー母「この御時世に巨人を見たがるなんて珍しいねぇ…外に行けば見れるのに。」

コニー「そんで見せてもいいの?」

コニー母「別に勿体ぶる様なもんじゃないしねぇ…」

コニー「じゃあいいんだな!行くぞクリスタ!」

クリスタ「あ、お邪魔します」ペコリ

コニー母「あらあら!こんなに可愛いお嬢さん捕まえてきて…あんたもやるねぇ。さすが私と父ちゃんの息子!」

クリスタ「あわわゎ…///そんなんじゃないです!別に!」カァァ

コニー「別に友達連れてくるのは普通だろ?父ちゃんと母ちゃんの息子じゃなくても連れてくるぜ?」

クリスタ&コニー母「…………」

コニー母「まぁごゆっくりしてってねぇ」

クリスタ「ありがとうございます」ペコリ

スプリンガー牧場~巨人前~

コニー「ほら、ウチの巨人。一番でかくて10M級だけど。」

巨人「アアアァァ………」

クリスタ「」

コニー「クリスタどうしたんだ?柵の中にいるから安全だろ?出てきてもぶっ倒せるし。」

クリスタ「コニー逃げなきゃ!!」

コニー「はぁ?なんで?」

クリスタ「コニーのばかぁ!逃げなきゃ死んじゃうの!」

コニー「なんで?」

クリスタ「巨人に襲われて!」

コニー「巨人なんて襲って来ても一瞬で仕留められるだろ…母ちゃん!巨人の解体やってもいい?」

クリスタ「!?」

コニー母「1頭だけよー」

クリスタ「!?」

クリスタ(狂ってる…ここの家庭は…

コニー「じゃあ始めんぞー」ガタッ

クリスタ「!?なにやってるの!?柵を開けたら巨人が出てきちゃうよ!?」

コニー「出さなきゃ解体できないだろ?」ガチャガチャ

クリスタ「とにかく開けちゃだめぇぇぇぇ!!」ムギュー

コニ「やめろよクリスタ!邪魔すんなって!」ブンブン

クリスタ「正気に戻ってコニー!!」ムギュー

コニー「こっちのセリフだあああああ!」ガチャッ

クリスタ「あ…………」

クリスタ(嘘…………開いちゃった………)ガクブル

コニー「よーし、はじめっかー」ヨイショ

巨人「アアアアアアアアア!!!」

クリスタ「コニー逃げてえええええ!」

コニー「この小石でいいか…」ブンッ

巨人「ア…?」ブシャー

クリスタ「嘘…小石で巨人の頭を切るなんて…」

コニー「おーいクリスター!蒸発しないうちに切るぞー!」

クリスタ「え…?どうやって…?」アゼン

コニー「こうやんだよ」ザクッ

クリスタ「果物ナイフで巨人を…」

コニー「うし、こんなもんか。早く洗浄場で消毒すんぞー」

クリスタ「え、あ、うん…」

クリスタ(なにこの世界…)

洗浄場

コニー「どうした?ぼーっとして」

クリスタ「え、いや…なんでもないよ」ニコ

コニー「ならいいけど。腹でも減ったなら巨人肉食うか?」

クリスタ(おかしいって絶対…コニーは成績高かったけどこんなに強かったはずないよ…)

コニー「おーい聞いてんのかー?腹減ってて理性が保てないんだな?最高の巨人ステーキ食わしてやるから待ってろー」

クリスタ(他のみんなは大丈夫かな…?)

調理場

コニー「ほら、できたぞステーキ。」サッ

クリスタ「え?ステーキ?お肉は高級なのになんで…」

コニー「うちは牧場なんだから肉ぐらいいくらでもあるぜ?遠慮せずに食えよ」

クリスタ(巨人退治ができるから牛とかも安心して飼育できるんだ…すごいなぁ…)

クリスタ「じゃあ、お言葉に甘えていただきます!」パクッ

コニー「どうだ?味は」

クリスタ「おいしい!なんのお肉?これ?」

コニー「美味いならよかったぜ。さっきも言ったろ?巨人肉って」

クリスタ「ブーッ!!!!」

お腹痛いからちょっと休ませてもらいまふ

携帯から投稿します

コニー「おいクリスタ!!なに吐いてんだよ!!」

クリスタ「聞いてないよそんなこと!!そんなもの食べさせるなんて酷いよ…」グスリ

コニー「な、泣くなよ…俺はお前が腹減ってんじゃないかと心配して…」オロオロ
クリスタ「だからって酷いよ…」グス

コニー「ごめん…俺クリスタが巨人肉ダメだなんて知らなかったから…」

クリスタ「わたしが?コニーは大丈夫なの?」グス

コニー「当たり前だろ?エレンだって巨人肉のチーズハンバーグが好物だし。」

クリスタ「そんなのおかしいよ!巨人を食べるなんて…」

コニー「おかしいったって100年以上前からある食文化だろ?」

クリスタ「え」

コニー「え」

クリスタ「みんな巨人を食べるの?」

コニー「ああ…そうだって。ライナーやサシャやミカサだって食ってたろ?」
クリスタ「え…」

コニー「大丈夫かお前…」

クリスタ(コニーに心配されてる…なんか情けないな…)

コニー「おい!それよりヤベーぞ!!」

クリスタ「なにが!?」

コニー「あれなんだっけ」

クリスタ「…………」

コニー「…………」

クリスタ「関係ないけど今何時?」

コニー「8時」

クリスタ「大変!!訓練もう始まってるよ!急がないと!!」タッタッタ…

コニー「おーい待てよー」タッタッタ…

馬小屋前

クリスタ「ハァハァ…確か今日は始めは乗馬訓練だよね…」

コニー「ハァハァ…今日はってかSBRレース一週間前は毎日乗馬だろ?」

クリスタ「え?そうなの?」

コニー「ああ、それにそんなに焦んなくても自主練だし…」

エレン「おー、コニーにクリスタじゃねぇか。珍しいコンビだな。」

ミカサ「おはよう…」

アルミン「コニーはいつも10時から練習に来るのに今日は早いね。」

クリスタ「おはよう3人とも。それより大変なの!コニーが小石で巨人を倒して…」

ミカサ「なにか…おかしいの…?」キョトン

エレン「いつも通りだろ?コニーん家は牧場だし。」
アルミン「運動オンチの僕だってできるよ?そんなこと。」

クリスタ「え…」

エレン「そんなことよりさっさと練習しよーぜ。」

コニー「だな!」

4時間後…

アルミン「ふーっ疲れた…さすがにクリスタは優勝候補だけあってすごいなあ…」

クリスタ「そうかなっ///」テレテレ

コニー「優勝は5000万ドル…夢があるよなあ…」

エレン「5位でも12万ドル…ロマンがある数字だよなあ」

クリスタ「ええぇ!?5000万…」

ミカサ「クリスタ…たとえ貴方が優勝候補でも私が優勝してエレンとの結婚費用を貰う…」

クリスタ「えっと、そのSBRレースの事教えて欲しいんだけど…」

エレン「なんだ?緊張の余りど忘れしちゃったのか?可愛いところあるんだなクリスタも。」

クリスタ「可愛くなんかないよ///」テレテレ

アルミン(女神…)

ミカサ「エレン私は…」

コニー「エレンの父ちゃんに聞いたろ?総距離約6000kmもある、 乗馬による大陸横断レースだって。」

クリスタ「コニーすごい…ちゃんと覚えてるんだ…」
コニー「ふふん!当たり前だろ?」ドヤァ

ミカサ「マニュアルを朗読するくらい誰にでもできる…」

コニー「」

アルミン「ゴールまでの予測日数は60 - 80日だから結構時間がかかるね。」

クリスタ「え…?60~80日?コニーは160日って…」

エレン「お前それじゃあぶっちぎり最下位だぞ…」

クリスタ「そうなんだ…」チラリ

コニー「」

クリスタ「えっと、60日もかかるなら食べ物とかもかなり積まなきゃ行けないよね?そんな状態で馬さんが走れるのかな…?」
アルミン(馬にもさん付けとかマジ女神…)

エレン「一週間分くらいの食料ぐらい乗せても走れるだろ。」

クリスタ「一週間分で60日も過ごすの…?」アセアセ

コニー「当たり前だ。その為に訓練してきたんだろ?」

クリスタ「うぅ…(そんな訓練してきた覚えないよぅ…)」

ミカサ「違う。」

クリスタ&コニー「え?」

ミカサ「このレースは9つのコース9つのチェックポイントがあって、チェックポイントで食料の補給が受けられる…」

クリスタ&コニー「そうなんだ…」

ミカサ「つまり私が言いたい事はコニーは黙っておくべきということ。」

コニー「」

エレン「まあ第一ステージは一日でゴールできるけどな。」

アルミン「とりあえずマニュアルにだいたいの事は乗ってると思うよ?」

クリスタ「わたしマニュアル無くしちゃったみたいで…」オロオロ…

エレン「コニーの借りたらどうだ?持ってても意味ないだろうし。」

コニー「!?」

クリスタ「そんな言い方したら酷いよエレン!」プンプン

アルミン「怒ってる女神もマジ女神…」

ミカサ「アルミン言葉に出してる…」

クリスタ「えっと、コニー悪いけどマニュアル貸してもらっていいかな?」

コニー「」スッ

クリスタ「ありがとう!」ニコ

コニー「///」テレテレ

アルミン「チッ」

エレン「アルミンが壊れた…」

ミカサ「マニュアル読むのは後にしてとりあえず昼食を取ろう…」

コニー「」コクリコクリ

食堂

クリスタ「今日のメニューなにかな?」ワクワク

エレン「俺はチーズハンバーグ!」

ミカサ「私はスパゲティー…」

クリスタ「えっ…お昼ご飯って配給制度じゃ…」

コニー「一週間前からは自主練だから弁当持参だぞ。」

クリスタ「あっ…そうなんだ…(それは覚えてるんだ…)」

アルミン「もしかしてお弁当忘れちゃった?僕のでよかったら半分ずつ食べる?」

クリスタ「いいよ!アルミンに悪いし…」

ミカサ「購買でなにか買ってくれば…?」

クリスタ「そうするよ!お弁当忘れなんて恥ずかしいな…///」テレテレ

エレン「天使…」

ミカサ「エレン…」ギロリ

コニー「あ、俺も弁当忘れたから一緒に買いに行こーぜ」

エレミカアル(何故弁当制と知っていて忘れる…)

クリスタ「一人じゃなかったんだ!よかったぁ///」

ライナー(結婚しよ…)

購買

コニー「おばちゃーん!巨人肉唐揚げ弁当一つー」

クリスタ(唐揚げって鶏肉で作る物じゃ…しかもお肉料理の素材全部巨人肉だ…)

クリスタ「私はざるそば一つお願いします」

おばちゃん「まいどー」

食堂

エレン「カアァッ!チーハンはやっぱたまんねーぜ!!」
クリスタ「すごく美味しそうに食べるねエレン」クスクス
エレン「やっぱりコニーんとこの巨人は最高だな!」
クリスタ「」

コニー「それほどでもあるぜ!」

アルミン(あるんだ…)

食堂

エレン「カアァッ!チーハンはやっぱたまんねーぜ!!」
クリスタ「すごく美味しそうに食べるねエレン」クスクス
エレン「やっぱりコニーんとこの巨人は最高だな!」
クリスタ「」

コニー「それほどでもあるぜ!」

アルミン(あるんだ…)

ミカサ「エレン…頬っぺたにソースが…」フキフキ

エレン「ガキ扱いすんなってミカサ!」ムキー


ジャン「てめぇ!ミカサにケチつけんのかチーハン野郎!!」

エレン「うるせえ巨人丼野郎!!」

ワーワー!!

クリスタ(あの二人はいつもと変わらないのか…)

ユミル「おーいクリスタ、私を朝の訓練の時なんで誘ってくれなかったんだよ?」ダキッ

クリスタ「わゎっ!ユミル~!寂しかったよぉ~」ムギュー

アルミン「ブホッ」ブシュー

エレン「アルミン!鼻血が!!」

そんなこんなで夜…

アルミン「もう暗くなってきたね…今日はここらで終わりにしようか。」

エレン「そうだな。今日の晩御飯はチーハンかなぁ…」

コニー「昼もチーハンだったからそれはないだろ。」
ミカサ「晩御飯がチーハンかはわからないけど…そろそろ晩御飯の時間だからおばさんが待ってる…」
エレン「そうだな!早く帰ろーぜミカサ!じゃーなみんなー!」タッタッタ…

アルミン「待ってよエレーン!じゃあまた明日」タッタッタ

クリスタ「ばいばーい」

コニー「さて、俺たちも帰るか。」

クリスタ「うん。」テクテク

コニー「そっちクリスタん家の方向じゃないぞ。」

クリスタ「え?女子寮はこっちじゃ…」

コニー「女子寮?なに言ってんだ?」

クリスタ(そういえば女子寮無くなってるんだっけ…)

クリスタ「えっと、わたしの家ってどこだっけ…?」
コニー「え?覚えてないのか?」

クリスタ「うん…」

コニー「今日のお前はおかしいな…まあ俺が送ってってやるよ!」

クリスタ「ありがとコニー」

コニー「お安い御用だ!行くぞー」テクテク

クリスタ「はぁーい」テクテク

???

コニー「ここどこだ…」

クリスタ「コニーわたしの家は…?」

コニー「ここらへんのハズ…」

クリスタ「朝いた場所と全然違うよ…?」

コニー「そうだっけ?」

クリスタ「…………」

コニー「そうだ、サシャに聞いてみよう。俺ん家の僕の隣にサシャん家の畑があるんだ。今ならまだ畑にいるだろうし。」

クリスタ「うん!ここからコニーの家に帰る道はわかるの?」

コニー「……………」

クリスタ「えっ」

コニー家周辺

コニー「やっと着いた…」

クリスタ「早くサシャのところへ…」

コニー「おーい!サシャー!」

サシャ「なんですか?」ヒョイ
クリスタ「わあぁぁ!」ビクッ

コニー「急に後ろから出てくんなよ!」

サシャ「自分で呼んどいてなに言ってるんですか?」
クリスタ「そんなことよりサシャはわたしの家わかる?」

サシャ「わかりますよ?お隣りさんのお隣りさんですから。」

コニー「じゃあ一緒に帰っていってやってくれよ。自分ん家の方向忘れたらしいんだ。」

サシャ「そんなコニーじゃあるまいし…」

クリスタ「ごめんねサシャ…今の話し本当なんだ…」
サシャ「そうなんですか?クリスタは忘れん坊さんですね」クスクス

クリスタ「ううぅ…」

コニー「それじゃあなー。」

サシャ「さようならー」

クリスタ「ばいばいコニー。」

サシャ「それじゃあ行きましょうか。」テクテク

クリスタ「うん」テクテク

クリスタ家周辺

サシャ「あそこがクリスタの家ですよ。」

クリスタ「ありがとうサシャ。今度ご飯でもご馳走するね。」ニコリ

サシャ「ご飯ですか!?やったあああ!!」

クリスタ「じゃあまた明日ねサシャ。」クスクス

サシャ「はい!また明日ー」

次の日

ピッピピ、ピッピピ…

クリスタ「ふわぁ~あ…昨日は夜更かししちゃったから眠いなぁ…」

クリスタ(朝ごはん作ろう…巨人肉食べなきゃいけないのかなあ…)

クリスタ「サラダとパンでいいか…」

朝ごはん終了

クリスタ「よしっ、訓練に行こう!」ガチャ

クリスタ(そういえばユミルの家が隣って言ってたよね…)

クリスタ「ユミルの家に行ってみよう!」タッタッタ

クリスタ「ユミル~?起きてる~?」コンコン

ユミル「私は10時から行くから先に行っててくれ~…」

クリスタ「わかったあ。」

クリスタ「じゃあサシャはどうかな…?」タッタッタ…

クリスタ「サシャー?一緒に訓練行かない?」

シーン…

クリスタ(もういないのかな…?サシャは朝早いし…)

クリスタ「一人で行こう…」

コニー「あれ?クリスタじゃん。」

クリスタ「!?」

コニー「?」

クリスタ「なんでまたコニーが…?」

コニー「馬小屋に行こうとしたらここに…」

クリスタ「……………」

クリスタ「一緒に馬小屋行こっか?」

コニー「おぅ!」

ご飯食べるんで落ちますね

レスくれた人ありがとうございます

馬小屋前

エレン「おはようクリスタ…とコニー!?」マタ!?

アルミン「グルルルル…」ギロリ

ミカサ「おはよう…」

クリスタ(アルミンがおかしい…)

コニー「よぅ、ついに明日だな。」

エレン「ワクワクするぜ!」

クリスタ「昨日マニュアル呼んできたから準備はばっちりだよ!」

コニー「そういえばマニュアル返してくれよ。」

クリスタ「あっごめんね」ソワソワ

クリスタ「あれ…?鞄に入れてたはずなんだけど…」
ミカサ「忘れた?」

アルミン「コニーのだからどうでもいいよ」

クリスタ「そんなこと言っちゃ駄目だよ…ごめんねコニー、家に帰って取ってくるよ!」

エレン「家に帰ってたら練習の時間なくなるし、帰りにコニーに家寄ってもらえばいいんじゃねぇか?」

クリスタ「コニーに悪いよそんな…」

コニー「べつにいいぞ」

アルミン(コニーがクリスタの家に!?大変だ…阻止しなければ…)

ライナー「俺も行きたい…」

クリスタ「え?なんで?」

ライナー「……………」

コニー「さっさと訓練始めようぜ。」パカランパカラン

5時間後

クリスタ「ふーっ疲れた…」

ユミル「明日が本番なんだから今日は昼までで良くないか?」

エレン「そうだな。本番前に怪我したらまずいしな。」

ミカサ「じゃあもう帰ろう…」

クリスタ「うん、コニー帰ろ!」

ユミル「!?」

アルミン「!?」

ライナー「!?」

コニー「!?」

サシャ「なんでコニーまで驚いているんですか?コニーのマニュアル取りに行くって言ってたじゃないですか。」

コニー「そういやそうだな。」

エレン「忘れるの早すぎだろ…」アキレ

クリスタ「はやく帰ろうよ!お腹空いたし!」

ユミル「クリスタ…私は…」

クリスタ「ユミルも一緒に帰ろうよ~、サシャも家近いし。」

サシャ「帰りましょうか。」

コニー「おう。」

エレン「ははっ、コニー両手に花だな。」

コニー「エレンだってそうだろ?」

アルエレミカ「?」

クリスタ「アルミンは男の子だよ」コショコショ

コニー「そうだった…」コショコショ

ユミル「てめぇコニー、私のクリスタと何話してやがる。」

コニー「別にいいだろ。」

ユミル「よくな…」

クリスタ「さぁて、帰ろっか。」テクテク


クリスタ家周辺

クリスタ「ばいばーい、ユミルとサシャ~」バイバイ

ユミル「愛してるぞクリスタ~」

サシャ「さようなら~」

クリスタ「さて、上がって来なよコニー。」

コニー「いいのか?」

クリスタ「お詫びにね。」

コニー「お邪魔しまーす。」

クリスタ「お昼御飯食べて来なよ。」ニコリ

コニー「いいよ、母ちゃんが昼飯作るだろうし」

クリスタ「むぅ…わたしなりにお詫びしたかったのに…」

コニー「悪いな、気ぃ使ってもらったのに。」

クリスタ「うぅん、こっちが勝手にしようとしただけだから。じゃあ、お茶ぐらい飲んでいきなよ。」
コニー「それなら頂くぞ。」

クリスタ「紅茶飲める?」

コニー「飲めない。」

クリスタ「じゃあコーヒーは?」

コニー「飲めない。」

クリスタ「じゃあお茶は?」

コニー「飲めない…」

クリスタ(いつも何飲んでるんだろ…)

クリスタ「えっと、じゃあ何飲める?」

コニー「牛乳とか…」

クリスタ「コニーの家って牛も育ててるの?」

コニー「ああ。」

クリスタ「へぇ、すごーい!じゃあホットミルクにするね?」

コニー「牛ぐらい普通だろ?」

クリスタ「高級なのに?」

コニー「100年前は高級だったらしいが今は普通だろ?」

クリスタ「そうなんだ…ほら、ホットミルクできたよ!」

コニー「いただきまーす。」ゴクゴク…

クリスタ「どうかな…?」

コニー「うめぇ!砂糖の加減がいいな!」

クリスタ「えへへ///よかったあ///」

コニー「あ、悪いけどもうすぐ帰んなきゃ母ちゃんに叱られるわ。じゃあな!」ガチャッ…タッタッタ…

クリスタ「待ってよコニー!マニュアル忘れてるって!!」タッタッタ…



コニー「ん?呼んだか?」

クリスタ「マニュアル…ハァハァ…忘れてる…」ハァハァ…

コニー「あ、さんきゅー」

クリスタ「ハァハァ…じゃあね…」

コニー「じゃあなー」

クリスタ(もう…)

クリスタ家

クリスタ(明日の10時からだっけ…なんで出なきゃいけないのかわからないけど頑張ろう…)

クリスタ「お風呂はーいろ♪」

クリスタ家-お風呂-

クリスタ「フンフフンフンフーン♪」ジャー

ピッピピ、ピッピピ…

クリスタ「ふわぁ~…よく寝たぁ…」

クリスタ(身支度しなきゃ…今日の分の食料も。あとは…ナイフとか?立体起動装置も持っていくのかな?)

クリスタ「あとでみんなに聞こう…」

2時間後

クリスタ「ウォーミングアップも必要だよね?ついでに持ち物の事も聞こう。」ガチャッ

クリスタ「おいしい空気…!」ノビー

コニー「よぉ、クリスタ。」

クリスタ「ブーッ!!!!」

クリスタ「ななななんでコニーが!?(ライナーみたいにストーカー!?)」

コニー「サシャん家に来たけどもう馬小屋行っちまったみてぇでよ。」

クリスタ「あ、そうだよね…」

クリスタ「今日も一緒に行こ!」

コニー「おう、忘れ物ないか?」

クリスタ「もっちろん!コニーこそないの?いつも忘れっぽいのに」ニヤニヤ

コニー「ねーよ!クリスタまで馬鹿扱いすんなよなー」プンスカ

クリスタ「ごめんごめん」クスクス

馬小屋前

サシャ「おはようごさいます!お二人とも。」

クリスタ「おはようサシャ。朝早くから偉いね」ニコリ

サシャ「今日が本番ですからね!寝ぼすけのコニーとは違いますから」ニヤニヤ

コニー「なんだと?よくも俺のことおいて行ったな!」

サシャ「30分も遅れるからでしょう!?」

クリスタ「二人ともやめなよー」ニコニコ

コニー「ちぇ」

サシャ「クリスタがそういうなら…」

クリスタ「さあ!はやくウォーミングアップしよ!」
コニー「追い手かないでくれよー?」

サシャ「コニーは遅いからしっかり着いてきてくださいよ?」ドヤァ

コニー「お前もそんな変わんないだろうが!!」

クリスタ「ふふっ」クスクス

30分後

クリスタ「ここらでやめにしてゆっくりスタート地点まで行こ。」

サシャ「そうですね~お腹減りました~」

コニー「お前そんなんでチェックポイントまで行けるのか…?」

スタート地点

ザワザワ

モブ1「優勝候補のクリスタ・レンズだ…」

モブ2「可愛くて馬使うのも上手いのか…」

クリスタ「///」テレテレ

コニー「クリスタの話題でいっぱいだな。」

サシャ「一般の人も混ざってるのに優勝候補なんて凄いですね!」

クリスタ「そ、そうかな?///それより、もうこんなに人がいるなんてびっくりだね。」

サシャ「むう…前の方に行きたかったですねえ…」

コニー「見ろよ!前の方にジャンとマルコがいるぜ!」

エレン「朝から並んでたらしいしなぁ…」

ミカサ「前の奴らを削いで前にいく?」

アルミン「聞こえたらまずいよミカサ!」

コニー「アルミン達も来てるな。」

サシャ「そりゃレース参加者ですから。」

クリスタ「ライナーとかもどこかにいるのかな?」

サシャ「でしょうね」

コニー「言っとくがレースでは敵同士だからな!」

クリスタ「そうだよね!がんばるぞぉ!」

サシャ「お腹が減っても食料はあげませんからね!」
コニー「こっちの台詞だ。」

司会「参加者約5000名の大陸横断レースがあと③分で始まろうとしています!」

サシャ「…」ゴクリ…

司会「2分前!」

コニー「………」

司会「1分前!」

クリスタ「………」ドキドキ…

司会「30秒前!」

エレン「………」

司会「SBRレーススタート時刻です!!!」

ワーッ!!!

ハムスターが脱走してるようなので今日はここまでにしときます。

乙でした

ジャイロ役が決まらないwwww
オルオさんにしようか悩んでる

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