【安価】魔法少女たちの猥難 (483)

魔法少女たちが悪の組織の手によってエッチな目に遭いながらも倒していく話
やる気が続く限り書いていきます

【名前】
【性格】
【容姿】
【能力】
【備考】

↓1~3 魔法少女3人募集します

名前も容姿も魔法少女としてってことでいいの?

【名前】早峰 奏(はやみね かなで)
【性格】穏やかでのほほんとした天然ボケ
【容姿】黒髪ショートの童顔、でも胸だけはとても大きなロリ巨乳
【能力】癒しの力
【備考】
穏やかな気性からか癒しの力に目覚めた魔法少女。学校では男子達から人気だが彼氏はおらず経験も無い。
身長に対して大きすぎる胸を気にしており、そのせいか自慰ももっぱらおっぱいばかり責めている

>>2
魔法少女としてでお願いします

>>2 追記
普段の様子などもあれば備考に書き足してもらえると反映します

さらに追記
魔法少女名がなければこちらで考えます
↓2 あと2名

【名前】スノウスター (普段の名前:紫堂 有紗)
【性格】真面目で気が強いが、心優しい性格。鋼メンタル
【容姿】金髪サイドテール。身長163cm
白を基調としたドレスタイプの魔法少女姿
スタイルが良く、胸は大きめ
【能力】聖なる光を身にまとい、身体強化による高速移動でハンマーを自由自在に振り回して敵を浄化させる
【備考】優等生な高校二年生
クラスの皆から大人気というわけではないが、勉強ができてなにかと器用で色々こなすため、なにかと周りに教えたり面倒見たりしている
そのため、頼りにされ好意的に見られることが多い
ピンチになると、どこからともなく謎の少年剣士が助けに来て、ラブコメのお約束のようなやりとりをいつもしている
正体は有紗の幼馴染の男の子(恋人)で、お互いに正体は知っているが表向き関係性は隠している

【名前】キューティレイ
【性格】からかい好き、根はいい子
【容姿】ツーサイドアップ。黒いゴスロリ系のミニスカワンピース衣装。両太腿の際どい所にガーターリング。胸は膨らみかけ程度
【能力】ガーターリングをスカートから晒すとビームを撃てる。威力を連射力も高いがずっと撃っているとエネルギーがなくなり、しばらくスカートに隠すことで再度使用可能になる。両リングが見えるようにたくし上げるとパンツは見える。
【備考】体操部所属でI字バランスとかできるのが自慢

>>3についてですが変身後について了解したので追記で
【名前(魔法少女)】ホワイトミルク
【容姿(魔法少女)】髪は真っ白になり、白を基調としたいかにも魔法少女なフリフリ衣装になる。ただし胸はやたら強調されていて盛大に上乳と谷間が露出している
を追加で

募集終了しました、ありがとうございます
>>8の女の子は普段の名前について特になければ、こちらで考えます

次に怪人を募集します
こちらも3人ほどお願いします、どんなプレイをさせるかなど書いてもらえれば反映します
特になければおまかせシチュで書きます


【名前】タコ魔人
【性格】快楽で苦しめて恍惚とした顔を見るのが好き
【容姿】上半身は人で下半身はタコのような見た目
【能力】触手で捉えて苦しめる
【備考】魔法少女たちを触手責めにする。「げひひひ」と笑う。

コピペ用
【名前】
【性格】
【容姿】
【能力】
【備考】

↓1~3 22時頃に再開します

乱立くせー

【名前】夢羊
【性格】イタズラ好きなところもあるが悪ではない
楽しいことが好き、不幸は嫌い
【容姿】空飛ぶ羊さん。もふもふ
【能力】本人が望むシチュエーションの淫らな夢を見せる
【備考】寝かしつけた相手に望む夢を見せることで、その相手が発する喜びや幸福の感情を浴びることでエネルギーとする
夢を見せられた相手も副次的にエネルギーが得られるため、ある意味ウィン・ウィン(恥ずかしさ等は別にして)

>>10
じゃあ一応名前は決めとく
相川 琴葉(あいかわ ことは)で

【名前】 キス魔人
【性格】 チャラい
【容姿】 イケメン
【能力】 キスした相手を隷属させる
【備考】
唇にキスしなくても発動できる
威力は下がるけど投げキッスでも可能

【名前】牛鬼
【性格】豪快で牝を屈服させて自分のものにすることを好む
【容姿】頭は牛、首から下は筋骨粒々の人間の男性で軽く2メートルを越える巨体
【能力】相手を自分に相応しい牝牛ボディ(膨乳や母乳体質、完全に屈服すると牛耳や牛角、牛尻尾まで生えてしまう)に作り替える魔法を使える
【備考】自分の嫁に相応しい牝を求めて女性を拐っている。
しかし未だにその資格を持つ牝には出会えていない(捕まった女性達はミルクサーバーとして堕とされており、本人にとっては幸せな牝牛としての毎日を送っている)

怪人安価ありがとうございます、以上の安価をもとに進めていきます
怪人ごとに1話で、全12話の予定です
3話書き終えたらまた怪人安価をとる予定です



『第1話 夢の国へ誘う羊!? 負けるな魔法少女!』



有紗「ちょっと、これどうなってるの?」

???「だから説明したポワ! 今キミたちの世界に悪い奴らが忍び寄ってるポワ!」

金髪少女の言葉に、宙に浮くユニコーンを模したぬいぐるみが慌てた様子で叫んだ。

琴葉「冗談じゃなかったの……?」

奏「ひ、人がどんどん倒れていく……」

黒髪ショートの少女の言葉どおり、周囲の人々が次から次へと気を失い、地面に倒れていく。一人、また一人と。
やがて賑わっていたはずの学校内の中庭には、3人と1匹のみが佇むこととなった。

なんてことない日常の中に、紛れもない非日常が襲いかかった瞬間だった。

琴葉「ちょっと、説明してよ! これどういうこと!?」

???「お、落ち着いて! さっき説明したとおりポワよ!」

ぬいぐるみのユニコーンを両手で掴み、白髪ツーサイドアップの少女は乱暴に揺らした。

琴葉「説明されてもわけ分かんない!」

???「わ、分かった! もう一度手短に説明するポワ!」

ユニコーンのぬいぐるみは少女に掴まれていた両手を振りほどいて逃れ、3人の少女たちを見渡して言葉を発する。


???「ボクの名前はポワワ。魔法の国からやってきた妖精ポワ」

そう口にしたユニコーンのぬいぐるみ……もとい、妖精ポワワは、目の前の少女たちに分かりやすく説明を施すのだった。

要約するとこういうことだった。
妖精ポワワの住んでいる世界は、人間界の純粋無垢な心から得るパワーによって存続している世界だった。
純粋無垢な心は、主に子供から摂取されており、子供たちの綺麗な心によって平穏が保たれていた。

しかし、いつしかその子供たちが減少していった。おかげでポワワたちの世界の平穏も崩され、少しずつ住人たちの心が荒んでいった。些細な事で苛立ち、争いを生み、果てには戦争にまで発展しそうな始末。
そんな状況に耐えきれず、やがてとある過激派が、あることを企んだ。『人間界の子供たちを増やし、再び平穏を取り戻す』という目的を掲げたのだ。
ポワワの世界は絶対に人間界と干渉してはいけないというルールがあったのだが、それを破るとんでもない目的だった。

ポワワ「だから、それを阻止するためにボクがやってきたポワ! もう奴らはここに来てしまったけれど、この際仕方ないポワ! せめて人間界の均衡を壊さないようにしたいポワ!」

ポワワ「どうかボクに力を貸してほしいポワ! キミたちにはこの世界を守るための素質が備わってるポワ! 魔法少女になって、怪人を倒し、平和を守るポワ!」

有紗・奏・琴葉「……」

3人の少女は、じっと話に耳を傾けていた。
数十分前までは、それぞれ別々のクラスで授業を受けて、休み時間になって各々自由に行動をしていた。そこにいきなりおかしなぬいぐるみが現れて、この中庭に強引に連れてこられて、意味の分からない話を聞かされて。
なんの冗談か。疲れで幻でも見ているのか。もしくは授業中に眠ってしまって夢でも見ているのか。様々な思考を巡らしていた最中だった。周りの人々が次々と倒れ出したのだ。
極めつけは、中庭の宙に浮かんでいる羊だった。

有紗「……あれ、なに?」

金髪サイドテールの少女、紫堂有紗はそれを視界に捉えたままポワワに聞いた。

ポワワ「ボクの住む世界からやってきた過激派、その手下ポワ!」

有紗「……」


ポワワ「まだ信じてもらえないポワ?」

一体どういう仕組みなのか、ぬいぐるみの目から涙の雫が溢れ出ている。
……いや、きっとぬいぐるみではないのだろう。

奏「信じるよ」

ポワワ「!」

黒髪ショートの少女、早峰奏は3人の中で一番早くそう判断した。
この状況は明らかに異質だ。夢かと思ったけれど、頬をつねっても痛みを感じるだけ。となれば答えは、これは現実。そう思うしかない。

奏「わたしは信じる……! ポワワちゃん、だっけ?」

ポワワ「あ、ありがとうポワ」

にっこりと優しい笑みを浮かべる奏に、ポワワを希望の光を見出した。

有紗「……そうね、彼女の言う通り」

続くように、有紗がそう口にする。
こんな光景は非現実的だ。嘘だと思いたい。でも目の前に広がっているのは確かに現実なのだ。無理にでも認めなければならない。

有紗「信じるしかないね」

琴葉「……」

有紗「あなたは?」

琴葉「えっ」

体を抱くようにして腕を組み何やら考え込んでいた白髪の少女、相川琴葉に、有紗は問いかけた。

有紗「到底考えられないような事だっていうのは分かるけど、これは間違いなく現実でしょ」

琴葉「……別に」

有紗「?」

琴葉は腕組みをやめて、きめ細やかな手で肩にかかった綺麗な髪を掬い、後ろへ靡かせる。

琴葉「信じてないわけじゃないし。ただ気になっただけ」

奏「気になった……?」

琴葉「ほら、このヘンテコなぬいぐるみが言ったでしょ、“魔法少女になって”とか。どういう意味?」

琴葉が口にしたワード『魔法少女』は、確かに他の2人にも引っかかるものだった。
有紗と奏も琴葉と同じく、ふわふわ浮かんでいる妖精ポワワに答えを求めるかのような視線を送る。

ポワワ「そのままの意味ポワよ。キミたちは妖精の力を借りて魔法少女になるポワ」

琴葉「だからその魔法少女ってのが分かんないの」

ポワワ「なってみれば分かるポワ! 3人とも、早くしないとアイツに攻撃されるポワ!」

3人に催促するポワワ。羊はゆらりと気ままに上空を浮かんでいるように見える。
本当に、ポワワの言う悪い奴の手下なのだろうか。ただの風船ではないのか?

夢羊「……!」

その時だった。もふもふとした可愛らしい様相の羊がピクリと反応したかと思えば、ゆっくり体をこちらに向けたのだ。

ポワワ「マズいポワ! 見つかったポワ!」

有紗・奏・琴葉「!!」

3人は自らの意思に反して、羊のくりくりとした目とバッチリ合ってしまった。
瞬間、その奥底に引きずり込まれるように、意識が暗闇へと吞まれていく感覚に陥った。

ポワワ「――!! ――――……!!」

遠くで声が聞こえる。叫んでいる。しかしみるみる遠のいていく。
深い深い闇へ、体ごと、ずっぷりと浸かっていく。

ここまでにします
怪人夢羊の能力が本人が望むシチュの淫夢を見せる、なのですが、キャラ設定から推測して書いていきます

おつおつ
設定的に
奏:おっぱい関連
有紗:幼なじみとイチャラブ
琴葉:体操関連
とかかな?

>>22
そういう推測でした
安価項目に性癖とか追加すればよかったかもしれない

おつ
きたい

23時くらいから更新予定です


――
――――
――――――

「……ん……」

朦朧としていた意識が少しずつハッキリしてきた。
しかしまだ頭の中の霧が晴れない。

「んっ……ふぅ……っ」

柴堂有紗は働かない頭を必死に動かそうとする。あれから自分はどうなったのだろう。
おかしな生き物と出会って、初対面の女の子2人と一緒に中庭までやってきて、生徒たちが次々と倒れていって。

「んぅ……む……っ……ふっ……」

なんだろう。さっきから何か変だ。
体に幾度となく、ズンと頭まで響くほどの衝撃が加わっている。そのたびに変な声が漏れてしまう。

これは一体何? 気持ちいい。
……気持ちいい? なんで?

ようやく頭の霧が晴れてきた。そこで気づいた。どうやら衝撃を加えられているのは下半身らしかった。
有紗は重い瞼を頑張って持ち上げて、自分の身に何が起きているのか、その目で確かめた。

「……え……!?」

信じられない事実を目の当たりにした。
誰かが、横たわっている自分の股を開いて、股間に腰を打ちつけているのだ。
思考が追いつかず固まってしまう。が、すぐに引き戻されることとなる。

「あっ……!? い、イッ……ッッ!?♡♡♡」

膨大な快感の波によって。
さっきまで何度も自分に押し寄せていた気持ちよさなど比にならない、天にまで昇るような快感。
身体が痙攣し、声にならない声をあげる。

「――――……ッ!♡♡♡ ……はッ……あっ……!♡♡♡ ちょ……まッ、て……待って!!♡♡♡」

絶頂を味わい終えて、ここでやっと有紗は、何から何まで理解して受け入れた。
自分は何者かに凌辱されている。
中庭で起きた出来事からここに至るまでの経緯は知らないし、辺りがやたら薄暗くて相手の顔すら見えない。だが、たったひとつ、凌辱されているということだけは間違いないのだ。

りょ


「待って、やめてっ! んッ♡ 何してっ……!!♡」

止めるため体を動かそうとするが、思うように力が入らない。
これでは逃げようにも逃げられない。何か薬を飲まされた? その可能性は高い。
意識は戻ったが、まだぼんやりしている。脳も上手く働いてくれない。

「やめろってっ、言ってるでしょ……ッ!♡ このッ……ふざけっ……!♡ あッ♡」

有紗を正常位で犯している相手は、無言でただひたすら腰を打ちつけていた。
有紗が目覚めた時、絶頂している時、そして今も、ずっと同じペースで力強くピストンを繰り返している。
いくら声をかけても無視される。睨んでも無意味。

「あ、あなた……誰だか、知らないけどっ♡ 覚悟しといてよっ……!♡」

「……」

「後で、思いきり……殴って、あッ♡ あああああぁぁぁっ!♡♡♡」

有紗の言葉が煩わしく感じたのか、黙らせるように、男は一定に保っていたピストンの速さを急に上げた。
卑猥な水音がパンパンと小気味よく響く。

「やめてッやめッ♡♡♡ やめてぇっ!♡♡♡」

有紗は今の自分にできる最大限の抵抗を試みるが、どうやっても体は動かない。
できるのは精々声を出すことだけ。

「いやッいやっ!♡♡♡ 抜いてッ!♡♡♡ 抜いてッ!♡♡♡」

そうこうしているうちに有紗の快感が再び増していき、絶頂へ到達しようとしていた。
それだけは避けたい。凌辱されて気持ちよくなるなんて最悪。
有紗の確固たる意志だった。しかし、絶え間なく襲いかかる快楽に成す術がなかった。

「ひゃっ……!?♡♡♡」

と、ここで男のピストン運動が止まる。
かと思えば今まで腰を振る機械だった男が、有紗の両脚を持ち上げて共に倒れ込んでくる。

今日戦闘はなしか

素性の分からなかった男の顔が近づいてきて、やがて有紗の眼前で止まった。
目の前まで接近すれば、この薄暗さでも相手が誰なのかが分かる。身内かそれとも知らない誰かか。

「へ……?」

緊張していた有紗はきょとんと目を丸くする。
整えられた黒髪のショートヘアに、女性と言われても通用するような整った綺麗な顔。自分を犯していた相手は見知った仲だった。

「け……賢士くん……」

「……」

「ど、どうして……こんなこと……?」

賢士と言われた男は、有紗の幼馴染であり恋人だった。
まさかの展開に戸惑いを隠せない。有紗はそのままの顔でじっと恋人を見つめて返事を待っている。
だが、返ってきたのは固い肉棒による一突き。

「うッ!?♡♡♡」

恋人は口を一文字にして有紗を犯すことに集中する。振り上げた腰を重力に逆らわず叩きつけ、柔らかく狭苦しい膣内をカリ首で引っ搔き回すと、有紗はたまらずに喘いでしまう。

「ああ”っ!♡♡♡ け、賢士く、ん……ッ!♡♡♡ なんでこんなッ、ことするのっ!?♡♡♡」

「……」

「ねえっ、教えてっ!♡♡♡ ねえっ!♡♡♡」

一向に答える気のない恋人。その両手が有紗の胸元に近づき、白シャツを鷲掴むとそのまま乱暴に横へと引っ張った。
あまりの力強さにボタンが弾け飛んで、ふくよかな胸が顔を出す。

「きゃっ……!?♡♡♡」

驚く間もなく、お気に入りだったピンクのブラジャーを力任せに剥ぎ取られてしまった。
すると抑えつけられていたものが無くなり、有紗の乳房がピストンをするたび柔らかそうに揺れる。
恋人はそこに思いきりしゃぶりつく。

「ひゃうっ!?♡♡♡」

一旦ピストンが中断される。
片方の乳房の中心、綺麗な色の乳首を口に含んで舌で転がしながら、有紗のブレザーを器用に脱がしていく。
全ては脱がさない。乳房を存分に弄べればそれでいいらしい。そのまま白シャツも似たように肩まで下ろすと、恋人の激しい乳房責めが始まる。

「や、あぁ……っ♡♡♡ そんな、ことッ……♡♡♡」

乳房の柔らかさを堪能するように両手で揉みほぐし、すでに勃起している乳首を代わる代わる舌でねぶる。
下品に音を立てて獣のように貪る。そのうち止まっていたピストンも再開されて有紗の快感は増幅された。


「あッ!♡♡♡ やめっ♡♡♡ それ、だめッ♡♡♡」

喘ぎ声が艶やかになる。相手が恋人だと分かったからだろうか、有紗はどこか安心感を覚えていた。
しかし依然としておかしい状況だということに変わりはないのだ。薄暗いこの場所は、しっとりとした湿気と熱気を感じる。それほど高温ではないが、まるでサウナの中にいるようだ。
何故恋人は自分を犯しているのだろう。どうして自分の質問に答えてくれないのか。自分が知っている彼であれば無視せずちゃんと答えてくれるはず。いや、そもそもこんなことするはずがない。
貪るように身体を好き勝手している恋人は、顔はそっくりだが中身は別人に感じた。

「ひぐッ!?♡♡♡」

乳首にほとばしるような強い快感。
恋人がこりこりと甘噛みしている。有紗は身をよじらせて顔を歪めた。

「いやぁ……!!♡♡♡ だめだめ、それだめぇっ!!♡♡♡」

懇願するような言葉も当然届かない。
有紗は大きすぎるほどの快感を身に受けて絶頂寸前だった。それを見越してかピストン運動に変化が現れた。
今までは単調に腰を振り下ろしていたのが、腰をくねらせるようにしたり、最奥に到達した時に有紗の一番気持ちいい箇所をコンコンと小突いたり。

「いやっ、やっ、やあっ!!♡♡♡ それ、されたらぁ……っ!!♡♡♡」

気持ち良すぎてどうにかなってしまいそうだった。
ふと恋人の顔が胸から離れていき、有紗の顔の前までやってくる。そして間髪入れずに熱いキスをする。

「んむぅっ……ッ!♡♡♡」

今度は口を犯される。舌と舌が絡み合い、このまま溶けあって一体になってしまうかのようなディープキス。
気持ちいい。何をされても全部気持ちいい。

「ん”ッ♡♡♡ むぐう”うぅぅぅッ!?♡♡♡」

またしても腰振りの調子が変わる。
今度も単調に、でも今まで以上に力強くて速い出し入れ。恋人の肉棒が膨れ上がっていく。どうやら同じように絶頂が近いようだった。
有紗の膣内で果てるつもりの本気のピストンだった。

「ん”うッ、ん”んッ!!♡♡♡ ん”んんっ!♡♡♡ んぐッ!!♡♡♡」

あまりに強い快楽を浴び続け、有紗の中で次第にある気持ちが育まれた。
幸福感。こんな気持ちいいこと経験したことがない。もっともっとして欲しい。感じたい。
恋人ともっと一つになりたい。ああ、なんて幸せなのだろう。何も考えずにこのまま身を任せていたい。

分からないことは色々あるが、どうでもいい。それらを全て捨てて浸っていたいと、有紗は思い始めてしまっていたのだ。

バスバスバスと勢いよく音を立てる。
間もなくその時がやってきた。

「ん”むっ!?♡♡♡ ん”ん”んんんッ!?♡♡♡」

猛スピードで動いていた腰が最後の一突きを終えて、そのままどぷんと中出しを始める。
玉袋がぎゅっと小さくなり、肉棒がドクドクと脈打つ。ものすごい勢いと量の、長い射精だった。

「ん”ッ――――」

有紗はあろうことか、その射精で絶頂してしまった。
自分が一番気持ちいいところに亀頭の先がくっつき、勢いのある射精で刺激され、最大の快楽へと到達した。

「ん”んううぅぅぅぅッ!?!?♡♡♡ ん”んんっ……んッ……ッッ!!!♡♡♡ …………ッっ!!♡♡♡」

その間も恋人はぴちゃぴちゃと有紗の口の中を犯している。恍惚とした表情の有紗は無意識にそれに応えて舌を動かしている。

「――――っ……んふーーっ……♡♡♡ んふーーっ……♡♡♡ んぅぅっ……♡♡♡」

少しすると有紗は天国から帰ってくる。
肩で息をして、脱力しながらも恋人とのキスは続ける。

「……んふうッ!?♡♡♡」

度重なる快楽で疲れた身体を、どうやら休ませてはくれないようだった。
恋人はゆっくりと肉棒を引き抜き、またゆっくりと挿入して膣壁を引っ搔いた。そのたびに白濁液があふれ出るが気にすることはない。

恋人との最高に気持ちのいいセックスは始まったばかり。有紗はなんとなくそう予感した。
そしてこんなものを続けられたらと思うと。

「んっ……ふぅ……っ……♡♡♡」

有紗は怖くなると同時に、期待せずにはいられなかった。

まだ一人目なのに既に描写がよき
今後の二人の淫夢も楽しみ


――
――――
――――――

「なあ早峰、こうして欲しいんだよな?」

「あっ……♡」

放課後。夕焼けで赤く染まる教室の中で、あることが行われていた。

「早峰のおっぱい……間近で見るとマジででっけぇな……」

「俺にも触らせろよ」

数人の男子生徒にとり囲まれ、後ろから胸を揉まれているのは早峰奏だった。
着ていたブレザーは机の上に丁寧に畳まれておかれている。男子生徒の無骨な手が、奏の柔らかな巨乳をこねくり回している。シャツ越しとはいえ圧巻だった。

「早峰……今度はシャツも脱いでさ、直接見せてくれない?」

「直接……? ……いいよ……」

奏は男子生徒の頼みをすんなり受け入れてしまう。
ブレザーが綺麗に畳まれているのも彼女の行いだった。自ら進んで脱ぎ胸を触らせたのだ。
それもこれも彼女の純真さ故だった。穏やかでのほほんとした性格は危なっかしさがあり、親交ある女生徒から常に守られているような存在。
ガードが緩いようで固く、それが男子生徒の心を揺さぶり人気を誇っていた。

「はい」

ぽちぽちとボタンを外し、布が擦れる音が室内に響いた後、男子生徒たちの前に現れたのは、水色の可愛らしいブラからこぼれ落ちそうなほど豊満な胸。
うわぁ、やべぇ、などという感想が羅列される中、奏の頬はほんのり赤く染まっていた。

「なあ早峰、今度はブラジャーも取ってよ」

「え?」

「生で見せて」

「……」

流石にそれはと思い返事に困っていると、さっきまで胸を揉んでいた男子生徒に後ろから、

「邪魔だからさ、これ」

「あっ」

ブラジャーを剥ぎ取られてしまった。
瞬間、支えを失った乳房が、ばるんッと飛び出て生徒たちの前に姿を見せた。
奏の肌色のまま綺麗な美白色をしており、とても重量感がありながら形は崩れておらず、先っぽの乳輪や乳首もまた綺麗なピンク色。まさしく美巨乳だった。

もっと書きたいけど寝ます
魔法少女たちがどんな子なのか今後しっかりと描写していきたい

おつおつ

おつおつ
ところで残り9回ある敵キャラ募集に関してなんだけど、>>1的にNGの要素(例:グロやスカなどの特殊系)はある?
もしあるならあらかじめ明示してくれればそのへん省いた案を考えられるし

怪人安価だすときプレイも書けるらしいけど、バッドエンド並みの陵辱もおk?

実際>>15とかは膨乳・搾乳・孕ませとかされそうなレベルだし、何があっても魔法少女パワーで戻るとかになるのかな?(出産とかしたら子供はどうなるのかは不明)

>>37
特殊性癖の種類はめちゃくちゃあるので、NGよりセーフを言ったほうが早いかもしれないですね
首絞めや腹パンなど軽度のリョナ、露出、赤ちゃんプレイ、NTR、ふたなり、異種姦、孕ませ出産、薬漬けはセーフ
スカはウンコはNGだけど尿やゼリー排泄とかならセーフ

>>38 >>39
最終的に魔法少女たちは回復するのでバッドエンドにはならないですが、上に書いた項目の範囲内なら基本的には大丈夫です
出産後の子供も浄化されて消えます

それと怪人の他に魔法少女の追加枠も2枠考えてますのでもしよければ参加お願いします

追加の魔法少女枠って既に魔法少女になっていて戦いを経験済み、みたいなキャラとかでもいいんですか?

>>41
妖精も何匹かいる設定なので大丈夫です

募集っていつぐらいから始めます?

>>43
まだだいぶ先です、6話が終わってからを予定してます

>>43
了解です返事ありがとうございます
それと今は1話進行中ってことでいいんですよね?

りょうかいー、6話までにエタらないことを祈るよ

>>45
ですね、終わる時は終わりと書くので
自分も荒れない限りは続けたいですね

2回目の怪人募集は3話目終了時点、2回目の魔法少女募集は6話終了時点ね。参加したいな

プリ◯ュアとかそれぞれ個人にスポット当てる回あるけど、多分第三話に来るだろう牛鬼は
・自分に相応しい牝牛を求めている
・奏は魔法少女三人の中で一番大きい&胸でオナってばっかのおっぱい
・ついでに魔法少女としての名前が『ホワイトミルク』
とあまりにも奏に特効すぎるからこの回は奏回になりそう
有紗や琴葉、後半追加組の二人にもそれぞれぶっ刺さるキャラ考えてスポット当ててみたいな

あと>>1は出来ればトリップ付けた方が分かりやすいと思う

酉久々だから忘れていた
魔法少女それぞれが主役の回を作りたいなと思ってたので牛鬼はやはり奏ちゃんかなと、その通りに思ってました

書いていきます

そんなものが目の前に晒されたら当然男は釘付けになってしまう。生徒たちの舐め回すような目つきが胸へ集中する。
ワンテンポ遅れて、奏は両腕で胸を覆い隠す。のほほんとしている証拠でもある。羞恥心が抑えきれなかったらしい。

「ひゃっ……!」

しかし隠すことは許されなかった。ブラジャーを剥ぎ取った生徒がまたもや行動に移り、奏の両手首を掴んで引っ張った。
奏はバンザイする形になり、美巨乳がどたぷんと揺れながら再び生徒たちの眼前へ。

「はぁ……はぁ……!」

「エロすぎる……早峰の生おっぱい……」

さながら空腹の狼の群れが極上の生肉を前に、いつ襲いかかるかタイミングを窺がっているようだ。
生徒たちは極度に興奮しながらジリジリと奏へ詰め寄り、小柄な少女の胸に顔がくるように屈み始める。中にはごくりと生唾を呑み込む者まで。

「……っ」

生徒たちの視線を集め、奏はドキドキと胸を高鳴らせていた。
今まで感じたことのないほどの羞恥心がそうさせているのもあるが、自分の呼吸に合わせて揺れ動くこの2つの山が、これからどうなってしまうのか期待に胸を膨らませていた。

ここだけの話、奏は自宅で人知れず自慰行為をしていた。最初に行ったのは中学時代、男子からの視線が気になり『これのどこがいいんだろう』と胸をもにゅもにゅと触っていたのが発端。
触っていると気持ちよさを感じて、いずれは乳首も弄るようになり、なんとなくいけない事だとは思いながらやめられなかった。気持ち良いのだから仕方なかった。
そんな胸が今、獣に差し出されて、どんなことをされてしまうのだろうと考えると、体が疼いてしまうのだ。
後ろにいる生徒に掴まれた手を振り払うこともしない。奏は身体の疼きを感じて、ただもじもじしていた。

その動きに合わせて立派な乳も左右にぷるんぷるん揺れる。傍から見れば男を誘っているようにしか見えない。

「もう我慢できないッ!」

「んっ……!?♡」

ある一匹の狼がとうとう耐えきれなくなったらしい。
奏に抱き着き、勢いのまま片方の乳首にしゃぶりついた。もにゅんっと生徒の顔を優しく受け入れたクッションは、顔を揺さぶるたびにむにむにと形を変えている。

「お、俺も!!」

「ひゃっ!♡」

もう片方の乳首にも吸いつかれる。両手で乱暴に乳房を揉みしだかれながらベロベロぴちゃぴちゃと舌を動かされる。

2人の生徒に同時に責められ、新鮮な刺激を与えられて、奏は驚きながらも悦びを感じた。
自分以外に弄ばれている乳房、そのやり方に遠慮などない。好き勝手にされているはずなのに気持ちがいい。
厚い唇を窄めて吸引され、暖かく機敏な動きをするぬめぬめの舌で乳輪から何まで舐め尽くされて、背筋がぞくぞくする。

奏自身そんなつもりはなかっただろうが、今までコツコツを自分の胸を弄って開発してきたおかげだった。
奏はぴくぴく震えながら、自分の胸を貪る生徒たちをじっと見ていた。頬は紅潮し、吐息が荒い。

「あっ♡ あっ♡」

可愛らしく喘ぐ奏。その表情は微かにだが笑っていた。

男子生徒たちの責めは延々と続いた。独り占めを許さず、周りで待機している誰かが生徒を奏から引き剥がしては、今度は自分の番だと乳房に吸いつく。
絶え間なく続く快感に、奏は身体を揺らしながら腰をくねらせ、両脚を擦り合わせていた。よく見ると、スカートの中から一筋の透明な液体が、太ももをつたって垂れてきている。

(す、ごいよぉ……♡ おっぱい、気持ちいい……♡ でも、なんか……♡)

奏は自慰行為をする時、ひたすら胸ばかりを弄っていた。
最中に下半身が疼いたら、部屋の枕やぬいぐるみを使って、股間を擦りつけて解消していたのだ。しかし今は下半身の疼きを止めるものがない。あったとしても両手を掴まれていてどうすることもできない。

(なん、か……お腹が……っ♡)

疼いて疼いてたまらない。
どうにかしてこの疼きを抑えなければ。胸はとても気持ちいいのだが、あと一息なのだ。奏は自身の性欲がむらむらと高まるのを感じていた。

「あっ♡ んぅっ♡ だ、だめっ♡ き、きちゃう……ッ♡」

そんな中、奏の中で蓄積した快楽があるラインに達した。身体がのけ反り、痙攣する。ビクビクと何度か震えると、のけ反るのをやめてくったりと脱力する。

「――……はぁっ……♡ はぁっ……♡ はぁっ……♡」

奏は甘イキしてしまったようだった。
膨大とまではいかないが、中くらいの粒が弾けたような軽い絶頂。奏が自慰で満足する時はいつもこれが合図だった。

「ん♡ ひゃぁ……っ♡ だめ♡ ずっと、気持ちいいよぉ……♡」

だが止まらない。生徒たちは奏の甘イキなどお構いなしに乳房を味わい続ける。
奏にとってもこれは幸いだった。いつもの軽い絶頂では満足できないと思ったからだった。

やはり下半身だ。
胸は充分気持ちいいし、ずっとこうして刺激していて欲しいとさえ思う。だが物足りないのだ。自慰行為でこんな気持ちになるのは初めてだった。
もうひとつ何かが必要だった。

「あっ……」

と、その時。自分の手を掴んでいた生徒が、手を離して生徒たちの輪に混ざった。目の前で繰り広げられているいやらしい行いに参加したくなったのだろうか。
真意は分からないが、奏にとって好都合だった。

「んっ♡ ああんっ♡ うっ♡」

ぺたんとその場に尻餅をつく。男子生徒は相変わらず群がるように自分の胸を責めている。
そういえば、不思議と奏の下半身に目を向けるものはいない。今までも、そして今も、何故か皆んな胸だけを取り合っている。
男の子はよっぽど胸が好きなのかな。自分の周りの子だけ? それにしても女の子の下半身に興味を持つ男の子が、一人くらいはいてもいいはず。
奏はそんなふうに思いながら、赤子のように乳房を取り合う男子の隙間から、自分のスカートを見た。

この中はどうなっているんだろう。

「んっ♡ ふぅっ……♡」

胸への刺激でよがりながら、右手をそっと下半身へ伸ばす。やがてスカートを持つと、そっと捲り上げる。
予想通り。いや予想以上に、奏の水色のパンツはぐっしょりと濡れていた。
自慰行為の時は大して気にはしていなかったのだが、もしここを、指で触ったりしたらどうなるんだろうか。
思うより先に指が動いていた。ゆっくりと、中指と薬指を合わせて。

ぴとっ。

「ひあっ♡♡♡」

思わず手を離す。電流が身体を駆け巡るようだった。
今まで感じたことのない刺激、そして快感。出したことのない声が出てしまった。
ふと指を見ると、透明の粘液が付着している。指と指を離すと糸を引く。これが自分の股を濡らしていたもの。

(す……すごい、かも……♡)

もう一度やってみる。二本の指をゆっくりと秘部にくっつける。

「んんっ!♡♡♡」

今度はくっつけるだけでなく、上下に擦ってみることにした。
くっつけただけの刺激であんな気持ちいいものが待っているのなら、擦ったらもっと凄いはず。
未知の体験への恐れなどなかった。

何故なら奏はこれ以上なく興奮していたから。一種の性の目覚めだった。

「はうぅっ……!?♡♡♡」

割れ目を慎重に擦ると、変な声が出てしまう。それくらいに気持ちがいい。


(こ、これぇ……すご……っ♡♡♡)

奏の表情はとろけていた。秘部を弄るというのはこんなに気持ちの良いものなのか。
もしかしたら散々焦らされた結果かもしれない。だが自分にとって、これは大発見だった。

(もっと、擦りたい……♡♡♡ もっと、もっと♡♡♡)

それから奏の指は止まらない。
割れ目を擦り続けて、たまにとんとんと叩くと、腰が跳ねてしまう。

「ひっんっ♡♡♡ 気持ちいいっ♡♡♡ 気持ちいいよおっ♡♡♡ ああっ!♡♡♡」

胸も忘れるなと言わんばかりに、ある生徒が奏の両乳房を独り占めにした。
乳房同士をぴったりとくっつけて、二つの乳首をまとめて口の中へ。舌でべろべろ舐め尽くした後は豪快に吸いつき、それから甘噛みする。
一度乳首から離れると、乳房を持ち上げてだぷんだぷんと重さを確かめるように揉みまくって、最後は乱雑に正面から鷲掴み、ぐにゃぐにゃにこねくり回す。

「そん、な、ことっ♡♡♡ しらっないっ!♡♡♡ きもちっ♡♡♡ いいっ♡♡♡」

もっとして欲しいという気持ちを察したかのように、生徒は唾液まみれでいやらしい乳房を更に激しく責める。
奏の秘部を擦る指も、次第にスピードが上がっていく。

(あっ♡♡♡ なんか、くるっ♡♡♡)

ここで奏は察知した。
想像もつかない大きな何かが自分に迫っている。そしてそれは、このまま気持ちよさに浸っていれば訪れるはず。

(くるっ♡♡♡ くるっ、くるっ♡♡♡ きちゃうっ♡♡♡)

生徒の乳房責めにも拍車がかかっている。奏をイかせるために。
甘イキではなく、本当の絶頂を教えるために。

「きちゃうっ、くるっ!♡♡♡ らめっ!♡♡♡ らめえっ!♡♡♡」

指で擦りまくり、乳房を執拗にねぶられ。
奏はついに達した。

「ひっ♡♡♡ あああああああっ……!♡♡♡ んッ♡♡♡」

ビクンビクンと腰が跳ねる。そのたびにパンツ越しの秘部から愛液が飛び散って、生徒たちを汚していく。

「――――……っ♡♡♡ はぁっ♡♡♡ はぁっ♡♡♡ んっ……ふぅっ……♡♡♡」

初めての大きな絶頂。やがてそれが収まると、奏は床にこてんと倒れ込んだ。

(す……すごかった……♡♡♡)

下半身の疼きも収まり、満足げな顔をしている。が、そこに忍び寄るのは、数人の男子生徒たち。
床に寝転んだことによって形を変えた乳房にまだ執着しているようだった。

「ふぇっ……!?♡♡♡ ま、待って……!♡♡♡ あぅっ♡♡♡」

ふやけてしまうのではないかというほど舐められ、吸われ、噛まれて、奏はまた絶頂への階段を上ることとなった。

すごく早いけど今回はこの辺りで
流石にもう少し早く展開したいので、次書くときから急ぎます

おつおつ
奏パートも本当にエロくて今から牛鬼との牝牛プレイが楽しみ
進め方に関してはキリ良いとこまで書き貯めて投稿するのもありよ

おつ、次は琴葉の淫夢か
主役回はなんとなくイメージ出来たのだと
有紗→彼氏持ちなのでNTR系(事後に彼氏の記憶が残ってるかはおまかせ)
琴葉→運動部所属なのでマッサージに行ったらそこが怪人の店で……
みたいなのが浮かんだ

おつおつ
じっくりやってくれていいのよ

すまんが今更外野がプレイ内容要求するのはどうなんだ。これで採用されたら次から安価外でプレイ内容書く人増えると思うが。

キス魔人とは連鎖堕ちが浮かんだな
魔人に喜んでもらうため仲間を罠に嵌めるシチュかな
牛鬼との戦闘後は牝牛化、母乳のデバフは永続でついてほしいな

>>59
採用はしないです、書かれた内容と似ていても偶然です
ただ感想としてそういうのもいいなと受け取っています、ありがとうございます

エロシーンの内容は結局敵のデータで決まるからなぁ
まぁその時のスレ民の性癖次第よ

本当は意見取り入れたりしたいけど、キリが無くなるというのが正しいので…
書き溜めして一話終わりまで投下したいので、明後日くらいに更新します

楽しみ

23時くらいに更新します


――
――――
――――――

有紗、奏、琴葉たちが通う学校の体育教官室にて、禁断の情事がひっそりと行われていた。

「おおおッ……いいぞ、相川っ……」

「んっ、ぢゅぷっ、むうっ、ふっ、ぢゅるるっ」

部屋の明かりは消されているが、カーテン越しの日光によりうっすらと室内の状況が分かる。
ガタイのいい筋肉質な身体の男が仁王立ちして、下半身を丸ごと露出させており、バキバキに怒張した自分のモノを綺麗な白髪の女生徒に舐めさせていた。

(アタシ、なんでこんなことしてるんだっけ)

相川琴葉。彼女は体操部に所属しており、高レベルの実力を持っていた。
容姿端麗なのもあって男女問わず注目されているが、からかい好きな面があり、少しとっつきにくい印象を持たれていた。

(そうだ……ゴリ田に下着を盗撮されてて、ネットに流されたくなかったら言うこと聞けって命令されて)

彼女を従わせているゴリ田と呼ばれている男も、からかわれている内の一人だった。
本名は堀田で、ラグビー部の顧問である。むさくるしくゴリラに似ているという理由でゴリ田と呼ばれていた。しかし彼は本気で怒っておらず、窘めはすれど最後には呆れた様子で笑って許してくれていた。

だがそれは、あくまで琴葉から見た印象だった。毎日出会うたびに名前弄りをされて、きっと我慢の限界だったのだ。
だからこんなことを要求してきたのだと、琴葉は考えついた。

「その調子だ……亀頭を口に含んで、たっぷりと舌で舐め回すんだ……」

「ぢゅぷっ、れろれろっ……。ね、ねえ、謝るからもう許して、先生……」

肉棒から口を離して琴葉は視線を上へやる。堀田と目が合う。

「ゴリ田って言うの、もうやめるから。だからこれ以上は……」

「何を言ってるんだ。そんなのどうでもいい」

「……?」

琴葉は思わずきょとんとしてしまった。
てっきりいつもからかわれている恨みでこんなことをしていると思っていたのに違ったらしい。

「じゃあ何で……」

「お前がエロいからに決まってるだろ」

堀田は腰に当てていた手で琴葉の頭を掴むと、びくびく動いている肉棒を口の中へ押し込んだ。


「んぶっ!?」

「おおッ……良い体つきで俺を誘惑してくるからだよ……しなやかで綺麗なボディラインが、俺好みでたまらないんだ……っ!」

「んん! んんーーーっ!!」

堀田はそのまま腰を振り始める。
いきなりモノを突っ込まれて好きなようにされ、琴葉は抜け出そうとするが、発達した筋肉は見掛け倒しではなく、彼女の力ではびくともしなかった。
固い肉棒が何度も出たり入ったりして口の中を犯している。気持ちが悪い。

「んーーー!!」

「暴れるな、ネットにばら撒かれたいのか? お前の可愛い下着の写真を」

「っ!」

「スカートをたくし上げて、恥ずかしそうにパンツを見せてる写真もあるぞ。さっき撮ったやつだな」

そう、フェラチオの前に琴葉はそんなことも要求されていた。
スカートの中だけを撮っている写真ではなく、しっかり自分の顔も入っている写真だ。

「……」

「そうそう、大人しくしろ。イマラチオはやめてやるからちゃんとしゃぶれ」

堀田の言葉通り、腰振りが停止して顔を掴んでいた手からも解放される。
生徒の面倒見が良くて、こんなことをするような先生ではないと思っていたのに、まさかこんな最低な大人だったとは。
琴葉は一度肉棒を吐き出してから咳払いをした後、キッと堀田を睨みつけてから、再びフェラチオを始める。唾液でぬらぬらとした亀頭を口の中へ入れて、舌でぐるぐる弧を描くように舐める。それから顔を前後に振って裏筋をひたすら刺激する。

「上手いぞ相川……ああ、気持ちいい……」

「じゅぷっじゅぷっ、れろれるれるっ、んっぢゅぷっぢゅぷっ」

「丁寧だな、いいぞ……もっと吸いついてっ……玉も手で転がしてくれ……」

言われた通りにする。顔を前に出した後、吸引するように啜りながら引き抜くと、いやらしい水音が響き渡る。
肉棒に劣らない大きさの玉袋を片手で掴むと、優しく手のひらで転がす。

「ああ、いい……! いいぞ相川、もっとだ……もっと激しく吸うんだ……!」

「じゅぞぞぞっ、ぐぷっ、んっ……! ぢゅぞぞぞぞっ、じゅぷっ、ぢゅううううっ」

鼻で空気を取り込みながら、できる限りの速さで堀田の肉棒を責め立てる。
やがて肉棒がビクビク震え始める。それが何の合図なのか、琴葉はこの後知ることになる。

「あああイくッ……イくぞぉ相川っ……イくッ……!」

(は?)

「も、もうダメだっ……出るッ……!!」

(い、イくってまさか、嘘でしょ!?)

思った時には遅かった。いや、知っていたとしても逃れられない。
堀田は琴葉の頭をがっしりと両手で固定して、思いきり精を解き放った。

「おああああっ……おおッ……!? おふっ……」

「――――!?!?」

肉棒が脈打つたび、熱くドロドロした液体がびゅくびゅく出てきて口の中が満ちていく。
間もなく口内が満タンになると喉の奥にまで入り込む。肉棒と唇がくっついている隙間から、どぷんと溢れ出てくる。
嫌だ。気持ち悪い。やめろ。汚い。頭の中で様々な言葉が浮かぶが、どうにもならなかった。

「……ああぁ……たっぷり出た……」

「げほっ、げほっ! うえっ……!」

堀田の射精はとても長かった。
故に、濃い白濁液は琴葉の胃の中にまで到達し、衣服や床にもぼたぼたと落ちて汚していた。

「気持ちよかったぞ相川」

「はぁっ……はぁっ……!」

何度もえずいている琴葉の頭をぽんぽんと撫でる堀田。
人の気も知らず、ただ性処理の道具のように扱うこの男は、ゴミクズだ。そんなふうに思いながら、琴葉は頭を持ち上げて鋭い目つきで堀田を見た。
睨んだつもりだったのだが、目尻には苦しみによって出てきた涙を貯めており、フェラや射精で体を動かし一時呼吸困難にもなったせいか頬が赤く染まっている。

「相川、立て」

威嚇するどころか堀田の性欲を滾らせてしまったようだった。
少し萎えていた肉棒が瞬く間に膨張して復活を遂げる。それを見た琴葉は目を見開いて驚く。

「立つんだ」

「きゃっ!?」

鼻息の荒い堀田は、黒光りする肉棒を見て固まっていた琴葉を強引に立たせると、窓際まで連れて行ってカーテンを開けた。
その勢いで窓に彼女を押しつけると、すべすべでふっくらした太ももを片方だけ持ち上げる。

「ちょっと、痛いってば!」

「なんだ、お前興奮してたのか。パンツが濡れてるぞ」

流石体操部というべきか、軟体であるため、琴葉は難なくI字バランスがとれるのだが、制服なおかつスカートのままだと下着が露わになってしまう。
堀田は持ち上げた太ももを支えたまま下着を注視している。確かに琴葉の下着の一部分が湿っていた。ちょうど秘部の辺りだった。

「なっ……ち、違うっ!」

「違うことないだろ、ほら」

堀田が下着をずらすと綺麗なピンク色の秘部が見えた。そしてそこに人差し指と中指を当てて、くぱぁっと押し広げる。


「きゃあっ!? 何してっ……!! 触るな!! 最ッ低!!」

「やっぱり濡れてる。変態だな相川」

「これは汗のせいだから! 誰が興奮なんか……!」

「じゃ、確かめてみるか」

ズンッ。
途端に琴葉の体に衝撃が加わる。

「へ?」

「おおッ、窮屈……!」

堀田は有無を言わさず、自身の肉棒を持って琴葉の秘部に突き刺したのだった。
信じられない光景を目の当たりにして、琴葉は接合部を見つめたまま言葉を失う。

「さあて、動くぞ!」

「あッ……!?♡ ああああッ!!♡♡♡」

が、肉棒が膣内で暴れ出したのをきっかけに声を上げ身体を震わせる。
太くてガチガチに固いモノが、腰を振るたびに柔らかな肉壁を抉っている。

「ほらみろッ……濡れてるから、チンポがスムーズに動くぞ……! 変態マンコめ」

「違うっ、違うっ!♡♡♡ やめてっ抜いてよッ!♡♡♡」

「説得力ないんだよッ、ほらっほらっほらっほらっ」

「ああああんっ!♡♡♡」

自分の意思とは裏腹に、琴葉の膣は堀田の一物を締めつけてしまっていた。狭苦しい肉壁を押し広げながら突き進まれて、何度も何度もカリ首で引っ掻かれる。
そのせいでまた一物を締めつけてしまう。

「相川っ……お前の熱々マンコ、ねっとり絡みついてくるぞッ……! 先生のチンポがそんなに気に入ったか……!」

「違うっ!♡♡♡ そんなことっ、言うなっ……!♡♡♡ うっ、あっ♡♡♡」

おかしい。嫌なのに。嫌なはずなのに。

「いやっいやあっ!♡♡♡ なんでっ!♡♡♡ なんでぇっ!♡♡♡」

何でこんなに気持ちいいのだろうと、琴葉はそう感じた。
百歩譲って自分のあそこが濡れていたとしても、いきなり挿入されて、犯されて、こんな気持ちよくなるものなんだろうか。
身体が熱い。変な声が出てしまう。

「ほら、相川ッ……外を見てみろっ」

「えっ……♡♡♡」

堀田が窓の外を見るように促す。
窓に張り付いた状態になっていた琴葉は、後方に向いていた意識を前へ向けた。


「ここは玄関の近くだからな……人通りが多いなぁ」

「う……!♡♡♡」

「グラウンドも見える、ということは向こうからもこっちが見えるなぁ」

二人がいる体育教官室は二階に位置しており、すぐ目の前に通路があるという状況ではないにしろ、人が通ればそこそこの確率で発見されてしまうような場所だった。
すでに何人かの生徒が歩いていて、グランドにも運動部の生徒たちが確認できる。

「先生と相川がセックスしてるところ、見られるかもなッ」

「う”ぐッ!?♡♡♡」

堀田は言いながら深く一突きした。
亀頭が子宮にぶち当たり、そのまま押し潰すような形になる。琴葉は苦しそうにしながらも恍惚とした表情を浮かべている。

「むしろ見せつけてやるかッ……どうだ、んっ? 見られながらセックスするのも、気持ちいいかもしれないぞ」

「い、やっ……♡♡♡ やめてっ……♡♡♡ おねが、いっ……♡♡♡」

最奥への一突きが効いたのか、琴葉の脳内は麻痺して目の前がちかちかしていた。

「そうだなッ……そろそろ出そうだから、それで終わりにしようかっ……!」

「そ、そろそろ……出……?♡♡♡」

ここでハッとして舞い戻ってくる。
もしかしてこの男、フェラの時みたいに中に出すつもりでは? 膣内は洒落にならない。

「いやぁ、マンコが気持ち良すぎてなっ……お前を満足させられないかもしれないが……っ」

「待って、ねえ待って!♡♡♡ 中には出さないよね? ね?」

確認をとるが、堀田は無視して肉棒を引き抜き、太ももを下ろした。
そして何を思ったのか、今度は彼女の両脚を持つと後ろから抱え上げた。窓の外の生徒たちに公開でもするかのように。

「ちょっ……何を……!?」

「さっきの体位じゃ何してるか分からんだろ。こうすれば、繋がってるのが分かるからな」

どうやら背面駅弁で達することに決めたらしい。堀田の筋肉であれば易々と琴葉を持ち上げて、存分に犯すことが可能だった。
ヒクついている秘部に亀頭をあてがうと、ずぷぷっと挿入していく。

「ああっ!♡♡♡」

「ほら、いくぞ相川ッ……思いきり突いてやるからなッ」

言葉通り、堀田は腰を器用に動かしてピストン運動を行う。それに倣い琴葉の身体や綺麗な白髪も揺れ動く。
先ほどとは違う新たな刺激に琴葉は喘ぎ声を抑えきれなかった。


「あっあっいやっあんっ!♡♡♡ やめっあっああああっ!♡♡♡」

「はぁっ、はぁっ、くうっ……! 気持ちいいぞ相川っ……! 中に出すぞぉ……」

「!?♡♡♡」

やはり中出しするつもりだったらしい。
それだけは絶対にダメだ。琴葉は身体を動かして抵抗するが、堀田の力の前では無意味だった。

「やだっやめておねがいッ♡♡♡ なかはやめてッ♡♡♡」

「あーーー出るっ、出すぞ相川ッ……」

「やめてっやめてッ♡♡♡ ああああッ!♡♡♡」

肉棒がドチュドチュと膣を犯している最中、ビクビク震え出して玉袋が収縮していく。
堀田の絶頂はすぐそこまで来ていた。そして、琴葉の絶頂も。

(み、みんなに……見られる……!♡♡♡)

視線を外に向ければ、何人かの生徒が歩いている姿が目に入る。
グラウンドでも運動部が部活動に励んでいて、もしかしたらそのうちの何人かは既に自分に気づいているかもしれない。

(いや……やだっ……いやっ……♡♡♡)

膣がきゅんと締まる。琴葉は知らず知らずのうちに興奮してしまっていた。
誰かに見られてしまうかもしれないというこの状況に。

「くうっもうダメだッ……先生の精液をっ……ぶち込むぞッ……!!」

「あ”っあっあ”ああっいやっい”やっ!♡♡♡」

気持ちいい。こんなの嫌なのに、いけない事なのに、感じてしまっている。
背筋がぞくぞくする。肉棒で何度も犯されて、快感が高まっている。

「出るッ出るっああああああっ……イくッ!!」

「ひっ……!♡♡♡ あああッイっ……んっ……!!♡♡♡」

瞬間、堀田は大きく一突きすると、肉棒がどくどく脈打ち、琴葉の中に性欲の塊を吐き出した。
同時に琴葉も盛大に絶頂する。身体をのけ反らせて痙攣し、おのずと膣圧で肉棒をぎゅうぎゅうに締め付ける。

「ひうっ――――!!♡♡♡ んんんんっ!♡♡♡」

「お、おおおッ……!? チンポ絞ってくれるなんてッ……先生想いの良い生徒だな、相川っ……!」

堀田の言葉を聞いている余裕はなかった。琴葉は未だに身体を痙攣させて絶頂の最中にいた。
二度目とは思えないほどの射精により、接合部からは白濁液が漏れ出て、床に滴り落ちていく。やがて時間をかけた射精も終わり、堀田はゆっくりと膣から肉棒を引き抜いた。

「あ”ッ♡♡♡」

すると琴葉の身体がひと際大きく揺れ、窓に向かって勢いよく潮を噴いてしまった。

「おいおい、窓をこんなに汚すとは」

「はっうっ……♡♡♡」

「これは“お仕置き”が必要だなぁ?」

萎えていたはずの堀田の肉棒が、またもや首をもたげて精気を宿し始める。
それは間もなく完全体になり、ヒクヒクと蠢いていた琴葉の秘部にぴったりくっついた。

(……もう……どうでもいい、かも……♡)

堀田の腕の中でぐったりとしている琴葉は、初めて知る快楽を前にして、犯されている事実や生徒たちがこちらに気づいたことなど、気にしないようになっていた。


――
――――
――――――

「――……!! ……っ!!」

遠くで誰かが叫んでいる。
頭がぼんやりする。眠い。

「……ポワ……! ……みんな、起きてポワ!」

「……ん……誰……?」

妖精ポワワの呼びかけに応えたのは、柴堂有紗だった。
眠たげな瞼を擦りながらゆっくりと身体を起こす。

「……あれ……」

自分はさっきまで何をしていたのだろう。そうだ、妖精に連れられて中庭に来たら、宙に浮いている羊を目が合って。
何か夢を見ていた気がする。思い出せない。でも悪い夢ではなかった。むしろ……。

「……ふぇ……?」

「んん……今何時……?」

有紗から少し遅れて、奏と琴葉も目を覚まして身体を起こした。
そんな様子を見たポワワは安心した様子で声をかけた。

「ああ、よかったポワ! みんな意識はハッキリしてるポワ?」

「えっと……あなたは……」

「妖精ポワワポワ! 悪い奴らをやっつけるため、キミたちに力を貸してもらいに来たポワ!」

「そういえば、そんな話してたような……っていうか、なんでアタシ眠ってたの……」

琴葉は頭を押さえながらぼーっとしていたが、次第に眠気が薄れてきたらしく、立ち上がってポワワを見る。
有紗と奏も同じように立ち上がる。

「アイツポワ、宙に浮いてる羊! 『夢羊』といって人間たちを眠らせて、淫夢を見せるポワ!」

「インム?」

よく分からない言葉だったらしく奏は首を傾げる。

「分かりやすく言うと、エッチな夢ポワ。夢羊と目が合うと夢の世界へ誘われるポワ。キミたちもその毒牙にかかってしまったけど、どういうわけか夢羊の力が弱まったおかげでボクでも起こせたポワ!」

「「「……」」」

説明を聞き、三人は何やら思考を巡らし、それぞれ赤面した。
そして脚をもじもじとさせ、下半身を手で隠すような動作をとる。


「あのままだと夢羊にいいようにされてたポワ、助かったポワ」

「夢羊って……あれのことでしょ?」

有紗は宙に浮いている物体を視界に捉える。
ふいにその隅で、黒い人影のようなものが屋上に立っているのを確認する。

(え?)

咄嗟に人影を追おうと思ったが、どういうわけか一瞬にして消えてしまった。

「アイツ……よくもアタシに変な夢を……!」

「でも羊さん、様子が変だよ」

他のみんなに確認しようと思ったが、どうやら人影を見ていたのは自分だけのようだった。
有紗は気のせいだと思うことにして、二人に倣って羊を見据えた。
奏の言うようにどうも様子がおかしい。宙に浮いていた羊はひっくり返っており、焦ったようにじたばたと手足を動かしていた。まるで仰向けのまま起き上がれない亀のようだ。

「夢羊のバランスが崩れた証拠ポワ! 体勢を立て直す前に魔法少女になるポワ!」

「魔法少女……って、アニメとかでやってるあれでしょ。フリフリの衣装着て戦うやつ。アタシたち今高校生なんだけど……」

「そんなこと言ってる場合じゃないポワ! 衣装はキミたちの願望になるべく沿ったものになるから大丈夫ポワ!」

「「……」」

「早くしないと、また同じ目に遭うポワよ? いいポワ?」

「「!!」」

有紗と琴葉は渋っていたが、『同じ目に遭う』というワードを耳にすると過剰な反応を見せる。羞恥心には抗えないようだった。

「具体的にどう戦えばいいの?」

「変身してから教えるポワ!」

「……分かった。アンタの言うこと正しいっぽいし、魔法少女ってのになってあげる」

琴葉は仕方なさそうにため息をついた。有紗も決心はついたようで、奏に視線を送って口を開く。

「あなたは、どうする?」

「うん、いいよ」

奏はにっこりと笑って返事をした。あまりに気楽なトーンだったので、よく考えたのか不安になるが、深く気にせず次はポワワを見る。

「ということだから、変身の仕方を教えてほしいんだけど」

「キミも同意してくれるポワね! ありがとうポワ!」

ポワワはその場で一回転して喜びを表現した。そして真剣な声色に切り替わって話を続けた。


「魔法少女になるには、このペガサスのペンダントを握って『変身!』と唱えればいいポワ」

三人の目の前に小さな光が生まれて、ペガサスをモチーフにした綺麗な首飾りが出現する。
それぞれ手に取り首につける。

「……で、これを握りながら『変身』って言えばいいの?」

「そうポワ」

どこか恥ずかしいようで、琴葉はペガサスのモチーフを握りながら口をもごもごさせている。

「変身!」

その隣で、奏が早々に魔法少女になろうとしていた。
ペンダントを握りながらそう唱えると、神々しい光が彼女を包み込み、収まった時にはすっかりと変貌を遂げていた。
黒かった髪の毛が真っ白に変わり、衣装はいかにも魔法少女らしくフリフリがたくさんついていて天使のようだった。が、目を見張るのは胸部分。大きな胸を強調するかのようにぱっくりと空いており、谷間が露わになっている。

「わあ、可愛い」

「「……」」

確かに可愛らしいが、思わず谷間に目がいく衣装を前にして他の二人は黙り込んでしまう。
もし自分もああいった露出度の高い衣装になってしまったらどうしようと、そんな不安を胸に抱えながら、

「変身」

奏の次は有紗が変身する。なるようにしかならないと思ったらしい。
全身に光を纏い現れたのは、純白の美しいドレスを象った衣装を着た有紗だった。可愛さというよりは優雅で大人びた印象を持つ、女神のような魔法少女。
……というのが衣装だけ見た場合のイメージなのだが、手に持っている天使の翼の飾りがついた身の丈ほどのハンマーによって、どこか豪胆さを感じさせる。

有紗の衣装を見た琴葉の瞳には希望が宿っていた。
自分もこんな感じの衣装であれば着てみたいかもしれない。というか、そういえばポワワは『自分たちの願望に沿ったもの』になると言っていた。
それなら大丈夫だと、最後に琴葉が魔法少女へ変身する。

「へ、変身っ」

少し恥ずかしかったが言えた。
まばゆい光が身を包んでいく。やがてそれが消えると、登場したのは黒を基調にしたゴスロリガール。
奏とは対照的に白髪だった髪の毛は黒に染まり、ミニスカワンピースから伸びる両太ももにはハート型の宝石が散りばめられたガーターリングが装着されている。

(結構可愛いじゃん。けど……)

全体的には気に入ったようだが、一部分だけ引っかかるところがあった。

(スカート短くない?)

ここまでしか書けなかった
日を跨ぐけど最後まで書いていきます

戦闘はあるのかな

>>76
夢羊は比較的戦闘力が低いので、短いですがあります


「みんな魔法少女になったポワね! じゃあ早速やっつけるポワ!」

それぞれ変身した魔法少女たちを前にして、ポワワは意気揚々と指示を出す。
が、三人はぽつんと佇んだままだった。

「何してるポワ? 早く攻撃するポワ!」

「いや、だってアイツ宙に浮いてるじゃん。どうすればいいの」

「飛べばいいポワ。キミたちは魔法少女パワーで身体の頑丈さや身体能力が並外れた状態ポワ。おまけに空も飛べるし、各々特別な能力を備えてるポワ」

ポワワの言うことが本当かどうか、有紗は試しに軽く地面を蹴ってみることにした。
すると、あっという間に飛び上がって夢羊がいる位置まで到達してしまったのだ。

「わー、すごい……」

「アタシもやってみる!」

有紗を真似て奏と琴葉も続いた。軽く地面を蹴っただけなのに、驚くべき跳躍力。
しかも空に上がってしまえば勝手に浮いて、自由に移動することができた。

「すごーいっ」

「空飛べる日が来るなんて夢みたい!」

あまりに信じられない体験に、奏と琴葉ははしゃいでクルクル回ったり遊泳する。一方有紗は、夢羊そっちのけで呑気に遊んでいる二人をやれやれと見つめて注意する。

「ねえ、気持ちは分かるけど、まずは敵を倒してからにしない?」

「その通りポワ!」

地上にいたポワワも魔法少女たちと同じ位置までやってきて、有紗に賛同した。
遊んでいる場合ではないのだ。早くしなければ夢羊が動き出してしまうのだから。

「空を飛び回るのは敵をやっつけてからにするポワ!」

『――――!』

その時だった。じたばたしていた夢羊が体勢を整えてしまったのだ。
そしてすぐ近くにいた存在に気がつくと、目を合わせようとして体を向ける。

「まずいポワ! みんな、目を合わせちゃダメポワ!」

「…………」

「どうやら一人、また眠ろうとしてるみたい」

有紗の言うように、自由に泳いで油断していた琴葉がバッチリと視線を交わしてしまった。
瞼がどんどん重くなり、意識が遠のいていく。


「ど、どうしよう……」

「大丈夫ポワ。キミには癒しの力が備わってるポワ」

「えっ」

おどおどする奏にポワワはアドバイスを送る。

「魔法少女になったキミたちの能力は、ボクがちゃんと理解してるポワ。キミはありとあらゆる傷や身体の異常を治癒することができるポワ」

「じゃあ、羊さんの能力からも……」

「まだキミの力は弱いけど、かかり始めの今なら解放できるポワ! 魔法少女名“ホワイトミルク”、治癒の力を使うポワ!」

ポワワに後押しされて、奏……もといホワイトミルクは力を使おうとしたが、果たしてどうすればいいのか分からない。
いや、理解できた。説明し難いのだが、なんとなくこうすればいいというのが不思議と分かった。

琴葉に向かって両手を伸ばし、心から願う。『戻ってきて』と。
純粋な彼女の願いが力へと変わる。両手が光を放ったかと思えば、琴葉の身体が全く同じ光に包まれていく。見ているだけで心が暖かくなるような優しい光だった。

「……ん……あ、あれ? アタシ……」

「やったポワ! 夢羊の催眠から戻ってきたポワ!」

そのうち光が消えると、琴葉が閉じていた瞼を持ち上げた。
ホワイトミルクは安堵の笑みを浮かべた。

「よかったぁ」

「……もしかして、夢羊の術中にハマってた?」

「うん。でも彼女が助けてくれた」

有紗が頷くと、琴葉は反省した様子でぽりぽりと頬を掻いてから、ホワイトミルクに感謝する。

「ありがとう、おかげで助かった」

「ううん、気にしないで」

『メエエエ――――――』

微笑ましいやり取りを遮るように、夢羊が機械的な鳴き声を発する。どうやら術を解かれてご立腹のようだった。


「なにこの声、うるさいなぁ……!」

「魔法少女名“キューティレイ”! 今こそキミに力を発揮するときポワ!」

耳を塞ぐ琴葉に向かってポワワは、ホワイトミルクにしたようにアドバイスを投げかけた。

「キューティレイ……って、アタシのこと?」

「そうポワ! キミは高火力のビームを撃てるポワ! スカートを持ち上げてガーターリングを覗かせれば放てるポワ!」

「はあ!? な、なんでそんなことしなきゃいけないの!」

キューティレイはポワワを責めるが「仕方ないポワ、名前も力もボクが決めたわけじゃないポワ」とポワワは有紗の後ろに隠れてしまった。

「衣装はもちろん、能力もキミたちの願望を形にしたポワ。だから文句を言うなら自分に言ってほしいポワ」

「……」

有紗の背後から説明するポワワ。
スカートからガーターリングを覗かせるというのが自分の願望らしいが、一体どういう願望なのだろう。

(こ、こんな恥ずかしいこと……あーもう!)

ともかく、また夢の中に行くわけにはいかないのでキューティレイは覚悟を決める。
ガーターリングが見えるように、しかし下着が見えないギリギリのラインを意識する。今ならこのスカートの短さも理解できる。

「こんな感じ?」

『メエ”エ”―――!?』

瞬間、チュインと音を立てて一筋の光線が夢羊を貫いた。
それは紛れもなくキューティーレイのガーターベルトから放出されたものだった。

「う、ウソ……」

「キューティレイちゃん、すごい!」

唖然とするキューティレイの隣で、ホワイトミルクはぱちぱちと拍手を送った。

「待つポワ! 今のは羊毛を貫いただけポワ!」

ホワイトミルクの喜びもつかの間、確かに夢羊はまだ倒されてはいなかった。ふかふかの羊毛が焦げているだけで本体に影響はない。

「くっ、狙いを外した……それなら……!」

キューティレイの怒涛の攻撃が始まった。スカートをぴらぴらと持ち上げてガーターベルトを晒すたびに光線が放たれる。
しかし、まるでタンポポの綿毛のように夢羊はふわふわと浮いてそれらを躱してしまう。


「なんで当たらないの!?」

「まだまだ未熟な証拠ポワ……あとビームも無限じゃないポワ、無暗に撃ってるとエネルギーが切れるポワ」

ポワワの言う通り、ちょうどガーターベルトから何も出なくなったところだった。
キューティレイは悔しそうにスカートから手を離す。さっきの自分みたいに遊泳している夢羊がおちょくっているように見えた。

「安心してポワ、スカートを下ろしていればエネルギーがチャージされるポワ」

「ねえポワワ。私の能力は……」

二人の力をじっと見ていた有紗は、後ろに隠れているポワワに向かってアドバイスを求める。

「もしかしてこのハンマー?」

ずっと握っていた武器を軽々と持ち上げて問う。見た目は重そうなのに、まるで手に吸いつくように扱いやすい。
だが地上にいた時にハンマーの重みで地面が凹んでいたので、相応の重さはあるらしかった。

「そのハンマーは浄化の力を持つポワ。どんなものにも触れられて悪しき力を浄化できるポワ」

「浄化の力……」

ポワワ曰く、このハンマーで叩けばどんな敵も浄化されて妖精ポワワの国へ送り返せるらしい。

「でもキミの力はそれだけじゃないポワ。魔法少女名“スノウスター”、キミは身体能力を更にアップさせて高速で動けるポワ」

「どういうこと?」

「実際にやってみるポワ! 脚に力を送り込むだけでいいポワ!」

ポワワに言われたように、スノウスターはハンマーを振りかざしてスタンバイし、脚に力を送る。
沸々とみなぎるものを両脚に感じる。これがスピードアップの力なのかと実感する。

「今だポワ! 夢羊にハンマーを当てるポワ!」

ふわふわと読めない動きをしている夢羊。スノウスターは狙いを定めて、宙を蹴った。

「――……あっ」

気がつけば夢羊を遥に飛び越えていた。その距離約50メートル。

「うーん、やっぱり彼女もまだ力を扱いきれないポワ」

「す、すごい……全然見えなかった」

「スノウスターちゃんもカッコいい」

ずっと向こうにいる、ドレス衣装を靡かせるスノウスターに視線を送る魔法少女二人。
一方でスノウスターは、今度こそハンマーを当ててやると標準を定める。

そして。

(今だ!)

脚に力を込めて力がチャージされ、夢羊の動きがほんの一瞬だけ止まった隙を狙った。
スノウスターの姿が消えて、次に現れた時はハンマーが夢羊を捉えていた。

『メメ!? メ”エエエエエエエ――――――!!』

いきなり目の前に何かが出現して殴られ、夢羊は涙目になりながら浄化の光に包まれる。

『――――…………』

そしてハンマーを振り切る前に、サラサラと粉になって消えていったのだった。

「……こ、これでいいの?」

「上出来ポワ! キミたちよくやったポワ!」

跡形もなく消え去った夢羊のいた場所を見つめながらスノウスターはポワワに聞いた。
ポワワと魔法少女二人は近くまで寄ってきて賛辞を贈る。

「すごい! とってもカッコよかったよ!」

嬉しそうに拍手を送るホワイトミルク。

「うん、すごかった。アタシのビームが回復していれば、もっと早く片付いたかもだけどね」

褒めながらもちょっぴり負けず嫌いな面を見せるキューティレイ。

「二人もカッコよかったし、頼もしいなって思ったよ」

それらに対して笑顔で応えるスノウスター。

(これは良いトリオになりそうポワ。この三人ならきっと……)

妖精ポワワは輪になり健闘をたたえ合う魔法少女たちを代わる代わる見ながら、ひっそりとそんなことを思うのだった。
怪人たちと戦う三人の魔法少女の物語はまだ始まったばかりである。


――――――


時を同じくして、三人が通う学校の屋上。
黒いローブをはためかせる謎の人物と一匹が、魔法少女の集団の様子を観察していた。

「全く、彼女たちには感謝してほしいプル」

「……」

「どうしたプル?」

「いや、何でもない」

謎の人物の視線の先には純白のドレスを着た魔法少女の姿。

「さて、そろそろ他の怪人を倒しに行くプルよ」

「分かってる」

ローブを翻し、謎の人物はその場から立ち去った。

(頑張れ、有紗)


『第1話 終わり』

次からキス魔人の話になります
人物紹介とか魔法少女誕生を詰め込んで書いたから長くなりましたが、次からはもっと少なめにやるかもしれません

おつ

おつおつ
ここから魔法少女達がどんどんドエロくなっていくのが楽しみだ……身体は魔法少女パワーで治るとしても刻み込まれた体験や記憶で精神はどんどん堕ちていくことだし

コンマとかの戦闘はないのか。それともチュートリアルだったからとか?
何にせよ、全敵とのエロがあるのは良いね

>>86
魔法少女と敵の安価をとるくらいで、他には安価は出さないです
ただ次に安価をとる時に反転コンマを使おうか考えています

次回更新月曜になります

報告ありがとう

最初の魔法少女&敵は先着で三人分だったけど、四話目以降の敵や追加魔法少女は複数募集してコンマ判定、ってことなのかな
もしそうだったら主役回の時は前もって『◯◯の主役回』って募集すると良い具合に特効キャラ来るかも

書いていきます
書き溜めてないのでゆっくりになります

>>90
そうした方がバランス取れそうですね、安価募集の時の参考にさせていただきます
魔法少女側の安価もまだ再考の余地がありそうですが、現行スレではこのままで続けます

ちなみにキス魔神は有紗主役回です


『第2話 魅惑の口づけ! 悪いキス魔にご用心!』


三人の魔法少女が誕生し、夢羊を倒してから一週間が経過した。
彼女たちは改めて妖精ポワワから詳しい話を聞き、魔法少女として怪人を倒す決意をした一方で、互いに初対面ということもありカラオケや買い物など学生らしいことをして親睦を深めていた。

「ねえ、聴いてんの有紗?」

「えっ」

平日の昼休み。同級生の三人は校庭のベンチに座って昼食をとっていた。
ふいに琴葉が言葉を投げかけると、呆けていた有紗が我に返る。

「今度の休みに三人で遊びに行こうって話」

「ああ、うん、そうだね」

「元気ないけどどうしたの。失恋でもした?」

箸を休めたまま生返事をする有紗の異変を感じ取ったのか、琴葉はからかい半分に問いかける。
有紗はふぅと一息つくと、笑顔で顔を横に振り、

「ううん、何でもない」

「……ホントに?」

「大丈夫だよ」

そう言って手製の弁当をつつき始めた。卵焼きを頬張りもぐもぐ咀嚼する彼女の姿を見て、琴葉は少し引っかかりながらタコを模したウィンナーを口へ放り込む。

有紗は嘘をついた。内心、不安に思っている事があったのだ。
夢羊を倒してからというものの、一向に次の怪人が現れない。ポワワに訊いたら『ボクにも分からないポワ』と言っていたし、常に気を張った状態でいなければならなかった。
登場したとしたら、どんな怪人でどういう能力を使うのか。謎に包まれていることが多くて対策のしようがない。

そういえば二人はどうなのだろう。自分みたいに少なからず不安に思っているのでは?
有紗はおかずを口へ運びながら横目で琴葉を観察する。

「あむ、もぐもぐもぐ、むぐ」

大きめの弁当箱に詰められたご飯、そして唐揚げ、ウインナー、卵焼きなどのワンパクなおかずに、たっぷりの野菜。
体操で身体を動かすためだろうか、女の子らしからぬ食事を、琴葉は淡々と食している。

次に反対側で座っている奏に目を向ける。

「……」

小さめのバスケットに収まっているフルーツサンド、そのうちの一つを両手で持って、小動物のように可愛らしくちまちま食べていた。

「ふふっ」

「なに」

「ううん、ごめん」

相変わらず対照的な二人の食事風景を見ていたら、なんだか微笑ましくなってきて、不安事がどうでもよくなってしまった。

(なるようになるしかないよね)

有紗はそんなことを思いながら、栄養バランスが考えられた彩り豊かな弁当に手をつけていった。


「有紗」

「!」

三人それぞれが昼食を食べ終わり、そろそろ各自の教室へ戻ろうかと話していたところだった。
マスクをしたある一人の少年がベンチに近づいてきて声をかけた。

「賢士くん」

それに反応した有紗は、にこやかに笑っている。
名前は黒野賢士。黒髪のショートヘアで美形の顔、有紗の幼馴染であり恋人。顔、成績、運動神経、全てが高水準の彼は女生徒から絶大な人気を誇っていた。

「体の調子はどう? もう平気?」

「ああ……いや、もしかしたらまた学校休むかも」

賢士は頷きかけたが、首を左右に振ってそう答える。
ここ最近体調不良という理由で学校を休みがちなので、有紗は心配していたのだった。

「今日も早退しなきゃいけなくて……一緒に帰れそうにない、ごめん」

「そうなんだ。本当に、大きな病気とかじゃないんだよね?」

「安心して、ちょっとたちの悪い風邪が長引いてるだけだよ」

「……なにか力になれることがあれば言ってね」

有紗は優しく笑う。
恋人の主張に納得はしていなかったのだが、本人がそう言うならそうなのだろうと自分に言い聞かせていた。

「ありがとう。それじゃ、また」

賢士はマスク越しに笑い返して、その場から立ち去った。
隣でやり取りを見ていた琴葉は、耳打ちする恰好で有紗に話しかける。

「ねえ、あれって有紗の幼馴染なんでしょ」

「うん」

幼馴染という関係は周知の事実だが恋人ということは隠していた。過去に女生徒からの嫌がらせがあり、それを避けるためお互いで決めた事だった。

「あの人って元々身体弱いの?」

「健康体なはず。でも最近は……」

有紗は去り行く恋人の背中をじっと見つめていた。
と、その時昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。

「やば、次体育だった。アタシもう行く」

「分かった」

有紗の返事を聞くや否や、琴葉は慌ててその場を後にした。
一方で奏はというと、

「くぅ……」

穏やかな陽気を浴びながら気持ちよさそうに眠っている。
チャイムが聴こえていない様子だった。同じクラスの有紗は苦笑いで彼女を揺り起こすのだった。


――
――――
――――――

「大変ポワ! 大変ポワ!」

放課後、それは突然起きた。
学校での用事が終わったので、帰宅しようと玄関にいた有紗の前に妖精ポワワが現れた。

「ぽ、ポワワ……! 人前で話しかけないで。変な目で見られるから」

すごい速さで曲がり角を曲がってやって来たポポワに有紗はビックリして、胸に手を当てて高鳴りを抑えようとする。
妖精ポワワは素養を持つ魔法少女たちにしか見えない存在だった。よって会話しているところを見られようものなら変人扱いされてしまう。それはなるべく避けたい。

「それどころじゃないポワ! 怪人が現れたポワ!」

「!!」

「被害に遭ってる人たちが街中にいるポワ! 早くするポワ!」

ついにこの時が来てしまったかと有紗は思考していた。
学生生活から離れて悪と戦う魔法少女へ。身を引き締めなければならない時間だ。

「了解。奏と琴葉は?」

「二人とも現場へ向かってるポワ! 急いで合流するポワ!」

――――――

ポワワに連れられて、三人は学校から徒歩十分ほどの街中に行き着いた。
駅を中心に様々な施設があり、アクセス良好なので当然ながら人が多かった。

「なっ……なに、これ……!」

目の前の状況に琴葉は絶句し、有紗と奏もポカンと口を開けている。
一体どういうわけか、至るところでありえない行為が頻発していた。

「あっ♡ いやっんっ♡」

「そらッそらッ! 気持ちいいか!」

男と女がペアになり、まぐわっている。
サラリーマンやOL、学生など、年齢も職種もバラバラの様々な人たちが二人一組となって、まだ日が昇っている時間帯に、こんなに人通りの多い場所で堂々とセックスしているのだ。

中には三人、四人で行っているグループもいる。まるで規模の大きな乱交パーティー。誰も疑問を抱かず身体と身体のぶつけ合いを楽しんでいた。

「わっ……あ、あんなことまで……!」

「こんなことって……」

「見てる場合じゃないポワ、早く怪人を倒すポワ!」

ポワワは立ち尽くしていた三人を急かした。
おかげでハッと我に返り、彼女たちはそれぞれ周りを見渡してそれらしい存在を探す。
だがどこにもいない。夢羊のような奇怪でオーラのある怪人は見当たらなかった。


「いないみたいだよポワワちゃん」

「うーん、どうやら別の場所に行ってしまったみたいだポワ。困ったポワ」

「困ったポワ、じゃないでしょ! 探知とかできないわけ?」

「できたら苦労しないポワ! 仕方ないポワ、とりあえず怪人にやられた人たちを救うポワ!」

目的を一時変更して、まずは被害者の人々を救うことになった。
やはりと言うべきか、ポワワの言葉によって、これらは怪人の仕業なのだということを三人は思い知る。

「ねえポワワ、こんなことできる怪人の能力って一体……」

「被害に遭った人たちの額を見るポワ」

有紗の質問にポワワは答える。
よく見ると、性行為をしている人々の額にハートのようなマークが浮かび上がっている。

「あれは『キス魔人』の隷属マークポワ」

「れいぞく?」

きょとんとして首を傾げる奏に分かりやすいように、ポワワは説明を始める。
キス魔人はキスした者を従わせる能力を持っているらしい。そのため、おそらくここにいる人々はキス魔人にキスをされて『性行為をして子供を作れ』と命令されたのだろう。

「無茶苦茶でしょ!」

「それが奴らのやり方ポワ。手段はどうあれ子供が増えれば目的達成ポワ」

言いながら、ポワワは自分たちの一番近くにいた二人組に目を向けた。

「そんなの許されないポワ! 阻止しなきゃいけないポワ! キミたち、魔法少女に変身してからそこの人たちの額に触ってみるポワ!」

「それだけで元に戻るの?」

キス魔人の支配は厄介だが、魔法少女の浄化の力をもってすれば解除は簡単だと、ポワワは有紗の疑問に回答する。
言われたように三人は変身して、スノウスターとキューティレイが代表となり、ポワワが指定した二人組の額を触ってみた。
するとハートマークがパチンという破裂音と共に消え去り、憑き物が取れたようにその場に倒れた。

「これで隷属状態から解放されたポワ。ホワイトミルクの癒しの力じゃなくても大丈夫ポワ」

「よかったぁ」

「でも、性行為をしてしまった事実は消えないんだよね?」

安堵するホワイトミルクの一方で、スノウスターが気になったことを聞いた。
ポワワは「いいや」という言葉に続けて、

「大丈夫ポワ。怪人を倒したら、ボクの力で騒動を『なかったこと』にするポワ」

「そ、そんなことできるの!?」

「できるポワ。被害に遭った人たちは、次に目が覚めたらその場で眠ってたことになるポワ。身体の損傷も汚れも綺麗になくなって安心ポワ」

目を見開いて驚くキューティレイに、ポワワは得意げになる。
流石に時間を巻き戻すようなことは不可能だが、魔法少女たちの士気を上げるには充分な情報だった。


「よし! スノウスター、ホワイトミルク、ここにいる人たちを助けるよ!」

「その意気ポワ! 隷属状態を解除していけば、怪人も異変に気づいて近づいてくるかもしれないポワ!」

「……」

性に狂う人々を解放するために散っていく中、スノウスターはどこか晴れない気分だった。

(『なかったことに』か……でも私たちは……)

――――――

それから十分ほど経過した頃。あるビルの屋上で、一つの影が街中を見渡していた。
端麗な容姿に金髪の前髪をワックスでかき上げ、黒シャツのボタンを胸元まで開けて、紫のスーツを着こなしているそれは、一見するとホストのように見えるが、額や手の甲、空いた胸元には紫の紋章のようなものが浮かんでいる。
これがキス魔人の正体だった。

「んー?」

キス魔人はピクリと何かに気づいた。
一つ、また一つと、隷属状態にした人間たちの反応が消えている。

「ったくダルいわー……誰よ、オレの邪魔するヤツは」

人間らしくため息をついて目を閉じ、邪魔者をサーチする。
間もなく発見するとキス魔人はビルから飛び降りた。邪魔者は、ちょうどすぐ下にいた。

――――

「あのさぁ、やめてくんない?」

「「「!!」」」

隷属状態の一般人をひたすら救っていた魔法少女たちは、すぐ後ろに音もなく着地した存在に気がつくと距離をとって身構える。
いつの間に背後に現れたのだろうか。

「こ、こいつポワ! こいつが『キス魔人』ポワ!」

「おいおい誰かと思ったらポワワちゃんじゃん! オレたちの邪魔しに来たって聞いてたけどガチかよ」

キス魔人はへらへら笑っている。
どうやら同じ世界の住人なのもあって顔見知りらしかった。

「お前たちの思うようにはさせないポワよ!」

「おもしれー、やってみな」

「……魔法少女たち、出番ポワ!」

手招いて挑発をするキス魔人だったが、ポワワは素早く三人の後ろに隠れて叫んだ。
頼りなさを感じつつ、元からそのつもりだったのでまずはキューティレイが先陣を切る。狙いを定めてスカートを持ち上げると、一本の閃光がキス魔人の頬を掠めた。

夢羊の件から魔法少女たちは密かに戦闘訓練をしており、少しずつ経験を積み重ねていたのだが、やはりまだ未熟な面があった。

「なるほど……速ぇじゃん」

肌から流れ出る血は紫色をしていた。それを手のひらで拭き取り、常人より長い舌でベロンと舐める。

「ひっ」

その気味の悪さにキューティレイの背筋がぞくりと震えた。思わずガーターベルトをチラつかせて再び光線を放つも、今度はあっさり避けられてしまう。

キューティレイの攻撃はまだまだ続く。右左と代わる代わる光線を乱れ撃つ。しかしどれも凄い速さで避けられてしまう。
そもそも標準が定まっていないものもあった。

「落ち着くポワ! 精神が乱れてるポワ!」

「そうそう、でなきゃオレには当たんないね。威力はヤバいけどさぁ」

声はキューティレイのすぐ近くから聞こえた。
いつの間に移動したのだろう。キス魔人はキューティレイの真隣でしゃがんでおり、ガーターベルトに程よく締めつけられた太ももを眺めている。

「良い太ももじゃん」

「きゃあああああ!?」

そして長い舌を出し、太ももをベロリと舐めた。たまらずキューティレイは蹴飛ばそうとするが、すでにキス魔人はそこにいない。

「キミ可愛いね」

気がつけばホワイトミルクに接近し、顎に手を当てて顔を上向かせていた。
舌なめずりをしている。ターゲットを定めた証拠だった。

「……?」

「ま、マズいポワ! キスするつもりポワ!」

何が起こったのか理解できていないホワイトミルクは、されるがままに、純真なくりっとした瞳でキス魔人を見つめていた。

「そんな顔されたら、嫌でもキスしたくなっちゃうよねぇ」

「んっ」

ポワワが警鐘を鳴らした時には遅かった。
キス魔人は屈んでホワイトミルクの唇を奪ってしまった。

「ぐへッ!!?」

瞬間、キス魔人が凄まじい勢いで吹っ飛んでいく。スノウスターが頬を殴りつけた結果だった。
空中でなんとか体勢を立て直したキス魔人は、地面に着地して勢いを殺すと、数メートル先にいるスノウスターを見据えた。

「流石魔法少女、半端ない力だ。けどもう終わりだぜ」

「スノウスター! ホワイトミルクが隷属状態に……!」

ポワワの言うように、ホワイトミルクの瞳は虚ろになり、両手をだらんとぶら下げている。額にはハートのマークが浮かび上がっている。

「大丈夫、私が触れば!」

言うより前に身体が動く。右手でただホワイトミルクの額に触れればそれで解除されるのだ。簡単なことだった。
しかし、その手はある者によって阻止されてしまった。

「き、キューティレイ!?」

「……」

どういうわけか、キューティレイがスノウスターの手首をガッチリ掴んで離さない。
そして瞳は虚ろになり、額にはハートマークが。

「さっき彼女の太ももにキスしたからなぁ。唇以外でもいいんだぜ、オレの力は」

「そんな……知らなかったポワ……!」

ポワワは狼狽えている。
魔法少女のうち二人が隷属状態になってしまった状況で、唯一無事なスノウスターはどう打破するか考える。
いや、考えている暇などないのだ。キス魔人は恐るべきスピードの持ち主だ。とにかく今やるべきことは……。


「逃げられると思うなよ」

「うッ……!?」

チュインという音が響き、スノウスターは何かで胸を撃ち抜かれた感覚に陥った。
胸を押さえながらキス魔人の方を見ると、人差し指と中指を突き出した手をこちらに向けていた。

「投げキッスでもいいのさ」

「あ……っ」

「まあ直接より力は劣るけど」

ドクンと心臓が高鳴り、身体が熱くなっていく。
意識が黒い何かに呑まれる。ダメだ、流されてはいけない。

「……う……くっ……」

「へー」

基本的にへらへら笑っているキス魔人は珍しいものを見たような表情をした。
スノウスターの額には隷属状態の証であるハートマークが点滅していて、完全には浮かび上がっておらず、瞳にはしっかりと意思が宿っている。
魔法少女の灯はまだ消えていなかった。

「投げキッスとはいえオレの力に抵抗できるとはな。魔法少女やべぇわ」

「ポ、ワワ……私、どうすれば……!」

「うぅ、ボクが額に触っても意味ないポワ……うわあっ!?」

なんとかポワワに手助けを求めるが、一瞬で目の前にやって来たキス魔人に掴まれて宙へ投げ捨てられてしまう。
そしてどこからともなく出現した小型の檻に閉じ込められてしまった。

「ポワワちゃんはそこで大人しくしてな。これからはオトナの時間だ」

「この……! やめるポワ―!」

浮かぶ檻の中でポワワはじたばたするが、どうにかなるわけでもなかった。
ポワワの声を無視して、キス魔人はホワイトミルクにやったようにスノウスターの顎に手を添えると、整った顔立ちを近づけていく。
が、咄嗟に顔を逸らす。動かないはずの身体を動かすことに成功したのだ。

「ふーん、どうやら魔法少女だからってだけじゃないらしい」

「……は……離、して……!」

「やだね」

キス魔人は横へ向いた顔を強引に元通りにすると、スノウスターの柔らかく艶やかな唇に口づけをした。

「残念でしたー、魔法少女ちゃんたち」

「あ……う……ッ……」

投げキッスよりも強力な、実際のキスによる隷属の力。
スノウスターの額にはくっきりとハートマークが刻印されてしまったのだった。

ここまでにします、これからエッチパートです
次回に二話終わりまでいきたい

おつおつ、後半が楽しみだ
あとNTRものってたまに『身体は許してもこっちは……』みたいにキスだけは堕ちるまで拒む描写あるし、そう考えるとキス魔人が有紗特効はしっくりくる

有紗:キス
奏:牝牛
と来て、琴葉はメスガキってほどじゃないけど結構生意気な感じだし理解らせ系とかが似合いそうかな

これ三人は記憶残るから精神の侵食はされるんだけど、可能なら何かしら身体にも後遺症が完全に消えずに残るとエロさ増して良いかも
特に主役回だとより敵の魔翌力を受けすぎて
有紗→キスに弱くなりキスだけでイケるようになってしまう
奏→膨乳は解除されるが母乳体質が残ってしまう
みたいなのとか

>>103
安価の内容に沿ってるものですし、魔法少女状態の時に快感が増幅するとそうなるみたいな感じであれば
12話で魔法少女があと2人追加ということを考えると、それぞれの主役回は多くて2回くらいですし、要素がどんどん追加されていってキリがなくなることも無さそうですね

次の更新ですが明日になります、書き溜めて最後まで投下します
それと魔法少女の安価についてですが、3話終了時点で募集したいと思うので、もしよければ怪人と合わせてお願いします
牛鬼の話が終わったらまた詳細を書きます

了解

>>105
怪人と合わせて、って言うのは追加魔法少女の主役回の敵もセットでってこと?
それとも単純に4話以降の怪人を同じタイミングで募集するってこと?

>>107
それについて考えたのですが、魔法少女それぞれ主役回を2回ずつやって全員回を含めると13話目もあった方がいいなと思ったので、

第4話 琴葉
第5話 全員
第6話 追加魔法少女
第7話 追加魔法少女
第8話 有紗
第9話 奏
第10話 琴葉
第11話 追加魔法少女 
第12話 追加魔法少女
第13話 全員

といった予定で募集します
3話終了時で追加魔法少女2枠と、琴葉回&全員回&追加魔法少女の回(2話分)の4枠をそれぞれ募集したいです
なので回答としましては、追加魔法少女の主役回の敵も募集することになりますが、魔法少女と怪人は別けて安価を出すのでセットではないです
ややこしいですがよろしくお願いします

更新は日を跨いでからになります

わっふるわっふる

すみません、体調崩してしまって、もしかしたら予定ズレるかもしれません
土日には更新するのでお待ちいただけたらと思います

自分の中にあったどす黒いものが増幅して精神を犯していく。
決して抗えないキス魔人の支配が、今まで数々の人間を呑み込んだように、スノウスター……柴堂有紗を捕縛する。

「さーてと、魔法少女のままだと危ねぇから、変身を解かせたいけど」

キス魔人はスノウスターから離れると、品定めでもするように彼女の頭からつま先を眺めている。
それから少しすると、

「スノウスターちゃん、だっけ? バンザイして」

「……」

指示を出す。スノウスターは言われるがままスッと両手を上げる。

「よしよし、ちゃんと効いてるな。じゃあ今度は“変身”を解いて」

「……」

スノウスターは両手を上げたままじっとしている。それを見たキス魔人は片手で目を覆い、面倒くさそうにため息をついた。

「やっぱ無理かぁ」

「当然ポワ! 魔法少女の力は意思を持つほど強大ポワ! 彼女たちの身体は操れても、魔法少女の力は操れないポワ!」

「ポワワちゃん、うるさいから黙っててねー」

「むぐっ」

ポワワの口周りが怪しく光ったかと思えば拘束具のようなものが取り付けられた。
それでもフガフガと何か言おうとしているが、声にならずキス魔人に届くことはなかった。

「今のままじゃ変身解除は無理……となると……」

一体どれだけの人々を巻き込んだのだろうか。辺りはとても静かで、キス魔人がぶつぶつと呟く声以外は鳥のさえずりしか聞こえない。

「……仕方ねぇ。こいつらの魔力を吐き出して、解除できるところまで持っていくか」

やがてあることを企んだようで、キス魔人はパチンと指を鳴らす。すると両隣にスーツを着た中年男性と、太った大柄の男が出現した。
額にハートマークが刻まれていることから、まだ解放していなかった被害者らしい。街のどこかにいた彼らをキス魔人がここへ瞬間移動させたようだった。

「んじゃ始めるか。キミは小さい女の子で、キミはゴスロリの女の子ね」

キス魔人が指示を出すと、中年男性はホワイトミルクに、太った男はキューティレイにゆらゆら近寄っていく。
そして、

「いいか? 犯しまくれ。死ぬほどイかせろ。魔法少女のパワーを奪い取るんだ」

そう命令するや否や、二人の男が彼女たちに襲いかかる。
中年男性はホワイトミルクのふくよかな胸を揉み回しながらディープキスをし、太った男はキューティレイを押し倒して股を開かせると股間に顔を埋めた。

理屈かは分からないが、どうやら絶頂させることで魔法少女の魔翌力を放出できるらしかった。
キス魔人は手先となった男たちを見守った後、自らの前にいるスノウスターに視線を移す。

「キミはオレが直々に相手しちゃうよ」

ニヤリと笑って長い舌でぺろりと舌なめずりし、未だに空へ伸ばしていた彼女の両手首を掴んだ。

「……さわ、らないで……」

「!!」

キス魔人は目を疑った。確かに口づけをしたはずだ。隷属の証である模様も額に浮かんでいる。
それなのに、何故この女の瞳には光があるのだろう。何故意思の宿った目でこちらを睨むことができるのだろう。

「へー……ガチで驚いたわ。まだ抵抗できるなんてさ」

「はぁ……はぁ……んむっ!?」

キス魔人は再びキスをする。今度は唇と唇を合わせるだけでなく、長い舌で彼女の口内を犯すような、ねっぷりと深い口づけ。

「んぶっ、ううっ……! んんっ……ぷはっ!」

「これでどうよ」

ダメ押しと言わんばかりのキスを終えて、スノウスターの額のマークが怪しく光っている。間違いなく隷属の証は刻まれた。
だが、肩で息をする彼女の瞳には変わらず意志の光が灯っている。

キス魔人はありえない状況に固まってしまった。
自分のキスをもってすれば、どんな対象も従わせることができるはずなのだ。
しかし、ここに例外の女がいる。魔法少女だから? いや、それならば他の魔法少女も抵抗しているはず。ということは、考えられるのは一つ。彼女が特別なのだろう。

「……両手を下ろせ」

顔から笑みの消えたキス魔人は、そんな命令をする。もしこれで両手が上がったままなら由々しき事態である。
が、杞憂に終わった。ちゃんと命令の通りにスノウスターの両手が下りた。つまり自我は保っているが、身体はキス魔人の管理下にあるということだ。

「なるほどねぇ。よっぽど強情ってことか」

「んっ……」

余裕のある笑みが戻り、キス魔人はスノウスターの清純なドレス衣装の上から胸を鷲掴んだ。
ホワイトミルクほどではないが、それでも大きい部類に入る立派な乳房は、指の間から零れそうなほどの弾力と張りがあった。


「無理すんなよスノウスターちゃん、支配から逃れようったって不可能なんだからさぁ」

「やっ……やめ、てっ……!」

「何をやめろって?」

言いながらキス魔人は、両手でスノウスターの胸部分の布を掴んでから力任せに引き裂いた。
魔翌力で出来た布は魔法少女の力の一部ではあるが、アイテムとして独立しているので、手を加えることは可能だった。

「きゃっ……!?」

白衣装の下は素肌だったようで、引き裂いた勢いのまま美乳がぷるんっと揺れ動いて外気に晒される。
乳首は綺麗なピンク色をしており、形も整っている見事なそれを見てキス魔人は口笛を吹いた後、両手をぺたりとくっつけて優しく揉み回す。

「オレのキスに屈しないクソ強ぇメンタルは褒めてやるぜ。たださぁ」

「やんっ、あっ……!」

「苦しいと思うよ? 今から好き放題されるのに、身体は言うこと聞かねぇし。いっそ心も支配されちゃった方がラクだって、なぁ?」

もにゅもにゅとパン生地を捏ねるように乳房を揉みながら、人差し指と中指で乳首を摘み、くりくり弄るとスノウスターは無意識に声が出てしまう。

「嫌だよなぁ、こんなことされて。でももっと酷いコトするぜ。流れに身を任せちまえよ」

「くっ……は、はな、してっ……」

「……」

「その、きたない手、を……どけてっ……!」

キス魔人の言葉に、スノウスターは耳を貸さなかった。
鋭い目で睨みつけて確固たる意志を貫く。魔法少女として、何をされても絶対に屈しないと、心に決めていたのだった。

果たしてその選択は幸か不幸か。

「そうかよ」

キス魔人は諦めたように乳房から手を離すと、自身が穿いている細身のスラックス、その股間部分に手をやってファスナーを下ろした。
そして中から一物を取り出すと、スノウスターにこう命令した。

「手で優しく扱け」

「……!?」

途端に身体が動いた。
地面に膝をつき、目に前にある大きな一物に両手が触れる。キス魔人に言われたように、まだ血の通っていないモノをくにゅくにゅと優しい手つきで扱いてしまう。
玉も丁重に扱い、手のひらで転がしたり揉んだり様々な刺激を与えている。

書き途中ですがここまでで
残りは土日のいずれかに…

おつおつ
ゆっくり休んどくれ

待ってる間に追加魔法少女とか考えとくからゆっくり休んでええんやで

経過報告です
だいぶ落ち着いてきたので書き貯めしてから投下します
もしかしたら明日に持ち越すかもしれません

報告おつー

おつおつ
待ってる


(い、嫌っ! こんなこと……!)

心でそう思っても、やってしまうのだ。手が勝手に動いてしまう。
ひたすら刺激を与えていると、次第にキス魔人の一物が硬直していくのが分かった。やがて血が通いきり、雄々しく怒張した肉棒を目の当たりにする。
血管が浮き出て、別の生き物のようにビクビク蠢くグロテスクなそれは、当初のサイズより一回り大きくて、スノウスターにちょっとした恐怖を抱かせるほどだった。

「あー気持ちいい。こんな可愛い子に扱いてもらったらすぐデカくなるわ」

「……っ」

「じゃ、次はフェラチオして」

目を逸らしていると、次の命令が下される。
またもや勝手に身体が動いて、眼前に肉棒がやって来ると、口が開いて、

「はむっ……んっ、ちゅうっ、ぺろっ……ちゅぷっちゅぷっちゅぷっ……」

舌で亀頭部分を舐めていく。ここは他よりも柔らかくて、裏筋をぺろぺろ刺激してから、唾液を塗りたくるようにぐるりと一周。
それから亀頭を丸ごと口の中へ入れると、顔を前後に振って満遍なく快感を与える。竿部分を両手で扱くことも忘れない。

「あー、最高……」

(こっちは最悪の気分……どうにかして支配から逃れなきゃ……!)

刺激するたびにビクンと動く肉棒に不快感を覚える裏で、スノウスターは脱出方法を考える。
しかし状況は絶望的。いつ精神が完全に呑まれるかの瀬戸際にいる。出口など見つかるわけがない。

「って、オレだけ気持ちよくなってちゃダメだよなぁ。スノウスターちゃん、フェラしながらオナニーしてよ」

「!?」

「後で挿入しやすくなるしさ。まあ命令すれば速攻濡れるんだけど」

抗えるのなら抗いたいが、命令は絶対。
スノウスターは竿を扱いていた内の右手を離すと、自分の股間へ伸ばして下着の上から割れ目をなぞった。
ゆっくりと上下に擦ると快感が生まれる。身体が震えて反応してしまう。

「んっふうっ……♡ あっ……♡」

「可愛い声出すじゃん、いいねぇ」

献身的に咥えながら自慰をするスノウスターの頭に手が置かれて、優しく撫でられる。
屈辱だった。異空間に保管しているハンマーを取り出して、今すぐ吹き飛ばしてやりたい気持ちになる。

せめて自分自身、快感でよがるようなことは避けたい。
だがいかんせん気持ちいい。自分が感じるポイントを的確に、強弱つけて刺激していて、嫌でも気持ちよくなってしまう。
そのせいで下着がしっとりと濡れてきている。悔しいことにキス魔人の思惑通りだった。

「あんっいやっ!♡♡♡ はうぅっ……!♡♡♡ んんっ!♡♡♡」

「ひぐッ!♡♡♡ あう”っんッ!♡♡♡」

スノウスターは目の前のキス魔人に注目していたが、口淫の最中、度々ホワイトミルクとキューティレイの様子が視界に入ってくる。
二人とも服を破かれて滅茶苦茶にされている。聞いたことのない声を出している。あんな姿、できることなら見たくもないし耳を塞ぎたい。

「さーて、そろそろヤるかー。フェラも[田島「チ○コ破裂するっ!」]もストップね」

少しすると、キス魔人の命によってスノウスターの動きが止まった。
どうやら他の魔法少女のように犯される時が来たらしい。

「あんま舐められると出ちゃうから。オレさ、すげぇスピードで動けるじゃん。こっちも早いんだよね」

「……」

「聞いてねぇよ、ってか? はははっ」

スノウスターはひたすら睨みつける。
身体で抵抗できない以上、こうして意思表示するしかない。だが当然ながら相手にとっては痛くも痒くもない。

「どうすっかなー。まずは立とうか」

何を思ったのか、キス魔人はスノウスターに起立させる。言われた通りに彼女が立ち上がると、ヒュンッという風切り音。
気がつけばキス魔人は片腕を横に伸ばしており、スノウスターのドレス衣装のスカート部分がバッサリと切られて地面に落ちた。ミニスカートのようになったスカートの裾は、まるで鋭利な刃物で切られたようだった。

「ほら、スカート長いと邪魔じゃん。こっちのがオレ好みだし」

露出した脚を見つめてキス魔人はそんな感想を口にすると、すぐさま次の命令を下した。

「じゃあスノウスターちゃん、仰向けに寝よう」

「くっ……!」

試しに力を込めて抵抗を試みるが、そもそも力を込めるという事すら不可能だった。
身体が動いて冷たい地面に仰向けになる。するとキス魔人が覆い被さってきて、スノウスターの肉付きの良い太ももを抱えて股を開かせる。

「お楽しみの時間だぜ。大丈夫、たっぷり気持ちよくしてやる」

「……うるさい……」

「あ?」

「あなたのなんかで……気持ちよく、なるわけがない……」

スノウスターはどこまでいっても強く心を保っている。
身体が動かず、今まさに犯される目前だというのに、キス魔人に対して牙を剥いている。


「くくくっ、見上げた根性ってやつ? ほーら、チンポがパンツをずらして、マンコに入ろうとしてるぜ」

「ううっ……!」

「つーかこんなに濡れてるとはな。すんなり挿入できそうだわ」

キス魔人は小馬鹿にした様子で自身の肉棒を片手で操り、スノウスターの秘部に先端をあてがうと、

「よっと」

「あッ、あああぁッ!?♡」

ずぷぷ、と熱い肉壺にゆっくり沈ませていく。
腰を突き出していけば、みるみる一物が奥へ。みっちりとした狭苦しい肉壁を押しのけていき、やがて亀頭がこつんと何かにぶつかった。

「おおおぉぉ……ッ!? めちゃめちゃキツイなおい……! 肉ひだが絡みついてきて、やっべぇ……!」

「うッ♡ あッ♡」

「子宮に到達……と……っ」

キス魔人の肉棒は前述の通り、長さも太さも見事な大きさであり、おまけに硬さまで備えていた。
女をよがらせるには文句なしの武器……いや、兵器と言ってもいい。それを体感してしまったスノウスターは、

「い、やッ……!♡♡♡ だめ――ッ♡♡♡ あ、ううッ――――っ!?♡♡♡」

あろうことか、軽く達してしまった。
ただ挿入されただけでイってしまったのだ。

「えっ? まさかスノウスターちゃん」

「――っ……!♡♡♡ はぁっ、はぁっ……!♡♡♡」

「イっちゃったの? 嘘だろ!? はははっ、挿入れただけでイっちまったのか! 気持ちよくなるわけない、とか言っといてさあ!」

「ち、がう……っ!♡ あ、あなたが……じ、自慰を、させたから……!♡」

寸前まで[田島「チ○コ破裂するっ!」]をしていたから、そのせいで絶頂してしまったのだと。[田島「チ○コ破裂するっ!」]の延長線でこうなっただけだとスノウスターは言い張る。
キス魔人はにやにやとその様子を見ていたが、ふいに何かを閃いたようだった。

「そういえば、まだ全部挿入れてないんだったわ」

「へ……?♡」

スノウスターはきょとんとする。
確かにキス魔人の肉棒は、そのほとんどがすっぽり膣に入っているが、もう一押しするくらいの余地があった。

「どうせなら全部挿入れたいなぁ。子宮押しちゃうけど」

「まっ、待って……!♡」

「ホントごめんね」

ずんッ。

キス魔人の一突きにより、スノウスターの子宮が押し潰される。


「ぐッ……!?♡♡♡ あ、ううぅっ……!!♡♡♡」

スノウスターは目を白黒させる。だがどこか気持ちよさそうでもあった。
頬は紅潮し、だらしなく舌が出ている。その舌を啜るようにキス魔人はディープキスをする。彼女の口の中を長い舌で舐め回して、舌をしゃぶり、味わい尽くす。
やがて胸にも手が忍び寄る。重力で潰れていた瑞々しい乳房を、いやらしく揉みしだく。

「んんっ!?♡♡♡ んんッ、ふっ、んむっ!♡♡♡」

スノウスターはされるがままだった。
こんなのは嫌だ。でも何もできない。身体が動かない辛さというのを、ここに来てこれでもかというほど感じていた。

「んう”うッ……!?♡♡♡」

間もなくキス魔人の腰までもが動き始める。
子宮を押していた肉棒が離れていったかと思えば、また押し潰される。太いカリ首で膣壁を引っ掻きながら後退していき、余すところなく肉棒を突き刺すのだ。

「スノウスターちゃんのマンコ、ぬるぬるでさッ。キツイのに動かしやすくてッ、マジ名器だわッ」

「う”うッ!?♡♡♡ あッぐッ♡♡♡ んぐうッ!?♡♡♡」

「オレのために濡らしてくれて、ありがとっ……! あぁ、ガチヤバいこれッ! もう出るっ!」

「っ!?♡♡♡」

口、胸、膣、それぞれ犯されていて意識が定まらない中、スノウスターの耳にそんな言葉が入ってくる。

(出るって……まさか中に……!!)

最悪の未来が頭によぎり、背筋がぞくりとする。
キス魔人はまだ何も言っていないが、確信を持っていた。このままだとこいつは私の中に射精すると。
凌辱はおろか中出しなどあってはならない、言語道断だと言うのに、“怪人”という得体の知れない存在の体液が体の中に入るなんて。
考えただけでおぞましい。絶対に。絶対に嫌だ。

「い、やあッ!!♡♡♡ やめ、てッ!!♡♡♡」

「おいおいどうしたっ? 威勢が良くなったなあッ」

そんなスノウスターの心境を察してか、キス魔人はキスをやめて下品にニヤついていた。
そして口をスノウスターの耳元に近づけて、

「安心しな? 一滴残らず子宮に注いでやる」

「……ッ!!♡♡♡」

絶望の知らせを告げる。
スノウスターの心は嫌悪感で一杯になる。それだけは嫌だ、やめてと言いたくなるが、キス魔人のディープキスが再開されて口を離さない。
やがて胸を揉みしだくのが止まり、スノウスターの両脚が魔人の手によって支えられる。

そこから始まったのは、今まで以上に激しいピストンだった。

「ん”むうッ!?♡♡♡ ん”んんんーーーーーーッ!!♡♡♡」

正常位でこれでもかというほど突かれまくる。
大きくて、太くて、とても熱い肉棒がひたすら膣内を擦りながら移動して、子宮を押し込まれるたび頭がおかしくなる。


「あーーーイくッ! スノウスターちゃん、出すよっ!」

「はあッはあッはあっ!♡♡♡ い”やッ!♡♡♡ な、なかにっ、ひぐッ、だしたらぁッ!♡♡♡ ゆるさ、ないっ……ッ!!♡♡♡」

睨み殺す勢いでスノウスターはキス魔人を見据える。
だが、そんなもので動じる魔人ではない。鋭い視線をあしらうかのように嘲笑いながら、

「いいねぇ、その反抗的な目っ! 興奮しちまう……っ!! あーーーやっば、出る出る出る出る出る!!」

「いや”ッだめッ!!♡♡♡」

「魔法少女の最高マンコにッ……くううぅぅぅッ……!? 出、るッ、う――――っ!!!」

「い”やあああああああッ!?♡♡♡」

ドクンッ。

キス魔人が最後に大きく一突きすると、肉棒は最奥まで到達し、亀頭が子宮を押し潰して精を解き放った。
竿が脈動するたびに、人間の男のものと変わらない白濁液がビュルルルッ!と先端から放出されて、子宮内に入り込み、そこを満たすと膣内を逆流して外へ漏れていく。
女性器と男性器の接合部からドプッと溢れ出るその様はとても淫猥だった。

「あーーーッ……! 出るッ、全部出るッ……! おお……ッ!? うッ……っっ」

「ぐッ……!♡♡♡ ふ、うッ……!♡♡♡」

キス魔人は端正な顔立ちを歪めて、射精の快楽に浸っている。
一方でスノウスターは、歯を食いしばってその様子を見ていた。
何もできなかった。終始敵に好きなように弄ばれて、自分の中に精液を注がれてしまった。
言いようのない無念さが彼女を襲う。強い精神を持っている彼女でも流石に堪えたらしく、一筋の涙が頬をつたっていた。

「あー……すっげー出た……魔法少女マンコ、エグイわー……」

「……」

「あれ? スノウスターちゃん、泣いてんの? 傷つけちゃったね、ごめんね」

一頻り精液を出し終えて我に返ったキス魔人は、スノウスターの異変に気がつくと、人差し指で優しく涙を拭った。

「触るな」

「おおっ、怖ぇー。まだそんな余裕あんのかよ」

噛みつかんばかりの魔法少女に、怪人はケタケタ笑っている。
スノウスターは眼前の畜生を殴り飛ばさなければ気が済まなかった。依然として身体の自由は握られているが、一瞬の隙を突いて取り返すことはできないのだろうか。
キス魔人が隙を見せる瞬間……そう、例えば自分を犯している最中だ。快感で能力が弱まる可能性は?
ダメだ。行為のときに何度か身体を動かそうとしてみたが、微動だにしなかった。
では絶頂している最中はどうだろう。

「なあスノウスターちゃん、気づいてる? キミに挿入れたままのチンポ、デカいままだってこと」

スノウスターが思考を巡らせている時だった。
キス魔人が相変わらず調子良さそうにそんなことを口にした。

「つまり、もっともっと犯せるってことさ」

「……」

「怖い顔してないで、なんか言いなよ。まあ何も言わなくてもヤるんだけど」

これはチャンスだ。
さっきは悔しさで頭が一杯で機会を失ってしまった。今度は逃さない。

特殊変換ミスってしまった、反省…
変換のところはオナニーです

ここまでにします、明日の夜に最後まで更新します
ちなみに第3話は今週末あたりに終わる予定です、その時に安価募集します

おつ!

すみません、風邪が思ったより長引いており、まだ最後まで書けていない状況です
日を跨ぐことになりますが、最後まで書いて更新します

お大事に

おつおつ、しっかり休んで

ご自愛ください


「んーそうだな。今度はオレじゃなくて、スノウスターちゃんに動いてもらおっかなぁ」

「……え……?」

「命令だ」

オレの上に座って、チンポから精液を搾り取れ。

それがスノウスターに下された、次なる呪言だった。覆い被さるのをやめたキス魔人は胡坐をかくように座り込むと、両手を地面につけて上体を支える格好になった。
そこに起き上がったスノウスターがやって来る。衰えるどころか更に元気になっているのではないかと見まがうほど、真っすぐ勃っている肉棒に狙いを定めて、ゆっくりと腰を下ろしていき、ぬらぬらした自分の秘部にあてがう。

「ひうっ、ああぁぁっ!♡♡♡ ……う”ッ!?♡♡♡」

そのまま挿入してぺたんと座り込んだら、再び子宮が形を変えた。
スノウスターは頭が真っ白になるほどの快感に表情を歪めるが、停止することは許されない。対面座位で腰を浮かせては下ろし、上下運動を行う。

「おっ、おっ、おおッ……! いいねぇ……!」

「ぐっ♡♡♡ あっ♡♡♡ はあうっ♡♡♡」

絡みつく膣で性器を責め立てられ、キス魔人は気持ちよさそうにしている。
目の前で揺れている二つの果実のうち、一つは手で揉み回し、もう一つはしゃぶりつくように口で味わう。
それがまたスノウスターの快感を高めていく。

「マジで気持いいよ、スノウスターちゃん」

「ふうっ、うっ♡♡♡ ああッ♡♡♡」

「そういやさ、まだ聴いてないんだよねぇ」

ピストン運動だけでなく、腰を揺さぶってぐりぐりと弧を描くように捻ると、また違う刺激が両者に与えられる。

「『気持ちいい』って言葉を、一回もさぁ」

「はあっ、はあっ♡♡♡ い、言うわけっ♡♡♡ ないッ♡♡♡ 思っても、ないのにッ……!♡♡♡」

「説得力ねーだろ、こんな喘いじゃって」

「くっ、あッ!?♡♡♡」

ここまで動かなかったキス魔人の肉棒でズンと一突きされると、快楽の電流が全身に駆け巡りスノウスターは大きく目を見開いた。

「なあスノウスターちゃん……“素直になれ”よ」

「ッ……!♡♡♡」

「気持ちいいだろ、オレのチンポ。言ってみな」

誰が言うものかと、口を瞑って堪えようとする。
だがそんな抵抗も虚しく終わる。


「……気持ち、いい……っ♡♡♡」

おのずと口が開いて、言葉に出してしまう。

「うっ、ふっ♡♡♡ 気持ち、いい……っ!♡♡♡ 気持ちいいッ!♡♡♡」

何が何でも言いたくなかったことを発してしまう。

「だよなぁ、チンポ気持ちいいよな?」

「気持ちいいっ!!♡♡♡ ちっ、ちがうッ!♡♡♡ チンポ気持ちいい……!!♡♡♡ こんなこと、思って……!♡♡♡ チンポっ!♡♡♡ チンポ気持ちいいっ!!♡♡♡」

何度も何度も口にしてしまう。否定しようが無駄だった。
今の彼女は素直だ。思っていることをあっさりと正直に言う。全てが本当なのだ。

「くくくっ……そう言ってもらえると、オレも気分アガるわ」

「ふぐっ、ううッ♡♡♡ ころ、すっ……!♡♡♡ 殺して、あああッ!!♡♡♡」

「なんか言ったか!?」

キス魔人は無礼な発言を仕置きするかのように、猛ピストンでスノウスターを黙らせた。
バスバスと突き上げられて、彼女の快感がより昂っていく。膣がキュウウと肉棒を締めつけて、それがまた快楽を強めることになる。

「や、めッ……!?♡♡♡ い、イっ……くぅ……!!♡♡♡」

「お? イくのか? いいぜイけよ、おらイけッ!」

「あ”ああああぁぁぁッ!♡♡♡」

全身全霊を込めてキス魔人は乱れ突きする。
強烈な快感を抑えるために腰を止めたいのだが、スノウスターの腰は命令通りに動いている。
おかげで絶頂を迎えるまで時間はかからなかった。

「いやっだめッ♡♡♡ イぐっ!♡♡♡ イ”くイ”くイぐイく、イッく……――――――っ!!♡♡♡」

「お、おおおッ!? ヤベえ、オレもッ!!」

スノウスターは身体を逸らして空を見上げ、腰はがくがく痙攣している。その動きで肉棒がめちゃくちゃにされ、大きな快感に耐えきれなかったキス魔人も同時に達してしまう。
二回目とは思えないほどの精液が、脈打つたびにビュルビュル発射される。魔人が指示した通り、まるで精液を搾り取られているかのようだった。

「……うぐっ、んぅっ……!♡♡♡ はぇっ、あっ……うっ……!♡♡♡」

今まで積み重なった快楽の集大成のような、膨大な絶頂を身に受けて、スノウスターは何も考えることができなかった。
後ろに倒れないようとっさにキス魔人の首に手を回してしがみついて、いまだ尾を引く快楽の波に浸っていた。

「あー……ヤバすぎだろ、スノウスターちゃん……! 今の動き、早漏じゃなくてもイっちまうって……」

「んっ……ぅ……♡♡♡ あっ!?♡♡♡ そ、そんなっ、あああああっ!!♡♡♡」

と、ここでスノウスターが動きを見せた。
まだイったばかりの辛い身体が勝手に上下に動く。キス魔人の言いつけを忠実に守って、精液を乞うように膣で肉棒を扱き始める。
自分がどんな状況に置かれていようが、背くことはできない。


「やめ”っ♡♡♡ おねが、いッ♡♡♡ とめてッ止めてぇっ!♡♡♡」

たまらずスノウスターは叫ぶ。
すぐ目の前にあるキス魔人の顔を見つめて訴えかける。そんな彼女をじっと見つめ返し、

「なあスノウスターちゃん。キミ、恋人いるの?」

何を思ったのか、キス魔人は突拍子のない質問を投げかけてきた。
スノウスターはそれどころではなかったが、答えを得ないまま魔人は続けた。

「まあ、いようがいまいがどっちでもいいけどさ。オレと子供作ろうよ」

「……はっ……!?♡♡♡」

流石に聞き捨てならなかったようで、スノウスターは信じられないといった表情をする。
今この怪人は何を言った? 子供を作る? 

私と?

「名案じゃね。人間同士じゃなくても子供は子供だろ。オレら怪人の子種でも妊娠させることはできるらしいし、決定ね」

「ふっ、ふざけっ……!♡♡♡」

「あれ不満? こんなに気持ちよくなってんのに」

気持いいかどうかは癪に障るので触れないが、それとこれとは話が別だ。
こんな奴との子供なんか死んでも御免だとスノウスターは思った。

「んー、やっぱ気になるよなぁ。実際どうなのよ恋人」

「ふっ♡♡♡ うッ♡♡♡ いっ……いる……!♡♡♡ んくっ♡♡♡」

どうしても引っかかるようで、キス魔人は質問を掘り返す。
正直に答えたら恋人である賢士に危険が及ぶかもしれないが、隷属状態では返答を拒否することはできない。
スノウスターが真実を言うと、魔人は少し残念そうにした。

「だよなぁ。キミみたいな可愛い子にいないわけねーよな」

「はぁっ、んっ♡♡♡」

「あーあ、嫉妬しちまうわ……キミの恋人にさぁ。オレたちこんなに身体の相性がいいのにな」

ぱちゅんぱちゅんと肉のぶつかる音が鳴り響く。
今頃ホワイトミルクとキューティレイはどうしているのだろう。他を心配している場合でもないし余裕もないのだが、心優しい彼女は気にかけていた。

「……スノウスターちゃん、試しにさ」

「はあっ♡♡♡ はあっ♡♡♡ うっ、あっ♡♡♡」

「オレのこと恋人と思ってセックスしようぜ」

スノウスターはまた耳を疑う。本来であれば反吐が出るような提案だ。
誰が好き好んで自分を凌辱している者を恋人と認識するものか。

「あ……ああっ……こんなっ、ことっ……!?♡♡♡」

そう思いながらも彼女の腰つきは、単調なものではなくなっていた。
精液を搾り取るための作業的なものではなく、ねっとりとくねらせて、時間をかけて射精を促すような、言うなれば愛を感じる動作へと変わっていた。


「ああ、いい……すげぇいいぜ……」

「い、嫌だっ!♡♡♡ 嫌ぁっ!♡♡♡ やめてッ、違うッ!♡♡♡ 誰があなたなんかに……ッ!♡♡♡」

口ではそう言っても、身体はしっかりと恋人を相手にしている。嫌悪していながら愛するように接してしまっている。
キス魔人は気分がいいらしく、調子の良い笑みを浮かべてスノウスターの顎に手を添えた。

「スノウスターちゃん、キスしてよ。恋人のオレにさ」

「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌嫌嫌、んっ!?♡♡♡」

キス魔人の要望に応えてスノウスターは優しく口づけをすると、舌を入れて魔人の舌と淫らに絡ませる。
ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を響かせて、たっぷりと愛し合うように。

(最悪……! わ、私……こいつと、こんな……っ)

ある意味、これはスノウスターにとって一番脆い部分であり、キツくて堪えることだった。
人類の敵に洗脳され、好き放題に犯され、あまつさえそんな奴と恋人のようにまぐわってしまっている事実。

(こんなこと……なんで……)

情けなさ、嫌悪、怒り、殺意など様々な感情が渦巻く中で、彼女の心内を大きく占めたのは、恋人への謝罪の気持ちだった。

(賢士君……ごめんね……ごめん、なさい……)

あれだけ反抗心を持って立ち向かっていたスノウスター、柴堂有紗の心にヒビが入っていく。
これまでの積み重ねが招いた当たり前の結果とも言える。目からは涙が滲み出ていた。

「やっぱ違うわー、恋人モードのスノウスターちゃん。エロいし可愛いし、彼氏クンが独り占めはズルね?」

「うっ……!♡♡♡ ふ、あッ……!♡♡♡」

「もうオレのモノでいいっしょ! つーかヤベっ、そろそろ三発目イくかも」

キス魔人もスノウスターのキスに応えながら、自身の腰を揺さぶり始める。
中で果てて子を作るために、肉棒への刺激をより良いものへ。

「ほらスノウスターちゃん、キスしながらでいいから、オレの気分高めてよっ」

「あっ……うう……っ!♡♡♡」

「チンポ気持ちいだろ? ちゃんと言葉にしてよ、オレも突きまくってあげるからさッ」

「ひう”ッ!?♡♡♡」

キス魔人が今の体勢でできる本気のピストンが始まった。
膣内を肉棒で引っ掻きまくられて、ドチュドチュと子宮が押されて、半ば放心している彼女に大きな快楽の波が再度訪れようとしていた。


「い”っいやあああああッ!?♡♡♡ きも、ちッ!!♡♡♡ きもち”いいっ!!♡♡♡ チンポきもちい”いっ!!♡♡♡ やだあ”っ!!♡♡♡」

「あーーーイく、マジでイくッ……! 今度もたっぷり中に出すからさっ……!」

「き”もちいいッ!!♡♡♡ チンポ、チンポっ……!!♡♡♡ だめっあああッ!!♡♡♡」

「魔法少女に種付けするなら、あと何回必要だろうなッ……その前に変身解ければ、一発なんだけどっ」

スノウスターは怒涛の攻めにただ喘ぐことしかできない。
時おり口づけを交わしてはキス魔人を悦ばせ、言葉でも興奮させて、腰を振って肉棒を苦しめる。
キス魔人の恋人として身を任せることしかできない。反撃など考えるだけ無駄だったのだ。キス魔人の手に落ちたら、もう終わりなのだ。

「あ”ああッ!♡♡♡ う”うッ♡♡♡ ふっ、う”うッ!!♡♡♡ イ、イくっ!♡♡♡ だめっイくッ!♡♡♡」

「いいぜイきな、一緒にイこうぜっ……!」

「いやだッいやあっ!!♡♡♡」

「まーだ拒否すんのッ? いい加減理解しろよ、オレには敵わないってさぁッ!」

「あ”あ”あああああぁぁぁぁぁッ!?♡♡♡」

有無を言わさない激しいピストン。お互いの絶頂へ向けてスパートがかかっている。
キス魔人の吐息は間隔が狭まっており、肉棒がビクビクと震え出す。射精まで秒読みの段階だった。

「マンコでチンポ締めつけてくれるからッ、もう限界だわっ」

「そんなことっ、言わないでぇッ!♡♡♡ ううッ……!!♡♡♡」

「あああああイくイく、気持よすぎて……ッ!!」

「ふ、うっ……!!♡♡♡ ごめ、なさっ……!!♡♡♡」

スノウスターの目尻から涙があふれ出てくる。
気持ちがぐちゃぐちゃになってしまい、色んな言葉が口をついて出る。

「ごめんなさいっ、ごめんなさっ……!!♡♡♡ きも”ちい……っ!!♡♡♡ チ”ンポきも”ち、いいッ!!♡♡♡」

「出る、出る出るッ……!! スノウスターちゃん、オレの子種で妊娠してね……っ!!」

「いやだッやめてっ!!♡♡♡ あ”あっぎもちいいッ……!!♡♡♡ やだあっ、イ”ぐっ、い”ぐうっ!!♡♡♡」

「オレも、くぅッ……!? あーーイく、イくッ……!!」

「イ”ぐっイ”くッ!!♡♡♡ きも”ちい”いっ!!♡♡♡ だめだめだめイ”ぐイ”ぐイ”ぐイ”ぐッ……!?♡♡♡」

激しく淫らな腰のぶつけ合いもピークを迎えて、両者の快感が最高潮に達する時がやって来た。
最初に絶頂したのはキス魔人。思いきり腰を叩きつけて最奥で精を解き放つ。

「あああああッ、イっく……うっ――――――ッ!?」

腰を止めたのだが、スノウスターは動かしているので、まさしく搾り取られるような感覚を覚えた。
膣で扱かれながらドロドロの精液を子宮へ送り込む。これ以上ないほど気持ちのいい射精を味わい、キス魔人は苦しそうに表情を歪めていた。

続いてスノウスターにも最大かつ最高の快感が訪れた。

「イ”くッ、イ”くっ、イ”くうううぅぅぅッ――――――っ!?!?♡♡♡」

頭が真っ白になり、全身が痙攣する。
膣がギュウウと締まり、それがまたキス魔人の射精を促すことになる。

「おほッ……!? これ、ヤバすぎっ……無限に射精できそう……!!」

「あ”あッ!♡♡♡ ひッ、あッ!♡♡♡ はッ♡♡♡」

絶頂の瞬間を狙って洗脳から解放される。
これはスノウスターが密かに企てていた計画だったが、実行に移す暇すら与えられなかった。
今までも、そしてこれからも。スノウスターはキス魔人に孕むまで犯されるのだ。

「あーーー……すごかったわぁ……! なあスノウスターちゃん」

「う”っ……♡♡♡ う”うッ……♡♡♡」

「さてもう一回、今度はオレが動く番だな……その前にキスしたいなぁ」

ビクンビクンと痙攣が収まらないスノウスターは、要求された通りにキス魔人に口づけする。
恋人とするような甘いキス。

「ちゅっ、ん……ごめん、なさい……♡♡♡ ちゅぷっ……ごめ、ん……なさい……♡♡♡」

機械のように謝罪を唱えながら、魔人と接吻で愛し合う。
その瞳からは光が消えていた。

「――……ぶへッ!?」

刹那。
何らかの強い衝撃がキス魔人に与えられて大きく吹き飛んでいき、コンクリートの壁に衝突した。

「……え……」

いきなり目の前にいた怪人が消えて、何が起こったか分からず、スノウスターは呆然とする。
少しして、目の前に誰かが立っていることを理解した。

「有紗、大丈夫?」

白いシャツにサスペンダー、黒いスラックス。腰にはレイピアを携えており、西洋モデルの仮面で顔を覆い隠しているその者は、スノウスターに優しく声をかけた。
魔法少女名でなく本名で呼んだ辺り、どうやら正体を知っているようだった。

「……あなた、は……」

「話は後だ。魔力を込めた一撃を奴の頭に喰らわせたから、能力が解除されたはず」

「……!」

「自由に動けるだろ? アイツは僕が相手をする。君は他の魔法少女を保護してくれ」

謎の少年はスノウスターにそう指示すると、キス魔人が衝突して砂塵が巻き上がっている地点を見ながら身構える。
黒髪にショートヘアー、そして聞き覚えのある声。彼女はその後ろ姿を、ある存在と重ねていた。


「……ったくよぉ……せっかくお楽しみの最中だったってのに……」

砂塵が風によって薄れていく。
やがて完全にクリアになると、そこにはポリポリと頭を掻きながら下半身の一物を仕舞うキス魔人の姿があった。

「なんだ、てめぇ」

「黙れ怪人。これ以上好きにはさせない」

殺気立つ怪人に物怖じせず、謎の少年はレイピアに手をかける。
そして足を踏み込み、今まさに戦いの火蓋が切って落とされようとした。

「待って」

その時、スノウスターがふらふらと立ち上がって少年を制止した。
支配から逃れ、身体の自由を噛みしめる彼女の崩れかけていた心には、ひとつのシンプルな感情が湧き上がっていた。
元より秘めていたその感情は、小さな火種でメラメラと大きくなっていく炎のようだった。

「私にやらせて」

「……」

「お願い」

やっと仕返しができる。人間を操って無暗に乱交させた挙句、私たち魔法少女を散々弄んだ仕返しが。
情けなさも無念の気持ちも全て消えて、残ったのは純粋な怒り。

「分かった、気をつけて。他の魔法少女たちは僕が代わりに」

スノウスターの意思を汲み取ったようで、謎の少年はレイピアから手を離すと瞬時にホワイトミルクとキューティレイの元へ向かった。
対峙するのは一人の魔法少女と、一体の怪人。

「やれやれ……とんだ邪魔が入っちまったよなぁ、スノウスターちゃん」

スーツにかかった砂埃を払いながら、キス魔人はお馴染みのへらへらとした笑みを浮かべている。
対してスノウスターは右手を横に広げて、異空間からハンマーを召喚すると、力強く掴んでからぐるりと振り回し、身構えた。
両脚に力を込め、戦闘態勢に入る。

「へぇ、カッコいいじゃんそのハンマー。でもオレに当てるのにどれだけの時間が、」

瞬間、キス魔人の顔面に痛烈な一撃が加わる。浄化のハンマーが確実に怪人を捉えた。

「ッッッ!?!?!?」

またもや怪人は後方へ吹っ飛ぶが、建物がすぐ近くにあったため重苦しい衝撃音と共に身体が壁にめり込んだ。
驚く間すら与えなかった。キス魔人の速さをもってしても何が起こったのか分からない。

「私はあなたを絶対に許さない」

鼻がひん曲がり端正な顔立ちが崩れている怪人を前にして、スノウスターは怒りを抑えきれない様子だった。
彼女が身体能力を強化すれば、キス魔人を上回ることなど容易いものだった。最初は不意を突かれてキスされてしまったが、もうそんなこともありえない。


「げふッ……! あ、あれぇ……? キミ、めっちゃ速くね……?」

「これは、あなたに支配された人たちの分」

キス魔人の言葉など無視して、スノウスターはハンマーを大きく振りかぶると建物ごと怪人を叩く。
コンクリートが崩れる音と共に、生身の身体が壊れる音が入り混じる。

「ぐへッ!? ま、待っ」

「これはホワイトミルク!! これはキューティレイ!!」

「ぎゃあッ!? ぶへぇッ!!」

ドシンッ、ドシンッ、と二回続けて重い打撃を叩き込む。
キス魔人の身体はすでにボロボロで、ところどころ光り輝いて粒子となり始めている。妖精ポワワの国へ戻る合図だった。
が、それでもまだスノウスターの攻撃は止まなかった。ハンマーをこれでもかというほど振りかぶり、力強く握りしめて、

「わっ……わかっ、だ……謝るから、もうごれ以上は……っ!」

「これが最後」

「ひ、ひぃぃぃっ……!」

「私の分!!!」

「ごはぁッ!?!?!?」

腰を入れた渾身の一撃が、キス魔人にトドメを刺した。
建物に大きなヒビが入り、パラパラと瓦礫が落ちてくるが、崩れ落ちる寸前でなんとか留まったようだ。
ハンマーと建物の隙間から光の粒子が溢れて、風に乗り空へ昇っていく。

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」

ハンマーをどかすと、そこには何もなかった。キス魔人に深手を負わすことができた上に送り返すこともできたらしい。
キス魔人との戦いは、こうして幕を閉じた。

「おーい、スノウスター!」

復讐と魔法少女としての任務を成し遂げたスノウスターの耳に、自分を呼ぶ声が入ってきた。
振り向くと、檻から出ることができたらしいポワワがこちらに飛んできていた。

「怪人をやっつけることができたポワね!」

「うん……なんとか」

「ごめんポワ。キミたちが苦しんでる間、ボクはただ見てることしかできなかったポワ」

ポワワはしゅんと落ち込んでいる。
確かにその通りではあるが、ポワワはあくまで自分たちのサポート役なのだから仕方ないことだとスノウスターは納得していた。

「ううん、油断した私も悪かったし。相手がどんな能力か分からないからこそ、もっと警戒するべきだった」

「キス魔人のことは知っていたポワ。せめて事前にキミたちに教えればよかったポワ」

「あっ、そういえば……」

ポワワとの会話の途中で、スノウスターはホワイトミルクとキューティレイの身を案じる。

「二人はどこにいるの? 身体の状態は?」

「それなら大丈夫ポワ! 魔法少年が人目のつかない路地裏に連れて行ってくれたポワ! 身体も浄化と回復をしてくれたポワ!」

聞きなれない単語にスノウスターは首を傾げる。

「魔法、少年……?」

「そうポワ! 魔法少女の少年バージョンポワ! 怪人をやっつける存在は、キミたちだけじゃないポワ!」

初めて聞く情報だった。
自分たちの他にも魔法を駆使して怪人と戦う存在がいるとは。

「彼が来てくれて本当に助かったポワ。でなきゃキミたちはやられていたポワよ。お礼を言う前にどこかへ行ってしまったけど……」

「……」

魔法少年とは、言うまでもなく仮面で顔を隠したあの少年だろう。
スノウスターにとって妙に親近感のある少年だった。しかも自分の本名を知っていた。

「……もしかして……」

やはり、そうなのだろうか。
彼は自分がよく知っている『あの人』なのでは。

「どうしたポワ?」

「いや、なんでも。それより二人の元へ案内してくれる?」

「了解ポワ! みんなを完全回復したら、あとは街の人々を元通りにするポワ!」

スノウスターは少年に関する事を、心に秘めておくことにした。確信が持てるまでは言うべきではないと判断したのだ。
もし本当に魔法少年の正体が彼ならば、協力を仰げるかもしれない。そんなことを思いながら、彼女はポワワの後について行った。


『第2話 終わり』

おつおつ、良いNTRだぁ……
これ彼氏くんも魔法少年の力あるからNTRの記憶ガッツリ残ってるだろうし、次の有紗回はもっとえげつないNTRぶちこみたいな

更新を何度も引き延ばして申し訳ないです、最後駆け足気味かもしれませんが第2話終わりです

提案なのですが、第3話終了後に安価募集の予定でしたが、もし安価内容をすでに考えてくださっているのであれば、2話終了の今に募集するのもアリかと思っているのですがどうでしょうか

魔法少女案なら出来てるけど琴葉回・全体回の敵はまだ出来てないなぁ
追加組回の敵もまず追加組がどんな娘になるか決まらないと作れないし

>>143
なら魔法少女だけ募集して、敵は予定通り3話終了時に募集という形でいきます
今日の19時から0時までの間に追加魔法少女を二枠募集します
0時過ぎたら>>1がレスを二回するので、そのレスの反転コンマに一番近い魔法少女を採用させていただきます
もし二案のみであればコンマ無く決定ということでお願いします

これもう魔法少女案投下して良い感じ?

>>145
お願いします
0時まで募集します

【名前】ブリザードナイト
【本名】獅童 玲(しどう れい)
【性格】冷静沈着でクールな堅物。男口調で気が強く物怖じせずはっきりとものを言う
【容姿】黒のポニーテールに鋭い目付きのクールビューティー。背は高く胸はそれなり
【容姿(変身後)】髪と瞳が青くなり、青と白の騎士のような装束を身に纏う
【能力】氷を操る能力。氷の剣による近接戦闘や大量の氷の矢を降らせての遠距離攻撃、氷の壁による防御等用途は多岐に渡る。
【備考】
有紗・奏・琴葉とは別の高校に通う高校三年生。学校では生徒会長と風紀委員を務めており風紀の乱れを取り締まっている。他の生徒や教師からの信頼は篤いが一部の悪徳教師や不良生徒からは目障りに思われている。
実家は剣道の道場であり自身も跡継ぎと期待されるほどの有段者。
怪人達のようなふしだらな輩を許すわけにはいかないと魔法少女になっており、日々自身を律しているので自慰も全くと言っていいほどしていない。しかし年頃の女子高生というだけあって興味自体は募ってしまい日々悶々としている。
ちなみに気の強い女の定番として、本人も無自覚だがアナルがとんでもなく弱い。

ちなみになんだけど、もし魔法少女や怪人の案で『これは無理』みたいなのがあったら募集中に指摘して作り直しの猶予与えてほしい

>>147
分かりました
なるべく安価の通りにしたいですが、どうしても書けそうにないポイントがあれば指摘します

【名前】グローリアス 御神楽 遥(みかぐら はるか)
【性格】尊大でとにかく自信満々。何でも自分が一番だと信じて疑わない
【容姿】ショートヘアのオールバックで身長170㎝以上のイケメン女。引き締まったモデル体型ながら胸も尻も大き目
変身姿は金ピカなドレススーツ。これでもかという程宝石もあしらい眩しい
【能力】体から放つ眩い光。肉弾戦時の目くらましとなる他、出力を高めれば光自体が必殺技となる
【備考】
文武両道で男女問わず非常にモテる学園の有名人。一方デカすぎる態度から毛嫌いされることも
戦うのも傷つくのも自分一人だけで良いと考えている。陰で努力する姿を決して他人には見せない
無自覚ながら大勢の男に蹂躙されたい破滅願望持ち

【名前】 エグゼキュス 燕岳 真宵(つばくろ まよい)
【性格】 無愛想で周りと距離を取りがち 気を許した相手にはデロ甘
【容姿】 黒髪ポニテ ジト目のぺたんこスレンダー 身長139cm 肋骨が浮く細く華奢な体躯
    翼の様に変形する黒マントにハイレグレオタード 武器は身長より大きく重たい鎌
【能力】 マントで自分や他人を包むとほんの短い間光学迷彩みたいに風景に溶け込む 音や匂いは消えない
【備考】 大好きだった父親がリストラされて母親や自分に暴力振るって離婚してから人間不信気味
    友達や信頼して甘えられる人が欲しいと思いながら決裂を恐れて臆病になり関係が結べない

【名前】遠江 綾(とおとうみ あや)魔法少女名:ヤミカゲ
【性格】
普段は気弱だが家族思いで心優しい性格。
【容姿】
ポニーテールにした長い黒髪で可愛い系の顔立ち。身長145cm程度。小柄で幼い顔立ちや小動物的な雰囲気をしているが一般的な男性のモノなら余裕で挟めるほどに豊かなロリ巨乳と安産型の尻など小学生離れしたエロい体つき。パイパン。
変身時は黒い全身タイツの上から丈の短い忍者装束、面頬、鉢金、小手が装着される。配色は黒と灰色がメイン。
【能力】
火遁や水遁などの各種忍術や自身と同じ外見・能力を持ち感覚を共有する分身を複数(3~5人程度。成長に応じて増える可能性あり。)作り出す分身の術。
主に刀と手裏剣が武器。
奇襲や罠を用意した待ち伏せ、分身を捨て駒にするなど泥臭い戦いかたをする。
【備考】
公立の小学校に通う小学5年生で本来戦うような性格ではないが、家族が怪人に襲われたところで妖精に魔法少女としての素質を見出だされ魔法少女として戦う決意をした。
能力について「戦闘にしか使わないのはもったいない」というスタンスで分身を私生活で活用している。
母親と妹の3人家族で母親が再婚する予定だが、再婚相手に馴染めていない。
ちなみに性知識がほとんど無いためわかっていないが、陥没乳首で埋もれた乳首が弱い。
分身は経験値や感覚を共有するため、分身数体を同時に調教されると本体は処女のまま体の開発も急速に進んでしまうという弱点にもなっている。

安価ありがとうございます
安価の項目に記載してなかった>>1の落ち度なのですが、>>150の内容で、可能であれば年齢や所属学校(小・中・高)なども書いていただけると反映できます
もし拘りがなければこちらで設定します

まだ募集中なので引き続きよろしくお願いします

>>150がもし逆転コンマで当たってたら年齢や学校は
スレ主の好きなように設定してくれて大丈夫です

>>153
分かりました、ありがとうございます

【名前】マスカレイド 東雲 優希(しののめ ゆうき)
【性格】明るく物腰柔らかな王子様系。一人称は『ボク』
【容姿】茶のショートボブで背は160cm前後のイケメン女子。体型は細くしなやかだが胸は結構大きい。
変身後は仮面舞踏会のような仮面と白いタキシードを身につけレイピアを装備している。なお胸はタキシードで押さえつけられ絶壁になるが、タキシードが破れたりすると途端にまろび出る
【能力】身体強化。一時的に剛力を発揮したり脚力を強化して高速移動などが出来る。
ただし一度効果が切れるとクールタイムが必要であり、それを無視すると反動が来て行動を著しく阻害される。
【備考】
とある女子校に通う二年生。誰にでも優しく分け隔てなく接しており、校内の女子生徒からはアイドル的な人気を誇っている。
そんな周りの期待を裏切らないために王子様系として振る舞っているが、実はぬいぐるみなど可愛いものが大好きで部屋はぬいぐるみまみれ。
魔法少女になったのとポワワ(もしくは別の妖精)の可愛さに惹かれたからで秒で承諾した。
周りから『強くてかっこいい王子様』として認識されているためか、自分とり強い男に屈服させられ『牝』として理解らせられてしまうと無意識に感じてしまう。

>>155
自分とり強い→自分より強い

ところで判定コンマって端と端はループするしないどっちかな?
(00と99が繋がってるかどうか)

>>156
ループする、でお願いします

0時過ぎたな 
果たしてコンマは誰を選ぶのだろうか?

募集締め切ります、ありがとうございます
どの女の子もストーリーを感じて書きたい気持ちがある…

次に>>1が決定レスを書き込みます
反転コンマで一番近い数値の女の子を選ばせていただきます

追加魔法少女一人目
反転コンマで一番近い数値の女の子

追加魔法少女二人目
反転コンマで一番近い数値の女の子

>>160(64)→>>155(57)
>>161(29)→>>151(27)
で合ってるかな?

>>162
安価の方も反転コンマで計算予定だったので、計算に間違いがなければ>>149>>150の女の子だと思います

あら、そうなん?
というかそれだと反転する意味無いんじゃ

まぁスレ主がそうするって言うならいいんじゃない?

投げて不採用なのは残念だが魔物安価でがんばるか

>>150の子はスレ主が年齢と学校決めれるみたいだけどどんな設定にするの?

参加していただきありがとうございます、追加魔法少女も少しずつ出していきます

どの女の子もキャラが立っていて本当に良かったので惜しい気持ちが…
このスレが無事に終わったら魔法少女が闇落ちして入れ替わっていくスレをやろうと思っているので、もしよければ参加していただければと思います

>>167
小学生か中学生で出そうと思っています
御神楽さんと正反対な性格なのでセットで出しても面白いかなと

>>169
尊大で自信満々と臆病な内向系でちょうど採用された二人確かに正反対で面白いですね
1人ぐらいガチロリ魔法少女いてもいい気もするけど年齢低いと高校生と活動時間帯ズレちゃうのかな?

おつおつ、とりあえずこれで各自の方向性は
有紗:キス魔人とNTRプレイ済。このままNTRで行け
奏:牛鬼との牝牛プレイ予約済。おっぱいだ、おっぱいを責めろ
琴葉:運動部設定を生かしたり生意気なところを活かす
遥:複数でとにかくヤり潰せ。なんなら衆目に晒せ
真宵:愛に飢えてる子。とにかく依存させて堕落させよう
な感じになるのかな

あと選考漏れした娘に関してだけど、話の最初で敗北して堕とされたところを軽く描写して敵の強さとサービスシーン入れるのとかどうかな?

家族に問題がある繋がりで真宵回の最初に完堕ち依存しきった綾(>>151)が出てくる
屈服理解らせ繋がりで遥回の最初で牝堕ちした優希(>>155)が出てくる
なんかアナル責め出来そうな敵が出てきたらケツ穴堕ちした玲(>>147)が出てくる
みたいなの

>>170
年齢差は大丈夫です、理由を考えて書きます
魔法少女ですしそうですね、一人ロリ枠があってもいいかもしれません

目立ちたがりな遥が前面に立って敵の目集めつつその裏でステルスキルできる真宵
能力相性は良さそうだから確かに一緒に組んで戦闘しててもおかしくはなさそう

>>171
追加魔法少女枠はもう募集しないですし、三人なら書けそうですね
なんなら魔法少女たちの友達枠として出すのもいいかもしれません、話が広がりますし

ブリザードナイトとマスカレイドは魔法少女の頼れる先輩枠(闇堕ちして衝撃翌与えるタイプ)
ヤミカゲは父親にお互い確執がある繋がりで気弱と臆病でお互い無二の親友とかスムーズに繋げられそう

どっちも闇堕ちしたら丁度>>171みたいに自分達がこうなる未来っていうのも暗示できるし
友達騙して罠にかけるみたいに怪人有利の場を作れそう

>>175
魔法少女としての繋がりもアリですね、色々考えてみます

ひとまずの三話は、今日更新できなかったら金土日辺りになると思います

了解です

お疲れ様でした

3話で募集と案用意して待ってたらなんか既に終わってた悲しみ

怪人募集は次の更新後かな?
あと怪人ってどの魔法少女対応か書いてもいいんだっけ?

>>178
そういう方に関しましては、再募集するわけにはいかないので、恐れ入りますが次の魔人安価に参加していただけたらと思います
また必ず立てる保証はないのですが、魔法少女系のスレを考えているので、そちらの募集時に考えた案を投下していただけると幸いです

>>179
そうです、次の牛鬼の話が終わったらですね
怪人については>>1が『琴葉主役回の怪人』、『全員回の怪人』など別けて募集するので、対応する魔法少女の時に投下していただけたら
ちなみに全員回の時は全員にスポットが当たりますが、NTRなど第三者が必要になってくる怪人だとエッチな目に遭わず、敵を倒すために活躍するみたいな展開になると思います
無理にNTR展開に持っていくこともやり方次第では可能なのですが、かなり長くなってしまうので

ひとまず次は琴葉ちゃん怪人か
了解
身体柔らかいらしいからそれ活かしたエロできるようにしたいな

選考漏れしたブリザードナイトの考案者ですが、もしちょい役での出番がある場合は設定の『三人とは別の学校』を同じ高校の生徒会長とかに変更しても大丈夫です
>>175の頼れる先輩魔法少女、みたいな枠だった場合は近しい関係の方が敗北した時に三人をより追い込めて良いかなと
あと同じ高校なら玲の休みが続く→『何かあったに違いないと調査に赴く』or『魔法少女としての戦いが忙しい、と解釈する(その間に裏では敵に……)』みたいな描写も行けそうだと思ったので

>>182
話がスムーズに進められそうですね、分かりました

質問なんだけどポワワの性別ってオス?メス?

>>184
一応オスという設定です

ここまで夢羊・キス魔人と実に良いエロシーンが続いてるけど、次の牛鬼みたいな牝牛・搾乳シチュはかなりドストライクだから本当に楽しみ

牛のやつどのスレでも沸いてるよな

ゴリ田の淫夢を見るに琴葉のシチュは体操で体柔らかいの以外だと人に見られるシチュとかもアリかな。
衆人環視の中での公開陵辱シチュとか公共の電波を乗っ取って陵辱生放送シチュとか。
遙のシチュにも使えそうだけど。

>>188
つまり両方混ぜてI字バランスでおまんこを盛大に見せつける露出プレイさせればいいのか……

新体操部ならスケベなレオタード着せてエロい演技するとか雄に媚びると高得点みたいな常識改変とか羞恥プレイ
みたいなのが思い浮かぶんだけど体操部の方はどんな感じがいいんだろう?

ちょろっと調べてみたけど
新体操:リボンやリングのような手具を主に使う
体操:平均台や跳馬のような器械を主に使う
って違いがあるらしい。ちなみに画像見た感じだとレオタード云々は体操部でも行けそう

更新についてですが、明日の夜になります

>>188 >>189 >>190
キューティレイの能力から露出癖の素質あるのかなと考えての淫夢だったので、そういうのもいいですね
体操部シチュで常識改変もなかなかのエッチさ

>>191
体操ではなく新体操でのプレイが見たいのであれば、例えば琴葉は部活動を掛け持ちしているとかそういう設定が必要になってくるかもしれませんね

琴葉はねーよあんな貧乳みたいなこと男子に言われるけど
実は体操部で無防備なI字バランスしたり汗で透けブラしてたり
ハミパンしてるの隠し撮りされてかなりシコられてそう

本人も露出癖の素質あるならそういう話聞いたら
男子とか最低と思いながらこっそり興奮してそう


『第3話 動物パニック 猛牛を止めろ!』


「ゾウさん、かわいいね」

長い鼻を器用に使って水を飲む動物の姿を、奏は安全な場所から観察して、目の前に設置されている柵を掴みながらにこにこと満面の笑みを浮かべている。
その両隣にいる有紗と琴葉は互いに顔を見合わせると、頭を悩ませた様子でため息をつく。

「かわいいね、じゃないでしょ。ちゃんと聞いてた?」

「なにを?」

「アンタにはもう少ししっかりして欲しいって話!」

きょとんとする奏に、琴葉は子を叱る母親のような態度で注意する。
魔法少女の三人はそれぞれの予定を合わせて、かねてより企画していた親睦会を開いていた。
雲一つない天気の良い日曜日。奏の希望もあり近場の動物園へと足を運び、様々な動物たちを見て回っている。

「いつもぼーっとしてて危なっかしいったら。何もないところで転ぶし、男の視線も気にしないし」

「……」

「いちいち保護しなきゃいけないこっちの身にもなってよ」

「……ごめんなさい」

奏はしゅんと落ち込んでしまう。それを見た琴葉は思わずたじろぐ。

「奏、琴葉は心配してるだけ。私もあなたが心配なの」

何か言おうとするが結局言葉に詰まってしまった琴葉に、有紗が助け舟を出した。
奏の背丈に合わせて屈むと、優しい声色で宥めるように話しかける。

「私たちが傍にいれば手を引いてあげられるけど、もしあなたが一人きりだったら、危険な目に遭うかもしれないじゃない」

「危険って、どんな?」

「それは……例えば、何かに気をとられて事故を起こしたり、男の人に乱暴されたり」

「学校でも男子に言い寄られてるでしょ。いつか痛い目見るよ」

有紗の言葉を繋ぐように、琴葉が学校内での奏の行動について言及する。
事実として奏は色んな男子生徒から接触を受けており、その誰もが下心を持っていた。警戒心など皆無でどんな質問にも嫌な顔ひとつせず答えてしまい、女癖が悪いと噂の先輩にデートに誘われて簡単にOKしてしまうこともあった。
偶然話を聞いていたクラスメイトの女生徒が間に入って断っていなければ、餌食にされていたかもしれない。

「でもみんな優しくしてくれるよ」

「はぁ……貞操観念どうなってんのアンタ。嫌な気持ちにならないわけ? 胸の大きさとか下着の色まで聞かれたことあるんでしょ」

「うん、教えても困らないし」

「教えたの!?」

あまりに信じられない思考に驚愕して琴葉は叫んでしまう。
周りの客の視線を集めてすぐに散っていく中で、奏はふるふると首を横に振った。


「ううん。その時は玲ちゃんがきて、男の子たちが離れていったから」

「玲ちゃん?」

「えっと、玲ちゃんはわたしの幼馴染。最近までよく一緒にいたんだけど、色々と忙しくなっちゃったみたいで、今は別々なの」

聞き馴染みのない名前を耳にして琴葉は首を傾げる。
一方で有紗は、どうやら心当たりがあったらしく、ぽつりと一言。

「れい……、獅童玲……?」

「獅童玲って、どっかで聞いたような」

「現生徒会長の名前だよ。ねえ奏、もしかして『玲ちゃん』って……」

「そうだよ。幼稚園のときから一緒なんだ。とっても頼りになるんだよ」

有紗の予感は的中したようだ。
獅童玲。生徒会長であり風紀委員も務めている彼女は、規律にとても厳しく、日々自らを律して精進を怠らない武士のような女生徒だった。その姿に尊敬の念を抱く者は大勢いて、教師生徒問わず多くの人々から篤い信頼を得ている。
今までの学校生活を思い返せば、奏と二人でいる場面を何度か見かけたことがある。だがまさか幼馴染だったとは思いもしなかった。

「あー……そういえば、アンタと一緒にいるところ見たことあるかも。てっきり注意でもされてるのかと」

「違うよ、お話してたの。ハムスター可愛いよねとか」

「「ハムスター?」」

有紗と琴葉のセリフがシンクロする。厳格でクールビューティ―なイメージの彼女が奏と小動物の話をするなど想像がつかなかった。
しかし生徒会長がどんな人物であれ、本当に奏の幼馴染だとすれば、フワフワしている奏が今まで無事に生きてこられた証明としては申し分ない。二人は説得力を得たような気がしていた。

――――――

時刻は15時を回っていた。
動物園を出た三人は街中へ移動し、カフェに入って休憩をしていた。

「とにかく、アンタがしっかりすれば怪人と戦うときも楽になるの。分かる?」

「うん」

「分かってなさそう」

人気のない角の席で、未だに奏の普段の心がけの話をしている。
ピーチジュースに挿してあるストローを咥えながらガミガミ口酸っぱく言う琴葉に対し、奏はクリームたっぷりのパンケーキを切り分けては口へ運び、幸せそうな笑顔を振りまく。
有紗はというと、カプチーノの入ったティーカップに手を添え、苦笑しながらその様子を見守っていた。

「きゃああああああ!!!」

「!!」

それは唐突に起きた。
店外から聞こえてきた女性の悲鳴。日常が壊れる瞬間。
三人は顔を見合わせる。


「今のって、まさか……」

「二人はここにいて。ちょっと様子見てくる」

有紗は率先して席を立ち、奏と琴葉を残して出入口へ。そのままドアを開けて出て行ってしまった。
空席が目立たないカフェは静まり返り、落ち着いた雰囲気の洋楽だけが流れていた。皆んな悲鳴の原因を知りたがっているようだった。
火事、強盗、殺人など事件の種類は様々ある。

「怪人さん、かな?」

「まだ分かんない」

魔法少女たちには、その中に『怪人』という項目が追加される。
奏と琴葉の表情は心なしか曇っていた。それもそのはず、彼女たちは先日怪人の手によって凌辱されたのだ。夢羊の件は夢の中だけで事が終わったが、夢では済まずに身体を弄ばれてしまった。
隷属状態だったとはいえ、何をされたかも分かっていた。自分が進んで身体を差し出したということも、しっかりと。
魔法の力で身体は綺麗になったが心までは回復しきれなかった。

「ポワワちゃんが来ないから、違うかもしれないね」

「だといいけど」

妖精ポワワは、いつも魔法少女たちから離れて街をパトロールしており、怪人が登場した緊急時に現れて彼女たちを招集する手筈となっていた。
つまりポワワが出現しなければ怪人騒ぎの心配はないということ。

「二人とも、ここにいたポワ!」

「あ、ポワワちゃん」

「……はぁ……」

噂をすれば影ありという諺が、琴葉の頭に浮かんだ瞬間だった。

――――――

「スノウスター! 怪人はどこ!?」

数分後。変身を終えたホワイトミルクとキューティレイは、同じく変身していたスノウスターと合流する。
その場所は、先ほどまで自分たちがいた動物園の近くにある公園だった。

「……あれよ」

スノウスターの指差す方を見るキューティレイ。
教えられなくてもいずれ分かったはずだ。彼女たちのいる地点から10メートルほど離れたポイントに、もごもごと蠢く大きな黒い塊があった。

「は? なにあれ」

「おっきいね」

『…………?』

やがて、それは新たな動きを見せる。
何らかの存在を感じ取ったようで、ズシンと音を立てて地を揺らし、黒塊が重々しく持ち上がる。
屈強な脚が生えた。いや、違った。それは元々脚がある生き物だったのだ。

『フーーッ……フーーッ……』

黒い塊かと錯覚したのは怪人の大きな背中だった。それが振り向くと、魔法少女たちは認識を改める。
一言で表すとしたら牛男。曲がりくねった立派な角を生やした頭は完全なる牛で、真っ黒で艶やかな毛並みを逆立たせ、荒々しく鼻呼吸しながら、燃え上がるような深紅の瞳で魔法少女たちを捉えている。
首から下は人間のものだが、異常に発達した上半身の筋肉にはところどころ牛の毛が生えており、それを支える脚は上と比較してアンバランスに見えるが、ふらつかずにしっかりと大地を踏みしめられるほどには鍛え上げられていた。
腰にはボロボロの黒布を巻いており、衣服と言えるものはたったこれだけだった。

すみません、短いですがここまでで
また明日の夜に更新します

おつおつ
今回メインエロ確定してる上に後々玲を堕とされて更に苦難に陥ることを約束された奏の明日はどっちだ


「う、ウソでしょ? あれと戦うの?」

「そうみたい」

スノウスターとキューティレイの顔が引き攣っている。
そして流石のホワイトミルクも、規格外の化け物を前にしてごくりと生唾を呑み込む。

「魔法少女たち、あれは牛鬼』という怪人ポワ! 女性の胸を作り変える魔法を使うポワ! 気をつけないと大きくなったり、ミルクが出るようになるポワ!」

「なんなの、その能力!?」

「牛鬼はずっと自分に相応しい雌を探してるポワ。たぶんその基準の中にミルクの味があるんだと思うポワ。あいつはボクたちの世界でもめちゃくちゃに暴れ回っていて、話すどころか近寄れないし手に負えないんだポワ」

よく見るとポワワは震えていた。それほど厄介な相手ということなのだろう。
立ち上がれば二メートルは越える巨体を動かし、牛鬼は魔法少女たちと対峙する。あまりの大きさや雰囲気に圧倒されて気がつかなかったが、その足元には人間が二人倒れている。
どちらも若い女性で、生まれたままの姿だった。おそらく怪人に剥かれてしまったのだろう。特筆すべきは二人の胸で、爆がつくほど大きな乳房を携えており、これも怪人に弄ばれたらしく唾液まみれになっている。

「そこの人!! 今すぐ逃げて!!」

「あ……ひ……♡」

「ううぅ……っ♡」

キューティレイの咄嗟の呼びかけが聴こえていないのか、聴こえていても動くことができないのか、その場から逃げようとせず身悶えしている。
これでは迂闊に手が出せない。魔法少女たちは身構えながら、何とかして彼女たちを救う方法を考える。

「スノウスター、アタシが牛を光線で引きつけるから、その隙にあの娘たちを助けて」

「了解」

「ホワイトミルクは、スノウスターが助けた娘たちを回復してあげて」

「わ、わかった」

今すぐにでもこちらへ突進してきそうな牛鬼を前に、作戦は整った。
早速行動を開始する。キューティレイが大きく横へ飛ぶと、スカートをチラリと捲ってガーターベルトを覗かせる。
瞬間、一本の光が牛鬼の肩を貫いた……

『ブルルルッ……!!』

「なっ!?」

かに思われた。
確実に直撃はしたのだが、その部分に円形の焦げ目がついてプスプスと小さな煙が立ち昇っているだけで、ダメージは無いに等しかった。
しかし、どうやら挑発行為としては機能したらしい。

『ブモオオオオオオオッ!!!』

空気が振動し、頭の奥にまで響くような雄叫びをあげると、キューティレイを追いかけるように突進する。
その速さは想像を絶し、あっという間にキューティレイの目前までやって来る。

「速っ……!?」

言うより先に地面に足をつけ、更に加速して捕捉から逃れると、近場にあった樹の幹を踏みしめて勢いを殺しながら、牛鬼の居場所を確認。
あろうことか、あと3メートルというところまで迫ってきている。


「このっ……!! 厄介すぎるでしょっ!!」

キューティレイは本気を見せる。樹の幹を蹴り上げて別の地点へ移動しながら、宙でスカートの両端を持つと、猛進する怪人に向かって捲り上げた。
すると、今までの比にならないほど広範囲の光線が発射されて対象に直撃。大柄な牛鬼が丸ごと覆い尽くされる。

(ったくもう……恥ずかしい……!!)

ビームを発射し続けるキューティレイの頬はほんのり赤く染まっている。スカートを捲ったことにより、ふりふりで可愛らしい黒の紐パンツを晒しているせいだった。
こうすることで攻撃の威力は最大となるが、欠点として下着が露わになる。怪人を倒せるなら安いものだが、それでも羞恥心は拭えない。

『ブモオオッ!!!』

「!?」

その時。
牛鬼の手が光の中から飛び出てきて、キューティレイの足首を掴んだ。
対象から距離をとりながらビームを撃っていたはずなのだが、いつの間に接近していたのだろう。まさかビームを身に受けながら、なお突進し続けていたとでも言うのだろうか。
キューティレイは驚きながらそんなことを考えるが、ともかく脱出するため大きな手を蹴りまくって振り解こうとする。

そうしているうちにビームの出力が衰えていき、間もなく完全に消失する。

『モ”オオオオオオオオッ!!』

「きゃあっ!!」

捕まえてやった、とでも言うような雄叫びだった。
牛鬼はビームが消えたと分かるや否や、牛の顔でニヤリと笑い、瞬く間にキューティレイを引き寄せて、今度は両手で彼女の脇腹をがっちりとホールドした。
マズい、何とかしないと、と思いキューティレイはじたばた足掻く。しかし発達した筋肉は伊達ではなく、魔法少女の地力を以てしてもビクともしなかった。

「……えっ?」

必死に足掻き続けていたキューティレイは、ここで自分の身体に起きている異変に気がついた。
胸が熱い。痛みはないが発熱している。そう感じて牛鬼に向いていた視線を落とすと、

「なっ!?」

胸がみるみるうちに膨らんでいく。比喩でも何でもなく物理的に、乳房が肥大化しているのだ。
もしかしてこれがポワワの言っていた牛鬼の能力なのだろうか。女性の胸を大きくしてミルクを出させるという能力。

『ブルッ、ブルルッ!!』

やがてキューティレイの胸は爆乳レベルになり、膨乳が収まった。魔法少女の衣服は体型に合わせて変化するので破れることはないが、ぱつぱつで今にも飛び出そうな勢いだった。
どたぷんと揺れる二つの果実を見て、牛鬼は満足げに鼻息を荒げる。そして、

「い、いやあっ!? 何してっ……!!」

『フーーッ!! フーーッ!! ブモッ、ベロッ、ヂュパッ!!』

「あっあああんッ!?♡」

キューティレイのゴスロリ魔法服、その胸部分を食い破ると、解放された大きな乳房に口を押しつけ、舌で舐め回したり吸ったりする。
よほど興奮しているのだろうか唾液の分泌量が半端ではなく、だらだらと口元や乳房から滴り落ちていく。その中には白い液体も混じっていた。
どうやら牛鬼の効果により、キューティレイはミルク……つまり母乳が出るようになってしまったらしかった。

それを肌で感じ取り、キューティレイはより一層、力強く足掻く。

「やめ、ろぉっ!♡ やだッ、離れろっ!♡」

『ヂュパッ、ヂュパッ!! ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ』

「飲むなバカっ!!♡」

温かくぬめぬめとした、しかしザラついている舌が胸を這い回り、おまけに望んでもいない母乳が出て、それを味わうように飲まれる。
精神的凌辱といってもいい行為に、キューティレイの目尻には羞恥心からか涙が溜まり、顔を真っ赤にしていた。

『―――ブモオッ!?』

ふいに牛鬼の頭に重い衝撃が加わる。
脳が揺れ、たまらずキューティレイを離すと頭を抱えて後ずさりする。

「ごめん、遅くなった」

「ほ、ホントよ! 見てよこれ!」

「分かってる。あいつを送り返せば元に戻るから」

スノウスターがハンマーで牛鬼の頭を横殴りした結果だった。
着地したキューティレイは、大きすぎる胸を両手で覆い隠してぷんすか文句を言うが、スノウスターは頭を抱えたままの牛鬼をしっかり目で捉えて身構えながらそれを宥める。
おかしい。確かにハンマーで叩いたのに浄化の力が働かない。もっと叩かなければならない?

(それなら!)

『ブモオォォッ……!! ブルルルッ………!!』

早くも脳の揺れを収めたようで、首を小刻みに何度も振って正気を取り戻す牛鬼。スノウスターは勢いよく飛び上がると、チャンスと捉えてハンマーを大きく振りかぶる。

今度は真上から、渾身の一撃を叩き込む。
空へと振り上げられたハンマーは、スノウスターの落下に合わせて怪人の頭頂部へ。彼女の力も加わり、これ以上ないほどの一撃が襲いかかる……はずだった。

「……ッ!?」

『ブモオオオオオッ!!』

「ぐ―――ッ!?」

牛鬼は咄嗟に上空を見ると、素早く避けてハンマーの柄の部分を掴み、攻撃を抑止。
スノウスターが驚く間もなく、腹に強烈なパンチをお見舞いされる。腰を捻って繰り出されたそれは尋常ではないパワーを秘めており、彼女の身体は一瞬にして数メートル離れた公園の噴水に衝突した。
あまりの衝撃に石が崩れ落ち、体が埋まってしまう。

「スノウスター!!」

その様を見ていたキューティレイは噴水へ駆け寄る。
彼女の反応はない。それもそのはず、あんなものを喰らってすぐに起き上がれるわけがない。
いや、もしかしたら起き上がること自体が無理かもしれない。


『ブモッ! ブモオッ!』

「このっ……よくも……!」

肉体美を披露するような決めポーズをとり、勝ち誇っている牛鬼を、キューティレイは睨みつけた。
それから乳房を隠すのをやめて、両手でスカートを持ち上げる。

『ブモッ!?』

鋭い一閃が牛鬼の頭に直撃した。先ほど大技を繰り出したキューティレイには、この一撃が精一杯だった。
何かが当たった箇所をポリポリと掻いて、牛鬼は攻撃の主に視線を向ける。

「くっ、まだチャージが……!」

そこには先ほど自分が膨乳した女がいた。
ミルクを堪能していないし、また味わうとしようか。それとも吹き飛ばしたヤツを掘り起こして、膨乳してミルクを味わうか。

『……ブモッ……?』

そんなことを考えていた牛鬼の視界に、新しい情報が入ってくる。
噴水の更に奥に、何かがいる。宙を飛んでいる小さな生き物と……女?

「大変ポワ……! やっぱり単純な戦闘能力だけなら、ヤツは怪人の中でもトップレベルポワ……!」

「す、スノウスターちゃん……キューティレイちゃん……」

牛鬼の視線の先にいたのは、あわあわと顔を青ざめて慌てるポワワと、心配そうに魔法少女二人を見つめるホワイトミルクだった。
癒しの力を扱う彼女は、牛鬼の被害に遭った女性たちを回復させて遠く離れた安全な場所へ連れていき、再び公園へと戻って来たところだった。

幼さの残る顔立ちに、小柄ではあるが立派で見事な胸を携えている彼女を一目見て、牛鬼は経験したことのない多大なショックを受ける。

『ブルルルルッ……!? ブルルルッ……!! ブモオッ、ブモオッ……!?』

高鳴る鼓動。極度の興奮をそのまま表しているかのような鼻息。
牛鬼は、一目惚れをしたようだった。

「すぐに二人を回復しなきゃ!」

「そうポワ! なんとか牛鬼の隙を突いて……って牛鬼がこっちに来るポワ!?」

ポワワが気づいた時には、怪人がすぐそこまで迫っていた。
噴水をものともせず壊し、まるで猪のように真っすぐ突進してくる。

『ブモオオオオオオオッ!!!』

「ひゃうぅっ……!?」

魔法少女のヒーラー役を務め、戦闘慣れしていない彼女は、ただその場に身を縮めて怖がることしかできなかった。
正しく言えば、逃げたい気持ちがあるが魔法少女としての役割を果たさねばならないので、逃げたくはない。
それはそれとして攻撃は避けなければならないのだが、体が言うことを聞いてくれない。

「アンタの相手はアタシ!!」

『ブモッ!?』

その時、キューティレイが牛鬼の首に脚を絡めて頭を殴り始めた。
閃光は出せずとも魔法少女としてのパンチ力やキック力は健在であり、高威力の衝撃が牛鬼の邪魔をする。

そう、所詮は『邪魔』にしかならない。屈強な肉体を持つ牛鬼にとって、魔法少女たちの攻撃も痛手を負うほどのものではなかった。
スノウスターのハンマーやキューティレイのビームも、あのまま喰らい続けていたらどうなるかは分からなかったが、生物の本能というべきか、牛鬼は未然に防いでいた。

『ブモオオオオオオオッ!!』

牛鬼は何とか頭にまとわりつくキューティレイの腰を掴んで、引き剥がすことに成功すると、力任せに遠くの地面へと叩きつけた。

「あぐ―――ッ!?」

「キューティレイ!!」

衝突音と共に土埃が舞い上がる。手痛い攻撃だった。
それでもキューティレイは、何とか手をついて立ち上がろうとするが、ぱたりとその場に倒れてしまった。

「そ、そんな……!」

『ブルルルルッ……!!』

邪魔者は消えて、牛鬼はホワイトミルクの眼前に佇む。激しい鼻息と口から垂れる涎は、散々体を動かしたせいではなかった。

「ほ、ホワイトミルク! 体勢を立て直すポワ! ボクがコイツを引きつけてるうちに逃げ、ポワアアアーーーーーー!?」

「ポワワちゃんっ!」

妖精ポワワは果敢にもホワイトミルクを守ろうとしたが、牛鬼に鷲掴みされて目一杯に投げられてしまう。猛スピードで小さくなっていくその影は、やがて見えなくなってしまった。

『ブルルッ!! ブルッフッ!!』

「あ……っ」

もう立ちはだかる者は誰もいない。
近くで見るとひと際いい女だと、牛鬼は心を昂らせていた。

一方でホワイトミルクは、恐怖のあまり涙を流していた。
ポワワの言ったように体勢を立て直すべきかもしれない。でも目の前の怪人にやられた彼女たちを残して行くことなんてできない。
腰に力も入らず、立つことができない。

『ブモオオオオオオオッ!!!』

「ひぃっ……あ、いやっ……!」

『ブモオオッ!! ブルルルルッ!!』

となれば、ホワイトミルクは必然的に怪人にされるがままとなってしまうのだ。
自分の中のどうしようもない昂ぶりをぶつけるかのように、牛鬼はホワイトミルクの魔法服に手をかけて、思いきり引き裂いた。すると、服の上からでも分かるほどふくよかな乳房がぶるんっと揺れ動いて露わになる。

改めて、小柄でロリフェイスな少女に似つかわしくない豊満で柔らかそうな乳房は、まるで雪のように真っ白で、張りがあり綺麗な形をしている。
先端にある乳首、そして乳輪も初々しさを感じさせるピンク色で、男の性欲を瞬時に滾らせるほどの美巨乳。

ここまでで、次からエッチパートに入ります
水曜日辺りに更新できればと思います

怪人募集まだかな

おつおつ、エロは勿論楽しみだけど三話目にしてフィジカル強すぎる牛鬼がどう倒されるかも楽しみ
てかキューティーレイってそもそも攻撃方法が露出に繋がってるんだな……これは三話終了後の主役回の敵はそっち方面で考えてみるかな

実は>>8上の発動条件(>>1の設定がそうかは別)はスカートから晒せばいいので、あえて手でたくし上げなくてもわざと翻すように動くだけでもOK想定だったり。まあ作中の描写だと精度に難が出そう。
出しっぱなしも、逆立ちとかそれこそI字バランスでもできそうだけど、余計に恥ずかしいやつ。

>>207
なるほど、それだと話が変わってきますね
魔法少女の項目に性癖追加すればよかった

すみません、書き込めることに今気づいたので、今日の夜に更新します
専ブラ導入しておきます

今更性癖募集もアレだしスレ主がそれっぽいと思った性癖つければいいと思うよ

全員登場した所でスレ主がキャラに自分で性癖追加もした設定まとめ
してくれれば今後怪人作りやすいかも

>>209
性癖募集するんだったら、キャラ募集の時に同時に設定しないとややこしくなりそうですね…そうさせていただきます

>>210
分かりました、まとめてみます

ふるふると小動物のように震えて何もできない彼女に、牛鬼は屈んでから人差し指を近づけると、上から下へと弾くように乳頭に触れた。

「んっ」

ホワイトミルクはピクンと敏感な反応を見せる。
牛鬼に触れられた乳首が、乳房と共に揺れ動いて元の位置に戻る。まるで皿の上に乗ったプリンが動いているかのような、柔らかそうで吸いつきたくなる魅力を放っている。

『ブモオオオオッ!!』

「ひゃあっ」

目の前のご馳走に我慢できなくなったらしく、牛鬼は小さな魔法少女を押し倒すと巨乳に顔を埋めて存分に貪る。
両手で乳房を揉みしだきながら乳首を交互に頬張り、舌でべろべろ舐め尽くす。暖かくザラザラした唾液まみれの軟体が胸を這うたび、ホワイトミルクの身体は過敏に震える。

「や、あぁ……っ♡ やだ、そん、なっ♡」

『ベロベロッ、ヂュウッ、ヂュパッ、ベロッ』

「あふっ♡ あ、ついっ……?♡」

ホワイトミルクは自身の身体に異変を感じた。
牛鬼の能力、膨乳が始まったようだ。キューティレイと同じように胸部分が発熱し、ただでさえ大きな彼女の乳房が風船のように膨らんでいく。
やがて、たっぷりの大きさに至ったところで膨らみが止まると、乳首から母乳が出始める。赤子のように一生懸命咥えて吸っていた牛鬼の口内に、待ち望んだものが入ってくる。

『モオオッ!! ヂュウッ、ヂュウウウウウッ!!』

「ああっ♡ お、おっぱい……出てるっ♡ 吸っちゃ、いやぁ♡」

ミルクを飲み喜びの声をあげる牛鬼に対し、その口元からぽたぽたと白い液体が漏れ出ている様を見て、母乳体質へと変わってしまったことを察するホワイトミルク。
このままではマズいと思いながら、抵抗することなどできなかった。スノウスターやキューティレイの力に屈しない相手が、自分なんかの攻撃で倒せるわけがないと諦めていた。

「あぅっ♡ だめっ♡ ああっ♡」

違った。諦めるというよりは、ホワイトミルクの心に生まれた魔法少女にあるまじき感情のせいで、怪人を倒すという目的が薄れていると言ったほうが正しい。

「んっ、そ、それっ♡ あっ♡ すご、いっ♡」

気持ちいい。怪人に胸を弄られて、母乳を吸われるのが気持ちいい。
ホワイトミルクは普段、自慰行為で胸ばかりを触っているせいで、ある程度開発されていた。それがあだとなり、今牛鬼にされている全ての行為が新鮮で、反撃など考えず快楽に身を委ねていた。
いけないことだと分かっているが、仕方がなかった。

『ヂュパッヂュパッ! ヂュウウウウウウウッ』

「あんッ♡ おっぱい、そんなっ、吸ったらぁ……っ♡」

牛鬼が二つの乳首を口に含み、勢いよくミルクを吸い出すと、ホワイトミルクは気持ちよさそうな表情で身悶えする。
下腹部がキュンと疼いてくる。脚を擦り合わせ、もじもじと腰をくねらせる。

『ブモオッ! フーーーッ! フーーーッ!』

「……あ、れ……?」

ふいに牛鬼が乳房から離れていく。
唐突に快感が止んで、ホワイトミルクはぽかんと不思議そうな顔をする。もしかして満足したのだろうかと考えるが、大きな間違いだった。
彼女はすぐに牛鬼の意図を理解することとなる。

『フーーーッ!! フーーーッ!! ブモッ!! ブモオッ!!』

「……っ!」

ずっと胸を責められていたせいで、視認できなかったようだ。
ふと何かが蠢いていることに気づいたホワイトミルクが視線を下にやると、一本の肉棒が牛鬼の股から、腰に巻いているボロ布を持ち上げて姿を現していた。
黒光りする棍棒のように太くて長いそれは、牛というより人間に近い形状で、血管が浮かび上がりバキバキに怒張して天を仰いでいる。先の穴からは透明な粘液が露のように留まっており、ツーと糸を引いて地面へ滴り落ちる。
まるで別の生き物のようにビクビクと脈動して、今にも爆発しそうな猛々しいそれを、牛鬼はホワイトミルクに見せつけていた。


『ブモオオッ!!』

「ひっ……!?」

興奮しきっている牛鬼は鼻で息を鳴らしながら、ホワイトミルクの顔に一物を近づける。
対してホワイトミルクは夢から覚めたように、自分は怪人に襲われているのだということを理解して、体を寝かせたまま後ずさりする。
いつも穏やかでのんびりしている彼女に『逃げなければ』と本能で思わせるほど、牛鬼のモノは禍々しさを帯びていた。これを使われた女性はどうなってしまうのだろうと、考えたくもないことが頭によぎってしまう。
そういえば牛鬼に襲われていた女性二人。彼女たちはもしかすると、胸を責められただけでなく……。

「きゃあっ!」

『ブモオッ、ブモオッ!!』

「や、やめてっ……離して……!」

後ずさりしただけでは、逃れることなど不可能だった。
牛鬼は逃げようとするホワイトミルクを再び押し倒して馬乗りになると、勃起した一物を柔らかくて大きな乳房の間に埋める。
そして両側から押さえつけてサンドイッチし、ゆっくりと腰を前後させる。

『モオオッ……!! ブモッ……!!』

「ひうっ、いやあっ……! うっ、あっ……!」

俗にいうパイズリだった。牛鬼の唾液や母乳、そしてカウパーが入り混じり、とても滑りやすくなっている乳肉の中で、肉棒が刺激にビクビク震えながら移動している。
とても熱くて鋼鉄のように固い。それがホワイトミルクの受けた、牛鬼の性器に対する印象だった。本当に別の生き物のように蠢いていて、快感のせいかたまに大きく跳ねては、大きな胸からちょこんと頭を覗かせる。

『ブモオオオッ!! ブモオッ!!』

「んぶっ!?」

と、ここで牛鬼は更に大きく腰を振り始める。
狙いはホワイトミルクの口だった。一突きすると、乳肉にすっぽりと収まっていた一物、その亀頭部分が飛び出て彼女の口内へ入り込む。
腰を引けば外へ出て、更に突けばまた小さな口の中に。

「むっ、ふうっ、んッ……! はあっ、や、やだっ、んぷっ……!」

牛鬼はパイズリフェラで自らの快感を高めていく。
大きすぎる肉棒にはだいぶ窮屈な穴だが、それが牛鬼にとってたまらず、またホワイトミルクにとってもたまったものではなかった。
顎が外れそうなほどビッグサイズのペニスで口を犯されて、息苦しく辛い。我慢汁が入り込み変な味がする。

『フーーーッ……!! フーーーッ……!! ブモッ……!! ンモ”オオオオオッ……!?』

「むぐっ!?」

牛鬼の腰振りスピードはどんどん速くなっていった。
腰を突き出すたびにホワイトミルクの乳首からぴゅっと母乳が飛び出て、彼女や牛鬼の身体に振りかかる。

(あ……なんか、これも……)

胸を直接弄られるほどの快感は無いのだが、度重なるピストン運動で乳房を揺さぶられ、ホワイトミルクは少しずつ気持ちよくなっていた。

(ちょっと、気持ちいいかも……♡)

『ブモオオオオッ!! モオッ!! ブモオオオオッ!?』

ここで牛鬼に新しい変化が現れた。
脈動する肉棒、昂る鼻息、叫び声。カウパーも今まで以上に溢れ出てきてホワイトミルクの口の中を汚す。
すぐそこに射精が待ち構えていた。

そんなこと知る由もなく、ホワイトミルクは乳房の快感に集中していた。
夢羊の一件以来、性欲が増したのか胸を用いた自慰行為に耽っていたせいで、感度は抜群となっており、オナニーモードに入りつつあった。
口に出入りしている肉棒への恐怖はあるし、怪人を倒さなければいけないのだが、その前にもう少しだけ気持ちいいのを味わおう。

『モ”オ”オオオッ!! フーーーッ、フーーーッ!! ン”モ”オオオオオオオッ!!』

そう考えているうちに、その時がやってきてしまったようだ。
牛鬼は激しく腰を振ってホワイトミルクの胸と口内で快感を最高潮まで高めると、乳房でぎゅっと肉棒を圧迫しながら大きく一突きし、亀頭を彼女の唇にくっつける。

『ブモ”オ”オオオオオオオオッ―――ッ!!!』

「えっ? ひゃあぅっ!?」

睾丸で作り出した子種を外へ吐き出すため、肉棒がドクドク脈打っている。
力強い射精により吐き出される液体はとても濃くて大量で、ホワイトミルクの顔や髪の毛をみるみる覆い尽くしていく。

「……ふ、あ……う……っ」

一頻り出し終えると、牛鬼は脱力してホワイトミルクから離れていく。
精液まみれになってしまった彼女は、嗅いだことのない臭い匂いにクラクラしながら、とりあえず顔面に付着したものを手で拭う。
熱くてべっとりしたそれを摘まみ上げると、液体というより固体と言ったほうが正しいような気がした。

(……おちんちんから出てきた……これ、もしかして……)

流石の彼女も最低限の知識はあるようで、怪人の体液をまじまじと観察している。
だが対照的に、怪人は早くも次の行動に移ろうとしている。大量に射精したというのに、少しも勃起が衰えない肉棒を、今度はホワイトミルクの下半身へ。

『フーーーッ……!!! フーーーッ……!!!』

「えっ? な、なにして……っ」

牛鬼はこれまで以上の興奮を見せている。
どうやらホワイトミルクを嫁にすると決めたようだった。となれば、今からやる事は一つだけ。彼女を孕ませなければならない。

『ブモオオオオオッ!! ブモッ!! ブモッ!!』

「い、いやっ、それはっ……それだけは、だめっ……!」

ホワイトミルクも何をされるか察したらしく、脚を閉じて拒否する。
しかし牛鬼にとってはほんの些細な抵抗にしかならず、閉じられた脚を掴んで難なく股を開かせると、純白の下着を横へずらして、綺麗なピンクの割れ目にペニスをあてがった。

「や、やだ、待って」

『フーーーッ、フーーーッ、フーーーッ……!!』

早くも滲み出てきたカウパーを塗りたくるように、亀頭で割れ目をなぞる。ホワイトミルクの懸命な呼びかけなど聴こえていない様子だ。
自慰行為はしても下半身の責めにそれほど興味を持たなかった彼女からすれば、異物の挿入はおろか、セックスなど全く未知な行為。
どんな感覚なのだろうか。痛いのだろうか。いや、その前にこんな怪人となんて。

『モ”オ”オオオオオオッ!!!』

「あ”ッ」

ドチュンッ。

立派な肉棒が一息で最奥に到達し、子宮を押し込んだ。
鈍い衝撃を下腹部に受けたホワイトミルクは目を白黒させ、身体を目一杯逸らした。

一旦ここまでで
日を跨いでから少しですが更新します

乙です
魔法少女なのにデカパイを[田島「チ○コ破裂するっ!」]で開発しまくりの上に敵に搾乳パイズリ
無理やりされても興奮するドマゾなホワイトミルクドスケベでいいですね

日跨いだ後の続きも楽しみです

たんおつ。
牛サイズの一物ならお腹のあたりにぽっこり浮かんでいそうで描写に期待

大きいのが入ってきた。お腹が熱い。苦しい。
頭が真っ白になる。

『ブモオオオッ!!! モ”オッ!! ブモッ!! モ”オ”オッ!!』

「あ”っ、あ”っ、あ”ッ、あ”っ、あ”っ」

ホワイトミルクが自分自身どんな状態でどんな感覚なのかハッキリしないまま、牛鬼はピストン運動を始めていた。
どうやら充分に濡れていたらしい。口内よりずっと狭苦しい処女の膣内を、遠慮なく犯していく。
子宮を押し込んでも猛る肉棒は全て入りきらなかった。体格差もあってか、ホワイトミルクにとって大きすぎるペニスであり、牛鬼にとって狭すぎる膣内。
おかげで彼女の腹にはぽっこりと形が浮かび、出し入れの様子が見て取れた。

『モ”オッ、モ”オオオオッ!!!』

「ひぅっ、ぐッ、あ”あッ……!」

ホワイトミルクに自覚はないが、出したことのない汚い声が出てしまっている。
気持ちいいのか痛いのかよく分からないが、苦しいことだけは確かで、無意識に発してしまうのだ。

『ブモオッ!! モ”オッ!! モ”オ”オオオオッ!!』

牛鬼は相変わらず、ホワイトミルクの様子に構わず勇猛な腰振りを続けている。
自分は強い雄なのだと。優秀なのだというのを分からせるために、ひたすら動いている。

雌へのアピールとも言えるその行為は、やがてホワイトミルクに変化をもたらした。

「う”っ、あ”っ……!♡ ん”っ、ん”っ、ん”っ……!♡」

数分が経過した頃。彼女の瞳は微睡の中にいるようにとろんと蕩けていて、苦しさに悶えていた表情が少し緩んでいた。
頬は紅潮し、喘ぐ声に色気が出てきている。

『モ”オッ!! モオオッ!! モオ”ッ!! モ”オ”オッ!!』

「ひっ、ぐっ……!♡ はあ”っ、はあ”っ、ん”うぅっ……!♡♡♡」

そのうち地面に放り投げていた腕が動いて、自分の腰を掴む牛鬼の手に添えられる。大きな手に小さな手がそっと重なり、愛おしく撫でるような行為まで見せる。

(こ……こ、れ……すごい……♡)

どうやらホワイトミルクは未知の経験を、気持ちのいい経験だと上書きしてしまったようだった。
自分を貫く、明らかに大きすぎる肉棒は最初は苦しかったが、少しずつ慣れてきて、今では快感へと変わってきていた。
逞しいカリ首で膣を引っ掻かれるたびに、背筋がぞくぞくする。子宮を押されると変な声が出てしまうけど、頭が真っ白になるくらい気持ちいい。
考えてみれば、いや考えなくても肌で感じられる。

(せっくす……いい、かも……っ♡♡♡)

散々胸ばかり虐めていたが、この気持ちよさは何にも代え難いかもしれない。

(おっぱいも、いいけどっ……せっくす、すごい……♡♡♡ すごいよぉ……っ♡♡♡)

ホワイトミルクはにへらとだらしなく笑ってしまっていた。
新しい快感を見つけて身体も心も悦んでいる。気持ちいい。気持ちいい。全部気持ちいい。

『モ”オ”オッ!!! モ”オッ!!! モ”オ”オ”オオッ!!!』

「はあ”っ、はあ”っ、はあ”っ♡♡♡ か、かいじんっ、さんっ♡♡♡」

ここでホワイトミルクは、あることを閃いた。それは到底、魔法少女とは思えないアイデアだった。
地面に着いていた頭を起こして、牛鬼の目を見ながら話しかける。言葉が通用するかは分からないが、牛鬼は腰を振りながらもホワイトミルクと視線を合わせている。


「う”っ、あっ……お、おねがい、あるのっ……!♡♡♡」

『…………』

「はあ”っ、はあ”っ……!♡♡♡ あ”の、ねっ……おっぱいっ♡♡♡ おっぱいも、たくさんっ……!♡♡♡ さわってっ♡♡♡」

ホワイトミルクの瞳にはハートマークでも浮かんでいるかのようだった。
それほどまでにセックスの快楽に心酔してしまっていた。加えて胸を弄りでもしたらどうなるんだろうと、気になって仕方なかった。

「う、うし、さんっ……おね”がいっ♡♡♡ おっぱい、さわってほしいの”ぉっ♡♡♡ あぐっ♡♡♡ おねがいっ、しますっ……!♡♡♡」

魔法少女、そして人類の敵であるはずの怪人にこのような願いをするということは、屈するということ。すなわち敗北を意味している。
もしキス魔人のような人間に近い頭脳の持ち主が相手であれば、話が進んで思うがまま支配されてしまったかもしれない。

だが今、彼女たちの相手は牛鬼。人類を無差別に増やすためでなく、理想の相手を探しにこの場所へやって来た怪人である。
そんな怪人が見つけたホワイトミルク、言い換えれば嫁に乞われたならば、人類などどうでもよく無条件で要求に応えてしまう。

『ン”モ”オオオオオオオオッ!!!』

「あ”あ”あああっ♡♡♡」

言葉はちゃんと通じていたようで、牛鬼は極度に興奮した様子で叫んでから、母乳をまき散らしながらだぷんだぷん揺れていた爆乳にしゃぶりついた。
片方の乳首に吸いついてはミルクを味わい、もう片方の乳首も忘れずに吸いついてミルクを堪能する。それからホワイトミルクの腰を掴んでいた手で揉みしだくと、びゅーっと噴水のように母乳が出てくる。

「ひあ”ぁっ!♡♡♡ きも、ちい”っ!♡♡♡ や”っぱりおっぱいっ、きもぢいいっ!♡♡♡ きもちい”いのぉっ!♡♡♡」

『ヂュパッ、ヂュルルルルルッ!! ヂュウウウウッ!! ベロベロベロッ』

「や”あッ♡♡♡ それ、すごいよ”ぉっ……!♡♡♡ おっぱいっ、しぼられてるよぉっ♡♡♡」

まるで牛の乳を搾るかのように、大きな乳房をマッサージする牛鬼。よほど気持ちいいのかホワイトミルクは無意識に膣圧を強めてしまう。
すると牛鬼はそれを感じ取り、弱々しく鳴いたかと思えばピストンに一層力が込められる。

「う”う”ッ!?♡♡♡ すご、いっ……!♡♡♡ おっぱい”もっ……あそこも、ぜんぶぅっ♡♡♡ きもち、よすぎてぇ……!♡♡♡」

『モ”オ”オオッ!!! ン”モ”オオオオオッ!!!』

「うしさん”っ、すごッ、あ”あッ♡♡♡ そんな、はげしッ♡♡♡」

牛鬼はついに本腰を入れ始めたようで、正常位の状態からホワイトミルクに覆い被さると、乳房に顔面を押しつけながらバスバスと力いっぱい突きまくる。
そのたびにホワイトミルクの腹部がぼこぼこ膨らんでは元通りになる。一見苦しそうに見えるが、ホワイトミルクは完全に出来上がっていた。

「うしさん”っ、うしさ、ん”っ♡♡♡ ふう”ッ、おちんちん”っ、きもちいい”っ♡♡♡ おっぱい”もっ♡♡♡」

『ヂュパッヂュパッ、ゴクゴクゴクッ!! ヂュウウウウッ、ヂュルルルルル!!!』

「ふあ”あ”ぁぁあぁッ♡♡♡」

傍から見ると、まるで動物と動物の交尾のようだった。
小柄なはずの少女は、自分よりずっと大きな化け物をしっかりと受け止めている。牛の頭を両手で抱きしめて、雄の責めを心身共に許していた。

本当に少ないですがここまでで
明後日あたりに最後まで書いて、安価も出せたら…と思います
魔法少女たちのステータスも簡単ですが、その時にまとめて出します

おつおつ
腹ボコひぎぃ状態なのにでかい怪人にしがみついてセックス気持ちいいとかおっぱい弄ってとか
敵に自分から媚びる変態魔法少女になったホワイトミルクえろくて最高です

魔法少女のステータスはエロステータスとかもあるんかな?

>>222
あります
先にステータスだけ出したほうがいいかもしれませんね

『魔法少女たちの現ステータス』

【名前】柴堂有紗(しどうありさ)/スノウスター
【性格】真面目で気が強いが、心優しい性格、鋼メンタル。
【容姿】金髪サイドテール、身長163センチ。スタイルが良く胸は大きめ。
【性癖備考】
キス魔人によりNTR経験あり。それ以来キスに弱くなってしまい、性欲スイッチが入ってしまう。
恋人が関わってくるような怪人、または気が強くスタイルも良いので、そこを責めるような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(NTR、尊厳破壊など)

【名前】早峰奏(はやみねかなで)/ホワイトミルク
【性格】穏やかでのほほんとした天然ボケ。
【容姿】黒髪ショートの童顔、でも胸だけはとても大きなロリ巨乳。
【性癖備考】
牛鬼により快感が昂った時に母乳が出てしまう体質になってしまった。胸を弄る[田島「チ○コ破裂するっ!」]を頻繁にしていて性欲が強め。
気持ちいい事に興味があり、M気質な巨乳なので、そこを責める怪人を差し向けるといいかもしれない。
(おっぱい星人な怪人、乱交など)

【名前】相川琴葉(あいかわことは)/キューティレイ
【性格】からかい好き、根はいい子。
【容姿】ツーサイドアップ。黒いゴスロリ系のミニスカワンピース衣装。両太腿の際どい所にガーターリング。胸は膨らみかけ程度。
【性癖備考】
体操部所属で体がとても柔らかい。からかい好きな面があり、馴染みある教師や男子生徒をからかっている。
少々生意気なのでそれを黙らせる怪人、または魔法少女時のチラリズムや、軟体を活かしたプレイをする怪人を差し向けるといいかもしれない。
(わからせ凌辱、露出系、体操部関連など)

【名前】御神楽遥(みかぐらはるか)/グローリアス
【性格】尊大でとにかく自信満々。何でも自分が一番だと信じて疑わない。
【容姿】ショートヘアのオールバックで身長170㎝以上のイケメン女。引き締まったモデル体型ながら胸も尻も大きめ。
【性癖備考】
文武両道、男女問わず非常にモテる学園の有名人であり、それを裏づけるほどの努力家でもある。
無自覚ながら大勢の男に蹂躙されたい破滅願望を持っているので、それを気づかせるような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(尊厳破壊、公開凌辱など)

【名前】燕岳真宵(つばくろまよい)/エグゼキュス
【性格】無愛想で周りと距離を取りがち 気を許した相手にはデロ甘。
【容姿】 黒髪ポニテで、ジト目のぺたんこスレンダー。身長139cm。肋骨が浮く細く華奢な体躯。
【性癖備考】
大好きだった元父親に暴力を振るわれた家庭環境により人間不信気味。人間関係に臆病になっている。
愛情に飢えているので、徹底して甘やかして籠絡を狙うような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(甘々プレイ、快楽漬けなど)

※()内は考えられそうなプレイなので参考程度にお願いします

以上の内容を参考にぜひ考えていただけたらと思います
更新と安価は明日に出す予定です

たんおつ
有紗のキス弱点と奏の母乳体質確定ほんまよき
可能であれば有紗は彼氏以外とのキス>彼氏とのキス(彼氏とは普通だけど彼氏以外だと弱いor彼氏相手の時点で弱いけど彼氏以外とはクソザコ)みたいになっててほしいし、奏はもう噴乳[田島「チ○コ破裂するっ!」]とか何ならセルフ授乳とかしてほしい

ステータスありがとうございます
丁度2、3個性癖書いてあるから2話でそれぞれ弱点つける怪人
用意すれば良くてわかりやすい

スノウスター キス責めが得意orNTR感強い人間男に近い体型の怪人?
ホワイトミルク 搾乳得意な機構や構造の触手系や機械系怪人
キューティーレイ 体操部男子や指導教員、演技を利用して露出性癖、わからせ性癖を刺激できる怪人
グローリアス 見せつけ拘束公開陵辱や男性の理性を壊して性欲を高め輪姦に持ち込めるような怪人
エグゼキュス 父親や友達のように近づき甘やかして堕落させ自分から屈服するように仕向ける絡め手怪人

スノウスターがキス怪人と被らない感じに考えるの難しいけど他の子は大体固まってきた
エロステータスあると魔法少女エロゲみたいな本格的な感じ出てやっぱり良いね



グローリアス投下した自分としては
輪姦の比重大きめだとありがたい

牛鬼の設定はあくまで『おっぱいを作り替える』『完堕ちしたら牛耳や角、尻尾が生えた牝牛嫁にする』だから多分胸以外の感度には特に関与してないはず
なのに明らかに規格外の巨根で処女奪われたにも関わらず、ものの数分でおねだりするレベルで感じてるのはホワイトミルクがそれだけ淫乱ってことなんだよな……

ふぅ……

>>229
各々専用の個別回あるしグローリアスで輪姦色強い回来るとは思うよ


「すごいよ”ぉっ♡♡♡ うしさ、ん”っ♡♡♡ も”っとしてぇっ♡♡♡」

すっかりと牛鬼の虜になってしまったホワイトミルクだが、ひっそりと彼女の身体に異変が起きていた。
頭に牛のような角が二本、髪の毛をかき分けて生えてきた。それだけでなく、角の下には可愛らしい牛耳がぴょこんと飛び出てきて、更には尾てい骨から牛の尻尾が伸びてくる。
その姿は牛のコスプレのようであるが、質感から何まで全て本物だった。

魔法少女たちは知らない、牛鬼の仕業である。
この怪人に身も心も堕とされてしまうと、角や耳などが生えて雌牛のようになってしまう。つまり、ホワイトミルクもその内の一匹となってしまったのだ。

『ブモ”オオオオオオッ!!!』

牛の怪人は雄叫びをあげて喜ぶ。
これで正真正銘、ホワイトミルクは自分の仲間であり妻となった。念願の子孫を残せる。

「ふぐう”っ……!?♡♡♡ あ”っ、んっ、おちんちん”っ♡♡♡ あ”ばれてる”っ♡♡♡ わ”たひのっ、なかでぇっ♡♡♡」

『ン”モ”オ”オ”オオオオオオオオオッ!!!』

牛鬼は自慢の肉棒でホワイトミルクの膣内を滅茶苦茶に犯す。
小さな身体が壊れてしまうのではないかというほど、狂ったように腰を前後させる。中で亀頭が子宮に衝突するたび、快楽がホワイトミルクの脳天にまで突き抜ける。

「あ”う”ッ、あ”あ”っ♡♡♡ ふあ”ッ、ぐひぅ”ッ♡♡♡ ひぁ”ッ、う”っ♡♡♡ え”ぁ”ッ♡♡♡」

目からは涙が溢れ、鼻水が垂れて、開けっ放しの口から唾液が駄々洩れの状態。せっかくの可愛らしい顔が大崩れしてしまっている。
彼女がまともな言葉を喋れないくらいに、牛鬼は激しく責め立てている。

理由は明白。自分の子種を今すぐにでもぶちまけたいからだ。

『ブモ”オ”オオッ!!! ブモ”ッ!! ブモ”オ”オッ!!』

「ひい”ッ……!?♡♡♡ は、はげひっ♡♡♡ らめ”ッ、くる”ッ♡♡♡ もっときもひい”いのっ、きひゃう”ッ、かも”っ♡♡♡」

『モ”オ”オオオッ!!』

「う、うしさん”っ、も”ッ♡♡♡ くるの”っ?♡♡♡ い、いっしょ、だねっ♡♡♡ い”いよっ、きてぇ”っ♡♡♡」

『ン”モ”オ”オオオッ!!! ン”モ”オオオッ!! ン”モ”ッ!!!』

「あ”あああっきひゃうよ”ぉッ♡♡♡ い”いのっ、い”いのぉ”っ♡♡♡ おっぱいも”っ、びゅううってぇっ♡♡♡」

牛鬼は爆乳を思いきり揉みしだいてミルクを放出させると、ごくごく喉を鳴らしながら飲む。
同時に怒涛の腰振りを止めずに射精まで一直線に突き進んだ。

やがて、その時が訪れる。

『ン”モ”オオオッ!!? フーーーッ!!!! フーーーッ!!!!』

「あ”あああくる”ぅっ♡♡♡ くる”っ、くる”っくる”っくる”うッ……!?♡♡♡」

『ブモオオオオオオオオオオオッ――――――ッ!!!!!』

「ら”め”ええッ―――あ”っ―――――!?♡♡♡」

汗だくになっていた牛鬼が大きく、最後の一突きをして、ホワイトミルクの中へ精を解き放った。
濁流のような勢いでとめどなく放射される白濁液は、あっという間に彼女の性器を満たして、外へドプドプと流れ出ていく。よほど興奮していたのだろう、とても粘り気のある濃い精液だった。


「あ”ッ♡♡♡ うあ”ッ♡♡♡ あ”ッ♡♡♡」

一方でホワイトミルクは身体中が痙攣しており、牛鬼の腕の中でこれ以上ない多幸感を噛みしめていた。
何もかもどうでもよくなるほど膨大な快感をその身に受けて、なんとも幸せそうな表情を浮かべている。

(きもちいいよぉ……すごいよぉ……♡♡♡ おっぱいも、あそこもぉ……♡♡♡)

牛鬼から出ている精液の刺激すら心地よい。
もっと触ってほしい、もっと弄ってしてほしい。もっともっと。ホワイトミルクは心から快楽を求めた。

(……あ……れ……♡)

ようやく痙攣が収まってきて、だらんと脱力すると、視界にあるものが入ってくる。
壊れた噴水。地に倒れる少女。

(あれ、は……そっか…………。……うしさんに、やられちゃったんだ……)

スノウスターとキューティレイ。魔法少女の二人は怪人の驚異的なパワーで倒されてしまった。

(……わたし……)

残るはホワイトミルクだけ。とはいえ、牛鬼に屈して雌牛化されてしまっている。そのせいか思考が上手く働かない。

(……ごめん、ね……ふたりとも……わたしじゃ……)

ホワイトミルク、早峰奏は二人よりも非力で、戦闘能力には長けていないので、倒すどころか逃れることすらできない。
それに、こうして堕とされてしまった身だ。魔法少女として失格だった。

(……わ、たし……)

“アンタにはもう少ししっかりして欲しいって話!”

快感の余韻に浸っている最中、ホワイトミルクの脳内にある言葉が浮かんでくる。

(…………)

“奏、琴葉は心配してるだけ。私もあなたが心配なの”

(……ありさちゃん……ことはちゃん……)

怪人と戦う前に、二人に言われたことだった。

“とにかく、アンタがしっかりすれば怪人と戦うときも楽になるの。分かる?”

(……わたしが……しっかりすれば……)

ホワイトミルクは、快楽が邪魔をする頭の中で二人の言葉を復唱する。
二人は自分にもっとしっかりして欲しいと思っていた。全部自分のためを思って言ってくれたことだ。
それに、しっかりすれば怪人と戦う時に、二人の邪魔にならずに済むかもしれない。それどころか、回復役だけで留まらず助けになるかもしれない。


(わたしにも、できるの、かな……)

消えかけていた希望の光が、少しずつ大きさを取り戻していく。

(……怪人さんをたおす、おてつだい……)

『ブモオオオオオッ……』

と、ここで長い射精を終えて一休みしていた牛鬼が稼働する。
鼻息を噴射させながら胡坐をかくと、ホワイトミルクの脇腹を掴んで持ち上げ、ドクドクと精液が垂れている秘部に少し萎れた肉棒をあてがい、一気に奥まで挿入した。

「あぐッ!?♡♡♡」

『ンモオオオオオッ……!』

牛鬼は湯船に肩まで浸かって一息ついたかのような声をあげる。
窮屈で絶品の膣穴にモノが締めつけられて、みるみる膨張していく。

「うッあ”あああっ♡♡♡ ま”、たっ♡♡♡ お”っきくッ……!♡♡♡」

中を無理やり拡げられて、苦しさと同時に痺れるような快感が生まれる。今度は対面座位なので一味違った感覚がある。
亀頭で子宮を押し上げられて、またあの気持ちのいい時間が始まることを予期している。

『ブモオオッ!! ブモオオオオオオオッ!!!』

「んん”ッ!♡♡♡ あっ、はあ”ぁっ♡♡♡ ふか、い”ぃッ♡♡♡」

やがて二回目の種付け行為が幕を開けた。牛鬼は自身の腰を揺さぶりながら、ホワイトミルクをオナホールのように扱って肉棒を擦る。
心なしか先ほどよりも中を抉られるような感覚を覚え、ホワイトミルクは歯を食いしばって快感に震える。

『モ”オ”オオッ!!! モ”オ”オオオオオッ!!!』

「はぁっん”っ♡♡♡ ふう”っ、ふう”っ♡♡♡」

やっぱりとっても気持ちいい。このままずっと牛さんと繋がっていたい。おっぱいもたくさん触られたい。
だけど。

(それじゃ、だめ……♡ わたしは……魔法少女、だから……っ♡)

ホワイトミルクは密かに決意した。
スノウスターとキューティレイの両者がいない以上、自分が何とかするしかないのだ。
気持ちよさに身を委ねていてはダメだ。しっかりしなければ。

「はあ”っ、はあ”っ……!♡♡♡ う、う”し、さんッ♡♡♡」

決意を固めたはいいが、ホワイトミルクの腕力では現状を打開することは不可能だった。
ではどうすればいいのか。彼女には彼女のやり方があるらしかった。

「あ”の、ねっ♡♡♡ きい”て、ほしいの”ッ♡♡♡ あ”んッ♡♡♡」

『ブモ”オオオッ!!!』

牛鬼の頬に優しく手を添えて、語りかける。
しかし牛鬼は相変わらず鼻息を荒げて興奮し、聴く耳を持たない。


「う”ぅッ♡♡♡ きい”、てッ♡♡♡ わたしっ……、うしさんのッ、あぅ”っ♡♡♡ お”よめさんに”は、なれない”のっ♡♡♡」

『ッ……!!』

牛鬼の動きがピタリと止まった。どうやらホワイトミルクの言葉に反応したようだ。

「お”、およめさんには、なれない”……っ♡♡♡ でもね……あなたの、きもちをっ、いやすことはできるから……だからっ、あ”あ”あ”ああああッ!?♡♡♡」

『グモ”オ”オ”オオオオオオオオオオッ!!!!』

ホワイトミルクの言葉を遮るように、牛鬼の鬼のような猛ピストンが始まった。
まるで「そんな事は聞きたくない」と伝えているかのようだった。ドチュドチュと幾度となく亀頭が子宮を押し潰し、立派なカリ首で膣壁を引っ掻きまくる。
あまりに強烈な快感にホワイトミルクは気が狂いそうになり、たまらず牛鬼の首に必死にしがみついて泣き叫ぶ。

「いや”あ”あ”あッ♡♡♡ ひぐう”ッ、ら”っら”めえッ♡♡♡ あ”たま、お”かひくッ♡♡♡ おかひぐなる”うッ♡♡♡ こわ”れひゃう”ぅッ♡♡♡」

『モ”オ”オ”オオオオオオオッ!!!!』

「ま”っでえッ♡♡♡ うしさん”っ、ま”ってえ”っ♡♡♡」

今すぐ撤回しろとでも言うような猛攻に対し、ホワイトミルクはやめるよう訴えかけるが、牛鬼はひたすらそのペースで彼女を責め続けた。
こうしていれば彼女は黙るだろうと。そのうちまた悦ぶようになり、自分の子を快く孕んでくれるはずだと。そう思っての行動だった。

しかし、ホワイトミルクの意思は揺るがなかった。

「ふぁっ、ん”ッ♡♡♡ ん”っ、くっ……!♡♡♡」

彼女の身体が、ぽうっと優しい光に包まれ始める。見ているだけで心が穏やかになるような、安心感のある光だった。
牛鬼は何事かと驚く素振りを見せるも、ピストンを止めずに続けている。

「ふぅ”っ、ふぅ”っ♡♡♡ う、うしさんッ……わ”たひが、あ”なたのっ、きもちッ♡♡♡ ぜんぶっ……う”けとめる、からっ♡♡♡」

『ブモ”オ”オオオオッ!!!』

「こん”なことっ、しちゃら”めっ、なのッ……♡♡♡ お”となしくっ、しな”きゃ♡♡♡」

『ブモオオオオッ!!! ブモオッ!!! ブモオオオオオッ!!!』

「ひう”ぅッ♡♡♡ はぁっはぁっ、う”けとめてっ……あ”げる、ねっ♡♡♡ あ”んッ♡♡♡ ぜ、ぜんぶッ♡♡♡」

ホワイトミルクと同じように、牛鬼の身体も光に包まれ始めた。
牛鬼はそれを知ってか知らずか、叫びながら延々とホワイトミルクを犯している。

『ブモオオオオッ!!! ンモオオオオッ!!!』

「う、う”んッ♡♡♡ きもぢ、い”いよッ♡♡♡ うしさんの”ッ、お”ちんちんっ♡♡♡ きもち、い”いよっ♡♡♡」

『……ブモオオオッ!!』

牛鬼の様子に変化が現れた。
語りかけるだけでなく、宥めるように怪人を優しく撫で始めたホワイトミルクの力なのか、上下運動の動きが弱まってきた。
激しかったのが嘘のようにゆっくりと、スローペースに。

「ん”ッ♡♡♡ はぁ、はぁ、おちついてきた、ね”……っ♡♡♡」

『ブモオオッ……!! モオオオオオッ……!!』

「そのままっ、あ”ッ♡♡♡ きもちよく、なってね”っ♡♡♡」

激しさがなくなれば、ホワイトミルクの喘ぎも落ち着いたものになってくる。
しかしそれでも太くて大きい、鋼鉄のような肉棒は彼女を苦しめているようで、時おり亀頭が気持ちいい部分に触れるとビクンと震える。

『モ”オオ、オオッ……!!』

「はう”っ、んっ♡♡♡ ゆっくり”っ……い”っしょに、きもちよくなろ……?♡♡♡ ひぅ”っ♡♡♡」

『ブモオオッ……!!?』

「あ”っ……♡♡♡ おちんちん、ふくらんでっ、きたよ”っ♡♡♡」

ホワイトミルクの言うように、牛鬼は挿入からそれほど時間も経っていないのに、絶頂が近づいていた。
一回目の経過時間と比較するとかなりの差がある。一度出したおかげで感度が高くなったのか、それともこれも彼女の能力による影響なのか。

『ブモオオオオッ……!! ブモッ、ンモオオオッ……!!』

「はぁっ、はぁっ、い”いよっ♡♡♡ わ”たしのなか、にっ♡♡♡ ぜんぶっだしてい”いよっ♡♡♡」

『ン”モ”ッ……!! ン”モ”オオッ……!!』

「うけとめてっあ”げるからっ♡♡♡ う”しさんの、えっちなきもちっ、わたしのおなかにぶつけてぇっ♡♡♡」

『ン”モ”オ”オオオオオッ……!!!』

気がつけば牛鬼の怒りが籠ったような鋭い瞳も、穏やかになり落ち着いている。
もう少しで達するらしく、吐息が激しくなり長い舌を出してホワイトミルクの顔や胸をベロベロと舐めている。

「ふあっ、きもち、い”いっ♡♡♡ あうぅっ♡♡♡ もっと、な”めてっ♡♡♡」

『ン”モ”オオオオッ……!? ン”モ”オ”オオオオオッ……!!!』

「ん”っ♡♡♡ で、でるの”っ?♡♡♡ おちんちんから、でそうっ?♡♡♡ いいよ”っ、だしてっ、いいよっ♡♡♡」

『ブモオオオオオオオオオッ……――――――!!!?』

落ち着いていた牛鬼の動きが少し激しさを増したかと思えば、ビクンッと大きく震える。
肉棒がドクンドクンと脈打ち、大量の精液がホワイトミルクの膣内へ送り込まれる。

「くぁっ♡♡♡ きたぁ”♡♡♡ んっ……たっぷりっ、だしてねっ……!♡♡♡」

『ブモオオオッ―――っ!!!』

「ふあぁっ♡♡♡ うし、さっ♡♡♡ わたしも、またっ♡♡♡ あっ―――!!♡♡♡」

ホワイトミルクも快感は確実に高まっていたようで、牛鬼の射精に伴い絶頂を迎えた。
しかし先ほどより多大かつ刺激的なものではなく、深く長く味わえる、心地よさを感じるものだった。
牛鬼の絶頂も似たようなものなのだろうか、亀頭の先から吐き出される精液は収まることを知らず、びゅくびゅくとたっぷりホワイトミルクの中に入っては外へ漏れ出ていく。


「はあ”っ、はあ”っ、はあっ♡♡♡ すご、い”ぃッ♡♡♡ うし、さんっ……まだ、でるんだね……っ♡♡♡」

『ン”モ”オ”オオッ』

「だいじょう、ぶっ……だよぉっ♡♡♡ ぜんぶ、でるまでっ♡♡♡ つながっていようね……ん”ぅっ……♡♡♡」

ホワイトミルクは天使のような微笑みを浮かべて、牛鬼の頬を何度も撫でていた。
それから少しして、ようやく射精の勢いが衰えてきたと同時に、牛鬼の岩のような身体がすぅっと消えていく。
そして光の粒子となり空へ昇っていく。これはスノウスターが怪人を浄化のハンマーで送り返した時と、全く同じ光景だった。

「あ、れ……うしさん……♡ からだ、が……っ♡」

『……モオオオオッ……』

ホワイトミルクは驚いていた。
自分はただ怪人を癒して、暴れるのを止めようとしただけだったのに、結果として怪人を妖精ポワワの国へ送り返すまでに至ったらしい。
やがて牛耳や牛角、尻尾が消えて、膣内を押し広げる異物の感覚もなくなり、牛鬼は完全に消失したのだった。

怪人牛鬼の一件は、魔法少女ホワイトミルクの手によって幕を閉じることとなった。

「なるほど。癒しの力も、ここまで力が強ければ怪人に直接影響を与えられるのか」

「……ふぇ……?♡」

怪人が去った後、呆然としていたホワイトミルクにある人物が近寄ってくる。
目前まで来たところでホワイトミルクが不思議そうに見上げると、そこにはキス魔人の時にスノウスターを助けた、謎の魔法少年が佇んでいた。

「勉強になったよ。僕にはできない芸当だけどね」

「……あなた、は……?」

「君たちと同じ、怪人と戦ってる者だよ」

魔法少年は手に持っていた黒のローブをホワイトミルクの身体にかけて、そう答える。
そして近くにあるベンチに視線を移すと、更に言葉を続ける。

「ごめんね、他の怪人と戦っていて君たちに加勢できなかった。君の仲間は魔法で癒してベンチに寝かせたよ。命に別状はないから安心して」

「あ……有紗ちゃん、琴葉ちゃん……!」

ホワイトミルクはハッとして、魔法少年が見ているベンチへ目を向けた。
そこには確かにスノウスターとキューティレイが横になっていて、静かに寝息を立てていた。

「それじゃ、僕はもう行くから。妖精ポワワによろしく言っておいてね」

「えっ……あ、あのっ……!」

魔法少年は伝えたいことを伝えたらしく、早々に立ち上がり背を向けて去っていく。
急なことで戸惑いつつも、ホワイトミルクはお礼を言おうとしたが、魔法でも使ったのか、その時には彼の姿はなかった。

「……?」

「おーい……! ホワイトミルクー……!」

きょろきょろと周りを見渡して魔法少年を探していると、遠くからポワワの声が聞こえてきた。
牛鬼によって遥か遠くまで飛ばされていたが、ようやくここまで戻ってきたらしい。

「ポワワちゃん! 大丈夫だった? ケガはない?」

「き、キミこそ大丈夫ポワ!? その姿、牛鬼にやられたポワね!」

「うん、でも……」

「おのれ、許せないポワ!! って、あれ……? ところで牛鬼は?」

「えっとね、牛さんは……」

ホワイトミルクは、憤るポワワに拙い言葉で全ての経緯を説明をしたのだった。
怪人牛鬼は力だけで太刀打ちできない、恐ろしい存在だった。だがホワイトミルク……早峰奏の頑張りのおかげで、魔法少女たちは苦境を切り抜けることができたのだ。


『第3話 終わり』

乙です
一応結果的に倒せはしたけどただ夫になるかもしれない
牛鬼受け入れて快感に媚びたマゾ雌なだけだったホワイトミルクの堕ち方エロくて素晴らしい

>>238
ありがとうございます
3話とも良い怪人たちだったので妄想が捗りました

これから4話以降の安価をとらせていただきたいのですが、1話ずつ選ぶのではなく纏めて選出したいと思います
説明を書くので少しお待ちいただければと思います

おつおつ
魔法少女五人の中でも最も穏やかな気性と最おっぱいを持つ奏だからこそ出来たいやらしくも母性に溢れた浄化だった
これは是非ともいずれ出産を経験させたい

まとめて全員募集した方が何度も募集するより書き溜めしやすそうだしな
怪人も書きやすい奴スレ主が選んでくれていいんやで

>>241
怪人を自分が選ぶのもいいなだと思いますが、悩んでしまいそうなので…
もし安価が各回それぞれ2つ以上あれば、13話まで決定してしまってもいいかもしれないですね


安価のとり方なのですが、考えてくださった怪人に『どの回の怪人か』を付け加えて投下していただきたいです。
これから選ぶのは一応、4話琴葉回、5話全員回、6話遥回、7話真宵回、の4つなので、琴葉回の怪人なら琴葉回、全員回なら全員回と付け加えてください。

例えばですが夢羊の安価を例に出すなら、

【名前】夢羊
【性格】イタズラ好きなところもあるが悪ではない
楽しいことが好き、不幸は嫌い
【容姿】空飛ぶ羊さん。もふもふ
【能力】本人が望むシチュエーションの淫らな夢を見せる
【備考】寝かしつけた相手に望む夢を見せることで、その相手が発する喜びや幸福の感情を浴びることでエネルギーとする
夢を見せられた相手も副次的にエネルギーが得られるため、ある意味ウィン・ウィン(恥ずかしさ等は別にして)
【有紗回】←今回付け加える項目

みたいな感じです。
もし各回にそれぞれ2つ以上あれば、13話の最終回まで怪人を選ぶかもしれません、お願いします。
ちなみに安価を決めるときは追加魔法少女のときと同じで、反転コンマを使います。


↓ 怪人安価、明日の0時まで募集します。質問があればお願いします。

追記です
募集するのは琴葉回、全員回、遥回、真宵回ですが、
13話まで埋める可能性があるので、有紗回、奏回もすでに考えてくださっていれば投下してください

遥回

【名前】バッカーマン
【性格】おちゃらけ
【容姿】ピエロのような服と仮面だが下半身はチンポが目立つ薄いパンイチ
【能力】知能低下(+微弱な発情)
【備考】触れたあるいは光線を当てた人物の知能を低下させる。知能低下したヒロインは馬鹿になり仲間に攻撃等をケラケラとするようになる。
わずかに発情効果もあり、その場で自慰を擦する者もいたり。刷り込み効果のように馬鹿になった状態でバッカーマンの言葉を信じ込み疑似的な洗脳も可能。

質問、これ4回分の募集なんだけど同一IDは何個まで投げて良い感じ?(無論『全員回に2個』みたいに同じ箇所には無しとして)
あと導入とかは付けた方がいい?

>>245
それぞれの回に一つずつ大丈夫です
導入も希望があればぜひ書いてください

どの回かは書かなきゃだめ?
競争率あがるなら指定しないでどの回でもいいんだが

>>246
了解
あと今回募集に入ってない有紗・奏の2回目は多分今投稿しない方が良いと思う
今回決まった相手とのストーリー展開でさらに相応しい相手の案浮かぶかもだし(特に三人負け展開の5話の敵)、あと仮に今投稿したのを後々の有紗・奏回募集の時に判定候補に引っ張り出すとなるとうっかり見落としたりでトラブルになりそうだし

>>247
指定しない場合、全ての回のコンマ判定に候補として挙がることになるので大変かなと…
どの回でも良い場合は全員回と書き加えていただければと思います

>>248
なるほど、ストーリー展開次第で見方が変わる可能性ありますね…見落とししていました

すみません、やっぱり今ここで最終話まで決定するのはやめておきます、軽率な判断でした
当初の予定どおり、琴葉回、全員回、遥回、真宵回の4話の敵を募集します、よろしくお願いします

【名前】 メタモコンヴィニァント
【性格】 他人の心の大事な部分に踏み込み土足で踏み荒らすのが趣味のゲス
【容姿】 人間の顔パーツが歪にくっついた球体(ベルセルクのベヘリットみたいなの)が
    たくさんより集まって人型を形成したグロテスクな170cm大の怪物
【能力】 他人から見ると好感を持つ外見と態度言動に見える幻影を常時纏い好意を引き出す
    一応機械や写真を通すとモザイクのように映るが人の目を解すと人間にしか見えなくなってしまうほどの偽装能力で
    魔翌力持ち以外には幻影を纏う彼は僅かな違和感すら持たれない
    魔法少女でも相当の集中力か相手の慢心がなければ見抜くことは相当に難しい
    本体は身体をある程度変形させたり歯などの硬い部分を伸ばし切り付けるなどの戦闘能力も持つが実力行使はあまり好まず回りくどい手をよく使う
【備考】基本的には 慎重な怪人だが完全に堕落させ調教完了した証として本来の姿で犠牲者を犯したがるかなりの悪癖を持つ
    これまでは自制心と葛藤しつつ我慢してきたが心に傷を持つ魔法少女という特大の獲物相手にかなり本人も興奮してしまっている
   
    真宵の通う小学校に新任で入ってきたカウンセラーの先生というカバーストーリーで潜入した
    未来ある子供を騙して魂と人生を壊すのが楽しいと称しカウンセリングに来た学生を性的に食ったり依存させて精神を弄んでいる
    真宵には優しいカウンセラーとして接しながら寂しさにつけ込んで甘やかしつつ無垢な身体に淫らな奉仕や快感を仕込もうと目論む

【真宵回】



    
    

>>127
ありがとうございます

ここまでコケにされたらわからせてやりたいけどあまりにも大変なら他キャラ攻略が丸いかも
まぁもうちょっとコンマの調子様子見してから考えるか

>>251
他スレのレスの誤爆です申し訳ない

>>252
お気になさらず

【名前】 催眠魔人
【性格】 ねちっこい
【容姿】 巨大な一つ目が顔についてるでっぷり太った体格の青肌の怪人
【能力】 一つ目から発する視線や光線で催眠をかけ常識改変を行う
【備考】 人の大事なモノを捻じ曲げる常識改変が大好き
    身体能力はあまり高くないが体育館1個分に集まった大量の人を操れるほどの催眠能力は強力
【琴葉回】導入 催眠で体育部OBの偉いおじさんになりすまし登場
        琴葉達女子生徒に催眠をかけ男性に身体のエロさを強調したり恥ずかしい姿を見せることが良い体操だと常識改変
        催眠で性欲のタガを外して欲望にギラついたおじさんや男子生徒達の前で痴態を晒させる

【名前】ミル&メル
【性格】コピー元を淫乱に振り切った感じ+シスコン
【容姿】魔法少女達(変身前後)の姿(シナリオ次第ではモブ少女の姿も?)
【能力】人の容姿や声、性感帯等のコピー。魔法少女の場合は能力までコピーできる。
【備考】淫魔の双子姉妹。淫行痴態で風紀倫理と風評を乱しに乱す。本人になりすますこともあるが、能力をバラして匿ってもらう代わりに好きな姿になる、秘密裏に広めてもらう、という手も取る。発覚が遅れると、知らないうちにたくさんの人に体の隅々まで見られていて、感じるところも把握されて……と大変なことに。
戦闘時は能力コピーで戦うが動きが百合百合しい。
【全員回】


周囲にHな目で見られるようになったり怪人に協力的な人が出る切欠作りと、3vs2で姉妹をチーム力で上回るシチュ想定。
映像とかもいくらでも残せるけど影響をどこまで残すかはお任せ。

【名前】偽ポワワ
【性格】狡猾でずる賢い。擬態している時は完全にポワワを演じきれるほど頭も切れる。
【容姿】ポワワと瓜二つの外見だがそれは擬態であり、本来の姿は大量の触手を備えた浮翌遊する一つ目の生命体
【能力】相手の思考を読み取り、それに対応した触手を生やす
【備考】
ホワイトミルク・スノウスター・キューティレイの三人を堕とすために作り出された邪霊とも言うべき存在。
ポワワを捕らえた後にポワワに化け『怪人が現れた』と三人を人気の無い場所に誘導。
不意打ちと人質にしたポワワを盾にして三人を触手拘束、三人の過去の敗北の記憶からそれぞれに特化した触手を生やし責めを行いながら種付けを行う
【全員回】

特化触手について思い付いたのは奏は搾乳器のような搾乳特化触手、有紗は人間の口をモチーフにしたキス責め特化触手、琴葉はまだ琴葉回の敵が確定してないので敵が決まり次第関連した内容で

【名前】ラブハート男爵
【性格】自分勝手で女を支配したい欲が強い
【容姿】ピンク色のスーツにハート型のメガネを着用しステッキを持っている。人間離れした翼と天使の輪っかがある。
【能力】ステッキやメガネ(目)からハート型のビームを出し当たった人物をメロメロにする。
【備考】プレイ内容はとにかくイチャラブックスで、ラブハート男爵のために他の魔法少女を裏切るという連鎖堕ちのような展開をできればキボンヌ
【全員回】

【名前】戦闘員魔人
【性格】女を犯し孕ませたい欲望に忠実
【容姿】同じ顔、同じ戦闘服、同じ色合い、同じ背格好の戦闘員軍団。武器にはバラつきがある
【能力】際限のない自己増殖と数に物を言わせたゴリ押し集団戦法
【備考】
戦闘員と言っても他の怪人達の配下ではなく個にして群の魔人。全てが独立した本体で、特定の戦闘員が消滅しても一網打尽にはならない
ネズミ算式に増殖し、特に生存本能が刺激される戦闘中は格段に増殖速度が増すものの、一体ごとの戦闘能力は極めて低い
大隊規模の数になると都市部や学校等を大規模に襲撃し若い女達を輪姦する。魔法少女を倒した実績もあり雑魚と侮れない強者
「bi!」やら「zi!」などと奇声を上げるが、それは戦闘員同士の圧縮会話言語であり人の言葉も普通に話せる
【遥回】(全員回でも可)
突如、学校に大規模な襲撃が始まりそれぞれが変身し応戦
各々で迎撃するが圧倒的人海戦術に一人また一人と敗北し、女生徒や女教師と同じく輪姦されていく魔法少女達
最後までしぶとく抵抗していたグローリアスは、希望の砕ける様を生徒達に見せつけるように最も激しく輪姦される

>>258
すいません全員回でも可と記述しましたが
やっぱり遥回のみでお願いします

全員回

【名前】レプリクルス
【性格】臆病者だがずる賢い。
【容姿】
粘液にまみれた触手の集合体という形容のしがたい外見。
触手は子どもサイズのモノから馬並みのモノまで大小も形状も様々。
【能力】
粘液には妊娠の促進や媚薬作用、多胎の誘発(双子や三つ子のように一度に多くの仔を孕む)胎児の成長促進などメスを多く仔を産むための道具に貶める多様な毒が含まれる。
その粘液で無抵抗になったメスに無尽蔵の精力で種付けして孕ませようとする。
また生まれた子どもは必ず母親のクローン人間となり、また体液によって自由自在に成長させることができる。
【備考】
過激派が「子どもを増やすにはまず母胎を増やせばいい」という発想で魅力的な女性のクローンを作り子どもを多く生ませるために造り上げた怪人。
生まれたクローンには子どもを多く生ませるためにセックスと妊娠が大好きで男性を誘惑する淫乱な人格が付与される。
すでに何人かの女性がこの魔物に陵辱されており、各地で彼女達のクローンによる妊娠を目的とした逆レイプや乱交などが行われている。

触手による2穴3穴責めや孕ませ出産シチュを希望。
出番があるなら、知り合いのクローンの乱交現場を目撃してこの怪人が発覚とかになるんだろうか?

【名前】ドミネイトクラウン
【性格】 陰湿で執念深い。
【容姿】 筋骨隆々とした悪人顔のピエロ。巨根。
【能力】 指から糸を放出し複数の人間を操る。操られた人間は限界を超えた肉体能力や精力を発揮し人々やヒロインに襲いかかる。
【備考】
負の感情を糧とする怪人で本来は人の心から負の感情を吸い取ることで心を穏やかにさせてくれる心優しい怪人。
しかし、彼の能力に目をつけた過激派によって洗脳され、人々を壊れるまで操って悪行や乱交、輪姦などをさせて発生した負の感情を吸い上げる邪悪な怪人にされてしまった。
戦闘では操った一般人をけしかけたり人質にとったりと自ら手を下すことは少ない。

【遙回】
操られた一般人による輪姦や衆人環視での公開陵辱などのシチュを希望。

【名前】DJ魔人
【性格】騒がしいお調子者
【容姿】サングラスに帽子を被っており、手が6本生えている
【能力】気分高翌揚、発情、忘却
【備考】ナイトクラブのDJをしている。音楽を聴いている内に踊りたくなる高翌揚感が高まり、次第には発情しクラブ内の人たちで乱パをし始める。最高潮になったら魔人も参加する。夜通しやり終えたら解散するが、参加者は乱パをしたことを忘れ普通にクラブを楽しんだと感じ、また行きたいと思うように記憶をいじられる。
【真宵回】
無愛想な真宵がクラブではしゃぎまくって乱パして、人間不信だった反動でクラブの高翌揚感の虜になってほしい。
クラブから出たら特に異常事態はなかったと誤認するが、高翌揚が忘れられずに心を埋めるかのようにクラブに入り浸るようになっちゃうみたいな

【名前】プロレス魔人
【性格】傲慢で自分勝手
【容姿】人間離れした体の大きさと筋肉で肌が赤い
【能力】プロレス技をかけると快感を与える
【備考】体操部などの運動部女子を狙った魔人で、引き締まった体にプロレス技をかけて自身の強さを誇示するために暴れる。かけられた方は苦しい悔しいという気持ちではなく気持ちいいという感情が芽生え、プロレスという名のそういったプレイに徐々に変わっていく。
【琴葉回】

【名前】バッドニュース
【性格】 表向きは紳士的だが腹黒でドS。
【容姿】ゴツいゴーグルをかけた恰幅が良いスーツ姿の中年男性。
【能力】
視界に入った人物に催眠術をかけ役者やスタッフに仕立て上げ、公共の電波を乗っ取り自分の番組を放送できる。
この番組を通じて人々に催眠術・認識改変をかけられる。
【備考】
催眠術を使って人々に「子作りは善」という認識を植え付けようとしている過激派の怪人で、目的のために各地で人々を操り番組づくりに励んでいる。
ジャンルは純愛(イチャラブ催眠)から陵辱まで様々だが、特に力を入れているのは教育で魔法少女が敗北すれば彼女達の体を教材にしたセックス教育番組が流されるだろう。
【琴葉回】


真宵回にしようか迷った。

【名前】プレグナンシールーム
【性格】むっつり。愉悦嗜好
【容姿】部屋。大きめのベッド付き。正体は大きなスライム的な姿
【能力】妊娠しないと出られない部屋に擬態する。擬態中はほぼ無敵だが、部屋の女の子がHなことをしたりされたりするに連れ擬態が弱まり隠れた弱点が浮かび上がる
【備考】出るための条件の体でHな命令を順に出して、最終的にセックス、妊娠まで続けさせる。最初から妊娠命令なら擬態は弱まらないが魔法少女でもなければ弱点に気付いても何もできないので愉しむことを優先している。
【琴葉回】体操部員や教師と閉じ込められる。外のポワワから正体を聞き、何とか弱点を探そうと戸惑う周りより能動的に命令に従うが打開できずに襲われても文句言えない流れに

名前】ラブ道化師
【性格】NTR好き、純粋に魔法少女達の関係が拗れるのがみたい愉快犯
【容姿】本体はピエロのような格好だが賢士に擬態
【能力】ステルス昨日が高く性格の再現度も高い完璧な擬態能力、エッチな行為で力を徴収する。
【備考】有紗の彼氏に擬態、有紗へのプレゼントを買いたいと琴葉に相談し接触、色々と接触しいい関係になり口説いていき、ベッドイン。エッチで魔法少女の力を奪う
【琴葉回】

締め切らせていただきます、こんなに数多くありがとうございます
どの怪人も妄想が膨らんで凄くいいです

コンマ判定に移りたいと思います、反転コンマで数値が近い怪人を選ばせていただきます
追加魔法少女の時と同じで、怪人のレスも反転コンマで判定させていただきます
第4話琴葉回、第5話全員回、第6話遥回、第7話真宵回、の順位に進めていきます

第4話 琴葉回
反転コンマで一番近い数値の怪人

第5話 全員回
反転コンマで一番近い数値の怪人

第6話 遥回
反転コンマで一番近い数値の怪人

第7話 真宵回
反転コンマで一番近い数値の怪人

計算に間違えばなければ、

第4話 催眠魔人
第5話 偽ポワワ
第6話 バッカーマン
第7話 メタモコンヴィニァント

で進めさせていただきます
様々なアイディアを考えてくださりありがとうございます

純粋な疑問なんだけど反転にする意味ってなに?

>>273
言われてみれば、後から判定するなら反転する意味ないですね…
ただ今更元に戻すというのもどうかと思うので、このスレではこのまま反転コンマを用いさせていただきます

乙です
反転でも特に変わらないしいいと思います
怪人も決まったので新キャラも登場し始める続きがどうなるか楽しみです

経過報告です
29日に更新できればと思います

報告おつ。
怪人3体投げたけど全滅か。次の安価もがんばる。

報告乙です

導入部分だけですが更新していきます
ネットの調子が悪いのでデザリングしています


『第4話 一つ目の眩惑 きらめく光で照らせ!』


時刻は夕方。授業がとっくに終わり、生徒たちが部活動に励んだり帰路についている時間帯。
夕焼けで赤く染まる学校の昇降口で、柴堂有紗は早峰奏の身を案じていた。

「本当に大丈夫? 辛くない?」

「平気だよ」

奏は靴を持ってにこりと笑いながら、すでに靴を履き替えて待っている有紗を見ている。
三度目の怪人との戦いを終えて、メンバーの心がすり減っていないか気がかりだった有紗は、一緒に帰宅するタイミングで思い切って質問してみた。「魔法少女を続けたいか」と。
返ってきたのは「うん」という朗らかな一言。無理しているのではと思ったが、表情を見るとどうも本心のようだった。

「でも……これから、もっと辛いことがあるかもしれないよ」

「三人いれば大丈夫じゃないかな。一緒にがんばろう?」

「…………」

最初は仕方なくという理由で魔法少女になったし、普通であれば、あんな出来事が重なって戦うことを放棄したくなってもおかしくないはずだ。
有紗自身は覚悟を決めているので、どんなことがあろうと魔法少女を続けるつもりだった。しかし他のメンバーはどうだろうと、ずっと心配だった。
一度『なるようにしかならない』と割り切ったはずだったのだが、直接意見を聞いてみたかった。

「そっか。うん、頑張ろう」

「えへへ……わたしね、前よりしっかりしてるから、頼っていいよ」

「そうみたいだね。昨日男子に……――――」

本人がそう言うのなら、これ以上の心配は必要ないと、有紗は笑顔で受け答えする。
今度もし辛そうな表情をしていたら、その時に話を聞けばいい。いつでも相談相手になってあげようと心に決めたのだった。

「奏」

奏も靴を履き替えたので、一緒に帰宅しようと歩を進めた時だった。背後から美しいながらも凛とした声が聞こえてきた。
二人が振り向くと、そこには同じ制服を着た黒髪ポニーテールの女子生徒が立っていた。

「あ、玲ちゃん」

奏は嬉しそうに彼女の名前を呼んで、ちょこちょこ駆け寄っていく。
獅童玲。有紗たちが通う学校の生徒会長と風紀委員を務める、規律を重んじている三年生。その顔と名前を知らない生徒は一人もいない。
しかしクールビューティ―で厳しいイメージの彼女が、正反対な性格の奏と幼稚園からの幼馴染だと知っている者は、有紗と琴葉を含めて数少ないだろう。

「久しぶりだな。学校はどうだ、下賎な男共から言い寄られたりしていないか?」

「うん」

「本当か? 奏は危なっかしいからな、気をつけるんだぞ」

有紗は少し驚いていた。奏と話している生徒会長の表情はとても柔らかく、一度も見たことがなかった。
以前、クラスの男子が彼女を鬼だと口にしていたことがあるが、幼馴染だけに見せる一面はまるで女神のように暖かかった。

「……君は」

落としていた視線を上げて、彼女は有紗を見据える。柔和なイメージからクールビューティ―へと早変わりする。
呆然としていたため、反応が遅れて言い淀んでしまうが、代わりに奏がにこやかに紹介を始めた。

「有紗ちゃんだよ、柴堂有紗ちゃん。同じクラスで、なかよしなの」


「初めまして」

「……柴堂、有紗……」

ぺこりと礼儀正しくお辞儀する有紗を、玲は品定めでもするかのように観察していたが、間もなくして表情が綻んだ。

「なるほど、君が柴堂有紗か」

「えっ? 私のこと、知っているんですか」

「噂でね。成績が良く品行方正な生徒だと聞いている。制服の着こなしを見ても納得がいく、素晴らしい」

「制服……あ、ありがとうございます」

風紀委員のフィルターを通した意見を述べられて、有紗は苦笑しながらお礼を言った。
彼女が規律を重んじる性格だというのがとてもよく分かる瞬間だった。

「おーーーい! 玲ーーー!」

「……!」

玲に優しく頭を撫でられ、奏が子猫のように気持ちよさそうに目を細めている最中、外から誰かの大きな声が飛んでくる。
聞き覚えがあるのか、玲は「はぁ」とため息をつくと、奏の頭から手を離して靴を履き替え始める。

「玲ちゃん、また用事?」

「ああ、すまない。今度改めてゆっくり話そう」

手際よく履き終えると、彼女は奏の問いかけに答えてから有紗と目を合わせた。
何事かと思い有紗が押し黙っていると、

「君なら安心できそうだ。奏を頼む」

そっと微笑んで、そう伝える。この人物は信頼できそうだと瞬時に見抜いたらしかった。
有紗が返事をしないうちに、綺麗なポニーテールを靡かせて、生徒会長はその場を後にする。

「……」

「玲ちゃん、優しい人なんだよ。カッコいいだけじゃないの」

彼女が出て行った昇降口をじっと見つめていると、奏が話しかけてきた。
優しい人。今触れ合ったことで、有紗の中で彼女のイメージが更新されていた。実際の生徒会長は思っていたより暖かい人だと。

「確かに、奏の言うとおりだね」

「でしょ」

笑顔で感想を口にする有紗に対し、同じく笑顔で得意げにする奏。

「あは、やっと来たね」

「うるさいぞ、馬鹿者め。他校の生徒がこんなところまで入ってくるとは」

「馬鹿はないだろう? 麗しの姫君を迎えに来ただけだよ」

顔を見合わせていると、ふいに生徒会長の会話が耳に入ってくる。
気になったので、有紗と奏は昇降口から顔を覗かせて外の様子を窺った。

そこには、数多くの女生徒に囲まれ注目の的となっている二人の人物。
一人は生徒会長で、もう一人の女性は見たことがなかった。獅童玲が言っていたように他校の生徒らしく、見慣れない制服を着ているのでかなり目立っている。
いや、目立っているのは制服のせいでもあるが、それより彼女の雑誌モデルに引けを取らない端正な顔立ちと、どこかスター性を感じる振る舞いが女生徒たちの黄色い声を引き出している一番の原因だった。

「奏、あの人は? 生徒会長と親しいようだけど」

「知らない。でも最近、玲ちゃんとよく一緒にいるみたい」

茶髪のショートボブ、身長は160センチ前後だろうか。名も知らぬ彼女はキラキラと眩しい笑顔を振りまいて玲に接している。
そのうち話が纏まったのか、二人揃って校門へと歩いていく。

(あの組み合わせ、一体どんな……)

「有紗、奏! 話があるポワ!」

物思いに耽っている有紗と、小さくなっていく二つの影をぼーっと見つめていた奏。
そんな二人の顔の前に、いきなり妖精ポワワが姿を現した。

「きゃっ!?」

「ぽ、ポワワ……!?」

誰かに見られているかどうか気にする間などなかった。二人はビックリ箱でも開けたかのように驚いて後ずさりする。
しかしすぐに周りを見回して、幸い人がいなかったことに胸を撫でおろすと、辺りを気にしながら小声で話をする。

「もう少し落ち着いた登場をして……! 心臓が止まるから……!」

「ごめんポワ。でも怪人の出現は一大事ポワ、大目に見てほしいポワよ」

「あっ……怪人さん、来たんだね?」

有紗に窘められて謝るポワワに、奏が問いかける。パトロールをしているポワワが突然目の前に現れた時、それはつまり怪人が暴れているということ。
有紗も気を引き締めて真剣な表情に切り換えると質問を付け加える。

「今度はどこに現れたの? 学校? 街?」

「いや、どこにも。怪人はまだ発見していないポワ」

有紗と奏は拍子抜けしてしまう。では何故ここにやって来たのだろう。
あっけらかんとしている二人を見てポワワは話を続ける。

「実は新戦力を見つけたポワ。有紗、奏、琴葉の他に頼もしい仲間が加わるかもしれないポワ」

「新戦力……?」

「素質を秘めた女の子ポワ。まだ交渉段階だから、何とか説得してみるポワ」

自分たちに仲間が加わる。ずっとこの三人でやっていくと思っていた有紗は驚きを隠せなかった。
魔法少年など、他に怪人と戦っている存在がいるということは聞いていたが……。

「わあ、すごい……! どんな人なの?」

「彼女たちが魔法少女になってくれたら教えるポワ」

「彼女“たち”ってことは、複数いるんだね」

「二人いるポワ。楽しみにしてて欲しいポワ」

目を輝かせて期待に胸を膨らませる奏。
有紗も、まだ仲間入りするかどうか分からない状況なので、ぬか喜びになるかもしれないと念頭に置きながら、予期せぬ吉報に笑みを浮かべていた。

「そういえば、琴葉はどこにいるポワ?」

「琴葉なら部活で、ここから離れたところにある体育館にいるけど。……分からないの?」

きょろきょろと周りを見て魔法少女メンバーである琴葉を探すポワワに、有紗は疑問を抱いた。
妖精ポワワは魔力を探知することができるので、怪人はもちろん魔法少女たちを探し出すことなど造作もなかった。
怪人が現れるたび迷わず呼びに来るのは、そういう理屈だった。

「ボクも不思議に思ったポワ。有紗と奏と一緒にいるせいで、魔力が紛れてるのかもしれないと思ったポワよ」

「有紗ちゃんとわたしは、ずっと二人だったよ」

「うーん……最近飛び回ってばかりだから、疲れで上手く探せないのかもしれないポワ……」

ポワワは短い手で腕組みのようなポーズを取り、その場でくるくる回っている。
妖精の身体の仕組みは分からないが、果たしてそんなことがあり得るのだろうかと有紗の中の疑問は膨らんでいく。

(……もしかしたら……)

嫌な予感がする。まさか怪人絡みなのでは?
あくまで可能性の話ではあるが、もしそうだとしたらマズいことになる。

「ねえポワワ、聞いて欲しいんだけど」

不安の芽は摘んでおくに越したことがない。有紗は自分が思っていることを口にした。

――――――

時は少し遡り、有紗たちがいる校舎から一キロほど離れた山の中にある体育館内。
ここは普段、女子バレー部や女子体操部が使用する場所で、校舎のすぐ近くにある大きな体育館よりも小さめではあるが、それでも充分な広さがある場所だった。

「んっ……しょ……」

複数の女生徒が器材を設置したり、話し合いをしている中に、相川琴葉の姿があった。
練習用のレオタードを身につけて入念なストレッチを行っている彼女の身体は、流石というべきか非常に柔らかい。

年内の更新はここまでになります
年明けの更新日はまだ未定ですが、早いうちに報告できたらと思います
安価を考えてくださった方、読んでくださっている方、ありがとうございました
よいお年をお迎えください

年内最後の更新お疲れ様です
遥と玲に接点持たせて登場の流れ自然で綺麗でした
伏線立った真宵の初登場と現在大ピンチに陥りそうな琴葉のエロも楽しみです
来年の更新もお待ちしています

>>285
ありがとうございます、妄想を膨らませて可能な限りエッチに書きたい
それと玲と接点持たせたのは実は別の子でして…遥さんは次回から、能力の通り沢山輝いてもらいたい
真宵ちゃんもメンバー入りして他の子たちとどうなっていくか楽しみだ…

乙です
遥の身長ナーフされてない?と思ったら東雲さんの方だったか

明けましておめでとうございます
日にちが空いてしまうのですが、6日に更新予定です
最後まで書けたらと思います

報告乙です

あけましておめでとうございます
報告ありがとうございます

更新ですが明日に持ち越しします
最後まで投下します

報告乙
待ってます


更新楽しみ

すみません、終わりまでと書きましたが想定より長くなってしまうので
何度も引き延ばして申し訳ないのですが、ラストは後日に投下させていただきます…
とりあえず書けたところまで更新していきます


「ねえ琴葉、知ってる?」

開脚しながら前屈していた琴葉に、ふと体操着姿の女子生徒が駆け寄ってきて、ひそひそと小声で話しかけてくる。
琴葉はストレッチを続けたまま会話をする。

「何を?」

「出入り口の近くにいる人。男子体操部のOBだって」

女子生徒の言う方向へ一瞥すると、見慣れない男性が立っていた。
高そうなグレーのスーツに身を包んでいる彼の体型は横に大きく、恰幅が良かった。頭を剃り残しの無いように綺麗に丸めており、滲み出る汗をハンカチで拭きながら、人の良さそうな笑顔で部活動を観察している。

「なにあれ、ホントに体操部OBなの?」

「見た目ヤバいよねー。でもオリンピックにも出たらしいよ」

「……」

琴葉は眉をひそめた。自分の通う学校にそんなOBがいただろうか。
オリンピックに出場するほどの凄い人であれば、話のひとつくらい聞いていてもおかしくない。
だが今の今まで一度もそんな情報を耳にしたことがない。体操部に所属している自分であれば知り得る機会はかなり多いはずだ。

「っ……!?」

ふいに視界が揺らぐ。頭がぼんやりとして気分が悪くなる。
目の錯覚か、周囲の生徒たちがブレて分身しているように映る。特に体操部OBの姿が酷く、ぐにゃりと歪んで青色の何かが見えたような気がした。

「ちょっと、大丈夫? 頭痛い?」

「……ううん……平気……」

一度上体を起こして、ぎゅっと目を瞑っていると、奇妙な感覚が収まった。
ゆっくり目を開ければ、器材を使って練習に取り組んだり水分補給をしている生徒たちがいる、至って普通ないつも通りの部活動の様子が広がっていた。

(気のせい……?)

「琴葉、本当に大丈夫なの?」

「平気平気、ちょっと目眩がしただけだからさ」

琴葉は女子生徒の心配を吹き飛ばすかのような笑顔を向けた。

――――――

少しして、体操部員たちはOBの前に集合していた。

「いやぁ皆さん、ちょっと見させてもらったけど、非常に良い雰囲気だね。一体となって真剣に取り組んでいるのが伝わってくるよ」

部員たちを見渡しながら、OBはにこやかに笑って賞賛する。
集まりの中に混じっていた琴葉はその言葉が頭に入ってこず、ある事が引っかかっていた。


(どうしてここに男子が……)

OBの後ろ、壁際に数多くの男子生徒が乱雑に立っている。
招集をかけられた時にぞろぞろと体育館へ入って来たのだが、一体どういういうわけだろう。
ここは基本的に女子の運動部が使用する体育館で、たまに男子が使うこともあるが、今日は女子体操部の予定しかない。
そもそも男子たちは皆んな制服を着ており、長髪や金髪、ピアスを付けている者もいたりして、運動部員とは思えない見た目。
中にはクラスメイトもいた。顔ぶれから考えると、彼らは全員帰宅部なのかもしれない。

「さて、今日は皆さんの実践的な練習を見てみようかな」

琴葉があれこれ考えを巡らしていると、OBがハンカチで額の汗を拭いながらそう口にする。
つまり本番を想定した演技を披露すればいいのかと思ったのだが、

「良い体操というものは、異性の劣情を激しく煽るものだというのは周知の事実だと思うが……」

(……は?)

信じられない言葉を耳にして思考停止してしまった。

「まず皆さんには、その瑞々しい身体を存分に使って、いやらしく自由に演技をしてもらいたい。後ろにいる男子生徒諸君にも協力してもらうから気を引き締めてくれ」

聞き間違いだろうか。最低なことを言われた気がする。
異性の劣情を煽るのが良い体操? 冗談では済まされない発言だ。
このOBは普段、女子生徒をそんな目で見ているのか。なんて素晴らしい人なんだろう。
期待に応えてちゃんとした演技を見せなくては。

(……あ、れ……?)

琴葉は疑問を抱く。
自分はどうして、何に対して怒っているんだろう。OBの人はまともなことを言っているのに腹を立てる理由が分からない。
分からない。心がもやもやして気持ち悪い。このやり場のない気持ちは何なんだろう。

「では各自始めてくれ。私は見て回らせてもらうよ」

「!」

気がつくと、琴葉の周りの部員たちは散り散りになっていた。
壁際にいた男子生徒たちもこちらへ近寄ってきて、部員1人に2、3人ほどが観察要員としてつく形になった。

「よ、よお相川」

「へへ……」

琴葉の傍にも、例に漏れず2人の男子生徒がやって来る。なんという偶然か、彼らとは面識があった。
クラスメイトの橋本と山岡。不真面目というわけではないが、成績も顔も平凡でパッとせず、だらだらやる気なく毎日を過ごしているような生徒だった。
それをからかう琴葉に2人が怒っては、琴葉が軽くいなして、何も言い返せずに黙ってしまうというパターンが日常的に行われていた。

「なんかさ……帰ろうとしたら、あの偉い人に連れられて来たんだけど……」

「俺たち何すりゃいいの?」

よりによって常日頃からかっている2人に観察されるのは癪だが、仕方ない。
これも良い演技を行うためだと思い、琴葉はため息をつく。


「アンタら、体操見たことないの?」

「えっ……いや、まあ」

「意識して見たことはないかも」

橋本と山岡は顔を見合わせる。こんな奴らに体操が理解できるのかと思いながら、琴葉は片脚を持ち上げて真っすぐ上へ伸ばす。
そして2人に問いかける。

「どう?」

「お、おぉー」

「すげー……」

綺麗なI字バランスを披露した琴葉に対して拍手を送る男子2名。
しかし琴葉は不満に思ったようで、彼らをキッと睨んだ。

「そうじゃない!」

「は?」

「ここ見てよ」

そう言って琴葉は、自身の股間部分を指差す。
鮮やかな青のレオタード越しに見る彼女の股は、ショーツを穿いているからか大事な部分が分からず平坦ではあるが、思春期盛りの男子にとっては充分すぎるほど目を惹きつけられるものだった。

「み、見てって……なに言ってんだよ!」

「バカじゃねーの?」

言われるがまま思わず凝視してしまったが、2人は赤面して慌てて目を逸らす。理性が働いたらしかった。
だが琴葉は納得いかないようで、バランスを取ったまま2人を煽る。

「恥ずかしがってないで見て! 大事なことなんだから!」

「むしろお前恥ずかしくねーのかよ……?」

「立場が逆だよな?」

橋本と山岡は視線を泳がせていたが、罪悪感と興味を抱きつつ、再び琴葉の股間部分を見ることにした。

2人が言うように、この状況は明らかにおかしかった。
琴葉以外の女子部員たちも肢体を操ってポーズを取り、男子生徒たちに観察させている。

(ぐひひひ。まんまとオレの術中にハマってるなあ、順調だ)

この異様な光景を生み出した犯人は、ちょうど琴葉たちの様子を窺い、怪しく笑っている体操部OBだった。

正しくはOBに扮した怪人で、“催眠魔人”という名である。
大人数の生徒たちに催眠をかけて姿を偽り、情報や常識改変までもしてしまうほど強力な催眠能力を持っている。
おかげで琴葉たち女子部員は、自身を辱めるような行いが『当たり前』だと認識させられてしまい、ものの見事に男子たちを魅惑している。

一方で男子生徒には、『OBに誘われて何となく体育館に来た』という認識だけ植え付けていた。
女子同様に体操の常識改変をすれば、魅惑のポーズは当たり前の行為となり、欲情しにくくなってしまうからだ。

(まあいざとなれば、オレの催眠で発情させればいいだけの話だが……)

催眠魔人は常識改変を楽しんでいた。
人類の繁殖という目的はあるが、この怪人にとっては過程も大事らしい。

(ぐひっ……精々、面白くて下品なものを見せてくれよ)

影でそのような事が起きているということも、当然知るわけがない。
怪人が巻き起こしている事件の渦中にいる琴葉は、自分の股間をまじまじと見つめる男子2人に苛立ちを覚えていた。

(コイツら興奮はしてるっぽいけど、ただ見てるだけじゃん)

どうやら橋本と山岡の様子が気に入らないようだった。
男の劣情を煽らなければ体操で高得点を狙えないのだが、2人はただ立ったまま観察して赤面しているだけ。これではダメだ。
いや、よく見ると股間部分の何かがスラックスを押し上げて、テントを張ったように盛り上がっている。

「……っ」

勃起していることを確認した琴葉は、少しの達成感と共に羞恥心が湧いた。
演技することに抵抗はないし、無論恥ずかしがってはいけないのだが、男のそれを間近で見ると顔が熱くなってしまう。

(ダメダメ! 集中しないと!)

琴葉は顔を振って雑念を取り払い、次の行動に移る。
I字バランスをやめて今度は後ろを向き、中腰になって尻を突き出す。更に突き出した尻をふりふりと可愛らしく左右に振る。

(こ、こんな感じでいいのかな? 男を誘惑するのって)

子供っぽくないかと不安に感じた琴葉は、少し振り向いて様子見をする。

「「……」」

心配は杞憂に終わった。
橋本と山岡、両者とも琴葉の演技に見惚れている。ぽかんと口を開けながら眺めて、ゴクリと生唾まで呑み込んでいる。
後ろには前よりも大きな割れ目があるので、レオタード越しにも分かるほど臀部の形がくっきりしている。
それが同学年の女子生徒の中でも可愛い部類に入る相川琴葉のものであるならば、釘付けにならない男子などいないだろう。

「あははっ、アタシのお尻はどう? どうせアンタら彼女なんていないだろうし、もしかしたら一生の思い出になるかもねー」

「なっ!? う、うるせえ!」

「たっ大したことねーし!」

咄嗟に「しまった」と琴葉は感じた。
調子に乗っていつものように彼らをからかってしまった。怒らせては演技に支障が出てしまう。
と思ったのだが、2人の目はずっと琴葉の尻に夢中だった。雄の本能というべきか、怒りながらも目が離せなかったのだ。

(あっぶな……気をつけなきゃ)

琴葉は冷や冷やしながらも、2人の機嫌を取るためある事を閃いて実践に移した。
まず両手を尻にやると、レオタード&ショーツと肌の隙間に指を潜り込ませて摘まんで、両側から引っ張り上げる。
すると衣装が割れ目に食い込んで、綺麗な尻のほとんどが露わになってしまう。

「うお……!」

「やっば……」

生尻とも言えるそれを目の当たりにして、2人共呆気に取られてしまった。鼻息に呼吸が荒くなり、目に焼き付けなければと大きく見開いている。
気がつけば顔もどんどん近づいている。膨れ上がる性欲が無意識にそうさせていた。

(うう、やりすぎ? でも興奮してるし)

流石に羞恥心が捨てきれなかったようで、琴葉はぎゅっと口を瞑って今の状況に堪えていた。
頬はすっかり紅潮し身体は震えている。演技のためとはいえ、こんなことまでしてしまっていいのだろうか。


「素晴らしいねえ!」

と、そんなことを考えていた最中、横から声が飛んできた。
体操部OBが琴葉の演技に感心したようで、にこやかな笑みを浮かべて近寄ってくる。

「いやー素晴らしい、これは高得点だよ」

「ほ、ホントですか」

「ああ! キミ、名前は?」

「相川琴葉です」

琴葉はほっとした様子で名乗る。自分のしたことはやり過ぎではなかったと心から安堵した。
恥ずかしいことではあるが、得点に繋がるなら何てことはない。

「琴葉君か、覚えておこう」

「ありがとうございます!」

「ところで……もっと高得点に繋がる方法があるんだが、やってみないか?」

琴葉にとって願ってもない話だった。
高みを目指すためには、どんなことにもチャレンジしてみたい。ノーという選択肢はなかった。

「ぜひ教えてください!」

「よし。まずはこうするんだ」

食い気味にアドバイスを乞うと、返事を聞くや否や、OBは琴葉が引っ張っていたレオタードとショーツを片手で丸ごと掴んで、ぐいっと更に強く引っ張った。
すると、それらが引きちぎれんばかりに細くなり尻の割れ目にすっぽり埋まってしまう。

「!?!?」

「発想は良かったからね。やるならこのくらいじゃなきゃね」

あまりに唐突な出来事、股に押し付けられる感触にビクッと身体を震わせる。
尻に直接触れるひんやりとした外気。これではもう何も身につけていないと一緒だ。

「あ、あの……ホントに、こんなに……?」

「そうだよ、こんなに引っ張っていいんだ。さあ、あとはキミの力で衣装をズラして、アナルを見せてごらん」

「へ?」

思わず耳を疑った。
琴葉が振り向いて、何を言ったか確認をとるように視線を合わせると、OBは相変わらずにこやかに笑っている。

「ほら、勇気を出して。アナル見せは高得点なんだ」

「……は、はいっ……!」

聞き間違いではなかった。ここから自分で衣服をずらして、尻穴を晒さなければいけないらしい。
OBが言うんだから、その通りなのだろう。琴葉は片手を割れ目に伸ばしていき、食い込んだレオタードとショーツを人差し指に引っ掛けると、ゆっくりと横にズラした。

そうすることで現れたのは、ピンク色の綺麗な菊門。尻を突き出しているおかげで丸々と全て曝け出している。
羞恥心からか無意識なのかヒクついている様。そして衣装をズラし過ぎているため、その下にある性器の一部がちらっと見えてしまっているのを見て、

「素晴らしい! これは最高にいやらしい! 見てごらん、男子2人はすっかり虜だよ! 勃起も服を突き破りそうな勢いだ!」

OBが高らかに声を上げた。
橋本と山岡は彼の言葉通り、初めて見る女子生徒の美しいアナルと、見えそうで見えない秘部に夢中だった。
荒い呼吸が肌に触れるような位置にまで顔面が迫る。すっかり血が漲っているであろう男根は微かに漂ってくる雌の匂いを嗅いだことにより、ひと際ビクンビクンと大きく蠢いていて、早く解放されたいとでも言っているかのようだ。


「あ……ありがとうございます……」

弱々しくお礼を口にする琴葉の顔は耳まで真っ赤になっていた。
頭では分かっているが、これほど恥ずかしいことはない。普段バカにしているクラスメイトに尻の穴を見せつけ、じっくりと観察されるなんて。
いやダメだ。これはれっきとした競技の一部なのだから、真剣な気持ちで挑まなければならないのだ。
琴葉の心で羞恥心と理性がせめぎ合う。

「ふむ、キミはなかなかに筋が良さそうだ。よければ私が直々に指導させてもらいたい」

「えっ」

「ダメかな?」

こんな機会は滅多にない。琴葉は迷うことなく頷く。

「お、お願いします!」

「よし」

気持ちの良い返事をする琴葉を見て、OBも呼応するように力強く頷いた。
その裏で催眠魔人としての一面がしめしめと笑っていることなど、彼女は知る由もない。

(この魔力の反応……話に聞いていた魔法少女だろう。まさかこの場に居合わせているとは驚いたが、ぐひひっ、良い機会だ)

一方で魔人は気づいていた。相川琴葉が魔法少女だということに。
だからこそこうして目を付けて、辱めてやろうとしているのだった。すでに何人もの仲間が送り返されてきているのを見て、やり返してやろうという思いを抱いていた。

(オレたちの邪魔をする魔法少女を倒さなきゃ、目的達成も遠のくからなあ。堕としてやるぞお、ぐひひひ)

魔人は気を引き締めて、体操部OBとして振舞いながら琴葉に指示を出していく。

――――――

「いいぞ琴葉君、完璧だよ」

「は、はい……っ」

数分後。琴葉はあられもない姿を見せていた。
床にしゃがみ込んでから後ろに両手をつき、身体を支えながら腰を上へと突き出すような体勢をとると、へこへこと上下に揺さぶり始める。

「その調子だよ。もっとだ、もっと彼らに媚びるように」

「はい!」

琴葉は言われた通り、橋本と山岡に見せつけるように股間を激しく動かす。
2人は食い入るようにその様を見ていて、最早この異様な状況などどうでもよくなっていた。
そんなことより目の前にある女体に興味津々だった。動画や写真でしか見たことない現物がすぐそこにあるのだ。

「よーし、じゃあ次だ。レオタードとショーツを引っ張ってマンコに食い込ませるんだ」

「……!?」

「さあ早く! 2人とも待ち望んでいるぞ!」

とんでもないことを言っているが、琴葉は素直に指示に従う。
床についていた片手を自身の股へ伸ばしていき、レオタードとショーツを掴むと意を決して引っ張る。
すると綺麗なピンクの縦筋に衣服が食い込んで、卑猥極まりない姿を晒してしまう。

「こ、こうですか!」

「そうだ! すごくいやらしいぞ! 私も気持ちが昂ってくるよ!」

「ありがとうございます!」

これ以上ない誉め言葉を受け取って、琴葉は嬉しそうに感謝の気持ちを述べた。
顔は依然として赤いままだが、開き直ったのか忠実に腰を振り続けている。恥はあるがやるしかない。これも全て良い体操を目指すため。


「あーもう、ヤバい……俺我慢できねーよぉ……!!」

「お、俺も!!」

それから少しすると、橋本と山岡が同時にスラックスのファスナーを下ろして、中から一物を取り出した。
両方とも亀頭が天を仰ぐほど怒張しており、先の穴からとろりとカウパーが垂れ流れている。溢れるほど満ちた欲望の発散の時を、今か今かと待っているようだった。

(うわ、グロい。男のアレってこんな感じなんだ)

「あ、相川ぁ……!! 相川ぁ……!!」

「はあっ、はあっ、マジでエロすぎ……!!」

最高のオカズを得て、2人は自分のモノを片手で擦り始めた。
必死の形相で自慰行為をするクラスメイトを見て、琴葉は少しの恐怖を覚えつつ、見事な演技ができている達成感に溢れていた。

「いやはや、本当に素晴らしい。男子に自慰行為までさせてしまうとは」

キツイ体勢で腰を動かしているせいで、琴葉が肩で息をし始めた時だった。
すぐ近くで観察していたOBが軽快な声色で話しかけてくる。

「あ、アタシ、上手くできてますよね?」

「もちろんだとも。私の一物もこんなふうになってしまったよ」

琴葉の質問に対して、OBは自身の下半身を指差しながらそう言った。
ずっとOBの顔を見上げていた琴葉の視線が下りていき、あるポイントで停止する。
そこには男子生徒たちと同じように、ぱっくり開いたファスナーから飛び出る男根が天を仰いでいた。

(な……に、これ……)

だが、そのサイズ感は男子生徒の比にならないほどだった。
太さも長さも日本人離れした黒光りするそれには、脈動する血管が浮き上がっており、銃身は怒り狂ったかのようにビクビク蠢いている。
陰嚢も中にどっしり詰まっていそうなほど立派なもので、雄としての精力の屈強さを物語っていた。

「驚かせてしまったね。だがキミの演技を見たからこうなったんだ、誇って欲しいな」

「は、はい……!」

琴葉は思わず腰を止めて、ものの見事な大砲を注視してしまうが、ハッと気づいて再び腰振りを再開する。
無理な体勢でずっと動き続けているので手が疲れてきたが、これも練習の内なので、頑張らなければ高みは狙えない。

「琴葉君、次の演技に移ろうか」

目前で激しく肉棒を擦るクラスメイトたちのオカズとして必死になっていた最中、OBがまた指示を出してきた。
今度は一体どんな内容だろうと考えていると、

「今、筋に食い込ませているものをズラすんだ。マンコを直に見せつけるようにね」

「……はい」

「それと、ただ見せるだけじゃ芸がない。指で肉を押し広げてちゃんと中身を晒すんだよ」

どんな要求でもここまで来たらやるしかない。
琴葉はすんなりと受け入れて、まずはレオタードとショーツをズラして秘部を曝け出した。
まだ誰にも触れさせたことのない手つかずの部分。そこを更に、人差し指と中指を使って、くぱぁっと押し広げた。


「こ、これが生マンコ……!! あ、相川の……!!」

「相川のマンコ……マンコ……!! はあっ、はあっ、はあっ……!!」

男子2人の目は血走っていた。生で見る女性器を前に、竿を扱く手の動きが速まる。
先の穴からはだらだらとカウパー液が漏れ出ては床に落ちていく。2本とも、今にも暴発しそうだった。

「ふむ、どうやら彼らは限界が近いようだね」

「限界……?」

「ああそうだ。チンポを刺激し続けたらいずれは出るだろう、精液というものが」

説明しながらOBは、何を思ったのか琴葉の正面に胡坐をかくと、ひたすら動いていた彼女の腰を止めるかのように、太い腕で太ももをガッチリとホールドする。
そして男子2人にこう伝えた。

「キミたち、そろそろ出したいだろう? 彼女にぶっかけてやってくれ」

「ぶ、ぶっかけ……って……」

琴葉は意味の分からない言葉に疑問を持つが、OBとクラスメイトはそっちのけで会話を続ける。

「いいんですか!?」

「もちろんだ。せっかく扱いたのに、何もない場所へ射精するのは残念だろう」

「や、やった……!!」

「ただし、私にかけないように気をつけてくれ。今からクンニをするから、それをオカズにしてもらっても構わない」

会話を聞いていると、何となく理解できてきた。
おそらく彼らは自分に向かって精液を出すつもりなのだと。そしてOBがこれからやろうとしていることは……

「いいかい琴葉君、これも体操のうちだよ。周りを見てごらん」

「え……」

今まで目の前に集中していたせいか、周囲の様子を気にすることがなかった。
OBに言われて、琴葉は内に向いていた意識を外へ向けた。

「ふああっ♡♡♡ やあ、ああぁっ♡♡♡」

「もっと見て……♡ ほら、ここ♡」

「すっげえ……!」

「胸でっか!」

そこは体育館というより、まるで風俗店だった。
レオタードや体操着をズラしたり脱いだりして、M字開脚したり腰をくねらせたりする女子部員たちの前に、男子たちが群がっている。
中には直接身体に触れたり、舐めたり、果てには繋がってしまっている者までいる。

「琴葉君、みんな体操をしているんだ。体操の一部なんだ」

「は、はい……そう、ですよね」

「うん。だから、思いきり気持ちよくなってくれ」

琴葉の目はどこか虚ろになっていたが、次の瞬間、自分が押し広げていた秘部に熱い何かが触れたことにより、我を取り戻したかのようにビクンッと反応した。

「あッ!?♡ あ、あああぁあぁぁっ!?♡♡♡」

「ヂュプッ!! ヂュルルルッ!! レロレロレルッ!」

正しくは触れたのではなく、しゃぶりついたのだった。OBは唾液にまみれた舌を扱い、琴葉の可憐な花を貪り食っている。
全体をベロベロ舐め回してからクリトリスを弾くように重点的に責め立てて、舌を膣口へにゅるんっと挿入してから出し入れする。

「ひっああッ!♡♡♡ は、はげっしっ!♡♡♡ やだ、あっ!♡♡♡」

「嫌だ? こんなに濡れているのにねえ」

「ああんっ!?♡♡♡ だ、めっ……!♡♡♡ それっ♡♡♡ いや、あっ!♡♡♡」

OBのクンニは最初から激しく、ねちっこく、止まることを知らなかった。
クリトリスに唇で吸いつかれて舌で弾かれるのが一番辛い。あまりの刺激の強さに腰が暴れて逃れようとするが、筋力ある腕で太ももを固定されているので叶うことはなかった。
絶えず降り注ぐ快感の嵐。強引ではあるが責め方を熟知しているようで痛みを感じない。それがまた厄介だった。

「あああッ……! 相川、エロすぎるっ……!!」

「もうヤバい、出そうッ! 出すよ相川ッ!」

淫らに喘ぐ琴葉の姿を見て、橋本と山岡、両者の快感が最高潮にまで到達しようとしていた。
そして琴葉も、この場の雰囲気にあてられて身体が淫猥なムードに順応してしまったのか、OBの素晴らしいテクニックによるものなのかは分からないが、早々に絶頂しようとしている。

(だ、ダメっ……気持ちいいとこばっか、舐められて、吸われて……頭、ちかちかする……!♡♡♡ なにこれっ……無理やりっ、イかされ……っ!?♡♡♡)

「ヂュブブッ!!! ヂュウウウウウッ!!!」

「ひうぅッ!?♡♡♡」

OBの舌技により琴葉の快感はぐんぐん高まっていく。どう足掻いても絶頂へ導かれてしまう。
やがてその時はやって来る。

「イ”ッ……くぅ……ッ――――――!?♡♡♡」

「出る、出る出る出るッ、ああああッ―――!!」

「あーーーヤバいッ、ダメだっ、うううッ―――!?」

三者が同時に快楽のピークを迎えた。
OBが口を離した途端、琴葉の秘部から愛液が噴射される。慌てて琴葉の両隣にやって来た男子たちはそれを見ながら、琴葉の胸や腹、顔にたっぷりと精液を解き放っていく。

「おッおおッ……まだ出る、すげえっ……!?」

「潮吹きを生で見られた……えっろ……!」

濃くて大量の白濁液が、琴葉の身体を汚していく。間もなく射精が収まったようで、男子2人はその場に佇んだまま賢者タイムに陥っていた。
しかし肉棒はまだまだ元気だった。亀頭の先からは我慢汁ではなく、尿道に残っていた精液がとろりと垂れている。

「あッ♡♡♡ はーっ、はーっ、はーっ♡♡♡」

琴葉も急な絶頂から戻ってきたようで、OBの拘束からも解放されて床にぱたりと倒れ込んでしまっている。
身体が痙攣しているその姿を見て、男子たちの性欲は一気に燃え上がり、怒張したままの肉棒がビクビク震えていた。

「ぐひひひっ、若い男の精力は凄まじいなあ。そう思わないか琴葉君」

「あっ、ふっ♡♡♡ んんっ……♡♡♡」

OBの言葉遣いに違和感を覚える余地など、今の彼女にはなかった。
快楽のジェットコースターを経験して、余韻に浸ることで精一杯だった。

――――――

数分が経過し、OBの指導は熱を帯びていた。

「そうだよ! もっと舌を使って! 彼らを本気でイかせるように!」

「ぢゅぷっ、ぢゅるるっ、んっ♡ はむっ、ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ♡」

琴葉は全裸になったOBの下半身に跨りながら、両隣に立っている橋本と山岡の奉仕に努めていた。
両手を使って竿を握りしめ、代わる代わる口で慰める。拙いながらも必死に動かしている。

「手も使わないと! 根元から扱くんだ、いやらしさを意識して!」

「は、はいっ!♡」

「あぁ、あったけー……フェラってこんな気持ちいいのか……っ」

「女の子にしてもらう手コキ、良い……」

OBの指導がなくても男子2人は満足していただろう。
献身的に肉棒を刺激されて、両者とも気持ちよさそうに表情を歪めている。


「いいか琴葉君、棒の扱いは最も重要だからねえ。技術を身につけるんだ」

「はい……っ♡ ぢゅぷっぢゅるっ、ぢゅううっ♡」

「ぐひっ、良い返事だあ。さあて、そろそろ挿入の時間だな」

琴葉の股間のすぐ下にあって、先ほどから衣服越しの秘部にツンツンと触れていた大きな一物を手で操りながら、OBはもう片方の手で彼女のレオタードとショーツをズラすと、亀頭をぴとっと割れ目にくっつける。
すると琴葉は敏感に身体を震わせ、咄嗟にフェラをやめて下を向いた。

「あ、あの……それを、どうするんですか……」

「決まってるだろう。キミの中にブチ込むんだ」

表情を強張らせて恐る恐る質問する琴葉に対し、OBは肉棒を上下させ、亀頭をくにゅくにゅと割れ目に擦りつけながら返答する。
こんな大きなもの、人体に入るのだろうか。入ったとして裂けてしまったりしないだろうか。

「体操の一環だよ。これをクリアすれば、キミには輝かしい未来が待っているだろう」

「……!」

これをクリアすれば、輝かしい未来が。大会で良い成績を残せるかもしれない。
それどころか更に上を目指すこともできるかもしれない。琴葉の目は希望が満ちていた。

これが怪人の催眠術であることに気づかず、そう信じ続けているのは、ある意味残酷だった。

(ぐひひひっ、笑えるねえ。魔法少女といってもこの程度とは)

内心そんなふうに思いながら、怪人もといOBは肉棒を動かすのを止めて、琴葉の膣口に狙いを定める。

(さあて……魔法少女のマンコ、味あわせてもらおうとしようかあ♪)

そしてゆっくりと、熱くて狭苦しい穴に亀頭を沈めていく。

「うッ!?♡♡♡」

「こらこら! 口と手を休めてはいけないよ。彼らを気持ちよくさせて、またザーメンをぶっかけてもらうんだ」

「は、はいっ……!♡♡♡」

言葉の通りだと考えて、琴葉は止まっていたフェラと手コキを再開する。
その間にも立派な男根がみるみる入り込んでいく。亀頭部分は比較的柔らかいのですっぽりと収まった。
だが問題はここからだ。太くて硬い竿の部分は、琴葉の膣内に収まりきるか分からない大きさを誇っている。

(まあ、入らなくても無理に入れるんだが)

OBはニヤつきながら、肉棒から手を離して琴葉の腰を掴むと、

(そー……れッ!!)

「んぐうッ!?♡♡♡」

一気に自分の方へ押し付けた。
突如、下腹部に衝撃を受けた琴葉は、慌てて肉棒から口を離すと、再び視線を落とした。
信じられないことに、自分の股間とOBの股間がぴったり隙間なく合わさっている。つまりあの大きな肉棒が、全て自分の中に入ってしまったことを意味する。

(ウソ、でしょ……!?♡)

「ちょっと苦しいかな。でも大丈夫、すぐに良くなるからねえ」

OBの笑みは、人の良さとはかけ離れた邪悪なものへ変化していた。

ここまでで
終盤なのでもうすぐ終わります
なるべく早めに最後まで投下します

乙です
大事な体操を催眠と常識改変されてクラスメイトの前で
オカズにされてぶっかけられたりイキ姿晒すの無様でエロかった

続き楽しみ

すみません、結局1週間も経ってしまいますが日曜日に更新します

報告乙です

しかし琴葉はそれに意識が向かない。
下腹部の圧迫感や押し上げられる感覚があり、これが動いたらどうなってしまうのかという不安にただ駆られていた。

「では、動くからね」

「!! ちょ、ちょっと待っ―――」

琴葉の制止を遮るように、OBは腰を突き上げる。押し込まれていた子宮が更に形を変えて潰れる。

「あぐ、ぅッ!?♡♡♡」

押し込んだ次は、琴葉の腰を持ち上げながら勢いよく男根を引き抜く。
分厚いカリ首が膣壁をぬぷぷぷッと引っ掻きながら入口まで戻ってきたかと思えば、再び亀頭が子宮に体当たりしてくる。

「あ”ああっ!?♡♡♡ ひぐッ、う”っ、あう”ッ!!♡♡♡」

「窮屈なマンコだっ……! 熱い膣肉が絡みついてくるッ……チンポが溶けてしまいそうだよっ……!」

始めから激しいピストンで責められて、琴葉は堪ったものではなかった。
重々しい一撃を下腹部に幾度となく喰らわせられて、その度に自分のものとは思えない酷い声が出てしまう。
やめて欲しいなどと言う暇も、考える余裕すらも無い。迫りくるものを受け止めるのに必死だった。

「んぁ”っ、ぐっ、ひう”っ!!♡♡♡ ふう”ぅッ、う”っ……ん”ッ、ふぁ”っ……!!♡♡♡ 」

催眠のおかげか、苦しさはあれど痛みは感じない。
突かれるたび頭が真っ白になってしまう。とてもじゃないがフェラと手コキに意識を向けることなどできない。
そのせいで、橋本と山岡は生殺しを受けていた。目の前であの相川琴葉が、騎乗位で激しく責められてとても淫らな姿を見せていているのに、行き場のない沸騰した性欲をどう解消すればいいのだろう。

(ぐひひっ、そろそろ頃合いか)

悶々としている2人を見たOBは、一旦ピストンを中断して腰を揺さぶりながらある事を企んだ。
この調子なら必要はないと思っていたが、まだ性行為に発展していないグループのため、そして魔法少女がもっと乱れる姿を見てみたい欲に駆られて、男子たちの性欲のたがを外す催眠を施した。
するとどうなるか。

「あ、相川ッ……相川ぁッ!!」

「んぶッ!?♡♡♡」

「手でもっと扱いてくれよぉ……!! こうやってッ!!」

ただでさえ昂っていた性欲が暴力的な域へ到達し、理性など吹き飛ばして目の前の女体を貪り食うように犯し始める。
片方は琴葉の口の中へ無理やり肉棒を突っ込んで、一心不乱に腰を振る。もう片方は自身のモノを彼女のきめ細やかな手に握らせて、その上から自分の手で押さえつけてオナホールを扱うように刺激する。

(いい調子だあ、ぐひひひっ)

周囲の女生徒の喘ぎ声もグンと数を増している。狙い通りに事が運び、OBは上機嫌だった。
部活動に励む部員たちの聖域とも言える体育館は、いよいよ乱交パーティー会場となり果ててしまった。

(このままいけば、コイツらは全員孕むだろうなあ。放っておいてもいいだろう)

OBは目の前の魔法少女を堕とすことに注力する。
快感を浴びせまくり、催眠を解いても男根を求めるような淫乱女にしてやろうと心に決める。

「琴葉君、どうだね? チンポに犯されている感想は」

「んぐッ、ん”んッ、ん”ッ!!♡♡♡ ぢゅぷッ……はあッ、はあッ!♡♡♡」

「今の自分の状況を的確に伝えるのも、ポイントが高いよ」

「ふう”ッ♡♡♡ あ、熱い、ですっ♡♡♡ お、男の人の、これっ……熱くてッ……!!♡♡♡」

イマラチオから逃れた琴葉は呼吸して酸素を取り込みながら、OBの質問に答える。
だがその言い方に納得できないようで、OBは腰の揺さぶりを少しずつ激しくしながら訂正させる。

「違うだろう。ちゃんと『オチンポ』と言わないとねえ」

「うあ”ぁッ……!?♡♡♡ は、はいぃッ……!♡♡♡ お、オチンポっ、とても熱くてッ、アタシの中で、」

「ダメだダメだ、『オマンコ』だろう。ガッカリだよ琴葉君、こんな初歩的なセリフも口にできないとは」

膣内の肉棒による緩やかな刺激に苦しみながら、琴葉は必死に言葉を並べていくが、OBは尚も納得せず落胆した様子でため息をつく。
やってしまった。せっかく今まで褒めてもらったのに、こんなところで躓くわけないはいかない。琴葉は言われたことを強く意識して口を開いた。

「ふ、うッ……!♡♡♡ お、オチンポッ!♡♡♡ オチンポ、とても熱いですっ!♡♡♡ アタシのオマンコも、熱くてっ……お腹、苦しいけど……ッ♡♡♡ どんどん、気持ちよくなっていってぇ……っ!!♡♡♡」

「ぐひひひっ、修正能力が高いねえ。よく出来たよ」

「あ”あ”あ”ッ!?♡♡♡」

下品な言葉遣いを学んだ琴葉に卑しい視線を送りながら、OBは意地汚く笑うと、彼女の腰を持ち上げてからねじ込むように肉棒を押し込んだ。

「いいか、なるべく卑猥なことを言うんだぞ! 男の性欲を滾らせるようにな! 分かったか!!」

「ひぐ”ッ!♡♡♡ は、はいッ!♡♡♡ わかりまひッ、むぐッ!?♡♡♡」

琴葉の口が再び肉棒で封じられてしまう。男子生徒が彼女の顔を持ち、勢いよく根元まで挿入すると、亀頭が喉まで達してしまう。
一方で、下の口に挿入された極太の男根も上下に動いて子宮を幾度となく押し潰し、狂ってしまうような快楽を与えていく。

「性欲が旺盛だねえ。彼女のいやらしい言葉を聞きたいんだが」

「す、すいませんッ!! でも我慢できなくてッ、あああっ!! 相川の口、めちゃくちゃ気持ちいいッ!!」

「いいんだよ、存分に犯してやってくれ。彼女のためにねえ」

3つの肉棒が、琴葉に容赦なく襲い掛かっている。
激しさが衰えないイマラチオによりまともな呼吸ができず、涙や鼻水、唾液を垂れ流しながら苦しむ最中、膣を押し広げてドチュドチュ出入りする猛烈なピストンのせいで頭がおかしくなり、その苦しささえも気持ちいいのではないかと錯覚してしまう。
そしてもう一本の肉棒は、それらの影響で強く握りしめられていて、男子生徒が手を加えずとも手コキになっていた。
力強くはあるが、カウパーや汗などの潤滑油のおかげで痛くはない。狭く作られた穴を無理やり移動して、亀頭が輪っかを飛び出すたび持ち主に強い快感が与えられる。

「んぶッんぐッん”ッん”う”うッん”んッ!!?♡♡♡」

「も、もう無理だッ……!! 出る出る出るっ!!」

「相川、出すぞッ!! エロい体にぶっかけてやるッ!!」

やがて男子生徒二人に限界が訪れたようとしていた。
若い男ならではの精力だからか、極度の興奮状態だからか、要因は不明だが一度目の射精から早くも果てようとしている。

「ぐひひっ、いいぞお、どんどん出すんだ! 遠慮せず彼女にぶちまけてやるんだ!」

「は、はい!!」

「ああああッ、ああああ出るううううッ!?」

OBが言わずとも、というような勢いで彼らは腰振りを激しくしていく。
二回目の肉棒を口へ突っ込まれてから、一度も呼吸をしていない琴葉は、顔を真っ赤にさせてイマラチオを受け止めている。
酸素が足りずに意識が朦朧としてくる。ただ、それでも亀頭が喉を通るたびに快感が降りかかる。
気持ちよさと苦しさが押し寄せる。我慢汁と唾液の混ざった体液が、肉棒と唇の接合部から漏れ出て周囲に飛び散っている。

「あああああイくイくッ!! もうダメだああああッ!!」

「出ッるっ!?」

「んぶううッ!!?♡♡♡ ん”ぐぅッ!!!♡♡♡ ん”ん”んんッ!!?♡♡♡」

「イくッ――――――!!!!」

「ふあッぐうッ――――――!!!?」

ドクンッ。

男子生徒二人の腰が大きく跳ねた。片方は琴葉の頭を固定して、可能な限り最奥まで挿入すると体を震わせながら精を解き放つ。
もう片方は慌てて腰を引いて手コキから逃れると、自分のモノを千切れそうなほど激しく扱いて、琴葉の顔や身体に目掛けて放射する。
両者とも二回目とは思えないほど凄い量の精液を彼女に浴びせていく。

「――――――ッ♡♡♡ ――――――ッッ♡♡♡」

「おおっ!? ぐひひひっ! これは面白い!」

ひたすらに性欲をぶつけられた結果、白目を剥いて身体を痙攣させている琴葉は、挿入されたまま失禁してしまう。
自身の身体を通じて床に水溜まりが広がっていく様を、OBは愉快そうに観察していた。

何秒か、何十秒か。彼らからすると一番長い射精記録だった。
気持ちよさに浸り最後の一滴まで出し終えると、ぶっかけていた一人が離れていき、口を使っていた一人もゆっくりと一物を引き抜いた。

「ぐッ!?♡♡♡ お”え”ッ!♡♡♡」

すると、まるでダムが決壊したように琴葉の口から白濁液が飛び出ていく。
何度も嘔吐いては床にドロドロの液体をまき散らす。そして念願の酸素を死ぬ思いで取り込み、肩で大きく息をする。

「う”えッ♡♡♡ はあッはあッはあッ!♡♡♡ う”ッ……!♡♡♡」

「ぐひひ、精液の味はどうかな琴葉君ッ」

「ふあ”あ”ッ!?!?♡♡♡」

彼女に休んでいる暇はない。
男子生徒たちに配慮して腰振りを止めていたOBの肉棒が、琴葉の膣を乱暴に抉り始める。
ようやく落ち着いたかと思えば、頭をつんざくような快感が降りかかってきて、琴葉は再び乱れていく。

「ひゃう”ッああッ、い”ッん”んッ!!♡♡♡ ふッあ”んッあ”あッ!!♡♡♡」

「忘れてもらっては困るよッ、ほらッほらッ。精液の味は? むせ返るような匂いはどうだね?」

初めて極太の肉棒で突かれた時は、余裕などなかった。
しかし苦しみや快楽で頭のネジが少し外れてしまった今は、どうにか自分の意思で口を動かせる。

「あ”うッ……!!♡♡♡ せ、せいえきッ!♡♡♡ せいえきっ、くさいですっ!♡♡♡ でもッ♡♡♡」

「でも?」

「におい、かいだらぁッ!♡♡♡ おなか、あつくなってっ!♡♡♡ きゅんってしてっ……くせに、なるッ……!♡♡♡」

「ぐひひひひっ! 変態になってしまったねえ君は! 百点の解答だあ!」

「あ”ッがっ!?♡♡♡ い”や”あ”あああああッ!?♡♡♡」

琴葉の腰を両手で鷲掴み、ガッチリと固定すると、猛烈に速くて重々しいピストンが繰り広げられる。
彼女の身体が壊れてしまうのではないかというほど、OBは凶悪な男根を滅多打ちする。

「ならこれはどうだあ!? オレのチンポで突かれて気持ちいいか!?」

「あ”ぐう”うッ!!♡♡♡ きもぢ、いいですっ!♡♡♡ オ”チンポいいですぅッ!♡♡♡ オマンコぎもちいいッオ”マンコいいッ!♡♡♡」

「もっとだ、もっと言ってみろ!!」

「オ”チンポいい”っオマ”ンコい”いッ!♡♡♡ お”かひくなるッ!♡♡♡ おおきいオチンポでっオ”マンコつかれてぇッ!♡♡♡ あ”たまお”かひくなっちゃい”ますぅッ!♡♡♡」

「最高だっ!! ご褒美に、濃厚な精液をぶち込んでやろう!! これを受け取れば優勝間違いなしだぞおッ!!」

肉と肉のぶつかり合う音が響き渡る。
気がつけば、射精し終えて休んでいたはずの男子生徒二人が、早くも自身のモノを勃起させて扱いている。
催眠による性欲解放の効果もあるだろうが、琴葉の卑猥な言葉や喘ぎ声、乱れる姿はそれほどまでに男を滾らせるという証だった。

「この極上の膣穴にぶち込んでやる!! オレの子種をなあっ!!」

「あ”あ”ああッイ”くッ!!♡♡♡ イ”っぢゃう”ううッ!!♡♡♡」

「ぐひっ! イくのかッ!? いいぞイけ!! オレの肉棒をもっと悦ばせてみろっ!!」

「イ”くッイ”ぐッ!!♡♡♡」

「ぐうううぅぅぅッ……!? はあっ、はあっ、そら出すぞ!! 媚びてみろ!! 精液をもらえれば最高得点だからなあ!!」

OBの腰振りが最高速に到達する。
琴葉は快感の昂ぶりを感じながら、言うとおりにする。


「だひてぇっ!!♡♡♡ だひてッくらはいぃっ!!♡♡♡ おねがい、しますぅっ、オチンポからせいえきだひてッオマンコにだひてぇッ!!♡♡♡」

「あああッ、くうッ!?」

「せいえきっせいえきらひてッ!♡♡♡ オマンコにぃッ!♡♡♡ らひてらひてらひてえッ!!♡♡♡」

「出るッ―――うううううッッ――――――っ!?!?!?」

「あ”あ”あああああイぐう”うううううっ――――――っ!!!♡♡♡」

淫猥な言葉の羅列と共に、琴葉とOBは絶頂を迎えた。
OBが腰を浮かせて彼女の身体を押し上げると、接合部から濁流のようにとめどなく精液が溢れてくる。

「あッ―――♡♡♡ ひッ―――♡♡♡」

「おおおおッ!? まだ出るぞお……ッ!? このマンコ、搾り取ってくるッ……!!」

琴葉は前に倒れ込んでOBにしがみつき、新鮮な魚のようにビクビクと身体を痙攣させていた。
その中で無意識のうちに膣を締めつけており、肉棒から精液を根こそぎ奪うまで離さない様子だった。

「……ふうっ……はあっ……!」

「う、ん……ッ♡♡♡ はぅ、うっ♡♡♡」

流石本性が怪人というべきか、男子生徒たちよりも長い射精だった。
琴葉の膣から尚も溢れている精液はゼリーのように濃く、床にたっぷりと広がっていく。

「いやあ、凄かった……素晴らしいねえ琴葉君」

「ひぐッ♡♡♡」

上体を起こし、しがみついていた琴葉の両脇を抱えて持ち上げると、肉棒がぬぼんッと抜け落ちて膣から更に多くの精液が漏れ出てきた。

「ぐひひっ……さあ琴葉君、まだまだ演技指導は終わってないぞ」

「ふうっ、んッ♡♡♡」

「見てごらん。私たちの行為を見て、彼らがまた盛ってしまった」

OBにより床に寝かせられた琴葉は、脱力しきった身体を起こさないまま視線だけを動かす。

「はあッはあッはあッ」

「相川ッ……!!」

橋本と山岡の二人が、自分の身体を見ながら一物を扱いている。
また同じことをされるのだろうか。いや、新しい“演技”を披露しなければならないかも。

「さあ、早くするんだ」

「……は、いっ……♡♡♡」

催促され、琴葉は使命感に駆られる。
また男子生徒を興奮させるような演技をしなければ。そう思いながら強引に身体を起こす。
その膣からは、濃厚な精液が未だにどぷりと垂れ流れていた。

――――――

同時刻。
中で卑劣な事が行われていると知らず、変身を済ませたスノウスターとホワイトミルク、そしてポワワが体育館前で佇んでいた。

「ダメ、どうしても破れない」

「そんな……スノウスターちゃんのハンマーでも……」

先ほどから何度も壊そうと試しているが、眼前の建物を覆う青色のシールドはビクともしなかった。
怪人が関わっていると気づいてここまでやって来て、予想が的中したまでは良かったのだが、これではどうにもならない。

「うーん、よっぽど強力な結界ポワね。こんなことが出来るのは……」

「どいてくれ」

その時、腕組みのポーズで考え込むポワワの言葉を遮る声。


「だ、誰ポワ!?」

魔法少女たちとポワワが振り向くと、そこにはいつの間にか魔法少年が立っていた。
そしてその隣には、ライオンを模した黒のぬいぐるみがふわふわと宙に浮いている。まるでポワワのようだ。

「き、キミは魔法少年! それと……」

「ふん、久しぶりプル」

「プルル! 彼と契約したのがキミだったなんて!」

プルルと呼ばれたぬいぐるみは、どうやらポワワと面識があるようだった。
話を聞くに魔法少年と契約した存在らしく、丸っきりポワワと似た……いや、おそらく同じ妖精なのだろう。

「わあ、可愛いネコさん♪」

「ネコじゃないプル! ワタシは獅子プル!」

目を輝かせながら近づいてくるホワイトミルクを、プルルは赤い目を光らせ可愛らしい牙を剥きながら威嚇する。
それを制するかのように魔法少年はプルルをひと撫ですると、魔法少女二人の間を縫って、催眠魔人の施した結界の前に立った。

「落ち着くんだプルル、今は目の前の怪人をどうにかしないと」

「……」

「君たちも同じ目的だろう? 仲間が被害に遭ってるようだしね」

スノウスターは何も言わず、じっと彼を見つめていた。
キス魔人との一戦以来、彼と直接話をすることはなかった。彼の正体だと推理している者にも確認をとりたかったが、学校にほとんど来ない。
ようやく見かけても、こちらの意図が分かっているかのようにどこかへ消えてしまう。彼の家を訪ねても常に不在だ。

「スノウスター、言いたいことは分かる」

「!」

彼女の気持ちを汲み取っているのか、魔法少年は結界に目を向けたまま密かに話しかける。

「僕と君は同じ目的で動いている」

「あ、あなたは、やっぱり……」

「それ以上は言わないで欲しい」

魔法少年は腰のレイピアに手をかけ、しなやかに引き抜くと、腰を落として突きの姿勢をとった。
それから剣先に魔力を集中させ、結界を形作る魔力の流れを見定める。

「僕らは同じ目的で動いている。でも一緒に行動することはできないんだ」

「……なんで……」

「理由は言えない。だけど、これだけは確かだ」

瞬間、僅かに生じた隙間を見つけるや否や、空を切る神速の一突きを繰り出す。
レイピアは見事に結界を貫いた。そしてその箇所から亀裂が入り、見る見るうちに全体へ広がっていく。
間もなくして、魔人の結界はガラスが割れるかのように崩れ去って、粉となり消えてしまった。

「君たちがピンチになったら必ず駆けつけるよ」

「……」

「お互い頑張ろう。さて、あとは怪人を倒すだけだ。被害に遭っている彼女も救わないとね」

魔法少年はプルルを引き連れて、そそくさと館内へ進んでいってしまう。
その姿を見つめているスノウスターの隣に、ホワイトミルクとポワワが並び立つ。

「スノウスターちゃん、あの人知り合い?」

「……ううん、知らない」

「それにしては知ってる感じだったポワ」

「気のせいだったみたい。それより早く琴葉を助けなきゃ」

スノウスター、柴堂有紗は、彼との関係性をそっと胸に閉まっておくことにした。
いつか彼が自分から正体を明かしてくれるまで。一緒に戦う理由を教えてくれるまでは、誰にも打ち明けずにいようと決めたのだった。


――――――

「こ、これは……!」

「ひどい有様ポワ……」

体育館に突入した一行は、目の前に広がる光景に絶句する。
どこを見ても女子生徒に群がる男子生徒たちばかり。ほとんどが行為にまで発展している。
そして、その中に見慣れた白髪の女子性の姿もあった。

「あれは、琴葉ちゃん……!?」

動揺するホワイトミルクの視線の先には、相川琴葉がいた。
尻餅をついてM字開脚をし、自身の秘部を両側から指で拡げて、どろりと溢れ出る白濁液を見せつけるかのようなポーズをとっている。

「相川、めちゃくちゃエロいよッ!!」

「あはっ……♡♡♡ うれしい……♡♡♡」

「あああ出るううううッ!!」

「いいよ、らひてぇ……♡♡♡ あっ、でたぁ♡♡♡ これでまた、ぽいんとげっと……♡♡♡」

目の前で竿を扱いている男子生徒の慰み者として卑猥な行動をして、亀頭の先から出る体液が降りかかると嬉しそうに笑う。
彼女をあんな姿にしてしまった、抑えきれない怪人への怒り。スノウスターは館内を見渡す。

「ポワワ、怪人はどこ!?」

「ううん……それが……」

「怪人の反応が複数あるプル」

妖精二匹が魔力探知を駆使して居所を掴んだようだが、意外な言葉を口にする。

「複数っていうことは、怪人さんは大勢いるんだね」

「いや、それがおかしいんだポワ。怪人の反応は生徒たちから発せられているポワ」

「どういうこと?」

「恐らく催眠魔人の仕業プル。してやられたプル、ワタシたちはヤツの術中にハマってしまったプル」

頭にハテナマークを浮かべているポワワに対し、プルルは冷静な分析で真相を明らかにした。
プルルの予想は見事に当たっていた。しかし気づいた時には遅い。催眠魔人はそういう怪人だった。

(危ない危ない……まさか魔法少女たちが乗り込んでくるとは……!)

生徒たちに紛れ込み、魔人は様子を窺っていた。
危険を察知して咄嗟に彼女たちに催眠を施したのは、魔人からすると素晴らしい対処だった。

(オレの結果を破るヤツがいるとはなあ……ぐひっ、二人とも美少女だあ……)

出入り口で自分を探している二名の魔法少女を見て、いやらしくニヤける。
催眠にかかってしまえばこちらのもの。邪魔な妖精もさっさとあしらってしまえばいい。その後は、今さっきまで犯していた魔法少女のようにたっぷりと身体を味わおう。

(……ん? おかしいな……)

そんなことを考えていた矢先、魔人は不可解に思う。
自分の魔力探知では、体育館へ乗り込んできた反応は5つあったはずだ。だがどうだろう、視界にいるのは二人と二匹。

(数え間違えたか。いや、確かに……)

「僕を探しているのか」

怪訝な表情をする魔人の背後から飛んできた声。
振り向くより先に、魔法少年のレイピアが魔人の右腕を切り落とす。

ここまでで
明日最後まで更新します

おつおつ
精液かけられてお漏らしする琴葉えろかった
催眠とけても男子のエロい目線とかオカズにされて興奮する性癖少しは残ってほしいなぁ

おつおつ、良い催眠だ……そしてこれで次の偽ポワワは琴葉に対して催眠シチュで責めてくるの確定したしそっちの催眠も楽しみ

断面から血は出ず、床に転がった肉塊は光の粉となって消失した。

「頭を狙ったつもりだが」

「ぐうっ!? お、お前いつの間に……!?」

魔人は右腕を庇いながら明らかな動揺を見せている。それを機と見たか、魔法少年は絶え間なくレイピアで乱れ突く。
怒涛の攻めにより精神が揺らいで魔人は危機的状況に陥る。さっきまで情事に励んでいた生徒たちが一斉に気を失い倒れてしまったのだ。

「あっ! みんな見るポワ! 催眠魔人がいるポワ!」

「惑わされずに本体を見破るとは、流石はワタシの契約者プル」

そして魔法少女たちも催眠が解かれたようで、魔法少年と交戦する魔人を視認した。
人間の中年男性から一変したその姿は、灰色の腰巻以外は何も身につけておらず、肉付きのいい大柄な身体と鼻や口、耳などのパーツは人のものと瓜二つだった。
しかし明らかに違うのが真っ青な肌と、顔にある大きな一つ目で、ギョロギョロと忙しなく動かして迫りくる攻撃を避けている。

「ホワイトミルク、琴葉を回復してあげて! 私は彼に加勢する!」

「わかったっ」

スノウスターの指示にホワイトミルクは頷くと、他の生徒たちと同じように倒れている琴葉の元へ一目散に駆け寄っていく。
一方でスノウスターは異空間からハンマーを召喚して、その場から一飛びで戦いの場へ。

「はっ!」

「チクショウ、もう一人来やがったか……!!」

目標を捕捉して振りかぶったハンマーを叩き込もうとしたが、ひらりと躱されてしまった。
完全に後ろを向いていて隙を突いたのだが、後ろにも目が付いているのだろうか。

それからもスノウスターと魔法少年の攻撃は続いた。レイピアとハンマーが催眠魔人を執拗に狙い続ける。
片方の攻撃を囮にしたり、死角を突いたりするが、どれも寸前のところで回避されてしまう。
そのうち魔法少年は気づいた。

「待つんだスノウスター」

「え?」

「どうやら、こいつは本体じゃない」

今まさにハンマーを手に飛び掛かろうとしていたスノウスターを制止する。
そう、魔法少年の言うように催眠魔人は、とっくに催眠をかけていたのだ。

「ぐひひひ、気づくのが遅いなあ」

「そ、そんな……! 一体いつから!?」

「そこの男がオレの右腕を切り落としてからすぐさ。あれはかなり焦ったが、咄嗟に思考を切り替えたんだ」

目の前に捉えていたはずの催眠魔人が不敵に笑いながら複数に分身していく。

「ぐひひひ! オレはたった1秒もあれば、相手を催眠状態に堕とすことができる。冷静になってからお前らを術にハメるまで、あっという間だったぜ」

「……すまないスノウスター、初撃で仕留めていれば。油断した僕のせいだ」

「ううん、怪人の話が本当なら、どのみち催眠にかけられてたと思う」

みるみる増幅していく催眠魔人は、スノウスターと魔法少年をとり囲んでいく。
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、やがて数十を越える数になってしまう。

「ぐひひっ、どれが本物だろうなあ」

「どれでもいい、一つずつ倒すだけ」

スノウスターはハンマーの柄を強く握りしめて、これから起こるであろう激戦に備えた。
倒しても倒してもどんどん増えてキリがないかもしれない。それにもしかしたら、本体は別のところで自分たちを観察している可能性がある。
けれど、やるしかないのだ。こうなってしまった以上は戦い続けるしかない。

「スノウスター、後ろは任せてくれ」

「了解」


(ぐひっ、どれだけ頑張ろうとお前らに勝ち目はないぞ。催眠にかかったらこっちのものだからなあ)

背中合わせに身構える二人を、こっそり影から観察している魔人は、早くも勝利を確信していた。
実際その通りだった。催眠にかけてしまえば両者を敵と認識させて戦わせることもできるし、常識改変も可能なのだ。
魔人は倒すべき相手ではないと思わせてしまえば武器を収めさせることも可能。魔人は主人で付き従う存在と思わせれば、意のままに操ることもできる。

(まあ、まずはコイツらが必死こいて無駄な戦いをしているところでも眺めるとしよう。そのうち、あの魔法少女二人の美味そうな女体も頂いて……)

刹那、魔人の身体を閃光が貫く。

「へ?」

一体何が起こったのだろう。体育館内が光輝いたかと思えば、腹に穴が空いている。

「ぐ、ふッ……!? な、何だ、これえ……!!」

「スノウスターの言うとおり」

「ッ!!!」

「アンタがどれだけ分身しようと、一匹残らず消してやる」

魔人に耳に入ってきたのは、怒りを帯びたある魔法少女の声。
気がつけば催眠状態が解けてしまい、スノウスターと魔法少年の前から魔人の集団が跡形もなく消失していた。

「覚悟しろ!!」

そしてその更に奥には、倒れていたはずの相川琴葉、キューティレイが復讐に燃えていた。
ホワイトミルクの力で全快した彼女は変身を終えて、催眠魔人にビームをお見舞いしたのだ。
さっきまで気絶していたので催眠状態には陥っていない。よって彼女の視界には魔人本体しか見えておらず、しかも魔人は別の相手に集中していたので攻撃を当てることなど造作もなかった。

「キューティレイちゃん、油断しちゃ、」

「ぐぎゃあああああああッ!?」

スカートをひらりと捲った瞬間、一筋の閃光が魔人の目に命中。
隣にいたホワイトミルクの説明の途中に、キューティレイは対策し終えてしまった。

「1秒あれば催眠をかけられるんでしょ」

「う、うん」

「アタシのビームはもっと速いから」

黒髪を靡かせて、彼女は得意げに笑った。
それから、目を抑えてその場に蹲っている魔人へ向き直り、10メートルほどの距離を一飛びしてすぐ傍までやって来ると、青い背中をキッと睨みつける。

「ぢ、ヂグショウ……!! オ”レの目を傷つけやがったなあ”……っ!?」

「目がどうしたって? アタシたちはそれより大切なものを傷つけられたんだけど」

形勢逆転したことにより、スノウスターとホワイトミルクは、ポワワやプルルの指示のもと倒れている生徒たちを介抱している。
魔法少年は今度こそ油断しまいと、何かあった時のためキューティレイの後ろに待機していた。

「黙れえ!! オレたちは、お前ら人間の繁殖に貢献してやろうとしてるんだ!! それのどこが、うぎゃッ!?」

魔人の背中に閃光が掠める。
キューティレイは眉間にしわを寄せながら仁王立ちして、その姿を見ている。

「余計なお世話って言葉、知らないでしょ。っていうかアンタたちがやってることは最低の行為だから」

「……ぐッ……ぐひっ、ぐひひひひッ……!!」

ふと、魔人が肩を震わせて笑い始めた。あまりの恐ろしさに気でも狂ったのだろうか、キューティレイは訝しげな表情をした。


「何がおかしいの」

「ぐひひひ……笑わずにはいられるか!! お前たちはもう終わりだあ!!」

「!?」

催眠魔人は唐突に起き上がると、目を瞑ったままキューティレイと対峙した。
首元には魔法少年のレイピアが突きつけられている。彼女に近寄らせまいと咄嗟に動いたらしかった。

「終わり? 終わりはアンタだから。目の前どころか状況も見えてないんだ」

「ぐひひひッ、精々勝ち誇っていろ……!! 楽しみだぜ……お前たちが惨めな目に遭う姿がなあ!!」

それが催眠魔人の最後の言葉となった。
魔人は左手を伸ばしてキューティレイを掴もうとするが、膨大な光に身を包まれたかと思えば、塵も残さずにこの世界から去った。

「……」

「ねえ、あの怪人ってポワワたちの世界に帰ったんだよね?」

自身が向けたレイピアは使わず終いになり、魔法少年は少し呆気に取られていた。
そんな彼に、スカートを下ろしたキューティレイが話しかけてきたので、我に返り口を開いた。

「あ、ああ……そのはずだよ。魔法による攻撃でトドメを刺せば、奴らは元いた場所に送り返される」

「そうなんだ。パイプ椅子でブッ叩けばよかった」

そう言い残し、キューティレイは踵を返してスノウスターとホワイトミルクを手伝いにいく。
一人その場に取り残された魔法少年は、彼女の後姿を見送ると、再び催眠魔人のいた場所に目を向けた。

(奴の言葉、そして表情。ただの捨て台詞か、それとも)

彼の心にぽつりと浮かんだ疑念。事実かどうか、今は知り得ない。


『第4話 終わり』

ここまでで
身体の柔らかさとか、卑猥なポーズを沢山の男子生徒に見られるところとか書きたかったけど上手く組み込めなかった…

次は全員回になります、書き貯めたら報告します

おつおつ
竿役増えすぎるとわけわかんなくなるから仕方なし
琴葉には別の機会あるだろうしその時当たった怪人とシチュ次第では体の柔らかさとか活かせるかもしれないし


そして怪人は露骨に謎残して死んだな
死に際のフカシなのかそれとも…
不気味に困惑する状況でto be continuedって感じだな


琴葉は今回の催眠覚えてるのかとかどういう風に性癖歪んじゃったのか気になるけど
次の合同回の偽ポワワさんが暴いてくれるか

忘れていた…魔法少女のステータスも話が終わるたびに更新していきます
次の話に移る時に投下予定です

経過報告です
積みゲーやら色々消化していました…今週末に更新予定です

報告乙
初の複数人エロ楽しみ

おつおつ
三人回だから強敵になりそうだし期待してるぞ偽ポワワ

すみません、導入にずっと悩んでいてなかなか書けず…
ようやく決まったので、琴葉のステータスと最初だけ投下します

『相川琴葉の現ステータス』

【名前】相川琴葉(あいかわことは)/キューティレイ
【性格】からかい好き、根はいい子。
【容姿】ツーサイドアップ。黒いゴスロリ系のミニスカワンピース衣装。両太腿の際どい所にガーターリング。胸は膨らみかけ程度。
【性癖備考】
催眠魔人の催眠経験を経て、被害を受けた時の淫夢を見るようになってしまい、異性からの性的な視線に欲情するようになってしまった。
露出癖が目覚めつつあり、また慰み者として欲情しやすい体質になったため、それに関連する怪人を差し向けるといいかもしれない。
(輪姦、わからせ凌辱、露出系、体操部関連など)


『第5話 魔法少女敗北!? 邪悪な妖精と新たな力!』


そこは微かに甘い香りが漂う空間だった。
湿気を含んだ生暖かい空気が肌に触れて、気を失い脱力している有紗の身体はしっとり汗ばんでいた。

「……ん……」

ふいに彼女の意識が戻る。閉じていた瞼を持ち上げると、視界がぼんやり霞んでいる。

(……ここは……? 私……何をしてたんだっけ……)

頭もまるで靄がかかったようにはっきりせず、今に至るまでの記憶が定かではなかった。
有紗は一度、自分が置かれている状況を確認することにした。まず、自室のベッドの上で朝を迎えたわけではないということは確かだ。
この花の蜜のような匂い、そして不快な気分になる湿気は明らかに別のどこか。加えて身体はちゃんと起き上がっている。

「……?」

顎から滴り落ちそうな汗を拭うため、右手を動かそうと思ったが、何かに拘束されていて叶わなかった。
いや、右手だけではない。気がつけば左手も、両足にまで、弾力のある得体の知れないものが纏わりついて身動きを封じている。
これは一体何なのだろうと、目を凝らして確認しようとする。

『目覚めたか』

「!」

瞬間、彼女の脳内に何者かの声が響く。
男、女、老人、子供など、年齢も性別もバラバラの数人が同時に喋っているような気味の悪い声だった。

『くくく、こうも容易いとは。話に聞いていた魔法少女、大したことがないな』

「……あなた、は……」

霞む視界と脳内が少しずつクリアになっていく。有紗の目の前には、見慣れた妖精がふわふわと宙に浮いているように見える。
シルエットからしてポワワのように思えたが、どうも放つ雰囲気がおかしかった。言葉にし難いのだが、湿気からくる不快感とは別の異様な気持ち悪さを感じる。
人の悪意を煮詰めたかのような、底知れぬほど邪な存在であると直感で理解できる。

「ううん……おはようー……って、あれぇ……?」

「んっ……アタシ、どうなって……? 身体、動かない……」

この場の環境によるものとは別の、冷ややかな汗が額から滲み出た有紗の両隣から、少女の声がした。
奏と琴葉だった。どうやら二人も同じ立場にいて、ちょうど眠りから目覚めたらしかった。

「奏、琴っ……ッ!?!?」

ようやく元通りになってきた視界で彼女らの姿を捉えると、信じられない光景を目の当たりにする。
二人の手足にぐるりと巻きついているのは、うねうねと蠢く赤褐色の触手。
体内に血管があることを現す青い筋が、薄っすらと視認できるそれは、よく見ると彼女たちの周囲にも複数本あり、一つ一つが意志を宿しているかのようだった。

「くっ……!?」

そして触手の拘束は有紗自身にも為されていた。弾力のある得体の知れないものの正体は、まさしく“これ”だったのだ。
人肌程度の温度を感じて、粘り気がある透明の液体を表面に纏っているため、解こうとするとぐちゅぐちゅという気色悪い音と感触が身に降りかかる。
正体不明の粘液は触手から分泌されているものなのか、締めつけている箇所から少しずつ垂れ流れてきて、彼女たちの白い美肌を汚していく。

「有紗! ってかこれ……!? 一体何なの、気持ち悪い!」

「私も分からない、目が覚めたらこうなってて……!」

『ボクの仕業さ』

再び有紗、そして奏と琴葉の脳内にも謎の声が響いた。
耳ではなく頭の奥から直接聴こえてくるので発生源は分からないが、有紗は何となく察していた。

続きは火曜日に
今回は全員エッチ描写があるので早めにエッチパートに入ります

更新乙
琴葉は順調に生意気マゾメスに成長してていいぞ


「な、なんだろう……今、誰かの声が……」

「多分目の前にいるあいつだと思う」

「へ? あれってポワワ……」

三人は眼前に浮かんでいる者に視線を送る。
一見すると見知っている妖精のようだが、視界良好になったことで具体的な姿を把握できるようになり、その明らかな違いに衝撃を受ける。

「ち、違う……ポワワちゃんじゃない」

奏の言うように、ユニコーンのぬいぐるみのような様相をしている存在は、身体の至るところに血管が浮き出ていて、小さな身体に収まりきらないおびただしい数の触手が腹から飛び出ていた。
その内の幾つかは三人の元まで伸びており、身動きができないように両手足を捕まえている。つまり、有紗たちを拘束しているのはこの生き物だということ。

「なるほど、怪人か」

『そうだ。愚かなお前たちはボクの策にまんまと嵌ったんだ』

状況を察した琴葉に、怪人は変わらず脳内で返答する。
そして更に調子の良さそうな声色で話を続けた。

『覚えていないか? 妖精がお前たち三人を呼び出し、ある場所へ誘導したことを』

「……そうだ。アタシたち、ポワワに『怪人が現れた』って言われて」

「うん、それで確か……」

三人は自らの過去の行動を辿っていく。
放課後、偶然にも一緒に帰宅することになった彼女たちの前にポワワが現れ、緊急事態だと引き連れられて体育館の倉庫へ向かった。
しかし中に入るとそこには何もいなくて、唐突に扉が閉まったかと思えば、コンクリートの壁がまるで生物の体内ような質感へと形を変えたのだ。

「思い出した」

有紗は俯いていた顔を上げて、偽ポワワを鋭い目つきで見据える。
そう、まさしくここだった。ドクドクと脈動して粘液にまみれている薄桃色の肉壁は、跳び箱や平均台などの用具を全て呑み込んでいき、その場に残ったのは偽ポワワと魔法少女たちのみだった。
「ハメられた」と思った時には遅かった。たちまち偽ポワワの身体を触手が突き破り、彼女たちに襲い掛かって手足を拘束。
すでに変身していた彼女たちは、無理やりそれらを引きちぎって偽ポワワに攻撃を仕掛けた。

「アタシも記憶が全部繋がった。コイツ、ポワワを盾にしてアタシたちを……!」

琴葉も有紗に倣い、ポワワに扮している怪人を睨みつける。
あの時、琴葉もといキューティレイは触手から逃れて、ハンマーを振りかぶったスノウスターとほぼ同じタイミングで光線をお見舞いしようとした。
すると偽ポワワのすぐ前に、ボロボロになったポワワがどこからともなく出現したのだ。それを見た彼女たちは驚いて攻撃を止めてしまう。
その隙を突かれてしまった。
鞭のようにしなる触手に再び捕まえられて、畳みかけるように肉部屋のあちこちから訳の分からないガスが噴出され、吸い込んでしまった彼女たちは眠るように意識を失った。
これが事の成り行きだった。

「ポワワちゃんはどこ? 無事なの?」

奏は不安げな瞳で偽ポワワに問いかける。自分たちを陥れて仲間を傷つけた相手に対する怒りよりも、仲間が無事かどうかがただ心配だった。

『その質問に答える必要はない。お前たちはこれから絶え間なく犯され、雌としての使命を全うすることになる。快楽を享受し、子を孕んでは産み、ボクらの目的達成に貢献してもらう』

「はあ? キモすぎ! いいから答えろ、ポワワは無事かって訊いてんの!」

『まだ自分の立場を理解できないらしい。妖精が無事だったとしても、お前たちには関係のないことだ』

偽ポワワのその言葉を皮切りに、彼女たちを取り囲む触手の動きに変化が現れる。
うねうねと蛇のように蠢いていた一本一本がピタリと停止して、拘束している獲物へ狙いを定めるかのように先端を向けると、一斉に飛び掛かった。


「ひゃあっ!?」

「こ、このっ……!! やめろバカっ!!」

「くぅっ……!」

触手たちは、まず邪魔な布を引き裂いていく。
胸元や袖口に無理やり入り込み、力任せに引っ張るとシャツが破れてボタンが弾け飛ぶ。魔の手は当然スカートにも及び、ウエストから何本も突っ込んで外へ広がるように引っ張ると、いとも簡単にバラバラになってしまった。

『ふん、魔法少女より今の姿の方が、お前たちには相応しい』

数秒と経たないうちに、学校から支給された制服が見るも無残な姿になり果てた。
所々、辛うじて白い布が肌を覆っているが、それは最早服とは呼べない。本来隠されているはずの下着と素肌が剥き出しになり、あられもない姿が怪人の前に晒されている。
三人は羞恥心から赤面するが、有紗と琴葉は怪人を睨んで臨戦態勢をとっていた。触手のせいで身動きがとれず、ペンダントも無いので変身ができない。
だが何か勝機があるはずだ。今までも苦戦を強いられてきたが、何とか乗り越えてきたのだ。そう強く思う。

『確かに、今までお前たちが戦ってきた怪人は敗れ去った。“運良く”な』

「……!」

『くく、驚いたか。ボクはお前たちの考え、そして記憶が読める』

偽ポワワは有紗の驚く顔を見て嘲笑しながら、一本の触手をある箇所へ差し向けた。
やがてそれは奏の豊満な胸へ到達し、水色のブラジャーの隙間に侵入して、先端の敏感な部分を優しく撫でた。

「あうっ、んっ♡」

『何故なのか教えてやろう。それはボクが、お前たちを倒すために作られた怪人だからだ。例えば早峰奏、お前はここが弱いな』

「か、奏っ! クソッ、怪人め……!」

性感帯を責められて奏は身体をよじるが、手足が動かせないので逃れることはできない。
触手は自らの粘液を塗りたくるように乳輪をなぞり、少しずつ膨らむ乳首をぐいぐいと押し込む。その度に奏は過敏な反応を見せて、気持ちよさそうな声を出す。

『そして相川琴葉。お前は怪人との戦いにより淫夢を見るようになった』

「!!」

『その影響で男からの視線を意識するようになり、身体の火照りを持て余しているな』

「そ、そんなこと……っ!」

『動揺しているのが手に取るように分かるぞ。更に、お前は自覚こそないが、男に嬲られて悦ぶ性癖を持ち合わせている』

「いい加減にしろ!! 人のこと好き勝手言って、許さない!!」

琴葉は殴りかからんとする勢いを見せるが、手足の拘束を外せるわけもなく前のめりになる。
ふと、そんな彼女のすぐ隣に触手がやって来て、蕾から開花するように先端が四股に分かれると、花弁には無数の小さな肉ひだがうぞうぞと蠢いていた。
気づいた琴葉が小さな悲鳴をあげると、花弁の中央にある穴からガスが噴射される。

「ッ……!?」

『この場で見せてやろう、火照った身体を慰める幻をな。どこまでも深く浸るといい』

部屋中に漂う甘い香りを凝縮したようなそれは、嗅いだだけで頭がくらくらして深い心地よさをもたらした。
ぼーっと呆けた表情をする琴葉の口からは唾液が垂れ、桃色の下着の股間部分にじわりとシミが出来る。

『お前たちが最初に嗅いだガスとは少し違う。あれは催眠効果のあるものだが、彼女に嗅がせたのは幻覚効果がある。そのうち自ら進んで触手たちを相手にし始めるだろう』

「……」

『さて、もちろんお前のことも分かっているぞ、柴堂有紗』

偽ポワワの興味が、口を閉じてひたすらこちらを睨んでいた有紗に移る。
奏と琴葉に被害が及び、次は自分の番だというのにも関わらず、彼女は強い気持ちを保っていた。


『お前は三人の中で一番屈強だ、身体ではなく精神的にな。そういう人間を堕とすのは生半可ではないが、ボクの手にかかれば難攻不落の城など無いに等しい』

「やってみれば?」

『その威勢の良さも、黒野賢士が惹かれた点かもしれないな』

恋人の名前が出て有紗の眉がピクリと動く。
だが、心や記憶を読むのなら知られて当然のこと。有紗の気は揺るがなかった。

『強がりもいつまで続くかな。魔法少女を始めてから恋人と会う機会が減っているようだな。恋人もボクたちの敵、魔法少年なのだから、時間と取られてすれ違っているというわけか』

頭の中に響く声を受け止めながら、太ももや腕を優しく擦ってくる触手に不快感を覚える。
どんなことをされても我慢するしかない。

『恋人と触れ合ったのはいつ頃だ? 身を寄せることはおろか、手を繋ぐことすら数か月も前のことか』

「……」

『口づけも遠い記憶だろう。そうだな、ボクの同胞であるキス魔人と交わしたのが記憶に新しいか?』

「……黙って」

『恋人ではなく怪人との行為が、ここまで強く植え付けられているとは。忘れたくても忘れられないようだ。よほどショックだったのか、それとも……』

「黙れ!」

有紗は叫んだ。
キス魔人との一件は、自分の中でずっと封印していた出来事だった。それを掘り返されて、声を出さずにはいられなかった。

「私の記憶を読むな。出て行け」

『そう怒るな、これは大事なことだ。お前を快楽の海に突き落とすために必要なんだ』

怒気を放った有紗に対して、偽ポワワは宥めるような調子でそう言った。
それがまた有紗の神経を逆撫でするが、このままでは怪人の思う壺だと考えて深呼吸する。

『なるほど、ここがお前のタブーだな。恋人はお前の人生の中で一、二を争うほど大切な存在だ。身も心も彼に捧げると決めているほどだ』

「……んっ……」

太ももや腕を這っていた触手の感覚に異変を感じて、有紗は視線をそちらにやる。
すると、触手の先端がまるで人の口のように変化しており、人のものと同じ舌を出して彼女の美肌をくすぐるように舐めていた。
おぞましい光景に背筋が凍る。

「な……に、これ……!」

『お前を見透かした結果だ。お前はキス魔人とのキス、そして行為が忘れられずにいる』

「そんなわけない……!」

『上辺ではそう思っていても、心の奥では覚えているし身体も覚えている。仮にこれがショックを受けたせいなのであれば、憐れむ他ない。しっかりと刻まれてしまっているのだからな』

「嘘!! 絶対にありえない!!」

『そうだ、お前はそれが許せないだろう。恋人を差し置いて、別の雄との性の記憶が心身に刻まれていることなど耐えられないだろう』

気がつけば有紗の周囲には、人の口を模した触手が数本迫っていた。
やがて一つ、また一つと彼女の身体に唇が触れて、舌が這っては小刻みに動き唾液で汚れていく。

『だからこそ、お前に味あわせてやる。他人とのキス、そして性行為の快楽をたっぷりとな』

「なっ……!?」

『恋人との記憶など上書きしてやる』

「や、やめっ……んむッ!?」

短いですがここまでで
次からエッチパートに入ります、更新する時にまた報告します


男に嬲られたくなってきてる琴葉とNTRキスがすっかりお気に入りの有紗の性癖見透かされて言葉責め良い
自覚して淫乱になってしまえ

触手変形して吸い付きながら搾乳とかに期待
琴葉の自分からの奉仕も楽しみ

経過報告です
転職や引っ越しなどでバタバタしており、書き途中です
日曜日辺りに更新できればと思います

お疲れ様です

明日更新します、引き延ばし申し訳ない…

気にしないでゆっくり書いてください

次の3人まとめて触手弱点攻撃プレイも
それ以降の遥と真宵の登場も楽しみに待ってます

拒否の意を示そうとした有紗に、一本の触手が飛び掛かってその口を塞ぐ。
先端にある唇が重なるようにくっついて無理やり舌をねじ込み、彼女の口内を貪るように犯していく。
一方で下半身にも触手が忍び寄り、他の個体より長い舌が純白の布越しの秘部に触れた。

「んふうっ……!?♡」

下から上へ、ベロンとひと舐めされて有紗は身体を震わせる。
舌の動きは止まらない。繰り返し、下から上へ念入りに舐められる。舌から滲み出る粘液を塗り込むように、何度も何度も。
気持ち悪さに鳥肌が立ちながらも、たっぷりと時間をかけて刺激されて、有紗の秘部からも愛液が分泌されていく。

『くく、その調子だ。もっと感じろ、欲に正直になれ』

「んむっ、うっ……!♡ むううっ!♡」

顔を左右に振ったり、手足をバタつかせて抵抗するが、魔法少女ですらない普通の女子高生が逃れられるわけがなかった。
彼女はこれから嫌というほど辱めを受けることになる。屈強な精神が果たしてどこまで保つのだろうか。
偽ポワワ悪夢は始まったに過ぎない。

――――――

その頃、早峰奏は触手たちによってあられもない姿になっていた。

「だめっ♡ おっぱい、だめぇっ♡」

邪魔なブラはいつの間にか剥ぎ取られており、彼女の胸にぐるりと巻きついている二本の触手が豊満な乳房を締め上げると、思わず嬌声をあげてしまう。
やがて触手は、これまで手付かずだった下半身にも及んだ。

「きゃ!?♡ い、いやあっ!♡」

一本の逞しい触手が奏の桃尻に近づいてきて、パンツと柔肌の隙間に入り込み、別の隙間から頭を出すと、股間を擦るように前後運動を始める。
前から見れば、まるで男性器を生やしているかのようだった。割れ目に刺激をもたらされて、奏の反応はひと際大きくなっていく。

「あうっ♡ ま、股、擦れてっ♡ ひゃうっ♡ んッ♡」

秘部から快感の蜜が垂れてきて、触手が動くたびぬちゃぬちゃと卑猥な音が生じる。
胸と股間を同時に責められて下腹部が熱くなる。呼吸が激しくなり、頬も赤く染まる。

とても気持ちいい。
奏はそう思ってしまっていた。怪人に攻撃されているというのに、抵抗せずされるがままになっている。
牛鬼の時もそうだったが、これは自分の悪い癖だと彼女は自覚していた。魔法少女になってから、より性への興味が強くなり、プライベートで暇さえあれば自慰行為に耽ってしまうのだ。

(し、しっかり、しなきゃ……♡ ニセモノのポワワちゃん、倒さなきゃ……♡)

そう、このままではいけないのだ。
快感に負けず、気を強くもって挑まなければいけない。魔法少女として人類を救わなくては。

『本当にいいのか?』

口をきゅっと結んで、決意を固めようとした時だった。頭に偽ポワワの声が響いた。

「え……?」

『本当に、その選択で後悔はないか? 今のお前は魔法少女ではない、ただの人間だ』

「ち、違うもん!♡ わたしは、ホワイトミルクだから……!♡」

『変身していればの話だろう。一般人であるお前に、魔法少女としての使命は不必要。欲望に正直になるといい』

早峰奏という人間を、偽ポワワは分かっている。余りある性欲を抱えて日々を過ごしていることを。
こうして触手たちで性感帯を刺激してやれば、頭が性欲に支配されることを。


「だ、だめっ……わたしは、わたしは……!♡」

『早峰奏、魔法少女や怪人のことなど忘れてしまえ。そうすれば、お前が望む以上の快楽を与えてやる』

望む以上の快楽。
その言葉を耳にして奏の心が揺らぐ。自分の考えが及ばない、今までよりもっと『気持ちいいこと』を、この怪人は教えてくれる?

「……だめ……わたし、は……♡」

心の中の葛藤。魔法少女としての責任と欲望がせめぎ合う。
気がつけば、ぷっくりと隆起した乳首から白い液体が垂れ流れている。これは牛鬼との戦いの後遺症のようなものだった。
妊娠はしていないのだが、快感が昂ると母乳が出てしまう。どんな仕組みかは分からないが、日常生活に支障はないので放置していた。

「ああっ!?♡♡♡」

その母乳目当てか、新たに二本の触手が彼女の目の前までやって来ると、先端がぱっくりと割れて、獲物を狙う蛇のような素早い動きで乳首に噛みついた。
中は無数の肉ひだで所狭しと埋め尽くされていて、一つ一つが蠢いて乳首や乳輪をくすぐる。

「ひあぁっ!♡♡♡ ち、ちくびっ、くすぐったい……ふぅっ……!♡♡♡」

奏は堪らず身体をくねらせるが、触手の責めはそれだけに留まらなかった。

「んくっ!?♡♡♡」

突如感じた、乳を吸われる感覚。
具体的にどうなっているかは分からないが、奏の両乳房にかぶりつく触手たちはどうやら吸引能力を働かせているらしかった。
まるで赤子のようにちゅうちゅうと吸いついて、滲み出るミルクを呑み込んでいる。呑まれたミルクは触手の身体を脈動しながら通り、偽ポワワへと送られる。

『くくく、これはいい。ただの乳ではなく上質な魔力を感じる。たっぷり味わわせてもらうとしよう』

「いやあっ♡♡♡ だめっ、おっぱい吸わないでぇっ♡♡♡」

『などと言いながら、快楽に溺れる準備は出来てるようだな』

偽ポワワの視線の先には、奏の下半身。意識的にか無意識か、触手に自ら股間を押しつけて腰を前後させている。
その箇所からは透明の汁が垂れ流れて、肉床にぽたぽたと滴り落ちていく。

「あっ……う……っ♡♡♡ こ、これは、違うの……!♡♡♡」

どうやら後者だったようで、奏はハッとして腰を止めた。それを軽く嘲笑ってから、偽ポワワは優しい語り口で彼女を誘惑し始めた。

『もういい、我慢するな。身体はとっくに快楽を求めている。欲しいんだろう、股にある大きなモノが』

「ち……ちが……♡♡♡」

『腹の疼きを収めるために、これをぶち込んで欲しいんだろう』

「……っ♡♡♡」

『どうする早峰奏。素直に言えば極楽へ誘ってやる』

奏は黙ってしまった。拒否しなければならないのだが、言葉が喉を通らない。
せめぎ合っていた二つの想いが、じわじわとある方へ傾いていく。


『ああ、ちなみに一つ言っておこう。今お前と話している声は、お前だけに届いている』

「え……?♡」

『他の二人には聞こえていないということだ』

「……」

それならば、少しくらいならいいのではないか。
偽ポワワにそそのかされ、奏の心に悪い感情が芽生えて、理性でなく欲求側へ後押ししてしまう。
これは怪人に屈したわけではない。少しだけ、ほんの少し気持ちいいことを味わったら終わりにすればいい。それから怪人を倒すアイディアを考えればいい。

「……さい……♡」

『なんだ?』

そうだ、それがいい。どうせ魔法少女にも変身できないから抵抗は難しい。気持ちいいことを味わいながら対策を練ればいいんだ。
一度大きく傾けば、流れるように言い訳を考えてしまう。

「き……気持ちよく、してください……♡♡♡」

そう口にする奏の表情はとろんと微睡み、期待感に満ちていた。
偽ポワワは内心、笑いが止まらなかった。こんな手間をかけずとも、早峰奏はただ滅茶苦茶に犯せば屈服することは目に見えていた。
では何故わざわざ求めさせたのかというと、人の感情が揺れ動く様を観賞したいが為だった。しかも怪人たちを倒してきた魔法少女が標的となれば、これほど優越感に浸れることはない。

『いいだろう、存分に楽しめ』

その言葉を皮切りに、奏が跨っている触手がゆっくりと後退していき、亀頭を模した頭が割れ目にあてがわれる。
それから勢いよく、ずにゅうッと挿入した。

「あぐうッ!?♡♡♡」

一息に最奥まで到達した先端はごちゅんッと子宮口にぶち当たると、入口まで引き返して、また子宮口に体当たりする。
それを激しく繰り返されて、奏は喘ぐ余裕もなく、ただ大きく身体を逸らして受け止める。
今まで魔法少女の身体で肉棒を挿入されていたが、今回は加護など皆無の生身の身体だ。乱暴に犯される痛み、苦しみに耐えられるか定かではない。

「―――っ……ぐッ♡♡♡ あ”ふッ♡♡♡」

挿入から間もなくして、ようやく奏が声を上げた。
最初はやはり苦しみに歪んでいた表情は、早くも艶を帯びている。

『くくく、日常的に自身を慰めているお前からすれば、この刺激はちょうどいいだろう』

「ひぐっ、あ”ああッ♡♡♡ う”ッ♡♡♡ あ”うッ♡♡♡」

『普通なら泣き喚く女もいるだろうに。魔法少女だけでなく変態の才能まで持ち合わせているとはな』

奏の腹にぽっこり形が浮かぶほど太くて大きな触手は、容赦なくピストン運動を続けている。
一方で両乳房に絡みつく触手も、まるで乳絞りでもするかのように乳肉を締め上げて、乳首に吸いついている触手へと母乳を送り込む。
その刺激も相俟って、奏は無意識に酷い声が出てしまっている。

>>343の上から17行目、
偽ポワワによる悪夢は始まったに過ぎない。
でした

文量が少なめですが、ここまでで
2月中はこのくらいの文量かもしれません
更新する時はまた報告します

>>342
この回はもちろん、遥&真宵パートも描きたいシーン浮かんでるので、何とか書き上げられるよう頑張りたいです…

乙乙
魔法少女なのに快感に弱くてすぐダメな方向に堕ちる奏エロい

おつおつ
三人の中でも奏が輪をかけてクソザコで本当によき
というか魔法少女になる前も玲ちゃんのガードが無かったらどうなっていたことやら

経過報告です
日曜日辺りに更新します

報告乙
琴葉と有紗のエロも楽しみ

すみません、色んなタスクが積み重なってなかなか手が付けられない状況です
3月になれば余裕ができるので、その時に報告します

リアル忙しいなら仕方ないし気にせんといてな
続きはいつまでもゆっくり待ってるし焦らんといてな

おつおつ、リアルはしゃーない
ちょうど板自体も不安定になってることだし、ある程度休んでも構わんて

経過報告です
ようやく落ち着きそうなので、次の日曜日に更新予定です

報告乙です
戻ってくるの待ってました
続き楽しみ

文字通り、何も考えられない。正確には何も考えることができない。
自分の膣を乱暴に抉る触手の刺激は、それほどまでに強い。雄々しい兜が無理やり突き進んできて子宮にぶち当たると、衝撃と快感が脳天を突き抜ける。
引き抜きざまに立派なカリ首で膣壁を引っ掻かれるたび、快楽の電流が全身を駆け巡り頭が真っ白になる。

「お”ッ♡♡♡ ぐう”うッ♡♡♡ はげっ、しッ♡♡♡ あ”あ”あッ♡♡♡」

『気持ちいいか? もっと滅茶苦茶にしてやる、期待していろ』

コイツはこれで放置しよう。偽ポワワはそう判断する。
早峰奏に反抗の意思が宿ることはない。あとはこのまま触手たちに任せていればいいと考え、他の二人に意識を向けた。

「あ”ぐッ♡♡♡ ひッ、い”ッ♡♡♡ らめ”ッ、そ、こぉ”ッ♡♡♡ お”な”かっ、あ”あッ♡♡♡ んぐッ♡♡♡」

怪人の眼中から外れた奏は、触手の責め立てを必死に受け止めていた。
ごちゅんッごちゅんッと子宮口を執拗にノックされ、苦しさと快感でどうにかなってしまいそうだった。
母乳と愛液の他にも、涙や鼻水、涎や汗などあらゆる体液が駄々洩れているが、そんなことを気にする余裕など当然ない。

「ひあ”あ”ぁッ♡♡♡ らッら”めぇッ♡♡♡ ぐふッう”ぅぅっ♡♡♡ あ”っあ”ッあ”ああッ……!!♡♡♡」

絶え間ない凌辱により、彼女は早くも絶頂の時を迎えようとしている。今まで経験した中でも最短のスピードだった。
それを察してか触手たちの動きがより速く、卑猥なものへ変化する。標的の雌を狂い壊すために余念がない動作で追撃する。

「あ”ふッ、らめ”ッ、きちゃ、う”ッ♡♡♡ あ”ああッ♡♡♡ はあ”ッ、あ”ッあっあッ、ふう”ぅ”ッ!?♡♡♡」

乳首にかぶりついている触手に、思いきりミルクを吸い上げながら引っ張られて乳房が持っていかれそうになる。
痛みより気持ちよさに振り切った刺激が絶頂へ後押しする。
更に、縦に伸びる豊満な乳肉を、そこに纏わりつく触手がひたすら乳絞りの要領で蠢くので、たまったものではなかった。

「あ”ッッ―――ッ!?♡♡♡ ッッ――――――!?!?♡♡♡」

大きく膨らんだ快楽の爆弾が爆発した。腰がガクガク痙攣して、思いきり蛇口を捻ったシャワーのように潮をまき散らす。
絶頂に呼応してか母乳も今まで以上に勢いよく噴射し、触手が吸い込みきれず肌の隙間からたらりと漏れ出る。

「お”ッ―――!♡♡♡ ん”くッ―――♡♡♡ う”ッ―――ッ♡♡♡」

達しているというのに、触手の動きは止まらない。
おかげで奏の痙攣は一向に収まらず、膨大な快楽の波が引いても尚、腰をビクビク震わせる。

「う”うッあ”あぁっ♡♡♡ まッま”っでッ♡♡♡ イ”った、ばかりっでッ♡♡♡ う”ぅッ♡♡♡」

過敏になり過ぎて苦しい。少し休憩させて欲しい。
そんな思いから懇願しようとするが、立て続けに襲ってくる快感を受け止めるのに必死で言葉に出来なかった。
そもそも仮に口にしたとしても、怪人の敵である雌の願いを素直に聞き受け、身体を労わる優しさなど持ち合わせているはずもない。

「お”おッ♡♡♡ や”ッ、ま”ッてえっ♡♡♡ ごん”なッ、の”ッ♡♡♡ ま”たッ、すぐ、に”ッ♡♡♡」

触手たちはより激しく淫らな動作で彼女を犯し始める。
そのうち本数が増えて、性感帯だけでなく腕や腹、太ももなどを愛撫するように蠢く。
恋人を扱うかのように、すりすりと。くすぐったさを感じつつ気持ちよさもある。ただでさえ感じやすい身体の感度が上がってしまう。


「ん”ッひぅ”ッ♡♡♡ やあ”ぁッ♡♡♡ お”かッ、ひくっ♡♡♡ おかひぐッ、な”っちゃッ♡♡♡」

まるで犬のように、開いた口から小さな舌が出っぱなしになる。
ふいに子宮口を突かれたままぐりぐりと引っ掻き回されると、「くぁっ♡」と小さく鳴いて腰を大きく揺らす。

「そ、れ”ッ♡♡♡ ら”めッ、ら”め”ッら”めえ”ッ♡♡♡ あ”たま、ま”っしろっ、に”ッ♡♡♡」

それだけに留まらない。
ある一本の触手が奏の目の前までやって来て、ぐぱっと先端が四股に分かれた。
乳首に吸いついているものと同じく、中はうぞうぞと蠢く肉ヒダでびっしりと埋め尽くされている。

「ひッ♡♡♡ ……えっ」

奏は何をされるのだろうと身構えていたが、その触手は何もせず、ゆっくりと下の方へ移動していく。
腹ペコの猛犬が涎を垂らすかのように、粘液を滴らせながら、肉々しい花はある箇所の前で停止した。
太い触手が突き刺さっている、彼女の秘部だった。やがてその一部分、クリトリスに近づいていく。

「あッ……ああ……ッ!♡♡♡」

奏もこれから起こることを理解したらしい。
自室でオナニーをしている時、胸だけでなく下半身も弄ることを覚えた彼女が身をもって知った事があった。
秘部のこの小さな突起に触れると、身体に電流が走り抜けるような体験を味わえる。
あまりに刺激が強いので、気持ちよさを求めているとはいえ、怖くて自分では触れなかったところ。

「はあッはあッはあッ……!♡♡♡」

その部分を、肉ヒダびっしりの触手に食べられてしまったら、一体どうなってしまうのか。
奏は極度に興奮する。期待を込めた瞳で肉の花弁を見つめていると、応えるかのように触手がぴったりと付着した。

「ッッっ!?!?♡♡♡」

瞬間、彼女は落雷を受けたような感覚に陥った。
秘部が余すところなく肉ヒダでなぞられ、それだけで腰が浮くというのに、クリトリスは特に重点的に責められている。
小さな触手たちが所狭しと包み込み、優しいタッチで、しかし振動するように小刻みに震えて、突起を磨いている。

「ッっ――――――ッ!!♡♡♡ ッッッ!!♡♡♡ ――――――ッッッ!!!♡♡♡」

奏はあっという間に達してしまう。
経験したことのない、とてつもない刺激だった。腰を突き上げ潮を噴くが、その潮は密着している触手がごくごくと呑み込んでいる。

「あ”―――ッ―――ひ―――ッっ!?♡♡♡ ッ――――――ッ!!♡♡♡」

絶頂の最中もクリトリス責めは続く。敏感な部分を徹底して刺激されている。
叫びたいが叫ぶ余裕すらない。腰が痙攣したまま止まらない。

奏は、危険を感じた。性的な行為の最中にこんなことを思うのは初めてだった。
自分が予想していたものより段違いの刺激。一旦止まって欲しいが、どれだけ言っても恐らく無駄だろう。
このまま続けられたら死んでしまうかもしれない。気持ちよさに浸りたい欲より防衛本能が働いて、手足や身体をじたばた動かして本気で逃れようとする。

しかし、か弱い女子高生の力など知れていた。
触手たちはビクともせず機械的に彼女を犯し続ける。搾乳も、膣内ピストンも、クリトリス責めも、絶対に停止することはない。

「ぐうぅッ―――!♡♡♡ まッ、でッ―――!♡♡♡ お”ね、がッ♡♡♡ ま”ってッ!♡♡♡」

絶頂が落ち着いた時を見計らい、声を振り絞ってようやく伝えることができた。
奏は泣きそうな顔で続けた。

「ふう”、ぅ”ッ♡♡♡ とめ”、てぇ”っ♡♡♡ ぢょっとで、い”いか、ら”ッ♡♡♡ や”すっ、ま”せてッ♡♡♡」

触手たちは、意に介さずひたすら動き続けている。

「しっしん”じゃうッ♡♡♡ しん”じゃう”、からぁ”ッ♡♡♡ おねが、いッ……ひん”ッ!?♡♡♡」

ふいに奏の乳首に吸いついている触手二本が外れたかと思えば、乳房に絡みついている触手が乳肉を強く締め上げた。
すると先っぽから母乳が噴き上がり、彼女と彼女を犯す触手たちに降り注ぐ。
その動作は何度も繰り返し行われた。乳房を胸元から絞るように動いて、母乳を辺りにまき散らす。

(お、おっぱいっ、ずっとでてる♡♡♡ あかちゃん、いないのにっ♡♡♡)

奏は肩で息をしながら、自身の乳首からミルクが出ている光景を見つめていた。
その間だけ、膣を抉る触手も、クリトリスを責める触手も、全て止まっていた。
自分の気持ちが伝わったのだろう、良かったと奏は息を整えながらホッとしていた。

(……あれ……な、なんだか……)

と、ここで奏は何かに気づいた。
自分を取り囲む触手たちの様子がおかしい。ゆらゆらと左右に揺れている。まるで母乳で水浴びでもしているかのように、不気味な動きを見せる。
やがて、その理由が明確になる。

「……!!」

ゆらゆら動いていた触手たちに新しい変化が現れた。
ある一本の触手、その体表に複数のイボが出現。それを皮切りに、一本、また一本と姿を変えていく。

(な、なにこれ……どういう……)

次々にイボイボを纏う気色の悪い触手たちを眺めて、奏は戸惑っていた。
魔法少女の素質がある彼女の母乳には魔力が含まれており、それを直接浴びることにより、触手たちは進化を遂げたというカラクリだった。
つまり、触手たちは奏の休憩したいという願いを聞き入れたわけではないのだが、ポワワでもない限り、謎の生き物の生態など知る由もない。

(……も、もしかして……)

ただ、奏にも分かることが一つだけあった。
次から次へとイボイボを身につけていく触手。それは自身の手足を拘束するものにも現れた。
ということは、乳房を締め上げるもの、身体中を愛撫していたもの、クリトリスを刺激していたもの……

「ひい”ッ!?♡♡♡」

そして、彼女の膣で大人しくしていた太い触手にも、ぼこんッと、例外なくイボが纏われる。
挿入しているだけで苦しいのに、複数のイボがあるとより押し広げられる感覚がある。

短いですがここまでで
次は水曜日に更新予定です

乙ー
だらしないおっぱい搾乳されるだけじゃなくて[田島「チ○コ破裂するっ!」]で弄るの大好きな
クリちゃんまで触手で磨かれる気持ちよさ期待して目が輝いちゃう奏ちゃんエロス
気持ちよすぎてやばいって身体暴れさせちゃうのも

おつおつ
三人ともエロいけどその中でもやっぱ奏が特にドエロい。しかし今の時点でここまでエロいとなると、後半にもう一回来る主役回でどんなプレイさせれば良いか今から悩ましい

すみません、更新明日になります
それと感想感謝です、よりエッチになるよう頑張ります

報告おつ
ところで、魔法少女達に出産させたい場合は敵募集の時にその辺明記すればええんかな?

報告おつ
今の3人もめちゃくちゃエロい目に遭ってて興奮するから
後半2人もどう責められるか俄然楽しみになってくるな

>>364
そうですね、敵募集の備考に書いてもらえれば反映します
よろしくお願いします


「あ、あ”あッ……!♡♡♡ ま、まって、まってっ♡♡♡ こ、こんなのが、うごいたらっ♡♡♡ どうにか、なっちゃう……っ!♡♡♡」

半分の期待と、半分の恐怖。
イボ付きの太い触手で膣壁をこれでもかというほど刺激されたらと思うと、二つの意味で震えが止まらない。
しかし、奏がどう感じようが触手たちが行うことは最初から決定している。

「う”ぁっ!?♡♡♡」

ぱくんッ、と二つの触手が再び彼女の乳首に吸いつき搾乳を開始。
立て続けに、細かな肉ヒダによる執拗なクリトリス磨きも再開された。

「あ”あぅッ!?♡♡♡ き、きたぁ”ッ♡♡♡ お”かしくな”っちゃう”のッ♡♡♡ ら”め”ぇッ♡♡♡」

敏感な乳首をちゅうちゅう吸われ、秘部の突起を余すところなくマッサージされて、腰が大きく跳ねた、その時。
太い触手が追尾するように突き上がって、ごりゅんッと奏の膣深くへ突進した。
隆起した複数のイボで膣壁を抉られながら、たちまち子宮を押し潰された彼女は、あっさりと天国へ昇った。

「ッっ――――――ッっッ!?!?♡♡♡」

いや、ある意味地獄かもしれない。
少しでも強引に扱えば壊れてしまいそうなほど可愛らしく小柄な少女。そんな彼女への気遣いなど皆無で、鬼のような激しさが極まる凌辱地獄。
乳房を絞られ母乳を吸われる快楽。全身をくまなく愛撫される快楽。
そして、膣を破壊してしまうのではないかという勢いで続けられる、イボ付き極太触手のピストン責め。

「ん”ぶぅッ!?♡♡♡ ぐッ―――あ”ッ―――ひぐう”ッ―――っッ!♡♡♡ ま、たッ―――イ”ッッ――――――ッッッ!?!?♡♡♡」

絶え間なく続く絶頂に、奏は意識を繋ぎ止めるだけで必死だった。
乳房でイったかと思えば、今度はクリトリスでイき、次は膣でイく。度重なる大きな快楽で脳がおかしくなる。

「ま”ッ―――でッ―――あ”ッ!?♡♡♡ イ”ッあ”ッイ”ッ――――――ぐう”ッ――――――ッッッ!!♡♡♡」

喘ぎ声の最中、辛うじて言葉として成立した「待って」にも、触手たちは反応しない。
標的をイき狂わせるという目的のためひたすら動き続ける。絶頂しても手が休まることはない。

「う”うッ、う”う”ぅッ――――――ッ!♡♡♡ しん”じゃ、う!ッ!♡♡♡ しん”じゃう”ぅッ!♡♡♡ ら”、め”ッ!♡♡♡ ま”ッ―――あ”あ”あ”あぁッイ”ッッ―――ッっっ!!♡♡♡」

どれだけ彼女が泣き叫ぼうが、ストップをかけようが、失神しても停止しないだろう。
まき散らされる体液を浴びながら、蛇のように全身をくねらせて性感帯をひたすら刺激し続ける。

「う”う”ッあ”あぁッ♡♡♡ はあ”ッはあ”ッはあ”ッあ”あ”ああッ……!!♡♡♡」

奏は今まで出したことのない汚い声をあげている。
身体の痙攣が収まらない。絶頂して少ししたら、また次の絶頂がそこまで来ているのだ。
ずっと気持ちいい。気持ち良すぎて気が狂う。死ぬ。本当に死んでしまう。
気持ちいい、またイく、イく。

「う”あ”あぁら”めええッ、ま”たイ”ぐッ、イ”ぐイ”ぐイぐイ”っぢゃう”ううッ――――――ッッッ!!♡♡♡」

涙や鼻水、涎で、人形のように整った可愛い顔がぐちゃぐちゃに歪んでいる。
絶頂が近づくと拳を握って歯を食いしばり、その時が訪れたら大きく身体を逸らして、水揚げされた魚のようにビチビチと跳ねる。
身体に力が入りっぱなしなので疲れてくる。だが止まらない。触手たちは強制的に絶頂させようとしてくる。

「ぐッ、ひぅ”ッ―――ッっ!♡♡♡ まっでッ―――まッでえ”ッ―――!♡♡♡」

奏は、凌辱を止めるようにと力を振り絞って叫んだ。
先ほどのように休憩させて欲しくて、快感で思考が上手く働かない中、何とか伝えた。
しかし、停止した理由を勘違いしている彼女の思いに触手たちが応えることはなかった。

それでも奏は口にし続ける。このまま続けられたら今度こそ本当に死んでしまう。
自分が望む以上の快楽を求めたのは、他でもない自分自身だ。そして今体験している快楽は想像を遥かに越えていて、これ以上ないくらい満足している。
だが明らかに度を越している。行く先に死が待つのであれば話は違ってくるのだ。


「あ”う”うッ♡♡♡ ゆ”ッ♡♡♡ ゆ”る、じでッ!♡♡♡ ゆ”る”、しでえ”ッ!♡♡♡」

奏はそのうち許しを請い始めた。
何としても停止してもらわなければと、頭を振り乱して必死になる。

「ゆ”る”しッ、い”やあ”あ”ああッ!♡♡♡ ま”たイ”ぐッ、イっぢゃうの”おッ!♡♡♡ ゆ”るじでぐださい”ッゆ”るじッ、ま”ってま”ってま”って、イ”ぐッ―――お”お”ッ――――――ッッッ!!♡♡♡」

ビクンッと大きく震えた後に腰が痙攣し、秘部を覆っている触手の隙間から愛液がだらだらと漏れ出てくる。
もう何度目の絶頂だろうか。快感で真っ白な思考が舞い戻ってくると、奏の心にふと後悔の念が押し寄せる。

考えれば分かることだ。相手は人類の敵で、魔法少女の敵なのだから、言うことを聞いてもらえるはずがない。
そうだ、自分が甘かったのだ。気持ちいいことをしてもらえると期待して、軽はずみに受け入れてしまったから。

「あ”ふッう”うッ♡♡♡ ひッう”うッ!?♡♡♡」

このまま自分は死ぬまで犯され続けるのだろうか。
みんな魔法少女に変身できないし、抵抗も無理。打つ手がない。

「あ”あッい”、や”ぁッ♡♡♡ ぐぅッ、ん”んッ♡♡♡」

―――それならば。

もう何もかも諦めたほうがいいのではないか?
何も考えなければ楽になる。そうしよう。変に怖がらず、快感に身を委ねたほうがずっといい。
それに、死ぬと決まったわけじゃない。このまま好きにされて気絶でもしたら、触手たちも止まるかもしれない。

「はあッはあッ……!♡♡♡ う”ッ……し、てっ……ん”ッ♡♡♡ も”ッ、も”っとッ♡♡♡」

奏の中で何かが吹っ切れた。
肩の荷が下りたように表情が和らいで、笑みすら零れ落ちる。

「も”っと、してッ♡♡♡ も”っとぉッ♡♡♡」

心がどうにかなってしまったとも言える。
奏は身を投げ出すことに決めたようだった。目から光が消え、犬のように舌を出して呼吸し、嬉しそうに刺激をほしがる。
一方で標的にどんな心境の変化があろうと、触手たちの目的は変わらない。母乳を出させて、クリトリスや膣を徹底的に責めている。

「あ”ッイイ”ッ♡♡♡ イ”イのぉ”ッ♡♡♡ お”っぱいきもちい”いッ♡♡♡ あ”そこも”ッい”っぱいさわ”ってぇッ♡♡♡ だくさん”ッずぼずぼしてぇッ♡♡♡」

触手がこれでもかというほど子宮口に突進する様が、外側からも見て取れた。
生身の少女の腹を突き破ってしまうような勢いで、太く長いものがぼこんッぼこんッと出入りしている。

「あ”う”うッら”め”えッ!♡♡♡ ごれ”ッら”めッ、ま”たイ”っぢゃうッ、イ”ぐうッ!♡♡♡ あ”あ”あ”ぁあッ!♡♡♡」

そうこうしているうちに、奏に何度目かの絶頂が訪れようとしていた。
同時に、今度は触手たちにも異変があった。

「ん”ふッう”ッ♡♡♡ あ”ッ、び、びくびぐッしてる”うッ!♡♡♡ ふる”えッてッ、ひん”ッ!♡♡♡」

奏も察知したらしい。機械的に凌辱していた複数本の生命体にも、どうやら“限界”というものがあるらしかった。
犯すスピードを落とさず、小刻みにブルブルと震えている。
少女の身体を刺激しながらも刺激を味わい続けて、ようやくその時がやって来たようだ。

「あ”あ”あイ”っぢゃう”ぅッ!♡♡♡ イぐッ、イ”っぢゃうッ!♡♡♡ ら”めら”めッ、も”うッ、あ”ッ、イ”ッっぐッッ―――ひぅ”ぅ”ッ――――――ッッッ!?!?♡♡♡」

奏の身体が強張り、大きな快楽に包み込まれた瞬間。
触手たちが機を見計らったかのように、先端から勢いよく液体を噴射した。

また短くて申し訳ないのですが、ここまでで
次は日曜日辺りに、奏をもう少しと、琴葉のターンを始めていきます


自分で身体委ねた結果イキ死にそうになって情けなくオホ声出しながら美少女顔鼻水や涙でぐちゃぐちゃなのめちゃエロ
琴葉もどんな姿で凌辱されるか楽しみ

これまで一番出産させたいのは有紗(彼氏の目の前で赤ちゃん初出産NTR)だったんだけど、>>359
>>(お、おっぱいっ、ずっとでてる♡♡♡ あかちゃん、いないのにっ♡♡♡)
もあって奏もめっちゃ産ませたくなってきた。いや極論言うと全員産ませたいしなんならラスボス戦とか敗北にしろ逆転勝利にしろ全員出産してほしいけど。
というか最終的にどういう着地点になるのか分からないけど、これ仮に魔法少女としての戦い終わって身体も全部治って平穏に戻ったとしても、精神への後遺症からみんなえちえちなことになりそう

童貞たちの兜合わせスレだからホモフル勃起😍

日を跨ぎますが更新します
>>370
ありがとうございます
>>371
魔法少女の運命とも言えますね、背負っていくしかない

更新楽しみにしてたぜ
あと高校生組は身体も性感帯も発育してて怪人の子供孕むのも適正期だろうけど
真宵は小さいし生理来てるかも怪しいけど怪人のマジカルパワーで孕めるようになるとか可能?

白濁液が宙を舞い彼女の身体に降りかかる。
乳房に絡みつく触手はもちろん、膣を犯していた触手も例に漏れず吐精する。子宮口に先っぽを押しつけるとそのままぐいぐいと押し入り、

「お”ほぉ”ッ!?!?!?♡♡♡」

どちゅんッと子宮内へ突き抜けて、もの凄い勢いで精を解き放つ。
熱いドロドロの粘液は小さな器を瞬時に満たすと、膣を通って接合部の隙間から外へ流れ出た。

「お”お”ッ♡♡♡ あ”ぐッ―――う”うッ―――――ッ!♡♡♡」

絶頂のせいで腰がビクンビクンと前後に揺れ動く。
その度に狭い膣内にいる触手が粘液を強く吐き出している。奏は無意識のうちに子種を搾り取り、中出しを手伝ってしまっていた。

「……う”ッ……う”ぐ、ふッ……!♡♡♡」

やがて奏の絶頂が収まり、触手たちから一滴の粘液も出なくなった。
むせ返るような悪臭を放つ、怪人のザーメンにまみれている彼女は、尚も敏感に身体を震わせている。

「んッ……ひ、うッ……♡♡♡」

人間の男であれば、射精すれば多少は気持ちが落ち着くものだが、取り囲む生き物にはそれが無いらしい。
一頻り吐き出して静かになったかと思った触手たちが、うねうねと再稼働を始める。まだまだ地獄は続くという証拠だった。

「……へ……え、へへ……ッ♡♡♡」

その光景を前にして、微かに笑っている奏の表情は、どこか幸せそうにも見えた。

――――――

時は少し遡る。
偽ポワワの触手から幻覚作用と催淫効果があるガスを浴びせられた相川琴葉は、ものの見事に術中にハマっていた。

「んぶッふうッ、じゅぷッじゅるるるるッじゅぽッじゅぽッじゅぽッ」

手足の拘束が解かれて肉床に降り立つと、周囲を取り囲んでいる触手たちの相手を積極的に行う。
まるで男根のように触手を両手で握りしめて、代わる代わる口技で先端をねぶる。
鼻息は荒く、目は虚ろ。しっかりと催眠状態に入っている証拠だった。

「ぷはッ、はあっはあっ……! こ、コーチ! アタシのフェラチオどうですか?」

ふいに触手から口を離した琴葉は、何もない空中を見上げてそう言葉を発した。
頭の中にしかいない存在とやり取りをしているようだった。

(くく、楽しんでいるようだな)

早峰奏を放置することにした偽ポワワが、ちょうどその瞬間を目にすると、どんな幻覚を見ているのか確かめてやろうと考えて視覚化する。
場所は体育館。そこには現実と同じ下着姿の琴葉に、複数の男たちが全裸で群がる光景が広がっていた。

「そんなんじゃダメだ、体操で上を目指せない。もっと男の弱点を理解しろ」

「はい!」

コーチを呼ばれた男がキツく言い渡すと、琴葉は気持ちの良い返事をしてフェラチオに戻る。
どうやら過去に体験した、体操での演技=性的行為の上手さというすり替えを元に、琴葉自身が作り上げた設定らしかった。

実際にそのコーチや周囲の男たちが存在するのか定かではない。
十代くらいの若者から三十、四十代の中年まで年齢層の幅広い面々が、そそり立つ肉棒を扱きながら琴葉を見ている。

「んッ……れるれるれるれるれるッ、はむっちゅううううッ、ちゅぽッちゅぽッちゅぽッ!」

涎まみれでぬらぬらとした、血管が浮き出てはち切れそうな肉棒。
その亀頭部分を舌でしつこく舐め回してから、ぱくりと半分だけ口に含んで思いきり吸いつく。
そこから吸いついては口を離し、また吸いついては口を離す行為を何度も繰り返す。

「おおっ……いいぞ相川、上手じゃないか。どこでこんなの覚えた」

「ありがとうございますっ。ね、ネットのっ……動画、で……覚えました」

琴葉は目を伏せて恥ずかしそうに答えた。
事実として、彼女はネット上に転がる画像や動画をひっそりと視聴し、自慰行為にまで手を出しているという裏があった。

催眠魔人の一件から明らかに性欲が高まり、どうにかしたいと悶々とした日々を過ごしており、行き場のない気持ちに苛立ちを覚え、とある夜に出来心で手を出したのが発端だった。
『いつか恋人が出来たら、こういう行為をするかもしれないから』と尤もらしい理由で自分を納得させた。視聴した数こそ少ないが、彼女の欲求を満たす手伝いをするのにはちょうど良かった。
観賞しているうちに手が下半身に伸びていき、下着越しに敏感な部分を弄ったり、そのうち直接触れたりして性処理を行っていた。
また、たまにある男子生徒や教師からのいやらしい視線も、以前は不快でしかなかったのに気持ちが高揚したり。
体操部での活動中、ストレッチであの時のことを思い出し下腹部が疼いたり。バナナを食べる時、誰もいない事を確認してなんとなくフェラチオの練習をしてみたり。
日常生活のふとしたタイミングで、淫らな思考が入り込んでしまうのだ。

(コイツも勝手にさせておけばいいだろう。精々よがり狂え、雌)

これらは決して知られたくない自分だけの秘め事だったのだが、偽ポワワには隠し通すことなど出来ない。
脅威はないと判断して、再び触手にしゃぶりついた琴葉を後目に、妖精を象った怪人は別の少女のもとへ向かった。

「おい、手が止まってるぞッ」

「んっ……! は、はいっ、ごめんなさい!」

取り残された琴葉が一本の肉棒に夢中になっていると、忘れるなと言わんばかりにもう一本の肉棒を頬に押し付けられた。
やってしまった。コーチのだけではなく、もう一つの立派な肉棒もいやらしく舐めなくてはならない。
これでは体操部のエースとして失格だ。

「じゅぷッ、じゅるるるるるッ! じゅぽっじゅぽっじゅぽっ!」

「おおッ、い、いいぞ……うぁっ……!」

亀頭を丸ごと口に含んで音を響かせながら吸い上げ、次はカリ首に唇を引っかけながら頭を前後に揺さぶる。
男根の敏感な部分を執拗に刺激されて、中年の男は弱々しい声を出し、気持ちよさそうな顔で腰を震わせている。

「その調子だぞ相川、いい動きだ。チンポの味はどうだ?」

「んぶッ……はいっ……! お、美味しい、です」

「何が美味いんだ、ちゃんと口に出せ! 今のはマイナスだぞ!」

「お、オチンポです! オチンポ美味しいです!」

コーチの注意に慌てて、琴葉は恥ずかしさを捨てて卑猥なセリフを口にした。
それからも彼女は、運動部の体力を発揮して精力的に口淫を続けた。口だけでなく手も動かして竿をしゅっしゅと擦り上げると、男たちの呼吸は荒くなる。

こっそり勉強した甲斐があった、気持ちよくなってくれている。琴葉は嬉しさを感じた。
やがて先端の穴からカウパーが出てくると、舌で掬い取って肉棒全体に塗りたくる。これも動画で学んだことだった。

(もうすぐイく、ってことでいいのかな)

琴葉はそう考え、意を決して、コーチと呼ぶ男の肉棒をずりゅりゅッと可能な限り咥え込む。
口内の様々な凹凸にぶつかりながら、亀頭が喉にまで達した。咳き込みそうになるが必死に我慢する。

「ぐうッ……!? だ、ダメだッ、もう限界だっ……!!」

「んくッ!?」

その刺激がトドメになったのか、コーチは肉棒を引き抜いて自分の手で扱き始めると、

「出すぞ相川っ、口を開けろッ!」

「けほっけほっ……ぇあー……♡」

「出るッ! あああぁぁぁ”ッ―――!!」

舌を出して射精待ちしている彼女の顔に目掛けて白濁液を勢いよく吐き出した。
妄想の中では男根だが、現実では触手がビクビクと震えながら体液を噴出していた。ドロドロの粘液はみるみるうちに可愛らしい顔を汚していく。

「お、オレもだ! ぐうッ、出すぞぉぉぉ―――ッ!」

その吐精に合わせたのか、それとも単に限界がやって来たのか、もう片方も精液を発射する。
琴葉の綺麗な白髪とは違って黄色く濁ったような白濁液が、びたびたと肌に貼り付いていく。

「……んっ……ふっ……♡」

ほどなくして、両方とも射精が止まった。
琴葉は大量の精液にまみれてしまっている。咄嗟に目を閉じた時、瞼の上にかかってしまった粘液を指で掬い取ると、目を開いてそれを眺め匂いを嗅いだ。

(あ……これ……これだ……♡ くっさ……♡)

フェラチオの疲れとは違う、興奮状態による荒い呼吸。
あの時に嗅いだのより濃いかもしれない、男の、雄の匂い。臭いのに癖になる。
何故こんなにも下っ腹が疼くのだろう。

「おい」

「……!」

精液に夢中になっていると、すぐ目の前に男が、顔に影を落として佇んでいた。
いや、よく見るとその後ろにも、そのまた後ろにも様々な体型の男たちが、次は俺の番だと言わんばかりに怒張した肉棒をビンビン上下させている。

「あ、ごめんなさい……! 今すぐオチンポのご奉仕を…」

「もう我慢できない」

「へ?」

笑顔で応対しようとした琴葉だったが、ある男がそれを遮って無理やり彼女の口に肉棒を突っ込んだ。

「んぶッ!?」

「悪いけど、好き勝手させてもらうからなッ」

「ごふッ!? んぐッえ”ッお”ぇッ!?」

一瞬で亀頭が喉の奥にまで到達した巨根は、そのまま引き抜いたかと思えばまた最奥まで突っ込んで、強引なピストン運動を始めた。
いきなりの事でパニックになりながら、息苦しさを感じた琴葉は、自分の頭を押さえつけている手を叩いて解放するように願う。

ここまでで
次は火曜日に、可能であれば今日も更新します

>>374
大丈夫です、可能です

更新乙
勝手に妄想しながら精液飲んで子宮熱くするむっつりスケベに成長してるな
綺麗な白髪とぶっかけられた黄ばみザーメンの対比もいい

>>378
最年少の真宵も孕ませられるのいいね
性教育受けたかもわからない真宵沢山甘やかしてダメにしながら
ロリ魔法少女に倒すべき敵の子供自分から孕ませ懇願させるようなシチュの怪人考えるか
当たるかは運だけど

先にエタってるやつ再開してくれよー

良スレ
安価はもう締め切ってるのですね。次はいつ頃になるのだろうか。

やっぱあいつのスレか        分かりやすい

>>381
現在進行中の全員回と、新魔法少女二人の回が終わったら募集予定です
いつになるかは未定ですが、なるべく更新量を増やして早めに募集できるようにします

就職できた?

>>383
自演おつ

4月中に偽ポワワ浄化して新章遥編突入とかかな?
あと前のセーフな性癖見たらふた化や軽度の首絞め腹パン、ふたなり、異種孕ませ、クスリ漬けとか色々対応してたから
次の5人全員回でも偽ポワワみたいに幅広く性癖対応してる怪人当てて色々な属性ぶち込みたくなってきた
生まれた子供含めて浄化されるからかなりキツいやつも行けるみたいだし

あと赤ちゃんプレイっていうのもあったけどこれって魔法少女を甘やかして赤ちゃんみたいにダメな子にするってことか怪人側が赤ちゃんなのかどっちなんだろ?

>>386
赤ちゃんプレイはどちらでも可ですね
例えば魔法少女に子種を仕込んで出産させて、そのまま赤ちゃん怪人とのプレイみたいなのもアリです

怪人についての詳細やプレイなどは安価に盛り込んでください
アウトなのは指摘しますので、その時に変更してもらえればと思います

>>387
回答ありがとうございます
次の安価募集までに色々プレイや怪人の設定練っておこう

自演おつ

こんばんは、申し訳ありませんが「貴女は魔法女学院でふたなりを治したいようです」ここで無期限休止とさせて貰います。今までありがとうございました、

信頼とか信用とかそういうのはもうないと自分でも分かってますし、これからやっても多分エタるんだと思います。

こんなスレに付き合わせてしまってすみませんでした、もう安価スレもやりません。でも今まで本当に楽しかったです。

日を跨いでの更新になります

報告乙です

こんばんは、申し訳ありませんが「貴女は魔法女学院でふたなりを治したいようです」ここで無期限休止とさせて貰います。今までありがとうございました、

信頼とか信用とかそういうのはもうないと自分でも分かってますし、これからやっても多分エタるんだと思います。

こんなスレに付き合わせてしまってすみませんでした、もう安価スレもやりません。でも今まで本当に楽しかったです。

しかし男はイマラチオをやめなかった。
それどころか腰振りのペースを上げて、琴葉の口による刺激を存分に楽しんでいる。

「おらッ、ケツ上げろッ!」

そんな中である男が、膝立ちしていた彼女の腰を持ち無理やり立たせ、下着をズラし愛液でぬるぬるの秘部に自身の肉棒を擦りつけ始めた。
立ちバックの体勢で喉まで犯され、更には股間の割れ目に立派な男根が入り込もうとしている。

「んぐッう”ッ、お”えッ、う”うッ……!!」

あまりに乱暴な扱いだが、抵抗などなく琴葉はただそれを受け入れた。
何故ならこれは体操の一環だから。怒りなどない、むしろ喜ばしいことだ。男たちは自分に興奮して勃起し、犯そうとしてくれているのだ。
これはきっと高得点になるはずだ。

「んふう”ッ!?♡♡♡」

「おおッ……!! 狭くてキツいマンコだッ……!!」

などと考えていると、入口で前後していた肉棒が狙いを定めて膣穴に亀頭を埋め、勢いのまま最奥まで挿入する。
どちゅッと子宮口を小突かれて琴葉は目を白黒させる。頭にまで突き抜けるほどの快感に身体が大きく震えた。
そう、気持ちが良かった。ただ二本の男根を手と口で刺激していただけで、前準備などしていなかったのにも関わらず。

「へへ、小ぶりだが綺麗なケツしてやがるっ! 流石女子高生だッ」

「ふう”ッう”ッん”ぐふッう”うッ!♡♡♡」

「いいぞ、その調子でチンポ締めつけろッ!」

全ては偽ポワワのガスが原因だった。
幻覚、欲情、そして身体を感じやすくさせる効能を持つ気体のおかげで、琴葉は女としての悦びを得やすくなっていた。

「おっと……そろそろ呼吸させてやるか」

「ぐぶッ、ん”ん”ッ……!♡♡♡ げほッ、げほげほッげほッ!!♡♡♡ う”ッけほッけほッ!!♡♡♡ はあ”ッはあ”ッはあ”ッはあ”ッ!♡♡♡」

酸素が足りず窒息しそうになった琴葉の様子を見て、男がようやく肉棒を引き抜いた。
すると涎や男根の我慢汁などが混ざった液体を吐き出してから咳き込み、何度も大きく息を吸っては身体に取り込んでいく。

「生き返ったか? ほら、チンポを味わえ」

「はあッはあッ……!♡♡♡ ま、待ってっ、んぶふう”ぅッ!?♡♡♡」

まだ解放されて間もないというのに、男は有無を言わさず肉棒を押し込む。
琴葉の頭を鷲掴んで激しく揺さぶると、亀頭が喉に擦りつけられてとても気持ちの良い刺激が与えられる。
後ろから突いている男が負けじと腰振りのスピードを上げていく。尻と腰がぶつかる小気味いい音が周りに響く。

「ん”ッん”んんッん”ッ!♡♡♡ ん”ーーーッ!♡♡♡ ん”う”うッ!♡♡♡」

「嬢ちゃん、両手が空いてるよな? 俺のも扱いて気持ちよくしてくれよ」

ふいに、白髪少女の凌辱ショーを周りで見ていたある男が、前に出てきて彼女の片手に自分のモノを握らせた。
更に反対側からも中年男が同じような挙動を行い、オナホールを扱うようにしこしこと動かし始めた。

琴葉は同時に、四人の男の相手をすることになった。
前と後ろだけで一杯一杯なので、両手は力を抜いて男たちの好きなようにさせていた。だがそのうち、

「嬢ちゃん、ちゃんと扱いてくれよ。これじゃ自分でしてるのと変わらねえ」

しっかり手コキをしてくれと要望が出た。
窒息しそうなほどの息苦しさと嘔吐感、カリ太の男根で絶え間なく膣を抉られ、何度も襲いかかる快楽でどうにかなってしまいそうなのに、両手へ意識を向けなければならないのか。
やるしかなかった。断ってしまったら大減点、良い成績を残すことなど不可能。

「ん”ッ!♡♡♡ ん”ふうッん”んッんッ!♡♡♡」

ぎゅっと力を込めて上下に擦る。
経験不足と現状の辛さから力加減を調節する余裕などなく、無茶苦茶な扱き方になってしまうが、幸いなことに両側の男たちは気持ちよさそうに呻いている。

「あー気持ちいい……! 喉にカリ首が擦れて……くうッ……!?」

「肉ヒダがッ、チンポに絡みついてくるっ……!」

「ん”う”ううッ!♡♡♡ ぶッふう”ッ!?♡♡♡ ん”うッ!♡♡♡ ん”ん”んんッ!♡♡♡」

遠慮などなくお構いなしに腰を振り乱す男たち。
琴葉の口と肉棒の結合部からは唾液とカウパーが混合した体液が飛び出てきて、膣口から肉棒を引き抜くたび愛液がまき散らされる。
両手で握っている竿の先端からは、早くも我慢汁が溢れ出てきて彼女の両手を汚していき、扱くたびニチャニチャいやらしい音がする。

「そらッ、たくさん息を吸え!」

「ぶはあッ!!♡♡♡ げほッごほッ、うえ”ッ……!!♡♡♡ ふう”ッふう”ッはあ”ッ!!♡♡♡」

再び呼吸を許されて、琴葉は真っ赤な顔で酸素を取り込む。
その間も膣は肉棒で犯されており、執拗で激しい責めによる快感がみるみる蓄積していく。
やがて、膣内のある箇所を亀頭でねちっこく擦られる。

「う”う”ッ!?♡♡♡ あ”あッ、そ、こぉッ!?♡♡♡ ら、ら”めッひぐうッ!?♡♡♡」

全身に力が入るほどの多大な快楽を身に受けて、琴葉は堪らず身体を痙攣させた。
俗にいうGスポットと呼ばれるところだった。性器の中で最も敏感な部分の内の1つ、言わば弱点を発見されてしまったのだ。

「どうした、気持ちいいか、ん? もっともっと刺激してやるよ!」

「あぐッひぁッ!?♡♡♡ や”め、てッら”めぇッ!♡♡♡ あたまッ、おかひくッ!♡♡♡ な”、るッう”うッ!♡♡♡」

ドチュドチュと子宮口を小突いてから、Gスポットを責めまくり、また子宮口をノックする。
これを繰り返されて琴葉は気持ちよさのあまり涙を流す。気が狂ってしまうのではないかというほど、頭が真っ白になるほどの快楽と幸福感が立て続けに押し寄せる。

「休憩終わりだッ!! 出すまで一気に突きまくってやるからな!!」

「むぐうッ!!♡♡♡ ん”ーーーッ!!♡♡♡ ん”むッふッぐう”うッ!!♡♡♡」

歯を食いしばる琴葉の顎を持ち、あんぐりと口を開けさせると三度目の挿入を行う。
今度は男の言葉通り、精を解き放つまで引き抜かれることはない。ラストスパートだった。
秘部を責めまくる男の肉棒もビクビクと震えている。絶頂の時はすぐそこに迫っているらしい。

ここまでで
今週中には琴葉パート終わる予定です

それと自分はふたなり安価のスレ主ではないので…
全年齢の異世界スレに参加していたので、その方は知っていますが

更新乙
イキまくりで頭おかしくなりそうになりながら妄想の部活動の点数のために
イラマと手コキ必死にやる姿無様でいいねー

あと自演とかふたなりスレ云々の意味不明なレスは荒らしが色んなスレでコピペしまくってるから気にせずにこれからは一切反応返さなくて良いよ
昔から荒らしは誰かに反応して欲しくて必死だからレス返さずに餌あげないようにするってのがどの掲示板でも決まりだから






>>397
お前が一番長文で反応してる定期

>>397
了解です

明日更新します

報告乙です

遅れましたが更新していきます


「イくぞッ、あ”あ”あああッ!! マンコの中にたっぷり吐き出してやる!!」

「んぶッん”んッん”ぐふうッ、う”ッえう”ッ!?♡♡♡ ん”うッん”ッん”う”ううッ!!♡♡♡」

「胃に直接注いでやるッ、ザーメン飲み干せよッ!!」

琴葉を犯す男たちの腰振りに拍車がかかる。
その周囲にいる複数の男たちも、自分でモノを扱いて激しく息を切らせている。ぶっかける準備は万端だった。
間もなくして、いの一番に絶頂したのは琴葉だった。

「ん”う”うッ!?!?♡♡♡ ふッぐう”う”うッ――――――ッッ!!!♡♡♡」

汚い喘ぎ声が止まったかと思えば、ガクガクと今まで以上に大きな痙攣を起こす。
膨大な快楽に呑まれた彼女は文字通り何も考えられなくなる。こうなると呼吸が出来ない苦しみすら気持ちよくなってくる。
そして同時に酸素が足りず、意識がみるみる離れていく。

「―――ッんぐう”ッ!?!?♡♡♡ お”お”ッお”お”お”おおッ♡♡♡!?!?!?♡♡♡」

かと思えば、男たちの無茶苦茶な腰振りで現実に引き戻される。
絶頂している最中だというのに、すぐそこに迫っている射精へ向けて無我夢中で腰を振っている。
琴葉がどんな状態だろうが知ったことではないといった様子で、自身がただ気持ちよくなるため、オナホールでも扱うように動いていた。

「お”ッう”う”うッ―――!?!?♡♡♡ う”う”う”うぅッ―――ッ!!♡♡♡」

「もうダメだッ出るッ!! 出る出る出るあーーーイくッ―――っ!!」

「マンコ、キツすぎるッ……!? 出、るッ―――ッ!?」

白目を向き始めた琴葉に対して、示し合わせたように男たちが腰を突き出すと、性欲の塊がもの凄い勢いでペニスの先から噴き出た。
琴葉の口に根本をくっ付けている男は、ガッチリと彼女の頭を固定して最奥で精を解き放っており、勢いのあまり鼻から飛び出ている。
一方で、刀を鞘に納めるように肉棒を膣内に全て押し込んでいる男は、子宮口にハマっている亀頭の先端からびゅるびゅると子種を注入していた。

「――――――っッッ!!!♡♡♡ ――――――ッっッ!?!!♡♡♡」

周囲に幾つもある男根から放たれた白濁液が、自らの身体に貼り付いていくのを、琴葉は認識できなかった。
絶頂に次ぐ絶頂と、呼吸ができない苦しみに加えて、粘々した濃い白濁液を無理やり飲まされ、むせ返るような雄の匂いを直に嗅ぎながら意識を手放す寸前だった。

時間でいうと十数秒だったが、琴葉にとってはそれ以上に感じた。
ようやく喉と膣を犯していた肉棒が引き抜かれていき、にゅぽんッと彼女の身体から離れた、その瞬間、

「ぐッっぶッ!!?♡♡♡ お”え”ぇ”ッ!!!♡♡♡」

胃の中に入った体液を全て吐き出す勢いで、琴葉は嘔吐する。
同じように、秘部からもたっぷり注ぎ込まれた精液が溢れ出てきて肉床に落ちていく。

「お”えッう”ッ!!!♡♡♡ はあ”ッはあ”ッはあ”ッ!!♡♡♡ う”ッお”え”えッ!♡♡♡」

一頻り吐いたら、ようやく取り込むことが出来た酸素を存分に味わい、また吐き気を催して嘔吐する。
やがて完全に白濁液が出なくなるまで、彼女は一連の流れを繰り返していた。その顔は真っ赤のまま、鼻や口から精液が垂れており、美少女らしからぬ酷い有様だった。


「嬢ちゃん、落ち着いたか?」

それから少しすると、四つん這いの琴葉にある男が近づいてくる。
琴葉は疲れ果てた身体を動かし、肉床に落としていた視線を上げてその姿を確認しようとした。

「いい顔してるじゃねえか。次は俺の番だぜ」

「……っ!?♡♡♡」

すぐ目の前にはビッグサイズの男根があり、目を見開いて驚く。
さっきまで相手をしていた肉棒よりも一回り大きなそれは、すでに先端からカウパーを垂れ流していて、ベチンベチンと琴葉の顔に擦りつけられる。

「……あ……ッ♡♡♡」

散々嗅いだ雄の濃い匂いが鼻を通り抜け、脳を麻痺させる。
先ほど無茶苦茶にされた事がフラッシュバックして、下腹部がきゅんと疼いてしまう。
はあ、はあ、と肩で息をする。疲れではなく興奮からくるものだった。

「はぁ……はぁ……っ♡♡♡」

身体が勝手に動いてしまう。
怪物レベルの男根に手を這わせて、竿を扱きながら顔も愛おしそうに擦りつける。もう片方の手は自分の股間にやり、くちゅくちゅと秘部を刺激する。
体操は大事だが、今はそれよりも女の本能がこれを求めてしまっている。極太で立派な凶悪ペニスを、身体が欲している。

「自分からすり寄るとは、淫乱な雌だ。死にかけるほどヤられたってのに」

「あ……ご、ごめんなさ……♡♡♡」

「いいんだ、とても良いことだからな。欲しいんだろ? これが」

「……はい……♡♡♡」

琴葉はうっとりした様子ですんすんと匂いを嗅ぎながら、小さく返事をする。
乱暴にイマラチオされ、膣を犯されて、頭がおかしくなってしまったようだった。

「なんだ、聴こえないぞ」

「ほ、欲しいです♡♡♡ 立派なオチンポ♡♡♡」

「どこに欲しいんだよ、ちゃんとハッキリ言え」

琴葉の秘部を擦る速さが上がっていく。
卑猥な言葉を言わされて興奮が増しているようだった。

「オマンコです♡♡♡ あなた様の逞しいオチンポを、オマンコにください♡♡♡ お願いします♡♡♡」

恥など感じない。とにかくこれが欲しい。琴葉はその一心だった。
目の前にある肉棒に釘付けの彼女の周りに、他の男たちが集まっていく。それぞれが自分の竿を扱き、彼女を犯すために目をギラつかせていた。
彼女の凌辱ショーは、まだ始まったばかりだった。


――――――

数分後。
琴葉は男に跨り、淫らに腰を振っていた。

「う”うッ、あ”あぁッ!♡♡♡ すご、ひッ、ごれ”えッ!♡♡♡」

怪物レベルの男根を膣でずっぽりと包み込んで、前後に動くたびビクンビクンと身体を震わせる。
子宮が突き上がり、膣が押し広げられて、そこからぐちゃぐちゃに引っ掻き回したら、窒息とは別の意味で意識が飛びそうになってしまう。

「いいねえ、最高にエロい……」

「とんだ変態だな。おら、ちゃんとしゃぶれよ」

「あ”ぐッふッ!♡♡♡ ご、ごめんなひゃいッ♡♡♡ オチンポ咥えますッ♡♡♡」

騎乗位だけでなく、琴葉は両側にいる男の肉棒をそれぞれ手で扱いてフェラチオをしている。
先っぽを舌先でくすぐった後、ちゅぱちゅぱと唇を使って亀頭にしゃぶりつく。その間も手コキは忘れず、男に気持ちよくなってもらうため力加減を調節する。

「あー、ヤバいイきそうだ。ほらイくぞ! ザーメン恵んでやる!」

「ぢゅぷっ♡♡♡ んッ、あ、ありがとうございますッ♡♡♡」

「イくイく……ああああ―――ッ!!」

ドプンッ。
男の竿が脈打ち、その度に先端の穴から精液が飛び出して琴葉に降りかかる。

「あふッ♡♡♡ すごいッ、濃いのでてるぅッ♡♡♡」

「おいザーメン出してやってるんだ、吸いついて搾り取れよッ!」

「は、はいぃっ!♡♡♡ ぢゅぷッ、じゅうううぅぅぅッ!♡♡♡」

琴葉は命令通りに、亀頭をぱくっと食べてから思いきり吸い上げた。
男根から出る精液は残さず全て口に含んでいく。顔を揺さぶりながら、最後の一滴までしっかりと。

「……んッ、くっ♡♡♡」

「よーし、口を開けて見せてみろ」

男は射精を終えると、自分のモノから唇を離した琴葉にそう指示する。
言われたように、琴葉は男を見上げると唇を動かした。いやらしい糸を引きながら、その先に見えた口内は白濁液で満たされていた。

「良い子だ。呑んだら高得点をあげよう」

「んッ……ごくッ……ごく、んッ♡♡♡」

臭くて粘つく液体を何とか呑み込むと、男は琴葉の頭を優しく撫でた。
琴葉は終始素直だった。そういう幻覚を見せられているからというのもあるが、根っこの部分に隠された欲求が表に出つつあった。

「おい、こっちもザーメン出るまでしゃぶれッ!!」

「は、はいっ♡♡♡ ザーメン恵んでくださいっ♡♡♡ ザーメン飲ませてくださいぃッ、お”ほぉ”ッ!?!?♡♡♡」

ずんッ、と琴葉の腹部に重い一撃が加わった。
どうやら跨っている男が彼女の腰を持ち、思いきり一突きしたらしかった。


「なに休んでんだ!! これは仕置きが必要だな!!」

「は、へッ♡♡♡」

仕置きという言葉を聞いて、膣がきゅっと締まる。
そこから始まったのは、容赦のない乱れ突き。腰を掴まれて膣内を乱暴に、滅茶苦茶に抉られる。

「お”お”お”おッ、お”ほお”ッ!?♡♡♡ す、すご、ひぃ”ッ!!♡♡♡ お”な”かッ、ごわれ”、ひゃう”ッ!?♡♡♡」

子宮口に衝突した亀頭がそのままの勢いで中に入り、また外へ出ていく。
膣口だけでなく子宮口までピストンされて、琴葉は快楽のあまり気狂いしそうになる。

「ぐっ、子宮口が亀頭に吸いついてきやがる……!!」

「ぐひぅッ!?♡♡♡ お”なかぁ”ッ、かたぢッ、かわ”っひゃうぅ”っ!!♡♡♡ オ”チンポッ、たぐま”し、すぎてぇ”ッ!!♡♡♡ オ”マ”ンコ、バカに”な”っひゃうぅッ!!♡♡♡」

「ああ、形変わるくらい突いてやるよッ! 俺のチンポの形を覚えさせてやる!!」

ドチュンドチュンと重々しい突きが幾度となく繰り返されて、琴葉はアヘ顔を晒しながらよがる。
そんな状態でも手で扱くことは忘れずにいたので、まだ射精していなかった男根がついに限界に達して白濁液を放出した。

「うぐッ、出るぅッ―――!?」

「あはぁ”ッ♡♡♡ ザーメ”ンッ、ザーメ”ンでてるぅッ……!♡♡♡ しぼ、ら”なきゃッ……じゅぷッ、ジュルルルルルルッ!! じゅううううぅぅッ!!♡♡♡」

「お、おおッ!? 根こそぎ、吸われる……!?」

琴葉は噴き出て自身に降りかかる粘液を無駄にしないようにと、口を開けて受け皿にしながら顔を寄せ、亀頭を一呑みして貪りまくる。
顔を前後に振りながら、卑猥な音を響かせつつ精液を飲み干そうとする。

「なんてエロい雌だ……!!」

「我慢できない、出すぞッ!!」

周囲の男たちも、自分のモノを刺激していたおかげで絶頂に至る者が次々現れる。
男根にしゃぶりつく琴葉目掛けて吐精しては、また次の者が精液のシャワーを浴びせる。
ただでさえ精液にまみれていた彼女の姿が、もっと汚されていく。

「おい雌!! 俺も出すぞ、中にぶち込んでやる!!」

琴葉が口で精液を吸い終えて、ごくりと喉を鳴らし呑み込んだ時だった。
騎乗位で下から突き上げていた男がそう言い放つと、腰振りを加速させて絶頂に備える。

「お”ふぅ”ッ!?♡♡♡ お”お”ッ、お”お”おおおッ!?♡♡♡ オ”チンポッ、はげじッ、お”ほぉ”ッ!!♡♡♡」

下半身に意識が向いて、他には何も考えられなくなった彼女の姿は、本来の相川琴葉とかけ離れていた。
だらしなく舌を出して快感に身を委ね、自分にもそろそろ絶頂が訪れることを悟り、腰を振る。

「お”お”ッ!!♡♡♡ く、くだひゃい”ッ!♡♡♡ オ”チンポから”ッザーメ”ンくだひゃいぃ”ッ!♡♡♡ ら”ひてッら”ひてッ!♡♡♡」

「望み通り、ぐうッ……!? 受け取れッ……!」

「お”ほおッ!?♡♡♡ イぐッ、あ”たひもッイ”っひゃい”まふッ!♡♡♡ あ”あ”ああイ”ぐイ”ぐイ”ぐイ”ぐうッ!?!?♡♡♡」

膣壁を抉られ、子宮の中に何度も亀頭が捻じ込まれ、琴葉はついに限界に達した。
そして男の方も最後に子宮へ亀頭を挿入すると、爆発しそうなほど熱く膨れ上がった男根から精液を解き放つ。

子宮の中にちんこぶち込むとかいう童貞の発想どうにかならんか?

ここまでで
少しだけ琴葉パートが続いてから有紗パートに入ります
次は全員回の最後まで書いてから更新します、今週中に投下できたらと思います

>>407
ファンタジーってことで多めに見てください

男に生意気な態度取ってたとは思えないマゾ堕ちっぷりいいね
幻覚から覚めても願望自覚しそうで琴葉は元通りの学校生活に戻れるんだろうか?

>>409
見れない

日を跨いで更新します

報告乙

書きながらになるので時間かかります、申し訳ない


「ひぐう”ッッ――――――ッ!!?♡♡♡ お”お”お”ッ――――――ッ!!?♡♡♡」

とても長い射精だった。
びゅくびゅくと勢いが止まることを知らない精液が結合部から溢れて、肉床に広がっていく。
少しして男根から一頻り吐き出されたかと思えば、膣が圧縮して搾り取るような動きをするので、睾丸に一滴の子種も残すことは許されなかった。

「あッ―――ッ!♡♡♡ へッ―――ッ!♡♡♡」

同時に、周囲の男たちからのぶっかけはひたすら続いていた。
一人が終わればもう一人が後ろから出てきて、性欲の塊をぶつけていく。最早琴葉の身体に精液が付着していない箇所などない。

「うう、んッ―――っ♡♡♡ はあッ、はあッ……ッ!♡♡♡」

普段の彼女であれば、このような状況に酷く憤慨し、悲しみ、怒鳴りながら涙を流していたに違いない。
しかし今の相川琴葉は、偽ポワワの思惑通り、根底にあったものを引き出されてしまっている。
男に無茶苦茶にされたいという願望を満たされて、人が変わってしまったのだ。

「んっ、れろっ……♡♡♡ ざーめん……!♡♡♡ もっと……もっとぉ……!♡♡♡」

深くて長い快楽に身を委ねながら、自身の口周りに付いていた精液をペロリと一舐めした後。
琴葉はどこか嬉しそうな表情を浮かべ、男たちの性欲の吐き捨て場となっていることに悦びを感じていた。

――――――

『くくくく……見ろ、奴も立派な雌になったぞ』

時を同じくして、偽ポワワは遠目から変わり果てた姿の琴葉を楽しげに観賞していた。

『あれだけ牙を剥いていた女が、ああなるとはな。愉快極まりない』

「……琴、葉……! 奏……!」

偽ポワワの身体だけでなく、肉床からも伸びてくる幾多の触手を男と認識して相手にしている彼女は、仲間であり友人でもある有紗からすると、見るに堪えないものだった。
そんな彼女はというと、奏と琴葉が触手によって凌辱されている間も、触手から出る舌に延々と口を犯され、身体中をくすぐられていた。
更には下着を剥がされて、無理やり開脚までさせられ、男の手がそこまで入っていない綺麗な性器と肛門を差し出すようなあられもない姿を晒しており、一本の触手によって秘部を優しく、じっくりと擦られ続けているところだった。

『どうだ? 奴らの姿を見て、お前も雌としての幸福を享受したいと思わないか?』

「はぁ、はぁ……ふ、ふざけないで……! 私たちは、一人の人間……! 動物みたいに扱わないでっ!」

魔法少女として。人間として。女として。
まるで家畜のような扱いをする目の前の怪人が、有紗は許せなかった。
だが怪人にとっては、とっくに手中にある彼女の言うことなど、取るに足らないものだった。

『ほう、動物みたいに扱うなと? 触手で性器を愛撫され、こんなにも種を欲しているのに?』

「……っ……!」

偽ポワワの言うように、ゆっくり時間をかけて、散々焦らされた有紗の秘部からは、だらだらと愛液が滲み出ては肉床に滴り落ちている。
とっくに準備は整っているのに、一番欲しいものが与えられない状況がずっと継続しているのだ。

「こ、これは、あなたのせいでしょ! 変なガスを嗅がされたから……!」

『本当にそれだけかな。触手と交わって興奮しているんじゃないか? 特に接吻をしていた時、股間から出る密の分泌量が多いように見えたが』

偽ポワワの考察は当たっていた。有紗の頭を覗けるのだから当然と言えよう。
彼女の身体は、触手とのキスに敏感な反応を示していた。口で交わっていると脳から幸福にも似た快楽成分が出てきて、下腹部が疼いてしまう。
だが有紗はそれを決して認めようとしない。


「うるさいッ!」

『本当に威勢がいい。間抜けな格好のせいで滑稽でしかないが』

ふと有紗の身体を舐めていた触手たちが離れていく。同時に秘部を擦っていた触手、その先端に変化が現れた。
ボコボコと不気味な音を立てながら形を変えていき、やがて人間の男性器を模した様相になる。

『しかし、ここまで自分を貫いているお前も、行く行くは従順になるだろう。これが何だか分かるか』

「……」

『見ての通り、人間の雄の性器を真似たものだが……お前にとっては馴染みがあるだろうな』

触手がうねり、男性器の先を有紗の膣口へ持っていく。
何をされるか理解している。負けてたまるか。彼女は歯を食いしばる。

『よほどの決意だが、果たしていつまで保つか。何せお前はこれに屈しているからな』

「え……?」

『人間の雄の性器を真似たと言ったが、正確にはキス魔人の性器を完璧にコピーしたものだ』

「!!」

『さあ、挿入れてやろう』

「まッ、」

有紗は血相を変えて何かを言おうとするが、その前に亀頭の先が膣口に触れて、そのままゆっくり沈んでいく。
瞬間、彼女は何も考えられなくなるほどの快楽と、どうしようもない幸福感に包まれる。

「ッッっ!?!?♡♡♡」

『流石、これだけ濡れていると容易く呑み込む』

男根は迫りくる柔らかい膣壁を押しのけて、どんどん奥へ入り込んでいく。
そのうちコツンと亀頭が子宮口へぶつかると、

「――――――ッッ!?♡♡♡」

有紗は果ててしまった。
欲しくて仕方がない、待ち望んでいたものが挿入されて、身体が勝手に悦んでしまう。
無意識にビクビク痙攣して、その気持ちよさに浸ってしまう。

『おっと、これは予想外だ。まだ焦らす予定だったのだが、挿入しただけで達してしまうとは』

「はッ、がっ―――ッ♡♡♡」

『こういうのをなんと言ったか。そうだ、“雑魚”だ』

偽ポワワは心底楽しんでいる様子だった。
対して有紗は、未だに訪れている快感で頭が働かない中、こうも簡単に絶頂してしまった自身の身体への怒りと、悔しさで胸がはち切れそうだった。
やがて絶頂が落ち着いてくると、息を切らしながら鋭い眼光で偽ポワワを睨みつけた。

「こ、のぉッ……!♡」

『なんだ、気持ちよくなかったか? そんなはずはない、ほら』

「ひあ”あッ!?♡♡♡」

男根が一息で膣から引き抜かれる。全身に快楽の電流が走り抜けて、有紗は堪らず甘美な声を上げてしまう。
引き抜かれた男根は、再び彼女の秘部を満遍なく撫でている。竿の部分をピッタリくっ付けて執拗に上下させ、亀頭が膣口に沈みそうになると、にゅろんッと外へ出す。


「ぐッ、あッ♡♡♡ ひぅッ♡♡♡ ッ♡♡♡ っッ♡♡♡」

有紗にとって。いや、有紗の身体にとってこの動作はこれ以上なくもどかしかった。
肉棒が中へ入った瞬間、そして出ていく瞬間の、天にも昇るような気持ちよさをお預けされて、愛液が溢れる。

『気持ちよかっただろう? ボクは分かっている。自分の口から言うんだ』

「だ、れがッ♡♡♡ 気持ち、よくなんかッ♡♡♡ ないッ♡♡♡」

『しぶとい奴め』

「あッ!?♡♡♡ ふうッ、あぅッ!?♡♡♡」

ちょうど膣口に引っかかった亀頭が、今度はそのままゆっくり奥へ入っていく。
有紗の身にまた大きな快楽の波が押し寄せてきて、亀頭と子宮口がキスを交わすと、「んぁッ♡♡♡」と変な声が漏れてしまう。

『くくく、悦べ。今度は挿入したまま動かしてやろう。お前の頭にあるキス魔人の動きを、そっくりそのまま再現してやる』

「なッ……!?♡♡♡」

『思い出させ、認めさせてやる。お前が恋人でない男のペニスで悦びを味わっていた、下品な雌だということを』

そう言い放ち、偽ポワワは言葉通りに男根を操る。
かつてキス魔人に犯された時と全く同じ動きで、有紗の膣を抉る。

「う”うッ!?♡♡♡ あッ、あ”ああああッ!?♡♡♡ や、やめ、てぇッ!♡♡♡ うご、くなぁッ!♡♡♡」 

有紗は顔を左右に振って拒否する。
しかし、死ぬほど求めていた快楽が与えられて彼女の身体は嫌でも悦んでしまう。
痒いところに手が届かず、もどかしかった気持ちが、やっと解消されたのだ。

「ひぐッ、あっ、あ”あうッ!♡♡♡ こ、こんなのッ……!♡♡♡ ひッ♡♡♡ きもちっ、よくな、いっ……んくぅッ!?♡♡♡ ぬけッ♡♡♡ ぬいてぇっ!♡♡♡」

頬を紅潮させて快楽に表情を歪めながらも、有紗は必死に自分を保とうとする。
たとえ身体が思い通りにならなくても、気持ちまで持っていかれてはダメだと。
そんな意思をあざ笑うかのように、偽ポワワによる攻撃は続いた。インプットしたキス魔人の動きを用いて、彼女に快楽を与え続けた。

「はあ”ッ、うッ♡♡♡ き、きもちッ♡♡♡ よく、なッ♡♡♡ ち、ちがっ、うッ♡♡♡ よろ、こんでッ……なんかぁっ……!♡♡♡」

行為の最中、何度「気持ちよくない」や「悦んでいない」と唱えたか分からなかった。
偽ポワワへの抵抗の意味もあったが、自分自身に言い聞かせる言葉でもあった。
しかし、どれだけ鋼の意思を持っていたとしても、彼女の身体には限界というものが訪れてしまう。

「ふッぐうッ♡♡♡ い、いやッ♡♡♡ ぬけッ、ぬいてッ、ぬいてッ!♡♡♡ やめッ……っ!♡♡♡」

有紗はある時を境に激しい抵抗を始める。
無駄だというのに必死に触手から抜け出そうと試みたり、身をよじらせ膣に入っている男根を何とかして引き抜こうとしたり、とにかく焦った様子だった。

『どうやら絶頂が近づいているようだな』

一連の彼女の行動理由は、やはり偽ポワワには全てお見通しだった。
声色から、有紗を馬鹿にするような感情が読み取れる。あれだけ嫌がっていたというのに結局こうなるのか、とでも言いたげだった。

『キス魔人のテクニックはそんなに良かったか』

「ふうッ、ふうッ……!♡♡♡ ち、ちがうッ!♡♡♡ こんなのッ……ん”んッ!♡♡♡ あ”ああああッ!♡♡♡」

ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てて男根が何度も突き刺さり、愛液をまき散らす。
膨大な快楽はすぐそこに迫っていた。有紗は何とかしなければと身体を動かして可能な限りの抵抗を見せる。

所詮は虚しいものだった。
脱出どころか、力を入れたことによって膣圧が強まり、男根を締めつけてしまって刺激が身に降りかかる。
結果として絶頂を早めてしまうことになった。

『くくくッ、果ててしまうのか? 今まで見せていたのは虚勢だったようだ』

「ちがッううッ!♡♡♡ ぎもぢッ、よくなんか、ないッ!♡♡♡ イ”って、たまるかッ!♡♡♡」

『認めたらどうだ、お前はただの雌に過ぎないんだ。恋人以外の性器を咥えて悦ぶ卑しい雌だ』

「や”めろッやめろッ!♡♡♡ ぬ”いてッ、ぬいて、ぬけえ”ッ!♡♡♡」

『恋人などどうでもいいんだろう? 今は怪人の逞しいペニスに夢中だからな?』

有紗を犯す触手のスピードがどんどん速まっていく。
絶頂まで秒読みだった。成す術がないのだ。口で何を言っても身体がその通りになってしまっている。
偽ポワワの『虚勢』というワードが何より正しかった。身体はとても素直に、女としての悦びを得る準備が出来てしまっているのだ。

「や”めッ♡♡♡ い、いやッ、いやあ”ッ!♡♡♡ イ”かないッ、イ”かないイかないッ!♡♡♡ だめだめだめだめッ、あ”あああぁッ……!?♡♡♡」

歯を食いしばり、我慢しようとしても無駄なこと。
有紗の心は悔しさに満ちていた。いくら歯向かおうと相手の思惑通りになってしまっていることが許せなかった。
もう限界だった。二度と味わいたくなかった汚らしい怪人の男根によって、快楽はピークに達し、彼女は……

『ふむ、それほど言うのなら止めてやる』

「ううぅッ……えッ……っ?♡♡♡」

これ以上ないほど膨大な快感が、すぐ目の前まで迫っていた、その時だった。
キス魔人の男根がずろろッと引き抜かれる。あまりに唐突な出来事に、有紗は呆気に取られてしまった。

『なんだ? 止めてやったんだぞ。お前の強く挫けない心に免じてな』

「はあッ、はあッ、はあっ……♡♡♡」

何故止めたのだろうという一つの疑問が、肩で息をする彼女の頭に浮かんだ。あんなに自分を辱めようとしていたのに、一体何を企んでいるのか。
偽ポワワはその思考を読み取っているはずだが、何も言わなかった。
引き抜かれた一物は、有紗の愛液に塗れてぬらぬらといやらしく輝いている。
やがてそれが再び秘部に接近していき、竿部分が膣口にあてがわれて、ゆっくり上下に擦られる。

「んッ……!?♡♡♡」

『くくくくッ……』

偽ポワワは不気味に笑いながら、ひたすら触手を動かし続けた。
ゆっくり、じっくりと、焦らすように。

「はあっ、はあっ、んんッ♡♡♡」

意図が読めない行動が気になりつつ、有紗はただそれを受け入れるしかなかった。
絶頂寸前まで来ていた波が引いていき、物足りない感覚に襲われる。下腹部がきゅんきゅんと疼く。


『おや? やはり欲しいのか? これが』

「……っ!♡♡♡」

有紗はハッとする。無意識のうちに、股間を擦る肉棒を見つめていたらしかった。

「そ、そんなわけ、ないでしょっ♡♡♡」

『遠慮するな、望み通り挿入れてやる』

「ひゃう”ッ!?♡♡♡ あ”ああッ、ああああああッ!?♡♡♡」

偽ポワワはまた男根を突き刺してくる。
そして始めからハードなピストン運動を行い、有紗を存分に喘がせる。

『また虚勢を張ったな? キス魔人のペニスが恋しかったのだろう』

「ぐふぅッ♡♡♡ ば、バカいわないでッ♡♡♡ だれが……っ!♡♡♡」

『言葉とは裏腹に、お前の膣はしっかり抱きしめているぞ。愛おしそうに蠢いて離そうとしない』

「ふざけるな……ッ!♡♡♡ そんなはずッ♡♡♡ ひんッ!?♡♡♡ わ、わかったような、ことッ……いうなッ!♡♡♡」

偽ポワワはあくまで事実を述べていた。
間違いなく、彼女の膣はキス魔人のペニスを迎え入れて悦んでいる。太くて長い立派な男根を掴まえてぎゅううッと締めつけていた。

『くくくッ、必死だな、柴堂有紗。もし今のお前の姿を恋人が見たら、何を思うのだろうな』

「んくッ♡♡♡ はあッはあッふうッ♡♡♡」

『落胆し、幻滅するかもしれない。なにせ自分以外の雄の性器でよがり狂うような……』

「だまれッ!♡♡♡ だまれだまれッ、だまれッ!♡♡♡ わたし、のッ♡♡♡ 私の、だいじな人、はッ♡♡♡ 彼、だけッ……!♡♡♡」

『確かか? なら精々貫いてみせるといい』

その言葉を区切りに、偽ポワワは一言も喋らなくなる。
代わりに鬼のような激しいピストン運動が始まり、有紗の身体と精神を狂わせる。

「い”や”あああああッ!?♡♡♡ ら”めッや”めてッら”めえッ!♡♡♡ ら”めッ、ら”めら”めッ、あ”あ”ああああイ”ッ!?♡♡♡」

絶頂までの時間が急速に縮まっていき、あっという間に天への扉をくぐろうとした瞬間。
キス魔人の男根は膣から引き抜かれてしまった。

「は、うッっ!?♡♡♡ ぐ、ひぅッ……!?♡♡♡」

そしてまたあの時間が訪れる。肉棒を膣口に擦りつけて、じっくりと焦らす、あの時間が。
ここに来て有紗は偽ポワワの魂胆を理解した。この怪人は絶頂をエサにして、自分を堕とすつもりらしい。

「はあッ、はあッ、んッ、ふう”ッ♡♡♡」

とても辛い。もどかしい。身体が股間を擦っている男根を求めてしまっている。絶頂を迎えたいと苦しんでいる。
愛液がだらだらと分泌される。何度もお預けされて、涎を垂らすかのように。

しかし、絶対に負けるわけにはいかない。
怪人がその気ならば、自分は意思を保ち続ける。怪人が諦めるまで足掻き続けてやる。
恋人の存在が自分の中で、それほどまでに大きいものなのだと示してやればいい。一人の女として。絶対に魔法少女としても、負けてやるものか。

有紗は緩んでいた表情を引き締め、覚悟を決めるのだった。

――――――

それからどれほど時間が経っただろうか。
数分、数十分、とにかく長く感じていた

「はあ”ッはあ”ッはあ”ッはあ”ッ!♡♡♡」

彼女の中では、時間などどうでもよくなっていた。
偽ポワワが操る男根によって徹底的に膣をほぐされ、絶頂の寸前でお預けを喰らい、膣口に擦りつけ焦らされるという流れを何度繰り返したか。
おかげで愛液はぼたぼたと溢れ出てきて、腰が勝手にへこへこ動いてしまい、膣にあてがわれている男根にぜひ挿入して欲しいと乞い願っている。

「ふう”ッふう”ッん”ッくッ……!♡♡♡」

荒げた呼吸をしている柴堂有紗は、極限状態に陥っていた。
今にも暴走しそうな性的本能を、持ち前の精神力でどうにか抑えている状態だが、巻きつけていた縄が一本、また一本と切れていき、ついに限界を迎えようとしているところだった。

『往生際が悪いとは、この事を言うのだろうな』

押し黙っていた偽ポワワが口を開く。
その声には呆れ、そして尊敬の念すら籠っていた。

『まさかここまでとは。侮っていたわけではないが、常人とは思えない恐るべき精神力だ』

「はあ”ッはあ”ッ……!♡♡♡ んッ、ふッ……!♡♡♡」

『だが、それもここまでだ。お前は充分よくやった。そろそろ楽になるがいい』

偽ポワワの甘い誘惑と共に、股間を擦っていた男根が離れていき、有紗の顔に近づいていく。
すぐ目の前まで迫ったペニスに、彼女は釘付けだった。目をギラせてまじまじと観察する。
これで無茶苦茶に突かれて絶頂したらどれほど幸せだろう。くんくん匂いを嗅ぐと雄の濃い臭いが鼻の奥へ到達し、脳が信号を出してより発情してしまう。
下の口だけでなく、本来の口からも涎が出てくるほどだった。

(お、ち……おちん、ちん……ッ♡♡♡)

ごくりと生唾を呑み込む。
欲しい、今すぐ欲しい、ぶち込んで欲しい、無茶苦茶にして欲しい、死ぬほど突いて欲しい。
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい、犯して欲しい。
一度思ってしまうと、脳内がそれ一色になる。下半身と脳が直結する。

(あ……まず、い……)

もう遅かった。少しだけ傾いただけで、大きくバランスが崩れてしまった。
唯一縛られていた縄がブチンと切れてしまい、途端に本能が暴走する。舌を突き出してペニスを舐めようとするが、ペニスは離れていってしまう。
あと少しのところで届かない。あとちょっとなのに。

(おちんちん、おちんちん、おちんちん♡♡♡)

歯止めが効かない。どうしても欲しい。もうこの雄臭漂う一物をしゃぶっただけでイける気がする。

(おちんちん欲しいッ、おちんちんッ♡♡♡ おちんちんッおちんちんッおちんちんッ!♡♡♡)

我慢し過ぎて頭がおかしくなったとも言える。
まるで犬のように舌を出して息を荒げる有紗の姿は、怪人からすればなんとも無様だった。
ようやく城が崩れ出したかと、邪悪な笑みをひっそり浮かべ、偽ポワワは彼女に話しかけた。

正義振り翳してる澄ました魔法少女が一皮剥かれて次々とただの雌にされてるのがたまらなくエロい
きったないオホ声出しながら誰から見てもわかる虚勢張った末にち⚪︎ぽの臭いと快感の期待に釘付けの寝取られマゾ有紗好きすぎる


『くくくッ、いいぞその調子だ。雄を必死に求める姿こそ雌に相応しい』

「はあ”ッはあ”ッふう”ッ……!!♡♡♡」

『そんなに欲しいか? ならば言ってみろ。恋人より怪人のペニスが欲しいと』

「えッ……あ、うッ……!♡♡♡」

有紗は口ごもってしまう。
理性が崩壊してしまった状態でさえ恋人への想いは強いらしい。
だが、せっかく牙城が崩れかけている機会を偽ポワワは逃さない。

『いいのか、またお預けを喰らうぞ。絶頂できない苦しみをもっと与えてやろうか』

「そ、そん、な……ッ♡♡♡」

『いや待て。そうだ、チャンスをやろう。今ここで決めなくてもいい。試しに絶頂するまで突きまくってやる。それから判断するといい』

何を思ったのか、ここで偽ポワワはある提案をした。
有紗からすれば願ってもない話だった。この苦しみから解放されるのだ。
元来の彼女であれば、どんな企みをしているのかと警戒しそうなものだが、今は脳が性欲に支配されている。
そんな余裕など皆無だった。

『どうだ? このペニスを味わった後で、恋人がいいか怪人がいいか答えを訊く。そしてもしお前が恋人を選ぶのなら、ボクの負けでいい』

「!!」

『お前たちを解放し、元の世界へ帰ろうじゃないか。そして二度と地球に手を出さないと誓ってやる』

あまりにも都合のいい話だった。
しかし、やはり彼女に裏を読むほどの思考能力はない。仮にあったとしても、どのみち頷くしかないのだ。

「はあッ、はあッ……わ、わかったっ……ッ!♡♡♡」

有紗は頷いた。ともかく今は下腹部の苦しみを収めたい。
そして思考が多少まともになったら、恋人がいいと返答すればいいのだ。簡単な話だった。

『では始めるか』

「んッ……ッっ!?♡♡♡」

目の前にあった男根がまた秘部へ戻ってくると、膣口にあてがわれて上下に動き、ぐちゅぐちゅ卑猥な音が立つ。
ああ、ようやくだ。やっとこのもどかしさから解放される。ペニスで突きまくられて絶頂できる。
そう思っていた矢先の出来事。

『さあ、ペニスが欲しいと乞え。下品な言葉でな』

「っ……!?♡♡♡」

偽ポワワはそんな要求をしてきた。
有紗は驚いて偽ポワワを見ると、鼻で笑われた後、

『チャンスを与えてやるんだ、このくらい容易いだろう』

明らかにバカにしている様子だった。
これも本来であれば憤り、少しは躊躇うところだが、なりふり構ってはいられない。

一旦ここまでで
また思ったより長くなってしまう…これから最後まで書き溜めるので、更新朝になるかもしれないです
寝落ちしてしまったらすみません

お疲れ様です
今の段階でめちゃくちゃエロいのでこの先ち⚪︎ぽ欲しいおねだりして
有紗が寝取られエッチ大好きに堕とされるの楽しみすぎる

あと無理せず眠気来たら寝て体調優先してくださいな
ゆっくり待ってますんで

>>424
彼女たちに捻じ曲がった性癖を確実に植え付ける出来事になりますね…
お気遣い感謝です、ありがとうございます

ある程度書けたのですが、少し時間を置いて見直したいので、今日の夜頃に更新します

了解です
おつおつ


「おっ……おちんちん、くださいッ……!♡♡♡ おちんちん、オマンコにくださいッ!♡♡♡」

有紗はなるべく下品な言葉を連ねた。
羞恥心はあったが、それよりこれを口にすれば男根で突いてもらえるという悦びが勝っていた。
証拠に、自身では気づかないが、彼女の表情は嬉々としていた。

『なんだ、随分と可愛らしいな。もっと下品に出来るだろう』

どうやら気に召さないらしく、偽ポワワはつまらなそうにもっと上のレベルを求める。
このやり取りは怪人にとってたかが娯楽に過ぎないようだった。例えるならペットに芸を仕込むような、そんな程度の話だった。
彼女は完全に見下されていた。

「はあッ、はあッ♡♡♡ お、おちッ……オチンポッ!♡♡♡ オチンポ、オマンコにぶち込んでくださいッ!♡♡♡」

こうなればヤケだと、有紗は羞恥心の壁を壊して叫ぶ。
それでも優等生な性格が故か、大人しい言葉遣いではあったが、偽ポワワは及第点を出したようで、

『いいだろう。たっぷり楽しめ』

「お”ッッっ!?!?!?♡♡♡」

膣口に狙いを定め、一気に最奥まで突き刺す。
亀頭が子宮にゴツンッと衝突すると、その衝撃だけで有紗の快感は突き抜けて、頭の中で何かが弾ける。

「ッッっ――――――ッ!!!!!!♡♡♡ ぁ”ッ――――――ッ!?!?!?♡♡♡ ぐひぅ”ッ――――――っ!!?♡♡♡」

何度も何度も寸止めされた影響か、絶頂はいとも簡単に訪れた。
下腹部の疼きや苦しみが一瞬で吹き飛ぶような極楽。有紗はぐりんと白目を剥いて、身体がビチビチ跳ねまくり、触手伝いに愛液がじょぼじょぼと肉床へ落ちていく。

「―――あぐぅ”ッ!?!?♡♡♡ ま”ッ、まっでッ!?♡♡♡ まだッ、イ”ってり”ゅッ!?♡♡♡」

痙攣の最中だというのに、差し込まれた男根が激しく前後する。
この絶頂は始まりに過ぎないという合図だった。今まではなかなか気持ちよくなれない苦しみだったが、これからは真逆。
気持ちよくて仕方がない苦しみが待ち受けているのだ。

『知ったことか。待ち侘びていたんだろう、この絶頂を。快楽を。死ぬほど浴びせてやる』

「はあ”ッはあ”ッはげしッ、すぎッてっ!♡♡♡ びッびんかんッだからあッ!♡♡♡」

『お前が望んだことだ。じきに達するな、遠慮せずに浸れ』

「こ、こん”な”ッ、の”ッ!♡♡♡ ペースッ、はやッひッ!?!?♡♡♡ ひぐう”う”ぅぅぅッ!?!?♡♡♡」

有紗の腰がガクガクと痙攣して、早くも次の絶頂を予期していた。
入念に焦らして開発したからか、催淫ガスが影響しているのか、絶頂の余韻など感じる暇がないまま、彼女は非常に短いスパンで果てようとしている。

「ら”めッら”めッ、ま”っへッ、ま”っへッ!!♡♡♡ ごれ”ぇッ、こん”な、の”ッ、ほお”お”お”ッ!?♡♡♡ くる”っぢゃうッ!♡♡♡ あ”たまッヘンに”なり”ゅう”ッ!!♡♡♡」

『やれやれ、うるさい奴だ。口を封じてやる』

「むぐッ!?!?♡♡♡」

間近で彼女の獣のような喘ぎ声を耳にして、偽ポワワは迷惑そうにした後、ある触手を差し向ける。
先端に人の口がついた触手だった。口角を上げて二ヤついているそれは、唾液を唇から滴らせたまま、有紗の口に重ねてきて舌を絡ませる。


「ん”むう”うッ!?♡♡♡ ん”ん”んんんッ!!♡♡♡ ん”う”ッん”ん”んんッ♡♡♡!?」

『どうだ、上手いだろう。キス魔人のテクニックを模倣している。接吻だけで女の足腰を立たせなくするほどだ。お前が果てる手助けになれば……』

「ん”お”ッ――――――ん”ん”んッ――――――ッっッ!?!?!?♡♡♡」

『と、言った傍から果てたか』

立派なカリ首で膣壁を引っ掻き回され、強制的にイかせるような鬼ピストンに加えて、甘くも激しい熱烈な口づけを味わい、有紗は二度目の絶頂を迎える。
激しく身体を痙攣させている彼女は気を失いそうになるが、達している間もなお動いている男根がそれを許さなかった。
絶頂したタイミングで、もう次の絶頂を目指すかのように、膣内の男根は延々と動き続ける。

「――――――ん”う”ううッ!!?♡♡♡ ふーーーッ!!♡♡♡ ふーーーッ!!♡♡♡ んぐッううッううううッ!?!?!?♡♡♡」

『くくくくッ、ははははッ……!』

立て続けに絶頂する天国とも地獄ともとれる状況に、有紗の顔は歪んでいた。
苦しみ、そして快楽、悦びなど、様々な感情が入り混じった表情をしている。
それを観察し、偽ポワワは笑い声をあげる。完全に勝ち誇った笑い。魔法少女たちを倒し、踏みつけてやったという勝者の余裕だった。

――――――

「ん”ッん”んッ……ッ!!♡♡♡ んん”ッ、お”ッ……ッ!?♡♡♡」

時間でいえば三十分程度。
偽ポワワに見られながら幾度も絶頂した有紗は、喘ぎ声をあげながらもどこかぐったりとしてた。
体力などとうに尽きている。今の彼女は魔法少女でもない普通の人間なので当然とも言える。いつ失神しても不思議ではないのだ。

『そろそろ頃合いだな』

では何故気を失わなかったというと、偽ポワワが上手く調節していたからだった。
怪人は有紗を、完全に家畜として定めていた。人類として繁殖させるための雌としてカウントしていたのだ。
よって、このような扱いは当たり前だった。

『おい、柴堂有紗。聴こえているか』

「あ”ッ……う”、う”うッ……♡♡♡」

膣から男根を引き抜き、口型の触手を離すと、偽ポワワは彼女の状態を確認する。
虚ろな目をしており、絶頂していないはずなのに痙攣が収まらない。身体と精神の両方に異常をきたしてしまっているらしい。

『やり過ぎたか。まあ、壊れたならそれでもいい』

「う”ッ、ぐぅっ……!♡♡♡」

『無駄かもしれないが訊いておこう。これだけ犯されて、狂わされた上で、どちらが良い?』

「ん”ッ……う”……♡♡♡」

『お前の恋人か、怪人か、どちらのペニスが良い?』

柴堂有紗は鋼の精神力を持った少女だ。しかし、今の彼女は見る影もない。
怪人に再起不能なまでに犯され続けて、変わってしまった。彼女もまた被害者の一人と化してしまったのだ。

「……か……かい、じん……♡♡♡」

どうやら偽ポワワの言葉を理解できたらしい。
有紗は光を宿していない空虚な瞳のまま、呟くように答えた。


『ほう、怪人か。恋人ではなく?』

「かいじん……かいじんおちんぽ、すご、ひ……♡♡♡ んっ……ごめん、なさい……ッ♡♡♡ さからって、ごめんな、さい……っ♡♡♡」

『そうか』

ぼんやりしながらも、どこか恍惚とした彼女の返答に怪人は満足する。
これで偽ポワワは正真正銘、魔法少女たちに完全勝利したこととなった。

『本当にいいのか? 恋人への想いはどうした?』

「け、けんしくんとは……しばらく、してないから……っ♡♡♡ でも、ぜったい……れべるが、ちがう……♡♡♡ かいじんおちんぽ、つよすぎる……♡♡♡」

彼女にとって、キス魔人の男根による絶頂地獄はトラウマレベルの経験になってしまったようだった。

『くくくくッ、そうかそうか。今の言葉、ぜひ本人に聞かせてやってくれ。いずれ彼もボクが捕まえて身も心も打ち砕いてやる。力を貸してもらおう』

柴堂有紗が触手に凌辱されてよがる姿を見せたら、奴はどんなに絶望するだろうかと、偽ポワワは今から楽しみで仕方なかった。
優越感に浸りながら、怪人は興味の対象を他二人の魔法少女、いや、二匹の家畜へと向ける。

「お”ほお”ッ!?♡♡♡ お”っぱいでイ”ぐうッ!♡♡♡ お”っぱい”ッ、すわ”れでイ”っぢゃうの”ぉッ!♡♡♡」

早峰奏は、相変わらず快楽に従順な雌だった。
乳房から出る母乳を吸引されることに快楽を感じ、なんとも情けないアヘ顔を晒している。

「ざーめ”んっざーめ”んんっ!♡♡♡ あ”ぐうッ!?♡♡♡ う”、ん”ん”ッ!?♡♡♡ な、な”かだしぃッ、うれしッ……!♡♡♡ あ”りがとう”ございますぅっ……!♡♡♡」

そしてもう一人、相川琴葉は触手たちを相手に嬉しそうに交尾している。
この三匹は、そのうち子を孕むだろう。人間ではない怪人の子を。
どの種族の遺伝子だとか、どうでもいい。とにかく子を沢山産ませればいいのだから。そのうち、彼女たちが倒してきた怪人を呼び出して鬱憤を晴らさせるのもいい。
そんなことを考えつつも、偽ポワワは次の作戦を練っていた。
この怪人は目の前の元魔法少女を倒すためだけに作られた存在なので、次の標的の情報をインプットするため、一度元の世界に戻る必要があった。

『そうだな、やはり柴堂有紗の恋人を狙うか。愉快なことになりそう……ん?』

視界の端にふと、何かが光り輝くのが見えた。
偽ポワワがそちらを向くと、肉壁に小さな明かりが灯り、それは次第に大きく広がっていく。

『……まさか……ッ!』

それが外部からの攻撃だと気がついた時、怪人の半身が音もなく吹き飛ぶ。
怪人は生きていた。吹き飛んだはずの身体は瞬時に再生を遂げ、たった今何が起こったのかを確認する。

「なんだ、倒したかと思ったのに」

壁に生じた明かりの正体は、怪人の作り上げた異空間外から降り注ぐ現実の光だった。
それだけではない。ぽっかり空いた大きな穴の中央で、腰に片手を当ててモデルのようなを立ちポーズを決めている人物が一人。
至る箇所に宝石が飾られた金色のドレススーツを身にまとっている彼……いや彼女は、煌びやかな衣服のおかげで逆光をものともせず自身の姿をハッキリと見せつけていた。

『魔法少女か……どうやってこの場所を知った……!』

「そっちこそ教えてくれ。どうすればお前を倒せるのか」

茶髪のショートヘアで、かき上げられた前髪に、美しく整った顔立ちの彼女は不敵に微笑んでいた。
その真っすぐな瞳に捉えられて、偽ポワワは動揺の色を隠せない。

「跡形もなく消せばいいのか?」

『!?』

いつの間にか、彼女は偽ポワワの背後をとっていた。
握りしめた拳で何発か殴りつけ、強烈な蹴りを喰らわせる。全て視認できない動きだった。

『ぐうッ……!?』

思いきり吹き飛ばされ、肉壁に全身を打ちつけた偽ポワワは、とても焦っていた。
自分はスノウスター、ホワイトミルク、キューティレイの三者を倒すために作られた存在。
データに無い魔法少女に対応するのは非常に難しかった。

「あともう一つ知りたいな。ポワワをどこに隠したんだ」

『……! くくくくッ、なるほど。お前は奴の契約者か』

遠く離れていたはずが、金の魔法少女はすぐ目の前に立っていた。余裕綽々といった様子で偽ポワワを見下し、顔を近づけて囁くように質問する。
このままでは危うい。でも大丈夫だと、偽ポワワは安堵していた。
何故なら眼前の魔法少女は、自分が捕らえている妖精の契約者だと知ることが出来たからだ。


「ああ、そうさ。急にいなくなったから探し回ってた。まさか、あたしの仲間共々敵に捕まってるとはね」

『その仲間が、どうなってもいいのか?』

偽ポワワは好機を得る。
自分は三人の魔法少女を手中に収めているのだ。人質にすればコイツは手出しできないはず。
そして立場を逆転させ、新たな雌として飼ってやる。怪人は持ち前の狡猾さを発揮していた。

『くくく、お前の仲間はボクに敗北を喫した。生かすも殺すもボク次第だ』

「……」

『もちろん妖精もな。いいか、危害を加えて欲しくなければ……』

「エグゼキュスー! 回収したかー?」

偽ポワワの脅迫を遮り、金の魔法少女は背後をちらと見てそう叫ぶ。

『……!?』

魔法少女の奇襲に気づくことが出来た偽ポワワだったが、まさか“もう一人”いたとは思いもしなかった。
怪人の視線の先には、気を失っている有紗、奏、琴葉の三人と、彼女たちに付き添い佇む黒い少女。

「だ、だいじょうぶ……!」

漆黒のマントに身を包んでいる小さな彼女は、艶のある綺麗な黒髪を、同じく黒色のシュシュで一つに纏めており、半目開きの眠たげな眼で金の魔法少女にピースしている。
偽ポワワは咄嗟に、三人の魔法少女を触手で拘束していた場所を見た。いつの間にかバッサリと触手たちが切られている。
あの少女の仕業だろう。やられた、奴らは状況に応じた準備をしていたのだ。こちらよりも上手だった。

「というわけだ怪人さん。まだ打つ手はあるかな?」

『…………』

偽ポワワは何も言えなかった。
やがてその体がサラサラと砂のように溶けていき、怪人の本当の姿が現れる。

『やるな、魔法少女』

赤黒く禍々しい肌色をした球体に、大きな一つ目をギョロつかせて、体の周りに幾つもの触手が生えている。
これが魔法少女たちを苦しめた偽ポワワの正体。

『正直に言おう、策は無い』

「ハッ、清々しくていいね」

『だから正々堂々と戦うことにしよう』

刹那、怪人の触手が一斉に金の魔法少女に襲い掛かる。
怪人からすると意表を突いた、完璧で精一杯の攻撃だった。だが彼女はその全てを難なく捌き切ると、

「じゃあな」

全身から光を放つ。周囲一帯を覆うほどの、眩しくて目も開けられない強烈な輝きだった。

『ぐッ……ああああああ……ッ!!』

これはれっきとした彼女の技だった。断末魔を残し、怪人はボロボロと崩れ去っていく。
間もなくして光が収まると、その場は何の変哲もない普通の体育館倉庫に変化していた。


「ふぅ、呆気ない」

倉庫内の壁と対面しながら、金の魔法少女はそう一言。
そしてくるりと振り向くと、裸で横たわっている三人の仲間に布をかけているもう一人の魔法少女に優しく笑いかける。

「上手くいったねエグゼキュス」

「う、うん……グローリアスも。でも、ピカってやるときは、言ってほしい……」

「はは、それは難しいな。必殺技を撃つっていうのに、わざわざ声に出す奴はいないだろ?」

金の魔法少女、グローリアスは苦笑して頬を掻きながら言う。
対して黒の魔法少女、エグゼキュスは半目のままじっとグローリアスを見つめている。

「ん?」

グローリアスはふと、エグゼキュスが何か白いものをぎゅっと抱えていることに気がついた。
妖精ポワワだった。偽ポワワから解放されたらしく、体中が傷だらけだった。

「見つけたのか」

「うん……そこに、たおれてた……だいじょうぶかな?」

「さすがに妖精は、動物病院じゃ治せないよなぁ。彼を探そう。異空間を発見してくれたように、知恵を貸してくれるかも」

「分かった」

しばらくの間、体育館倉庫は立ち入り禁止の貼り紙が貼られていた。
邪霊の力により、妖精ポワワ、そして三人の魔法少女は敗北を味わうことになってしまった。
新たな仲間が助けに来なければ、どうなっていたか分からない。

次はいつ怪人の襲来が襲来するのだろう。そして今回のような目に遭ってもなお、立ち向かうことは出来るのだろうか。
とにかく今は、傷ついた身体、そして心を癒す時間が必要だった。


『第5話 終わり』

長らくお待たせしてしまってすみませんでした
有紗をもっと泣かせたかったけど、長くなりそうなので止めました…

次は新しい魔法少女たちの回になります
更新時にお知らせします、よろしくお願いします

更新お疲れ様でした

下品なおち⚪︎ぽ媚び必死にしたり前のキス魔人との寝取られキス再現されて
彼氏より怪人好きってついに言っちゃった有紗が今までの真面目で優等生な鉄壁ぶりとの落差でえろかったです
でかいおっぱいから搾乳されるの大好きにされて元々弱弱なのにさらに弱点増えた奏、
生意気だったのに男子に媚びて便器として辱められるマゾに堕ちた琴葉共々脳に刻み込まれた性癖で日常や学校生活すら変容していきそう

そしてエロだけじゃなくていよいよ登場した遥=グローリアス、真宵=エグゼキュスの新魔法少女登場に相応しい無双とボリュームたっぷりでよかった
まさしく新章開幕って感じでこれからが楽しみです





乙乙
有紗みたいに精神力強い魔法少女が絶頂寸止めで雌の欲求に精神壊されて彼氏より怪人選ぶのえっちだ

あと既にグローリアスとエグゼキュスに面識あって仲良さそうなのが意外だった
次は時系列戻ってそれぞれの面識合わせや契約が書かれるのだろうか?

おつおつ、三人回だけあって素晴らしかったぞ偽ポワワ……これは後遺症どえらいことになりそう

有紗は彼氏君と上書きックスして気持ちいいはずなのにもどかしさを感じてほしいし、琴葉は催眠の影響で部活に行く度に発情してほしい
奏もこれで一層オナ狂いになりそうだし、通販とかで頻繁に『化粧品』を購入して毎夜丹念に『使って』ほしい

男が男のちんこ欲を褒め合うの気持ち悪い

経過報告です
第6話の前に小話があった方が、諸々の説明を詰め込まずに済んでいいと思うので、幕間を水曜日辺りに更新します
ステータスもその時に更新します

報告乙です

幕間はどういう物語が書かれるかな
あと偽ポワワに蹂躙されて性癖歪んだ3人娘がどうステータスえっちに変化したかも楽しみです

おつおつ
幕間は追加二人の契約までのあらすじとかかな?
場合によってはそれに加えて三人の後遺症の影響描写やNPC組が裏でどんな行動を取ってるかとか

寝落ちしていました…
更新を今日の夜に持ち越します、すみません

乙乙
ゆっくり待つから体調気を付けて無理しないようにしてくださいね

自演自演ww


『幕間 変化と出会い』


~柴堂有紗~

有紗は自分を嫌悪していた。
初めて魔法少女になった時、もしかしたら“ああなる可能性”があるかもしれないと予想していた。
けれど、仮にそうなったとしても自分は大丈夫だと。何があっても、何をされても、挫けずに跳ね除けてやるという自信があったのだ。

考えが甘かった。彼女は窓の外を見つめながら後悔していた。
どんよりした空から雨が降り注ぐ陰鬱な天候は、まるで自分の心をそのまま映しているかのようだった。

「……そうか……」

彼女の後ろには恋人である黒野賢士が、彼女のベッドに腰かけてじっと話を聞いていた。
今までずっと有紗を避けていたのだが、校内の廊下で、今にも消え入りそうな雰囲気で歩いていた彼女を発見したら、声をかけずにはいられなかった。

「本当に、ごめんなさい」

「もう謝らないで。君は悪くない、悪いのは怪人だ」

賢士はシーツをくしゃりと握りしめる。
偽ポワワにされたことを、有紗は包み隠さず全て話した。それがせめてもの恋人への償いだと思ったからだ。
その結果、彼の顔には影が落ち、瞳には怒りを宿していた。

「そう、怪人と……僕のせいでもある」

「え?」

有紗は意外な言葉を耳にして振り向いた。
涙を流した後のようで、目が赤く腫れている。

「僕のせいだ。僕がもっと早く、一匹でも多く怪人たちを倒していれば、君がそんな目に遭うこともなかったんだ」

「賢士くん……まさか、私を避けていたのって……」

「こんな訳の分からない戦いを一日でも早く終わらせたかった。世の女性たちを、何より君を守りたかったから」

賢士は俯いて手のひらで両目を覆い、自分の無力さを呪う。
自分にもっと力があれば、大切な恋人をこんなにも傷つけることはなかっただろう。
彼女を傷つけてしまった責任は自分にある。情けない男だ。
やるせない気持ちはみるみる膨れ上がっていく。

「けど実際はどうだ? 結局こんな目に遭わせてしまった。魔法少女の加護があるなら、一般人として襲われるより安心だろうと高を括っていたんだ」

「……」

「恋人失格だよ。こんなことなら、ずっと君たちと一緒に行動すれば良かったんだ! そうすれば防げたはずだ!」

「け、賢士くん」

「馬鹿だった……大馬鹿だ……! 僕は、僕は……!」

「待って、自分を責めないでっ」

嘆き叫ぶ恋人を落ち着かせるため、有紗は彼を抱き寄せてぎゅっと包み込む。
頭を撫で、再び目を潤ませて、鼻を啜りながらも優しく語りかける。

「全部怪人のせいだよ。賢士くんも言ってたでしょ? 怪人が悪いの……。あなたは私のために頑張ってくれてた、何にも悪くない」

「そんなこと……」

「すごく嬉しいよ。ありがとう」

顔を上げた賢士の表情は、心の弱みを曝け出しているような弱々しいものだった。
目と鼻の先にある愛おしいその顔に、有紗はそっと触れた。応えるように、頬に当てられたきめ細やかな手に、賢士は自分の手を重ねた。

それから一呼吸置くと、静かに口を開く。

「有紗、頼む。もう魔法少女はやめてくれ。僕が君を守る。ずっと傍にいるよ」

「……賢士くん……」

愛する人からの提案。
彼は打って変わって、男らしい真剣な眼差しを向けている。死んでも自分に傷ついて欲しくないという意思の表れだった。
途端に有紗の心は暖かさで満ち溢れた。真摯な愛情を受け取り、こんなにも私のことを想ってくれているんだと喜びで胸が一杯になった。

「……できない」

同時に、決意を固める。有紗は涙を拭うと、しっかりと目を合わせてそう答える。
返事を待っていた賢士は耳を疑い、何かを言おうとするが、有紗が制するように言葉を続けた。

「賢士くんの気持ちは分かるよ。でもね、私が魔法少女を続けてるのは、やらされてるとかじゃなくて自分の意思なの。身勝手な理由で、好き放題に暴れ回る奴らを止めたいから」

恋人の提案はとても嬉しいし、怪人への恐怖は依然より増している。
彼に身を預けてしまいたい気持ちはある。けれど、もしここで逃げてしまったら助けられたはずの女の子を助けられなくなる。
力があるのに無視するなんて、最初は気にせず過ごしていたって、いずれ耐えられなくなるだろう。

「だから、やめる気はない。誰がなんと言おうと、私はこの先も魔法少女として戦うつもり」

「ダメだ、もう戦うな、お願いだ!」

「大丈夫。おかげで元気になったから。この先、奴らに何をされても絶対に挫けないって約束する」

そう口にする有紗の瞳の奥には、彼女が彼女たる所以である、強い意思の輝きが灯っていた。
恋人の愛を知ることができて、とても暖かな、これ以上ないほどの力を貰ったのだ。彼が自分を想う気持ちを胸に抱いていれば、いかなる苦境にも屈しない確固たる自信がある。

だが反対に、賢士は不安で胸が押し潰されそうだった。
この先もっと強力な怪人が現れて、彼女を酷い目に遭わせ、二度と立ち直れなくなってしまったら。考えたくもない。

「なあ聞いてくれ。僕は初めて見たんだ、心の強い君があんな顔になってしまうのを。怪人たちはきっと、どんな手を使ってでも君を壊そうとしてくる」

「……そうだね」

「だろう? だから普通に戻って欲しいんだ」

「戻ったとしても、怪人たちに私の情報は知られてるし、確実に狙われると思う」

賢士は口を紡いだ。
有紗の言うことには裏付けがあった。現に彼女たちを苦しめた怪人は、彼女たちの情報を元に作られたのだ。
守ると宣言はしたが、ずっと傍にいるのにも限界はある。隙を突かれ襲撃に遭った時、彼女に戦う術がなければ太刀打ちできない。

「で、でも……!」

「賢士くん、信じて。私はずっとあなたを愛してる。どんなことをされても、あなたの顔を思い浮かべれば平気」

「有、紗……」

有紗は、どうにかして自分を守りたい賢士の不安を解きほぐすような優しい笑顔を見せた。
その後そっと唇を重ねる。

「!」

「私からするの、初めてだよね」

顔が離れた後、有紗は頬を染めて照れくさそうに笑う。
突然の行動に目を見開くが、賢士は目の前の恋人が愛おしくて仕方なくなり、気持ちをぶつけるように思いきり抱き締めた。
有紗も応えるように抱き返す。互いに温もりを感じて、心に染みわたるほどの幸せな時間が訪れる。

「ねえ」

「……?」

「久しぶりに……し、したい……二度と忘れられないくらい、めちゃくちゃにして欲しい……」

有紗は勇気を振り絞り、彼氏の耳元で囁いた。
前にした時には雰囲気に身を任せていたが、今回は積極的に。もっと彼を感じたいから。
彼女の気持ちを汲み取り、賢士は少し離れてから笑いかけて、また口づけを交わした。
今度は愛を確かめ合うような情熱的なキスだった。

二人だけの空間は、誰にも邪魔されることはなかった。ただ激しく愛し合う音だけが部屋に響いていた。
気がつけば雨の音は止み、雲の隙間から陽の光が差し込んでいた。


~早峰奏~

「……わぁ……」

時計の針は22時を示していた。
肌触りが良いピンクのふかふかカーペットや、壁に貼られた動物モチーフのポップなキャラが描かれているポスター。
ベッドの隅に置かれた可愛らしいクマのぬいぐるみなど、いかにも女の子らしい自室で、奏はワクワクと胸を高鳴らせていた。

(……直径4センチ……長さ18センチ……)

ネコミミが付いた座椅子にちょこんと座り、小さな丸型テーブルに肘をついてタブレットを眺める。
画面にはいかがわしいサイトで販売している商品の写真がズラリと映っており、気になった物の説明を読んでは感嘆のため息を吐き、次の商品を確認するといった流れを繰り返していた。

(おっきい、よね……? 牛さんの、どれくらいだったっけ……)

ふと天井を見上げ、かつて自分の中に挿入ったモノの画を思い浮かべる。
両手の人差し指を使い、大きさや長さをああでもないこうでもないと妄想するが、なかなかしっくり来ない。

(んー……でぃるど、かぁ……どうしよう……)

そのうち断念して再びタブレットを手に取り、画面をスクロールしていく。
ベーシックな形のもの、変わった形のもの、本当に様々な品が並んでいる。

彼女はここに来て、新たな一歩を踏み出そうとしていた。
今までずっと自分の手を用いて自慰行為に耽っていたのだが、最近どうも物足りず、ついに大人のオモチャに手を出そうかと悩んでいたところだった。
しかし彼女はまだ未成年であり、そういった類の物は買えない年齢だった。

(ほしい……でも……)

口を尖らせ、じっとオモチャの写真を見つめる。
こうして眺めていても購入はできない。欲求が高まり悶々とするだけなのに、それでも閲覧してしまう。
何故18歳制限なのだろう、15歳からでもいいじゃないか、などと心で文句を言ってみる。

(……こっそり買っちゃおうかな……)

ふと、奏の頭に邪な考えが降ってくる。
だがネットで買うとなると家族にバレてしまう可能性がある。近場にそういう店があったとしても踏み込む勇気がない。
どうしようか。やり場のない欲望は徐々に大きくなっていく。

「あっ」

難しかった顔が、ぱっと明るくなる。
大人のオモチャはディルドだけでなく他にもある、ということに気づいたらしい。
正確には、それは大人のオモチャの枠から外れている代物だった。

「あった、電動マッサージ機……!」

彼女の大きくて可愛らしい眼がキラキラと輝いた。
これだ。これなら家族に見つかっても言い訳できるし、未成年でも心置きなく買える。
思うより先に手が動いていき、奏は自身が頻繁に使っているショッピングサイトで無事に手続きを済ませた。

(か、買っちゃった)

『購入完了』の文字を見た後、奏はなんとなく罪の意識が芽生えた。
正しい使用用途はあれど、いかがわしいことに使うための道具を買ってしまったことへの背徳感。
しかしそれ以上に、未知の快感への期待が心を躍らせる。

彼女はタブレットをぎゅっと抱きしめてベッドに身を投げ出した。
一体どんな刺激なのだろうか。胸に当てたらどうなるか、下半身に当てたらどうなるか。
考えただけで下腹部が疼いてしまう。

(……でも……)

天井を見る彼女の頬はほんのり赤く染まり、切なそうな表情へ移り変わる。
電動マッサージ機を買ったのはいいが、やはりディルドへの興味は尽きない。
指も気持ちいいが、お腹の中にあれが欲しい。あれを挿入すればもっと気持ちいい……はずだ。

(そうだっ)

と、ここで何かを閃いたようで、奏はたちまちうつ伏せになるとタブレットを操作する。

「……でぃるど……てづくり……っと……」

タプタプと人差し指でキーワードを入力。検索すると、画面いっぱいに魅惑的な言葉が広がる。
購入ができないなら、作ればいいのではないか。こっそりと材料を集めて自作してしまおう、というのが彼女の思惑だった。
気に留まったサイトをタップして内容を確認する。色んなことが書かれている。

「紙粘土……野菜……! なるほど」

思いもしない発想の数々に衝撃を受ける。
確かにこれらを用いたらディルドの代わりになるかもしれない。しかし一つ問題があった。
どうやら共通して、ある物を装着する必要があるらしい。

「こ……こんどーむ……」

それが何なのかは彼女といえど知っている。
アダルトグッズではないのだが、店で買うのは気恥ずかしさがある。
どうしても必要なのだろうか。いっそ何も付けずに、直接挿入してしまってはどうだろう。危ないだろうか?
琴葉は目を瞑り、口をへの字に曲げてうんうん悩み始めた。

(……バナナ……ゴーヤ……)

が、そのうち口の端がつり上がってよからぬ妄想が脳内を埋め尽くす。
目にしたことも触れたこともある馴染み深い食べ物たち。それを自慰行為に使うのは気が引けるが、凄く、是非やってみたい。
一体どんな感覚なのだろう。

「……ん……」

さっきから下腹部が疼いて仕方ない。
脚をもじもじと擦らせる。せっかく入浴を済ませた後だから今日は避けたい。
けれど、このむらむらを収めないと安眠できそうにない。

(野菜……は、また今度にしよう……)

欲情してしまった琴葉は呼吸を荒げながらタブレットの画面をオフにする。
リモコンで部屋の電気を常夜灯モードに切り替え、ナイトウェアをもぞもぞ脱ぎ捨て全裸になると、もっちりした乳房やじゅんと濡れた秘部に手を這わせ慰めていく。

「あっ♡ ん……♡ ふぅっ♡」

乳首を摘まんでいるとぷっくり硬くなり、人差し指の爪でかりかり刺激する。
自分でする時はいつもここから始まる。じっくり丁寧に快感を高めていき、気持ちいい時間を楽しむのだ。

「んんっ♡ ふ、あ♡ くぅ……!♡」

なるべく声を押し殺して、家族にバレないように。その緊張感がより感度を高める。
どこか遠くの方で犬が遠吠えをしている。彼女の夜は、まだ始まったばかりだった。

一旦ここまでで
あと琴葉パートと自己紹介パートがあるので、日を跨いでから更新します
もし更新無ければ後日になります

>>442
ありがとうございます、励みになります

遥と真宵の契約パートだけと思ってたから初期三人娘の幕間まであるのは嬉しい誤算

おつおつ
ディルド手作りの発想に至る辺り完全に快楽堕ちしてますわこの娘……
ゆくゆくは牛鬼のモノを完全再現した巨根ディルドや大根辺りでおまんこ掻き回しまくってほしい

自演?

本日更新予定です
できれば幕間ラストまで

報告乙です
残りの幕間はどうなるかな


~相川琴葉~

放課後。チャイムの音を聴きながら、琴葉は覚束ない足取りで廊下を歩いていた。
これから部活動なのだが気分が優れない。熱があるとか、生理の影響だとか、そういうわけではない。

「……っ」

他の生徒とぶつからないよう、こそこそと壁伝いに進んでいく。
なるべく目立たないように俯きながら、ゆっくりと。自分が陥っているこの状況を悟られてはいけない。
そう、誰にも“バレてはいけない”のだ。

「おい相川、大丈夫か。具合が悪いのか?」

「!!」

その時、後ろから呼び止められる。
聞き覚えのあるこの声を耳にして、琴葉は断崖絶壁に立たされたような気持ちになった。
願わくばこの教師だけには鉢合わせたくなかったのに、あろうことか出会ってしまったのだ。

「だっ大丈夫です……!」

「『です』? お前が敬語なんて珍しいな」

彼女の後ろに立って眉をひそめているのは、堀田という苗字の男だった。
かつて夢羊に魅せられた淫夢にも出てきた、筋肉質でむさくるしいゴリラに似ている教師。
いつもの調子なら彼をゴリ田などと呼んでからかっているのだが、今はそれどころではなかった。

「い、急いでるから……それじゃ……!」

「待て相川、どうしてこっちを見ない。何か隠してるんじゃないか? 校則に違反するものとか」

堀田の声色が厳しくなり、小さくなっている彼女の真隣に立つ。
どうやら体調不良から一転して、後ろめたいことをしているのではないかと疑われたようだった。

「うっ……くッ……っ!?」

返事をする間もなく、彼女は壁に手をついて屈んでしまった。
それを見た堀田は慌てた様子で琴葉に手を貸そうとするが、

「近寄らないでっ!!」

「!?」

いきなり大声を出されて固まってしまった。
周りの生徒が一斉に二人を見る。何も知らない皆からすると、『身を丸めた女生徒に手を出そうとしている男性教師』だと誤解してしまうような状況。
昨今問題になりがちな世の中なのもあり、それだけは避けたいと思い、堀田は咄嗟に手を引いて琴葉から距離を置いた。

「き、教師に向かってその言い方はなんだ!」

「……ごめん、なさい」

「へ?」

「ごめんなさい、先生……アタシ、本当に大丈夫、ですっ……気に、しないで……ッ」

琴葉はよろよろと立ち直ると、再び壁伝いに廊下を進んでいってしまった。
堀田は呆然とその様子を眺めて、一体何だったのかと疑問に思いながら、心配ではあったが生徒の言葉を信じることにしてその場を後にした。

幾人もの男女が通る通り道。
琴葉が屈んだその位置には、透明な液体がぽつりと僅かな水溜まりを作っていた。


――――――

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!♡」

魔法少女たちが通っている学校内の、体育館裏にある人気のない古いトイレ。
その中から荒い呼吸と、女生徒の喘ぎ声が聞こえてくる。

「んぁっ♡ ふっ、うっ……んくっ……!♡」

声の主は琴葉だった。
便座に座っている彼女はスカートを捲り上げ、ぐっしょり濡れてしまった水色のショーツを膝まで下ろし、右手を使って秘部を弄り回していた。
中指が膣口を出入りするたび、くちゅくちゅと卑猥な水音が響く。人がなかなか来ない場所とはいえ、もしもの時に備えて大きな音を出すわけにはいかない。
しかし自然と激しくしてしまう。

何故彼女がこんなことをしているのか。全ては偽ポワワとの戦いが原因だった。
あの恐ろしい怪人に見せられた幻覚の影響で、男の臭いに過敏に反応して興奮する身体になってしまったのだ。
教室で授業を受けている時、廊下ですれ違う時、微かに鼻に届くだけでムラっときてしまう。
体育の授業後や部活動の時間帯などは特に地獄だった。下腹部がきゅんきゅん疼いて、ムラムラが収まらず秘部が嫌でも濡れる。

「ぐっ……ひぅっ、んっ……!♡」

だから堀田と遭遇した時は少しでも離れたかった。
彼の濃い体臭は嗅ぐだけで頭がくらっとして、あの時のことが嫌でもフラッシュバックする。
何人もの男たちに精液まみれにされた、あの時の光景が。

「はぁっ、はぁっ、くそっくそっ、くそっ……!♡」

こんな身体にされてしまい、琴葉の胸中は怪人への憎しみや、無抵抗でされるがままだった悔しさに満ちていた。
魔法の力ではどうにもならないとポワワに言われた時、悲しくて涙を流したりもした。

(最悪、最悪最悪ッ……!♡)

発情してしまったら、とにかくこうして発散するしかない。
さっさと終えてシャワーを浴びたい。彼女は自分の身体に嫌気がさしながら、そろそろ達することを悟って指の動きを更に速くしていく。

「やっぱお前もそう思う?」

と、その時だった。
誰かがトイレに入ってきた。咄嗟に自慰行為を止めてスカートに添えていた手を口に当てる。

「思う思う。最近やけに色っぽくなったっていうか」

「だよなー。柴堂って元々スタイルいいけど、それだけじゃなくてさ」

声からして男子生徒二人のようだ。
琴葉の心音がバクバクと高鳴る。人が来た。ここで自慰行為をするようになって初めての出来事だ。
しかしどうして女子ではなく男子なのか。彼らが間違えて入ってしまったのだろうか。

「はぁ……はぁ……はぁ……っ♡♡♡」

答えは明白。ここは男子トイレだった。
では何故、女子トイレでなく男子トイレに籠っているのか。何を隠そう琴葉の本能がそうさせていた。

「分かる、上手く言えないけどエロい。男女関係なく優しくて良い子だし」

「彼氏いんのかなぁ、いるんだろうなぁ」

「つーかエロいで言うと、早峰もエロくね?」

「あー顔に似合わずおっぱいデカいよな。目の毒だろ、抜いたことあるわ」

ドアを隔てたすぐ向こうから会話が聞こえる。それから用を足す音も。
止まっていた琴葉の指が、ゆっくり動く。

「ふ、ぁっ……ッ!?♡♡♡」

すぐさま、激しくする。ぐちゅぐちゅという淫らな水音が響き渡る。
こんなに音を立てたら普通であれば気づかれるだろうが、幸いにも彼らは会話に集中していて気づかない。
放尿の音が邪魔をしているのもあった。ここぞとばかりに、琴葉は快楽のピークに向けて膣を深く、速く刺激する。

もしバレてしまったらどうなるだろうか。
女子生徒が男子トイレに入って、こっそりオナニーしていることが気づかれてしまったら。
絶対に変態扱いされる。それだけでなく、思春期男子の性欲が暴走してしまったらと思うと……。

考えただけで、興奮する。

「ひぐッ……ッッ……――――――っ!?♡♡♡」

琴葉は腰を浮かせてがに股になると、そのままビクンッと身体を揺らして絶頂した。
たちまち秘部から愛液が噴射されてトイレのドアにびちゃびちゃと引っかかる。

「ん? なんか今」

「どした」

流石に異音に気づいたらしく、男子の一人が会話を中断して耳を澄ませる。
つられてもう一人も口を閉じた。トイレ内は少しの間、静寂に包まれた。

「―――おい! 先輩たちが二年生集合だってよ!」

「げっ、マジか!」

遠くから楽器の音や運動部の掛け声が聴こえてくる、そんな中。
入り口の方で誰かが大声を出し、それに反応した男子たちが、バタバタと慌てた様子でトイレから出て行く。
やがて足音が遠のいていき、数分が経過した。

「……はぁ……はぁ……っ」

個室の鍵が開いて、中からぐったりとした琴葉が出てくる。
ドアにかかった愛液を丁寧に掃除し終え、濡れたままのパンツを穿き直していた彼女はその足で洗面台へ向かう。
備え付けの石鹸で入念に手を洗いながら、ふと目の前の鏡に映っている自分の顔を見る。
汗ばんでいるせいで頬に貼り付いている髪の毛に、赤く染まる頬。疲れているが、どこか満足げな表情。

「……最悪……」

自己嫌悪に陥り、きゅっと唇を噛む。
怪人を憎しみ、こんな身体に嫌気がさしている反面、こうして性欲の導くまま動いてしまう自分がとても情けなかった。
このままでは済まさない。怪人たちに報いを受けさせてやる。彼女は決意を新たにした。

手洗いを済ませると、そそくさと男子トイレから出る。
周りに誰もいないことを確認したはずだったが、

「あれ? 相川?」

「……!!」

建物の影から男子が二名現れて、ばったりと遭遇してしまった。
しかもこの二人は琴葉と接点がある、帰宅部の橋本と山岡だった。

「え? お前男子トイレから出てきたよな?」

「ま……間違えたのっ」

内心焦りながら、琴葉はつんとした態度で受け答えすると、早足にその場を後にする。
大丈夫、バレてはいないはずだ。二人は自分があの場に長居していたことを知らないのだから。
そんなことを考える彼女の下腹部は、ついさっき発散したばかりだというのに、きゅんと切なく疼き始めていた。

「なあ」

「ん?」

見知ったクラスメイトの後姿を見つめながら、橋本がぽつりと山岡に話しかける。

「相川ってさ……めっちゃ可愛いよな」

「いきなりなんだよ」

かつて催眠魔人の被害により僥倖を得た二人。
記憶が無くなったとはいえ、彼女と交わった感覚が心の奥に残っているのかもしれない。

「いや、何となく……」

「……まあ、分かるけど」

内密にこのようなやり取りが行われていたことは、当然琴葉が知る由もない。


~新魔法少女~

相川琴葉が催眠魔人の毒牙にかかる、少し前まで時は遡る。
妖精ポワワは新戦力になり得る二人の素材を見出していた。

「なるほどね」

「……」

とある公園のブランコに座っている、年齢差のある二人の少女。
一人は有紗たちが通う学校の制服を着ていて、もう一人はランドセルを背負い、相応の女児服を身に纏っている。
後にグローリアスとエグゼキュスとなる彼女たちの目の前には、ユニコーンを模した妖精がふわふわと宙に浮いていた。

「いきなりこんなことお願いして、ビックリさせてしまったポワ。でもキミたちの力が必要ポワ」

「事情は理解したけど、あたしたちに頼まなきゃいけないほど人材難なのか?」

「仲間は一人でも多いに越したことないポワ!」

熱意をぶつけるポワワに対して、困り眉で笑う美麗な顔立ちの彼女の名は、御神楽遥(みかぐらはるか)。
文武両道で強大な自信を持っており、モデルのような抜群のスタイルもさることながら、美しく堂々と胸を張って歩くその姿に魅入られる者は校内外で数多くいた。

「魔法少女、ねえ」

自分は何でも出来る、不可能なことは無いと常々思っていたが、まさか魔法少女なんてものにスカウトされる日が来るとは……と、遥は少し困惑する。
可愛らしいフリフリの衣装を着て、キラキラした必殺技を放つ変身ヒロインというのが簡素なイメージだが、自分に合うだろうか。

「君はどう思う?」

「…………」

長い脚を組んで顎に手を添えながら、遥は隣にいるもう一人の魔法少女候補に意見を求めた。
ブランコを小さく揺らし、じっと俯いている少女は、話しかけられても返事をせずただ地面を見つめている。
彼女の名は燕岳真宵(つばくろまよい)。近辺の小学校に通っている、黒髪ポニーテールの可愛らしい女の子だった。

「妖精さん、返事は今しなくちゃダメかな。大事なことだから考える時間が欲しいんだけど」

無口な彼女にふっと優しい微笑みを向けてから、遥は妖精へ視線を移すと保留の意を示す。
それを聞いたポワワは少し黙った後、身体を前に傾けて頷く動作をする。

「そうポワね。危険な戦いに身を投じることになるから、無理もないポワ」

「ありがとう」

「でも、これだけは言わせて欲しいポワ。魔法少女になれば、家族、友達、そして自分自身を助ける力にもなると思うポワ」

お礼を言う遥に、ポワワはそんなことを付け足した。
二人の恐怖心を煽るような言葉だった。

「脅迫じみてるな」

「ごめんポワ、それくらい怪人の力というのは侮れないものポワ」

「分かったよ」

「真剣に考えて欲しいポワ。明日の夕方また会いに来るポワ」

そう言い残して、妖精はふわりと浮上すると遠くの方へ飛んでいってしまった。
明日また会いに来る。つまり、その時には返事を聞かせて欲しいということだ。
ポワワが言ったことを考慮するのであれば、時間を貰いすぎかもしれない。明日は我が身という言葉があるように、いつ怪人が襲ってくるか分からない。

実を言うと、すでに遥の覚悟は決まっていた。ひらひらの服に抵抗はあるが自分であれば着こなせるだろう。
それに正義の味方として悪を倒すなんて展開、人生でまたとない最高の刺激になる。

「君みたいな可憐な女の子には、酷な話だ」

「……」

そんな彼女が何故時間を求めたのかというと、隣にいる少女を想ってのことだった。
ブランコに二人取り残されて、遥は脚を組み直しながら、独り言ともとれるような大きさの声で一言。
真宵は聴こえているのか、聴こえていたとしても無視しているのか、ひたすら俯いてブランコを漕いでいる。

「ところで、可愛い服だね。その髪飾りも凄く良い、おしゃれだな」

「……」

「さっきから何を見てるのかな。蟻が行列を作っているとか?」

魔法少女の話をしたいが、そのためにはまず口を開いてもらわなくては。なんとか仲良くなれないものかと遥は目論む。
真宵に顔を近づけて、彼女が注目しているであろう場所を見ようとする。
と、ここで初めて分かったのだが、彼女は横目でチラチラとこちらを見ていたらしい。偶然にもバッチリと目が合い、慌てた様子で身を屈めた。

「ごめん、近かったね。君の見ているものが知りたくて」

「……っ」

「あ」

何を思ったのか、真宵は急に立ち上がると逃げるように走り出してしまった。
あまりに突然だったので引き留める間もなかった。遥は唖然としたまま、あたふたと公園から出ていく彼女を見送る。

(子供の扱いはなかなか難しい)

一人きりになり、空席となった揺れるブランコを見つめて、そんなふうに思う。
始めに妖精ポワワに連れられてこの公園に来た時、すでにここに座っていた彼女。互いに初対面で自己紹介すらしていない。
今思えば、あの女の子のことをよく知りもしないのに、妖精に時間を要求したのは余計なお世話だっただろうか。

「ま、いいさ」

これ以上考えても無駄だと断じて、遥は立ち上がって背伸びする。
あの子が魔法少女になってもならなくても、自分が守ればいいだけの話だ。
平和に日々を過ごせるよう怪人たちを打ち倒してやる。そう心に決めて、遥もその公園から離れた。

――――――

翌日の夕方、遥は帰路についていた。
今日から魔法少女として活動することを視野に入れ、部活動の顧問には事前に休みの連絡を入れていた。
あとはポワワが来るのを待つのみだった。

「……ん?」

見晴らしのいい河川敷を歩きながら、この辺りに座って妖精を待とうかと考えていた彼女の目に、ある光景が飛び込んでくる。
芝生の斜面を降りた先にある広場。そこに、見間違えでなければ昨日会った女の子がいる。
そしておどおどする彼女を取り巻くように、同い年くらいの三人の少年が楽しそうに騒いでいる。

「か……かえ、して……っ」

「へいパース!」

「へいへーい」

彼らは何かを仲間内で放り投げてはキャッチし、真宵に触らせないようにしていた。
察するに、彼女の所持物が奪われてしまったのだろう。それを取り返そうと手を伸ばすも、すぐ別の少年の手に渡ってしまうのだ。

「お前にぶすぎだろ!」

「か、返して……ハンカチ……お願い……!」

「返してやるって言ってんじゃん。取れないお前が悪いんだよ」

少年たちはニヤニヤして真宵が慌てる様子を楽しんでいる。
真宵は必死になって動き回るが、そのうち俯いてしまい、

「返してっ!」

スカートの端をぎゅっと握りしめ、内に秘めた感情をぶつけるように叫んだ。
まさかの反応だったのか、少年たちはポカンと口を開けて固まってしまう。

「虐めはそこまでにしな」

「!」

その時、一人の少年が握っていたハンカチを誰かが取り上げた。
遥だった。彼女は厳しい表情で少年たちを見据えている。
少年たちから見た遥は、女性にしては大きな身長で威圧されて怖く思う反面、傾き始めた太陽光や風の影響で美人が際立ち、自然と目を奪われていた。

「だ、だれ?」

「その子の友達。困ってたから助けに来たんだ」

「遊んでただけだし」

「お前たちからすれば遊びだろうさ、でもこの子はどうかな」

遥は手にしたハンカチを綺麗に畳んで、持ち主である真宵に差し出す。
すると彼女は顔を上げ、両手でハンカチを受け取ると、大切そうにぎゅっと胸に抱えた。

「ほら、これで分かったろ? このハンカチはこの子にとって凄く大事なものなんだよ。それを弄んだお前たちは、人として最低だ」

「……ごめんなさい」

三人のうち一人が、頭を下げる。自分がしてしまったことを自覚したらしい。
しかし遥は首を横に振った。

「あたしにじゃない。謝る相手が違うだろ」

「ご、ごめんなさい」

「ごめん」

「ごめんな」

少年たちは次々に真宵に向かって頭を下げた。
しかし彼女はずっと下を向いたままだった。どうしていいか分からず狼狽える少年たちに、遥はすかさずフォローを入れた。

「許してもらえるかどうかは、これからの行動次第だ。もうこんなこと二度とするな」

「うん……」

「あと、この子が困ってたら助けること。同じ学校だろ?」

それから遥は諭すような口調で、少年たちにいくつか約束を取り付けた。
いずれも真宵に関わるものだった。

「…………」

自分のためにここまでしてくれる存在を間近にして、真宵はこっそり顔を上げて、じっとその横顔を見つめていた。

――――――

数分後、少年たちはランドセルを背負って去って行った。
一方で遥と真宵の二人は、芝生に座り込んで妖精ポワワを待つことにした。

「今日は風が気持ちいいな」

「……」

垂れてきた前髪をかき上げて、遥は誰に言うわけでもない独り言を漏らす。
真宵との話のきっかけになればいいし、ならなくてもいい。彼女が話したくないのならそれでいいと思っていた。


「……うん……気持ちいい……」

本当に何気ない一言だったのだが、これが真宵との初めての会話となった。
隣から聴こえてきた小さな声に驚いて、遥は咄嗟に顔をそちらへ向けた。

「今、あたしに言った?」

真宵はこくりと頷く。瞬間、遥の心は喜びに満ち溢れる。
なかなか心を開いてくれない子との言葉のやり取りが、こんなにも嬉しいものだとは思わなかった。

「あの……」

「ん?」

「はっ……ハンカチ、ありがとう……」

続けて真宵は感謝の気持ちを伝える。
取り返したハンカチを渡した時の反応を見るに、貴重な物だということは分かっていた。
だからこそ、こうしてちゃんとお礼を言いたかったのだろう。遥はにこやかな表情を浮かべる。

「気にしないで。それより破れたりは……」

「だいじょうぶ」

「良かった。お気に入りなんだね」

「……ママから、もらったやつだから……」

真宵は顔を上げて、目の前に広がる大きな川を眺める。
親からの贈り物となれば、あんなに必死だったのにも納得がいく。
改めて少年たちの非行に怒りが湧くが、彼らは罪を認めてちゃんと謝った。彼女を傷つけないように約束もした。
これ以上責めるのは筋違いだろう。

「もしまた誰かに悪いことをされたら、いつでもあたしに言って欲しい。怒ってやるよ」

返事はなかった。代わりに真宵の首がゆっくりと回り、あれだけ隠していた顔が遥の方を向いた。
話すのも初めてだが、面と向かうのも初めて。幼いながらもパーツが綺麗に整っていて、瞼が半分下りた眠たげな目は真っすぐこちらを見ている。

「やっぱり、思ったとおり」

「……?」

「可愛いね、君。もっと自信を持つべきだ。色んな人に見せなきゃもったいない」

偽りのない真摯な誉め言葉に、真宵は少しだけ目を見開くと、頬を赤く染めて恥ずかしそうに俯いてしまった。
そんな彼女を微笑ましく思いながら、せっかくの機会だと考えて、他に何か話そうと遥は口を開くが、

「おーーーい!」

時を見計らったかのように、昨日耳にした声が空から降ってきた。
妖精が答えを受け取りに来たらしい。すぐ目の前に現れて、一定の高さを維持する。

「こんにちは妖精さん」

「こんにちはポワ。まさか二人揃っていたとは、好都合ポワ」

「……」

笑顔で挨拶する遥に挨拶を返して、ポワワは二人を交互に見る。
いよいよその時が訪れた。魔法少女になるかならないか、決断の時が。


「しっかり考えてくれたポワ?」

「ああ……あたしは引き受けるよ。魔法少女になって怪人と戦う」

「ありがとうポワ! すごく頼もしいポワ!」

遥の眼差しは力強く、恐怖や不安の色など微塵も感じさせなかった。
ひとまず安心したようでポワワはため息をつくと、気を引き締めてもう一人の少女の意思を問う。

「それで、キミは?」

「……」

真宵は俯いたまま口を閉じていた。
やはり怪人と戦うのは怖いのだろう。無理もない、まだ小学生なのだから。
それに短いながら触れ合った時間を鑑みて、彼女は悪に立ち向かえるような性格ではないと、遥は推察していた。
そのため、次に彼女の返答を耳にした時、驚きを隠せなかった。

「なる」

「……え?」

遥はポワワより先にリアクションをとってしまう。
黒髪ポニーテールの少女は、顔を上げて確かに許諾したのだ。聞き間違いなどではない。
呆気に取られている遥をよそに、ポワワはくるりとその場で一回転して喜びを体現する。

「やったポワ! 二人とも魔法少女になってくれるポワ! 本当に、本当にありがとう!」

「……」

返事をしてすぐに真宵は俯いてしまった。
そんな彼女に釘付けになっている遥の中で、抑えきれないほどの興味が湧く。
てっきり断るかと思っていたのに、何故彼女は引き受けたのだろう。

「いいのか?」

真宵には真宵の事情があるわけで深入りしていいのか分からない。
だがそんな配慮をする暇もなく、純粋な疑問が遥の口をついて出る。

「……え……」

「魔法少女になってもいいのか? 怖い敵と戦わなきゃいけないよ」

遥の問いかけに、真宵は再び視線を合わせる。
それから少し間を置いた後、小さな口を開いた。

「ママを、守りたいから……」

自分はとんでもない誤解をしていたと、遥は反省した。
初めて会った時、そして三人の少年に虐められていた彼女の印象から、断るだろうと勝手に決めつけてしまった自分を恥じた。
燕岳真宵という少女は、彼女なりの強さを持っていたのだ。


「それじゃ、あたしたちは仲間だね。よろしく」

「仲間……よ、よろしくお願いします……」

「はは、敬語は固いからやめてくれると嬉しいな」

丁寧にぺこりと頭を下げる真宵を見て遥は微笑していると、ふとあることに気がついた。
まだ彼女の名前を聞いていないし、こちらも教えていなかった。

「そういえば自己紹介をしなくちゃ。あたしは御神楽遥っていうんだ。遥って呼んでくれ」

「はるか、さん……? まよいは、まよい……つばくろ、まよい……」

互いに名乗ってから、遥は右手を差し出して握手を求めた。
少し戸惑いながらも真宵はそれに自分の右手を重ねて、きゅっと握った。

「真宵ちゃんか。良い名前だね」

「は、はるかさんも、かっこいい名前……」

「―――ふぅ、はしゃぎ過ぎたポワ! それじゃあ早速、二人とも、このペンダントを渡すポワ! 魔法少女に変身するために必要ポワ!」

初対面さながらのやり取りをしていると、戦力が増えたことで舞い上がり、宙を飛び回っていた妖精が帰って来て会話を遮る。
そして何もない空間から二つのアイテムを出現させて双方に贈った。
有紗、奏、琴葉に渡したものと同じ、ペガサスを象った綺麗な首飾りだった。

この日、新たに二人の魔法少女が誕生した。
まずは力に慣れるため、多少の訓練期間を設けて実戦に入ることになる。その間、一緒に行動していた二人は少しずつ親睦を深めたのだった。
他三名の合流、そして救出作戦を敢行するのは、今から二週間ほど未来の話である。

ここまでで
幕間もう少しだけあります、すみません
なるべく本編はえっち展開に専念したいので…

更新乙です
からかい相手のむさいゴリラ先生や男子生徒に興奮する取り返しつかない身体にされた琴葉が不憫かわいい
男子トイレにわざわざ侵入してガニ股でトイレに潮ひっかけるシーンがどエロい
気づかれてたら肉便器扱い受け入れそうな淫乱に成長しててイイ

そして悪ガキ諌めたり自ら1人でも他者を守り抜けばいいと遥はめちゃくちゃイケメンだったし
母親からのプレゼントに執心する姿にお労しい家庭事情伺わせつつも内なる強さを見せて決意を深める真宵の交流がてえてえ
こんな綺麗な絡みを見せる2人も本編では怪人にぐちゃぐちゃに性癖植え付けられるの想像すると楽しみすぎる

おつおつ
幕間まだあるとなると、やっばり玲達の裏での活躍やワンチャン敵サイドの描写になるのかな
ところで敵募集の時に所謂再生怪人な感じで、一度倒された敵を強化して再登場させるのはあり?

>>465
他の魔法少女の活躍は、別の機会に書こうかと予定してます
強化怪人はもちろんオーケーです

日曜辺りに幕間を最後まで更新します

報告乙
別の魔法少女は真宵と遥の知り合い?だったと思うから
一応本編で彼女たちが怪人にされることの予行演習みたいな扱いになるのかな?

経過報告です、明日の夜に更新します

>>467
もしくは話を最後まで書き終えられたら、短めにはなりますがエッチシーンを書くかもしれないです

更新します、一日遅れすみません


~新しい戦力~

偽ポワワとの戦いから一週間ほどが経過した。
休日の昼下がり、魔法少女三人は街中のファミレスにて新たな戦力を迎え入れていた。
本当はすぐにでも顔合わせしたいところだったが、恐るべき力を持った怪人の被害に遭い、心身共に傷を負った彼女たちを案じて、妖精ポワワはこれほどの期間を設けることにした。

「彼女の名前は御神楽遥。魔法少女名はグローリアス、ポワ」

それぞれが食べ物や飲み物を注文し、次々に品が運ばれてくる中で、ポワワを交え簡単な自己紹介をしていく。
まずは有紗、奏、琴葉の順に挨拶をすると、次は新顔の番だった。

「まさか同じ学校の後輩とは思わなかったよ。気軽に遥って呼んでくれ、よろしく」

長テーブルを隔てた向かい側の椅子に座っている三人に、遥はにこやかな表情を浮かべている。
対して三人は別々の反応をしていた。有紗はティースプーンで紅茶をかき混ぜながら苦笑し、奏はてんこ盛りのフルーツパフェに夢中。
琴葉は心ここに非ずといった様子で頬杖をつき、空っぽのコップに挿してあるストローを齧っている。

「よ、よろしくお願いします」

「ああ、敬語はやめて欲しいな。もっと友達と接する感じで」

「じゃあ……よろしく、遥」

有紗が希望通りにすると、遥は眩しいほどの笑顔を向けた。
有紗は、彼女の存在を兼ねてより知っていた。というより、自分の通う学校の生徒で彼女を知らない者は滅多にいないだろう。
成績は常にトップレベル、スポーツ万能。所属している運動部では全国大会に出場したことがあるらしい。
おまけにこの美しい顔立ちとモデルのような見惚れるスタイル。当然のごとく男女問わずにモテて、校内どころか他校の生徒からも出待ちを受けるほど有名人だった。

「あたしも有紗って呼ばせてもらうから」

「うん」

そんな彼女がまさか魔法少女になり、自分たちと戦いを共にすることになるとは思いもしなかった。
遥は笑みを崩さないまま、次に奏と琴葉に注目した。

「二人も頼むよ。奏と、琴葉だったかな」

「ん、むぐっ……わかった」

フルーツ各種を食べ終えてから、奏はこくんと頷くと、今度はケーキ部分をひと掬いして口へ運び、幸せそうに咀嚼する。
一方で琴葉は返事をせず、気づけばストローから口を離して、ぼーっとコップ内の氷を見つめている。

「琴葉、どうしたポワ?」

「……何でもない。了解、遥ね」

ポワワに呼びかけられてようやく喋ると、何を思ったのかきょろきょろ周りを見渡す。

「っていうか……聞いてた話だと、新しい戦力は『二人』なんでしょ? もう一人は?」

「彼女ならこの中だよ」

琴葉の疑問に答えた遥は、人差し指を下に向けながらそう答えた。
瞬間、ゴチンという音と共にテーブルが揺れたかと思えば、「いたっ」という声が彼女たちの耳に入ってくる。
有紗、奏、琴葉は身を屈めて下を覗く。

「ひぅ……」

そこには黒髪ポニーテールの少女が、自分の頭を擦りながら涙目で体育座りしていた。
やがて視線に気づいた彼女はびくりと身体を震わせると、顔を伏せて身体を丸める。
害敵から身を隠す小動物のような一連の挙動を見て、三人はどうしたものかと顔を見合わせていた。


――――――

「彼女がもう一人の魔法少女、燕岳真宵ポワ。魔法少女名はエグゼキュス、ポワ」

ポワワは、遥の説得によりどうにか椅子へ座った真宵を紹介する。
堂々と喋る遥と違って、この少女はひたすら縮こまって口を閉じたままだった。

「えっと、真宵ちゃんって呼べばいいのかな」

最初に彼女に話しかけたのは、意外にも奏だった。首を傾げながら質問する。
しかし真宵は無反応を貫き微動だにしない。

「真宵ちゃん、もしよかったら何か頼んで。何でもいいから」

続いて有紗が気を遣い、俯いている彼女に見えるようにメニュー表を置く。
だが相変わらず、石像のようにじっとしたままだ。

「すまない、この子はちょっと内向的でね。悪気はないんだよ」

見かねた遥が助け舟を出すと、有紗と奏は柔らかく笑った。

「大丈夫だよ、安心してね」

「無理しなくていいから」

奏は持ち前ののんびりした、人の心を和ませる口調で。
有紗も真宵を不安にさせないようにと、穏やかさを心掛ける。

「…………」

「二人の言うとおり。自分のペースで話せばいいから」

琴葉も黙ったままの少女に、優しい言葉をかけた。
真宵の膝の上に置いてある、固く握られた両拳の力が人知れず緩む。
暖かい場の空気に、緊張が少しほぐれたらしかった。

「あの……良い雰囲気のところ、ごめんポワ」

そこに割って入ったのは、テーブルの端に座っているポワワだった。
両サイドの魔法少女たちを交互に見て、申し訳なさそうな声を出す。

「自己紹介も済んだし、本題に入っていいポワ……?」

「ああ、そうだね。頼むよ」

遥が答えると、有紗と奏が同調して頷く。
琴葉と真宵も意思表示こそ無いが、聴く耳を持って妖精の言葉を待っている。
ポワワはほっと安堵すると、軽く咳払いして話を始める。

「それじゃあ、まずは改めてお礼を言いたいポワ。遥、真宵、この前はありがとうポワ。二人のおかげでボクたちは助かったポワ」

何の話をするのか身構えていた彼女たちの耳に届いたのは、先日の一件についてだった。
途端に、特定の三者の表情が曇る。

「またその話か。気にしないでくれ、あたしたちは仲間なんだから」

それを知ってか知らずか、遥は首を横に振りながら答えた。

偽ポワワの脅威は、魔法少女たちにトラウマを植え付けるほどだった。
彼女たちを屈服させることに特化した、彼女たちにとって最強最悪の怪人。
グローリアスとエグゼキュスがいなければ、あのまま苗床にされていただろう。

「今思えば、催眠魔人が言っていたのはあの邪霊のことだったポワ。過激派たちはボクの知らない技術で恐るべき怪人を作り上げたポワ」

「……ッ」

琴葉は歯を食いしばる。あの怪人のせいで、自分は望んでもいない身体にされてしまった。
あの姿を頭に思い浮かべただけで怒りと憎しみが膨らむ。
ポワワの話では、邪霊は完全に消失してしまったらしいが、この手でボコボコにしてやりたかった。

「こ、琴葉、ボクを睨まないでほしいポワ」

「!」

気がつけば鋭い視線を妖精に向けていたらしい。
ハッと気づいて、琴葉はばつが悪そうに目を逸らした。

「ごめん……」

「いや、元はと言えばボクが捕まってしまったのが悪いポワ。またキミたちの足枷になってしまったポワ」

「ポワワは悪くない。仮に貴方が捕まってなかったとしても、私たちは太刀打ち出来なかったと思うし」

有紗も悔しさを胸に抱き、目を伏せる。
件の怪人にめちゃくちゃにされ、敗北を嫌というほど分からされた。
恋人を大切に思う意思すら打ち砕かれて、敵に屈してしまった自分が何より許せない。

「……」

偽ポワワへの鬱憤が溜まっている二人。
一方で、その二人に挟まれて座っている奏は、スカートから伸びる太ももの間に自身の手を挟み、向かいにいる真宵のように小さくなっていた。
二人とは違って、自分は偽ポワワを受け入れていた。気持ち良いことを望み、その遥か上をいく快感を享受して心身共に満ち足りていた。

(いけないよね……こんなこと思ってたら……)

魔法少女として、皆に申し訳ない気持ちがある。
プライベートはともかく、怪人と戦う時は気を引き締めなければならない。
また同じような目に遭ったら、今度こそ強い気持ちを持って立ち向かわなくては。

「大丈夫だよ」

三者それぞれ思いを巡らしていた最中、遥が口を開く。
有紗とは別の種類の紅茶が入ったティーカップを手に持つ彼女は、自信に満ちた明るい表情をしている。

「もう大丈夫。二度と君たちを酷い目に遭わせない、あたしがいるからね」

「そうポワ! 遥と真宵、二人の力が加われば、きっとどんな怪人が来ても対抗できるポワ!」

改めて、ポワワは新加入の二人にスポットを当てた。
心強い仲間が増えた。五人の力を合わせれば、偽ポワワのような強敵がまた現れても倒せるはずだ。

「でも、ポワワの偽物は私たちのデータを元に作られたんでしょ。今後、遥と真宵の情報も組み込んだ怪人が出てきたら……」

「問題ないよ」

懸念点を挙げる有紗だったが、大したことないとでも言うように、遥は微塵も表情を崩さず一言。
皆が注目する中、紅茶を一口飲んでから更に言葉を続ける。


「問題ない、あたしがいる」

「は?」

「さっきも言っただろ。あたしがいれば、どんな怪人も一瞬で終わり。任せて」

琴葉の聞き返しに、遥はウィンクして返答。
場が硬直する。良く言えば大胆不敵、悪く言えば無謀な発言だった。
有紗と琴葉は、直近で心を傷つけられた経験もあり、聞き捨てならなかった。

「アンタ、怪人の怖さを知らないでしょ。だからそんなことが言えるんだ」

「奴らに怖さなんて感じないけど?」

「ごめん遥、琴葉の言うとおりだと思う。怪人を舐めちゃいけない、何があろうと」

有紗と琴葉に詰められても尚、遥は余裕ある笑みを浮かべている。
ついには、有紗、奏、琴葉の三者が驚くことを言い放った。

「舐めてないよ。あたしはもう何人もの敵を倒してきた。その経験から来る自信だよ」

「……え?」

有紗は目を丸くした。奏と琴葉も唖然として、また紅茶を口に含んだ遥を見つめている。
そんな中で、ポワワが補足するように話を切り出す。

「遥の言うことは確かポワ。ボクの偽物と戦うより前から、彼女たちには怪人と戦ってもらってるポワ」

「なっ……!」

琴葉は言葉を失った。二人の初実戦は、てっきり偽ポワワかと思っていた三人にとって衝撃的な事実。
何故そんなことを? 何故もっと早く合流しなかったのか。
対面する彼女らの頭に浮かぶ疑問を察したのか、遥はティーカップを置いて理由を話し始めた。

「あたしがポワワに提案したんだ。能力の手慣らしになるし、君たちと別れて戦えば、負担も減るんじゃないかと思って」

「……」

「事実として、あたしたちのおかげで助けられた人はいた。間違いなく、怪人の被害が広がるのを防げた。我ながら良いアイディアだと考えてるよ」

彼女の話を、有紗は静かに聞いていた。
言うことは理に適っていた。怪人は世界各所に出現し、人々を襲っているとポワワに聞いたことがある。
別れて戦うことで、自分たち魔法少女の負担も、一般人の被害も、間違いなく減るだろう。
けれど。

「まあ結果として、君たちは危険な目に遭ってしまったけど」

「その通り……アンタたちが一緒にいれば、もしかしたら……!」

琴葉も有紗と同じことを思ったらしく、遥にじとっとした陰気な視線を送る。
グローリアス、エグゼキュスがあの場にいれば、自分たちの被害は最小限に抑えられたかもしれないと思うと、やるせない気持ちになる。
しかし断定はできないし、そもそも魔法少女を続けている時点で相応のリスクは覚悟の上。
自分の身が大事なら、とっくに魔法少女をやめていればよかったのだ。

だからこそ、有紗は黙り込んでいた。琴葉もそれ以上何も言えずに、唇を噛んで俯いてしまう。
遥は常に自信に溢れていた表情を少し曇らせて、白髪の少女を見つめる。


「その点に関しては、本当に申し訳ないと思っているよ。ごめん」

謝罪に対して、琴葉は下を向いたままふるふると首を左右に振る。
怪人以外の誰を責めても無意味なのだ。根源をどうにかしなければ、安寧は訪れないだろう。

「一つ聞きたいんだけど」

うなだれる琴葉の姿を見て、有紗は何かを決心し、遥に質問をすることにした。
話を聞いていると、もしかしたら彼女はこの先も別行動をとるつもりかもしれない。
まずはその確認から。

「これから私たちと一緒に戦う……っていう選択肢はある?」

「あるけど選ばない。さっきも言ったように、別れた方が負担も減って合理的だからね」

やはり予想通りだった。
であれば、何としても方向性を変えてもらわなくてはならない。
有紗は自分の考えを彼女にぶつける。

「貴方の言うことは正しいと思う。でも、間違ってるとも思う」

「大丈夫さ。今度君たちが危険な目に遭ったら、もっと早く駆けつけてみせる」

「もし手遅れになったら? それに逆もあり得る。貴方が太刀打ちできない敵が現れて、私たちが助けられなかったらどうする?」

有紗の意見を聞いて、遥は平気だと言わんばかりに椅子の背もたれに身を預けると、腕組みをしながら言葉を返した。

「君たちはあたしの力を侮ってるね。それに、あたしは一人ってわけじゃない。この子も一緒だからね」

「……!」

遥が顔を斜め下に向けると、黒髪の少女はぴくりと反応して、少しだけ顔を上げて横目で視線を合わせる。
有紗はため息をつく。

「それはそうだけど。私たち五人で戦った方が戦術も増えて、色んな敵に対抗できると思うの」

「……」

「もう一度言うけど、貴方の言うことは正しい。でも間違ってる。魔法少女が負けたら元も子もないよ」

「こっちも何回でも言わせてもらう。あたしの力を侮らないでくれ」

「侮ってるのは貴方の方かもね。怪人への対抗人数を増やして、勝つ確率を上げるべきだと私は思う」

両者の話し合いはヒートアップを予感させた。
奏と真宵が二人を交互に見つめて慌てふためく。そして似たような反応をしていたポワワが、ふわりと飛んで間に入り込んだ。

「待って待って、喧嘩はダメポワ! とりあえず落ち着いて欲しいポワ!」

「……ごめんなさい」

「いいや、あたしこそ。熱くなり過ぎた」

妖精のおかげか、二人は一言ずつ交わすと、クールダウンするためティーカップに口をつけた。
ちょくちょく飲み進めていたため、遥のカップが空になる。それを合図にするかのように、彼女は椅子から立ち上がる。


「君の言うことも分からなくもない。でも、考えは曲げないよ有紗。あたしの力を知れば君も理解してくれるはずさ」

「え?」

「顔合わせできて良かった。今日はこれで失礼するね、やらなきゃいけない事があるから」

「ちょ、ちょっと……!?」

引いた椅子をテーブルに仕舞うと、遥はにこりと笑って、伝票を手にしてレジへ歩いて行ってしまう。
有紗は持っていたティーカップを置いて声をかけようとするが、彼女の歩みは止まらなかった。

「…………、あっ」

颯爽と去ってしまった遥の背中を、真宵も呆気に取られた様子で見ていたが、そのうち有紗と奏の視線に気づくと慌てて椅子から飛び降りる。
そしてぺこりと頭を下げると、すでに入口付近にいる彼女を早足で追った。

「……」

「行っちゃったね、遥さんと真宵ちゃん」

店から出ていく二人を無言で見つめる有紗に、奏はぽつりと言葉を投げかけた。
ポワワから新戦力の話を聞いた時、とても嬉しかったのだが、今となっては何とも言えない複雑な気持ちだった。

「うう、結局こうなってしまったポワ……ボクも今までに何度か説得してみたポワ。けど彼女たちは……」

「仕方ないでしょ」

残念がるポワワの言葉を遮ったのは琴葉だった。
いつの間にか顔を上げて、有紗たちと同じく遥と真宵を眺めていたらしい。

「あの感じ、どれだけ言っても通用しないって」

「でも」

「いいんじゃない? 本当にものすごい実力があるんなら頼もしいでしょ。アタシたちがピンチになったら駆けつけるらしいし」

うんと背伸びをする琴葉に、奏もこくこくと頷いて同調する。

「そ、そうだよ。きっと、とっても強いんだよ。一緒に戦わなくても、ちゃんとした仲間だよ」

「……うん」

琴葉たちが言うように、彼女たちが本当に強ければいいのだが。
有紗の心にはもやもやとした不安が残るばかりだった。


『幕間 終わり』


『魔法少女たちの現ステータス』

【名前】柴堂有紗(しどうありさ)/スノウスター
【性格】真面目で気が強いが、心優しい性格、鋼メンタル。
【容姿】金髪サイドテール、身長163センチ。スタイルが良く胸は大きめ。
【性癖備考】
キス魔人、偽ポワワにより他者(特に怪人)とのキス、犯される悦びが身体に染みついてしまった。
そのことに悩んでいたが、恋人と交流して解消。改めて、魔法少女としての使命を果たす覚悟を決めるが……?
恋人が関わってくるような怪人、または気が強くスタイルも良いので、そこを責めるような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(NTR、尊厳破壊など)

【名前】早峰奏(はやみねかなで)/ホワイトミルク
【性格】穏やかでのほほんとした天然ボケ。
【容姿】黒髪ショートの童顔、でも胸だけはとても大きなロリ巨乳。
【性癖備考】
牛鬼の仕業で快感が昂った時に母乳が出るようになり、偽ポワワの影響で排乳に気持ちよさを感じる体質になってしまう。
常日頃から性的探究心を持ち、ほぼ毎日自慰行為に耽っている。自分の手だけでは満たされなくなってきたので大人のグッズを買うか検討中。
M気質な巨乳なので、そこを責める怪人を差し向けるといいかもしれない。
(おっぱい星人な怪人、乱交など)

【名前】相川琴葉(あいかわことは)/キューティレイ
【性格】からかい好き、根はいい子。
【容姿】ツーサイドアップ。黒いゴスロリ系のミニスカワンピース衣装。両太腿の際どい所にガーターリング。胸は膨らみかけ程度。
【性癖備考】
催眠魔人、偽ポワワの影響で凌辱に興味を持つようになってしまう。
男の臭いを嗅ぐと発情し、男子生徒とすれ違うたび下腹部が疼いてしまうので、たまに耐え切れず学校のトイレに籠って自慰行為をしているが、本人は嫌気がさしている。
また露出癖が目覚めつつあり、慰み者として欲情する体質なので、それに関連する怪人を差し向けるといいかもしれない。
(輪姦、わからせ凌辱、露出系、体操部関連など)

【名前】御神楽遥(みかぐらはるか)/グローリアス
【性格】尊大でとにかく自信満々。何でも自分が一番だと信じて疑わない。
【容姿】ショートヘアのオールバックで身長170㎝以上のイケメン女。引き締まったモデル体型ながら胸も尻も大きめ。
【性癖備考】
文武両道、男女問わず非常にモテる学園の有名人であり、それを裏づけるほどの努力家でもある。
無自覚ながら大勢の男に蹂躙されたい破滅願望を持っているので、それを気づかせるような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(尊厳破壊、公開凌辱など)

【名前】燕岳真宵(つばくろまよい)/エグゼキュス
【性格】無愛想で周りと距離を取りがち 気を許した相手にはデロ甘。
【容姿】 黒髪ポニテで、ジト目のぺたんこスレンダー。身長139cm。肋骨が浮く細く華奢な体躯。
【性癖備考】
大好きだった元父親に暴力を振るわれて離婚するなど、家庭環境により人間不信気味。人間関係に臆病になっている。
愛情に飢えているので、徹底して甘やかして籠絡を狙うような怪人を差し向けるといいかもしれない。
(甘々プレイ、快楽漬けなど)

長々とすみません、次から6話の遥パートに入ります
更新する時は報告します

更新乙
追加戦士は強い分初期メンツと大体仲良くないのは戦隊やらライダーやらの文脈だな
一度負けるかやばい状況になって上手く共闘方向に進んでくれればいいけど

おつおつ
こんな遥ももう敗北することが確定してるんだよなぁ、それも怪人の設定的には相当屈辱な

今のところの堕ち具合は奏>琴葉>有紗って感じで彼氏の存在もあって有紗が一番持ちこたえてる感じ
でも多分だけど、有紗は何かのきっかけでタガが外れたら奏以上に乱れてくれそう

日曜日に更新予定です

遥編いよいよ開始か楽しみだな

敵の設定的に遥回は結構な無様エロになりそうなんだよなぁ、楽しみ

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