琴葉「プロデューサーが私のカチューシャに話しかけてる」 (38)

○休憩室
グリP「おっ、琴葉か。今日のレッスン大変だったな、お疲れ様」

カチューシャ「」

グリP「言葉も出ないほど疲れてるのか。まあ無理もないな、今日のトレーナーさんは厳しいことで有名な人だからな」

カチューシャ「」

グリP「あはは…そうだ、飴食べるか?疲れた時には甘いものがいいんだぞ」

カチューシャ「」

グリP「無視され続けて死にそう」


○休憩室外、ドア前
恵美「えっ、なにあれは」

琴葉「プロデューサー、何してるんだろう?」

エレナ「プロデューサーがおかしくなったヨー」

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琴葉(恵美に言われてカチューシャを劇場に忘れたことに気付いて三人で取りに戻ったら)

グリP「琴葉、俺何かしちゃったのわか?琴葉の機嫌損ねることしたのか?」

カチューシャ「」

グリP「教えてくれ…俺はあと、何回琴葉に謝ればいいんだ…。琴葉は俺に何も言ってくれない…」

カチューシャ「」

琴葉(よく分からない状況になってました)

エレナ「これって、プロデューサーがカチューシャをコトハと間違ってるってことかナ?」

恵美「そんなわけないでしょ!って言いたいけど、あの様子からすると多分そうだよね」

琴葉「二人はカチューシャが私には見えないよね!?私はここにいるよね!?」

エレナ「ダイジョーブだヨー!私はちゃんとカチューシャに見えるヨ!」

恵美「どっからどう見てもカチューシャにしか見えないよ」

琴葉「よかった…プロデューサーだけなんだね」

小鳥「あら、琴葉ちゃん。お疲れ様、コーヒー飲むかしら?ってどうしてプロデューサーさんは泣いてるんですか?」

カチューシャ「」

グリP「」

小鳥「えーっと、とりあえず置いとくわね。あっ、この間貸した本どうだった?私としては、女の子同士の恋愛も悪くないと思うのだけれど」

カチューシャ「」

小鳥「ピヨォォ…琴葉ちゃんに無視されてるピヨ…」


三人「」

恵美「琴葉…そんな本小鳥さんから借りてたんだ…」

琴葉「ちがっ、あれは小鳥さんが勝手に!」

エレナ「というか、コトリもあれがコトハに見えるみたいネー」

琴葉「わけがわからないわ…」

恵美「ねね、ちょっと面白いこと思いついたからやってもいい?」

エレナ「おぉー!面白いこと私好きだヨー!」

琴葉「別にいいけど…何するの?」

恵美「まーまー見てなって!」

恵美「プロデューサー、小鳥さん、お疲れ様!」

グリP「おお…恵美か…お疲れ様…」

小鳥「恵美ちゃん…もうお嫁に行けないわ私…」

恵美「二人とも重症だね…さて、どうなるかなーっと…ほい」カチューシャ装備

恵美(カチューシャ)「ねーねープロデューサー」

グリP「!!! こ、琴葉!遂に琴葉が話してくれた!」


琴葉「はい!?!?!?!?」

エレナ「コトハ落ち着こうヨ!アイドルがしちゃいけない顔してるヨ!」

恵美(カチューシャ)「やっぱこれ付けると琴葉になれるんだ…面白いね!」

小鳥「あの、琴葉ちゃん?なんか雰囲気変わった気がするんだけども、琴葉ちゃんよね?」

恵美(カチューシャ)「もちろんだよ、アタシは田中琴葉だよ!ところで小鳥さん、アタシが借りた本って、最後どうなったっけ?」

小鳥「最後?最後は女の子同士で(自主規制)して(ピーーー)になるんだけど(ズキュウウウウン)で(うわーお♡)でハッピーエンドよ?」

恵美(カチューシャ)「うん、そうだったね!結構過激だったよね!」チラッ


琴葉「そんな本だったの…」

エレナ「コトハ?口から白いモヤモヤ出てるヨ?」

恵美(カチューシャ)「プロデューサー、小鳥さん。さっきは返事しなくてごめんね。アタシ疲れてちょっと寝ちゃってただけだからさ!」

グリP「そうか、そんなことだったのか…。今日は早く帰って明日に備えろよ。明日はドラマの撮影だからな」

恵美(カチューシャ)「分かってるよ!それじゃまた明日ね、お疲れ様でした!」


恵美「琴葉、面白いねこれ!」

琴葉「私は面白くない!」

エレナ「明日私にもやらせてほしいナ!」

琴葉「ぜっっっっっっったいだめ!」

エレナ「コトハのケチ…」


???「ムフフ…いいこと聞きました…♪」

三日後

琴葉「皆さんおはようございま…」ガチャ

亜利沙(カチューシャ)「ムフフ…皆さん亜利…じゃなくて、私にドンドン写真撮らせて下さい!!!」パシャパシャ

紗代子「琴葉さん、みんなのことを写真に残したいなんて、何かあったんですか?」

亜利沙(カチューシャ)「いえいえ!アイドルちゃんの普段の姿をパソコンに保存したいだとか、堂々とみなさんの写真を撮りたいとかそういうのではありません!」シャッターチャンスいただきさ!

静香「なんか…琴葉さん、亜利沙さんに似ていませんか…?」

亜利沙(カチューシャ)「ぜんっぜん!私はれっきとした田中琴葉ちゃんですよ!」パシャパシャ

静香「そう、ですよね。私のかんちg

琴葉「」
静香「」メトメガアウー

静香「琴葉さんが二人!?」

琴葉「いやどう考えてもそっちが偽物でしょ!」

紗代子「わ、私にも琴葉さんが二人に…」

琴葉「紗代子まで!?まあそんなことだろうと思いましたけど!」

グリP「おいおいどうしたんだ、朝から騒がし」

琴葉「なんで二人とも分からないんですか!?私が正真正銘の田中琴葉です!」

亜利沙(カチューシャ)「じ、実は私演劇の練習で分身が使えるようになったんです!」

静香「そういうことだったんですか、もっと早く言ってください」

紗代子「琴葉さんならできなくもないですしね」

琴葉「できるはずないでしょう!」

グリP「琴葉が二人…うっ、頭痛が…」バタッ

琴葉「プロデューサーいたんですか!?というかちょっ、しっかりしてください!」

グリP「」チーン

風花「琴葉さん②落ち着いて下さい。息はあるので大丈夫です、取り敢えず仮眠室で横にしましょう」

琴葉「②ってなんですか!どっちかというと私が①ですよね!」

ガチャ
エレナ「みんなオハヨー!朝から元気だネ~」

恵美「おはよ~ってなんでプロデューサー倒れてる訳?」

亜利沙(カチューシャ)「ちょうどいいところに~♪二人とも今日はレッスンですよね!さあ私田中琴葉ちゃんと一緒に着替えに行きましょう!さあさあ!」

恵美「いや、亜利沙でしょ。一緒に行ったら脱いでる時に写真撮るんでしょ~?」

亜利沙(カチューシャ)「見破られた…だと…!?」

エレナ「いつからコトハに思われてると錯覚した…じゃなくて、そのカチューシャ外そうヨ~、アリサには似合わないヨ」カチューシャハズシ

亜利沙「あっ」

静香「琴葉さんが一瞬で亜利沙さんに…!?」

紗代子「ヤダ…また視力下がっちゃったかな…」

琴葉「視力の問題じゃないと思うけど…はぁ、もうツッコミも疲れた…」

琴葉「あれ?そのカチューシャ、昔私が持ってたもの?」

亜利沙「ギクッ」

エレナ「オォ~、言われてみればこれコトハが失くしたのに似てるネ」

恵美「確か失くした日に一緒に仕事したのって、亜利沙…だよね?」

亜利沙「」

琴葉「亜利沙、警察と社長、どっちがいい?」ニッコリ

亜利沙「社長でお願いします!!」

静香「カチューシャを付けると琴葉さんになるぅ?」

紗代子「そんなことあるわけないじゃないですか。…って言いたいですけど、現に私たちには琴葉さんに見えましたし…」

琴葉「プロデューサーや小鳥さんに至っては、カチューシャだけで私と間違えるくらいですからね。正直頭が痛いです」

静香「こんなの知ったら、琴葉さんを騙って悪さをする人が出てきそうですね…亜利沙さんみたいに」

紗代子「あの、ちょっといいですか?」

恵美「どったの紗代子?」

紗代子「本当にカチューシャを付けるだけで琴葉さんになれるんなら、街中でカチューシャ付けてる人も琴葉さんに見えるわけですよね。それだと今頃劇場は大騒ぎになりますよね」

静香「確かに、仮に765プロの人たちだけがカチューシャ付けてる人=琴葉さんだとしても話の一つくらい耳にしするでしょうし、他に条件があったりするんでしょうか」

紗代子「多分ですけど、琴葉さんのカチューシャじゃなきゃいけないと思うんです。そこで、エレナさんのカチューシャを借りてみました」

エレナ「私のカチューシャ大切にしてネ?」

恵美「で、どうするの?」

紗代子「私がエレナさんのを、恵美さんが琴葉さんのを付けるんです。多分予想が当たってれば、私はそのままで恵美さんが琴葉さんに見えるはずです」

恵美「紗代子も真面目だね~、そんなことしなくても大丈夫なのに…。あ、カチューシャ借りるね琴葉」

恵美(琴葉カチュ)「どう?私琴葉に見える?」

紗代子(エレナカチュ)「……あれ?」

静香「恵美さんのまま、ですけど…紗代子さんもそのままです」

紗代子(エレナカチュ)「おかしいな…多分間違ってない筈なんだけど…」

ガチャ
茜「はーい!呼ばれてないけどなんとなく必要な気がしてこのタイミングで来たとってもかわいい茜ちゃんだよー!ってうわー!琴葉ちゃんが二人いる!茜ちゃんと同じくらい可愛い琴葉ちゃんが二人いるよ!そんでもってエレナちゃんのカチューシャ付けた紗代子ちゃんもいるよ!」

一同「」

恵美「と、とりあえずカチューシャ外すよ」

茜「えぇー!琴葉ちゃんがいきなり恵美ちゃんになった!すごいマジック!ねぇねぇもしかしてそのカチューシャ付けると琴葉ちゃんになれるのねぇねぇねぇ?(恵美カチューシャ装備)あれー?恵美ちゃんなんで琴葉ちゃんのカチューシャ付けてるの?なんでなんでー?」

一同(すごく役に立ったけど少しウザい)

紗代子「も、もしかしたらこのカチューシャの効果を知ってる人には効かないのかもしれませんね」

亜美「ね→ね→さよちん効果ってなに→?」

紗代子「だから、琴葉さんのカチューシャを付けると琴葉さんになりすませるってこと。で、そのことを知ってる人には効果がないってこと…はっ」

真美「んっふっふ→、いいこと聞いちゃったもんね→」

亜美「ドーモ、マミ=サン。アミです。ここにコトハ=サンのカチューシャが」

真美「ワザマエ!」

亜美「これくらいベイビーサブミッション…んじゃ、早速遊びにいこ→!」

真美「ブ、ラジャ→☆」

琴葉「なんで忍殺語使ってるの!?って待ちなさい二人とも!」

恵美「え、にん…なに?っていうか琴葉分かるの?」

琴葉「オトナシ=サンからニンジャスレイヤー借りたから…。そんなことよりあの二人止めないと!」

恵美「なんかよく分からない本だけど、とりあえず追いかけよう!」

エレナ「アミマミと追いかけっこだネ~。頑張って捕まえちゃうヨ~」

静香「私も行くんですか!?」

紗代子「静香ちゃん、巻き込まれちゃったね…頑張ろう」

静香「うぅ、こんなの不憫ですよ、Pityですよ」

茜「ちょっと、茜ちゃんを置いていくなんてありえないよ!茜ちゃんのスーパーミラクルビューティダッシュでみんな捕まえてやるー!」

数日後
琴葉(はぁ、亜美ちゃんも真美ちゃんもすぐ飽きてくれてよかった。と言っても、事務所のアイドル全員に私のカチューシャでいたずらしてたけど)

琴葉(まぁプロデューサー以外は事情分かってくれたから結果オーライ、かな?)

琴葉(プロデューサーには…言おうとしたら亜美ちゃん達が出てきてプロデューサー気絶して言えなかったけど)ヴヴヴ

琴葉「電話だ。誰からだろう…春香ちゃん?」Pi

春香『もしもし?GREEで好評配信中のアイドルマスターミリオンライブでも不動の人気を誇って劇場版アイドルマスター輝きの向こう側ででもメインヒロインの座に君臨してる天海春香ですけど』

琴葉「は、はぁ。琴葉ですけど、どうしたの?」

春香『うん、実は今劇場出たところなんですけど、仮眠室にリボン置いてきちゃって…。よかったら取ってくれると嬉しいかなーって』

琴葉「ふふ、おっちょこちょいなんだから。丁度仮眠室の近くだからすぐ持って行くね」

春香『ありがとう琴葉さん!待ってますね!あ、GREEで好評配信中のアイドルマスターミリオンライブよろしくお願いします!』Pi

琴葉「えっと、仮眠室にリボンっと…あったあった」

琴葉「春香ちゃんのリボン…ちょっと付けてみようかな」

琴葉「亜美ちゃんや真美ちゃん、亜利沙に真似されっぱなしは嫌だし、誰かの真似するのも演技の練習になるしね」

琴葉(リボン)「…天海春香、17歳です!なーんて」

ガチャ
グリP「ん、誰かいるのか?」

琴葉(リボン)「あ、プロデューサー。私です、今から帰るところです」

グリP「ああ、琴葉k…あれ、春香…?違う、はる…こと…」

琴葉(リボン)「あ、あの、プロデューサー?」

グリP「こと…はる…うっ」バタッ

琴葉(リボン)「なんかデジャヴなんですが…ってプロデューサー!しっかりして下さい!プロデューサー!!」

数日後
春香「琴葉さん、クッキー焼いてきたんですけどいりますか?」

琴葉「ありがとう、春香ちゃん。家に帰ってから食べさせてもらうね」

琴葉(あの日、プロデューサーが倒れた後、心配になった春香ちゃんが来て救急車を呼んでくれた)

琴葉(医者が言うには脳に負担が掛かりすぎたらしい。多分、私のせいだ)

琴葉(幸運にも命に別状はなく、脳も正常に働いている。ただ…)

グリP「春香いるか?今日の仕事、現場まで送ってくz」

春香・琴葉「「あっ」」

グリP「琴葉…リボン…春香…カチューシャ…うっ頭が」

春香「さあさあ行きましょうプロデューサーさん!今日も元気にお仕事頑張りますよー!」

グリP「あ、ああ…なんか突然頭痛が…」

琴葉「行ってらっしゃい…はぁ」

琴葉(私と春香ちゃん…というより、私のカチューシャと春香ちゃんのリボンを同時に見てしまうと頭痛が来てしまう体になってしまいました。一体どうすればいいんでしょう…)


終わりだよ~

(スクフェスやっててスレのこと忘れたとか言えない)
読んでいただきありがとうございました
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