【R18】脱出げぇむ (78)

ごきげんよう。
私はうっかりピエロ。
はじめましての人ははじめまして。久方振りの方はお久しぶりでございます。

さて、うっかりピエロといえば知る人ぞ知る、偏った(かたよった)エロスの道化師でございます。
巨乳好きで寝取られ好きでショタ好きという何とも不可思議な趣味嗜好を持っております。

随分来ておりませんでしたが、最早SSというジャンルは廃れてきているとのこと…寂しいことです。
私もどれほどここに来なかったでしょう。もう私を知る方は居ないかもしれません。

でもいいのです。
例えSSが廃れようとも、エロは廃れない。私はそれを書くことを極上の趣味として、私が楽しむ為にやっているのです。
それをほんの少し、こうして皆さんに読んでいただき、時折りしこしこっとしてもらえたら幸いなのです。
そう、私は皆さんにとってオカズでありオナホールなのです。


今回は久方振りという事もあり、ショートでお話を書いてみます。
何やらハートマークが書けなくなっているのが残念ですが、知ってる方いらっしゃいましたら教えて下さい。前は『♡』こう書いたらハートマークになったんですが、テストで書いたらハートにならなかったのです。
………話がズレました。失礼。

では、これよりうっかりピエロによるエロエロ劇場の開幕です。

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あれ?書けない…

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ありがとうございます。
そのぬく2chはどこか教えてくれますか?


一日目


「ぅ…ん…」

目を覚ますとそこは見たこともない部屋だった。
窓は無く、目につく物は小さなガラステーブルとベッドとソファ、クローゼットくらいか。壁は無機質なコンクリートで、ドアが一つある。

「ここは…?」

ベッドから体を起こし、ふと目を下へ向けると頭の禿げた中年男性が一人倒れている。
状況が飲み込めない。私は何故ここに居るのか。そもそもここは何処なのか。この男性は誰なのか。
頭が回らないまま立ち上がり、私はドアノブに手をかける。カチャリと音が鳴り、ドアは呆気なく開いた。
顔だけ出して辺りを確認し廊下に出る。
廊下は左右に広がっており、右手には玄関らしきものが見えるが、それは大きな厚みのある鉄製の扉で…映画などでよく見る銀行の金庫(?)のような頑強な扉だった。中央に丸い窪みがある。

「なに…これ」

振り返って玄関の反対側、廊下の先には扉が二つ。
今居る部屋から見て左の廊下の突き当たりに青い扉が一つ。その右壁面にまた黄色い扉が一つ。
よく見ると今出てきた部屋は赤い扉だ。

「えっと、これって…」

よくある脱出ゲームみたいなものか?よくあるっていう表現があってるか分からないけども。
その前に何でこんなことになってるのかまだ分かっていない。ここに来る前の私の記憶が無い。
私の名前は佐々木澪(ササキミオ)。高校2年生で、世田谷に住んでいて…うん、自分の事は覚えている。高校の名前も分かる。
一番近い記憶は…。

そう、電車に乗って、下校中だったはず。
電車内でスマホを弄ってて、電車から降りて改札を抜けて──────

あ、スマホか!
私は元居た部屋へ戻り持っていたバッグを探すが見当たらない。当然スマホも無い。
これは困った。助けを呼ぶことも出来ない。そもそも私を拉致してここへ監禁した人が居るならスマホなど取り上げるのも当然と言えば当然か。

「ぐご…ふがっ…」

禿げた中年男性はいびきをかいて寝ているようだった。呑気なものだ。というかよく見ても知らない人だ。
体型は小太りで頭頂部はハゲ散らかし、カーキ色のハーフパンツに草臥(くたび)れた白いTシャツ。年の頃は40代後半から50代か。
大口開けて寝ているその口内からは黄色い歯が見えている。
全体的な印象としては不潔なおじさん。ただそれだけだ。

私はと言うと、制服を着ている。やはり登校中だったのは間違い無さそうだ。特に服を弄られた形跡は無い。

「おじさん、ちょっと」

寝ているおじさんに声を掛ける。
しかし一向に起きる気配は無い。仕方なく肩を揺さぶる。本当は触りたくないけど。

「ん…んん…?」

おじさんは漸く目が覚めて瞼を開ける私と目を合わせた。

「ん…あれ?君は…」
「おじさん、ここ何処?」
「え?ここ何処って…」

おじさんは辺りを見回し首を傾げる。

「どこだ?」
「いや、私が聞いてるんだけど」
「え?ちょっ、え?」

おじさんは立ち上がって再び周りを見回し、ドアに手を掛けて廊下へ出ていった。私もそのまま着いていく。

「………え?何だこれ、どこだ?」
「おじさんにも分からないってこと?」
「分からないも何も…」

鉄製の扉の前で立ち尽くしたまま、おじさんは呆然としている。

つまり、このおじさんも被害者ってことか。それとも知らないふりの演技をしている加害者側か。
ただ、今それを判断できる材料が私には無い。

(書けました。ありがとうございます)


「ボインちゃん」
「は?」
「君が俺を此処に連れてきたのかい?」
「私に男性を持ち上げて連れてくるなんて、そんな力があるとでも思ってるの?」

その前にボインちゃんって何よ。初対面なのに失礼にも程がある。

「いや、誰かに運ばせたりとか」
「何の為に?」
「お金とか…」
「言ってておかしいと思わないですか?もし身代金目当てなら私の方が被害者でしょ。年齢的にも。それに昔流行ったオヤジ狩りだとしたらこんな面倒なことしないでその場でお金巻き上げるでしょ」
「そりゃ…そうか」
「はぁ、もういいです。何も知らないか知っててとぼけてるか分からないけど、おじさんに構ってる時間は勿体無いので私は私でここを脱出する方法を探します」
「いや、ボインちゃん。ここが何だか分からないけど脱出するなら二人で協力した方が良いんじゃないか。何か罠のような危険もあるかも知れないし」
「まずそのボインちゃんっていうのやめてくれますか?」

私はおじさんをキッと睨む。馴れ馴れしいとかそういう問題じゃない。人の身体的特徴をあだ名にするその無神経さに腹が立つ。

「え、だってボインちゃんだって俺のことおじさんって言うし」
「おじさんじゃないとでも言うの?お兄さんって年でもないと思いますけど?」
「それを言うなら君だってボインちゃんじゃないとでも?制服の上からでも分かるくらいたわわに実ってるのにちっぱいだって言うのかい?」
「ほんと、最低。あんたみたいな人と回る方が身の危険を感じるわ」
「まぁそう嫌わないでよ。ここには二人しか居ないんだ。いつ出られるかも分からない。仲良くした方がお互いにとって良いとは思わない?」
「思わない」

私は踵を返し、「待てよぉ」と情けない声を出すおじさんを置いて一人廊下を進み、突き当たりの青いドアに手をかけてゆっくりと開ける。

「ここは…バスルーム…?」

脱衣所に洗濯機と洗面台、ガラスドアを開けると広めのバスルームがある。と言うか、開けずともガラスは曇りガラスではないので脱衣所から丸見えだ。しかも鍵が付けられていない。
風呂場の反対側にも扉があり、そこを開けるとトイレだった。トイレは鍵が付けられている。

「どうした嬢ちゃん、もよおしたか?」

ボインちゃんから嬢ちゃんへと呼び名が変わったけど、やはり気に入らない。多分生理的にこの男を受け付けないのだろう。
私はおじさんの言葉を無視して洗面台にある鏡の前に立った。

「…何コレ」

私の首には金属か何かで出来ている首輪のような物が巻かれていた。取り外そうにも硬いし繋ぎ目がどこにあるかも分からない。

「ちょっと、ホントに何なのコレ!」

首と首輪には隙間が無い。指を差し込めるぐらいは出来るけど首輪自体はビクともしない。

「おじさん、見てないで取ってよ!」
「え?いや、それ取って平気なのかい?」
「は!?どういう意味よ!」
「ほら、映画とかだとそういうの弄ると爆発したりとか…」
「そんなわけ…!」

無い、とは言えない?
考えてみたらこんな大掛かりな施設(?)を用意してまで監禁する奴だ。この首の輪っかも何か細工がされてるかもしれない。
私は慌てて首と輪っかの隙間から指を抜く。

「もお!何なの!!」
「ちょちょ、暴れない方が」
「うるさいっ!!」

私はそしておじさんを突き飛ばすと脱衣所から出た。


青い部屋、脱衣所から出て左にある黄色い扉に手を掛ける。
黄色い部屋はキッチンだった。電気コンロに冷蔵庫。食器の入っていない食器棚、それと小さな鉄製扉の様な物が壁に埋め込まれている。その扉の右には上下の矢印のボタンがある。これはよく上下階のあるレストランで見られるエレベーターかもしれない。開いてみるが人一人入るには狭過ぎるからやはりそうなのだろう。
その他に四人掛けのテーブルと四脚の椅子。
テーブルに目を向けるとA4の紙が置かれていた。

「ん?なんか書いてあるな」

私の後に着いてきたおじさんがその紙を取り上げた。私もその紙を覗き込む。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【ルール】

1.30日経過で解放。条件を満たすことでそれより早く解放する事もある。日数が延びることもあるが、その上限は設けない。
2.各種スイッチ(後述)を押さずとも毎日1日ずつ日にちが減算され、0日となった午前9時に玄関の扉が開く。
3.スイッチは赤、青、黒の3つ。其々に特性があり各種一日に一回しか押せず、同一のボタンを日に2回以上押すとペナルティとして10日分加算される。
4.赤いスイッチは1日分減算。
5.青いスイッチは1日分加算。
6.黒いスイッチは3日分加算。
7.各種スイッチ押下後は【赤部屋】にあるタブレットにて指示が表示される。0時までに指示に従わない場合ペナルティとして10日分加算される。
8. 残日数は廊下の壁面に設置されたモニターに表示される。ペナルティやスイッチ押下による日数の加減は翌日に反映される。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「…なんじゃこりゃ」

おじさんはそう言って空いた手で禿げた頭をポリポリと搔く。

「…スイッチ」

私は辺りを改めて見回した。
冷蔵庫を開けてみるがの2Lのボトルばかりが入っているだけ。そのままシンクを見ると水道の横に黒いボタンスイッチがあった。

「これね…」
「ん?これがボタンか。押してみるか」
「バカ!押したらここで過ごす時間が増えるでしょ!」
「え?なんで?」
「本当にルール読んだの!?押したら3日分加算されるって書いてあったでしょ!」
「だってさ、何日ここに閉じ込められるかも分からないのに…」

私は頭を抱えた。この人は本当に読んでないのだろう。

「30日って書いてあるでしょ!一番初めに!」
「………あっ、ホントだ!」
「頭痛いわ…」

おじさんの頭の悪さに呆れつつ、私はキッチンから出ると廊下を見回した。

「…あった」

玄関横にそれはあった。
『残り30日』と表示された20インチほどのモニター。私も何で気付かなかったのか。

「そしたら…」

そのまま赤の部屋へと向かう。
ガラステーブルの上には何も無い。ソファにも何も無い。箪笥の中は下着を含め、何着もの洋服が入っている。
そして “それ” はベッドのヘッドボードにあった。

「赤いスイッチとタブレット…」

つまり青のスイッチはバスルームのどこかにある。

「おや、嬢ちゃんベッドなんか行って、俺を誘ってるのかな?」
「死ねば?」

発情期のおじさんを尻目に私はベッドから降りてバスルームへと向かった。


青いスイッチは壁に付けられたトイレットペーパーの上にあった。

「…もう一回メモ見よ」

私は再びキッチンへ向かうとテーブルの上に置かれたルールを読む。

「なるほど…ね」
「嬢ちゃん、なんか分かったのかい?」
「とりあえず、赤のボタンを押せば1日分多く減るから、毎日押せば最短で15日後には出れる」
「ほほう、なら押そうか」
「ただこの『指示』っていうのが引っ掛かるわね…」

早く出れる分、何か危険な指示が出されるだろうことは予測できる。逆に青や黒のスイッチは日数が増えるから指示に危険は少ない…と思う。
でも日数が増えることを考えればむしろ青や黒のスイッチは『押す理由』が無い。
リスクを承知で赤を押して最短で脱出するか、リスクを避けて大人しく30日過ごすか…。
と、私の考えをおじさんに伝える。

「ふむ」

と、分かったのか分かってないのか、おじさんは適当に返事をする。
まぁこのおじさんには何も期待していない。考えを口に出すことで頭の中が整理しやすくなるから伝えただけだ。

「しかもスイッチを押すことで要らないペナルティも発生する可能性があるのよね。指示に従わない場合と複数回押した場合。スイッチを毎日押さなくてはならないっていうルールは無いから、押さないっていう選択肢もあっていいと思うんだけど…」

でもそうなると約一ヶ月間、この中年男と過ごさなくてはならないわけで、それはそれで身の危険を感じる。

「俺はお嬢ちゃんに任せるよ」
「そうね、そうして。おじさんは何もしないで」

私はブラウスを脱ぎ、椅子に掛けるとその椅子へ腰をかけた。
何か…、何か見落としてそうな気がする。

「お嬢ちゃん」
「なに?なんか良いこと思いついた?」
「やっぱりおっぱいでっかいね。何カップあるの?」

私は大きくため息を吐き、天井を仰いだ。
ニヤニヤといやらしい顔で私の胸を直視するおじさんに、私は再度頭を抱えた。
この性獣と30日過ごすのはやはり危険でしかない。一刻も早く脱出しなければ。
電気は通ってるみたいだし、ライフラインはしっかりと確保してあるみたいだから──────

「ライフライン…?待って」

私は立ち上がると慌てて冷蔵庫へ向かう。
冷蔵庫内には各種調味料と2リットルの水が沢山入っていた。冷凍庫には氷だけが入っている。

「…無い、無い!」
「どうした、嬢ちゃん。冷蔵庫なんか漁って。腹ペコなのか?」
「食べ物が無いのよ!」
「ん?食べ物は届くんじゃないの?」
「届くって?ピンポーンってウーパーイーツでぇっすって届けてくれるわけ?連絡手段も無いのにどうやって─────」
「だって、あそこにエレベーター」

エレベーター…、そうか!食品運搬用のこの小さなエレベーターを使って上から届けるっていうことか。
…上。つまり、上に誰か居る。
私は天井を見上げる。上で誰かが監視してるんだ。私達を。
何が目的かは分からない。この施設で実験をしているのかもしれない。それとも何かの復讐だろうか。対象は私なのかおじさんなのか、それとも両方なのか。

「…スイッチを押すと、料理が運ばれるってこと…?」
「そういう事なら押さないとな!」
「待ちなさいってば!」

水道横にある黒いスイッチを押そうとするおじさんにしがみついて止める。太ってて体が大きいから、お腹周りに手を回しても手が全く届かない。
しっかりとしがみついたまま後ろへと引っ張ると、漸くおじさんは止まった。

「あ、あのねえ!黒いスイッチ押したら三日延びる────」
「ぐへ」
「…ぐへ?」

おじさんがこちらを見ずに何か言葉らしきものを発した。


「いやぁ、いいねぇ」
「な、何が良いって言うの!?あのままスイッチ押したら」
「いやいやいや、違うよ。おっぱい」
「おっ…!?」
「嬢ちゃんのおっぱいの感触が背中に…ぐへへ」
「ひぃいいっ!」

私はいっぺんに鳥肌が立ち、おじさんを突き飛ばして離れる。

「ああ、もうちょっとだけくっついてて欲しかったのに」
「キモいキモいキモいキモい!!もうホントやだ!!」
「とか言っちゃってぇ、本当は………あ」
「あ」

部屋全体に赤い光が回転している。
部屋の灯りが赤色灯に切り替わり、それはパトライト(回転灯)の様になって辺りを照らし続ける。

「な、なに…?何が…」
「嬢ちゃん、おじさんスイッチ押しちゃったみたい…」
「…は?」

見るとおじさんは崩れた態勢のままシンクに寄り掛かっていて、その左手は水道横の黒いスイッチを押していた。

「…な、なんてこと…」
「いや、だって嬢ちゃんがおじさんを押すから」
「あ、あんたがキモいこと言うからでしょ!」
「キモいって言われても…いや、それよりこれどうすればいいのかな?」

どうすればいいって。
少なくともこれで “最低でも” 3日分は加算されるってこと。毎日無条件で1日は減算されるから実質2日加算。ただ《指示》を受けなかった場合はペナルティとして余分に10日加算される。
指示…か。それが問題。後は各スイッチにどんな効果があるのかって事。
そこでビーッという音と共に運搬用エレベーターが稼働した。

「今度は何!?」
「まぁまぁ、嬢ちゃん。これが動いたって事は飯だろ飯」

そう言うとおじさんは出っ張ったお腹をボリボリと掻きながら、無警戒にエレベーター前へと進む。

「おー、こりゃまた」

おじさんがエレベーターの扉を開けると、中からは高級なフレンチ料理が並べられていた。ご丁寧にボトルワインまで添えられている。

「俺の趣味ではねぇが、こりゃとんでもない豪華な食事だな」

舌舐めずりをしながらおじさんは並べられた料理を手にしてテーブルへと持って行く。
この料理は黒いスイッチで得られた物なのか、偶然出された物なのか。そもそも、この料理に毒などは仕込まれていないか。

「ちょっとおじさん、無警戒に食べるのは」
「だぁいじょうぶだって。もしこれに毒が入ってるとしたら何でわざわざこんな大掛かりな事するんだ?俺たちを生かして何かをさせる意味があるから、ここに閉じ込めて変なスイッチとか指示とか出すんだろ?殺すなら最初からこんな大掛かりなもんに閉じ込めないで寝てる間に殺してるだろうよ」

そう言っておじさんはフォークを使い厚切りの小さなお肉を口に運んだ。「上品な味は俺の舌には合わんな」などと愚痴をこぼしつつ、くちゃくちゃと音を立てながら食べている。ついでにワインをグラスへ注ぎ一気に飲み干した。今のところ何も問題は無さそうだ。「酒は上等。焼酎の方が好きなんだけどな」と、聞いてもないおじさんの嗜好を聞かされる。
………確かに、おじさんの言う通りだ。馬鹿なくせに変なところで頭が回る。私達を殺すならチャンスはいくらでもあった。だとしたら今更この料理に毒を盛って殺す意味など無いし、それは余りにも徒労だ。

「嬢ちゃんは食べないのかい?それともワインでも飲むか?未成年でも誰も咎めやせんよ」

でもこんな監禁されて変なルールを押し付けられて、それでもここまで無警戒に食事を摂るおじさんに私は毒気を抜かれた…というか呆れ果てた。

「…佐々木」
「あん?何だって?」
「嬢ちゃんじゃない。佐々木澪(ササキミオ)」
「そうかそうか、澪ちゃんか!良い名前だ!わっははは!」
「げほっげほっ!ちょっと!痛いからやめて!」

お酒を飲んで上機嫌なのか、手加減無しで私の背中を叩く。

「おっと、すまんこすまんこ」
「…さいってぇ。そういうの口にしないでくれる!?」
「女の子は叩くよりこっちだな」

と、不意に手を胸に伸ばしてきてしっかりと鷲掴みされた。

「おっほ!柔らか…ぶべらっ!」

こっちも遠慮無く拳を鼻に叩き込んだ。

「セクハラ親父は死ぬといい」
「し、辛辣…」

鼻血を垂らしたおじさんは鼻を手で押さえて蹲った(うずくまった)。


「さて、と。茶番はこれくらいにして」
「茶番の割にはおじさんのダメージが甚大だよ?澪ちゃん」
「そんな事より確認しなきゃいけない事あるでしょ。のんびりご飯食べてる場合じゃないの」
「確認って?うぅ、痛た……鼻がツーンってする」
「黒のスイッチあんたが押したんでしょーが!」
「だ、だからご飯が出てきたんじゃないか」
「あんたねぇ、ルール読んだでしょ!?スイッチを押したら赤い部屋、つまり寝室にあるタブレットに指示が表示されるの!」
「指示…?」
「その指示に従わないとペナルティで10日増えるのよ!監禁される日数が!!ただでさえ黒スイッチ押したんだからペナルティまで加算されると12日も増えるんだからね!?」
「えっ、え…?」

おじさんはいまいち状況が分かってないのか、ただオロオロと狼狽えている。そしてテーブルに置かれた紙を手に取ってルールを読み直した。

「ちょっと待って澪ちゃん。黒スイッチは3日加算だよ。だから…ペナルティと合わせたら13日だよ。12日じゃない」
「ちゃんと読んで。2の項目でスイッチを押さなくても必ず1日ずつ監禁日数は減算されるって書いてあるでしょ。だから13日じゃなくて12日。夜中0時までに指示に従えば2日加算で済むのよ」
「あ、ああ、そっか。あれ、今何時なんだ?」
「何時って…」

そういえば時間を気にしてなかった。
壁掛け時計を探すと丁度出入り口のドアの上にデジタル時計がある。


──────23:20──────


「……」
「……」

時間無いじゃん!
私は時計を確認するとすぐに廊下へ飛び出し、赤部屋へ向かう。赤部屋のドアを勢いよく開けるとベッドへダイブし、ヘッドボードのタブレットを取り画面を確認した。


【指令】
佐々木澪と大島源治は10分間継続して濃厚な接吻をすること。唇を離せばカウントは初めからとなる。


「……お、大島?っていうか…何、接吻って」
「おうおう、澪ちゃん早いって」

後からドスドスと音を立てておじさんが部屋へと入ってきた。私は追いかけてきたおじさんに目もくれず、タブレットを見ながら問いかける。

「ねえ、おじさんの名前って…」
「おう、そう言えば言ってなかったな。大島源治(オオシマゲンジ)だ」

………最悪だ。
この性獣と濃厚なキスをしなければならない。しかも10分。濃厚っていわゆるディープキスのこと、だよね。
無理。絶対無理。不潔だし絶対口臭いし何よりこんなおじさんとキスなんて…。


「で?なんて書いてあるんだそれ」
「こっち来ないで!」

やっぱり無理だよこんなの、絶対無理。でもしなければ12日もこの地獄の日々が続いてしまう。
タブレットには時間が小さく表示されている。時刻は現在23:25。
今からキスをしたとして、10分継続だから十分間に合う。
私は突っ立ってるおじさんへタブレットを目の前に持っていき見せつけた。

「こ、りゃ……」
「余計な事は一言も言わないで。それと絶対勘違いはしないで!」
「勘違いって」
「うるさい!時間無いんだから!」

私はベッドから降りるとおじさんの顔を両手で掴み、自ら顔を寄せていった。


………………………
………………
………


「ん…ちゅ」

甘い甘いキス。初めての彼氏とのキスは彼の部屋だった。両親が不在だったのもあって、彼は積極的に私を求めた。
金井康太(カナイコウタ)、彼の名前。
付き合って3ヶ月目でのキスだった。初めての彼との初めてのキスは私の脳を蕩けさせた。幸せを感じた。
同時にその時、処女も失う。何もかもが初めての経験だった。好きな人と一つになる事はどこか罪悪感も感じたけど、それ以上に幸福感があった。
他の子と比べて大きな胸は私にとってコンプレックス以外のなにものでも無かったのに、康太はそんな私の胸を気に入ってくれて、何度も吸い付いてきた。まるで赤ん坊の様に。

そんな関係になってから、彼とは幾度となく体を重ねてきた。キスもセックスも経験した私達は他の恋人よりも上だと、そんな風に優越を感じていた。
彼はもう私のもの。彼の全てが私のものだと、そう思った。そして私自身も康太のもの。
そのはず、だった。


………
………………
………………………


「んっ、ふ…ちゅる…ん、ちょっと…んむっ」

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
おじさんの舌が私の咥内で出入りを繰り返す。荒い鼻息が気持ち悪い。女子高生相手にキスなんて絶対出来ないからか、ここぞとばかりに味わっている。
そして、勢い余っておじさんは私の服の上から胸を揉みしだいてきた。

「んぅっ!いやっ!!」

咄嗟におじさんを突き飛ばすと、おじさんはよろけて尻餅をついた。

「痛たた…」
「勘違いしないでって言ったよね!?何で胸揉んでんの!?バカじゃない!?」
「…澪ちゃん…、これでまた1からだぞ」

おじさんはゆっくり私を見上げると、ゾッとする様な笑みを浮かべた。


23:37。
寝室のドアの上にもデジタル時計がある。10分間、唇を離さずにディープキスをする。離れてしまえばまた初めからカウントしなければならない。
でも、おじさんは胸を揉んできて妨害する。本来なら協力する場面じゃないの?

「余計な事はしないで!おじさんだってここから出たいでしょ!?だったら」
「いやぁ、確かにこんな所とは早くおさらばしたいが…考えてみたら帰っても嫁や子供はとっくに出てっちまったし、こぉんな可愛い巨乳ちゃんと二人で過ごす日も悪くねぇなって……」

いやらしくニヤついた顔で答えるおじさんに言葉を失った。呆れるを通り越して怒りも通り越して悍ましい(おぞましい)と感じた。身の毛もよだつ。
そりゃ確かにこんな不潔感ある太った中年親父なら愛想も尽かされるだろう。むしろ奥さんや子供が居たことさえ信じられないくらいだ。

「信じられない…!あんたなんかと1ヶ月以上も過ごすなんて耐えられない!」
「まぁまぁ、澪ちゃん。そんなカリカリせんで」
「カリカリさせてんのはあんたでしょ!!大体ね───」
「怒るのもいいけど、時間………気にせんでいいのかね?」

私はハッとして時計を見る。
23:42。もう5分も経過してる。

「くっ…」

でも、キスしたらしたでまた胸を揉まれる。次口を離したらもう0時を回ってしまうかもしれない。

「もぉ!今度は絶対変なことしないで!」
「くひひ」

時間が惜しい。私はまた自らおじさんの口へ吸い付いた。

「んんっ!?」

おじさんは腕を回して私のお尻を強く揉みしだく。舌を差し込まれ、お尻を揉まれ、鳥肌が立つ。

「は、む…ちょっ…んっ!」

唇は離さず、僅かに口を開けて抗議するもすぐさま分厚い唇を重ねられて掻き消される。おじさんの唾液が流し込まれて、私の唾液も吸われて、興奮したおじさんはより遠慮無くお尻を揉み続ける。
時間は…と、時計を見るが23:44。まだ2分しか経ってない。こんな地獄続けられない。
そこでギュッと強くお尻を掴まれた。

「んむっ!いやっ…!」
「お?唇が離れちまったな。また1からかぁ」

咄嗟に顔を背けてしまった。嫌だけど、これをクリアしなければ12日間増えてしまう。迷う時間は残されてない。
23:45。私は改めておじさんに向き直り唇を付ける。咄嗟に逃げてしまわない様に、自ら腕をおじさんの首に回して固定する。

「おほっ、んぶちゅ」

私自身が率先して積極的にキスをした事で、おじさんのボルテージが上がる。鼻息を荒くして、片手は乳房を、もう片方の手はお尻を揉み、そのままベッドへと押し倒される。
現実から逃れる様に目をつぶって、ただ唇が離れない様、必死におじさんの唇に吸い付く。ぬらりと舌が割り込んできて私の歯茎を、歯を、舌を舐め回す。目を開けて、時計を確認したくてもおじさんの顔のせいで見えない。
今何分経ったのか、頭で数を数えても口や胸やお尻の刺激で数をまともに数える事も叶わない。


「んちゅ、ぢゅるるっ!澪ちゃん、澪ちゃん!」

キモい…。本当に嫌。
私の名前を呼んで更に興奮するおじさん。調子に乗って服の裾から手を入れてブラ越しにおっぱいを揉んできた。
信じられない。この上まだそんな妨害行為を…。首に巻きつけた腕の力を強めて、もっと体を付けると私とおじさんの体の隙間を無くす。こうする事で私の胸を揉む手も動かしにくくなる。
でもおじさんは今度は私のスカートを捲って、パンティの裾から指を入れて直接お尻を揉んできた。

「んぅうう!!」

目を見開いて訴えるけど、お尻を揉む手は弱まることもなかった。慌ててお尻を振って逃げようとするけど、今度は密着した体に隙間が出来てしまい、またするりと服の裾から手が入り胸を触られる。

「んっはっ、やめっ…んっ!あむっ…!」

服の中、ブラがずらされて私はとうとう直に胸を揉まれた。突起に…指が触れる。摘まれて捏ね回される。

「はっ…ぁむっ…んぅ!…はっ…ぁっ…やっ……ん!ちゅ…んむっ………んぅ」

体が勝手に反応する。強く摘まれる度にびくっと体が動いてしまう。嫌なのに…ただおじさんを喜ばせるだけなのに。

「んっは…ちゅ、んっ…まだ…まだなのぉ………っ」
「はぁはぁっ、まだまだだよ!澪ちゃん!どう?ここ気持ちいいでしょ?!」
「気持ちよくなんか…んっ…はむ…んぅ…ちゅ」

気持ち良いわけない。好きでもない、ましてやこんな汚い中年男になんか感じるわけない。

「もう充分で…あっ!!」

パンティの裾から…指が………あそこに。
ダメダメダメ、もう限界。もういい、唇離さなきゃと思っても、今度はおじさんが私の後頭部を押さえて離さない。

「んぅっ!んっ、じゅる…んっ…やっ…はむっ!んんんっ、あっだめ────んっ」

…濡れてる。違うのに。こんなの…絶対違うのに。
おじさんの指が割れ目に沿ってヌルヌルとした感触を私に味わせる。
下に集中してるから口の方は無防備で、おじさんの舌と私の舌が絡み合ってることに気付かないほど。

「はっ…ぁ、ん…ちゅる…んぅ…ぁ、ぁっん……んっんっ!」

だめ…体がビクビクしちゃう。嫌なのに止まらない。指…だめ、止めて………。
私の股はちゅくちゅくと音を鳴らして、私は耳をも犯されている気分になる。

「んちゅっ…いや、あむ…ん、…やめ…て………んっ………やめて…よぉ…」

涙が溢れる。もうやだ…。
ごめん、康太………私、汚れた………。


おじさんの指の動きに変化が起きた。
ゆっくりと、私の膣口に指が入り始める。

「んぅーー!!」

拒絶する様に腰を大きく振るけど、ぬぬぬっと指が少しずつ膣内に入ってきて…。

「んっ…ぁ、はぁっ…ぁ、だめ、お願………んっ」

唇を塞がれていて言葉にならない。その間にもどんどんおじさんの指は私の中に─────


──── ビーーーッ!!


大きな音が部屋に響いた。
私はおじさんを両手で突き飛ばして手の甲で唇を拭うと、すぐさま服を正す。
時刻を確かめると0:00。

「お、終わった…」

『8. 残日数は廊下の壁面に設置されたモニターに表示される。ペナルティ含め、スイッチ押下による日数の加減は翌日に反映される』

私はルールを思い出し、おじさんを無視してそのまま廊下へ出た。モニターの確認をしなければ。
廊下を出て玄関へ向かうと、モニターには残日数が表示されていた。

──── 残日数 32日 ────

体の…力が抜けた。私はその場で床にぺたりとお尻を付けて座り込んだ。
ひとまず、黒スイッチの指令はクリアした様だった。

「おー、クリアできたか!良かったな!澪ちゃん!」

後からノシノシと歩いてきたおじさんは呑気にそう言って笑った。
私は本当に殺意を込めておじさんを睨み付ける。

「あ…」

おじさんはバツの悪い顔で目を逸らした。
あんな事しておいて今更反省しても遅い。

「あ、あの…澪ちゃ」
「シャワー浴びて寝る。おじさんは絶対に着いてこないで。少なくとも朝まではリビングに居て。寝室に入ってきたら許さないから」
「あ、その、お風呂なら背中でも流そうか?」
「本気で殺しますよ?」
「ごめんなさい」

一緒にお風呂なんて冗談にもならない。
私はおじさんを置き去りに青い部屋、バスルームへと足を運んだ。


           ※


シャワーを浴びて寝室へ戻ると箪笥から適当に下着を取って着ける。ブラのサイズまでしっかりと合ってるのが薄気味悪かった。
ついでパジャマらしき服を見つけたので拝借し、ベッドへ寝転がった。

「本当に…何なの…」

私は息をついて今日の出来事を振り返り、考えなければいけない事を整理する。
先ずは脱出するに当たって、ここを出るには指令を聞く以外に方法が無いのか、だ。
一通り全部屋を見たところ、窓は一切無かった。玄関も映画などで観る銀行の大きな金庫みたいに分厚い鋼鉄で出来ていて、複雑な形状をしていたから簡単には開かない。だから物理的にここから脱出というのは難しい。
後は親が警察に捜索願とか出してればここを見つけて救助してくれるか。ただそれは希望的観測に過ぎない。救助が来るまで “座して待つ” というだけで、その時が来るまで今の状況が変わるわけでもないから考えるだけ無駄だ。
そうなると指令に従って日数を1日でも減らすということになるのだけど………。

気掛かりなのはスイッチ。
赤と青と黒のスイッチはそれぞれ日数が決められている。決められているのはこうだ。


【赤スイッチ押下】1日減算
※指示達成=1-1=2日減算
※指示未達成=10-1-1=8日加算

【青スイッチ押下】1日加算
※指示達成=1-1=加減0日
※指示未達成=10-1+1=10加算

【黒スイッチ押下】3日加算
※指示達成=3-1=2日加算
※指示未達成=10-1+3=12日加算

必ず1日経つごとに1日は減算される。そこにスイッチを押す事で日数が加減される。赤以外は全て加算される。
確かルールでは必ず1日1回は押さなくてはならない…とは定めていなかった。だからスイッチを押さなかったとしても1日は必ず減る。
気になるのは黒スイッチを押したことで嫌な指令もあったが食べ物が出たってところ。しかもそれは高級な料理だった。そして冷蔵庫には調味料と水、冷凍庫には氷のみ。
そう考えるとスイッチは私達の『食』を保証する謂わば最も重要なライフラインなのかもしれない。私やおじさんはつまり、それに頼らないと “食べる” ことも叶わないという事で…だから……。

「生きる為には押すしかないってこと…?」

でも押せばあの嫌な指令が下される。
じゃあ…待って?色分けしてる意味は?スイッチが一つでない理由は何?
もう一回考えて。黒いスイッチを押したら料理が降りてきて、指示が出た。料理…高級な料理?フレンチレストランみたいな、やけに本格的な料理だった。
だとすると、程度の問題?
黒のスイッチは高級料理で、他のスイッチはB級料理で、ゲテモノ料理とか?
それなら指令はどうなる?指令も程度の問題になるってこと?10分間のキスは…どの程度なの?

ふと過ぎる(よぎる)想像にゾッとした。
待って待って待って。
私はベッドの上で体を起こし頭を抱えた。
もし………、もし高級料理だからキス程度だった…って考えたら?段階を踏んでキス以上の性的な指令になっていくとか?B級料理ならおっぱい舐められるとか、ゲテモノ料理ならSEXするとか…。
─────いや、いやいや!違うでしょ。逆だよ。高級料理出したんだから普通キス程度じゃ主催者側も気が済まないでしょ。割に合わないもん。食材費だって掛かるし、調理だって手間が掛かる。だからその視点に立って言えば高級料理なら指令がSEXするくらいじゃないとおかしいんだ。

いや─────違う。
私は馬鹿だ。何で頭から抜け落ちてたんだ。
そう、残日数の加減だ。黒は日数が加算される。しかも一番加算されるスイッチだ。3日、実質2日だけども加算される。だからスイッチの中で最も加算されるって事は最も “緩い指令” と考える方が辻褄が合う気がする。
そうなると唯一減算される赤のスイッチは、料理こそゲテモノ料理で、指令内容は………。
私はあの汚い中年男に抱かれるのを想像した。
瞬時に頭を振って想像を掻き消す。絶対押したらダメだ。私は明日こそ残日数が減算される赤のスイッチを押そうかとも考えていた。
もし私の想像通りだとしたら、今最も押してはいけないのが赤のスイッチだ。

「あっぶなぁ…」

ボサっと枕に頭を乗せて横たわる。
次第に見えてきた。ここからは基本スイッチを押さずに1日ずつ減らしていく。人は最長2ヶ月食べなくても生きられると聞いたことがある。空腹になったらせめて1日加算の青いスイッチか。実質はプラマイ0だからそれで何とか乗り切る。指令はそこまでのものじゃない…と思いたい。おっぱい舐められるとか嫌だけど……実際はどうなのかな…。
いや、やっぱり押すのは控えよう。

でも私一人じゃない。おじさんがスイッチを押してしまう事も考えないと。
あの人は私みたいに帰ることに執着してない。これがハッキリ言って一番ヤバいこと。むしろ私と一緒に過ごせる事を望んでる節があった。しかも、もし指令が全て性的なものばかりだとしたら、おじさんにとって正に “渡りに船” だろう。
おじさんは明らかに味方である筈なのに敵になっているこの状況は非常にまずい。嘘でも友好関係を築いてちゃんと話し合って、ここから出る事に目を向けさせないと駄目だ。


あの下卑たいやらしい顔を思い出す。

「澪ちゃん、澪ちゃん」

そう言っておじさんは私の胸やお尻やあそこを触って…硬くなったアレを太ももに押し付けてきてた。

「気持ち悪い…。あんなだらしない体で、やらしい顔で、あんな武骨な指で…私のここを……」

布団に潜って、私は私の大事なところを指でなぞる。

「ここを…あんな奴に……康太のものなのに…」

もう、濡れていた。にゅるにゅると割れ目から愛液が溢れて指を濡らしていく。

「んっ…ぁ………気持ち悪い…やめて…んっ、ぁっ…やめ………」

下品な笑い方。本当に最低。
中年特有の匂いも嫌。
そんなおじさんに乗しかかられて、おっぱいも揉まれて、あそこもくちゅくちゅと弄られる。

「あっ…あっ…ん、嫌、やめてってば……ほんと、気持ちよくない…んっあん!」

ここか?ここか?って攻めてくる。乳首が勝手に立って、おじさんの指の間で転がされる。

「ぁっぁっ…や、指入れちゃ…ああっ」

グチョグチョと大きな音をわざと立てておじさんが指を出し入れする。そして臭い口を寄せて私に無理矢理キスして舌を貪られる。

「んんっ…あっ、やだっ…んっ…離し………んぅ、あっ、だめだめっ、おじさ…っ」

そして我慢出来なくなったおじさんは…硬く大きくしたおちんちんを私の股に………。

「あああっ!んっあっ、入っ…んぅう!や、おっきいの、無理…抜いて…あっああ!」

夢中になって腰を振るおじさんの背中に手を回す。私は悲鳴に近い声を上げて、でもおじさんの口で閉ざされてしまう。

「んむっ…ちゅ…はぁっん!あんっ!ああっだめ………だめぇ…っ、抜いて、抜いてぇ…やっ、すご…だめなのっ、私彼氏が…康太がっ、あっあっいやっ、激しいのだめっ」

ずちゅずちゅって、おじさんのおちんちんが私の中で暴れてる。どんどん硬くなって大きくなって、悦んでる。私は力が入らなくて、突き飛ばすことも出来なくて、ただされるがままにおちんちんの出入りを許してしまっている。
はだけた胸は私の意思を無視して、おじさんの目の前で誘惑する様に暴れる。餌をちらつかされたおじさんは私の乳首に吸い付き、なお激しく股間を突き刺してきた。
仰け反るほどの衝撃。串刺しにされてオモチャにされて、私はでも喘ぐことも我慢出来ない。


「ああああっ!両方、だめっ、おっぱいもあそこもなんて…ひうっ!あっだめ、ほんとにっ、アッアッアッ!深…んっ、奥ぅ…♡」

また、キスされて、ずっとズボズボされて、おちんちんがもっともっとおっきくなって…。

「あ…♡おじさん…も、やめ………♡ああ、ん、…ね、おじさん…もっとゆっくり…んっ…♡」

激しかった動きから一転、ねっとりとした腰の動きになる。頭が呆けてしまう様な甘いキスで痺れてしまう。舌が絡まって、ぬるぬるして、息が、声が甘くなっていく。

「ぁぁ…イくぅ………や、イきたくない…イきたくない、けど………んっむ…イくのっ、おじさん、イくっ」

ゆっくりと奥に突き刺されて、私は宣言通りに果てた。おじさんはそのまま抜いて、私の顔に硬いままのソレを近付ける。
頭を撫でられて、口元まで寄せられたモノを私は咥えた。おっきい。大人のおちんちん。

「ん…はあ…ぁむ………、ちゅる…ちゅ」

おじさんの味が舌を通じて感じる。
エッチなことしてる。康太にもしたことないのに、私は知らないおじさんのおちんちんを口で味わっている。
すごい…エッチな気分になる。咥えたままおっぱいも揉まれる。

「あっ…もぅ………だめ…んっ、ちゅる……」

口に含んだまま前後に動いて、おちんちんを気持ち良くさせる。と、いきなり口に射精(だ)された。喉奥に勢いよく当たる精液は量が多くて、吐き出す事も出来ずに、咥え込んだままそれを飲み干していく。
おじさんはそんな私の頭を愛おしそうに撫でながら「ああ」とか「うう」とか喘いでいる。
私の口がそんなに気持ち良いんだ…。間を置きながらまだビュルビュルと出てくる精液を飲み込みながら、口内で痙攣するおちんちんに舌を絡ませていく。
もっと射精していいんだよって、そんな風に優しく促すように裏筋から、亀頭から、幹全体を舌で絡める。
中年男の男性器を口に含んでいるだけで頭がポーッとして、でも口だけは何度も味わう様に夢中になって動いてしまう。

「可愛いよ、澪…」

呼び捨てにされて不愉快。
頬張ったままおじさんの顔を見上げる。睨め(ねめ)付ける様に見たつもりだったけど、おじさんの優しい笑顔につい目を背けてしまった。
もう…何なの……。



           ※


─────酷い、夢を見た。
昨夜は思わずあそこを触ってしまったけど、そのまま眠りに落ちてしまった為か、おじさんとエッチする夢などをみてしまった。
どうしようもない。本当に恥ずかしい。しかも甘えて受け入れてた節があった。そんなことは絶対に無いのに。
あんなエッチは康太とだけなのだから。

とりあえず今日はここまでにします♡
↑ハート書けたかな?
また明日投稿するので宜しくお願いします。



二日目


「つまり、私達は死ぬかもしれない」
「ほう?穏やかではないな」

時刻は8:20。
リビングの床で寝転がっているおじさんを叩き起こして、現在椅子に座り向き合って話している。
昨夜考えた事を虚実(きょじつ)交えておじさんに伝える事にした。

「黒いボタンは指示の程度が低いのは説明した通り。何故指示の程度が低いかは残日数の増減の幅だと推測できるわ」
「それで、なんで赤スイッチだと “死ぬかもしれない” になるんだい?」
「だから、程度の問題だってば。今言った様に残日数の増減の幅を考えたら分かるでしょ?赤スイッチは唯一減算されるスイッチなの。となれば指令内容が過酷なものになると考えるの理に適うでしょ」
「黒いスイッチを押したからキス程度で済んだってことを言ってるのかい?」
「ええ、 “キス程度” じゃ済まなかったけどね」

嫌味ったらしく言ってジロリと睨み付ける。キスどころか胸やお尻や大事なとこまで触っておいてよく言う。

「わ、悪かったって。こっちもほら、女子高生とキスなんて出来ると思わなかったから興奮しちゃうだろ?それに何より澪ちゃんはおっぱいもお尻も魅力的だし、感度も抜群で…ぐふふ」

褒めてるつもりか?
何もフォローになってない上に余計不愉快な思いをさせている。
私は大きく息を吐いて怒りを鎮める。ここでおじさんと争ってはいけない。目的達成の為にはどうしても協力関係を築かなくてはならないからだ。

「もういいから。それより今日からはスイッチを押さない事を前提に生活してくからそれだけは覚えておいて」
「心広い!さすが澪ちゃん!許してくれるのだね」

おじさんはそう言って立ち上がると、テーブルを回り座ったままの私の背後に立ち、両肩に手を置いた。

「ちょっと、触らないで」
「まぁまぁ、これは昨日のお詫びと許してくれたお礼ってことで」

と、肩揉みを始める。既にそれはセクハラ。昭和生まれの男はまだ今の時代がどんなものか理解してない節がある。
何がお詫びとお礼だ。結局若い娘に触れたいだけじゃないか。確かに肩は凝ってるけど、揉み方がいやらしいから解(ほぐ)されている感覚が無い。
そしてその両手はそのまま下がり胸を揉み始めた。

「それの…何がお礼なの?いい加減にしないと本気で怒るよ?」
「ぐひひ、声が低くなったねぇ。本気で怒った?それが澪ちゃんらしいねぇ」

余裕ぶって私の胸をパジャマの上から揉み続ける。私が昨日のことを許したことで気を良くしたのか、それともまさか悦んでるとでも思ってるのか。
私が怒りの片鱗を見せたところで、何故かおじさんは意に介していない。

「ちょっと、いい加減離して。今は何の指令も無いのに」
「死ぬかもって言ったけどさ、澪ちゃん、本当はそうじゃないんじゃない?」
「え?」

どきりとした。少しの間動揺が走り、私は言葉を発することが出来なかった。
その間におじさんは胸元から直接手を入れてきて、ブラの隙間から直に胸を揉む。

「やっ、ちょっと何して」
「ふわぁ、やわこいなぁ。ずっと触ってたいわ」
「やめ、てよ!離せっ」
「俺と仲良くしときたいんだろ?」
「なっ!?」

背後から耳元で囁かれてゾッとした。悪意の塊が私の背中越しで蠢いている。この男は私の考えを全て見越している?馬鹿の振りして私を騙していたのか?
………否、今は我慢。 “その時” は今じゃない。
ブラの中で蠢く指はやがて、乳首を摘み捻り上げる。私は思わず顎が上がり、後頭部がおじさんの肩へもたれた。


「話し方で分かるさ。俺の機嫌を損ねない様にしようってな。そりゃあそうだ、ここでは俺と澪ちゃんの二人しか居ない。そして俺の協力が必要になる。つまり俺達は─────」
「アッ…!」

ぬらりとおじさんの舌が私の耳を舐め、両の乳首を引っ張られる。

「運命共同体ってことだ」
「っっ!」

痛いほど胸を鷲掴みされ、顎を上げて伸びきった私の首筋にゆっくりとおじさんの舌が這う。

「そんで赤のスイッチだがな、澪ちゃんの話では死ぬ可能性とか言ってたが俺の見解は違う。…まぁ、澪ちゃん自身も “分かってて言った” 節があるが………そうだろう?ぐふふふ」
「くっ…んぅ…!」

片手でパジャマ越しにブラを外され、締め付けから解放された胸はおじさんの手に依ってしっかりと納まった。

「何かの映画じゃあるまいし、そんな物騒な結果を求めてるとは思えない。この現場を見回しても武器らしい武器も無ければ、血生臭い痕跡も無い。大体指令が10分のキスだろ?となればその指令から逸脱される様な指令を考えるのは少し的が外れている感がある。もし与えるならキスにそぐった、つまりキスの上位互換の指令と考えるのが素直じゃないかね?」

言いながらパジャマの前のボタンを一つ、また一つと外していく。前がはだけ、下二つ分のボタンを残した。
ホックが外れたブラは胸の上へと捲られて、また直接胸を揉みくちゃにされる。

「例えば……一日中 “愛し合う” とか……ひひひ」
「………」
「その分赤いスイッチで得られる食いもんは期待出来ないが、そういう仕組みだろう。多分な」

もう、バレていた。私の考えも、多分ここのルールも把握している。

「だから赤スイッチを押さないで一日ずつ減らしていくなんて事を澪ちゃんは言ったんだ。本来なら一日でも早くここから逃げ出したい筈のキミが、何故赤スイッチを押さないか。それは死ぬとか以上に俺みたいなおっさんとSEXなんてしたくないからだ」
「………」
「さぁ、ここで問題だ澪ちゃん」

おじさんはそう言って私の顔の上から覗き込み、そのままキスをしてきた。後ろからおっぱいを揉みながら、昨日みたいにキスをして、そしてゆっくりと離すとにやりと笑う。

「腹を空かしたまま、スイッチも押さないまま、澪ちゃんとも何も出来ないおじさんに、どんなメリットがあるだろうか?」
「………」

押されている。おじさんは今、確実に主導権を握っている。
私は頭をフル回転させて何とか主導権を得ようと努力するけど…。

「あ、ある…わよ」
「へぇ、それは是非聞きたいな」

おじさんは薄ら笑いを浮かべたまま、はだけたパジャマを左右へ捲り、露わとなった私の胸に吸い付いてきた。
下唇を噛む。ねっとりとした唾液が潤滑油となっておじさんの舌が滑らかに私の乳首を転がす。

「…っ」
「ん〜?ほら、聞かせてくれよ。おじさんの得られるメリットってやつを」

唇だけで乳首を喰み(はみ)、引っ張ったり吸ったりを繰り返す。頭だけを働かせようとしても、胸の先から来る刺激に頭が翻弄される。

「め、メリットは…だから…一緒…に、ここから脱出出来るって………んっ、こと……」
「昨日も言ったが、俺はここから出ることにそこまで執着する理由が無いんだよ。澪ちゃんと違ってね。だからそれはメリットにならない。それはあくまでも澪ちゃんのメリットでおじさんのメリットじゃあないんだ」
「はっ…ぁ…だ、だからって…んっ」

駄目だ。これじゃずっとおじさんのターンで終わってしまう。解決の糸口が何かある。
でも、考えが纏まらない。逆にここでおじさんの好き放題させる事にメリットはある?メリットは…あるというか、おじさんの機嫌を損ねないでいる為にはこのままおじさんに好き放題させるしか…。
そこまで考えてると再びおじさんが唇を重ねてきた。唾液で濡れた乳首を捏ねくり回しながら、更に私の舌も貪られる。徐々におじさんに侵食されて、内側からどす黒く汚されていく。

「ここで提案だよ澪ちゃん。おじさんは澪ちゃんに嘘を吐かれたって怒ってるわけじゃない。おじさんはむしろ協力しようと思ってるんだ」
「……え?」

協力?今、協力って言った?私の言う通りにしてくれるという意味?

「そうさ、協力だよ。ただ澪ちゃんばっかりにメリットがあるのはおじさんも辛いからね。ここからは取引だ」
「とり…ひき?」

このタイミングで取引という言葉に嫌な予感しかしない。


「そう、取引。高校生には中々縁の無い言葉かもしれないが意味は分かるだろう?」

おじさんは底から胸を持ち上げて文字通り弄ぶ。
言葉の意味、分かるからこそ私はイエスともノーとも言えずにいる。乳房を好き放題にされていて、それでも尚、今は動けなかった。

「取引内容はシンプルだ。おじさんと毎日SEXしよう。そうしたらスイッチを押さないでいることを約束する」

そんな事だろうと思った。それなら赤のスイッチを押した方がまだマシだ。指令は多分SEXなのだから。
私はそこで漸くおじさんの手をピシャリと払いのけた。

「話にならないわね。交渉は決裂よ」
「…へぇ、流石澪ちゃんだね。その気の強さに惚れ惚れするよ。改めておじさんの女にならないかい?」
「お生憎様、私には彼氏がいるから。例え彼氏がいなくてもおじさんはお断りだけど」
「ひひ、嫌われたもんだなぁ。まぁいいや、交渉決裂ならそれはそれで。着いておいでよ」

おじさんはそしてゆっくりとした動作で部屋を出る。私は胸のボタンを閉じてその後を追った。
きっと目的は赤いスイッチだろう。
予想通りおじさんは赤い部屋、寝室へ入っていった。なんて分かりやすい人だろう。
おじさんはそのままベッドへと向かう。そしてベッドのヘッドボードに手を伸ばし──────

──────おじさんの手はヘッドボードに届くこと無く空を切り、前方の壁へと顔から突っ込んだ。鈍い音とおじさんの悲鳴が部屋に響く。

「ぐはぁっ!!」

私はというと腰を落とし、斜に構えて左前傾の姿勢を取っている。

「な、何すんの澪ちゃん!」

鼻を押さえながら抗議の声を上げるおじさんに対し、冷ややかな視線を向ける。

「ごめんねおじさん、私拳法習ってるの」
「け、拳法?」
「私が女だから力では敵わないって思った?」
「うぐ…」

暴力が好きなわけではない。ただ身を守る為に習っていただけなのだけど、師父(しふ)曰く、私にはどうも才能があったみたい。
人を………殴る才能。

「普段はこんなこと、稽古や試合の時しか使わないけど、 “身の安全の為” だものね」
「ず、ず、ずるいぞ!澪ちゃん!こんなのルール違反じゃないか!」
「あそこに書かれたルールには暴力行為の禁止は無かったはずだけど?」
「そうだけど…!」

鼻血を垂らしながら不満を言うおじさん。
男の人相手でも私はそこまで不利に感じた事はない。それがこのおじさんなら尚更だ。太っていて明らかに運動不足。筋力より贅肉に覆われただらしない体型で私に勝てるとは到底思えなかった。
とは言え、筋肉の総量で言えばもちろんおじさんの方が多いだろうとも思う。ただ格闘に於いては力の使い方が最も重要だと私は考えている。格闘は腕相撲ではない。厳密に言えば腕相撲も力が全てではないのだけど…。

「……赤いスイッチなんか押させない。おじさんはずっと私に監視されるしかないの」
「ぐ、ぐぬぬ…」
「これは取引や駆け引きといった類のものじゃない。命令よ」
「…くそぅ」

おじさんは諦めたのか、その場で座り込んで項垂れた。

これで、良い。もうおじさんの機嫌を気にすることは無くなった。本当ならこんな乱暴な手を使いたくなかったけど、お互いが協力し合えないなら力尽くでいくしかない。

「腹が減ったらどうするんだ…」
「人は何も食べなくても1ヶ月は死なない」
「そりゃどっかで聞き齧ったものだろう」
「そうだけど、現にそうして死んでない事例もあるわ」
「ああ、そうだな。それは確かにそうだろうさ」
「何が言いたいの?」

胡座をかき、項垂れていたおじさんは座りながら両手を後ろに置き、体を支えて天井を仰ぐ。

「生きてるってことと生きるってのは違う」
「…は?」

悟った風に話すおじさんに苛立つ。結論を言えばいいのにわざわざ説教臭く、回りくどく話すのは中年の性だろうか。

「体格によって変わるが、絶食を始めておよそ6時間を越えると体内のグリコーゲンがグルコースへと分解され、そのグルコースが不足すると空腹でイライラし始める。グリコーゲンを使い果たすと脳がエネルギーを求めて脂肪をエネルギーに変えようとする」

おじさんはそこまで一気に言うとゆっくりと立ち上がった。私は再び警戒を強めて構える。

「脂肪は肝臓で分解されるとケトン体という物質を作り出すのだが、血中に含まれるそのケトン体というのは脳が必要とするエネルギーのおよそ75%しか受け取ることが出来ない。そうなると脳は必然的に栄養不足に陥り、認知機能の低下が起こり始める。これが絶食した後6時間から72時間の間に起こる現象だ」

おじさんが…およそおじさんらしからぬ事を喋っている。出会ってから見たこともない状態のおじさんに、私は息を呑んだ。

「やがて72時間を越えると脳は体内のタンパク質までエネルギーに変換し始める。グルコースを生み出すためにタンパク質が分解されていき、やがて筋肉が衰え始める。骨密度も下がり人体に影響が出てくる」

私は、何を聞かされているのか。
この中年男はただ自分の身が可愛いから言ってるだけで、今の現状から抜け出すための詭弁を弄している…。そう、その筈だ。力では敵わないから口で丸め込もうとしてるのだ。

「1.2週間もすればビタミンやミネラルが欠乏し、免疫システムが機能しなくなり、病気になり始めて………死ぬ」
「う、嘘ばっかり!人は何も食べなくても1ヶ月は死なないって」
「それも嘘ではない」
「じゃあ!」
「運良く生きながらえてもグルコースや脂肪、筋肉を使い果たした状態が続くんだ。こんな状態で最も起こりやすいのが心臓発作」
「心臓…」

どくんと、胸が鳴る。気付くと私は胸を押さえていた。

「人は絶食すると3週間から70日の間に死ぬ事が分かっている。この期間に幅があるのは “どれだけ水を飲めるか” 、 “食べるのをやめた時にどれだけ体内に脂肪を溜め込んでいるか” という条件が人によって変わるからだ」
「脂肪…」
「さて澪ちゃん。ここで問題だ。俺とキミ、どちらがより多くの脂肪を蓄えてそうかな」

おじさんは白いTシャツをペロリとめくって、たっぷりと蓄積されただらしないお腹を私に見せつけた。

「いいかい?30日は最短ではない。今言った通り、心臓発作が起きればより早く死ぬ事になる。ダイエットじゃないんだ。長期的に食事を断つという事はそれだけでリスクなのだよ」

おじさんは私に向かって歩み寄る。
私の動揺を感じ取っている。
肩を抱かれて引き寄せられる。

「仲良くするというとこはお互いに飲もうか」

おじさんはそう言うと、また私の唇を奪った。


時刻は9:30。
赤い部屋で私はベッドに腰掛けている。パジャマの前のボタンは全て外されて、ブラのホックをも外された胸は、おじさんに吸われている。
おじさんは寝転んで私の膝の上に頭を置き、乳房を吸いながらおちんちんを取り出して、右手で扱いている。
夢中になっておっぱいを吸いながらおちんちんを擦る姿は滑稽でしかない。いい大人が赤ちゃんの様におっぱいに執着しているのを見ると呆れを通り越して不快だ。

「んぶっ、ちゅる!澪ちゃんのおっぱい!澪ちゃんのおっぱい!」

喋らないで早く終わらせてほしい。
こうなったのもお互いの譲歩の結果だ。SEXはしない。でもボタンは押さない。
それじゃあSEXはしないけど、その手前ならどうだという案を出された。つまり挿入は無しという事。
そしてボタンに関しては三日に一回、青のボタンという意見を出される。
さっきの話の中で言えば丁度72時間後から始まるタンパク質の分解を防ぐ為の措置となる。そして青スイッチであれば指令さえクリアすればプラスマイナス0日で済む。
私はその案で妥協し、今現在それを許している。

「…ちょっと、こういうのは1日1回だからね」
「ええー、2回にしようよ」
「絶対、イヤ」
「でもでも、澪ちゃんの乳首、こんな立っちゃって喜んでるよ?」
「んっ……ばっ、バカじゃない…」

おじさんの言う通りで、私の乳首は私の意思を無視してピンっと立っていて、ふやけるほどおじさんの涎に塗れて(まみれて)いる。
ふっと視界に入るおじさんの下半身。なるべく見ない様にしてても、どうしても見えてしまう。

「喜んでんのは…あんた、じゃん……っ、そんなおっきくして………んっ」
「そりゃ喜ぶさ。なに?澪ちゃん、俺のちんぽにそんな興味ある?」
「あるわけ、無いでしょっ」

言葉が上手く紡(つむ)げない。
いちいち乳首を甘噛みしたり転がしたり、太ももを撫でたりするから、その度に体が変に反応してしまう。

「顔が赤くなってるよ、澪ちゃん。感度が良いね。おっぱい舐められて気持ちいいの?」
「おじさんなんか、…にされて、気持ちよくなんかあるわけ……っ」
「言葉が途切れてるよ?我慢しなくていいのに…んむんむっ」
「…ッッ」

ほんとしつっこいし、ねちっこい。何で男ってこんなおっぱいが好きなの?赤ちゃんから卒業できてないってこと?
そんな風に考えてたら康太とのエッチを思い出して、興奮して私のおっぱいを吸うおじさんの顔が康太と被った。

「あっん」

すぐに口を覆う。私の馬鹿。よりによって康太とおじさんを被せてしまうなんて…。

私の甘い声に気を良くしたおじさんは更に激しく舌を、唇を使って私の胸の突起を責める。

「くっぅ、んっ…」

唇を噛んで首を振って与えられる刺激に逆らう。でもそんなのは気休めにもならない。

「はっ…ぁっ、んんっ」

早く…早く終わって。ベロベロと蠢く舌に転がされる乳首はどんどん感度が敏感になっていく。おじさんのおちんちんを扱く手も早くなっている。
あんなに擦って痛くないのかな…。すごいおっきくなってて、今にもはち切れそうに見える。
太くてガチガチ…。
男の人の興奮してるのって本当に分かりやすい。

「ぁっ…ちょっと…、まだ…なの?」
「むほほ、澪ちゃんのおまんこ舐めさせてくれたらすぐイけそうだけど」
「ば、か…じゃない?…ぁんっ」
「ほんとだよぅ?すぐイッちゃうよぉ?」
「……」

何…それ…。変な誘惑。
あそこ舐めさせたら早くイくなんて。
でも、そしたら早く終わるのか。この地獄が…。
でも、でもそんな事…。

「ね?ね?早く終わらせたいでしょ?澪ちゃん」
「………」

早く終わるなら…仕方ないよね。
うん、仕方ない。

「だから、ね?いいよね?」

おじさんはゆっくりと私の下のパジャマと一緒にパンツまで指を掛けて、下ろし始める。
私は顔を背けて脱がしやすい様にベッドからお尻を上げる。

「うっひょお」

歓喜の声を上げるとおじさんは私の下を全て脱がし、股間へ顔を埋める。

「──────アッ♡」

ぬろんと舌が這う。私は自分でも濡れてる事に気付かないでいた。無遠慮に舌が私の割れ目を舐めて、入り口にもぬめぬめと入り込んでくる。

「アッ…ちょっとっ………んっ、ぁっ…!」

やだ…こんなの、無理。
腰が膝が震える。エッチな舌が私の膣内に入って入り口の浅いところを攻め立てる。
知らない、こんなの。康太にもされた事無い。
私はおじさんの勢いに負けてベッドに倒される。そして太ももの下から手を差し込んで、太ももを抱えながらあそこにむしゃぶりついてきた。
もう、おちんちんを握ることもしてない。ずっと “待て” をされた犬が “よし” をもらったみたいに、がっついて…。私の、不潔なところなんかに夢中になって…。
ちゅーちゅーと淫水を吸って、襞(ひだ)の隙間まで、余すとこ無く舐め取っていく。

「待って、おじさ…んっ!やっ、あっちょっと………そんなとこ…っ、んんんっ!」

オナニー、しなさいよ。早くイくって言ってたのにそんな興奮して…。オナニーすることも頭から飛んでっちゃうくらい興奮するなんて。
私の汚いとこなのに、グロテスクなところなのに…何で興奮できちゃうの。
変態…。本当に変態…。

「ぁっぁっ…」

気持ち良くなんてない。認めない。
なのに力入らなくて、脚が勝手に開いて、ペロペロされるのを許してるみたいで。
おじさんの頭を掴んで腰をくねらせている。

「だ…めぇ…っ」

おじさんじゃなくて、私がイッちゃう。
康太以外の人にイかされるなんて許されない。

「待って、待って、止めて…ほんと、に…アッ♡ ぁっあっ♡」

そして、クリトリスに吸い付かれて私は一気に果てた。


………………………
………………
………


ジュルジュルと音を鳴らして啜られる。
まだ終わらない。時間を見る余裕も無くて、私はただ痙攣を繰り返している。
顔を見られないように枕を顔に当てて、声も抑えるけど、でも腰だけは何度も浮いたりしておじさんの責めに耐えきれずにいた。

「〜〜〜〜ッッ!!」

もう、やだ。
イキたくない。なのに──────イく。
こんなにしつこくあそこを攻められた事無い。自分でする時だってこんなにしない。康太だってこんな事…。
枕のせいで呼吸が苦しい。でもこれを外したくない。今、私はきっと酷い顔をしてる。
舐められて、絶頂を繰り返してる顔なんて、こんなおじさんに見せたくない。
早く、本当に早く終わらせて。早くオナニーして射精しなさいよ。

「──────ぷはっ!あっああ!」

耐え切れずに枕を外す。
おじさんはそこで漸く顔を上げると、自らもズボンとパンツを脱ぎ捨てて私の顔の横でおちんちんを扱き始めた。
やっと、終わる…。どうせ顔に精子をかけるつもりなんだ。
ゴシゴシと扱かれるおちんちんは隆々としている。中年の性器なんて見たことないけど、何でそんな若々しく勃ってるの?
鼻先でそれが平然と行われている異常性に私は麻痺している。こんな状況を目の当たりにしたら、本当なら悲鳴の一つでも上げて逃げたり、股間を殴ったりすると思う。
匂いがする。生臭い男の匂い。先走りの汁が扱いてる右手に絡んでぬちゃぬちゃと音を立てている。

「あっ…」

右手で扱きながら、左手で私のおっぱいを揉んできた。こういうの器用に熟(こな)すんだと感心さえする。
乳房を矢らしく揉んで、乳首を指で挟んで、そして私の反応を愉しんでいる。性格が悪い。

「ううっ、射精る!澪ちゃん射精るよ!」

言った瞬間凄い勢いで性液が放たれて、私の頬や鼻、口に注がれた。それでも扱き続けて、断続的に射精は繰り返される。量が凄い。匂いも…。

「きゃっ、ちょっと…アッ♡」

ちんちんを扱く手を止めずに、今度は左手で私のあそこを弄る。
舐められ続けてすっかり出来上がった私の割れ目は、いとも容易くおじさんの指を受け入れた。

「あっ、やだ、もうやだ!あああっ!」

私は濃い精子を顔に浴びながら、また絶頂を迎えて痙攣を起こす。
口の中に入った精子の匂いは鼻から抜けて、おじさんの匂いを覚えさせられる様だった。


「ほら澪ちゃん、もうちょっと手伝って…もっと…」

性器を口に当てがわれる。絶頂を繰り返して思考が回らない私は、口を半開きにさせるとおちんちんが割り込んでくる。

「んむ…ん…」

もう分かんない…。私の舌は口の中のおちんちんをなぞる様にして動く。ピュッピュってまだ濃いのが出てきて、私の喉奥を刺激する。
おじさんの指はまだ休むことなく私の中を掻き混ぜてて、だから考えることもできなくて、私はおちんちんの汁を飲んでいく。

「ふぃー、出た出た」
「…あっ…」

と、おじさんはおちんちんをゆっくりと私の口から抜き出した。私はつい追う様に顔を動かして、抜けた先から物足りなさを感じてしまった。

「澪ちゃんありがとうね」

そう言って優しくキスをされる。自分の性液まみれの口なのに…。

「は…ぁむ…ん……」

舌を絡める。当たり前の様にキスを受け入れている自分が居た。



           ※


「約束が違う」
「ごべんばばい…」

膝丈の黒いスカートに白いシャツを身に纏う。赤い部屋にあった箪笥から拝借したものだ。
あの後おじさんは私にボコボコにされ、今正座で私の前に居る。

「舐めたら早くイくって言ったよね!?」
「ふぁい、言いばした…」
「何で舐め続けてオナニーもやめてんのよ!」
「ほれは、ほの……興奮ひてひばって…」
「次似た様な真似したら許さないから!」
「次もひていいんでふか?」
「黙れ性獣」

本当に懲りない。食欲より性欲が旺盛なのか。

「じゃ、今日はもうこれで無しだから」
「あひたまたお願いひまふ」
「うるっさい」
「ぶげっ!」

顔面に前蹴りをすると、おじさんはカエルの様にひっくり返った。
時刻を見ると12時半。お昼時だけどもちろんスイッチは押さない。

「…暇ね。テレビやパソコンがあれば時間も潰せるんだけど」
「ひゃあ、またエッチなこと…」
「だからしないって言ってるでしょ!」
「はぐぅっ!!」

今度はお腹に前蹴り。おじさんはその場で蹲(うずくま)る。
つい今さっき射精したばかりなのに…。エッチな事しか頭に無いのか。うんざりする。

「まぁいいわ。とりあえず私シャワー浴びてくるから大人しく待ってて」
「ふぁい」

正座したままのおじさんを尻目に、私は青い部屋へと向かった。


脱衣所で服を脱ぐと私はバスルームへ入った。
問題無くお湯が出る。嫌なのはガラス張りという点だ。普通曇りガラスとかにする筈のそれは、一点の曇りのないガラスで全て見えてしまう。

「ラブホテルじゃあるまいし」

言って気付く。ここはラブホテルみたいなものだった。いや、ラブホテルの方がマシだ。変な指令なんか出るラブホテルなんかあってたまるか。

「まぁ、今更…か」

もうおじさんには私の恥ずかしい所は全て見られているし、しかもその恥ずかしい所に全て…文字通り “唾を付けられた” 。
バスルームにはちゃんとシャンプーやトリートメント、ボディソープが用意されてある。
先ずは頭からシャワーを浴びて、ボディソープを泡立てている時に青い部屋の扉が開いた。
侵入者は当然…おじさんだ。

「大人しく待っててって言ったよね!?」
「と、とと、トイレだってば」
「こっち見ないで!」
「わ、分かったよぅ!」

おじさんはそしてバスルーム向かいの扉を開けてトイレに入っていった。
今更とか言ったけど、だからと言って本当に見られるのはやっぱり嫌だ。
私はシャワーを止めるとこっそりガラス戸を開け、裸のまま電気を全て消した。

「うわっ!ちょっと!澪ちゃん!?何も見えないよ!!」
「いいの!見えなくても座ってすれば出来るでしょ!」
「いや、確かにそうだけど、元々うんこだから座ってするつもりで」
「レディの前でうんことか言うな!」
「ご、ごめんよ………うう、何も見えない…」
「出たらこっち来ないで部屋から出る前にちゃんと電気点けてこっち見ないで出て行って」
「注文多いっ!」
「私だって見えないから不便なの!」
「自分で消しといて理不尽な!!」
「とりあえず言う通りにしなさいよ!」
「分かったよぉ!」

返事を聞いて私はバスルームへと戻る。暗くて本当に何も見えない。
手探りでシャワーホースを掴むと、そのまま下へ伝い蛇口レバーを上げる。暖かなお湯が身体にかかり、少しだけ安心した。


──── ビーーーッ!!


突如、けたたましい音が室内に鳴り響く。
待って…この音………、スイッチを押した音じゃない!?
慌ててバスルームから出ると電気を点けてトイレを強くノックする。

「おじさん!」
「あ…ああ……」
「おじさんまさか…」
「す、すまん…見えなくて、トイレットペーパーの上にスイッチあるから、手探りでトイレットペーパー探したら……その、スイッチ…押しちゃった」

青いスイッチは、確かにトイレットペーパーの上にあった。
迂闊。何で頭が回らなかったのか。電気を消せばこうなる可能性があることくらい予想出来たはずだ。でも私はスイッチの位置のことなどすっかり頭から抜け落ちていた。
トイレから水を流す音が聞こえ、ドアが開いておじさんが申し訳なさげに出てきた。

「………臭っ!!」
「えっ、酷い!」
「もうやだ!スイッチ押すし臭いし!」
「そ、そんな事言ったって生理現象なんだから」
「スイッチ押すのは生理現象じゃないでしょ!」
「それは澪ちゃんが電気消すから!」
「私のせいにしないでよ!そもそも私がお風呂入ってるのにうんこなんかするからでしょ!我慢しなさいよ!」
「女の子のお風呂は長いと思ったからだよ!我慢なんかできないでしょうに!」
「あんたみたいな性獣と一緒に居て長風呂なんかできないでしょ!」
「性獣だから押すならこっちのスイッチ押そう」
「あっん…ってやめなさいバカ!出てけ!」

おじさんが私の乳首を突っついた。思えば私は全裸だったんだ。
すぐにバスタオルを身体に巻き付けておじさんを部屋の外に追いやる。そして鼻を摘んでトイレに常備されている消臭スプレーを辺りに撒き散らすと、着替えを済ませて私も外へ出た。

「お風呂…いいの?」
「…後で入る。今はとにかく」
「ご飯が出てるかの確認、だね?」
「違う!」
「うぎっ!?」

おじさんのお尻に膝を入れる。本当に危機感の無い人だ。

「先ずは指令がどんなものか見ないと落ち着かないでしょ!」
「…ふぁい…」
「はぁ、二日連続でスイッチ押すとか…最低」

私達はそして再び寝室へと向かった。

           ※


「…勘弁してよ…」

タブレットを持つ手が震える。おじさんは私の後ろでタブレットを覗き込もうとしている。


【指令】
佐々木澪と大島源治はお互いの性器を舐め合うこと。大島源治は最低でも1度は射精すること。
佐々木澪は最低でも5度の絶頂をすること。
お互い行為中に20回「好き」と発言すること。


「澪ちゃん、なんて書いてあるの?」

私は力無くタブレットをおじさんに渡した。

「うっひょお!余裕じゃんか、こんなの!」
「あんたにとって嬉しいかもしんないけど、私とっては地獄よ。ってかおじさんにとって良いことしかないじゃん!不公平だよこんなの!」
「でも澪ちゃんだって気持ち良くなれるし」
「なれないから!そもそも私がイッたって監視してる人は分かんないじゃん!」
「分かるよ」
「何で!?どうやって!?演技でもすればいいってこと!?」
「さっき澪ちゃん、7回イッたでしょ?」
「…え?」

何で、知ってるの?私そんな分かりやすい反応してたってこと?

「首輪だよ、その首輪」
「首輪?」

私に巻き付いてるこの金属っぽい首輪のこと?

「それが光るんだよ。澪ちゃんがイッた瞬間に白くピカーって」
「…そんな…え、嘘…」
「いや本当に。だから演技とかしても無駄というか、意味無いよ」

私はいよいよ怖くなった。どんな技術で出来てるか分かんないけど、そういう大袈裟な物が使われてる時点で怖さがあった。

「とにかく敏感でエッチな澪ちゃんだからこんなの楽勝だね」
「…ちょっとムカつくんだけど。おじさんなんかに簡単に気持ち良くされるって聞こえる」
「そう言ってるよ?」

カチーンときた。

「大体好きって言えとか、本当に嫌なんだけど!絶対言いたくない!」
「でも言わないとクリア出来ないよ?」
「分かってるわよ!!」

私はイライラが止まらなくなって部屋から出る。

「お、おいおい、澪ちゃんどこ行くの!」
「ご飯が来てるか調べるの!!」

時刻は13:35。時間制限が無いからまだまだ時間があるけど、それが逆に私を憂鬱にさせた。

ペペロンチーノとサラダとオニオンスープ。それらが二人分、エレベーター内に入っていた。

「また洋食かぁ。和食は無いのか?酒も今回は無いな」

そうぶつぶつと文句を言いながらもおじさんはペロリと平らげた。
私は少しだけスープを啜る。温かさがささくれた心を少しだけ緩和させる。

「そいじゃ、おじさんはお風呂入ってくるわ。澪ちゃんはしっかり食べておきな。これから体力使うから。ぐふふふ」
「食欲が失せるんだけど…」
「そうかい?何なら一緒に風呂入るかい?」
「お断り」
「そりゃ残念だ」

そして鼻歌を歌いながらおじさんはリビングから出ていった。


………………………
………………
………


時刻は15時。
慣れなのか麻痺なのか。
寝室は薄暗い灯りで、お互い身に付けている物は一つもなく、お互いの陰部に顔を埋めていた。
仰向けで寝そべっているおじさん。
その上で私はおじさんのモノを握って舐めている。

「んっ…は、…ちゅる…」

硬い…。さっきいっぱい出したくせに、もうこんなになってる。
っていうか、康太のより太くない?おちんちんってこんなに違いがあるんだ。

「あっ…」

また、おじさんの舌。
この感触を私の体は覚えてしまった。

「んぅっ…ぁっん」

おじさんを射精させて、私も5回イッて…。でも集中して舐められない。
あそこが…おまんこが舐められてるから。

「ほら澪ちゃん、好きって言わないと」

言われると言いたくなくなる。言われなくても言いたくないのだけど…。

「はいはい、好き…んっ」
「1回目だね。あと19回」

馬鹿馬鹿しい。好きって言えば好きって事になるわけでもないのに。おじさんもそんなので興奮するなんて頭がおかしい。

「んむっ…ん…」

先っぽから出てくる汁を舌で舐めとる。変な味。決して美味しくはない。でもしないわけにはいかないから唇をそっと当てて先端にキスをして、先っぽを吸う。

「好きだよ澪ちゃん、好きだよ!」

おじさんも必死だ。お互いに好きを言わなきゃいけないのだから当然と言えば当然か。おじさんはあと18回。

「んっ…好き…、ちゅ…んっ」

私もあと18回。
何をやらされてるのか。ふと冷静に戻るけど、冷静になればなるほど自分が馬鹿に見えてくるからあまり考えたくない。

「…あっ、おじさ、ん…そこは…」

お尻の穴まで舐めてきた。汚いところを平気で舐める神経が分からない。それなのに私はゾクゾクとしてしまう。
さっきよりもおちんちんがおっきくなってる気がする。すごい…こんな…。


「澪ちゃん、舐めるだけじゃなくて咥えてよ」
「…指令では舐め合うって書いてあったから…舐めるだけで十分…」
「そんな事言わないで、ね?」
「………」

ビクビクと私の手の中で跳ねている。おちんちんだけが別の生き物みたいになって、要求しているみたい。
咥えろって言ってる。

「……」

私は口を開けて、頬張った。口内でビクッと跳ねるて、どぷって先走り汁が出てきた。気持ち…良いんだ、私の口。

「んむっ、ん…」

前後に頭を振って唇でおちんちんを扱く。
何だろう…、頭が痺れる。よだれと我慢汁が口の中で混ざり合う。
………エッチだ。

「んぅっ!?…んっんっ」

クリトリスを吸われて余計に頭が白くなる。

「澪ちゃん、好きだ!好きだ!じゅるる!」

おじさんあと16回…。
私も。

「私も…ん、好き…んむっ、ちゅっ…」

好きじゃない。好きなわけない。

「あむ…っ、ん……はぁ、おっき……んむ、…じゅる」

お口が犯されてるみたい。こんなおっきいの入ってきたら…どうなっちゃうの?

「ん、…んあっ、ああ、まって、だめ…おちんちん…咥えられない………あっん♡」

だってもう、朝からずっと…舐められて、無理だよ。おじさんのベロ…だめ。

「あっあっあっ♡ 待って、イくっ」
「いいよ澪ちゃん、イッて」
「あっあんっ、だめぇ…イくぅ、イくっ」

薄暗い中で私の周りが白くぼんやりと灯りがたった。イッたら本当に首輪が光るんだ…。


「あと4回だよ、澪ちゃん」
「いやぁ…もうイキたくない…」

朝から今のでもう8回はイッてる。これ以上イかされたらおかしくなる。

「ほらほら澪ちゃん、俺もイかせないと」
「ぁ…はい……あむ…」

おじさんは腰を突き出しておちんちんを私の目の前に持ってくる。私はまたそれを口に含む。
やっぱり…硬い。太くて硬くて…おっきい。

「んじゅ…じゅる……ぁぁ…♡」

おじさんは嫌い。
でも、このおちんちんは…罪は無い。だってこんなに可愛い…し。

「はっ…あむ…ん♡ じゅる…じゅる」

あ、、ダメ。また、おまんこ…キュンッてして…。
また部屋の中が白くぼんやりと光る。

「だ…めぇ………も、無理ぃ…」
「ほら澪ちゃん、好きは?」
「は、ぁ…ん、はい…好き…好きぃ…」

…あれ?あと何回…言うんだっけ?

「澪ちゃん、おじさんも好きだよ、大好きだよ」
「やっ、いやぁ……あっん♡ 澪…は、澪はぁ………ああっ♡」

おちんちんを握り締めてうつ伏せる。おちんちんが頬に当たる。

「澪ちゃん好き、好き」
「あっあっん!だめ、おまんこだめ…そんな舐めちゃ…ああっ♡ んっ♡」
「澪、澪!好きだぁ!じゅるじゅる!」
「澪、は…あっ、澪…も、すき…好き…♡ あっあっあっあっああっ♡」

ああ…おちんちん…すっごい勃ってる。
エッチ…。食べてあげなきゃ…。

「はむ…ん♡ 」

じゅぽじゅぽと音を立てて深く飲み込む。
早く出させてあげなきゃ。気持ち良くしてあげなきゃ。
おじさんは指でおまんこ拡げてきて、舌を捩じ込んできた。恥ずかしくて死にそうなのに、でも私はそれも気持ち良くって、身体を震わせた。

「おじさんっ…好き…好きぃ♡ もっと…澪の…舐めてぇ♡」
「ああ、いいとも。ふひひ…」
「んっあん!…ぁっ…あっあっ♡ おちんちん…も、気持ち良く……するね…♡」
「うひひ、お願いするよ」

太過ぎ…。おっき過ぎ。
顎が疲れちゃう。けど、私はおちんちんを右手で扱きながら口でも扱く。

「うあっ…澪っ…俺…」
「んぶっ…ん♡ だひて…澪の口に…」

そして、、一気に口内で射精された。
いっぱいのおじさんの精子。こんな量をもし膣内に射精されたら、妊娠してしまいそうだ。性液を飲み込んで、匂いが鼻から抜けるこの感覚。酔ってしまう。

私は………今、どんな顔をしてるのだろう………。


           ※


「あれは、違うから!」

赤の部屋。もう時刻は18時を回っていた。
3時間、ずっと私達はお互いの性器を舐め合っていたことになる。

「な、何が違うって?」
「〜〜っ!」

あの時の私は少し、いやかなりおかしくなってた。
こんな中年親父にしつこく舐められて、どうにかなっちゃったのも許せないけど、おちんちんにずっと奉仕し続けてたのも許せない。

「でもクリア出来たから良かった良かった」
「何が良かったよ!ほんと気持ち悪い!」
「お、おう」

大きな声を出して雑念を振り払う。私は好き好き言いながらこんな男のちんちんを悦んでいた。
いや、悦んでない。あんなの嘘だ。
頭が麻痺してる。セクハラが常態化すると許容範囲がバグるんだ。

「でもさ、大体30分くらいでもうクリアは出来てたよ」
「そんな時間見る余裕あったんならさっさと教えなさいよ!」
「教えたけど、ずっと好き好きって言ってちんぽ舐めてるし、おまんこ舐めてっておねだりしてくるから…」
「う、嘘つかないで!聞いてないそんなの!」
「じゃあ聞こえてなかったんだ。それだけおちんぽに夢中だったってことか」
「そんなわけっ…!」
「だって3時間だよ?ちょっと長いって思わなかった?普段の澪ちゃんなら思うでしょ」

おじさんの言う通りだ。絶対長く感じてる。10分も耐えられなかったと思う。

「だからさ…」
「んっ」

まだ服も着てない。
肩を抱かれて唇を重ねてくる。舌を絡めて、唾液も絡めて、ふやけきったおまんこに手を伸ばしてくる。

「んむぅ…ん、ちょっと…、もう指令終わっ…あっ」

意地悪くくちゅくちゅと入口を指で弄る。

「ほんと、やめなさ…っ、指令、、クリア、してる…んっ、あっああっ」

今度はおっぱいまで舐めてくる。両方攻められて、私はまた、軽くイッてしまう。部屋がぼんやり明るくなって、イッた証明をしてしまう。
絶対、おじさんは調子に乗ってる。私をイカせてるって。おじさんを喜ばせるだけ。
大体もうクリアしてるのに何で続けるの?指令以外でのこういうのは1日1回って決めてるのに。

「やっやっ、もう…んっ、ちゅ…んむぅ…♡」

キスされて、乳首も捏ねられて、おまんこまで弄られて…。もうさっきからいっぱいイってるから力が入らない。
ベッドで横に倒されたまま、おじさんは私の上に乗っかってくる。興奮度が更に増していて、おじさんの目はまるで捕食者のそれだった。
仰向けになった私の脚を抱えて、反り返ったおじさんの兇棒が私の割れ目に当てがわれる。

「澪ちゃん、挿入(い)れるよ」

…挿入れる。おちんちんを私に。あんなおっきいのを?康太のじゃない、まだ会って間もない見ず知らず中年男のおちんちんを…?

「いいよね…」



くちゅりと先端が私の襞を掻き分ける。
十分に解(ほぐ)されて濡れきったあそこは、何の抵抗も無く肉棒の侵入を許してしまう。

「いいわけ…ないでしょ!」

股間に向けて拳を繰り出した。ズムッと鈍い音と感触。

「あぐっ!!」

おじさんは悶絶して私から降り丸くなって蹲る。

「ほんと、油断も隙もない。指令でも無いのに、入れるのは無しって約束でしょ!」
「うぐぐ…だって、澪ちゃん…もっと気持ち良くなりたそうだったから…」
「私じゃなくてあんたが気持ち良くなりたいだけでしょ。私のせいにしないでよ」
「だって、好きって…」
「だから、勘違いしないでって言ってたでしょ。指令だから仕方なく言ってたんじゃない」

厚かましい。あんな言うだけの台詞に本音なんかあるわけないのに。

「じゃ、じゃあ…あれは嘘だったの?」
「嘘に決まってるでしょ」
「でも指令では20回なのに…それこそ30回、40回以上は言ってた…」
「それはっ」

それは、だって、数なんて数えてないし、数えられなかったから。数が分かんなくなって、だからずっと言ってただけ。
私は出来る限り記憶を辿って、そんなあやふやな言い訳をおじさんにした。

「つまり…気持ち良くなってて、どうかしちゃって数を数えてても分かんなくなっちゃったってこと?」

股間の痛みが引いてきたのか、おじさんは得意のニヤケ面で私に問いただしてきた。

「あ、あのねぇ!別におじさんが上手くてとかそういうのじゃないから!」
「なるほど。俺が上手いかどうかじゃなくて、澪ちゃん自身がエッチだからってことかな?」
「ち、違うっ!そうじゃなくて、あんなところ舐められたら頭が回らなくなるし、それにフェラだってしなきゃいけないし、好きって言わなきゃいけないし、あっちこっち考えてたら纏まらないでしょ!」

そう、そうだよ。私がえっちだからとかそういうことじゃない。これが別の女の子でもきっと同じ結果になるはず。

「うん、だからさ、エッチなことされちゃうと訳わかんなくなっちゃうってことだよね?澪ちゃんは高校生の割に結構頭が回ると俺は思ってたけど、快感を与えられるだけで処理能力が低下して、その頭脳は機能しなくなっちゃうんだね?エッチなことで頭がいっぱいになっちゃう、と」
「そっ…!」

そうじゃない。そうじゃないけど、私の言い訳はそう捉えられるものだったか?

「おじさんだって!エッチなことになると興奮して我を忘れて約束破って、獣みたいに理性無くすじゃん!」
「そうだよ?」
「…はっ!?」

おじさんはあっさり認める。それの何が悪いのかとでも言うように首を傾げた。

「魅力的な雌が居て、自分の遺伝子を注ぎ込みたいって思うのは獣も人も一緒だよ。そもそも人は元々獣だったのだよ。こんな環境では知性とか理性とかじゃなく、本能が全面に出るのは当たり前だと思うよ」
「私のこと頭悪いみたいに言っておいておじさんが頭一番悪いじゃん!」
「ああ、馬鹿にしたわけじゃなくて、いくら賢い澪ちゃんでも本能には抗えないよねって話をしたかったんだ。ごめんよ」

おじさんはそこまで言って私の頭を優しく撫でた。
子供扱いが癪に障る。頭に置かれた手を払って私は下着を着け、素早く着替えを済ました。


五日目


三日目と四日目はスイッチを押さずに過ごせた。当然食事は無し。
思ったより断食はストレスになる事が分かった。食べていないのに体が重い。動くのが億劫になる。
今日は食べずに過ごした三日目になるから、青のスイッチを押す日だ。
残日数で言うと振り出しに戻ったことになる。リビングにあったA4ほどの紙とペンで日数や残り日数を書き込んでみた。

1 日目 残日数30黒スイッチクリア+2
2 日目 残日数32青スイッチクリア±0
3 日目 残日数32無し-1
4 日目 残日数31無し-1
5 日目 残日数30

ここで青スイッチを今日押すことで±0、明日も残日数は30日のまま。初日の黒スイッチがやっぱり痛い。
それと…。

「澪ちゃん、今日はどうする?」

メモを見て悩んでいる私の心など読もうともしない無神経なおじさんが後ろから肩を揉んできて、その手はすぐに肩から腕、脇を通って胸へと移っていやらしく揉んでくる。
…これだ。スイッチを押さなくてもこういうセクハラ行為をされる。しかも段々と馴れ馴れしくなっている。

「…どうするって何が?」

胸を好き放題に揉まれても動じなくなった。私にも変化が起きている。動じればおじさんを喜ばせる事になる。だから無関心を装う。
でもそれは事実上ただの無抵抗であって、おじさんのセクハラ行為を助長させるだけだった。

「ほら、エッチ時間だよ。今日は青スイッチ押す日だろ?だから午前中にエッチ時間使うか、後に回すか」

私はチラリと時計を見る。9:25。

「エッチ時間って言うけど、 “コレ” はそのエッチ時間じゃない?」

私は胸を揉む手を指差して背後にいるおじさんを睨む。

「嫌だなぁ、これはただのスキンシップだよ澪ちゃん」
「世間ではコレをセクハラって言うの知ってる?」
「そうだね、ここの施設が一般社会と同じ構造ならね」

確かに。米軍基地の様に治外法権みたいなものか。多分日本国内ではあるだろうけど、こんな風に監禁されてたら法も何もあったもんじゃない。

「スイッチは早めに押す。どんな指令があるかも分からない。時間が掛かるものだったらクリアも出来なくなるかもしれないし」
「腹も減ってるしね」
「あんたは食べなくても全然痩せないくせにね」
「澪ちゃんだっておっぱい全然痩せないじゃん。あ、おじさんが揉んであげてるから逆に成長しちゃってるのかな?」
「時間外は触らないでって何回も言ってるでしょ」

会話中もずっと揉み続ける手を払い退けて私は立ち上がる。

「えぇ、時間外なんて取り決めあったっけ?」
「そういうことする時以外って意味よ」
「ふひひ、 “そういうこと” …ね」

…そう、そういうことをこの二日間してきた。
初日と二日目の指令の内容は、そういう行為の許容範囲を崩していくもので…。
私は昨日一昨日のスイッチを押さなかった日を振り返って頭を振った。


………………………
………………
………

三日目 
7:10
歯を磨いている時にお尻を撫でられる。

8:40
おはようのキスを忘れたとか言って朝からディープキスをしてきたので股間に膝を入れる。

11:00
暇だから野球拳とかいう遊びをやろうと言ってくる。内容を聞いたらさもおじさんが提案しそうなものだった。
要はじゃんけんをして負けた人が一枚ずつ服を脱ぐというもの。断ったがあまりにもしつこいので承諾した。
ただおじさんが脱いだところで私に何のメリットも無いから、先におじさんが負けて全裸になったら今日のエッチなことは無しという約束をする。
ただ、その代わりおじさんが勝ったら…

11:18
おじさんはパンツ一枚残して、私が全裸になってしまった。
負けた私は約束通り、今日一日おじさんのメイドとして過ごす事になった。基本的に命令は絶対でおじさんを「ご主人様」と呼び、敬語を使わなければいけない。
おあつらえ向きに、箪笥の中にはメイドの衣装まで用意してあった。メイド衣装だけでは無く、色々な衣装もあったのは流石に引く。

12:00
メイド衣装で下着は禁止にされる。スカート丈が短いので動けばお尻が丸見えになる。
“ご主人様” の要望はキスが多い。絶えず私を抱き締めてキスをしてくる。
でもやっぱりそれで満足はしないから、スカートの裾から直接私の秘部を指でなぞる。

14:28
リビングのテーブルに座らされて股を開き、 “ご主人様” は鑑賞される。見られているだけで羞恥心が湧き、私は顔を背けて耐える。
“ご主人様” はただ見られてるだけなのに、愛液で濡れるそこに舌を這わして味わっている。ぴちゃぴちゃとエッチな音を立てて舐められる。
私は小刻みに震える。

15:00
ずっと舐められて、私はテーブルの上で仰向けに倒れている。人差し指を噛んで快感に耐えるけど、“ご主人様” は一向にやめてくれず、私はただ絶頂を味わわされる。

16:08
テーブルに寝転がったまま息を荒くしていると、ご主人様は私の顔の位置におちんちんを寄せてきた。
ちょうどテーブルがご主人様の腰の位置で、すごく硬くしたおちんちんが目の前でビクビクと動いている。
床まで愛液を垂らしている私の秘裂に、ご主人様は指を差し込んできた。
ご主人様は言う。どうすればいいか、分かるね?

16:15
ご主人様のおっきくて太くて硬いおちんちんをしゃぶっている。私の胸元の服は下へずらされて、素肌のおっぱいを形が変わるほど揉まれている。
昨日もこれを口にしているから、どこが気持ち良いか分かり始めていた。含みながら舌を伸ばして幹をなぞる。ご主人様は喘ぎとも呻きともとれる声を出している。
鈴口から溢れる汁を飲みながら私も興奮を覚えていた。

16:48
昨日の指令と一緒。寝室に移って、私達はベッドで横になりながらお互いの性器を舐め合った。
ご主人様は一回口に射精したのに全然萎えない。性が強すぎる。大量の精液を全て飲み干す私も大概だと思う。
まだ射精し足りないとでも言うように、おちんちんは筋や血管を浮かせてギンギンに反っている。こんな凶暴なおちんちんを目の当たりにして、私は余計に濡らしてしまう。

19:25
お風呂まで一緒に入った。もうおじさんに見られてない場所は無いし、弱いところまで把握されている。
シャワーを浴びながらまた甘いキス。お腹に硬いのが当たってる。もう2回は射精しているのに。バケモノだと思う。
こんなの挿入ったら…壊れてしまいそうだ。

21:49
流石に一緒に寝るのは拒否した。寝てる間に犯されそうだから。でもメイドだからという理由で仕方無く同じベッドで寝ることになった。
キスされて胸を触られる。もう当たり前みたいになってる。
はだけたパジャマから露出したおっぱいに吸い付くご主人様。結局その日の夜中まで、おっぱいを好き放題にされた。


………………………
………………
………

四日目
11:47
昨夜遅くまで胸を虐められて、最後にまたフェラをさせられたので目覚めが遅くなってしまった。隣でイビキをかいて寝ているおじさんは、下半身裸で性器が丸出しだった。
朝立ちというのか、それはパツパツに張っていて隆々と反り返っている。昨日あれだけ出したのにおちんちんは余力どころか力を持て余しているほどだ。
これに私の口は何度も犯された。指先で唇を摘まむ。この人の匂いも味も覚えてしまった事に嫌悪感を感じつつも、何故か私は流される様に行為に耽ってしまっていた。
私はピンッと指で元気なおちんちんを弾くとベッドから静かに抜け出した。

13:21
シャワーを浴びて寝室に戻るとおじさんはまだ寝てる。しかもまだ勃ったまま。
どんだけ性欲が強いのだろう。夢の中でも飽き足らず私とエッチなことしてるのか。
本当はここに入れたいんだと思う。私のおまんこにズボズボって、このぶっといおちんちんを出し入れしたいんだ。
おじさんはいびきをかいている。ほら、ここにおまんこあるよ。目の前でパンツを脱いで股を近付ける。妙な高揚感。舐めたい?入れたい?
目覚めないのをいいことに私は指であそこを拡げて見せつける。こんな事起きてたら絶対しないのに、私は調子に乗って秘裂を自ら弄り始めた。
今起きてしまったら…。そう思うとゾクゾクと興奮して、でも指が止まってくれない。触る前から濡れてたあそこは滑り(ぬめり)を増して、指に絡む淫水の音が部屋に静かに響く。
おじさんはいびきをかいている。目の前であなたの大好きな澪ちゃんがオナニーしてるのに、どうして起きないの?こんなに濡れて、音も鳴ってるのに。
飛沫がおじさんの顔に掛かっても、それでも起きない。いや、起きなくていい。起きたら駄目。起きたらまた……ここを舐められて、指でぐしょぐしょにされちゃうから。きっと、絶対そう。抵抗しても脚をしっかり押さえられて股を開かされて、むしゃぶりつかれる。だから起きないで…。
早くやめなきゃ。でも指が言うこと聞いてくれない。刺激を欲しがってる。こんなエッチなこと好きじゃなかったのに。おじさんのせいだ。
このエッチなおじさんのせいで私の体がおかしくなったんだ。
おじさんのいびきが聞こえない。
おじさんと目が合った。

14:04
ベッドで四つん這いになって、おじさんの顔が私のお尻に割り込んできて貪られている。溢れ出る愛液を舐め取られ啜られて、私は顔を枕に伏せている。
バレちゃった…。やっぱりあんな事するんじゃなかった。どうかしてた。
膣の中を舌が蠢く。襞を唇で引っ張られる。私はお尻が、腰が跳ねて強制的に与えられる快感に声を漏らす。
好きでもない男に好きにされる。私はこんな状況を望んでいなかったはずだ。でも、バレたらこうなるであろうことは予想していた。
違う、予想より確かなもの。確信していた。こうなることを私は分かってて、やめなかった。
だから、それは私が…望んでいたこと…?
私はまた絶頂する。
おじさんは、これくらいで満足しないだろう…。

15:20
胸の谷間におちんちんを挟んで涎を垂らし、おっぱいで扱く。パイズリって言うらしい。こんな行為は彼氏にもした事が無い。
何が良いのか分からない。エッチな知識に乏しい私は、こんな技があるなど考えもしなかった。
手や口で感じるのとは違う。胸の間で熱い肉棒が擦れて、より熱を帯びる。
胸に挟まれた亀頭が顔を出して、あっという間に性液が噴射されて顔に掛かった。
おっぱい気持ち良かったんだ。私の大きい胸はコンプレックスだったけど、何かの役に立つ事が分かって、少しだけ自信を持てた。
顔に掛かった性液の匂い。何度も嗅いで、飲んだおじさんの性液。
私は指で掬い取って口へと運び、舐めて飲みほしていた。あれだけ嫌悪したものなのに…。


16:41
二人かくれんぼ。
また暇だからと提案するおじさん。そして遊びは必ずエッチなペナルティを付ける。さっき散々エッチなことしたのに…。
10分という制限時間内に見つかったら負けで、私が負けたら “本番” する………つまり挿入するって。抗議したら私の負けは3回見つかったらって事になった。おじさんは1回でも私に見つかったら負け、らしい。そしておじさんが負けたらおちんちんをボコボコに殴っていいとのこと。そんな約束して本当にいいのかな?もしかしたら見つからない場所をもう確保してるのかもしれない。
3本勝負。絶対負けるわけにはいかない。

16:52
おじさんが先行で隠れ、私はすぐに見つけてしまった。探すまでもなく、リビングのテーブルに蹲って隠れているおじさんを発見。時間潰しにもならず私の勝ちが決まった。
おじさんは本気で悔しそうにしてたけど、そんなおっきな体じゃ隠そうにも隠せないだろう。
そうしたら何を思ったのかおじさんは急にズボンとパンツを脱いでおちんちんを出してきた。そして「さぁ殴れ!」と言う。
ブラブラと揺れるおちんちんを直視する。勃ってないとあんなに柔らかそうなんだ。これは…殴れない。可哀想だ。そう伝えると「それなら澪ちゃんの好きにしていい」と言われた。
好きにと言われても…。私はだからおじさんに近付いて、柔らかなままのおちんちんを握ってみた。

17:13
ただ握って擦るだけで、おじさんのそれは段々熱を持ってきて、硬く太く大きくなっていった。
なんか楽しくなってきて、私はおじさんの横にくっついて腰に左手を回し、右手でしこしこと扱く。
「ああ」とか「うう」とか呻いているおじさんが可愛く見えた。「イキそうっ」と言うと私は手を止めてまだだめと囁く。
時間を置いてまた扱く。おちんちんが膨らんでイキそうになると手を止める。
そんな事を繰り返しているとおじさんがイかせてくれとお願いしてきた。どうしよっかなぁと意地悪く言う。私は今おじさんを右手で支配している。初めてイニシアチブを握った気がした。
我慢汁が私の手を濡らして、それが潤滑油となってヌルヌルとおちんちんの滑りを良くする。
しゃぶってと、おじさんは生意気な事を言う。立場が分かってるの?こんなに私の手を汚して。
おじさんの情けない声を聞けて少し満足した私は腰を屈み、髪を掻き分け、今にも暴発しそうなおちんちんを咥えた………。

17:32
咥えた瞬間におじさんは私の咥内へ射精した。ホースから勢いよく出る水みたいに、喉の奥にぶつかる。我慢してた分たっぷりと濃度の濃い精液が噴出されて、私は咥え込んだまま喉を鳴らしてそれを飲み干していく。
こんな濃くて量が多いのをもし膣内に射精されたら確実に妊娠する。
おじさんは私の頭を両手でしっかりと掴み、喉の奥へもっと沢山の精子を流し込んでいく。大きさに慣れた私は嗚咽することも無くおちんちんを飲み込んでいる。
頭がクラクラしてきた。ずっとこのおちんちんを与えられ続けて、もう形も匂いも味も覚えさせられてしまった。むしろ康太のおちんちんがどんなだったかも忘れてしまうくらい。
早く此処から抜け出さないと取り返しのつかない事になりそう。

20:49
距離を置きたいから別々に寝る。
ベッドを使っていいからと伝え、私はリビングの椅子に腰をかけ、テーブルへうつ伏せて寝た。
明日は青のスイッチを押す日。憂鬱ながらも空腹は私の意識を蝕んでいく。
解放の日まで遠い。


五日目続き

時間は9:45。
青い部屋へ入り、トイレの中にある青いスイッチの前に立った。

「押さないのかい?」

おじさんが後ろから声を掛ける。今度はどんな指令なのか、気が気でない。もちろんお腹が空いているから押したい気持ちが無いわけではないけど、やっぱり緊張はする。

「何なら赤いスイッチを押してみるかい?」
「冗談にならない」
「冗談じゃなくてさ。ほら、日数も減るし」
「結構です」

私は青いスイッチを押した。

──── ビーーーッ!!

音が鳴る。私はそれを聞いて黄色い部屋、リビングへと向かう。エレベーターの音が鳴り、到着した中身を確認すると、ラーメンと餃子だった。

「澪ちゃん、指令の確認しなくていいの?」
「どうせ指令は逃げないし、料理は冷めるでしょ」
「なるほど。おや、ビール瓶まであるぞ!澪ちゃん飲むかい?」
「要らない」

私はラーメンと餃子を取り出してテーブルに並べると椅子に腰掛けた。
ラーメンは醤油味っぽい。スープをレンゲで掬い取って、口に付けてゆっくりと飲む。空になった胃袋に染み込む。ほっとした。
おじさんは既にビールを開けて飲みながら餃子を頬張っている。正に中年男って感じだ。

「今日はどんな指令なんだろな?」
「どうせまたスケベな内容でしょ」
「それはそうなんだろうけどさ」
「…何よ」
「澪ちゃんも楽しみなんじゃない?」
「バカなんじゃない?」

楽しみなわけない。青いスイッチだから多分挿入は無いと思うけど、これだけおじさんとエッチなことを続けているからこの状況に慣れてしまっている。それが大きな問題だ。

私は康太とのSEXを思い出す。ここ数日、ずっとおじさんに卑猥なことをされ続けて色々と許容し過ぎている。体もおじさんの愛撫に反応してしまって、首輪のせいで私が絶頂を迎えていることもバレている。良くないと思う。
だから、せめて心が折れない様に彼氏の…康太のことを頭に留めておかないといけない。
そう、康太は優しく私を抱き締めてくれる。まるで壊れ物にでも触れる様に優しいタッチで私に触れるのだ。男の割に細く繊細な指でふわりと羽が落ちるように。
康太のおちんちんだって立派に硬くそそり立つ。初めて見た時はグロテスクなんて思いもしなかった。可愛いと思った。それが私の膣内へ挿入った時も、気持ち良さよりも心が満たされた。やっと一つになれたと感動した。

おじさんの様に無骨な手で、乱雑に私を扱うことなんてしない。私の乳房を無遠慮に鷲掴みにして、乳首を抓ったりしない。まるで物の様に、ただ性処理道具みたいに扱う。私を女の子ではなく、雌を見る獣の目。労わるのではなく孕ませる事が目的、そんな思惑が見え隠れする。
男性器も可愛いなんて思えない。おじさんのそれは薄皮にみっちりと肉が詰まっていて肉厚でぼてっとした重みを感じさせる。幹の表面は血管が浮き上がって、亀頭もパンパンに膨らんで傘が張っている。
決して可愛くはない。黒光りしててグロテスクで、大きいのに硬くて、存在感があって…逞しい。
唇に残る感触。咥内に残る雄の匂い。康太よりも強い匂いと味。精液だって凄く濃厚だった。康太のそれは水っぽかったけど、おじさんのは本当に濃くて飲みにくい。
だからこそ忘れられない。康太の精液の記憶が、おちんちんの記憶が掻き消されるほどインパクトがある。
あんなものがもし私の膣内に挿入ったら、私は壊れてしまいそうだ。あんな太くておっきいのが…。

隙間なんてないほど、みっちりと挿入る。
掻き混ぜるみたいにして、根元までぎちぎちに挿入って、叩き付けるように腰を思いっきり振る。
私は叫ぶようにして喘ぐ。苦しくて溜まんないのに、でも乱暴に犯されて、めちゃくちゃになる。
おじさんは嬉しそうに笑って、ずぼずぼっておちんちんを出し入れするんだ。私はオナホみたいに扱われてるのに、悔しいのに、でも犯されてるのが…。

私は首を左右に振った。違う。そうじゃない。
康太とのエッチを思い出すんだ。おじさんとのエッチなんて考えたくもないはず。
それなのに…、思い出せない。康太とのSEXを、私は上手く思い出すこともできない。
ラーメンを汁まで飲み干して、私は丼を置くといよいよ寝室へと向かった。
ビールを煽ってるおじさんの「もう行くのかい?」という言葉を尻目に、私は歩き出した。



【指令】
佐々木澪と大島源治はスマタを行う。佐々木澪は5回の絶頂、大島源治は1回以上の射精によりクリアとなる。挿入によるペナルティは無いが、事故や同意無しでの挿入はペナルティにあたる。強制挿入へのペナルティは大島源治のみ有効とされ、大島源治のみ10日プラスとなる。
強制が否かの判断は運営の判断による。


タブレットの指示を眺めて私は首を傾げた。スマタ…。スマタとは?
絶頂や射精とあるから “そういうこと” をするのは分かる。だけど単語の意味が分からない。おじさんなら多分分かるのだろうけど、挿入と書いてあるのが一番気になる。

「ほーん…そういう事か」

いつの間にか食事を終えたおじさんが私の背後からタブレットを覗き込んでいた。

「おじさん、スマタって何?」
「澪ちゃんのマンコに俺のチンコを擦り付けるんだよ」
「こ、擦り付けるって、入れるってこと?」
「だから挿入は駄目って書いてあるだろ?おまんこの割れ目に沿ってずりずりとおちんちんを擦るんだよ」
「な、何でそんな気持ち悪いことしなきゃなんないのよ!」
「知らないよ、指令なんだもん。まぁ、とりあえずやってみよか」

おじさんは言うとズボンとパンツを脱ぎ捨ててベッドへ仰向けになって横たわった。

「ほれ、澪ちゃんも脱いで」
「で、でも」
「入らないようにするから。早く下脱いで俺の上に乗っかって」

私はまだ分からないままに、渋々と下を脱いでおじさんに言われるまま上に跨った。

「こ、これ…入っちゃうんじゃない?」
「いいから、俺のちんちんをおまんこで押し潰す様にして」
「うう…何でこんなこと…」

おちんちんの幹に沿って割れ目を押し付ける。おちんちんはおじさんのお腹側に倒れて横になり、私の割れ目におちんちんが重なる。

「ううぅ…何でもう勃ってんのよ………」
「そのまま腰を前後に動かしてごらん」

騎乗位の姿勢で言われるがままに私は腰を動かす。ずりずりとおちんちんが擦れて、襞が広がりクリちゃんにも当たる。

「いいよ、その調子その調子」

なんかこれ、駄目な気がする。
疑似SEXみたい。おちんちんにおまんこ押し付けて自分から動いてると、勝手に自分の気持ち良いところを探しながら動いてしまう。
おじさんはでも私のお尻を掴んで前後に揺すって、私のぎこちない動きに手伝う様にしてくれる。鷲掴みされたお尻に気を取られるけど、今は早くこの時間を終わらせる為に私は意識を集中させる。

「ぁっ…ん」

それは早く訪れた。何回か擦り付けただけで、私はもうしとどに濡らしていて、滑りが良くなっている。

「ああ、澪ちゃんのまんこも喜んでるよ」
「ばか…喜んでなんかない……んっ」
「だってもう…」

うるさい。分かってる。私はもう軽くイッていた。首輪の光が周りを照らす。
でも、あと4回。私が4回イッて、おじさんが1回出せば終わり。私は腰を少し速めて動く。

「はぁっ…ぁっぁっ…ん!」
「おほ、ノッてきた?おじさんも早くイくからおっぱい見せて」

おじさんの上で動きながら、私はシャツを捲り上げた。ブラはしてないからそのまま揺れる胸が晒される。

「早く…イッて…」
「まぁまぁ、もうちょい楽しませてくれよ」

そう言っておじさんはお尻を掴んでいた手を離し、胸へと伸ばしてきた。

「ちょっと、胸は触らない…んぅっ」
「指令にはおっぱいのこと触れてなかったからセーフだよ」

おじさんの腰は浮いて、よりおちんちんがあそこに押し付けられる。私の出した汁の音がピチャピチャといやらしく響いて、恥ずかしくて頭がおかしくなりそう。
乳首は尖っておじさんに摘まれて、二箇所も責められて私の腰は勝手に動きを激しくさせていた。

「はっあっ、あんっ!ああっ、イッ」

簡単にイかされる。もう2回目。あと3回…。
そこでおじさんは跨ったまま座る私の腕を引っ張って抱き締めてきた。胸がおじさんの胸に潰されて体が重なる。
お腹側に倒れていたおちんちんは、弾みで私のお尻側に屹立し、逆方向になっておまんこに擦れている。


「ちょっと、離し…っ」

頭を掴まれて強引にキスをされた。おじさんは私のお尻をもう片方の手で掴み、腰を上下に動かしてスマタを続ける。

「は…ぁ、ん…んむ…ぁっ、やだ…んぅ」

こんなのSEXじゃん…。入ってないだけで、SEXと同じ動き。
おちんちんはずっとまんこを擦ってて、たまに先っぽが入口に入りそうになってる。おじさんは入らない様に先っぽが当たった瞬間にすぐ腰を引く。

「んっ…おじさ、だめ、入っちゃ…う、入っちゃうから…はぁ、ぁっ、んん、ぁっあっ」

円を描く様に優しくお尻を撫でられる。おじさんの舌が私の舌に絡まって唾液の交換する。
もう頭は掴まれていない。お尻を両方の手で撫で回したり掴んだりしている。
キスを拒む気力もない私は、おじさんの鼻息荒いキスを受け入れていた。

「んむっ…ん…、おじさん…、…はっ…ぁ…だめ…ん、おじさん………んちゅ…」
「澪ちゃん…ちゅっ、澪ちゃん」

お尻に手を伸ばして、私はおじさんのおちんちんに触れる。先っぽを5本の指で摘むようにして持つ。ヌルヌルしているのは私の愛液に塗(まみ)れているから。
手で出してあげればいい。入れないようにしないと…。

「おじさん…出して…早く」
「いいの?澪ちゃん…入れなくて」
「…え?」

何を言ってるのだろう。入れちゃ駄目だからこうしてスマタしてるのに。

「ほらキス」
「ん、はい…ちゅ…んむ……」

あれ?何でキスしなきゃいけないの。別にキスしろなんて指令、今回は無かった…。

「入っちゃうね。おちんちん…おマンコに入っちゃうよ?」
「やっ…だめ、入れちゃだめ…んっ、ぁっ」
「でもおマンコが欲しいって言ってるよ?こんなに涎垂らして…」
「違う…違う…の、これは…あんっ!」
「おちんちんもおマンコに入りたいって。可哀想でしょ?」
「んっ…ぁっん、でも…でもぉ……」

可哀想…。おちんちん、我慢してるんだ。私に入りたいって…、でも、そんな事言われても…。

「澪ちゃん、入れちゃだめ?」
「だ、だめって…ば…」
「じゃあさ─────」

おじさんは私の耳元でねっとりと囁く。


─────事故で入っちゃうのは?


事故………。
事故なら………私の意思じゃない…よね。
今までずっと、割れ目を擦り続けていたおちんちんが、私の入口を捕らえた。

「あっ…おじさ」
「大丈夫…事故だから、これ」
「…じ、こ…?」

クチュ…と、突起物が私の中へ…。

「大丈夫…大丈夫」
「おじ……ぁ…待っ……」

ゆっくり…侵食される。

「ぁぁ…あ、あああ…」

あの感覚。康太のが膣内に入ってくるあの感覚。
今、思い出した。背筋がぞくぞくして、お尻が震える。

「おちんちん…入るよ…」
「お、ちんちん…、ぁ、や、…分かんなっ…」

キツイ。やっぱり違う。康太のおちんちんじゃない。
多分途中まで入ってて、そこでおじさんは一気に腰を突き出して………私は背中が反り返った。

キリが良いので今日はここまでにしときますね。
また明日投下します。
投下続けろと仰るならまだ書き溜めはあるので投下しますが、、ショートなのであっさり終わります。その点だけご理解頂けたら幸いです。


           ※


「おちん…ち、入って……」

声に…ならない。
一度許したものはもう取り戻せない。下からの突き上げが私の意識を刈り取る。
激しい。しっかりとお尻を鷲掴みされたまま、上下に振られて穴が使われている。
しばらく悲鳴も喘ぎも出ず、ただ煌々と首輪が光り続けている。

「………ああああっ!」

やっと、声が出せた。でも許してくれない。
私の膣内の肉を押し込んで引っ張ってを繰り返される。奥歯が鳴るほど私はおちんちんに…おじさんのおちんちんに感じさせられている。

「入ってる?澪ちゃん、おちんちん入ってる?」
「入って…る、おちん…ち、入っちゃ…て…」

すごい…。こんな、これが…おじさんのSEX…。
だめ、本当にこんなの知らない。

「事故だよね?これ事故だよね?」

ズブズブしながらおじさんは聞く。私の思考回路は機能していない。ただおマンコをほじくられて、突かれて、私はおじさんに乗っかったまま背中を丸める。

「じ、こ……事故…で、す……ぁっん、アッ♡」
「もっとしていい?仕方ないよね?いいよね?」
「あっ、あっあっ…して……ん、して………いい…よ………♡」

何も分からない。
おじさんはおちんちんを挿したまま、私を転がすと正常位で犯し始めた。
挿入り方が違う。角度が…違う。
あの兇悪なおちんちん。何度も口にしたアレがやっと膣内に入った。
何度も想像してた。コレでめちゃくちゃにされる妄想を何度もしてた。それが今現実となっている。
顔を傾けて下を見るとおちんちんと私のおまんこが繋がっている。
凄い勢いで出入りしている。これはSEXじゃない。交尾だ。
おじさんは覆い被さってきておっぱいを揉みながら腰を打ち付ける。私が口を開けると吸い付いてきた。甘いキスと激しいピストン運動で脳を破壊される。
パンパンと肉の打ち付ける音が部屋に響いて私はエッチしてる実感を抱き、多幸感に包まれていた。

………
………………
………………………

おじさんの精力をなめてた。
とてもじゃないけどついていけない。
康太とのSEXはSEXじゃなかったと思えるくらい、おじさんのSEXは濃厚で濃密だった。淡白なSEXしか私は知らない。
いや、過去のSEXは淡白なSEXだったんだと、私は今思い知らされてる。

私の身体にはおじさんの精液がたっぷりと掛けられている。もう幾度もイかされた私の身体は火照りきっていて、蒸気している。
どこを触られても敏感になっている。
私は開発されているのかもしれない。

もう、条件はクリアしている。
私は何度もイッたし、おじさんだって1回どころか3回は出してる。なのに…

「あっ…おじさん…もう…」

身体に力が入らないけど、私はベッドから這い出るようにして逃げようとする。うつ伏せてる私にのしかかって、おじさんは後ろから入れてくる。
もう嫌なの…。これ以上は無理。
そう思ってても、おじさんは許してくれない。おじさんのおちんちんは全然萎えてくれない。
私の味を知ったおじさんはむしろ興奮度を増していて、打ち付ける腰の力強さも増していく。私のお尻はおじさんの腰に打たれて小気味良く乾いた音を立てる。

「あうっ…あっ…いや、あっああっ!」

だめ…だめ…覚える。おじさんのおちんちん覚えちゃう…。あそこが…おまんこが悦んでる。穴に隙間無くぎっちりと納まり、肉と肉、粘膜と粘膜が擦り合う。
不潔で破廉恥で淫らな行為。それなのに嬌声を上げる私は………おじさん同様変態なのかもしれない。
ピストンが早まり、おちんちんが引き抜かれて、お尻と背中へシャワーの様に熱い精液が振り掛けられる。痙攣が止まない。
何かいちいち考える事も面倒になる。それはこの快楽を受け入れつつあるという証拠であって…。

「…あっ…」

康太なら1回でも出したら萎れるだろうおちんちん。それが何度目かの射精にも関わらず、筋張ったまま硬度を保ってる逞しいおちんちんが、私の顔の前に差し出された。
コレが…男なのか。これが本当のおちんちんなのだ。身体が草臥れる(くたびれる)くらい、何度も何度も絶頂を味わわせて、心までも砕いて屈服させる強制力と支配力。
逞し過ぎるそれに私は舌を伸ばして触れ、咥え込む。私の愛液で濡れたおちんちんは私とおじさんの味がミックスされていて、不快感はあったもののそれ以上に興奮させた。

私を気持ち良くさせたこのおちんちんが悪い。そう思うことで自我を保つ。それしか出来ない。
女は卑怯だ。受け身であること、言い訳を作ることで自身の正当性を保とうとする。
例え本心では求めていても、後で言い訳が効くように “襲われた” という “実績” を欲しがる。
或いは… “あれは事故だった” …と、言える環境さえあれば……。
差し出された肉棒は私の口で綺麗になっていく。そして更に硬さを増して肥大していく。
まだ、出来るの?怖くもある。底無しと思えるほどの精力。度々おじさんとの行為に耽る中で、男は一度果てたら終わりという私の中で凝り固まっている固定観念が覆されていく。
私の唇から抜けた隆々としたペニスは、檻から解き放たれた凶悪な肉食獣のようで、メキメキと音を立てそうなほどに膨張して私を威嚇する。
蛇に睨まれた蛙の如く、私はその剛直な竿から目を逸らす事も出来ないでいた。
ごくりと唾を飲む。
喉が…乾く。
おじさんはまた私を仰向けに転がすと、また覆い被さってきた。
下腹部が疼く。股間に目を向けると禍々しい肉の剣(つるぎ)が再び私の肉壺を目指して………。

           ※


「ああっ♡ あっん♡」

悔しい…。好きにされて許せないのに、でも感じてしまう自分の身体が恨めしい。
おじさんを喜ばせる声を出し続ける。やめたいのに、我慢出来ない。甘ったるい嬌声は私の意に反して口から飛び出る。

「んっんっ…♡ ぁあっ、あんっ♡ やっ、やっ…♡ おちんちんだめ…だめぇ♡」

出入りしてる。ずっと繋がり続けておかしくなる。
跳ね除ける力も体力も無い。上から打ち込まれる打撃に内臓ごと抉られる。
開き切った脚の間にピッタリとおじさんの腰が収まり、どすんどすんっておちんちんをプレスさせる。呼吸が苦しい。息が吸えない。慌てて口を開けるとキスをされて舌を捩じ込まれる。全部、私の全部をおじさんは味わう。
考えようとすればするほど奈落に落とされていく。真っ白になる。…いや、おちんちんにばっかり集中してしまう。

「はっあっ♡ すごっ…ぃ♡ あんっ♡ んむっ…ん♡」

イッてる…。ずっとイッてる。しかもそれは隠せない。首輪が私の絶頂をおじさんに知らしめている。

「ああああーーっ♡ っ、イクっ♡イぐぅうううっ♡」

生き地獄ならぬイき地獄。
おじさんは全然許してくれない。むしろ興奮が増している。
私の身体にこんな興奮してくれるなんて…。

「ひっ♡ あっ、おじさんそこ…♡ もっと…♡」

おねだりを言いかけて唇を噛み止める。
駄目。おじさんはでももう分かってる。私が欲しがってるの、バレちゃってる。
だから私の弱いとこ、ずっとおちんちんでぐりぐりしてくるの…。

「やぁ…あっあっあっあっ♡ も、許して…許してぇ♡」
「じゃあ中に出していい?」
「だめ、それは…だめ、なのぉ♡」

最後の一線。それだけは許しちゃ駄目。
でもきっと…気持ちいい。膣内におじさんのがどぴゅどぴゅって出たら…きっと…。

「いいでしょ?ね?いいよね?」
「あうっ♡ あんっ♡ すごい…あっ、おちんちん…ああっ♡」
「ちんぽだよ、ちんぽ」
「ちんぽ…んっ♡ おちん…ぽ…気持ちぃ…ああっあっん♡」

流される。下品な言い方させられて私がとんでもなくはしたない女みたいに仕込まれる。
腰が段々と速くなってきた。射精すんだ。もう分かる。おじさんの射精が…。
中で射精す気だ。種付けする気だ。

「だめ、抜いてっ…♡ おちんちん抜いてぇ♡」
「おちんぽって言わないと駄目だ」
「おちんぽっ♡ おちんぽぉ♡ あっ、はやっ…んっ♡ 膣内だめっ…」
「じゃあどこならいいの?早く決めないと出ちゃうよ?」
「んぅう♡ おっぱい、おっぱいにかけて♡ あっ、おちんぽ汁♡ おっぱいに…あっあっ♡」
「仕方ないなぁ…じゃあ、イくぞ!」

ラストスパートで私は悲鳴をあげる。だって激し過ぎて訳分かんなくなったから。すごい速さで摩擦する。
おちんぽ凄い、おちんぽ…凄い。
精液出る。いっぱい。出したがってる。
勢いよく引き抜かれて、噴水みたいに降り掛かって汚される。顔にも掛かる。口にも掛かって私はそれを飲み込む。
こんなの…無理。
おじさんは自分で扱きながらまだ出たりないのか、射精を繰り返す。まだ出る…いっぱい。おっぱいに…乳首におちんちん当てて、どろどろにされる。

「…は、ぁ………む…♡」

何でだろう…。私は自分からおちんちんに顔を近付けて吸い付いていた。
頭を撫でられる。心地良い…。相変わらず硬いままのおちんちんを口で丁寧に舐めながら、奉仕を続けた。
私どうしちゃったんだろう。
おちんちん美味しいって、思ってる…。
私はそして、意識を無くした。

6 日目 残日数30


指令内容
1. 【指令】(初日)黒スイッチ
佐々木澪と大島源治は10分間継続して濃厚な接吻をすること。唇を離せばカウントは初めからとなる。

2. 【指令】(二日目)青スイッチ
佐々木澪と大島源治はお互いの性器を舐め合うこと。大島源治は最低でも1度は射精すること。
佐々木澪は最低でも5度の絶頂をすること。
お互い行為中に20回「好き」と発言すること。

3. 【指令】(五日目)青スイッチ
佐々木澪と大島源治はスマタを行う。佐々木澪は5回の絶頂、大島源治は1回以上の射精によりクリアとなる。挿入によるペナルティは無いが、事故や同意無しでの挿入はペナルティにあたる。強制挿入へのペナルティは大島源治のみ有効とされ、大島源治のみ10日プラスとなる。
強制が否かの判断は運営の判断による。


時刻は10:25。黄色い部屋のテーブルで、私は指令内容を紙に書き足し、それを眺めて大きな溜息を吐いた。
おじさんと…エッチしてしまった。事故と言いつつ実際は “流れ” でしてしまったようなものだった。現にペナルティはおじさんに課されることなく、運営の判断でセーフと見做された。つまり運営はあの行為を “事故” 或いは “和姦” と受け止めたのだ。
挿れられた時の事はぼんやりと覚えている。私は本気で抵抗していただろうか。そんな事考えるまでもない。自分のことだから自分がよく分かってるはず。それでも他人事の様に考えるのは現実逃避しているからだ。
………そう。私はあの時、おじさんの誘惑に負けていた。
それを受け止めなきゃいけない。弱い自分と向き合わなければならない。与えられる快楽に負けて、私はおじさんを受け入れてしまったのだ。
事故であるという言い訳が成り立つ様に仕向けたおじさんが悪い。でもおじさんだけの責任ではない。
そんなおじさんの策略にまんまとハマってしまった私にも責任がある。
おじさんはきっと私のことをチョロいと思っているだろう。そんな風にチョロいと思わせるほど私が弱かったのが問題だ。

「どうしたの澪ちゃん。そんな難しい顔して」

背後から声を掛けてくるおじさんは、セットで抱きついてきた。一度抱いたくらいでもう彼氏にでもなったつもりだろうか。
不愉快極まりない。と、同時に耳たぶに吸い付いてきて、私は「あっ」と声を漏らし、すぐに口を塞いだ。
気を良くしたおじさんはそのまま胸をやらしく揉んでくる。朝から盛ん過ぎる。

「ちょっと、離して」
「はぁぁ、澪ちゃんのおっぱいはボリュームたっぷりで柔らかいなぁ」

人の話を聞かない。こういう些細なことを許してきたから今があるわけで、最後まで許してしまう結果になったんだ。

「いい加減に…」
「おっと、ひひ……悪かったよぅ」

背後にいるおじさんの顔面に肘を打ち出そうと思ったところで、おじさんは危険を察知したのか私から離れた。

「悪いけど今日から二日間は少なくともおじさんと何もしないし話さないから」
「ええっ、それはひどいよ」
「あのね!昨日おじさん私に何したか忘れたの!?」
「SEXだろ?」

そのはっきりと言う態度に反省の色は見えない。



「ああ…思い出したらまた勃ってきちゃったよ。澪ちゃんのおまんこ最高に締まって気持ち良かったなぁ」
「そ、そういう事を口にしないで!」
「おっ?澪ちゃんはじゃあコレを口にするか?」

そう言って下半身を曝け出し、上向きに隆々と勃起したペニスを私に見せつける。
昨日あれだけ出したのに、バキバキに硬くしてグロテスクに血管が浮き出てビクビクと跳ねている。

「し、しまいなさいよ!穢らわしい!」
「ほら、澪ちゃんももう随分これ見るのも慣れただろ?穢らわしいとか言ってもこれを美味しそうにしゃぶってたじゃないか」
「う、うるさい!美味しくなんかない!」

顔は背けても目線がついおちんちんを向いてしまう。目を逸らせない。目の端でピクピクしてるのが分かる。
思い出してしまう。アレが昨日、私の膣内(なか)に収まっていた。熱くて硬くて太くて長くて…。
それが私の膣内を蹂躙していた。抜き挿しして、掻き回して、留まって、形も温度も全部覚えさせるみたいに。
………ううん、覚えている。もう、覚えてしまっている。だから、私のあそこは今また変に疼いている。挿入れられることを望んでいるみたいに。じわりとショーツを濡らす。

今おじさんが襲ってきたら…。そう考えるだけどゾクゾクとした。
襲ってきたら半身でかわして左拳を頬に叩き込む──────そう、きっと教わった通りの拳法で対応する。きっとそうだ。
でも、私の妄想はそんな “シチュエーション” じゃなかった。

おじさんは半身でかわそうとした私の崩れた態勢を見逃さずに頭を掴んでテーブルへ押し付けると、ズボンとショーツを膝まで脱がして丸出しのお尻を指で拡げる。
バタつく私を押さえ付けてバックから無理やりおちんちんを割れ目に捩じ込む。痛いと思っても実は全然痛くなくて、レイプされることを望んでいた私はもうすっかり濡れていて、するりとおちんちんを飲み込んでいく。あんなに太くてデカいおちんちんがもうすっかり馴染んでいて、根元まで入ると私は背中を反らして甘い声で鳴く。
私のお尻とおじさんの腰が小気味良くぶつかり合う音がリビングに響く。オンナの声で鳴き続ける私は口の端から涎を垂らして快楽を貪り、自らおじさんの腰の動きに合わせて動き始める。
いつの間にかシャツのボタンは外されていて、胸を下品に揺らしながらおじさんに鷲掴みされ、乳首を痛いほど捻られる。その痛みがまた心地良くて、悲鳴みたいな喘ぎが─────

「…澪ちゃん、情婦(オンナ)の顔してるよ」

おじさんの声で突然現実に戻される。私は気付かず自分の中指を甘噛みして呆けていた。目の前にはおじさんの勃起したおちんちんがある。
床にしゃがみ込んでおじさんのおちんちんを間近で、物欲しげにじっと見つめていたのだ。
私は無言ですぐに立ち上がり歩き始めた。

「あ、澪ちゃん澪ちゃん、待ってよ」

もうやだ。恥ずかし過ぎる。
私は何を考えてた?何をしてた?
おじさんと居るとどんどん自分が自分じゃ無くなっていく。この施設も目的が何か分からないけど、おじさんとの情事を促しているから余計にタチが悪い。
おちんちんだけ見て、腰を掴まれたままアレで奥まで乱暴に突かれることを妄想してたんだ。何も考えられなくなるまで、頭が真っ白になっちゃうまで、壊れちゃうくらい、ガンガンに突かれることを…。
夢じゃなく、起きてる時、周りが見えなくなるほど夢中にそんな妄想をしてた。

おちんちんのことだけで頭がいっぱいになってる。重症だ。康太に言い訳も出来ない。
追っかけてくるおじさんを無視したまま、恐らく顔を真っ赤にしたままの私は青い部屋へ向かった。


「あっ…ちょっと………もう…」

シャワーを浴びている。おじさんと一緒に。

「あっ…ん、…んっまた…んちゅ…」

正面から抱き合ってキス。お互い生まれたままの姿で。唇から首にかけておじさんの舌が這う。

「ぁ…あっ…だめ………」

お腹に当たる硬いモノ。すぐに元気になるコレは、それだけ私を求めているのだ。求められて嫌な気にならない事がおかしいのに、私はおじさんを突き飛ばすことも出来ない。

「あっちょっ…ほんとだめ、おっぱい…んっあんっ!」

少し屈んでおじさんは私の乳首に吸い付いてきた。
やらしく舌で転がして、ちゅっちゅと音を立てて吸う。私もすぐに体が反応して乳首が立ってしまう。

「あ…やんっ……だめ…だめったら…んぅ」
「もう少し、ね?澪ちゃん、いいでしょ?」

全然抵抗出来てない。声色も甘く、抵抗を示す意思の欠片も見えない。ただ、おじさんの両肩に手を添えているだけ。突き放そうと思えば出来るのに。

「はぁ、ん………あんっ。ね、おじさん、もうだめ…だから……」
「もう少し、もう少し」

おっぱいも、お尻までも揉まれてる。
こんなの狂ってる。やめさせなきゃ。やめなきゃダメ、なのに…。
もう少し…。もう少しだけなら………。
おじさんはそして私の手を掴むと、無理やりおちんちんを触らせた。

「あっ、ちょっと、やだ」

熱い。硬い。ビクビクしてる。私の中に入る準備は出来てる。
コレ、入りたがってる。
…これで、ずぼずぼしたいの?
私がそんなに欲しいの?

「ああっ…んっ、やっ…あんっ」

割れ目におじさんの指が入り込んできた。遠慮なんかしない。私の大事なとこ…もう溢れるくらいに濡れてるから、おじさんの指をすんなり受け入れている。

「ちょ、おじさ…んむ…ちゅ、んぅ…」

喋ろうとすると唇で言葉を消す。
おじさんのキスで脳が痺れる様になってる。おまんこぐちゃぐちゃにされて、おっぱいも揉まれて、キスまでされて、私はもうイカれてしまっている。

「そう…上手だよ…澪。可愛いよ」

私はおじさんのおちんちんを扱いていた。無意識でおちんちんをシコシコしていた。でも、気付いたけど手は止められなくなってた。
弾力があるけどしっかり硬くて、火傷しそうなくらい熱い。

「澪、しゃぶって」
「………」

浴槽の淵に腰を掛け、おじさんは股を開く。
私はおじさんの前で膝をつくと、股ぐらに顔を寄せる。
目の前でそそり立つ肉棒に逞しさを感じてしまい、腰が抜ける。可愛いとも思うし、逞しいとも思う不思議な感情。
チラリとおじさんの顔を見る。私を見下ろす顔に私はゾクゾクとしたものを感じた。
根元を優しく握り、私は口を開くと…ゆっくりと咥え込んだ………。



           ※


いっぱいおちんちんをしゃぶって、お口に出されて、それからおじさんはベッドへ行こうと言った。一回出したくらいじゃ全然萎えないおじさんのおちんちんに私は魅了されていた。
言われるがままに私は赤い部屋へ行っておじさんとベッドに横になった。
一回だけと言うおじさんの言葉が嘘なのは分かってた。
「本当にするの?」という私の問い掛けの最中に、もうゆっくりと先っぽが入ってきていた。
「本当にするの?」ではなく「やめて」と言うべきなのに。
じわじわと挿入ってくる。私の上に乗って私の顔を見ながらじっくりと、侵入してくる。私の膣内を味わうみたいに。ひどく…ゆっくりと。
にやけるおじさん。いいようにされて、おじさんの思い通りに事が運んでいる事に腹が立つ。
おじさんと見つめ合いながら、奥の奥まで挿入ってくるおちんちん。半開きの口におじさんは唇を重ねてくる。
いよいよ最深部まで届いて、おじさんの腰と私の股がしっかりと密着した。

「本当…に、一回…だけ………だから…」


細かく痙攣してるおちんちんの感触を膣内で感じながら、これから強制的に襲われる快楽を予感しながら、私はそう言った。
もうおちんちん挿入っちゃったんだから…仕方ないよね。

「本当に、一回だけかい?」
「一回…だけ」
「おじさんを見て」
「ん…」

私の瞳は今潤んでいる。

「動くよ?おじさんの顔を見てて」
「…ぁ」

ゆっくり…ゆっくり膣内で動く。緩慢な腰の動き。それなのにゾクゾクと背骨に伝う快感。

「はぁ…ぁっ、だめ…ゆっくり…だめぇ」
「ほら、顔見て」
「や、恥ずかしい…見ないで…顔見ないで……」

蕩ける。溶けちゃう。
股からいっぱい溢れる愛液が、じゅぷじゅぷとエッチな音を立てる。
感じてバカみたいな顔になってる。絶対今、私エッチな顔してる。

「ぁぁ、やっやっ…おちんちん、だめ…あんっ」
「そう…もっと澪が乱れるところ見せて」
「いやぁ…」

羞恥心が…被虐心が、私をより昂(たかぶ)らせる。

「おちんぽ気持ちいい?」
「はんっ、あっ、あっ…気持ち…ぃ」
「おじさんのちんぽ良いの?」
「いぃ…も、もぅ…」
「一回だけなの?」
「一回…だけ…一回だけ…」

徐々に腰の動きが早くなってきている。私を壊しにかかって…。

「あっひ、んっ!あっああっ!激しッッ…」

おじさんの我慢が限界だったのか、それともこういう攻め方なのか。そんな事も考えられない。頭が回らなくなる。
胸を強く鷲掴みされて、怨みでもあるかのように強く杭を打ち付けるようにされる。太い幹が内側を何度も抉ってきて、私はおじさんにしがみついた。
奈落の底に振り落とされるような錯覚。開いた股ぐらに打ち込まれる凶悪な肉棒。
覚えちゃう。覚えちゃう。覚えちゃう。
これ、覚えちゃダメなやつなのに。

「あっイく!イくぅううっ!!」

早くも絶頂を迎える。でも分かってる。おじさんは私が一回イッたくらいでは止まらない。止まってくれない。


「澪、もっと動くよ」
「だっ…だめっ…アッアッ、凄いの、もう…無理………ああっ」
「二回だけ?」
「ちが、いっか」
「二回?」
「ああっ!強い…つよぃい!」
「二回だよね?」
「にか…い、二回…」

あれ?二回?一回?分からない。約束してたのは…。

「おちんぽもっと欲しい?」
「あっ、ん、ほし…」
「じゃあ二回する?」
「にかっ…い…にかい…」

おちんぽが…凄い。私をすぐに壊しちゃう。言うこと聞かせちゃう。
再びのおじさんのキスでトドメを刺される。唾液交換するほど甘いキス。私も夢中になっておじさんの舌に舌を絡める。

「んむ…ん、はっ、あっ!…おちんぽ凄いぃ、凄いのぉ♡」
「ああ、もう出そうだ!おじさんの精子飲む?」
「んっあっん!飲む…飲むからぁ♡」
「ぐぅっ!!」

おじさんはおちんぽを引き抜くと私の後頭部を抱えて口元へ寄せてきた。私は舌を出しておちんぽを咥え込むと強く吸い付く。
口内で勢いよく放たれる精液。喉奥にぶつかるそれを私は躊躇いもなく飲み干していった。
飲みにくくて生臭い。でも…好き。喉を鳴らして飲み込んでいく。
そしてそのまま私は顔を深く動かし、ディープスロートをする。残った精液を吸い取りながら舌を幹に絡めて、もっと出そうと試みる。
一回出したくらいじゃおじさんのおちんちんは満足しない。やっぱり硬いまま。

「さあ、約束の二回目だよ」

おちんぽを私の口から引き抜くと、おじさんは私を四つん這いにさせてお尻側に回った。
私の割れ目におちんぽが当てがわれる。
犬みたいに私を犯すんだ。心臓が高鳴る。期待してる自分がいる。
お尻をペチンと叩かれて背筋が反った。瞬間に奥まで突っ込まれる。
意識が飛びそうになるほどの衝撃。上半身はベッドへ突っ伏し、お尻だけ持ち上がったまま、どすんどすんとおちんぽが打ち込まれる。
助けを求めるようにして私は無意識に手を前へと伸ばす。
駄目だ…。こんな交尾みたいなの教え込まれたら私……おじさんのこと………。


──── ビーーーッ!!


そこで、大きな音が部屋中に響き渡った。


13:11。
私は四つん這いのまま、おじさんは私の腰を掴み膣内へ挿入したまま。二人で馬鹿みたいな格好のままで天井を見上げている。
ビーッという警告音はボタンを押した時の音。私はもちろんおじさんだって押してない。そんな事してる余裕なんか…。

「…あ」

おじさんが私に言葉をかけて漸く私も気付いた。
押してる。私が無意識に手を伸ばした先、ベッドのヘッドボードにある赤いスイッチ。それを押していた。
赤…よりによって赤の………。

「アッン♡」

呆然としていた私は再び肉棒に突かれて、甘い悲鳴を発する。

「押しちゃったのはしょうがないけど、まだ終わってないからエッチ続けようね」

おじさんはそう言ってパンパンとお尻に腰を打ち付け始めた。
それどころじゃないのに…。今はそれどころじゃ………。


………
………………
………………………


14:28。
私はベッドでうつ伏せたまま肩で息をしてぐったりしている。呼吸がままならない。ひゅーひゅーと喉を鳴らして呼吸を整えるので精一杯。お尻から背中にかけて精液をかけられて、それを拭くことも出来ずにいる。
おじさんはそんな這う這うの体(ほうほうのてい)になっている私のお尻をぺちりと叩いて、そのまま撫で回す。何とも屈辱的。

「ほれ、澪」

呼吸も整っていないのに、おじさんは半勃ちのモノを私の目の前に差し出してきた。私とおじさんの体液に塗れたおちんちんはぬらぬらと光を反射して光っている。
何も考えなかった。まるでそれが当たり前みたいに、習慣のように私は抵抗なくそれを頬張っていた。少しだけ柔らかくなっていたおちんちんは、私の口の中ですぐに硬くなる。私の口がそんなに気持ち良いのだろうか。何故か嬉しく思う自分がいて、張り切って口淫を続けた。
頭を撫でられておっぱいを揉まれて、口の中を犯されてるのに、私の昂りは止まらなかった。
…おじさんの情婦(おんな)になってる。最悪で最低な状況なのに、私はこの状況に酔っている。

「美味しいかい?」
「んむ…ふっ…」

美味しいわけない。でも心とは裏腹に私はこの凶悪な肉棒を咥え込み、唇を締めたり緩めたりしながら夢中になって吸い付いている。
美味しいのかもしれない。臭いのに、グロテスクなのに、汚いと思うのに、それなのにおちんちんから出る精液を求めるように射精を促す動きをしてしまう。
唇も舌も使って、喉まで咥え込んで頭を前後させる。これのせいで私はおかしくされるんだ。私は悪くない。悪いのはこんな…、何回出してもエッチできる逞しいおちんちんが悪い。この逞しいおちんちんでまた私の膣内をめちゃくちゃに犯すと思うほど、私は下腹部がキュンと締め付けられる。
………言い訳にならない。欲しがってる。
おまんこが、子宮が求めてる。どんな言い訳を頭の中で取り繕っても、身体がおちんちんを欲しがっているんだ。

「さて、じゃあタブレットを確認しよう。ああ、澪はそのまま続けてなさい」

おじさんは優位に立っている。それが気に入らない。主導権を握られている事に苛立つ。
ただ………。
おじさんが少し身体を動かしてヘッドボードへ手を伸ばす。おちんちんが私の口から抜け落ちそうになるのを拒むように、私も同じ方向へと顔を動かして口から抜けまいと必死に追う。
餌を追う魚になった気分。パクパクと口を動かして餌に食いつく魚。餌付けされてる。
おじさんはタブレットを持つと定位置へと戻り、尚もしゃぶり続ける私の頭を優しく撫でる。
気持ちいい?って聞きたい。でも聞かなくても硬さはキープされてて、私の口で感じてくれているのは分かる。それでも聞きたいって思った。
幹から口を離し睾丸へ舌を伸ばす。ぼてっとしたタマタマを口に含んでベロで転がす。そそり立つおちんちんは右手で扱いてあげる。
「うう」とか「ああ」とか声を漏らすおじさんが可愛い。

「おっと、つい出そうになっちまう。上手だぞ澪」

もう呼び捨てに慣れてきた。むしろ褒められることの方が嬉しくて、頑張って気持ちよくしてあげようって思ってしまう。

「さてさて…赤スイッチの指令は………」

タマの片方を吸ったり、唇で引っ張ってたりするけど、私はおじさんの次の言葉が気になっていた。
赤のスイッチの指令。どんなものなのだろう。
やっぱりSEXなのかな。でももうSEXはすでにしている。今更…。


「ふむ、なるほどな。澪、一緒に見なさい」

そうして私の脇へ腕を差し込むと、おじさんは私を胸元へ抱き寄せた。口に残るおちんちんの感触に少し名残惜しさを感じている自分に驚く。
そうして目の前に出されたタブレットを見せられる。


【指令】
佐々木澪は大島源治とSEXをしてはいけない。自発的なオーラルセックスは可。膣への挿入を許した場合、佐々木澪はペナルティとして膣内射精を受け入れなければならない。
大島源治は佐々木澪に自発的に触れてはならない。接触は佐々木澪からの接触、或いは佐々木澪からの許可を持って可とする。ここで言う佐々木澪からの許可とは事前、事後問わないが事後の場合は接触から5分以内に許可を得ないとペナルティが発生する。接触行為、接触時間等は佐々木澪の許可内容に依存する。
違反が確認された場合、今後佐々木澪への一才の接触を禁ずる。
佐々木澪がSEXをしようとも膣内射精をすれば条件達成となり、大島源治が佐々木澪を触れても許可されれば条件達成となる。どちらか一方が達成できなかった場合、未達成となり日数加算となる。
尚、指令はこのメッセージを開き、同時に読んでから5分後にスタートとする。


ちょっと待って。色々と書いてあるけど、つまり私はおじさんとSEXしなければ良いってこと?したら中出しされる。それは流石に無理。
これ、もしかしたら結構良い条件じゃない?おじさんは私に触れない。私は拒否できる。
………戻れる。これならもう私は戻れるんだ。おじさんに優位に立たれて、エッチされるなんて事から解放される。

「んむっ!?」

おじさんはタブレットを放り投げると私にキスをしてきた。胸も揉まれ、乳首も捏ねられる。

「んんっ…んっ…ぁっ、やめ…こら…あっ」
「5分後には触れなくなっちゃうから今の内に」
「ちょっと、散々したでしょっ…やっ、あっ」

まだ渇いてない割れ目におじさんの指が潜り込んでくる。
だめ、もう掻き回さないで…。そんな私の想いも察することもせず、口を口で塞いでくる。ぬらぬらと舌が絡み合う。開いた口の隙間から唾液の音が漏れて、私の声も漏れる。

「ん…はぁ…ぁん…む………」

だめ、おまんこぐちゅぐちゅしないで。
また、おちんちん欲しく………だめ。だめだめだめ!
私は強くおじさんの胸を突き飛ばした。「わああ」とおじさんはベッドから転げ落ちる。

「あ、あのねえ!5分超えたらどうすんのよ!」
「………くく、くくく。澪ちゃんは優しいなぁ。それともやっぱりエッチ大好きな子だったのかな?」
「…は、はぁ!?何言ってんの!?」

おじさんはゆっくりと起き上がり私の前に立った。
…おちんちんはまだ勃起している。隠しなさいよ…。

「指令をちゃんと読まなきゃ。澪ちゃんの心理が透けて見えちゃうぞ?」

不敵に笑いながらおじさんは言った。


「ど、どういう意味よ」
「澪ちゃん、5分経ったらどうするって聞いたよね?」
「言ったけど…」

いつの間にかまたちゃん付けになってる。何だかブレブレだ。ちゃんを付ける時と呼び捨てにする時の区別が何かあるのだろうか。

「5分後のペナルティは今後、澪ちゃんとの接触の禁止……なんだよ」
「それは読んだってば」
「じゃあ澪ちゃんからの視点に立てばさ、その方が都合良いんじゃない?」
「…………え?」

言われたら、そうだ。あのまま5分が過ぎてたらこれから先、おじさんは私に触れることが出来なくなっていた。

「そんな俺を可哀想と思って心配してくれたのかな?……それは違うよなぁ、澪」
「………」

また呼び捨て。ちゃん付けならちゃん付け、呼び捨てなら呼び捨てってハッキリしてほしい。

「澪は俺のちんぽが好きになっちまったんだ。だから俺と接触できなくなるのは我慢ならない」
「は、はぁ!?何言ってんの!?馬鹿じゃない!?」
「ほれ見ろ、こんなにバッキバキだ。少し前までコレが澪のおまんこをズボズボしてたんだぞ」
「や、やめて!そんな事言わないでよ!」

おじさんは剛直に勃ったそれを右手でゴシゴシと扱いてみせる。
改めて…大きい。つい目で追ってしまう。

「今日のミッションはお互いに守るものがある。澪はSEXさせないこと。俺は澪に触れないこと」
「そう、簡単よ」
「簡単か」
「ええ、簡単」
「じゃあ澪、ちんぽしゃぶってくれるか?」
「はぁっ!?」

何を言ってるのだろう。もう今日一日は絶対関わらないと決めたのだ。

「するわけないでしょ!」
「俺からは触れない。でも澪は自分からならフェラとか出来るって書いてあっただろ」
「だ、だからって」
「俺からは触れないんだ。だから、な?頼むよ」
「そんなの……言われても…」

目の前で扱き続けるおじさんが不憫に思えてきた。ガチガチになってるおちんちんの先からは我慢汁が出ていて、それがぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる。
目を逸らしてもチラチラと視線がいってしまう。
一体何回出せば満足するんだろう。タマタマに入っている精子は枯れたりしないのか気になる。

「や…やっぱり駄目!」

目の前で扱き続けるおじさんをそのまま置き去りにして、私はタオルで前を隠すと寝室から逃げ出した。


………
………………
………………………


15:08。
少し温め(ぬるめ)のシャワーを浴びて頭を冷やしている。
落ち着こう。おじさんとエッチしたり、気持ちが不安定なまま赤いスイッチ押したり、私にとって有利とも思える指令が降りたりと、思考が追いついていってない。
ボディソープを手に取ると私は首筋に当てて、腕、鎖骨、胸に擦り付けていく。胸は柔らかく、指が中へと沈む。おじさんに…随分揉まれた胸は十分に解されている。
あの変態オヤジ…。私の身体をおもちゃみたいに扱っていた。
暇さえあればおっぱいを揉むし、ここだって…。
割れ目に指を添わすとぬるりとした感触。私の膣内はあの人の形を覚えていて、思い出しただけでじわりと愛液が溢れる。
さっきまでずっと挿入ってたんだ、アレが…。
ちゃくちゃくと音を鳴らして、私は入口に指を出し入れする。


「んっ…ぁ…っん…」

オナニーなんて彼氏が出来てからしたこともなかった私が、今こうして恥ずかしげもなくしている。それも彼氏…康太との甘い甘いエッチを思い出してしてるのではなく、乱雑で乱暴なおじさんとのエッチを思い出しながら一人慰めているのだ。
康太のおちんちんはどんなだったっけ…。思い出そうとしても頭の中に出てくるのはおじさんの剛直な肉棒。鉄みたいに硬いそれは火傷しそうなくらい熱くて、そのカリは私の肉壁を内側から引っ張り出すほど張っている。何度も何度も膣内を往復して私の心を芯から屈服させる力を持っていた。
私はこんな女だったか。分からない。違うと頭では否定している。でも心は…。


───澪は俺のちんぽが好きになっちまったんだ。


おじさんの言葉が頭を過ぎる。
違う。認めない。認めたくない。
でも脳裏に過ぎるあのおじさんの逞しいおちんちんが浮かぶと、あそこが…子宮がずくんと疼いて熱を持ち、私の指の動きも活発になる。
洗脳されてる。コントロールされてる。植え付けられてる。
乳首を摘み腰をくねらせる。だめ…欲しい。
おじさんは…おじさんならもっと強く、乳首を捻る。自分では怖くて出来ない。
自分の身体だから自分が気持ちいいところを一番分かってる。でも、自分の身体だからこそ気遣ってしまうところもある。
敏感でデリケートなところは尚更…。

「ァッ…おじさん……」

自分でもコンプレックスな大きめな胸を下から持ち上げるようにして揉む。おじさんが私にしてきたことをなぞって、いやらしく揉みしだく。私は気に入ってないのに、おじさんは私の胸が大好きみたい。
巨乳って言われるだけで不快なのに、そんなおっぱいを好きって思われるのは…少し複雑だけど、でも嬉しい気持ちもある。

「やっん…そんなおっぱいばっかり…」

ピンと立った乳首を捏ねる。頭の中のおじさんが舌を伸ばして私の乳首を転がす。
私の妄想は留まる事を知らない。背中を押されて透けたガラスに押しやられて胸が潰れ、お尻を突き出した格好になる。
ああ…挿入れられちゃう。濡れた秘所へ伸びる私の手。くちゅりと滑り(ぬめり)を感じる。シャワーの水でもおしっこでもない。意識を無視した内側から漏れ出る愛蜜。指を3本ほど挿れる。簡単に飲み込む私の秘裂。

「うぅ…んっ…」

………足りない。足りない。満たされない。
おじさんのおちんぽだったら隙間無く私の膣内にみっちりと収まる。ううん、むしろ穴より大きい。それを掻き分けて、無理矢理拡げて収まる。
私の細い指が怨めしい。
激しく掻き回す。入れた指を動かしたり出入りさせたりしても、おじさんのおちんぽに与えられる刺激には遠く及ばない。

「何で…何でぇ…っ」

気持ち良くない。クリトリスを弄っても、膣内を弄っても足りない。
犯されたい。めちゃくちゃにおまんこを突いて欲しい。………あのおじさんの太いので………。

ふと影が差す。
顔を上げるとガラスの向こうでおじさんが全裸のまま立っていた。

今日はここまでです。
というか多分次の投稿で終わるかな?って感じです。
最後までお付き合いのほど宜しくお願い致します。


16:03。
おじさんは私の許可無く勝手にバスルームへと入ってきた。私は慌てて胸と股を手で隠す。

「ちょっと、何勝手に入ってんの!接触禁止でしょ!」
「接触はしてないよ?ただどうせなら澪ちゃんのナイスボディを生で見たくてね」
「へ、変態!」
「お風呂場でオナニーするエッチな子に言われたくないなぁ」

ニヤニヤと下衆な笑みを浮かべながらおじさんは言う。…おちんちんの先っぽが天井を向いている。私の裸でもう興奮してるの?それとも私のオナニー見て興奮したの?

「し、してないしてない!」
「そうかそうか、じゃあおじさんがオナニーしていいかな?澪ちゃんの裸をおかずにして」
「は、はぁっ!?そんなの────」

駄目に決まってる、と、言う前におじさんは息を荒くしておちんちんを扱き始めた。
初めて見る男の人のオナニーに、私は目を逸らすことも出来ず見入ってしまった。凄い…。あんな風に乱暴にゴシゴシするんだ。痛くないのかな?ちょっと力強く見えるんだけど…。

「ああ…気持ちいいっ、澪ちゃんの身体は本当に綺麗だなぁ」

食い入る様に私の全身を隈なく見ながら、おじさんは手の動きを早めていく。
…アレだ。あのぶっといので私は貫かれたんだ。
さっきまでずっとオナニーしてたから下半身の熱が引かない。それどころかもっと熱くなる。そんなの見せつけられたら…。

「おっぱい見えないなぁ…腕で隠しちゃってるから…。はみ出てるのも良いけど、ちゃんと全部見たいなぁ」

鼻息が荒い。興奮し過ぎ。おちんちん…勃ち過ぎ。

「おっぱい見たいなぁ」

本当にうるさい。そんな欲望剥き出しにした台詞を直接言われた事も無い。下品な人…。

「おっぱい」

…私は……目を伏せて胸を隠していた腕を下げた。
腕の力で抑えられていた胸は解放されて、全て曝け出される。

「おっひょー!凄い凄い!おっぱいぷるんぷるんだ!」

より激しく扱くおじさんは私の胸を凝視している。
おじさんの興奮に当てられてじわ…っと、濡れた気がする。ゾクゾクとした。

「乳首の色も綺麗だね!ああ、舐めたい!」

悪寒に似たものが背中を走る。でも不快とかそういうものじゃない。何だろう、このゾクゾクするの。
中年のおじさん相手におっぱい丸出しにするなんて馬鹿みたい。
…視線が駄目なんだ。今特に見られている乳首が、ピリピリする。触れられてる訳でもないのに、いやらしい目で見られるだけで私は感じてしまっている。
体が疼く。何かを欲しがっている。
でも我慢しているのはおじさん。私じゃない。欲しがっているのはおじさんなんだ。
これで我慢できなくなって私に触れたら、おじさんはもう金輪際、二度と私に触れなくなる。そう思うと優越を感じた。
そうだ。私は今優位なんだ。これはおじさんの負け試合。私がこうしておっぱいを見せつけるのも、おじさんの我慢の限界を誘発する作戦だから。
ずっとおっぱいばっかり見て、すぐに触りそうなくらい。ううん、もう吸い付いてきそう。

「澪ちゃん…おっぱい触っていい?」

ほらやっぱり。

「いい…よ」

おじさんは私のおっぱいを両方とも鷲掴みして揉んできた。

「あっ…♡」

揉みくちゃにされる。我慢出来なかったんだ。おちんちん扱くのも忘れて夢中になっておっぱいを揉む。

「舐めてもいい?」
「んっ、もう……少しだけ…だからね」

おじさんはヨシをもらった犬みたいになって私の乳首に勢いよく吸い付いた。


「あっ、ん…こら…そんながっつかない…んっ」

可愛い…って思った。エッチなワンちゃん。乳首をコロコロと口の中で転がされる。勃起したおちんちんが脚に当たる。
私はそのガチガチになってるおちんちんに触れると、優しく握って扱いてあげる。
私からは触っていいんだもん。だからセーフ…。
太い…。熱くてビクビクしてる。
私もおっぱい揉まれたり舐められたりで、興奮しっぱなしになってる。

「ああ、気持ちいい…。澪ちゃんおちんぽ舐めて…」
「………」

調子に乗って…。
私は腰を屈めておじさんの腰に手を回すと、おちんちんを口に含んだ。
大丈夫…私から触ってる。だからおじさんは悪くない。

「はむ…ん…」

お口に収まり切らない。でもこれやっぱり…好きかも。
無理をしてでも喉奥まで飲み込んで根元まで咥え込む。おじさんの全部を私が飲み込む。我慢汁がどんどん口の中に溢れて、それさえも飲み込む。
匂いも形も味も感触も、好きになってる。奉仕する様にしゃぶるそれは、私の欲に負けて貪る(むさぼる)様に肉棒をしゃぶる形になった。
脳が痺れる。脳が蕩ける。

「ふひひ。澪ちゃん、オナニーしてるよ?」

自分でも気付かなかった。私はおちんぽを咥えながら、右手で自ら股に手を伸ばして指を挿入していた。ぐしゅぐしゅと音を鳴らして、まるで今咥えてるおちんぽが挿入っている事を想像しながら…オナニーをしていた。
でも、今更それを止める事も出来なかった。

「このままおっぱい触っていいよね」

おじさんの問いに、おちんぽにを咥えたままの私は答える事が出来ない。今はおちんぽにから口を離して喋りたくない。まだしゃぶってたい。でも許可しないとおじさんが……おじさんが私をずっと触れなく “なっちゃう” 。
だから私はコクコクと頭だけ頷き、許可した。
ぎゅっと強くおじさんがおっぱいを揉んでくれた。また痺れる。おじさんの手で形を変える私の胸。本当におっぱいを触りたくて触りたくて仕方なかったって分かる。今それを叶えてあげられるのは私だけ。私だけなんだ。だからおっぱいを触らせてあげられる。それに、私も触って欲しいから…。
お口に含んだままおじさんを見上げる。おじさんは満足そうな顔で私を見下している。私は目線を下げてフェラチオに集中した。ひどく恥ずかしい。何かを頬張ってる顔を見られるのはこの上なく恥ずかしい。


「澪ちゃん、そんな夢中になって。おちんぽ美味しそうに食べるね」

だってそれは…おじさんがこんな凄いおちんぽ持ってるから…。

「そう、そうやって舌を根元から這わせて…上手だよ澪ちゃん……おっと、頭を撫でたらペナルティだった。これはいかんなぁ」

やだ、頭撫でて…。もっとおちんちん気持ち良くするから。褒めて。

「そんな怨めしい目で見ない。撫でて欲しいの?」

私は頷く。

「よしよし、良い子だ」

ああ…嬉しい。もっと頑張らなきゃ…。
おちんぽ…おちんぽもっと硬くして。おっきくなって。

「自分の指だけで満足?」

全然満足出来ない。

「おちんぽ欲しい?」

欲しい…。このおちんぽ欲しい。咥えた唇に熱が入る。ぐぽぐぽと奥まで咥えて擬似SEXを口で表している。

「入れちゃおうか?」

………入れたい。子宮まで届くおじさんのおちんちん。奥までずんずんって突かれたい。
──────でも……。

「澪ちゃんも流石に中出しは駄目だよなぁ」
「………」

だめ…。赤ちゃんできちゃうもん。
おじさんの精子は凄い濃厚だから。ゼリーみたいに固形なものが下の上でプルプルしてたから、きっとあんなの出されちゃったら妊娠しちゃう。
おじさんとの…赤ちゃん、孕んじゃう。
想像したら子宮がキュンと疼いて、より愛液が溢れるのを感じた。
………これ、私の子宮が求めてるみたい。

「生で中出しは気持ち良いだろうなぁ」

気持ちいい…?
あの勢いよく出る精子が私の膣内で、びゅーって出される。卵子に届く為に凄い勢いで噴射されるあの精液。口の中で出された時は溺れてしまうと思ったあの量。
ガンガン突かれておかしくなってる私を孕ませる為に、最後の最後でびゅーって………それは、本当にされたら気持ち良さそう…。
………試してみたら案外、一回くらいなら妊娠しないかもしれない…。

…駄目。駄目駄目。何を考えてるの。そんなの駄目に決まってる。

「一先ずさ、澪ちゃん。身体を洗ってあげるよ。ちんぽをご奉仕してくれたお礼さ」

おじさんは私の口からおちんちんを引き抜くと、得意のいやらしい笑みを浮かべてそう言った。


「ぁ………おじさん、洗い方…んっ」

洗うという大義名分を持って、おじさんは私に要求した。それを理由に断る事もせず、全身に触れる事を許可した私は少し後悔していた。
分かってたから。おじさんがただ洗うだけで済ますはずが無いって。私を陥落させたいんだ。
心の底では分かってて許可した。期待してた。ずっとされたかった事、おじさんならしてくれるから。

「全身だから、唇も良いよね?」

後ろからおっぱいを揉み、おまんこまで指を入れてきて、私の顔も後ろに向かせてキスをされる。
ボディソープのヌルヌルがおじさんの愛撫をもっといやらしい感触にしている。お尻の割れ目におじさんのおちんちんが当たってて、おじさんはわざとそれを押し付けて割れ目を下から上へ、上下に行き来している。

「んむ…んっ、ぁっ…おじさん…ちゃんと洗って……んっ」
「こうかい?」
「ちがっ…あんっ」

尖った乳首を引っ張られる。本気で洗う気なんてない。拒否しないと…このままじゃ堕ちてしまう。

「澪ちゃん、素股していい?」
「え…でも…」
「脚閉じて、そのまま太腿に挟んでくれればいいから。ね?いいでしょ?ちょっとだけだから」

おちんちん入れられないならせめて素股…ってことらしい。

「…じゃあちょっとだけ…」

と、私は脚を閉じる。
おじさんは「やった!」と子供の様にはしゃいで、後ろからおちんちんを股の間に挿し込んだ。
………これは、ダメかも。
おちんちんがおまんこの表面を擦る。クリトリスにもぶつかって、おじさんの前後運動でお尻に打ち付けられる腰の衝撃と音。おまんこにも刺激があるから、本当に背後から犯されてるみたいで気持ちがそこに乗ってきてしまう。

「ああ、良い!澪ちゃん気持ちいいよ!」
「あっあっ…あっ!やんっ!おじさ、入っちゃう…そんな激しっ…」

下の唇を擦られるだけじゃない。たまに亀頭部分がが肉の襞を掻き分けて入りそうになってる。
これ…事故で入っちゃったらどうなるの?中に入ったら中出しされなきゃいけない。でも私は許可してないから、おじさんがペナルティになる?

「んっあんっ、ちょっと…おじさん落ち着いて……ちょっと、本当にちょっと入っ…」

言えない。言ったらこれを監視してる運営にバレちゃう。入ったら中出しという決まりを守らなきゃいけなくなる。
でも、少し、何度か先っぽが入ってる回数が増えてる。おじさんは気付いてるか気付いてないか分からない。ただ全部入る前に抜いて、ちゃんと素股になる様にしている。

「ふっ…うっぅう、アッ…ん………♡」


…焦らされている。
これおじさん分かっててやってる。こんなの無理。
逞しいおちんちんがおまんこをずっと刺激してるのに、ギリギリのところで入ってくれない。
ただ擬似SEXに興じているだけ。
またニュルって頭だけ入って、すぐに抜けて、またニュルって………。

「いや……いやぁ……」

もっと、全部入れればいいのに。何で我慢しなきゃいけないの。おちんぽの気持ち良さ覚えさせて、こんなの…ずるい。

「澪、キスしてキス」
「んっ…ぁ…はい……んちゅ」

パンパンとお尻と腰がぶつかる音。でもSEXはしてない。胸はずっと揉まれてる。でもおちんぽは少しだけしか入らない。私もおじさんの動きに合わせてお尻を動かす。
おじさんの舌に吸い付く。舌を絡める。
欲しい…欲しい…欲しい…。
もう許して…。こんなの…耐えられない…。

と、おじさんの腰の動きが止まった。
耳元で囁かれる。

「挿れる?」

ゾワっとした。私はいいよとも駄目とも言えずにいた。
おちんぽの先が、おまんこの入口にぴとっと当たる。

「我慢できる?」

…できない。

「どうしようか」

どうしよう…。おちんぽ欲しいけど……妊娠しちゃ…。

「このまま…澪がお尻を下げれば……」

お尻を下げたら…。
私はゆっくりとお尻を下げると、にゅるっとおちんぽの先っぽが入ってきて…。

「そのまま下がって…」
「ぁ…ぁ…だめ、…だめぇ…」

ゆっくり…ゆっくり…お尻をおじさんの方へ…。
ゆっくり…おちんぽが膣内の膣内へ来て…。

「駄目なの?いいの?」
「だめ……だめ……ぁぁ…」

止まらない。私の身体なのに、私の思う通りに動いてくれない。
そうして、とうとう私はおじさんのものを全部を飲み込んでしまった。ブルっと身体が震える。欲しかったものが今、全部私の膣内に…。

「澪、俺の子を孕め」

私はそして──────頷いた。


………
………………
………………………


「ひっあっ!あんっ、あ…あっあっあっ!すごっ、……だめ、おじさんっ、そんな激しいのっ…ああっ!」

おじさんに遠慮なんてない。
私の身体を労わる事もない。ただ貪り喰らう。
でも、それでいい…それが良い。
乱暴に扱われて、オナホールみたいに使われて、ただただ精子を吐き出させる道具にされる。

「おじさんっ…あっ、おちんぽ凄いっ…おちんぽ凄いのっ」

何かを破壊する勢いでおじさんは腰を打ち付ける。私のお尻はそれに耐えられるくらいの耐久性があった。
もう種付けする気満々のおじさんは、今までしたエッチとは別格の様相で私を貫いていく。激しさは増して、おちんぽもずっとずっと膨らんだまま、精子を出す準備をしてる。

「んっあっ、気持ち…ぃ、気持ちいいっ♡」

もうダメ。おじさんのおちんぽ好き。彼氏のおちんぽ思い出せない。
もうこれだけでいい。このおちんぽだけ…。


「んっんっ…あんっ!…ね、、おじさん…出すの?…本当に…中に……出しちゃうの?」
「出すよ」
「…いっぱい…?いっぱい出ちゃう?」
「ああ、澪を妊娠させる」

ゾクゾクが止まらない。
私はバスルームの床に転がされ、その上におじさんは乗ってプレスしてきた。ズッポリとハマるおちんぽが私を狂わせる。
本気で…させられる。絶対孕まされる。

「赤ちゃんできちゃう…あっ…澪、おじさんの赤ちゃん…できちゃう……」

妊娠なんて考えた事もない。でも、これからおじさんの子が出来るんだ。

「嫌かい?」
「…嫌…絶対いや…」

嫌じゃない。でも私は意地悪したかった。ずっと焦らされて意地悪されてたから、ほんの少し仕返し。

「あー、金玉から登ってきた。ひとまず一回出すぞ澪!」

ひとまず一回…って言った。
だからまだ終わらないってこと。何回も何回もこれから出すって宣言してる。
突き方が激しさを増す。中に射精したがってる。
私はおじさんにしがみつき、耳元で囁く。

「きて…おじさん…、いっぱい…出して」

種付けプレス。
大きな身体のおじさんに埋もれて、激しさを増す上からのおちんぽの叩きつけに頭がトびそうになる。

「くっ、出る…出るぞっ!」
「きてっ…アッ…中に……あっ、すごっ………ああっあっあっ!」

おじさんは最後に奥まで挿し込んむと、膣内で激しく痙攣しながら射精した。
びゅーって初めての感触…。精子いっぱい出されてる。これ…好きになりそう。
軽く抜き、また突かれてびゅーって出される。いつまで出すのだろう。量が凄い…。

「…ぁ…ぁ……出てるぅ…せえし…」
「好きだよ澪…」
「……私も……」

膣内でおちんぽがピクピクしてる。
まだまだ出来るって言ってる。
私の身体は中出しSEXの味も覚えちゃった…。

「続きする?」

おじさんは膣内で萎えず、まだ硬直したまま。おっぱいが大好きなおじさんは揉みながら乳首も吸って、私に愛撫を続ける。
私の膣と子宮は、もっと精子を欲しいって言ってる。

だから──────

「もっと…して♡」

そう言っておじさんの唇にキスをした。



10日後


「なぁ、澪ちゃん」

腰に跨り自ら動く澪は、ただ夢中になって腰を振り続けている。

「ここの主催者はね、おじさんなんだよ」
「んっあっあっ…ちんぽ…ちんぽ…好き…」
「聞いちゃいねぇな、駄目だこりゃ」

俺は懐から煙草を取り出し、口に咥えると火を点ける。揺れが激しい。

「もうおじさん澪に飽きちゃったからさ、帰っていいよ」
「もっと…おじさん……もっとおちんぽズポズポってしてぇ……あっ…はぁっん」
「仕方ねぇなぁ…。おいお前ら」

天井に取り付けられたカメラに向かい声を掛ける。

「こいつチョロ過ぎだろ。ぶっ壊れんのも早ぇし。マンコも緩くなっちまったからホームレスにでもくれてやれ」

それだけ言うとものの5分ほどで寝室のドアが開き、3名のスーツ姿の男らが入ってくる。

「ああ、ちょっとそこで待っとけ」

煙草を咥えたまま俺は跨っている澪を倒し、四つん這いにするとラストスパートをかける。

「あひっ!あっあっこれ…これぇ!おちんぽっ、いい!もっと…!射精くるっ、アッ、おちんぽ汁…膣内に…あんっ、アッあっ…イくぅ!おまんこイくのっぉ!」
「うるせーよ雌豚。お前は黙ってマンコ締めろ」
「はいっ…あっひあっ!まんこ締めますっ、締めますから膣内にぃ」
「今から出すから黙って…受精しろ!」

最深部まで突き一気に出す。
何回も中出ししているからもうとっくに受精はしてるだろうが……。
澪は生意気にも最後の最後で膣を締め、膣内をうねらせて射精を促した。

「はひぃ…出てるぅ…おちんぽ汁………妊娠するぅ」

涎を垂らして屈服している澪を見下す。じゃじゃ馬で凛とした過去の澪の面影はもう無い。
ちんぽを引き抜くとごぽっと音を立てて精液が流れ出てきた。

「ふんっ………連れてけ」

そう指示をするとスーツの男らは澪を抱えて部屋から出て行った。口の端から涎を垂らしている澪は薄ら笑いを浮かべながら連れて行かれる。
俺は再び天井を向くとカメラに向かって声を掛ける。

「次はもっと巨乳で、絶対堕ちそうにない女連れて来い」

それだけ言うと一息、煙を吐いた。


end


オチがありきたりですが終わりです。
ご愛読ありがとうございました。

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