千歌「Aqoursがお届けするラジオ」果南「スクールアイドル」梨子「放送局!」 (18)

プップップッ ポーン

千歌「はい、始まりました。スクールアイドル放送局。パーソナリティを務めますは柑橘系少女高海千歌と」

梨子「えっ!?何その自己紹介は…えっと…」

果南「そんな真剣に考えなくても良いんじゃない?」

千歌「じゃあ、果南ちゃん!テキトーに」

果南「はい。三度の飯より海が好き。内浦のダイバー松浦果南です」

千歌「そして」

梨子「桜内梨子です」

千歌「この放送は神回!」

梨子「どうしてハードルを上げたの?」

果南「取り敢えずCM」

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果南「はい。改めましてこんばんは。Aqoursの松浦果南です」

千歌「高海千歌です」

梨子「桜内梨子です」

千歌「今日は…えっと~…どう言う組み合わせ?」

果南「別に深い意味はないんじゃない?」

千歌「テキトーなのかな?って言うか梨子ちゃん大丈夫?」

梨子「な、何が?」

千歌「CMの途中にお茶をこぼして…今ジャージで収録してるけど…」

梨子「こぼしたのは千歌ちゃんだけどね…」

果南「もうちょっと落ち着きな~?千歌はそう言う所あるよ」



千歌「果南ちゃんは年齢の割にかなり落ち着いて見えるもんね~」

梨子「たしかに。三年生の中でも群を抜いて大人っぽいかも」

果南「そこは違うんだよ。落ち着いてるんじゃなくて落ち着いて見せてるんだよ」

千歌「そう言う余裕がありそうな発言がまた大人っぽく見えるんだよね~。私には真似できない」

果南「簡単だよ。頭の中を空っぽにしてゆっくり喋ってればそれっぽく見えるからさ。で、たまに難しい顔しておけばいいだけだよ」

梨子「結構難しい顔してる事も多かったと思うけど…全部ふり?」

果南「流石に全部じゃないよ。そう言う気持ちで身構えてれば良いんだよって事。実際私なんて海に入りたいな~くらいしか考えてないよ」

千歌「そんな事言って果南ちゃんって問題を一人で抱え込む所あるでしょ?」

梨子「確かに」

果南「まあ…」

千歌「鞠莉ちゃんも。掴み所がない様な感じだけど。二人は…なんて言うか結構繊細だよね。割と」

梨子「うん」

果南「そりゃあね。どんな人だってセンチになる時だってあるよ。千歌だってそうでしょ?」

千歌「まあね」

果南「人間色んな側面はあるんだよ。そう言うセンチな面が私や鞠莉の場合は裏面でぱっと見で分からないだけ」

千歌「裏面?」

果南「サイコロみたいに例えたらね。正面が普段の自分でみたいな」

千歌「そうすると二人は裏面でもないような」

果南「まあいいけど。ここでお便りを紹介します」

千歌「はい。ラジオネーム、カボスメガネさん。千歌さん、梨子さん、果南さん。こんばんは」

梨子「こんばんは」

果南「こんばんは」

千歌「私は今年の春清水から上京して高校の同級生とインディーズですがバンドを組んでドラムを担当しています」

果南「おお!凄い」

千歌「こないだ初めてライブハウスを貸し切ってライブを行ったのですがお客さんは一人だけでした。正直辛かったです。Aqoursの皆さんはファーストライブはどうだったのでしょうか?」

梨子「ファーストライブか…」

千歌「ファーストライブは私と梨子ちゃんと曜ちゃんの三人で。皆んなのお陰でファーストライブは成功したけどね」

梨子「うん」

千歌「果南ちゃんは…」

果南「私はほら、鞠莉とダイヤの三人でやって」

千歌「うん。ファーストライブはね、結果恵まれてたけど。その後は私達も色々と…今だってまだ途中だし…」

梨子「そうね」

千歌「だから、カボスメガネさんも辛いと思うけど…」

果南「それこそμ'sだって最初のライブはお客さんが0人だったって話もあるしね。噂だけど」

千歌「あとGLAYもそうだってね」

果南「あっ、そうなんだ」

千歌「うん。らしいよ」

果南「へ~」

梨子「えっと…次のお便り。ラジオネーム、マイマイさん。皆さんこんばんは」

果南「こんばんは」

千歌「こんばんは」

梨子「私はアニメが大好きなのですが周りの友達が中々理解してくれずとても寂しいです。どうしたら周囲が理解してくれるでしょうか?ちなみに私の好きなキャラクターは…えっと…キグナス氷河です」

千歌「あ~なるほど」

果南「興味がないと理解出来ない事もあるからね」

梨子「でも、どうなんだろう。趣味って他人に理解して貰う必要はあるのかな?」

千歌「と言うと?」

梨子「別に自分が好きならそれでいいのかなって。同じ趣味の人と語り合いたいとかそう言う事であればまた別の話だけど」

果南「そうだね。私も別に…いや、うちの場合は死活問題だからね。色んな人に興味を持って貰わないと困るかな」

千歌「あはは。そうだね。ちなみに梨子ちゃんはそう言った経験はあるの?」

梨子「え?」

千歌「趣味を理解して貰えなかった事とか」

梨子「ない…よ。そもそも、私はほら!趣味とかないから。ピアノも趣味とは違うし」

千歌「そうなんだ」

梨子「千歌ちゃんは?」

千歌「私?趣味?ん~…ソフトボールとか…」

梨子「初めて聞いたけど」

千歌「え?そう?よくやったよね?」

果南「うん。千歌は意外と上手いんだよ」

梨子「へ~そうなんだ…意外…」

千歌「そんなに意外?結構野球とか好きだよ?お父さんとかおじいちゃんが野球中継よく見てたからさ。その影響かな?」

梨子「そうなんだ。私は野球は全然…」

果南「選手も知らない?」

梨子「イチローとか…」

果南「なるほど。そんな感じか!」

梨子「果南ちゃんも詳しいの?」

果南「ん~…ミレニアム打線なら今でも言えると思うよ」

梨子「何それ…」

千歌「私達はギリギリ生まれてるかどうかって感じだけどね」

果南「まあね」

梨子「なんで知ってるの」

千歌「後はあれだ!カラオケ!」

梨子「何が?」

千歌「趣味だよ!私の趣味と言えばカラオケだよ!」

梨子「でもカラオケって一緒に行った事ないよね?」

千歌「最近は部活で歌ってるしね。それに私は家にカラオケセットあるからさ」

果南「千歌の家は旅館だからね」

梨子「そっか」

千歌「うん。そう言う所は結構得かもしれないね。旅館の娘って」

果南「役得ってやつだね」

千歌「カラオケだけじゃなくってね」

梨子「うん」

千歌「かき氷を作る機械もあるし。割と凄いやつ」

梨子「へ~」

千歌「練乳ミルクが美味しいんだよね」

梨子「あ~私はイチゴが一番好きかな」

千歌「果南ちゃんはブルーハワイでしょ?」

果南「なんで!?」

千歌「いや…イメージ?ねえ?」

梨子「そうね。海のイメージがあるから」

果南「そっか。期待に応えられそうで良かったよ」

千歌「やっぱりブルーハワイなんだ!」

果南「うん。千歌はイチゴかな~と思ったけどね」

千歌「イチゴはね~嫌いじゃないけどね。あのシロップを牛乳に入れて飲むと美味しいんだよね」

梨子「え?何を何に入れるって?」

千歌「かき氷のシロップを牛乳に入れるの。やった事ないの?」

千歌「やってみると良いよ。我を忘れる程美味しいから」

梨子「我は忘れたくないかな」

果南「さっ、かき氷の話はここら辺にしておいて」

千歌「そうだね。あれ?元々なんのお話だったっけ?」

果南「あれだよ。えっと…趣味の話。趣味を理解して貰えないって」

千歌「それだ!趣味は無理に理解して貰う必要はないけど共有出来る人が居たら嬉しいねって事だったよね?」

梨子「そうね」

果南「じゃあ次のお便り」

果南「ラジオネーム、やしきたかやんさん。え~千歌ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん、こにゃにゃちわ」

千歌「こにゃにゃちわ~」

梨子「こにゃにゃちわ?」

果南「ブロッコリーって食べ物だけどよくよく見ると木みたいですよね。木を丸ごと食べてると思うと巨人になった気分になりますよね」

梨子「ならないけど。この人は何を言ってる?」

千歌「そのままの意味じゃない?」

梨子「それは理解した上で言ってるんだけど。ただ、ブロッコリーをそんな目で見た事はないから」

千歌「じゃあ、いつもどんな目で見てるの?」

梨子「どんな目って…ただの食材としてしか」

果南「木に見えるって言うと私はゴボウの方が木に見えるよ。って言うか枝?」

千歌「えっ!?そう?」

果南「調理前だよ?」

千歌「あ~なるほど。確かにね」

果南「あれを…どうして食べようなんて考えたんだろうね?最初に食べた人は」

千歌「それ言い出したら海老とかもそうじゃない?ぱっと見虫に見えるもん。よく食べようとしたよね」

梨子「やめてよ。次から食べにくくなるじゃない」

千歌「そうかな?」

梨子「そうよ」

果南「さて、ここで曲紹介しておこうか」

千歌「はい。え~どうする?梨子ちゃんが紹介する?」

梨子「えっ!?私?」

千歌「うん」

梨子「それじゃあ…お聴きください。東京事変で透明人間」

梨子「はい。ただ今お聴き頂いた曲は東京事変で透明人間でした」

千歌「もし透明人間になったら何する?」

果南「え~透明人間?ん~こう言う時男の子だったら女湯を覗くとか言うんだろうけどね」

千歌「あ~確かに」

果南「まっ、私は軽いイタズラに使うかな。ダイヤをくすぐってみたり

千歌「ダイヤちゃんの耳に息を吹きかけてみたりね」

梨子「ダイヤさんはたまったもんじゃないわね」

千歌「じゃあ梨子ちゃんは何するの?」

梨子「や、私は何もしない」

千歌「嘘だよ~。絶対に何かするよ」

果南「梨子みたいなタイプが意外とやるんだよね。変な事」

千歌「そうそう」

梨子「しないわよ。やめてよ」

千歌「じゃあさ、服は着る?」

梨子「は?」

千歌「透明人間になったら服は着る?」

梨子「えっと…それは着ないと思うけど」

千歌「なんで?」

梨子「服着てるとおかしいじゃない?服が浮いてるみたいで」

千歌「でも恥ずかしくない?」

梨子「だって見えてないんだし」

千歌「いつしかそれが快感になったりとかしない?」

果南「癖になったりとか?」

梨子「しないわよっ!?」

千歌「どうかな~」

梨子「ラジオで変な事を言うのだけはやめて」

千歌「分かったよぉ」

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