3年 教室にて
三浦「夏休みも終わったし、そろそろ本格的に受験よね~」
いろは「先輩たちはそうですよね。その前に文化祭とか色々ありますけど」
三浦「いろはは会長だし、文化祭忙しいでしょ?」
いろは「そうなんですよ~~はあ……」
八幡「なんでお前らは、当たり前のように俺の席に椅子並べてんだ」
いろは「先輩、いまさら過ぎません?」
三浦「ヒキオ、本気で言ってるんならキモイし」
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いろは「夏休み、海とか夏祭りとかも行ったじゃないですか~」
八幡「……その椅子、A君とB君の椅子だからね」
八幡(向こうのほうで、悲しみの表情の二人がいますよ)
八幡(3年のクラス替えで三浦とだけ同じクラスになって、それからいろはが俺の教室に来るようになった……)
八幡(なぜか、いろはの奴は名前で呼ばないと怒るようになってるし)
八幡(夏休みはリア充の戸部も交じって海に行ったんだよな……)
八幡(変な関係性だ)
八幡「俺の席で集まる必要なくね?」
三浦「ま、ここが定位置になったからいいっしょ、別に」
いろは「そうですね、もうお昼もほとんどここで食べてますし」
八幡(A君とB君の安寧はしばらくはないな……)
いろは「それでですね、先輩!」
八幡「なんだよ?」
いろは「もうすぐ、文化祭なんですよね」
八幡「知ってる」
三浦「去年は隼人や結衣たちとライブ盛り上がったっけ」
いろは「すごかったみたいですね~。もう一回やるんですか?」
三浦「今回はパス。ああいうのは2年の中で目立つ奴がやればいいでしょ」
いろは「さすが三浦先輩。後輩の顔を立てているというか」
三浦「誉めても何も出ないし」
いろは「いえいえ、本心ですよ~」
八幡(姉妹みたいだ……とか、ありきたりなことは思ってないぞ)
八幡(別に、二人の会話聞いて微笑ましくなるさわやかな人間ではない)
いろは「で、ですね。わたし、こんなに可愛いのに文化祭を楽しめない可能性がありまして」
八幡「突っ込む気も起きない。だから?」
いろは「不公平ですよね? それで、生徒会長権限で違反している模擬店ないかを調べる権利行使しちゃおうかなと」
八幡「違反なんてするか? 普通の公立校だぞ? けっこう優秀な」
いろは「一応、2年のクラスでもメイド喫茶みたいなのはやるみたいですよ」
三浦「よく通ったって感じ。んなオタクみたいな催し物」
いろは「メイドに詳しい先輩としては、絶対行くじゃないですか~?」
三浦「うわ、ヒキオ……」
八幡「その痴漢行為をしてないのに、もう駅長室に行った時点で確定みたいな目線やめてね」
八幡「メイドなんざどうでもいいが、その模擬店に調査って名目で遊びに行くんだろ?」
いろは「さすが、去年は裏方で色々やらかした先輩だけありますね。そういうことです~」
八幡「あれはもういい、忘れたい」
いろは「それで、先輩は絶対暇だから一緒にいいかなって」
八幡「その突っ込み待ちな姿勢、なんとかしろよ」
三浦「なら、あーしも行こうっと」
いろは「え?」
三浦「別にいいでしょ?」
いろは「は、はい……でも楽しくないと思いますよ~? ほらオタクオタクだし」
三浦「そう? なんかエロい視線を見かけたら、去勢すればいいんでしょ?」
いろは「去勢はともかく、そんな感じです……じゃあ、3人で行きましょうか当日は」
八幡「待て、戸部を……」
いろは 三浦「却下」
何番煎じ
エタったやつの焼き直し
もちろん今回もエタります♪
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