荒木比奈・大西由里子「オタクとオタクの会話 ~前作主人公の扱い~」 (17)


モバマスで壁サーの花イベント(未確定)が告知されたため、お祝いに書きました

二人とプロデューサーが駄弁るだけのお話です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1587055772


同い年で、オタクで……アイドルになって、ここまで波長が合うような人がいるとは思わなかった。二人のアイドルは、片方を共にそう評す。

片方は創作型のオタクで、もう片方は腐り型のオタク。荒木比奈と、大西由里子

その二人は、今、レッスン終わりに事務所で

比奈「次回作に前作の主人公が出ると『難しいぞ~』って思っちゃうようになったんスよね」

由里子「強さや成長度合い、次作主人公との扱いがそこらへんをそう思うキッカケだと推理するじぇ」

P「これ仕事部屋でわざわざやる話題?」

ぐだをまいていた


比奈「やっぱ主人公に求めるのは変化、成長なんスよねアタシの場合。でも次回作だと成長も変化もしきった後だし……それがみえると嬉しいんスけどね。あと『前作主人公が!?』って登場して、強さがリセットされてたり次作の作風に合わせるためにパワーダウンしてると、なんかこう……前作を追ってたときの気持ちとかもあって」

P「RPGのナンバリングで主人公のレベルが1になるの苦手なタイプ?」

比奈「まさに……終盤に高レベルでゲスト登場! とかだったらテンションがブチあがるんスけどね」

由里子「わかるじぇ……前作では天真爛漫で攻め攻めな雰囲気だったのに、次作で落ち着いた雰囲気の受けが似合う男になってると『あいつのお尻を好きにしたくせに』ってなっちゃう……」

P「尻を好きにしてないだろ、みんなの脳内でそうなってるだけのお話で……」

比奈「でもそういう場合、主人公の相棒みたいなのが年を取って攻めのアトモスフィア(雰囲気)を纏ってたらどうなるんスか?」

由里子「リバ、リバ……う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん………」

P「甲子園のサイレンくらい悩んでる……」

由里子「ケースバイケース……解釈に合うリバなら……ケースバイケース……」

比奈「まあそうなるっスよね」


比奈「ま、アタシの場合もケースバイケースになっちゃうんスけどね」

P「というか話を聞く限りだと、ケースバイケースが多くないかな? あるAという状況でも、Aの中でもBならいい、AのなかでCという展開になると苦手、みたいな」

比奈「いやそれなんスよまさに!!」

由里子「前提としてAというよりも、そのAから派生する展開に我々は頭を悩ませていることが多い気がするじぇ。むしろAが苦手でもそのあとのBが良ければ好きになっちゃう、なんてビッチなところもオタクにはあるじぇ」

P「DV被害者の言葉じゃねえか」

比奈「でもプロデューサーさんも分かると思うんすよね……たしか結構AVとか見る方っスよね? 前にレンタルビデオ店で『むしろそっちのが怪しいだろ』ってくらいの格好で18禁コーナーに入って行くの目撃されましたし」

由里子「LINEグループにまゆちゃんが撮影した写真が回ってきたじぇ」

P「あの話は止めてくれ……」

由里子「というかなぜDVDを? 最近は配信も多いのに」

P「配信だと際限なく手を出しちゃうから……過去作もほとんどあるのよね、あの通販ページ。だからあるだけ買うって失敗をしちゃって……物理的な数が限られてるほうがストッパーが掛かるんだよ」

比奈「そんな出されたエサはどれだけ多くても全部食べちゃうワンちゃんみたいな……」

由里子「でも違法配信に手を出さない辺りは好感が高いじぇ」

P「FANZAには月5万までって制限かけてる」

比奈「結局めちゃくちゃ買ってる」

由里子「月5万円分も買って全部観きれるのか心配になるじぇ」


P「(いまさらだがアイドルとこういう話はして良いのか?)確かにAVは良く観るよ。」

比奈「じゃあ観るのはどうやって選ぶんスか? 監督? 女優? ブランド? シチュ?」

P「女優……かな。最近はTwitterとかでエロい写真を上げてくれる女優さん多くて、すぐ気になっちゃうし」

由里子「SNS時代を感じちゃうじぇ」

比奈「じゃあそのお気に入りの女優さんが、自分の大苦手なシチュの作品を出したとき……観ますか? 観ませんか?」

P「え゛っ……〇〇(あなたが好きな女優さんの名前を入れよう)さんが××(あなたが苦手なシチュを入れよう)の作品…………う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん……」

由里子「甲子園のサイレンくらい唸ってるじぇ」

P「け……ケースバイ、ケース?」

比奈「そう!」

P「苦手なシチュなら手を出さない! 手を出さないけど……サンプルとかは確認しちゃうし…………少しでも『オッ』ってなるシーンがサンプル中にあったら……買うなぁ」

由里子「気持ちはわかるじぇ、何か被トルでも性癖に刺さると出さないと決めてるもんに手を出しちゃうやつ」

比奈「そういうことなんスよ! アタシらがさっきから言ってるのは!」

P「あ~~すっげぇ気持ち分かった気がする……そして苦手なシチュのあと、大好きなシチュのやつ出されたら下がったぶん余計上がって女優をより好きになるんだよなぁ……」

由里子「DV被害者のそれ!」


比奈「公式が少し自分の解釈とは違った後に大正解を出してくると『やっぱりあなたは最高よ』ってなっちゃんスよ」

由里子「オタク特有の後方彼氏面」

P「すっげぇわかるそれ、いまなら……」

由里子「これは(※個人の意見です)が欲しいヤツだけど言うね? 公式が二次創作のネタを逆輸入というか、こっちはこっちで勝手にホモにして楽しんでるのに、公式でホモにされちゃうと『お前はそんなヤツじゃねぇ!』ってなっちゃうんだじぇ。オタクって身勝手な生き物だじぇ全く」

比奈「オタク特有の公式に対する激重感情!」

P「オタクって毎日楽しそうだな……みんなそうなの?」

由里子「一概には言えないけどみんなこうだじぇ(個人の意見)」

比奈「だいたいこんなもんっスよ(個人の意見)」

P「個人の意見の主語が大きすぎる……」


比奈「結局、前作主人公ってどう扱えばいいんスかね? 自分の描いてる同人誌も続き物のなると前作主人公を出したくなるんスよ」

P「アッ、それで前作主人公の話を……そこからAVの話になる!?」

比奈「オタクの会話って『船頭多くして船山に上る』を体験できるんスよ」

由里子「やっぱりパターン別に大別できると思うんだじぇ。
『主人公の味方側で登場する』をAとしたら
①パワーダウンしてる
②パワーはそのままで登場する
③師匠や上司として登場、前線を退いている
④本当にさらっとだけ登場、本筋には絡まないファンサービス
これくらい?」

比奈「そこからまた派生しまスよね。パワーがそのままのせいで作品中のパワーバランスが崩れちゃったり、かといってパワーダウンしてると『なんか違う』の解釈違いが起きたり」

由里子「④のファンサでも嬉しいっちゃ嬉しいけど、公式がお出しする『数年後のキャラ』とかはガッツリ観てみたいからもっと出してくれとモニターに向かって叫んじゃうじぇ……」

比奈「だとしたら③……? でも戦ってほしいっスよね、やっぱり」

由里子「前提を変えてみるじぇ。A'『主人公の敵として登場』だとしたら」

比奈「熱い! 熱いっスよそれは! でも……また話が変わってきちゃう!」

由里子「次作主人公がダークヒーローとかだといけそうだじぇ。でも主人公というのは得てして人気、カップリングで気軽に次作キャラと絡ませるっていうのは難しそうだじぇ……」

比奈「敵同士の方がカップリングが増えまスもんね(個人的意見)」

由里子「そうなんだじぇ。原作や公式では絶対に結ばれない二人の方が燃えてしまうのが我々のSAGA! SA~~GA! なんだじぇ……(個人的意見)」

P「急に歌い出した」

比奈「あるんスよ。オタクは急に歌い出すとき」

由里子「ミュージカル映画の住人だと思ってくれて構わないじぇ」

P「そんなわんぱく小学生みたいな……」


P「というか、そこまで悩むなら『主人公を出さない』ってのも手じゃないのか? 比奈の同人誌だって似たような役割を持つ新キャラを登場させれば良いし、由里子の方もまるっきり新キャラならカップリングの自由もきくだろうに」

由里子「それは……それは違うんだじぇ!」

比奈「確かにそうした方がいいのはわかってんすよ! 荒れない! 平和っス! でも我々は『最高の前作主人公の登場』をいろんな作品で知ってしまってるから、あの感動をもう一度と求めるし作り手として生みだしたがっちゃうんスよ!」

由里子「カップリングは確かに界隈内で固定されがち、それを観れば自分の欲の大部分は満たせる! だけどまた新しい風が吹いて! 新規のカップリングが増えて! 乱立して、pixivに多くの小説が出回るあの『黎明期』の感覚! あれを求めちゃうんだじぇ!! 小説を探っていく、あの宝物を掘り起こすような感覚がドラッグみたいに身体に依存症を起こしてる!!」

比奈「我々はもはや更正施設に連れて行くことも出来ない前作主人公依存者(ジャンキー)なんスよ!」

P「急にめっちゃ早口になった!? お、オタクってみんなそうなのか!?! 急に早口で、大きな声になって」

由里子「そうだじぇ!(個人の意見)」

比奈「そうっス!(個人の意見)」

P「声の大きさとセリフ後ろの(個人の意見です)が健康食品のCMを思い出させるぜ……」

オタクで、アイドルな二人は今日もこんな会話を重ねていく――

【おしまい】


ここまでです、ありがとうございました

二人のイベントが楽しみ過ぎてゲロを吐きそうです。僕は荒木比奈Pで、彼女の魅力を『オタク』である所に感じていたんですよね
オタクというのは一般に迎合され始めているとはいえ、まだまだ偏見の視線はあり、オタクと言うことで嫌な気分になってしまった方も多いと思われます
荒木比奈というアイドルはデビュー(実装)してすぐのころは『脱オタ』というものを目標にし、世間一般でいう所の普通の女子になろうとしていました
しかし、アイドルとして活動する時間が増え、いろんな仕事をこなしていくと『自分の好きなものを隠さない』という風に変化していきます。これはこころペイントのカードなどで顕著ではないかと思われます
誰になんと言われようと、自分が好きなものに正直になる。これはとてもすごいことだと私は想います。
何か理由をつけて『別に好きじゃない』『触れなくなっても大丈夫』と自分を誤魔化して行くのは簡単で、そっちの方が断然楽なんですよね。でも、比奈はそうしなかった。自分の心にある『好き』に正直であり続けました。彼女のそういった逃げない強さに憧れます
壁サーの花や虹色ドリーマーなどのオタクをメインに据えたユニットに参加するようになりました。好きを主張し武器にまでするようになった荒木比奈というアイドルに対して敬愛を抱きます
そして、大西由里子さん。彼女は登場時から腐女子というインパクトのあるアイドルでした。そして、彼女はブレないままここまで来ました。好きに対して一切嘘を吐いていないんですよ。自分に対して正直。カッコイイです。インターネットでは腐女子というのを小馬鹿にされてる方が多くいます。これはネオフォビアにも似た、自分が理解出来ない『新しいもの』に対する恐怖からの行動だと思うのですが
そういった風潮も残り、ただのオタクよりももっと逆風が強い中でも好きだ、好きだと在り続けた大西由里子さんは絶対に折れることのない、柱のしっかりとした強い人間なのだなと私は想います
そんな二人が登場するイベントが今から楽しみです。

ア,ハイ。

・・・乙!

急にめっちゃ早口になった!? お、オタクってみんなそうなのか!?! 急に早口で、大きな声になって


やはり前作主人公は本筋にはあまり絡まない方がいいと思っている

……うん!そうだね!
おう

乙乙!!
前作の主人公には活躍してほしいけど、今作の主人公を蔑ろにしてほしいわけじゃない・・・
いやぁオタクって罪な生き物なのぜ(個人の意見)

アムロとかキンケドゥとかカーティスとかフリーダムとかな

キラは最悪な部類の前作主人公だった

キラさんは続編でも主人公だから

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