神奈子「うわ、懐かしいな」ペラッ (23)

早苗「どうしたんですか?」

神奈子「天狗の新聞屋から、風神録時代の写真貰ったのよ」

早苗「ほー」

神奈子「ほら、早苗のもあるわよ」ペラッ

早苗「・・・なんかこの頃の私、妙にイモいですね」

神奈子「確かに。なんか髪の毛がボリューミーだぞ」

早苗「髪だけで2キロぐらいありそうです」

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ガラッ

諏訪子「ただイモ~」

早苗「あ、諏訪子様。お帰りなさい」

神奈子「おう」

諏訪子「なになに、楽しそうなことしてるじゃん」

早苗「風神録時代の貴重なお写真です。射命丸さんから頂き物らしくて」

神奈子「そう。インタビューのオマケでくれたの」

訪子「ぷっ」

早苗「む」

諏訪子「なにこの早苗、えらく髪の毛のっぺりしてるわね」プププ

神奈子「色も真緑で毒々しいよな。都会デビューした田舎っぺ感出てて味がある」プププ

早苗「失礼な。そういう神奈子様の写真とか最悪ですよ」

神奈子「ああん?」

早苗「神奈子様こそ(今もですけど)ヘアスタイルどうなってるんですか!?」ビシッ

諏訪子「あっはっは! こりゃ傑作だ!」

神奈子「確かにボワボワしてるけど・・・」

諏訪子「頭にUFO乗っけてるみたい」ププ

早苗「言い過ぎですよ!」ププ

諏訪子「おばさんっぽいなぁ~」プププ

神奈子「うるさいわね。あんたこそ」

諏訪子「なんだい」

神奈子「・・・あんまり変わってないな」ペラッ

早苗「そうですね」

諏訪子「うわー、私まだ若いなぁ」

早苗「違いが判りませんけどね」

神奈子「あれ、もう1枚ある」ペラッ

早苗「それは?」

諏訪子「え、なにこれ」

神奈子「これは!!」

―ある日

霊夢「神奈子、今日もあんたの神社を乗っ取りに来たわ」

神奈子「諦めなさいな。本気出した私に勝てるわけないって」

霊夢「そういって毎回手を抜くのね。本気出して負けるのが怖いんじゃない?」

神奈子「言ったな。じゃあ私が負けたら裸踊りでもやってやろう」

霊夢「面白いわね、乗った。負けた方の裸踊りを掛けて弾幕勝負よ」

神奈子「望むところ!」

―10分後

神奈子「ぜえぜえ」

霊夢「ほら、約束通り」

神奈子「ねえ・・・あんたホントに人間?」

霊夢「人間よ。ちょっと人よりセンスが爆発してるぐらいのね」

神奈子「しょうがない、約束だ」ヌギッ

霊夢「はい、ピース」

神奈子「ピース」

カシャ

霊夢「いただきましたー」

神奈子「おい、写真なんか許可してないぞ!?」

霊夢「もう遅い。ばら撒かれたく無かったら神社を譲りなさい」

神奈子「マジで勘弁して! 今度飯おごるから!」

霊夢「・・・しょうがないわね。高くつくわよ」

神奈子(ちょろいわねー)

神奈子「恩に着る」

霊夢「また来るよ~」フワッ



神奈子「なんでこの写真が」

早苗「これは衝撃ですね」

諏訪子「あんた、こんな趣味合ったんだ」

神奈子「違う違う。コレはアレでコウな事情が・・・」

諏訪子「かくかくしかじか、ね」

早苗「てことは、もう少しでうちの神社は霊夢さんに乗っ取られてたのですか」

神奈子「あれは危なかった。しかしなぜこの写真が新聞屋に・・・」

―戦いの翌日(?)

文「霊夢さん、取材させてください」

霊夢「やだ」

文「なんで」

霊夢「めんどくさい」

文「このクソ寂れた神社を取り上げてやろうって言うのに?」

霊夢「なんでそんな上からなの?」

文「ネタ切れなんで、仕方なくですから」

霊夢「あ」

文「?」

霊夢「いいネタあるわよ」ピラッ

文「な、ななななんと!」

霊夢「神奈子がフンドシ一丁でダブルピースしてる写真」

文「これはお宝だ!なんでこんなものが!?」

霊夢「実力」

文「ちょっとよく分かりませんけど」

霊夢「いくらで買う?」

文「うーん・・・3万!」

霊夢「またね」

文「えー・・・じゃあ7万!」

霊夢「神様のフンドシチェキよ? そんなもんじゃ渡せないわ」

文「・・・10万!」

霊夢「もう一声」

文「じゃあもういいです。また面白いネタ有ったら教えてください」

霊夢「待ちなさい。10万でいいわ」

文「正味、ネタの価値としては8万ってところなんですよね。相場は」

霊夢「10万」

文「8万ですね」

霊夢「・・・クソ。8万でいいわ」ピッ

文「ぐふふ。いい記事になりそうだな」

―翌日

文「完成」

『守矢神社で乱痴気パーティ!? 驚きの入信説明会に潜入・・・』

文「ふー。こりゃ売れるぞ~」

天狗のボス「おい射命丸。これはちょっとまずいよ」

文「いいじゃないですか、新聞てのは冗談と勢いですよ。どうせ身内しか読んでませんし」

ボス「いやー・・・さすがにだよ。天狗衆としても、神を敵に回すのはちょっとね」

文「本人にバレなかったら大丈夫ですって」

ボス「万が一、あの魔法使いの女とかに盗まれたら?」

文「まあそれは」

ボス「すまないけど、目線を入れるとか、名前を伏せるとか」

文「うーん記事としての魅力が・・・それやるぐらいなら、とりあえず出版は見送りますよ」

文(いつかまたこの写真が役に立つかもね。捨てないで取っとこうかな)スッ



諏訪子「ってことじゃないかな」

早苗「あ、推測だったんですね」

神奈子「たぶんそれで正解だろ。で、結局使わなかったから返してくれたんだろうな」

諏訪子「しかし」ジー

神奈子「なんだいジロジロ見て」

早苗「・・・」

諏訪子「太ったねー」

神奈子「なっ!?」

早苗「確かに少し肉付きが良くなられました」

諏訪子「この写真の頃ってクビレがあるじゃん」

神奈子「まあな。全盛期だったし」

早苗「・・・」ツン

神奈子「うっ! 腹を触るな!」

早苗「ぷにぷにしてます」

諏訪子「信仰の為にもダイエットしようかー」

早苗「お付き合いしますよ」

神奈子「めんどい」ボソッ

諏訪子「お手軽に痩せるいい方法があるんだけどな~」

神奈子「怪しいねぇ。そんなもんは信用しないよ」

早苗「・・・」

諏訪子「早苗。例の奇跡を」

早苗「はい」ブツブツ

神奈子「早苗、言う事聞かなくていいわよ」

早苗「てい!」ボン

モクモク

神奈子「ごほごほ・・・なんだこの煙」

早苗「では私は失礼します」ガラッ

神奈子「あ、おい! ったく・・・激痩せの奇跡でも起こしてくれたのかい?」

諏訪子「ちょっと違うかな」ヌギッ

ボヨーン

神奈子「な・・・」

諏訪子「ダイエットにはコレが一番いいんだよ」ビンビン

神奈子「おま・・・デカすぎだろ」

早苗(デカチンが生える奇跡です。習得には1カ月かかりましたね)

諏訪子「いいからいいから。さ、そこに横になって」

神奈子「やめろー!」

諏訪子「あ、ちなみに50回出すまでこのままらしいから」

神奈子「やだー!」パンパンパンパンパン

―3日後

神奈子「うん、あの頃の体系を取り戻したな」

諏訪子「助けて・・・」ビンビン

早苗「すいません、自分で慰めた回数はカウントされなくて・・・」

神奈子「あと2回だっけ? 気が向いたら付き合ってやるよ」フンス

諏訪子「このケチー!」

おわり

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