三峰結華「恐怖!新型コガネウイルスの猛威!」 (30)


~283プロダクション~


三峰結華「ふんふふふーん♪」

ガチャ

結華「おっはようございまーす!」

白瀬咲耶「……ああ、結華」

田中摩美々「……」

幽谷霧子「結華ちゃん……」

結華「おやおや……? なんだかみんな、元気なくない?」

咲耶「そうか、結華はまだ聞いていないんだね……」

結華「へ?」

霧子「結華ちゃん、落ち着いて聞いてね……?」

結華「え? なになに? なんかシリアスめなやつ?」

咲耶「恋鐘が……」

結華「こがたんが?」

咲耶「恋鐘が、新型ウイルスに罹ってしまったんだ……」

結華「うぇぇ!?」



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結華「こ、こがたんがウイルスに!?」

霧子「さっき、プロデューサーさんから連絡があって……」

結華「そ、そうだったんだ……ごめんね、すごい能天気に入って来ちゃって……」

咲耶「いや、事情を知らなかったんだから無理はないさ」

結華「それで、こがたんは大丈夫なの?」

摩美々「陽性だったけど容態は安定してるってー。隔離のために入院中みたいー」

結華「そっか……それならまあ、安心かな……」

霧子「でも……わたしたちは恋鐘ちゃんと行動してたから、これから自宅待機みたい……」

結華「まあ、それはしょうがないよねぇ」

咲耶「ただでさえファンのみんなと会う機会が減っているのに……悲しいけれど、受け入れなくてはね」

霧子「そうだね……」

結華「いやー、しかしながらウイルス、許せないね……」

結華(いろいろ、現場参戦とかもなくなっちゃってるし……)

摩美々「怒っても仕方ないと思うケドー」

結華「そうは言ってもねぇ、まみみん」

咲耶「いいや、結華の言う通りだね。いくらなんでも、こうも被害が広がり、更には私たちの大切な恋鐘にまで……」

結華「そうそう! ホントに許せないよ! 新型の……」

咲耶「もはや災害と言ってもいいくらいさ。この、新型コガネウイルスは……!」

結華「うんうん! 新型コ……ん?」


結華「さ、さくやん?」

咲耶「どうかしたのかい?」

結華「ご、ごめん、もう一回言ってもらってもいい?」

咲耶「『そうか、結華はまだ聞いていないんだね……』かい?」

結華「ち、違くて! そんなに戻らなくて大丈夫だから!」

咲耶「新型コガネウイルスが許せないという話かい?」

結華「そ、そう! それ! な、なんてウイルスって?」

咲耶「新型コガネウイルスだけれど……」

結華「んんんんん???」


結華「き、きりりん? 今、世界に大きな影響を与えているウイルスの名前は?」

霧子「え……? 新型コガネウイルスだよね……?」

結華「ま、まみみんは!?」

摩美々「三峰、大丈夫ー?」

結華「マジで!? おかしいの三峰の方!?」


咲耶「結華……どこか悪いのかい……?」

結華「いやいや三峰はどこも悪くないというか、強いて言うなら耳が悪いで済めばよかったんだけど聞き間違いでもなさそうだし」

霧子「結華ちゃん……?」

結華(や、やばい……! よくわかんないけど本格的に心配されてる……!? とりあえず合わせて……)

結華「あ、あ~! そうだったそうだった! ごめんごめん、ちょっと考え事してて、頭に入んなかったよ~あはは……」

摩美々「驚かせないでよねー」

結華「あ、あはは……(三峰の方が間違いなく驚いてるよまみみーん……)」


咲耶「しかし、本当に恐ろしいウイルスだね……」

結華「そ、そうだよねぇ」

霧子「わたしも気をつけなくちゃ……」

結華「えっと、きりりん、その……新型コガネウイルスってどういう症状が出るんだっけ……?」

摩美々「知らないのー?」

結華「い、いやいや! もちろん知ってるけどね? でも、ちゃんと詳しそうなきりりんから正しい情報を聞いてればほら、自覚症状とか、気が付きやすいかなーって! こういうのは素人の思い込みが一番危ないって言うし! ね!」

咲耶「結華……」

結華(ちょっと苦しいか……!?)

咲耶「常に勉強を忘れないその姿勢……見習いたいものだね……!」

結華(せーーーふっ!!!)


咲耶「確かに、正しい情報を把握することは大切だね。霧子、お願いできるかい?」

霧子「うん……!」

結華「きりりんせんせー! お願いします!」

霧子「は、恥ずかしいね……」

摩美々「ピッタリだと思うケドー」

霧子「えっと、新型コガネウイルスに罹っちゃうと……」

結華「罹っちゃうと?」

霧子「すごくお料理が上手になったり……」

霧子「すごく元気になったり……」

霧子「すごくポジティブになったり……」

霧子「すごく面倒見がよくなったりしちゃうみたい……!」

結華「メリットしかないねえ!?」


結華「いや良い事づくめだねえ!? それ病気って呼ぶかな!?」

咲耶「おや霧子、もう一つ、大きな症状があっただろう?」

霧子「あ……そうだね……!」

結華(はっ! やっぱりそんな虫のいい話はなかったか!)

霧子「バストサイズが93cmになっちゃうみたい……!」

結華「罹りてぇ~~~~~!!!!!」


結華「なにそれ!? なにそれ!? メリットだらけじゃん!!! 相手の顔を見ただけで名前がわかる目を手に入れる代わりに寿命が2倍になりますみたいな話じゃん!!!!!」

摩美々「なんでデスノートで例えたのー?」

結華「そりゃあね!? 大きい人には大きい人なりの苦労があるんだろうなって三峰にもそれくらいはわかるけどさ!? つまり罹ってる間だけはおっきい三峰山を体験学習できるってことでしょ!?」

咲耶「結華……こうしている間にも恋鐘は苦しんでいるというのに……」

結華「というかこれらの症状ならこがたん自身に影響無くない!? なんでわかったの!?」


霧子「ゆ、結華ちゃん……落ち着いて……?」

結華「いやいや三峰は最初から最後まで落ち着いてるけども!」

摩美々「そういう悪ノリはどうかと思いまぁす」

結華「まみみんこういう時だけ真面目なのズルくない!?」

ピリリリリリリリリ

結華「あれ、電話?」

咲耶「ああ、私みたいだ。失礼」

咲耶「もしもし、プロデューサー。え……!? ……そうか、うん、ちょうどみんないるから伝えておくよ。気をつけて」

ピッ

霧子「プロデューサーさんから……?」

咲耶「うん……落ち着いて、聞いてほしい」

結華「……」

咲耶「放クラのみんなも、新型コガネウイルスに罹ってしまったみたいだ……!」

霧子「……っ!」

摩美々「……」

結華「いいな~~~!!!!!」


咲耶「バストが93cmで、すごく元気でポジティブな凛世はもう凛世とは呼べない何かになっていたらしい……!」

霧子「そんな……」

摩美々「……」

結華「見てみてぇ~~~~~!!!!!」


咲耶「さっきから結華……少し不謹慎ではないのかい?」

結華「だって怖がる要素がないし……」

咲耶「考えてもみるんだ……胸が小さくなりたいのに大きくなってしまった人の悲しみを……!」

結華「逆に大きくなりたい人々の心の涙を考えてくれてもいいんじゃないかな???」

摩美々「三峰はもともと元気だからそういうこと言えるんでしょー? ポジティブで元気いっぱいの私とか霧子なんて別人だしー」

結華「うっ……そう言われるとそうかも……」

霧子「ま、まあ……人それぞれだから……」

結華「きりりんは優しいねえ……」

霧子「そ、そんな……うっ……」ガクッ

結華「き、きりりん!?」

咲耶「どうしたんだい……!? 急に膝をついて……!?」

摩美々「救急車呼ぶー?」サッ

霧子「う、ううん……急に胸が苦しく……きゃっ!?」バイーン

結華「わあああ!? きりりんの制服の前の部分が割けた!?!?!?」

霧子「うう……恥ずかしい……」バインバイン

結華「す、すごい……! きりりんのきりりんがキリマンジャロ……!!!!!(?)」


咲耶「とりあえず、私のジャージを着るといい」

霧子「ありがとう……」バインバイン

結華「こ、これって……」

摩美々「まあ、そうでしょー?」

霧子「大丈夫……! 生きていればなんとかなると思うから……! みんなで乗り越えよう……!!!」

結華「心なしか元気&ポジティブになってる!!!」

霧子「筋肉さん……暴力さん……権力さん……わたしに力を……!」

結華「それはポジティブとは違くない!?」

霧子「ふふっ……無力な虫けらさん……!」

結華「このきりりん解釈違いなんですけどー!!!!!」


~霧子も病院へ運ばれました~


結華「ち、ちょっと思ってたのと違ったっていうか、過激だったっていうか……」

咲耶「恐ろしいウイルスだね……」

摩美々「ねー」バイーン

結華「うん……うん……!? まみみん……!?」

摩美々「んー?」バインバイン

結華「いやTシャツぱっつんぱっつんになってるよまみみん!?」

摩美々「あー……これ、労災ってことにして経費で新しいシャツ買えるかなー?」バインバイン

結華「ポジティブの方向性がズレてない!?」


摩美々「もっとおかしなキャラになる前に病院行ってきまぁす」トコトコ バインバイン

結華「うわあうわあ。歩くたびにまみみんのまみみんがマッターホルン……!!!」

摩美々「さっきからおっさんっぽい例え使うよね三峰ー」

結華「ち、ちょっと待って! 行く前に三峰にもうつして行って! ねえまみみん! 濃厚接触しよう!!!」

摩美々「変態っぽさが増してるんですケドー?」


~摩美々も病院へ運ばれました~


結華「とうとうさくやんとふたりきりに……」

咲耶「まあ、3人が罹ってるということは、私たちも時間の問題かもしれないね……」

結華「そうなるよねぇ……楽しみだね……じゃないや、こ、怖いね……!」

咲耶「そうだね……」

結華「……あれ?」

咲耶「?」

結華(いや、きりりんとまみみんは胸でわかったけど、さくやんはもともと胸が大きいから判別できないのでは……!?)

咲耶「どうかしたのかい?」

結華(さくやん、もともとポジティブで面倒見もいいし……)

咲耶「おーい? 結華?」

結華(ギリギリ判別できそうなのは『元気』くらいかな……? セリフを注視しなきゃね……!)

咲耶「ああそうだ、結華」

結華「はっ! ご、ごめんごめん、どうかした?」

咲耶「なんだか無性に料理がしたい気分なんだ……ちゃんぽんが……ちゃんぽんが作りたい……!!!」

結華「はいアウトーーー!!!!!」


結華「そうかそうか料理もあったね! やっぱりさくやんもダメだったね!! 同じ部屋で会話してたもんね!!!」

咲耶「おやおや、私は罹ってなどいないよ結華。ただ少し……生きるのが楽しくなってきたところさ……!!!!!」

結華「なんか怖い方向に前向きだねさくやん!? 第二形態に変わる時のボスキャラみたいなセリフだけど!? ……ってこういう例え誰に伝わるんだろうねぇ!!!」

咲耶「では、私も病院に……」

結華「待って待って!!! お願いだから三峰にうつしてから行って!!! ね!?」

咲耶「そうは言っても、結華にまでこの苦しみを味わわせるわけには……」

結華「大丈夫だって!!! 苦しみのない人生なんて常にトラブル率が0%のアイドル育成ゲームみたいなものだから!!!」

咲耶「その例えは合っているのかい……?」

結華「御託はいいから!!! この部屋から出たいなら三峰を抱きしめてから行って!!!」

咲耶「斬新な脅しだね」


~咲耶も病院へ運ばれました~


結華「ついに三峰ひとりになってしまった……」

結華「まあでも、三峰以外の4人が罹ってるんだし、ユニット外の放クラまで波及してるならもう確定でしょ……!」

結華「発症したらどうしようかな~」

結華「あ、三峰、あれ言ってみたかったんだよね! 『足元が見えないばい~』みたいな!」

結華「あとあれだ! 『肩が凝るばい~』ってやつ!」

結華「……いや、別に長崎弁である必要はないけどさ」


結華「いや~、困っちゃうな~! んふふ……」

………………

…………

……


~10時間後~


結華「……」

結華「……」

結華「何も起きない……!!!!!」ズーン


結華「おかしくない!? 罹りたくないと思ってる人のとこにばっかり!!!」

結華「なんなの!? 病気にも物欲センサーがあるの!?」

結華「意味わかんないし……!!!!!」

結華「うぅ……テレビでも見よ・・・…」ピッ

『速報です。新型コガネウイルスについて、国内メーカーが即効性のある治療薬、並びにワクチンの開発に成功しました。既に量産体制を整えており、順次流通を……』

結華「ふええええ……」


~後日~


月岡恋鐘「みんな元気でよかったばい~~~!」

咲耶「ふふっ、そうだね」

霧子「うんっ……!」

摩美々「まあ、悪くないんじゃないのー?」

結華「ソウダネ……」

恋鐘「あれ? 結華、そげん落ち込んだ声ば出して、どがんしたと?」

結華「罹らなくってよかったなって思っただけダヨ……」

恋鐘「そいやったらよか! みんなもこいでうちの苦労がわかったと? やっぱり結華みたいなサイズ、羨ましか~!」

結華「こがたん……三峰の心をこれ以上泣かせたい……?」


咲耶「では改めて、アンティーカ、再始動といこうか!」

恋鐘「お~!」

『速報です』

恋鐘「ふぇ?」

結華「ふぇ?」

『国内で新型メグルウイルスの感染者が確認されました。このウイルスに感染すると、金髪になる、母親がアメリカ人になる、バストが90cmになるなどの症状が確認されています」

結華「復活抽選キタコレ!!!!! もしもしめぐるん!?!?!?」

咲耶「さらっとウイルスどころではない症状が混ざっていなかったかい?」

『しかしながら、すでに治療薬が完成しているとのことです』

結華「ぬか喜び!!!!! なんなのさ!!!!!」バシーン



おわり




ありがとうございました。


直近の過去作


橘ありす「催眠術師フレデリカ?」

緒方智絵里「みんなで占いっ!」白菊ほたる「朋さん誕生祭!」

日野茜「近寄らないでください文香ちゃん!!!」鷺沢文香「!?!?!?」

渋谷凛「りあむに代打を」本田未央「頼みたい?」


などもよろしくお願いします


>>23
失礼いたしました。過去作一覧にミスがありました。
正しくは


橘ありす「催眠術師フレデリカ?」

緒方智絵里「みんなで占いっ!」白菊ほたる「朋さん誕生祭!」

日野茜「近寄らないでください文香ちゃん!!!」鷺沢文香「!?!?!?」

渋谷凛「未央の代わりを」夢見りあむ「任せたい?……ってぼく!?」


です。
よろしくお願いいたします。

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