【東方】レミリア「好感度を測定できる眼鏡」【安価・コンマ】 (57)

ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ43
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297:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/05(火) 21:43:18.60 yoakWvuZ0
誰か東方キャラの好感度測定スレ作って


少し古いですが、コチラを参考にしました



ゾロ目の場合は+10固定。00は100扱い
ただし、好感度は最大で100までとするので、それ以上の場合は切り捨てになります。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1586654352

パチュリー「レミィ、できたわよ」

パチュリー「はい。好感度を測定できる眼鏡」

レミリア「(あぁ…そういえば頼んでたっけ)」

レミリア「ありがとう、さすがはパチェね」

パチュリー「……」ムキュー

パチュリー「それにしても、レミィがこんな物を欲しがるとは思ってもみなかったわ」

レミリア「そう?」

パチュリー「私から見た貴女は、何でもかんでも突っ込んでいくタイプに見えてたもの」

レミリア「…そりゃあ、突っ込んでった方がいい時もあるけど」

レミリア「時には情報収集するのも大事でしょ?」カチッ

パチュリー「!」


パチェ→レミリアの好感度
下1

【60】


レミリア「可もなく不可もなくってところかしら」

レミリア「これって高い方が良いのよね?」

パチュリー「そうよ」

レミリア「ふぅん」

レミリア「(親友のパチェでぴったり60ってことは、60辺りが出れば親友だと思ってもらえてるってことかしら)」

パチュリー「一応テスト確認も済んだことだし、さっさと他の人のを調べに行けば」

レミリア「……」ジー

レミリア「…ひょっとして、照れてるの?」

パチュリー「五月蝿い。これから私は本を読むのに忙しいのよ」



レミリア「(図書館から追い出されてしまった……)」

次に調べる相手↓1

レミリア「(……フランは、私の事をどう思ってるのかしら)」

レミリア「(何だかんだで閉じ込められている環境を、そう悪くはないと思ってるそうだけれど)」

レミリア「パチェの言っていた通り、いつも通りに突っ込んでいくしかないわよね…」


~地下室~

フラン「あら?お姉さまがここに来るなんて珍しい」

フラン「それに、その眼鏡全然似合ってないわ」

レミリア「…そうかしら。私はコレ結構気に入っているのよ?」

レミリア「パチェが作ってくれたものだしね」カチッ


フラン→レミリアの好感度
下1

【45】


レミリア「(親友より下…)」

レミリア「(いえ。地下室に幽閉し続けて、ろくに相手をしていなかったフランがこの数値を出したことは当然の結果よね)」

レミリア「(いくら本人が気にしていない、と言っていても本心もそうとは限らない)」

レミリア「(それでも、フランのためにはこうするしかなかったのよ……)」


フラン「お姉さま、ボーっとしてるけど大丈夫?」

レミリア「えぇ、大丈夫よ」

フラン「そう…その眼鏡、いつも見える“目”が普段と違って見えるから」

フラン「なんだか少し気味が悪いわ」

レミリア「……」

フラン「用がないなら少し休んだら?」

フラン「顔色悪いよ、お姉さま」



レミリア「(フランの地下室から出た)」

次に調べる相手↓1

レミリア「(パチュリーといい、フランといい、この眼鏡が思ったよりも精度が高くてなんだかサトリ妖怪になった気分ね…)」

レミリア「(あまり気持ちのいいものではないけれど、咲夜は私の大切な従者)」

レミリア「(だから、当然咲夜を手放すつもりはない)」

レミリア「(けどもし咲夜が私の事を憎んでいるのならば……)」

レミリア「(カリスマのある当主として、私のすべきことは)」

レミリア「……」

レミリア「(運命を操る程度の能力の持ち主が、たった一つのオモチャで揺さぶられるなんてね)」

レミリア「(そんな親友を持てたことに、喜びもあるけれど今は少し憎らしいわ…)」


レミリア「咲夜、ティータイムの時間よ」

レミリア「お茶を入れて頂戴」カチッ

咲夜「もうすでに準備はできておりますわ、お嬢様」


咲夜→レミリアの好感度
下1

【1】


レミリア「……」

咲夜「どうかなさいましたか?」

咲夜「せっかくの紅茶が冷めてしまいますよ」

レミリア「いや、構わないさ」

レミリア「そんなことより、もう毒殺を企むのは諦めたらどうだ?」

咲夜「仰っている意味が分かりませんわ」

咲夜「私は月の者と闘ったときに言ったはずです」

咲夜「…生きている間は一緒にいますから、と」

咲夜「この命尽きるまで、私は決してお嬢様から離れないと心に決めているのです」

咲夜「それなのにそのお嬢様から毒殺を企んでいる、などと言われるとは思ってもいませんでしたわ……」グスン


レミリア「……もう、いい」

レミリア「今日はティータイムの気分じゃなくなったわ」

レミリア「少し外の空気を吸ってくる」


咲夜「お嬢様、日傘は…」

レミリア「一人で平気よ」

レミリア「…いつまでも咲夜に面倒をかけるのは、悪いものね」

咲夜「……」



レミリア「(紅魔館から出た)」

↓1次に調べる相手

レミリア「(咲夜が居ないと、こんなに物足りない気持ちになったのはいつからだったかしら)」

レミリア「……」

レミリア「(駄目ね。カリスマ当主が聞いてあきれるわ)」


美鈴「あ、お嬢様!」

レミリア「美鈴か…門番の仕事はどう?」

美鈴「まぁ、ぼちぼちですかね……」

レミリア「そう。ならいいわ」


美鈴「?」

美鈴「そういえば、お嬢様が貸してくれた漫画面白かったですよ!」

美鈴「実はさっきも読んでたところで、もし咲夜さんにばれてたら大目玉食らうところでしたよ~」


レミリア「……そう。それと、貴女は私の事をどう思っているの?」カチッ

美鈴「決まってるじゃないですか」

美鈴「この館の、お嬢様だと思ってますよ」


美鈴→レミリアの好感度
下1

【53】


レミリア「っ」

レミリア「美鈴、貴女って単純な妖怪だったのね……」

美鈴「えぇ?それって一体どういうことなんです?」

レミリア「いえ。ただ美鈴は美鈴だなって思っただけよ」


美鈴「…ありがとうございます?」

レミリア「ふふっ」


美鈴「あのぅお嬢様。差し出がましいことかもしれませんが…」

美鈴「私は、この館はお嬢様が主だから何とかなってると思いますよ」

レミリア「……」


美鈴「それに私みたいな妖怪に、こんな待遇してくれるところなんて中々ありませんし」

レミリア「そうね。ただ…これからはもう少し励んでほしいわ」

美鈴「……善処します」



レミリア「(紅魔館の門から離れた)」

↓1次に調べる相手

レミリア「(霧の湖に一人で来るのは、本当に久しぶり…)」

レミリア「(そういえば、確かここには氷精が居たんだったかしら)」

レミリア「(知人相手に使うのはあまり気が進まないけれど、妖精相手なら気負いしなくて済むからいいわね)」


レミリア「……」キョロキョロ


チルノ「♪~♪~」


レミリア「見つけた!」カチッ

チルノ「!?」


チルノ→レミリアの好感度
下1

【8】


チルノ「あ!えっとアンタは確か……動きがなってない吸血鬼!」

レミリア「…そう、覚えてもらえて光栄だわ」


チルノ「ぐぬぬ」

チルノ「さいきょーのあたいを不意打ちするなんて、ひきょーな奴!」

チルノ「弾幕ショーブで白黒つけてあげるわ!」

レミリア「燃えてるところ悪いけれど、私は先を急いでるの」


チルノ「ふん。でっかい館のリーダーなのに逃げるの?」

レミリア「」カチン

レミリア「(…いけない、つい乗せられてしまうところだったわ)」


レミリア「……時にはトップが逃げることも必要なの!」ヒューン



レミリア「(霧の湖から離れた)」

↓1次に調べる相手

レミリア「(あと少しで博麗神社ね)」

レミリア「(……霊夢は、私のことをどう思っているのかしら)」


レミリア「(フランや咲夜。パチェや美鈴……紅魔館で働いている妖精メイド、ホフゴブリンに小悪魔、ペットのツパイ…)」

レミリア「(アイツらからは、たとえどんなに嫌われていようとも、家族だから……受け止めようと、いや最終的に受け止められると思ってた)」


レミリア「(それなのに、今の私はどうだ?)」

レミリア「(フランや咲夜の心中を覗き見て、カリスマのかけらもなく狼狽えてしまった)」


レミリア「(神社まであと少し。なのに前に進むのもままならない)」

レミリア「(私は、誰かに拒絶されるのが怖いんだ)」


霊夢「ちょっと。神社に入るなら入って、そこで立ち止まられたら参拝客が帰っちゃうじゃない」


レミリア「霊夢……」カチッ


霊夢→レミリアの好感度
下1

【90】


レミリア「…霊夢、私のこと好き?」

霊夢「はぁ?アンタいきなり何言って……」

レミリア「私は霊夢のこと大好きよ」

霊夢「……」


レミリア「スペルカードルールでの弾幕ごっこ、私はすごく楽しかった!」

レミリア「人間と妖怪が一緒になって遊ぶなんて…そんなこと、不可能に近いって思ってたから」

レミリア「それにね、あの赤い霧を霊夢がはらしたとき、貴女がまるで太陽のように思えたの」

レミリア「苦手なはずの太陽が、温かい陽だまりに変わったような感覚だったわ」


レミリア「もし、貴女が私のことを嫌いに思ってたら、ここには二度と来ないつもりでいたけど……」

レミリア「パチェの発明品が間違いでなければ、私はまだここに来てもいいの…?」

霊夢「……」

霊夢「ったく、アンタまであのサトリ妖怪の力を手に入れたわけ?」

レミリア「それは…」


霊夢「これから先、二度とその力を使わないなら来るのは構わないわ」

霊夢「……アンタがいないとなんか調子狂うし」ボソッ

レミリア「!」



霊夢「あと、次に来るときは咲夜も連れてくること」

レミリア「う」

霊夢「咲夜と仲直り…はできなかったとしても、アンタらは二人セットな方が良いと思うわ」

レミリア「それって……」

霊夢「博麗の巫女の勘よ」


レミリア「ふ、ふふふっ。そうね、霊夢の勘なら信じられる気がするわ」

レミリア「ありがとうね霊夢、貴女のおかげよ」

レミリア「私、頑張ってみるから……だから、その、霊夢も」


霊夢「ふふ」

霊夢「その時は、アンタと弾幕勝負してあげるわよ」


レミリア「あ、悪魔との契約は絶対よ!?」

霊夢「はいはい」


霊夢「(別に弾幕勝負なんて、ただのごっこ遊びなのに)」

霊夢「(まったく、レミリアってば私よりも長く生きてるくせに、子どもっぽいんだから)」

霊夢「(…まぁでも、明日レミリアに会えるのほんの少し、楽しみだなぁ)」



レミリア「(博麗神社から立ち去った)」

レミリア「(博麗神社からの帰宅途中、真っ暗な闇から声が聞こえた)」


―あなたは食べてもいい人間?―


レミリア「(いつもなら木っ端妖怪なんざスルーするけど)」

レミリア「(わずかな闇の隙間から見えたのは、従者が愛用しているあのナイフ)」

レミリア「(それを見た途端、私は飛び出していた)」


レミリア「私は紅魔館の主、レミリア・スカーレット!」

レミリア「家族との絆、それに霊夢との約束がある以上…この人間には指一本触れさせないわ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


レミリア「…咲夜、大丈夫?」

咲夜「別に、お嬢様の手を煩わせるまでもないことでしたわ」


レミリア「そうは言っても……ここまで来たってことは、私を迎えに来たんでしょう」

咲夜「そんなの、美鈴が言うから仕方なくです」


レミリア「……なんか咲夜、前よりも口が悪くなってないか?」

咲夜「もう猫かぶったり、気を使わなくなったりしただけです」


レミリア「そうか…いや、前よりも今の方がずっと良いよ」

咲夜「それはどうも」

咲夜「ついでに、お嬢様も変な堅苦しい言葉をおやめになったらいかがでしょうか」


レミリア「……そう、そうね」

レミリア「善処するわ」


レミリア「(カリスマにこだわって、大切なものを見失ったら意味がない)」


咲夜「……ところでお嬢様、明日は博麗神社に向かわれるようで」

咲夜「今まで通り、私が着いて行ってもよろしいですよね?」


レミリア「……」

レミリア「(やっぱり、うちの咲夜は完全で瀟洒な従者だ)」

――――――――――――――――――――


霊夢「……やっぱり来たのね」

咲夜「…」ペコリ

レミリア「霊夢!約束通り弾幕勝負よ!」

霊夢「いいわよ。ただし、アンタが負けたらそこにある素敵な箱にがっぽりお賽銭を入れてもらうからね」

レミリア「うー…」

レミリア「それじゃあ、霊夢が負けたら何してくれるの?」

霊夢「一つだけ、アンタの言うことを何でも聞いてあげる」


レミリア「!」


霊夢「あ、言っとくけど出来ないこととか、妖怪にするとかは受け付けないわよ?」

レミリア「そんなことを私が願うはずないわ」


レミリア「(だって、私が欲しいものはもうすでに手に入っているから)」

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