【安価】戦う正義のサイキックヒロイン (848)

超常の力を持った新人類が現れ始めてから数十年。

今や、全人類の三人に一人が超能力者となっていた。

かつての混乱は収まり、世界は能力者の存在を受け入れ始めていたが、能力者による犯罪は収まることはなかった。

個人が強力な力を持ち得るようになった現代では、旧来とは異なる正義の在り方が求められた。


熊男「どけぇ!!」


街中に男の怒声が響いた。

それは、まさに熊のような大男だった。

比喩ではない。男の手は、獣のような黒毛に覆われ、指先からは鋭い爪が伸びていた。

男は触れるものを薙ぎ払いながら、人の限界をはるかに超えた速度で走り続けた。

その行く先に、一人の少女が立ちふさがった。

少女はごくごく普通の学生に見えたが、その胸には特殊なバッジがつけられていた。

その優れた能力と正義の心が認められ、対犯罪者に対し武力を行使することを特別に認められた証。

その少女の出現に男は一瞬怯んだが、その猛進が止まることはなかった。


熊男「このっ……! どけえええ!!」


男は唾を飛ばしながら咆哮を上げた。

四つん這いで駆けだした男は、まさに砲弾のような勢いで少女に迫る。

そして――

このスレは特殊な能力を持つ少女たちが正義のために悪い能力者たちと戦うスレです。

まず主人公の設定を決めます。

性別は♀、身分は高校生で固定とします。


↓1~3 からよさげなのを選びます。
思いつかない欄は空白にすれば>>1が決めます。
【名前】
【学年】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

【名前】赤崎橙子(あかざき とうこ)
【学年】1年
【容姿】オレンジ髪のショートのボーイッシュな女の子。小柄で胸はCカップ(成長期)
【性格】天真爛漫。基本的にいつも元気で細かいなことは気にしないタイプ。実は年頃の乙女な所もある
【能力】炎(橙色) を自由自在に操る能力。自分も炎に変化して動くこともできる
【その他】両親、兄、弟がいる5人家族の長女。妹タイプでもありお姉ちゃんタイプでもある
まだまだ未熟なこともあるためか彼女にはAIがサポートしており、「考えるより動く」 彼女を支えている

【名前】 有栖川 詩音(ありすがわ しおん)
【学年】 高校二年
【容姿】 髪は金色のストレートロング。身長160cm。白を基調とした制服をきっちり着ている。しなやかに鍛えられた体躯。Dカップ
【性格】 少々意地っ張りで負けず嫌い。けど、真面目で相応に努力している。優しくてお人好しで気配りの利く性格。
【能力】 身体強化。動体視力や聴力など感覚も強化対象。
【その他】料理家事全般得意。空手有段者。始めた原因は世界的に有名な某少年漫画の主人公に憧れたから

>>5のキャラで行きます

【名前】 有栖川 詩音(ありすがわ しおん)
【学年】 高校二年
【容姿】 髪は金色のストレートロング。身長160cm。白を基調とした制服をきっちり着ている。しなやかに鍛えられた体躯。Dカップ
【性格】 少々意地っ張りで負けず嫌い。けど、真面目で相応に努力している。優しくてお人好しで気配りの利く性格。
【能力】 身体強化。動体視力や聴力など感覚も強化対象。
【その他】料理家事全般得意。空手有段者。始めた原因は世界的に有名な某少年漫画の主人公に憧れたから

金糸のような長髪が、陽の光で煌めく。

白を基調とした制服や気の強そうな瞳が、彼女の持つ清楚さや気品を漂わせていた。

少女は重心を落とし、腕を構えた。

見るものが見れば、それだけで彼女が積み上げてきた努力を窺い知ることができるだろう。


詩音「止まりなさい! これは警告よ。そうすれば、痛い目は見なくて済むわ」

熊男「うるせぇガキが! そこをどけっつうんだよッ!!」

詩音「まったく……骨の一、二本は我慢してもらうわよ」


少女が拳を握りしめる。

少女の目の前に、獣そのものとなった男が迫りくる。

いくら少女が鍛えているといっても、人の筋肉量を遥かに凌駕したその剛腕が振るわれれば一溜まりもないだろう。

だが、もちろんそれは、彼女がなんの能力も持たない普通の少女であればの話である。

少女の集中力が高まる。

周りの物体の動きが、スローモーションになる。

そして、男の身体が少女の間合いに入った瞬間。


少女「ハァッ!!」

熊男「グォ!!?」


目にもとまらぬ速さの突きが男の鳩尾に突き刺さり、男の身体が後方に吹き飛んだ。

丸々とした巨体が地面を転がる。回転が止まるころには、男はありふれた小太りの中年の姿となっていた。


詩音「ふん……せっかく優れた能力を持っているのだから、ひったくりなんてやめて心身を鍛えたらどうかしら」


少女――有栖川 詩音は、倒れた男のそばに転がっていたバッグを拾い上げた。

そして、それをもとの持ち主である老婆に渡した。


老婆「ありがとうねぇ。お礼はちゃんとしますから」

詩音「いえ、いいですよそんなの。当然のことをしただけですから」

老婆「あらぁ、できた子ねぇ……でも、無理はしちゃダメよ。あなた、女の子なんだから」

詩音「え? ……ふふ、大丈夫ですよ。私、強いので!」


そう言って詩音は、年相応の屈託のない笑顔を浮かべた。



【プロローグ 完】

次に詩音の前に現れる悪い能力者を決めます。

↓1~3コンマ最大
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

また、コンマ一桁で判定
偶数 悪いことをしてるところに詩音が現れる
奇数 詩音が能力者のターゲットになる

【名前】ゴリアテ
【年齢】30
【容姿】筋肉の塊のような褐色肌マッチョ
【性格】ナルシスト
【能力】超筋肉によるパワーと防御力
【その他】普段は穏やかな性格だが自慢の筋肉をバカにされると手のつけられないほどに暴れ回る

【名前】ストレイ(本名:鷲頭礼仁)
【年齢】32
【容姿】オールバックのガタイが多い眼鏡のインテリポイ男。
【性格】真面目そうな顔をしたゲス男
【能力】精神干渉
【その他】元々はかなりのやり手の社員だったが、セクハラやパワハラが発覚してクビにされた。
その後、能力が発覚してよなよな街に現れては能力で人々を襲っている


【名前】 菅原 由紀(かんばら ゆき)
【年齢】 16歳
【容姿】 身長170cm 左顔に火傷跡がある
【性格】 沈着冷静で皮肉屋
【能力】 確率操作(観測された事象を操作できる、超ラッキー)
【その他】 覆面で顔を隠した怪盗を名乗る男子高校生
怪盗するときは予告状をだし、白いマスクをかぶって盗みを働き、弱者に金を渡す義賊

せっかくなので00は100扱いにして>>14にします

ストレイ「そこの君。少しいいかな?」

OL「は、え?」


人通りの少ない夜道。

会社から帰宅していたその女性は、一人の男に声をかけられた。

きっちりと固められたオールバックに、細いフレームのシンプルな眼鏡。

理知的な雰囲気を纏うその男は、ビジネスの場所で出会っていれば、もしかしたら好印象を抱いていたかもしれない。

しかし、暗がりの中に浮かぶその冷たい瞳に、女性は恐怖を覚えた。


OL「な、なんでしょうか……」

ストレイ「ちょっとした質問だ。君には、優れた能力があるかい?」

OL「は? いったい何を……」

ストレイ「超能力だよ。君は持っていないのか?」

OL「あ、あの、私急いでるので……」

ストレイ「『いいから答えたまえ』」

OL「――触れたものを、少しだけ冷やすことができます」

OL(あれ、私なんで答えて……!)

ストレイ「ふむ……」ガシッ

OL「――!?」

OL(は、離してっ!! あ、あれ、声が……!?)

ストレイ「はは、確かにひんやりするな。夏場にはもってこいだ」

OL(な、なんで能力が勝手に……!? やだ、だ、誰か……!)

ストレイ「まったく……つまらない能力だなッ!」バギッ!

OL「ああぅ……!?」

ストレイ「こんな使えない能力を持っていて恥ずかしくないのか! お前は新しい時代にふさわしくない!」

OL「ぐ、いや、やめっ……!」

ストレイ「私の方が優れているんだ! 社会人としても、能力者としても! なのに、私の足を引っ張ることしかできない無能が、私に歯向かうなど!」

ストレイ「お前たち無能は、黙って私の言うことを聞いていればいいんだ!」

OL「ぐ、うぅう……! ゆるして……!」

ストレイ「ははっ、女は何かあるとすぐに泣いて許しを請う。くだらない」

ストレイ「無能がこれ以上思い上がらないように、無能にふさわしい振る舞い方を私が教えてやろう」


頬を腫らし恐怖で青ざめる女性の額に、男が手をかざそうとする。

詩音「離れなさい!!」

礼二「ッ!?」


詩音の拳を、男は後ろに飛びのいてかわした。


詩音「大丈夫ですか!?」

OL「ケホッ、はぁ、はぁ……!」

ストレイ「クソ、小娘が……!」

詩音「あなた……許せない!」

ストレイ「それはこちらのセリフだ。小娘の分際で、私の邪魔をするなど」


男の表情が怒りに歪む。威圧感を放つその男を、詩音はまっすぐに睨み返した。


詩音「もうすでに警察には通報してるわ。観念しなさい。おとなしくしてれば、痛い目は見なくてすむわよ」

ストレイ「……お前、『ガーディアン』か」

詩音「ええ、そうよ」

ストレイ「ということは、ガキとはいえ少しはまともな能力を持っているということか」

詩音「……?」



ストレイはどうする? ↓1~3コンマ最大
1.逃走をはかる
2.詩音へ精神干渉(どんな干渉をするかも)
3.詩音に話しかけてくる(どんな話をするかも)
4.その他行動指定

ストレイ「お前の能力を教えろ」

詩音「は? そんなのあなたの身体に直接――身体能力強化です。筋力だけじゃなくて動体視力や五感も強化されます」

詩音(な、なんで!? 口が勝手に……!?)

ストレイ「ふむ……どの程度のものか見せてみろ」

詩音「はい……ハァッ!!」


詩音は、握りしめた拳を勢いよく地面に振り下ろした。

目にも留まらぬ速さで着弾した拳を中心に、地面に亀裂が広がった。

閑静な夜道に轟音が響く。離れた場所にいる男の頬を砕けたアスファルトの破片が掠った。


詩音「ん、くぅ……!」


詩音の端正な顔が苦悶に歪む。詩音の拳からわずかに血が出ていた。

普段は強すぎる力を制御しているが、先ほどのは瞬間的に出せる全力のパンチだった。


詩音(さっきといい、私、なんで……!? こいつ、人の行動を操れるの……!?)

ストレイ「なるほど……」



ストレイの評価 ↓1 コンマ一桁
1~4 「素晴らしい能力だ」
5~0 「くだらない能力だ」

ストレイ「素晴らしい能力だ! 単純な身体強化だけでこれほどの破壊力とは」

詩音「はぁ?」

ストレイ「先ほどはすまなかったね。失礼な言動をしてしまったことを謝罪するよ」


先ほどまでの冷酷な表情から一転して、男は柔和な笑みを浮かべた。

その様子に、詩音はより一層の警戒を強める。


詩音「なに、怖気ついたの?」

ストレイ「違う。私はただ、君も新しい時代を迎えるにふさわしい人間だと判断しただけだ」

詩音「新しい時代?」

ストレイ「君は今のこの社会をどう思う?」

詩音「どうって……」

ストレイ「世界は能力者の誕生という転換期を迎えたというのに、いまだに旧来の社会構造から抜け出せていない」

ストレイ「なんの能力も持たないクズが平然と社会に居座っている。より優れた者がより大きな成果を得ることは当然のことなはずだ」

ストレイ「私の方が上だったんだ。私は無能どもの尻ぬぐいまでしてやったのに、やつらはあろうことか私を締め出したんだッ!」

ストレイ「知らしめてやらないといけない! 無能はおとなしく私たち新人類の言うことを聞いていればいいんだ! 君もそう思わないか?」

詩音「……典型的な非能力者差別主義者ね。呆れてものも言えないわ」

詩音「いくら強力な能力を持っていたって別に偉いわけでもないし、ましてやその力を私欲のために使うなんてクズ以下よ」

ストレイ「……それだけの力がありながら、いまだに旧来の考え方に囚われているのか。嘆かわしい」

ストレイ「君も『あの人』に会えば考え方を改めるだろう」

詩音「あの人……?」

ストレイ「警察はもう呼んでいるんだったか。だったら早く済ませようか」

詩音「っ……!」


ストレイの精神干渉内容 ↓2
また、コンマ一桁で詩音の抵抗判定
1~3 抗う
4~0 抗えない

臨戦の構えをとる詩音に対し、男は優し気な笑みを浮かべたままだった。


ストレイ「そう構えるな。私と君の仲だろう」

詩音「何を……!」

ストレイ「私と君は最高のパートナーだ。そうだろう?」

詩音「な――」


男はゆっくりと詩音の元に歩いていく。

詩音は構えを崩さない。だが、見開かれたその瞳は眼鏡の奥に浮かぶ光から離すことができなくなっていた。


ストレイ「互いに互いのことを一番に理解し、背中を預けられる関係だ。君も私のことは信頼してくれているよな」

詩音(何、これ……頭が回らない……こいつの言葉が、やけに響いて……)

詩音(今日あったばかりの、こんな最低なやつ、今すぐにでも倒さないといけないのに……)

詩音(なんで、嫌いになれないの!? 湧き上がってくるこの感情は何……!?)

ストレイ「構えを解け。私に対して敵意を向ける必要がないことはちゃんと分かるだろう?」

詩音「っ……」


宙に浮いたままとなっていた詩音の拳に、男の手が添えられる。

その男の手に合わせて、詩音の拳がゆっくりと下ろされた。

婦女暴行を働いていた男がすぐそばに迫っているというのに、詩音が抱いていたのは安堵感だった。

ストレイ「私なら君をよりふさわしい場所に立たせてやることができる。君を誰よりも理解しているのは私なのだから」

詩音「ぁっ……」

ストレイ「君が思うこと、望むことなら、私はなんでも分かる」


男の細くしなやかな指先が、詩音の耳にかかる美しい金髪をかき上げた。

詩音は視線を伏せた。指先から伝わる熱で、少女の耳が赤く染まる。

詩音の鼓動が早くなる。だが、彼女はこの胸の高鳴りを心地よく感じていた。

今すぐ突き飛ばすべきなのに、あるはずもない何かへの期待感で少女は身体を動かすことができなくなっていた。



詩音はどうなる? ↓2
1.なすがままにされる(何をされるかも)
2.自力で抵抗を試みる
3.第三者による助けが入る

詩音「や、やめ……」

ストレイ「抗うな。自分の感情に素直になれ。君はただ、私に全てを委ねればいい」

ストレイ「それを、君自身も望んでいるはずだ」


男の指が詩音の顎にかかる。そして、クイ、と詩音の顎を持ち上げた。

力強い意志が籠った瞳が、男を射抜いていた。


ストレイ「なっ……!?」

詩音「たとえ、どれだけ信じた大切な人であっても……その人が間違った道へ進んだなら、私はそれを止める」

詩音「私の心は、私の物よ……勝手に踏みにじらないでっ!!」

ストレイ(こ、こいつ……!? 私の精神干渉を……!?)

詩音(もっと、もっと精神を研ぎ澄ませ! 偽物の感情なんかに惑わされるな!)


自らの信念を軸に、自らの意識への集中力を高めていく。

精神の揺らぎを、強靭な精神力により強引に鎮めようとする。


詩音「私は、ヒーローになる! 絶対に、悪には屈しないッ!」

ストレイ「このッ……!」

男の手のひらが詩音の額に伸びる。

だが、それよりも早く詩音の右腕が振り抜かれた。


詩音「ハアァ!!」

ストレイ「グハッ!?」


男の身体が吹き飛んだ。

壁にぶつかった男の身体は、力を失いズルズルと崩れ落ちていく。


詩音「はぁ、はぁ……ごめんなさい。意識に集中しすぎて、力の加減ができなかったわ」


――その後。

駆け付けた警察により男――ストレイは御用となった。

詩音は犯罪者逮捕への協力を感謝されたものの、一人で無茶はするなと警察および『ガーディアン』の両方に叱られてしまった。

どうやら、ストレイは第二級危険犯罪者に指定されていたようで、一応一般人の集まりである『ガーディアン』は単独での交戦を禁じられていた相手だった。

事実、仮にストレイが詩音に対し明確な敵意を持っていれば、付け入る隙は生まれなかったかもしれない。

今回はその情報を知らなかったということもあって、厳重注意だけで済んだ。

その場ではきちんと謝った詩音だが、襲われている人を助けるために戦ったことを微塵も後悔していないのだった。


詩音(それにしても……あいつ、気になることを言っていたわね)

詩音(『あの人』って、いったい誰のことだったのかしら?)



【第1話 勝利】 

選択し次第では、エロに行かないのか……

今日はここまで

雑に伏線は張りましたが展開により回収はなしです。

もしかしておーぷんで淫紋やってた人?

このスレは選択肢によっては能力が成功してもそこから失敗とかできるのね
今回の件でよくわかった

>>37
そうです

次の敵能力者を決めます

↓1~3コンマ最大。思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 悪いことをしてるところに詩音が現れる
奇数 詩音が能力者のターゲットになる

【名前】東 流
【年齢】23
【容姿】ボサボサの髪に少し老けた顔つき
【性格】呑気で言語一つ一つがフワフワしている
【能力】対象の事象をより強くする
【悪事の内容】無差別破壊、殺人
【その他】
何も考えず本能で生きている
自分の能力を抑制出来ない
事故で人を一人殺してしまったことで人を[ピーーー]事に躊躇いが無くなった

友「それで……でさぁ……」

詩音「ふふっ、そうなのね」


放課後。

友達と談笑しながら詩音は下校していた。

白の制服を身にまとい友人たちと笑いあう詩音の姿はごくごく普通の女子高生のように見えた。

実際、『ガーディアン』としての活動をしていないときは、彼女は普通の学生としての生活を送っていた。

急な任務やハードな鍛錬をこなしながらも、その真面目さと負けず嫌いな性格から、成績は落とすまいと勉強にも励んでいた。

少々気が強いが優しく気配りのできる彼女は、学園で男女問わず人気が高いのだった。



「きゃあああああああああぁぁぁぁ!!?」

詩音「!?」


突如、街の方から、叫び声が聞こえてきた。

その声を聴いて、詩音は反射的に走り出そうとする。


友「し、詩音!?」

詩音「……大丈夫、無茶はしないから。先帰ってて!」


心配そうな表情を浮かべる友人たちに笑顔を浮かべ、詩音はそのまま駆けだした。

ここ最近、このあたりで能力者がらみの騒ぎが増えている気がする。

なんの変哲もないこの町で、何かが起き始めているのだろうか。

だが、今はそんなことを考えている場合ではない。今自分ができることを全力でやらないと。

風を切って駆ける詩音の表情は、かわいらしい少女のものから勇ましい戦士のそれへと変わっていた。

東「んもー、うるさいなぁ」

女性「ヒ、ヒィィ……!」


怯え切った表情で地面に座り込んだ女性を、一人の男が見下ろしていた。

ボサボサの髪をした不健康そうなその男は、気怠そうに頭を掻いた。

よれよれのTシャツは返り血に染まっていた。

彼の足元には、男から女性を守ろうとした恋人が血塗れで倒れていた。


東「君かわいいから、ちょっと遊ぼうって誘っただけなのにさー。泣かないでよ、不細工になるよ」

女性「ゆ、ゆるして……お願い……殺さないで……!」

東「じゃあ俺と遊んでくれる?」

女性「や、わ、分かったから……だから……!」

東「うーん……やっぱいいや。怠いわ」


男は、まるで路傍の小石を蹴飛ばすかのような気軽さで足を振るった。

完全に脱力した状態から放たれたはずの蹴りは、女性の身体を軽々と吹き飛ばした。

破裂するように噴き出した鮮血が、男の靴を濡らした。

詩音「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!」

東「ゴフッ!?」


詩音の飛び蹴りが男のわき腹に突き刺さった。

男の身体が勢いよく吹き飛んでいく。


詩音「『ガーディアン』よ! これ以上誰も傷つけさせないわ!」

東「あああぁぁああ! 痛い! いったいなぁ!!」


ふらつきながらも立ち上がった男が詩音を睨みつける。

その様子に、詩音は顔をしかめた。

実のところ、先ほど詩音が放った蹴りは怒りもあってうまく加減ができていなかったのだが、それをまともに食らって立ち上がってくるとは。


詩音(こいつも身体強化の能力者? でも、さっきのこいつの蹴りはそういう感じには見えなかったけど……)

東「ああ、もう、まだ痛い! クソ、なんなんだよお前、俺が何かした!?」

詩音「ふざけないで! 大怪我してるその二人、あなたがやったんでしょ! 立派な傷害行為よ!」

東「それはこいつらが俺をイラつかせるから……はぁ、もういいわ……いつつ……」

詩音(何、こいつ……考えが読めないというか……気味が悪いわ)

詩音「とにかく、おとなしくしてなさい。そうすれば、これ以上痛い目は見なくてすむわ」

東「はぁん……よく見るとお前、かわいいな」

詩音「は?」



東はどうする?(詩音はどうなる?)↓1~3

詩音「ハァ!」


詩音が男目掛けて飛び出した。

ほんの瞬き数回の間に、二人の距離がゼロに近づく。

男は、詩音を迎え撃つように細ばった腕を前に振るった。

素人の雑な大振り。能力で集中を高めずとも、そんなものが詩音に当たるはずもない。

だが。

振るわれた腕の後に巻き起こった突風で、詩音は前身の勢いを止められてしまった。


詩音「なっ!?」


思わず腕で顔を覆う。金色の長髪がなびき、スカートが翻る。

それを押さえる余裕などないない。男が、すぐ目の前に立っていた。

一度後退しようとする詩音の目の前で、男は手のひらを叩いた。

パン! という破裂音が、衝撃となって詩音の脳を揺らした。

集中を高めていたのが仇となった。数瞬、詩音の五感が完全にシャットダウンされる。

詩音「ガッ――!?」

東「おらよっ!!」


再び大振りの攻撃。

詩音は無意識で、その腕を払い落とそうとしてしまった。

咄嗟の迎撃であっても、詩音の腕の動きの方が明らかに鋭い。

それなのに、弾き飛ばされたのは詩音の方だった。

まるで腕が千切れ飛んだかのような激痛に、詩音は雄たけびを上げた。


詩音「ぐああああああぁぁぁぁぁ!!」

東「どうだ? 実際の衝撃だけじゃない、痛みも倍以上だ」


ぐっと歯を食いしばる詩音の胸倉を、男が乱暴につかむ。

そして、男は笑いながら詩音の身体を思い切り地面に叩き付けた。

轟音とともに、アスファルトに亀裂が広がる。

数瞬遅れて、少女の悲痛な叫び声が響いた。

詩音「ああああああぁぁぁあああ……!」

東「んあ? なんだ、丈夫だなーお前。てっきりぐちゃぐちゃになるかと思ったのに。あはは!」

詩音(こ、こいつ、強い……!)


詩音はひび割れたアスファルトに横たわったまま、身体を起こすことができないでいた。

力を込めれば、それだけで激痛が走り、呼吸が止まってしまう。

詩音は男を睨みつけるも、それは去勢に過ぎなかった。



東「あー……なんだか気が昂ってきたなぁ。ムラムラする」

詩音「くっ……!」


こんな状況にあって、男は何の気なしに最低な言葉を口にする。

もう、詩音のことはまるで脅威とみなしていないかのように、男は呑気に頭を掻いていた。

詩音の目じりに、じんわりと涙が浮かんだ。

身を引き裂かれそうな痛みや、殺されてしまうかもしれない恐怖によるものではない。

こんなへらへらした、平気で人を傷つけるようなクズに負けてしまうことが、たまらなく悔しかった。



東「また誰か遊んでくれそうな女を探すかぁ。誰でもいいんだけどなー、誰でも」

詩音「ま、待ちなさい……!」

東「ん、なに? 君が相手してくれんの?」


ニヤニヤとした笑みを浮かべながら、男は詩音を見下ろした。

ボサボサの前髪から覗く瞳は、濁った情欲を宿していた。



詩音はどうする? ↓1コンマ判定
偶数 最後まで戦う意思を見せる
奇数 自分が相手をすると言う

今日はここまで
行動安価は内容によりコンマ判定入れていきます

詩音「あなたみたいなクズ、死んでもお断りよ……!」

東「あぁ、そう」


一切躊躇うことなく、男は虫を踏みつぶそうとするかのように足を振り下ろした。

詩音は膝を胸に近づける形で身体を丸め、それをかわす。

そして、身体を伸ばす勢いを利用し、男の顎に蹴りを放った。


東「フゴッ!? い、痛てえええ!」

詩音(どんな能力かは知らないけど、こちらの攻撃は通るようね!)

詩音(もう攻撃はさせさい! このまま畳みかける!)


軋む身体を根性で奮い立たせ、詩音は追撃を仕掛ける。

詩音は、集中を極限まで高めることで痛みを感じない状態に持っていっていた。

対する男――東は、身体の回復作用を高めることで、強引に痛みを紛らわしていた。

どちらも、自身のダメージをなかったことにできているわけではない。

決着は近かった。


東「この、逆らうなよ、弱いくせによぉ!」

詩音「ハァ!」



東の行動(どう攻撃するか、能力をどう使うかなど)↓1~3 コンマ最大
また、採用レスのコンマ一桁
1~3 詩音有利
4~0 東有利

詩音に目つぶし(ものは落ちている砂あたり)で隙ができたときに攻撃

砂利を掴み投げ散弾のようにとばす

六刀流ってのがよく想像できないので安価ずらして>>60

男は一度しゃがみ込み、足元の砂利を握りしめた。


東「蜂の巣だ!!」

詩音「フッ!」


詩音目掛けて振るわれた腕は、しかし途中で詩音の靴底によって堰き止められた。

あらぬ方向に飛んで行った砂利の散弾が、電柱を穿ち、ショーウィンドウのガラスを砕いた。

怒りをあらわにする男が詩音の足を掴もうとするが、素早く引かれた脚は男の鼻づらに勢いよく突き刺る。


東「ゴフッ!? こ、この……!」

詩音(動きは素人……! 余裕を奪ってしまえば……!)


掠るだけで少女の身体を弾き飛ばせる必殺の腕が振るわれる前に、詩音の攻撃が男の動きを止める。

詩音の絶え間ない連撃に、男は反撃の余地を奪われていく。


東「ガヘッ!? ま、待って、もう、やめっ……!」

詩音「ええ、もうやめるわよ……これが最後ッ!!」

東「グフッ!?」


詩音の渾身の蹴りが、男の身体を勢いよく吹き飛ばした。

地面に転がった男は、もう立ち上がることはなかった。

詩音「はぁ……はぁ……」

詩音(倒せた……のよね……?)


男の身柄を確保しようと詩音は足を踏み出そうとする。

しかし、引きずるようにしか動かせなかった脚がもつれ、詩音の身体が前方に傾いた。


詩音(あ、やば……)


脳内麻薬を大量に分泌させて無理やり戦っていたが、限界がきてしまったらしい。

視界が急速にホワイトアウトしていく。

詩音は手をつくこともできず、そのまま頭から倒れこんだ。



【第2話 勝利】 

ちょっと俺の安価の出し方が下手でぐだってしまって申し訳ない

基本は行動安価→判定→行動安価→判定→……って形にしようと思います
行動安価の内容次第で判定時の有利不利が変わる形で
結果確定の安価はその時の状況次第でそのまま採用かコンマ判定か決めます



あらためて次の敵能力者を決めます

この敵の次ぐらいでちょっとした特殊イベントやるかも

↓1~3コンマ最大。思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】


また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 悪いことをしてるところに詩音がかけつける
奇数 詩音が能力者のターゲットになる

【名前】山岡 次郎
【年齢】32
【容姿】手入れされていない髪に目付きが鋭い男。
【性格】平気で他人を利用する外道。自分が屑だという事を理解している。
【能力】拳銃を媒介にして発動する。拳銃の弾丸の速度を上げ、どんな力でも弾丸を防ぐ事が出来なくなる。
【悪事の内容】気に入らない人間は殺し、気分次第で強姦殺人も行う。闇組織との交流もあり、拳銃の弾を購入している。
【その他】元刑事だったが、堅苦しい職場にうんざりして拳銃を盗み逃亡した。元刑事としての技術で、身を隠す事に長けている。その為指名手配されているにもかかわらず、未だこの町にいる事すら知られていない。

【名前】佐々木良太(悪事の時は「レイズ」)
【学年】高校2年
【容姿】眼鏡をかけた大人しそうな黒髪の少年。どこかぱっとしない【悪事の時は赤パーカーを着た鋭い目つきの男。同一人物と見抜ける者はあまりいいない】
【性格】表向きは気弱でやさしい頼み事を断れない気弱の少年。だが、 本来の性格は暴君。自分がしたいことをする
【能力】何かしらのことを逆にする(向き、性質、言葉など色々)
【悪事の内容】 基本的に不良たちに喧嘩を売ったり、そこらへんで見つけた女をターゲットに計画を立ててレイプしたりと欲望のままに
【その他】 詩音とは同級生。良太としてはまあ、悪くなくもよくもない普通の関係。

【名前】槍烏賊 蛸魔(やりいか たこま)
【年齢】40
【容姿】髪ボサボサで汗かきの中年太り
【性格】若い子大好きスケベ親父
【能力】両手両足を無数の触手に変化させる
【悪事の内容】女子学生連続レイプ
【その他】元々精力が強く風俗通いの日々を送っていたが最近は金が底をつき始め店に通えなくなった。有り余る精力に突き動かされ女子学生を犯してしまったことをきっかけに彼の欲望は歯止めが効かなくなってしまった。

東 流との戦闘を終えて。

詩音は病院に運ばれてからそのまま入院。全治2週間と診断された。

常人であれば一生歩けなくなるほどの大怪我だったということで、警察や『ガーディアン』の人にはしこたま怒られた。

詩音としては、それよりも両親や友達に泣かれてしまったことのほうが胸が痛かったが。


詩音(みんなには心配かけちゃったな……もっと強くならないと)


別に、己惚れているわけでもなければ死にたがりなわけでもない。

だが、目の前に助けを求めている人がいるなら後先考えずに飛び出してしまう性分だということは、詩音自身がよく分かっていた。

大切な人を泣かせずに自分のわがままを通すには、もっと強くなるしかない。


詩音(二週間、だいぶサボってしまったわ……取り戻さないと!)

詩音(病み上がりだし、まずは軽くランニング10キロとかからかな)


退院して即日、詩音はトレーニングを再開しようとしていた。

気が強そうで大人びた見た目とは裏腹に、彼女は脳筋な一面もあった。


ゴリアテ(ふむ……あれが噂の『有栖川 詩音』……)

ゴリアテ(一見ただの可愛らしい少女だが……俺には分かる。あの引き締められた体、溢れんばかりの若々しいエネルギー!)

ゴリアテ(ふふ、はたして彼女は、俺の筋肉が躍動するにふさわしい相手かな?)



ゴリアテはどうする?(詩音への接触方法) ↓1~3コンマ最大
1.正々堂々決闘を申し込む
2.詩音の実家の空手道場に道場破り
3.戦闘以外の勝負を挑む(腕相撲、パワーリフティングなど)
4.奇襲をしかける
5.裸での語り合い(セックス)を挑む
6.その他

一応、5
断られる可能性はあるが

高いコンマでたかー…

詩音「はっ……はっ……」

ゴリアテ「少しいいかな、お嬢さん」

詩音「え? わ、私?」

ゴリアテ「ああ。このまま走ったままで構わないぞ」

詩音「は、はぁ……」


夕方。

河川敷沿いの道を走っていた詩音の隣に、一人の男が並走し始めた。

ジャージ姿の詩音に対し、男はタンクトップに短パンという出で立ちだった。

褐色に焼けたムキムキの筋肉が惜しげもなく曝され、夕陽でてかりを帯びていた。

武道を嗜んでいる詩音は、その鍛え上げられた肉体に心の中で感心する。


詩音「で、何ですか?」

ゴリアテ「ふむ。私の筋肉、どう思う?」

詩音「は? いや、すごいと思いますけど……」

ゴリアテ「あははっ! そうだろうそうだろう!」

詩音(なんだこの人……)


豪快に笑う男に、詩音は怪訝な目を向ける。

二人は横並びのまま、一本道を駆けていく。

自転車よりも速いスピードで走っているが、二人にとってはウォーミングアップでしかない。

詩音(息一つ切れてない……この人も、身体強化系の能力者なのかしら)

詩音(悪い人ではなさそうに見えるけど……あんまりかかわらないほうがいいかも)

ゴリアテ「私の筋肉はもちろん素晴らしいが、君の身体も素敵だよ。若いのによく鍛えられている」

詩音「あ、ありがとうございます」

ゴリアテ「それに、女性としても魅力的だ! その男を惹き付けるメリハリのきいたフォルム! 私は君を抱きたい!!」

詩音「はぁ!?」

ゴリアテ「君もこの俺の筋肉を直で感じたいだろう? 互いに肉体の美しさを確かめ合おうじゃないか」

詩音(こ、こいつ、変態だ!?)

詩音「それ以上変なこと言ったら警察呼ぶわよ!」

ゴリアテ「おや、この筋肉の良さが分からないか?」


男は腕を曲げ、上腕筋の盛り上がりを見せつけてくる。



ゴリアテはどうする?(どうなる?) ↓1~3コンマ最大
1.自身の筋肉の美しさを詩音に見せつける
2.強引に詩音を抱きしめる
3.あらかじめ用意しておいた媚薬を浴びせる
4.詩音がゴリアテの筋肉を馬鹿にしてしまいブチギレ
5.その他

1

ゴリアテ「この筋肉を見たまえぇぇ!!」

詩音「!?」


並走していた男は詩音の前に飛び出し、タンクトップを脱ぎ捨てた。

黒光りする大迫力の筋肉が詩音の目の前に広がる。


ゴリアテ「見ろ、この美しさを! 一朝一夕でなせるものではない! 日々のたゆまぬ鍛錬が作り上げた私の芸術品だ!」

ゴリアテ「能力にもかまけることなく精進を続けてきた! 君にも分かるはずだ!」

ゴリアテ「方法も方向も違えど、探究者がたどり着く場所は同じ! 君にも感じ取れるはずだ、私のパッションが!」

ゴリアテ「呼応するはずだ、君の肉体が! アスリートとしての本能が! 君は、俺に、抱かれたいはずだッ!!」


男はボディビルのポージングを決めていく。

どのポーズ、どの角度であっても、その筋肉の美しさは変わらなかった。

詩音が息をのむ。

その男の勢いに、肉体美に圧倒されてしまう。

そして……



安価↓ コンマ判定
ゾロ目以外 効果なし
ゾロ目 効果あり

ゾロ目

詩音「お巡りさんこの人痴漢です」

ゴリアテ「ええ!?」

警官「ちょっと話を聞かせてもらおうかな」

ゴリアテ「ち、違う! 俺はただ、この少女と裸で語り合おうと……!」

警官「分かった分かった。続きは署で聞こうねー」

ゴリアテ「むうううううぅぅぅぅ!」

詩音(何だったのかしら、あれ……)


夕陽をバックに警官に連れられていく広背筋は、少し寂し気に見えた。


詩音(でも、あの筋肉……ちょっとぐらいなら、触ってみてもよかったかも……///)


【第3話 勝利?】

謎の筋肉男との接触から数週間後。

すっかり元の調子を取り戻した詩音は、『ガーディアン』として街の治安維持に大きく貢献していた。

東との戦闘以降は特に大きな怪我を負うということもなく、凶暴な能力者をも華麗に打ちのめすその姿に、彼女の人気は高まりつつあった。

もともと、その気の利く性格と可愛らしいルックスで学校での人気は高かったのだが、今は街中でも声をかけられることが増えてきた。

別に名声のために戦っているわけではないとはいえ、人々に応援や尊敬の声をかけられるのは満更でもない詩音だった。


支部長「本当に、あなたにはとても助けられているわ。あなたのおかげで、この支部も高く評価されているわ」

詩音「えへへ、ありがとうございます」


詩音が住む地区にある『ガーディアン』支部で、詩音は支部長である女性と二人で会話していた。


支部長「……本当は、私たち大人があなたたち子どもを守らないといけないのに。いつも危険な目に合わせてしまってごめんなさい」

詩音「いえ、そんな。私は私の意志で戦っているだけですから」

支部長「助けられている身でこんなことを言うのも何だけど、本当に無理はしないでね? 最近、嫌な噂も聞くから」

詩音「噂、ですか?」



最近ささやかれている噂とは? ↓1~3コンマ最大
1.指名手配中の凶悪犯罪者たちが裏で組織を作りつつあるということ
2.能力者至上主義の宗教団体が妙な動きを見せているということ
3.能力者の能力を強くする薬が裏で出回っているらしいこと
4.強く綺麗な女能力者ばかりが狙われる事件が発生していること
5.その他

支部長「近頃、このあたりで強くて綺麗な女性の能力者が狙われる事件が増えていてね」

支部長「『ガーディアン』だけじゃなく、警察や民間の警備会社で有名な人たちが、立て続けに襲われているの」

詩音「そんな……そんな話初めて聞きました」

支部長「それが……被害にあった女性たちが、警察に被害届を出さないケースが多いらしくて」

詩音「え? なんでですか?」

支部長「それは……とにかく、あなたもくれぐれも注意してね。今や、この支部で一番知名度が高いのはあなたよ」

詩音「……分かりました」

詩音(女性能力者が襲われる事件……怖い……けど、そんな卑怯なやつらになんて私は絶対に負けないわ!)


自分から犯罪を調査しようなどという気はない。

それは警察の仕事だし、まだまだ子供である自分に何かがあればより多くの人に迷惑をかけることになるのは分かっている。

だが、もしそんな最低のクズが目の前に現れて、大切な人を襲うようなことがあれば。

その時は、絶対に。

詩音は、心の中で呟いた。



その後の詩音の予定は? ↓1~3コンマ最大
1.特になし。鍛錬のみ
2.『ガーディアン』の同僚と手合わせ
3.友達と遊ぶ(何して遊ぶかも)
4.彼氏とデート(何をするかも)
5.その他

詩音の友達の安価をとって今日は終わりにします。
性別は♀固定で

↓1~3コンマ最大。思いつかない欄は空白でok
【名前】
【学年】※高校生以外も可
【容姿】
【性格】
【能力】※無能力も可
【その他】

【名前】神野 巫姫 (じんの・みき)
【学年】高校2年
【容姿】黒髪ロングの純和風美人
【性格】おっとり
【能力】自身状態異常無効/他者状態異常解除
【その他】厄払い、憑き物落としで有名な神社の跡取り娘。世間知らず。詩音とは中3から3年連続で同じクラス。

詩音「巫姫ー! ごめん、待った?」

巫姫「ううん、私も今来たところだよ」


そういって柔和に微笑むのは、詩音の友人である神野 巫姫だ。

さらさらとした美しい黒髪や慎ましやかな雰囲気は、まさに大和撫子と言えた。

煌めく金髪を靡かせる詩音と並ぶと対照的な二人に見えるが、いずれも目を引くほどの美少女であることは変わらなかった。

詩音と巫姫は中学3年生からずっと同じクラスで、少々抜けたところのある巫姫の世話を詩音がやきたがるところから徐々に仲良くなっていった。

今日の二人は、隣町の大型ショッピングセンターへ買い物に出かける予定である。



詩音「じゃあ、行きましょうか。エスコートしてあげるわ」

巫姫「ふふ、頼もしいこと。じゃあお願いね」


二人は可笑しそうに笑いあいながら歩き始めた。

普段は任務や鍛錬をストイックにこなす詩音だが、今日は普通の少女として思いっきり楽しむつもりだった。



ショッピングを楽しむ二人を待ち受けているのは? ↓1~3
1.電車移動中に痴漢にあう
2.ショッピング中にナンパされる
3.能力者の騒ぎに巻き込まれる
4.巫姫が詩音を陥れようとする
5.普通にショッピングを楽しむ
6.その他

1

移動中、二人は途切れることなく他愛のない話を続けていた。

授業中の先生の笑える話、クラスメイトに彼氏ができた話、昨日見たドラマの話。

基本的には詩音が話を盛り上げ、それに対し巫姫が鈴を転がすような声で笑うという流れだった。


詩音(やっぱり、巫姫と話してると心が穏やかになるわねぇ。マイナスイオンみたいなものが出てるのかしら)


それとも、彼女の持つ『清め』の能力ゆえか、などと詩音は一人考える。

厄払いで有名な神社の一人娘である巫姫は、他人の異常状態を打ち消す能力を持っていた。

彼女の優しい性格が表れているな、と詩音は思っていた。

それと同時に、彼女の無垢すぎる精神が心無い何者かによって踏みにじらてしまうのではないかというのが不安だった。


詩音(この子は、私が守ってあげないと!)

詩音(それはそれとして、巫女さん姿の巫姫、すごく可愛かったなぁ……)


一人妄想の世界に入る詩音を横目に、巫姫はにこにこと微笑んでいた。

その細められた黒曜の瞳が濁っていることに、詩音は気づけなかった。



巫姫はどうする? ↓1~3コンマ最大
1.アパレルショップでの試着中に襲ってくる
2.飲み物に睡眠薬を入れて渡す
3.人目の少ない場所でスタンガンを使用する
4.第三者と協力して悪だくみする
5.その他

巫姫と共に詩音を陥れるキャラ安価を出して終わりにします。



↓1~3コンマ最大。思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【巫姫との関係性】※ここは必須で
【その他】

【名前】 神野 巫華(さぎの みか)
【年齢】 17
【容姿】 巫姫そっくり
【性格】 さばさばした妙に明るい性格
【能力】 相手の能力を封じる
【巫姫との関係性】 双子の妹
【その他】 巫姫とは身体を重ねる関係にある

       普段は明るい巫華の方が引っ張っているように見えるが、巫姫には逆らえない
       同性愛者

【名前】神楽遊(かぐら ゆう)
【年齢】26歳
【容姿】黒髪の優男系の長身のイケメン。
【性格】表向きは誰にも優しい人、実際は、人の醜さを見て愉悦に感じるゲス野郎
【能力】人の悪意を増幅させる(※状態異常ではない)
【巫姫との関係性】従兄
【その他】自分の能力で巫姫に効くことを知り、日々ゆっくりと使い彼女をおかしくしていった。

個人的には、人物だけは範囲を下5まで広げてもいい気がする。

安価↓の範囲広くしすぎてスレが止まってしまうってのが嫌だったんですが、
人物安価については出し方を考えます

詩音「あれ、巫華じゃん。おーい!」

巫華「や、やっほー!」


ショッピングセンターにつくと、詩音たちは見慣れた顔を見つけた。

神野 巫華。巫姫の双子の妹である。

真顔で黙っていると詩音ですら見分けがつかないほどそっくりだが、普通にしていれば間違えることはない。

穏やかに微笑む巫姫とは対照的に、巫華はとても快活な気持ちのいい笑顔をする。

むしろ巫華の方が詩音と相性がよいのではという気もするが、クラスが別々になってしまったりなどあまり接する機会がなく今日にいたる。


巫姫「あら、『偶然』ね。巫華もショッピングに来てたなんて」

巫華「あ、あはは、そうだね、びっくり」

詩音「巫華は一人?」

巫華「う、うん。なんか衝動的に買い物したいなーって気分になっちゃって」

詩音「ふーん、そっか。じゃあせっかくだし、一緒に回りましょうよ!」

巫姫「ふふ、それがいいわね」

巫華「そ、そうだね、そうするよ! せっかくのデートを邪魔しちゃうみたいで忍びないけど」

詩音「な、なに言ってんのよ!」

巫姫「ふふっ」


巫姫が微笑みながら巫華の方を見やる。

その視線に、巫華はわずかに目を泳がせた。

これから行うことへの罪悪感と、失敗は許されないという重圧が巫華に重くのしかかる。

だが、巫姫がやれと言ったなら、それは絶対にやらなければならない。

巫華は物心ついた時からずっと、そうやって生きてきたのだから。



巫姫がやろうとしていることは? ↓1~3コンマ最大

巫姫(あぁ、詩音……私のかわいい詩音……?)


談笑する詩音と巫華の一歩後ろを歩きながら、巫姫は恍惚とした表情を浮かべる。

初めて詩音と言葉を交わしたあの時。

チャラい男たちに絡まれていたところを助けてもらったあの時からずっと、巫姫は詩音の虜になっていた。

詩音と特別な関係になりたい、詩音を自分だけのものにしてしまいたいという思いは日に日に募っていく。

そんな激しい情欲を抱きながらも、巫姫は普通の友人として詩音と接してきた。

だが、ここ最近の詩音は、以前よりもさらに魅力的になり、男女問わず人気が高まりつつある。

それに、先日の大怪我。

あの詩音が入院するほどの怪我を負わされたと聞いたときは、本当に血の気が引いた。


巫姫(このままじゃ、詩音が他の誰かに奪われてしまうかもしれない。もしかしたら、野蛮な能力者によって殺されてしまうかもしれない)

巫姫(そんなの、絶対耐えられない!! 詩音は私だけのもの、私が守ってあげないと!)

巫姫(かわいい詩音……早く、私の腕の中でかわいらしく啼くあなたを見てみたい……?)



詩音と一線を越えるための巫姫の行動は? ↓1~3コンマ最大
1.アパレルショップでの試着中に強引に迫る
2.睡眠薬、媚薬等を飲ませる
3.スタンガン等で気絶させて拘束する
4.裏の能力者から得た怪しい道具を使う(どんな道具かも)
5.その他

あれ、文字化けしてしまった
以下が正しいの

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


巫姫(あぁ、詩音……私のかわいい詩音……♡)


談笑する詩音と巫華の一歩後ろを歩きながら、巫姫は恍惚とした表情を浮かべる。

初めて詩音と言葉を交わしたあの時。

チャラい男たちに絡まれていたところを助けてもらったあの時からずっと、巫姫は詩音の虜になっていた。

詩音と特別な関係になりたい、詩音を自分だけのものにしてしまいたいという思いは日に日に募っていく。

そんな激しい情欲を抱きながらも、巫姫は普通の友人として詩音と接してきた。

だが、ここ最近の詩音は、以前よりもさらに魅力的になり、男女問わず人気が高まりつつある。

それに、先日の大怪我。

あの頑丈な詩音が入院するほどの怪我を負わされたと聞いたときは、本当に血の気が引いた。


巫姫(このままじゃ、詩音が他の誰かに奪われてしまうかもしれない。もしかしたら、野蛮な能力者によって殺されてしまうかもしれない)

巫姫(そんなの、絶対耐えられない!! 詩音は私だけのもの、私が守ってあげないと!)

巫姫(かわいい詩音……早く、私の腕の中でかわいらしく啼くあなたを見てみたい……♡)


詩音と一線を越えるための巫姫の行動は? ↓1~3
1.アパレルショップでの試着中に強引に迫る
2.睡眠薬、媚薬等を飲ませようとする
3.スタンガン等で気絶させて拘束する
4.裏の能力者から得た怪しい道具を使う(どんな道具かも)
5.その他

詩音「巫姫この服絶対似合うって! かわいいわよ」

巫姫「そ、そう……えへへ……」

巫華「有栖川さんはこういうの似合いそう!」

詩音「ちょ、ちょっと派手すぎない……?」

巫華「有栖川さんモデルさんみたいにスタイルよくてかわいいし、こういうのでもバッチリ似合うよ!」

詩音「そ、そうかしら///」

巫姫「じゃあ、ちょっと試着してきたら?」

詩音「う、うーん……ま、まあ、着るだけね!」

巫姫「……」


詩音が満更でもない顔で試着室に入っていくのを確認したあと、巫姫は巫華へ視線で合図を送る。

巫華は、不安そうな顔で姉の顔を見やった。


巫華「ね、ねぇ、やっぱりやめようよ……こんなの、うまくいくわけないよ」

巫姫「うまくいかせるのよ。あなたがへまさえしなければ、絶対に詩音は私に振り向いてくれるわ」


そう言って、巫姫はうっとりとした表情を浮かべる。

彼女の頭には、最愛の人と繋がれる未来しか浮かんでいなかった。

試着室の中で、詩音は着ていたトップスを脱いでいた。

引き締められつつも、女性らしい柔らかさを持った身体が露になる。

きゅっと締まったくびれと大きく実った胸とが描く曲線は、女子高生でありながら非常に煽情的であった。

持ってきた服を試着しようとしたとき、カーテンの向こうから巫姫が話しかけてきた。


巫姫「詩音ー」

詩音「ん? どうかした?」

巫姫「中、入るね」

詩音「え、は、はぁ!?」


カーテンがわずかにめくられ、巫姫と巫華がするりと試着室に入ってくる。

混乱している詩音をよそに、巫華が詩音の後ろに回り、詩音の身体をがっちりと掴んだ。

そして、前から挟むように巫姫が詩音に抱き着く。

巫姫のさらさらとした黒髪から、上品で甘い匂いが詩音の鼻をくすぐる。


詩音「え、な、なに、どうしたの……!?」

巫姫「ふふ、よかった……最初に抵抗されたら、もうご破算だもの」

詩音「な、なに言って――んむっ!?」

巫姫「ん、んちゅ……れろ、ちゅぱ……♡」


突如、巫姫が詩音の唇を奪った。

目を見開く詩音におかまいなしに、巫姫は目を細め唇をついばむ。

巫姫は慈しむように唇に吸い付いたあと、舌で詩音の唇を軽くなぞった。

驚きで軽く開かれた詩音の口に、舌をすかさず滑り込ませる。

詩音の身体を強く抱きしめながら、巫姫はねっとりとしたキスを交わす。


詩音「んんんっ……! やめっ……!」


あまりにも突然のことすぎて、詩音は理解が追い付いていなかった。

そういうことには縁遠いと思っていた巫姫が、こんな情熱的な大人のキスができるだなんて想像したこともなかった。

しかも、まさかその相手が自分だなんて。

スキンシップやいたずらにしては、あまりに度が過ぎている。

振りほどこうと身体をよじらせた詩音は、普段とは違う身体の感覚に瞬時に気づいた。

巫華によって能力を封じられている。

これはもはや、いたずらと呼べるような可愛いものではないということに、詩音は気づいてしまった。

詩音「ん、んちゅ、ぷはぁ……! 巫姫、これはどういう……!」

巫姫「はぁ、はぁ……ふふ、詩音、キスは初めて?」

詩音「な、何言って……」

巫姫「初めてよねぇ! 彼氏がいただなんて話、聞いたことないもの! 詩音の初めてを奪ったのは私よ!」

詩音「っ……」ゾクッ


目の前にいる、親友であるはずの少女の笑顔に、詩音は悪寒を覚えた。

細められた瞳の奥に、どこまでも淀んだ情欲が渦巻いていた。

『ガーディアン』として活動しているときに見た、かつてのクズどもと同じ目だ。


詩音「離れなさい! これ以上ふざけた真似を続けるなら、あなたたちであっても容赦しないわよ」

巫姫「ふふ、怖い。どうするの? これまで倒してきたクズたちと同じように、私たちをボコボコにして病院送り?」

巫姫「それとも、ただの少女のように泣いて助けを求めるのかしら」


巫姫は詩音の背中に手をまわし、慣れた手つきでブラのホックを外した。

形の良い胸がさらされ、詩音の顔が羞恥で赤く染まる。

その詩音の表情に、巫姫は恍惚とした表情で目を細めた。


巫姫「あぁ、かわいい、私の詩音……もっとかわいい顔を私に見せて……♡」



巫姫、巫華の攻め方 ↓1~3
また採用レスのコンマ一桁で詩音の判定
1~4 抵抗する
5~0 なすがままにされる

詩音「この、やめろ……!」

巫姫「ねぇ詩音、これだけは信じて……私は、詩音のことが大好きなの」

詩音「そんなの……!」

巫姫「好き……大好きよ……」

詩音「ん、んぐぅ……れろ……!」


詩音に抱き着く巫姫は、再び詩音の唇を奪った。

自身の深すぎる愛を伝えるかのように、何度も何度も深く口づけを交わす。

詩音はなんとか二人を引きはがそうともがくが、二人にがっちりと抑えられた状態ではそれもままならなかった。

巫姫が詩音の胸に手をやり、優しく揉み始めた。

そうしながらも、巫姫は舌先で器用に詩音の咥内をなぞっていく。

無理やり襲われているにもかかわらず、恋人のような優しい愛撫と鼻をくすぐる甘い香りに、詩音の抵抗が徐々に弱くなっていった。


巫姫「詩音に初めて出会って助けてもらった時から、詩音は私の王子様だったの」

巫姫「優しくて、かわいくて、誰かのために全力を出せる、そんな詩音がずっとずっと好きだった」

詩音「だ、だからって……!」

巫姫「だから、この前大怪我をしたとき、本当に辛かった!」

詩音「っ……!」


以前、詩音が入院した時、家族と同じかそれ以上に泣いていたのが巫姫だった。

その時の衰弱っぷりは、怪我で入院しているはずの詩音の方が心配してしまうほどだった。

あの時の巫姫の涙は、決して演技によるものではなかった。

こうして親友であったはずの彼女に裏切られている今ですら、詩音はそう思えた。

巫姫「その時、私は私が思っていた以上に詩音のことが好きだったってことに気づいたの」

巫姫「詩音を失うなんて、私考えられない! 詩音が好きなの! もう他の誰にも渡したくない!」

詩音「巫姫……」

巫姫「んちゅ、れろ、ちゅぱ……」

詩音「ん、んむっ……」


二人は、もう何度目か分からないキスを交わす。

強く吸い付き、舌を絡め、空気を交換し合う。粘膜同士が触れ合う、水気を帯びた音が狭い試着室に響く。


詩音「ん、ふっ、んあっ……♡」


詩音の口から漏れる吐息に、甘い声が混じりだす。

そのことに気づいた巫姫は、静かに口元を歪ませた。



巫姫、巫華の攻め方 ↓1~3
また採用レスのコンマ一桁で詩音の判定
1~3 抵抗する
4~0 そのままイかされてしまう

巫姫「むちゅ、れろ……ちゅぱ……」

詩音「ん、んあ、んちゅ……あふっ……♡」

巫華(すごい……あの有栖川さんが、お姉ちゃんの責めで感じてる……)


詩音の後ろで二人のことを眺めている巫華が、生唾を飲み込む。

巫姫の優しく、けれどもじわじわと追い詰めていく責めの快感を思い出し、巫華は身を捩らせた。


巫姫「ふふ、詩音、本当に綺麗……たくましい身体、惚れ惚れするわ」


熱い口付けを交わしながら、巫姫は手のひらで優しく詩音の臍下を撫でる。

うっすらと浮き上がる筋肉の溝を確かめるように、柔らかな指を滑らせる。

詩音がくぐもった声を上げるのを聞きながら、その手を下に滑らせ、詩音の臀部に触れた。

一瞬、詩音の身体がビクッと跳ねる。

そんな詩音を安心させるように優しく唇をついばみながら、スカートをめくりお尻を撫でていく。

きゅっと上がった張りのあるお尻を、ショーツの上からなぞり、揉みしだく。

それと同時に、もう片方の手で曝された胸を愛撫する。

じっくりと、肌の熱で溶かすように優しく揉む。

引き締まった詩音の身体の中で、とりわけ柔らかなその媚肉を手のひらで弄ぶ感触に、巫姫は興奮を高めた。

巫姫は指先で、つんと勃った乳首を軽くひねった。


詩音「ひゃんっ!?♡」


明らかに感じてしまったことが分かる自身の声に、詩音は顔を真っ赤に染める。

それでも、巫姫と絡めた舌の動きは止めない。

いつの間にか、自身からも巫姫の腰に腕を回した状態で、詩音はひたすら巫姫の愛撫を受け止めていた。

頭がうまく回らないふわふわとした状態で、ただ巫姫に導かれるままに、詩音は拙く舌を動かす。

巫姫の舌の動きに従えば、自分でも気付かなかった急所を教えられ、上顎からビリビリとした快感が脳を焦がした。

完全に、なすがままにされている。

いつの間にか湿り気を帯びていたショーツをずらされ、割れ目に指を這わされる。

反射的に腰を引き離そうとする詩音の身体を、前後で巫姫と巫華が抑え込む。


巫姫「大丈夫、なにも怖くないわ……安心して、私に身を委ねて」

詩音「んふぅ、あ、いやっ……! 巫姫……!♡」

巫姫「好きよ、私の詩音……愛してる……♡」


より強く、巫姫は詩音と身体を密着させる。

舌を優しく絡ませながらも、膣内に挿れた指の動きを徐々に激しくしていく。

いまだかつてない快感に、詩音の頭が真っ白になっていく。

目じりに涙を浮かべる詩音の弱々しい表情に、巫姫は嗜虐心を煽られる。

詩音(ダメ、このまま、イッ――!♡)

詩音「んむうううぅぅぅぅ……!♡」

巫姫「っっ~~!♡」


絶頂とともに漏れそうになる喘ぎ声を、巫姫は口を塞いで受け止めた。

詩音の口から垂れてくる唾液を、巫姫はおいしそうに飲み下す。

絶頂の山を越えたことを確認し、巫姫はゆっくりと口を離した。

二人の間に、唾液の淫らなアーチがかかる。

肩で息をする詩音に、巫姫は恍惚とした笑みを浮かべた。

常に責め側に回っていた巫姫だが、その女陰はすでにぐっしょりと濡れていた。


巫姫「ごめんなさい、詩音……でも、本当に、愛してるの……信じてくれる?」

詩音「はぁ、はぁ……♡」

巫姫「ねぇ、場所を移しましょう? もっと、深くまで愛し合いたいの」



詩音はどうする? ↓1コンマ一桁
1~3 明確に拒否する
4~7 弱々しく拒否する
8~0 ホテルに行く


詩音「巫姫、どうして、こんなこと……」

巫姫「何度も言ってるでしょう? 私は詩音のことが好きなの」

詩音「私は……」


詩音は、そう言って俯いてしまう。

親友だと思っていた相手に無理やり迫られて、そして絶頂まで追いやられてしまったことに、詩音は心の整理がつかないでいた。


巫姫「詩音……」

詩音「っ……」


再び唇を寄せてくる巫姫に対し、詩音は顔を横に反らした。


巫姫「……分かった。今日はこれ以上はなしにしましょう」

巫華「お、お姉ちゃん!?」

巫姫「でも、今ので分かったでしょう? やっぱり私たち、最高の相性よ。私なら、絶対にあなたを幸せにすることができる」

詩音「……」

巫姫「じゃあね、詩音。また学校で。愛してるわ」


いつも見ていた優しい笑顔を浮かべ、巫姫は試着室から出ていった。そして、後を追うように巫華が飛び出していく。

巫華が消えたことで、常人を遥かに超えた力を取り戻したというのに、詩音は立ち尽くしたままだった。

唇に、胸に、秘所に……少女として大切なところに、まだ巫姫の感触が残っていた。

怒りと、悲しみと、情けなさと、ふわふわとした高揚感が混ざり合い、何も考えられない。

ただ、大切な何かを失ってしまったという喪失感だけが、詩音の胸を締め付けていた。



【第2.5話 敗北?】

詩音が性の快感を覚えました。

次の敵能力者を決めます。

↓1~5コンマ最大
ただし、このレスから15分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 悪いことをしてるところに詩音がかけつける
奇数 詩音が能力者のターゲットになる

【名前】樺根燐音(かばね りんね)
【年齢】27(書類上の年齢。実際は不明)
【容姿】紫髪むのまとまった長身のイケメン。細身だと思ったら以外とガッチリしている
【性格】何を考えてわからない食えない男。意味深なことをいったり能力者との戦いを「ゲーム」と楽しんでいる
【能力】幻術
【悪事の内容】詐欺、殺し、暴行、 陵辱、調教…etcなどさまざまの犯罪
【その他】本名不明(【名前】所のあるのは一応、便利上の名前)。
実年齢や国籍など過去の経歴などはすべて謎になっている。
ちなみに格闘スキルも高く、少なくてもチンピラ5人相手は軽くいなす

【名前】
【年齢】36
【容姿】一般人そのもの
【性格】気の強そうな女が悶えている姿が大好物
【能力】相手の意識から逃れる
【悪事の内容】電車内で痴漢、その後弱った所を路地裏等に連れ込み無理矢理強姦
【その他】一般人にしか見えないので対処が難しい

巫姫「おはよう、詩音」ニコッ

詩音「……」

巫姫「ふふ、そんなに睨まないでよ」

詩音「よく、平気な顔で話しかけられるわね。そんなに図太い神経をしてるやつだとは思わなかったわ」

巫姫「……昨日のこと、どこにも通報してないみたいね」

詩音「っ……今度同じようなことをやったら、次は絶対に許さないわ」

巫姫「ふふっ、そう」


先日の出来事から一夜明けて。

学校でいつものように笑いかけてくる巫姫に、詩音は調子を崩されてしまう。

彼女の柔和な笑みを見ていると、思わず普通に笑顔を返してしまいそうになる。

まるで、昨日のことは何かの悪い夢だったかのようだ。

その日は結局、何事もなく普段通りの学園生活を過ごした。

詩音「っと……」ガタン


乗っている電車が揺れたことで、ぐるぐると巡っていた詩音の思考が遮られる。

下校に使用する電車はそこそこの人が乗っていて、詩音は立ってつり革に掴まっていた。


詩音(さっき揺れたとき、なんだか違和感があったけど)

詩音(まあ、気のせいか)


痴漢男「グフフッ……!」ムギュ!


詩音の胸を、後ろに立った男が堂々と揉んでいた。

周りの乗客どころか、当の詩音すらもそのことに気付かず、ただ窓の外を流れる景色を眺めていた。

白を基調とした上品なデザインの制服の上から、男は詩音の胸を揉みしだく。

制服を着ているとあまり目立たないが、確かに存在感のある胸の重みを男は堪能する。

あきらかに異常事態であるにも関わらず、誰もそれを認知することができないでいた。

まるで、世界から一人だけ切り離されたかのようなその男は、自身よりも遥かに強い少女の身体を、望むがままに弄んだ。



男が詩音にすること ↓1~3コンマ最大
※大胆なほど気付かれやすくなりますが、その分リターンが大きくなる場合があります

>>153
ごめん一部抜けた。
下が正しいの


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


詩音(巫姫のやつ、いったい何を考えているのかしら……)

詩音(そして、私はどうして黙ったままでいるの? 確かに、人に相談しづらい内容ではあるけど……)


詩音は、自分のことを正義感の強い人間だと考えていた。

良くも悪くも、悪事を働く人間のことを許せないと思うタイプの人間だ。

彼女が憧れる正義のヒーローは、絶対に悪には屈しない。

たとえそれが、自身の大切な誰かであったとしても。


詩音(それなのに、私は……私は、ヒーローになるんじゃなかったの?)

詩音「っと……」ガタン


乗っている電車が揺れたことで、ぐるぐると巡っていた詩音の思考が遮られる。

下校に使用する電車はそこそこの人が乗っていて、詩音は立ってつり革に掴まっていた。


詩音(さっき揺れたとき、なんだか違和感があったけど)

詩音(まあ、気のせいか)

痴漢男「グフフッ……!」ムギュ!


詩音の胸を、一人の男が堂々と揉んでいた。

周りの乗客どころか、詩音すらもそのことに気付かず、ただ窓の外を流れる景色を眺めていた。

白を基調とした上品なデザインの制服の上から、男は詩音の胸を揉みしだく。

制服を着ているとあまり目立たないが、確かに存在感のある胸の重みを男は堪能する。

あきらかに異常事態であるにも関わらず、誰もそれを認知することができないでいた。

まるで、世界から一人だけ切り離されたかのようなその男は、自身よりも遥かに強い少女の身体を、望むがままに弄んだ。



男が詩音にすること ↓1~3コンマ最大

手マンしつつディープキス

>>155

00ゾロ目が出たので無条件で成功判定です。


――――――――――――――――――――


痴漢男「すー、はー……モノホンJKのかぐわしい香り……たまらんなぁ!」

詩音「っ……?」


男は詩音の股座に潜り込み、鼻先をショーツのクロッチに押し付けていた。

そのまま強く息を吸い込む。ツンとした雌の刺激臭が鼻奥に突き刺さり、男は軽い酩酊感を覚える。

見るもおぞましい光景だが、詩音はいまだその存在に気付けなかった。

少女の大事なところを、布一枚だけ隔てて不審者に触れられている。

男の生温かい鼻息が、ショーツをわずかに湿らせる。

男は、鼻先で割れ目をくいくいとつつく。


詩音「あんっ……///」

詩音(な、なんか変な声出ちゃった……!? なんで……もしかして、昨日のこと思い出してたから?)


頬を朱に染めながら、口を手で塞ぐ詩音。

そんな彼女の反応に気をよくしながら、男は少女の濃い匂いを胸いっぱいに吸い込んでいた。



男が詩音にすること ↓1~3コンマ最大
※大胆なほど気付かれやすくなりますが、その分リターンが大きくなる場合があります

男は股座に潜り込んだまま、ショーツの上から秘所に触れた。

布越しに肉厚な陰唇の感触を確かめながら、割れ目に沿って指を這わせた。


詩音「あっ……んっ……」

痴漢男「ははっ、なんだこいつ。気の強そうな顔してるくせに、こっちはえらく敏感だな」

詩音「く、ふっ……」

痴漢男「もしかして、すました顔して電車の中でエロい妄想してんのか? ん?」

詩音「あふっ……やん……♡」

詩音(なんか、変な声、漏れちゃう……昨日といい、もしかして私、変態なんじゃ……)


詩音は口を押さえながらも、時折悩まし気な吐息を漏らし、肩を震わせる。

他の人に変な目で見られてしまうのではと、詩音は必死に平静を装う。

まさか、自分の股間を見ず知らずの男に触れられているなど、夢にも思っていなかった。


男「おやおやぁ? パンティが濡れてきたぞ? どうやら変態娘だったらしいな」


ニタニタと笑いながら、男はより刺激の強くなった雌臭を嗅ぐ。

そして、ニチュニチュと音を立てながら割れ目をなぞった。


詩音「ん……んっ、あっ……♡」


詩音のコンマ判定 ↓1コンマ一桁
※ゾロ目が出たことにより痴漢有利です。
1 気付く
2~0 気付かない

そのまま、詩音は痴漢のなすがままにされていた。

膝蹴りの一つでも放てば、こんな男簡単に気絶させられるというのに。

自身が弄ばれていることにすら気付かないまま、詩音は未知の快感に震えていた。

男は、少女を一方的に好き勝手できる状況に興奮しながら割れ目をなぞり続けた。

ショーツはすでにぐっしょりと濡れており、透けた布越しに陰毛と割れ目が見えていた。


『次は~~〇〇駅~~〇〇駅~~』

詩音(あ、もう次の駅か……)

痴漢男(さて……)



男が詩音にすること ↓1~3コンマ最大
※大胆なほど気付かれやすくなりますが、その分リターンが大きくなる場合があります

電車が止まり、開扉のチャイムとともにドアが開く。

降りていく人たちの波に混ざり、詩音も降車した。

ICカードをタッチして改札をくぐる。そして、家までの帰路を歩き始めた。

何度も見慣れたいつも通りの街並みを歩く。


詩音(あれ、なんだか今日、歩くの遅いな……ていうか、歩きづらい?)

詩音「ん、あ、あっ、あひっ……!♡」

痴漢男「グフフ、こんなマヌケな恰好してるってのに、まるで気付いてないなぁ」


男は詩音の後ろにべったりと抱き着いたような形で、詩音と一緒に歩いていた。

スカートの前方は大きくめくられており、詩音の股座に男の右手が無遠慮に添えられていた。

ショーツはとっくの昔に脱ぎ捨てられており、男の骨ばった指が直接少女の秘所を掻き回していた。

詩音はなんてことないといった表情をしているが、その頬は赤く染まり、荒い息を吐いていた。

意思の強そうなまっすぐな瞳が、わずかに熱で潤んでいる。

その瞳を一目見た時から、少女のことを辱めてやりたいと男は強く思っていた。

詩音「んあっ、はっ、んくぅ……!♡」

詩音(こ、これ、やっぱり、何か変じゃ……)


男は、自身の悪行を知らしめるように、わざと大きな音と立てて詩音の秘所を責め立てた。

ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が響く。しかし、すれ違う通行人も、詩音自身も、その行為を認識することができない。

男の反り勃ったソレが、引き締まった詩音のお尻に擦り付けられる。

股に腕を入れられているため、詩音は若干ガニ股になった状態でゆっくりと歩を進めていた。

押し広げられた膣口から、愛液の雫が滴り落ちた。

少女の膝が、ガクガクと震え始めていた。



詩音は気付くことができるか? ↓1コンマ一桁
偶数 気付くことができる
奇数 気付くことができない

詩音(集中しろ、集中しろ……!)


詩音は能力を発動させ、五感を極限まで研ぎ澄ましていった。

脳内の情報伝達が速度を増す。周りの景色が、スローモーションで流れていくようになる。


痴漢男「ほらっ、イケ! みっともなくイってしまえっ!」

詩音「……!」


まるで存在そのものに靄がかかっているかのように、ぼんやりとした像が浮かんでくる。

不自然に集中が途切れそうになるも、詩音はその靄を必死でかき分け、像の正体を掴もうとする。

何もないと認識していた空間に浮かんだ腕が、自身の下腹部に触れている感覚があった。


詩音「っ……!」ガシッ!

痴漢男「な、なにぃ!?」


自身の腕が掴まれたことに、男は驚愕の表情を浮かべる。

ターゲットの無意識の行動に阻害されたことはあったが、明確な意思を持って腕を掴まれたことはこれが初めてだった。

先ほどまで全能感に満たされていた男は、ありえないはずの現象に恐怖を覚えた。


詩音「このっ……! 覚悟はできてるんでしょうねッ!!」

痴漢男「ひぃぃ……!」



詩音の行動判定 ↓1コンマ一桁
1~7 このまま痴漢を確保する
8~0 このまま痴漢にイかされてしまう

詩音は掴んだ腕を捻り上げ、男と向き合った。

男は泣きながら情けない声で許しを請う。


痴漢男「わ、悪かった! 許してくれぇ!」

詩音「ええ、許してあげるわ、私は正義のヒーローだもの……この一撃でねッ!!」

痴漢男「ガフッ!?」


男の顔面に、詩音の右ストレートが突き刺さった。

男はそのまま気を失い倒れてしまった。

地面に頭からぶつからないように、詩音は膝から崩れた男の身体を支える。

本当は、このまま身体のシルエットの原型がなくなるぐらいボコボコにしてやりたがったが、それでは犯罪者と変わらない。

刑務所でしかるべき罰を受けることを祈りながら、詩音は小さく息を吐いた。


詩音「んぁっ……♡」


男をノックアウトしてようやく、自身が寸前まで高められていることに気付いた。

ショーツを剥ぎ取られ外気に剥き出しになった秘所が、ヒリヒリとした熱を帯びていた。

快感の余韻で、背筋がゾクリと震えた。気を鎮めるように、深い呼吸を繰り返す。


詩音(あのまま、されるがままにされてたら、そのまま……最後まで……)


ありえたかもしれない最悪の結末に、詩音は恐怖を覚えた。

何はともあれ。

今はとりあえず、下に履くものがほしいな、と、詩音はスカートの裾を掴んだ。



【第4話 勝利】


詩音にさらに深い快感の記憶が刻まれました。

次の敵能力者を決めます。

↓1~5コンマ最大
ただし、このレスから15分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 悪いことをしてるところに詩音がかけつける
奇数 詩音が能力者のターゲットになる

【名前】 ダルフィ
【年齢】 22
【容姿】 金髪の絶世の美人 爆乳
【性格】 レズビアンのサディスト
【能力】 触れた女性の子宮に自分の分身を寄生させる。寄生された女性はダルフィの思うがままになってしまうか寄生した分身を孕んでしまうかのどちらかである
【悪事の内容】 自分好みの女性を襲ってハーレムを作っている

もし詩音が落ちたらどうなるの?
また新しい主人公を作るの?

【名前】久保田永益
【年齢】40
【容姿】見た目汚い[ピザ]
【性格】徹底的に女性を性の対象として見て見下している。
【能力】女性を発情させる強力なフェロモンを垂れ流す
【悪事】気に入った女をフェロモンで発情させヤりまくった。生意気女性を屈服させ立場をわからせ尊厳を奪う

>>179
詩音が堕ちたり戦闘不能になったら新主人公を作る予定です
ただこのまま詩音のストーリーが長くなったらそれで終わるかも

詩音「はっ……はっ……」


実家の道場の稽古終わりに、詩音はクールダウンも兼ねて夜の街を走っていた。

走りながら、詩音はここ数日のことを思い起こしていた。

巫姫に襲われ、イかされてしまったこと。痴漢に気付かず、イかされる寸前だったこと。

もともと性欲は強くなく、自慰も週に一、二回軽くクリをつまむぐらいだった詩音は、ここ数日の自身の痴態を受け止めきれないでいた。

一人では感じたことのない、強い快感で脳がクラクラとしてしまうあの感覚。

まるで、自分の身体が自分のものでなくなってしまうかのようだった。

武道を通じて、自身の身体と精神を御する心得を学んできたと思っていたのに、これでは格闘家失格だ。

すべては自身の弱さによるものだ、と詩音は考えていた。

よく言えばストイック、悪く言えば脳筋であった。

と、『ガーディアン』から貸与されていたスマートフォンがポケットの中で振動した。


詩音(救援信号……!?)


すぐさま思考を切り替え、詩音は信号が発信された地点へと向かった。

ダルフィ「あら、随分と可愛い子猫ちゃんが来たわねぇ」

詩音「止まりなさい! 抵抗するなら――!」

女隊員「う、うぐぅ……!」


駆け付けた先にいた人物は二人。

一人は、詩音が息をのむほどに凄艶な美女だった。

ウェーブのかかった金髪が、闇夜に浮かんで揺蕩っていた。

黒を基調としたドレスタイプの衣服は胸元が大きく開かれており、はち切れんばかりの乳房が溢れ出そうになっていた。

そこに引き寄せられてしまう視線を、詩音は無理やり引き剥がす。

もう一人は、その美女の足元に倒れこんでいた。

彼女の顔は知っていた。詩音と同じ地区の『ガーディアン』である。

彼女は倒れこんだまま、苦しそうなうめき声をあげていた。

そのお腹は、まさに臨月の妊婦のように大きく膨らんでいた。

彼女が妊娠していただなんて話は聞いたことがなかった。そもそも、彼女は詩音と同年代だったはずだ。


女隊員「う、産まれるぅ……! いやぁ、中で暴れないでぇ……!」

ダルフィ「ふふ、貴女も見てく? 一人の女が母になる、生命の神秘を感じられる瞬間よ?」

詩音「あ、あなたの能力!? 今すぐ止めなさい!」

ダルフィ「無理よ。私はただ植え付けるだけ。解放されるには産むしかないわ」

女隊員「ううぅ、いやぁ……助けてぇ……!」

詩音「っ……!」

ダルフィ「ふふ、そんなに苦しいなら、私が楽にさせてあげる」


金髪の女はそういうと、呻く少女の膨らんだお腹に、靴のヒールを突き下ろした。

静寂を引き裂くような悲痛な悲鳴に、女は恍惚とした表情を浮かべる。

加減などすることなく、まるでお腹を裂かんかとするようにヒールをグリグリと押し付けた。


女隊員「いやあああああああぁぁぁぁああ!!?」

詩音「や、やめろッ!!」

ダルフィ「大丈夫、私のベイビーはこんなので死ぬほどやわじゃないから」

女隊員「いやあああぁぁ! 産まれないでぇぇぇ!」


開かれた少女の股から、液体が勢いよく噴き出した。

そして、秘所を押し開いて、ソレが顔を覗かせた。


赤ん坊「おぎゃああ! おぎゃあああ!」

ダルフィ「あらぁ、可愛い赤ちゃんでちゅねー♡」


金髪の女は、産まれてきた赤ん坊を抱きかかえてキスをした。

赤ん坊を生んだ少女は、蛙のように脚をだらしなく広げたまま、身体をビクビクと震わせていた。

詩音(く、狂ってる……)


今まで数多くの能力者を見てきたが、ここまで狂った能力は初めて見た。

他人に無理やり赤ん坊を生ませるなんて、そんなもの生命への冒涜だ。

この異常な状況で、愛おしい我が子に接するように赤ん坊に頬をよせるその女に、詩音の背筋に冷たいものが流れた。


ダルフィ「貴女にも興味があったのよねぇ、有栖川 詩音」

詩音「ッ!?」

ダルフィ「近いうちに誰かのものになってしまうかもしれないし、気に入ったら私のコレクションに加えてあげましょう」

赤ん坊「おぎゃああああ!」

詩音「……!!」


女はそういいながら、腕に抱いていた赤ん坊を雑に放り投げた。

まるでチリ紙をゴミ箱へ放り投げるかのようなその気軽な動作に、詩音は一瞬呆気にとられた。

小さな体がぐるぐると宙を舞う。

そのまま、放物線を描いて地面へと落ちていく。

刹那、あたりに風が巻き起こった。

一瞬で加速した詩音が、地面に衝突する寸前の赤ん坊を受け止めた。

振り向き、女を睨みつける詩音の顔に、鋭いヒールが突き立てられた。

詩音はそれを裏拳ではじく。

弾き飛ばされた靴は彼方に飛んで行き、カランと音を立てた。


ダルフィ「やっぱり接近戦じゃ勝ち目薄ね」

詩音「ハアッ!!」

ダルフィ「グッ!?」


詩音の突きが女の腹に突き刺さる。

吹き飛んだ女の身体は壁に激突し、そのままずるずると地面に崩れていった。


詩音「この、クズが……!」


詩音は怒りを滲ませ、吐き捨てるように呟いた。

「クスクス、正義のヒーローさんは、随分汚い言葉を使うのね」

詩音「は……?」


倒したはずの女の声に、一瞬詩音の思考が停止した。

しかし、目の前でのびている女はピクリとも動かない、確実に気を失っている。

しかし、幻聴ではない。あの女の声がする。

詩音は、錆びた玩具のようにゆっくりと視線を下げた。

腕に抱えた赤ん坊が、妖艶に微笑んでいた。


ダルフィ「さぁ、運命のコイントスの時間よ。貴女はどっちを出すかしら」



詩音はどうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 ダルフィの分身を孕む
奇数 ダルフィの思うがままになる
※ゾロ目で回避

詩音「うぐぅぅ……!」


突然の腹痛に、詩音は顔をしかめた。

腕に抱かれていたはずの赤ん坊は、いつの間にか腕の中から抜け出していた。

脂汗を流しながら詩音が視線を上げると、そこには10歳前後の少女が経っていた。

靡くウェーブの金髪に、蠱惑的な笑みを浮かべる端正な顔立ち。

少女の裸体は、その幼さですでに女性らしい曲線を描き始めていた。

成長すればまさに、そこでのびている女とそっくりに成長するだろう。


詩音「これは、どういう……!」

ダルフィ「ははっ、受胎の方ね! おめでとう! これから貴女は、私の分身を産むことになるのよ!」

詩音「そんな……!」


痛みを増すお腹を抑えながら、詩音は気絶している『ガーディアン』の少女を見やった。

先ほど、詩音の目の前で出産を果たした少女は、以前として恍惚とした表情を浮かべたまま気を失っていた。

自身の未来の姿に、詩音はゾッと背筋を凍らせた。

なおも増していく痛みに狼狽しそうになりながらも、深く呼吸をして精神を落ち着かせる。


ダルフィ「あら、案外冷静なのね。私を産んだその子は泣き喚きながら許しを請うたのに」

詩音「こ、のっ……!」

ダルフィ「あら、怒らないでよ。あんまり激しく動いたら赤ちゃんが驚いちゃうじゃない」


そういって、少女は愉快そうにクスクスと笑った。

と、その意見に同調するように、詩音の内側からソレが小突いた。

ナカにいる。自分ではない、望んでいない異物が。

詩音の顔の血の気が引いた。今までの戦闘では味わったことのない恐怖に、吐き気が込み上げてくる。


ダルフィ「あっはは! 最高よその表情! ほら、早く無様に泣き喚いてよ! その顔を恐怖と屈辱でめちゃくちゃにしてよ!」

詩音「っ……!」


自身を奮い立たせるためにも、詩音は少女のことを強く睨みつけた。

いつの間にか、目の前の女――ダルフィは、詩音と同じぐらいの年齢に成長していた。

すでに手のひらには収まらないほどの胸を揺らしながら、ダルフィが余裕気に問いかける。


ダルフィ「さぁ、どうするのヒーローちゃん。その身体で戦ってもいいけど、私を殺したってお腹の中の子は消えてなくなったりしないわよ?」

詩音「はぁ、はぁ……」


どんどん重く、膨らんでいくお腹をさすりながら、詩音は活路を見出そうと必死に頭を回す。


詩音「たとえ、どんな絶望的な状況でも……ヒーローは、あきらめない!」



詩音VSダルフィの勝負の行方は? ↓1コンマ一桁
偶数 ダルフィ(少女)は倒すことができる
奇数 ダルフィ(少女)すら倒すことができない

また、コンマ一桁が1~2で、第三者が助けに来る

ダルフィ「ほらほら、さっきまでの威勢はどうしたのよ! ノロすぎて欠伸が出るわ!」

詩音「このっ……!」


突き出した拳は、あと少しのところでかわされてしまう。

痛みを集中で誤魔化そうとしても、体内からもたらされる未知の痛みには耐性がなく、集中を乱される。

そもそも、身体のバランスが普段とは大きく違う状況では、繰り出す技の練度はどうしても落ちてしまう。

そして、なにより。


詩音(こいつ、素人の動きじゃない……! そういう訓練を受けてる!)

詩音「くっ……!」

ダルフィ「ふふ、そんなに苦しいなら、早く産まれてくるように私が手伝ってあげましょうか」


そういいながらダルフィは、足元に転がっていた靴に器用に足をはめ込んだ。

それは、先ほど詩音が弾き飛ばした靴だった。

詩音の攻撃をかわしながらも、靴を拾えるようにうまく動いていたのだ。

ダルフィの放った鋭い足蹴りが、詩音のお腹に突き刺さった。


詩音「ぐあああああああぁぁぁぁぁあああ!!!」


堪えきれず、叫び声をあげてしまった。

そのまま、詩音は崩れるように膝をつく。

すでにお腹ははち切れんばかりに膨らんでおり、トップスがめくれて肌がさらけ出されていた。

呼吸は荒くなり、青くなった顔には脂汗が浮かんでいた。

ダルフィ「貴女、処女?」

詩音「はぁ、はぁ……!」

ダルフィ「あはは! じゃあ、あなたの処女膜を破るのはこの私ね!」

詩音「この、このっ……!」

ダルフィ「安心して? 私を産むときは特別に、強い快感を伴うのよ? 出産アクメじゃなきゃ満足できない身体になっちゃうかも!」

詩音「この、いや、いやああぁぁ!! う、産まれないでぇ!!」

ダルフィ「ほら、産め、産め!」

詩音「いやああああぁぁぁぁぁ!!」


ついに、詩音は悲痛な叫び声をあげた。

その様子を見ながら、心底おかしいというようにダルフィは腹を抱えて笑った。

詩音の瞳から、大粒の涙がこぼれ始める。

どんな時も決して諦めないという誓いは崩れ去り、詩音はいやいやと子供のように首を振り出した。

しかし、どれだけ泣き叫んだところで、現実は変わらない。

もぞもぞと胎内でうごめくソレに、詩音の恐怖はピークに達する。

嗜虐に口元を歪めるダルフィは、詩音が屈服する瞬間を今か今かと待ちわびていた。



そして…… ↓1コンマ一桁
1~4 第三者が助けに入る
5~0 そのまま出産してしまう

詩音(もう、ダメ……! う、産まれちゃう……!)

詩音(い、嫌だ、こんなの……! 誰か、誰か助けてっ!!)


陣痛に必死に耐える少女は、ただ祈ることしかできなかった。

泣きながら助けを求めるその姿は、ヒーローではなく、ただの非力な少女でしかなかった。

ダルフィが、嗜虐に満ちた笑みを浮かべる。

もう少しで、新たなる生命の誕生とともに、一人の少女が終わる。



巫姫「詩音から離れろおおおおおぉぉぉぉ!!!」

ダルフィ「あ?」



後ろから走ってきた少女を、ダルフィはひらりと交わした。

少女はそのまま、詩音の元へと駆け寄る。


巫姫「詩音、大丈夫!?」

詩音「み、き……!」

ダルフィ「なに? 飛び入り参加? 貴女じゃ興ざめもいいところだけど」

巫姫「よくも、私の詩音を……!」


飛び込んできた黒髪の少女――巫姫は、ダルフィを睨みながら詩音のお腹に手を添えた。

はち切れる寸前まで膨らんでいた詩音のお腹が、ゆっくりとしぼんでいく。

そしてそのまま、元の引き締まったくびれに戻った。

ダルフィ「は――?」

巫姫「能力により身籠った子供なんて、『異常』でしかないでしょ」

詩音「み、巫姫……」

ダルフィ「よ、くも……私のベイビーをッ!!」


突如、憤怒の表情を浮かべたダルフィは、巫姫目掛けて駆けだした。

その速度に、巫姫は反応できなかった。

首から上を吹き飛ばす勢いで、先の尖った靴の先端が巫姫の顔面に迫る。

その足首を、詩音が掴んだ。


巫姫「――!?」

詩音「私の親友に、手を出すなッ!!」

ダルフィ「グフッ!?」


詩音のまっすぐ伸びた美しい蹴りが、ダルフィの顎を下から突き上げた。

綺麗な放物線を描いて、ダルフィの身体は地面に落ちた。

仰向けに転がったダルフィの大きすぎる爆乳が、自重で左右に垂れて広がった。

巫姫「はぁ、はぁ……」

詩音「巫姫……どうして……」

巫姫「ふふ、詩音のことは、なんでも分かるのよ……」


実のところ、巫姫が詩音の居場所を知ることができたのは、巫姫が勝手に詩音のスマホにダウンロードした位置情報傍受アプリのおかげなのだった。

裏路地で留まっている詩音にもしものことがあるのではと神社を飛び出したのだが、詩音がそんなことを知る由もなかった。


詩音「巫姫……ありがとう……!」

巫姫「ひゃんっ!?」


腰を抜かしたまま立てないでいた巫姫の身体を、詩音は強く抱きしめた。

巫姫は突然のことで目を回していたが、そのままおずおずと詩音の背中に腕を回した。


詩音「私、もうダメかと思った……心が、折れちゃってた……」

詩音「私はヒーローになるって、誓ってたのに……怖くて、戦うことを諦めてしまったの……」

詩音「巫姫が助けに来てくれなかったら、私……」

巫姫「そんな、何言ってるの……さっきだって、私のことを守ってくれたじゃない」

詩音「巫姫……」

巫姫「詩音はいつだって、私の王子様よ」

詩音と巫姫は抱きしめあったまま、少しの間お互いを見つめあった。

詩音の意志の強そうな瞳と、巫姫の穏やかな瞳に、互いの瞳に移りあう。

そのまま、巫姫は詩音に顔を近づけた。

唇が重なる。

ほんの数秒が、とても長く感じる。

柔らかな感触が離れていくことに、物寂しさを覚えてしまった。


巫姫「ねえ、詩音……」


普段は穏やかに細められる瞳が、力強い意志を宿していた。


巫姫「もう、ヒーローに憧れるのはやめて」



詩音はどうする? ↓1~3 コンマ最大
1.諦める
2.諦めない

詩音「……ごめんなさい、巫姫。それはできないわ」

巫姫「……」

詩音「さっきだって、すごく怖かった。今までだって、逃げ出してしまいたくなることは何度もあった」

詩音「でも、ヒーローに憧れたことを後悔したことは一度もない」

詩音「だってそのおかげで、みんなを……巫姫を守れたんだもの」

巫姫「詩音……」

詩音「私はこれからも、自分の大切な人を、誰かの大切な人を守っていきたい。それが、私の幸せなの」


巫姫の瞳からこぼれる涙を、詩音は指で拭った。

かつて、無理やり犯されかけた相手だというのに、こうして愛おしく感じてしまう私はおかしいのだろうか。

それでも、今ならはっきりと言える。

有栖川 詩音にとって、神野 巫姫は大切な存在の一人だと。


巫姫「……まあ、そう答える詩音だから、私は好きになったのよね」

詩音「あはは……ありがとう」

巫姫「……」

巫姫(ダメだ……このままじゃいつか、私は詩音を永遠に失ってしまう)

巫姫(ヒーローなんて、絶対に諦めさせてやる。もう、私以外は何も見れなくなるように、深くまで……)


最愛の人と抱きあいながら、巫姫はどす黒い闇を腹の底に抱えていた。



【第5話 勝利】

詩音の巫姫に対する愛がさらに深まりました。

※巫姫は百合枠の敵キャラのため、今回妨害(助け)に入りましたが、
 男の敵キャラとのイベント時は巫姫が出てくることは基本ありません。
(敵のキャラ設定による)

次の敵能力者を決めます。


↓1~5コンマ最大
ただし、このレスから15分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定(内容変えます)
偶数 対等、または詩音有利からスタート
奇数 詩音不利からスタート

【名前】 織田 項羽
【年齢】 33
【容姿】 無精髭を生やして着流しを着たボサボサ髪の男、身長は2メートルを越えた巨漢
【性格】 元々は無口なお人好しだったが今は狂っている
【能力】 ありとあらゆる武器や武術を使える
【悪事の内容】 決闘と称して強そうな人を襲っている
【その他】 能力に目覚めた時にあまり武術や武器に関することのの情報量に人格が崩壊して狂ってしまった人

【名前】 瀬戸 正美
【年齢】 17
【容姿】 中性的 ポニーテール 
【性格】 快楽主義者
【能力】  自身の性別を自由自在に変える
【悪事の内容】 レイプ、逆レイプ、痴漢、露出など
【その他】 本当の性別がどちらかは自分でもわからない

とある高層マンションの一室。

ところどころにセンスのよいインテリアが置かれているリビングには、酒の空き缶や弁当ガラなどのゴミが散乱している。

薄暗い部屋の中で、ディスプレイの青白い光だけがあたりを照らしていた。

その画面を、一人の男がつまらなそうな顔で眺めていた。

見るからに不健康そうな、でっぷりと肥えた身体をしていた。


女社長「んほっ、れろ、ぢゅぷ……んれろぉ……♡」


机の下では、四つん這いになった全裸の女が、男の股座に顔を埋めるようにしてチンポを頬張っていた。

女は目隠しをされ、アナルにはブタのしっぽ型のプラグを挿し込まれていた。

その女は、この部屋の本来の家主であった。

仕事一筋で、男相手に媚びへつらうなんて反吐が出ると言っていた、プライドの高い女だった。


女社長「あぁん、ご主人様ぁ……お願いしますぅ、この逞しいおチンポ様で、私の卑しい雌豚マンコを躾けてくださいぃ♡」


女はよだれを垂らしながら、甘えた声でおねだりする。

永益「あぁん? うるせえなぁ、ペットがご主人様に指図してんじゃねえよ!」

女社長「ふがぁ!?」


男の芋虫のような二本の指が、女の鼻をフックの持ち上げた。

気の強そうな端正な顔が歪み、マヌケな豚顔を曝す。

そして、男はそのまま『能力』を発動する。


女社長「んほおおぉぉ!!?♡ ぶひぃ、ぶひいいいぃぃぃ♡♡」


女の瞳がグルンと裏返る。鼻の下を伸ばし、みっともなく口を開いて豚のような喘ぎ声をあげた。

濡れそぼったマンコから、ピュッピュと嬉ションのような愛液が飛び散る。

女の理性は、完全に破壊されてしまっていた。もはや、目の前の男に極上の快楽を与えてもらうことしか頭にない。

なおも歓喜の声を上げ続ける豚に特に興味を示すこともなく、男はマウスのスクロールホイールを転がす。


永益「ん……?」

『〇〇市の女子高生ヒーローが可愛すぎるwwwwwwww』

永益「ほぉん……こいつはいいな」


新しい玩具を見つけた男は、豚のような顔に下卑た笑みを浮かべた。

巫姫「じゃあね、詩音。また明日」

詩音「ええ、またね」

巫姫「……ちゅっ」

詩音「ちょ、ちょっと! やめなさいよ!///」

巫姫「ふふっ」


ダルフィとの戦闘からしばらくして。

いつも通り学校を終えた詩音は、巫姫と挨拶をして別れた。

別れ際、頬にキスされてしまった詩音は、顔を真っ赤にしたまま校門を抜けた。

人に見られたらどうするんだ、などと怒ってみるものの、そもそも巫姫からのキスを当たり前のように受け入れてしまっていることに詩音は自省した。

先日の一件で、以前と同じぐらい、いや、以前よりもさらに距離が近くなった気がする。


詩音(こんなんで、私いいのかなぁ)


そう思うものの、巫姫のことを強く拒めないでいる詩音であった。



先日の一件といえば。

あの金髪の爆乳女――ダルフィは、裏の世界では有名な犯罪者のようだった。

警官や『ガーディアン』の実力者が何人も敗れ、あの女のハーレムに加えられていたらしい。

詩音も、巫姫が助けに来てくれなければ、今頃あのイカれた女のコレクションの一人となっていただろう。


詩音(そんなやつが、なんで私のことを知っていたの?)

詩音(私、本当に、このまま『ガーディアン』を続けてていいのかしら……)



永益は詩音をどうやって陥れようとするか ↓1~3コンマ最大
1.大胆にも正面から詩音を襲う
2.電車に乗っているところを痴漢する
3.一般人を装って話しかける
4.自身のペットの女を利用して詩音をおびき出す。
5.その他

3

女社長「た、助けてください!」

詩音「え、ちょ、どうしたんですか!?」

女社長「わ、私の友人が、男に襲われてるんです! 能力者で、私、助けられなくて!」

詩音「……!」


帰宅中、突如脇道から飛び出してきた女性が、詩音に縋るようにして助けを求めてきた。

年齢は三十代前半といったところだろうか。大人びた、とても綺麗な女性だった。

女性は混乱したような様子で、必死に詩音の腕を引っ張っていた。

香水をつけているのか、振り乱された髪から、心地よい甘い匂いがした。


女社長「と、とにかく早く来てくださいっ!」


女性はそういって、詩音の身体を裏路地に引きずり込もうとする。



詩音の反応 ↓1コンマ一桁
偶数 女のことを不審に思う
奇数 そのまま助けに向かう

ゾロ目効果はあるのか?

※ゾロ目により詩音有利判定強化です

―――――――――

詩音「ちょっと待ってください」

女社長「えっ?」

詩音「なんで私に助けを求めたんですか?」

女社長「な、なんでって……すぐそこに、あなたがいたから」

詩音「でも、私は見ての通り女子高生ですよ? 普通は、警察を呼んでもらうなり、他の人に助けを求めるなりするんじゃないですか?」

女社長「そ、それは……そう! 以前、あなたが『ガーディアン』として街で戦ってるのを見て、それで!」

詩音「だったら、なんでさっきそのことを言わなかったんですか?」

女社長「っ……!」


詩音は女の腕を振りほどき、警戒するように脚を引いた。

女が妙な真似を見せたら、即座に反応できるように構える。

女は詩音に拒絶されたことに狼狽し始めた。そして、頭を抑え、ヒステリックに叫んだ。


女社長「なんでもいいから早くこっちに来なさいよ! じゃないと、私がご褒美をもらえないじゃないっ!!」

詩音「え?」

女社長「あ、ち、ちがっ……!」

女「いやあぁん!!♡」


詩音 女社長「「!?」」

永益「何トロトロやってんだお前。ホント、オナホとして以外何も役に立たねえな」パンパン!

女「おひっ♡ あ、しゅご、しゅごいっ、んほぉお!♡」

女社長「あ、ぁ……ごめんなさい、ご主人様っ……!」

詩音「こ、こんなところで何してるの!? 早くその女性を解放しなさい!」

永益「あぁ? 何勘違いしてんだよ。こいつは自分から望んで俺に犯されてるんだぜ?」

女「おほぉ!♡ そこ、いいぃ、きもぢいいぃ……!♡」


腕を掴まれバックで犯されている女は、蕩けきった雌の表情を浮かべていた。

分厚い腰が打ち付けられるたびに、女の胸が前後に揺れる。

その光景に、詩音は視線が外せなくなってしまう。

詩音に助けを求めた女が、男の元に向かって駆け出した。


女社長「ご、ご主人様、私にもお恵みを……!」

永益「おつかいひとつろくにこなせねぇバカが調子に乗るんじゃねえ!」

女社長「きゃあっ!?」

詩音「!?」

女の頬に、男は容赦ないビンタを放った。

女が倒れこむ。詩音は腰を落とし臨戦の構えをとった。


詩音「今すぐやめなさい! じゃないと、無理やりやめさせるわよ!」

永益「だから、これは無理やり犯してるんじゃねぇって言ってるだろ!」

詩音「同意の上だろうが何だろうが、公然の場でそんなふしだらな行為は法令違反よ! いいから止めなさい、警察呼ぶわよ!」

永益「チッ、ガキのくせにうるせぇな。分かった、やめてやるよっ!」ズパン!

女「あひいいいいいぃぃぃいいいいい!!?♡♡」


男は一際強く腰を打ち付け、女は背中を大きく仰け反らせた。

男は一物を女から抜き取った。支えを失った女がその場に倒れこむ。

なおもいきり勃った肉棒は、天に向かって反り返り、白濁液にまみれてドロドロになっていた。

初めて見る勃起した男のソレに、詩音は身の毛をよだたせた。

詩音「こ、このクズ……!!」

永益「ほら、これでいいよな?」

詩音「……そのまま、動かないで。もうすでに警察には通報済みよ」

詩音「あなたたちが本当に合意の上でそうしてたのかどうかは、しかるべき機関に判断してもらうわ」

永益「なんだ、結局疑うのかよ。正義のヒーロー様がそんなんでいいのか?」

詩音「一つだけ聞かせて。女なら誰でもよかったの? それとも、私を狙ってた?」


詩音の問いに、豚のような男はいやらしく口元を歪ませた。

そのおぞましさに、詩音は生理的な嫌悪感を覚える。

こいつが無理やり、何らかの方法で彼女たちをああいう風にしたのなら、こいつは女の敵だ。

人の尊厳を弄ぶ、最低のクズだ。


詩音(もし、少しでも不審な動きを見せたら、その瞬間にブッ飛ばす!)

永益「そんなに知りたいか?」

詩音「なんですって?」

永益「こいつらが自分の意志で犯されたがってたかどうか……テメェで試してみろッ!」ダッ!

詩音「っ……!」


肉団子のような男が、詩音めがけて突進してきた。


どうなる? ↓1コンマ一桁
1~5 そのままノックアウト
6~8 殴り飛ばせるが、フェロモンで発情
9~0 フェロモンで発情してしまい捕まる

3

ぶよぶよとした腹を弾ませながら、大柄な男が迫ってきた。

ただ、動きがのろい。

近接戦において質量差の大きすぎる相手は危険だが、詩音においてはその心配は無用だ。

一撃で沈められる。

男が射程圏内に入ったタイミングで、詩音は拳を引き、小さく息を吸った。

ドクン、と心臓が大きく脈打った。

鼓動が高鳴り、下腹部がキュンキュンと甘痒い疼きを発し始める。


永益「オラァ!」

詩音「――!? ハァッ!!」

永益「ゴハッ!?」


分厚い肉の鎧に、詩音の鋭い突きが食い込む。

男の巨体が、そのまま後ろに倒れこんだ。

しかし。


永益「ガフッ、この、痛えじゃねえかクソ!」

詩音(一撃で仕留められなかった……!?)

永益「ガキのくせに、ふざけやがって……! どっちが上か教えてやる!」


そう悪態をつきながら、男はよろよろと立ち上がった。

心拍数の上昇により、詩音の呼吸が荒くなる。

おかしい。どう考えても、こんなに息が荒くなるほどの消耗はしていないはずなのに。

赤らんだ肌に、玉のような汗が浮かび始める。

胸を締め付けるようなもどかしさに、詩音は無意識に腰をよじらせていた。

構えが崩れる。全身に、思うように力が入らない。


詩音「はぁ、はぁ……やっぱり、これ、あなたの能力ね……!」

永益「グフフ、どうだ? 自分から喜んで抱かれるこいつらの気持ちが分かってきたか?」

詩音「ふざけないで! あなたみたいな不潔な男なんて、触られるのもお断りよ!」

永益「な、んだとぉ!? メスガキが、調子に乗ってんじゃねえぞ!」

詩音(来る……!)


どうなる? ↓1コンマ一桁
1~3 そのままノックアウト
4~7 ダメージを与えられるが、徐々に発情していく
8~0 発情して、その場に膝をついてしまう

激昂した男が、詩音めがけて一直線に走ってくる。

あまりにも愚直な攻め方だった。


詩音(一撃で倒せないなら……!)

詩音「ハァ!」

永益「グハッ!?」

詩音(まだよ!)

詩音「ハッ、セイッ、タァ、ハアッ!」

永益「ゴフッ、ゲホッ、こ、この、やめっ……!」


詩音の流れるような連撃が、男の肥えた腹に叩きこまれていく。

怒りをたたえていた男の表情が、次第に苦悶に歪んでいく。

詩音の心拍数に合わせて、身体の芯を蕩かすほどの衝動がどんどんと高まっていった。

しかし、それを上回る武闘家としての高揚で、肉欲を強引にねじ伏せる。

昂るままに、詩音は雄叫びを上げ、拳を叩きこみ続けた。

詩音「オラアアアアアアアアアァァァァァ!!」

永益「オオオオォォ!!? もう、許しっ……!」

詩音「オラァ!!」

永益「ゴハァ!?」


男の巨体が宙に浮いた。

そのまま、ドシンと地面に沈む。

男は白目を向き、泡を吹いて気絶した。


詩音「ハァ、ハァ……」


詩音は荒い呼吸を整えながら、昂った身体と心を鎮めるのに努めた。

全身が熱い。大量にかいた汗によって、制服のシャツが濡れてインナーが透けていた。

そして、スカートの中のショーツは、汗ではない体液によってぐっしょりと濡れていた。



【第6話 勝利】

その夜。


詩音「ん、ふぁ……ぁく……♡」


電気を消した自室で、詩音は自らを慰めていた。

男が警察に連れ去られていったあとも、少女の火照りが鎮まることはなかった。

日課である道場での鍛錬もサボり、帰宅するとそのまま自室に駆け込み、そして現在に至る。

最初は、いつものように触れるか触れないかの弱さでクリトリスを転がすだけだったが、甘く痺れるような快感に焦らされるだけで、余計胸は苦しくなるばかりだった。

自らの快感に突き動かされるままに、詩音は手を動かした。

胸をはだけさせ、ちょうど手のひらに収まるほどの乳房を揉みしだいた。

そして、もう片方の手で、秘所に指を掻き入れ膣壁をほじった。

膣内はすでに蕩けそうなほどに熱くなっており、とめどなく滴ってくる愛液を擦り付けるように詩音は指を掻き回した。

喘ぎ声が漏れてしまわないように、ベッドのシーツを噛む。


詩音「ん、ふぁああっ……!♡」


それでも、絶頂を迎える瞬間だけは、声を堪えることができなかった。

これで四回目の絶頂。それでも、情欲の炎はジリジリと芯を焦がしていた。


詩音(ダメだ、もっと、もっとキモチよくなりたい……!)

詩音「ふーっ、ふーっ♡ ん、あぁ……♡」


それまで、自分では怖くて触れられなかった深いところにまで指を差し挿れる。

瞳が潤み、視界がぼやける。

夢中になって快感を貪る少女は、脳内に思い描いた光景をそのぼやけた視界に映し出していた。



詩音がオナニーしながらしていた妄想は? ↓1~3コンマ最大
1.ネットで見つけた普通のエロ動画
2.男たちに無理やり犯される姿
3.巫姫とまぐわう姿

巫姫『ふふっ……詩音、かわいいわ……』

詩音『あっ、ああっ♡ イく、私、もう……!』

巫姫『うん、いいよ、イって? 詩音が気持ちよさそうにイくところ、ちゃんと見ててあげるからね』

詩音『やっ、あん、ひゃんっ♡ み、巫姫……!』

巫姫『好きよ、詩音……誰よりも、愛してる……』

詩音『わ、わたしも、巫姫のこと――』


詩音「っっ~~♡♡」


背中を仰け反らせながら、詩音は何度目かの絶頂を迎えた。

ぐったりと身体を横たえながら、腕を目の上に乗せる。

詩音が熱い吐息を漏らすたびに、胸が上下に動いた。


詩音「みき……」


無意識のうちにその名を呟いたあと、詩音の意識は深く沈んでいった。


――――――――

※第6話が終わって、特殊イベントに入ります。
 直前の安価結果により、巫姫イベントです。

詩音「んぶぅ!? げほっ、げほっ!」

巫姫「ふふっ」


飲んでいたジュースを噴き出した詩音のことを、巫姫は微笑ましく眺めていた。

顔を赤くした詩音が、巫姫の方を睨みつける。


詩音「あなた、今なんて言った?」

巫姫「今度の土曜、デートしましょう?」

詩音「……よくもまあ、平気な顔してそんなことが言えるわね。あなた、私に何をしたか忘れたわけじゃないでしょうね?」

巫姫「覚えてるわよ、何もかも。むしろ、詩音のほうこそ、ちゃんと覚えてる?」

詩音「っ……!」


そういいながら、巫姫はその白い指で詩音の指をつう、となぞった。

艶めかしいその指の動きに、詩音は咄嗟に手を引っ込める。

そんな詩音の様子を、巫姫はにこにこと見つめていた。

三年間、ずっと見てきた、詩音の好きな親友の笑顔だった。


詩音「……」

巫姫「で、どうする? 何か先約があるかしら?」


まるで先約がなければ応じるだろうという問いかけに、詩音は顔をしかめる。

そして、不服なことに、その日は先約などないのだった。



巫姫と詩音のデート。どこに行く? ↓1~3コンマ最大
1.パフェがおいしいスイーツ専門店
2.前回と同じショッピングセンター
3.映画館
4.カラオケ
5.その他

デート当日。


詩音(というか、そもそもデートっていう表現がおかしいのよ)


そんなことを考えながら、詩音は待ち合わせ場所に向かっていた。

約束の10分前に着いたのだが、そこにはすでに巫姫が立っていた。

こちらに気付き、微笑みかけてくる巫姫の笑顔に、わずかに詩音の心臓が高鳴る。


詩音「……そういえば、いつも私より先に着いてるわよね、巫姫」

巫姫「ええ。詩音との用事はいつも楽しみすぎて、待ちきれなくなっちゃうから」

詩音「そ、そう」

巫姫「ふふっ、今日の詩音、いつもよりおしゃれさんね。デートだからって気合いを入れてくれたのかしら?」

詩音「はぁ!? そ、そんなんじゃ……!」

巫姫「かわいいわ、詩音」

詩音「っ~~!///」

巫姫「……」ジー

詩音「み、巫姫も、かわいいわよ」

巫姫「ふふっ、ありがとう!」


そうして、二人のデートは始まった。

今日は、巫姫が前々から気になっていたスイーツ専門店に行きたいとのことだった。

そういうお店なら、二人きりになることはないだろうと詩音は判断し、オーケーを出したのだ。

忘れてはならない。今目の前で楽しそうに笑っているこの女は、詩音が泣いてもやめることなく詩音を無理やり犯したのだ。


詩音(そう、たとえどんな事情があったとはいえ、巫姫のしたことは許されないわ。ヒーローは、決して情なんかで悪を許したりしない)

巫姫「はい、あーん♡」

詩音「は、はあ!? いきなり何!?」

巫姫「え? じっとこっちを見てたから、てっきりこのパフェが食べたいのかと……」

詩音「違うわよ! ていうか、仮にそうだとしても、そんな恥ずかしいことできるわけないでしょ」

巫姫「えー、恥ずかしくないわよ。これぐらい、女の子同士なら普通よ? ほら、あーん」

詩音「だからいいって」

巫姫「あーん」

詩音「……はむっ///」

巫姫「ふふっ、どう?」

詩音「……おいしいわよ」

巫姫「でしょう? ――むぐっ!?」

詩音「お返しよ。どう、感想は?」

巫姫「んぐ……すっごくおいしい!」

詩音「あっそ。よかったわね」


巫姫は満面の笑みを浮かべながら、ドデカい器に入った山盛りのカフェをがんがん掘り進めていく。

詩音はその様子を呆れた表情で見つめながら、先ほど巫姫の口に突っ込んだスプーンで生クリームを掬った。



詩音が食べたカフェ。細工はされていた? ↓1~3 コンマ最大
1.睡眠薬が盛られていた
2.媚薬が盛られていた
3.細工は何もなし
4.その他

3

パフェを食べながら、二人は他愛のない話をしていた。

授業中の先生の笑える話、クラスメイトに彼氏ができた話、昨日見たドラマの話。

あの一件以来、こうして腰を据えて話したことはなかったが、二人の会話は途切れることなく続いた。

巫姫の少しずれた返答に、つい以前の調子で返してしまいそうになる。

巫姫の穏やかな微笑みに、つい以前のように笑い返してしまいそうになる。


詩音(あぁ、なんで……)

詩音(なんでこの子といると、こんなに落ち着いてしまうのかしら。これも、巫姫の能力?)


巫姫にそんな能力がないことぐらい、詩音は知っていた。

巫姫自身が持つ、人間としての魅力、性質に、詩音は否応なしに惹かれてしまっていたのだ。


巫姫『やっぱり私たち、最高の相性よ?』


あの日、去り際に巫姫が残した言葉を思い出す。


詩音(もし、あんな無理やりな形じゃなくて……もっと、ちゃんとした形で巫姫の気持ちを知っていたら、私は……)

巫姫「……じゃあ、そろそろ出ましょうか」

詩音「……ええ、そうね」


パフェの器は、とっくのとうに空になっていた。

巫姫「……」

詩音「……」


二人は、無言で街中を歩いた。

なぜか巫姫がずっと黙っている。詩音は、自分から話題を振る気にはならなかった。

今回のデートの目的は果たしたのだし、これで解散ということになるのだろうか。

以前の二人なら、そんな流れにはならなかったが。

なんとなく物足りない気持ちになっていた詩音に、巫姫がようやく口を開いた。


巫姫「公園、寄っていかない?」

詩音「……ええ、いいわよ」

人一人分ほど間隔を空けて、二人は公園のベンチに腰を下ろした。

ふたたび、静寂の時間が始まる。

公園には誰もいなかった。風に吹かれて、木の葉がざわめく音が響く。

とうとう痺れを切らした詩音が口を開こうとしたとき、巫姫が先制するように呟いた。


巫姫「好きよ、詩音」

詩音「……」

巫姫「またそれかって思った? でも、これじゃあ全然足らないの。私のこの想いを伝えるためには、何度言っても言い足りない」

巫姫「好き、好きなの……胸が張り裂けそうなぐらい、あなたのことが好き」

詩音「……私は」

巫姫「お願い……もし本当に、詩音にまったくそのつもりがないなら、私のことを思いっきり拒絶して」

詩音「み、巫姫……」


ベンチに置かれた詩音の手に、巫姫が手を重ねた。

巫姫の方に振り向いた詩音の目を、巫姫はまっすぐに見つめた。

憂いを帯びた黒曜の瞳が揺れる。

薄く開かれた桜色の唇が、詩音のものと重ねられた。



詩音はどうする? ↓1コンマ一桁
偶数 拒絶する
奇数 受け入れる

このままHシーン突入?

※ゾロ目により詩音不利判定強化です

――――――――


詩音「ん、ちゅぷ、んぁっ……♡」

巫姫「れろ、むぐ……ちゅぱ、んちゅ……」


巫姫は詩音に寄りかかるように身体を預け、深いキスを交わす。

咥内に入ってきた舌を迎え入れるように、詩音は舌を絡めた。

粘膜同士がねっとりと触れ合う。互いに顔の角度を変えながら、より深く結びつこうと唇を貪る。

詩音は目を瞑りながら、巫姫と触れ合う感触だけを味わう。

巫姫のキスは、脳内で反芻していたよりもずっと優しく、ずっといやらしいキスだった。

詩音の頭に、ぼうっと靄がかかる。ふわふわとした高揚感に、全身がぽかぽかと温かくなっていく。


詩音(だめ……巫姫のキス、キモチいい……だめなのに、流されちゃう♡)

詩音「んちゅ、ちゅぱ……巫姫ぃ……♡」

巫姫「んふふ……詩音、かわいい……もっと、素直になってもいいのよ……?」

詩音「ら、らめぇ……んちゅ、むはぁ……♡」


二人は口を開け、舌だけを突き出して絡めあった。

自身がこんないやらしいキスをしているという事実に、詩音の顔がかっと熱くなる。

互いに互いの愛を確かめ合うように、唾液を混じり合わせ、飲み下す。

もう、言葉に表す必要がないほどに、詩音は雄弁に自身の気持ちを答えていた。

巫姫「詩音、大好きよ……詩音の正直な気持ちを、聞かせて……?」

詩音「はぁ、はぁ……すきぃ……私も、巫姫のことがすきなのぉ……♡」

巫姫「ッ!?」

詩音(言っちゃったぁ♡ ダメなのに、私もう、巫姫のこと拒めない……♡)


巫姫は詩音の身体を思いっきり抱きしめた。

そして、ここは自分のものだと主張するかのように、詩音の咥内を舌で激しく掻き回した。


詩音「っっ~~!!?♡♡」


長く空気が吸えないことと興奮により、頭が真っ白になっていく。

心理的なストッパーを外されたことにより、巫姫により与えられる快感がはっきりとしたものに変わっていった。


詩音「んん~~!!?♡♡」ビクンビクン!

巫姫「はぁ、はぁ……もしかして詩音、キスだけでイっちゃった?」

詩音「はぁ、はぁ……ん……」

巫姫「っ……!♡」ゾクゾク!」


蕩けきった表情でしおらしく頷く詩音に、巫姫の身体は歓喜に打ち震えた。

そのまま、痣を残そうかというほど強い力で、詩音の身体を抱きしめる。


巫姫「やった、やったわ……! 嬉しい、ずっと夢だった! 詩音、詩音……!」

巫姫「詩音は私のものよ……他の誰にも渡さない、私一人だけのもの……!」

詩音「巫姫……?」

巫姫「ねえ、詩音……私の家に来て? いいものを見せてあげる」


普段の柔和な笑みではない、獲物を狙い定めた女豹のような妖艶な笑みを浮かべる。

そういって笑う巫姫に何かうすら寒いものを感じながらも、詩音はその少女の放つ魔力のような色香に抗うことができなかった。



詩音が招かれた場所は? ↓1~3コンマ最大
1.巫姫の私室
2.巫姫と巫華のヤリ部屋
3.巫姫の調教用の特別部屋

1

この消費なら次の主人公いけるかな?

巫華「お帰りなさい、お姉――!?」

巫姫「ふふっ、ただいま、巫華」

詩音「……」


姉と一緒に帰ってきた人物を見て、巫華は言葉を失った。

詩音は、バツが悪そうに視線を伏せた。

その左手は、隣に立つ巫姫の右手にしっかりと握られていた。

互いの指を交互に挟みあった、いわゆる恋人繋ぎというやつだ。


巫姫「この前は、私のために協力してくれてありがとうね、巫華」

巫華「え、あ、あの……」

詩音「……」

巫姫「詩音、安心して? 今日は私一人だから。さ、行きましょう?」

詩音「……ええ」


二人は手を繋いだまま、巫華の横を通り過ぎていった。


巫華(すごい……お姉ちゃん、本当に有栖川さんと……)

巫華(有栖川さん……これから、お姉ちゃんにヤられちゃうんだ……)


生娘のように頬を赤らめていた詩音の顔を思い出しながら、巫華は身を捩らせた。

姉のもたらす快楽の味は、この身体が一番よく知っていた。

しかし、姉が想い人と結ばれた以上、自身が相手にされることは少なくなるであろうことに、巫華は物寂しさを覚えた。

詩音「ん、ふ、んちゅ……♡」


巫姫の部屋に入るなり、詩音はベッドの上に転ばされた。

覆いかぶさった巫姫から、キスの雨が降らされる。

溶け合うような優しいキスで、唇をついばまれる。

そして、巫姫は赤く染まった詩音の耳を唇で甘噛みする。


詩音「ひゃんっ!♡」


巫姫は器用に詩音の服を脱がせながら、身体のあちこちにキスをしていく。

首筋、鎖骨、胸、おへそ、お尻、太もも、そして――


詩音「んひゃあ!?♡ み、巫姫っ……そこ、らめっ!♡」

巫姫「ふふ、詩音のここ、かわいい……ふむっ、れろ……」

詩音「んひいいぃい!?♡」


ぷっくりと膨らんだクリトリスを、巫姫は優しく口に含みいれた。

敏感になっているそこを、チロチロと舌先で転がした。

唇をつけ、軽く吸うと、詩音はかわいらしい悲鳴とともに身体を仰け反らせるのだった。


巫姫「それじゃあ、あの時の続きといきましょう? もう一生、私から離れられなくしてあげる……♡」

詩音「はぁ、はぁ……♡」


熱い吐息を漏らしながら、詩音は自身にまたがる少女を見つめた。

巫姫も、いつの間にか衣服を脱ぎ去っていた。

詩音の身体よりも滑らかな肉感の、艶やかな肢体が露になる。

人形のように長く綺麗な黒髪の少女は、妖しげな魅力を纏っていた。



巫姫は詩音をどう責めるか ↓1~3コンマ最大

>>277
+フィニッシュはお互いの覚悟を確認してこの日のために用意していた双頭ディルドで同時破瓜

>>278

こうしてまぐわいはじめて、どれほどの時間が経ったのだろうか。

すでに数時間は経過しただろうか。それとも、まだ数十分しか経っていないのか。

詩音は、時間の感覚すら分からなくなるほどに、巫姫に絶え間なく責め続けられていた。


詩音「んひいぃぃ!?♡ もう、やっ、あ、ああっ!♡」

巫姫「んちゅ、ぴちゃ……ふふ、もうイきそう?」

詩音「はぁ、はぁ……う、うん、イくっ、おねがい、もうイかせてぇ♡」

巫姫「ふふ、まだだーめ♡」

詩音「そんなっ……あ、あひぃ!?♡ んくぅ!♡」


ベッドのシーツにしがみつきながら、詩音は腰をガクガクと震わせていた。

そんな詩音の様子に構うことなく、巫姫は詩音の秘所に舌を這わせ続けた。

ぴちゃぴちゃと猫が水を飲むときのような音を立てながら、桜色の小さな舌を上下に動かす。

時折変化をつけるように、舌を割れ目に押し挿れたり、クリトリスに吸い付いたりした。

一見健気にも見えるその奉仕は、しかし詩音の理性を毒のように蝕み、少女の身体を決壊寸前にまで高めていた。

あと少しで絶頂に達することができる。その予感に、詩音は無意識的に歯を食いしばって衝撃に備える。

しかし、その来たるべき快感はいつまでたってもやってこない。


詩音「み、巫姫ぃ……な、なんで、いじわるするのぉ……! もう、イかせてよぉ……!」


だらしなくよだれを垂らし、瞳を涙で潤ませながら、詩音は懇願するような甘え声を出す。

その気になれば、詩音は自らの手で達することもできた。

純粋な腕力では詩音の方が遥かに上なのだから、巫姫に強引に言うことを聞かせることもできた。

頭が快楽でめちゃくちゃになってもなお巫姫に従っていたのは、巫姫ならば自分の知らない快楽を与えてくれることに気付いていたからだ。

巫姫の焦らしに耐えるということは、巫姫には逆らえないという楔を自らに深く突き刺していくということに他ならなかった。

そのことに巫姫は背中をゾクゾクと震わせながらも、決して我を忘れることなく詩音を焦らし続けた。

そうして。

巫姫は、とめどなく溢れてくる愛液にまみれた口元を拭った。そうして、改めて詩音と顔を向き合わせる。

詩音は、息も絶え絶えといった風に胸を上下させていた。

どんな凶悪な能力者にも勇ましく立ち向かうヒーローの顔はそこにはなく、涙やよだれでぐちょぐちょになった雌の顔があるだけだった。

詩音の蕩けた瞳は、巫姫のことしか映していなかった。


詩音「巫姫ぃ、みきぃ……♡」

巫姫「ふふっ、よく頑張ったわね、詩音……もうイきたい?」


頭を撫でながら問いかける巫姫に、詩音は数度頷き返す。

巫姫が顔を近づけると、詩音は誰に言われるでもなく舌を伸ばした。

お手を覚えた犬に餌を与えるように、巫姫はその伸ばされた舌を口に含んだ。

そのまま、二人は唇を合わせる。汗ばんだ少女たちの肌が密着する。

巫姫「詩音……まだ、ヒーローを続けたい?」

詩音「ぇ……?」


あまりにも唐突な問いかけに、詩音はしばらくその意味を理解することができなかった。

ヒーロー。詩音の憧れ。幼いころとある漫画を読んでから、それは彼女の夢になった。

幸運にも、彼女は特別な力に目覚めた。それは、走り続ければいつか掴むことができる未来だった。


詩音「ヒーロー……私は……」

巫姫「詩音の夢がとても大切なものだっていうのはわかってる。私も、誰かのために頑張る詩音が好きだし、その夢を応援したい」

巫姫「でも、詩音がこれ以上、危ないことをして傷つくところは見たくないの」

詩音「巫姫……」

巫姫「だからね、詩音」

巫姫「詩音は、『私だけの』ヒーローになって」

詩音「巫姫、だけの……」


巫姫はいつのまにか、手に何かを持っていた。

緩いカーブを描くそれはシンメトリーな形状をしていて、その先端には小さな返しがついていた。

それは、巫姫が詩音に助けてもらったその日から、今日という日のために用意しておいたものである。

自身の処女を最愛の人に捧げ、そして最愛の人の処女を自身が奪うためのもの。

男性器を模した先端を、詩音は自らの秘所に押し当てる。

そして、もう片方の先端は、ぐちょぐちょにほぐれ切った詩音の秘所にあてがわれた。


巫姫「私は、あなただけのものになるわ。だから、詩音……あなたも、私だけのものになって」



そして、詩音は……
ゾロ目以外 巫姫を受け入れる
ゾロ目で……

詩音(ヒーロー……巫姫だけの、ヒーロー……)


情欲に埋め尽くされた脳内で、詩音はその言葉を反芻した。

理性をグズグズに溶かされてしまった今の詩音では、その言葉の真の意味を理解することはできなかった。

だが、その単語の持つ響きだけが、詩音の脳内で反響する。

愛する人を守るヒーローでいられるのなら。

情欲に堕ちた今と、その夢を両立させることができるのなら。


詩音「な、なりゅ……わたし、巫姫だけのヒーローになりゅう♡」

巫姫「ッ!! ははははははははははははははははははははっ!!!」


狂気を孕んだ笑い声が、部屋の中に響いた。

詩音は目を見開き、口が裂かれたかのような大きな笑みを浮かべた。

そして、体重を乗せ、一気に腰を下ろした。


詩音「ひぎゅ――!?」

詩音「イグウウウウウウウウゥゥゥゥウウウウウ!!?♡♡」


ディルドの先端が子宮口にまで辿り着いたと同時に、詩音は深い絶頂を迎えた。

頭が弾け飛ぶかというほどの快感が爆ぜた。絶頂は一度では終わらず、小刻みな絶頂が絶え間なく詩音を襲った。

視界が白黒に点滅する。つま先から頭のてっぺんまで駆け抜けた快感に、詩音は人としての思考能力を失った。

詩音「んおおおぉぉおお!!♡ んおっ、んほおぉぉおおっ!!♡♡」

巫姫「詩音、しおんっ! もう誰にも渡さない! 私だけ、私だけの詩音っ!!」


破瓜の痛みなど気にも留めず、巫姫はがむしゃらに腰を振り続けた。

力づくで屈服させようかというように、一切の遠慮なしにディルドで最奥を叩き続ける。

あまりにも乱暴すぎる抽挿だが、限界まで高められていた詩音にとっては、その一撃一撃が精神を瓦解させるほどの威力を持っていた。

当然、巫姫に挿さっている方のディルドも奥深くにまで突き刺さることになるのだが、今の巫姫にとってはその痛みも甘露のような多幸感をもたらした。


巫姫「ほら、イって! 壊れちゃうぐらい、思いっきりイけッ!!」

詩音「あひいぃぃ!? ひ、ひぐっ、ひぐうううううぅぅぅぅううううう!!?♡♡」


瞳をひっくり返し、みっともないアヘ顔を曝しながら詩音は絶頂を迎えた。

そして、巫姫と同時に潮噴きをする。

愛液に混じった血が、ベッドに小さなシミを作った。

正真正銘、二人が深く結びついた証だった。


巫姫「はぁ、はぁ……詩音……好き、すきぃ……♡」

詩音「あひぇ……んあぃ……♡」


完全に理性の吹き飛んだ詩音の脳に、巫姫の言葉が呪いのように染み渡っていく。

手を握り合い、足を絡め合い、唾液を交換し合いながら、二人のまぐわいは日が昇るまで続いた。

それからしばらくして――


『昨日、〇〇市にて能力者の男二人が婦女暴行を働き、七人の犠牲者が――』


巫姫「あらあら、物騒な世の中ねぇ」

詩音「あん、あんっ……! 巫姫ぃ、よそ見しちゃ、だめぇ……!♡」

巫姫「ふふ、大丈夫よ。私が見てるのはあなただけだから」

詩音「うんっ……! あ、あぁん……!♡」

巫姫「私の愛しい詩音……詩音のことは私が守るから、私のことは、詩音がちゃんと守ってね?」

詩音「ええ、私が、巫姫を、守るぅ……!」


詩音「イっくうううぅぅ!!♡」


詩音「はぁ、はぁ……だって私は、巫姫だけのヒーローだから……」



【第6.5話 敗北】

詩音編はまさかのヤンデレズいちゃらぶセックス堕ちエンドでした


新しい物語の主人公を決めたいと思います
(詩音編が想定より長くなったので気持ち難易度を上げようか考え中です)


↓1~7からよさげなものを>>1が選びます
ただし、このレスから30分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、その時点までに投稿されたレスの中から決定

性別は♀、身分は高校生で固定で

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【学年】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

【名前】赤崎 蘭奈 あかさきらんな
【学年】2年生
【容姿】赤髪ミドルヘアの元気っ子 身長は普通で胸と尻はとても大きめ
【性格】いつも笑顔で大らかで元気 細かいことは気にしない
【能力】手から放つエネルギー光線 名付けてランナビーム
【その他】いちいちアクションが大きいので服の上からでもわかるわがままボディが躍動しまくりで男子の目の毒だけど本人はあんまり気にしてない

【名前】睦月薫(むつき かおる)
【学年】2年
【容姿】黒髪のポニーテールの凛とした感じの美少女。スタイルがよく胸のサイズはFカップ(成長中)
【性格】真面目でリーダーシップがあり、柔軟な発想ができるタイプ。ただし、厳しい所もあり、負けず嫌い
そんな彼女は根は優しく内面はかなり乙女。
【能力】剣を作成する(剣限定だが数は無限)
【その他】実家は剣の道場。厳しい祖父に剣道を教えられた。家族は祖母、祖父、父、母、姉の6人家族。
彼女自身は男勝りな所もあり、男口調。家事はあまり得意ではない

【名前】蔭山 瑞希 (かげやま みずき)
【学年】1年
【容姿】制服の上にパーカーをきていてる、胸はやや小振りで銀髪ショートヘア
【性格】基本誰にでも敬語で話し、気さくな性格
【能力】影を操れる
【その他】敬語を使ってはいるが真面目な訳ではない、他人の恋愛ネタには敏感だが自分には疎い

前のレズパート苦手な人いる?
俺はなんか見ててつらかった……

今後もレズプレイされるの……?

たくさんありがとうございます。
悩みましたが>>293で。


【名前】赤崎 蘭奈 あかさきらんな
【学年】2年生
【容姿】赤髪ミドルヘアの元気っ子 身長は普通で胸と尻はとても大きめ
【性格】いつも笑顔で大らかで元気 細かいことは気にしない
【能力】手から放つエネルギー光線 名付けてランナビーム
【その他】いちいちアクションが大きいので服の上からでもわかるわがままボディが躍動しまくりで男子の目の毒だけど本人はあんまり気にしてない


簡単なプロローグの後に本編です。

磨かれた床をシューズが蹴るときの摩擦音。叩き付けられたボールが床を震わせるときの振動音。

そして、高い天井にまで届くほどの若者たちの活気ある声。

体育館では、その日の勉学を終えた学生たちが青春の汗を流してた。


蘭奈「おらおらおらぁー!」


その中でも一際大きな声を出す少女――赤崎 蘭奈は、鮮やかなドリブルで少女たちを抜き去っていく。

彼女の弾むようなボールさばきに、体育館中の生徒の注目が集まる。


「今日も一段と弾んでるな」

「ああ、すげぇ弾みっぷり……ばるんばるんだ」

「ほどほどにしとけよ。また女子にあーだこーだ言われるぞ」


蘭奈「しゃー! シュート!」


額の上から放たれたボールは綺麗な放物線を描き、網の張られたリングに吸い込まれるように入っていった。

小さなガッツポーズとともに、蘭奈は心から嬉しそうな笑顔を浮かべた。

その純粋無垢な笑顔に、邪な目で彼女を見ていた少年たちの頬が赤く染まる。

いろんな意味で、健全な男子高校生には彼女は刺激が強すぎた。

だが、当の本人は彼らをやきもきさせている自覚などこれっぽっちもないのだった。

と、蘭奈の手首にまかれていたリングが淡く点滅しだした。

蘭奈が確認するように視線を落とす。すると、リングから放たれた光が虚空に地図を浮かび上がらせた。


蘭奈(救援信号!?)

蘭奈「みんな、ごめん!」

「え、ちょっ……! 気を付けてよ!」


蘭奈は体操着と室内シューズのまま体育館を飛び出した。

その幼い顔立ちや平均的な身長からは想像できないほどの、豊満すぎる二つの果実が揺れる。


蘭奈「みんなどいてええ! 危ないぞおおおお!!」

蘭奈「ランナ・ビームッ!!」


蘭奈は両腕を勢いよく後ろに振り、その反動を利用して高くジャンプした。

そして、後ろ斜め下に向けられた少女の手のひらから、眩い白の光線が放たれた。

そのまま遥か上空まで飛び立った彼女の身体は、地上からは豆粒ほどの大きさにしか見えなくなった。

鉱石男「オラァ! 宝石だよ宝石! いいから宝石100万カラット持ってこいッ!」


全身が鉱石で包まれた男が、石器時代のナイフのような石をギラつかせながら凄む。


蘭奈「あああああああああああ!! かんねんしろおおおおおおお!!」

鉱石男「ん、どこからか声が……んなぁ!?」

蘭奈「ランナ・パンチッ!!」

鉱石男「ギャア!?」


突如空から降ってきた少女が、光り輝く拳で岩男を粉々に砕いた。

中から、ボクサーパンツ一丁の細身の男が現れる。

男はそのまま、白目を向いて前に倒れこんだ。

ぽふっ、と優しく包み込むようなソレが、男を顔面から受け止めた。


蘭奈「おわっ!? ……これで一件落着、かな?」


そう言って彼女は、はにかみながら観客たちにピースを送った。



【蘭奈編プロローグ サクッと勝利】

蘭奈と戦う最初の能力者を決めて今日は終わります。


↓1~5コンマ最大

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または詩音有利からスタート
奇数 蘭奈不利からスタート

蘭奈(今日も一日楽しかったなぁ~)


鼻歌でも歌い出しそうなほど満ち足りた笑顔を浮かべながら、蘭奈は家への道を歩いていた。

部活のバスケでは身体を思う存分動かせたし、部活終わりのマックでの友達とのおしゃべりはとても盛り上がった。

英語の小テストでは悲しい点数をとってしまったが、それはもういいのだ。次はちゃんと頑張ればいい。

なんてことはない平凡な日常だったが、蘭奈はそんな日々を楽しく過ごしていた。


正美(おっ……これはまた、一段とかわいらしい子がいるね)


そんな蘭奈を見かけて、一人の人物が足を止めた。

腰のあたりまで伸ばしたポニーテールが目を引く中性的な若者だった。

その線の細い甘い顔立ちは、危険と分かっていてもつい惹かれてしまうミステリアスさがあった。


正美(あんなワガママボディのくせに、何にも知らなさそうな顔してるなぁ)

正美(ああいう子には、いろいろと教えたくなっちゃうな……決めた、今日はあの子にしよう)


中性的な容姿に似つかわしくない下卑た考えを浮かべながら、その人物は蘭奈の後をつけて歩き出した。

長いポニーテールを揺らしながら、彼――あるいは彼女は、舌なめずりをした。



正美は何をする? ↓1~3コンマ最大
1.ナンパ
2.痴漢
3.露出
4.犯そうと襲い掛かる
5.その他

また採用レスのコンマ一桁
偶数 男で接触する
奇数 女で接触する

正美「ねえ君、少しいいかな?」

蘭奈「え、は、はい」


突然見ず知らずの人に話しかけられ、蘭奈は戸惑いながらも返事を返す。

長いポニーテールを揺らしていたので最初は女の人かと思ったが、改めて見てみておそらく男性だろうと蘭奈は考えた。

とても綺麗な顔立ちをしているが、体格や顔の輪郭などから、なんとなく逞しさのようなものが感じ取れた。


蘭奈(うわ、すごいカッコいい人だな……///)


普段は男子との距離感の近さゆえにいろいろと意識させがちな蘭奈だが、その美少年を前にして顔が赤く染まる。


正美「君、〇〇高の生徒だよね? あそこ、俺の知り合いも通っててさ」

蘭奈「そ、そうなんだ」

正美「それで、ものすごく可愛い子だなーって思って、勇気を出して話しかけてみたんだ」

蘭奈「か、かわいっ!?」

正美「あははっ! そんなにびっくりしなくてもいいじゃない。もしかして言われ慣れてないの?」

蘭奈「そ、それは、だって私、そういうのじゃ……」

正美「ふーん。じゃあきっと、周りの男子たちは照れちゃってるんだね」

蘭奈「は、はぁ……」


にこにこと笑う少年に、蘭奈はその意図が読めずに困惑する。


蘭奈(もしかしてこれ、ナンパってやつなのかな……?)



蘭奈の反応は? ↓1コンマ一桁
偶数 警戒を示す
奇数 話が弾んで心を許す

蘭奈「……すいません、私、急がないと」

正美「なに? 用事でもあるの?」

蘭奈「そういうわけじゃないけど……ごめんなさいっ!」

正美「うわっ!?」


蘭奈は、その場から脱兎のごとく走り出した。

頭で考えるよりも先に身体が動いてしまっていた。

突然逃げ出したことを頭の中で謝罪しながらも、蘭奈は力強い走りで街中を駆け抜けていった。


正美「あちゃー、逃げられたか」


頬を掻きながら正美はひとりごちた。

狙った獲物に逃げられるのはもちろんいい気はしないが、かといって逃した魚を全力で追いかけるのも性に合わない。


正美(とはいえ、あの上玉は惜しいな。チャンスがあったら、次こそは獲りたいな)


正美はポニーテールを揺らしながら、夜の街に消えていった。



【第1戦 不戦勝】

能力的に上手く活躍させるシーンが思いつかんかった、申し訳ない

次の敵能力者を決めて今日は終わります。


↓1~5コンマ最大

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または詩音有利からスタート
奇数 蘭奈不利からスタート

次郎「確かに、約束通り200万。毎度ありってな」


薄暗い部屋で煙草をふかしながら、男は札束を乱暴に放り投げた。

男が受け取ったのは今回の『仕事』の成功報酬。そして、彼指定の弾丸数ダースだった。

彼は、一世代古い型の拳銃を愛用していた。それで撃ち方を覚えたので、手に馴染んでいるらしい。

実際、彼にとっては銃自体の性能などどうでもいいのだ。それが銃でさえあれば。


次郎「あ? 今回の仕事? いつも通りクソつまんなかったよ。身を潜めて遠くから一発撃って、それで終わりだ」

次郎「ま、別にいいのさ、仕事なんて楽に金が稼げりゃあ。俺は趣味に生きるタイプなんでね」

次郎「ああ、ついでにそこのやつ片付けといてくれ。もういらねぇから」


そう言って彼は、部屋の片隅を指さした。

そこには、彼が遊んだ後の玩具が転がっていた。

眉間にはどす黒い穴が一つ。即死だった。


次郎「はは、そんな面すんなって。大丈夫、そいつも裏の人間だ。いなくなったって騒ぎにはならねえよ」

次郎「まあ、また何かあったらいつでも依頼してくれよ。金さえ出してくれるなら、俺は誰だって殺すぜ」

次郎「お前らが何を企んでるのか、お前らの企みでどれだけの犠牲が出るのかなんざこれっぽっちも興味ねえからな」

次郎「……だから、怖い顔すんなって。俺はもう、この国のイヌは辞めてんだからよ」


アタッシュケースに今回の報酬を詰め込み、男は薄暗い部屋から姿を消した。

蘭奈「むぅ……」

「どうしたの蘭奈、そんなにキョロキョロして」

蘭奈「いや、この前このあたりで男の人に声かけられちゃってさ」

「えぇ!? ナンパ!? 壺売り!? 宗教勧誘!? あんたそれ絶対ついていっちゃダメだからね!」

蘭奈「ついていかないよ! この間だって走って逃げたもん」

「あんたはそれぐらいでちょうどいいよ。食べ物でもちらつかされたらすぐついていきそうだし」

蘭奈「いかないよ! 私を何だと思ってるの!」

「犬」

蘭奈「酷いワン!」


蘭奈と友人が他愛もない話をしながら帰宅していた時。

突如鳴り響いた耳をつんざくような破裂音で、二人は一瞬呼吸を止めた。


「な、なに!? 花火!?」

蘭奈(銃声……!?)

蘭奈「ここから動かないでね!」

「え、ちょ、蘭奈!?」

その場に居合わせた人たちは、みな悲鳴を上げながら逃げていった。


次郎「いやー、失敗失敗」


その元凶となった男は、肩をすくめながらつぶやいた。

右手に握られた銃からは、いまだ硝煙が燻っていた。

しかしこれは仕方がない。向かいから歩いていた若者に肩をぶつけられ、逆ギレで絡まれてしまったのだ。

こっちは金も入って女もヤっていい気分だったってのに、ガキに胸倉まで掴まれたものだから咄嗟に引き金を引いてしまった。

高を括ってイキっていたガキどもの顔が一瞬で恐怖に引き攣る様は、大変スカッとしたのでよしとする。


次郎(とっとと逃げてしばらく大人しくしとこ)


男はハットを深く被って目線を隠し、その場から立ち去ろうとする。


蘭奈「待てッ!!」

次郎「あ? 何だい嬢ちゃん。用があるなら手短に頼む」

蘭奈「『ガーディアン』だ! その場を動くな、大人しくしろ!」


男は返事を返す代わりに、蘭奈へ向けて引き金を引いた。

一切の躊躇も予兆なく、必殺の弾丸が放たれる。

弾が放たれた時点で、それはすでに対象を貫いている。

防御不可能。それが男の能力だった。



蘭奈はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~3 回避
4~6 軽傷
7~9 重傷
0 致命傷
ゾロ目 即死

蘭奈は引き金を引かれる寸前、手からビームを放つことでその場から退避していた。

過去にもそうやって、拳銃やそれに準する速度の攻撃をかわしたことがあった。

あまりにも自然な動作による発砲で虚を突かれたが、それでも致命傷は避けられるはずだった。

しかし。


蘭奈「ガ、フッ……!?」

次郎「ほぉ、ギリギリ急所は避けたか。ガキかと思ってたが結構やんのな」


男は感心するように呟く。

その声色で分かる。牽制ではなく、最初から殺すつもりだったのだ。

人を殺すことになんのためらいもない。その危険さは明らかに『ガーディアン』の手に負えるものではなかった。

蘭奈のわき腹のあたりから、赤い染みが制服に広がっていく。

傷口の焼けるような痛みに、蘭奈の顔が苦虫を?み潰したように歪んだ。

脂汗が滲む。指先から感覚が消える。自分が立っているのかどうかすら分からなくなる。


次郎「……よく見るとお前、結構イイモン持ってるな」

蘭奈「ハァ、ハァ……!」


必死の形相で睨みつけてくる蘭奈を前に、男は嘗め回すように少女の身体を品定めする。


次郎「ガキに興奮する趣味はねぇんだが、無謀にも俺に立ち向かったその勇気とデカ乳に免じて、特別に遊んでやる」

蘭奈「こ、の……」


ついに限界が訪れた蘭奈は、糸が切れたようにその場に崩れ落ちた。

意識を失う直前に蘭奈の目に映ったのは、下卑た笑みを浮かべる男の姿だった。


――――――――


蘭奈「――!?」


目を覚ました蘭奈を待ち受けていた状況は? ↓1~3コンマ最大

蘭奈が最初に目にしたのは、薄暗い部屋の天井だった。

天井は無機質なアスファルトが剥き出しになっており、金属の管が複数走っていた。

辺りは埃臭く、まさ煙草のヤニの匂いが染みついていた。

なぜこんなところにいるのか、一番新しい記憶を掘り起こそうとする。

と、横になっている自分の身体が揺さぶられていることに気付いた。

その震源が、下腹部に叩き付けられているものだということに気付くと、そこから鈍い痛みが全身に広がった。


蘭奈「あ、ぐっ……!?」

次郎「おう、気付いたか。まるで目を覚まさねぇからもう死んだのかと思ったぜ」

蘭奈「お前っ! ひぐっ……!?」

次郎「人形相手に腰振ってるみたいで萎えそうだったんだ。せっかく起きたんだし、いい反応してくれよッ!」

蘭奈「んぎいいぃぃ!?」


上に覆いかぶさっている男の動きに合わせて、身体が揺さぶられている。

犯されている。目の前の男に、ナカに挿れられている。

ゾッ、と蘭奈の背筋が凍った。その行為については知っている。しかしそれは、こんな風に無理やりやられるものではないはずだ。

男のソレによって、膣内が押し広げられる感覚がありありと分かる。

とっくのとうに、純潔を奪われる段階は過ぎてしまっていた。

その圧迫感、異物感に、蘭奈は本能的な恐怖を覚えた。

蘭奈「や、やめて、やめてよっ!!」

次郎「あ? キャンキャン喚くな、耳障りだ」

蘭奈「嫌だ、こんなっ……! 抜いて、早くコレ抜いてよ!」

次郎「はは、言われなくてもすぐに抜いてやる!」

蘭奈「ひぐぅ!? あっ、や、やだ! なんで、早く、抜い――」

次郎「っ……!」ズプン!

蘭奈「っっ~~!?」ビクン!


男が一層強く、先端を最奥に押し当てた。

その痛みに、蘭奈は声が出せなくなる。

そして、最奥で熱い精が吐き出された。


蘭奈(あ、あぁ、あああぁぁぁあああああ……!!)


見開いた目から涙をこぼしながら、蘭奈は唇をわななかせた。

熱くドロドロとしたものが子宮口にぶつかり、肉棒と膣壁との間に満ちていくのが分かる。

そういう知識に疎い蘭奈でも、何をされたのかを身体で理解してしまう。


蘭奈(出、出された……ナカで、男の人の……)


太陽のような笑顔がよく似合う蘭奈の顔から表情が消え去る。

現実を受け止めきれないでいる蘭奈の瞳が虚ろに揺れていた。

次郎「はは、なかなか良かったぜ。でけぇケツは締まりがよくてよ」

蘭奈「こ、の……お前は、絶対に許さないからな!!」

次郎「……自分の置かれた状況が、よく分かってねえみてえだな」


男は、ベッドのそばに置いていた拳銃を手に取った。

その行動に蘭奈の身体は強張り、望んでもいないのに膣内を締め付けてしまう。

次郎は銃口を蘭奈に向け、そしてそれを蘭奈のわき腹に押し付けた。

身を裂かれるような痛みに、蘭奈は背中を仰け反らせた。


蘭奈「あああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!?」

次郎「すぐに死んじまわねえように応急処置はしてやったが、まだまだ穴はばっくり空いてんだ。このままじゃ野良犬のようにみじめに死ぬことになるぜ」

蘭奈「グ、んくぅ……!」

次郎「もっと効き目のいいクスリもあるんだぜ? 裏から仕入れた非合法のやつだが、効果は確かだ」

次郎「だが、なにぶん値段が高くてな。お前みてぇなクソガキとただヤるためだけに使うってのはあまりにもったいないんだわ」

次郎「俺の言いたいこと分かるかなお嬢ちゃん」

蘭奈「フゥー、フゥー……!」


銃口を蘭奈の豊満な胸に沈みこませながら、男はニタニタと笑う。

痛みと恐怖で泣き喚きそうになりながらも、蘭奈は必至に男のことを睨みつけた。


次郎「……はは、ガキのくせに、なかなか肝が据わってんな。俺好みだ」


男は、舌なめずりをしながら拳銃を手放した。



次郎または蘭奈の行動 ↓1~3コンマ最大

蘭奈「ぐっ、んああぁ……!」


男による凌辱が再開され、蘭奈は苦悶の声を漏らした。

男の腰が容赦なく叩き付けられるたびに、傷口を抉られるような痛みが蘭奈を襲った。

少女の悲痛な叫び声も、男にとっては情欲を煽るスパイスでしかなかった。

目の前で揺れる爆乳をさらに弾ませようと、男は笑いながら責めを激しくしていく。


次郎「このまま死ぬまでに何回射精せるか試してみるか?」

蘭奈「がっ!? ん、ぎっ、ああぁっ……!!」

蘭奈(私……本当に、このまま殺されちゃうの……?)


もとより手足は拘束されていたが、身を捩らせると襲い来る痛みに、蘭奈は抵抗の意思をも失いつつあった。

能力発動の要となる両手は、手のひらを合わせて握りしめられた状態でガチガチに固定されていた。

破れない拘束ではない。しかし、わき腹に空いた風穴が、彼女の勇気を竦ませた。


次郎「オラッ、このまま黙って犯されてるだけなら本当に死んじまうぞ!」

蘭奈「はぐっ!? おぉ、んぐうぅ……!?」


もう、楽になってしまいたかった。

今すぐに泣きながら許しを請い、無様に跪いて忠誠を誓えば、殺されずにすむのだろうか。

敗北を認める言葉が、悲鳴とともに漏れだしてしまいそうになる。

蘭奈「わ、私は……」


少女を見下ろす男が、ニタニタとした笑みを浮かべる。

蘭奈は涙を浮かべた瞳で男を睨みつけながら、震える声で言い放った。


蘭奈「私は……絶対に、お前みたいなやつには屈しないッ!!」

次郎「――!?」


蘭奈の両手の拘束具から眩い光が漏れた次の瞬間、拘束具はバラバラに砕け散った。

蘭奈は無我夢中で両手を天井に伸ばし、そして振り絞るように叫んだ。


蘭奈「ランナビイイイイイイイィィィィィィムッッ!!!」



どうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 ビームが天井を破壊する
奇数 それより先に引き金が引かれる

無慈悲な銃声が鳴り響いた後、部屋は一瞬の静寂に包まれた。

硝煙の匂いが漂う。

蘭奈が横たわるベッドに、赤い染みが広がっていく。

そして、静寂を引き裂く少女の叫び声が上がった。


蘭奈「ガアアアアアアアアアァァァァァアアアアアア――!!?」

次郎「ったく、興が醒めることしやがって。骨のあるやつかと思ってたが、どうやらただのバカだったらしい」

蘭奈「ああっ、あああ! ぐううぅぅ……!」

次郎「そんなにこいつがお気に入りなら、代わりにこいつを膣内にブチ込んでやろうか?」

蘭奈「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!! もうしません、もう二度としませんからっ!!」


半狂乱になりながら、蘭奈は泣き叫んだ。

今の一撃で、蘭奈の心は完全に折れてしまった。

蘭奈の心も身体も、もう二度とあの痛みに耐えることはできなかった。

拘束が外れ自由になった手で傷口を抑えながら、蘭奈は許しを請い続けた。


蘭奈「ゆ、許してください! 私が悪かったです! 何でも、何でもしますからっ! だから殺さないで!!」

次郎「おいおい、さっきまでの威勢はどこに行っちまったんだよ。俺みたいなやつには屈しないんじゃなかったのか?」

蘭奈「す、すみませんでした……! 私が間違ってました! も、もう、どれだけ犯されてもいいから、だから……!」


拳銃で頬をぺちぺちと叩かれた蘭奈は、怯え切った表情で男を見上げていた。

次郎「そうかそうか。そこまで言うんだったら、特別にいいクスリをやろう」

蘭奈「あ、ありがとうござ――んぎぃ!?」


男は突如、手に持った注射器を蘭奈の首筋に突き立てた。

蘭奈の目が見開かれ、瞳孔がぐらぐらと揺れる。

注射器が押され、中の液体が勢いよく血管に流し入れられていく。


次郎「こいつは頭のイカれた科学者と能力者が共同で作った、いわゆる『超科学薬』だ。裏で出回ってる劇物さ」

次郎「こいつを使ったら最後、バグった脳は一生元には戻らねぇ。まあ、これから死んでいくお前には関係ねえ話だが」

蘭奈「し、しょんな……いやらっ……!」

次郎「で、肝心のこいつの効能だが」


男はしゃべりながら、一切の間を置かず引き金を引いた。

きめ細やかな蘭奈の美しい肌に、また一つ穴が開いた。


蘭奈「ひぎいいいいいいいいぃぃぃぃいいいいいいい!?♡♡」


蘭奈は悲鳴を上げるが、その声はあきらかにそれまでのものとは違っていた。

歯をカチカチと鳴らしながら、蘭奈は自身の身体の異変に困惑していた。

蘭奈「な、な、なんで……! にゃにが……!?」

次郎「このクスリは痛みを快楽に変換しちまうのさ。どうだ? ブッ飛びそうなほどキモチいいだろ?」

蘭奈「あひいいぃぃいい!?♡ や、やめ、やべてえっ!♡」


身体をビクンと跳ねさせる蘭奈に、男は連続して銃弾を撃ち込んでいく。

肩、腕、ふくらはぎ、ふともも……あえて急所を避けながら、男は蘭奈の身体に穴を開けていった。

ゴフッ、と蘭奈は零れ出るような血を吐いた。しかし、そんな目を覆うような惨状の中で、蘭奈の顔は恍惚に歪んでいた。


蘭奈「や、やめへええぇえ!♡ 死ぬぅ、死んじゃうのぉおお!♡♡」

次郎「はは、こっちも締まってきやがったな!」

蘭奈「ごふ、ごへええぇ!? やめ、やめええええぇぇ!!♡」


血に濡れたベッドに手を突き、男はそれまでで最も激しく少女を犯した。

全身がバラバラになりそうなほどの快感が蘭奈を襲う。あまりに強すぎる刺激に、蘭奈の頭の中でバチバチと火花が散った。

もはや、自分が何をされているのかも分からなくなる。少女の自我は、暴力のような快感の波に飲まれてかき消された。

蘭奈は白目を向きながら、狂ったような嬌声を上げる。

そこには、天真爛漫な笑顔を浮かべていた少女の面影は残っていなかった。

少女が絶頂を迎えるたびに、膣口からは愛液が噴き出し、風穴からは血が溢れ出した。

その少女が壊れゆく様に、男の肉棒はさらに硬さを増す。


蘭奈「おほおおおぉぉぉおおおお!!♡ おがじっ、あたま、おか゛し゛く゛な゛る゛う゛う゛!!♥」

次郎「そろそろイきそうだな……! オラ、最後に特大の一発だ、後悔しねえようにしっかり味わえよ!」


男は追い打ちをかけるように、少女の最奥を叩き付けた。

少女は狂ったように笑い続ける。

それが終わりであることを理解しないまま、少女は男に懇願した。


蘭奈「は、はやぐちょうだいぃ!♡ こ、こわれるぐらい、めちゃめちゃにじてえええぇぇぇえ!!♡」


そして。

一発の銃声の後、部屋は静寂に包まれた。



【第2戦 敗北】

蘭奈編は2戦目にしてまさかの死亡エンドでした……


新しい物語の主人公を決めたいと思います


↓1~5からよさげなものを>>1が選択
ただし、このレスから30分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、その時点までに投稿されたレスの中から決定

性別は♀、身分は高校生で固定で

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【学年】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

今回の主人公は>>297にします
(別にコンマで決める安価じゃなかったけどバランスもよさそうだったので)


【名前】蔭山 瑞希 (かげやま みずき)
【学年】1年
【容姿】制服の上にパーカーをきていてる、胸はやや小振りで銀髪ショートヘア
【性格】基本誰にでも敬語で話し、気さくな性格
【能力】影を操れる
【その他】敬語を使ってはいるが真面目な訳ではない、他人の恋愛ネタには敏感だが自分には疎い


まずは簡単なプロローグから。

象を模した滑り台がシンボルの小さな公園に、一人の少女が立っていた。

制服の上に薄手のパーカーを羽織り、フードを被って顔に影をかけている。

短めに切られた銀色の髪は、その端正な顔立ちと相まってどこか幻想的ですらあった。

一見して近寄りがたい印象を与える少女は、その場にしゃがみ込むと目の前の人物に問いかけた。


瑞希「どうかしたんですか?」

幼女「ふぇ……?」


少女から放たれたのは、とても優しげな声だった。

涙目の幼女に、少女――蔭山 瑞希は目線を合わせ、安心させるように微笑みかける。


瑞希「困ってることがあるなら相談に乗りますよ。私、みんなを助けるヒーローですから」

幼女「……く、靴が……」

瑞希「靴?」


幼女の足元を見ると、右足が靴下だけの状態になっていた。

瑞希は立ち上がると、すぐ近くの樹を見上げる。

その樹の一番高いところに、幼女が履いてる靴とよく似たものが一個引っかかっていた。

瑞希「なるほど……よっぽど元気よく靴を飛ばしたんですね」

幼女「ふぇぇ……」

瑞希「……ほら、見て」

幼女「ふぇ?」


いつの間にか、幼女の足元に黒い猫のような形をした何かが座っていた。

ペラペラの、まるで紙から切り抜かれたようなその黒猫は、さっきまで樹の上にあったはずの靴を口の辺りに咥えていた。


幼女「わ、ねこちゃん……!」

瑞希「ふふ、よかったですね。その子が取ってきてくれたみたいですよ?」

幼女「ありがとうねこちゃん!」


そう言って黒猫の頭を撫でる幼女の様子を、瑞希は微笑ましそうに眺めていた。


「キャアアアアアアアァァァァァァ!!」


瑞希「!? ……まったく、最近はどこもかしこも治安が悪いですね」

幼女「お姉ちゃん?」

瑞希「あんまり一人で遅くまで遊んじゃだめですよ? じゃあ、また!」

幼女「またねー!」


幼女と挨拶を交わした瑞希は、叫び声が上がったほうへ駆けていった。

髪長女「ああ、恨めしい……幸せそうなやつら、全員妬ましい……!」


騒ぎの中心では、白い服を着た女が尋常じゃない量の黒髪を振り回していた。


瑞希「それ、頭が寂しい人に少しぐらい分けてあげたらどうですか?」

髪長女「か、かわいいピチピチギャル……!? 私の敵ッ!!」

瑞希「一応ルールなんで聞いときますね。『ガーディアン』です。大人しくしてくれればこちらからは何もしません」

髪長女「恨めしい恨めしい恨めしい……」ブツブツ

瑞希「あなたもそんな言うほど顔悪くないですけどね。ちゃんと髪整えて化粧してオシャレすれば見違えますよ」

髪長女「だ、黙れ黙れ黙れッ!! 私を見下すな!!」


まるで大蛇の群れのように、あたり一面を覆いつくすほどの黒髪が瑞希に迫る。

その華奢な身体を縛り上げ折ってやろうとする黒髪が、少女に触れそうになった次の瞬間。

ズパン! と黒髪が綺麗な切り口を残して切断された。

髪長女「なっ!?」


地面から立ち上る黒の薄刃が、裁ちバサミのような鋭利さで次々と黒髪を切断していく。

あたり一面を覆いつくすほどの黒が、女の眼前に迫る。


髪長女「ひいぃぃ!?」


観念するように泣き出した女の身体を、黒い影が縛り上げ拘束した。

そして、にょきっと伸びた細い影が、女のもっさりとした前髪をリズムよく切り落としていった。


髪長女「ひぃぃ、眩しいぃ!!」

瑞希「ふふ、やっぱりかわいいですよ」

髪長女「み、見るなぁ……!///」


その様子を見ながら、フードを被った銀髪の少女は悪戯っぽく笑った。



【瑞希編プロローグ 勝利】

瑞希と戦う最初の能力者を決めます。


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または詩音有利からスタート
奇数 蘭奈不利からスタート

【名前】
相崎 りりる(あいさき りりる)

【年齢】
12歳

【容姿】
茶色毛のツインテールに愛らしい顔立ち・西洋人形を思わせるゴシックロリータ調のドレス

【性格】
子供ゆえの無邪気さと残忍さを兼ね備えた、「遊ぶ」のが大好きな明るい性格の女の子

【能力】
自分と触れた他人の身体をごく一部だけ作り替えることが出来る

【悪事の内容】
身体を作り替えた事と彼女との「遊び」による精神崩壊を含む障害

【その他】
両親が共働きで激務に追われて彼女をほったらかしにしていた為に寂しさから年齢より幼い性格になってしまった
両親は彼女が寝静まってから家に帰って来るため彼女の能力が開花したことを未だに知らない
最近ハマっている遊びは「人の身体を役に合わせて作り替えてからするおままごと」である

【名前】 菅原 由紀(かんばら ゆき)
【年齢】 16歳
【容姿】 身長170cm 左顔に火傷跡がある
【性格】 沈着冷静で皮肉屋
【能力】 確率操作(観測された事象を操作できる、超ラッキー)
【その他】 覆面で顔を隠した怪盗を名乗る男子高校生
怪盗するときは予告状をだし、白いマスクをかぶって盗みを働き、弱者に金を渡す義賊

【名前】御門 優里 (みかど・ゆり)
【年齢】27
【容姿】長身スレンダー、茶髪のボブカット
【性格】同性愛者でかわいい女の子が大好き
【能力】顔を見た相手、声を聞いた相手を魅了する。相手は優里に強い好感を抱き、優里の言葉にほぼ逆らえなくなる。距離が近いほど成功率が高い。効果時間は24時間だが重ねがけで更新できる。
【悪事の内容】かわいい女の子のハーレムを作っており、新メンバーを探している
【その他】能力の使用、失敗、時間切れによって相手や周囲が魅了を使ったことに気付くことはないが、影響下での言動によっては何かおかしいと気付かれるかもしれない。

【名前】柊季 夜久
【年齢】58
【容姿】細身で長身 白衣メガネ
【性格】マッドサイエンティストな性格 実験体はモルモット程度にしか思っていない
【能力】身体から自由自在に薬を生み出す(毒薬、媚薬、痺れ薬、下剤等 液体や気体かも選べる)
【悪事の内容】街中で空気中に開発した新薬をばら撒く 頑丈そうなモルモットがいたらお持ち帰りして更に強い薬の実験
【その他】ある程度実験に耐える娘がいると愛着が湧き、殺さないようずっと可愛がる

【名前】アーサー(朝木正人(あさぎ まさひと))
【年齢】26
【容姿】銀髪のポーテールイケメン。長身でかなりいい体つきしている
【性格】ポジティブで(自分が悪とは決めていない相手以外には)優しい感じ明るくって朗らかな人物。
ただ、なれなれしく人の話を聞かないところもあってかちょっとうざい。本人的は真面目にしている
また、真っすぐでこうと思ったことには一直線で思い込みが激しい
【能力】思い込みを現実化する(「痛くない」と思えば痛くなくなり、「治る」と思えば治り、「飛べる」と思えば本当に飛べるになるなど)
これには思い込みの力が強くないと効果があまりはっきりしないが思い込みが強いアーサーには関係ないこと
【悪事の内容】(自分が悪と思った相手の) 悪事を成敗、粛清という名の惨殺、悪に染まった女の救済(というレイプ)
【その他】 元々は正義のヒーローとして真面目にしていたがヒーローの現実や人間の醜さを見て狂ってしまった
その後、自らの考えて悪と決めた相手に自分の正義を行っている。本人は「正義の活動」をしているつもりであり、説得しようとも聞かない
武器は自作で作った剣であり、普段はバレないよう服に隠している(警棒タイプで先が伸びて、そこが刃になっている)

すいません。>>391は辞退していいですか?
他の人の奴の方が合いそうなので…無理でしたらそのままで

それであれば安価↓扱いで5分ぐらいあと1案募集します

>>389>>390が同率なのでコンマで決めます
↓1コンマ一桁
偶数 御門 優里
奇数 柊季 夜久

瑞希(ん、あれ……うちの学校の生徒だ)


下校中。

信号待ちをしながらスマホを覗いていた瑞希は、ふと向かいの道路を渡る少女に目をやった。

その少女は確か、瑞希と同じ高校の三年生だったはずだ。

最近、付き合って一年近く経っていたサッカー部の彼氏と別れたという噂を聞いた。

基本あまり他人に興味を示さない瑞希がその少女のことを覚えていたのは、単純にとてもかわいかったからである。

実のところ、彼女の通う高校では瑞希の人気も負けず劣らず高いのだが、瑞希自身はそのことにさして興味を持っていなかった。

ただ、身体のとある部分については、瑞希と彼女とでは大きな差が開いていたが。


瑞希(一緒にいるのは、お姉さん……って感じでもないですね)


その少女は、隣で歩く女性ととても仲睦まじそうに会話をしていた。

相手の女性も綺麗な人で、すらりと伸びたスレンダーな身体はモデルのようだった。

手こそ触れ合っていないものの、その距離感の近さに瑞希は二人の関係を察した。


瑞希(……まあ、恋や愛の形なんて人それぞれですし、あまり勘ぐるのも趣味が悪いか)


信号が変わり、他の人たちの流れに合わせて瑞希も足を踏み出す。

と、向こうから例の二人がこちらに向かって歩いてきていた。

なんとなく、目線を道路に引かれた白線に落とす瑞希。

そして、すれ違う瞬間。

唐突に、瑞希は声をかけられた。


優里「――ねえ、ちょっといい?」

瑞希「え――」



瑞希の反応は? ↓1コンマ一桁
1~3 警戒する
4~7 好感を抱く
8~0 ベタ惚れ状態になる

瑞希「……なんですか?」


瑞希がわずかにこちらに顔を向けるが、被ったフードで目線が切れていた。

その警戒のこもった返事に、優里は眉をわずかにひそめた。


優里(これだけ近い距離で声をかけてるのに、どうして……)


よく見ると、耳にかかったサラサラな銀髪の下から、白いイヤホンコードが垂れていた。

街中の喧騒に紛れて聞こえづらいが、わずかにシャカシャカとアップテンポな曲の音が漏れている。

出鼻をくじかれた優里だが、苛立ちを表に出さないように瑞希に向かって笑顔を浮かべた。


優里「突然ごめんなさい。あなた、この子と同じ学校の子よね? ちょっとだけお話ししない?」

瑞希「……別に、その人とは知り合いでも何でもないので。もういいですか?」


睨みつけてくる先輩の目線をさらりと交わしながら、瑞希はそのまま歩き出そうとする。

もともと優里の能力の効きやすさには個人差があるが、こうも顔が見られず声も聞かれないのでは、効くものも効かないだろう。

可愛らしく、しかしクールで神秘的な雰囲気を纏っている瑞希は、優里がこれまで墜としてきた女にはいないタイプの美少女だった。

ちょっとつまみ食いしてやろうぐらいの軽い気持ちで声をかけたにもかかわらず、軽くあしらわれてしまったことに優里は苛立ちを募らせた。

歩道の青信号が点滅を始めた。



優里はどうする? ↓1~3 コンマ最大
1.そのまま諦める
2.日を改めて挑むことにする
3.なんとか能力にハメようと声をかける
4.強引に振り向かせようとする
5.その他

※優里行動安価ゾロ目により若干優里有利です。


――――――――――――――――


瑞希とは反対方向に引っ張ろうとする少女に対し、優里は耳元で何事かを囁いた。

少女はゾクリと肩を奮わせた後、蕩けた顔で小さく頷き、そのまま一人去っていった。

邪魔がいなくなった状態で、優里は瑞希に対し呼び止めるように声をかけた。


優里「ちょ、ちょっと待って……!」

瑞希「……」

優里「いきなりごめんなさい。実は私、さっきの子に強引に言い寄られてて……どうしようか困ってたの」

優里「ちょうど、あの子と同じ制服の子に出会ったから、もし知り合いだったら助けてもらえるかもと思って……ねえってば」

瑞希「……」

優里「お願い、無視しないでよ……せめて、イヤホンは外してくれないかしら」

瑞希「……」


歩道の信号が赤に変わる。

横断歩道を渡り切った瑞希は、渋々といった様子で足を止め、イヤホンを外した。



瑞希はどうなる?
1~2 優里を追っていた警察に助けられる
3~6 優里に好意を抱く
7~0 優里にベタ惚れ状態になる

すみません↓1コンマ判定です

成し遂げたぜ

優里「ふふ、やっと私の声を聞いてくれたわね」

瑞希「え――」


耳にするりと入り込んできたその甘い声に、瑞希は胸を鷲掴みにされたかのような感覚を覚えた。

目を見開き、初めて優里の顔をまともにみやる。

やはり、近くで見ても綺麗な女性だった。

ややふわふわとした癖をつけたボブカット。悪戯っぽい笑みが似合いそうな瞳。小さくもすっと通った鼻。可愛らしい桜色の唇。

そのどれもが、瑞希の目を惹き付けて離さない。今まで出会った女性の中で、最も可愛いと思える女性だった。

なぜもっと早く、この顔を見ようとしなかったのか。なぜ一瞬でも、この声を煩わしいなどと思ってしまったのか。

今まで、誰に対しても抱いたことがなかったような強い胸のときめきに、瑞希は顔を耳まで真っ赤に染めた。


瑞希「あ、ぇ、そのっ……」

優里「ふふ、かわいいわね……♡」

瑞希「か、かわっ……!///」


優里は笑いながら、瑞希が被っていたフードを脱がせた。

陽の光に照らされて、銀色の髪が煌めく。その澄んだ銀色が、少女の頬にさす朱をより鮮やかに見せた。

その美しさに、優里は息を飲んだ。絶対に手に入れたいという欲望が湧き上がる。

瑞希は恥ずかしさで目を伏せたが、その人の顔をもっと見たいという思いに逆らえず、優里の顔をじっと見つめた。


優里(ふふ、だいぶ深くかかったわね。この子はもう、私の言うことに逆らえない)


昂る興奮を抑えきれないというように、優里は舌で唇を舐めた。



優里はどうする? ↓1~3コンマ最大

瑞希に本気になり、舌を絡めながらディープキスしながら愛の告白をする

優里(あぁん、もう我慢できない……! さっそく味見しましょう)

優里「ふふ、こっちついてきて」

瑞希「は、はい……」


手を握られた瑞希は、女に連れられるままに家とは逆の方向に歩いていった。

握られた手から熱が全身に広がっていくかのように、瑞希の身体が火照っていく。


瑞希(私、なんで……初めて会った人に、こんなに惹かれているんだろう……)


恋とはするものではなく落ちるものだ、という言葉を聞いたことがある。

自身の色恋には疎い瑞希だが、これがそういうことなのだろうかと瑞希は考えた。

瑞希が連れられてきたのは、暗い裏路地だった。

そのまま、壁を背にするようにして優里の目の前に立たされる。

胸の鼓動がうるさい。長身の彼女を、瑞希は潤んだ瞳で見上げていた。


優里「身体を楽にして……私に身体を委ねてね」

瑞希「え、何を……ひぅっ!?♡」


スカートに潜り込んだ優里の手が、瑞希の秘所に触れた。

ショーツの上から優里がゆっくりと割れ目をなぞると、じわじわと滲み出すように愛液が溢れてきた。

突然性器を触れられたことに瑞希は驚きと恐怖を抱いたが、それらはすぐに、最愛の人に触れられることへの歓喜に押し流されてしまう。

そもそも自慰自体あまりするほうではない瑞希だが、優里の手によって驚くほど簡単に感じさせられてしまっていた。

濡れたショーツがずらされ、直接指を挿れられたことにより、瑞希の身体が大きく跳ねた。


瑞希「んひゃあ!?♡」

瑞希(こ、これ……! さすがに、おかしいんじゃ……!?)

優里「ふふ、感じてるのね、かわいいわ……どこが気持ちいいのか、お姉さんに教えてくれる?」

瑞希「ひぁ、んっ、あぁあ……!」



瑞希はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~4 さすがに抵抗する
5~8 なすがまま、気持ちいいところを答える
9~0 そのままイかされる

瑞希「ま、待って……! やめて、くださいっ……!」

優里(なっ!? だいぶ深くかかってたのに、さすがにやりすぎたかしら)

優里(って、ここでやめられるわけないでしょ! こんなところでおしまいなんて、私が寸止めされた気分だわ!)


身を捩らせて抵抗する瑞希を意に介さず、優里は手淫を続けた。

瑞希はふとももを閉じて手の動きを阻もうとするも、優里はお構いなしに膣内を掻き回す。

喉から上がってくる嬌声が、瑞希に否定の言葉を飲み込ませた。

優里はそのまま瑞希の耳に口元を寄せ、魅了の力を込めた声で囁いた。


優里「自分の快感に素直になって? ほら、こうされるとたまらなくキモチいいでしょ?」

瑞希「んはぁ!♡ あひっ、耳、やめて……!」

優里「怖がらなくてもいいのよ? 大丈夫、大丈夫……」

瑞希「あ、あっ、んああっ……!♡」


瑞希は目を瞑り、誘惑を振り払うように頭を振るが、秘所から溢れる愛液の量はどんどん増えていった。

優里にしがみつく瑞希の手に力がこもる。優里は息を荒くしながら、興奮に急き立てられるように責めを激しくしていった。


優里「ほら、恥ずかしがらずにキモチいいところを教えてよ。私がもっとキモチよくしてあげるから♡」

瑞希「あんっ、ひゃっ、んぅ、あひぃ!♡」


グチュグチュ! と水気を帯びた音が大きくなる。

指を突き挿れられた膣から溢れた愛液は、瑞希の足元の地面を濡らしていた。



瑞希はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~2 自力で優里から逃れる
3~6 出していた救援信号により助けが来る
7~0 優里の誘惑に負けてしまう

瑞希(ダメだ、これ、抗えない……このまま、イッ――♡)

「止まれッ! 『ガーディアン』だ!!」

優里「ッ!? きゃあ!」


救援信号で駆け付けた男の腕から伸びたロープが、逃げようとした優里の身体を拘束した。

身動きが取れなくなった優里はそのまま倒れ込んだ。声を荒げようと開いた優里の口に、ロープが猿轡のように挟まれる。


優里「ん、んっー!!」

瑞希「はぁ、はぁ……」

「大丈夫か!?」

瑞希「は、はい……大丈夫です……」

瑞希「ん、はぁ……あの、私のこともきつく縛ってもらっていいですか? その人のこと助けたくなるので」

「え、わ、分かった」

瑞希「んっ……」

「……///」


壁を背にして座り込んだ瑞希の身体を複数本のロープが縛る。

快感の余韻に、瑞希が艶めかしい吐息を漏らす。縛ったロープでできた食い込みが、胸元の控えめなふくらみを際立たせた。

乱れたスカートから覗く濡れたふとももを見てしまわないように、男は意識的に目をそらした。

優里が助けを求めるような目を瑞希に向けた。

瑞希は唇を噛みしめながら視線を背ける。


瑞希(耐えろ、耐えろ私……!)


瑞希は、今すぐに影でロープを切断したくなる衝動を理性で必死に抑えていた。



その後しばらくして、女は駆け付けた警察に連行されていった。

助けられた瑞希の胸を占めていたのは安堵ではなく、大切な人を守れなかったことによる苦い思いだった。



【第1話 敗北、救援により助かる】

瑞希が責められる快感を覚えました。

次の敵能力者を決めます。


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または瑞希有利からスタート
奇数 瑞希不利からスタート

さっき作った悪人の使い回しでもいいですか?

【名前】
相崎 りりる(あいさき りりる)
【年齢】
12歳
【容姿】
茶色毛のツインテールに愛らしい顔立ち・西洋人形を思わせるゴシックロリータ調のドレス
【性格】
子供ゆえの無邪気さと残忍さを兼ね備えた、「遊ぶ」のが大好きな明るい性格の女の子
【能力】
自分と触れた他人の身体をごく一部だけ作り替えることが出来る
【悪事の内容】
身体を作り替えた事と彼女との「遊び」による精神崩壊を含む障害
【その他】
両親が共働きで激務に追われて彼女をほったらかしにしていた為に寂しさから年齢より幼い性格になってしまった
両親は彼女が寝静まってから家に帰って来るため彼女の能力が開花したことを未だに知らない
最近ハマっている遊びは「人の身体を役に合わせて作り替えてからするおままごと」である

駄目でしたら一つ安価↓にずらして下さい

最終的にはコンマで決まるので過去案の再指定・再投稿はありです
ただあまりに連続して同じ案ばっかり指定されるというのもあれなので場合によってはどうしようか考えるかも

今回は>>70で決定

槍烏賊 蛸魔(やりいか たこま)はごくごくありふれた冴えない中年の底辺労働者だった。

家族どころか恋人も友人もおらず、理不尽な職場であくせく働いても得られる報酬は雀の涙ほど。

そんな彼の唯一の趣味は、人一倍強い性欲を発散するための風俗巡りだった。

しかし、勤め先の業績悪化でボーナスが打ち切られてしまい、彼はとうとうその唯一の楽しみすら奪われてしまった。

薄汚れたアパートの四畳一間で、一人寂しく己の肉棒をシゴく人生に、彼は価値を見出せなくなってしまっていた。

そんな彼の人生の転機は、唐突に訪れた。

その日、彼は連日の終電帰りでストレスと性欲がピークに達していた。

久しぶりに早く退社できた日の帰りの満員電車で、偶然隣に乗り合わせた女子高生が、友達にむかってこう言っているのが聞こえた。


女子高生「キモッ……最悪」

蛸魔「――」


短い、その吐き捨てるような一言で、彼の中で張り詰めていた糸がプツンと切れてしまった。

その少女と同じ駅で降り、暗い夜道をついていき、そして――

女子高生「んぁ、っん……あぇえっ……」ビクッビクッ

蛸魔(ヤ、ヤってしまった……!)


生まれて初めて、能力で人を襲ってしまった。

少女も能力者だったが、男の無数の触手の前にはなすすべなく犯されてしまった。

泣き喚く少女を、男は衝動のままに凌辱し尽くした。

男の顔は青ざめていたが、同時にいまだかつてないほどの興奮により肉棒は硬く屹立していた。


「ふふ、どうでした? 自分の欲望に素直になった気分は」

蛸魔「!? ち、違うんだ、これは……!」

「生まれて初めて『生きている実感』を得られたでしょう」

蛸魔「え……?」

「あなたは、本当はとても優れた能力を持って生まれてきたんだ。それなのに、いつまでも旧時代の在り方に囚われるこの社会では、あなたは正当に評価されない」

蛸魔「お、お前は……」

「あなたがあなたらしく生きていけるように、私たちが力を貸しましょうか?」


そうして蛸魔は、その力を己の欲望のままに振るうようになった。


――――――――――――――――

瑞希は一人、人気の少ない夜道を歩いていた。

軽音楽部の練習に熱が入りすぎて、帰りが少し遅い時間になってしまった。

片耳のみにつけたイヤホンでアップテンポな曲を聞き流しながら、ペットボトルのコーラに口をつける。

そんな瑞希の後ろを、一定の間隔を空けて一人の男が歩いていた。

薄い髪をボサボサにした中年太りの男は、鼻息荒くいやらしい笑みを浮かべた。

その日は男にとって、辛い日々を頑張る自分への月に一度のご褒美の日だった。


蛸魔「グフフ……」


男の手のひらが、指の間から縦に裂けていく。

それらはやがて、粘液にまみれてテカる複数の触手へと変貌した。

闇夜に紛れて、触手が瑞希の元へと迫る。



蛸魔は瑞希をどうやって襲う? ↓1~3コンマ最大
1.触手で縛り上げて身動きを封じようとする
2.触手で殴って痛めつけようとする。
3.ヌルヌルの触手でエロいことをしようとする
4.触手の吐き出す粘液を浴びせようとする(効果等もあれば)
5.その他

※ゾロ目により蛸魔有利判定


――――――――――――――――


蛸魔「少しいいかな?」

瑞希「……? なんですか?」


瑞希はイヤホンを外し、男の方に向き直った。

男の清潔感のない容姿やニタニタとした笑みに少し抵抗感を抱く瑞希だったが、それを表に出さないよう笑顔を浮かべた。


蛸魔「少し道に迷ってしまってね。〇〇駅はどこにあるのかな?」

瑞希「ああ、それでしたら逆方向ですよ」

蛸魔「ああ、そうなのかい? 恥ずかしいことに、どうやら私は方向音痴みたいでね」

瑞希「ふふ、そうですか」

蛸魔「普段はスマホに頼りっぱなしなんだが、今日は運悪く落としてしまってね、画面がバキバキなんだよ。ほら」

瑞希「え、それはついてないですね」


瑞希は、男の差し出された手に握られたスマートフォンを覗き込む。

スマートフォンの画面はまったくの無傷だった。

そして、スマートフォンを持っていた指だと思っていた触手が、勢いよく瑞希の身体を拘束した。

瑞希「っ……!?」


何十本もの触手が、瑞希の華奢な身体に絡みついた。

あっという間に、瑞希は全身を触手でぐるぐる巻きにされた。

くるぶしから上のすべての関節の動きが封じられる。


蛸魔「グフフ……!」

瑞希「こ、のっ……!」



瑞希はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~3 絡みついた触手をすべて切断する
4~7 痛みと触手の強度によりすべては切断できない
8~0 締め上げられ、そのまま意識を失う

蛸魔「悪いけど少し眠ってもらうよ」

瑞希「ぐ、っ……!」


首に巻き付いた触手が瑞希の頸動脈を締め上げた。

脳へ渡るはずの酸素が遮られる。

地面から引き剥がされた影が空中で霧散した。

瑞希の視界が急速にホワイトアウトする。

触手に包まれた少女の身体から、完全に力が抜けた。

ほんの数秒で、瑞希は意識を落とされてしまった。

臀部の周りを拘束していた触手に、粘液とは違う黄色い液体がつたった。

眠ったように気絶した美しい少女を眺めながら、男はニタニタとした笑みを浮かべた。


――――――――――――――――


瑞希「――!?」


目を覚ました時の瑞希の状態は? ↓1~3コンマ最大

瑞希(何も見えない……!? 目隠しされてる!?)


目を覚ました瑞希はすぐに身体を捩らせるが、案の定というべきか身体は拘束されていた。

手足を拘束するブニブニとした何か以外、肌には何も身に着けていないことが分かった。

他の『ガーディアン』と通信するための機器であるリングも外されてしまっているようだ。

手は頭の後ろに回され、脚ははしたなく開かれた状態で固定されていた。

どうやら、耳の穴にも何かを詰められているようで、自身の身体が発する音以外はほとんど聞き取れなかった。

自分が今どこにいるのか、周りがどんな状態になっているのか何も分からない。

分かるのは、自身を襲ってきた気色悪い男にこうされたのだろうということだけだ。

瑞希は己の不甲斐なさに歯噛みしながらも、おそらくその場にいるであろう男に向かって叫んだ。


瑞希「この、離しなさいっ! こんなことをして、どうなるか分かってるんでしょうね!」

瑞希「っ……! 何か答えてください!!」


身を捩らせながら、瑞希は普段よりも大きな声で叫ぶ。

実際、このままでも影を操れるとはいえ、敵に捕らわれているこの状況が圧倒的に不利であることは間違いなかった。

しかしそれでも、瑞希は男を挑発するように強気な言葉を吐いた。

怒りでもいい、嘲笑でもいい。なんでもいいから反応が欲しかったのだ。

しかし。

いつまでたっても、男の声は聞こえてこない。何も見えない。

隔絶された世界で、無防備にさらされた肌が冷気に晒されているだけだ。


瑞希「っ……!」


ここにきてようやく、瑞希は恐怖を覚えた。

何をされるか分からない。分からないことへの恐怖が、瑞希の中でどんどんと膨らんでいく。


瑞希「こ、のっ……!」


瑞希の周りに影が立ち上り始めた。影で自身の拘束をほどこうとする。



瑞希はどうなる?(蛸魔はどうする?) ↓1~3コンマ最大
※00コンマ効果で判定なしで蛸魔の行動ターン継続です

瑞希「んひゃあっ!?♡」


まったく予期していない瞬間に、瑞希の胸に何かが吸い付いた。

粘液まみれのひだの集まりが蠕動し、小さな膨らみの表面をざわざわと舐める。

そして、中心にぽつんと立った乳首にひだを密着させ、ちゅうちゅうと優しく吸い上げた。


瑞希(な、何これ、触手……!? ヌルヌルしてて、気持ち悪――)

瑞希「ひぐぅ!?♡ あふ、ひゃん、いやっ……!」


胸に吸い付いたソレを皮切りに、瑞希の身体に触手たちが一斉に群がった。

首筋、脇の下、へそ、太もも……敏感なところからそうでないところまで、触手が全身にくまなく絡みつく。

グロテスクな見た目の触手に身体をまさぐられるなんて、気持ちが悪いだけに決まっている。

それなのに。

視覚と聴覚を遮られた瑞希が感じ取れるのは、生温かくヌルヌルと滑るソレに与えられる、くすぐったいような快感だけだった。

首筋に人の舌のような触手を這わされて、瑞希はゾクリと身体を震わせた。

脇の下をぐちゅぐちゅとくすぐられて、口から洩れたのは笑い声ではなく喘ぎ声だった。

苦し紛れに身を捩らせても、触手がもたらす快楽からまったく逃れることができない。

待ち構えることもできず暗闇から襲い来る快感を、瑞希はただ真正面から受け止めるしかなかった。

すっかり感度を上げられてしまった乳首を強くつねるように吸われると、瑞希は一際甲高い声を上げた。


瑞希「ひゃうぅッ!?♡ んあ、乳首、いやぁ……! あう、あえぇ♡」

瑞希(いやだ、触手なんかで、感じたくないのに……! どこを触られても、気持ちよくされちゃうっ……!)


目隠しをされた瑞希は蕩けたように口を開き、喘ぎ声を漏らし続けた。

脚を開かれ無様にさらされたマンコからは、堰が切れたように愛液が垂れ流れていた。

女陰のひだが、物欲しそうにひくひくと震える。

全身をくまなく犯されているにも関わらず、そこはまだ一度も触れられていなかった。


瑞希(あぁ、くる……! ここ、絶対に犯される……!)

瑞希(もう、耐えられない……! 今、ナカを触手でぐちょぐちょに犯されたら、絶対に耐えられない……!)

瑞希(来ないで、来ないでっ……! あぁ、いや、でも……!)


瑞希は艶めかしく腰をくねらせる。しかしそれは、どう見ても男を誘っている仕草だった。

事実、瑞希は秘所を犯されることにおびえながらも、同時に早くそこを犯されることも望んでいた。

このままいつ来るか分からない凌辱に構え続けることに、心が押しつぶされそうになっていたからだ。

いっそのこと、早く楽になってしまいたい。

このままソレを待ち続けていれば、どんどんと期待が高まってしまう。


瑞希「あひぃ、んぅ、あっん……!♡」

瑞希(も、もういやぁ……! 来ないで……! く、来るなら、早く犯してぇ……!♡)


目を覆う触手の下から涙を流す少女の様子を見ながら、蛸魔は口元を歪ませていた。



瑞希はどうなる?(蛸魔はどうする?)↓1~3コンマ最大

蛸魔「なんだか偉そうなこと言ってたけど、もうすっかりセックスの準備万端って感じだねぇ」


蛸魔はいやらしく笑いながら瑞希の元に近づいていく。

蛸魔の股間には、人間のものではありえない大きさの肉棒がそびえたっていた。

表面にはごつごつとしたイボが生え、生きているようにうねっていた。

ぼってりと膨む亀頭には切れ目が入っており、花のように開いたり閉じたりを繰り返していた。

あともう少しで肉棒が秘所に突き挿れられるというところにまで迫っても、瑞希は気付くことなく触手に弄ばれていた。

そしてついに、男の肉棒が少女の秘所に触れる。


瑞希「あひぃいッ!? んぇ、ぉおっ……!?♡」


それだけで、瑞希は素っ頓狂な声を上げた。肩を震わせ、犬のような短い息を吐く。

熱く蕩けきった秘所よりも、男の肉棒の方がさらに熱かった。

その熱で、腰がぐずぐずに砕かれてしまったかのような感覚が瑞希を襲った。

陰唇が、待ちわびていたかのように鬼頭に纏わりつき、濃厚な接吻を交わす。

今すぐ突き挿れたい衝動に襲われながら、蛸魔はでっぷりとした横に広い腰を突き上げた。


瑞希「んひょおぉ!?♡ あ、かッ……!」


瑞希が仰け反り、天井に向けて舌を突き出す。

蛸魔の極太の肉棒は、敏感になった割れ目をクリトリスごと擦り上げていた。

瑞希(な、なんで、挿れないのっ……!?)

蛸魔「グフフ、ちっちゃくてかわいいべろだねぇ……じゅるるっ!」

瑞希「んぢゅう!?♡ んぢゅ、れろ、んぢゅっ!?」

瑞希(何これ、これも触手……!? うぷっ、ぶにぶにしてて、臭くて、気持ち悪い……!)


突然舌を絡めてきた肉厚のソレに、瑞希は吐き気を覚えた。

しかし、秘所を肉棒で擦られながらディープキスを続けられることで、その嫌悪感も徐々に興奮に塗り替えられていく。

ぎこちなく、強張らせた舌をなすがままにされていた状態から、少しずつ自らの意志で舌を動かし始める。

そうしながらも、下で擦り上げてくる肉棒に追いすがるように、瑞希は男の動きに合わせて腰を動かしていた。


蛸魔「そうそう、キス上手だねぇ。もしかして、結構ヤり慣れているのかな?」

瑞希「んぢゅ、れろ、んひぅ♡ べろぉ、んぐ、んほぢゅ……♡」

瑞希(触手と、キスしちゃってるぅ……ダメなのに、舌、動いちゃう……♡)


光も音もない世界で、瑞希は男から与えられる快感に安堵すら覚え始めていた。

自分は『ガーディアン』で、もとはといえば男に無理やり襲われた被害者だというのに、少女の頭からその事実が忘れ去られつつあった。

全身を触手に拘束されながら、少女は薄汚い中年男と恋人のようなディープキスを交わしていた。

直で触れ合っていた肉棒と陰唇の接合部は、二人の体液が混ざり合い、白く泡立っていた。

膣内がぐつぐつと煮え滾るような熱を帯び、瑞希はすでに限界を迎えつつあった。



二人はどうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 蛸魔の方がこらえきれず挿入する
奇数 瑞希が挿入を懇願する

瑞希(なんでっ……! どうして、挿れてくれないの……!?)


快楽に酔いしれていた瑞希に、次第に苛立ちが募り始める。

閉ざされた世界で身動きをとることもできず、ただひたすらに犯されることしかできないというのに。

いつまで経っても訪れない最後に、この地獄はこのままいつまでも続くのではないかという恐怖に襲われる。

そんなもの、耐えられるはずがない。


瑞希(こんな、全身がキモチよくされちゃってるのに……一番めちゃくちゃにしてほしいマンコだけ何もされないだなんて、そんなの無理っ!♡)

蛸魔「ああぁ~~女子高生とのキスたまらねぇ~~」

瑞希「んぢゅ、ぢゅぱ、んっ……いやぁ……!」

蛸魔「ん、どうしたの? もう犯されたくないのかい?」

瑞希「ん、はっ、はぁ……もう、いじわるしないでください……私、限界なんです……」

瑞希「ちゃんと膣内まで、キモチよくしてくださいっ……♡」


そういって瑞希は、無理やり開かれた状態の脚をさらに広げるようにして、秘所を男の肉棒に押し付けた。

その少女の様子に、男は口を大きく歪めて笑う。


蛸魔「いいんだね? こんなキモい中年太りのおっさんと生ハメセックスしてもいいんだね?」

瑞希「お願いしますぅ……私の、負けでいいですからぁ……♡」

蛸魔「君はこんなキモい触手に犯されて感じちゃう、変態のマゾビッチって認めるんだね?」

瑞希「聞こえてるんでしょう……? は、早くっ……私のおマンコ、触手チンポでパコパコしてくださいぃ!♡」

蛸魔「そうかいそうかい……この、クソ雑魚マンコがァ!!」ズプン!

瑞希「おっひょおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおお!!?♡♡」

蛸魔が肥えた身体で体重をかけるようにして、肉棒を瑞希の膣内に深く突き刺した。

処女膜が破られた痛みになど気付かないほどの、津波のような快感が瑞希を飲み込んだ。

瑞希は口を縦に大きく歪めながら、マヌケな喘ぎ声を上げた。


蛸魔「オラッ! どうだクソガキ! 俺みたいなキモデブ親父に犯される気分はどうだッ!!」パンパン!

瑞希「イグウウウウゥゥゥゥッ!!♡ きも、きもぢいいのぉぉ!!♡」

蛸魔「クソ、どいつもこいつも、俺を馬鹿にしやがって! どうだオイ! お前みたいなメスガキなんざ、俺のオナホになるのがお似合いなんだよ!」

瑞希「んぶううぅぅ!?♡ す、すごいですぅ! 触手チンポ、ガチガチで、すっごくキモチいいでふぅっ!♡」


二人は交じり合うように身体を絡ませながらも、互いの話などまるで聞いていなかった。

男はただ、抱え込んだ鬱憤をぶつけるかのように激しく少女を犯し、少女は雄から与えらえるその乱暴な淫悦をただ享受していた。


蛸魔「ったく、ちいせぇ胸だな! メスガキオナホのくせに、もっとでけぇ乳にできねぇのか!」

瑞希「んひいいぃい!?♡ 乳首、ひっぱっちゃらめぇ! ちぎれちゃうぅ!♡」


瑞希の胸に張り付いた触手を、蛸魔は力任せに引っ張った。

硬くなった乳首がのばされて、じんじんとした痛みが瑞希を襲う。

しかし、そんな痛みすらも今は快楽の刺激となって瑞希の脳を貫く。

普段のクールな、しかし優しさを含んだ笑みはすっかり剥がれ落ち、少女は男に媚びるだけの雌の顔を浮かべていた。

男の肉塊のような図体が打ち付けられるたびに、少女の華奢な身体が跳ねる。

人のソレを超越した女殺しの肉触手が、瑞希の細い膣内を押し広げるように広がった。

少女のものとは思えない汚い嬌声を上げながら、少女は身体を仰け反らせる。


蛸魔「出すぞ、射精すぞ! 調子に乗ったメスガキに、オッサンのガキを孕ませてやるッ!!」

瑞希「いく、いぐぅ、イきますぅ!?♡ 触手チンポに、堕とされて、イきましゅうぅぅ!」

蛸魔「ぐぉッ!!」ビュルルルルルル!

瑞希「んヒッ――!?♡♡」

瑞希(射精、すごいぃぃぃ!!♡ 精液で、溺れちゃうぅ♡)


爆発したかのような勢いの中出しに、瑞希の視界がチカチカと点滅した。

絶頂を迎えた膣内は、精液をねだるようにキュンキュンと肉棒を締め付ける。

精液で満たされた下腹部が重い。

荒い息を吐きながら、瑞希は贅肉まみれの男の身体にしがみついた。


瑞希「はぁ、はぁぁ……♡」


結局、瑞希は最後まで、自身がどれだけ醜悪な男に犯されたかを知ることはなかった。

しかし、真実を知ったところで、もうそれからは逃れられないところまで瑞希は堕ちてしまっていた。

再び始まった触手の抽挿で、銀色の短い髪が揺れた。



【第2話 触手男に犯され敗亡】

瑞希編も2戦目で終了です
もうちょっと堕ちにくくしたほうがいいですかね?


新しい物語の主人公を決めたいと思います


↓1~5からよさげなものを>>1が選択
ただし、このレスから30分経っても安価範囲が埋まらなかった場合は、その時点までに投稿されたレスの中から決定

性別は♀、身分は高校生で固定で

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【学年】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

【名前】皆川しおり
【学年】3年生
【容姿】ストレートのながい黒髪の美人、巨乳、巨尻
【性格】規律に厳しく正義感も強い、生徒会長もやっており皆の模範になろうとしている。
【能力】氷を自在に出せる
【その他】口調が古風で男らしい

今回は>>476で。
凛々しいくっ殺系のヒロインで行きます。

【名前】皆川しおり
【学年】3年生
【容姿】ストレートのながい黒髪の美人、巨乳、巨尻
【性格】規律に厳しく正義感も強い、生徒会長もやっており皆の模範になろうとしている。
【能力】氷を自在に出せる
【その他】口調が古風で男らしい


あと難易度ですが、1~3戦目ぐらいまでは気持ち主人公補正強めで進めてみようかと思います

ちゃんと負けるときは負けるって感じで


まずはプロローグから。

女子高生A「あ、あの、やめてください……」

女子高生B「私たち急いでるので……」

チャラ男A「まーまーそう言わずにさ、俺らとタノシイコトしようぜぇ」

チャラ男B「ワルの先輩がヤベーもんくれてさー。マジで天国見れるよ? めったにないチャンス、試したほうがいいっしょ!」

チャラ男C「というわけで夢の国おふたり様ごあんなーい!」

女子高生A「きゃあっ!?」

女子高生B「ちょ、やめてっていってるでしょ!」

チャラ男A「ア? 何? せっかく楽しい事しようって誘ってやってんのにさ……痛い目みたいワケ?」

女子高生B「ひッ……!」

チャラ男B「ぷはっ、やめろよ! 脅かすのかわいそうだろ!」

チャラ男C「ほらほら、いこいこ! 最高にハッピーになれるからさ!」

女子高生A「う、ぅう……」



しおり「そこまでにしておけ、下種どもが」

チャラ男A「ア?」


裏路地で少女二人に絡んでいた男たちに、一人の少女が声をかけた。

上質な絹を思わせる美しさの黒髪が、少女の歩みに合わせて繊細なきらめきを放つ。

少女――皆川 しおりは、その凛々しい切れ長な瞳に、静かながらも絢爛と燃える正義の炎を宿していた。

ビシッと行儀よく着こなされた制服の下には、女性らしいメリハリがついた魅惑的な肢体が押し込められていた。

チャラ男B「うっひょ!? なんつーカイデーパイオツだよ! つうかチョーかわいいじゃん!」

チャラ男C「こんなかわいい子から声かけられるとか、今日の俺たちツイてんねー!」

チャラ男A「ハハ、何? お前が俺たちの相手してくれんの?」

しおり「ふざけるな。私がお前たちのような性根の腐った軟弱どもの相手をするなど、冗談でも不愉快だ」

チャラ男A「……はぁ、お前、だいぶ調子に乗ってんね」

しおり「調子に乗っているのはお前たちの方だろう。お前たちがやっているのは立派な迷惑行為、条例違反だ」

しおり「弱者相手にちっぽけな力を振りかざして悦に入っているぐらいなら、人としての魅力を磨くよう鍛錬に励むんだな」

チャラ男B「……くふ、くはは」

チャラ男C「アーヒャッヒャッヒャ!!」

しおり「……何が可笑しい?」

チャラ男A「お前みたいな勘違いメルヘン女、俺たちは何人も見てきたぜ」

チャラ男A「ついこの前も、『ガーディアン』の生意気女が俺たちに突っかかってきやがった」

チャラ男A「そいつ、どうなったと思う?」


前に一歩踏み出した男の右手から、燃え盛る紅蓮の炎が現れた。

薄暗い裏路地が眩い光に包まれる。離れた場所にいたしおりの頬にまで、ひりつくような熱が迫る。

前に一歩踏み出した男の右手から、燃え盛る炎が現れた。

薄暗い裏路地が眩い光に包まれる。離れた場所にいたしおりの頬にまで、ひりつくような熱が迫る。

両隣にいた男たちも、各々の能力を誇示するように発動した。

一人は周り全てを飲み込まんとするほどの水塊を生み出し、一人は周り全てを吹き飛ばさんとするほどの爆風を生み出した。

男の一人が口笛を吹くと、しおりの履いていたスカートが翻り、純白のショーツがあらわになる。


チャラ男B「かわいいの履いてんじゃーん!」

しおり「ッ……!?」

チャラ男A「そいつは、泣きながら土下座して俺たちのチンポを咥えたよ!」

チャラ男C「ヒーヒャヒャ! その時の写真、お前にも見せてやろうか? 参考にさせてやるよ!」

しおり「……救いようのない下種どもだな。安心したよ、これで心置きなく叩き潰せる」

チャラ男A「だからさぁ、そういう態度が調子に乗ってるって言ってんだよヴァーカ!!」


三種三様の能力が混ざり合い、破壊の渦となってしおりに迫った。

絡まれていた少女たちが、訪れる惨劇を直視しないように目を瞑った。

そして――

チャラ男A「ぐおおッ!?」


三人の男たちの身体が、大通りの方まで吹き飛ばされた。

凍てつく地獄のような冷気を纏いながら、黒髪の少女は悠然と裏路地から姿を現した。


しおり「未成年であろうと、能力を使用した悪質な犯罪は厳しく処罰される場合がある。お前たちみたいな低能でも知っているかな?」

チャラ男A「このッ!!」


男の周りに、轟々と燃え盛る業火が吹き荒れた。

殺意の込められた炎が、少女の肉を灰に変えようと迫る。

だが、しおりの前に現れた透明な結晶のような壁が、燃え盛る炎を遮った。


しおり「お前たちの余罪について調べるのは、警察の方々の仕事かな」

チャラ男A「この、化け物がッ……!」

しおり「私は『ガーディアン』だ。その特権に基づき、お前たちを確保する」


燃え盛る炎を、押し流す水を、吹き荒れる風を。

淡く煌めく氷塊が、すべてを押し潰した。



【しおり編プロローグ 完全勝利】

>>482の最初に余計な文章が入ってしまった……
すみません

しおりと戦う最初の能力者を決めて今日は終わります


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、またはしおり有利からスタート
奇数 しおり不利からスタート

【名前】伊丹榎枝(いたみ かえだ)
【年齢】18
【容姿】黒髪の目つきが悪い男。額見えの不良系
【性格】一言でいうと「ゲス野郎」。クズでプライドを高い奴の心を折るのが大好き
【能力】痛み返し(ペイントキラー)。どんなダメージと痛みを特定の相手に返す。たたじ、一人指定
【悪事の内容】とりあえず気に入らないやつや自分の邪魔をする奴を痛みつける。心を折り、女なら自分の好き調教する
【その他】知っている者評価は「生まれついたクズ」。趣味に大人のおもちゃなどの性的なグッズを買って捕まえ女に使っている

敵は>>487

1~3戦目までの補正についてですが、
主人公自体を強くするというよりは救援が駆け付けやすくなる感じにしたいと思います。
(瑞希編の第1戦みたいに)

あとはエロへの抵抗力を高めにするとかですかね

負けてしまっても即堕ちは防げる感じで。コンマ次第ですが

「皆川さん、おはよー!」

しおり「うむ、おはよう」

「会長、おはようございます!」

しおり「おはよう」

「し、しおり様! ごきげんよう!」

しおり「ご、ごきげんよう……?」


学園の生徒たちからの挨拶に、しおりは一人ひとり丁寧に挨拶を返していた。

生徒会長でもあるしおりの学園での人気は凄まじく高かった。

すれ違う生徒たちの多くは彼女に熱い視線を向け、しおりに笑顔で手を振られると黄色い声援を上げる者たちまでいた。

その麗しい顔立ちと抜群のプロポーション、さりげない仕草から伺える上品さが相まって、彼女がただ歩くだけであたりが華やいで見えた。

しおり自身も、そんな生徒たちの尊敬や期待を裏切らないように、模範的な優等生であることを自らに課していた。

上に立つ者として、周りよりも優れた能力を持つ者として、皆の模範となるべき行動をとらなければならない。

ある意味では傲慢ともとれる考え方だったが、事実として、彼女にはその考えに足るほどの才能があった。

ちなみに、彼女は自身が大勢の目を集めてしまうことに自覚があったが、その容姿に目を釘付けにされた思春期男子たちがどんな妄想をしているのかなどは露ほども考えたことがなかった。


しおり(強大な力をもっているからこそ、他の者以上に強く自身を律さなければならない。力に溺れて私利私欲のまま振舞うなど言語道断だ)

しおり(生徒会長として、『ガーディアン』として、私は天から授かったこの力を平和のために使わなければ)


自らの信じる正義を強く再認識しながら、しおりは笑顔で生徒たちに応えていた。

夜。

生徒会の仕事を終えたしおりは、薄暗い夜道を一人で歩いていた。


しおり「……バレないとでも思っているのか? 用があるならコソコソと後ろをつけるようなことはせず、堂々と姿を見せたらどうだ」

榎枝「ハハ、つけられてると分かってて逃げるんじゃなく迎え撃とうってか。さすがは『氷の女王』サマ、立派な騎士道精神を持っていらっしゃる」

しおり「……そんな恥ずかしい二つ名を名乗った覚えはないがな」

榎枝「俺らの間じゃ評判だぜ、アンタ。この間も『三原色』相手に一人で勝ったんだろ?」

しおり「三原色? ……もしかして、この間の不良三人組のことか? 何だ、お前たちの間ではそういう格好つけた言い回しが流行っているのか?」

榎枝「めちゃくちゃ強くてめちゃくちゃイイ女……俺たちの間じゃその話題で持ちきりだ」

榎枝「いったい誰が、『氷の女王』を墜としてペットにできるかってなァ」

しおり「……下種の考えることは本当に理解できないな。どういう知性をしていたらそんな野蛮で低俗なことばかり考えられるんだ?」

榎枝「クハハ、本当につくづくムカつく女だぜ! 噂に聞いてた以上だ。お前みたいな強気な女を屈服させたらさぞ気分がいいんだろうな」

しおり「残念だが、私に手を出せば地面に伏するのはお前の方になる。私は別に、お前のような三下を倒したところで何の感慨もわかないがな」

榎枝「そうかよォ!」


いかにもチンピラ然とした男が、拳を握りしめたまましおりに向かって駆け出した。


しおり(素手のまま特攻……現出系の能力ではないか)

しおり「戦闘の意志ありと判断。『ガーディアン』としての防衛権を行使する」


鋭く男を見据える少女が、冷気を纏い始めた。



しおりはどうする? ↓1コンマ一桁
1~4 榎枝を凍らせて動きを封じる
5~7 とりあえずは牽制で相手の動きを見る
8~0 いきなり氷塊をぶつけて終わらせようとする

ほい

榎枝「ガ、ァ……!?」


男の動きが止まる。

振り上げた片足が宙に浮いたままの状態で、突如現れた氷塊にはめられてしまう。

前にも後ろにも、身体を微塵も動かすことができない。


しおり「なんだ、もしかしてもう終わりなのか? 大口を叩いていた割には随分とあっけないな」

榎枝「この、クソッ……!」

しおり(接近しないと発動できないタイプなのか? 警戒していたが、ただ自身の力を過信していただけか)


『ガーディアン』から配布された通信機器を使って警察に通報する。

怒りによるものか、あるいは冷たさを耐えかねてか、男はこめかみを震わせていた。

そんな男に対し、しおりは冷笑を浮かべる。


しおり「氷の拘束は堪えるだろう。警察が来るまでの辛抱だが、辛いようならホットコーヒーでも買ってきてやろうか?」

榎枝「ハハッ、要らねぇお世話だ。苦しむのは俺じゃなくてお前だからな」

しおり「なに?」

榎枝「返すぜ、そのまま」

しおり「ッ――!」

ブルリ、としおりは身体を震わせた。

自身を襲う鮮明な苦痛の正体が寒気だと気付いて、しおりは震える自らの肩を抱いた。

氷を自在に出せるしおりは、その能力の副産物として冷気に対する耐性を持っていた。

寒さなど久しく感じたことがなかったしおりは、その動揺を悟られまいと男をきつく睨んだ。


榎枝「ホットコーヒーを飲んでも無駄だぜ? お前が感じてる寒気は、俺が感じてる寒気なんだからな」

しおり「なるほど……それがお前の能力か。卑怯者にふさわしい能力だ」

榎枝「この邪魔くせぇ氷を消しさえすりゃあ、お前もその苦しみから解放されるぜ?」

しおり「ほざけ。これぐらい何ともない。お前こそ、こんな嫌がらせのような方法でしか私に報いる手段がないんだろう?」


睨み返すことしかできない男に向かって、しおりは唇の震えを抑えながら笑みを作った。


しおり「観念しろ。こんなもの、私には通用しない」



しおりはどうなる? ↓1コンマ一桁
0またはゾロ目で耐えきれず氷塊を消す
それ以外で耐える

補正には勝てない

榎枝「クソ、このっ……離せよ!」

榎枝「このクソアマ、いつか絶対ブチ犯してやるッ!」


結局、警察が来るまでの間ずっと氷に囚われたままとなっていたチンピラは、そのまま御用となった。


「大丈夫だったかい?」

しおり「ええ、ありがとうございます」


警察から手渡された毛布に身を包みながら、しおりはホットコーヒーをすする。

ほぅ、と吐き出された息が、白く染まっていた。


しおり(正義のために力を振るえば、それを疎ましく思うものもいる、か……)

しおり(しかし、私は負けない。そんな卑怯者たちには、絶対に……!)


自身を辱めようとする者たちの存在を知りながらも、しおりは正義のために戦う意思を固く持っていた。

缶を握りしめる手のひらに、じんわりとした熱が広がっていった。



【第1戦 勝利】

次の敵能力者を決めて今日は終わります


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、またはしおり有利からスタート
奇数 しおり不利からスタート

【名前】瀬崎徹(せざき とおる)
【年齢】28
【容姿】身長180cm以上の無精ひげが少しある不健康な男。サングラスがトレードマークで一応、服装は黒のスーツ(きちっとしていなく寄れている感じ)
【性格】皮肉屋(嫌味でもある)でこの世に絶望している
【能力】自分の目を見た相手を容赦なく洗脳する(鏡越しなども可能) ON,OFFは不可(ただし、サングラスなどで視界を遮れば行ける。眼鏡は物によるが基本的に意味がない)
【悪事の内容】 強盗、傷害、詐欺、強請、脅迫、強姦など大体の犯罪を能力を使って行っている
【その他】小さいころから能力持ちで切り替えもできないため昔からサングラスを着用している
そのためか昔からいじめられていたり、親に捨てられて施設送りなど自分の能力を嫌っている(ただし、使わないと生きていけないので使っている)
そんな人生のため半場やけくそになっていたりする

どーでもいいけど、>>502の能力はサラングラスを下げてちらっと見るだけで能力にかからせることができるで
念のため

カエル男「ゲコォ!?」

しおり「ふん……君、怪我はないか?」

女子高生「は、はい……あ、ありがとうございました……!」


しおりは被害者の少女に向けて優しい笑みを浮かべた。

少女は制服が乱れ、全身がぬめぬめの粘液まみれになっていたが、幸いにも外傷はないようだった。

最悪の結果になる前に少女を救うことができた。そのことに、しおりは使命を果たした充足感に満たされた。


しおり「ほら、警察が来るまでこれを着ておくといい。その格好でいるのは恥ずかしいだろう」

女子高生「で、でも、汚れちゃいますよ……!」

しおり「大丈夫。クリーニング代ぐらい『ガーディアン』が出してくれるさ」


そういってしおりは、自身のブレザーを脱いで少女の身を包ませた。

しおりの紳士的な対応とその凛々しい顔立ちに、少女の頬が赤らむ。

ワイシャツだけとなったしおりは、その豊かな母性の象徴がより強い存在感を主張していた。

徹「鉄拳制裁で弱者を助けてご満悦か……頭が下がるね、ほんと」

しおり「……!?」


突如現れた男に、しおりは少女を庇うようにして一歩前に出た。

その男は痩躯だがとても背が高かった。女子の中では長身な方であるしおりよりも顔一つ分は上だ。

よれよれの黒のスーツに無精ひげ、そして黒く塗りつぶされたようなサングラスからは、どうやっても真面目な社会人という印象を受けることはなかった。

ゆっくりと歩いてくる男を、しおりは警戒の色を隠さずに睨みつけた。


徹「君、『ガーディアン』だよね。なんで『ガーディアン』なんてやってるの? 内申点目当て? 奨学金? それとも悪い無能力者をボコボコにしてストレス解消かな?」

しおり「お前、誰だ? そこの男の仲間か?」

徹「まさか。俺の知り合いにこんなデブガエルはいないよ。友達は選ぶタイプだからね」

しおり「じゃあ何をしに来た? 野次馬ならご遠慮いただこうか」

徹「……君、かわいいねぇ」

しおり「なに?」

徹「頭もよさそうだし、それに能力も強そうだ。きっとみんなから愛されて、何不自由なく育ってなんの疑問を抱くこともなく今の環境を手に入れたんだろう」

しおり「……」

徹「自分がもしかしたらヴィラン側だったかもしれないとか、考えたことないかい?」

しおり「ない。私は確かに恵まれた環境に生まれたが、それに慢心して自分を律することをやめようとしたことなど一度もない」

徹「即答か……いいことだ。きっと俺みたいな人間が何を言ったって君には響かないんだろう」

しおり「用件があるなら早く言え。もし暴れたいというのであれば、不本意ではあるが『ガーディアン』として相手になろう」

徹「お気遣いいただいて痛み入るが、結構だよ。俺は暴力沙汰は嫌いだから」

しおり(直接的な攻撃手段を持たない、搦め手の能力者か……!?)


しおりが氷漬けで動きを封じようとしたと同時に、男は身に着けていたサングラスを外した。

光をも吸い込む闇のような黒い瞳が、しおりを射抜いた。



徹はしおりにどんな催眠をかける? ↓1~3コンマ最大
ただし採用コンマ一桁が1~2でしおり回避

徹が大好きになる催眠をかけ秘密や個人情報なども簡単にバラしてしまうほどにしてしまう

凍てつく冷気が、瞬く間に氷の牢を形作った。

身動きを封じられた男が眉をひそめる。


しおり「す、すまないっ!」


しおりが慌てたように手をかざすと、男を捕えていた氷塊は再びただの冷気に戻った。

慌てることなくよれよれのスーツを正す男に対し、しおりは自身の咄嗟の行動に困惑していた。


しおり(わ、私は、なぜ能力の解除を……!)

しおり(いや、しかし、彼を傷つけることなんでできない、彼に嫌われたくないと、心から強く思ってしまった……)

女子高生「え、だ、大丈夫ですか!?」

徹「君はいいや。たいしてそそられるところもないし、邪魔だからこのまま帰っていいよ」

女子高生「え――」


しおりのことを心配していた少女の顔からすっと表情が消えた。

少女は虚ろな目をしたまま、男の横を通り過ぎて大通りの方に帰っていった。


しおり(くっ、精神操作系の能力か、厄介だな……!)

徹「いやぁ、こんな洗脳をかけておいてなんだけど、俺は誰かのことを好きになるって感情がいまいちピンとこなくてね。いったいどういう気持ちなんだい?」

しおり「そ、それは……胸が苦しくて、でも、とてもあたたかくて、あなたの喜ぶ顔がみたいし、あなたのためなら、何だってしてあげたい……!」


答えながら、しおりははち切れそうな自らの胸元を苦しそうに掴んだ。

先ほどまで凍えるような鋭さを放っていたその瞳は、恋する少女のように潤み、男の瞳をまっすぐと見つめていた。

徹「くく、なるほどねぇ。君、名前は?」

しおり「しおり……皆川 しおりです」

徹「今後、俺と君がそういう関係になった時のために、君のことや家庭のことについて聞いてもいいかな?」

しおり「っ……! は、はいっ!」


そのまましおりは、自宅の住所から家族構成まで、プライバシーに関する情報を嬉々として男に漏らした。

しゃべりながらも、しおりの理性は必死に口を閉ざそうとしていた。


しおり(やめろ、この感情はまやかしだ! か、彼に対して、頬をにやけさせるな! 彼に、こんな情報を話してしまったら……!)

しおり(で、でも、ダメだ……! 彼に求められているのだとしたら、何でも教えてあげたくなってしまう! 彼に、喜んでもらいたくなってしまう!)

しおり(お願いだ、もうこれ以上喋らないでくれ……!)


必死の抵抗も虚しく、しおりは個人に関する簡易的な情報をすべて話してしまった。

強い後悔と屈辱の感情を必死に湧き起こそうとするも、彼に自分のことを知ってもらったことへの喜びが勝ってしまう。


しおり「はぁ……はぁ……」

徹「なるほどね……わざわざ答えてくれてありがとう、しおり」

しおり「っ……!」


男の言葉に、しおりの胸がきゅんと締め付けられる。脳内で、自らの名を呼んだ男の声がリフレインする。

偽りの感情だと分かっているのに、彼の役に立てたことがたまらなくうれしい。

いまだに恋を知らないしおりにとって、心の奥底から湧いてくるその感情は、それまでに味わったほどがないほどの甘美な刺激をもたらした。


徹(さて……)


徹はどうする? ↓1~3コンマ最大

多義〆てキスして自分のことをさらに好きになるように洗脳

男はしおりと目線を外さないまま、ゆっくりとしおりの元に歩いていく。

逃げないと、としおりの理性が必死に身体に命令を送るも、片足を引きずるように半歩後ずさることしかできなかった。

ついに、互いの顔を触れ合えるほどの距離に男が近づいた。

しおりは男を見上げる形となる。

本当に背が高い、そういうところもカッコいいなどと思ってしまった自身の邪念を振り払う。


徹「そのままずっと、俺の目を見てて」

しおり「は、い……きゃっ!?」

徹「くく、一目見た時から分かってたけど、やっぱり抱き心地がいいねぇ。肉付きのいい女性は好きだよ」

しおり「ひゃ、や、やめ……♡」


しおりは、男の細い腕に力強く抱きしめられた。

男の薄い身体に押し付けられて豊満な胸が潰れる。その密着感に、胸が破裂しそうなほどに強く脈打つ。

気恥ずかしさと嬉しさで涙が零れそうになるのを必死に耐える。

男を見上げたまま耳まで赤く染めたしおりは、唇を震わせて熱い吐息を漏らした。

徹「もっともっと深く、植え付けてあげよう……この瞳を見なくても俺への気持ちが消えてしまわないように、さらに深く」

しおり「あ、あっ、あ、ぁ――」


覗き込んでくる男の深淵のような黒い瞳に、しおりは飲み込まれそうになる。


徹「……俺のこと、どう思ってるんだい? 聞かせてくれ、しおり」

しおり「あっ、あぁ……すき、すき好き好き大好きっ! あなたのことを愛してますっ!♡」


まるで、潤んだ瞳にハートが浮かんでいるかのようだった。

普段の凛々しい顔つきではない、完全に雄に媚びた雌の表情を浮かべながら、しおりはだらしなく口元を緩める。

しおりの方から抱き着く力を強め、その男を悩殺するような肢体を存分に押し付けた。

その女体の極上の柔らかさに、男はゾクリと背筋を震わせた。



徹はどうする? ↓1~3コンマ最大
ただし採用レスのコンマ一桁が1~4で救援がかけつける

キスした後に一緒にラブが付くホテルへ行く

オーマイガー

救援が来たからってそれでおしまいなわけではない…はず

徹「俺は、君が心から嫌悪するようないわゆるクズだけど、それでも俺が好きなんだね?」

しおり「クズなんかじゃない! あなたはとっても素敵な人だ、私が惚れた男なんだからな♡」

徹「……はは、君のその傲慢さは筋金入りみたいだな。まあ、だからこそ堕としがいがある」

しおり「あひぃんっ♡ だ、ダメだ、こんなところでぇ……♡」


男はしおりの目から視線をそらさないまま、しおりの巨尻を鷲掴みにした。

このような破廉恥な行為は、普段のしおりならば絶対にゆるさないだろう。

しかし、口では否定の言葉を出すものの、しおりは腰をもじもじとくねらせるだけで男を抱きしめたまま離れようともしない。

艶やかに笑う少女の顔を見て、徹はそのかけた洗脳の深さを確信する。


徹「大丈夫、猿じゃあるまいし外でなんて盛ったりしないよ……俺の家についてくるかい」

しおり「えっ!? そ、それって……し、しかし……」

徹「ためらう必要はないさ。俺たちは――」


「少女から離れろ!!」


徹「!?」

しおり「な、なんだ!?」


しおりたちがいた裏路地に警官たちが現れた。しおりがカエル男を倒す際に通報していたのだ。

しおりは男の瞳から目を外し、警官たちの方を見やった。けたたましくなるサイレンの音に、少女の意識が現実に引き戻される。


しおり「あ、あれ、私……」

徹「チッ、タイミングが悪いな……」

しおり「お、お前……!」

徹「機会があればまた会おう。君のその幼稚な正義がこの世界の闇にどれぐらい通用するのか、見ものだな」

しおり「ま、待てッ!」


しおりは逃げる男を捕えようと手をかざしたが、心に突き刺さった破片のような彼への想いが、能力の発動を拒んだ。

遠ざかっていく黒い背中を見ながら、しおりは屈辱で唇を噛みしめた。



【第2戦 途中救援により中断】

エロへの抵抗度はほぼ変更なしですが、異性に抱いた強い恋心の記憶が残りました


次の敵能力者を決めます


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、またはしおり有利からスタート
奇数 しおり不利からスタート

【名前】赤本 勝也
【年齢】34
【容姿】黒の革ジャンとジーンズ
【性格】残虐、快楽主義
【能力】任意で体を高熱(MAX3000℃程)を発生させる能力(応用として口から火炎放射を放ったり出来る)
【悪事の内容】殺人(ガーディアンの人間もいくつか手をかけてる)、強盗、窃盗(高熱を利用して障害物を溶かして宝石など盗む)、拉致強姦
【その他】元フランス外国人部隊で部隊にいた時は超が付くほどの真面目な男で模範的な存在で一個小隊を任される程だったがある作戦で自分の小隊を囮に使われ小隊は勝也一人残して全滅
その時に能力を発現させ死地を乗り越えるも正義を物凄く憎むようになり残虐な性格に豹変した

【名前】一一(にのまえ はじめ)/ワンス
【年齢】17歳
【容姿】黒髪で丸まった感じの背が小さな少年/長身の赤毛の筋肉質のロングの男
【性格】気弱だが自分より他人を思うことができる優しい少年/自分勝手で自分の欲望のためには他人がどうなってもいい自分勝手な人物
【能力】声で命令してその声が聞こえ目範囲にいる生物の記憶を操る。
【悪事の内容】 気に入った女を捕まえて自分の女にする
【その他】しおりのクラスメイト。しおりに憧れており、恋慕の気持ちを持っているが本人の性格的に告白おろかあまりきちんと話したこともない。
名前のこともあり小学生のころからいじめられており、また親が毒親であったことにより彼には性格が逆のもう一つの人格「ワンス」が生まれてしまった。
ワンスは一の悪意か性欲などがある程度達すると現れる。一は入れ替わっている間の記憶はなく、記憶も能力で自由に書き換えられており、違和感を五高なようにして気が付いてない。

「す、好きです! 付き合ってください!」

しおり「……」


校舎裏で、しおりは後輩の男子から愛の告白を受けていた。

こういうことは、珍しくなかった。

記念受験や度胸試しのつもりで告白してくるものもいるし、多い時には同時に三人から告白を受けたこともある。

女子からの告白も、両手で数える必要があるほどには経験がある。

好意を向けられることは、本当にありがたいことではある。しかし、ろくに話したこともないような相手を好きになる感覚が、しおりにはよく分からなかった。


しおり「……すまない、気持ちは嬉しいんだが、君とそういう関係には……」

「っ、そ、そうですよね、すみません……」


悲しそうな顔をする男子にしおりまで胸が痛むが、かといって同情で返事をするわけにもいかない。

そのまま立ち去ろうとする少年に、しおりは声をかけた。


しおり「なぁ、人を好きになるってどういう気持ちだ?」

「えっ……そ、その、やっぱり、一緒にいたいとか、好きになってほしいとか、そういう……」

しおり「……すまない、変なことを聞いてしまったな。忘れてくれ」


あれから数日が経っていたが、いまだに自身の不甲斐なさに腹が立つ。

あんな能力で女を誑かすような男に嘘でも恋心を抱いてしまうなど、女の恥だ。

しおりは自身の胸に手を当てた。あの時の、胸がふわふわと落ち着かない感覚が、まだわずかに残っているような気がしていた。

しおりも、その手のことに興味がないわけではなかった。

いずれは自分も、愛する男と手を繋ぎ、唇を重ね、そして……


しおり「っ……!///」


湧き上がった邪念を振り払うように頭を振り、しおりは校舎に戻っていった。

――――――――――――――――


勝也「オラッ! いいからさっさと金持ってこい!」


銀行の中で、強盗たちは荒々しく叫んでいた。

彼らは、簡易的な防弾チョッキ以外に武器のようなものは何一つ身に着けていなかった。

この時代では、裏組織から高額な武器を手に入れたりなどせずとも、強力な能力があれば誰でも強盗になることができる。

その分、それを阻止しようとする側の戦力も高くなるが、それでも世界から犯罪がなくなることはなかった。

ボディーガードとして雇われていた能力者たちはみな、すでに倒されて戦闘不能となっていた。

強盗たちが必死になって袋に札束を投げ入れている間、革ジャンを着たいかつい男――赤本 勝也は、苛立ちを隠さずに貧乏ゆすりをしていた。


勝也「いつまでチンタラ詰めてんだ! 早くしねぇとテメェらごとこの銀行燃やしちまうぞ!」

「クソ、怒鳴るならテメェも手伝えよ……」ボソッ

勝也「ア? お前今なんか言ったか?」

「い、いや、別に……!」

勝也「俺は能力的に金を触るのには向かねぇってちゃんと説明したよなァ?」

勝也「あんまりイラつかせるんじゃねぇよ……マジで燃やしちまう」


男が咥えていた煙草が一瞬で燃え上がり、黒い灰に変わる。

その様子を見て、男たちは金を慌てて詰め込むスピードを上げた。

「ぐわあぁ!?」

勝也「!?」


突然上がった男の悲鳴に、強盗たちは身構える。

突如、防犯シャッターが下ろされていた銀行の入り口が外から吹き飛ばされた。

銀行内に、結晶のような氷の壁が押し寄せてくる。


勝也「なんだッ!?」


強盗たちは首から下を瞬く間に氷漬けにされ、身動きが取れない状態となった。


しおり「『ガーディアン』だ。生きたまま全身氷漬けにされたくなかったら、警察が来るまで大人しくしていろ」


一人の少女が、強引にこじ開けられた入り口から悠然と歩いてきた。

高校の制服を着ていたが、高校生とは思えないほどの貫録があった。少女はその凛々しい瞳で、静かに強盗たちを睨みつける。

人質として縛られていた一般人たちから歓声があがる。

少女――皆川 しおりは、このあたりでは有名な『ガーディアン』の一人だった。

勝也「テメェ……いったい何の真似だ?」

しおり「随分と察しが悪いな。『ガーディアン』だと名乗ったはずだが? お前たちの狼藉を止めに来たんだよ」

勝也「『ガーディアン』だァ? テメェみてぇなガキが、ヒーローの真似事か!?」

しおり「分はわきまえているさ。『ガーディアン』として特別に国に認められた行為以外は慎むように――」

勝也「狂ってんだよ、この世界は!!」

しおり「なに?」

勝也「テメェみてえなガキが犯罪者と戦うことが国に認められている世界なんて、狂ってんだろッ! 『正義』のためか!? 能力があるならそれでいいのかよ!?」

しおり「……銀行強盗が何を偉そうに言っているんだ?」

勝也「お前らは全員都合よく利用されてるんだよ、クズどもに。お前が殺されようが犯されようが、上の連中は知らん振りだぞ。それでいいのかよ」

しおり「危険が伴うのは覚悟の上だ。それでもこの力で人々を守りたいと、私たち『ガーディアン』は全員そう思っている」

勝也「そうかよ。じゃあ死ね」

しおり「ッ!?」


男が吹いた息が、火炎放射となってしおりに迫った。

しおりは氷の壁を生成して火炎を防ぐ。澄んだ氷の壁の向こうで、氷に囚われたはずの男が動いているのが見えた。

男を拘束していた氷は、すべて溶かされていた。水が蒸発するジュウジュウという音が響く。

男は指を鳴らしながら、獰猛な笑みを浮かべた。



しおりVS勝也、戦況は? ↓1コンマ一桁
1 しおり勝利
2~4 しおり有利
5~9 勝也有利
0 勝也勝利

しおり「くっ……!」

勝也「オイオイどした! 逃げ腰か!?」


バックステップで、しおりは銀行から外の大通りに飛び出した。

男を捕えようと生み出された氷は、男に触れた場所から削られるように溶けていき、男の振るう腕で簡単に砕かれた。

男が勢いよく火炎を噴き出す。

氷の壁を生み出して防ぐが、火炎が吹き付けられた箇所に錐で掘られたような穴が開いていく。


しおり「ッ!?」


氷の壁を貫通した火炎を、しおりは横に転がることで逃げた。

遠巻きに眺めていた野次馬たちが、舞い上がる炎を見て蜘蛛の子を散らすように逃げていった。


勝也「どうやら、俺とは相性が悪いみたいだな」

しおり「さて、どうかな?」

勝也「ア?」

しおり(うまく誘いに乗って外に出てきてくれたな)


狭く、人質もいる銀行内では、こんな危険人物とは存分に戦えない。


しおり「銀行強盗なんてせず、サーカスの曲芸師にでもなったほうがよかったんじゃないか?」

勝也「ッ、殺す!」


男がしおりに向かって駆け出した。

男の能力相手では、近づかれればしおりが圧倒的に不利になる。

しおり(生半可な攻撃は簡単に溶かされてしまう、なら……!)

しおり「多少の痛みは大目に見ろよ」

勝也「ッ!?」


砲弾のような巨大な氷塊が、男に向かって発射された。

男はそれを受け止めるか否かを逡巡したのち、転がるように横に回避した。


勝也「このッ、クソガキが!」

しおり「年齢だの性別だの、そんなくだらないもので私たちを測るな」


再び、氷の砲弾が男に迫る。

苛立った表情を浮かべながら、男は先ほどのようにそれを回避しようとする。

しかし、男の行く手を阻むように現れた氷の枷によって、男の動きが一瞬止まった。

枷は男の振るった腕によって簡単に砕かれる。しかし、その一瞬が命取りとなる。


勝也「こ、のッ!?」


男は、最大にまで熱した両腕を砲弾に向かって突き出した。

膨大な熱により、氷塊の表面が解け、ひびが入る。

しかし、それでも砲弾の勢いは止まらなかった。


勝也「ガアァ!?」


男はそのまま、砲弾に弾き飛ばされて地面を転がった。



勝也はどうする? ↓1~3コンマ最大
1.ひたすら特攻をしかける
2.この場は退散する
3.隠し持っていた武器を使う(どんな武器かも。隠し切れないようなものなどは無効)
4.能力を増強させる薬を使う
5.その他(有効な手段であれば補正あり)

勝也「く、クソ……俺が、こんなガキに……地獄も知らねぇようなやつに、この俺が……!」

しおり「もうじき警察も駆け付ける。もう諦めろ」

勝也「お前、それだけの力があるなら、もっと自分のやりたいように生きねえのか?」

勝也「『正義』なんかに付き従ってたら、さんざんいいように利用されて最後は殉職だぞ」

しおり「死ぬつもりはないし、私は誰かの都合のいいように動いたりしない。私が信じるのは他の誰かの者じゃない、私が掲げる正義だ」

勝也「ハァ、ハァ……クソ、こんな青臭いガキに、この俺が負けるかよォォ!!」

しおり「……!」


男から立ち上がる熱気が蜃気楼のように揺らめく。

男の身体が発火し、炎が立ち昇る。熱気が、離れた場所にいるしおりの元にまで届いた。

男は叫びながらしおりに向かって特攻してきた。

鍛え抜かれた男の俊足は、ぐんぐんとしおりとの距離を縮めていった。

しかし、その程度の『普通』の域を出ない速度では、しおりには届かない。

身体に纏わりつく氷を強引に振り払いながら、男は迫りくる砲弾をかわした。

しかし、かわした先にも砲弾が飛んでくる。男は腕をクロスしてそれを防ぐも、そのまま吹き飛ばされてしまった。

距離を縮めては吹き飛ばされ、距離が開いても立ち上がりまた特攻をしかける。


しおり「っ……!」


男の執念のような特攻に、しおりはただ能力を使うだけよりも消耗を重ねていった。



しおりVS勝也、勝敗は? ↓1コンマ一桁
1~7 しおり勝利
8~0 勝也勝利

しおり「はぁ、はぁ……!」


氷の壁に守られているというのに、しおりの頬を汗が伝った。

巨大な氷塊の連続発射という消耗の大きな能力使用に加え、蒸すような熱気により知らず知らず体力が削られていたのだ。

そして、何度倒れても立ち上がり迫ってくる男の気迫に、しおりは気圧されていた。


しおり(いったい何が、あの男をあそこまで突き動かしているというんだ……!)

勝也「ブオオオオォォォ……!」

しおり「しまっ……!?」


砲弾をかわした男が、しおりめがけて火炎放射を放った。

しおりは咄嗟に氷の壁を形成する。しかしそれは、それまで出していたものより僅かに薄かった。

火炎を噴きながら、男がしおりに迫る。

そして、炎に溶かされ薄くなった氷の壁を、男の拳が突き破った。

驚愕するしおりの首を、男の熱された手が掴む。


しおり「ガアアアアアアアアァァァァ!!?」

勝也「テメェと俺とじゃ、潜り抜けてきた死線の数が違うんだよ!」

しおり「ゴフッ!?」


軍人上がりの男の容赦のない一撃が、しおりの鳩尾に放たれた。

身体をくの字に曲げたしおりは苦悶の声を上げ、そのまま膝をついてしまった。

勝敗は決した。

苦痛に顔を歪め荒く息を吐くしおりの首筋には、手形の跡が刻まれていた。



勝也はどうする? ↓1~3コンマ最大

しおり「はぁ、はぁ……くッ……!」

勝也「ハハ、この状況でまだそんな反抗的な目ができんのか……テメェ、俺を舐めてんのかよ!」

しおり「きゃあ!?」


勝也はしおりを蹴飛ばすと、地面に着いたしおりの手を思いっきり踏みしめた。

ゴリッ、という耳障りな音とともに、しおりが甲高い叫び声を上げる。

男は捨てた煙草の吸殻を踏みにじるように手のひらに靴を押し付ると、能力により靴裏の温度を上げていった。

肉の焼ける音とともに、しおりの白い肌に敗北の烙印が刻まれていく。


しおり「ぐああああああぁぁぁぁああああ……!!」

勝也「オラ、負けて嬲られるのも覚悟の上なんだろ? お前の言う『正義』ってのはこんなものなのなのかよ!」

しおり「ぐうううぅう……! はぁ、はぁ……!」


きつく瞑られた目から、ついに涙がこぼれる。

それでも、しおりは荒く息を吐くと男を睨みなおした。

勝也「……お前、俺のモノになれ。そうしたら殺さないでやる」

しおり「はぁ、はぁ……どうしたんだ、私の実力を認めてくれたのか? てっきり子供嫌いなのかと思っていたが、案外寛大なんだな」

勝也「いいから答えろ。俺の手下になるか?」

しおり「グ、っ……はは、愚問だな。お前みたいな三下強盗犯の手下になるだなんて、死んでも御免だ」

勝也「文字通り、死んでもか?」

しおり「っ……」


しおりの肩が震える。

どれだけ強く、凛々しく見えても、しおりはれっきとしたただの女子高生だ。怖くないわけがなかった。

それでも、しおりは気丈に男を睨みつけていた。


勝也「なるほど、それがお前の答えか」

しおり(耐えろ……警察が来てくれるまで耐えれば……!)



しおりを屈服させるために勝也がすることは? ↓1~3コンマ最大
ただし採用レスコンマ一桁が1~2で救援が来る

布袋を被せて水をかける

済まぬ済まぬ…

あれか 濡れた布は空気を通さないから顔にかぶせると窒息するってやつか

>>553が言ってくれないとわからん

すみませんマムマム王してて返信遅れました
>>559さんの仰る通りです

ファラリスの雄牛とかも考えてました

恐怖心を煽ってやればいけるかと…(超理論)

勝也「その生意気な態度がいつまでもつか見物だな……オラ、来い!」

しおり「くっ……!」


勝也はしおりの腕を掴んで無理やり立たせた。

勝也は軍隊にいたときに習った水責めの拷問でしおりを屈服させようとしていた。


勝也(こいつは強い……ただのガキのくせに、超能力なんつうクソみてぇな力を持ってしまったばっかりに、青臭い夢を捨てられねぇ)

勝也(こいつがこのまま正義のヒーローごっこを続けていたら、いつか必ず本当の闇とぶつかることになる)

勝也(そうすれば、待っているのは死か、死よりもエグい終わりだ。こいつの目は俺が醒まさせてやる!)


と、遠くの方から、パトカーのサイレンが聞こえてきた。


勝也「……チッ!」

しおり「ぐああああぁぁ……!」

勝也「いいか? これに懲りたらもう二度とヒーローごっこなんてするんじゃねぇぞ。次に会ったらマジで殺すからな」

しおり「ぐ、くうぅ……!」


男は銀行に戻って金を盗むこともなく、そのまま裏路地に逃げていった。

しおりは倒れ込みながら、男に掴まれた腕を自分の手で抑えていた。

そこには、皮膚が爛れたような火傷の跡が残っていた。

とはいえ、もししおりが氷を操れる能力者でなかったなら、すでに腕は焼き切られていただろう。

しおりは苦痛でその場から動くこともできず、ただ自らの腕を冷ますことしかできなかった。



【第3話 敗北】

第3戦が終わったので特殊イベントに入ります

特殊イベントでは戦闘以外のイベント(エロ含む)を指定できたり、
倒せなかった敵(徹、勝也)を出すことができます


――――――――――――――――


例の強盗犯との戦闘から数週間後。

しおりは退院しており、もうすでに『ガーディアン』の活動に復帰していた。

あれだけのことがあったのだから辞めても誰も責めないと家族や友人に言われた。

しかし、だからこそ、罪なき人々が同じような目に合わないように力ある者が戦わなければならない、としおりは考えていた。

怖くないわけではない。

それでも、彼女が18年歩んできたその人生が、彼女にここで逃げることをよしとしなかった。


しおり「ふぅ……」


『ガーディアン』支部のシャワー室で、しおりは身体を洗い流していた。

頭から熱湯の雨に降られていると、汗や血と一緒に疲れまで流れ落ちていくようだった。

ほっと息をついたしおりは、レバーを下げてシャワーを止めた。

自身の右腕を見やる。薄くはなったものの、そこにはまだあの男に刻まれた痛々しい傷跡が残っていた。


しおり(不甲斐ない……確かに強い敵だったが、絶対に勝てない相手ではなかった)

しおり(もっと強くならなければ……心も、身体も、もっと強く)


しおりは脱衣室に上がった。

見るものを釘付けにする均整のとれたラインに沿って、タオルで優しく水気を拭き取る。

火照った肌と濡れた黒髪により、普段の彼女よりもさらに色っぽく見えた。



この後しおりはどうする?(しおりに何が起こる?) ↓1~3コンマ最大
※場所は『ガーディアン』支部でなくても可

なぜか徹のことを思い出して彼に会いたくなり、街に出て探す

しおり(強い力を持つ者は、強い心を持たなければならない。そうでなければ、たちまち力に溺れてしまう)

しおり(強い心とは、弱い自分に打ち勝つ心。本能や欲望に流されず、信念で己を律することができること)

しおり(もっと、もっと強い信念を持て! 私は、快楽への誘惑になんて絶対に負けはしない!)

しおり(耐えろ、耐えるんだ私……!)


『当店自慢フルーツジャンボパフェ! 今なら期間限定 生クリーム増量中!』


しおり「ダメだ、よく考えろ……これだけのカロリー、消費するのにどれだけの時間がかかると……」ブツブツ…

「……あの人、店の前で何やってんだろ」

しおり「っ……!///」


ショーウィンドウ前で怖い顔をしていたしおりははっと我に返った。

大人びた端正な顔にわずかに朱を差しながら、しおりは踵を返した。

すれ違った男女二人組が、仲睦まじそうに手を繋いでしおりが眺めていたお店に入っていく。


しおり(なんだろう、己の欲望には打ち勝ったのに、なんだか負けたような気分だ……)

しおり(……恋人、か)


しおりももちろん、年頃の少女としてそういうことに興味はあった。

ただ、まだ学生という立場でありながら、そのような浮ついたものにうつつを抜かすのもいかがなものかという思いもあった。

想像もつかない。自身が誰かとそういう関係になるなど。

そう考えて、しおりの脳裏に浮かんできたのは。

吸い込まれそうなほどの黒い瞳のことだった。


しおり「っ……」


そのまま、しおりは家に帰るわけでもなく街中を歩いた。

あてもなく、まるで誰かを探しているかのように。



しおりはどうなった? ↓1コンマ一桁
偶数 誰とも出会わなかった
奇数 徹と出会った

ゾロ目だと何か来るのか?それが気になる

しおり(……ばかばかしい。何をやっているんだ私は)


ふと我に返り、しおりは足を止めた。

一時間ほど、しおりは目的もなく街中を歩き続けていた。


しおり(はぁ、時間を無駄にしてしまったな)


自分自身に呆れたようなため息をついて、しおりは来た道を戻り始めた。


しおり(こんな浮ついた気持ちでいるから、犯罪者なんかに後れを取るんだ。もっと心を強くしないと――)

副会長「あれ、会長じゃん」

しおり「ん、あぁ、君か……どうしたんだこんなところで」

副会長「いやそれはこっちのセリフ……まあいいや。ちょっと行きたいお店があって」

しおり「へぇ、なんのお店なんだ?」

副会長「いやぁ、このあたりで有名なスイーツ専門店だよ。パフェが上手いって評判なんだよね」

しおり「へ、へぇ……そうなのか、君がそういうの好きだなんてなんだか意外だな」

副会長「そうか?」

しおり「一人で行くのか?」

副会長「うん」

しおり「そ、そうか……そういうところは君らしいな」

副会長「どういう意味だよ」

副会長「じゃあ行くわ。また学校で」

しおり「あ、あぁ……」

副会長「……あんまり無理ばっかすんなよ。会長頑張りすぎなところあるから、たまには肩の力抜いてな」

しおり「っ……ま、待ってくれ!」

副会長「ん?」

しおり「ふ、二人で! 二人で半分こしよう! そうすればカロリーも半分だ!」

副会長「はぁ!? なんの話!?」


結局、しおりはジャンボカフェを二人で分け合って堪能したのだった。

その夜、いろんな意味で後悔の念に襲われたしおりはベッドの上で足をバタバタさせることになるのだが。

不思議と、なんだか胸があったかくなったような気がするしおりなのだった。



【第2.5戦 スイーツへの誘惑に敗北】

しおり有利ゾロ目だったのでしおりに健全なフラグが立ちました
魅了系の能力に対して若干の耐性ができました


次の敵能力者を決めます
こっから救援補正を気持ち抑えます

↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、またはしおり有利からスタート
奇数 しおり不利からスタート

【名前】柊季 夜久
【年齢】58
【容姿】細身で長身 白衣メガネ
【性格】マッドサイエンティストな性格 実験体はモルモット程度にしか思っていない
【能力】身体から自由自在に薬を生み出す(毒薬、媚薬、痺れ薬、下剤等 液体や気体かも選べる)
【悪事の内容】街中で空気中に開発した新薬をばら撒く 頑丈そうなモルモットがいたらお持ち帰りして更に強い薬の実験
【その他】ある程度実験に耐える娘がいると愛着が湧き、殺さないようずっと可愛がる

【名前】柿沢達治(かきざわ たつじ)
【年齢】17
【容姿】黄緑髪の目立たない少年。顔も普通面でぱっとしない
【性格】基本的に真面目を装っている男。実際は私利私欲にあふれている危険な人物
【能力】紙に書いた言葉を人やモノに張り付け(貼り付けられるのも能力の一部)そこに書いたことを実現する
(「燃えろ」のを貼り付ければ燃えるし、「眠れ」と貼り付ければすぐに眠る)
短いほど効果の効き目がよい
【悪事の内容】悪事を働くの奴の粛清。自分がモノにしたい相手の洗脳など私利私欲のことに使っている
【その他】しおりの学校生徒会の書記。
荒波を立てないように地味に過ごしているがそれでストレスが溜まていて、ストレスを発散するために能力を使って悪事を働く

>>592で決定
今日はここまで
今週中に終わらせたいのでしおりで終わるかあと一人できるかですかね

スレ使い切らないのか……

夜久「いやぁ、いつも悪いねぇ。約束のブツはそこにあるので好きなだけ持っていきなさい」


PCのディスプレイからから目をそらさずに白衣の男はそう言った。

ディスプレイには被検体の観測データが様々な形のグラフとして可視化されていた。

顎に手を当てて唸りながら、時折キーボードを叩いて画面を操作する。


夜久「しかし、毎度毎度つまらない薬ばかり買っていくねぇ君たちは。楽に金を貰えるのだからこちらとしてはいいんだが」

夜久「例えばこういうのはどうだい?」


ディスプレイからは目を離さず、男は気だるげに手を上げた。

皴の入った男の指から、薄い赤色のシャボン玉が浮かび上がった。

シャボン玉は蛍光灯の光を反射しながら、ふわふわと研究室内を飛んでいた。


夜久「こいつは無機物に触れるとそのまま割れるだけだが、動物性のタンパク質に触れるとそいつごとパン! と弾け飛ぶんだ」

夜久「こいつを町中の子供たちに配り歩いてシャボン玉を吹かせてみたらどうだろう。きっと面白い光景が見れると思うよ」

夜久「ん、なんの意味があるのかって……面白いじゃないか、単純に」


男は立ち上がると、足元の書類や実験器具をよけながら奥の扉の前に向かった。

扉の向こうには、男が街で採取してきた被検体が繋がれていた。

夜久「やぁ、調子はどうだい?」

被検体「いぎた、イギた゛いっ!♡ おねがい、もうイがせてぇぇ!!♡」

夜久「いやいや、君の限界はまだまだこんなものじゃないだろう。脳神経もだいぶボロボロになっているようだが、理論上はまだまだ快感を蓄積できるはずだ」

被検体「むりむりむりぃ!! これ以上耐えるなんて、ホントに頭がおかじくなりゅ! 今すぐイかせてぇえ!!♡」

夜久「ふーむ……別に構わんが、今絶頂を迎えれば、その強すぎる刺激に君の脳は耐えられないぞ?」

夜久「君を無事家に帰すという約束も守れなくなってしまうのだが、本当にいいのかい?」

被検体「いいっ! 何でもいいから! おねがい、もう死んじゃうからぁ!」

夜久「そうか、残念だ……君から得られた実験データは、必ずや次の発明に役立てよう」

被検体「は、はやくっ、はやくっイか――ッンギイイイイイイイィィィィィイイイイイ!!?♡♡」


身体を拘束する器具が壊れてしまうかと思うほどに、被検体は激しい痙攣を起こした。

獣の雄叫びのような声を上げた後、ソレはピクリとも動かなくなってしまった。


夜久「はぁ、お気に入りだったのにな」


男は腕まくりをすると、動かなくなったソレの上にその腕をかざした。

腕から滲み出てきた粘液が滴り、骨肉を穿つ。

用済みとなったモルモットはドロドロの液体となり、排水溝を流れて廃棄された。


――――――――

休日。

しおりは、街一番のショッピングセンターに来ていた。

目的は新しい私服の購入である。

しおりはそこまでオシャレに熱心なほうではなかったが、新しい衣服に身を包むのは新鮮な気分になれるので好きだった。


しおり「むぅ……」


試着室の鏡を見ながら、しおりは小さく唸る。

しおりのその大人顔負けの抜群のボディは、服のチョイスを間違えると太っているように見えてしまうのだった。

体形の維持にもきちんと気を配っているというのに、それはあまりにも悲しい。

自身に似合う服を選んでいると、必然的に大人びたファッションになってしまう。

もともとそういうデザインの方が好みではあるのだが、時にはもっとかわいい寄りの服にも挑戦したくはなるのだった。

何着か候補を絞り、上下の組み合わせも変えながら試すこと十数分。

結局落ち着いた雰囲気の組み合わせとなってしまったが、しおりは満足した様子で買い物を終えた。

大きな紙袋を手にぶら下げながら、ショッピングセンターの出口に向かって歩く。

「キャアアアアアアア!!」

しおり「!?」


突如、施設内に悲鳴が響き渡る。

しおりは、声のした方へ駆け出した。

一階から五階までが吹き抜けになった場所についたしおりは、手すりから身を乗り出すようにして一階を見下ろした。


しおり「こ、これは……!?」

夜久「はは、実に愉快な光景だ。君もそう思わないかい?」

しおり「ッ!?」


同じく一階を見下ろしていた白衣の男が、しおりに向かって笑いかけた。



ショッピングセンターはどうなっていた?(夜久は何をした?) ↓1~3コンマ最大

吹き抜けには、数万、数十万という数の赤いシャボン玉が浮かんでいた。

それだけを見れば、イベントショーか何かだと思う綺麗な光景だった。

しかし、眼下の人々は叫喚の中逃げ惑っていた。

シャボン玉の一つが、逃げる男の頭に触れた。

シャボン玉が割れると同時に、男の頭も一緒に弾けとんだ。鮮血が飛び散り、地面に冒涜的なアートを描く。


夜久「はっはは! 人が風船みたいにパンパン割れていくぞ。だいぶイメージに近い割れ方だ、調合を頑張った成果だな」

夜久「とはいえ、やはり製造量の割には被害が少ないな」

夜久「まあ液体状のものを雨のように降らせたほうが効果が高いだろうが、しかし触れるとシャボン玉のように割れるシャボン玉というのがなかなかオシャレだろう?」

しおり「お、お前の仕業なのか……これは……」

夜久「ん? そうだよ。凄いだろう、私が作ったんだぞ。私は柊季 夜久、偉大なる科学者――」

しおり「貴様ッ!!」

夜久「グフッ!?」


しおりの生み出した氷塊が、男の細い身体を吹き飛ばした。

そのまま壁に叩き付けられた男は、氷によって身体を壁に縫い付けられる。

夜久「はは、一瞬でこれだけの氷を生み出せるとは素晴らしい能力だ。この氷のように澄んだ不純物の少ない氷を作るのは、化学ではとても大変なんだよ」

しおり「黙れ! 今すぐこれを止めろ!」

夜久「無理だ、一度生み出した薬については私は操作することができん。まあ、あれを打ち消す効果の薬は作れるがね」

しおり「だったらそれを早くしろ!」

夜久「と言われても、こう身動きが取れない状態ではねえ」

しおり「くっ……!」


ニタニタと笑う男を無視して、しおりは吹き抜けに目掛けて無数の氷の刃を飛ばした。

氷に刺されたシャボン玉が次々に割れていく。


夜久「ほう、応用も効くみたいだねぇ。その美しい容姿といい、君はとても優れた遺伝子を持っているようだね」

しおり「黙れ! 能力を使用したテロ行為は重罪だ! 極刑は免れないぞ」


本当は今ここで殺してしまいたいがな、という言葉をしおりは飲み込んだ。

白衣の男は、この状況にあってもニタニタと薄ら寒い笑みを浮かべていた。

頭のネジが吹っ飛んでしまっているのか、それとも、追い込まれているとはまったく思っていないのか。

警戒を強めるしおりに、夜久は饒舌に講釈を垂れ始めた。

夜久「超能力は、人類が進化の過程で得た世界の理を超越した力だ。より優れた能力を持つ者は、より優れた進化を遂げた者だ」

夜久「無能力者と能力者はまるで同じ種族の生き物のように見えるが、それらはもはや遺伝子の作りからしてまったく別の生き物といってもいい」

しおり「優れているから何をしても許されるとでも言いたいのか? ふざけるな、お前はただの大量殺人者、人間のクズだ」

夜久「私の研究はいずれ、人類がさらなる高みに到達するための礎になるだろう。そのために、私はこの能力を授かったんだ」

しおり「この惨状も貴様のイカれた実験の一環か?」

夜久「いや、これはただの私の趣味だ」

しおり「こ、のっ……!」


男を捕える氷の体積を増し、壁と氷に挟まった男の身体を圧迫する。

男は苦悶の声を漏らすが、それでも笑みは消えなかった。


夜久「はは、君もその偉大な研究の礎にならないかね?」

しおり「死んでも御免だ!」

夜久「大丈夫、殺さないよ。君が私のモルモットにたる資格があればね!」

しおり「!?」


パキ、という乾いた音とともに、男に触れていたあたりの氷が砕け散った。

男が生み出した薬により、氷が常温ではありえない速度で融解したのだ。

氷の枷から抜け出した男が、しおりに向けて手をかざした。



夜久が生成した薬はどんなもの?(効果や形状など) ↓1~3
また採用レスコンマ一桁判定
1に近いほどしおりに効果なし
0に近いほどしおりに効果あり

夜久(依頼されていた殺人薬、この娘で試してみるか)


夜久のかざした手から、しおりに向けて無味無臭のガスが噴射された。

しおりはその存在に気付くこともなく酸素とともにそれを吸い込む。

夜久が生成したのは、人を殺すための薬ではない。そんなつまらないものいくらでも作り出すことができる。

彼が生み出したのは、人に人を殺させるための薬だ。

他の思考回路はそのままに、殺人についてだけ倫理観による制御が解除される。

多くの被検体の目の前で大切な人を殺し、その時の脳波の動きなどを解析して作った努力の結晶だ。

今、ちょうどよく自身に対して殺意を抱いている人間がいたので、夜久はそれを試したくなった。

無関係な人々の死に怒れるほどに正義感が強く、それでも夜久を殺さず確保にとどめようとする彼女が、どういう反応をするのかが気になった。

興味がわけば試さずにはいられない。夜久はそういう性分の科学者だった。

相手が少女だからだと侮っていた部分もあるのかもしれない。

その結果、自身がどのような境遇に置かれるかということを深く考えていなかった。


夜久「は――?」


無数の氷刃が、夜久の身体を貫いていた。



夜久はどうなる?(効果ありゾロ目により殺意マシマシです) ↓1コンマ一桁
0かゾロ目で九死に一生を得る
それ以外で即死

夜久「ガ、フッ……!?」

夜久(ま、まずい、回復しないと……!)


氷を解かす薬を生成しながら、生命活動を無理やり維持させるための劇薬を急ピッチで製造する。

リスクも大きな薬だが、副作用などまた別の薬で治せばいい。夜久は惜しむことなく薬を垂れ流す。

しかし。

夜久の身体の中で、氷が枝を伸ばすように鋭い棘を成長させた。

骨肉が抉られる。血液が凍らされ、全身が壊死に近づく。

夜久は、当の昔に実験により痛覚を失っていた。

しかし、内側から自身を壊されていく音に、夜久は幻痛を感じるほどの恐怖を覚えていた。


しおり「お前のようなクズは、生かしていては再び誰かを傷つける。ここで死ね」

夜久「ゴ、ガフッ、この……!」


もはやなりふりは構っていられなかった。

夜久は少女を殺すための毒薬を生成する。蒸気をほんの一口吸えば瞬く間に死に至る猛毒だ。

それを少女に向けて噴出しようとしたところで、手が凍らされ飴細工のように砕かれる。


夜久「ウガアアアアア!? た、頼む、許してくれ! 私には、まだまだやるべきことが……!」

しおり「お前がやるべきなのは、今ここで己の罪を悔い改めながら死ぬことだけだ」

夜久「グオオオオォォォオオ!?」

夜久(嫌だ、死にたくない、死にたくない……!)


好奇心は猫を殺す。夜久は、開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまった。

氷の刃が男の脳を貫き、男は完全に機能を停止した。食い破られたように氷が生えた男の身体は、下半身がなくなっていた。

少女は凍てつくような鋭い目で、男の残骸を見据えていた。

――――――――


ショッピングセンターでのテロは、撒かれた薬物の凶悪さに比べると死者はあまり多くなかった。

しかし、腕や脚を失った多くの人たちが病院に担ぎ込まれた。

現在は科学技術も発展しており、義肢や体細胞の再生治療なども可能だが、それでも失った手足を見る彼らやその家族の表情は悲痛だった。

しおりも、病院のベッドの上に身体を横たえていた。

外傷は一つもない。しかし、テロリストに吸わされた薬を体内から取り除くための検査を受けたのだ。


しおり(人を……私は、人を殺して……!)


涙を流しながら、しおりは血が出るほどにきつく唇を噛み締めた。

彼女が人を殺してしまったのは男の薬のせいだ。決して彼女のせいではない。

それでも彼女は、なんの抵抗を抱くこともなく人一人を殺してしまった自分の弱さが許せなかった。

そして何より、これでよかったのではないかと、心の奥底でわずかに考えてしまっている自分が怖かった。

『ガーディアン』のバッジを握りしめながら、しおりは小さく嗚咽を漏らしていた。



【第4話 殺害し勝利】

しおりが敵を殺してしまいました
それがどう転ぶかは安価次第ですが

次の敵能力者を決めます

↓1~5コンマ最大
ただし30分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、またはしおり有利からスタート
奇数 しおり不利からスタート

少女「危ない!!」

しおり「っ……!」

鉤爪男「ヒャッハ!」


振るわれる鉤爪を、しおりはギリギリのところでかわした。

さらりとたゆたう美しい黒髪が数本宙に舞う。


鉤爪男「ヒャハハ、お前のそのパツンパツンな制服をビリビリに引き裂いて――うおっ!?」

しおり「ふぅ……」

鉤爪男「この、離せやゴラ! ていうか冷たっ!?」


氷であっけなく身動きが取れなくなった男がキャンキャンと吠える。

しおりは、依然として『ガーディアン』の活動を続けていた。

命の危機に瀕した際の自己防衛として以外は、『ガーディアン』の犯罪者の殺害は認められていない。

本来ならばそのバッジをはく奪されてもおかしくはなかった。

しかし、検査の結果、摂取した薬による一部脳機能の低下が原因とみなされ、活動を続けることができていた。


しおり(能力を使うのを一瞬躊躇ってしまった……くそ、何をやっているんだ私は……)

少女「あ、あの、ありがとうございました!」

しおり「……ああ、無事でよかった」


張り詰めた表情を浮かべていたしおりが、わずかに顔を綻ばせた。

こうして人に感謝されると、自身は間違ってはいないのだと安心することができた。

悪に虐げられるか弱き人々を救うために私は戦うのだと、しおりは今一度強く自分に言い聞かせた。

項羽「お、お前、強いな、強いやつだな!」

しおり「っ!?」


突如現れた大男に、しおりは警戒しながら向き直った。

それは、2メートルは超すかというほどの背丈に岩のような体躯をした偉丈夫だった。

そのボサボサの髪と無精髭、よれた着流しが、まるで山籠もりをしていた仙人のような風格を漂わせていた。

男は血走った目でしおりを睨み、意味の分からない言葉を吐き捨てた。


項羽「決闘だ! 俺とサシで勝負しろ! お前の方が強いのか、俺よりも!」

しおり(な、何なんだこいつは……頭がイってしまっているのか?)

項羽「ああ、殺せる、殺せるぞお前を。俺は強いぞ。頼む、お前が強いなら、俺を止めてくれ!」

しおり「!?」



項羽はどうやって戦う?(戦法や使う武術、武器など) ↓1~3

項羽「ゥホワチャッ!!」

しおり「!?」


男はヌンチャクを取り出すとそれを高速で振り回し始めた。

左わき腹と右わき腹を交互にくぐらせ、鎖でつながれた二対の棒を巧みに操る。

付け入る隙を一分も与えない高速なヌンチャク捌きを見せながら、じわじわとしおりに迫っていく。


項羽「アチャアァ!!」


項羽はどうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 しおりの氷に捕まる
奇数 しおりの氷をかいくぐりダメージを与える

奇声を上げながら迫りくる巨漢に、しおりは氷で動きを止めようとした。

しかし、男は氷の出現を読んでいたかのように華麗なステップでそれをかわす。


しおり「なに!?」

項羽「ホワッ!」


男は一気に速度を上げた。そのでかい図体からは想像がつかないほどの速度でしおりとの距離を詰める。

焦りにより発動されたしおりの氷の枷を、男は紙一重でかわしていった。

ついに、その巨体がしおりの眼前に迫る。

氷の壁を生成しようとするも、それより早く横に振られたヌンチャクがしおりの身体を横殴りにした。


しおり「ぐはッ!?」

項羽「アタァァ!!」


よろけたしおりに、男は間髪入れずに追撃をしかけた。


しおりはどうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 項羽を氷で吹き飛ばす
奇数 項羽に吹き飛ばされる

しおり「きゃああっ!?」


悲鳴を上げながら、しおりはヌンチャクの打撃で吹き飛ばされた。

しおりの身体が地面を転がった。

豊満な胸が地面で潰れる。乱れたスカートから、肉付きの良いむっちりとした太ももが覗いた。

立ち上がろうと力を込めるも、痛みでしおりは顔をしかめることしかできなかった。

大男の影が、倒れたしおりの身体に覆いかぶさった。


しおり(この男の動き、只者じゃない……!)

項羽「ふん、所詮は能力にかまけた弱者だったか」

しおり「くっ……!」


実のところ、項羽の格闘センスが常人離れしていただけではあるのだが、その言葉にしおりは歯噛みした。


項羽「敗者は勝者に蹂躙されるのみっ!」

しおり「!?」



項羽はしおりに何をする?(しおりをどうする?) ↓1~3コンマ最大

鉤爪男「ヒャッハ、おっさん強ぇな! その生意気女とイイコトするなら俺も混ぜてくれよ!」

項羽「黙れ」

鉤爪男「ブッ――」


大男の振るったヌンチャクに、鉤爪男はまったく反応ができなかった。

男の前歯が一本吹き飛ぶ。頬を腫らし、口から血を流しながら鉤爪男は気絶した。


少女「きゃ、きゃああああぁぁぁ!!」


泣きながら逃げ出した少女に、大男はまるで反応を見せなかった。

少女が無事に逃げられてよかった。これは安堵するべきことだ。

そう考えるも、走り去っていく少女の背中を見ながら、しおりは置いていかれることへの恐怖を感じていた。


項羽「クソ、今度こそ俺を倒してくれると思ったのに、こんな弱い小娘が、俺を期待させるなんて!」

項羽「お前は武人として殺す価値もない。小娘が、二度と戦場に立つ気が起きないようにしてやろう」

しおり「な、なにを……きゃあっ!?」


少女としては立派な体躯をしたしおりを、男は軽々と持ち上げた。

しおりの膝をその隆々とした腕にひっかけ、向かい合った形でしおりの身体を支える。

男に支えられた状態で無防備に脚を開くことになったしおりは、その恥辱に顔を真っ赤に染めた。

男はそのままスカートをめくり、しおりのショーツを強引に引き裂いた。

ビリビリという不快な音に、しおりは自身が何をされようとしているのかを察する。


しおり「き、貴様ッ……!」

項羽「フーッ、フーッ!」


男は、完全に正気を失った目をしていた。男の武骨な指が、しおりの巨尻に沈み込む。

そして、一切の前戯もなしに、男は屹立した肉棒を突き立てようとした。



しおりはどうなる? ↓1コンマ一桁
1~3 項羽を氷漬けにする
4~6 勢いあまって吹き飛ばし、項羽に大怪我を負わせる
7~0 そのまま挿入されてしまう

咄嗟に能力を発動しようとしたしおりの脳裏に浮かんだのは、無残な姿となった白衣の男の死骸だった。

自身が能力で殺してしまった男の姿。

一瞬、しおりが怯む。そして、その隙を見逃すような甘さは男にはなかった。

その巨躯に相応しい凶悪なサイズのソレが、いまだ誰も触れたことのない少女の聖域にねじ込まれた。


しおり「んぎいいいいいぃぃぃぃいいっ!!?」


目を見開いて、しおりは悲痛な叫び声をあげた。

身を引き裂かれるような痛みに、しおりの視界が点滅する。

苦痛に顔を歪める少女のことなどお構いなしに、男は血濡れた秘所を貫き続けた。

筋肉に覆われた男の腰が叩き付けられるたびに、ぱんっぱんっという乾いた音とともにしおりの身体が跳ねた。

絹のような黒髪が乱れ舞い、制服に押し込められた胸が弾むように縦に揺れた。

脳を揺さぶられる気持ち悪さと膣内を強引にこじ開けられる痛みで、しおりの顔が青くなっていく。

凛々しい芯の通った声を発していた喉からは、暴力に虐げられる非力な少女の悲鳴が発せられていた。


しおり「んぎっ、いづ、んがぁ!? や、やめろぉ……!」

項羽「フーッ! フーッ!」


自らの力で身体を支えることもできず、しおりは暴漢に自身の全てを委ねた状態で犯される。

浮き上がった身体が重力に引っ張られたところを、再び強烈な力で突き上げられる。

最奥を押しつぶすような一撃に、しおりは歯を食いしばることもできず哀れな悲鳴を上げた。

男の太い首筋にしがみつきながら、しおりは能力も発動せずただ凌辱に耐えていた。



そして、しおりはどうなる? ↓1コンマ一桁
偶数 痛みを堪えたまま最後までヤられる
奇数 強引に犯されながら感じ始めてしまう

しおり「ぐぅ、んお……んくぅ……!」


ただひたすら、男の衝動のままにしおりは犯されていた。

男はまるで疲れ知らずといった様子で、しおりを抱えたまま勢いを落とすことなく腰を打ち続けていた。

屈強な男の腰が叩き付けられ、しおりの尻肉がたわむ。

それなりに身体を鍛えていたしおりであったが、男のそのタフネスさに嫌でも雄と雌の能力差を感じずにはいられなかった。

男に全ての体重を預けた状態で、突き上げられる。

男の剛直は、奥まで挿れられるとしおりの膣内をギチギチに満たすほど大きかった。

度重なる抽挿により、膣がその肉棒の硬さと熱さを知っていく。

痛みを感じる地点をとうに通り過ぎ、感覚が麻痺してきたと思っていたしおりは、膣壁をカリで抉られて思わず高い声を漏らした。


しおり「はぁん!? ん、ぐっ、ひぐ……!」


しおりの声色が、少しずつ変わっていた。

苦悶するような悲痛な声に、甘い吐息が混ざり始めた。

膣内を引っかかるような痛みを伴う抽挿が、いつの間にかスムーズに行われるようになっていた。

それは防衛本能だったのかもしれない。しかし、確実に滑り気を帯び始めた膣内は、その逞しい肉棒を受け入れつつあった。

そのことに気をよくした肉棒が、さらに激しく膣内を責め立てる。

しおりは眉をひそめながらも、痛みに混じり始めた快感に頬を赤らめていた。

しおり(な、なんで、こんな男に無理やり犯されているのに、私……!)

しおり「んはぁ! あ、ん、や、やめろ……ひゃんっ!」

項羽「グオオォ……!!」 ビュルルルルル!

しおり「んへぇ!?」


膣内に熱い精を吐き出され、しおりは男の屈強な背に爪を食い込ませた。

男は肉棒をみっちり奥まで挿し込んだまま、腰をブルリと震わせて最後の一滴まで膣内に注ぎ込んだ。

しおりは唇を震わせながら、膣内に広がっていくその熱に絶望を覚えていた。


しおり(な、ナカに……そんな、無理やり犯されて、最後まで……)

項羽「フヌゥ!!」

しおり「ひゃえっ!?」


男の肉棒が、先ほどよりもさらに硬さを増して膣内を押し広げていた。

その圧迫感に、しおりは肩を奮わせた。男は鼻息を荒くしたまま、獣のような眼光をしおりに向けていた。


しおり(そ、そんな……一度出せば、男はそれで終わるんじゃ……!?)



項羽はどうする? ↓1~3コンマ最大

正義の味方なのにレイプされて感じるとか

しおりが限界に達するまで抜かずにやりまくり
完全に心が折れたところで女子として幸せになれとか優しい言葉を残して去る

>>658って安価ですかね?
違うならあともう一つ待ちます

では>>660
ゾロ目なので補正ありです

項羽「フン、フン、フンッ!!」

しおり「んおぉっ!♡ もう、もうゆるひてぇ、ひゃいんっ!♡」


裏路地に、肉の打ち合う音と少女の嬌声だけが響いていた。

あれから、どれだけの時間が経ったのか。あれから、何回情欲を吐き出されたのか。

しおりの膣内はすでに、男の精液と膣から溢れ出た愛液でいっぱいになっていた。

それらを掻き混ぜるように、男が剛直を突き立てる。じゅぷじゅぷといやらしい音を立てて、結合部から白濁液が零れ落ちた。

しおりは男に担がれたまま、その筋肉質な男の体に抱き着くようにして犯され続けていた。

制服は無残にも破り捨てられ、ワイシャツから零れた乳房が男の胸板に押し付けられ潰れていた。

しおりは涙を流しながら、いやいやと駄々をこねるように首を振っていた。

凍てつくような勇ましい顔立ちは、熱に溶かされて蕩けきった雌の表情となっていた。

肉が打ち合う音が小刻みになる。再びその予兆を感じ取り、しおりはぎゅっと身体を強張らせた。


項羽「グアァッ……!」ドピュドピュドピュ!

しおり「んくううううううううぅぅぅぅ!!♡♡」


美しい黒髪を振り乱しながらしおりは絶頂を迎えた。

もう何度イかされたのかも覚えてない。足をピンと伸ばしながら、少女は快感に背筋を震わせた。

無理やり純潔を奪った暴漢の精液を、膣内はおいしそうに啜っていた。

まだまだ離したくないとひだを絡める雌に答えるように、男の肉棒が硬さを取り戻した。

いつまでも終わりが見えない男の絶倫さに、しおりはついに音を上げた。

しおり「あひぇ、んえぇっ……もう、ゆるして……ゆるしてくださいぃ……」

項羽「フーッ、フーッ……」


いまだ鼻息荒い男に懇願するように、しおりは弱々しい言葉を吐く。


しおり「私が、悪かったです……んぁ……だから、もう、イかせないでぇ……」

項羽「お前みたいな弱者が戦場に出るからこんなことになるんだ! 分かってるのか!?」

しおり「ひゃうぅ!? ごめんなさい、ごめんなさい! 弱いのに戦って、ごめんなさいっ! もう、戦いませんから……!」

項羽「フゥ、フゥ……お前は、俺のような狂人とは違うんだ。戦場以外でだって、生きていく道はあるだろう」

しおん「え……?」

項羽「これからは、普通の少女として生きていけ……いいな」

しおり「……は、はい……」


何者にも屈しないと強い信念を掲げていたはずの少女は、男の有無を言わせぬ言葉に小さく頷いた。

まだ反り立ったままの肉棒が乱暴に引き抜かれる。

しがみつく膣壁をカリで引っかかれる感覚に、しおりは甲高い声を上げブルっと腰を震わせた。

しおりの秘所から、白濁液がごぽっと泡を立てながら溢れ出た。

犯されている間ずっと肉棒で満たされていた膣内が、それを失った空虚さにキュンキュンと疼いた。

男がしおりの脚から手を外す。しおりはそのまま尻もちをついてしまった。

立ち方を忘れてしまったかのように、しおりの脚は震えて起き上がることができなかった。

男はそのまま、何も言わずに立ち去って行った。

しおりはしばらく、その場から動かずに虚空を見つめていた。

しおり「はぁ、はぁ……くそっ……!」


ようやく言葉を絞り出したしおりは、己の不甲斐なさと悔しさで瞳に涙を滲ませた。


しおり(何をやっているんだ私は……! 『ガーディアン』として、力を持つ者として、人々を守るんじゃなかったのか!?)

しおり(下種に無理やり犯されて……あまつさえ、快楽を感じてしまうなど!)

しおり(私は、『ガーディアン』失格だ……!)


さらけ出された胸や性器を隠そうともせず、しおりは顔を手で覆って嗚咽を漏らした。

彼女の高すぎる理想が、弱い自身を傷つける刃物となって降りかかる。

先日の銀行強盗に刻まれた腕の火傷痕に触れながら、しおりは消え入るような声で呟いた。


しおり「……普通の、少女として……」



【第5戦 敗北】

しおりに深い快楽と敗北の記憶が刻まれました

次のイベントに行く前に安価を取ります


項羽との戦闘後、しおりはどうした? ↓1~3コンマ最大
1.『ガーディアン』をやめた
2.『ガーディアン』を続けた

1

それからしおりは、『ガーディアン』をやめた。

支部長は何も言わなかった。家に帰った時、母は何も言わずにしおりを抱きしめた。

その夜、しおりは枕を涙で濡らしていたが、いつの間にか疲れで眠ってしまっていた。

それから。


「皆川さん、おはよー!」

しおり「うむ、おはよう」

「会長、おはようございます!」

しおり「おはよう」

「し、しおり様! ボンジュール!」

しおり「ぼ、ボンジュール……?」


副会長「おはよう、しおり」

しおり「……あぁ、おはよう」


しおりは、ごくごく普通の少女としての日常を送っていた。

そして。



しおりに起こったこと、またはしおりがしたことは? ↓1~3コンマ最大
※エロあり。新キャラでも、過去に負けた敵(徹、勝也、項羽)でも出してok

誰の子かわからない子供を妊娠

周囲の反対を押し切り出産
シングルマザーとして働く

しおり(身長2メートル超えの仙人のような大男……そんなやつ、目撃されれば確実に証言があるはずだ)


しおりは、自身の純潔を奪い、戦うことを諦める原因となった男の情報を集めていた。

復讐なんてことを考えているわけじゃない。

ただ、どうしてもあの男のことが気になって仕方がないのだ。


しおり(あの男の言動と雰囲気、間違いなく狂人のそれだと思ったが……最後に見せたあの表情は何だったんだ?)

しおり(私はあの男を探して、それでいったいどうしようというんだ……もう、『ガーディアン』でもないのに)


あの男と出会った辺りで聞き込みをしながら、しおりは自らの臍下に触れた。

そこには、あの男に孕まされた命が宿っていた。

この子をどうすうのかはまだ決めていない。そんなもの、簡単に決められるはずもない。

そのまま、下腹部を優しくなでる。

あれからもう数日も経っているというのに、ソコはいまだにあの男の激しさを覚えているかのようだった。


しおり「……♡」


項羽について調べた結果は? ↓1コンマ一桁
偶数 何も見つけることができなかった
奇数 項羽の居場所を突き止めた

はい

すまぬ、すまぬ……

裏について知ってそうなチンピラに多少手荒な方法で聞いてみたりしたが、それでもあの男についての情報は得られなかった。

もしかしたらもうすでに警察に捕まっているのかもしれないし、あるいは裏の人間に決闘を挑んで殺されてしまったのかもしれない。


しおり(もう、こんなことはやめにしよう……これからは、普通の少女として生きていくんだ)

副会長「どうかしたか?」

しおり「いや、何でもない」


二人は手を繋いで、夜の街を歩いていた。

しおりは少年の顔を一瞥すると、その腕を手繰り寄せて胸元に抱いた。

顔を赤くする少年の耳元で、しおりは甘い声で囁く。


しおり「なぁ、このままホテルに行かないか?」

副会長「なっ!?///」


堅物な彼女からそんな言葉が出てくるとは思わず、少年は爆発したように顔を赤く染める。

しおりは微笑みながら、自身の下腹部を撫でた。

もう、誰かを助けるために命を張ったりしない。これからは身の丈にあった、普通の少女としての人生を歩むのだ。

そのためには、これから生まれてくる子供にも父親が必要だろう。

すっかりあの男の形に変えられてしまった自身のアソコが彼のモノで満足できるかは分からないが。

少女は色っぽい笑みを浮かべながら、少年とともに夜の街に消えていった。



【しおり編 ハッピーエンド?】

しおり編はハッピーエンドで終了しました。もっとガッツリ堕ちるかと思ってましたが


最後の主人公を決めたいと思います


※17:30※以降から↓1~5からよさげなものを>>1が選択(それ以前のものは無効)
ただし、18:00になっても安価範囲が埋まらなかった場合は、その時点までに投稿されたレスの中から決定

性別は♀、身分は高校生で固定で

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【学年】
【容姿】
【性格】
【能力】
【その他】

ちなみにさっきの判定が奇数ゾロだったらどうなっていました?

安価下

【名前】 久慈宮 祥子(くじみや しょうこ)
【学年】 高校三年生18歳
【容姿】 腰まである黒髪と赤い瞳が特徴的 身長167cm。胸は釣鐘型の爆乳でJカップの陥没乳首。しかし普段は大きすぎる胸をさらしで隠して小さく装っている。安産型の尻。男好きのする体
【性格】 誰に対しても敬語口調の大和撫子。きっちりとした性格で、真面目。
【能力】 五感強化(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚のどれかを凄まじく強化できる。視力であれば、1km先の針の穴を見通せ、動体視力は羽虫の羽ばたきすらも止めて見える。ただし、一度に一つの強化しかできず、一度の使用時間は最長10分ほど。さらに、一度使用すると5分経過を待たなければ、再度使用ができない)
【その他】弓を嗜んでおり、主に弓での狙撃を得意とするが、近接戦闘では格闘技で戦う。
学校の成績は優秀な努力型
家族はサラリーマンの父と専業主婦の母の核家族
陥没乳首なのが悩み

【名前】一文字 茜 (いちもんじ・あかね)
【学年】1
【容姿】黒のツインテール、長身でグラドル級のスタイル。
【性格】いつも明るい熱血少女。正義とヒーローを愛するボクっ娘。
【能力】変身、と叫ぶと身体の周りの無生物(衣類、裸のときは空気や水)を素粒子レベルに分解してヒーロースーツに再構成する。変身が解けるとスーツは元の衣類などに戻る。スーツは超人的なパワーとスピード、砲弾にも耐える防御力をもたらすが、サイキックパワーで維持されるため茜が消耗すると弱体化し、意識を失うとハサミでも切れてしまう。
【その他】テレビのヒーローに憧れるあまり能力を開花させた。抜群の容姿だが言動のせいで色気ゼロの残念美人。代わりに女生徒には大人気で校内に「茜ちゃんにおやつをあげる会」があるらしい。

うわ本当だ、やってもた
本郷じゃあれかなと思って一文字にしたのが失敗した
すみませんが>>699の苗字は本郷でお願いします

悩みましたが、最後は王道ヒーローっぽい>>699にします
(名前は本郷 茜にします)

【名前】本郷 茜 (ほんごう・あかね)
【学年】1
【容姿】黒のツインテール、長身でグラドル級のスタイル。
【性格】いつも明るい熱血少女。正義とヒーローを愛するボクっ娘。
【能力】変身、と叫ぶと身体の周りの無生物(衣類、裸のときは空気や水)を素粒子レベルに分解してヒーロースーツに再構成する。変身が解けるとスーツは元の衣類などに戻る。スーツは超人的なパワーとスピード、砲弾にも耐える防御力をもたらすが、サイキックパワーで維持されるため茜が消耗すると弱体化し、意識を失うとハサミでも切れてしまう。
【その他】テレビのヒーローに憧れるあまり能力を開花させた。抜群の容姿だが言動のせいで色気ゼロの残念美人。代わりに女生徒には大人気で校内に「茜ちゃんにおやつをあげる会」があるらしい。

簡単なプロローグのあと本編

>>690
奇数ゾロだったら項羽エンドほぼ確定ですね
安価コンマ次第ですが、項羽救済エンドかしおり凌辱完堕ちエンドかのどちらかだったと思います

本郷 茜が最初に能力を発動したのは4歳の時。

日曜朝にテレビで特撮ヒーローモノの番組を見ていた時だった。

少女らしい落ち着いた趣味にはてんで興味を示さなかった茜は、毎週そのヒーローたちの活躍を目を輝かせて見守っていた。

主人公の動きに合わせて、少女は舌足らずな喋り方でお決まりの台詞を放った。


茜「へんちんっ!」


突如、部屋の床が抜け、彼女は一階下に真っ逆さまに落ちていった。

その様子を見ていた両親は一気に血の気が引いたという。

両親が慌てて空いた穴から下を見下ろすと、きょとんとした顔をした茜と目が合った。

彼女は無傷だった。それまで着ていたものとは違う不思議な服を着た茜は、両親の顔を見てきゃっきゃと笑い声をあげた。

そんな彼女が『ガーディアン』を志したのは、もはや必然と言えた。

カマキリ男「オラッ、近づくんじゃねぇ! 全員切り刻んじまうぞ!」


カマキリのような顔と腕をした男が、周りに威嚇するように鋭い鎌を振り回した。

男の足元には、衣服を刻まれ下着姿となった女性が倒れていた。

あらわになった肌には、ところどころ切り傷が刻まれていた。


茜「待てッ!」

カマキリ男「アァン!? 誰だテメェは!」

茜「ボクは『ガーディアン』所属のヒーロー、通称『アカネ・レッド』! 怪人め、これ以上好き勝手はさせないぞ!」

カマキリ男「『ガーディアン』だァ? フハハ、ヒーロー気取りの素人集団じゃねえか! 調子にのってんじゃねえぞコスプレ女!」

茜「こ、コスプレじゃないもんっ!」


カマキリ男の前に現れたのは、全身をぴっちりとしたスーツに身を包んだ少女だった。

身体のラインにぴっちりと沿ったスーツは、少女の抜群のプロポーションを浮かび上がらせていた。

カマキリ男はその盛り上がる胸を複眼で凝視しながら、両手の鎌を擦り合わせる。

向かってくる少女に対し、カマキリ男は容赦なく鋭い鎌を振るった。

少女はそれを腕でたやすく受け止める。

薄い素材でできているように見えたそのスーツは、カマキリ男の鎌でかすり傷一つ覆わなかった。


カマキリ男「んなぁ!?」

茜「こんなもので、ボクの魂のスーツは切り裂けない! たぁッ!!」

カマキリ男「ガハッ!?」


男の腹に少女の拳が突き刺さる。

男はそのまま数メートルほど吹き飛ばされた。

ゴロゴロと地面を転がった男は、動きを止めた時にはヒョロっとした成人男性の姿に戻っていた。

その様子を確認した少女の方も変身を解く。

スーツが淡い光となって少女の身体を包む。

光が空気に溶けて消えると、スーツは何の変哲もない高校の制服になっていた。

頭の下の方に結われたツインテールが揺らめく。

少女――本郷 茜は、勝気な笑顔を浮かべて拳を突き出した。


茜「ふふん、今日も正義は勝つ!」



【茜編プロローグ 勝利】

茜と戦う最初の敵能力者を決めます

※ 第1戦~第3戦まではピンチになると救援補正がかかります
※ ただしコンマ次第でゲームオーバーもあり得ます


↓1~5コンマ最大
ただし15分経過しても埋まらない場合は↓1~3に変更

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】

また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または茜有利からスタート
奇数 茜不利からスタート

【名前】榊 綾香(さかき あやか)
【年齢】18歳
【容姿】腰まで届く黒髪ストレート、上から93・66・88であったらガーディアン制服着用、なかったら通っている学校の制服を着ている
【性格】誰にでも優しく健気な女性。同時に淫乱で常に女王様にいじめて欲しいと願っているマゾっ娘でもある。
【能力】触れた対象の精神に働きかけてトラウマや心の病の治療を行い、逆に危険な思想・性癖を植え付ける事も出来る。
【悪事の内容】女性能力者の精神に歪んだ性癖を植え付け、結果的に犯罪を増加させている。
【その他】元々はガーディアン所属で事件の被害者のメンタルケアを行う真面目な能力者だった。
だがとある人物に自身が【実は同性愛者で被虐願望があり、同じガーディアンの戦う女性達に滅茶苦茶にされたい】という願望を持っている事を見抜かれる。
それ以降ガーディアンでの一員として活動しながら裏ではその人物と繋がり、隙を見てはガーディアンの女性メンバーを嗜虐趣味の同性愛者である【女王様】にして己の欲望を満たしている。(というか満たして貰ってる)

【名前】鶴崎 剛毅
【年齢】32
【容姿】ゴリッゴリのボディービルのような体型に黒のストライプスーツ
【性格】二重人格(表は任侠に溢れて仁義を重んじる性格/裏は目的の為なら手段を選ばない冷酷な性格)
【能力】視界に入れた者の超能力を封じる能力
【悪事の内容】裏の人格で女を売春させたり薬の密売/表の人格で組同士の抗争
【その他】超武闘派ヤクザの幹部で任侠を掲げ薬などの密売は良しとしない組に属しているが裏の人格のせいで足を洗うか悩んでいる

剛毅(この世界は腐ってやがる)


鶴崎 剛毅は、裏の世界で生きる男だった。

その腕っぷしの強さと対能力者戦で重宝される能力、そして筋の通った任侠溢れる漢気で、若くして組の幹部にまで上り詰めた。

そんな彼は、自身が始末したクズの死骸を部下に片付けさせながら煙草を吸っていた。

剛毅が殺した男は、もともと裏社会とは全く関係のない一般人だったが、その凶悪な能力を悪用して表や裏の人間を見境なく殺していた。

剛毅に無効化の能力がなければ、武闘派として恐れられる彼もあっさりと殺されていただろう。


剛毅(知恵も金も権力もなくても、能力一つでチャカを遥かに超えた力を手に入れることができる)

剛毅(司法も警察も、まるでそれに対応できてねぇ。俺らの世界で、俺らよりも遥かにヤベェ闇が蠢いてやがる)

剛毅(ヤクザモンが任侠だのを語るのはただの偽善なのかもしれねぇ。だがそれでも、裏の世界の人間にしか解決できねぇこともある)

剛毅(役に立たねぇサツどもの代わりに、俺らがゴミ掃除をしてやるよ)

剛毅(【またつまらねぇこと考えてるなァ兄弟】)


剛毅の脳内に、自身と同じ、しかし自身とは異なる声が響いた。


剛毅(ッ!? やめろ、出てくるんじゃねぇ!)

剛毅(【俺らみてぇなクズが今さらダークヒーロー気取ってどうするんだよ。もっと気ままに短い人生を謳歌しようぜ】)

剛毅(ふざけるな! テメェ、この間もまた薬を売りやがったな! そういうクズみてぇな真似はするなって言ったろ!)

剛毅(【安心しな兄弟、俺が売ってるのは自然由来の天然物だけ、『超科学薬』なんてイカれたもんは取り扱ってねぇからよ】)

剛毅(当たり前だ! そんなもん組にバレたら、指一本じゃすまねぇぞ)

剛毅(【大丈夫だって。いざとなったら俺のコネでもっと自由な組に移りゃあいい。俺らの能力を欲しがってる連中はごまんといるぜ?】)

剛毅(とにかく、お前は勝手に出てくるんじゃねぇ。女を抱きたきゃ適当に風俗にでも行ってやる)

剛毅(【俺ァ店の女より素人を無理やりハメるほうが好きなんだがな】)

剛毅(ふざけんな! そんなことしたら、テメェの一物切り落とすぞ!)

剛毅(【おー怖。テメェの身体は大切にしろよ兄弟。俺の身体でもあるんだからな】)

剛毅(クソッ……!)


嘲笑うかのようなもう一人の自分の声に頭を痛めながら、剛毅は紫煙を吐き出す。


剛毅(こんなイカれたやつを内側に飼ってるってのに、俺はこのままヤクザを続けてていいのか?)

剛毅(しかし、理由も語らず組を抜けるわけにはいかねぇし……それに、俺にはやらなきゃならねぇこともある)


袋に入れられ、部下に運ばれていく死体を見やる。

あのクズが殺した罪なき人々のことを思いながら、剛毅は煙草を携帯灰皿に突っ込んだ。

茜「それでね、主人公の新必殺技がビューン! って飛んでって、怪人がどわーってなってね!」

友「いや、全然分かんないんだけど……今更だけどあんた、もっと女の子らしい話題とかないわけ?」

茜「ん? 例えば?」

友「うーん、例えば恋バナとか」

茜「恋かぁ……恋といえば、寿司レンジャー第27話でサーモン・ピンクが好きになった相手がなんとね!」

友「ごめん、あんたにその手の話題を振った私が悪かった」

友「あんた、本当にいろいろと残念よねぇ。その胸は無駄に女の子らしいのに」

茜「セクハラはNGだよ!」

友「そのディープすぎるオタク話、男子ですらついていけてないじゃない」

茜「そうなんだよねぇー……別の『ガーディアン』支部にヒーローの話ですごい盛り上がれる子がいたんだけど、急に辞めちゃって」

友「『ガーディアン』ってのはやっぱり変な子が多いわけ?」

茜「そんなことないよ! みんな正義のために悪と戦ってるすごい人たちだよ!」

友「まあ確かに、私にはたとえ超強い能力があっても無理……ってあんた前!」

茜「へ――きゃあ!?」

剛毅「わりぃ、大丈夫か?」

茜「は、はい、すみません!」


誰かとぶつかってしまいよろけた茜の身体を、その男は腕を掴んで支えた。

茜がぶつかったのは、ストライプの入った黒のスーツを着込んだオールバックの男だった。

背が高い茜よりもさらに頭一つ分は大きい。

薄く色のついたサングラスの奥から、鷹のような獰猛な瞳が茜を見下ろしていた。

茜「か、カッコいい!」

剛毅「あ?」

友「ちょ、ちょっとあんた、よりにもよってなんつう怖い人とぶつかってんのよ!?」ヒソヒソ

茜「え?」


小声で囁きながら袖を引っ張る友人に対し、茜は無垢な瞳を向ける。


剛毅「……ハハッ、変なガキだな」

茜「ガキじゃありません、茜です!」

剛毅「そうか、そりゃ悪かったな」


いかつい顔をした男は、意外にも人好きのする笑顔を浮かべた。



茜がぶつかったのは? ↓1~3コンマ最大
1.表の剛毅
2.裏の剛毅

友「そ、それじゃあ私たちはこの辺で……」

茜「そのスーツカッコいいですね! すごい高そう」

剛毅「おっ、分かるか嬢ちゃん」


そういうと男は、指を三本立てた手をすっと上げた。


茜「ん、何? 3万円?」

剛毅「30万だ」

茜「ええぇ!? さんじゅうまんっ!?」

剛毅「まあ本物の一級品とは言えねぇが、ちょっと迫力出したいってだけならこれぐらいで十分だ」

茜「ぼ、ボクそんな高級なスーツにぶつかっちゃったんですね……ごめんなさい!」

剛毅「かまやしねぇよ。俺も気を配ってなかったのが悪かった」

友(なんでこの子はこんな怖い人と普通に話してるのよ!)


友人の訴えかけるような視線に気づき、茜は話を切り上げた。


茜「それじゃあね、おじさん!」

剛毅「おじさんじゃねぇ、剛毅だ」

茜「えへへ、そっか」


「キャアアアアアアアア!!」


茜 剛毅「「!?」」

友「え、ちょ、ちょっと二人とも!?」


叫び声を聞いた二人は、ほぼ同時に声のした方向へ走り出した。

磯巾着男「ニュフフフフ……!」


二人が駆け付けた先では、頭がイソギンチャクのようになった男がその触手で女性たちを拘束していた。


剛毅(俺たちのシマでカタギに手を出しやがって、クズ野郎が……! サツは何してやがんだ!?)


剛毅がイソギンチャクを睨みつけていると、茜が剛毅を庇うように一歩前に出た。


茜「剛毅さん、下がってて!」

剛毅「お前、何を!?」

茜「変身ッ!!」

剛毅「!?」


少女の掛け声とともに、少女の身体が淡い光に包まれる。

光が消えると、少女は赤を基調としたボディースーツに身を包んでいた。

元気に揺れていたツインテールは、メタリックな髪留めによって小さくまとめられていた。


剛毅「お、お前……!」

茜「『ガーディアン』だ! 女性たちを解放しろ!」

磯巾着男「ニュフフフフ! これはまた随分とエロいボディのヒーローが現れましたなぁ!」

茜「へ、変態っ!」


視線から逃れるように僅かにたじろいだ茜だが、すぐにイソギンチャクに向き直って臨戦態勢をとる。

茜「女性たちを解放しないなら、ボクも黙ってないぞ!」

磯巾着男「ニュフフフフ、従わなかったらどうするって言うんだ?」

茜「ブン殴ってぶっ飛ばす!」

剛毅「お、おい!」

磯巾着男「馬鹿め! そのスーツをビリビリに引き裂いてやる!」


駆け出した茜に向かって、ぶよぶよとしたミミズのような触手が迫った。

それらの表面は、動物を麻痺させる毒を持った微細な針に覆われていた。

そんなことなど知る由もない茜は、触手を弾き飛ばそうと腕を構える。

その様子を後ろで眺めていた剛毅が、射抜くような目つきでイソギンチャクを睨んだ。


磯巾着男「ッ!?」

磯巾着男(な、なんだ!? 能力が、解除される!?)

茜「あ、あれ……!?」


茜に向かって伸びていた触手がみるみる縮んでいき、男の縮れたロングヘア―に戻った。

男の頭が普通の中年男性のものに戻ったのを見て、茜は困惑して足を止めた。


茜「か、改心してくれたの?」

磯巾着男「なわけあるか! この……!」

女性「いやぁぁ!」

茜「!?」


男は捕まえていた女性の首を片腕でホールドした。

このまま人質にしてやろうと、男は下卑た笑みを浮かべながら茜の方を見やる。

いつの間にか、眼前に茜の拳が迫っていた。

拳の風圧で、男の縮れた前髪が左右に流れる。


磯巾着男「ヒィィ!?」

茜「その女性、離してくれるよね?」

磯巾着男「は、はいぃ!」


鼻先数センチのところで止められた拳に泡を吹きながら、男は女性を解放した。

茜「ふぅ」


男が警察に連行されたのを確認してから、茜は変身を解いた。

感謝を述べる女性たちに、茜はカッコいいヒーローポーズを決める。

ドヤ顔の茜に対し、女性たちはぽかんと口を開けていた。

奥から、剛毅が茜のそばに近づいてきた。


剛毅「お、お前、『ガーディアン』だったのか」

茜「うん! どこにでもいる普通の女子高生、本郷 茜。しかしその正体は、人々を守る正義のヒーロー『アカネ・レッド』なのだった!」

剛毅「そうか……無事でよかった」

茜「え、あ、うん……///」


男のほっとしたような小さな笑みに、茜はなぜだか気恥ずかしくなって目を反らしてしまった。

今まで感じたことのないような不思議なドキドキを感じて、茜は小さく首を捻る。


剛毅(こんな年端もいかねぇ普通のガキが、命をかけてクズどもと戦ってるってのか……)

剛毅(他のやつらは、こんなガキに守られて何とも思わねえのかよ!)


遠巻きに集まりスマートフォンを掲げる連中の歓声を聞きながら、剛毅は拳を握りしめた。



茜の行動、または剛毅の行動 ↓1~3コンマ最大
※何もせず解散も可。剛毅は裏に変わってもok

周囲の野次馬共にがなりつける

茜を褒めてから世界は見かけ通りのことばかりではないから用心しろと警告し、自分が極道であることと裏の顔があることを明かして次見かけても決して声をかけないように言い残して去る

剛毅「へらへら笑ってんじゃねぇぞ野次馬ども! ヒーローショーじゃねえんだぞ!」


剛毅が凄みながら大声を出した。

野次馬たちはおろか、茜に助けられた女性たちまでもがその迫力に怯む。


茜「ご、剛毅さん……?」

剛毅「わ、悪い……」

剛毅(クソ、こんな目立つことして、何やってんだ俺は……)


顔を伏せながら、剛毅はらしくない自身の行動に舌打ちした。


剛毅「……お前、これからも『ガーディアン』の活動を続けるのか」

茜「うん! だってボクは正義のヒーローだもん!」

剛毅「そうか……」


そのまっすぐな瞳が眩しくて、剛毅はサングラスの奥の瞳をそらした。

剛毅「……くれぐれも無理はするんじゃねぇぞ。じゃあな、茜」

茜「え、あ、じゃあね……///」


ぽん、と頭の上に置かれた大きな手に、茜は頬をわずかに赤らめた。


剛毅(こいつは薄汚れた俺なんかとは違う……表の世界の、陽だまりにいるような人間だ)

剛毅(願わくば、もう二度と出会うことがないように……)


去っていく背広を、茜はぼーっとした表情で眺めていた。

胸に芽生えた小さな感情の名前を、茜はまだ知らなかった。



【第1戦 交戦なし】

次の敵能力者を決めて今日は終わります


↓1~5コンマ最大

思いつかない欄は空白でok
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【能力】
【悪事の内容】
【その他】


また採用レスのコンマ一桁判定
偶数 対等、または茜有利からスタート
奇数 茜不利からスタート

【名前】相崎 りりる(あいさき りりる)
【年齢】12歳
【容姿】茶色毛のツインテールに愛らしい顔立ち・西洋人形を思わせるゴシックロリータ調のドレス
【性格】子供ゆえの無邪気さと残忍さを兼ね備えた、遊ぶのが大好きな明るい性格の女の子
【能力】自分と触れた他人の身体を一部だけ作り替えることが出来る。新しく作り直した場合は前に変えた場所は元に戻る
【悪事の内容】身体を作り替えた事と彼女との「遊び」による精神崩壊を含めた障害
【その他】両親が共働きで激務に追われて彼女をほったらかしにしていた為に寂しさから年齢より幼い性格になってしまった
両親は彼女が寝静まってから家に帰って来るため彼女の能力が開花したことを未だに知らない
最近ハマっている遊びは「人の身体を演じる役に合わせて作り替えてからするおままごと」である

【名前】蟇野 舐郎 (ひきの・なめろう)
【年齢】38
【容姿】チビ[ピザ]のカエル顔
【性格】卑屈で陰湿
【能力】舌を伸ばして女性を絡めとり生命力を吸収する。生命力を奪われるとき女性は強い性感を感じる。生命力を奪われきって衰弱した被害者はそのまま放置するか、気分次第で凌辱することもある。
【悪事の内容】裏路地で衰弱した女性が連続して発見されている事件を起こしている。
【その他】舌は頑丈で普通の刃物程度ならば弾いてしまう。

良かれと思って、今までの超能力者たちの戦いをまとめました!


有栖川 詩音(ありすがわ しおん)[>>5]

第1話 ストレイ(本名:鷲頭礼仁)[>>14]戦[>>17-34]【勝利】
第2話 東 流[>>45]戦[>>46-64]【勝利】
第3話 ゴリアテ[>>12]戦[>>72->>88]【勝利?】
第2.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]・神野 巫華(さぎの みか)[>>111]戦[>>89->>146]【敗北?】
第4話 痴漢男[>>149]戦[>>152->>174]【勝利】
第5話 ダルフィ[>>177]戦[>>182->>213]【勝利】
第6話 久保田永益 [>>180]戦[>>222->>244]【勝利】
第6.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]戦[>>245->>289]【敗北 ヤンデレズいちゃらぶセックス堕ちエンド】


赤崎 蘭奈(あかさきらんな)[>>293]

第1話 瀬戸 正美[>>221]戦[>>318->>324]【不戦勝】
第2話 山岡 次郎[>>67]戦[>>333->>368]【敗北 死亡エンド】


蔭山 瑞希 (かげやま みずき) [>>297]

第1話 御門 優里 (みかど・ゆり)[>>389]戦[>>399->>423]【敗北、救援により助かる】
第2話 槍烏賊 蛸魔(やりいか たこま) [>>70]戦[>>432->>467]【触手男に犯され敗亡 触手チンポ堕ちエンド】


皆川しおり[>>476]

第1話 伊丹榎枝(いたみ かえだ) [>>487]戦[>>489->>496]【勝利】
第2話 瀬崎徹(せざき とおる)[>>502]戦[>>504->>523]【途中救援により中断】
第3話 赤本 勝也[>>527]戦[>>531->>572]【敗北】
第2.5話 期間限定 生クリーム増量中フルーツジャンボパフェ戦[>>576->>590]【スイーツへの誘惑に敗北】
第5話 柊季 夜久[>>592]戦[>>601->>626]【殺害し勝利】
第6話 織田 項羽[>>217]戦[>>634->>669]【敗北】
第?話 [>>676->>687]【ハッピーエンド?】


本郷 茜 (ほんごう・あかね) [>>699]

第1話 鶴崎 剛毅[>>713]戦[>>717->>735]【交戦なし】
第2話 榊 綾香(さかき あやか) [>>712]【更新待ち】

良かれと思ったのに一部ミスりました!すいません

有栖川 詩音(ありすがわ しおん)[>>5]

第1話 ストレイ(本名:鷲頭礼仁)[>>14]戦[>>17-34]【勝利】
第2話 東 流[>>45]戦[>>46-64]【勝利】
第3話 ゴリアテ[>>12]戦[>>72-88]【勝利?】
第2.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]・神野 巫華(さぎの みか)[>>111]戦[>>89-146]【敗北?】
第4話 痴漢男[>>149]戦[>>152-174]【勝利】
第5話 ダルフィ[>>177]戦[>>182-213]【勝利】
第6話 久保田永益 [>>180]戦[>>222-244]【勝利】
第6.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]戦[>>245-289]【敗北 ヤンデレズいちゃらぶセックス堕ちエンド】


赤崎 蘭奈(あかさきらんな)[>>293]

第1話 瀬戸 正美[>>221]戦[>>318-324]【不戦勝】
第2話 山岡 次郎[>>67]戦[>>333-368]【敗北 死亡エンド】


蔭山 瑞希 (かげやま みずき) [>>297]

第1話 御門 優里 (みかど・ゆり)[>>389]戦[>>399-423]【敗北、救援により助かる】
第2話 槍烏賊 蛸魔(やりいか たこま) [>>70]戦[>>432-467]【触手男に犯され敗亡 触手チンポ堕ちエンド】


皆川しおり[>>476]

第1話 伊丹榎枝(いたみ かえだ) [>>487]戦[>>489-496]【勝利】
第2話 瀬崎徹(せざき とおる)[>>502]戦[>>504-523]【途中救援により中断】
第3話 赤本 勝也[>>527]戦[>>531-572]【敗北】
第2.5話 期間限定 生クリーム増量中フルーツジャンボパフェ戦[>>576-590]【スイーツへの誘惑に敗北】
第5話 柊季 夜久[>>592]戦[>>601-626]【殺害し勝利】
第6話 織田 項羽[>>217]戦[>>634-669]【敗北】
第?話 [>>676-687]【ハッピーエンド?】


本郷 茜 (ほんごう・あかね) [>>699]

第1話 鶴崎 剛毅[>>713]戦[>>717-735]【交戦なし】
第2話 榊 綾香(さかき あやか) [>>712]【更新待ち】

>>748
ありがとうございます
こうしてみると終わりの勝敗の記述とかがだいぶ適当なのがバレて恥ずかしいですね……

次から綾香編投下します

『ガーディアン』と聞くと多くの人が能力犯罪者と戦うヒーローを思い浮かべるが、実は後方支援を主に担当している『ガーディアン』もいる。

どうしても実働部隊の方が話題にされがちだが、彼らを支える裏方がいてこそ表のヒーローたちがスムーズに活躍できているのだ。

榊 綾香も、そんな影のヒーローの一人だった。


少女「……ありがとうございます。だいぶ楽になりました」

綾香「そう、良かったわ」


少女の手を自身の手で優しく包みながら、綾香は少女の心を解すような笑顔を浮かべた。

彼女は、対象に触れることでその人が持つ心の傷やストレスを取り除くことができた。

とはいえ、医師として正式な免許を持っているわけでもカウンセリングの資格を持っているわけでもない。

彼女が行うのは、あくまで現場での応急処置や同僚の心のケアなどである。


綾香「……誰かを救うために戦うことはとても立派なことだけど、大きな危険を伴うし、怖い、逃げたいと思うことは決していけないことではないわ」

綾香「つらい思いをしてまで『ガーディアン』を続ける必要なんてないのよ? あなたはただの学生なんだから」

少女「いえ……うち貧乏で、奨学金が必要だし……それに、誰かのために力を使えるのは嬉しいので」

綾香「そう……また何かあったら、いつでも相談しに来てね」

少女「ありがとうございました」


頭をペコリと下げて少女が休憩室から出ていく。

小さく手を振って見送った綾香は、扉が閉まったのを確認して小さくため息をついた。


綾香(こうして、彼女はまた戦場へと向かうのね……私がしてることって、正しいのかしら)


艶やかな黒髪を指でくるくるといじりながら、綾香は物憂げな表情を浮かべていた。

綾香(まぁ、ああいうジメジメしたタイプの子は私の『女王様』には相応しくないわね)


と、心の中で勝手に他人を品定めする綾香。

綾香は、その清楚な見た目と誰にでも優しい性格から、『ガーディアン』の一部の男子から『天使』と呼ばれるほどの人気があった。

しかし、それは彼女の仮初の姿である。

彼女の本性は、他人に嗜虐の性癖を無理やり植え付けて自身の『女王様』に仕立て上げる、変態マゾヒストだった。

綾香は、表向きは依然と変わらない真面目な少女を装っていたが、裏ではすでに何人もの少女を狂わせていた。

彼女が求める女王様の最低条件は、強く、気高く、美しいこと。


綾香(別支部の『氷の女王』様は、絶対に最高の女王様になってくれそうだったんだけどなぁ。なんで辞めちゃったのかしら)

綾香(あぁ、私の理想の女王様……白馬に乗って私を攫ってくれないかしら)


綾香は妄想の世界に浸りながら、うっとりとした乙女の表情を浮かべていた。

茜「綾香さーん! こんにちはー!」

綾香「うわっ!? 茜さん!? どうしたのよ急に」

茜「綾香さんに相談に乗ってほしいことがあってさ」


勢いよく扉を開けて飛び込んできたのは、同支部の元気印として知られる本郷 茜だった。

くりくりとした宝石のような瞳と、ひょこひょこと元気に揺れるツインテール。

そして、すらりと伸びたモデル顔負けの抜群のスタイル。

彼女は、少年のような腕白さを魅惑的な少女の身体に押し込んだかのような危うい色気を持つ少女だった。

茜はそのまま綾香の目の前の椅子に腰かける。

綾香が彼女をこの部屋で見たのは初めてだった。


綾香「どうしたのよ、珍しい。どこか頭でも打ったの?」

茜「違うよ! 実は、少し前からなんだか胸が苦しくて」

綾香「胸?」ムニッ

茜「ちょ、いきなり何するの!///」

綾香「あら、ごめんなさい。つい」


目の前に突き出された豊満な胸に思わず触れてしまった綾香は、澄ました顔で手を引っ込める。

綾香「で、具体的にはどんな感じなの?」

茜「うん……なんだか、胸がチクチクするというか、キュンキュンするというか、ふわふわするというか」

綾香「なるほど……」

茜「なんだか授業中もぼーっとしちゃうし」

綾香「それは前からでは?」

茜「違うよ! 前までは真面目に聞くか寝るかだったもん!」

茜「ねえ、綾香さん。ボク、どこかおかしくなっちゃったのかな?」

綾香「そうねぇ……ちなみに聞くけど、最近誰かのことを考えることが多くなってない?」

茜「え、確かにそうかも……その人最近会ったばかりの人でね、おじさんなんだけどすっごくカッコいいし強そうなんだ!」

綾香「そう……」

綾香(まさか、この特撮オタクに春が来るとはね)


綾香は笑顔を浮かべながらも、心の中で毒づく。

茜は、綾香が女王様候補として目をつけていた少女の一人だった。

あまり女王様というタイプの子ではないので手は出さないでいたが、その優れた容姿とヒーローとしての強さ、そして燃えるような正義の心は綾香の求める素養を十分満たしていた。

ただのクズに虐げられたところで不愉快なだけだ。

綾香は、気高き魂を持つ少女に自身を醜く踏みにじらせることに愉悦を覚えるのだった。

綾香は正面の茜の顔をじっと見やる。

その溌剌さで子供のような印象を受けやすいが、顔立ち自体は中性的で男装も似合いそうであった。

身体つきも大人びているし、彼女好みの思考を植え付けてやれば立派な女王様になれる可能性を秘めていた。

そのまんまるとした瞳が嗜虐的に細められることを想像して、綾香は股を濡らしそうになる。


綾香「……じゃあ、ちょっとだけ診てあげるわ。手をかして」

茜「はーい! ボク、実は綾香さんのこれ前から興味があったんだよね!」

綾香「ふふ、私もよ?」

茜「え?」

綾香「なんでもないわ」


茜の手を包み込むように綾香が両手を添える。

綾香が目を閉じたのを見て、それに倣うように茜も目を閉じた。

闇に閉ざされた中で見える光。茜の持つ、純粋無垢な魂。

綾香は口元を邪悪に歪める。

そして、その豊かな大地にどす黒い欲望の種を植えた。



綾香が茜に植え付けた性癖・思想は? ↓1~3コンマ最大

茜「ん、え……?」


茜の心がざわつく。

まったく予想していなかった自身の感情の変化に、茜は困惑したような声を漏らす。

茜が触れている綾香の手はとても暖かいのに、そこから伝わってくるのはどろりと濁った不快感だった。

怒りにも似た根源的な衝動が湧き上がり、茜の体温を上げた。


綾香「大丈夫?」


目の前の少女が、穏やかな笑みを浮かべながら問いかけてくる。

そのこちらを労わるような優しい声に苛立ちを覚える。

その笑顔を、苦痛に歪めてしまいたくなる。


茜「……ねえ、どういうこと?」

綾香「え、な、何が?」

茜「これ、すっごく不愉快なんだけど。どうして?」

綾香「ご、ごめんなさい……嫌だった?」

綾香「ねぇ……ボクは、どうしてって聞いてるんだけど?」

綾香「っ……!」ゾウゾク!


普段よりも低いその声に、こちらを侮蔑するように細められたその瞳に、綾香は背筋をゾクリと震わせた。

そのまま跪きたくなる欲望を堪えながら、綾香は女王様の次の行動を待った。



茜はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~4 衝動に抗う
5~7 綾香にきつい言葉を浴びせる
8~0 綾香を性的に辱める

今日はここまで
>>766で一部茜の台詞が綾香になってますね、すみません

茜「ボクを不愉快にした責任、とってくれる?」

綾香「せ、責任って、何をすれば――んむぅ!?」

茜「ん、んちゅ、れろ……」

綾香(い、いきなりキスなんて……!///)


茜は綾香の腕を掴むと、強引に自身の傍に引き寄せて唇を奪った。

綾香はいやいやといじらしく抵抗するも、茜はその細い腰に腕を回して逃げ道を塞ぐ。

茜は、少女の柔らかな唇の感触を心のままに堪能した。

少女のきゅっと閉じられた口からくぐもった声が漏れると、茜の背筋にゾクゾクとしたものが流れた。

目の前の少女を、もっと惨めに喘がせたいという欲望が湧き上がってくる。

今までほとんど触れたことがない秘所が疼く。

嗜虐的で淫猥な女王としての思考を植え付けられた茜は、その疼きを癒すために目の前の少女を使うことを当然のように考えていた。


綾香「あぁ、んぅ、はぁ……!」

茜「あれ、もしかして感じてるの? 清楚なふりして、綾香さんって意外といやらしい人だったんだ」

綾香「ち、違う……!」

茜「そんなダメな子には、ボクがお仕置きしてあげないとね」

綾香「い、いやぁ……!」


普段とは別人かと思うほどの茜の不敵な笑みに、綾香は燃え上がるような情欲を滾らせていた。

しかし、綾香はそれを表には出さず、あくまで無理やり襲われる側というロールを楽しむ。

手のひらで転がされているのは自分の方だとは気付かないまま、茜は再び唇を重ねた。



茜はどうする? ↓1コンマ一桁
1~4 優しいキスを続けるだけ
5~7 ねっとりと絡みつくよなキスをしつつ、綾香の服を脱がせていく
8~0 貪るようなキスをした後、自身に奉仕するよう綾香に命令する

茜「んぢゅ、ぢゅぷ、れろ……!」

綾香「んんっ!? んぐ、ぅぶ、ぢゅぱ……!♡」


先ほどまでのキスはほんの小手調べだったかというような激しいキスに、綾香は軽い眩暈を起こした。

口の隙間から入り込んできた舌が、綾香の咥内を蹂躙する。

多くの女王様に虐げられてきた綾香だったが、先ほどまで無垢であったはずの少女の責めになすがままにされていた。

まるで別の生き物であるかのように、舌同士がいやらしく絡み合う。

唾液とともに、喘ぎ声までも啜られる。その息苦しさに、綾香は酩酊感を覚えた。

綾香は潤んだ瞳にハートを浮かべながら、砕けた腰を茜の腕に預けていた。


綾香(んんぅ~~! すごいぃ! キスだけで、イっちゃいそう……!♡)

茜「……んぐっ」

綾香「ひぐっ……!?」


突如襲った鋭い痛みに、浮き立っていた綾香は急速に現実に引き戻された。

茜の犬歯を突き立てられた唇が切れて、わずかに血が滲んでいた。


茜「感じすぎ。自分の立場分かってる?」


そう言って、茜は血が滲む綾香の唇をぺろりと舐めた。

その嗜虐的な少女の笑みに、綾香の心臓がドクンと揺さぶられた。

綾香の中で、支配者と被支配者が決定づけられる。

今この瞬間、本郷 茜は綾香にとって正真正銘の女王様である。

茜は綾香の腕を荒々しく引っ張り、その身体を休憩室のベッドの上に放り投げた。


綾香「きゃあ!?」

茜「脱いで」

綾香「……はい」


静かな、けれども有無を言わせない圧のある命令に、綾香は大人しく従った。

何も言わず見下ろしてくる茜の前で、綾香は興奮で手を震わせながら衣服を脱ぎ去っていく。

そして、透き通るような白い肌と、均整の取れたプロポーションがあらわになった。


茜「あはは、すごい濡れてるじゃん。ボクに無理やり襲われて感じてたんだ、変態」

綾香「っ……はい……すみません……」

茜「イジめても感じちゃうようなどうしようもない変態には、罰を与えないと」


何をされてしまうのかと期待と不安で震える綾香に、茜は愉快そうに笑っていった。


茜「ボクに尽くしてよ」

綾香「え?」

茜「ボクに奉仕しろって言ってんの。誠心誠意、心からボクのためにその身体を使ってよ」


自身から責めるのではなく、相手に尽くさせることで服従させる。

茜の堂に入ったお嬢様っぷりに、綾香の秘所はさらに熱を帯びた。

開かれた股から、愛蜜の糸がひいていた。


茜「ボクをがっかりさせたら、許さないからね?」

綾香「は、はい……!」



綾香の奉仕の内容は? ↓1~3コンマ最大
ただし採用レスのコンマ一桁が1~3で救援が入る

足の指から舐めていき秘所とアナルを通って乳首まで綺麗に舐めて奉仕する

>>789
女王様への奉仕という流れでどうしてもアナルは通ることができなかった、申し訳ない
部分的に採用します

茜は椅子に座ると、ローファーとトックスを脱ぎ去り裸足となった。

そして、脚を組んだ状態ですらりと伸びた足の先を綾香に突き出す。

綾香はベッドから降りると、何も言わずに茜の前に跪いた。

まるで王からの褒美を頂戴するかのような恭しさで脚を持ち上げ、綾香は足の甲にキスをした。

そのまま、親指を口に含んでちゅうちゅうとおしゃぶりのように吸い付いた。

つんと鼻をつく独特の香りを嗅ぎながら、しょっぱい味のするつま先を指の間まで丁寧に舐めていく。


茜「ん、ぁっ……」


茜から洩れる声には反応せずに、綾香はひたすら慈しむように唇を落とす。

張りのいいふくらはぎを舐め上げ、むっちりとした太ももの内側に口づけをする。

綾香の顔がスカートの中に入っていきそうになると、茜は黙ったままゆっくりとスカートをたくし上げた。

綾香のキスが、どんどんと乙女の秘密の場所に近づいていく。

茜は、太ももとぎゅっと閉じてしまいそうになるのを必死に耐えていた。

綾香の顔が、ついに茜の真正面にくる。

すでに濡れてシミができていたショーツの上から、綾香はクリトリスに吸い付いた。

茜「ひゃうんっ!?」

綾香「んちゅ、ちゅう……んっ……」


溢れてくる愛液を啜るように、綾香は唇を吸いつけた。

綾香はショーツに手をかけて、ご主人様の顔をみやる。

赤い顔でこちらを見下ろすだけの茜の沈黙を、綾香は肯定と受け取った。

ゆっくりと、ショーツを脱がしていく。脱がしやすいように、茜はわずかに腰を上げた。

布の中にこもっていた濃い雌臭が立ち上がる。

綾香はそのかぐわしい香りを吸い込みながら、濡れそぼった秘所に舌を這わせた。


茜「はあぁん……! ん、あ、ひゃっ……!♡」


可愛らしい生娘のような嬌声を、茜は口をつぐんで堪えようとする。

罰として奴隷に奉仕をさせているというのに、それではしたなく感じてしまうなど彼女の女王としてのプライドが許さなかった。

しかし、その思考も綾香によって無理やり植え付けられた偽りのものなのだった。

綾香は一度茜の股座から顔を離すと、膝をついた状態で身体を起こした。

ちょうど、綾香の顔の目の前に茜の胸が突き出された形となる。

綾香は茜のブレザーを脱がせると、ワイシャツのボタンを上から順に外していった。

まるで高級なチョコレートの包み紙を剥ぐかのように、丁寧な手つきでボタンを外していく。

ピンと張っていたワイシャツが左右にはだけ、可愛らしい下着に押し込められた豊満な胸がさらされた。

綾香は手を茜の背中に回し、器用にブラのホックを外す。

支えを失い、大きな乳房がわずかにたわんだが、それでもなお張りのある形の良さを保っていた。

その美しさに、綾香は思わず息を飲んだ。

茜は、何も言わずに綾香の好きにさせていた。

それは女王の余裕によるものか、あるいは単に彼女自身も先を期待してしまっているのか。

綾香はそのまま、頂の先端につんと勃っていた乳首に吸い付いた。


茜「んんっ、くぅ……!♡」


唇で柔らかく挟んで吸い上げ、舌先で転がす。

乳首だけではなく、そのたわわな半球に顔を埋めるようにして綾香は舌で奉仕を続けた。

淫乱な女王の思考を植え付けられた茜だったが、その無垢な少女の身体は未知の快楽に戸惑うように震えていた。



このあと茜はどうなる? ↓1コンマ一桁
1~3 救援が入り助かる
4~7 そのまま綾香のペースで責められて終わる
8~0 しっかりと立場を分からせるように逆襲する

短いですけど頭が回らないので今日はここまでで
明日続きを書いていきます

茜「ふふ、ありがとう……心からボクに尽くそうとしてくれてたのが分かったよ」

綾香「あ、ありがとうございます……」

茜「ねぇ、一つだけ教えて……ボクがこんなにも君を虐めたくなるのって、君のせい?」

綾香「え、そ、それは……」

茜「大丈夫、ボクは怒ってなんかないよ……包み隠さず話してごらん?」


茜はそういいながら、綾香の頭を撫でて頬に手を添えた。

妖艶でありながら寵愛を向けるような主人の笑顔に、綾香はつい自身の罪を明かしてしまう。


綾香「そう、です……すみません、私……」

茜「そう……綾香は最初から、ボクに虐められたかったんだね?」

綾香「は、はい……」

茜「どんな風にされることを望んでいたのかな?」

綾香「あ、茜様に、めちゃくちゃに……考える余裕なんてなくなるぐらい、泣き叫ぶほどにめちゃくちゃにされたいですっ!」

茜「そう、それでボクをこんなにしちゃったのか……このクズ」

綾香「っ……!」


茜の凍てつくような声色に、綾香は心臓を掴まれたかのような痛みを覚えた。

茜「いいよ、ボクがそれ、叶えてあげる」

綾香「あ、あ、ありがとうございますぅ♡」


添えられた手に頬ずりをしながら、綾香は陶酔したように顔を蕩けさせた。

綾香が自身の悪事を女王様に自白したのは、これが初めてだった。

僅かに胸に突き刺さる罪悪感と、蔑んだ目で見下されることへの恐怖と自己嫌悪。

そして、そんな自分をも受け入れると言ってくれた茜に対する畏怖にも似た敬愛。

最初は少しぐらい楽しめればいいかというような軽い気持ちだったというのに、綾香はすでに茜に心を奪われていた。


茜「でも、綾香が望んだことなんだから……本当に辛くて泣き叫んだって、ボク知らないからね?」

綾香「は、はいぃ……!♡」


純粋無垢だった豊かな大地は、種を植えた張本人ですら想像ができなかったほどの欲望の大輪を咲かせた。

目覚めさせてはいけないものを解き放ってしまったのかもしれない。

綾香はそう思いながらも、蜜壺からよだれのような愛液を垂れ流していた。


その後、想像を上回る女王様の調教により、綾香は初めて心から雌犬に堕ちた。



その後、茜はどうなった? ↓1コンマ一桁
偶数 綾香を雌犬として飼い慣らした
奇数 綾香以外の女も辱めるようになった


――――――――

茜「でさー、この前『ガーディアン』の別支部の子がね」

友「……あんた最近、特撮の話しなくなったわね」

茜「え? うん、実は最近見なくなったというか、ぶっちゃけ飽きちゃったんだよね」

友「そ、そう……でも、『ガーディアン』は続けてるのね」

茜「うん。誰かの役に立つってのはいいことだから」


「キャアアアアアアアア!!」


茜「っと噂をすれば。一向に治安がよくならないねーこの街は」


呆れたように呟く少女の制服が光の粒子となり、収束してヒーロースーツとなった。

ぴっちりと身体のラインにそったその薄いスーツは、少女の官能的な肉体を顕示するかのようだった。

茜は友人に向かって軽く手を振ると、その場に残像を残すほどの速度で駆けていった。


友「茜……あんた、どうしちゃったのよ……」


少女の憂うような小さな呟きは風に掻き消された。


――――――――

チンピラ「グハッ!?」

少女「ふぅ……」


夜。

絡んできた軽薄な男を、その少女は軽くいなしていた。

少女は『ガーディアン』であった。

能力犯罪者と戦うに足る優れた能力と悪にも挫けぬ正義の心、そして人目を惹く可愛らしい容姿を兼ね備えていた。

少女は手をパンパンと軽くはたく。そのまま帰ろうとして、裏路地から聞こえる足音に警戒を深めた。

裏路地から姿を現したのは、二人の少女だった。

ひとりは、癖のない美しい黒髪を腰まで伸ばした少女だった。

清楚そうな可愛らしい顔立ちは、薄い街灯に照らされて儚げに見えた。

もう一人の少女は、頭の下の方で縛ったツインテールが特徴的な少女だった。

背がすらりと高く、その肢体が描く隆線は同性であっても目が釘付けになってしまうほどに魅惑的であった。

ツインテールの少女――茜は、中性的にも思える端正な顔に妖艶な笑みを浮かべた。

そのアンバランスな色気に、『ガーディアン』の少女は寒気を覚える。


少女「何か用かしら? ナンパだったらお断りよ。ここでのびてる男と同じ運命を辿ることになるわ」

茜「ふふ、いいねぇその気の強さ。その顔が絶望で染まったら、君はどんな声で啼くのかなぁ?」

少女「……どうやらナンパよりもたちが悪いようね。あなた、私が『ガーディアン』と知ってて話しかけてるの?」

茜「うん、知ってるよ。君の名前も、通っている学校も、持っている能力も全部知ってる」

少女「っ……!?」

茜「変身」


茜が短く呟く。その姿は瞬く間に変貌を遂げた。

毒々しい黒に鮮明な赤が差し色として入ったそのスーツは、少女のきめ細やかな肌を惜しげもなくさらしていた。

零れそうな胸は、縦に伸びた布でかろうじて先端を隠していた。

背中は大きく開かれ、くびれから大きく広がる肉付きの良いお尻も大胆にさらされていた。

しなやかな脚は荒い網目のタイツに覆われ、ブーツは彼女の無邪気な嗜虐心を表すかのように刺々しいデザインをしていた。

その姿はまるで、アニメや特撮ドラマに出てくる妖艶な女怪人のようであった。


少女「あなた、痴女? それともふざけてるの?」

茜「ふふ、ふざけてなんかないよ。『狩り』の時に変身すると、勝手にこんな格好になっちゃうんだもん」

少女「……その態度が、ふざけてないわけないでしょ」


自身を勇ましく睨みつけてくる少女に、茜はゾクゾクと背筋を震わせた。

心の奥底からどす黒い衝動が湧き上がってくる。その少女を痛めつけ、辱め、跪かせたいと子宮が戦慄いてうるさいほどだ。

元は植え付けられた偽りの感情だったとしても関係ない。

それは彼女の深い深いところにまで侵蝕し、もはや彼女の人格と同化してしまっていた。

『ガーディアン』の少女が構える。

それを見て、茜は微笑みながら一歩踏み出した。

カツン、とピンヒールが乾いた音を発した。

もうすでに、茜は少女の眼前に迫っていた。


少女「なっ……!?」

茜「まずは簡単な躾けからね……伏せ」


茜が振り下ろした足が、少女の身体を地面に叩き付けた。

少女の肺から空気が押し出されるが、痛みで新しい空気を吸い込むことができない。

無防備になった少女の背中を、体重を乗せた鋭いピンヒールが踏みつけた。


少女「ガアアァ……!」

茜「綾香、お願い。あくまで植え付けるだけでいいからね」

綾香「はい、ご主人様……」

少女「や、やめろ、離せっ……!」


綾香は屈みこむと、踏みにじられている少女の手にそっと触れた。

ゾワリ、と少女の肌が粟立った。

少女の心に植え付けられたのは、小さな種。被虐を快楽へと変えて成長する欲望の種子だった。


茜「ボクが君を壊してあげる。常識も固定観念もぜーんぶ壊して、ボクが君の生きる理由になってあげるよ」


地面に伏してもなお睨みつけてくる少女に、茜は嗜虐的な笑みを浮かべた。



茜が少女に対してすることは? ↓1~3コンマ最大
(もし指定があれば犯される側の少女についての情報も)
ただしコンマ一桁が0またはゾロ目で邪魔が入る

少女「んあぁ!? あぁ、んぎ、ひぐぅ……!♡」

茜「ねぇ、まだ認めないの? 君がボクのマゾ犬奴隷になりたがってるんだってこと」

少女「そ、そんなわけ、ないっ……!」

茜「そうかな、じゃあなんでここはこんなになっちゃってるの?」

少女「んひぃい!?♡ そ、それらめぇぇ!♡」


薄汚れた裏路地で、茜は少女の身体を壁に押し付けていた。

その足元には、綾香が女王様に使ってもらうために買い揃えた秘蔵のコレクションが並べられていた。

犯されていた少女は手足を縛られ、秘所に電マを押し付けられていた。

機械的な振動音に混じって、水気を帯びたぐちゅぐちゅという音が響く。

少女は快楽から逃れようと腰を暴れさせるも、茜は電マをぴったりと沿わせて離さなかった。

茜が時折電マでクリトリスを強く押しつぶすと、少女は背中が折れるかというほどに身体を仰け反らせた。

敏感になりすぎたクリトリスへの責めは痛みすら伴ったが、その痛みに子宮が悦ぶように震えてしまっていた。


少女「んくうぅうう! イ、いくっ、イグッ!!♡」

茜「おっと」

少女「あっ……な、なんでまた……!」

茜「ん? ボクにイかされたかったのかな? でも、自分に素直になれないような悪い子にはご褒美は上げられないなぁ」

少女「ぐっ、くぅぅ! ふざけないで! お前みたいなクズになんて、死んでも屈しないわ!」

茜「黙れ」

少女「んぎいいぃぃ!? い、痛いっ、入らないから、お尻はやめてぇ!」

茜「負け犬がボクになんて口の利き方をしてるの? 生意気に吠えたって、君はもうすでにボクに負けてしまってしまってるんだけど」

少女「ひ、ひぐぅ……! かはっ、んぅう……!」

茜「君は弱い。可哀想なぐらい。弱い君はただボクの言うことに黙って頷けばいいの。分かるかな?」

ぷっくりと膨らんだプラグを挿し込みながら、茜は低い声で静かに問いかけた。


少女「す、すみませんでした! ごめんなさい、謝るから、もう許してっ……!」

茜「全然分かってないね。君のすべてはもうボクのモノなんだから、君がボクに許しを請う権利なんてないんだよ」

少女「おしこまなっ……!? んぐううぅぅううう!?♡」

茜「おっと危ない。ははっ、お尻の穴でも感じるようになっちゃったみたいだね」

少女「うぅ、うぅぅ……!」

茜「そうやって悔しそうに泣く顔、とってもかわいい……♡」

少女「ん、んむ、ぢゅぱ、れろっ……!」


嬲るような激しいキスをしながら、茜は少女の秘所に指を掻きいれた。

ビクンと跳ねた少女の身体を、茜は壁に押し付けて強引に動きを奪う。

口から零れそうになる嬌声を押しとどめるように、茜は舌を咥内に押し込んだ。

少女の咥内に唾液を流し込む。少女は、こくこくと小さく喉を鳴らしてそれを飲み干していった。

口を解放してやると、少女は大きく息を吸い込み嬌声を上げた。

茜は、少女の白く透き通る首筋に噛み付いた。歯形が残るほどの強い噛み付きに、少女は本能的に自身が支配されていることを思い知る。

自身の抵抗はすべて拒絶され、彼女の責めはすべて受け入れさせられる。

暴力のような痛みとともに与えられる快楽に、少女はただなすがままにされていた。

潤んだ瞳で前を見やると、すぐそばに嗜虐的に微笑む端正な顔があった。

その細められた目に少女が感じるのは、怒りでも恐怖でもなく、安堵に似た感情だった。

茜のしなやかな指が少女の弱いところを引っ掻くように擦り上げる。

弱点を容赦なく責め立てるその指使いに、少女の腰が再び浮き始めた。

目尻に涙を浮かべながらぎゅっと目を閉じる。しかし、絶頂までもう一息というところまで追い詰められたところで茜の指が止まった。

いまだに膣内に居座るその指を、少女の膣肉がキュンキュンと締め付ける。

もどかしそうに吐息を漏らす少女に対し、茜は子供に言い聞かせるような声色で話し始めた。


茜「ねぇ、もう認めなよ。君はボクに虐められるのがキモチよくてたまらないはずだよ」

少女「はぁ、はぁ……」

茜「ボクの雌犬になるって素直に認めてくれれば、もっとキモチよくなれる……壊れちゃうぐらいにね」

少女「はぁぁ……♡」


耳元で囁かれた色気を孕む声に、少女はゾクリと背筋を震わせた。

少女に植え付けられていた被虐の種は、茜の与える快楽によって芽吹き深く根を張っていた。

茜に身も心も支配されたいと、少女の身体が疼く。目の前の少女は自身の最高の女王様になってくれる人だと、少女の心はとっくのとうに理解していた。

全てを見透かすような茜の瞳が少女を射抜く。

茜が強く命令すれば少女が堕ちるのは分かりきっているのに、茜はあくまで少女に引き金を引かせようとする。

茜「君はもうボクのものだ、そうだよね? 君は、ボクの何?」

少女「……です……」

茜「もっとはっきりと」

少女「わ、私は、あなたの雌犬奴隷です!」

茜「ボクにどうされたいの?」

少女「ご、ご主人様に、めちゃくちゃにイかされたいですっ!」

茜「よくできました♡」

少女「んひょおおおおぉぉぉおおお!!?♡♡ いぐいぐいぐううううぅぅぅぅぅ!!♡」


決壊寸前となっていた少女を崩壊させるように、茜は激しく膣内を責め立てた。

少女が絶頂しても手は止めない。痙攣し続ける膣内を掻き回し続けながら、茜は少女の乳首を千切れるほどに強く抓った。

少女は瞳をグルンと裏返しながら、半狂乱になって甲高い叫び声を上げる。


茜「あはは! ほら、イけ、イけッ! 壊れちゃえッ!♡」

少女「ひぐううううううぅぅぅぅウウウウウウウウッ!!♡♡」


少女の膣口から噴き出した潮で手がびしょ濡れになるのも気にせず、茜は膣壁を引きずり出そうかというほどの激しさで手マンをし続けた。

拒絶反応のように身体をビクンビクンと跳ねさせる少女を、茜は本当に壊してやりたいと思った。

茜の体内で暴れまわる残虐な衝動が、彼女の最奥を焦がすほどに熱く蕩けさせた。

少女「あひっ……ひぃ……あひぇ……♡」

茜「ははっ、そのバカみたいに呆けた表情、最っ高……♡」


『ガーディアン』であるその少女が自身の手で壊れゆく様を見て、茜はそれだけで軽く達してしまった。

糸が切れたようにその場に崩れ落ちる少女を無視して、茜は後ろを振り返った。


綾香「ご主人様……ごしゅじんさまぁ……♡」グチュグチュ

茜「ふふ、ごめんね待たせちゃって……次は綾香の番だよ」


自身の主が他の雌を楽しそうに凌辱する姿を見ながら、綾香は一人自らを慰め続けていた。

今にも泣き出しそうなほど切ない表情を浮かべた綾香に、茜は優しいキスを落とす。


茜「綾香は壊れないでね? ボクの一番のお気に入りは綾香だから♡」

綾香「は、はい……たとえ壊れてしまっても、綾香はずっとご主人様だけの奴隷です……♡」


狂った二人の少女は、熱いキスを交わし合いながら互いの愛を確かめ合った。

悪に染まった少女たちは、これからも強く気高い少女たちを欲望のままに壊し続けるだろう。

真のヒーローに打ち倒される、その時まで。



【第2戦 敗北、ヒーローとしての茜は死亡】

茜編は2戦目でドSビッチレズビアン女王堕ちでした
一人目のヒロインである詩音といろいろ重なるところが多い子ですね(遠い目)

前も言った通り茜で最後です
反省点もありますが、いろんなヒロインとエロい敵を書けて楽しかったです
またしばらくしてから別のエロSSを書きたいと思います

年末の忙しい中付き合ってくれた人はありがとうございました。よいお年を

お疲れ様でした。
良かれと思って、このスレでの超能力者の少女たちの戦いの軌跡を


有栖川 詩音(ありすがわ しおん)編[>>5]

第1話 ストレイ(本名:鷲頭礼仁)[>>14]戦[>>17-34]【勝利】
第2話 東 流[>>45]戦[>>46-64]【勝利】
第3話 ゴリアテ[>>12]戦[>>72-88]【勝利?】
第2.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]・神野 巫華(さぎの みか)[>>111]戦[>>89-146]【敗北?】
第4話 痴漢男[>>149]戦[>>152-174]【勝利】
第5話 ダルフィ[>>177]戦[>>182-213]【勝利】
第6話 久保田永益 [>>180]戦[>>222-244]【勝利】
第6.5話 神野 巫姫 (じんの・みき) [>>99]戦[>>245-289]【敗北 ヤンデレズいちゃらぶセックス堕ちエンド】


赤崎 蘭奈(あかさきらんな)編[>>293]

第1話 瀬戸 正美[>>221]戦[>>318-324]【不戦勝】
第2話 山岡 次郎[>>67]戦[>>333-368]【敗北 死亡エンド】


蔭山 瑞希 (かげやま みずき)編[>>297]

第1話 御門 優里 (みかど・ゆり)[>>389]戦[>>399-423]【敗北、救援により助かる】
第2話 槍烏賊 蛸魔(やりいか たこま) [>>70]戦[>>432-467]【触手男に犯され敗亡 触手チンポ堕ちエンド】


皆川しおり編[>>476]

第1話 伊丹榎枝(いたみ かえだ) [>>487]戦[>>489-496]【勝利】
第2話 瀬崎徹(せざき とおる)[>>502]戦[>>504-523]【途中救援により中断】
第3話 赤本 勝也[>>527]戦[>>531-572]【敗北】
第2.5話 期間限定 生クリーム増量中フルーツジャンボパフェ戦[>>576-590]【スイーツへの誘惑に敗北】
第5話 柊季 夜久[>>592]戦[>>601-626]【殺害し勝利】
第6話 織田 項羽[>>217]戦[>>634-669]【敗北】
第?話 [>>676-687]【ハッピーエンド?】


本郷 茜 (ほんごう・あかね)編[>>699]

第1話 鶴崎 剛毅[>>713]戦[>>717-735]【交戦なし】
第2話 榊 綾香(さかき あやか) [>>712]戦[>>755-839]【敗北、ヒーローとしての茜は死亡 ドSビッチレズビアン女王堕ちエンド】

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