【モバマス】凛「プロデューサーとちひろさんってさ」 (38)

凛「なんか似てない?」

奈緒「似てないってどこが?」

凛「こう雰囲気と言うか…」

加蓮「えーそれは無いんじゃない?」

奈緒「プロデューサー昨日も鬼、悪魔、ちひろ!とか叫んでたな」

加蓮「それで似てるってのは変だよね」

奈緒「具体的なエピソードは無いのか?」

凛「この前なんだけどちひろさんに書類渡しに行ったときに」

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凛「あれ?ちひろさんシャンプー変えた?」

ちひろ「あ、凛ちゃん分かります?」

凛「うん。新製品のやつでしょ?学校でも話題になってた」

ちひろ「そうなんですよ。私もちょっと気になって使ってみたんですよ」

モバP「ちひろさんこの書類お願いします」

ちひろ「もー書類は早めにっていつもお願いしてるじゃないですか」

モバP「すいません。急な差し込みがあって…」

凛「……」クンクン

凛(あれ?プロデューサーからも同じシャンプーの匂いがする…)

入れ忘れたけど
※オリジナル設定・独自解釈有です

凛「と言うことがあって」

奈緒「いやいやいや」

加蓮「何ナチュラルにプロデューサーの匂い嗅いでるの?」

凛「?」キョトン

奈緒「キョトンとした顔するなよ」

加蓮「でもそれだけならプロデューサーがたまたま同じシャンプー使ってただけでしょ?」

凛「あのシャンプー女性用だよ」

奈緒「たまたま試供品でもらったのを使ってるとか」

凛「他にもあってさ」

モバP「ちょっと飲み物買ってますね」

ちひろ「分かりました」オカネワタシー

凛(ん?)

5分後

モバP「はい」オナジモノワタシー

ちひろ「どうも」

凛(あれ?)

奈緒「それは同じもの買ってきただけだろ?」

凛「でも何も言ってないのに分かるのもおかしいと思わない?」

加蓮「プロデューサーいつも同じもの飲んでるからじゃない?」

凛「あの甘いカフェラテだね」

加蓮「二人揃って同じものが好きってだけ…?」

奈緒「好みが似てると言えばそうなのか…?」

凛「あとは…」

奈緒「あとは?」

凛「顔」

加蓮「顔?」

凛「顔」

奈緒「凛、おまえ熱でもあるんじゃないか?」

凛「ちょっと加蓮じゃないんだから額に手を当てるのやめて」

加蓮「人のことを病人扱いしないでくれる?」

奈緒「で、根拠は」

凛「私のスマホに二人の写真があるんだけど」

加蓮「似てるも何もプロデューサー分厚い眼鏡かけてるから目元分からないよね」

凛「加工アプリで口元をこうやって弄ると…」

加蓮「あー確かにちひろさんっぽくなったね」

奈緒「え?でもプロデューサーの苗字って○○だろ?他人の空似?」

凛「私はそうじゃないと思うんだ」

凛「ずばり二人は兄妹なんだよ」

奈緒「それは流石に」

加蓮「飛躍しすぎでしょ」

奈緒「それならわざわざ苗字変えること無いだろ」

凛「もしかしたら二人は子供の頃両親が離婚して離れ離れになって」

凛「就職後に事務所で思わぬ再会を果たしたのかも知れないよ」

加蓮「でもそれならシャンプーの話とか好みの話に繋がらなくない?」

奈緒「離れてたなら好みだって変わってるだろうしな」

凛「兄妹の絆でしょ」

加蓮「言いにくいんだけどさ凛」

奈緒「ぶっちゃけプロデューサーとちひろさん付き合ってるだけじゃね?」

凛「は?」

奈緒「は?じゃないだろ。それなら辻褄が合うだろ?」

加蓮「同じシャンプーってことはもしかしたら同棲してるのかもね」

凛「いいよ。100000歩譲って付き合ってる”かも”知れないとして」

奈緒「なんでかもを強調するんだよ」

凛「プロデューサーとちひろさんって帰る時に別々の方向で分かれるよね」

加蓮「それは……」

奈緒「確かにそうだけど……」

凛「前に私たちが送ってもらったときも「私はここなので」って途中で分かれてる」

加蓮「なら確かめてみる?」

奈緒「え?」

加蓮「えーっとプロデューサーの履歴書は…」

奈緒「おい加蓮!勝手にこんなことしちゃまずいだろ!」

加蓮「大丈夫だよ奈緒。さっき部長さんにOKもらったから」

奈緒「いいのかようちの事務所!」

凛「プロデューサーのは…これだね」

加蓮「住所は…東京都〇〇区のマンションの346」

奈緒「いいところ住んでるなー…ん?」

凛「誕生日が11月28日で名前が…千川…?」

加蓮「ちょっと待ってちひろさんの履歴書があったよ」

奈緒「住所は…同じ東京都〇〇区のマンションの346…」

翌日
モバP「ふー今日は早めに上がれますね」

ちひろ「そうですねー終電ばっかりは嫌ですからね」

凛(そろそろ二人も帰るみたいだね)

奈緒(こんなことしていいのか?)

加蓮(直接聞いてもはぐらかされるだけでしょ?)

ちひろ「最近はアイドルも増えて大変ですね」

モバP「それはお互い様じゃないですか。手続きとか増えますし」

ちひろ「おかげでうちの事務所は安泰ですけどねー」

モバP「あーそろそろまとまった休みが欲しいなー。けどこれじゃあ死ぬまで休みが無いんですけど」

ちひろ「死は労働をやめる理由にはならん」

モバP「鬼!悪魔!ちひろ!」

モバP「それじゃあ俺はこっちなので」

ちひろ「私はこっちなので失礼します」

凛(二人が別々の方向に分かれた)

奈緒(どうする?)

加蓮(とりあえずプロデューサーについていこう)

~~~~~~~~~

凛(マンションの前に来たけど)

奈緒(暗証番号入力しないと入れないやつじゃん)

加蓮(プロデューサー中々入らないね)

ちひろ「お待たせしました」

モバP「ん」

三人(……合流した)

奈緒(二人はエレベーターで上がっていった…)

凛「急いで!ドアが閉まる前に追うよ!」

奈緒「待て凛!」

加蓮「閉まる自動ドアに手を突っ込むなんてアイドルのすることじゃないよ!」

凛「…」ポチポチポチポチ

奈緒「エレベーターのボタン連打するな!」

加蓮「とりあえず3階だね」

奈緒「46号室ってスゲーな…」

凛「ここが346号室だけど」

奈緒「表札は千川だな」

加蓮「やっぱり結婚してるんじゃない?」

凛「」ポチ

ピンポーン

奈緒「おい、呼び鈴押すなよ!」

モバP「はい、どなたですか?」ガチャ

加蓮「あ」

モバP「あ」

凛「急にドア閉めようとするのはよくないよプロデューサー」

モバP「凛。セールスマンだってドアに足挟むのは駄目なんだぞ?」

凛「じゃあなんで閉めるの?」

モバP「アイドルがプロデューサーの家に来てるなんてバレたらスキャンダルだろ」

奈緒「確かにそうなんだけど」

加蓮「ここまで来たら気になっちゃうよね」

モバP「おまえらもかよ!くそ!絶対に入れんからな!」

凛「男らしくないよプロデューサー」

モバP「今の時代どこにカメラの目があるか分かんないんだよ!」

凛「本当にそれだけかな?」

モバP「な、なんのことかな」メソラシ

ちひろ「どうしたの?お父さんたちでも来たの?」

三人「あ」

ちひろ「あ」

モバP&ちひろ宅

モバP「……」

ちひろ「……」

奈緒(あの二人が…)

加蓮(正座させられてる…)

凛「で、二人はどうして同じ部屋に住んでるの?」

モバP「それはだな…話すと長いんだが…」

ちひろ「別におかしなことありませんよ。家賃節約のためです」

奈緒&加蓮(住んでるのは認めるのか…)

凛「ふーん…夫婦でもないのに?」

ちひろ「将来は夫婦になりますから♪」

モバP「おま、なんてこと言うんだよ!」

凛「ところでさぁ…プロデューサーって苗字千川だったんだね」

モバP&ちひろ「!?」

凛「履歴書に書いてあったよ」

モバP「どうしておまえが俺の履歴書を…」

凛「部長さんが見ていいって」

モバP「うちの事務所緩すぎじゃない!?」

ちひろ「あの部長ですしねー」

加蓮(将来はってことは今は夫婦じゃないんだ)

ちひろ「どうやらもう隠し通すことはできないみたいですね」

モバP「正直知られたくなかった…」

凛「結局二人は」

モバP「双子の兄弟ってやつだよ」

ちひろ「双子の姉弟ですね」

モバP「あ?」

ちひろ「お?」

奈緒「それはいいから」

加蓮「プロデューサーは眼鏡外して」

モバP「はい」

凛(うわ…)

加蓮(ちひろさんそっくりだ…)

奈緒(アニメの主人公みたいだ…)

モバP「こうなるから目元が隠れる眼鏡を付けてたのに…」

加蓮「え?じゃあ伊達眼鏡なの?」

モバP「そうだぞ。これでも視力は1.0以上あるぞ」

奈緒「じゃあなんでまたそんなことを」

モバP「こいつが同じ事務所に入社が決まったからだ」

ちひろ「うふふ」

モバP「就職活動が終わって一安心してたらこいつが同じ事務所に入社が決まってな」

モバP「社長に掛け合って俺は母方の旧姓を名乗ってるんだ」

奈緒「兄妹揃って同じところで働くって珍しいな」

モバP「だろ?社長は面白いじゃないかって言うんだけど大変でな…」

凛「ふーん…」キョロキョロ

モバP「なんだ凛」

凛「プロデューサーの私物って思ったより少ないね」

モバP「そりゃ私物は自分の部屋だからな」

加蓮「プロデューサーの部屋かぁ」

ちひろ「見たいなら別にいいですよ」

モバP「おい」

モバP私室

加蓮「うわ、アニメのグッズでいっぱい…」

凛「ロボットのおもちゃがいっぱいだね」

奈緒「すげー!メタルビ〇ドのガン〇ムだ!」

モバP「それを手に入れるために予約戦争をしたのも懐かしい思い出だ」

ちひろ「Pくんはすぐそうやって趣味につぎ込んでしまうんですよ」

ちひろ「だから私が一緒に住んで管理してあげてるんです」

凛「ふ~ん…」

凛(それにしては何かこの部屋足りないような…)

ちひろ「隣は私の部屋ですけど面白いものなんてないですよ?」

加蓮「せっかくだし見ていこう」

ちひろ私室

奈緒「普通の女の子の部屋だな」

加蓮「コスプレ衣装がいっぱいあるね」

凛「事務所でも見たことあるやつだ」

モバP「こいつは昔からこういうのが好きでな…」

ちひろ「まぁ私の部屋で見るものなんてこれくらいですね」

凛(この部屋にも足りないものが…)

凛「…ベッドが無い」

奈緒「え?」

加蓮「本当だ。二人の部屋ベッドが無いね」

モバP「……」

ちひろ「寝室は別にありますからね」

寝室

奈緒「うん。確かにこの部屋にはベッドがあるな」

加蓮「そうだね」

凛「なんで一つしかないの?」

ちひろ「ベッドを二つも買うなんて無駄じゃないですか」

凛「は?」

ちひろ「二人で一緒に寝れば一つで済みますし経済的ですよ♪」

奈緒「なあプロデューサー…」

加蓮「ちひろさんってもしかして」

モバP「…言わないでくれ」

凛「ブラコンじゃん!」

ちひろ「失礼ですね。頼りないPくんのために姉の私が一肌脱いでるだけですよ」

モバP「昔はお兄ちゃんお兄ちゃんって可愛かったのに…どうしてこうなったんだ」

奈緒「なんかそれ想像できないな」

加蓮「キャラじゃないよね」

凛「ふーん…ちひろさんは義妹だったんだ」

モバP「なんか発音おかしくないか?」

奈緒「それにしてもその歳で妹と一緒に寝てるってヤバくないか?エ〇ゲかよ」

モバP「アイドルがそんなこと言うんじゃありません!」

加蓮「まゆにLINEで送っていい?」

モバP「やめて!これ以上話をややこしくしないで!」

凛「結局二人は双子でブラコンのちひろさんがプロデューサーにくっついてきてるだけ?」

モバP「そうだよ。お前らが想像してるようなもんなんて無いからな」

奈緒「てっきり二人は結婚してるものだと思ってたのに」

加蓮「事務所のLINEでプロデューサーの自宅に来たって送った」

モバP「ちょ、何やってるんだよ加蓮!」

モバPスマホ<ピーピーピーピーピー

モバP「うわ…一瞬で大量の通知が」

ちひろ「大変ですねー(棒読み)」

モバP「とりあえずもう遅いしおまえらは帰りなさい。スマホは電源切って明日まで見ないでおこう」

奈緒「それって一番ヤバいパターンじゃ」

加蓮「それじゃあ帰ろうか」

凛「そうだね」

ちひろ「玄関まで送りますね」

加蓮「みんなから私にまでLINE来てる。場所教えてって」

奈緒「自業自得だろ…」

ちひろ「ここのことは秘密でお願いしますね。ややこしいですから」

加蓮「はーい」

ちひろ「あぁそれと凛ちゃん」

凛「?」

ちひろ(兄さんは渡しませんからね)ボソッ

凛「!」ゾクッ

ちひろ「それじゃあ気を付けて帰ってくださいね」

奈緒「さっきちひろさんになんて言われたんだ?」

凛「別に…なんでもないよ」

加蓮「その割には顔が真っ青だよ」

凛「…プロデューサーの言う通りちひろさんは鬼・悪魔・ちひろなのかも知れない」

加蓮「凛までそんなこと言っちゃうの?」

奈緒「バレてもあたしらは巻き込むなよ」

凛(二人が双子なら問題は無いはず…)

凛(あれ?そういえば奈緒が見せてくたアニメにそんな恋愛ものがあったような…?)

後でhtml依頼出してきます

P「そういうプレイ」

ちひろ「ちょっとー!」

でしたか?

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