【安価】この闇に覆われた魔法の国で【コンマ】 (959)


魔法学校の生徒である主人公が
世界を救うSSです。

では早速ですが主人公の名前、性別を募集します
↓5まで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1594473051

グリン 男

ドモン 男

ガイ 男

アリス 女

リリィ 女性

>>2
>>3
>>4
>>5
>>6
>ありがとうございます。

多数決を行います。
先に2票入ったもので決定

主人公をグリン君で決定します!
他の方の名前もどこかで使わせて頂きますのでよろしくお願いします。


グリン君は…
↓1 コンマが大きい程背が高い
↓2 コンマが大きい程イケメン
↓3 コンマが大きい程社交的
↓4 コンマが大きい程人情的
↓5 コンマが大きい程家柄良し

えい

はい

>>12 02ドチビ
>>13 33 普通にブサイク
>>14 70 結構社交的
>>15 58 人並み
>>16 74 家柄よし

…まあ外見以外のスペックはいいね!いいよね?

そして魔法学校の名前を募集します。
↓3まで

ナイトレーベン

マジアスロウン学園初等部

ノスガレン

>>19
>>20
>>21
ありがとうございます。

多数決を行います。
先に2票入ったもので決定

ノスガレンで決定します!

大まかな流れですが、現段階で闇を払う方法は発見されていませんし、その実力もありません。
ひとまずは学園生活で力を磨きましょう


長くなりましたが最後にキャラ募集をします

名前
性別
簡単な性格をお願いします。全然足りないのでいっぱい募集

むかーしむかし
一人の悪魔の恐ろしい力によって
わたしたちのお日様は失われました。

動物や植物は変貌を遂げ
人々は争いを始め
わたしたちの世界は緩やかに終わりに向かって行きます。

しかし
私達には魔法がありました。
魔法の光で私達は作物を育て
歌を歌い、笑い、愛を交わしながら今日を生きています。

-


俺はノスガレン魔法学校に向かうため、汽車に乗っていた。

俺たち国民は魔法学校に6年間通うことを義務化されている。
みんなの生活を維持するため、一人でも多くの魔法使いが必要だかららしい。

汽車を降りると
幅の狭い街道に俺と同じ新入生がひしめいていた。

ゾッとした。

グレン「なんだよこの人混み…ぃ!?」

立ちすくんでいる暇も無い。
後ろからの流れに飲まれ

グリン「」

足を踏まれたり、蹴られたり。
頭に乗りかかられたりしながらゆっくり進んだ。

体感で1時間くらい進んでいると人混みの間にかなり大きな建物の影が見えてきた。

グリン「あれがノスガレン…」



この闇に覆われた魔法の国で


学校のエントランスはとても広かった。
地獄のような人混みからようやく開放された俺は1枚の紙を手に取っていた。
「赤い紙を持っている人はこちらでえええーす!!」
「緑の紙を持っている人はこっちいいいー!!」

向こうの方で教員の叫びのような呼びかけが聞こえる
ザワザワしていてほぼ聞き取れないが色の付いた紙を掲げヒラヒラさせているので大抵の生徒は意図が分かるだろう。

さて、俺は青い紙だけど…

1 青のグループに行く
2 誰かと会話してみる
↓1

いや、いいや
こんなとこで油を売っていたら取り残されかねない。
大人しく向かおう。

青の紙を持っている教員のところに向かうと
もう結構な人数が集まっていた。

ここに居る生徒が自分のクラスメイトだと思うと、なんだかワクワクする。

?「はい!!注目!!!」

その時教員の人が大きな声を上げた


0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 イタい人だった
4 気さくな人だった
5 落ち着いてる人だった
6 無口そうな人だった
7 お金が好きそうな人だった
8 トラブルメーカーだった
9 天邪鬼な人だった

>あっコンマ1桁です。
↓1

オスカロ「君たちのクラスを受け持つ事になったオスカロだ!!それでは教室に案内する!私の後を付いてくるように!!!」

大きな声を出すのに慣れていないのか、オスカロ先生はぎこちなく挨拶を済ますと、前の方に進みだした。


長い廊下を俺達は歩く。
石のタイルで出来た廊下は古く、よく見ると欠けている所があり、油断すると転びそうだった。

そういえばノスガレンは魔法学校の中でも一番最初に設立された所らしい。
この学校はいつ頃に出来たものなのだろうか。

そんな事を考えていると、先生が立ち止まった。

オスカロ「ここが君達の教室だ」

教室の中は、以前説明を受けていた通りのものだった。
簡素な2人用の長机が何列か並び、1段高いところに教壇があり、その裏には黒板。

長机にはそれぞれ名前の付いた紙が置いてあり、先生に促され俺達は各々の席に着いた。

さて、同じ机には…

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 イタい人だった
4 気さくな人だった
5 落ち着いてる人だった
6 嫌味な人だった
7 お金が好きそうな人だった
8 トラブルメーカーだった
9 天邪鬼な人だった

>すみません、コンマ1桁です。
↓1で

>グリンは見た目がアレなので知り合いでもない人からは声が掛けられ辛いです、幸い社交的なので基本こっちから声を掛けます。

グリン「同じ席だね、俺はグリン。よろしく」

レオン「ああ、レオンだ。よろしく頼む」

レオンはなんだか落ち着いた印象を受けた。

好感度+1
レオン 1 【知り合い】



それにしてもレオンは…
↓1 コンマが大きい程背が高い
↓2 コンマが大きい程イケメン

でかい

>>54 98 めっちゃ高い。ノッポ
>>55 16 ネタにならないレベルのブサイク

>レオン君!?


レオンは…かなりデカい奴だった。
そして俺よりも顔が良くない。
女子から怖がられそうな見た目だ。

それにしても…
こうして会話で顔を上に向かせ続けているとかなり首が痛くなる。

ヒソヒソ…

レオン「…なんというか、身長差が凄いな」

ヒソヒソ…

グリン「これじゃ目立つよな、お互い…」

こうして気まずい中、俺達は先生の説明を聞いたのだった。

居たたまれなく所で今日はここまで!

因みにキャラ募集は継続して行っていきます!よろしくお願いします!

グリン君のステータスを決めておきます

↓1 知能
↓2 体力
↓3 魔力
↓4 素早さ

はい

>>66 67 頭は良い方
>>67 96 無尽蔵の体力
>>68 22 ショボい魔力
>>69 22 普通に遅い

ありがとうございます

段々グリン君の事が分かってきました…

後に属性等の資質判定も行いますので大体の実力はそこで決まります

オスカロ「えー、まずは入学おめでとう。君達を歓迎する」

教室のざわめきが収まった頃
ようやくオスカロ先生が話を始めた。

オスカロ「改めて自己紹介をするが、私はオスカロだ。君達【青のクラス】を受け持つ事になった。」

それからオスカロ先生は淡々と学校の説明を進めていった。

今日はこれから大広間で入学式を行うらしい。

オスカロ「入学式の前に制服に着替える必要がある。君達はこれから学生寮に行き、部屋の確認も兼ねて着替えて来るように。」

一時間後に集合だと言い残し
先生は何処かに行ってしまった。

クラスメイト達が席を立ち始める
さて、俺も行こうかな…

コンマ80以上でイベント
↓1

05 特になし

廊下に出て、校内地図を広げる。
多くの生徒が何年も生活を送るだけあって、かなり広いようだ。

学生寮はその一角に分布しているようだ。
いくつもの棟が立ち並び、その中央に大食堂がある。

俺の入る学生寮は…


コンマ判定
00~10 男女混合寮
11~99 男子寮
↓1

52 男子寮

ちょうど真ん中に位置する男子寮だった。

地図をよく見ると学生寮の真ん中に川が流れている
そこで男子寮と女子寮が別れているようだ。

暫く歩くと学生寮群が見えてきた。

建物の間を抜け
大食堂を横目に進んでいくと目的の寮が目の前に現れる。

グリン「ここかぁ」

他の寮と同じく、レンガ造りの細長い建物だった。

ともかく時間が無くなってきたので
部屋に入ってさっさと着替えよう


コンマ判定
偶数で誰か居る
↓1

01 気さくな人だった
23 お金が好きそうな人だった
45 天邪鬼な人だった
67 向上心の高そうな人だった
89 礼儀正しそうな人だった

コンマ判定1桁
↓1

ロイアン君把握しました。
しかし女の子がまだ一切出て来なくて寂しいですね…

一旦中断します

?「おっ!もしかして同居者か?」

部屋のドアを開けると先客が居た。

目の前に上裸で。

グリン「!?そ、そうだけど」

ロイアン「俺はロイアン!これからよろしくな」

笑顔で手が差し伸べられる
外から丸見えの状態なんだけど…

どうしようもないので仕方なく握手に応じる

グリン「俺はグリン…まず部屋に入れてくれない?」

ロイアン君判定
↓1 コンマが大きい程高身長
↓2コンマが大きい程イケメン

いけ

>>92 82 高身長
>>93 59 ふつう

ありがとうございます

これは雰囲気イケメンですね…間違いない

ロイアン「ようこそ…俺達の愛の巣へ」

グリン「やめろ気持ち悪い!」

最悪な冗談で迎えられた部屋の中は
案外悪いものでは無かった。

広い部屋に机が2つ、真ん中に大きなテーブル
壁に埋まるような配置でベットが2つ、それぞれカーテンが付いている。
そしてそれぞれの大きな収納があり、制服はそこに入っていた。

服を着ているとロイアンが話し掛けてきた。

ロイアン「クラスはどこなんだ?教室で見掛けなかったけど」

グリン「青だよ。ロイアンは?」

ロイアン「俺は黄。寮部屋ってクラスで分けてる訳じゃ無いんだなー」

確かにどうやって所属を変えているんだろう
ランダムにでも振り分けているのだろうか

ロイアン「なあなあ、グリンはもう魔法使えるのか?」

グリン「え?俺は…」


コンマ判定
00で使える
↓1

グリン「使えるわけないだろ」

ロイアン「だよなー、聞いてみただけ」

魔法というのはまず
精霊の助けが無いと使う事が出来ない。

精霊は限られた場所にしか生息しておらず
それらの土地は大抵魔法学校が所有、管理している。

生徒は皆、魔法を使うためにそこに赴き
それぞれ選ばれた精霊と契約をすることになる。

だから入学する前の生徒が魔法を使えるなんて
基本あり得ない話だ。

ロイアン「あーあ早く【魔女の洞窟】に行きてえー!」

グリン「魔法ね…」

精霊には様々な属性がある
熱、水、土、風、光…といった具合に

これによって自分の使える魔法も決まってくるんだ。


グリン(光だけは嫌だな…)

コンマ判定
20以下でイベント
↓1

66 イベント無し


入学式のため、ノスガレンの新入生全員が大広間に集まっていた。
凄い数だ、何百人居るのだろうか。

暫くしていると、複数の教員が壇上に上がってきた。
オスカロ先生が居るので、それぞれの担任の教師だろう。

最後に上がってきた人物が話し始めた。



ドモン「校長のドモン・ノスガレンだ。君達の入学を大いに歓迎しよう。」

グリン(はぁぁぁぁあ…)

酷い長話だった。

俺達は一体どのくらい立っていたのか。
あまりに話が長いため
途中から座り込む生徒が続出した。

俺も途中で座った。

校長はそれでもノスガレンの歴史を話し続け
最後には教員達に制止されていた。

グリン(大丈夫か?この学校…)


そろそろ終わるかと思いきや、最後に新入生代表の挨拶があるらしい。
一人の生徒が壇上に上がっていった。

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 イタい人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 お金が好きそうな人だった
8 トラブルメーカーだった
9 天邪鬼な人だった
↓1

ウータ君把握しました。
本日はここまで!

ウータ「今日、私たちは、伝統あるこのノスガレン魔法学校の生徒になれることを、とても嬉しく思っています。」

ウータ「私たちは、今、新しく始まる学校生活に大きな期待を持っています。たくさんの先生方、魔術学習、高収入の就職先───────」

変な単語が並んでいたが
疲れているので聞かなかった事にした。


新入生代表の挨拶が終わり、校歌が流れた後
ようやく入学式は幕を閉じた。

生徒がざわつき始め、散り散りに大広間を出ていく。

まだ夕方になる前だが
今日の行事はこれで終わりだ。

夕飯の時間までまだ時間がある。

グリン「一度寮に戻るのも手だけど…」

コンマ判定
70以上でイベント
↓1

24 イベント無し

どうする?
1 適当にぶらついてから食堂に行く
2 一度寮に戻る

↓1

少し遅れてから大広間を出ると
もう生徒達は廊下にあまり残って居なかった

さて
ここに来て初めての自由時間

普段なら走り込みでもしようと思っていた所だったけど
今日の俺はそんな気分ではなかった

ともかく浮ついていた。

初めての学校…
冒険しない訳には行かない



コンマ判定
近くに知り合いがいた?
90~95 レオン
96~00 ロイアン
↓1


一人、大きな階段を降りながら考える。

他にも植物園、学内商店街、訓練場、図書館、魔法研究棟、発電所…
気になる所は沢山あった。

しかし一つの場所が気になって仕方無い

グリン(ずっと気になっていたんだ…)

地図を広げ、指を滑らす
目線の先には地下テラスと書かれていた。

グリン(…地下テラスって何だ?)






地下テラスとやらは学校の中央から南に歩くと見えてくる大きな建物
そこの地下にあるらしい。

渡り廊下に出ると、雨の匂いがする
音もなく小雨が降っているようだ。

涼しい風を感じるのも束の間
棟の入り口をくぐり、階段を探す。

しかし…

グリン「ここは何か照明が少ないな…」

ぽつりぽつりと居た上級生らしき通行人も見なくなり
周りにはもう誰も居ない。

夕食の時間になってしまったかと慌てて時計を探す。

廊下の壁掛け時計を発見するが
まだまだ時間はたっぷりあった。

しかしこうも人が居ないなんて…
地下テラスっていうのは大して面白い物では無いのだろうか?

階段は建物の真ん中にあった。
少し怖くなって来たのもあり、足早に階段を降りる

思ったよりも段数がある。
数分使ってようやく降りきったその時
前方から大きな風が吹きぬけた。

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 イタい人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 トラブルメーカーだった
9 天邪鬼な人だった
↓1

ミナちゃん把握しました。
一旦中断します!

風を真正面から受けた目を擦って前に進んでいくと
部屋の全容を大体掴む事が出来た。

石畳に手すり
グランドライトが手摺にそって配置されている。

手すりの先は暗闇で何も見えない。

なるほど地下テラスとは
言葉通り地下にあるテラスだったのだ。

手摺にもたれる人影が一つ見える
先客がいるようだ。


?「…」

ミナちゃん判定
↓1 コンマが大きい程高身長
↓2 コンマが大きい程美少女

>>126 84 高身長
>>127 47 普通

ありがとうございます!
高身長の女の子いいよね…

グリン「…こんなとこあったんだなぁ」

?「誰?」

グリン「俺はグリン、地下テラスって名前が少し気になって来たんだ」

ミナ「グリン、グリンね、わたしはミナ!…あれ?じゃあグリンも新入生?」

意外そうな顔をしている
どういう意味だよ…

グリン「そうだけど…」

ミナは冗談冗談と言ってアハっと笑った。

グリン「『グリンも』ってことはミナも新入生か」

ミナ「そうよ!立派な魔術師になって皆に慕われるの!」

ミナは返答のついでに将来の夢を簡潔に言ってのけた。

グリン「皆に慕われる…」

そう、そうだ。
俺も皆に慕われる魔術師になりたい。

遠くで風の音が聞こえる。

相当に広い空間なのだろう
目を凝らしても向こう側の壁が全然見えなかった。

ミナ「ここってさ、凄いよね!」

グリン「ああ、屋外のテラスと錯覚しそうだよ」

ミナ「こう広いとさ…魔物とかも居たりしてね?」



身体の中を冷水が駆け巡ったような気がした。

グリン「…やめてくれよ」

ミナ「…テラスの下から急に這い上がって来たりして!」

グリン「怖がらせようったって無駄だぞ…」

ミナ「怖がってるじゃん、あっはっは!」

ミナが大きく笑うと
その声はテラスの中で小さく反響した。

コイツ…初対面の俺をひたすらからかってくるぞ…

ミナ「それにしてもグリンはちっちゃいねぇ」

グリン「ちっちゃいとか言うな!」

ミナは、あ!そうそう!と俺の抗議をスルーし
地下テラスの中央を指差した

ミナ「ねぇ、あれって誰の像なのかな?」


言われてミナと像の近くに寄ってみた。

像は風化している。

人物を彫っていたのだろう、足は辛うじて残っていたが
男か女かも分からない程に朽ちていた。

ミナ「わたし、暗いし最初はただの岩かと思ったんだけど…ほら、これ見てよ」

ミナの指差す所に、何やら文字のようなものが彫り込まれていた。

ミナ「グリンって古代文字読める?」

グリン「俺は…」

コンマ判定

(【知能補正】コンマ+13)
90以上で読める
↓1

13+54 = 69 読めない



グリン「読める訳ないだろ」

ミナ「そしてわたしも読めない。古代文字が使われてるのって初めて見たなー」

ミナは紙束の簡素なメモをポケットから取り出し、古代文字を写し始めた。

グリン「…後で調べるのか?」

ミナ「うん、なんか気になるじゃない」

意外に勉強熱心な奴だった。

グリン「なぁ、それ書いたらもう上がろうぜ、夕飯に遅れる」

ミナ「あーうん、そうだね───」



ミナ「あ、忘れてた」

グリン「何を?」

ミナ「私がここに来た理由」

ミナはそう言いながらポケットをまさぐりだし
何か光る物を取り出した。

見たことがある…
確かあれは…いや…まてよ…


グリン「…魔石?」

ミナ「魔石?…えっこれ魔石なの!?」

魔石が放つ光は純白
恐らく光の魔法が込められている。

グリン「これどこで拾ったんだよ!?」

魔石と言えば、かなり危険な代物だ。
衝撃を受けると込められたエネルギーが炸裂する…
つまり爆弾のような物だ。

ミナ「ええっと…近くの渡り廊下で黒いローブ被ったおじさんに貰ったの」

グリン「えぇ…」

ミナ「地下テラスの向こうに投げ込んで来て欲しいって頼まれちゃってね」

ミナ「なんか面白いからOKしちゃった!」

俺は絶句した。


ミナ「あ!でもでも!顔は見えなかったけど優しい声だったわ。」

ミナは謎のおじさんのフォローをした。

グリン「いやフォローになってない!投げるのは絶対やめろ!」

ミナの話が確かだとすると
生徒に爆発物を渡すような、黒いローブを目深に被ったおじさんが校内を徘徊しているという事だ。

そんなおじさんの言うとおりにしたら
…絶対ロクでもない事になる。

ミナから魔石を取り上げようとすると
ミナはサッと両手を上に上げた。

グリン「くそっ届かない!」ピョンピョン

ミナ「いや、待って!待ってよ!」

グリン「何を待つんだよ!」

ミナ「……」

グリン「…?」

ミナ「…一回やってみない?」

グリン「やってみない!!」

叫んで俺は足に全力を込めて跳躍した。
ミナが持っている魔石を奪い、着地するつもりだった。

しかし、ミナは思ったよりも魔石をガッチリと掴んでいた。

俺は途中でバランスを崩す


魔石は…


コンマ判定
50以下で無事
51以上で無事じゃない

↓1

俺は受け身を取る間もなく地面にぶつかった。
痛みに身体を捩っていると

カラン、コロンと気持ちのいい音が聞こえた

グリン「ああ…」

ミナ「おお…落っちゃった!!」

ミナが手摺に駆け寄り、下を覗いている。

グリン「お前…ちょっと嬉しそうだな…」

ミナ「そ、そんなことある訳─────」

そう言いながら俺の方に振り返った瞬間
まず鋭い閃光が走り



ドカアアアアアアアァァァァン………


遠くの方で想像以上の爆発音がした。

グリン「………はぁ」

最悪だ。俺も共犯じゃないか

ミナ「………グリンも共犯ね」

グリン「…いや共犯じゃない!ふざけんな!」

ミナはアハッと笑い
それから難しい顔をしはじめた。

ミナ「…でもさ、これだけ?」

グリン「?何がだよ?」

ミナ「えっと、これじゃただ魔石捨てただけじゃない?」

グリン「…ただ処分するのが目的だったってことじゃないか?」

ミナ「そうだとしたらつまらないわね…あーあ」

そう言いながらミナは背後にある手すりに寄りかかろうとした。

その瞬間
急いで駆け寄っていた俺は
ミナの腕を掴んで引っ張った。

ミナは驚いた顔をしていたが、半笑いだった。
人の気も知らないで

クソッ!


グリン「逃げるぞ!!!」

ミナ「逃げ…!?」

ミナはまだ気付いていない。
だから腕を力任せに引っ張り、階段にを駆け上がった。

ミナ「なに!?どうしたのよ!!」

グリン「どうしたも何も…!!」



グリン「下から魔物が上がって来たんだよ!!!」

今日はここまで!

廊下は相変わらず往来する人もなく静かだった。


ミナ「ぜぇ…ひゅ…ひゅぅ…」

グリン「…」

恐る恐る階段を振り返る
まだ、居ない。


だけど息をつく暇はない
すぐに悍ましい鳴き声がハッキリ聞こえてきた。



リザードマンの鳴き声だ。

よりにもよって
足の早いリザードマン。

姿を見られたら最後
魔法の使えない俺達は簡単に身体を引き裂かれてしまうだろう。


疲れてもいないのに汗が滲んでくる
恐怖で身体中が凍えそうだ。


一匹なのかそれとも群れか
どれだけ居るのか知らないが…

間違いなくこっちに登ってくる!




ここは…!



1 魔物に見つかるのを覚悟で渡り廊下を使って助けを呼ぶ
2 近くの陰に隠れてやりすごす
↓1

いまさらだけど、このスレってsage進行の予定?

>>154 特に決めてないですね…
コンマスレならsageない方が良かったりするんでしょうか

ミナ「……ぁあ……あ」

グリン「ミナ、叫ぶなよ…まだ走るぞ」


こんなところで隠れてもジリ貧だ
一か八か、ここは助けを呼ぶしかない!


俺達は渡り廊下へ向かって駆け出す。
棟の入り口を出る
廊下に足を乗せる


廊下を半分程走った所で、背後からリザードマンの鳴き声が聞こえた!

続けて聞こえる金切り声
頭が一瞬真っ白になった。

リザードマンがそれを出すときは相手を威嚇をする時であり、それはつまり…



見つかったという事だ。

グリン「畜生!!!」

ミナ「もう嫌ああああ!!!」


コンマ判定
60以下で…
↓1

どんどん下の方に埋もれてくから安価つきにくくなってくかなと思っただけ

>>158
他の方のスレを確認してみたらどうもsageて無いっぽいのでこれからは外そうと思います!

ミナ「駄目!グリン、遅すぎ!」

ミナは俺のすぐ前を走っていたが
いつの間に、かなりの距離が開いていた。

グリン「そんな、こと、分かってるよ!」

そう、どんなに頑張ってもこの足で出るスピードなんてたかが知れている。

グリン「っ………」

まだ、まだ誰も来ない


それなら…もう…
俺は…

振り返る
するとリザードマンのカビ臭い体臭が鼻を突いた。

リザードマンはもう俺の目の前に居る。


グリン「…」

大丈夫、大丈夫だ。
きっとあの時みたいに今回も…



【戦闘を開始します】

・ダメージ計算は、単純に【攻撃-防御】となります。
・回避判定は、相手より素早さが高い時にのみ判定し、判定を受ける方のコンマがお互いの素早さの差以下だった場合、回避となります。(今回ならリザードマンは26以下のコンマで回避成功)

【ステータス】
グリン HP 10
防御 9
攻撃 0
素早さ 4

リザードマン HP 85
防御 15
攻撃 15
素早さ 30

【どう動く?】↓1
○攻撃
○防御(防御+1)
☓魔法
☓逃げる


コンマ判定
高い方が行動
グリン ↓1
リザードマン ↓2

>>164
>最後のコンマの説明、高い方が先に攻撃。ですね、すみません。




臭い、臭い。この臭い、この臭いだ。

脳裏にこびりついて離れないあの臭い。
目を逸らせる訳もない。

リザードマンがピクリと動く
見逃さずギリギリで防御の姿勢を取る。


しかしそれはあまりにも意味が無かった。

グリン「っああああ゛あ゛あ゛!!!」

コンマ判定
↓70以下で…

グリン HP 5/10
防御 9
攻撃 0
素早さ 4

リザードマン HP 85/85
防御 15
攻撃 15
素早さ 30

【どう動く?】↓1
○攻撃
○防御(防御+1)
☓魔法
☓逃げる


コンマ判定
高い方が先に行動
グリン ↓1
リザードマン ↓2

リザードマンはこちらの様子を伺っている。

俺はもう…左腕の感覚が無い
何だか寒い

だけどそれがなんだって言うんだ!


グリン「あああああああ!!!!」

リザードマンへ駆ける
最後の力を振り絞って跳び
右足をコイツの顔面に────


…駄目だ、当たらない

思い切り石畳に身体が擦れる。
滅茶苦茶痛い。

急いで立ち上がると
リザードマンはもう攻撃の予備動作を始めていた。

終わりだと思った。

コンマ判定
01~30 ???
31~99 助けが来る
↓1

【戦闘を終了します】

しかし


ここで俺の身体は横に倒れ、リザードマンの爪は紙一重で当たらなかった。

リザードマンは俺の隣を見ている。

グリン「…っ!!!」


何で戻って来たんだよ!!!


ミナ「…」

ミナ「…わたし、わたしは沢山の事を知って、立派な魔術師になって、みんなから尊敬されて…」



ミナ「まだ…まだ、何も分かって無いのに…」

リザードマンの爪がミナに振り下ろされていく。



声が掠れて出ない。
だから、思い切り右手を伸ばした。

コンマ判定
偶数 光の壁
奇数 斥力
↓1

コンマ把握しました。
負けイベントですが初戦闘だったので
チュートリアル兼ねたのですがちょっと説明不足でしたね…すみません。

今日はここまで!

目の前で閃光が迸る。
ミナと魔物の間に向かって飛んでいく。

それは殻のような、膜のような形を作り、リザードマンの爪を弾き、ミナを弾いた。


何が起きた?

ミナに近付けないと思ったリザードマンが
こちらに飛び掛かってくる。

避ける余裕も無い
座り込んでそれを見ていると、リザードマンはあと少しの所で真横に吹っ飛んだ。

誰かが…助けに来てくれた…?

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 イタい人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった
↓1

00と99だけそれぞれクリティカルとファンブルみたいな特殊判定欲しい

誰か居る。
杖をリザードマンがいた方に向けている。

?「やだもう、風が臭うじゃない」

…助けが来てくれたんだ
そう思うと意識が急に遠のいてきた。

?「大丈夫ですかぁ~?」

そう言って近付いて来る
妙に緊張感の無い声だ。

人の声が増えて来た
もう、ミナも俺も大丈夫だ。

今はもう眠い─────





?「………あの子、新入生よね」

>>189
ゾロ目判定等ないと味気無いですよね
何らか導入していこうと思います。

妙な夢だ。
何もない空間にふわふわ浮いている夢

浮きながら思い返す
俺は魔物に襲われたのは始めてじゃなかった。

そうだ…
あの時もリザードマンに襲われた。




コンマ判定
↓1 大きい程過去が重い

71 軽いトラウマ

父さんの顔を思い出す。
自慢の父親、国民を守る国の盾。

ミナが言っていた、皆に慕われる魔術師。


俺は父さんみたいにならなくちゃいけない、絶対に。

目を醒ます
首を動かさず周りを確認する。

身体を起こすと、違和感を感じる。
どうやら左腕が包帯でグルグルに固定されているようだ。

暫くそのままボーッとしていると
ドアが開き、女性が入ってきた。

彼女は起きてる俺を見て少し驚いたような顔をしたが、直ぐに笑顔を顔に貼り付かせた。

?「グリンちゃんおはよ!」

聞き覚えのある声

グリン「えっと…助けてくれた人ですか」

サヤ「えぇ~サヤの事覚えててくれたんだ?私嬉しいっ」

サヤさんはそう言ってわざとらしくリアクションを取った。
キャラは友角、命の恩人だ。


グリン「…助かりました。本当にありがとうございます」

サヤ「可愛い生徒の為だもん。当然」

意外にもサヤさんは教師らしい

グリン「そういえばミナはどこに?」


サヤ「…そういえばさ、グリンちゃん」

コンマ判定
01~20 サヤ「良くやったね、偉い!」
21~50 サヤ「魔法使えるの?」
51~80 サヤ「この顔に覚えはない?」
81~98 上2つ

ゾロ目 サヤ「魔石作った?」

↓1

サヤ「魔法使えるの?」

グリン「え?使えませんけど…」

サヤさんは怪訝そうな顔をする。
訳がわからない。

サヤ「んー?そうなの?なんか君が魔法を使ったように見えたんだけど…」

俺が、魔法を…?
じゃああの光は、もしかして…

サヤ「…ふーん、本当に使えないみたいだね」

サヤさんはそう言うと出口の方に行き、振り返る。

サヤ「それ聞きたくってさ、ごめんね?押しかけて。」

そうして、今のは忘れて?とだけ言い残し先生は部屋を出ていった。

何だか焦っているような感じだ。
どうしたのだろう。



グリン「結局、ミナは無事だったのか…?」

誰か来る?

コンマ判定
01~10 オスカロ
11~15 レオン
16~30 ロイアン
31~60 ミナ

ゾロ目 誰?

↓1

61~98はなんだ?

>>208
その場合誰も来ません。

好感度+1
ミナ 1 【知り合い】

腕が痛いので、上体だけ起こした体勢で何をする訳でもなく、身体を休めていると、外で複数人が走っている音が聞こえた。

何だか外が慌ただしい…

グリン「行ってみるか」

丁度座っているのに飽き飽きしていた所だ
身体も鈍っている。

俺は外に出てみることにした。

廊下に出ると、壁掛け時計が目に入った。
夕食の時間から2時間しか過ぎていない。

グリン「丸1日寝てたのか…?」



バタバタと生徒達が廊下を走って来ている。
まるで何か避難をしているみたいだ。


グリン「あのさ、何かあったの?」

俺はその中で同学年と思われる生徒に話し掛ける。

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 天然な人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった
↓1

レイアちゃん把握しました。
一旦中断します!

ここでの投稿慣れていないので色々多めに見てくださいね!

そしてロイアン君も好感度表記忘れてました…
申し訳なしぃ…

好感度+1
ロイアン 1 【知り合い】

俺が声を掛けると彼女は応じてくれた。
?「魔物がまた出たんですって!!こりゃ避難するしかないですよ!!」

?「それじゃ失礼しますので!」


そう言うとそのまま走り去ろうとする。
いやいやいやいや!!


グリン「魔物!?何処に!!」

俺も一緒に走って逃げる。

?「昨日と同じ地下テラスですって!!先生達が対処してますけど撃ち漏らしが来るかも知れないって事です!!」



レイアちゃん判定
↓1 コンマが高い程高身長
↓2 コンマが高い程美少女

はい

>>219 59 ふつう
>>220 03 …

ありがとうございます。
oh…どうしてこうなった

?「ていうか何で着いて来るですか!?」

グリン「え!?…避難するんだろ!?そりゃ着いてくさ!」

そういえば彼女はさっきからずっとそっぽを向いている
何かを隠してる?

?「ああー…そうでした!ああもうですね!!こうしましょう!!」

彼女は前方を指差す

?「あなたは右に、私は左に逃げますので!オッケー!?」

…まぁここまで隠すんだ
無理矢理暴く物でも無いだろう。

グリン「分かった!」

レイア「私はレイア!レイア・セルジェノフです!また生きて会いましょう!!」

レイアちゃんは化粧が滅茶苦茶上手い設定で行こうと思ってたのですが
緊急時ですっぴんだった的な

コンマ神に委ねてみますか?

する
しない
↓3つまで多数決

判定しない了解しました。
では続きを書いていきます。

俺はレイアと分かれ、走る

暫くすると後ろから走ってきた上級生の集団に次々と抜かされていく。

グリン「…はぁ」


どうやら皆学生寮群を目指しているようだ。
うん、俺もそこに向かうのが無難だろう。



左手の包帯が汗で痒くなって来た。

俺は替えの包帯が寮にある事を祈りつつ走るのだった。

寮部屋

ロイアン「グリン!」

部屋に戻るとなんとロイアンが居た。
何だか久しぶりに見た気がする。

グリン「魔物が出たんだって?」

ロイアン「ああ、そうだけどー…何だよその左手!大丈夫か!?」

グリン「痒くてたまらない」

左肩でグルグル回してみせるとロイアンは若干呆れ顔になる。

ロイアン「で、昨日何してたんだ、心配したんだぜ?」

グリン「ああー…」

隠した方が良いのか…?
いや、同室に隠し事するのは気が引けるな…


1 誤魔化す
2 話す
↓1

ロイアン「なるほど、つまり階段で転んで気を失ってた…と」

グリン「ああそうだよ」

ロイアン「プハーーー!!」

ロイアン「ヒッヒ…何やってん…ブッハッハ!!!」

ロイアンは腹を抱えて笑いだした。
ちょっと笑いすぎだろ!

ロイアン「でもまぁ…無事で良かったな!」

この…悪意の欠片もない笑顔を見せやがって…


グリン「…そりゃどうも!」

-
避難してから1時間が経った。

やる事も無いので、俺は包帯を取り替え始めて、ロイアンは何やらノートを眺めていた。

そうしていると、寮の管理人が部屋に来て、魔物が全て駆除されたという事を伝えに来てくれた。

明日から普通に授業らしい。


予習でもしておくかと考えていると、ベッドで寝転がってたロイアンが唐突に起き上がる。
俺はびっくりしてそちらの方を向いた。

ロイアン「グリン、腹減らないのか?」

グリン「…あ」

滅茶苦茶減っていた。
そういえば1日半何も食べて居なかった。


ロイアン「じゃあ食堂行こうぜ!俺も腹減っちゃったよ」

今日はここまで!

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 気弱そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった
↓1

食堂は深夜にも関わらず人がそれなりに居た。

夕食を魔物騒ぎで食べ損ねた人が多く居たのだろう
俺はロイアンの後を着いて、注文カウンターに向かう。

ロイアン「俺、シチュー定食で。グリンは?」

グリン「えーっと…」

前に行くとカウンターにメニューが乗っていた。
日替わり定食3種類を始め色々な定食がある。
他にも単品の軽食も幅広く取り揃えているようだ。

これは悩むな…

コンマ判定
↓1 大きい程大食い

注文を済まし、飯を受け取った俺達は
丁度空いていた場所に向かい合わせで座る。

ロイアン「…それでいいのか?」

グリン「ん?何が?」

ロイアン「飯だよ」

俺の手元には握りこぶし程の大きさのミートパイが1つ。
美味そうだ。

グリン「美味そうだけど」

ロイアン「いや、そうじゃなくて量!丸1日食って無かったんだろ!?」

グリン「ああ…俺、少食なんだ。」

確かにロイアンのと比べると少ないが
食べる量なんて人それぞれだろう。

ロイアン「見てるこっちが辛くなってくるぜ…」

グリン「良いだろ別に…」

俺はあんまり食うと直ぐに気持ち悪くなってしまうので食べ過ぎないようにしている。

以前無理矢理食べていた時期もあったが、吐くばかりで逆に痩せていた。

そんな会話をしていると不意に声を掛けられた。

?「あの…」

真横を横を向くと女の子が立っている。

ロイアン「ん、どうした?」

?「えっと、その…」

モジモジしているばかりで返答が無い。
手には食べ物の乗ったトレイ。


グリン「隣の席ならどうぞ?」

?「…!はい!」

当たりだったらしい。
彼女はそう言うとトレイを俺の横に置き、椅子に座った。

?「…ふぅ」


ロロちゃん判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程美少女


因みに何年生?
コンマ下1桁
01 1年
23 2年
45 3年
67 4年
89 5年
ゾロ目 6年
00 いや…何者?


↓3

はい

>>255 ふつう
>>256 ふつう
>>257 4年生

ありがとうございます。
4年生と言う事で、1年生にはそれなりに喋れそうですね

そういや1年生何歳だっけ

?「今日は人が多いですね…」

そう言うと、彼女は黙々と食べ始める
その肩にはバッチが4つ付いていた。
4年生だ。

ロイアン「…?何時もこんなんなんじゃ?」

間を開けて、ロイアンが疑問を投げかける

それは入学式の日だったからだろうと言おうとすると、彼女が答えた。

?「あ…私、何時もこの時間に食べに来るので…」

?「人が少なくて気楽なんですよね…えへ」

グリン「ああ…なるほど」

彼女の空気に飲まれてしまったのか
俺達は黙々と食事を続ける。

>>260
>特に決めてないですが、12歳くらいを想定しています。

食べていると、ロイアンが急に口を開いた。

ロイアン「4年生ですか?」

ロイアンの視線が肩のバッチにある
今気付いたらしい。

?「えっと、そうですよ」


ロイアン「じゃ、じゃあ何か魔法とか…使えたり!?」

唐突にロイアンのテンションが上がった。
余程気になるのかテーブルに身を乗り出す。

?「!?っま、魔法ですか…?」

コンマ判定
01 風
23 水
45 土
67 熱
8 雷
9 光
ゾロ目 ロロ「えっと…もう私行かないと」

00 ロロ「風ですよ♪」キッパリ

↓1

?「一応使えますけど…」

ロイアン「すげぇ!」

ロイアンのテンションは絶好調だ。

ロイアン「えーっと、えーっと…じゃあ属性は!?」

?「…み、水です」

ロイアン「水!」

彼女はロイアンのキラキラした視線に困り果てているようで、視線が泳いでいる。
俺を見ないで欲しいんだけど…

グリン「…初対面で先輩に失礼だろ、ロイアン」

ロイアン「でもさでもさ、気になるじゃん!」

ロイアンは引かないな、うん
先輩ごめんなさい。

ロロ「あぅ…じゃあ…少しだけ見る?」

ロイアン「見る見る!!」

しばらくの問答の後
ロイアンの押しに負けたロロさんは、俺達に魔法を見せてくれる事になった。


ロロ「じゃあ場所も場所なので基本の生成だけですけど…」


そう言うと、ロロさんはテーブルに置かれたコップの上に握った手を置き、呟いた。

ロロ「───────よ」

すると、拳の中から水が零れだしてきた!
どんどんコップに滴り落ちる水滴!!


グリン「…」

ロイアン「…」

地味だった。

ロイアン「…汗?」

グリン「おい!」

ロロ「あ、あはは…成形でも出来れば見栄えくらいは良かったんだけど…」

ロロさんは手を拭きながら苦笑いをした。

グリン「成形ですか?」

ロロ「うん、武器を形作ったり、武器に纏わせたり。膜にして自分が纏ったり。卒業生は皆出来るんだよ」

グリン「へー…」

ということは4年生上がりたてではまだ難しい事なのだろうか
精霊との契約を済ませて居ないので今一ピンと来ない。


ロイアン「魔法武器か…かっけぇ…」

声にロイアンの方を向くと呟き剣を振るうような動きをしていた。

食べ終わるともう日付が変わりそうな時刻だった。
酷く眠い。

俺達はロロさんと別れて、真っ直ぐに寮に向かう。

ロイアン「やっぱ…属性なら光がいいな」

グリン「光ぃ…?何でだよ」


ロイアン「…俺、外界探索してみたいんだよ」

グリン「危険だぞ?」

ロイアン「ロマンだよ、ロマン。危険上等!ってね」

外界探索の組織の人は決まってそう言う
ロイアンも、それに向いてるんだろうり

グリン「ふーん…俺には分からん…」

駄目だ、眠い
俺は寮の部屋に入るなり、ベッドに潜り込んだ。

好感度+1
ロロ 1【知り合い】
ロイアン 2 【友人】

一旦中断しますがその前に判定


コンマ判定
偶数で同じクラスだった
ウータ↓1
ミナ↓2
レイア↓3

日常処理ですが
フラグが建っていない限り、自由行動までイベントが起きず進行します。
また、その日の授業は私が決めます(後にコンマ表でも作ってランダムに生成出来るようにします。)。そして、【】が付いている教科についてのみ判定があるので描写します。

1年目 3日

レオン「おはよう」

教室に入るとレオンに声を掛けられた。

グリン「おう、おはよう」

応じて、席につく。
時計を見ると授業が始まるまでまだ時間があるようだ。

レオン「グリン、その傷…どうしたんだ?」
グリン「ああ…実は階段で───」

本日の授業です。
1 数学
2 歴史
3 【基礎魔法学】

【基礎魔法学】

オスカロ「集まったようなので授業を始める」

オスカロ先生は前2つの一般科目の時、死んだ目をして壇上に上がっていたが、この授業では少し元気を取り戻していた。

オスカロ「まずこの基礎魔法学だが…」

オスカロ「派手な事は一切期待しないで欲しい」

ええーとクラスで声が上がる。
まぁ気持ちは分かるけど…

オスカロ「魔法の事をよく理解をしないで使用するというのは必ず悲劇を産む」

オスカロ「明後日の5日、【魔女の洞窟】に行くまでにしっかり頭に叩き込んでおくこと」

オスカロ「さて、精霊の持つ魔法属性についてだが…」

オスカロ「風、水、土、熱、雷、光」

オスカロ「現在この6つが確認されている。」

オスカロ「だが高みに登り詰めることでその性質が変化する事もある。例えば──」

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 内気な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった
↓1

オスカロ「アシュリー君、例えば?」

アシュリー「ひゃい!」

彼女の変な声にクラスの視線が集まる
自分は当たらないと油断していたらしい。

アシュリー「えー…と…アリス…とかでしょうか?」

オスカロ「そう、高名な魔術師だな。」

オスカロ「彼女は最初は熱属性の魔術師だったが、今では氷を操る氷属性の魔術師だ。」

オスカロ「ただの熱魔法でも氷は生成出来るが、水の操作が出来ないので、作る以上の事は出来ない。」

オスカロ「…まあ、君たちにはまだ先の早すぎる話だが…気に入らない属性の精霊と契約してしまってもあまり嘆く必要は無いということだ」


その後もオスカロ先生の話は続いた。

コンマ判定
魔法理解度Lv1(0/100)
コンマ1桁、ゾロ目なら数字に+10

>ファ!?

とんでもなく完璧に最高に理解できた!
魔法理解度Lv1(19/100)

1年目 3日
放課後

始めての授業日…
気合を入れていたがまだ日の明るいうちに全て終わったのでやる気が空振ったような気分だ。

グリン「…さて、どうしようかな」


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

4年の教室棟に入るのは初めてだった。

グリン「結構歩いたな…」

地下テラスの件で懲りずに学内を探索していると、4年生の教室が目に入り、何となくロロさんの事を思い出したので、入って来てしまったのだ。

でも会ったところで何と言えばいいんだろうか。奇遇ですねとかか?

どこのクラスか分からないので廊下を歩いていると、タイミング良くロロさんが教室を出た所と鉢合わせた。

ロロ「あ、あれ…グリン君?」

グリン「ロロさん…えーっと、奇遇ですね?」

ロロ「何で4棟に…?」

グリン「校内歩いてたらたまたまここが目に付いて…いるかなーって歩いてただけです。ホントに偶然ですよ?」

ロロ「ああ、そうだったのね…」

ロロさんは困ったような顔をしている

ロロ「…ここで話してると他の目が気になるし…」

何か悪いことしちゃったかな…?
少し後悔していると、ロロさんはこう続けた。

ロロ「私、これから図書館に行こうと思ってたんだけど…グリン君も来る?」

というわけで図書館に来た。
図書館は学生寮群のように、学内とは切り離された一角に建っていた。

グリン「デカい…」

外から見ると城のような佇まいで気圧される。
こんな凄い所だったとは…

ロロ「私、放課後から深夜はずっとここに居るの、毎日」

グリン「毎日!?」

本が好きすぎるにも程がある。

ロロ「中では飲み物も売ってるし、以外に退屈しないよ?住んじゃいたいくらいだし…」

ロロ「だから私に用があったらここに来てね」

着くなりロロさんは迷いなく奥に進み、角の席に座った。
ここが定位置なのだろうか。

ロロ「グリン君は何か本とか読む方?」

グリン「え?俺は…」

コンマ判定
↓1 大きい程読む

40 読むときは読む

グリン「本が嫌いって訳じゃないですけど、機会が無いとあんまり…」

ロロ「そうなんだ…じゃあ有名な本とかあんまり見てなさそうだね」

そういうとロロさんは自分のバックを漁り、1冊の本を取り出した。

ロロ「あの、これ貸してあげる。名作の御伽話なんだ」

グリン「ありがとうございます、じゃあ今日はこれ読んでようかな…」

ロロ「絶対面白いから、最後まで見てね!」


食事時まで粘ったが、今日中に最後までは読めなかった。
また続きを読むと言い、ロロさんと別れる。

好感度+1
ロロ 2 【友人】

夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

ロイアン「なあなあなあ!!」

グリン「…なんだよ?」

眠りに落ちる寸前で、ロイアンに起こされる。
いや、ホントになんなんだよ。

ロイアン「知ってるか?学校の宝物庫に泥棒が入ったらしいぞ!」

グリン「泥棒…?」

というか、宝物庫なんてあったのかと思い返すと
地図に描かれていたような気がする。

グリン「宝物庫って…何が入ってるんだ?」

ロイアン「…さぁ?貴重な魔道具とか、単に金とか…そんなとこじゃないの」

グリン「どっちにしても重大な損失になったのは間違いなさそうだな。警備は何やってたんだか」

ロイアン「なんでも一昨日の魔物騒ぎの最中に出払ってたとこをやられたらしいぜ。怖いよなぁ」



俺は急いで意識を飛ばした。

ロイアン「おい、グリン、グリン寝たのか?おーい」

3日目おわりです。
日常はこんな流れで進めて行きますので宜しくお願いします!
因みに100日で1年の予定でいますが、ペースによって変更する予定です。

では今日はここまで!

また、キャラ少なくなってきたのでキャラ募集します。

名前
性別
簡単な性格
をお願いします。

乙です
この世界1年が短いのかな
1年生12歳ぐらいって聞いたけど、こっちの世界のカウントだと36歳ぐらいだったりする?

>>304
いや、システム的な問題です。
100日だったとしたら1日で3日くらい時間が経過しているものだと考えて貰えれば

>>305
ちょっと違った。それだとイベントが矛盾してきてしまうので、特にイベントに支障なさそうな所でスキップしてるって感じですかね

キャラ募ありがとうございました。
夜に更新します。

ステータスの魔法理解度についてですが
レベルが上がれば上がるほど魔法で高度な事が出来るようになっていきます。
魔法のみで魔物とマトモに戦えるようになるのはレベル3以降からとなります。
(魔道具を用いればレベル1時点でも十分戦えます)

レベル1で【生成】
レベル2で【移動】の開放
レベル3で【放出】の開放
レベル4で【操作】の開放
レベル5で【成形】の開放
レベル6で【精霊】の開放
レベル7で 上位属性の開放

寝落ちしてました…すびばぜん…
午後に再開します。

1年目 4日

ミナ「あ、グリン!」

廊下を歩いているとミナに遭遇した
どうやら無事だったようだ。

駆け寄ってきたミナが視線を更に落とす
左腕の事だろう。

ミナ「あの…ごめんね」

グリン「いいよ、後5日もあれば完治するらしいし」

沈黙が流れる。

グリン「ええっと、それにミナに助けて貰わなかったらこれじゃ済まなかったんだしさ、別に恨んでないから」

ミナ「でも、わたし…」

グリン「お互い無事で良かったじゃんか…ほら、授業の時間だぞ」

ミナ「…うん、いつかお返しはするから…何かあったら言ってね!」

そう言うとミナは駆けていって、黃のクラスの教室に入っていった。


本日の授業です。
1限 【体育】
2限 語学
3限 【基礎魔法学】

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 無関心な人だった
5 無感情な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

【体育】

?「集まったな」

俺達は体育室の中央に集まっていた。
体育だけは違う教員が担当するらしく、オスカロ先生の姿はない。

ユリアナ「体育を受け持つユリアナだ、よろしく。」

どこを見るでもなくユリアナ先生は自己紹介をした。

ユリアナ「今日は体力測定を行う。まずは各ブースにある器具を使い数値を測ってくる様に。」

周りを見ると筋力を測る様々な器具が据えられていた。

ユリアナ「全て測り終えた生徒は私の元にこの紙を持ってきなさい」

グリン「…」

こういうのは地元の学習施設で一度やっただけだった。
背は伸びてるのだろうか…?


コンマ判定
筋力↓1 (【体力補正】+19)
身長↓2 ゾロ目で+1 00で+2

はい

>>333 見た目通りの筋力
>>334 変わらず

ありがとうございます。
何か…何も成せなさそうな気がしてきたので後に救済措置を入れようと思います。

背は変わっていなかった

グリン「くそう…」

測定器から離れ、次のブースに行こうと移動していると背後から大きな音がした。

「レオンが測定器を壊したぞ!」
「えー!?変わりの測定器あるの!?」

…デカすぎるのも苦労しそうだな


暫くして、ポツリポツリと紙が返却されていく。

全員の紙が返されたとき
延々手を弄っていた先生が口を開いた。

ユリアナ「では最後に持久走をする」

コンマ判定
コンマ下1桁/2、ゾロ目なら数字に+5
↓1 体力
↓2 素早さ

高く狙う

高く

身体能力がかなり上がった!

>>338 体力 96+11 = 107
>>339 素早さ22+5 = 27

持久走が始まった。
生徒が一斉にスタートを切る。

足を前方に放り出し、踏み込む。
交互に繰り返す。

やがて左手の傷すらどうでも良くなってきた。

走るのは好きだ。
走っている間だけは何時もの焦燥感が無くなる。

最良の努力している気分になる。



ユリアナ「おい」

目前に先生が現れた。
我に帰り、急いで止まる

ユリアナ「何時まで走っているつもりだ?授業はもう終わりだぞ」

グリン「あっ」

周りを見ると、生徒がスタート地点付近で集まり思い思いに休憩をしていた。

【基礎魔法学】

オスカロ「それでは明日の日程を纏めるが…」

授業は時間半ばで終わって、後半から明日行く【魔女の洞窟】の説明に入っていた。

オスカロ「1限の時間、ここの教室に集まってから他クラスと合流。合同して行うのでそのつもりでいなさい。」

クラス合同か…
クラスは赤、青、黄、緑、紫、白の6つがある。
青だけでも大人数だ。そんなに広い洞窟なのだろうか。

オスカロ「それに念の為言っておくが、魔道具の類は持ち込み禁止だ。見つけ次第没収する。」

魔道具か…ロイアンとか持ってそうだな…


オスカロ「ああ、それと昼食は各自用意しておくこと。」

グリン「…え?」

コンマ判定
魔法理解度Lv1(19/100)
コンマ1桁、ゾロ目なら数字に+10

>>334
まあまあ理解できた!
魔法理解度Lv1(25/100)

1年目 4日
放課後

グリン「昼食…昼食か」
食堂で弁当の販売はして居なかっただろうし、どこで用意すればいいのだろうか。

店…店…

グリン「あ、そうか」

そういえば地図に学内商店街というのがあった。
弁当くらいは普通に売ってそうだ。

今日の終わり、寮に帰る前に寄っていくことにしよう。



グリン「…さて、どうしようかな」

1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

廊下を歩いていると身体が浮き上がった。

何を言っているのか分からないだろう
俺にも分からない。

ミナ「グリン見っけ!」

ミナが後ろから持ち上げて居たのだった。

グリン「おい!降ろせ!」

ミナ「ちょっと付き合って欲しいんだ!」

一悶着あった後、ミナがそう言った。

グリン「えぇ…」

なんか嫌な予感がした。
返答に困って居るとミナが続ける。

ミナ「ほら、いい事教えて上げるからさ?すっごいこと!」


別に知りたくないけどなぁ…

仕方ないのでズンズン進むミナの後を付いて行く。

一旦中断します!

あっ判定だけやっときます

コンマ判定
01~20 ミナ「お弁当一緒に買いに行こうと思って」
21~40 ミナ「発電所の噂よ!」
41~60 ミナ「植物園の噂よ!」
61~80 ミナ「地下テラスの噂よ!」
81~98 ミナ「地下テラスの噂よ…」
ゾロ目 ミナ「…」

00 ミナ「グリンの事についてよ!」
1

↓1

歩いていると、どんどん人気の無い場所になっていく
何処に行く気なんだか。

グリン「なぁ、そろそろ教えてくれよ、いい事って何の事なんだ?」

ミナ「それはね…グリン」

ミナが溜めに溜めてから振り返る。

ミナ「ズバリ、発電所の噂よ!」


グリン「帰っていいか?」

ミナ「まあまあ、話だけでも、ね!?」

ミナ「よっと…」

グリン「気を付けろよ…」

ミナ「だいじょーぶ…!」

発電所は閉ざされている。

俺達は発電所の裏に回り
高い所にある窓から中を覗こうとしていた。


発電所の噂。

要約すると、夜な夜な悲鳴やうめき声が発電所の方から聞こえるというものだった。
情報提供者はミナのクラスメイト。


グリン「…」

ひたすら胡散臭い。

80以上又はゾロ目で深刻
↓1

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 温和な人だった
6 嫌味な人だった
7 向上心が高そうな人だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

?「何をやっている」

ミナ「ひゃああ!?」

背後から突然声を掛けられ、ミナが落ちそうになる。
落ちたら俺じゃ受け止められないぞ…

グリン「あー…えっと…」

ドミニク君判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程イケメン


因みに何年生?
コンマ下1桁
0 教員
1 1年
23 2年
45 3年
67 4年
89 5年
ゾロ目 6年
00 いや…何者?

↓3

ドミニク君の属性は?
コンマ判定
01 風
23 水
45 土
67 熱
8 雷
9 光
ゾロ目 ドミニク「別に何でもいいだろう…」

00 ドミニク「風だ」キッパリ

↓1

声を掛けてきた生徒はドミニクという名前だった。

ドミニク「…一年生か?まぁ俺も二年生に上がりたてだが…侵入しようとするのは関心しないな」

グリン「はい…」

ドミニクの肩にはバッチが2つ付いていた。


ミナ「…ドミニクさん?」

ドミニク「なんだ」

ミナ「ここって…発電所って夜に人が居るんですか?」


コンマ判定
70以下 ドミニク「ああ、それなら…」
71以上 ドミニク「…?いや、居ないはずだが…」
ゾロ目 ドミニク「私も付き合おう」
↓1

ミナはドミニクに噂の件を話した。

ドミニク「ああ、それなら…」

ミナ「知ってるんだ!」

ドミニク「恐らくだがな。ところでここの発電所…どうやって発電しているのか知っているか?」

グリン「どうやってって…風力ですよね?周りに風車が大量にあるし」

ミナ「まさか…人力!!」

グリン「そんな訳────」



ドミニク「そう、人力だ。」

グリン「は…?」

ドミニク「まぁ…見てもらった方が早いだろ」

そう言ってドミニクは歩きだす。
俺達は顔を見合わせ、発電所の横に回る。

ミナ「あ」

そこにはドアがあった。
ああ…こっちの面にも入り口があったのか。

ドアに近付くと急に中から人が出てきた。
上級生だろうか。こちらに気づく事なく鼻歌を歌いながら去っていった。

俺達はそれを横目にドアを開け、中に入った。

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 温和な人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 礼儀正しい人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

「ぎょええええええええい!!!!」

グリン「うわ…」

室内に入るやいなや奇声が響き渡った。

部屋にはスタンドに乗った鉄球が並んでいる。
その一つにその生徒は居た。

「凄いわセルゲイ!新記録よ!!」
職員のおばちゃんらしき人が叫んだ。

セルゲイ「ウオオオオオアアアア!!まだまだああああ!!!」


ドミニク「噂というのはあれの事だろ」

ミナの方を見ると露骨にがっかりした顔をしていた。

セルゲイ君判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程イケメン


因みに何年生?
コンマ下1桁
0 教員
1 1年
23 2年
45 3年
67 4年
89 5年
ゾロ目 6年
00 いや…何者?

↓3

あっごめんなさい…
一年生だと矛盾するので、ずらして二年生とします…

セルゲイの足元に数字を刻むカウンターが設置されている。
731…放電量だろうか?

「続けるかい?」

セルゲイ「ゼェ…いや…冗談止めてくださいよ…ここまでにします。」

「じゃあはい!今日のバイト代!」

セルゲイ「何時もありがとうございます…また伺いますね。」

どうやらここは雷魔法で人力発電をする場所らしい。

ストレス解消に最適、バイトだが遊び感覚で雷属性の生徒が度々発散しに来るのだという。

ドミニク「相変わらずうるさいな…毎日来てるのか?」

セルゲイ「ドミニク?ここ最近はそうだけど…それより、なんでここに?」

ドミニク「お前に苦情が来ていたんでな」

セルゲイはこちらの方を見る
視線の高さが同じだが、凄いイケメンだった。

セルゲイ「えっと…一年の子たち?」

ミナ「えと…幽霊だって噂になってて、私達、確かめに来たんです!」

セルゲイ「幽霊だって?ははっ大袈裟だなぁ」


大袈裟では無いと思うけどな…




俺達は帰り道を歩いていた。

ミナ「あーあ、つまんない結末だったね」

グリン「この前みたいな事になった方が良かったか?」

ミナ「うっ…やっぱ引きずってる!」

グリン「引きずってない」


そういえば寮に戻る前に商店街に行くんだった。

1 ミナを誘う
2 誘わない
↓1

二人はどのくらいお金を持っている?
↓1 グリン(【家柄補正】+15)
↓2 ミナ

せいや!

グリン>>388 そこそこ持ち歩いていた
ミナ >>389 かなり持ち歩いていた

グリン「俺はこれから明日の飯買いに商店街に行くけど…ミナも行くか?」

ミナ「あ、お昼!忘れてたよ、わたし」

危うく飯抜きだな…
声を掛けておいて良かった。


ミナ「それにしても商店街かぁ…面白い話とか聞けないかな?」

グリン「そういうの好きだな…」

ミナ「いいじゃない、謎がわたしを呼んでいるのよ!」

商店街はかなり大きく、この時間でも人で溢れていた。
街灯が立ち並び、通りは屋内かと思うほど明るい。

目的の食料品店を探しながら俺達は歩く。

グリン「うお…色々あるな…服屋、雑貨屋、カフェ、魔道具屋…宝石屋!?」

誰が買うんだよ…

ミナ「へぇ…色々あるんだね…露店の集まりかと思ってたけど、ちゃんと店が並んでる。」

ミナも興味津々で辺りを見回している。

食料品店は商店街の中心部にあった。
同じ目的の一年生らしき姿がちらほら見える。

ミナ「買った?」

店の外に出ると、ミナが既に買って待っていた。

グリン「うん、じゃあ帰るか」

俺とミナは無事に明日の昼飯を確保したのだった。


ミナ「あれ?あのお店…」

コンマ判定
70以上でミナ、魔道具購入
ゾロ目で…
↓1

前方に居たミナが横に逸れていく
目で追っていくと魔道具屋に入っていった。

嫌な予感がする…

グリン「おい、ミナ…」

仕方ない
俺は急いで追いかける。

しかし入った所で気持ちのいい声が上がってしまった。


ミナ「これください!」

01~50 杖
51~70 変な水晶
71~80 変なペンダント
81~90 魔法剣
91~98 魔法防具

ゾロ目 謎の地図
00 変な手記

↓1

そう言うミナが手に持っていたのは変な水晶だった。

グリン「おいおい…」

「はいはい、えーっと…5万ゴールドだね」

大金だった。

ミナ「5万なのね…はい、これ」

「毎度あり!」

グリン「いやいやいや…」

躊躇しろよ!


ミナ「あ、グリンごめん。またせちゃったね」

ミナは嬉しそうに水晶を抱えていた。
大きさは頭一つ分くらいだろうか、地味に重そうだ。

グリン「それ…何だ?」

ミナ「この水晶はねー…魔力の大幅な増幅を可能とするのよ!」

ミナは面白そうでしょ?と言うと満足げに歩き始めた。

グリン「属性も分かってないのにそんなもん買うなよ…」

ミナ「わたしの勝手でしょー」

好感度+1
ミナ 2 【友人】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

ロイアンの寝息が聞こえる。
俺もそろそろ寝ようかと腰を上げる
その時、1冊のノートが目に入った。

グリン(ロイアンの書いてたやつか…)

好奇心に負けて、表紙をめくる。

グリン(えっと…「必殺技リスト『熱』編」フレアブラストB、ジャッジメントロースト、コールドエンド………)


俺はノートを閉じた。

>あっこれ忘れてました。
好感度+1
ドミニク 1 【知り合い】
セルゲイ 1 【知り合い】

1年目 5日

朝、クラスはいつも以上に騒がしかった。

レオン「ふわぁ…」

レオンが欠伸をした。
なんか似合わないな。

グリン「寝不足か?」

レオン「ああ、寮に戻るのが少し遅れてな…」

本日の授業です。
1限 【基礎魔法学】
2限 同上
3限 同上

【基礎魔法学】

オスカロ「えー、それでは私達も移動を始める、皆はぐれずに着いてくるように。また、誰か居なくなったら私に言うように」

俺達はオスカロ先生の後を歩き、教室を出る。

片道で1時間程掛かるというので、ちょっとした遠足だった。



少し歩き、建物の外に出る。
薄暗い校庭で俺達のクラスは他のクラスと合流した。

何人かの生徒が松明を渡されている。
昨日の話だと、途中、照明の無い暗い道を歩くらしい。
俺達はこれを交代で持って進む事になる。


グリン「とうとう契約か…」

今日はここまで!

変わらない景色。
一定の間隔を保ち並ぶ街灯が、ただ流れていく。

学校から暫く歩き
その明かりも点ほどとなると、気温が大分下がってきた。

闇に飲まれた土地に近付いているのだから当然だろう。

やがて、見晴らしの良い丘まで上がった所で学校とは反対の横の方に大きな城壁が見えてきた。
その上を見回りの明かりがユラユラ動いている。

あの向こうがこの世界の果てだ。

丘を緩やかな道に沿って降り
森の中に入る直前、列は一旦止まって、あちこちで松明の火を起こす音が聞こえてきた。

列が長くて先がよく見えないが
この森に入った所から街灯が途切れているらしい。

準備が終わり
またゆっくりと列が進み出す。


コンマ判定
ゾロ目で…
↓1

こうして俺達は魔女の洞窟にやってきた。

オスカロ「はぐれた者は居ないな?」

オスカロ先生が確認に声を掛ける。
誰も反応が無いので、どうやら無事全員来れたらしい。


グリン「あれが魔女の洞窟…」

外観はいかにもな横穴。
中から光が溢れている。

話によると
入ると直ぐに巨大な縦穴に繫がり、その底に精霊の溜まり場があるらしい。
今回、そこが目的地だ。

入り口を見ていると、既に他のクラスが入り始めていた。

コンマ判定 下1桁

歩く途中誰かと会話する
ゾロ目で…

01234 レオン
56 ウータ
78 アシュリー
9 オスカロ
↓1



アシュリーちゃん判定

↓1 コンマが高いほど高身長
↓2 コンマが高いほど美少女

えい

ああ

>>420
>>421
ありがとうございます。
やってしまいましたなぁ…

ちょっと文考えてきます。

順番を待ち、洞窟の中に俺たちも入る。
中はやはり明るい。

歩きながら周囲を見る
あちこちに照明が付いている、これらのお陰だろう。
しかし…こんな所に照明なんて、何だか無粋だな。

だが、そのお陰で洞窟の荒い道を踏み外す生徒もいないだろう。



そう考えていると、タイミングを見計らったかのように背後から人が倒れ込んで来た。

アシュリー「った!」

グリン「うわっ!?」

これにはかなり驚いた。

右手で手すりを持っていなかったら二人揃って転落死するところだ。

アシュリー「ああ、ごめんなさい…」

グリン「…いいよ別に、気を付けろよ」


名前はアシュリーって言ったっけ…?
アシュリーは頭に包帯をグルグル巻いている子なので、印象に残っていた。

顔をよく見ると前髪を包帯と目が隠れるまで垂らしていて表情が良く読めない。
それで視界が悪く、足を踏み外したんじゃないのか…?

グリン「…」

指摘しようとしたが、怪我をしているなら仕方ないと思い直す。
俺も左腕が使えない事から人に迷惑を掛けそうだから。

アシュリー「あのー…名前、何だっけ?」

歩いていると、アシュリーが声を掛けてきた。

グリン「俺?俺はグリン」

アシュリー「うん…グリン君ね、私はアシュリー」

グリン「アシュリーな。怪我してる者同士、よろしく」


アシュリー「怪我…ああ、うん。よろしくね」

…あれ、怪我じゃないのか?

好感度+1
アシュリー 1 【知り合い】

そうこうしていると
最後の階段を降り終えて、俺達は魔女の洞窟の底に辿り着いた。


さて、ここが精霊の溜まり場だというが

…何もいないぞ?


辺りは岩、岩、岩。
岩しかない。


生徒達がざわついている。

最後のクラスが洞窟の底に到着した時、前方で誰かが出てきた。

その人は岩の壇上に上がる



コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 温和な人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

セシルさん把握しました。
一旦中断します。

再開後、ようやくグリンくんの属性判定をします。

あれは確か黃のクラスの担任…

セシル「セシルです。皆さん、ここまでの長時間の移動、お疲れ様でした」

そう、セシル先生だ。
ロイアンが度々話題に出していたのを思い出す。


セシル「これから精霊達との契約を行う訳ですが、先ずは楽な体勢でお座りになって下さいね」

先生がそう言うと
生徒達は思い思いの姿勢で座りだした。

セシル「座りましたね?」

暫くしてから先生はそう言って
上に何か合図を送る。


グリン「…?」

何が始まるのかと思った時
洞窟内の照明が全て消えた。

すると…

暗闇の中、色とりどりの淡い光が辺りを漂い始めた!


セシル「さあ、皆さん。目を閉じてください!始まりますよ!!」






目を閉じる。
閉じ続ける。

すると目の前に何かがあった。
数秒間、向かい合う。

やがて、それが何なのか、俺は理解した。



グリン「─────────これは」


コンマ判定
01~15 緑
16~30 青
31~45 黃
46~60 赤
61~75 紫
76~98 白
ゾロ目 …?

00 色がない…!?

↓1

四方八方から声が飛び交う。

望みの属性が手に入った歓声。
望まぬ属性が手に入った落胆。

はしゃいだ声色の話し声。
歌を歌っている奴までいる。


俺は一人、呆然としていた。

グリン「なんで…」


精霊は何も答えてくれなかった。

属性も決まったところでグリン君のステータスを更新します。

グリン HP 20(【無の加護】+10)
防御 20(【無の加護】+10)
攻撃 15(【無の加護】+15)
素早さ 20(【無の加護】+15)
無属性

パッシブスキル
・魔物探知
・防御無視(魔法による防御補正を無効)


魔法
・無効化攻撃lv.1(確率で相手の攻撃魔法を無効化し、攻撃する。)

結構上がったね
他のだったらどれくらい上がってたんだろ?

精霊は俺の目の前で逃げてしまった。
あれは多分…黄色だった。

グリン「なんで…?」


先生達が何かを呼び掛けている。
色毎に集まっているようだ。

突っ立って見ていると、いつの間にか、集まっていないのは俺だけになった。

すると…

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 力こそ正義だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

黄色ということは本来は土の妖精だったのかな?

?「おーう、どうした?」

教員の一人が俺の元に来た。

グリン「………」

?「もしかしてお前の精霊、色が無かったんじゃねぇか?」

グリン「色が無い…?いや、逃げてしまって…」


?「……………逃げたぁ?」

ちょっと来い。と俺はその教員に腕を引っ張られ、他の生徒達より先に洞窟を出ることになった。

>>446
>はい。
赤=熱
青=水
緑=風
黄=土
柴=雷
白=光
となっていました。

>>442
>他属性は各補正の平均が15になるように振り分けられる予定でした。
なので他と比べ少し低めですね。

カール「どうすんだよ?」

オスカロ「私に言われましてもね…」

カール先生とオスカロ先生が俺の目の前に居る。
二人は透明がどうのこうと話していた。

透明…?

グリン「あの…俺は魔法が使えないんでしょうか…」


オスカロ「…ふむ、試してみるか」

先生は人差し指を立てた。

オスカロ「まず、目を閉じる」

グリン「はい…」

先生は続ける。

オスカロ「次にイメージするんだ。自分がただの魂となり、自分の内側に入るイメージ。」

魂になり…自分の中に入っていく…


オスカロ「…やがて自分の肉体が何処にいったのか、感覚が無くなってくる」

オスカロ「そうしたら手を伸ばすんだ。」

手を伸ばす…?

オスカロ「実際に手を伸ばす訳ではない。イメージだよ、グリン。あるはずの無い手を伸ばすんだ」

そうか、手を伸ばす─────


オスカロ「やがて言葉が浮かんで来るはずだ。」

書き起こしてみればめちゃくちゃな文字列
しかしそれがどんな意味を持つのか
俺にだけは分かった。


グリン「【一切の無よ】」

オスカロ「呪文がある!」

オスカロ先生の声にびっくりして目を開く
今のが…呪文?

カール「…しかし何も起こらないが」

オスカロ「何も起こらないが…興味深い…しかし、他の属性と比べてやけに短い呪文だったな…」

先生のテンションが高い
今までに見たことが無いくらいに。

それ程珍しい物なのか?



なんにせよ
ちゃんと俺にも精霊がいるらしい。

安心したら身体の力が抜け、尻もちを着いてしまった。

グリン「はぁ…なんなんだよ」

今日はここまで!

更新はまだですが、他の1年生の属性も決めておきます。

コンマ一桁判定
コンマ判定
01~15 風
16~30 水
31~45 土
46~60 熱
61~75 雷
76~98 光
ゾロ目 ??

レオン↓1
ロイアン↓2
ウータ↓3
ミナ↓4
レイア↓5
アシュリー↓6

あ…2桁判定の間違いです…
安価下にずれます

コンマ表の範囲から察するに光属性他より出現しやすいの?

安価ありがとうございました。
ロイアン良かったな!


>>467
そうですね、そんなイメージでお話をこねこねしています。
考えているお話の都合上一人も居ないのが不味かったってのもありますが…

すみません、更新明日になります。

オスカロ「明日、放課後私の部屋に来なさい」

生徒の集団から大きく遅れ学校に到着した俺は、帰り際先生にそう言われた。


グリン「………」

歩きながら振り返る。
カール?とかいう先生は俺にまずこう言った。

色が無かったんじゃないか?

確信めいたものを感じた。
そういう生徒が前例として居た?

俺は聞いたことが無かった。


グリン「…まあ、逃げられたっていうのも聞いたことが無いけどさ」



【6日放課後は強制イベントになります】

好感度+1
オスカロ 1 【興味】
カール1 【興味】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

飯を済ませ、部屋のドアを開けるとロイアンは居なかった。

グリン「…?」

まだ付き合いも浅いが
この時間には何時も部屋に居たので少し意外だった。

グリン「ウンコか…?」



ロイアン「ウンコじゃねえ!」

グリン「ひあ!!」

首筋に冷たい物が当たった!

ロイアン「うぉ…思ったより反応がでかい…」

グリン「いやふざけんなよ…」

こいつ…ドアの影に隠れてやがった…!

ロイアン「それより遅かったなグリン!」

グリン「あー…色々あったんだ」

ロイアン「色々?」

グリン「色々だよ」

これ…言って良いんだろうか?
先生達には口止めされてないけど…
目の前の男に言ったら間違いなく明日には広まっているだろう。

ロイアン「それよりグリン!属性何だったんだよ。俺は…光だ!!」

グリン「…光だったか、良かったな」

ロイアン「それで?」

グリン「………」

ロイアンに話す?
↓1

ロイアン「分からなかったぁ!?」

グリン「おい、深夜だぞ…」

俺は結局話してしまった。
精霊が逃げた事、しかし魔法は使えそうな事。

ロイアン「なんか面白そうな事になってるな…!」

グリン「他人事だと思って…俺は気が気じゃないんだけどな」

下手したら魔法が使えなくて落第だ。
目標にも届かない。


ロイアン「…で、明日先生に診てもらうんだろ?」

グリン「そうだけど、分かるかな」

ロイアン「分かるさ!そしたら俺にも教えてくれよ!」


ロイアンは必殺技も考えなきゃな…と呟くと欠伸をした。

グリン「俺の分は要らないからな。…そろそろ寝るか?」

ロイアン「そうするかぁ…」

1年目 6日

廊下は何時も以上に騒がしかった。
昨日の事も考えれば当然だろう、多くの生徒が属性の事を話している。

そんな事を考えながら教室のドアを開くと、中に居た生徒が静まり返った。


グリン「……」

朝イチだぞ?広まるの早すぎないか?


本日の授業です。
1限 数学
2限 歴史
3限 【基礎魔法学】

【基礎魔法学】

例によってオスカロ先生はこの授業から元気を取り戻していた。

オスカロ「それでは、今日は呪文について話そうと思う」

オスカロ「まず、その唱え方だが…」


グリン「………」

そうか、まだ他の生徒は呪文を唱えていないようだ。
俺は昨日教えて貰った唱え方の説明をもう一度よく聞いた。

復習は基本だ。

コンマ判定
魔法理解度Lv1(25/100)
コンマ1桁、ゾロ目なら数字に+10

>>486
あまり理解出来なかった
魔法理解度Lv1(27/100)

1年目 6日
放課後

酷い日だった。

休み時間はクラスメイトに次々に質問され息つく暇も無かった。
真っ黒な精霊だとか、虹色の精霊だとか、どうやら噂に尾ひれが付いて大袈裟な話になっているらしい。

放課後になった今も人が話し掛けてくる。

俺は先生に呼ばれてるからと、早々に教室から撤退した。

オスカロ先生の部屋は近くの魔法研究棟にあった。


グリン「…」

俺はドアの前に立っていた。
教員の部屋を訪ねるなんて事は初めてだったので、自覚出来るくらいに緊張していた。

ドアノブに手を掛けると、力を入れていないのに回り、ドアが開いた。


オスカロ「来たか、まあ入りなさい」

部屋の中は薄暗かった。

中に入ると、紙の匂いがする。
見回すと壁に本がぎっしりと並び、照明を塞いでしまっていた。

オスカロ「…少し置きすぎだとは思っているんだかね」

グリン「あ、いや…」

すると先生は机の方に行き、1つの光る玉を持ってきた。
魔石だ、青く光っている。

グリン「っ!?」

思わず後ずさる。


オスカロ「これは魔石だが…危険の無い物だよ。ほんの少ししか魔力を込めていないからね」

グリン「…この魔石で何を?」

オスカロ「仮設を立てたんだよ」

グリン「仮設?」

オスカロ「君の言う事からだ、精霊が逃げたと言っていたな」

先生はそう言うと近くの椅子に腰掛けた。
手で俺も椅子に掛けるように合図を送る。

オスカロ「君の属性は、精霊の嫌がる性質を持っているんじゃ無いかと思うんだよ」

グリン「……」

オスカロ「精霊が嫌がる精霊…なんて、変な話だとは思うが」


先生は魔石を俺の前に差し出した。

オスカロ「例えば、魔法を消してしまうとかね」

短いけど今日はここまで!

グリン「つまり…俺がこれに魔法を込めれば…」

オスカロ「込められた魔力は消える。かもしれない」

もう一度視線を下に落とす。
手の中にある魔石は淡く光り続けていた。

グリン「それじゃ行きます…」



グリン「【一切の闇よ】」

俺は呪文を唱えた。
魔石の中の光は跡形も無く消え去っていた。

オスカロ「思った通りだ!」

先生はそう言うと、俺から魔石をひったくる。
魔石の中身を凝視してから、机に行き何かを走り書きする。

オスカロ「素晴らしいよ!間違いなく未知の全く新しい属性だ!!」

グリン「未知の…」

結局これが何なのか、先生でも分からない。
それでも、他と同じ魔法という事は間違いなかった。

グリン「しかし先生、楽しそうですね…」

オスカロ「当然だ!大発見だぞ!?」

そう言われれば確かに騒ぐ程の事かもしれないけど…
先生と俺はその後と、この属性の特性について調べる。

そして先生は、一旦の結論を付けた。


オスカロ「無属性。この呼称が相応しい」



先生と別れた俺は
帰りの廊下を歩いていた。

グリン「無属性か…」

目で視認出来ないこの属性
作用するのは他人の魔法だけ。

今はどういう風に活用出来るのか、全く分からない。

グリン「俺、やっていけるのかなぁ…」

好感度+1
オスカロ 2 【興味】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

ロイアン「無属性かー…」

照明を消してこれから寝ると言うときに、ロイアンが呟いた。

グリン「…あんまり他の奴に言うなよ」

今日みたいな事になったら御免だ。


ロイアン「あーそれは無理だグリン」

グリン「なんでだよっ」

ロイアン「聞いといてくれって皆に頼まれてるんだなー、これが」

グリン「濁すとかさぁ…色々あるだろ」


ロイアンの返答は無い。寝やがった。

1年目 7日

今日も何事も無く教室の椅子に座る。


レオン「はぁ…」

グリン「なんだよ、元気ないな」

レオン「いや、今日も体育があるなと思ってな…」

グリン「…?それが?」

レオン「俺、機械を壊しただろ?」

あぁ…そういえば

レオン「ユリアナ先生にあの後詰められてな…トラウマになったかも知れない」

確かにあの人が怒ったらかなり怖そうだな…


本日の授業です。
1限 【防衛学】
2限 体育
3限 歴史

【防衛学】

防衛学という授業は初めてだ。
俺達は朝から教室を出て体育室に集まっていた。

クラスメイト達は防衛学とは何かを話し合っている。
暫くすると、入り口の方から誰か入ってきた。

コンマ判定
01~20 ユリアナ
21~40 カール
41~00 知らない人

ゾロ目 獲得能力値ボーナス
↓1

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 成金だった。
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 冷めた人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

ヨーク「皆さん、お揃いですわね!」

彼女はそう言うと勢いよく入り口のドアを閉める
ドアの音にクラスが静まり返った所で、こう続けた。


ヨーク「ヨーク・ゼレフィア。非常勤ですが、私が皆さんの防衛学を担当致しますわ、どうぞよろしく!」


グリン「ゼレフィア…」

どこかで聞いたような…?

ヨーク先生の授業が始まった。

ヨーク「防衛学とは、家族の命、仲間の命を守る為、いかなる時も最善の行動が出来る様に覚えるべき学問…」

ヨーク「しかし!1番に優先するべき命は…!!」

ヨーク「そこの包帯の貴方!」

アシュリー「ひゃい!」

アシュリーは良く先生に当てられる
包帯が目立つのだろう。


アシュリー「自分…ですか?」

ヨーク「そうですわ!その通り!!」

ヨーク「自分の身も守れない輩が、他の事を考えるなど言語道断!」

先生は拳を握りしめる。

ヨーク「逆に周りの迷惑になり、足を引っ張ってしまいます!」

アシュリー「はぇ…」

ヨーク「そう、各々が正しく自分の身を守れて、初めて他者の事を考える事が出来るのです」

その後、俺達は魔物が来た時の逃げ方、傷の手当、受け身のやり方などを教わった。

コンマ判定
コンマ下1桁/2、ゾロ目なら数字に+5
↓1 体力
↓2 素早さ

身体能力が結構上がった!
体力 107+4 = 111
素早さ 27+4 = 31

1年目 7日
放課後

グリン「ふわぁ…」

今日は午前に連続で身体を動かす授業があったせいか
午後はずっと睡魔に襲われていた。

グリン「あとちょっとで寝るとこだった……さて」



1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

教室を出て、廊下を歩き始めたところでアシュリーが視界に入った。
辺りを見回している。

グリン「どうしたんだよ?」

アシュリー「あ、グリン君…実は包帯、切れちゃって」

アシュリーは額を抑えている。
包帯が切れるって早々無いぞ…?

余程強く巻いていたのだろうか。


アシュリー「うぅ…替えの包帯持ってないかな…?」

グリン「あるけど…寮まで行かないと無いな」

アシュリー「それじゃあ悪いし…どうしよう…」

アシュリーはかなり困っているらしい
ふと俺は初日にお世話になった所を思い返した。

グリン「そういえば、保健室近くにあるぞ?」

アシュリー「え、そうなの?」

記憶を頼りに、俺は保健室にアシュリーを連れて行く。

グリン「えーっと…そうだ、ここだよ」

ドアプレートにも保健室と書かれている、間違いない。

アシュリー「ごめんね、ありがとう」

アシュリーはずっと額を抑えたままだ。

グリン「いいって。さて、包帯はあるかな…」

包帯は簡単に見つかった。

アシュリー「グリン君、本当にありがとう…」

グリン「気にすんなよ!じゃあ俺はこれで」


アシュリー「待って」

俺がドアに手を掛けようとするとアシュリーが呼び止めた。



アシュリー「私の額の事、聞かないでくれてありがとう…」

コンマ判定
ゾロ目、80以上で…?
↓1

好感度+1
アシュリー 2 【友人】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

ロイアン「グリン?聞いてんのかー?」

グリン「!…ああ、悪い」

ロイアン「不審者がまた校内に出たらしいんだよ、先生達がバタバタしててさ」

グリン「不審者?」

ロイアン「そうそう!…あーあ、俺も光魔法がちゃんと使えたら成敗に行けるのになー」

危なっかしい。

グリン「しかし…この間の泥棒と同じ奴なのか?」

ロイアン「いや、分からない。俺もまた聞きだからなー」

グリン「…ふぅん」


【9日夜に確率でイベントが発生します】

今日はここまで!

明日はかなり更新出来ると思うのでよろしくお願いします。

授業の科目ですが

一年生は
歴史
数学
体育
基礎魔法
語学
地学
体育
生物
防衛学

の中からランダムに3つ選ぶようにしました。
また、それぞれ2割の確率で描写を行い、能力値上昇の判定を毎回行う予定です。
よろしくお願いします。

1年目 8日

今日も何時ものように授業が始まる少し前に教室に入り込む

クラスメイト達は何やら明日の事について話し合っていた。

グリン「…そういえば明日は休みか」

ノスガレンでの休日は初めてだ。

まだ行っていない場所に行ってみたり、ダラダラしてみたり
久々にとことんトレーニングをするのも良いかもしれないな。



本日の授業です。
1限【地学】
2限【歴史】
3限 体育

【地学】


オスカロ「えー…地学の授業を始める」

オスカロ「地学とは、土地の事だけではない。気象、地形、岩石や鉱物、災害など…様々な事を幅広く教える学問だ」

オスカロ「この世界を取り巻く物事を知るという事は、自身の視野を広くし、人間的な成長にも繋がる」

オスカロ「つまらん話だと思わず心して聞くように」


グリン「…」

口ではああ言っているがどうも先生は地学にも興味が無いようだ
魔法が絡まない時の授業は大抵どことなくやる気が無い。

コンマ判定
コンマ下1桁/2、ゾロ目なら数字に+5
↓1 知力

知力が少し上がった!
体力 67+2 = 69

【歴史】

オスカロ「歴史の授業だが、昨日の続きから始める」

オスカロ「この国が闇に覆われる、その直前の話だ」

オスカロ「…まあ、この辺りの話は皆地元で一度くらい聞いた事があるだろう。復習のつもりで聞くように」

オスカロ「最早お伽話になるほど昔の話だ─────」

800年前、闇に覆われる前
私達の世界には幾つもの国がありました。

海の上に浮かぶ国
切り立った山の上の国
砂に埋もれた国

そして私達の国。ナイトレーベン

その頃、互いの国は仲が悪く
小さな争いが絶え間なく起き、何時戦争になるか分からない状況。

ちょうど周辺国の中心に居た私達の国は、困り果てていました。


その年、砂に埋もれた国が戦争に勝つ為に魔物を生み出しました。
しかしそれは暴走してしまいました。

魔物は闇となり、砂の国から他の国へ飲み込んでいきます。


沢山の人が闇に溶け、死んでしまったのです、

光の精霊が多いナイトレーベンは国中の光を使う魔法使いを集め
その闇に対抗します。

長い抵抗の末
光の壁を築いた私達は闇を押し留める事に成功しました。


しかし闇は晴れません
私達は暗闇に覆われた中で今日まで生活しているのです。

オスカロ「…と、まあこんな所だろう」


コンマ判定
コンマ下1桁/2、ゾロ目なら数字に+5
↓1 知力

知力が結構上がった!
知力 69+3 = 72

1年目 8日
放課後

体育の授業の後
そのまま今日の授業が終わった。

長話を聞いた後の運動は中々に気持ちがいい
俺は気分良く廊下を歩く。


グリン「さて、どうするかなー」


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

図書館

立派な入り口を跨ぎ
前回過ごしていた場所を目指す。

思った通り、そこにはロロさんが居た。

グリン「ロロさん、本返しに来ました。」

ロロ「あ、グリン君。数日ぶり」

コンマ判定
01~70 ロロ「次はこれ読んでみて!」
71~98 ロロ「魔法覚えた記念にこれあげる」
ゾロ目 ロロ「なんかこの間、変な本見つけたんだ」

00 ロロ「無属性かぁ」

↓1

ロロ「最後まで読んでくれたんだ」

この間借りていたお伽話の本だ。

お伽話のつもりで読んでいたら
意外に難解で面白かった。


本をロロさんに手渡すと彼女は横の椅子に置いていた鞄を開ける。

ロロ「これ読んだなら…じゃ、これか」

鞄に本をしまい込み、別の本を取り出した。

グリン「これは…続編ですか?」

ロロ「そう、続編。…まあ作者が変わってるからそう呼んで良いのかは分からないけど」

グリン「作者が?なんでまた…」

ロロ「寿命みたいだね、一作目を書き上げて間もなく死んじゃったんだって」

ロロ「これは遺族が引き継いだ物語なんだ」

グリン「へぇ…」

ロロさんの説明を聞いて
かなり興味が湧く。

今日はこれを読んで過ごしていよう。

好感度+1
ロロ 3 【友人】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

机に座って復習をしていると
ロイアンが話し掛けてくる。

ロイアン「グリンは明日どうするんだ?」

グリン「明日?あぁ…休みか」

休みは9日、10日の2日間ある
そういえば何も予定を建てていない。

ロイアン「暇ならどっか行こうぜー」


グリン「何か行きたい所あるのか?」

ロイアン「いや特に。俺、明日は予定無くて暇なんだよ」

グリン「うーん」


明日はロイアンと行動する?
↓1

かなり更新すると言いましたが、用事が出来てしまったので今日はここまで!にします。
申し訳なし…

グリン「いいよ。俺も暇だし」

ロイアン「よっしゃ!じゃあ明日なー」

行く場所を決めようと思ったが
なんだか眠気が強くなったので明日決めるという話にして俺はベッドに潜り込んだ。

1年目 9日

目を覚ますともう見慣れた低い天井があった。

今朝は風が強いのか窓がガタガタ揺れる音がする
ベッドから這い出して来るとロイアンは既に起きていた。

グリン「毎度起きるの早いな…」

ロイアン「グリンが遅いんだろ。早く着替えてメシ食いに行こーぜ」

グリン「ふぁ…じゃあそこで今日行くとこ決めるか」

安価

1 学内を探索する
2 学外の街に行く

ゾロ目でトラブル付き確定

↓1

ロイアン「やっぱりここは街に繰り出そうぜ!」


朝食を食べはじめようとした所でロイアンはそう言った。

グリン「街って…学外のか?」

ロイアン「そうだよ、あそこ行った事無いんだよなー」

確かに休日まで学校内に篭っててもつまらない
俺達は外出許可を取って、その街に行くことにした。

>街の名前安価します。採用されなくても再利用させて頂きますのでよろしくお願いします。
↓3まで募集

リオーグ

セントイーリス

アーライル

>>562
>>563
>>564
ありがとうございます。
↓先に2票入った物を採用します。

1 リオーグ
2 セントイーリス
3 アーライル

セントイーリス把握しました。

更新明日になります
よろしくお願いします

校外を出て、魔女の洞窟とは真逆の方向にある下り坂を進む。

休日だからだろうか
俺達以外の生徒も多く居て、みんな街を目指しているようだ。


歩いて間もなく
前方に色とりどりの光が街の形を成しているのが見えてくる。

あれがセントイーリスの街だ。

1年目 9日
セントイーリス


街の入り口をくぐると
まず大きな噴水が視界いっぱいに現れた。

噴水はカラフルにライトアップされ
その周囲は屋台がぽつぽつと立ち並び、賑わいを見せている。

多くが食べ物を売っているようだ。

ロイアン「なぁ、あの店見に行こーぜ」

グリン「朝飯食ったばかりじゃ…」


ロイアン「俺はまだ全然余裕だから!」



ロイアン「グリンはこの街、来た事あるんだよな?」

ロイアンは肉の付いた串を頬張りながらそう言った。

グリン「ああ、来たことあるよ。何度か」

セントイーリスは俺の地元に1番近い街だった。
…家族で何度か遊びに来た事がある。


ロイアン「じゃあさじゃあさ、休日を過ごすのにオススメの場所とか知らないのか?」

グリン「オススメの場所か…」

街中で行く場所
安価↓1

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 世話好きだった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 武人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

はい

>>577 44 リツ
>ありがとうございます。


ゾロ目につき特殊判定
01~40 知り合いだよ(値が低い程近い関係)
41~79 初対面でやたら距離を詰めてくるよ
80~98 初対面でなんか武器持ってるよ

ゾロ目 初対面で彷徨ってたよ。記憶?無いよ

↓1

記念公園


グリン「ここが記念公園」

ロイアン「お!」

俺達はセントイーリスの東端に位置する記念公園にやって来た。
すり鉢状の遺跡をそのまま観光地として残している。

今の時間帯観光客もそれなりに居るようだ。

ロイアン「ここ、大昔は闘技場だったんだよなー?俺、聞いたことあるぞ!」

遺跡の中央には円形のステージがある
かつてはあそこで魔法使い同士が腕を競っていたのだろう。

今となっては中央に石像が一つ建っているだけだ。


グリン「確かここのチャンピオンが闇を防ぐのに大きく貢献した…とかだったかな」

リツさん判定

↓1 コンマが高いほど高身長
↓2 コンマが高いほど美少女

↓3 因みにいくつ?
奇数 子供、50以上でノスガレン生徒、数値高いほど上級生
偶数 大人、数値高いほど高齢

>>582 83 高身長
>>583 21 なんかゴツい
>>584 52 アラサーくらい

ありがとうございます。

?「あやふやだな。ちゃんと勉強してるのか?」

背後から急に聞き覚えのある声が聞こえてくる。


グリン「り、リツ…さん!?」

リツ「久しぶりだなグリン。と言ってもほんの1年くらいの間か」


ロイアン「知り合いか?グリン」

グリン「あぁうん、何でここに…?」


リツさんは父さんの部下でかなり強い魔術師だ。
普段は地元の砦に居る筈だけど…

リツ「ガイは私の憧れだからな、非番の時は時たまここに来ているんだよ」

ロイアン「ガイ?」

リツ「ここのチャンピオンさ」

リツさんは中央の石像の方を見る
憧れか…そういえば昔そんな事言ってたような気がするけど

リツ「産まれた頃から常に戦いに身を置き、決して負けた事が無かったと言われている男…私はそれにあやかりに来ているんだよ」

グリン「…」

ゲン担ぎで通っているのか

確かにリツさんは有事には魔物と戦う事も珍しくない職業だ。


リツ「まぁ、結婚して引退するまでに死ぬ訳にはいかないのでな」

>すみません、日曜までになんとか再開します


リツ「グリン、それは?」

リツさんは俺の左腕を見て言った

グリン「これは…階段で転んだんです」


リツ「…何をやっているんだお前は」

彼女は頭を掻きながら鞄から小さな板を一枚取り出した。
見覚えがある。これは父さんの魔法が込められた…

グリン「…回復札」

ロイアン「回復札!?」

リツ「やる、まだストックはあるからな」

回復札は木の板に回復魔法を込めた代物だ。
簡単な外傷に限り、一度だけ直ぐに治す事が出来る。

リツ「君もお守りに持っておけ。」

ロイアン「マジすか!ありがとうございます!!」

グリン「…いいんですか?俺達みたいなただの学生に…」

リツ「この前、ノスガレンに魔物が出たそうじゃないか。」

どうやら地下テラスの件は学外にも広く知られているようだ。
街中に本来居ないはずの魔物が出たんだ、当然か


ロイアン「ありがたく使わせてもらいます!」

リツ「使うような状況になっても困るんだがな…」

リツさんと別れる頃にはもう夕方近くになっていた。

俺達は帰り道を歩いていた。
ロイアンが鼻歌を歌っている。

ロイアン「回復札なんて俺、初めて見たよ」

グリン「…よく考えて使わないとな」


回復属性を扱える人間は数える程しか居ない、らしい。
その為回復魔法を込めた魔道具なんて物は貴重な物で、ふつう貴族か砦に居る人間ぐらいしか持っていない。

コンマ判定
ゾロ目以外 無事に帰宅した
ゾロ目 ロイアンは無事に帰宅した

↓1

リツ 2【上司の子供】

好感度+1
ロイアン 3 【友人】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

食事を終え
俺達は寮で思い思いにくつろいでいた。

ロイアン「なあ、無属性ってどうやって戦うんだ?」

グリン「?戦うって…」

ロイアンはノートに何かを書いていた
無属性の技でも考えて居るのだろう。

魔術大会にでも出ない限り当分戦う機会は無いが…

グリン「俺の属性はどこまで行っても【無効化】だし、結局殴る蹴るの肉弾戦になるんじゃないか…?」

ロイアン「うーん、キャンセルブロー…イレイザーキック…」カキカキ

グリン「…」

グリン「無属性、対魔物で考えると使い物にならないんじゃ…」


ロイアン「いや、分からないだろ」

グリン「え?」

ロイアン「だって、魔物って元々魔法で産み出されたんだろ?授業で聞いたぜ」

伝承だけど…確かにそうだ。
魔物は死ぬと黒い塵となって消え去る
少なくともただの生き物では無い

1年目 10日

目を覚まし、ベッドからノロノロと出ると部屋には誰も居なかった。

ロイアンはもう何処かに出掛けたようだ。

グリン「そうか、今日も休みだった…どうするかな」




1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

アシュリー了解しました。
今日はここまで!

また明日更新します

食事を済ませ、大食堂を出るともう昼頃になっていた。


グリン「…寝過ぎたかな」

完全に身体が鈍っている
最近、怪我を理由に運動をしていないせいだろうか。

左腕を動かしてみる

明日で完治だと言われているけど…
前日だし、そろそろ外してしまおうかな


そんな事を考えていると前から包帯を巻いた女の子が歩いてきた。
アシュリーだ。

アシュリー「グリン君」

グリン「アシュリー、昼飯か?」

アシュリー「ううん、お昼はさっき食べたよ、これ置きに部屋に戻るとこだったんだ」

アシュリーは大きな手提げの袋を持っていた。

グリン「…大きいな、何入ってるんだ?」

アシュリー「服とかの日用品。お母さん届けて貰ったんだ」

アシュリーはじゃあね、と言って女子寮の方に歩き始めたが
少ししてこちらの方に振り返った。

アシュリー「グリン君、…えっと、今日これから予定ある?」

グリン「いや、無いよ」

アシュリー「!それじゃあ──────」





コンマ判定
01~40 アシュリー「植物園行かない?」
41~80 アシュリー「図書館行かない?」
81~98 アシュリー「訓練所行かない?」
ゾロ目 アシュリー、何かに気付く


00 アシュリー「…嘘」

↓1


アシュリー「訓練所行かない?」


それはアシュリーから受けた印象から余りにもかけ離れた言葉だった。

グリン「く、訓練所?良いけど…」

アシュリー「じゃあ少し待ってて、すぐ戻ってくるから!」

そう言い残しアシュリーは足早に去っていった。



グリン「…トレーニングする、って訳じゃ無いよな?」

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 世話好きだった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 天邪鬼な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

グリム君判定

↓1 コンマが高いほど高身長
↓2 コンマが高いほどイケメン

↓3 何年生?
コンマ一桁
0  1年生
1   2年生
23 3年生
45 4年生
67 5年生
89 6年生
ゾロ目 不審者


ゾロ目につき特殊判定
01~40 知り合いだよ(値が低い程近い関係)
41~79 なんか好戦的だよ
80~98 なんか友好的だよ、アシュリーの様子がおかしいよ

↓3

>すみません、特殊判定は↓4でお願いします。このレスから下で

えいや

はい

ほあ

身長 >>616 92 でかい
顔  >>617 43 ふつう
 
学年 >>618 4年生
特殊 >>619 知り合い

>ありがとうございます。
ちょっと展開考えてきます…

その場で待っているとアシュリーが程なくして戻って来た。

今日のアシュリーはゆったりとした茶のシャツにスカートを履いている
あまり運動するような格好ではない。


グリン「…なぁ、訓練所に行って何するんだ?」

アシュリー「う、そういえば言ってなかった…ごめん」

アシュリーは頭を掻いた。

訓練所に行くため
二人で廊下を歩く。

本当は建物を経由しない屋外の道の方が近いらしいが、1年生には外の暗くて複雑な道はまだ分からない。

アシュリー「火花の魔法って知ってる?」

グリン「火花の魔法?…雷属性の魔法か?」

アシュリー「属性はよく分かんないけど…とっても綺麗なの!」


アシュリーは昨日、何気なく訓練所の前を通り掛かり、偶然その火花の魔法とやらを見たらしい

グリン「その魔法の訓練って…今日も見れるのか?」

アシュリー「うん。休日は毎日やってるんだって、同じ部屋の子が言ってた。」

休日に毎日綺麗な魔法の訓練を行う生徒の話は徐々に広まり、今では見物に来る生徒が絶えないらしい。

訓練所の前に着くと、奥の方で何かチカチカ光っていた。

グリン「あれか?」

アシュリー「うん、あれだよ」

俺達は魔法を防ぐ特殊なネットで囲まれたコートが立ち並ぶ中を進んでいく。


グリン「…!」

アシュリー「…わっ」

不意に歓声が上がる。

角を曲がると、コートの中に居る生徒がちょうど火花の魔法を使う所だった。

杖を上に掲げ、上に何かを飛ばすと、そこから色とりどりの光が円形に散っていく。

思わず見とれてしまった。

アシュリー「ね、凄いでしょ?」

グリン「凄いな…」


生徒は間髪入れずに2発目、3発目と打ち上げていく。

それに従って観客のボルテージが上がていき、生徒のコールが始まった。

グリム!グリム!グリム!グリム!




グリン「…グリム?」

コンマ判定

01~40 誰か思い出せない
41~80 幼馴染だよ、疎遠になってたよ
81~98 幼馴染だよ、喧嘩別れしてたよ

ゾロ目 誰か思い出せないし、頭が痛くなったよ

↓1

>短いですが、今日はここまでです。
また明日更新します。

グリムという生徒もノリノリで魔法を打ち続ける
歓声は鳴り止まない。


すると突然グリムは魔法を止めた。

グリム「…あぁ~疲れたなぁ~」

グリムはそう大声で言うと大袈裟に肩を落としてみせた。
ギャラリーにどよめきが走る。

グリム「俺ェ魔法の練習してるだけだし、そろそろ引き上げようかなぁ~」

ざわめきが一層大きくなるのを見てグリムはニヤッと笑った。


グリム「皆が何か見返りをくれるってなら話は別だけどなぁ…?」

すると直ぐにおひねりが投げ込まれ始めた。

グリムがニヤニヤして杖を取り出すと
再び歓声が湧き上がった。

グリム「よっしゃ!まだまだ行くぜ!」

「「うおおおお!」」



グリム「これ、教師に見つかったら禁止になりそうだな」

アシュリー「確かに…」

>>637

グリム「これ、教師に…☓
グリン「これ、教師に…○
です。すみません

バタバタしてましたが漸く目処が付きましたので今日更新します…

コンマ判定
ゾロ目で…
↓1

就寝前


ロイアン「グリン、これ見てくれよ!」

食事を終え
部屋に戻るとロイアンが何やら棒のような物を持っていた。

グリン「え、何?」

ロイアン「杖だよ、杖!」

杖はペンくらいに小さかった。
明らかに上級者用のタイプだ。

グリン「…買ったのか?」

ロイアン「まさか、図書館に落ちてたんだよ」

ロイアン「俺が買うなら断然ロングタイプだな!扱いやすいしカッコいいし」

そう言ってロイアンは杖先をクルクル回した
杖先が僅かに光っている。

グリン「…明日先生とかに届けとけよ?」

ロイアン「だいじょーぶ!」

1年目 11日

例によって授業が始まる少し前に教室の椅子に座る。

レオン「おはよう、…なんか機嫌いいな?」

グリン「そりゃね!」

両手の掌をレオンに見せる

レオン「ああ、そういえば完治したのか」


本日の授業です。
1限 歴史
2限 歴史
3限 体育

放課後

体育の授業の後
そのまま今日の授業は終わった。

怪我が治ったので、今日の体育は存分に身体を動かした。
渡り廊下を歩いていると風が心地良い。


グリン「さて、どうするかな」


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

1ヨーク


アシュリーやグリムの好感度は変化無いのかな

すみません…細々した更新のみとなって大分期間が空いてしまいました
明日更新します

寝落ち!今日更新します!

>>650
アシュリー忘れてました…
グリムの方は接触していないのでまだ好感度は発生しません


好感度+1
アシュリー 3 【友人】

>>649 1 ヨーク

身体も全快したので
久々にトレーニングでもしよう。

体育で動き回ったばかりだけど
それで鈍っていることを実感したからだ。


そう決めて校内を歩いていると背後から声を掛けられた。

「あら、グリン」

振り向くとヨーク先生が立っていた。

ヨーク先生は運動着を着ていた
他のクラスで防衛学があったのだろう。

俺の顔をジーッと見てくる。

グリン「…どうしました?」

ヨーク「あなたって、北の防衛隊長さんの息子よね?」


少し驚いた。

グリン「えーっと…そうですけど…」

ヨーク「あら!やっぱり!!」

コンマ判定

01~50 ヨーク「お父さんに宜しくお伝えになってね」
51~98 ヨーク「少し稽古していきません?」
ゾロ目 ↑+能力値ボーナス

↓1

グリン「父を知っているんですか」

ヨーク「学校の同期だったもので、彼とは友人ですの。」


ヨークさんは父さんと同級生だった。

卒業後も仕事で会うことがあるらしく、長い付き合いのようだ。

…そういえばヨークさんの本業って?
そんな疑問が湧いたところでヨークさんが口を開く。

ヨーク「ところで、少し稽古していきません?」

グリン「稽古?」

ヨーク「ええ、ええ。私、実は貴方の属性の件を知りまして、探していましたの」

体育室

ヨーク「さて、無属性と言いましたね」

ヨークさんは髪を結わえながらそう言った。

ヨーク「私も見るのは初めてですので言い切れませんが…このままだと防衛隊に入るのは難しいかも知れません」

嫌な予感が的中した。

グリン「…魔物相手で使い物にならないって事ですよね?」



ヨーク「?…いえ、魔物には有効でしょう」

ヨークさんはアッサリと否定した。

グリン「え…?有効なんですか」

ヨーク「ええ、ええ、魔物の体皮は闇の魔法によって出来ていますからね。」

ヨーク「それに大抵の弱い魔物は体皮をある程度壊してしまえば消滅しますし、そこは問題無いでしょう。」


ここでヨークさんは人差し指を立てた。

ヨーク「問題は入隊試験です。」

グリン「入隊試験」

ヨーク「入隊試験には筆記と実技がありますの。それはご存知?」

グリン「ええ、知ってます…」


ヨーク「実技の内容は?」

グリン「…あ」

言われてみて気が付いた。
そう、『魔物と同等の強さを持つ肉食動物の打倒』だ。

ヨーク「そう、獣はハナから魔法を使わず、その身だけで戦いますの」

グリン「俺も身一つで戦う必要がある…って事ですね」

ヨーク「そういう事です。」


…無理では?

そういう事で
肉体を鍛えないとどうにもならないという話になった。

そして、ヨークさんに身体の鍛え方や戦闘の立ち回り方諸々を教わる



終わった頃にはもう夕食の時間を過ぎていた。

グリン「…そういえば、本業のこと聞きそびれたなぁ」


【体育やトレーニング等の効率が上がりました】

今日はここまで!

>>494
ここで何故かグリン君が闇魔法使ってますが誤字です…すみません。

☓ 一切の闇よ
○ 一切の無よ

夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前


俺達は寮のポストに入っていた便覧を見ていた。

様々な名前のクラブの紹介が載っている。
どうやらクラブ勧誘のイベントが近々あるらしい。

グリン(15日の放課後からか…) 


ロイアン「クラブ活動かぁ…」

グリン「?」

なんだか歯切れの悪い言い方だな

グリン「入りたいクラブ無いのか?」

ロイアン「いや、あるにはあるけど…このイベントの事だよ」

グリン「イベント?」

ロイアン「あれ、見てないのか?」

ロイアンは便覧に挟まっていたイベント案内のチラシを出し
下の方にある但し書きを指差した。

「光属性の生徒は一時間前の16時に集合する事」


グリン「…なんだこれ?」

ロイアン「よく分かんねぇ」

1年目 12日

教室に入ると、教室がいやにざわついていた。
なんだか空気が重い

レオン「グリン」

グリン「おはよう、何かあったのか?」

レオン「なんでも、紫のクラスで生徒が死んだらしい」


グリン「え…?」

重大な事件だ。

レオンが言うには服毒による自殺らしい。
クラス内がこんなに騒がしいのも納得がいった。

暫くしてオスカロ先生が入って来たが、ざわつきは中々収まらなかった。


本日の授業です。
1限 【基礎魔法学】
2限 【生物】
3限 数学

序盤は文章量少ないからまだ良いけど、中盤以降でこの更新ペースだと内容忘れて読み返すのがちとしんどいな

>>678
今のシステム、授業パートでかなり間延びしますしどうしようかなと思ってたんですが…
授業パート丸々カットで毎週末に成長判定するという形を取るのはどうかなと考えてます。
更新ペースも上げます、すみません。

ともかく、12日分は授業描写します。

【基礎魔法学】

オスカロ「授業を始める、今日は魔法陣について」

先生が指定したページをめくると
円をベースに様々な形の魔法陣が書かれている。

オスカロ「魔法陣と聞くとあまり馴染みがない者も居ると思うが…」

オスカロ「簡単に言うとプログラムだ。どういう出力で、どういうタイミングで、どういう条件で魔力を放出するかが印されている。」

オスカロ「例えばこの4番目の魔法陣、ウータ君、どういう命令が描かれている?」

ウータ「はい、一定の温度を保つようにする魔法陣ですね。これ使った空調機はもう古くて売れませんがね…」

オスカロ「…そのとおり、気温によって温めたり冷やしたりする命令が組み込まれている熱属性用の魔法陣だ。」


オスカロ「…確かに魔法陣より電気回路を使った機械が増えてきたが、今でも国の中枢には魔法陣が使われている。この節でしっかり学習するように。」


コンマ判定
魔法理解度Lv1(27/100)
コンマ1桁×2、ゾロ目なら数字に+10

今日夜から更新します

>>682
まあまあ理解出来た!
魔法理解度Lv1(39/100)

【生物】

今日の生物の授業は植物園での課外活動だ。
何時もの座学はオスカロ先生が教室で講義をするのだが、今回は別の人が担当をするらしい。

俺が植物園に着くと、既に何人かが待機をしていた。


グリン(…眩しいな)

中は照明が天井一面に張られていた。

見上げていると後ろから足音が聞こえてきた。
先生だろうか?

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 世話好きだった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 社交的な人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

「それじゃ授業はじめるわよー」

先生らしき人はそう言って集まった生徒の前に移動し、こちらの方を向いた。

クインティ「私はクインティ、皆今日はよろしくね」

クインティ「今日は植物の種類について、基本の基本から実際に見てもらって勉強していきます。」

そう言いながら先生は鞄から紙の束を取り出す
少し周囲を眺めると、近くにいた女生徒に指を差した。

クインティ「はい、あなた。この紙みんなに配って!」

女生徒が紙を受け取り
振り返った時、女生徒は短く悲鳴を上げた。


あれ…今尻を撫でたのか…?

放課後

数学の授業を受けていると
放課後の鐘が鳴った。

教室は何時もの通りザワザワと騒がしくなってくる。

グリン(この後どうしようかな)


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

グリン(トレーニングだな、トレーニングしよう)

グリン(そういえば訓練所…あそこも使えそうだ)

グリン(どこを重点的に鍛えようかな)

能力
1 体力(HP)
2 筋力(攻撃)
3 素早さ
↓1

場所
1 空き地 効率×1.0
2 訓練所 効率×1.1
↓2

早い時間予定してたんですけど遅くなっちゃいました…
今日20:00時ころ更新します

すみません、21時でお願いします

訓練所


使用許可を貰い指定の場所に向かっていると、途中で倉庫が見えた。
中を覗いてみるとトレーニング器具や、よく分からない魔道具が並んでいた。

聞いた話によると自由に使って良いらしい

グリン(ただのネットに囲まれた広場だと思ってたけど色々あるんだな…)



コンマ判定
コンマ下1桁、ゾロ目なら数字に+5
↓1 筋力

はい

>>704
すごく筋力が上がった!
筋力 26+10 = 36

夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

ロイアン「死ぬほど嫌いな属性かぁ」

グリン「何だよ突然…」


ロイアン「今朝大騒ぎになってたろ?服毒自殺」

グリン「え?じゃあ自殺の理由って…」

ロイアン「ホントの所はどうか知らないけど、その線が濃厚らしいぜ。」

その生徒は精霊の契約後からずっと暗かったらしい。
ロイアンは目を擦りながら自分の寝床のカーテンを開けた

ロイアン「寝るか…」

グリン「…」

俺の件に緊急で先生が二人も付くくらいだ。
問題なく、普通の基本属性のどれかと契約したはずだ。

その人にとっては人生を諦める程に重要な事だったんだろう。

1年目 13日

放課後

グリン「…」

レオン「どうした?グリン。授業終わったぞ」

放課後の鐘が鳴り終わり、生徒達はもう教室にまばらな程しか残っていなかった。


グリン「復習して行こうかなと思ってね」

レオン「え?」

グリン「え?てなんだよ」

レオン「いや…何時も速攻で教室から出て行くのに珍しいと思ってな…じゃ、また明日」

グリン「おう、また明日ー」


グリン「…」

グリン(筋肉痛で動けない…どうすんだよこれ…)



1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

図書館

図書館の中に入り
奥に進んでいくといつものテーブルにロロさんは座っていた。

本を読むのに没頭している。


グリン「何読んでるんですか?」

ロロ「…?グリン君か、久しぶり」

ロロ「これはね…旅する死神って本だよ」

なんだか物騒な題名だ

コンマ判定
01~70 ロロ「次はこれ読んでみて!」
71~98 ロロ「あれは確か…」
ゾロ目 ロロ「なんかこの間、変な本見つけたんだ」

00 ロロ「無属性は危ないかもね」

↓1

ロロ「ミステリーって興味ある?」

グリン「ミステリー…謎解きものですか?それ」

ロロ「そう、凄く面白いシリーズなのよこれ!」

そう言うと机の上の本の山から一冊引き抜いて差し出してきた。


ロロ「これ1巻よ。絶対オススメだから!」


グリン「へぇ…全部で何巻あるんですか?」

ロロ「58巻」

グリン「58!?」

ロロ「えへ…私もまだ全部読めてないんだよね」

そう言うと彼女は開いていた本を立てた
35巻だ。

ロロ「今日は夜なべして全巻見るんだぁ…」

グリン「寝坊しないで下さいよ…」

その後向かいで1巻を読んでみると
これが結構面白い。

夕食の時間になる頃にはもう4巻まで読み進めてしまっていた。

好感度+1
ロロ 4 【友人】


夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

遭遇判定
0 知らない人
1 レオン
2 ウータ
3 ロイアン
4 ミナ
5 レイア
6 ロロ
7 アシュリー
8 ドミニク
9 セルゲイ

ゾロ目 その数字+知らない人

食堂

グリン「あ」

ロロ「あ」

食事を受け取り
座る場所を探していると、ロロさんが隅っこの方に一人で座っていた。


グリン「本を全部読むんじゃ…?」

ロロ「腹ごしらえをしておこうと思ってね…朝まで掛かりそうだし」

確かにあの数は朝まで読んでいても終わる気がしない。
この人授業中寝るつもりだな…?

グリン「あ、ここ座っていいですか?」

ロロ「むぐ…いいよ」

俺達は黙々と夕食を食べる。
ロロさんは人混みだからか口数が少ない。

グリン「そういえば、ロロさんは何かクラブに入ってます?」

ロロ「クラブ?いや、私は入ってないよ」

ロロさんは何時も一人で本を読んでいる
そりゃそうか。

ロロ「うーん、昔は入ってたんだけどね。どうして?」


グリン「明日なんか勧誘のイベントがあるみたいで、どうしようかなと」

ロロ「勧誘のイベント…あぁーあれか…」

ロロ「オススメのクラブでも教えてあげられたら良いんだけど、そういう話は疎いんだよね…」

彼女はそういうと最後の一口を口に入れた。

ロロ「ごくん…あ、そうだ」

グリン「?」

ロロ「園芸部だけはやめといた方がいいよ、物凄くつまらないから」

グリン「もしかして前入ってたクラブって…」

ロロ「そうそう、水属性だからって強引に入部させられてね…」

グリン「水属性だからって…なんでですか?」

ロロ「…魔法で作った水で植物がどう育つのかの研究がしたかったんだって」

グリン「ああ…」

ロロ「グリン君は…無属性だっけ?珍しい属性だから、変なとこから強引な勧誘を受けるかも知れないね…気を付けて」

ロロさんはそう言うと溜息をついた。

ロロ「はぁ…延々と興味のない実験するのキツかったなぁ…」

グリン「…気を付けます、先輩」

>イベントは明日ではなく明後日の間違いですね…失礼しました。

好感度+1
ロロ 5 【友人】

就寝前

ベッドに横になっているとトントンとノックの音が聞こえた。
寝息が聴こえるので既にロイアンは寝ている。

ドアの解錠をしているのだろうか
…誰だ?


俺は…

コンマ判定
ゾロ目 ドアを開けたが…
98~51 ドアを開けた
01~50 そのまま寝た

はい

>↓1書き忘れました…
>>729ゾロ目了解しました

>文章も少し訂正します…

就寝前

ベッドに横になっているとトントンとノックの音が聞こえた。
寝息が聴こえるので既にロイアンは寝ている。

眠いので放置しているとカチャカチャという音が聞こえてきた。
ドアの解錠をしているのだろうか
…誰だ?

グリン「はいはい!…どちらさま?」

一体こんな時間になんだと言うのか
苛立ち紛れにドアを開く

しかし廊下には誰も居なかった。

グリン「…」

グリン「…確かに誰か居たのに」


〈見つけた〉

〈見つけた〉



グリン「!?」

反射でドアを閉める。
一体…今の声は何だ!?

ドアを睨み続け、暫くしてようやく落ち着いてきた。
いつの間にか息が上がっていたようだ。

ドアに背をもたれ、床に座り込む。

グリン「……なんだよ…今の…」

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 世話好きだった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

幽霊かと一瞬思ったが、よくよく考えると馬鹿馬鹿しい。
ひんやりした石の床をさすっていたら落ち着いたようだ。


グリン「うん、幻聴だな」

そう結論付けて腰を上げようとすると
不意に背後のドアをバンバンと叩かれた。

グリン「うわぁあ!」

俺はコケた。

顔を抑えて呻いていると、ノックに続いて後ろから声を掛けられる。

「あのーそこの人。話聞きたいんだけど?開けてくれない?」

女声だ。
なんで男子寮に女子が入ってるんだ…?

ミネアちゃん判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程美少女

↓3 属性
01~15 風
16~30 水
31~45 土
46~60 熱
61~75 雷
76~98 光
ゾロ目 ??


因みに何年生?
コンマ下1桁
01 3年
23 4年
45 5年
67 6年
89 生徒会役員(4年)
ゾロ目 生徒会役員(5年)
00 その名前はおかしい


↓4

少しドアを開け外を見る。
すると廊下に俺と同じくらいの背の子供が立っていた。

グリン「…どちら様?」

?「生徒会役員の人間よ」

グリン「生徒会…?」

?「見て分からない?」

分からない。
黙っていると女の子は自分の服の胸元を指差す。

?「ほら!ここに!役員のリボン付いてるでしょ!!」

そこには紫色のリボンが付いていた。

?「…………まあいいわ」

グリン「はぁ」

ミネア「私はミネア。雷属性筆頭代理よ」

よく分からないが
どうやら偉い先輩らしい。

ミネア「この部屋に幽霊みたいなの来たでしょ、何か言ってなかった?」

グリン「え?…えっと、言ってましたよ。『見つけた』って」



ミネア「…うわ」

彼女は表情を変えず嫌な声を上げた。

グリン「え?その反応なに?」

ミネア「いや…」

なんだその反応。

グリン「…ちょっと、あれ何なんですか!?」

ミネア「あーあー、おお落ち着いて!私にも分からないわ。で、今その調査をしてるのよ」

何らかの魔法で動いてるのは間違い無いんだけどね、と彼女は目を擦る。

ミネア「アレ、最近深夜に学生寮群で動き回ってたのよ。徘徊というより、目的をもって動いている感じ」


ミネア「…どうも誰か探してるみたいだったわ」

目眩がした。

短いですがここまで

25日21時に更新します。

沈黙が流れる。
幻聴だと決め付けた幽霊が普通に居て、しかもそれが自分を探していたなんて頭の整理が追いつかない。

固まっているとミネアがため息をついた。

ミネア「とりあえず…寒いから入れてくれない?」

-
部屋に入るなりミネアは持っていた大きな鞄から何かを取り出し、こちらに差し出してきた。
水筒だ。

ミネア「はい、あったかいお茶。落ち着くわよ」

グリン「え?…ああ、ありがとうございます」

水筒を受け取るとミネアは俺の机の椅子に座り、壁の方を向いた。

何か考え事だろうか
それに構わず貰った水筒を開くと、煎茶のいい匂いがした。
口に含むと少しヌルい。

飲み終わり
一息つくとミネアが口を開く。

ミネア「…この件、先生方に報告しない訳にも行かなくなったわね」


グリン「この件って…幽霊の事、先生達は知らないんですか?」

何か妙な話になってきた。
普通、あんな得体の知れない物が寮群を彷徨っていた場合、それは学校側の管轄だ。

ミネア「しょうがないか……ここまでの経緯、教えてあげる」


ミネア「一昨日の夜、死んだ一年が居たでしょ」

コンマ判定
10~98 モブ
01~09 レイア
ゾロ目 レイアだが…
↓1

グリン「確か紫のクラスの…」

ミネア「そう、その子は先輩と──」

言いかけてミネアは咳払いをする。

ミネア「“私の“先輩と仲が良かったの…ここまでいい?」

グリン「?はい」

コンマ1桁判定

0 温厚そうな人だった
1 背伸びしたがりな人だった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

ミネア「全く…入学して間もない1年生と雷属性の筆頭とがあんなに仲良く…先輩…私というものがありながら…」

グリン「…」

ミネア「…あー、ごめん。」

ミネア「それで!ある時その1年生は先輩にある相談をしたのよ、それがあの幽霊ね」


グリン「幽霊は最初その1年生の所に来ていた…って」

あんまり聞きたく無かったな…

ミネア「先輩は1年生の子に受けた相談を私にも話してくれたわ」

ミネア「『毎夜部屋の外に気配がある』だとか、『見つけた見つけたってひたすら喋っている』…まあ、最初私はその1年の妄言か何かだと思ったわ」

グリン「ちょっと待て!?」

ミネア「…何?」

大きな声を出したからか奥の方でロイアンの唸り声が聞こえる。
何も知らずに寝ているのが何だか腹立たしい。

グリン「───アレ、明日から毎夜来るんですか、まさか…」

冗談じゃない!

ミネア「多分。…今は置いておきなさいよ、気持ちは分かるけど」

ミネアは咳払いをする。

ミネア「で、その1年生が死ぬ前日までそんな状況が続いていたのよ、問題はここから」

ミネア「その日、先輩の様子がおかしくなったの。私の淹れたお茶も飲んでくれないし、返事も1言、2言だけ。」

ミネア「私、1年の子にフられたんだと思ったんだけど、どうも違ったのよね、だって───」


ミネア「…待って、今のナシ」

グリン「…ここ、重要なとこじゃないんですか?」


ミネア「うるさいわね!」

段々と話が見えてきた。
その1年生の自殺にミネアの先輩が絡んでいるようだ。

つまり、それは件の幽霊とも繋がってくる。

コンマ判定
01~50 ライモンドの鞄の中に死因の毒が入っていた
51~98 ライモンドはミネアの事を忘れてしまったかのような振る舞いをしていた
ゾロ目 ライモンドは変に穏やかな雰囲気だった

↓1

今日はここまで

18時半頃から更新します!

ミネア「…落ち着いたでしょう、ここからは廊下で話すわよ」

ミネアはベッドの方に目向けている。
ロイアンの寝息はまだ聞こえてくるが、それ程聞かれたくない話なのだろう

俺がドアを締めたのを確認してからミネアは口を開く。

ミネア「はぁ…相部屋だってこと、すっかり忘れてたわ…」


…結構ドジなんだな、この人

グリン「…さっきの言い方だと、じゃあ1年生を殺した犯人──」

言い切らない内に、「違う」とミネアが台詞を被せる。
さっきまでとは、少し雰囲気の違う声色だった。

ミネア「まだ…私は信じてる」

ミネアはそう言うと急にバツの悪そうな顔をして、頭を下げた。

ミネア「謝るわ、本当にごめんなさい。幽霊が何かを探して動いているのは分かってた。」

ミネア「人が死んでるのに、先輩がおかしくなった原因を探るために、他の人に危害が及ぶのを考えずに…」


グリン「…もう良いですよ」

正直、何とも感じていなかった…
確かにそう考えると苛々してきたような気もするが、今はもういい。

グリン「その先輩は、まだおかしいんですか」

その先輩から話を聞き出さないと、幽霊に打つ手がない。

ミネア「それが、行方不明なのよ」

…打つ手無いじゃんか

グリン「…これから、どうするんですか?」


ミネア「ん、ごめん。何て言った?」

聞こえていなかったらしい。
疲労?毎夜幽霊を追ってるなら仕方ないけど…

ミネアは表情が無くなっている。

グリン「どうするんですか、これから」

ミネア「……明日の夜、もう一度ここに来るわ、試したい事があるの。」

ミネア「先生には…私から話すわ」

グリン「……」


コンマ判定

↓1
ゾロ目 明日一応自分の方でも先生に報告する(本日イベント終了)
01~70 先生にはまだ言わず、明日幽霊を無効化してみよう(本日イベント終了)
71~90 ミネアに無効化を当ててみる

99 00 なんか色々襲いに来たよ

ミネア「それじゃ」

グリン「最後にいいですか」

ミネアの話に違和感があった。
そしてまだ重要な事を聞いていない。

ミネア「何?」

グリン「先輩の様子がおかしくなったって言ってましたよね」

グリン「それだけで犯人だと?」

ミネア「…あぁ、これ言っておかないと意味わかんないか」

ミネア「先輩、変な薬を持ち歩いてたのよ」

ミネア「聞いたら『夜に試したい事がある』って言ってたけど」

グリン「…『試したい事』ですか」

ミネア「もういい?じゃあまた明日の夜ね」

ミネアはそう言うと去っていく。
勘違いかもしれない

しかし、これはどう考えても
やっておくべきだと思った。


俺はその背中に近づき、
自分と同じくらいの小さな肩を掴んだ。

グリン「【一切の無よ】」


コンマ判定
【魔法理解度Lv1(39/100)】

00 無効化した。しかも雷属性じゃなくなった。

01~78 無効化した。
79~99 中途半端に無効化した。

↓1

魔力を流すと、ミネアは急に身体を捩らせた。
…しまった

ミネア「っあ?」

ミネアは前のめりに倒れてしまった。

驚き、駆け寄ると彼女の全身が小刻みに痙攣をしている。
自分の血の気が引いていくのが分かった。

触ろうとすると手がブルブルと震え、直ぐに手を離す。
ミネアの身体から電気が漏れ出ている。

失敗だった。
人間にこれを使った事が無いのに
俺は何故か安全だと思っていた。

中途半端にやったせいで、ミネアはこんなに苦しんでいる。


呆然としていると、幽霊の一部が彼女の身体からハミ出てきた。
電気を嫌がり表面に出てきたのだろうか。

不幸中の幸い
それを見て我に返った。

グリン「クソ…【一切の無よ】!」


コンマ判定
↓1

99 幽霊は消滅した。
01~98 幽霊は無事消滅した。

ゾロ目 幽霊は無事消滅した。(人体に対するコツを覚えた)

>>774 無事に無効化した。(今後は人体へのミスが無くなります)


二度目は成功した。
ハミ出ていた幽霊はボロボロと崩れ、消え去った。

ミネア「……何これ?」

ミネアはうつ伏せのまま言った。
無事のようだ、良かった。

グリン「その…こうなると思わなくて…すみませんでした。」

ミネア「じゃあ、ちょっと肩貸して?」

グリン「は、はい…」

ミネアの腕を肩に掛け、持ち上げる

ミネア「私に幽霊が憑いてたって事?」

グリン「ええ」

ミネア「…迷惑掛けたわね、でも」


ミネア「【────】よ!」

グリン「────痛ァ!!」

物凄い激痛が全身を襲った。
俺は崩れ落ちる。

ミネア「やる前に言ええ!!」


グリン「し、死ぬかと思っ…」

ミネア「こっちの台詞よ!!」

すみません、ここまで
明日夜早いうちにまた更新します

怒鳴った後
ミネアはぺたんと床に座った。


ミネア「…はあ、けど最善だったわ」

ミネア「不用意だった、アレの居た近くに行けば私自身がおかしくなるって考えが無かった…」


ミネア「…やっぱり、あの子を殺したのは先輩なのね」

グリン「?それも操られて…」

ミネア「もし操られていたとしても、殺した事実は変わらない」

何も言えなかった。
少し沈黙が流れたが、気まずくなるばかりだ。

会話を続けよう。

グリン「…しかし、ターゲットに付き纏って、近づいた人間に憑依し襲い掛かって来る幽霊」

グリン「…これ、魔物ですか?」


ミネア「違うわ、間違いなく」

グリン「…ですよね」

ミネア「やり方が回りくどいのよ」

昨日、俺が聞いた話死因は服毒による自殺だ。

自殺を装いターゲットを殺す。
騒ぎになりたくないから?
そんな知能が魔物にあるわけない。

ミネア「それに幽霊の魔物なんて今まで確認されてないじゃない」

ミネア「学校内に術者が必ず居るわ、思考の介入…基礎の6属性では不可能ね」

ミネア「上位属性持ちの術者…きっとそこに先輩も──」

その時、不意に近くのドアが開いた。


ロイアン「うるせ………ぇ?」

グリン「………」

ロイアン「おまっ…まさか寮に女子を連れ込んで…」

グリン「ち、違う!」

ロイアン「けど俺が居るからやむなく廊下で……」

グリン「……なんだよそれ」

そんな奴が居てたまるか!
どう納得させるか思案していると、ミネアが笑いだした。


ミネア「あー、私、もう帰るわ」

…疑惑を晴らしてくれそうには無い
ミネアは自分の大きな鞄をゴソゴソとやりだした。

ミネア「名前聞いてなかったわね」

グリン「…グリンです。」

ミネア「グリン、これ渡しとくわ」

ミネアは杖を手に持っている。
50cm程の長さだった。

グリン「これは?」

ミネア「私のスペア。1年生はまだ杖無しでしょ?狙われてるとしたら持っていた方が良いわ。」

幽霊がまた来るなんて考えたくないが…
俺は礼を言って、受け取った。

ミネア「先生には今回の事、確かに報告しておくわ。近いうちに対応もあるはずよ」


ミネア「あーそれと…もし先輩が見つかったら、また協力してくれないかしら、その魔法で」

その言葉は少し嬉しかった。

無属性はあまり役に立たないと思っていた。
しかし、そんな事は無かった。

グリン「協力しますよ、いつでも呼んでください」

ミネア「…ありがとう、今日は悪かったわね!」

ミネアはそう言うと去っていった。
姿が見えなくなってからロイアンがポツリと言った

 
ロイアン「え…今の4年生?」

その後、当然ロイアン説明を求められた。
唐突に幽霊の話なんてしても笑われるだけなので、それは伏せた簡単な説明をする。

幸い、納得してくれた。


それから俺はベッドに寝転び、壁を見つめる。
もう深夜もいいところだ。

幽霊の正体は?
術者の目的は?
分からない事だらけでモヤモヤする、

しかし目を閉じると、急激に睡魔に襲われた。

>寝落ちしてました…
また日曜午後くらいから更新します。

好感度+1
ミネア 1 【知り合い】

1年目 14日
放課後

数学の問題を解いていると鐘が鳴った。

オスカロ「問1から問10は次の数学までの宿題にする、今日はここまで」

その言葉で教室内は騒がしくなる。


グリン「…ねむい」


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1

トレーニングでもしようかと廊下を歩き、訓練所前に差し当たった時、視界の隅に知り合いがチラリと見えた。

グリン「アシュリー?」



コンマ判定
01~40 アシュリー「植物園行かない?」
41~80 アシュリー「図書館行かない?」
81~98 アシュリー「商店街行かない?」

ゾロ目 アシュリーは頭を抑えている

↓1

返事は無かった。

アシュリーは頭を抱えていた。
どうにも様子がおかしい、俺はアシュリーに駆け寄る。

痛みに耐えているようだ。

グリン「アシュリー!大丈夫か?」

アシュリー「あ…グ…グリン君?…うん、平気…」

どう見ても平気には見えない。
頭を強く抑え過ぎて包帯が破れそうになっている。

もしかしてあの時包帯が破れていたのは…

アシュリー「先生…先生を呼んできて…」

グリン「ああ、分かっ───」


コンマ判定↓1
01~49 先生を呼びに行った。
50~98 額に変なものが見えた。

ゾロ目 アシュリーに攻撃を受けた

廊下を駆ける
目指すは魔法研究棟。

一度来た所だ、迷わずに目当ての部屋に辿り着く。
一応ノックをし、直ぐにドアを開けた。

オスカロ「…グリン?」

グリン「先生、アシュリーが…」

オスカロ「?分かった、行こう」

先生と共に元いた場所に戻る。
まもなく訓練所の近くに到着した。

アシュリーは…

コンマ判定
↓1

01~69 そのままうずくまっていた
70~98 悪化していた

ゾロ目 こちらを見ていた

アシュリーはそのまま物陰でうずくまっていた。
まだ、頭を抑えている。

近くに行こうとすると、先生に制された
俺は仕方なくその場で様子を見る。

オスカロ「頭痛か?その包帯、痣だと聞いていたが…直ぐに保健室に…」

アシュリー「…っはっ…痛…ぃ…」

先生がアシュリーに触れようとする
その時

彼女の額から何か黒いものが漏れだした。


オスカロ「……!」

グリン「あれは…」

オスカロ「【───】よ」

突然先生が呪文を読んだ。
辺りに白いもやが現れ、俺達を包み込む。

これは…霧?

オスカロ「グリン!こっちに来なさい!」

グリン「は、はい!」

急いで駆け寄る。
アシュリーの額からは、まだ黒いものが滲み出ている。

オスカロ「無属性を使うんだ!」

その言葉で理解した。
この黒いのは魔法…属性は…?

グリン(まさか…)

オスカロ「"それ"には触るなよ…手が溶ける」

グリン「──分かりました!【一切の無よ】!」


コンマ判定↓1

ゾロ目 完治した。

01~89 鎮静化した。
90~98 鎮静化出来なかった。

無属性を人体に当てるのはこれで二回目だ
何だかコツが分かってきた気がする。

呪文を唱えると、黒いものは段々と少なくなり、やがて完全に収まった。

オスカロ「…保健室に行く、立てるか?」

アシュリー「は、はい…」

ふと周りを見ると、もう霧は無くなっていた。
先生がわざわざ目隠しをしたのは、誰かに見られると不味かったから。

やっぱり、あの黒いものは…


グリン(…『闇属性』ってやつなのか?)

数年前
こっそり砦に遊びに来た時の事を思い出す。

砦の窓から見た『世界の果て』
空まで覆う闇の大壁。

魔法の灯りで照らされ続けているはずのそれは、尚も真っ黒で、まるで何も無い空間がその先へ続いているかのようだった。

ふと下の方を見ると、野生の猪が大壁の方へ駆けていくのが見えた。

どうやって砦を抜けたのだろうか
光に強く照らされ、遠くからでも鮮明に見える。

猪は大壁に触れる直前、躊躇したのか突然減速を始めた。

しかし、遅かった。
躰の一部が闇の中に入り込んでしまった。

猪は悲鳴を上げ、砦の引き返す。
その頭は溶け、目玉が飛び出していた。

闇の大壁は生き物を溶かす性質があった。

保健室


あれから、アシュリーの頭痛は完全に収まったようだ。
今は、落ち着いた様子でベッドに座っている。

グリン「…」

額の包帯はもう溶け落ちていた。

アシュリー「…」

オスカロ「…その額、教えて貰おうか」


アシュリーの額には刺青があった。
おぞましい蛇のような生き物がグネグネと額中を這っている。

アシュリー「…この刺青は、ちょうど三年前くらいに付けられました」

オスカロ「誰に?」

アシュリー「分かりません…一人で街を歩いていたら、後ろから殴られて、気付いたら…」

オスカロ「君の出身は確か…アーライルだったな、そこで?」

アシュリー「はい…」

オスカロ「ふむ…さっきの様な事が起きたのは?」

アシュリー「頭痛は何度かありましたけど…こんなのは初めてです…」

先生は淡々と質問をしていく
少し尋問みたいだ。


オスカロ「グリン、この事は他言無用だ」

グリン「分かってます」

オスカロ「その刺青の模様については調べておく、…グリン」

グリン「?はい」

オスカロ「さっきのような症状がまた出たら、私では治せない」

オスカロ「私は光属性の職員を呼んで来る、それまで彼女に付いていてあげなさい」

俺が頷くと先生は足早に去っていった。

今日はここまで

グリン「…」

アシュリー「…」

沈黙が続く。

話し掛けようと顔を上げると
アシュリーは窓の方を向いていた。

グリン(なんか気まずいな…)

コンマ判定
好感度
アシュリー 3【友人】

01~69 アシュリー「今日はごめんね」
70~98 アシュリー「…さっき嘘付いちゃった」

ゾロ目 アシュリー「話すよ全部」

↓1

アシュリー「…さっき嘘付いちゃった」

グリン「嘘?」

アシュリー「…うん、さっき先生にコレ、誰に付けられたか分からないって言ったでしょ」 

アシュリーは額を撫でる

グリン「じゃあ、実は誰か分かってるのか」


アシュリー「うん、これはね…」

彼女が続きを喋ろうかという時
廊下の方で足音が響いた。

…タイミング悪すぎだろ!

間もなく先生が誰かを連れて部屋に入ってきた。

コンマ1桁判定

0 セシル
1 温厚そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

>>817
33 ギデン

ゾロ目につき特殊判定
ギデンさんは…

01~09 実は悪者だよ
10~54 刺青の事について知っていたよ
56~98 刺青の事について知っていたし治せるよ

↓1

ギデン「君がアシュリーか!私が来たからにはもう安心だ!!!」

アシュリー「!?」

先生に続いて入ってきたのは大柄の男だった
男は部屋に入るなりアシュリーに歩み寄る。

ギデン「その刺青を何とかすれば良いのだな!アシュリー」

返事はない
アシュリーは固まっていた。

オスカロ「先生…もっとトーン下げられませんか」

ギデン「おっと!すまないすまない…!」

ギデン「アシュリー、私はギデンだ!3年のクラスを持っている。会う事はあまり無いがその内校内で会うこともあるだろう!」

アシュリー「よ、よろよよろしくお願いします…」

ギデン「ハッハッハ!!」

アシュリーの返事を聞くと
ギデンさんは一際大きな声で笑った。

アシュリーは先生を見ている。


グリン「…先生」

オスカロ「…あれも慣れだ」

ギデンはアシュリーの頭を抑え、顔を近づけた。
アシュリーが小さな悲鳴を上げる。

…なんか可哀想だな

ギデン「ふむ…これは見た事があるぞ」

オスカロ「では…やはり」


ギデン「蛇の形を取っているが…闇属性用の魔法陣だな!」

アシュリー「!」

アシュリー「どんな作用の魔法陣なんですか…?」

ギデン「アシュリー、君の魔力を少しずつ吸って溜め込んでいた様だ!…属性は?」

オスカロ「彼女は熱属性です」


ギデン「このままいたら頭が焼かれる所でしたな!」

アシュリー「」

オスカロ「しかし…本当に溜め込むだけの作用しか無かったのですか?」

ギデン「…そうですな、これを描いた意図が読めん!」


ギデン「ふむ」

ギデンはアシュリーの額に手を当て、呪文を唱えた。
光属性のエネルギーを魔法陣に循環させているらしい。

ギデン「これで魔法陣はもう機能しないだろう」

アシュリー「ありがとうございます
…」

アシュリーは深々とギデンにお辞儀をして
懐から包帯を取り出した。


ギデン「まぁそう逸らず少し待ちたまえ」

アシュリー「え?」

ギデン「そこの少年」

グリン「?はい」

返事の代わりにギデンさんは俺にジェスチャーを送った。
指がアシュリーの額を差している。

グリン「魔法ですか?けど、何の為に…」

ギデン「やってみてのお楽しみだ!」

アシュリー「…?」

ならばやってみるしかない。
額に手を当てると、アシュリーと目が合ったので、思わず逸らした。

俺は急いで呪文を唱える。

グリン「…!」



アシュリー「…嘘」

オスカロ「なんと…!」

ニコニコしたギデンが手鏡をアシュリーに渡す。
アシュリーは恐る恐る鏡を自分に向け、それから動かなくなった。

アシュリー「………」


刺青は完全に消え去っていた。

グリン「アシュリー…!良かったなぁ」


ギデン「女の子にこれは酷だったからな、うむ、消せて良かった!」

オスカロ「しかし興味深い…どういう原理で?」

ギデン「それは…魔法陣を描くのに使う材料の話になるので長くなりますが」

オスカロ「ふむ…後で時間よろしいですか?」

ギデン「勿論!説明しますぞ!!」

オスカロ「では私達はもう行くが…アシュリー君はまだ時間が掛かりそうか」

グリン「みたいですね…」

アシュリーはまだ固まっている。

ギデン「それでは、また会おう!私も放課後は魔法研究棟に居るので何時でも遊びに来ても良いぞ!」

ギデンさんがそう言うと、教師二人は部屋を出ていった。

グリン「…」

それから暫くしても
アシュリーはまだ動かない。

グリン「アシュリー…驚いたのは分かったから、そろそろ行こうぜ」

アシュリー「…うん」

何だかそれはとても小さな声だった。


コンマ判定
↓2
01~19 寂しさ10割
20~60 嬉しさ5割寂しさ5割 好感度+2
61~98 嬉しさ10割 好感度+3

ゾロ目 嬉しさ10割 好感度変化【恋心】

今日はここまで
明日更新します。

好感度+3
アシュリー 6 【友人】

好感度+1
オスカロ 3【生徒】
ギデン 1【興味】

夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1

就寝前

グリン「…」

ロイアン「…グリン?もう俺寝るぞ」

グリン「ああ」

ロイアン「杖なんて持って何待ってるんだよ」


グリン「…ヤツだよ」

ロイアン「ヤツ…!?」

ゴクリ、とロイアンが息を飲む音が聞こえた。

幽霊は昨日の晩、完全に消滅したが
アレを操っていた術者は未だに生きている筈だ。

なので、俺はまた変なのが来ないか確認してから安心して眠りたかった。
決して怖くて眠れないとかではない。

ロイアン「…って昨日の廊下に不審者が歩いていたって話か?」

グリン「そう…ヤツさ…」

ロイアン「……お前大丈夫か?昨日ロクに寝てないんだろ?」

グリン「…」

少しおどけていたら
ロイアンに真面目に心配されてしまった。

確かに眠いけど、今眠る訳には……

グリン「…」

ロイアン「ただそこの廊下を通過しただけなんだろ?今夜も現れるとは思えないし、今日はもう寝…」

ロイアン「グリン?」


グリン「……zz」

ロイアン「コイツ…座ったまま寝てやがる…」

一年目 15日
放課後

クインティ「あら、もう鐘が…」

授業を受けていると
もう皆聞き慣れてしまったであろう音が校内に鳴り響く。

クインティ「じゃあ今やり途中のものは宿題にするからね、解散!」

その言葉を皮切りに
生徒が散り散りになっていった。

俺も流れに乗って校内を歩き出す。


そういえば…

グリン(クラブ勧誘会、今日だったな…)

植物園を出て周りを見ると、皆大広間の方に向かっているようだった。
自分も移動を始めようとした時、誰かが近づいてきた。

↓1 自由安価、ゾロ目なら+知らない人

セシル了解しました。

セシル「こんにちは、グリンさん」

グリン「…?」

声を掛けてきたのはセシル先生だった。
ゆったりとした白い服を着ていて、長い髪は纏めてサイドテールにしている。

こうして改めて見るとかなりの美人だ。

セシル「?…ああ、私はセシルです。お隣の黄のクラスの担任ですよ?」

グリン「知ってます先生。それで、俺に何か?」


セシル「実はですね…」

コンマ判定

01~77 セシル「たまたま通り掛かったものですから」
78~99 セシル「たまたま通り掛かったものですから(大嘘)」
ゾロ目で登場人物追加

00 セシル「その力、精霊に仇なすものでしょうか?」

↓1

セシル「特に用事はありません」

グリン「えぇ…」

セシル先生は胸を張ってそう言った。
何故ドヤ顔なんだ…?

セシル「たまたま通り掛かったものですから、少しお茶して行きませんか?」

グリン「はい、でも俺、勧誘会が…」

セシル「長い話にはなりませんから、ね?」


さあさあ、とセシルさんは俺の肩を掴み後ろからグイグイ押してくる
思ったよりかなり強引な人だった。

観念してセシル先生と並んで廊下を歩いていると、なんだかピリピリと視線を感じる。

ふと前方から歩いてきた男子生徒を見ると、こちらを鬼の形相で睨みつけていた。
俺は視線を上に逸らす。

セシル「どうしました?」

グリン「いや…はは、なんでも無いです」

逃げたい…
一刻も早くこの場から離れたい…


セシル先生は男子生徒からの人気が高い。
ウチのクラスの男に黄のクラスに入りたかったと度々愚痴る奴が居て、周りもそれに同意するくらいだ。

噂ではファンの非公式クラブも設立されている。

コンマ判定
ゾロ目で登場人物追加
↓1

登場人物追加

登場キャラのみでお願いします
安価↓1

学内商店街

セシル先生と商店街入り口の階段を降り
街灯の強い光に照らされた通りを歩いていく。

グリン「…」

読めない…読めないぞ…
セシル先生は俺に何の用が?

セシル「そうだ。グリンさんは北の街の出身ですか?」

グリン「そうですよ」

セシル「じゃあ私と同じですね!まぁ、この学校に来る子は殆どそうですけど」

グリン「…ここは北の学校ですからね」

『北の街』という括りの中にも色々ある。
この前行ったセントイーリス、俺の産まれた町の他にも3つ、合計5つの街を合わせてそう呼称される。

セシル「グリンさんは、北の何処の出身なんですか?」

グリン「俺の街は…」

選択肢↓1
1 リオーグ
2 アーライル
3 街名をお願いします。

グリン「リオーグです」

セシル「リオーグですか!いい所ですよね、私は…おっと」

グリン「ここですか」

セシル先生が歩きながら、右手の方を指す。
目的のカフェに到着したようだ。

セシル「ええ、入りますよ」


グリン「あの、結局なんの話を…?」

セシル「入ってからにしましょう。さあさあ、行きますよ」

店のドアを開く。

入るとまずカウンターと対面した。
ここで注文を取る形式らしく、メニューが並んでいる。

「少々お待ちくださいー」

奥の方から店員の慌てたような声が聞こえた。

セシル「ここ、ペアだと割引になるんですよね…!」

あれ?目的それですか先生?
…流石に無いか

セシル「何飲みます?勿論奢りますよ。」

流石に無かった。
先生はニッコリと笑みを浮かべてメニューを見せてきた。

グリン「えっと…じゃあコーヒーで」

間もなく店員がやって来て、先生が注文をする。

先生に任せて、店を見ると木製のテーブルが奥の方に並んでいた。
放課後なのに、ここもあまり客が入って居ないようだ。

居るのは滅茶苦茶背の高い…


グリン「…ん?レオン?」

レオンくんがカフェに居た理由

コンマ判定
01~20 一人で飲んでいた(勧誘会サボり)
21~60 クラブの勧誘を受けていた
61~98 知り合いと待ち合わせ

ゾロ目 兄or姉と待ち合わせ

↓1

最近仕事のせいで睡眠時間が滅茶苦茶…
ぶつ切り多くて申し訳ないです。

続きは明日夜更新します。


あと、今のところ北の街は
・リオーグ
・アーライル
・セントイーリス
・???
・???
の5つですね。
街はお話の展開に応じてさらに必要になってくるので少し募集します。
どのタイミングで登場になるかは分かりませんが…

テンプレは
【街名】
【特色】
【場所】
【その他】

でお願いします。
場所は東西南北のどれかを記入してください。
その他は自由に書いてもらって問題無いです。

コンマ1桁判定

0 女好きだった
1 温厚そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 不気味な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

ローエン判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程イケメン

↓3 属性
01~15 風
16~30 水
31~45 土
46~60 熱
61~75 雷
76~98 光
ゾロ目 ??


因みに何のクラブの勧誘?
コンマ下1桁
01 バスケ的な競技
23 アメフト的な競技
45 半魔法半肉体な競技
6789 自由安価


↓4

レオンは誰かと話していた。
相手は3年生の様だ。

「…と言う訳で、君のように恵まれた体格を持ったからにはバスケをするべきだと思うんさ」

「いや、寧ろしないのはその身体への、世界への冒涜だ!」

3年生は身振り手振り激しく何やらレオンを説得していた。


レオン「ローエンさん…もしかしてこれクラブ勧誘ですか…?」

ローエン「いやそうだけど…気付くの遅くないかお前!?」

ローエンが驚いたように立ちあがる。

セシル「あら、クラブ勧誘」

横を見るとセシル先生が立っていた。

注文が終わったようで
手には飲み物の乗った盆を持っている。


ローエン「まぁなんでもいいや…早くこの入部届けを書くんさレオン君!!」

セシル「勧誘会前に熱心ですね」

ローエン「ゲッ…」

セシル先生が声を掛けると
ローエンは固まった。


セシル「勧誘会前の勧誘はルール違反ですよ。事情は知りませんが、大広間で準備をしていなくても良いのですか?」

ローエン「ははは…コイツ、光属性だったから今の内にツバ付けとこうと思いまして……すみません」

そういえば、レオンたち光属性の生徒は勧誘会前に集まるようにってチラシに記載があったけど…
今の言葉だと、その時に何か別の勧誘でもあるのだろうか。

ローエン「それじゃ俺はこれで…」

レオン「えっと…?」


ローエン「あ!レオン、その紙書いて後で持ってこいよ!」

セシル「…はぁ」

ローエン「これくらい見逃して下さいよ!じゃあ!」

そう言うとローエンは店の外に出て行った。
レオンはポカンとしている。

すみません、今日はここまで
続きは明日書きます

セシル先生は出口をみてため息をついた。

セシル「毎年結構居るんですよ、困ったものです…」

先生がボヤきながら席に着く。

俺も席に座ろうとテーブルに近付いた所でレオンがこちらに気付いたようだ。

レオン「グリン」

グリン「レオン、さっきのクラブ入るのか?」

レオン「いや…まだ分からない、他のクラブも見てから決めるよ」

セシル「ええ、それが良いですよ」

それからレオンは先生に勧誘会に行くよう促されて店から出て行った。



テーブルにはコーヒーの入ったカップが2つ
もう湯気は立っていない。

セシル「飲み物が冷めてしまいましたね…」

グリン「あの、勧誘会前に光属性の生徒を呼んで何をやってるんですか?」


セシル「あれは、将来外界調査をしたい生徒を集めているんです。」

グリン「…なるほど」

平らくいえば徴用って事か。

この国の維持のため、光属性の魔法使いは各所の砦に一定数は居て貰わなければならない。

しかし、砦で壁を照らしている魔力をただ供給するだけの仕事は人気が無かった。
魔物が発生しても、砦の防衛隊に任せ、勤務中はずっと供給室に座っているだけのやりがいの無い仕事だからだ。
給料も良くないし、多量の魔力供給は身体が弱いと出来ないのでセーフティネットにもならない。

そこで国は外界調査という餌を用意した。
今まで個人で勝手にやっていた外界探索を禁止し、国でやる事にしたのだ。

砦に常駐する光属性の人間は次期調査隊員と呼ばれ、他の属性持ちとは違い、難しい選抜試験を受ける事なく時期が来れば調査に参加できる。

勿論、選抜試験を受ける必要が無いくらいに訓練を受けているんだけど。

セシル「希望者はそろそろ訓練を受ける事になりますから、クラブとの両立は難しいんですよね」

セシル先生はカップに口を付ける。

グリン「あれ、希望したらもうクラブには入れないんですか?」

セシル「いえ、禁止はしていませんよ」

セシル「希望者は訓練の説明を受けて、それでも両立したいならどうぞこのまま勧誘会に参加してください。…というわけです」

クラブより先に勧誘するのはやっぱり希望者を多くする為なんだろうか?

思ったより苦かったコーヒーに砂糖を足していると
セシル先生は椅子に座り直した。

セシル「さて、本題に入るんですが…」

グリン「…忘れてた、何の用だったんですか」

セシル「グリンさんもその外界調査、したくはないですか?」


グリン「えっと…?」

コンマ判定(光属性の知り合いが多い為緩和)
01~95 普通に嫌ですけど…
96~00 したいです
↓1

グリン「普通に嫌ですけど…」

セシル「…ならば、仕方ないですね」


グリン「というか俺、訓練受けても次期調査隊員にはなれませんよね…?光使えないし」

セシル「あら、詳しいんですね」

グリン「父が砦主ですから」

セシル「うーん…実は私も校長に話をするよう言われているだけなので分かりませんが、今年から状況が少し変わって来ているのでしょうかね?」

また明日更新します。

更新前にコンマ判定お願いします。
レオン  80以上で訓練希望↓1
ロイアン 30以上で訓練希望↓2
ミナ   45以上で訓練希望↓3

あと、クラブ募集します。
何個か考えていますが足りなさそうなので…

テンプレは
【クラブ名】
【活動内容】

でお願いします。
街も引き続き募集してます!

すみません…寝落ちしてしまっていました
今日更新します

カフェを出ると、風が少し強くなっていた。

通りの時計台を見る
勧誘会が始まる時間が近い。

グリン「じゃあ俺、行きます」

そう言うと、セシル先生は胸元で小さく手を振った。


セシル「今の件、気が変わったら早めに私に教えてくださいね」

グリン「えっと…はい」

俺は足早に大広間へと向かった。

大広間


大広間にはもう既に1年生で溢れ返っていた。
中に入るのを躊躇う程の人数だ。

席に誘導する生徒会員らしき人の怒号があちこちで聞こえる。


グリン「…訓練場でも行こうかな」



自由安価
誰かと合流します(レオンロイアン除いた1年生のみ)
↓1

「グリンくん!」

後ろを振り向くとアシュリーがいた。
アシュリーだと思う。アシュリーだよな?

グリン「アシュリーに似ているな?」

アシュリー「何を言ってるの…?」

アシュリーの顔を改めて見る。
彼女のいつも巻いていた包帯は無く、髪を真ん中に分けておでこを出していた。

グリン「いや…なんか包帯が無いだけで全然別人に見えるな」

アシュリー「そう?…えへ、実は今日からお化粧もちゃんとやろうと思って、同じ部屋の子に教わったの」

暫くすると1年生も大分捌けて
皆それぞれ席に着き始めていた。

俺達も前に続いて案内された席に座る。

グリン「結局勧誘会って具体的に何をするんだろうな」

アシュリー「まずはここでクラブ毎に発表をするんだって」

グリン「発表?」

アシュリー「うん、私達のクラブはこんなに楽しいよー、こんなに面白いよーって」

アシュリー「それで発表が終わったら一年生は気になったクラブの部室にそれぞれ行くみたい」

グリン「しかしクラブ毎に発表って…かなり時間掛かりそうだな…それって希望するクラブが見つかったら途中退席も出来るのか?」

アシュリーは頷いた。

助かった
あんまり興味のないクラブの説明を延々と聞きたく無かったし。

アシュリー「あっ、誰かステージに上がったよ」

コンマ判定
01 風筆頭
23 水筆頭
45 土筆頭
67 グリム
89 ミネア
ゾロ目 光筆頭

↓1

コンマ1桁判定

0 女好きだった
1 温厚そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 不気味な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 天使だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

リッカ先輩判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程美少女

何のクラブ?
コンマ下1桁
01 魔法研究
23 図書
45 ボランティア
67 園芸
89 魔術師

↓3

ステージに上がったのは女学生だった。

何故か顔に大きいゴーグルのようなものを付けている。

…ゴーグル?
遠目なのでよく分からないが
何でそんなもの付けているんだろうか。
彼女は壇につくと、拡声器を手に取った。

リッカ「1年生の皆さん、今日はよく集まってくれましたー!。風属性筆頭のリッカですー」

この人が風属性筆頭。
ロイアンの話だと、生徒会には各属性に代表となる属性筆頭という役があるらしい。


考えている間に彼女の挨拶は終わった。

リッカ「これよりクラブの発表が始まりますがー、気になった所が見付かった人から部室に向かって貰って構いませんー」

リッカ「では最初のクラブからどうぞー!」

今日更新します。
その前に判定をお願いします。


トップバッターのクラブ

コンマ下1桁
01 魔法研究
23 図書
45 ボランティア
67 園芸
89 魔術師
ゾロ目 広報

00 トラブル

↓1

──バリバリバリバリバリバリッ!!!!

その声の後
爆音が場内に響き渡った。

アシュリー「雷……?」

場内が騒然とする中
数人の学生がステージに登ってくる。

その内の一人がパネルを持っていた。
「魔導師クラブ」

魔導師クラブ☓
魔術師クラブ○
ですね、間違えました

コンマ1桁判定

0 女好きだった
1 冷めた人だった
2 なんか変な人だった
3 不気味な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 天使だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

ルイス判定
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程美少女

↓3 属性
01~15 風
16~30 水
31~45 土
46~60 熱
61~75 雷
76~98 光
ゾロ目 ??


↓4因みに何年生?
コンマ下1桁
01 3年
23 4年
45 5年
67 6年
89 生徒会役員(4年)※
ゾロ目 生徒会役員(5年)※

※既存と属性が被った場合筆頭以外の役になります。

ステージの生徒が全員揃った所で
代表らしき女生徒が前に出た。

リッカから拡声器を受け取り、こちらに軽くお辞儀をした。

ルイス「魔術師クラブ代表のルイスです、どうかよろしく」

ルイスがそう言うと、後ろの生徒の一人が大きな杖を掲げた。
すると霧が現れ、瞬く間にステージを覆う。

グリン(水魔法だ)

次に照明が消えた。
真っ暗になった会場だが、何故か霧だけは明るい。
どうやらステージの下から光を当てているようだ。

色とりどりの光が霧のスクリーンの中で集まったり、散らばったり、弾けたりしている。

見惚れていると霧の中から拡声器の声が響いた。


ルイス「魔術師クラブとは!」

ルイス「古来に存在した魔法使い同士の腕比べ、それを元に競技とした『魔術闘技』を行うクラブです!」

霧にクラブ名と、二人の魔術師が対峙する絵が浮かび上がった。
ルイスは絵に合わせ、クラブの説明を続ける。

魔術闘技は過激なスポーツだ。
事前に登録した魔法のみを使用し
専用の防具を身に着けて行うので死者こそ居ないが、怪我が多い。

それでも、魔法を戦闘用に編み出し、思い切り使うのを魅力に感じる人は多いらしく
選手人口はそれなりにある。

リッカ『魔術師クラブさん、ありがとうございましたー!』

ルイスの演説は終わり、ステージを一人降りていく
一緒に登ってきた生徒はそのままだ。


あの演出は魔術師クラブの部員がやっている訳じゃなかったのか。


アシュリー「なんか凄かったね…どうだった?」

グリン「うーん、俺は…」


コンマ判定
01~40 興味あり
41~98 興味なし
ゾロ目 アシュリーは興味あり

↓1

なんかロリ体型の新キャラ多いな?
今日はここまでですが判定をお願いします。

次のクラブ

コンマ下1桁
01 魔法研究
23 図書
45 ボランティア
67 園芸
89 広報
ゾロ目 トラブル?

00 トラブル

コンマ1桁判定

0 女好きだった
1 冷めてて近寄りがたい人だった
2 なんか変な人だった
3 不気味な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 天使だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1

クリスティーナちゃん判定!
↓1 大きい程高身長
↓2 大きい程美少女

↓3 属性
01~15 風
16~30 水
31~45 土
46~60 熱
61~75 雷
76~98 光
ゾロ目 ??


↓4因みに何年生?
コンマ下1桁
01 3年
23 4年
45 5年
67 6年
89 生徒会役員(4年)※
ゾロ目 生徒会役員(5年)※

※既存と属性が被った場合筆頭以外の役になります。

次のクラブの代表がステージに登っていく
また女学生だ。

クリスティーナ「魔法研究クラブのクリスティーナですぅ!」

次は魔法研究クラブ
霧のスクリーンにクラブ名が浮かび上がる。

クリスティーナ「このクラブでは、会員さんが暮らしに役に立つ魔法を立案し、みんなで開発しています!」

クリスティーナ「こう言ってもイマイチ…ピンと来ないと思いますので、私達の開発してきた魔法を少しご紹介しますよぉ!スクリーン見てね!」

言われてスクリーンを見ると
複数の会員が実演している様子が映った。

動けない人を持ち上げ運ぶ風属性の魔法、足のリハビリに使える雷の魔法、蓋がキツく締まったビンを簡単に開ける熱属性の魔法………

グリン(…なんか思ってたのと違う)

彼女が言った通り、本当に生活に役立つ魔法ばかりだった。

アシュリー「…」


リッカ『魔法研究クラブさん、ありがとうございましたー!』

クリスティーナは笑顔でペコリとお辞儀をすると、小走りでステージを降りていった。


アシュリー「魔法研究かぁ」

グリン「気になるのか?」

アシュリー「うーん…」

コンマ判定
01~40 二人とも興味あり
41~98 興味なし
ゾロ目 グリンは興味あり

↓1

アシュリー「ちょっと興味あるかも…グリン君は?」

グリン「俺は…興味無くはないな、アシュリーがそこにするなら部室見に行くか?」

選択肢
1 部室に行く!(このクラブでほぼ確)
2 もうちょっと見る(見ると言っても長くなりそうなので判定のみ、後に魔法研究含む判定で出たクラブの中から選択肢で決定します。)

↓1

と言う訳で気になったクラブ!

コンマ判定
00~40 興味あり
41~99 興味なし

↓1 図書
↓2 ボランティア
↓3 園芸
↓4 広報

更新しようと思ったけどクラブは多数決取った方が良いですよね

また明日昼間に多数決取ります
12時くらい。

このスレでの残りの更新は安価無しです。

続きは次スレで
【安価】この闇に覆われた魔法の国でPart2【コンマ】
【安価】この闇に覆われた魔法の国でPart2【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1609259885/)

見つからない。

いくら地面を探っても見つからない。
ああダメだ、イライラしてきた。

リリィ「グリム、あの野郎…」

汚れないようにと座らないようにしていたけどもうダメだ。

足が痛くてどうでもよくなってきた
尻を地面に付ける。

明かりが立ちならぶ街道を見てため息をつく。

私が何を探しているか
それはズバリ、私のカッコいい杖だ!
その杖をグリムが失くしやがったのだった。

グリム「リリィ、そっちはどうだ」

リリィ「全然?」

怒気を込めた声で答えてやると
グリムは申し訳なさそうに俯いた。

…レアだな
コイツの性格上こんな表情は滅多に見れない。

おっと、ニヤける所だった。

リリィ「無かったらべんしょーしろよ!」

グリムが何か言いかけた時、遠くで鳥の鳴き声が聞こえた。
私達は手を止めてその音に注意を向ける。

グリム「ただのミミトリだなァ」

グリムは私の近くに腰を下ろした
その頭を叩く。

グリム「いてッ」

リリィ「続きやるぞ、早く持ち場に戻れよ」

グリム「粗暴な女ははモテねぇぞ…」

リリィ「誰のせいでこれやってると思ってるの?」

それを聞き、すごすご歩く背中を横目に
私も手を動かし始める。

ここは街の外。

動物だけでなく、魔物だって普通に出る場所だ
早くやれる所まで探して帰ろう。

あんな杖
別に見つかっても見つからなくてもいい物だ。
カッコいい杖だったけど、それだけだ。

ガサガサと草をかき分けていると
直ぐに誰かが近づいてきた、グリムだ。

真面目に探せよ。

ヤレヤレと無視しかき分けていると
背中を何かで叩いてきやがった。

顔を殴ろうと立ち上がりグリムを見ると
手にはかっこいい杖が握られていた。

グリム「な? やっぱあっちに落ちたと思ってたんだよ」

…何故この男はしたり顔をしているのだろう。

考えるのをやめてグリムから杖を受け取り
ブンブンと振り回す。

うん、これだよこれ。

リリィ「ありがと、評価はプラスマイナスでマイナスだな」

グリム「は?ゼロにしろよ」

リリィ「ゼロにしたければ甘い物でも奢りなさい」

グリム「しゃあねぇなぁ…」

後はリオーグの街に戻るだけ。
杖も戻ったし、一応魔物除けしておこう

リリィ「【天を照らし、地を照らし、混沌を照らし、光を照らせ】」

さーて、何食べよっかな!

─────────────────

ここをキャラ、街募のスペースにします
安価無しと言いましたが…すみません。

■名前テンプレ
【名前】
【性別】
【簡単な性格】

■街テンプレ
【街名】
【特色】
【場所】(東西南北のどれか)
【その他】

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