モバP「ハロウィンと言えばさ」渋谷凛「うん」 (19)


P「やっぱり仮装だと思うんだよ」

凛「うん」

P「だからさ」

凛「うん」

P「凛にはこのバニーガールの衣装を着て欲しいんだけど」

凛「…………うん?」

P「だから、バニーガールの」

凛「二回も言わなくていいから」

P「そうか」

凛「っていうか、今日一日そんなの持ってたの」

P「いや、ちゃんと隠しといたぞ。で、そろそろ凛が戻って来るかなぁ、と思って」

凛「……もしかしてそのためだけに残ってたわけじゃないよね」

P「……」

凛「ちょっと」




凛「でも、ホントにそれは何なの」

P「えっ、バニーガールの衣装だけど」

凛「そうじゃなくて。なんでそんなのあるの、ってこと」

P「発注したから」

凛「……なんで?」

P「ハロウィンだし……」

凛「……」

P「はい」

凛「いや、着ないから」

P「えっ」

凛「そんな心底びっくりしたような顔してもだめだよ」




P「逆に、逆にだぞ」

凛「うん」

P「なんでハロウィンなのに凛はそんな普通の格好してるの」

凛「学校帰りだからね。プロデューサーだっていつもと同じスーツでしょ?」

P「いや、違う」

凛「?」

P「ネクタイの柄がコウモリ」

凛「わ、ほんとだ。かわいい」

P「季節感あるだろ。先方との打ち合わせでも、これちょっとネタになったし」

凛「よかったね。……でも私はバニーガールの衣装なんて着ないけどね」

P「着る流れだったじゃん」

凛「どこをどう勘違いしたらそんな流れだと思うわけ」

P「……」

凛「拗ねたフリしても着ないからね。早くそれ片付けてきなよ」

P「はい」




P「ただいま」

凛「おかえり」

P「凛のロッカー入れてきた」

凛「ちょっと」

P「だってアレ四万円くらいしたんだもん……」

凛「……えっ、あれ特注なんだ」

P「うん……経費で落ちるかな、って思ったけど」

凛「落ちなかった、と」

P「そう。そしてその頃にはもうキャンセル効かなくて……」

凛「……はぁ、一回着たら満足するの?」

P「する。めっちゃする」

凛「その衣装を私が着て、得することは?」

P「とびっきりのトリートを準備してある」

凛「そこは準備いいんだね」

P「ハロウィンだし」

凛「……じゃあちひろさんに空いてる部屋、会議室でも応接でもなんでもいいから借りて来たら?」

P「やったー! 行ってきます!」




P「……というわけなんですけど」

ちひろ「どこから突っ込んだらいいんですか?」

P「え、何か問題ありました?」

ちひろ「まず何してるんですか。ホントに」

P「いやいやいや、これはプライベートな時間ですよ。もう退勤後です。私的な時間」

ちひろ「退勤後であっても、ここは事務所なんですが」

P「そこはその、ほら、お目溢しいただければ……」

ちひろ「ここに目を瞑るとしても、です。他にもいろいろ問題ありますよね」

P「はい……」

ちひろ「私からは以上です」

P「でも、でもですよ。聞きますけど、千川さんは凛のバニーガール姿、見たいと思わないんですか?」

ちひろ「それは、まぁ、確かに凛ちゃんは脚も長くて綺麗ですし、似合うとは思いますけど……」

P「でしょう? ホントにそれだけなんです。だからお願いします。どっか部屋を……部屋を……」

ちひろ「…………はぁ、わかりました」

P「えっ、マジですか!?」

ちひろ「ただし、条件があります」

P「?」

ちひろ「変なことをしないように、私も後からお邪魔します」

P「…………」

ちひろ「いいですね?」

P「はい……」




凛「どうだった?」

P「めっちゃ怒られた」

凛「うん。まぁ、だろうね」

P「でも貸してくれた」

凛「ってことは、何か条件付けられた……とか?」

P「千川さんも見たいから、あとで来るって」

凛「え、それだけ?」

P「あー、うん。まぁそんなとこ。ほら、早く行こう。早く」

凛「わかった、わかったから」




凛「じゃあ着替えるから、いいよって言うまで入って来ないでよ」

P「もちろん」

凛「まぁ鍵もかけるけどさ」

P「全く信用されてないな」




凛「ん。いいよ」

P「よしきた」

凛「……はい。どう? これで満足?」

P「めっっっっっちゃかわいい」

凛「……そっか」

P「一個お願いがあるんだけど、いい?」

凛「聞くだけ聞いてあげる」

P「しぶぴょんだぴょん、って言ってください」

凛「……絶対嫌」

P「この通り! お願い!」

凛「流石に嫌だって。恥ずかしいし」

P「ゴディバ!」

凛「……」

P「ロイズ!」

凛「……」

P「ケルノンダルドワーズ!」

凛「…………しぶぴょん……だぴょん」

P「ひゅーっ!!」

凛「三つともだからね」

P「もちろんでございます」

ちひろさんにもバニーガール服着せようぜ




P「ねぇ、しぶぴょん」

凛「つねるよ」

P「それ、つねる前に言うやつだろ」

凛「それで?」

P「このあと、夜ご飯どう?」

凛「今日は遅くなるからご飯いらないってお母さんに言ってあるし、行けるよ」

P「じゃあ決まり」

凛「ん」

P「何食べたい?」

凛「何でもいいよ。でも、時間も遅いし、軽いものがありがたいかな」

P「にんじんさんとか?」

凛「つねる」

P「もう予告ですらなくなったな」




凛「それより、ちひろさん遅いよね」

P「ああ、鍵かけたからな。入って来れなかったんだと思う」

凛「何してるの」

P「ほら、千川さん来る前に最後にお願い」

凛「……今度は何?」

P「写真撮ってもいいですか」

凛「それくらいなら、まぁ、いいよ。はい、どうぞ」

P「えー、もうちょっとこうさー、バニーガールっぽいポーズとかさー」

凛「バニーガールっぽいポーズがわかんないんだけど」

P「なんかこう、セクシーだと思う感じのポーズとってみて」

凛「こう?」

P「めっっっっちゃかわいい」

凛「こういうのとか」

P「最高」

凛「……こんな感じ?」

P「ひゅー!」




ちひろ「そこまでです」

凛「あっ、ちひろさん。お疲れ様です」

ちひろ「凛ちゃんお疲れ様。お仕事終わりでこんなのに付き合ってあげるなんて凛ちゃんは優しいですね」

凛「まぁ、その。なんかこの衣装、高かったみたいなので」

ちひろ「……ちなみに、おいくらなんですか?」

凛「四万円とか、なんとか」

ちひろ「うわぁ」

凛「そこのすごい狼狽えてる人が言ってました」

P「どうして中に……どうして中に……」

ちひろ「……スペアの鍵がないとでも思ってたんですか?」

P「あっ」

ちひろ「トリックオアトリート、どちらにしますか?」

P「謹んでトリートを選択させていただきます。冷蔵庫にございますのでどうぞお召し上がりください」

ちひろ「では、今回は不問にします」

P「はい。じゃあ、我々はこれで」

ちひろ「あれ、どこか行くんですか?」

凛「これから晩ご」

P「シッ!!!!」

ちひろ「プロデューサーさん、そろそろ怒りますからね」

P「……」

ちひろ「まぁ、いいです。トリート、いただきますね。あんまり凛ちゃん遅くまで連れ回さないでくださいね」

P「はい」




P「はぁ……」

凛「じゃあまた着替えるから、プロデューサーは外に出てて」

P「はい」

凛「四万円の価値はあった?」

P「すごく」

凛「ならいいけどさ」

P「……最後に一言だけ」

凛「ん。何?」

P「しぶぴょんかわいいよ」

凛「早く出て」

P「はい」



おわり

またバグでRの方に飛ばされてしまいました……。
えっちなやつではないです。申し訳ない……申し訳ない……。

いえいえ、素晴らしかった乙

おつおつー

乙乙
いいぞいいぞ



とりま珈琲貴族さんとこの白峰莉花のバニーガール姿をイメージしとく


あぁ、尊い

大変えっちでした

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