果南「えー？ヤるのにいちいち口説くのダルくない？」

梨子「彼女が相手でも少しは駆け引きをするものだと思いますよ。普通は」

果南「彼女いたことないからわかんないや」ﾍﾗﾍﾗ

梨子「私は最低ってビンタしたらいいんですか？」

果南「ビンタするなら、その前でも後でもいいからヤらせて」

梨子「なんで私なんですか」

果南「ヤりたくなったとき一番近くにしたから」

梨子「考えられる最高のクズ発言ですよ」

果南「ねー、梨子ちゃーん」ｸﾞﾃﾞｰ

梨子「おもっ……のしかからないでください」ｸﾞｲ

果南「ねーねー」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

梨子「うざッ……離れてくださいってば」

果南「ハメさせてくれたらやめるー」

梨子「性欲処理なら右手でどうぞ」

果南「私左手派」

梨子「世界一興味ないです」

果南「お願いだってばー」

梨子「もう風俗行った方が早くないですか」

果南「近くに手軽にタダであと腐れなく抱ける女がいるのに？」

梨子「おめでとうございます。たった今私の中でクズランキング首位独走してますよ」

果南「ホント？その流れで抱いていい？」

梨子「なんで抱けると思ったんですか」

果南「梨子ちゃんだって発情するときくらいあるでしょー？」

梨子「ありません」

果南「性欲強まってどこかれ構わずハメられたくなるでしょ？」

梨子「ならないです」

果南「梨子ちゃん、『チ○ポハメて♡』って言ってみてよ」

梨子「言ったらどうなります？」

果南「私が喜ぶ。梨子ちゃんが悦ぶ」

梨子「じゃあべつにいいです」

果南「ちぇー」

果南「じゃあ逆にどうしたらヤらせてくれる？」

梨子「逆にどうしたら諦めてくれますか？」

果南「んー……一回ヤれば大人しくなる」

梨子「なんでセックス前提で話を進めるんですか」

果南「梨子ちゃんガード固い～」

梨子「むしろそこまでノーガードの方が珍しいです」

果南「セックスなんてスポーツでしょ」

梨子「その価値観はセックスしたいだけの人が持ってちゃいけないやつです」

果南「迸る汗、燃える血潮、激しい脈動……これがスポーツでなかったらなに？って話だよ」

梨子「不純の極みじゃないですか」

果南「もういいからヤろ？」

梨子「いやです」

果南「ゴム付けるから」

梨子「なんでそれならいいと思ったんですか」

果南「気持ちよくするから」

梨子「イヤですってば」

果南「これ以上焦らされると梨子ちゃんをレ○プすることもやむ無し」

梨子「そしたら一生恨みます。被害届を出して社会的に人生を終了させた後、涙ながらに自殺して追い討ちをかけます」

果南「……………………ヤれればそれでもいいかなって思った自分がいた」

梨子「末期じゃないですか」

梨子「もはや憐れみさえ覚えるレベルです」

果南「じゃあ慰めて」

梨子「脱いだら蹴りますからね」

果南「えー」

梨子「えー、じゃないです」

果南「むー……」

梨子「可愛らしく唇尖らせてもダメです」

果南「梨子ちゃーん。ハメさせてよー。エッチさせてよー」ｸﾞｲｸﾞｲ

梨子「……………………はぁ」

梨子「……いいですよ」

果南「？」

梨子「セックス。させてあげても」

果南「ホント？やったね♪めいっぱい突き犯すから――――」

梨子「ただし」

果南「？」

梨子「……果南さんが、私だけを愛してくれるなら。ですけど」

果南「……………………」

梨子「……………………」

果南「……………………」

梨子「……ごめんなさい、ガラじゃないこと言いました///」

果南「あー、まあ……ちょっとビックリした」

梨子「うっ……///」

果南「でも……キュンとした」ｷﾞｭｯ

梨子「……そうやってすぐハグに頼る///」

果南「初めて……スるかも」

梨子「……なにをですか？」

果南「性欲処理じゃない……セックスってやつ」

梨子「……それは、私だけにしてくださいね」

果南「セックスの結果次第かな」

梨子「……はぁ、ホント最低ですね。考え方がクズじゃないですか」

果南「あいにく、クズの方が巧いんだよ。セックスってのは……さ♡」ﾁｭｯ

梨子「ん……///」ﾁｭｯ