安部菜々「いくつもの時を超えて、ドアが開く」 (25)


このスレはアイドルマスターシンデレラガールズのSSです。独自解釈を含みます
初投稿です。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534341433


登場人物

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プロデューサー:Pは決闘者。好きな召喚はシンクロ召喚



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安部菜々:ウサミン星からやってきた永遠の17歳でシンデレラガール



他アイドル達:今回は脇役


早苗「ねえねえ。今日のレッスン終わったら、菜々ちゃん家で宅飲みしない?」

菜々「いいですねえ……って!ナナはJKですから!たくのみ。なんて無理ですよ!」

早苗「いいじゃない、そんな細かいことは」

菜々「細かくないですっ!」

P「そうだぞ。未成年の飲酒は法律で禁じられてるからな!」

菜々「あ、プロデューサーさん!」

早苗「でも菜々ちゃんって本当は……」

菜々「わー!わー!」

P「それに、菜々の家ってウサミン星だぜ?どうやって行くんだよ」

早苗「え」


仁奈「ウサミン星は電車で1時間でごぜーますよ!」

早苗「あ、仁奈ちゃん」

P「そういやそんな話だったな……ウサミン星に行けるなんてどんな電車なんだ?」

P「銀河鉄道、メタル・ドラゴン……」

仁奈「確保でごぜーます!」

P「えっ?」

仁奈「プロデューサーは勉強の途中で逃げやがったでごぜーますよ!」

P「あっ!そうだった!」

菜々「ホント何やってるんですか?」


桃華「よく聞いて下さいね、プロデューサーちゃま」

P「おう」

桃華「こちらにリンゴが3つ、こちらには2つあります。合わせていくつになりますか?」

P「えっと、3…4…5……5個!」

桃華「正解ですわ」

ありす「時間かかりすぎです。次は私が出します。リンゴとミカンが合わせて7つあります。そのうち4つはリンゴでした。ミカンはいくつですか?」

P「えっと、7…4…10……12個!」

ありす「何で増えるんですか!?」

P「だって『合わせて』って言ったし、足し算だろ?」

ありす「そもそも、足し算だとしても11個です。計算も間違ってます」

P「でも、多い方がいいだろ?」

ありす「そういう問題じゃありません!」

早苗「勉強って仁奈ちゃん達のじゃなくてプロデューサー君の勉強だったのね」

菜々「よくバイクの免許取れましたね」

P「バイクじゃねえ!D-ホイールだ!」


ありす「プロデューサーに、カードと関係ない問題を出しているんです」

菜々「カードと……って、どういう事ですか?」

ありす「プロデューサー。《雷鳴》の300ダメージと《昼夜の大火事》の800ダメージを合計15回で相手のライフ8000を丁度0にしました」

ありす「それぞれ何回発動しましたか?」

P「《雷鳴》が8回と《昼夜の大火事》が7回だろ?まあ、同名カードは3枚までだから工夫が必要だけどな」

菜々「頭の中どうなってるんですか!?」

早苗「ねえ、菜々ちゃん……今更だけどプロデューサーが心配になってきたんだけど。大丈夫かしら」

菜々「……大丈夫ですよ」

菜々「だってプロデューサーさんは、菜々が諦めかけてた夢を叶えてくれたんですから」

P「そういや、最初に会った時もそんな事を言ってたな……」

仁奈「どんな出会いだったでごぜーますか?」

P「ああ、確か……」


――回想――

菜々「どうしよう……もしこの面接でもダメだったら?」

菜々「いえ、私は信じるって決めたんですから!例え今回がダメでもまた次にチャレンジすればいいんです!」

「次の人ー」

菜々「は、はいっ!」

菜々(このドアを開けると……ううっ)

菜々「し、失礼しますっ!」ガラッ!


菜々「ウサミン星からやってきた永遠の17歳!ウサミンこと安部菜々でーす!キャハッ☆」

P「……」

菜々「……!?」

P「……す」

P「すっげー!!!」

菜々「!!」

P「何だお前、本当に宇宙人なのか?ウサミン星ってどこにあるんだ?ネオスペースか?宇宙人って年取らないのか?」

P「ホントとにかく、ああもう、すげえすげえすげえ!!!」

菜々「……」クスッ

菜々「プロデューサーさん」

P「おう」

菜々「ナナの夢は、歌って踊れる声優アイドルになって……いつか沢山のお客さんの前でライブをすることなんです」

菜々「ナナの夢、叶えてくれますか?」

P「ああ、任せろ!ぜってー叶えてやる!」

菜々「ありがとうございます。それではプロデューサーさんには、名誉ウサミン星人の証として、このカードをどうぞ!」

P「おおー!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンのカードだ!」

P「でも何か、すっげえボロボロだな……いつのカードだこれ?」


――現在――

P「こんな感じだったか?」

仁奈「菜々おねーさん、この前ついにシンデレラガールになりやがりましたよ!夢が叶ったでごぜーます!」

ありす「まあ、プロデューサーにやる気があるのは認めますけど」

早苗「なるほどね。そんな反応されたなら納得かな」

菜々(理由は、それだけじゃないんですけどね)

桃華「ところで、名誉ウサミン星ってことは、二人でウサミン星に住むんですの?」

P「おお!そういや俺、ウサミン星に行ったことねーな!」

菜々「なななな、何言ってるんですか!?どどど同棲なんて」

?「同棲なんて、どうせいっちゅうねん……ふふっ」


早苗「いやー、菜々ちゃんとプロデューサー君の話、面白かったわよ」

菜々「プロデューサーさん、あの後、梨沙ちゃん達もやってきて、勉強の続きさせられてましたね」

早苗「……ねえ、菜々ちゃん」

菜々「はい?」

早苗「さっきの話でさ。ちょっとだけ、おかしな所があったわよね?」

菜々「…………」


菜々「あの出会いは、本当は間違いだったんです」


P「うおおおお!!!」ブォォォオ!

P「ふぅ、やっぱ思いっきり走ると、全部忘れてスッキリするな!」

拓海「分かるぜ。アタシもよく嫌な事あったらツーリング行くからさ。一緒に走れる仲間がいるといいよな」

夏樹「嫌な事忘れるのはいいけど、仕事の事とか、大事な事は忘れないでくれよ」

P「気にすんなって!」

P「しかし今日は調子がいいな。これなら辿り着けるかもしれねえ……!」

拓海「何にだ?」

P「揺るぎなき境地……クリアマインドに!」

P「さあ、振り切るぜ!」ヒュウゥゥ...

夏樹「な、何だ?この風は!?」

P「うおおおお!!!」


パッ!

夏樹「き、消えた!?」

拓海「おい、プロデューサーどこ行った!?」

夏樹「分かんねえ!」

拓海「これヤバイんじゃねえか!?」

夏樹「分かってるよ!」

拓海「どっちだよ!?」

パッ

P「あ、あれ?俺は一体……」

拓海「プロデューサー!大丈夫なのか?」

夏樹「何があった?」

P「えっと、確か……」

P「走ってるうちに忘れちまったぜ!」

「「何だそりゃ」」


P「うおおおお!!!」

P「あ、あれ?ここ、どこだ?

P「おーい!夏樹?拓海?」

P「どうなってんだ……取り敢えず、喉乾いたし、そこにある喫茶店にでも入るか」ガラガラ

菜々「いらっしゃいませー!」

P「菜々!?」

菜々「えっ?はい、私は安部菜々ですけど……どちら様ですか?」

P「何言ってんだよ!俺だよ俺!忘れちまったのか?お前の一番のファンの顔をよ!」

菜々「ご、ごめんなさい!できるだけお客さんの顔は覚えるようにしてるんですけど……」


P「これならどうだ?菜々がくれた、名誉ウサミン星人の証のカードだ!」

菜々「あ、これ、遊戯王のカードですよね?最近始まったファイブディーズってアニメに出る、シンクロモンスターっていう白いカードの!」

P「最近?何言ってんだ、シンクロ召喚は10年前に……」

菜々「ちょっと前にGXっていうのが終わって、今年新しいのが始まったんですよね。新しい召喚が出るって聞いて、驚きましたよ」

P「って事は……菜々!お前、年いくつだ!?」

菜々「えっ?17歳ですけど……」

P「17歳……俺と会った時も17歳……?」

P「すっげー!!!」

菜々「!!?」


P「いいか、菜々!今から10年後、お前はアイドル!そして俺はそのプロデューサーだ!」

菜々「えっ、アイドル?私がですか?」

P「ああ!ウサミン星からやってきた永遠の17歳!なんせ10年前も10年後も17歳だったんだ、すげえよな!」

菜々(えっ未来の私そんな設定でアイドルやってるんですか?)

P「おっと、こうしちゃいられねえ!すぐ戻らないと!未来の菜々が俺を待ってるからな!」

菜々「あ、あのっ!」

P「ん?」

菜々「私の夢は、歌って踊れる声優アイドルになって……いつか沢山のお客さんの前でライブをすることなんです」

菜々「でも、なかなか上手く行かなくて……こうしてアルバイトしながら頑張ってたんですけど、そろそろ諦めた方がいいのかなって、思ったりもして」

菜々「でも、信じていいんですよね?もう少し、夢を追いかけてもいいんですよね?」


P「何言ってんだ。菜々はすげえアイドルなんだぜ。この前だって総選挙で1位になったし、満員のドームでライブもやれるしさ」

P「じゃあな!未来でまた会おうぜ!」

菜々「ど、どうやって帰るんですか?」

P「さあな。でも、さっきは走ってたらここに来た。また走ってれば何とかなんだろ」

P「またな!」

菜々「あっ……行っちゃいました」

菜々「不思議な人……未来とか、宇宙人とか、そんなの誰が信じるんですか」

菜々「って、あの人、さっきのカード忘れてる!?この白いカード、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン……」

菜々「……いつ会えるかも、どこで会えるかもわからないですけど」

菜々「私が諦めなければ、いつかどこかで、また会えるんですよね?」

菜々「よーし!頑張っちゃいますよーっ!」


――10年後――

P「すっげー!!!」


P「ああもう、すげえすげえすげえ!!!」

菜々「……」クスッ

菜々「プロデューサーさん」

P「おう」

菜々「ナナの夢は、歌って踊れる声優アイドルになって……いつか沢山のお客さんの前でライブをすることなんです」

菜々「ナナの夢、叶えてくれますか?」

P「ああ、任せろ!」


―完―


くぅ~疲れましたwこれにて完結です!

初めて作ったSSですが何とか無事に終わらせることができました
遊戯王×デレマスの話なので、片方しか知らない人には不親切な内容になってるかと思いますがすみませんでした
それでは

いいはなしだな
おつ

乙をありがとうございます

HTML化依頼を忘れてたのでしておきます

お疲れっす

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