進撃の巨人SS総合スレ (399)

最近増えてきた進撃SS
SS書いてみたいけど下手だしなぁと思ってる人や 書きたいけどスレ立てるほど量が無い人の為のスレ。

・基本何でもアリですが、投下しようとしているSSに人を選ぶ内容(極端な欝展開やエログロ等)は
 事前に警告するようにお願いします。

・共用スレなので書きながらの投下は禁止です。必ず投下分を書き溜めてから投下すること
 また安価作品なんかはご遠慮下さい

・雑談は基本なしですが、SSの感想などはもちろんありです。

・投下後は5分以上は時間を開けてください、乙が付けずらくなります。
 また当然ながら割り込んでの投下は厳禁です

上記のルールを守ってこのスレを使ってください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371872431

1レスコピペ改変ネタ

ある座学で教官がクリスタに、
「適当な条件下で、大きさが通常の6倍になる体の器官を挙げてください。 その時の条件も言って下さい」
と質問をした。

指名されたクリスタは、顔を真っ赤にしながら冷ややかに
「これは適切な質問ではありません。この件は上官に告発します。」
と答えた。しかし教官は平然としたまま、ミカサに同じ質問を繰り返した。

ミカサは落ち着いて「目の中の瞳です。暗いと大きくなります」 と答えた。

「正解だ。それからレンズ訓練兵には言いたいことが3つある」と教授は続ける。

「1つ、講義は真面目に聞け」
「2つ、お前の心は汚れている」
「3つ、6倍になるなんて思っていたらいつの日か本当にがっかりする日が来る」

ここまでだったら笑い話で済んだんだろうけど、直後にミカサが教官に向かって
「お言葉ですが教官、エレンのエレンは8倍くらいには大きくなります」

なんて言ったもんだから講義室中大パニックになった。
今はミカサとジャンと一緒に走らされている。

こんな感じで最大20レス位までの短編を投下する感じで
最初にレス数を記載ないし名前欄で(1/3)みたいに表記するといいかも

>>2が普通に面白かった

じゃあ失礼して

コニー「狩人と虎で決めろよ」


コニー「エレンとジャンのケンカは見てて面白いけどよ、最近は教官が警戒してウロついてるのが邪魔で仕方ねぇし」

アルミン「いい考えかも。それなら誰も怪我をしないし、何よりすぐ終わるし!明日は休日なんだし、罰則なんて貰ったら大変だよ」

エレン「狩人と虎って……ああ、確か子供の時にやったなぁ」

アルミン「よくやったよね。狩人は虎に勝つ、虎はお母さんに勝つ、お母さんは狩人に勝つって遊び」

ミカサ「エレンは狩人ばかり出したがるからいつも負けていた」

エレン「言うなよミカサ!俺だってちょっとは成長したっつーの」

ジャン「おい、確かにそれなら勝敗は決まるけどよ、なんかケンカの主旨からズレるっつーか……」

アルミン「それならジャンの不戦敗だね(棒)」

ミカサ「……ジャンは負け犬」ボソッ

ジャン「勝負だ!死に急ぎ野郎!」ガタッ

エレン「受けて立ってやる!」ガタッ

アルミン「この遊びって地域差はあるのかな?虎は襲いかかるように両手を上げたポーズ、狩人は鉄砲を構えて、お母さんは腰に手を当てて仁王立ちだよ!」

ジャン(ふん……さっきのミカサの話が事実なら答えは簡単だ。こいつが成長なんざしてる訳がねぇからな!)

エレン「いくぞ!」ギラッ

エレンジャン「「せーのっ……っ!」」

エレン「狩人!」テッポウカマエ!
ジャン「ママ!」コラッダメデショ!

アルミン「……え?」

ザワザワ…

ジャン「やったぜ!俺の勝ちだな!やっぱりてめぇが成長してる訳がねぇんだよ!」フフン

ライナー「ジャン、お前……ふふっ」プルプル

ジャン「あーあ!わかってたけどな?俺が勝つのなんて余裕でわかって……な、なんだよお前らニヤニヤして」

ミーナ「ふふっ……」クスクス

アニ「……ンフッ」プルプル

ユミル「ヒーッヒッヒッ!」ゲラゲラ

エレン「あーちくしょう負けちまった」ショボン

ミカサ「エレン、この勝負はエレンの負け。やはり狩人を出したがる癖はぬけていなかった」

ジャン「そ、そうだよなミカサ!俺の勝ちだよな!?なんだよ皆が変な顔するから俺てっきり何か間違えたかと……」ハハッ

ミカサ「でもこの年で母親をママと呼ぶよりは恥ずかしくない……ので、落ち込まないでいい」

ジャン「……え?」



ジャン「……え?」

マルコ「ジャン、気の毒だけどあんまり気にしない方がいいよ。言い間違いは誰にでも……」ハハッ

ジャン「え?待てよ。え?」

ジャン「……じゃあお前らママの事なんて呼ぶんだよ?」

マルコ「」ブルッ

コニー「母ちゃん」

エレン「母さんだな」

アルミン「お母さん、かな」

サシャ「あ、私もお母さんって呼びますよ!」

ジャン「……」

マルコ「ジャン……?」

ジャン「」ダダダッ バタンッ タタタタッ…

エレン「おいジャン!お前が勝ったのになんで逃げるんだよ!?」

ミカサ「エレン、ここで追い討ちをしては不憫……」クビフリフリ

アルミン(それを君が言うか)

──翌日

エレン「あれ?ジャンはもう出掛けたのか?」

マルコ「ああ、今日は実家に帰るって前から言っていたしね」

コニー「ママん所に帰ったのか」ププッ

アルミン「コニー、笑っちゃ悪いよ。ジャンは昨日だって布団から顔も出さないくらい落ち込んでたのに」フフッ

コニー「そう言うアルミンだって笑ってるだろ!」ゲラゲラ

マルコ(ジャン……大丈夫かな)

・・・・・

ジャン母「ジャン!私の坊ちゃん!お帰りなさい!」ギュッ

ジャン「うるせえババア!ただいま帰りました!」ギュッ

ジャン母「!?」


おしまい
懐かしいジャンケン的な遊びを思い出したのでスレの支援に書いてみた

誰か続いてくれないと自分がいたたまれない

俺も書くかーと思って俺も書いたけど、誰得だよ!!って作品になったのでボツってことでさいならー
ちなみに題名は


リヴァイ「エレンキュン」

>>15

>>16ここはSSの練習も兼ねてるようなもんだから、遠慮せずどうぞ

宣伝がてらもう一つコピペ改変ネタ
最初に比べるとイマイチかもしれんが

エレン・イェーガーが自分を愛している3人の女の中で、誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼はアルミンの提案により3人にお金を渡し、彼女らがその金をどう使うか見ることにした。

クリスタ・レンズは、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、自分を完璧に見せるためにその金を全て使ってこう言った。
「私はあなたをとっても愛しているの」
「だから、あなたが町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいのよ」

ミカサ・アッカーマンは、夫になるかも知れないエレンのために新しい服や靴、立体起動装置の整備用品を買って、 残らず使いきるとこう言った。
「私にとってエレンが一番大切な人」
「ので、お金は全部エレンのために使った」

アニ・レオンハートは、お金を利殖に回し、倍にしてエレンに返した。
「私はあんたを……その……とても愛している」
「お金は私が浪費をしない、賢い女であることを分かってもらえるように使わせてもらった」

エレンは考え、3人の中で一番腹筋が立派な女を妻にした。

同じくコピペ改変ネタをやってみたくなったので、1レスだけ投下します


エレン「もし巨人がいない世界だったらさ」

ミカサ「?」

アルミン「うん?」

エレン「二人はどんな人生を送りたいと思う?」


ミカサ「……私はエレンのそばにいられればそれでいい」

エレン「そ、そうかよ……アルミンは?」

アルミン「外の世界の冒険をしてみたいけど……」


エレン「いや、それは知ってるけどさ。こんな仕事をしてみたいとか」

アルミン「ああ……それならボクは偉大な芸術家になりたいな」

エレン「偉大っていうと……どういうことだ?」


アルミン「――たくさんの人が見るようなもの……」

アルミン「……見た人が本当に心の底から反応するようなもの」

アルミン「みんなを驚かせ、叫ばせ、泣かせ、嘆き、苦痛や絶望、怒りに悲鳴を上げるようなものを描きたいんだ!」


ミカサ「素晴らしいと思う。アルミンならきっとなれる」

エレン「ああ、そうだな。そうなったら応援するぜ!」

アルミン「ありがとう。二人とも」

――――

その後、人類が一丸となった奮闘により巨人は駆逐され、平和が訪れた。

エレンとミカサは結ばれ、二人で憲兵団所属となり内地の治安に務めている。


そしてアルミンは今……兵団の事務方に移り、残った兵士たちの給与明細を書いている。

もういっちょ1レス投下


好きな液体を叫んで飛び込むとそれでいっぱいになるという
魔法のプールがありました。


ジャンは「ビール!」と叫んで飛び込みました。
そうするとプールはビールでいっぱいになりました。

ナナバは「ウイスキー!」と叫んで飛び込みました。
そうするとプールはウイスキーでいっぱいになりました。

サシャは「甘くて美味しいジュース!」と叫んで飛び込みました。
そうするとプールはグレープジュースでいっぱいになりました。


オルオはあれこれ考えようやく決まり走り出しました。
が、石につまずいてしまい、舌を噛み
「クソッ!」と叫びながらプールに落ちました。

そうかゲルガーさんか 乙ありです

とりあえずチェックしてくれる人が増えるといいな
コピペ改変ネタばかりで申し訳ないけど、他に書く人いないからまだ投下することにした
また1レス


整備兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状で立体機動装置の性能は100パーセント出せます」

リヴァイ「脚のベルトが付いていないようだが……」

整備兵「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

リヴァイ「替え刃の鞘も付いていない」

整備兵「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

リヴァイ「ワイヤーもない」

整備兵「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

リヴァイ「ボンベもないな」

整備兵「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

リヴァイ「装置本体は動くだろうな」

整備兵「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」


整備兵「気休めかもしれませんが、兵長ならうまくやれますよ」

そろそろネタが尽きてきた
また1レス


【とある酔った駐屯兵のうわ言】


なんかぁ

さっきぃ

仲間のトイレ中にぃ

いきなりドア開け逃げしてあそんでてぇ

そんでみんなやりはじめたからぁ

盛り上がってぇ

時間もあるしぃ

門でやってみたらぁ

巨人あつまってきたんすよねぇ





――その日、ウォール・マリアは陥落した――

これでラスト1レス


ピクシス司令「オホン……」

ピクシス「注!! もおおおおおおおく!!」



ピクシス「…………」



ピクシス「静まれーぃ! 静まれーぃ!」

ピクシス「このピクシスが目に……静まれーぃ!」

ピクシス「皆の者~、静まれっ! 静まれっ! 静まれーぃ!」

ピクシス「この私を誰だと……静まれーぃ!」

ピクシス「ええぃ! 静まれっ! 静まれーぃ!」

ピクシス「これよりトロスト区奪還作戦について…………し、静まれーぃ!」

ピクシス「静まれーぃ! 皆の者、静まれーぃ!」

ピクシス「説明……静まれーぃ! 静まれーぃ! 静まれーぃ!」





リコ「……作戦失敗だっ!」

以上です
ありがとうございました

以前に余所で書いた単レスネタの手直し3本投下します

エレン「クソッ、立体機動のせいで下の毛が引っぱられて痛ぇ」サスサス

アルミン「大丈夫?たまになるよね」

エレン「生えてきた頃はなんか大人になったって思えて嬉しかったんだけどな......今は邪魔で仕方がねぇ」ハァー

アルミン「聞いた話だけど、先輩には剃ってる人もいるんだって」コソッ

エレン「本当か!?」

アルミン「うん、意外と多いらしいよ」

エレン「……剃ったほうが立体機動もうまくやれんのかな?」ウーン

アルミン「気にならなくはなりそうだけど......」ウーン

エレン「......ミカサのやつはどうしてんだろ」ボソッ

アルミン「え」

ミカサ「私はまだ生えていない」ヌッ

エレミン「「!?」」

コニー「なあ、エレン」

エレン「ん?なんだ?」

コニー「どうして明日の座学は男と女で別れるんだ?」

エレン「......知らん」

コニー「エレンも知らないのか……」ハァー

エレン「悪いかよ、お前だってわからないんだろ」ムゥ

コニー「別に悪くはねぇけどさ……なんか気になるんだよな」ウーン

エレン「ならアルミンに聞こうぜ。アルミンならわかるだろ」

コニー「そうだな!アルミン教えてくれ!」

アルミン「女の子にはチソコがついてないからだよ」

エレン「なるほど!だからか!」

アルミン「今ので納得するんだ!?」

コニー「え?え?……女ってチソコついてないのか!?」

エレミン「「!?」」

サシャ「......お肉食べたいです」ボソッ

クリスタ「最近ずっとスープとパンだもんね......」

サシャ「お肉―!お肉が食べたいですー!!」ジタバタ

クリスタ「わっ!?サ、サシャ、落ち着いて!」アタフタ

ユミル「なら男子どもに頼んでこいよ。あいつら肉、隠し持ってるぞ」ニヤニヤ

サシャ「え!?」

クリスタ「本当!?」

ユミル「ああ、一人一人が棒状の肉を、またの間に隠して保存してやがんだよ」クククク

クリスタ「え、それって......」カァァァ

サシャ「あー、あれですか。あんまり美味しくなかったですよ」フゥー

ユミスタ「「!?」」

おわり

乙!
これ当時見てたわ。やっぱりおもしろい

見てたら書いてみたくなったから練習がてら投下してみる

アルミン「コニー、これを見てくれるかい?」

コニー「あ? 何言ってんだよアルミン。何も持ってねーじゃんか」

アルミン「コニー、今僕は服を持ってるんだ。ただしこれにはちょっとした秘密があってね」

コニー「秘密?」

アルミン「実はこの服は馬鹿には見えない服なんだ……まさかコニーには見えないの?」

コニー「は? い、いや、俺にはばっちり見えてるぜ!?」

アルミン「そっか。それじゃこれはコニーにプレゼントするよ。早速着てみてくれ」

コニー「お、おう、待ってな! 今着替えるからよ!」ヌギヌギ

コニー「……着たぜ! どうだアルミン!?」ゼンラ

アルミン「似合ってるよコニー。そうだ、キース教官にも見せてくればどうかな?」

コニー「教官か……よっしゃ行ってくるぜ!」ダッ





キースキョウカン、シツレイシマスッ!!
スプリンガー、キョカガデルマデニュウシツスルナト……ッ!?





エレン「なあアルミン、コニーが全裸で一週間営倉入りになったらしいけど何か知ってるか?」

アルミン「さあ?」

おわり



いいと思う

いいね乙!

ミカサ「あれ?抜けない……」グリグリ

エレン「ミカサ、これにはやり方があるんだ」ダラダラ

ミカサ「そうなの?」キョトン

エレン「ああ……説明……する、から……とりあえず、手を抜いて……」

ミカサ「わかった!」ズルンッ

エレン「よし、それじゃあ説明を――」パタッ

ミカサ「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」クルクルクルクルビシッ! ピカー


その日、格闘訓練場の土はエレンの血の色で染まった。

誤爆です、すいません


なんかふと思いついた

アニメ勢、たぶんネタバレ


エレン「俺が!この世に生まれてきたからだ!」

アルミン「エレン!遂に目を覚ましたんだね!」

エレン「おっしゃあ!岩持ち上げるぜ!」ガッ

エレン「ん?」

エレン「…」グッ

アルミン「エ、エレン?」

エレン「…」グッグッ

アルミン「もしかして…」


エレン「やべぇ岩持ち上げられねぇ」


アルミン「人間の比率で考えたら無理だもんね」

エレン「ちょっ!」グッ

エレン「少しは動けっ!」グッ

エレン「おりゃ!」グググ…

エレン「うおおおおおおおおおおお!!!!!」

アルミン「やったエレン!」

エレン「おっしゃいけた!俺持ちあげられた!」

アルミン「気ぃ抜いちゃダメ!」

エレン「えっ?」ぐしゃっ





リコ「くそっ、作戦失敗だ…」

キース「貴様は何者だ!?」カミーユ「カミーユ・ビダンです!」

キース「そうか!女みてぇな名前だな!!」

カミーユ「…………!」

キース「なんだ、その目は……」

カミーユ「いけませんか?男では……」

キース「お前は……」

カミーユ「いけませんかっ!?」

キース「心まで女々しいのか……」

カミーユ「なめるなっ!」

その言葉が終わらないうちにカミーユの体がキースの体にぶつかっていた。続いてカミーユの右の手がキース教官の顎を砕いていた。

キース「ウボァー」

なまじのカラテは、手加減を知らなかった。

>>59>>60
乙乙
1レスネタはテンポが良くていいね

そして何気に>>56が誤爆と言い切れないような内容ww

そんな中すまんが6レスいただきます

アルミン「七匹の訓練兵」



ミカサ「お母さんは買い物に行ってくる……ので、不審者には気をつけて。勝手にドアを開けてはダメ」

アルミン「行ってらっしゃいお母さん!」

エレン「留守番くらい出来るって!俺はもう子供じゃねぇぞ!」プイッ

コニー「じゃあな!」

サシャ「美味しいお土産待ってますから!」キラキラ

アニ「……いってらっしゃい」ボソッ

ジャン「早く帰って来いよ!変な男に騙されるなよ!?」ハラハラ

ダズ「いって……オボバェェェェ!」オロロン

ミカサ「……行ってきます」バタンッ

ウワー!ダズガハイタゾ!
オカアサーン!ショリシテカライッテヨー!
オカアサーン!…

・・・・・

ひとさライナー「へっへっへ……この家には可愛い訓練兵が七匹もいるらしいな!」ジュルリ

ひとさライナー「次期人類最強かと名高いミカサママは出掛けて行ったことだし……」

ひとさライナー「鍵を開けさせて皆ひとまとめに連れ出しちまおう!」





ジャン「ミカサはまだか!?」ソワソワ

エレン「訓練しようぜ」

アルミン「僕は絵本を読みたいなぁ」

コニー「あ!芋女!皆のおやつを一人で食うなよ!」

サシャ「早い者勝ちですから!」モグモグモグ…

コニー「個包装だぞ!?早い者勝ちな訳あるか!」バシッ

サシャ「あうっ!痛いです……」グスッ

アニ「……今のはサシャが悪いね」

ダズ「」グッタリ

──コンコンコン

ひとさライナー「今帰りましたよ、可愛い訓練兵たち、さぁドアの鍵を開けておくれ」ニヤニヤ

コニー「母ちゃんだ!」

ジャン「いやいや、ミカサはこんな野太い声じゃないだろ!?」

アルミン「うん、お母さんはこんな話し方じゃないし」

アニ「……母さんの言語力はもっと残念」

ひとさライナー(言語力が残念!?どうやって表現したらいいんだ……)

ひとさライナー「(裏声)ゴホンッ……私はお母さん、ドアは即座に開けるべき」

コニー「母ちゃんだ!」

アルミン「いやいや、今あからさまに声を変えてきたよね……」

サシャ「でもなんかいい匂いがしますよ!もしかしたらお土産を持ったお母さんかも……」クンクン

ひとさライナー「(裏声)!……おやつにりんごを買ってきた」

サシャ「お母さんですね!」タタッ

アルミン「待って待って!間違えたら大変だよ!?」

アルミン「ほ、本物のお母さんならドアの小窓からりんごを見せてよ!」ビクビク

ひとさライナー「(裏声)ちょ……ちょっと待ってね!」ガサゴソ

ジャン「あ!こいつはミカサじゃないぜ!いま小窓から見えた頭は黒髪じゃなかったぞ!」

アルミン「お母さんは綺麗な黒髪だもんね」

ひとさライナー(しまった!りんごに気を取られて頭を見られてしまった!)

ひとさライナー「(裏声)ま、街の美容院でイメチェンして来たわ!似合わないかしら……?」ドキドキ

ジャン「似合う!ミカサにはなんでも似合うぜ!」キリッ

コニー「やっぱり母ちゃんだ!」

アルミン「落ち着いてってば!いくらイメチェンでも思い切りがよすぎるでしょ!?」

ひとさライナー「(裏声)もうわかったはず。早くドアの鍵を開けて」フッフッフ

コニー「開けようぜ!」

サシャ「りんごの匂いは本物ですよ!」

ジャン「イメチェンなら有り得るからな!」

アルミン「でも……でも、僕は違うと……」グスッ

アニ「……任せる」

ひとさライナー(よし!いける!さぁドアの鍵を……)

エレン「いや、そいつ母さんじゃないぞ?」

ひとさライナー「!?」

アルミン「エレン!どこにいってたの!?君なら本物かどうかすぐにわかったのに!」

エレン「奥でダズの背中さすってた」

ダズ「」グッタリ

ひとさライナー「クソっ失敗か!おい訓練兵ども!このドアを素直に開けなければ痛い目に……っ!」

ミカサ「……痛い目に、あいたいのね?」

ひとさライナー「!?……これは奥さん、もうお帰りで……いやいや俺はな、可愛い訓練兵にりんごの差し入れをしてやろうと……」ガタガタ

ミカサ「言い訳など……不毛」スッ

ひとさライナー「ぐわぁぁぁぁあ!」グシャベチャ

ミカサ「他愛ない……さぁ訓練兵たち、私はお母さんなので即座にドアを開けるべき」

アルミン「エレンが言うなら本物だよね!……だよね?」

ミカサ「……」腹筋チラッ

コニー「母ちゃんだ!オアエリ!」

サシャ「これは完全にお母さんですね!」

アニ「……間違いない」

ジャン「素晴らしい……確かにミカサの腹筋だ」ハァハァ

エレン「めんどくせーからもういつも腹出しててくれよ」

ミカサ「エレンがそう言うなら、そうしよう」コクン

ジャン「いつもヘソ出しだと!?……はあぁぁぁぁん///」ブシャッ

ウワー!ジャンガチマミレ!
オカアサーン!ショリシテカラキガエテヨ!
オカアサーン…


しまった最後の最後で下げ忘れた

おしまい
短いのを気軽に投下出来るのはいいね

ウンコが出たからちょっと投げる

エレン「クリスタ、俺はお前の事が好きだ」

クリスタ「………………えっ!?」

エレン「なんでそんなに驚いてるんだよ?」

クリスタ「いや、だって、えっ? な、なんで?」

エレン「なんでって、俺が好きだからだけど?」

クリスタ「えっと、そ、その……あのね、あ、ありが、とう?」

エレン「どういたしまして。さて……おい。ちゃんと約束守ったから出て来いよ」


物陰


ジャン「お、おい、あの馬鹿どうすんだよ。あの状況で普通に俺らの事呼んでやがる」

ライナー「ど、どうすると言ってもだな……」

エレン「おーい。なんで出て来ないんだよ」

クリスタ「? 誰か、あそこに隠れてるの?」

エレン「あぁ、あそこにジャンとライナーがいるはずだ」

クリスタ「どうしてその二人がいるの?」

エレン「ちょっとした遊びで勝負してな。俺が最下位だったから罰ゲームやらされたんだよ」

エレン「で、俺がちゃんとするか見張ってるって言ってた」

物陰


ジャン「あいつ、俺らの名前出した上に、罰ゲームの事までペラペラと……」

ライナー「腹を括って出るしかないのか?」

ジャン「……いや、ここから逃げよう。上手く離れられたら、策はある」

ライナー「どんな策だ?」

ジャン「マルコたちに口裏を合わせさせて、全力でとぼける」

ライナー「……不安は残るが、妥当だろうな」

ジャン「よし、任務開始だ。音を立てないようにしてくれ」

ライナー「あぁ」

エレン「出て来ねぇな、あいつら」

クリスタ「……エレン、その罰ゲームの内容ってなに?」

エレン「好きな異性に好きって言って来い、だと」

クリスタ「えっと、どうして私なの? ミカサじゃないの?」

エレン「まぁ、ミカサでもよかったけど、いいタイミングでクリスタが通りかかったからな」

クリスタ「あっ、やっぱり、友達としての好きなんだね」

エレン「当たり前だろ?」

クリスタ「もう! びっくりさせないでよ! 数秒の間に色々考えちゃったんだからね!」

エレン「色々って?」

クリスタ「それは、その……お、お付き合いはどうすればいいのかなぁ、とか」

エレン「大袈裟だな」

クリスタ「エレンの感性がおかしいの!」

エレン「そうか?」

クリスタ「そうなの! もう、今度からお付き合いとかも考えずにこんな事言ったら駄目だからね」

エレン「でも、罰ゲームは俺が考えたわけじゃねぇし」

クリスタ「ライナーとジャンにも、あとで私からしっかりと言っておくから!」

エレン「そこまで言うんなら、もうやらないようにする」

クリスタ「うん、約束だからね。それにしても、ドキドキしちゃったよ……」

エレン「クリスタの心臓は弱いな」

クリスタ「いきなり告白されて驚かない女の子はいないの!」

エレン「悪かったよ。じゃあ、また夕食の時に」

クリスタ「うん」

胸が張り裂けそうな心臓の鼓動は、誰も知らない。

緊張しなかったわけがない。

生れて初めて好きだと思った子に想いを伝える事は、とても怖かった。

けど、俺は鈍感だと周りから言われている。

純粋だと馬鹿にもされている。

だから丁度よかった。

恋人になりたいわけじゃない。

ただ、好きだと言いたかっただけなんだ。

罰ゲームという切っ掛けを貰った。

活かさない手はない。

結果はさっきの通り。

これで満足だ。

小さい体で誰よりも上手に馬を乗りこなす、一人の女の子への気持ちは整理できた。

俺が向かうのは調査兵団。

やる事は巨人の駆逐。

夢は壁の外での冒険。

あだ名の通り、俺はいつ死んでもおかしくない事を強く望む、死に急ぎ野郎なんだから……。



終わり

おお……またもや良作
おもしろかった、乙
なんだかいいなこのスレ

>>63>>73両方好きだ
長いのは書いてないの?

面白いのばっかで気軽に投下できない

>>83
貼っちゃったもん勝ちだと思うよ
練習だと思えばいいんじゃないかな?

>>82
ありがとう
基本長いのは深夜なんだ
最近書いたのはアルミン「同じ時を過ごしてきたその手を」
あとここの>>8も自分

>>83
ここは練習や実験スレでもあるみたいだから、気軽にどんどん投下しようぜ!
こういう感じの書いたら叩かれるかな?みたいなアイデアを投下して反応見てみるとかさ

クリスタ「い、いいよ私歌下手だし、みんな上手で恥ずかしいから……」

エレン「オイオイ、そんなこと気にするなよ」

ジャン「カラオケってのは歌ってなんぼだろ?」

ミカサ「遠慮する必要はない、練習だと思って」

サシャ「そうそう、とりあえず歌ってみてくださいよ!」

クリスタ「わ……わかった、それじゃあ……」

 絶対服従/ヒメ(三上枝織)

クリスタ「ズンダガダガダカガー」

アルミン「!?」

クリスタ「絶対服従!絶対服従!絶対服従!オ・ベイ!」

ライナー(服従しよ)



こうですね、わかりません

予告(?)

教官「貴様は何者だ!」

金剛番長 ゴゴゴゴ

教官(なんだ…!?この男からただならぬ気迫を感じる……ッ)



金剛番長「俺は金剛…金剛番長だ!」 ドン!



――あの金剛番長がのまさかの進撃の巨人の世界に殴り込みだ!

コニー「なあ、アンタはどこから来たんだ?」

金剛番長「こことは違うところだ」

金剛番長(俺は確か兄貴と共に地球の核へ行ったはず……目が覚めたらこの世界に来ていた。なぜだ?)


――この世界でも金剛番長は人に道を示していく!

金剛番長「お前の覚悟はそれだけだったのか!?男なら筋を通せ!」

エレン「!……アンタの言うとおりだな、金剛番長。俺は自分の筋を通す!」


――金剛番長は104期生たちとの関わりを深めていく!

サシャ「あの…そのパンと私のパンを交換してくれませんか?あなたの方が少し大きいようなので……」

金剛番長「……ふぅ、半分に分けてやる。それで我慢してくれ」

サシャ「!」パァァァ


――そしてこの世界でも彼の男気に惚れる者が……

金剛番長「これを掛けてくれ、クリスタ。少しは寒気対策になるだろ」

クリスタ「で、でも金剛番長が……」

金剛番長「俺たちは仲間だろ?」

クリスタ「あ、ありがとう。金剛番長 ////」


――金剛番長はこの世界で何を成し遂げるのか……

金剛番長(俺がこの世界に来たのはわからない)

金剛番長(だが、この世界に来ても俺は俺の筋を通すだけだ!)

金剛番長(そして元の世界に戻る方法を探す!)


金剛番長×進撃の巨人   
           

いつか公開予定!




ハンジ「そういえばなんで金剛番長は巨人じゃないのに巨人化できるの?」ワクワク

金剛番長「知ったことかーーーー!!」

ハンジ「」ガックシ


思いつき、1レスのみ


モブ「おい、俺達の教官って新任のヤツらしいぞ」

モブ2「なんか変な名前らしい」

モブ3「もしも弱そうなヤツだったらおちょくってやろうぜwww」


アルミン「新任か、誰なんだろ?」

エレン「誰でもいいよ、巨人を殺す術を教えてくれるなら」

ミカサ「来たみたい」


キース「今年の貴様らを担当する新任の教官だ!まずは自己紹介!!」

江田島「わしが104期訓練兵団の教官、江田島平八である!!!」くわっ



















その日、多くの志願兵は開拓地へと送らされた

正に過酷な訓練

流れに乗って短編をひとつ書きたくなったんで書いてみた
だいぶはしょったし、SSの内容的にもスレを建てる気もしないけど、26レス分になっちゃった
>>3で20レスぐらいまででってあるけど、投下しても平気?

わかった! よっしいきます!


元ネタは「不思議の海のナディア」ってアニメ
庵野監督がエヴァの前に作った作品です

今となっては知らない人も多そうなんで、一応作品の雰囲気がわかるOP歌付きの動画貼っとくね

http://www.youtube.com/watch?v=7Nu6w3Pzom8


このSSにある戦艦は動画の2:35あたりにあるやつ

登場人物は無駄に多くなっても嫌なんで、かなり絞りました



―――

――


ネモ船長「ここはどこだ?」

エレクトラ副長「……わかりません」

エーコー測的長「レーダー反応も不明瞭です」

機関長「機関は依然として停止中! 修復急ぎます」


ネモ「…………」


ネモ「場所はわからないが、ここは地上だな」


エレクトラ「……我々は旧タルテソス王国の地下にいたはずです」

エレクトラ「ナディアたちへの接触を試みようとした矢先でした」

エレクトラ「突然周りの景色が変わって……」


ネモ「うむ……」

ネモ(直前にブルーウォーターが一瞬反応した……上空にいたガーゴイルが原因だろうか?)


ネモ「機関長」

機関長「ハッ」

ネモ「こうなる直前に船体のいずれかに反応がなかったかね?」


機関長「……微弱ではありますが」

エレクトラ「何かあったのですか!?」

機関長「ワープ用の次元跳躍装置部分に熱反応がありました」

エレクトラ「なんですって!」

エーコー「どういうことだ……」

ネモ(……そうか)


ネモ「諸君」

ネモ「詳細はわからないが、我々は本艦の次元跳躍装置の発動によって強制転移させられたものと思われる」

エーコー「強制転移……」

エレクトラ「何故そんなことが」

ネモ「恐らく原因は私の持つブルーウォーターだ」

エレクトラ「!」


ネモ「……ともかく我々は元の場所に戻ることを考えねばならない」

ネモ「まずは現状の把握に努めたい」


エーコー「船長! 対人レーダーに反応があります!」

ネモ「なに?」

エレクトラ「補助電源のパワーをモニターにまわしてください」

機関長「ハッ」


エーコー「!?」

エレクトラ「これは!?」

機関長「なんじゃ……この怪物たちは」

エレクトラ「……巨人? おびただしい数」

ネモ「ネオアトランティスかっ!?」


エレクトラ「……しかし様子が変です」

エーコー「我々を無視してどこかへ向っています」

ネモ「副長」

エレクトラ「ハッ! 怪物の向う先にあるものを光学望遠捜査!」

エーコー「了解!」


エーコー「……捉えました。モニターにまわします」


エレクトラ「……壁? なんて長大な」

機関長「ずいぶん高い壁のようじゃな。城壁のようにも見えるが」

エレクトラ「城壁ですって?」

ネモ「…………」


エーコー「なんだって? 今は19世紀だぞ!? そんな前時代的な」

機関長「じゃが、そこにあるのは事実じゃな」

ネモ「…………」


エレクトラ「船長……これは」

ネモ「おそらく……ここは我々とは異なる世界だ……」

一同「!?」

ネモ「どのみち主機関が動くまでは何もできぬ。我々に危害が及ばぬうちは様子を見る」

一同「ハッ!」


――


――845年――



――ドオォォォォォン!


ミカサ「!!?」ビリビリビリ

アルミン「な……何だ!?」

エレン「地震ってやつか!?」


<ざわざわざわ>


アルミン「街の人みんなが向こうを見てる」

エレン「壁か?」

アルミン「行ってみよう」



エレン(……壁の向こうに……煙?)

ミカサ「……ッ!?」

アルミン「え……そ、そんな……あれは」

アルミン「あ、あの壁は……50メートルだぞ……」

エレン「……ヤツだ……」

エレン「巨人だ!!」




―――― その日、人類は思い出した ――――

―――― ヤツらに支配されていた恐怖を…… ――――

―――― 鳥籠の中に囚われていた屈辱を………… ――――




――ドゴォッ!!!

――メキメキメキ……ドオォォォォォ



エレン「……あ……あ…………」タラ

アルミン「か……壁に……」

ミカサ「…………」ガクガク

アルミン「穴を空けられた……?」


<ひぃっ!!>

<うわああああああああ!!>

<あああぁぁぁ……!!>


アルミン「逃げるぞ二人とも!」

アルミン「早くしないと次々と巨人が入ってくる!!」

エレン「くっ!!」ダッ

ミカサ「エレン!?」


エレン「壁の破片が飛んでいった先に家が!! 母さんが!!」ダダダ

ミカサ「!!」ダッ

アルミン「ミカサ!!」


アルミン(……もぅ……駄目なんだ……)

アルミン(この街はもう……無数の巨人に占領される……)


――


エーコー「大型の巨人が城壁を蹴り破りました!」

エレクトラ「城壁の向こうに……街が見えます!」

機関長「人間がいるのか!?」

エーコー「対人レーダーに反応! 光学ズームでモニターにまわします!!」


機関長「こ、これは」

エレクトラ「人々が……逃げ散ってる……」

ネモ「…………ッ!」

エレクトラ「!!」

ネモ「…………」


エレクトラ「機関はまだ動きませんか!?」

機関長「たった今、修復が完了したようじゃ! 自動修復装置が機能を停止していっとる」

エレクトラ「行きましょう船長!! 目の前の惨劇を見過ごすことなんてできません」



ネモ「……だが、ネオアトランティスの動向がわからん」

ネモ「ここは我々の世界とは異なる……」

ネモ「目的を忘れてはならん……軽率に動くべきではない」


エレクトラ「彼らの文明レベルから見れば、この先に惨状があるのは目に見えています!」

ネモ「…………」


エレクトラ「船長!!」

ネモ「…………」


エレクトラ「たとえ無関係であっても……」

エレクトラ「目の前の……大勢の人の命の重さも考えて下さい」


エーコー「船長!」

機関長「船長!」

エレクトラ「……お願いします!」

ネモ「……」



ネモ「……副長」

エレクトラ「は……」


ネモ「全艦発進準備!」

エレクトラ「!」

エレクトラ「ハッ!!」


エレクトラ「全艦発進準備! 各員……艦体起動に入りなさい!!」

一同「はい!」



<補機対消滅機関チェック完了!>

<フライホイール接続準備よろし!>

<主機オルフェウス型大型縮退炉内圧力上昇! 臨界点を突破>

<反重力推進及び粒子推進機へ動力伝達!>

<推力上昇……1160万トン!!>

<半径30キロ以内に障害物なし!>

<各部問題なし! すべて離陸位置>



ネモ「――いくぞ」

ネモ「N(ニュー)ノーチラス号発進!!」


――


エレン(家に当たってるわけがない)

エレン「はあ……はあ……」

ミカサ「はあはあ……」


エレン(とっくに逃げたに決まってる……!)

エレン「ハァッ……ハァツ……」

ミカサ「ハァハァ……」


エレン(あの角を曲がれば……いつもの家が……)


エレン「!!」

ミカサ「!?」

エレン「母さん!!」


エレン「か……母さん……?」

カルラ「……エレンかい?」

エレン(倒れた柱の下に……母さんが!)


エレン「ミカサ、そっちを持て!! この柱をどかすぞ!!」


――ウオオオオオオオン!


ミカサ「!!?」


――ズシン!!


エレン「うっ……」

エレン(巨人……!!)


カルラ「エレン!! ミカサを連れて逃げなさい!!」

エレン「!?」


カルラ「早く!!」

エレン「母さんを置いて行くなんて……嫌だっ!!!」

カルラ「母さんの足は潰されて……とても走れない……わかるだろ?」


エレン(嫌だっ!! わからない!!!)

エレン「オレが担いで走るよ!!」


カルラ「どうして……」ジワ

カルラ「どうしていつも母さんの言うこと聞かないの!」

カルラ「最後くらい……言うこと聞いてよ!!」


エレン「嫌……だ…………」ギリギリ

カルラ「ミカサ!!」

ミカサ「ヤダ……イヤダ……」ポロポロ


――――――ズシン


カルラ「!!」


――――ズシン!

――ズシン!!


カルラ(巨人……)

カルラ(……このままじゃ……三人とも)



――フッ


ミカサ「……?」

エレン「…………?」

カルラ(空が急に暗く……?)


――ズズズズズ


エレン「え?」

ミカサ「!?」

カルラ「え?」


エレン(真上に何か巨大なものが浮いてる……)

ミカサ(な……なに……?)

エレン「て……鉄の……船?」


――


エレクトラ「都市上空に到着」

エーコー「都市内部に巨人が多数侵入しています!」

機関長「……むごいもんじゃの」


ネモ「副長」

エレクトラ「ハッ」

ネモ「これより域内の敵性巨人殲滅作戦を開始する」

エレクトラ「ハハッ!」


ネモ「……都市内の巨人群全てを個別捕捉せよ」

エーコー「全巨人にマーキング完了! ロックオン!」

エーコー「自動追尾装置セット完了!」


ネモ「ホーミングレーザー全砲門開け!」

エレクトラ「全60門発射準備よし!」


ネモ「発射!」

エレクトラ「発射!」


――


エレン「な……っ」

ミカサ「え……」

カルラ「何が起きているの……?」


ミカサ「あの船から……たくさんの青い光が……」

エレン「光が次々に巨人を追いかけて……」

ミカサ「……巨人が蒸発して消えてる」


エレン「なんだ……これ……」

ミカサ「……」

エレン「助かった……のか? オレたち」


――


エーコー「第一次目標60体消滅! 残り286体」

エレクトラ「全砲門そのまま自動連射! 1.5秒間隔……5連続!」


――


エレン「まるで……光の雨だ……」

ミカサ「……きれい」

カルラ「神様……?」


――


エーコー「都市内部の目標全て沈黙」

エーコー「ですが……破られた城壁から後続が続々ときます!」


ネモ「壁開口部にバリアーを展開しろ! 後続を防げ!」

エレクトラ「バリアー展開!」

機関長「おお……やつらもバリアーを越えられないようじゃな」


エーコー「ですが……城壁外側にはまだおびただしい数の巨人がいます」

ネモ「微速前進。城壁の外に出ろ」

エレクトラ「微速前進!」


――


エレン「船が……動くぞ」

ミカサ「すごい音……」

エレン「外で戦うのか……?」

ミカサ「……きっとそう」

エレン「今のうちに母さんの上の柱をどけよう」

ミカサ「……うん!」


エレン「いや……誰かくるぞ」

ミカサ「あ」

エレン「……ハンネスさんだ!」


――

エレクトラ「射撃位置につきました」

ネモ「よし……フェーザー砲全門の斉射でなぎ払う。発射準備」


エレクトラ「三連装フェーザー砲14基、連装フェーザー砲20基、発射準備」

エーコー「マーキング完了! ロックオン」


ネモ「発射」

エレクトラ「発射!」


――


ハンネス「おまえら! 無事か!?」

エレン「ハンネスさん! 母さんが柱の下に……助けて!」

カルラ「ハンネスさん……」

ハンネス「……っ!」


ハンネス「これは三人じゃ持ち上がらねぇ……」

ハンネス「よし、待ってろ! 近くにいる仲間たちも呼んでくる!」

エレン「ありがとう!!」



ハンネス「しっかし……なんだ空のあれは……」

ハンネス「壁外の巨人を倒しているのか? すごい光だ」

ハンネス「……ま、わからんものは後回しだな。残った人を救わな」


――


エーコー「全目標消滅です」

エレクトラ「船長。付近にはもういないようです」


ネモ「……」

エレクトラ「どうしました?」

ネモ「……ここの敵の根源を叩かない限りは無駄だ」

エレクトラ「……そうですが」


ネモ「敵の位置をブルーウォーターが私に示してくれた」

エレクトラ「なんですって」


ネモ「少し遠いな……針路0-6-0」

エレクトラ「ハッ……針路0-6-0!」

ネモ「速攻で叩き潰す。大気圏内最大戦速!」

エレクトラ「大気圏内最大戦速! 時速1万2千キロに加速!」


――


獣の巨人「……」

獣の巨人「……何か来るね」

獣の巨人「なんですか、あれは」


――

エレクトラ「あ、あれは!?」

エーコー「なんだ……あれ」

機関長「あの一帯が本拠地というわけかね」

ネモ「……」

機関長「ずいぶん広いの」

エレクトラ「半径……20キロはあります。船長」


ネモ「……一撃で終わらせよう」


エレクトラ「で、では!?」

ネモ「本艦の主砲を放つ」

エレクトラ「ハッ!」

機関長「では……主機のエネルギーを使うのじゃな」


ネモ「電子砲雷撃戦用意!」

エレクトラ「全艦電子砲雷撃戦用意!」


ネモ「目標! 敵本拠地中央!」

ネモ「主砲第一第二砲塔全自動射撃! 最大火力充填!」


エレクトラ「第一第二砲塔へ動力伝達! 最大火力充填モード!」

エーコー「方位盤、目標を捕捉! 全自動追尾装置セット完了!」

機関長「縮退炉圧力臨界点を突破!」

エーコー「装薬充填完了!」

エレクトラ「発射準備完了!」


ネモ「発射!」

エレクトラ「発射!」


――カッ!!


――



――ギュイィィィィィィン


獣の巨人「……え?」

獣の巨人(青い光の筋が……)


――ピカッ

――ドオォォォォン!!

――ゴゴゴゴゴゴ


――

エレクトラ「目標一帯沈黙」

エーコー「やった!」

機関長「凄まじい威力じゃの……大地が溶けて蒸発しとるぞ」


エレクトラ「船長……これで」

ネモ「ああ」

ネモ「帰ろう。我々の世界へ」


機関長「しかし、帰るといってもどうされるんですかな」

ネモ「大丈夫だ……ブルーウォーターが教えてくれる」

エレクトラ「では……」

ネモ「あぁ。このままネオアトランティスに奇襲をかける。その後にナディアたちの回収をする」


エレクトラ「予定が変わりましたね」

ネモ「そうだな」

機関長「宇宙へ出ますか?」

ネモ「うむ……宇宙で次元跳躍装置を稼動させよう。恐らくワープで戻れるはずだ」

ネモ「上昇する……いくぞ、機関最大戦速! 針路0-0-0」

一同「ハッ!」


――


――853年――


エレン「じゃあ父さん母さん……いってくるよ」

ミカサ「おじさんおばさん、お元気で」

グリシャ「長い旅になるだろう。二人とも気をつけていってきなさい」

カルラ「帰ってきたら旅の話をたくさん聞かせてね」

エレン「ああ。もちろんさ」


グリシャ「アルミン君にもよろしく」

エレン「わかってるって! じゃあ!」

ミカサ「いってきます」



エレン「へへ。ようやく念願の壁外冒険の旅にいけるな」

ミカサ「うん」

エレン「巨人がいなくなってくれて本当に良かったな」

ミカサ「あれは結局なんだったの」

エレン「さぁな」


エレン「お、アルミンもう集合場所にいたのか……おーい!」

アルミン「やぁ、二人とも。大荷物だね」

エレン「ああ。でもこれぐらいなら全部アルミンの馬車に乗せられるだろ?」

アルミン「うん、大丈夫だよ」


エレン「よーし、すぐ行こうぜ」

ミカサ「エレンはせっかち」

アルミン「あはは」

エレン「三人で旅に出るこの日をずっと待っていたからな!」

アルミン「そうだね」


アルミン「さぁ行こう……炎の水、氷の大地、砂の雪原、塩水の海がボクたちを待っているんだ!」

ミカサ「うん!」

エレン「おう!」



おわり


超絶平和エンドだな

1レスだけ投下、もしかしたらキャラ崩壊してるかもしれない

食堂

クリスタ「ふぅ、疲れた……ん? 何か置いてある」トテトテ

クリスタ「これは……カチューシャ? 猫の耳みたいなのがついてるけど……忘れ物かな?」

クリスタ「……」キョロキョロ

クリスタ「ちょ、ちょっとだけつけてみてもいいよね……」スッ

クリスタ「あー、何か猫になったみたいで新鮮な気分かも……」

クリスタ「にゃ、ニャーン、なんて言ってみちゃったりして……///」

エレン「……クリスタお前何やってんだ?」

クリスタ「きゃああ!? え、エレン!? い、いつからそこに!?///」

エレン「えーっと、お前がそれを頭につけた辺りから……かな?」

クリスタ「そ、それ殆ど見られてたって事じゃない……ああもう、私のばかぁ……///」

エレン「あー、その……似合ってたと思うぞ?」

クリスタ「あうあう……///」






ユミル「パーフェクトだ、アルミン」ハナヂダラー

アルミン「感謝の極み」ハナヂダラー

≫90

-トロスト区特設会場-

そあら「みんなぁっ☆会いたかったよーっ☆」

ソララ親衛隊「「おおおおおおお!!ソララー!!」」

金剛番長「おおおおおおおお!!」正拳突き!正拳突き!

ミタビ(親衛隊スタイル)「俺達もだよー!!ソララー!」

そあら「今日はたっぷり二時間、そあらとデートしようねーっ☆」


-舞台袖-

ワーソララー!!



独占番長「…独占禁止法反対!(おぉ、この熱狂ファンである俺を差し置いて…ソララ)」ゴゴゴゴ

???「邪魔なので、どいて欲しい」

独占番長「独占禁止法反対!(なにやつ!?)」ババッ

ドガッバキッボスッ

独占番長「」


-舞台-

ワアアアアアアアアッ!!

伝説のアイドルと呼ばれた者達が居た…

そあら「私はみんなの私、ぬけがけはダメよ、ダメダメ♪」

【天使独占禁止区域/作詞・鈴○央/作曲ARIMAZI○】

金剛番長「L・O・V・Eソララヴ!」正拳突き

ミタビ「LOVELOVEソララー!」

ア、アレハナンダー!?

アアアアアア!!!

そあら「!?」

みかりん「…」ゴゴゴゴゴッ

金剛番長「奴は…!」

念仏番長「みっかみっかりーん!!」ドゴンッ

ミタビ「!?」

アルミン「いけぇえええええ!!みかりん!」ドンドンドンドン

ジャン「LOVELOVE!!みかりん!!みかりん!!」シャカシャカッ

そあら「…」ニコッ

みかりん「…」フッ

ステージの上で乙女達の戦いが今、始まる!……かもしれない。

こうですか、わかりません。

訓練時の一コマ


サムエル「なぁ、トーマス」

トーマス「どうした?」

サムエル「ずっと気になってたんだけどよ・・・・・・エレンとミカサってどういう関係なんだ?」

トーマス「・・・・・・家族って聞いたけどな」

サムエル「そりゃ俺だって知ってるさ。けどよ・・・・・・」

トーマス「言いたいことはわかる。2人の苗字は違うし、何よりミカサがエレンを見る目は・・・・・・」

サムエル「一方でエレンは世話焼きの姉貴ぐらいにしか思ってなさそうなんだよなーーまずい、ミカサと目が合った」ビクッ

トーマス「聞こえてたのか!?こっちくるぞ!」

ミカサ「・・・・・・二人とも」ザッ

サムエル「は、はい!?」

トーマス「な、なんだ!?」

ミカサ「私とエレンは家族。それ以上でもそれ以下でもない」ジッ

サムエル「わ、わかった!」

トーマス「す、すまん、邪推して!」

ミカサ「わかってくれてうれしい。じゃあ」スタスタ

サムエル「お、おう・・・・・・」

トーマス「・・・・・行ったね」

サムエル「あんなに美人なのになぁ」

トーマス「恋愛ってわからないもんだな」

あ、単レスネタです


確かにそういうミカサも良いもの

ほのぼの微エロな短編7レス投下します



――ある日の午後・芝生の上――


ライナー「……」

ベルトルト(なんて気持ちのいい天気だ)


ライナー「Zzz」

ベルトルト「……フフッ」

ベルトルト(体に当たる風が心地よくて)


ライナー「Zzz」

ベルトルト(ボクまで眠くなってきたよ)


ベルトルト「ん?」


ベルトルト(ライナーの体にカナブンが……)

ベルトルト(払ってあげよう)


ベルトルト「……」ツン

ベルトルト(コイツ逃げないな)


ベルトルト「……」ツンツン

ベルトルト(ボクの指に乗ってきた!)


ベルトルト「…………ッ!」ブンブンブン

ベルトルト(えー……指にしがみついてるよ……)


――


ユミル「クリスタ。あそこにいるヤツら」

クリスタ「ベルトルトと……」

ユミル「寝転がってるのはライナーだな」


クリスタ「なんか腕振ってるね? ベルトルト」

ユミル「何やってんだ」


クリスタ「……ベルトルトー!」


ベルトルト「ん?」


ベルトルト「やぁ、クリスタにユミル」

クリスタ「腕なんか振って何してるの?」ヒョコ

ベルトルト「ええと」


ベルトルト(あ……虫が飛んだ)


クリスタ「きゃっ! な、なに?」

ベルトルト「カナブンがボクの指にしがみついててさ」

ベルトルト「だけど逃げたみたいだ」


ユミル「いや……逃げてないよ」

ベルトルト「ん」


ユミル「クリスタ……今度はあんたのケツにひっついてる」

クリスタ「え?」


クリスタ「や、やだぁ……ユミル。とってぇー」

ユミル「待ってな」サスリ

クリスタ「……ッ!」ビク


クリスタ「あ、あの……ちょっとユミル……? お尻をそんなに触らないで」

ユミル「取ってやんねーぞ?」スリスリ

クリスタ「うう……はやく」

ベルトルト「…………」ゴク


クリスタ「……とれた?」グス

ユミル「しぶといなコイツ……あ」

ユミル「飛んだ」

クリスタ「ありがとう」


ユミル「お?」

ベルトルト「……え」

クリスタ「え?」


ユミル「今度はクリスタの胸にひっついた」

クリスタ「ちょっと、やだっ!」


ユミル「ぎゃはは。スケベな虫だなー!」

クリスタ「……笑ってないでよ」


クリスタ「……」ツンツン

クリスタ「……逃げない」


ユミル「もうデコピンでもしたらどうだ? デコじゃないけど」

ベルトルト「……!」ピク

クリスタ「かわいそうでしょ!」


ユミル「んなこと言ったって」ソー

クリスタ「や、やめてよ。私も痛いじゃない!」

ベルトルト「…………」ドキドキ


ユミル「……」ソー

クリスタ「やめて! ……あ」

ベルトルト「あ」

ユミル「逃げた」



クリスタ「……もう行くね」

ベルトルト「あ、あぁ」

ユミル「またな」

クリスタ「またね、ベルトルト」タタタ

ベルトルト「うん」

ユミル「待てって、クリスタ」

ベルトルト「……」


ライナー「……むーん」

ベルトルト「あ、起きた? ライナー」

ライナー「おっ、おう。すっかり寝ちまった」

ベルトルト「そうだね」


ライナー「……」

ベルトルト「どうしたの?」

ライナー「……イヤ、ちょっと変な夢を見た」


ライナー「なんかでっかいお前がいてよ。オレがお前にしがみついてんだ」

ベルトルト「え……」

ライナー「……」


ベルトルト「あのさ……ちょっと聞くけど、その夢にクリスタ出てこなかった?」

ライナー「あ? ……なんで知ってんだ?」


ベルトルト「………………」

ライナー「な、なんだ??」ドギマギ

ベルトルト「なんでもないよ」



ベルトルト「……ボクもちょっと寝ようかな」



おわり



牧歌的でいい

緩い6レス

エレンゲリオン「グオオォオォオオォオオオオオオオオォォォ……ォォ…ォ……」

ドオォォーンッ

アルミン「あっ……」

ジャン「……さすがに、力尽きたみてえだな……」

ライナー「…………」

ジャン「もういいだろ!ずらかるぞ」

ベルトルト「…………」

ジャン「あんな化物が味方なわけねえ。巨人は巨人なんだ」

アニ「…………」

ジャン「……うん?なんだよ、いったい」

ミカサ「…………」

エレンゲリオン「──────」シューブチブチ


エレン「──────」


ミカサ「っ!─────はぁっ……ぁぁ……ぁ……」ダッ

アルミン「ミカサ!」

ミカサ「はぁ……はぁ、んっ──はぁ……はぁ……」

エレン「──────」

ミカサ「……はぁ、は───」ダキッ

エレン「──────」ドクンドクンドクン

ミカサ「っ──くっ……うぅ……」ジワッ

エレン「──────」ドクンドクンドクン

ミカサ「ビエエエェェエェエエエエェェェェェーーーーーーーーーン」

アルミン「」

ライナー「おい、ベルトルト、アニ」

ベルトルト「なんだい、ライナー」

アニ「…………」

ライナー「ちょっと作戦会議をしよう」

ベルトルト「僕もそうしようと思ってたところだよ」

アニ「…………」

ライナー「言いたいことはわかるな?」

ベルトルト「ああ、きっと君と一緒だ」

アニ「…………」

ライナー「なんで、エレンの巨人化はあんなにカッコいいのか、だ」

ベルトルト「くっ、不公平過ぎるよ」

ライナー「特徴をあげてみろ」

ベルトルト「身長は理想の15m級」

ライナー「通常種の巨人より筋肉質でありながらスマートでしなやかなフォルム」

ベルトルト「艶のある黒髪と翠色の眼、鋭い歯と尖った耳」

ライナー「巨人の能力は初の巨人化であることを考慮すれば及第点」

ベルトルト「これからの伸び代に大きく期待が持てる」

ライナー「…………」

ベルトルト「…………」

アニ「…………エレンゲリオンカッコいい」ボソッ

ライベル「!」ビクッ

ライナー「……どうするよ」

ベルトルト「……どうしようか」

ライナー「任務を達成して故郷に帰れば俺たちは英雄になるはずだ。そんでモテモテになるはずだった」

ベルトルト「だけど、エレンを連れて帰ればそうはいかなくなるかもしれない」

ライナー「巨人なんて不細工ばっかりで、正直外見なんて今まで気にしてなかった」

ベルトルト「僕たち程、優秀でない人たちはみんな巨人化してもマジキチスマイルだからね」

ライナー「巨人イケメン偏差値に変換してもエレンはきっと70近くあるぜ。俺も54は固いと思っていたんだが……」

ベルトルト「ライナーはもうちょっとあると思うけど、僕はきっと38くらいだよ。皮膚がむき出しなのがネックなんだよなあ」

ライナー(体型は大丈夫だと思ってるのか?)

ベルトルト「結局エレンハーレムかよ、畜生!」

ライナー「お、おう……お前がそんなに感情顕にするの初めて見たぜ」

ベルトルト「ああ、さっきエレンぶち殺しとけばよかった……」

ライナー「……やっぱエレン連れて帰るんじゃなくて、人類滅ぼさね?」

ベルトルト「ああ、そうしよう」

ライナー「アニもそれでいいな?」

アニ「…………ああ」

ライナー「よしっ帰るか!」

ベルトルト「おう!」

アニ「…………」



アニ(拉致しよ)

以上

アニかわいい



テンポよかった
メタ用語をもう少し減らしてってのは好みの問題だな

イース×巨人のクロスをやろうと思ったけど冒頭で力尽きた



『赤毛のアドル』

稀代の冒険家にして偉大なる紀行家。

彼の成し遂げた100を越える冒険は、彼自身の手によって手記へと著され、後の世に大小様々な熱狂をもたらした。

小さなものは子供達の憧れ。大きなものになると、大航海時代は彼無くしては開かれなかっただろうと主張する研究家も多くいる。

しかし、それほどの人物ともなれば、どうしてもつきまとうのが贋作の問題である。

実際、正式に彼自身の著したもの以外に、彼の冒険に随行したといった触れ込みで表された様々な冒険譚が世に溢れている。

晩年、北極点を目指し姿を消したというミステリアスさがそれを助長しているのかもしれない。

今日は、その中の一篇を紹介する。

??「―ドル! アドル!」

――薄ぼんやりとした意識の中、野太い声が聞こえてくる。

??「くっ、こいつらいくら殴っても効きやしねぇっ! どういうことだよっ!」

巨大な質量を持つ何かが力任せに風を切る音、何かみっちりと詰まったものを殴りつける音とともに。
……聞き慣れた、戦場の音とともに。
そのことに気付くと同時、アドルははっきりと意識を取り戻した。
彼を守るように立ちふさがる精悍な男に声を掛ける。

――ドギ?

ドギ「おう気がついたかアドル! といってもいきなりで悪いがのんきにしゃべくってる場合じゃねえんだっ、とぉっ!」

どうやら彼は、何者か――人にあるまじきサイズを持つフォルムを何者かと指してよいのであれば、であるが――の襲撃への対処に必死。
そのために、こちらへ状況を説明することも難しいようであった。

ならば、その状況を終わらせてしまおう。

アドルは立ち上がり、愛用の剣をしっかりと握りしめ、彼に向け放たれた拳に渾身の力で打ち込んだ。

ズバッ

数々の難敵を斬り伏せてきた彼の剣閃は、強靱で堅固な『巨人』の肉をあっさりと切り裂き、一瞬その動きを止める。
が、それもつかの間のこと。負わせたはずの傷はあっさりと治癒してしまう。

ドギ「……ちっ、さっきから殴っててまさかとは思ってたが、今のではっきりしたな」

どうやら『巨人』は、多少の損傷具合は回復してしまうようだ。

ドギ「まっ、直るんなら直らなくなるまでぶん殴るだけだ。なぁアドル」

その通り、と軽口を叩く。

ドギ「全くよぉ……。おめえといると退屈しねえぜ、アドル」


それから、数十分が過ぎた。

ドギ「はぁ、はぁ、はぁ……。くっそぉ、いい加減にしろよこいつらっ!」

ドギは肩で息をしている。自分もかなり限界が近い。

ドギ「ぐ……っ、が、あっ」

双方とも、致命的な直撃こそ避けられているものの、ダメージは確実に蓄積してきている。
少しずつ気力も削られ、諦めには至らないまでも徒労感を覚え始めた。

その時だった。

????「……どいてろ、優男に筋肉野郎」

ギッギュゥィンッ!! ズバッシュッ ……ドォンッ

ドギ「な……っ」

スタッ

????「……あん? 見ねえ顔だな……。とっさに助けちまったが……」

ドギ「あれを……、一撃、だとっ!?」

???「ああ、巨人はうなじの部分が弱点なんだよ。そこを狙えば簡単に――あくまで彼に掛かればだけどね、倒せるんだ」

ドギ「なんだとぉ!? 俺たちの苦労は一体……」

死ななかったんだから素直に喜ぼう。

ドギ「ま、まあそりゃそうだがよ、アドル……」

ハンジ「ふむ、赤毛の君はアドルくんというのかい。私はハンジ。で、こっちは」

リヴァイ「リヴァイだ。一応人類最強とか言われてる」

ドギ「ふぅん……。俺はドギだ、こいつとコンビで冒険家やってる」

リヴァイ「冒険家? よく分からんが……」

ハンジ「その辺の話は後でおいおい聞くとして、まず私たちの保護下に入ってもらえるかな。あくまで便宜的なもので拘束したりはしないからさ」

ドギ「へいへい……。……アドルと旅してると、この手の経験に困らねえよな……」

毎度苦労を掛ける、とドギに謝り、指示された拠点のテントへと向かった。

リヴァイ「……しかし、あんな装備であそこまでボロボロになるもんか?」

ハンジ「そりゃあ立体起動もなしじゃあまともに戦えないでしょ」

リヴァイ「逆だ」

ハンジ「?」

リヴァイ「立体起動もなしに、ボロボロになるまで生き残れねえんだよ、普通は」

ハンジ「……ああ、なるほど」

リヴァイ「よっぽどの使い手なのか? そうは見えねえが……」

ハンジ「リヴァイがいうとギャグにしか聞こえないけどね」

リヴァイ「うっせーよ」



で力尽きた

今度はむさいウンコが出たから投げる

エレン「肝試し?」

ライナー「季節も変わって暑くなって来ただろ? だからやってみようと言う話になった」

マルコ「今のところ、参加するのは、ライナー、ベルトルト、ジャン、コニー、それに僕」

アルミン「男子だけでするの?」

ジャン「んなわけないだろ。明日女子にも声かけるんだよ」

ベルトルト「くじ引きで男女のペアを決めてやるんだ」

コニー「正直、誰でもいいけどな」

ライナー「そう言うな。折角のイベントだ。上手く行けば、気になるあの子とムフフになるぞ」

コニー「ムフフって何だ?」

ジャン「ちょっと黙ってろよ、コニー」

マルコ「そんなわけで、エレンとアルミンも参加しない?」

エレン「馬鹿らし。勝手にやってろよ」

ジャン「待てよ。お前が来ないと、ミカサが参加しないだろうが」

エレン「知るかよ。ミカサを誘いたきゃ勝手に誘いやがれ」

アルミン「まぁまぁ、折角誘って貰ったんだから、やってみない?」

エレン「やだよ」

ジャン「あっ、そーかそーか。お前、幽霊が怖いんだろ?」

エレン「は?」

ジャン「睨んで誤魔化しても無駄だ。図星だから参加しねぇんだろ?」

エレン「お前、本当に頭ん中軽いみてぇだな。大丈夫か? 医者に診て貰えよ」

ジャン「はははっ、ビビりのお前になに言われても、なんとも思わねぇよ」

マルコ「やめろよ、ジャン。ただの余興で喧嘩しても、つまらなくなるだけだよ」

ライナー「まぁ、無理に誘ってるわけじゃない。エレン、悪かったな」

エレン「ライナーは悪くねぇだろ」

ライナー「いや、誘ったのは俺だ。俺にも責任はある」

エレン「そうかよ」

ベルトルト「? エレン、どこ行くの? もうすぐ消灯時間になるよ」

エレン「便所だよ」

ジャン「チッ、なんだよあいつ。わざわざ声かけてやったのによ」

ライナー「ジャンがエレンを誘う事に反対しなかったのは、下心だけじゃなかったのか?」

ジャン「肝試しに下心しか向けてないライナーには、言われたくないな」

マルコ「エレンはこういうイベントに興味なさそうだからね」

ライナー「本当に幽霊が怖いってオチなら、可愛げがあるんだがな」

ベルトルト「その辺りはどうなのかな? アルミン」

アルミン「……」

ベルトルト「アルミン?」

アルミン「あっ、ごめん。聞いてなかった」

マルコ「考え事?」

アルミン「うん、ちょっとね」

ジャン「で、実際どうなんだ? エレンのやつ、本当に幽霊怖がってるのか?」

アルミン「それはないよ。断言する」

ジャン「なんだよ、つまらねぇ」

アルミン「むしろ――」

ライナー「むしろ?」

アルミン「……ううん、なんでもない」

マルコ「それはそうと、アルミンも不参加?」

アルミン「そうだね。悪いけど、僕も遠慮するよ」

ライナー「残念だが、仕方ないな」

アルミン「ごめんね」

ベルトルト「いいよ。気にしないで」

アルミン「うん。……ところで、コニーはなんで会話に参加しないの?」

コニー「ジャンに黙ってろって」

アルミン「そうだったね」

屋外


エレン「ハッ! ハッ!」

キース「イェーガー、そこでなにをしている」

エレン「教官? えっと、俺は見ての通り、巻藁と戯れてるだけですけど」

キース「すぐに就寝時間だ。早く寮に戻れ」

エレン「もう少しやらせて下さい。体動かさないと、頭がおかしくなりそうで」

キース「……なにかあったのか?」

エレン「他愛のない事です」

キース「そうか。とにかくだ、休む事も兵士の務め。無理にでも寝ろ。これは命令だ」

エレン「……わかりました」

キース「巻藁は、私が片づけておこう」

エレン「すみません。お手数をおかけします」

キース「構わん」

エレン「……あの、教官」

キース「なんだ?」

エレン「教官は幽霊って信じますか?」

キース「いや? イェーガーは信じているのか?」

エレン「信じてはいません。ですが、居て欲しいと何度か考えた事はあります」

キース「亡くなった誰かに会いたいのか?」

エレン「欲を言えば、会いたいです。でも、その必要はありません」

キース「必要がない?」

エレン「えぇ。ただ呪われるだけでも、祟られるだけでも、憑かれるだけでも構いません。その人が俺を恨んでいるのなら」

キース「それは誰か、聞いても構わないか?」

エレン「……母です。超大型巨人が現れた日に、俺が見殺しにした」

キース「……」

エレン「倒壊した家に潰されて、身動きが取れない母を俺は見捨てたんです。恨まれても仕方ありません」

キース「……貴様は出世できない人間のようだな」

エレン「地位なんて不要です。俺は巨人を駆逐したいだけですから」

キース「一兵士としても、時には仲間を捨てる覚悟が必要だ」

エレン「わかっています。わかっては、います。百の命を守るために、一を切り捨てる必要性は」

キース「ならばいい」

エレン「変な話をして、すみません」

キース「いや、お前の気持ちは私もよくわかる」

エレン「ブラウン……さん、の事ですか?」

キース「シガンシナ区出身、だったな。あの場にいたのか?」

エレン「はい」

キース「ならば、隠していても仕方があるまい」

キース「そうだ。正確に言えば、ブラウンを含めた部下や同僚たちの事だがな」

エレン「調査兵団の団長であった教官であれば、多くの死を目の当たりにしているのだとお察しします」

キース「あぁ、数え切れないほど、目の前で散った。中には、共に血汗を流して鍛錬を重ねた友も居た」

エレン「……」

キース「どれだけ努力しても、どれだけの実力があっても、命が消えるのは一瞬だ」

エレン「……この目で見ました。焼きつけました。巨人への憎しみと共に、決して忘れないよう」

キース「エレン・イェーガー。この世に幽霊など存在はせん」

キース「数多の死者に恨まれている私が、まだ生き延びている。それが証だ」

エレン「……」

キース「修練に励め。死者は目覚めないが、今ある命は守れる。お前次第で、いくらでも」

エレン「強く……強くなります。誰よりも強くなって、巨人を駆逐してみせます!」

キース「ならば、寝ろ。訓練の途中で死なないようにな」

エレン「ハッ! 失礼します!」


キース「エレン・イェーガー。その目を曇らせるな。お前ならば、必ず強くなれるはずだ」



終わり

そうだよ

特にオチらしいオチの無いものを一つ
こんな光景が浮かんだ

サシャ「…ハァハァ…ゼェゼェ」タッタッタ

ミカサ「…」タッタッタッタ

サシャ「ぁ…ミカサも、走らされてるんで…」

ミカサ「…」タッタッタ

クリスタ「…」ミカサニオンブ

サシャ「…すか」

タッタッタ…

サシャ「…ハァハァ…ゼェゼェ」タッタッタ

ミカサ「…」タッタッタッタ

サシャ「ぁ…速いですね、私…一周遅れで…」

ミカサ「…」タッタッタ

アニ「…」ミカサニオンブ

サシャ「…すか」

タッタッタ…

サシャ「…ハァハァ…ゼェゼェ」タッタッタ

ミカサ「…」タッタッタッタ

サシャ「ぁ…二周遅…」

ミカサ「…」タッタッタ

ユミル「…」ミカサニオンブ

サシャ「…」

サシャ「あ!あの!」


サシャ「私もおんぶしたいです!」

おわり

単発パロ投下します
あとローカルネタかな?

ベルトルト「おーい、みんなー!」

エレン「ん?」

アルミン「ベルトルト?・・・・・・いないね」キョロキョロ


ベルトルト「いやいや、ここだよここ」

ライナー「どこだ?」ウロウロ

ジャン「声はすれども姿は見えず、ってやつか」キョロキョロ

マルコ「ほんといないね・・・・・・まさか幽霊?」クルクル

コニー「え!?ベルトルトのやつ死んだのか!?」


ベルトルト「死んでないよー!生きてるよー!ここだよ、ここにいるってば!」

サシャ「ここって言われましても・・・・・・」

ミカサ「見当たらない」キョロキョロ


ベルトルト「ここだってここ!とにかく声のする方に来てよ!」

クリスタ「う、うん!声を頼りに・・・・・・キャッ!」ドンッ

ユミル「大丈夫かクリスタ!?くそっ、なんでこんなとこに柱がつったってんだ」ゲシッ

アニ「邪魔・・・・・・蹴り倒すか」ブンッ


ベルトルト「ひぎぃ!」ドゴッ

エレン「今度はベルトルトの悲鳴が!?」

アルミン「大丈夫!?」

ベルトルト「痛いよ!あんまり大丈夫じゃない!でももういいから、とにかくここに集まって!」

ライナー「ここか?」

ジャン「ああ、声が聞こえるのはこの柱のあたりだな」

マルコ「ベルトルト!みんな集まったよ!?」



ベルトルト「よし。見~あ~げて~ごらん~♪」

コニー「見上げ?ーーうわっ!?」

サシャ「ひゃっ!?」

ミカサ「ーー!?」

クリスタ「え!?え!?」

ユミル「うわっ!?きゅ、急に現れた!?」

アニ「!?ーーあんた、いつの間にそこに!?」

ベルトルト「最初からいたよ!」プンプン


エレン「う、うそだろ!?」

アルミン「そこには柱しか立ってなかったよ!?」

ベルトルト「それだよ!それだけど柱じゃないよ!ベルトルトだよ!」バタバタ


ライナー「まさか・・・・・・そんな・・・・・・」

ジャン「衝撃の事実だぜ・・・・・・」

マルコ「うん・・・・・・まさかベルトルトが柱だったなんて・・・・・・」

ベルトルト「だから!違うつってんだろ!というかコニーとサシャは途中で何回か目ェ合ってるし!」


コニー「オアエリ」ドヤァ

サシャ「・・・・・・」フゥー

ベルトルト「なんだよそれ!!」



ユミル「以上、『新喜劇の巨人』」

アニ「完」

クリスタ「また見てくださいね」フリフリ

先人がいるとは思うんだが、頭から離れないフレーズを取るためにやった
今はスッキリしている

18レス投下します

エレン「キルシュタイン、訓練兵やめるってよ」



エレン「本当、惜しいよな」

アルミン「立体機動はトップクラスだからね」

ジャン「おい」

エレン「今更開拓地に行くなんて相当悩んだだろうに」

ジャン「おい待て、おい」

ミカサ「私もキルシュタインが生産者になるのは勿体無いことだと思う」

ジャン「え!?ミカサ、本当か!?///」

ミカサ「でも彼なら開拓地でもきっとアクロバティックな生産に努めてくれると思う」

ジャン「」

アルミン「キルシュタインは頭も悪くないから期待できるよね」

エレン「ああ、きっと鍬の効率的な使い方を提案したりして体力温存のいい方法を……」

ジャン「なぁ、オレ別に訓練兵やめねぇんだけど」

エレン「え?やめないのか?」

ジャン「やっとオレの声が届いたな。やめねぇよ。なんでそんな話になってるんだよ」

エレン「キルシュタインから退団届が出されたから説得してみろって教官から言われたんだよ」

ジャン「ならまず説得しろよ。お前完全に諦めてただろ」

エレン「だってキルシュタインが決めた事だからな。決めるまでにも葛藤はあっただろうしオレなんかの一言で……」

ジャン「いやいや、ほら……オレたち何だかんだ言っても結構絡むだろ?ライバルって言うか……」

エレン「ただの訓練兵仲間だよな?」

ジャン「……うんまぁそうだけど。そう言われたらそうなんだけど、ちょっと傷つくだろうが」

エレン「あ?でもお前毎晩ケンカ売ってくるじゃん。オレの事好きなら普通はそんな事しないだろ?」

ジャン「だ、誰も好きだとまでは言ってないだろうが!」

エレン「……いやだから、嫌いならどうせオレの説得なんて受け入れられないだろって言ってんだけど」

ジャン「お前には好きか嫌いかしかないのか!?極端過ぎんだろ!」

ミカサ「キルシュタイン、エレンは冷静に話しているのだから怒鳴りつけるのはやめて。あなたの話は要領を得ない」

ジャン「あ、すまん……」

ジャン「わかった。オレも冷静に話すから、まずはオレの話を聞けよ」

エレン「ああ、構わないぜ」

ジャン「とりあえずオレの事をキルシュタインって呼ぶのはやめてくれ。すげぇ壁を感じるから」

エレン「……」

ジャン「……え?そんなに難しい事か?お前普段からジャンって呼んでただろうが」

エレン「だってよ、訓練兵やめたらただの知人だろ?ちょっと失礼かなって……」

ジャン「お前失礼のベクトルが違うだけで言ってることはかなり酷いぞ」

エレン「そうか……わかったよジャン。これでいいか?」

ジャン「ああ、大丈夫だ。後な、オレは自分で退団届なんて出した覚えは一切ないんだ。今から教官に話を聞きにいくつもりだ。でもその前に、せめて一度位は引き止めてくれ」

エレン「言ってる意味がわからねぇ……退団届を出していないなら引き止める必要ないだろ?」

ジャン「ある、必要あるんだ。一度だけでいい、頼むから引き止めてくれ。心が折れそうだ」

エレン「オレが引き止めないと心が折れるのか?でもオレたちそこまで親しくないし、口先だけになるけどいいか?」

ジャン「……」

エレン「キル……ジャン?」

アルミン「キルシュタイン?大丈夫?」

ミカサ「キルシュタインの様子がおかしい」

ジャン「……アルミンもミカサも、ジャンって呼んでくれよ」ションボリ

アルミン「ああごめん“ジャンって呼んで欲しい”って僕も含まれてたんだね」

ミカサ「それは気づかなかった。では私もジャンと呼ぼう」

ジャン「……っ!」

ジャン「お前たち……笑えねぇ冗談なら今すぐやめろよっ!そんな話しの通じないような、人を突き放すような奴らじゃなかっただろ!?」

ジャン「確かにオレとエレンは口を開けばケンカばかりだけどよ……」

ジャン「オレたちは皆ライバルで……仲間じゃねぇのかよ!?」

ジャン「オレは……オレならお前たちが退団するなんて言うなら止めるぞ!?」

ジャン「普段は嫌味ばっかりに聞こえるかもしれねぇけど!」

ジャン「お前たちの事……信頼してんだからな!?」

──────
────
──

ジャン「おみぁえたちにょころ……しんりゃいしてんだからなぁ!」ガバッ

マルコ「わぁっ!……どうしたのジャン?寝ぼけた?信頼がどうのって……」

ジャン「あ、あれ?エレン達は……信頼を……あれ?」ボーッ

マルコ「エレン?エレンならさっき街から帰ってきて、もう夕飯を食べに食堂にいったよ。起きたなら僕らも行こうよ」

ジャン「夢だったのか……ハァ、じゃあ飯行くか」

ジャン(夢だからか……なんかあいつらの性格も変だったし、オレまでこっぱずかしいこと言っちまったから助かったぜ)

マルコ「もうあんまり人もいないね」

ジャン(思えば退団がどうとかアクロバティックな生産とか、意味のわからねぇ事だらけだったしな)

マルコ「……ジャン、何か悩み事でもあるのかい?さっき起き抜けに叫んでたエレンがどうのって話?」

ジャン「!あ、ああ。あんな嫌味な奴らなんてどうだっていいって話だよ!」ハハッ

マルコ「嫌味な奴らって……彼らは特別嫌味をいうようなキャラじゃないと思うけどなぁ(むしろ君の方が……)」

エレン「あ、おーい!ジャンにマルコ!ちょっとこっち来いよ!」ヒラヒラ

ジャン「!」

マルコ「あ、エレンたちだよ。まだ食べてたんだね。呼んでるし行ってみようか」スタスタ

ジャン「あ!待てよマルコ!……チッ、行っちまった」スタスタ

エレン「随分遅かったな、ジャンは今まで寝てたのか?」

マルコ「うん、さっき起きたばかりだよ。夕飯に間に合って良かった」

ジャン(ちくしょう、夢ん中でまで変な言い争いさせやがってこの野郎)イライラ

ジャン(……でもやっぱりジャンって呼ばれたな。いや、あれは夢なんだからこれが当たり前なんだけどよ)

エレン「──おいジャン、人の話聞いてるか?」

ジャン「!いや、聞いてなかった……なんだよ」ムスッ

エレン「なんでそんなに不機嫌なんだよ。まぁいいか、土産があるって言ったんだよ。ほら」スッ

マルコ「お菓子じゃないか!高かったんじゃないの?」

アルミン「街を歩いている時に助けた迷子がいてね。その子の親がお礼にってくれたんだ」

エレン「結構な量があったからよく話す奴らに配ってたんだ。二人とも嫌いじゃなければ食えよ」

マルコ「これはなんていうお菓子なの?」

エレン「えーと、確かキルシュ……」

ジャン「!」

ジャン「てめぇはまた……オレの事は仲間とは認めねぇって事かよ!?」

エレン「あ、キルシュトルテだ……え?なんだよいきなり」

ジャン「キルシュタインキルシュタインって!オレの信頼だけじゃ仲間にはなれねーのかよ!」

ジャン「お前は“お友達”じゃなきゃ退団を引き止めもしねぇ冷たい奴のくせに、なんでオレは……っ!」

エレン「ちょ……待てよジャン。仲間じゃねぇとは言ってないだろ?」

ジャン「……あ?」

エレン「何でいきなり怒り出したのかわからねぇけど。仲間だろうが。まぁケンカばかりなのは確かだけど友達だと思ってるぜ?」

アルミン「マルコだけにお菓子をすすめたように思っちゃったのかな?ジャン、勿論君の分も残してあるよ?」

エレン「それになんだよ退団って。冗談だろ?せっかく上位に食い込んできた今になってバカ言うなよ」

アルミン「エレンはジャンをライバルだと思ってるもんね」

エレン「仲間でありライバル、そうじゃなきゃ張り合いがないだろ?たとえ進む道が違っていてもな」

ジャン「……」

ミカサ「二人の夕飯をとってきたけど……何の騒ぎ?」

マルコ「あ、ミカサごめんね。とってきてくれてありがとう」

ミカサ「エレンが二人を待っていたからすぐに話し始めると思って動いただけ。気にしないで」

マルコ「ジャン、君もお礼を言いなよ……ジャン?」

ジャン「なんだよお前ら」

エレン「あ?」

ジャン「お前ら……いい奴じゃねぇか」ボソッ

マルコ「ジャン……」

ジャン「オレが嫌味なこと言っちまう性格なのは自覚してたけどよ……正直お前らはオレの神経逆なでするバカだって思ってた」

ジャン(でもこいつらって……)

ジャン「純粋にいい奴なんじゃねぇか……今まで変に突っかかって悪かったな」

エレン「え?お、おう……え?」

アルミン「……急にどうしたの?」オロオロ

ミカサ「お菓子の話が大袈裟になっている気がする……なぜ?」

ジャン「マルコ、オレはもっといい奴になるぜ」スッキリ

マルコ「あ、うんいい心掛けだとは思うけど……なんか怖いな」

ライナー「おうお前ら、ついに和解したのか?」

エレン「あ、ライナーにベルトルト。お前らもこれ食えよ」

ベルトルト「お菓子?ありがとう。ジャンはどうしたの?……なんか悟ったような顔してるけど」

エレン「なんかオレにも正直よくわからねぇけどさ……」


エレン「ジャン、嫌味キャラやめるってよ」



終わりです

「桐島、部活や○るってよ」という言葉の語感が好きで書いてみた(内容は知らない)



短レスネタ投下します

ジャン「…だからよ」

マルコ「うーん…それはたしかに…」

コニー「おう、二人とも。何話してんだ?」

マルコ「やぁ、コニー。大したことじゃないんだけどね」

ジャン「コニー、お前はどうやって死にたい?」

コニー「はぁ?俺はまだ死にたくねぇよ」

マルコ「ジャン、その聞き方じゃわからないよ」

ジャン「そうか?えーとな、つまり…いつか迎える最期はどんなのが?いいか?」

コニー「…同じ事しか言ってないように聞こえるのは、俺の頭が悪いからじゃないよな?」

マルコ「あはは…えっとね、ボクらは兵士だろう?命をかけて巨人と戦う」

コニー「ああ、できりゃあ戦いたくないけどな」

マルコ「うん。でも、だから兵団に居ない人よりは死ぬ確率が高いのも事実なんだよね。それで万が一なんだけど…」

ジャン「巨人に喰われて死ぬぐらいなら自害したほうがマシだろ?もしそうなったらどんな死に方がいいかってな」

コニー「…なんとなくはわかった。たぶん」

マルコ「といっても、ブレードを使うか銃を使うか、壁や高いところから飛び降りるかぐらいしか思いつかないんだけどね」

ジャン「まぁ、俺は憲兵団で務め上げて、ベッドの上でゆっくり息を引き取るけどな」

コニー「なんかズレてねぇか?ジャンらしいけどよ」

マルコ「はは…それならボクは、不謹慎かもしれないけど、身を呈して王を敵から待って殉死…かな」

ジャン「お前…さすがにちょっとヒクぞ」

マルコ「え!?」

コニー「ていして?じゅんし?」

マルコ「身をなげうって、まさに命がけで職務を全うするってこと」

ジャン「王のみがわりに死ぬ、ってことだ」

コニー「なるほどな」

マルコ「コニーは何かある?」

コニー「んー、そんなの考えたことねぇからなぁ…」

ジャン「まぁ泣き叫びながら巨人に喰われるのがオチだろうがな」ハハッ

マルコ「ジャン、それは――」

コニー「あ!腹上死がいいな!!」ピコーン

ジャルコ「!?」



海は塩水でできているらしい。

アルミンがもっていた外の世界が書かれた本によると。

その塩を商人がとり尽くせないほど、広い広いものらしい。


「…エレン……エレン、」


俺はときどき考えるんだ。

海ってどんな色なんだろう?

水だからやっぱり透明なのかな。


どんな生き物がいるんだろう。

どんな音が満ちているんだろう。

どんな風が吹いているんだろう。

どんな気持ちにさせられるんだろう。

>>242
乙乙。
またオチらしいオチの無い奴を一発投下。

ピクシス「今宵は無礼講じゃ、皆、心行くまで飲んでくれ」

キッツ「はっ!では、先ず私から。遠慮なく…」ゴクゴクッ

キッツ「ブフォーッ!?」

イアン「」ビシャッ……チロッ

イアン「…オェ」

ハンネス「おいおい、失礼だろ…酒なら俺だな」ゴクゴクッ

ハンネス「ブフォーッ!」

イアン「」ビシャッ…チロッ

イアン「…オェ」

ミタビ「…そんなにきつい酒なのか?」ゴクゴクッ

ミタビ「ブフォーッ!?」

イアン「」ビシャッ…チロッ

イアン「…オェェッ!」

ミタビ「」

リコ「あの、私は…アルコールは余り…」

ピクシス「まあまあ、飲め。バルト侯からの差し入れじゃぞ」トクトク

リコ「…ハァ」ゴクゴクッ

リコ「うっ…ブフッ!」

イアン「」ビシャッ

ペロッ

イアン「なるほど、美味!」ホゥ!

リコ「」

ピクシス「イアン・ディートリッヒ。ぬしは酒の味が分かるようだの!」

おわり

顔にかかった、ので、舐めたって感じにしたかった。擬音って難しいもんですな

以前に余所で書いたネタの手直し投下します

ジャン「...」ジー

エレン「ジャン、人が用足してんのを横からのぞくなよ」ギロッ

ジャン「あ、ああ、わりぃ……お前…ムケてんだな…」ボソッ

エレン「あ?…ああ、気づかれたか。なんだよ、またバカにすんのか?」

ジャン「い、いや、そういうわけじゃねえ。ただ、その…どうすりゃそうなんのかと思ってな」

エレン「そりゃお前、お前がバカにしてる毎日の鍛錬だよ。毎日500回は素振りしてんだ」

ジャン「ごひゃ!?お前それ数えてんのか!?」

エレン「そりゃ数えるだろ、訓練だし。おかげで筋肉もけっこうついたんだぜ」ムキッ

ジャン「筋肉ってお前...しかし全然気づかなかったぞ」

エレン「隠れてやってるからな。アルミンとはよく一緒にやってるが、ミカサにも内緒だ」

ジャン「そりゃ内緒だろ!アルミンと一緒にってお前、いったいどこでやってんだ!?」

エレン「声が大きいぞ…そりゃ外だよ。他にいい場所もねぇし」

ジャン「お前ら…そこまで…」

エレン「目的があるからな。教官も見逃してくれた」

ジャン「はぁ!?あの教官が!?」

エレン「最初に見回りに見つかったときはビビったけどな。どの教官も、『無理はするな』の一言だけだった」

ジャン「本当かよ...女の教官もかよ...」エェ-

エレン「ああ...お前も今夜から一緒にやるか?」

ジャン「......いや...話きいといて悪いが、てめぇとなんて死んでもごめんだ」

エレン「だよな。そう言うと思ったぜ」

ジャン「だが、感謝する。俺は俺の手でひと皮ムケてみせる!」

エレン「ん?......んー...まぁ、がんばれよ!」グッ

ジャン「おう!言われるまでもねぇ!」ハハッ

その夜、ジャンは野外での露出行為を見回りの女性教官に見つかり、懲罰房送りとなった。



おしまい

4レスほど投下
ミカサのキャラがちょっと違うかも

ミカサ「……」ドンヨリ



アルミン「ねえ、ミカサはいったいどうしたの?」ヒソヒソ

クリスタ「アルミンは別の班だったから知らないんだっけ」ヒソヒソ

ライナー「立体起動の訓練中に珍しくミカサが事故を起こしたんだよ」ヒソヒソ

アルミン「ええ!? み、ミカサは大丈夫だったの!?」ヒソヒソ

ライナー「怪我は奇跡的に軽傷で済んだんだがその時にマフラーを紛失したらしくてな」ヒソヒソ

アルミン「そうだったんだ……」ヒソヒソ

クリスタ「ジャンもどう声をかけていいかわからないって落ち込んでたよ……」ヒソヒソ

エレン「……アルミン、あとクリスタもちょっと来てくれるか?」

アルミン「エレン……?」

クリスタ「どうしたの?」




ライナー「……あれ、俺は?」

数カ月後

ミカサ「……」



ライナー「ミカサはあれからずっとあの調子か……」

クリスタ「でももうすぐきっと元気になってくれるよ。ね、アルミン?」

アルミン「うん、そうだね」

ライナー「そういえばお前ら、あのときエレンと何の相談してたんだ?」

アルミン「それは見てのお楽しみだよ」

クリスタ「あっ、エレンが来たよ!」



エレン「ミカサ!」

ミカサ「エレン……?」

エレン「これやるよ」スッ

ミカサ「これは……マフラー?」

エレン「何ヶ月か前の訓練でマフラー無くしてからお前、元気なかっただろ?」

エレン「前のマフラーの代わりになるかはわかんねえけどさ……一応、俺の手作りだ」

ミカサ「これを、エレンが?」

エレン「アルミンとクリスタに手伝ってもらってようやくだけどな。それで、どうだ?」

ミカサ「暑い」

エレン「あー、よく考えりゃ夏だもんな……しくじったか……」

ミカサ「でも、エレンがあのマフラーをくれたときのようにとても暖かい」

ミカサ「ありがとう、エレン」

エレン「っ! お、おう、気に入ってくれたなら何よりだ!」プイッ

ミカサ「エレン?」

エレン「な、何でもないから顔覗き込むなって! あともう無くすなよ!?」

ミカサ「うん。絶対に無くさない、絶対に……」ギュッ



クリスタ・アルミン((よかったね、ミカサ))

ライナー(何かよく分からん内に解決したが、ミカサが元気になったならそれでいいか)

終わり
よく数えたら3レスだった…恥ずかしい

ペトラ「クック クック クックルン♪」



クック ルンルン クックル~ン♪
兵長パワーで 巨人削がれる♪
キッチリ兵長! クックルーン♪

ペトラ「~♪」フンフン

エレン「ペトラさん!」

ペトラ「はぁいっ!?」ビクッ

エレン「ご機嫌な所すみません、兵長に出す報告書の最終確認をお願いしたくて来たんですが……」

ペトラ「い、いいわよ。でもエレンあなたね、女性の部屋に入るならノックぐらい……」

エレン「……オレ、ノックしました。何回も声掛けてるのにペトラさん全然気づかなくて。歌も三周聞いちゃいましたよ」

ペトラ「……ごめんね」

エレン「大丈夫です。お願いします」ペコッ

・・・・・

ペトラ「うん、結構マシな報告書になってきたわね!」

エレン「ありがとうございます。ところでさっきの歌は何だったんですか?兵長がどうとか……」

ペトラ「あ、エレンは知らなかったのね。最近調査兵団のイメージアップに、リヴァイ兵長のテーマソングが作られたのよ」

エレン「……」

ペトラ「リヴァイ兵長が人類最強っていうのは市民にも浸透してきたからね。兵長には人類の味方っていうキャラ付けをしていこうって方針らしいわ」

エレン「兵長、反対しなかったんですか?」

ペトラ「勿論、青筋たてて怒ってたわよ」

エレン「ですよね……」

???「おっと新兵…おとなしくしてろ…。そうしないとお前の肉を……綺麗に削げねぇだろうが…」フフッ

エレン「その声はオルオさん!」

オルオ「リヴァイ兵長かと思ったか?無理もねぇ」

エレン「いえ、一瞬も間違えませんでした」

ペトラ「……気持ちわるい。クックルンの決め台詞を真似ただけで兵長になったつもり?」

オルオ「チッ、わかってねぇなペトラ。真似たんじゃねぇ……自然と口をついて出た言葉だぜ」フフン

エレン「ペトラさん、その“クックルン”っていうのはどういう意味なんですか?」

オルオ「お前!そんなことも知らねえのか!?信じられん……」

エレン「す、すみません……」

ペトラ「兵長はね、斬撃の瞬間に横回転を加えてクルクルっと回ることが多いのよ」

ペトラ「本当はクルットさんって愛称が馴染みやすそうって話だったんだけど、同じ時間帯に名前被っちゃう椅子がいたから……」

エレン「もういいです。わかりました」スタスタ

ペトラ「エレン?」

エレン「わかりました。どうもありがとうございました」バタン

エレン(くそっ……)

エレン(何がクックルンだ!せめて格好良さで市民にアピールしてくれよな!)クッ

エレン(俺たちは愛玩キャラクターになるために三年も苦労した訳じゃない!……兵長ももっと反対出来なかったのか!?)クッ

エレン(だいたい人類最強ってだけじゃアピールにならないとでも言うのかよ!)クックルーン♪

エレン(……っ!ちくしょう!ペトラさんの歌を聞き過ぎたせいで頭ん中がクックルンになっちまった)クック ルンルン クックルーン♪

エレン「……兵長パワーで」ボソッ

リヴァイ「巨人削がれる……」スッ

エレン「」

エレン「あ……あ……兵長、いつの間に後ろに……」ガタガタ

エレン(背中……背中に何か当たってる!刃か!?オレは死ぬのか!?)

リヴァイ「てめぇの口から聞き慣れた歌が漏れ始めたあたりだ。……動くなよ?」

エレン(死ぬ!死ぬ……削がれる!)ガタガタ

リヴァイ「……」キュキュキュ

エレン「……何してるんですか?」

リヴァイ「ふんっ……新入りにはサービスが過ぎたかもな」スタスタ…

エレン「?背中に何か書いて……」ジャケットヌギッ

【人類最強クックルン】エレンクンヘ

エレン「……気に入ってんじゃねぇよ!」ベシッ


おしまい

以上です

元ネタは教育料理番組「すすめ!キッチン戦隊クックルン」OPです
お邪魔しました

短レスネタ投下する

エレン「アルミン、この俺そっくりの人形は?」

アルミン「僕が作ったんだよ」

エレン「そうなのか。アルミンは器用なんだな」

アルミン「ありがとう、エレン。でもこれを作ったのには目的があるんだ」

エレン「目的?」

アルミン「うん、この人形を使ってミカサの反応を見ようと思ってね」

エレン「そんなもん見てどうするんだよ?」

アルミン「実はハンジ分隊長から「かめら」の実験に協力するように頼まれてね。そのついでだよ」

エレン「かめら?」

アルミン「何でも離れた場所にいながら別の部屋を監視することができるらしいんだ。外の世界ではあちこちに配備されてるらしい」

エレン「外の世界にはそんなもんまであるのか……じゃあ人形を設置してくるぜ」

アルミン「頼んだよ、エレン」

アルミン「設置してきたみたいだね。かめらの調子もばっちりだよ」

エレン「あ、今気づいたんだけどミカサはどうやって呼び出すんだ?」

アルミン「そっちのほうも根回し済みだよ」

エレン「抜かりないな、アルミン」

アルミン「座学1位ですから」キリッ

エレン「ははっ、それ関係あるのかよ」

アルミン「いってみただけさ……とエレン、ミカサが来たみたいだ」

ミカサ『アルミン、話って何?』

エレン「うおっ、このかめらって声まで聞こえるのか」

アルミン「そうみたいだね。想像以上の代物だよ、これは」

ミカサ『アルミン? まだ来ていないの?』キョロキョロ

ミカサ『? あれは……エレンの、人形?』

アルミン「エレン、ミカサがターゲットと接触したよ」

エレン「来たか。さあここからどうなるのか……」

ミカサ『何故こんなものが……でもエレンにとてもよく似ている』

ミカサ『……』キョロキョロ

ミカサ『……ほのかにエレンの香りがする!』クンカクンカ

エレン「なあアルミン、あいつは何やってんだ?」

アルミン「人形の匂いを嗅いでるね」

ミカサ『!……!!……エレンっ!』ギュ-スリスリモフモフクンカクンカ

アルミン「今度は抱きしめつつもふもふして匂いを嗅いでるみたいだ」

エレン「」

ミカサ『ふぅ……これは素晴らしい芸術。制作者をただちに見つけなくては』

ミカサ『そしてアルミンの人形も作ってもらおう』

アルミン「? 僕の人形も?」

ミカサ『寮が男女で別れてしまったから昔のように3人一緒に寝ることはできない』

ミカサ『だけど人形なら咎められることはないはず』

ミカサ『そうすれば人形ではあっても昔のように3人一緒に寝ることができる』

ミカサ『こうしてはいられない。早速制作者を捜索しよう』ダッ

エレン「ミカサ……」ジーン

アルミン「ミカサ……」グスッ



――実験からしばらく後、ミカサの枕元にはエレンとアルミンに似た人形が並ぶようになったそうな

終わり
本当は他の女子も含めてやろうかと思ったけど展開思いつかなくて断念

キース「王の素質」



アルミン「エレンは寒がりなのに強がって冬に薄着をする!」

エレン「知ってたのかよ……70点」

ミカサ「エレンはオタマを落としたような金属音が苦手」

エレン「ずいぶんマニアックな……80点」

コニー「……」カリカリ

ミーナ「……何あれ」

クリスタ「ミカサがエレンに構い過ぎて怒らせちゃってね。それをアルミンがなだめたら……」

ユミル「ミカサが“アルミンには分からない話。黙っていて”キリッ……とか言っちまってよ」クックック

クリスタ「親友っていうプライドが傷ついちゃったアルミンとミカサで、エレンのトリビアを出し合ってるの」

ミーナ「で、エレンが審判してるのね?……コニーは?」

クリスタ「足し算の練習で両方の獲得合計点を計算中だよ」

ミーナ「ふーん、どっちが優勢なの?」

クリスタ「それが……エレンも絶妙に勝ち負けを振り分けるから同点なの」

アルミン「エレンは氷の大地の話が一番興奮する!」

エレン「やっぱそれだよな。80点」

ミカサ「エレンはカルラおばさんの膝枕が一番好き。……でもそれと同時にされる耳掻きは苦手」

エレン「そこまで言うなよ……70点」

アルミン「うー……エレン!そんな配点じゃ全然勝敗がつかないよ!」

ミカサ「このままでは平行線……どうやって決着をつけよう」ムムム

エレン「……じゃあ次が最後な。これで決める。異論は認めない。どっちが先でもいいぞ?」

ミカサ「エレンは私の事が大好き!」

エレン「そうだな、100点」

アルミン「エレン!?……僕の負けかぁ」シュン

ミカサ「正直言って卑怯な事をしたとは思っている。許して欲しい」ドヤァ

エレン「はい次、アルミン」

アルミン「……え?ミカサが100点だろ?」

エレン「次、アルミン」ホレホレ

アルミン「……エレンは僕の事が大好き?」

エレン「そうだな、100点」

アルミン「!」
ミカサ「!」

エレン「同点引き分けだ。でもこれで決める約束だよな?仲直りしとけよ」スタスタ

アルミン「……」チラッ

ミカサ「……」チラッ

アルミカ「「ごめん」」

イジヲハッテシマッタ…
ボクモダヨ、ナカナオリシヨウ


ミーナ「……やるわねエレン」

クリスタ「丸く収まったね」

ユミル「……とんでもねぇ野郎だな」

キース「よく見ておけ、年若い乙女らよ……」

年若い乙女ら「!」ビクッ

キース「あれがハーレム王の素質というものだ。うかつに手を出せば……引き込まれるぞ」フフッ

年若い乙女ら「……っ!」ゾクッ

コニー「出た!504.08点だ!あれ?エレン達は?」

キース「年若い坊主は営庭30周行ってこい」

年若い坊主「」


おしまい

エレンハーレムは書いたことないけど書いてみた

お邪魔しました


不良1「この屁理屈野郎!!」ドガバキ

アルミン(10)「ううっ……!」

エレン(10)「やめろ!! 何やってんだお前ら!!」ダダダダ

不良1「エレンだ!!」

不良2「あの野郎……今日こそぶちのめすぞ!!」

不良3「ミカサはいねぇ……いける!!」

不良1「うおぉぉぉおぉぉぉ!!」ヌッ

ミカサ(10)「バギ!!(右ストレート)」ボカッ

不良1「ぐぼぁぁぁぁぁ!?」ギュルルルル……ドガン


不良3「げ!!」

不良2「ミカサが背後に!?」

ミカサ「ギラ!!(張り手)」パンッ

不良3「いてぇぇぇぇぇぇ!!」

ミカサ「……ジロリ」

不良2「ひぃっ!」

ミカサ「ライデイン!!(かかと落とし)」ボグッ

不良2「ぎゃああああ」


不良3「く……くそっ。この野郎!!」

ミカサ「イオナズン!!(蹴り上げ)」バキッ

不良3「ぐぁぁぁぁ!」

エレン「お、落ち着け、ミカサ」

アルミン「ダメだ、完全にスイッチ入ってるよ……」

エレン「マ、マホトーン」

ミカサ「うるさい!」

ミカサ「よくもいつもいつもアルミンを! じわじわなぶり殺しにしてやる!」

アルミン(じわ……じわ……?)


不良1「」

ミカサ「あなたいつまで寝てるの! ベホマ!!(両手で掴み上げ)」グイッ

不良1「ひ、ひぃっ」

ミカサ「バギクロス!!(ワンツーパンチ)」バキバキッ

不良1「ぐぼぁぁぁぁぁ!!」

ミカサ「ベホマ!!」グイッ

不良1「え、ちょっ!」

ミカサ「ベギラゴン!!(背負い投げ)」グバァ

不良1「ぐっはぁぁぁ」ドガン


不良2「うう……」ユラァ

ミカサ「メラゾーマ!!(ラリアート)」

不良2「」

不良3「……くっそ、こいつ!!(右ストレート)」ブンッ

ミカサ「マホカンタ!!(クロスカウンター)」バギャッ

不良3「あ……が……」ドサッ

不良2「ひいいいい」ガタガタ

ミカサ「…………」ゴゴゴゴゴ

不良2「に、逃げ……」


ミカサ「……(足掴み)」ムンズ

不良2「ぎゃーーー!! 許ちて!」

ミカサ「…………(ジャイアントスイング)」ブンッブンッブンッ

不良2「あぁぁぁぁぁぁぁ」

ミカサ「メドローア!!(ぶん投げ)」ブウンッ

不良2「ぎょえええええええ」ドッカーン

ミカサ「……MPが尽きたからそろそろ許してあげる」


―――――
―――


アルミン(15)「……ってな事が昔はあったねぇ」

エレン(15)「厨ニ病の一種だよな」

ミカサ(15)「言わないで。恥ずかしい……」ポッ

アルミン「でももう僕らは大人さ」

エレン「ああ。調査兵団にも入れたし、コイツで巨人を駆逐してやるんだ」ジャキン

ミカサ「うん」ジャキン

アルミン「二人とも刃しまって……危ないよ」


ミカサ「これはただの刃じゃない……クロスクレイモア」

アミルン「……へ?」

エレン「……は?」

ミカサ「これで私は乱れ雪月花を使うことができる……」

アルミン「……」

エレン「……」


ミカサ「私は大人になったから魔法少女は卒業したの。これからは女剣士の時代」



おしまい

メインの書き溜めが進まないから気晴らしに書いてみた
元ネタはもちろんはだしのゲンの改変漫画

http://i.imgur.com/8ZruUNA.jpg

思いっきり書いた人の年代が分かってしまうなw

>>336
同世代がニヤリとしてくれれば実に嬉しい

―850年 トロスト区―

ドガッ

ミーナ「あぐっ・・・!!」



頭を強打し、視界に白い光が明滅する現象。

比喩表現ではこれを「目に火花が散る」などと言ったりする。

だが、比喩は所詮比喩。

実際そういった場面で視界に散る光は火花などという生易しいものではない。

それはさながら太陽か、あるいはビッグバンか。

目に写る全てを消し去らんばかりのすさまじい閃光が目の奥で炸裂するのである。

そして、一度その爆発に巻き込まれてしまえば、向こう数分は身体が言うことを聞かない。



ミーナ「ん、う~ん・・・・・・」クラクラ

アルミン「み、ミーナ!!」







巨人「・・・・・・。」ジィー







ミーナ「あっ・・・・・・・」



兵士たる者、いつどんな形で死んでも文句は言えないと頭では分かっている。

だが兵士とて人間だ。

分かってはいても、心の片隅では老衰や病死といった人並みの死をもって人生を終えるのだろうと、期待に近い予想を漠然と抱いている。

昨日、訓練兵を卒業したばかりの少女ミーナ・カロライナも例外ではない。

よもや人外の物に捕食されるという末路など、露ほども思っていなかった。

だが今、予想だにしなかった最悪のシナリオが眼前に迫っている。

人外の捕食者、巨人。



巨人「・・・・・・。」ガシッ

ミーナ「きゃっ!!」



巨大な両手がミーナの肩を掴む。

配慮や気遣いなど微塵も感じられない粗野な握力。

脱臼しそうな激痛を肩に感じながら、ミーナの身体は地を離れた。



巨人「・・・・・・。」ガパッ

ミーナ「い、嫌・・・・・・」フルフル



巨人は大きく口を開き、ミーナの頭をゆっくりとそこへ近付けてゆく。

真っ直ぐに生え揃った歯は生と死を隔てる黄泉の門だ。

その奥から漏れ出る口臭に微かに混ざる臓物の臭い。

ミーナの前にも何名かこの門をくぐった、いや、くぐらされた人間がいるのだろう。



アルミン「ミーナアァァァァァ!!!!」

巨人「・・・・・・。」

ミーナ「お願い・・・・・・やめて・・・」ガクガク



ミーナ「・・・・・・助けて!!!!!!」







ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォッ







大地を揺るがさんばかりの轟音が響く。

巨大な手が離れた。

地に落ちるミーナ。

通りの遥か彼方へと吹き飛んでゆく巨人。



ミーナ「・・・・・・。」

アルミン「・・・・・・。」



その場にいる誰もが言葉を呑んだ。

そして現実を疑った。

目の前の現象はあり得ない。

起こり得る筈がない。

なのに起こってしまった。

巨人が“人間の手で”殴り飛ばされた。



「ふぅ~。」



一仕事終えたと言わんばかりの嘆息。

一同の視線がその主に集まる。

デニム生地のハーフパンツにサンダル、赤いノースリーブのシャツ、そして麦わら帽子。

巨人を殴り飛ばした張本人。



ルフィ「とりあえず殴っといた。」ドンッ

ミーナが死ななくて済む話を考えてたらあれよあれよと言う間にこんな展開になりました。
ただ、完結させられる気がしないorz

獣の巨人「やぁ貴方たち、ゲームをしませんか?」コエムシ「参加費はお前らの命だ」

ドラムカン「……ウォールマリア?」というタイトルを見て速攻でこういうことだと思った。勘違いだった。恥ずかしい。

ちょっとゴミ処理したいから投下するわ

 立体起動訓練の最中、ブレードを取り落とした。

エレン「参ったな……」

 とりあえず元来た道を遡っているが、見つかりそうにない。紛失となれば始末書だけでなく、教官の怒号も待っているだろう。

 憂鬱になる。小石を蹴り飛ばした。

 瞬間、その憂鬱を吹き飛ばすかのような轟音と、烈風。

エレン「う、おっ……!?」

 密集した地雷をまとめて起爆したかのような爆音が耳をつんざき、思わずその場にのけぞった。

エレン「今のは……ああ」

 空を見上げて、すぐにわかった。

エレン「第三位(レールガン)と第四位(メルトダウナー)か」


 林立する樹木をまとめてなぎ払い、天から降り注ぐ光線。

クリスタ「――ッ、ユミルもういい加減にしてよ!」

ユミル「いいや、今日こそは絶対に私が勝つ! そんで私のモノになれ!」

 もはや名物と化した二人の『じゃれあい』。

 余波に巻き込まれないよう、多くの訓練兵が慌てて散る中、ぼうっと空を見上げながらエレンは二人の能力を思い浮かべる。

 クリスタ・レンズ――『超電磁砲(レールガン)』、壁内序列第三位。
 電撃使いの最高位に君臨しながら、高慢な態度もなく、もとよりその容姿より人気は高い。

 ユミル――『原子崩し(メルトダウナー)』、壁内序列第四位。
 分子などの構造についてエレンは詳しくないが、彼女の能力は一切の障害物を無視して突き進む、非常に強力な破壊光線のようなものあと聞いている。
 あとガチレズ。

エレン「ま、無能力者には縁のない世界か」

 ブレードの捜索でもクリスタにお願いしようか、と本気でエレンは悩む。

ユミル「さーァて、締めの一発行くぞ!」

クリスタ「ああもうッ……」

 木の上からユミルが放った光線を、クリスタは立体起動に磁力のブーストを上乗せして回避。

 反撃に放つ電撃が、高射砲のような発砲音を響かせる。

 その内の一発が、偶然にも一人の少年めがけて殺到した。


エレン「――うおっ」


 とっさに振り払われた裏拳。

 常識的に考えて、数十万ボルトの雷撃の槍に対抗できるはずもないのだが。


 彼の右手は、シャボン玉を割るかのような気楽さで、致命打となるはずの電撃を打ち落とした。

ユミル「げっ、出たな不幸無能力者ヤロー……」

クリスタ「……!」

エレン「お前さぁ、俺じゃなったらホント死んでたぞ? 考えて打てよな」

クリスタ「…………」

 バヂッ、とクリスタの金髪が妙な音を立ててたなびく。

エレン「うげっ」

ユミル「……あー、あたし戻っとくわ」

 瞬間、ユミルもエレンも立体機動装置を作動させた。

ユミル「おい不幸ヤロウテッメェついてくんな! 巻き込まれちまうだろーが!」

エレン「特に理由のない暴力にむざむざさらされるほど俺はバカじゃねえよ!?」

 背後からびゅんびゅん電撃が飛んできて二人とも涙目。

 どう考えても一発あたれば無事ではすまないが、木々を障害物代わりに飛び去っていく。

クリスタ「なんで……なんで効かないのよぉぉぉぉっ!!」

 今日も意味不明な八つ当たりにつき合わされ、エレンは絶叫する。

エレン「不幸だあああああああああ!!」

 104期生は黄金世代と言われている。

 現在の壁内序列上位10名の半数以上が104期生に集中しているのだ。

エレン「おいジャン……もうちょっとそっち行けよ。あれ、ちらちら俺たちのほう見てきてんぞ」

ジャン「ああ? っと、悪いな」

 巨人に対抗する能力者を育成するこの訓練校で、無能力者の烙印を押されたエレン。

 対照的に高位能力者となった幼馴染の二人は、食事中は『親睦会』に参加している。

ジャン「なーにが親睦会だ。将来に向けたコネを得るための、気色悪い馴れ合いじゃねえか」

エレン「おいよせって、聞こえたら面倒だ」

 無能力者は彼らの視界に入らないよう、身を縮こまらせて過ごしていく他ないのだ。

エレン「……アルミン、ミカサ……」

 最近あまり話さないなと思う。部屋どころか、彼ら高位能力者とは棟も違うから仕方のないことではある。


エレン「……巨人を殺せる力が手に入るなら……それはきっと……良いことのはずなんだ……」

クリスタ「エレン、その右手、本当にどうなってるの?」

 水汲み当番の仕事をこなしていると、不意にクリスタがやって来た。

エレン「あー……生まれつきなんだよ。だから能力とかもないし」

クリスタ「へぇ、原石なのかもね」

 原石というのは、この訓練校で能力手術を受ける前から、すでに能力を発現させていた者のことだ。

 いわば天然の超能力者と言ってもいい。

エレン「でも、巨人ぶっ倒すのに関しては役立たずなんだよな」

クリスタ「本当に使えない能力だよね」

 ズバズバと言葉のナイフが突き刺さってきた。

エレン(――なんかこいつ、俺といるときだけやた口悪くねえか!?)

クリスタ「~~♪」

 時は流れ、訓練兵の卒業式の翌日。

エレン「……なんか、調査兵団に入るっていう実感が沸かねえな」

トーマス「そうだね。高位能力者はやっぱり憲兵団に入るみたいだし」

エレン「お前だってレベル3だろ、十分に狙えたんじゃないか?」

 そう言うと、固定砲の整備の仲間である彼は首を横に振った。

トーマス「その辺はシビアでね、『親睦会』だってレベル4以上じゃないと参加できないし」

エレン「……そっか」

 がこん、と音を立てて誰かが物を落とした。

サシャ「……え? 私レベル3なのに参加してたんですけど……えっ?」

エレン「お前はクリスタのペットみたいなもんだろ」

 理由が明白なだけに、思わずエレンはため息をついた。

サシャ「ぺ、ペット!? どっちかっていうとエレンの方がっ」

エレン「オイちょっとお前何言おうとしたよ!? あいつと絡んでるのは、いっつもいっつも向こうから……!」

 ぎゃーぎゃーと騒ぎ立てる二人。

 その様子を笑いながら見守り、トーマスはふとエレンの黄金色の瞳を見やった。

トーマス(……君がどれほど異常な存在か、気付いているのかい? エレン)

トーマス(無能力者でありながら超能力者とコネクションを多数持つ)

トーマス(第三位や第四位だけでなく、104期生の総合序列第一位と第二位は君の幼馴染だそうじゃないか)

トーマス(壁の中の序列の基準となる能力を、君はひっくり返している。それは、世界のパワーバランスを崩壊せしめることに他ならないんだ)

 二人がもつれあって、転んだ。

 サシャの懐からパンがこぼれ落ちる。

 思わずトーマスも、壁上にいた人間も、サシャも、彼女の胸に偶然手を置いてしまっていたエレンも、咄嗟にそのパンに視線を飛ばした。



 雷鳴。

 ――その日エレンは思い出した。

 ――どうして自分がここにいたのかを。

 ――どうして自分の右手が、幻想を打ち砕くべくして存在するのかを。


超大型巨人「…………」


エレン「…………ッ!!!!」


 突如現れた、50mを越す大きさの巨人が、無遠慮に腕を振るう。

エレン「う、おぁっ……!?」

 飛び上がって回避、咄嗟に立体機動のアンカーを射出して壁の内側に突き刺す。

エレン「ッ、みんなは!?」

 上を見上げた瞬間、何かが降り注ぎ、エレンの頬をぬらす。

エレン「――――――」

 血の雨。

 瞬間のインパクトが、もろい人体を打ち、文字通り霧のように粉砕したのだ。

エレン「うッ、うああああああああああ!!?」

エレン「…………」

 訓練兵の投入が決定付けられた後、エレンはふと、まだシャツに染み付いたままのシャツをつまんだ。

 何人分の血が染み付いているのか、ここに。

サシャ「…………さっきは、ありがとうございました」

 奇跡的に生存したのは、エレンとサシャの二名のみ。

エレン「お前の能力、風力操作(エアロハンド)だったよな。確か立体機動なしでも飛べたはずだ」

 礼には言葉を返さず、ただ無感情にエレンは問う。

エレン「なんで能力を使わなかった? 俺やジャン、トーマスと違って、お前は単独でも生き残るすべを身に着けている」

エレン「……なんで、飛ばなかったんだ?」

サシャ「……怖かったん」

 理論上は、そうに違いない。

 エレンは座学で聞いた話を思い出した。

 能力者がその能力を使うプロセスとしては、自分だけの現実……パーソナルリアリティを、頭の中から現実に引っ張ってくる。

 ざっくり言うとそういうことらしい。

 ならば恐怖のあまりに、そのパーソナルリアリティが歪んでしまったら?

サシャ「飛べんかった。怖くて、体も頭も、動かんかった」

エレン「……そうか、そうか」

 いつか誰かが言っていたなあと、ぼんやりと思い出す。

『能力が本当に巨人に通じるのなら、壁なんていらないと思わないかい?』

 誰が言ったのかを思い出そうとして、

 その彼は、もうシャツの染みになってしまったことを思い出した。

エレン「……サシャ、大丈夫か?」

サシャ「え、あ……」

 エレンとサシャは、立体機動装置を腰にぶら下げて建物の屋上に佇んでいる。

 トロスト区に侵入した巨人。それらを迎撃するために、前衛、中衛、後衛の布陣が組まれた。

サシャ「……レベル3じゃあ、なんにもならん。さっき、分かったん」

エレン「そう、か」

 エレンとサシャは、中衛。

エレン「なあ、サシャ」

サシャ「はい?」

エレン「そもそもおかしな話だと思わないか?」

サシャ「?」

エレン「俺たちの知る回復系能力者でもあんなに早い回復はできない」

 そもそも序列十番以内に回復系の能力者はいない。

エレン「ずっと考えてたんだ。あいつらの異常な回復速度のこと」

サシャ「はあ……。――ッ、エレン! 前衛が……!」

 巨人が、ついに侵攻を始めた。

 総崩れとなった前衛を突破して、人類の領土を穢す異形の使徒が溢れかえる。

サシャ「エレンッ、早く準備を――」

 そのとき、少女は見た。

 無能力でありがなら、彼がこの地に足をつけている所以を。

 あまりに凶暴な意志と、あまりに澄んだ殺意を。

エレン「もしさ、もしもだぜ?」

エレン「あいつらの回復も、異能なら」

エレン「または、あいつらの存在そのものが異能なら」


 …………兵士の悲鳴が、肉が砕かれる音が、しばらく聞こえた。

サシャ「…………」

エレン「なあサシャ。正直さ、さっき、巨人が怖いって。人間は勝てないんじゃないのかって、思ったろ?」

 無言の肯定。

エレン「見せてやる、人類の希望を。俺たちの明日(げんそう)は、簡単に殺せやしないってことを」

 その背中に、サシャは、なぜか太陽を幻視した。

 減形する世界の中で、彼は右の拳を握る。

 両の剣でもなく。

サシャ「ぁ……」

 多くの同期や兵士を食らったのか、口元から血を滴らせ、15m級が近づいてくる。

 怒号。悲鳴。負の感情がない交ぜになった地獄の中で、恐怖でも絶望でもなく、ただ一つの感情が、サシャの足を止めていた。

エレン「いいぜ、人類は巨人に勝てないっていうなら――」

 ガス噴射。

 人類の英知の結集に背を押され、巨人の豪腕を掻い潜り。

 犬歯をむき出しにして、エレンは吠えた。


エレン「――まずは、その幻想を駆逐する!!」

以上ですありがとうございました。

ボクシング見ながらだったんでクッソ遅い速度ですまんかった。

何の間違いかsagaになってなけど許してくれ。

エレン「あ~、やっと着いたなぁ! ここがあの有名な訓練兵団やでぇ!」

ミカサ「うわぁ、良いトコやんかぁ! こんな場所で訓練できるなんて夢みたいやわぁ!」

アルミン「なんでもな、ここのキース教官いう人がめっちゃおもろいらしいでぇ!」



いや、ごめん。
このスレタイを思い付いただけorz
誰か続き書ける人いたらお願いしたい。

某漫画のとある一話のパロっていうかまんま首のすげ替えものですが
別に構いませんよねッ!
ちょっと思いついたものが出来上がりましたので
貼ってしまおうと思います

ミカサ「炊事長の巻」


教官「アッカーマン、今週は貴様が炊事長だ。しっかりうまいもの作れよ」

ミカサ「はっ、謹んでお受けいたします」


ミカサ「という訳でみんなに協力して欲しい」

サシャ「もちろんです!」

アニ「つまみ食いしないでよね」

ミーナ「私も手伝うよ」

エレン「……ってことがあってミカサが炊事長になったそうだ」

アルミン「彼女手先が器用だからきっとうまい物こしらえるだろうね」

ジャン「それは本当か!ミカサの手料理が食える!」

ミカサ「炊事長は炊事場で一番偉い。ので、うんと美味しい物こしらえよう」

サシャ「味見が楽しみです!」

ミーナ「炊事場洗った?」

ミカサ「炊事長は訓練生全員の三度三度のご飯とおかずを考えなければならないから責任は重大」

ミーナ「うんうん、結構材料は限られてるし」

ミカサ「……よし、今日のお昼は鶏の煮物。鶏を絞め殺して羽を毟って。パンは物置にあるから取ってきて」

サシャ「ハイ」

ガチャッ

アニ「ちょっと遅くなってすまないね」

ミカサ「あ、丁度いい時に。物置にパンの入った樽があるから取ってきて」

アニ「わかった」

アニ「この樽を一人で持てる者は私の他にはミカサとライナーくらいなもんだろうね」

アニ「うーん、パンと言えど意外に重い」

ポト……ポト……

アニ「だんだん軽くなってきた、ふふん意外と力あるんだね私」

アニ「持ってきたよ」

ミーナ「……アニ、そこが抜けて中身が空っぽだよ」

アニ「」

ミーナ「拾って来てね」


アニ「散らばってる……ちりとりで掬おう」

アニ「拾ってきたよ」

ミーナ「こんな泥だらけにして誰が食べるのよ!」

ミカサ「……ミーナ、パン洗って。それでパン粥にしましょう」

サシャ「わ、私はパン粥も好きですよアニ」

アニ「……」

ミカサ「アニは大鍋を焦げ付かないようにかき回してて」

アニ「うん……」

アニ「……いい匂い」

アニ(ちょっとぐらい味見しても……)

パクリ

アニ「美味しい……!」

ミカサ「味はどう?美味しい?匂いは美味しそうだけど」

アニ「相当素晴らしい出来ね」

モグッ

ミカサ「うん、カルラおばさんの味と似てる……グッド」

アニ「~♪」

パクパクモグモグ

パクパクモグモグモグ……


ミカサ「こ、こら!お腹が膨れるほど食べるなんて!これはみんなのおかず!」

アニ「み、ミカサのお腹も随分膨れてるけど」

ミカサ「しかし、美味しいので仕方ない……」

アニ「いくらでも入るよ本当」

ムグムグムシャムシャ

サシャ「パン粥できました……よ……?」

ミーナ「二人共どうしぎゃあああああああああああああああ!!!」

ガチャ

教官「オイ、もう昼になるが食事の支度はできたか?」

ミーナ「ぎゃああああああああああああ!!!」

サシャ「今回は私じゃありません!」

教官「何?二人で食べてしまったのか?呆れた奴らだな」

ミカサ「ハイ、あのっ出来たのですがこのレオンハートがタタタ食べちまったのです」

アニ「イエ、あの……炊事長殿も随分と召し上がりやがりました」

~おしまい~

実はのらくろ最近知りましてマイブームなのです
どちらも軍人なので親和性は案外高いと思いますよ!
しかしほんの十数分で通じる人が現れるとは驚きました
それこそどんだけ通じるのかと内心思っておりましたから

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