穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんが最近遊んでくれない...」 (34)

前作

ことり「また遊びに来ました♪」

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穂乃果(最近幼馴染の2人と遊ぶ時間が極端に減ったと感じる今日この頃、海未ちゃんとことりちゃんは一緒に遊んでるみたいだけど穂乃果だけ仲間外れ...何か、面白くない)

穂乃果(2人に何をして遊んでるのか尋ねても全然答えてくれない、というか露骨に話を逸らそうとするので結局のところ、ハブにされたみたいで辛いです...)

穂乃果「...」ムッスー

ことり「あの、穂乃果ちゃん?」

穂乃果「2人とも最近楽しそうに遊んでていいなぁ...最近ずーっと穂乃果だけのけ者にしてさ」

海未「べ、別にのけ者にしている訳では...」

穂乃果「じゃあ何で穂乃果に何も話してくれないの!?」

海未「そ、それは...」

ことり(もし穂乃果ちゃんまでお兄さんのこと好きになったらライバルが増えることになるし...逆にもしお兄さんが穂乃果ちゃんのことを好きになったら...って考えると、怖くてとても誘えないんだよ...)

海未(そんなこと絶対に言えませんけど...)

穂乃果「ふーんだ!」

ことり(ど、どうしよう海未ちゃん。こうなったら穂乃果ちゃん、中々機嫌が直らないし...)

海未(こうなったら、今週は穂乃果と出掛けましょう。1日穂乃果のわがままに付き合ってあげるのが1番です)

ことり(そうだね。穂乃果ちゃんは大事な幼馴染だもんね)

海未「穂乃果。今週末は久しぶりに3人で買い物に出掛けませんか?」

穂乃果「!」ピクッ

ことり「今まで遊べなかった分、穂乃果ちゃんの言うことを何でも聞いてあげるから!ね?」

穂乃果「......本当に?」

ことうみ「「うん!」」

穂乃果「...えへへ〜〜♪」

〜〜〜〜

妹「えー、そんなぁ...」

男「どうした妹?」

妹「ことりちゃん達、今週は来れないんだってさ...」

男「ありゃりゃ。まあでも今まで毎週のように来てくれてたのが奇跡だろ。あの子たちにだって予定ぐらいはあるさ」

妹「そりゃ、そうだろうけどさ...」

男「...その代わりって言っちゃなんだが、週末は買い物に付き合ってやるからよ」

妹「えっ!?本当に!?」

男「本当だよ。だから元気だせよ。な?」

妹「わーい!ありがとうお兄ちゃん!」

そして週末

穂乃果「えへへ〜///今日はレア物のシールをいっぱい買えちゃった♪」

ことり「ことりも、可愛いお洋服がいっぱい買えちゃった♪」

海未「...時間もいい感じですし、そろそろお昼にしませんか?」

穂乃果「そうだね。何処で食べる?」

海未「穂乃果にお任せしますよ」

穂乃果「本当に今日は穂乃果が何でも決めていいんだね。でもこういう時に限って決められないというか、うーん...」






妹「あー!いっぱい買い物したー!」

男「お前よくこんなに買い物したな...」

妹「そりゃ、荷物持ってくれるお兄ちゃんが居るからね!重さを気にせず遠慮なく買い物出来るから、お兄ちゃんとのショッピング好きなんだよねぇ♪」

男「俺は荷物持ち要員かよ...」

妹「!...あれは!!」シュババババ

男「!?お、おい!走るなよ危ないぞ!」

穂乃果「うーん、何処にしようかn「おーい!」

ことり(あれ?何だか聞いたことのあるような声が...)クルッ

妹「あー!やっぱりことりちゃんと海未ちゃんだ!」

ことり「妹ちゃん!?」

穂乃果「...誰?」

妹「あ、もしかしてμ'sのリーダー、高坂穂乃果さんですか?」

穂乃果「え、あ...はい」

妹「うわああ!私、μ'sの大ファンなんです!」

穂乃果「本当に!?嬉しいなぁ///」

海未「あの、妹はどうしてここに?」

妹「ショッピングに来たの♪」

海未「ショッピング...1人で来た、ってことはn「や、やっと追い付いたぜ...」

男「モールを走るなよ...他のお客さんに迷惑だろ?」

妹「えへへ、ごめんごめん」

ことり「お、お兄さん!?」

男「あれ?ことり、それに海未ちゃんと...えーと、」

穂乃果「...こんにちは」ペコリ

男「え、ああ!こ、こんにちは」ペコリ

〜〜〜〜

穂乃果「ふーん、つまりことりちゃんは海未ちゃんの紹介で妹ちゃんと仲良くなった、と。んで海未ちゃんはどうやって妹ちゃんと知り合ったの?」

海未「あうっ!?そ、それは...///」カァァ

妹「!え、ええっと...ナンパされてたところを海未ちゃんに爽快に助けて貰って...ね?」

海未「え?あっ!そ、そうですそうです!」

穂乃果「ふーん」

男「...」

穂乃果「......あの」

男「...何?」

穂乃果「あっ、いえ...」

穂乃果(全然喋らない。な、何だかちょっと怖いなぁ...)

妹「...ぷっwww」

海未「き、緊張し過ぎなのでは....くっw」

穂乃果「えっ?えっ?...何、どういうこと?」💦

妹「お兄ちゃん、今まで女の子とはほとんど関わりなく過ごしてきたから照れてるだけだよ。ほら、その証拠に顔が赤いwww」

男「...///」

穂乃果(お、怒ってるとかじゃないんだ...良かった)

ことり「女の子4人に囲まれたハーレム状態は童貞のお兄さんには刺激が強すぎるもんね♪」

穂乃果(ことりちゃん!?)

男「ど、童貞言うな!///」

男「ふぅ、食った食った。んじゃ俺らはそろそろ行くわ」

妹「えー、せっかくだからもっと一緒に居たい!」

男「いやいや、今日は幼馴染3人で過ごしてるみたいだし、俺らが一緒に居ても野暮ったいだろ?」

妹「えー、そうかなぁ?」

穂乃果「え、ええっと....」

穂乃果(ど、どうしようか...)

海未「わ、私達は全然構いませんよ。ね、穂乃果?」

穂乃果「え?あー、うん」

妹「ほら、海未ちゃんも穂乃果ちゃんも良いって言ってくれたんだからさ」

男「で、でもよぉ...」

ことり「まあまあお兄さん。妹ちゃんが一緒に居たいって言ってるんだから折れてあげようよ。あっ!それとももしかして、私達と一緒に居るのが恥ずかしいから帰りたいのかな?」

男「...///」

妹「あー、なんだそういうことか」

ことり「恥ずかしいのも仕方ないよね。だってお兄さん、童貞さんだもんね♪」

男「だから童貞言うな...///」

〜〜〜〜

穂乃果(話し合いの末、男君と妹ちゃんが合流し、5人で今カラオケボックスに居ます)

男「皆歌うまいな。流石アイドル」

ことり「誰が一番上手く歌えるか、勝負しよう!」

妹「おお!いいねやろう!」

男「おお、頑張って〜」

ことり「お兄さんもやるんだよ?」

男「...マジで?」

ことり「マジで♡」

海未「あの、もしかして私達も...」

ことり「勿論参加だよ♪」

穂乃果「ことりちゃん...珍しく気合い入ってるね...」

ことり「因みに得点が最下位になった人は、皆から罰ゲームね♡」

海未「え゙っ!?」

男(あーあこれ俺罰ゲーム確定じゃん。アイドルに歌唱力で勝てるわけねーよ...)

ことり「それじゃあまず誰から歌う?」

穂乃果「じゃあまず穂乃果から...!」

~~~~

男「まさか罰ゲーム回避できるとは思わなかったぜ...」

ことり「ハノケチェン...」

海未「これは指導が必要ですね」ピキピキ

穂乃果「...面目ない」

男「ってかお前歌下手なのな」

妹「う、うるさい!///」

※罰ゲーム・穂乃果、妹

ことり「さて、罰ゲームだけど海未ちゃんは...」

海未「穂乃果を鍛え直します!」

穂乃果「うぇぇ...」

ことり「だよねぇ...お兄さんは何かある?」

男「俺も特に何かして欲しいってことはないかな...」

ことり「それじゃあ罰ゲームにならないよー!何でもいいから、ほら言ってみて!」

男「ええ...うーん」

男「和菓子くれ...って言ってもあるわけないか」

穂乃果「あるよ。うちの饅頭で良ければだけど」スッ

男「マジで!?頂きまーす!うめぇ!コレなんて言う饅頭!?」

穂乃果「ほむまんって言うんだよ!家のお手製饅頭だよ!」

男「ほほほ、うめぇ!!癖になるぅぅ!」

妹「いいなぁ...あんな美味しそうに饅頭食べててさ」

ことり「ふふふっ、このタイミングで罰ゲーム追加!」

穂乃果「ええええっ!?」

ことり「だって皆指導とかお菓子頂戴とかでつまんない命令しかしてないんだもん」

男「いや罰ゲームに面白さ要求すんのかよ...」

ことり「ゲームは楽しい方がいいに決まってるじゃん!」

男「は、はぁ...」

ことり「って訳だから海未ちゃん!面白い罰ゲームの内容を期待してるよ!」

海未「そんなこと言われましても...」

ことり「因みに命令する相手は穂乃果ちゃんか妹ちゃん以外でもいいよ♡」

男「はぁ!?」ガーン!

穂乃果「ぃやったああああ!!」ガッツポ

海未「そうですね...ではことりがキスする、で」

ことり「ぴぃ!?」

男「ええっ!?////」

穂乃果「まさか海未ちゃんの口からキスなんて言葉が飛び出すとは...」

海未「さあ、誰の何処にキスしますか?」ニヤニヤ

ことり「う、ううう...///」

ことり「妹ちゃんっ!///」

チュッ...

妹「!?」

男「お、おう...でこちゅー///」

海未「は、破廉恥ですっ!///」

ことり「海未ちゃんがやれって言ったんでしょ!?///」

穂乃果「いや元々ことりちゃんが罰ゲーム増やしたのが原因だしほとんど自滅じゃん...」

妹「えへへ///ことりちゃんにキスして貰った♪」

男「良かったな」ナデナデ

ことり「つ、次はことりの番だからね!」

男「どうぞどうぞ」

ことり「海未ちゃんとお兄さんの濃厚キッス!!」

男「はぁぁ!?///」

海未「!!?////」ボッ!

男「いやいやいや!流石に罰ゲームでもそこまでするか!?」

ことり「する!」

男「俺はやだぜ!こんな形で無理矢理キスさせられるのは!海未ちゃんだって、こんな形でキスするなんて嫌だよな!?」

海未「////」プシュー

穂乃果「海未ちゃんには刺激が強すぎたみたい。気絶してるよ...」

ことり「お兄さん、今なら海未ちゃんとねっとり濃厚なキスをやり放題のチャンスだよ?逃していいの?」

男「だからやんないってば!!////」

ことり「ヘタレ!これだから童貞は...やれやれ」

男「〜〜〜〜ッ!!////」カァァ

数日後


穂乃果「店番暇だな〜...」

ガラガラ...

穂乃果「いらっしゃいませー!」

男「こんにちは」

穂乃果「あ、男君」

男「へぇ、ここが穂むらか...あ、ほむまん下さい!」

穂乃果「はい、ほむまんだよ!」

男「ありがとう!」チャリン

穂乃果「男君は部活帰り?」

男「そ。今日はもうずっと練習してたからクタクタでな...買い食いしなきゃやってらんねーよ」

穂乃果「あ、それわかる!穂乃果もよく買い食いしては海未ちゃんに怒られて...」

男「何か容易に想像つくわwww」

穂乃果「またねー!今後ともご贔屓に!」

雪穂「...お姉ちゃん」

穂乃果「あ、雪穂」

雪穂「今の人、誰?」

〜〜〜〜

穂乃果「って訳で数日前に知り合ったの!」

雪穂「ふーん...」

雪穂「男なんかと仲良くしちゃダメだよ」

穂乃果「えっ?」

雪穂「男なんかと仲良くしちゃダメ!...いい?」

穂乃果「あ、はい...」

雪穂「わかればいいんだよ。わかれば......ふふっ♪」

穂乃果(えええ...)

穂乃果(まあでも確かに、あんまり仲良くし過ぎたら海未ちゃんやことりちゃんを不安にさせちゃうかもだし...)

雪穂「店番変わるね!お姉ちゃんに悪い虫が付かないように!」

穂乃果(でもこれは流石に過保護じゃないかな...)

〜〜〜〜

男「ただいまー!帰り道にほむまん買ってきたー!」

妹「おかえりー!私の分もある!?」

男「勿論」

妹「ありがとう♪」

男「一緒に食べようか」



おしまい

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