【ガルパン】オレンジペコ「聖グロ日日是好日」 (28)


※聖グロ短編5本詰め。最後だけ真面目なヤツ


* 最終章はまだ見てません

* 一部ゆるゆり注意


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【お料理対決です!】


オレンジペコ「…というわけで、なんやかんやでアッサム様とお料理対決をすることになりました」

アッサム「省略しすぎじゃないかしら…」

オレンジペコ「えっと、私とアッサム様で別々にお料理して、審査員はルクリリ様とローズヒップさんですね」

アッサム「あれ?ダージリンは?」

オレンジペコ「…あの、ダージリン様に審査ができるとお思いですか?」

アッサム「口悪いわねペコ…」

オレンジペコ「で、こちらが参考のレシピ本です」

アッサム「あら、レシピは見ていいのね」

オレンジペコ「まぁ、知識を競うわけではありませんから…」

アッサム「ふふ、これがあれば何も問題ないわ。手加減はしないわよ、ペコ」

オレンジペコ「望むところですっ」


・・・調理開始です!


アッサム「…ふぅ。ここまでは問題ないわね。あとは…調味料ね」

アッサム「えっと…コレを大さじ1、これを小さじ1」

アッサム「塩を少々…」

アッサム「……少々…?しょうしょう……?」

アッサム「……少々、って何かしら」

アッサム「少々…少し、ってことは、指で一つまみくらい…?」

アッサム「…いや、これじゃ少なすぎるわね…」

アッサム「よく考えれば、これを小さじ、大さじで表現していないことに意味があるはず…」

アッサム「つまり、これでは足りないくらい入れる、ということ…?」

アッサム「…」

アッサム「…この塩の小瓶を目安にして…そうね、少々というくらいだし…ビンの25%…いえ、20%くらいかしら?」

アッサム「よし」ドバーッ

アッサム「おっとと、こんなものかしら」

アッサム「ふふ、これで良いわね。次は…」


オレンジペコ「(えぇ…アッサム様、お塩入れ過ぎじゃあ…)」

オレンジペコ「いや、私は私の方をやろう。えっと、次は…」

オレンジペコ「…あれ?これだけ?あとはオーブンで温めるだけかぁ」

オレンジペコ「…」

オレンジペコ「ちょっと味気ないなぁ…」

オレンジペコ「何かないかなぁ、もう一味…」ゴソゴソ

オレンジペコ「…ん?これって…えっと…」

オレンジペコ「…あ、ちょっと待って。これ入れたらおいしいかも」パッパッ

オレンジペコ「あ、これも良さそう。あとこれと…」

オレンジペコ「…うん、よくできたかも。温めよっ」


・・・審査です!


オレンジペコ「お待たせしましたー」

ルクリリ「おっ、待ってました」

アッサム「待たせたわねローズヒップ」

ローズヒップ「アッサム様の手料理ですわー!」

オレンジペコ「えっと、最終的にはどちらも食べてもらうことになりますけど…」

ルクリリ「じゃあ、最初はペコの方から頂こうかな」

ローズヒップ「なら、私はアッサム様の方を頂きますわー!」

アッサム「ふふ、今日のは自信作だし、期待していいわよ」

オレンジペコ「わ、私だって今回のは良くできてますから」

ルクリリ「じゃあ、頂きます」

ローズヒップ「頂きます!!」


・・・


アッサム「ローズヒップ!しっかりしてローズヒップ!」ユサユサ

オレンジペコ「ルクリリ様!どうしたんですかルクリリ様!!」ユサユサ

ローズヒップ「…あ、アッサム様…これ…どんだけお塩入れたんですの…」グッタリ

アッサム「え…少々と書いてあったから、ビンの5分の1くらい…」

ローズヒップ「…ちゃうねん…」ガクッ

アッサム「ローズヒップ!しっかり!!ローズヒップー!!」


ルクリリ「ペコ…?こ、これ…何入れたの…?」

オレンジペコ「え…?何って、レシピ通りに…あ、あと最後にコレとコレとコレと…」

ルクリリ「…なんでや…」ガクッ

オレンジペコ「ルクリリ様ーっ!!」


【ドッキリ作戦です!】



ピピピピピピ…


ルクリリ「…うん……」

ルクリリ「朝、か…」

ルクリリ「(アラーム、アラーム…)」モゾモゾ


むにゅっ


ルクリリ「…うん?」

ダージリン(裸シーツ)「う、うぅん…」

ルクリリ「」

ダージリン(裸シーツ)「…あら、おはよう。ルクリリ」

ルクリリ「」

ダージリン(裸シーツ)「うふふ」

ルクリリ「」


ルクリリ「あっ、あの…だ、ダージリン様。な、なんで私のベッド…え?」

ダージリン「…ルクリリ、忘れてしまったの?」

ルクリリ「え、えっ?」

ダージリン「昨夜は、あれほど激しくお互いを求め合ったじゃない」

ルクリリ「」

ダージリン「…ルクリリ、上手なのね。うふふ」

ルクリリ「う、嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ…」ブツブツ

ダージリン「ほらもう、首の後ろにまでキスマークを付けて。隠すの大変なのよ?」

ルクリリ「あの…本当に身に覚えが…」

ダージリン「…覚えてないの?」

ルクリリ「いや、覚えてないもなにも、だって昨日は本当に帰って寝ただけで…」

ダージリン「…グスッ」

ルクリリ「!?」

ダージリン「ひどい…酷いわルクリリ…私…私、初めてだったのに…」グスッ

ルクリリ「あぁ、申し訳ありま…じゃなくて!いやその…」


ガチャッ

オレンジペコ「ルクリリ様。朝食の用意が…」

ルクリリ「!?」

ダージリン(裸シーツ)「…ペコ?」

オレンジペコ「…!?」ガタッ

オレンジペコ「ルクリリ、様…?」

ルクリリ「あっ、ペコっ。おはよ…じゃなくて、これはその…」

オレンジペコ「…どういうことなんですか…?ルクリリ様…」

ルクリリ「あ、いや…その私もさっぱり…」

オレンジペコ「私が愛しているのはお前だけだって…そう仰ってくれたのは嘘だったんですか!?」

ルクリリ「はっ、ハァァ!?」

ダージリン「悪いわね、ペコ。恋愛で手段を選ぶ必要なんてないもの」

オレンジペコ「ダージリン、様っ…!!」

ルクリリ「ぺ、ペコ。ちょっと落ち着いて話をしよう?」

オレンジペコ「…っ!!」ダッ

ルクリリ「あっ、ちょっ…!ま、待って!!」

タタタ…


ルクリリ「…」

ダージリン「…ルクリリ、これを」

ルクリリ「何ですかこれ…?手紙…?」

ダージリン「…返事、待っているわね」

ダージリン「私、先に朝食にするわ」

ルクリリ「あっ…」

バタン…

ルクリリ「(な…何だ?何が起きてるんだ?)」

ルクリリ「(私…本当に記憶がないうちに、ダージリン様やペコと…?)」

ルクリリ「手紙…」

ルクリリ「(見ないわけには、いかないよな…)」

ルクリリ「…ぐっ…!」パラッ


 ドッキリ☆大成功


ルクリリ「…」

ルクリリ「…は?」


~~~


ペシン!ペシン!


ダージリン「あぁん!痛ぁい!お尻が2つになっちゃうぅ!」

アッサム「また!!あなたはそうやって!!!後輩を弄んで!!!このっ!!!」ペシン

ダージリン「ひゃああ!!」

アッサム「ペコまで一緒になって!!何をしているの!!あなたはダージリンを止める立場でしょう!!!」

オレンジペコ「ご、ごめんなさい…」

ダージリン「あ、アッサム…?何故、私だけ叩かれ…」

アッサム「どうせ全部あなたの台本でしょう!ペコまで巻き込んで!!!」ペシン

ダージリン「ア゛!!」


ルクリリ「ぐすっ…ひっぐ…怖かった…怖かったよぉ…!」グスグス

ローズヒップ「よーしよしよしですわー…」ナデナデ

ルクリリ「うえぇぇん…」


【ツ●ッター道、始めます!】


ダージリン「…」カタカタ

ダージリン「…そういえば、戦車道の広告の一環として、みんなでツ●ッターを始めてからもうすぐ2か月ね」

ダージリン「普段の生活を包み隠さずにツイートするように言ったけれど、皆ちゃんと運用しているかしら」

ダージリン「そうね、まずはペコあたりから見てみましょう」

ダージリン「一番おとなしそうというか…イメージ通りになりそうだし…」カチカチッ


・オレンジペコ @PECO_0710 x月x日
おはようございます。今日はお休みですが、あいにくのお天気ですね…
今日は家でのんびり過ごします。お出かけする方はお気をつけて


ダージリン「…うん、やっぱり普通のいい子ね。他のツイートも見てみましょう」カチカチッ


・オレンジペコ @PECO_0710 x月x日
DeadByDaylightをやっていたらこんな時間になっちゃいました…
安くて面白いゲームなので皆さんにもお勧めです


ダージリン「ペコもゲームするのね。デッドバイデイライト…って何かしら」


・オレンジペコ @PECO_0710 x月x日
ふと読みたくなって、単行本でジョジョを読み返してました
私は2部と5部が好きです。皆さんは何部が好きですか?

・オレンジペコ @PECO_0710 x月x日
Zebraheadのアルバムを聴きながら、戦車道の勉強をしています
こうして勉強していると、ダージリン様の凄さを改めて感じますね


ダージリン「あ、案外男性っぽい趣味なのね、ペコ…」


・オレンジペコ @PECO_0710 x月x日
気づけば雨が上がっていました
自炊しようと思っていたんですが、久しぶりに食べたくなったので二郎に行ってきます
今日は大にしちゃおう


ダージリン「…お、おやりになるわね…」

ダージリン「さて、次はアッサムを見てみましょうか」


・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
x月x日。あと3日…


ダージリン「…?何かの締め切りかしら?」


・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
新刊落としたらごめんなさい…

・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
ちょっと気分転換にジョギング行ってきます。シャバの空気が美味しい…

・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
クソネミ


ダージリン「…大丈夫かしら、アッサム…」

ダージリン「…次のツイートまでの間が空いてるわね」


・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
脱稿しましたー!!


ダージリン「? 脱稿?」


・アッサム@2日目東せ―XX @CHALLENGER_SHOOTER x月x日
新刊出ます!割と濃いめな○○×●●本です!
サンプルこちらです!よろしくお願いします!!


ダージリン「…!? キャッ!? 何これ!?」

ダージリン「えっ…これ、男性同士で…? えっ、えぇー…」

ダージリン「…これ、アッサムが書いたの…?」

ダージリン「……」

ダージリン「…次。次行きましょう」


ダージリン「…ローズヒップ…何かもうちょっと想像つくけど…」カチカチ


・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
おはようございます。いいてんきですね


ダージリン「うわぁ、想像以上だわ…」


・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
きょうのお昼ごはんはラーメンでした。おいしかったです

・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
オレンジペコさんからクッキーをもらいました。おいしいです

・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
戦車道のれんしゅうがおわりました。すごくつかれました

・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
今日という日が終わり、また一歩、ダージリン様やアッサム様の卒業が近づく
時間は残酷に過ぎ、1日も待ってはくれない
例えダージリン様がいなくても、私がいなくても、また変わらない明日がやってくる
私は、ダージリン様がいなくなっても、変わらずに明日を迎えることができるだろうか


ダージリン「…ん゛ん゛っ!?」

ダージリン「えっ…?ちょ、ローズヒップ…?えっ…?」


・ローズヒップ @Rose_Hip_Bullet x月x日
おはようございます。きょうはあまりいいてんきじゃないです


ダージリン「…」

ダージリン「…な、何だったのかしら…」


【間接●●です!】


アッサム「…」チューチュー

アッサム「…うーん」

ローズヒップ「あら?アッサム様、ごきげんようですわー」

アッサム「あら、ローズヒップ」

ローズヒップ「何を飲んでらっしゃいますの?」

アッサム「あぁ、これ?そこの自動販売機で買ったの」

ローズヒップ「初めて見るヤツですわね」

アッサム「えぇ。実はちょっと口に合わなくて」

アッサム「ローズヒップ、飲みかけで悪いけど、残り飲まないかしら?」

ローズヒップ「ホントですの?じゃあ頂きますわー!」

アッサム「助かるわ。じゃあ、とりあえずコレ」スッ

ローズヒップ「あ、はい」スッ


アッサム「…あ、ちょっと待って、代わりのストローを」

ローズヒップ「んっ」カプッ

アッサム「用、意……」

アッサム「……!?」

ローズヒップ「んっ、んっ…」チューチュー

ローズヒップ「っかー!んまいっ!!美味しいですわ、コレ!!」

アッサム「…ロ、ローズヒップ!?あ、あなた…あなた…!!」

ローズヒップ「? どうされたんですの、アッサム様?」

アッサム「あ、貴女、自分が何をしたのか分かっているの!?」

ローズヒップ「ふえっ!? わ、私、何かマズいことをしてしまいました!?」

アッサム「わ、私の…その…」

ローズヒップ「あ! やっぱり飲みます!? お、お返ししますわ!」

アッサム「そうではなくて!」


アッサム「…そのドリンク、元々は誰のだった?」

ローズヒップ「えっと、アッサム様のですわ」

アッサム「では、私はどうやって飲んでいたかしら?」

ローズヒップ「えっと、このストローを使って…」

アッサム「ではそのストローは、誰がどう使っていたかしら?」

ローズヒップ「それは、アッサム様が…」

ローズヒップ「…」

ローズヒップ「……!!!」

アッサム「分かった?」

ローズヒップ「あ、アッサム様!!どういうことですの!?破廉恥!破廉恥ですわ!!」

アッサム「は、はぁ!? 私が悪いって言うの!?」


ローズヒップ「あ、そうですわね。私が悪いですわね…」

アッサム「あ、いや、別に悪いとかそういう事じゃ…」

ローズヒップ「で、でも…」

アッサム「そ、それに、私も別に嫌というわけではなくて…」

アッサム「…むしろ、ローズヒップこそ、嫌ではないの?」

アッサム「その…私と、か、かんせ…して、しまったのよ?」

ローズヒップ「わ、私は…」

ローズヒップ「…!あ、わかりました!アッサム様!」

ローズヒップ「私の口が汚れてしまうのを気にされてるんですね!」

アッサム「えっ」

ローズヒップ「今綺麗にしますね!」ゴシゴシ←口の周り拭いてる

アッサム「ちょっ」

ローズヒップ「がらがらがら…ぺっ!」←水うがい

ローズヒップ「ハイ!これで良いですか?」

アッサム「……っっ!!」


パァン!


ローズヒップ「」ヒリヒリ

ガチャッ

オレンジペコ「おはようございま…うえっ!?ローズヒップさん!?」

ローズヒップ「おひゃようごじゃます。おえんじぺこひゃん」

オレンジペコ「ど、どうしたんですかその頬っぺた!真っ赤じゃないですか!」

ローズヒップ「実は、カクカクシカジカで…」

オレンジペコ「えっ」

ローズヒップ「ペコひゃん?」

オレンジペコ「…あの、なんで叩かれたかわからないんですか…?」

ローズヒップ「え?ペコさんにはわかるんですの?」

オレンジペコ「…朴念仁」

ローズヒップ「???」


【隊長、頑張ってます!】


アッサム「……ここでいいかしら、ペコ」

オレンジペコ「はい、アッサム様」

アッサム「珍しいわね。ペコが私を呼び出すなんて…」

アッサム「ダージリンには聞かれたくない話かしら?」

オレンジペコ「…」

アッサム「あぁ、いいのよ、言わなくて」

アッサム「それで、何の話?」

オレンジペコ「…あの、アッサム様」

オレンジペコ「実は、私…」

アッサム「…ペコ?」

オレンジペコ「…私…」

オレンジペコ「今年で、戦車道を辞めようと思ってます」

アッサム「…」


アッサム「理由を聞いてもいいかしら」

オレンジペコ「…」

オレンジペコ「ダージリン様は、凄いです」

オレンジペコ「アッサム様も、ルクリリ様だって…私じゃ、とても追いつけないんじゃないかって、思ってます」

アッサム「…」

オレンジペコ「あの…2年後の隊長が私になるって、本当ですか?」

アッサム「どこから聞いたのかしら…」

アッサム「えぇ、本当よ。ダージリンは、貴女が3年生になったら隊長を任せるべきと考えているわね」

アッサム「…まぁ、その前にダージリンは卒業してしまうし、2年後のことはまだわからないけれど」

オレンジペコ「…私、自信ないんです。ダージリン様やアッサム様の居ない聖グロリアーナの隊長なんて…」

オレンジペコ「私にわかるのは、紅茶の淹れ方と、ほんの少しの格言くらいです」

アッサム「…」

オレンジペコ「私なんかが戦車道を続けても、聖グロリアーナの歴史に泥を塗るだけなんじゃないかって思っちゃって」

オレンジペコ「ダージリン様に追いつくだけの才能なんて、とても…」

アッサム「…やっぱり、そういう話ね」

オレンジペコ「え?」

アッサム「…ダージリンに、貴女の言う才能なんてないわ」

アッサム「…ついてきなさい。見せたいものがあるの」

オレンジペコ「…?」


ガチャッ

オレンジペコ「あの…ここ、ダージリン様の部屋ですよね?」

アッサム「えぇ、そうよ。ダージリンが一度カギをなくしたことがあって、それからは私も合鍵を持っているの」

オレンジペコ「でも、勝手に入ったりして…」

アッサム「大丈夫よ。かわいい後輩のためですもの」

オレンジペコ「え?」

アッサム「…ペコ。その奥のクローゼットを開けて見なさい」

オレンジペコ「…ここですか?」


ガチャ


オレンジペコ「…え…?これ…ノート?」

オレンジペコ「それに、聖グロリアーナのタンクジャケットと、ブーツですか…?」

オレンジペコ「こんなにたくさん…?」

アッサム「…それは、全てダージリンのものよ」

アッサム「そこにあるノートは、ダージリンが1年生のころから書き溜めた戦術や、試合の反省…」

アッサム「それから、他校の試合を見て分析したデータや、使えそうな戦術がまとめれているはずよ」

オレンジペコ「こんなに何冊も…」

アッサム「それから、そっちのジャケットとブーツは、使い過ぎてボロボロになったものね」

アッサム「私は捨てた方が良いと言っているのだけど、勲章だって言い張っているわね」

ペコ「…ダージリン様が…」


アッサム「…ペコ。分かったかしら」

アッサム「ダージリンに、特別な才能なんてないわ」

アッサム「ただ、人より少しだけ努力して、それを私たちに見せていなかっただけ」

オレンジペコ「…」

アッサム「ダージリンのようになれ、だなんて言わないわ」

アッサム「ただ、ダージリンに教わった戦車道を辞めてほしくないの」

アッサム「貴女のペースで、貴女ができることだけでいいわ」

アッサム「…やってくれるかしら?」

オレンジペコ「…」

オレンジペコ「(…あぁ、そうか…)」

オレンジペコ「(…私、才能なんて言葉で、勝手にあきらめて…)」

オレンジペコ「(私にできること…)」


~~~

ガチャッ

アッサム「おはようございます」

オレンジペコ「おはようございます、ダージリン様」

ダージリン「あら、おはよう。二人一緒?珍しいわね」

オレンジペコ「…あ、あのっ、ダージリン様!」

ダージリン「どうしたの?」

オレンジペコ「わ、私、もっと頑張りますから!」

オレンジペコ「だから、その…私に、もっといろんなことを教えてください!」

ダージリン「えっ…な、何の話…?」

アッサム「…ダージリン」

ダージリン「(…あぁ、そう…話したのね、アッサム…)」

ダージリン「…いいわ、ペコ。これから卒業するまで、何でも教えてあげるから。頑張りなさい」

オレンジペコ「は、はいっ!」

ダージリン「…あぁ、いえ、違うわね…」

ダージリン「…一緒に頑張りましょう。オレンジペコ」


おしまい


基本はアサロー推しですが、ルクリリ絡みも可能性を感じています
しかし本編でほとんど喋ってないせいで口調が…

このくらいのサイズの短編を妄想するのが楽しくて仕方ないので、次は別の学校で書くかもしれません


※関連

【ガルパン】ダージリン「聖グロ日日是好日」
【ガルパン】ダージリン「聖グロ日日是好日」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515936614/)

乙乙

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