【ガルパン】ダージリン「聖グロ日日是好日」 (25)

※聖グロ短編4本詰め


* 最終章はまだ見てません

* 一部ゆるゆり注意


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【オレンジペコの秘密です!】


オレンジペコ「…」カキカキ

ダージリン「…」ズズズ…

オレンジペコ「…」カキカキ

ダージリン「…ふぅ。ペコ、もう一杯頂けるかしら」

オレンジペコ「…」カキカキ

ダージリン「オレンジペコ?」

オレンジペコ「えっ? あ、はい、ただいま」パタパタ

ダージリン「(ずいぶんと熱心に、ノートに何か書いていたわね)」

ダージリン「(…あのノート、何かしら)」

ダージリン「(いや、人のノートを勝手に見るのも…うーん…)」

ダージリン「…」

ダージリン「(いえ、大丈夫でしょう。ペコだし)」


オレンジペコ「お待たせしまし…」

ダージリン「」←ノート見ようとしてる

オレンジペコ「ぴゃっ!? だ、ダージリン様!?」ババッ

ダージリン「あっ」

ダージリン「(ペコがこんなに素早く動くの初めて見たわ…)」

オレンジペコ「か、勝手に見ないでください!!」

ダージリン「ご、ごめんなさい」

オレンジペコ「もう…あ、お紅茶淹れましたよ」

ダージリン「ありがとう」

オレンジペコ「ふぅ、私も飲もう…」

ダージリン「…ところでペコ」

オレンジペコ「はい」

ダージリン「その…勝手に見ようとしたのは謝るわ」

ダージリン「ただ、何を書いていたのか教えてくれないかしら」

オレンジペコ「えっと…」

オレンジペコ「絶対に笑ったり、人に話したりしないでくださいよ?」

ダージリン「えぇ、約束するわ」

オレンジペコ「(信用しきれない…)」


オレンジペコ「…その、実は最近、詩を書くのが楽しくって」

ダージリン「作詩…いいじゃない」

オレンジペコ「すみません。夢中になってて…」

ダージリン「いえ、そうやって打ち込めることがあるのは良い事だと思うわ」

オレンジペコ「あ、ありがとうございます」

ダージリン「…やっぱり、少しだけ見せてくれない?」

オレンジペコ「だ、ダメです!」

ダージリン「どうして?」

オレンジペコ「それは、その…やっぱり、ちょっと恥ずかしくて…」

ダージリン「いえ、いいのよ。もしよければ、いつか見せて頂戴」

オレンジペコ「は、はい」


ダダダ…

ローズヒップ「おはようございます!ダージリン様ァー!!」バァーン!!

ダージリン「廊下は走らない。ドアは静かに明けなさい。はしたないわよ」


ローズヒップ「あ、オレンジペコさん!」

オレンジペコ「はい?」

ローズヒップ「クラスの学級日誌がないんですけど、間違えて持って行ってませんこと?」

オレンジペコ「あ、ごめんなさい。たぶん鞄の中に…」

ローズヒップ「あ、このノートですわね!!」←ポエムノートをひったくる

オレンジペコ「えっ」

ダージリン「えっ」

ローズヒップ「…あ、あれ!?なんですのコレ!?」←聖グロ一の早口

ローズヒップ「詩集ですわ!誰が書いたんですの?」←聖グロ一の早口

ローズヒップ「あ、もしかしてオレンジペコさん!?いいと思いますわ!」←聖グロ一の早口

ローズヒップ「ほら、ここの(自主規制)ってフレーズ、特にいいと思いますわよ!!」←聖グロ一の早口

オレンジペコ「」

ダージリン「」


オレンジペコ「…っ…っ…!」プルプル

ローズヒップ「あれ?ペコさん?どうしたんで…」

オレンジペコ「うっ…うぅ~…!!」

オレンジペコ「ろ…ローズヒップさんのバカァー!!」


メ゛ゴォッ(装填手が本気でグーパンした時の音)


ローズヒップ「お゛ぐぅぅえ゛っ」

バタッ


オレンジペコ「うわぁあぁーーん!!」タタタ…

ローズヒップ「」←気絶

ダージリン「」

ダージリン「」

ダージリン「えっと…ローズヒップはここに座らせておいて…と…」

ダージリン「…ふぅ」

ダージリン「…見なかったことにしておきましょう」


【ダージリン様の休日事情です!】


ダージリン「…ふぁぁ…」

アッサム「ダージリン、寝不足ですか?」

オレンジペコ「大きなあくびでしたね」

ダージリン「…ん、えぇ。ちょっと、昨日夜更かしをしてしまって」

アッサム「夜更かしするような用事でもあったんですか?」

ダージリン「…えっと…クラスの友人と、少し遅くまで遊んでしまって」

オレンジペコ「え?ダージリン様って友達いたんですか?」

アッサム「えっ」

ダージリン「えっ」

オレンジペコ「あっ」


ダージリン「ぺ、ペコ…?な、なんっ、なんでそういう…そういう事…」ウルウル

オレンジペコ「あっ、違っ、違うんですダージリン様。いやその…」

アッサム「いや、まぁ…確かに、ダージリンからクラスの友人の話なんて聞いたことがなかったですね」

ダージリン「アッサム!? 貴女まで何を言い出すの!?」

アッサム「友人と遊んでいたという話も疑わしいんですが…また夜中までネットゲームでもしていたのでは?」

ダージリン「そそそそそそそんなワケななななないじゃないの。まったくこれだからローズヒップはもうもうもう」

オレンジペコ「(うわぁわかりやすい…)」

アッサム「(わかりやすいわね…)」


アッサム「…では、昨日は何をしていたんですか?」

ダージリン「えっ?」

アッサム「もう少し具体的に聞きたいんですが」

ダージリン「えっ…と、それは…その…」

ダージリン「(えーっと、えーっと…確か、今どきのJKが良く言ってるのってえーっと…)」

ダージリン「あ、そうそう。昨日はザギンでチャンネーとシースーの後、クラブでフィーバーしてたわ」

アッサム「ちょっと、ちょっと待ってダージリン」

ダージリン「チョベリグよ」

オレンジペコ「はぁぁ?」

ダージリン「あ、あとクラスの友人とパコってきたわ」

アッサム「オラァ!!」ペチン

ダージリン「痛ったぁい!」ヒリヒリ


アッサム「ダージリン!貴女、自分が何を言っているかわかってるんですか!?」

ダージリン「わ、分かってるわよ」

ダージリン「あ、パコとペコって似てるわね。ふふふ」

オレンジペコ「ドラァ!!」ペチン

ダージリン「あぁん!」ヒリヒリ

オレンジペコ「ダージリン様!!これ以上失望させないでください!!」

ダージリン「な、何で怒られてるのかしら、私…」

アッサム「さっきから本当に意味が分かって言っているのですか!?」

ダージリン「えっと」

アッサム「貴女の部屋の金庫に入っている薄い本に書いてあるでしょう!!」

ダージリン「な、何で知っているの!?」

ダージリン「えっ…え?そういう…そういう意味なの?」

オレンジペコ「やっぱりわかっていなかったんですね…」


アッサム「それで?本当は何をされていたんですか?」

ダージリン「昨日は、その…」

ダージリン「…よ、夜中まで、ディ●ディア・ファイ●ルファンタジーやってました…」

アッサム「やっぱり」

オレンジペコ「やっぱり」

ダージリン「え?」

アッサム「なんで、友人と遊んでいるなんて嘘を…」

ダージリン「い、いいじゃない。少しくらい見栄を張ったって」

オレンジペコ「見栄を張ってそれって、本当に友達がいないんですか?」

ダージリン「ぺ、ペコ…!もうやめて…!」ウルウル

オレンジペコ「あ、す、すみません」

アッサム「でも、ダージリンがクラスで誰かと話しているところって、殆ど見たことが…」

ダージリン「ウッ」(心停止)

オレンジペコ「…あれ?ダージリン様?」


【おみまい作戦です!】


アッサム「……ごほっ、ごほっ」

アッサム「…うー…」ボーッ

アッサム「(…熱、下がってないわね…)」

アッサム「(…ハァ、ダージリンに体調管理を徹底するように話しておいて、私が風邪を引くなんてね)」

アッサム「…」

アッサム「(静かね…もう少し寝ていようかしら)」


ピンポーン…


アッサム「…?」

アッサム「はいはい…」ガチャッ

ローズヒップ「おはようございます、アッサム様ー…」ボソボソ

アッサム「…ローズヒップ?」


アッサム「…何でそんなに小声なの?」

ローズヒップ「アッサム様が風邪をこじらせたと聞いて…」

ローズヒップ「あまり大きな声を出してはならないと、オレンジペコさんに…」ボソボソ

アッサム「だからって、そこまで小声で話さなくても…もっと普通でいいわよ」

ローズヒップ「わっかりましたわー!!!!!!!!」

アッサム「」キーン

ローズヒップ「では、お邪魔しますの!!!!!」

アッサム「え?」

ローズヒップ「スポーツドリンクとかいろいろ買ってきましたので!とりあえず上げてくださいまし!」

アッサム「…お見舞いに来てくれたの?」

ローズヒップ「初めからそう言っていますわ!」

アッサム「(言ってない気がする)」


ローズヒップ「とりあえず飲み物と…あ、まずは汗を拭いて着替えるべきですわ」

アッサム「そうね、それじゃあ…」

ローズヒップ「あ、お着換えこれでいいですわね?はい、拭くので上脱いでくださいまし」

アッサム「え、いや、そのくらい自分で…」

ローズヒップ「いいから任せてくださいませ!」ゴシゴシ

アッサム「ん…」

ローズヒップ「あ、あと台所も貸していただきますわ!」

アッサム「構わないけれど…」

ローズヒップ「わかりましたわー!あとでお粥を用意しますので!」

アッサム「でも今、あまり食欲が…」

ローズヒップ「少しでも食べておかないと、治るものも治りませんわ!では、すぐに用意しますので!!」


アッサム「…ごちそうさまでした」

ローズヒップ「お粗末様でした、ですわー!」

アッサム「ローズヒップ、お粥なんて作れたのね」

ローズヒップ「ダージリン様よりは家事ができる自信はありますので!!」

アッサム「(告げ口するべきかしら…)」

アッサム「ごほっ…」

ローズヒップ「後の片づけはやっておきますから、アッサム様はお休みになってくださいまし」

アッサム「いえ、いいわよ。あとは良くなったら私がやっておくから、貴女はもう帰りなさい」

ローズヒップ「…?」

アッサム「正直少し心細かったし、凄く助かったわ。ありがとう」

アッサム「でも、あまり長居するとあなたにまでうつしてしまうわ」

アッサム「だから、貴女はもう…」

ローズヒップ「…わかりましたわ、アッサム様!」

ローズヒップ「でしたら、思う存分私にうつしてくださいませ!!」

アッサム「…え?」


ローズヒップ「風邪はうつせば治ると言いますし、私にうつしてくれて結構ですわ!」

ローズヒップ「ナントカは風邪を引かないと言いますし、私の心配は無用ですの!」

アッサム「でも…」

ローズヒップ「…私は、私が風邪をひくより、アッサム様が風邪で苦しんでいる方が辛いですわ」

アッサム「あ…」

ローズヒップ「私にうつして良くなるのでしたら、思う存分うつしてくださいまし!」

ローズヒップ「今日は、アッサム様が良くなるまでずっと傍にいますわ!」

アッサム「バカね…」

アッサム「…本当にうつっても、知らないわよ」

ローズヒップ「望むところですわー!」

アッサム「…ありがとう、ローズヒップ」



・・・つぎのひ



ローズヒップ「ぶぇーっくしょい!ちくしょっ!」

ダージリン「ローズヒップ、はしたないわよ」

アッサム「ローズヒップ、風邪?」

ローズヒップ「うーっ…」

アッサム「…仕方ないわね。今度は私が看病してあげるわ」


【隊長、がんばってます!】


ダージリン「…では、本日の練習はここまで。各自解散にします」

ダージリン「ペコは私といらっしゃい」

オレンジペコ「はい、ダージリン様」


「…ダージリン様、今日も華麗ですわ…」ヒソヒソ

「オレンジペコさん、ダージリン様の寵愛を受けて羨ましい…」


ダージリン「(ふふ、ペコも幸せ者でしょうね)」


「でも、ペコさんもご自身の努力があるからこそ、ダージリン様のお隣にいられるのよ」

「ダージリン様の欲しい時にお紅茶を用意して、格言にも返しているのね」

「そうね…つまり、ダージリン様の気持ちを汲んで、ダージリン様の話す格言をすべて知っていて…あら?」

「どうしたの?」

「…ペコさんって、ダージリン様よりも優秀なの?」

「ちょっ…!やめなさい…!」


ダージリン「」

ダージリン「…は?」


・・・べつのひ


オレンジペコ「…おはようございます」ガチャッ

ダージリン「あら、おはよう。オレンジペコ」

オレンジペコ「ダージリン様、お早いですね」

ダージリン「えぇ、ちょっとね」

オレンジペコ「今、お紅茶を…」

ダージリン「今日は私が淹れたわ。どうかしら」コトッ

オレンジペコ「え?ダージリン様が?」

ダージリン「いけなかったかしら?」

オレンジペコ「いえ、頂きます」ズズッ

オレンジペコ「…おいしい…」

ダージリン「でしょう?」ドヤァ

オレンジペコ「あ、でもこの紅茶なら、今日のお茶菓子はこっちの方が合いそうですね」

ダージリン「え?」

オレンジペコ「どうですか?ダージリン様?」

ダージリン「…え、えぇ。こちらの方が良いわね。ありがとう、ペコ」


・・・またべつのひ


ダージリン「…ねぇペコ、こんな格言を知っている?」

ダージリン「Aiは祈ったりしない。やるのは勝つための計算だけだ」

オレンジペコ「サイバース世界のAi、通称イグニスですね」

ダージリン「えっ」

オレンジペコ「えっ?」

ダージリン「…お、おやりになるわね」

オレンジペコ「は、はい?わ、私何かまずかったですか?」

ダージリン「ペコは、格言を良く知っているわね…」

オレンジペコ「(今のって格言なのかなぁ…)」

ダージリン「何でもないわ。ティータイムにしましょう」

オレンジペコ「はい、ダージリン様」


・・・またまたべつのひ


オレンジペコ「…」

ダージリン「…」ズズッ

オレンジペコ「あ、あの」

ダージリン「何かしら?」

オレンジペコ「ダージリン様、最近どうされたんですか?」

ダージリン「どういう意味かしら?」

オレンジペコ「これまでは私が紅茶を入れていたのに、ご自身で淹れるようにしたり…」

オレンジペコ「妙な格言を仰ったり…」

ダージリン「…」

オレンジペコ「あの…私、何かダージリン様の気分を害するようなことを…」

ダージリン「…逆よ、オレンジペコ。貴女は優秀だわ」

ダージリン「…もしかしたら、私よりも…」

オレンジペコ「え?」

ダージリン「ペコが、本当は私をどう思っているか…とか、ちょっと考えすぎてしまって」

ダージリン「紅茶を淹れてみたり、ペコの知らなそうな格言を言ってみたり…」

ダージリン「ペコが自分より上かもしれないと思ってしまって、おかしなことをしてしまったわね」

ダージリン「…ごめんなさいね」


オレンジペコ「…ダージリン様。私はずっと、ダージリン様を尊敬していますよ」

オレンジペコ「美味しい紅茶も、格言も、ダージリン様に少しでも近づきたくて、一緒にいたくて」

オレンジペコ「私、そのためにいっぱい勉強したんですから」

ダージリン「ペコ…」

オレンジペコ「…ダージリン様。私、普段のダージリン様が好きです。大好きです」

オレンジペコ「これからも、もっといろんなことを教えてほしいんです」

ダージリン「…ダメな先輩ね、私。後輩の気持ちもわからないんですもの」

オレンジペコ「ダージリン様…」

ダージリン「…ふふ、やっぱり私、いろいろと考えすぎてしまったのね」

ダージリン「…紅茶を淹れてもらえるかしら、ペコ」

オレンジペコ「はい、ダージリン様」



おしまい

ダジペコとかペコヒップも良いけど、僕はアサロー推しです
あと二度も騙され子さん出せなくてごめんなさい


※格言元ネタ:遊戯王VRAINSより

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