ユーリ「なんだこの扉」 チト「ヨーショクのネコヤ?」 (63)

少女終末旅行×異世界食堂

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ユーリ「こんな所にポツンと扉があるね」

チト「いやおかしいでしょ」

ユーリ「何で?」

チト「普通扉ってのは向こう側に部屋があって成立するもんだ、でも・・・」

ユーリ「向こう側に何もないね~」

チト「つまりこれは・・・捨てられた扉か」

ユーリ「何で扉なんて捨てんの?」

チト「さぁ、わかんないよ」

ユーリ「でもさぁ・・・」スンスン

チト「ん?」

ユーリ「何かこの扉からいいにおいがするんだよね」

チト「・・・は?」

ユーリ「ほら、ちーちゃんもかいでみなよ」

チト「まさかそん・・・」スンスン


チト「・・・本当だ」

ユーリ「でしょー」

チト「何で・・・あ、扉に何か書いてある」

チト「えっと・・・ヨーショクのネコヤ、かな」

ユーリ「ヨーショク?って何?」

チト「そういえば本で読んだことがある・・・昔はご飯を作る店があって、そこに食べに行く人たちがいたって」

ユーリ「何でわざわざそんなことすんの?家で食べればいいじゃん」

チト「そんなのわかんないよ・・・素人には作れないもの・・・ってのがあるんじゃない?」

ユーリ「ふーん・・・それにしてもいいにおいだね」

ユーリ「ちょっとドア開けてみよっか」

チト「え?」

ユーリ「いやなーんか気になるじゃん?」

チト「やめとけって、どーせ何もないから」

ユーリ「でもにおいはするじゃん」

チト「まぁ、確かに・・・」

ユーリ「じゃあ私銃構えてるからちーちゃん開けてね」チャキ

チト「私かよ!」

支払いはどうするんだこれ

確か、初めてのお客様は初回のみツケにできた筈……

あとハーメルンにも、んっんん(わざとらしい咳払い

ユーリ「ほら早く早く」

チト「しょーがないなー、じゃあ開けるぞ」グッ

ガチャ・・チリン










チト「な・・・」

ユーリ「おおう・・・」

チト「何だこれ・・・こんな部屋さっきまでなかったぞ・・・」

おぉ、この組合せは嬉しい!
楽しみ!

チト「どうなってんだ一体・・・」

ユーリ「おおう・・・いいにおいが更に強く・・・」クンカクンカ

チト「おい少しは緊張感を・・・」


タタタ・・・



アレッタ「いらっしゃいませ!ようこそヨーショクのネコヤへ!」

チト「む!?」

ユーリ「何だお前?」チョキ

アレッタ「ふぇっ!?」ビク

アレッタ(何か筒みたいな武器向けられた・・・)

店主「いらっしゃい」

アレッタ「あ、マスター・・・」

ユーリ「もう1人・・・」

店主「そんな物騒なモノ下ろして、どうです?何か食べていきませんか?」

チト「食べる?やっぱりここは・・・」

店主「ええ、見ての通り、『料理屋』ですよ」

見ての通り……ね
ちょっとでも、見た事あれば良かったんだけど

チト「料理屋・・・じゃあ本当にここで料理が食べられるの?」

店主「ええ」

チト「どうしてこんな所で・・・」

店主「お嬢ちゃん達がどの扉から来たかは知らないけど・・・」

店主「この店は、7日に1度、別の世界のいろんな場所に繋がるんだ」

チト「マジで・・・」

アレッタ「本当ですよ」

ユーリ「不思議なこともあるもんだね~」

チト「で、どうする?」ヒソヒソ

ユーリ「折角だから食べていこうよ、レーションも底を尽きかけてるし」ヒソヒソ

チト「そうだなぁ・・・」ヒソヒソ

グウウ・・・

ユーリ「ほら、ちーちゃんもお腹減ってるし」ヒソヒソ

チト「・・・///」






ユーリ「とゆうわけだから、食べてくよ」

店主「わかりました」

アレッタ「お好きな席にどうぞ」

2作品とも好きだからこの組み合わせは楽しみ
ただ、チトとユーリはメニューの料理名どころか説明の食材すらほとんど知らないんじゃ…

アレッタ「こちらメニューになります、東大陸語は読めますか?」

ユーリ「字ならちーちゃんが読めるよ」

チト「おい」

アレッタ「わかりました、こちらのお冷はご自由にお飲みください」

ユーリ「おお!綺麗な水だ!」

君らのとこも、そんなに濁った水じゃなかったと思うが……

アレッタ「それではご注文が決まりましたらお呼びください」


ユーリ「美味い!この水美味しいよちーちゃん!」ゴクゴクプハー

チト「うるせぇ黙ってろ」ムムム

ユーリ「どったの?」

チト「やっぱり読めないなぁ・・・絵は描いてあるけど」

ユーリ「ん~じゃあ美味しそうなのを適当に指させばいいじゃん、おーい!」

チト「いいのかそれで・・・」

アレッタ「ご注文はお決まりですか?」タタタ・・・

ユーリ「えっと・・・私はこれで、ちーちゃんはこれ」

チト「あ、おい・・・」

アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・



ユーリ「楽しみだね~」

チト「大丈夫かな・・・」

アレッタ「お待たせしました、『チキンカレー』と『メンチカツ』です!」

ユーリ「おお来たね!」

チト「・・・・・」ゴクリ

アレッタ「それではごゆっくりどうぞ」



ユーリ「さーて食うぞ~!!!」

チト「う、うん・・・」

チキンカレー、めっちゃ辛いらしいけど大丈夫かな?

チト「これって・・・肉やら芋やらをすり潰して高温の油で揚げる奴だよね、本で読んだな」

ユーリ「あれ?絵と違うな・・・もっとドロっとしてると思ったんだけど」

ユーリ「まぁいいや、いただきまーす」パク

モグモグ・・・

ユーリ「うまい!この白いのうまいよちーちゃん!」

チト「・・・・・」

? まさかそれ、米だけ食ってんのか!?www

チト「・・・なぁユー、それって隣のやつかけるんじゃないのか?」

ユーリ「え?ああこれか、どれどれ・・・」トプトプ

ユーリ「おお!絵で見た通りになった!では・・・」パク

ユーリ「!!!!!!!!???????」ビクン

チト「ユー!?」

まぁ (なんの予備知識も無しに激辛チキンカレーを口にしたら) そうなるなwww

ユーリ「ひ、ひたが・・・舌が焼ける・・・水!!!」ゴクゴク

ユーリ「ハァハァ・・・」

チト「大丈夫?」

ユーリ「体が熱い・・・喉がヒリヒリする・・・」

ユーリ「でも・・・うまい!」

ユーリ「この刺激の後から来る美味さ!ヤバすぎる!」

ユーリ「いくらでも食べれそうだよ!」ムシャムシャ

チト「ああそう・・・」

ユーリ「この何かの肉も美味い!何の肉だろ?」

チト「チキン・・・確か鳥っていう空飛ぶ生き物じゃなかったっけ」



店主「・・・・・」フッ

白米だけ食べててもユーリだったら違和感ないな(キャラ的にも中の人ネタ的にも)

チト「ハァ・・・私も食べよ」パク

チト「!」ビクン

チト(これは・・・噛めば噛むほど旨味を凝縮したような汁が口の中に広がって・・・)

チト「・・・!」ガッ

チト(一緒に出されたパンが無性に食べたくなるッ・・・!)モグモグ








ガチャ

アレッタ「あ、いらっしゃいませー」

ガヤガヤ・・・

ユーリ「ふぃ~食った食った」

チト「こんなのはじめてだよ・・・」

ユーリ「でも、な~んか物足りないよね」

チト「うん・・・」

ユーリ「どうすれば・・・お」チラ




ライオネル「カツ丼おかわりィ!!!」


チト「いつの間にか結構人が・・・」

ユーリ「おかわりか・・・」

こうなると、もう元の世界の食べ物なんか食べられないねw

ユーリ「おーい!」フリフリ


黒『・・・はい、何か?』

ユーリ「ん?あれれ?」

チト(この人、口動かさずに喋ってる・・・)

ユーリ「・・・あの、チキンカレーとメンチカツのおかわりを」

黒『かしこまりました、少々お待ちください』

黒『・・・ねぇ』

ユーリ「ん~?」

黒『チキンカレー、美味しい?』

ユーリ「うん!」

黒『そう・・・』






黒『私も、そう思う』ニコ

黒『お待たせしました、チキンカレーとメンチカツです』

ユーリ「おお来た来た!」ガツガツ

ユーリ「うんめー!!!」

チト「待てよ・・・このメンチカツをパンに挟んで・・・」パク

チト「おお!2つの味が同時に・・・」







アルフォンス「ほう、初めて見る顔だが、チキンカレーを食すとはわかっている」


サラ「ほら!あの子メンチカツ食べてるわよ!やっぱりこっちの方が美味しいのよ!」

ハインリヒ「偶然だ、やはりエビフライこそ至高!」

「エビフライー」

期待

ユーリ「ふぅ・・・」ゲップ

チト「食いすぎだろ・・・何皿食ったんだ・・・」

ユーリ「ちーちゃんもでしょ」

チト「う~ん・・・でもな~んか足らないなぁ・・・」チラ






アーデルハイド「♪~」パクパク

ヴィクトリア「・・・・・」モグモグ

ユーリ「あれだ!おーい!」

アレッタ「はい!ご注文ですか?」

ユーリ「えっと・・・これと・・・これ!」

アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・



チト「そういえば本で読んだな・・・昔はスイーツっていう主に女子が愛した食べ物があるって」

ユーリ「ほほう・・・」

アレッタ「お待たせしました、『チョコレートパフェ』と『プリンアラモード』です」

チト「おお・・・」

ユーリ「こっちもうまそー!」

チト「それでは・・・」

ユーリ「いただきまーす!」

パクッ

チト「ほおお・・・」パアア

ユーリ「あまーい!」

ユーリ「これってアレだよね!砂糖って奴が入ってるんだよねちーちゃん!」

チト「んんん~~~~パルフェ!!!」

ユーリ「はい?」

チト「ゴメン、ちょっと言いたくなった」

チト「この雲みたいなフワフワした白いの最高~」

ユーリ「こっちの黄色くてプルンとしたのもいいよ!」

ユーリ「ふぅ・・・お?」




アルトリウス「・・・・・」グビグビ

ユーリ「あれは・・・おーい!

アレッタ「はい、ご注文ですか?」

アレッタ「お待たせしました、『ビール』と『コーヒー』です」

ユーリ「待ってましたー!!!」

チト「おま・・・それ『びう』じゃん!」

ユーリ「うん、あっちのじいさんが飲んでるの見えたからね、ちーちゃんはいいの?」

チト「あれはちょっと・・・」

ユーリ「あっそ」グビグビ

ユーリ「うめー!!!」プハー

チト「・・・・・」ゴクゴク

チト「う・・・ちょっと濃いかも・・・」

チト「これ・・・砂糖かな?ちょっと足そう・・・」サラサラ

チト「あ、飲みやすくなった」ゴクゴク

ユーリ「うぃ~」グデー

チト「流石にもう一杯かな・・・そろそろ戻ろう」

ユーリ「ん~」






ガガンボ「カエル、コレ、イツモノ」ジャラ

店主「確かに、ありがとうございました」

チト「・・・・・」

チト「なぁ、ユー」

ユーリ「ん~?」

チト「そういえばこういう所って飯食う代わりに何かしら代価をもらうって本で読んだことがあるんだが・・・」

ユーリ「え~でも何も持って・・・あ」ゴソゴソ

ユーリ「これでどうにかなるかな?」

ユーリ「おーい!もう帰るんだけどー!」

アレッタ「あ、はいー!」

店主「ありがとうございました、それで、お勘定は・・・」

ユーリ「これでどうにかなんない?」ゴト

店主「!」

アレッタ「これって・・・」

黒『?』

店主(金の・・・延べ棒・・・?)

ユーリ「この間ガラクタ漁ってたら見つけたんだけどさ、結構食べちゃったしたりないかな~?」

店主「あ、いえ・・・十分です」

ユーリ「そっか、よかった、じゃあね~」

チト「ごちそうさまでした」

バタン

アレッタ「またのお越しをお待ちしておりま~す」






店主「あ、チキンカレー残りが少ないな・・・」

黒『え・・・』

チト「お、元の場所に戻ってきたな」

ユーリ「また行きたいね~」

チト「いや、いつまでもここにいるわけには・・・」

ユーリ「あ!」

チト「どうした?」

ユーリ「あの店に銃忘れてきた・・・」

チト「おいおい・・・」

ユーリ「取りに戻らなきゃ・・・って!?」

チト「扉が・・・ない!?」

ユーリ「そんな~」ガク

チト「まぁいいじゃん銃なんて」

ユーリ「うう~」

~それから7日後~

ユーリ「ええ・・・」

チト「嘘だろ・・・何で・・・」

ユーリ「あの時の扉だ!」

チト「何でこんな所に・・・いやでもあの店主7日に1度がどうとか言ってたな・・・」

人が居ないとこに繋がるつってたからな。もう100メートル間隔であるレベルかも知れん

ユーリ「どゆこと?」

チト「つまり、私たちのいるこことは別の世界があって・・・あの店はそこにあるんだよ」

チト「そことここは7日に1度だけあの扉を通じて繋がるってことじゃないのかな」

ユーリ「ふ~ん、よくわかんない」

チト「まぁ私もそういう可能性があるって前本で読んだだけだし・・・」

チト「で、どうする?」

ユーリ「行くに決まってんじゃん!銃取り返さなくちゃいけないし、またあそこの飯食べたいしね」

チト「実は私も・・・また食べたかったんだ」

ユーリ「決まりだね、それじゃ・・・」

ガチャ

店主「お?」

黒『あ・・・』


ユーリ「よーっす!!!」

チト「また来たよ」

アレッタ「いやっしゃいませ!」







アレッタ「ようこそ、ヨーショクのネコヤへ!」


~おしまい~

以上です、読んでくださった方々、ありがとうございました

乙です
こういう手できたか
金の延べ棒って何百回分の食事代になるんだろう?

乙!
楽しませてもらったぜ!

ただまぁ、現代でインゴット売るには、どこ製の金だとかの証明がないと正規の取引は難しいらしいけど

あの洋食屋は異世界で稼いだ金は異世界の食材買うのに使ってるんじゃなかったっけ
趣味で

ハーメルンで見たネタだが乙です

乙でした
終末世界だと金の延べ棒と洋食屋の料理のレートは意外と釣り合っているのかもしれない…

古物商に売ってるのは居酒屋の方だっけ

おつおっつ~

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