【艦これ】提督「睦月が崇められているだと!?」 (33)

キャラ崩壊注意



睦月型の部屋――



睦月「……」セイザ

睦月型「「……」」ドゲザー

如月「睦月様、本日のおやつをお納めください」スッ

大判焼き「地元のおばちゃんが差し入れてくれたよ!」

睦月「……」ジー

「「……」」ドキドキ









睦月「良いぞ……」モグモグ

「「やったー!!」」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513865592

【崇める】あが・める

1 きわめて尊いものとして敬う。崇敬する。

2 大事に扱う。寵愛?(ちょうあい)?する。

提督「コラお前ら!」ガラッ

長月「ゲッ! 司令官!」

提督「睦月崇めごっこは禁止だと言っただろう!」

提督「何べん言えば分かるんだ!」

如月「司令官、これはごっこじゃないわ」

如月「純然たる宗教よ」

睦月「おやつは良いぞ……」モグモグ

提督「如月! お前もお前だ!」

提督「がっつり巫女服なんか着込んで!」

菊月「何を言う! 如月は、睦月様に(2番艦的な意味で)最も近い現人神だぞ!」

卯月「神職となりて、うーちゃんたちを導くのは当然だぴょん!」ブーブー

長月「そうだそうだ!」ブーブー

「「ブーブー!!」」q

提督「クッ……! 睦月型全員からのブーイングは心に響くっ……!」グサグサ

提督「大体、こんなところで宗教を始めるんじゃありません!」

望月「えー? 宗教の自由は艦娘にも適用されるハズだけどなー?」

皐月「ボクたちはボクたちでやってるだけだよ!」

弥生「気を遣わなくて結構ですから……いえマジで」

提督「ぐうっ……さすがに弥生のガチ拒否はキツい……!」ズキズキ

提督「おい! 三日月! お前はどう思ってるんだ!」

提督「本当は姉妹たちの勢いに流されてるだけなんだろう!?」

三日月「いえ、私は睦月様の信徒として、この『おやつの儀』に参加しています」キリッ

三日月「先日は、私が自室で漬け込んでいた3年物の梅干しを使ったおにぎりを奉納したことで、念願の『信徒改』に昇格しました」

三日月「司令官も、睦月様の幸せのために、睦月教に入信しませんか?」ニッコリ

提督「クソッ! お前が一番のめりこんでるなんて!」

水無月「すげえよミカは」

菊月「つまり司令官は、私たちが遊んでいると思っているのか?」

提督「えっ?」

提督「だって、自分たちの姉を小高いところに座らせるなんて、ふざけてるとしか――」

三日月「睦月様を『姉』などという世俗の言葉に縛ってはいけません!!」ゲシッ

提督「ハイキック!?」ヒリヒリ

提督「三日月、お前本気で入れ込んでるなァ!?」

長月「すげえよミカは」

三日月「見てくださいっ! あの見目麗しいお姿をっ!」

三日月「あれをただの姉妹艦と扱うなんて、私が許しませんっ!」

提督「何ぃ?」チラリ

睦月「……」モグモグ

睦月「……」ゴクン

睦月「お茶も良いな……」

如月「どうぞ」つ茶

睦月「……」ズズズ...









睦月「良いぞ……」プハー

「「やったー!!」」

提督「やったーじゃねぇよ!!」

提督「えぇい!! かくなる上は実力行使だっ!!」

提督「これ以上、このくだらん茶番を続けるというのなら――」









提督「この祭壇をぶっ壊すっ!!」



「「な、なんだってーっ!?」」ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ

三日月「な、なんてことを!?」ワナワナ...!

如月「睦月様は神聖なる存在!! その睦月様を、穢れた大地に引きずり込もうとするなんて!!」

皐月「なんて罰当たりなんだ!! やめろー!!」ポカポカ

卯月「みんな!! 司令官を止めるぴょん!!」ポカポカ

「「うおぉー!!」」ポカポカ

提督「すごい……! 睦月型からの一斉猫パンチが……!」





提督「びっくりするほど痛くない……!!」

望月「この罰当たりめー!」ポカポカ

弥生「信仰の自由を守る……!」ポカポカ

水無月「誰にも迷惑はかけてないだろー!」ポカポカ

如月「睦月様には指一本触れさせません!」ポカポカ

三日月「不届き者!! 不信心者!! アニメ睦月!!」ポカポカ

提督「いやアニメ睦月はアニメ睦月で良かっただろォ!?」

提督「しかし……グゥッ……さすがは睦月型……!」

提督「この可愛らしいへなちょこ猫パンチの嵐に、心がぐらついているのは事実……!」

提督「しかぁしっ!! 鎮守府の風紀を守るためっ!!」

提督「この提督っ!! ここで負けるわけにはいかないのだーっ!!」ズンズン

長月「ダメだっ! 押し切られるっ!」ポカポカ

皐月「ここで司令官を食い止めないと……!」ポカポカ

卯月「全力出すぴょん!! 睦月型の本気を見せるぴょん!!」ポカポカ

如月「みんな!! 睦月様のために、もっと力をこめて!!」ポカポカ

三日月「御意」ポカポカポカポカ

望月「本気を出すのは今なんだ!!」ポカポカポカポカ

「「うおぉー!!」」ポカポカポカポカ

提督「ハッハッハ……!!」ズンズン

提督「軽い軽い!! 軽すぎるぞぉ!!」ズンズン

提督「俺を止めたきゃ、戦艦レベルの筋力で立ち向かうんだなァ!!」ズンズン

提督「さあ、どうしたどうした!? 俺を止めるんだろう!? 祭壇を守るんだろう!?」ズンズン

弥生「くっ……うぅっ……!!」ポカポカポカポカ

菊月「つ、強いっ……!!」ポカポカポカポカ

提督「くっくっく……良いことを思いついたぞ!」ズンズン

提督「この祭壇を解体したら、貴様ら全員、仲良く遠征に出してやろう!」ズンズン

提督「第2艦隊は東京急行に! 第3艦隊は東京急行(弐)に!」ズンズン

提督「安心しろォ! 軽巡枠には大発マシマシの阿武隈を配置してやるからなァ!」ズンズン

如月「ダメっ……このままじゃ、負けちゃう……!」ポカポカポカポカ

三日月「む、睦月様ァ……!!」ポカポカポカポカ

睦月「お昼寝も良いぞ……」ウツラウツラ

提督「さぁ! もう目の前までやって来たぞ!」ズンズン

睦月「ねむねむぞ……」zzz

提督「貴様ら全員ッ!! 暁の地平線に大成功を刻ませてやるッ!!」バァァッ!!

皐月「や、やめろぉ!!」

菊月「これまで……か……!!」

如月「む……」





睦月ちゃんっ――!!








チョンチョン

提督「ん?」

文月「……」

文月「司令官……あのねぇ……」ニコニコ









文月「おねがぁ~い♡」ウワメヅカイ

















提督「うむっ文月教信者(元帥)としてはそのお願いを聞く以外ありえない」ス...

「「やったー!!」」








提督「良いか、勘違いするなよ!? 俺は、お前たちの宗教を許したわけじゃないんだからな!?」

提督「我らが文月のお願いだからだ!」

提督「そこを弁えるように! 分かったか!?」

文月「もう! 怒っちゃダメ~!」

提督「うん分かった提督怒らない」

文月「ありがとねぇ~♪」ナデナデ

提督「フミィ...」

水無月「きめえよ提督は」

提督「良いか、勘違いするなよ!? 俺は、お前たちの宗教を許したわけじゃないんだからな!?」

提督「我らが文月のお願いだからだ!」

提督「そこを弁えるように! 分かったか!?」

文月「もう! 怒っちゃダメ~!」

提督「うん分かった提督怒らない」

文月「ありがとねぇ~♪」ナデナデ

提督「フミィ...」

水無月「きめえよ提督は」

提督「仕方ない、遠征は他のやつらに任せるか」

望月「あ、そういう用事だったんだ」

提督「お前らもちゃっちゃと終わらせろよ?」

「「は~い」」

提督「それじゃ、遠征任せられるやつを探しに……」

三日月「あ、司令官、ちょっと……」

提督「どうした?」

三日月「睦月をもっと崇めるがよいぞ……」

提督「世に文月のあらんことを……」

三日月「……」

提督「……」





  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´









皐月「何あれ?」

水無月「分かり合っているのさ」

如月「睦月様、お布団をどうぞ」ファサ

睦月「お布団も良いぞ……」zzz

提督「ふぅ~」ガラガラピシャッ

提督「さてと、他に遠征に出せるやつは……」

吹雪「大変です司令官!」ダダッ

提督「どうしたどうした、何があったんだ?」

吹雪「夕立ちゃんが、ケンカしちゃってるんです!」

提督「何だって、それは本当かい!?」

提督「一体誰とケンカしてるんだ!?」

吹雪「かもかも教の教祖たちとです!!」

提督「クッ……かもかも教とぽいぽい教は犬猿の仲……!」

提督「いくぞ吹雪! やつらを止めなければ、鎮守府がかもの炎に包まれるぞ!」ダッ

吹雪「はい!」ダッ

いつの時代も人々は争い続ける

しかし異なるを知り相手を尊重しあう――

それこそが宗教の役目ではないだろうか……



おわり

以上です、ありがとうございました

勢い無くなったよなほんと

>>28
マジですか……
やっぱ1時間程度で書いたのがダメだったか……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年01月02日 (火) 08:17:20   ID: 0xcJ02BD

良いぞ。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom